女 性 活 躍 推 進 特 定 事 業 主 行 動 計 画 せき きらめき 女 子 のアクティブプラン み ん な ~ 男 女 がいきいきと 働 く 職 場 をめざして~ 平 成 28 年 3 月 関 市
はじめに 我 が 国 において 女 性 の 就 業 率 は 着 実 に 上 昇 してきているものの 育 児 介 護 等 を 理 由 に 働 けない 女 性 や 出 産 を 機 に 離 職 する 女 性 は 依 然 として 多 い 状 況 にあります また 管 理 的 職 業 従 事 者 ( 就 業 者 のうち 会 社 役 員 企 業 の 課 長 職 相 当 以 上 管 理 的 公 務 員 等 )における 女 性 の 割 合 は11.3%( 平 成 26 年 )と 低 い 水 準 にとどまっており 欧 米 諸 国 のほか シンガポールやフィリピンといったアジア 諸 国 と 比 べても 低 い 状 況 にあります このように 働 く 場 面 において 女 性 の 力 が 十 分 に 発 揮 できているとはいえず 働 くことを 希 望 する 女 性 が その 希 望 に 応 じた 働 き 方 を 実 現 できるようにすることが 重 要 です 一 方 我 が 国 は 急 速 な 人 口 減 少 局 面 を 迎 えており 将 来 の 労 働 力 不 足 が 懸 念 されています さらには ニーズの 多 様 化 やグローバル 化 等 に 対 応 するためには 組 織 において 人 材 の 多 様 性 (ダイバーシティ)を 確 保 することが 不 可 欠 であり 新 たな 価 値 を 創 造 し リスク 管 理 等 への 適 応 能 力 を 高 めるためにも 女 性 の 活 躍 推 進 が 重 要 であると 考 えられます こうした 状 況 の 中 政 府 は2020 年 までに 社 会 のあらゆる 分 野 において 指 導 的 地 位 に 占 める 女 性 の 割 合 を30%とする 目 標 を 掲 げるとともに 女 性 の 活 躍 を 成 長 戦 略 の 中 核 と 位 置 づけ 着 実 に 前 進 させるべく 民 間 企 業 者 及 び 国 地 方 公 共 団 体 といった 各 主 体 が 女 性 の 活 躍 推 進 に 向 けて 果 たすべき 役 割 を 定 めるため 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 の 推 進 に 関 す る 法 律 ( 以 下 法 といいます )を 平 成 27 年 9 月 に 施 行 しました この 法 の 中 で 国 及 び 地 方 公 共 団 体 の 機 関 等 は 特 定 事 業 主 と 位 置 付 けられ 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 を 推 進 するための 計 画 ( 特 定 事 業 主 行 動 計 画 )を 定 めるよう 求 められて いることから 本 市 においても 職 員 11 名 からなる 同 計 画 策 定 委 員 会 を 立 ち 上 げ 実 効 性 のある 計 画 を 策 定 するべく その 内 容 について 検 討 を 進 めてきました 同 委 員 会 における 検 討 内 容 を 踏 まえ 本 市 も 一 事 業 主 として また 市 内 の 企 業 事 業 所 等 の 牽 引 役 として 法 第 15 条 の 規 定 に 基 づき 関 市 長 関 市 議 会 議 長 関 市 教 育 委 員 会 関 市 選 挙 管 理 委 員 会 関 市 代 表 監 査 委 員 関 市 公 平 委 員 会 関 市 農 業 委 員 会 及 び 関 市 固 定 資 産 評 価 審 査 委 員 会 が 共 同 で 特 定 事 業 主 行 動 計 画 を 策 定 し 組 織 全 体 で 女 性 職 員 の 職 業 生 活 に おける 活 躍 を 推 進 していきます 平 成 28 年 3 月 事 業 主 関 市 長 関 市 議 会 議 長 関 市 教 育 委 員 会 関 市 選 挙 管 理 委 員 会 関 市 代 表 監 査 委 員 関 市 公 平 委 員 会 関 市 農 業 委 員 会 関 市 固 定 資 産 評 価 審 査 委 員 会 1
Ⅰ 計 画 の 目 的 少 子 超 高 齢 化 の 進 展 等 に 伴 い より 高 度 化 多 様 化 する 市 民 ニーズに 対 応 した 質 の 高 い 行 政 サービスを 提 供 していくためには 人 材 の 多 様 性 (ダイバーシティ)を 確 保 することが 不 可 欠 であり 組 織 としてこれまで 以 上 に 女 性 の 視 点 や 強 みを 生 かしていくことが 重 要 とな ることから 女 性 職 員 の 活 躍 推 進 に 向 けた 人 材 育 成 や 職 場 環 境 づくりを 推 進 していくため 本 計 画 を 策 定 するものです Ⅱ スローガン みんな 男 女 がいきいきと 働 く 職 場 をめざして Ⅲ 計 画 の 期 間 平 成 28 年 4 月 1 日 から 平 成 31 年 3 月 31 日 までの3 年 間 第 2 次 せき 男 女 共 同 参 画 まちづくりプラン 後 期 ( 平 成 26 年 度 から30 年 度 まで) 及 び 次 世 代 育 成 支 援 対 策 法 に 基 づく 関 市 特 定 事 業 主 行 動 計 画 ( 平 成 27 年 度 から 平 成 31 年 度 まで)と 一 体 的 に 計 画 を 進 め 女 性 の 活 躍 を 推 進 していきます そのために 本 計 画 の 期 間 を 第 2 次 せき 男 女 共 同 参 画 まちづくりプラン 後 期 と 同 様 に 平 成 30 年 度 までとし あわせて 次 世 代 育 成 支 援 対 策 法 に 基 づく 関 市 特 定 事 業 主 行 動 計 画 の 期 間 を1 年 前 倒 しして 同 計 画 の 見 直 しを 行 うこととします Ⅳ 女 性 職 員 の 活 躍 の 推 進 に 向 けた 数 値 目 標 と 取 組 法 第 15 条 第 3 項 及 び 女 性 の 職 業 生 活 における 活 躍 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 特 定 事 業 主 行 動 計 画 の 策 定 等 に 係 る 内 閣 府 令 ( 平 成 27 年 内 閣 府 令 第 61 号 ) 第 2 条 に 基 づき 市 長 部 局 議 会 事 務 局 教 育 委 員 会 事 務 局 選 挙 管 理 委 員 会 事 務 局 監 査 委 員 事 務 局 公 平 委 員 会 事 務 局 農 業 委 員 会 事 務 局 及 び 固 定 資 産 評 価 審 査 委 員 会 事 務 局 において 女 性 職 員 の 職 業 生 活 における 活 躍 に 関 する 状 況 を 把 握 し 本 計 画 の 策 定 委 員 会 において 課 題 を 洗 い 出 し 改 善 すべき 事 情 について 分 析 を 行 いました( 各 事 業 主 の 人 事 管 理 を 一 体 的 に 行 っているため 一 括 で 状 況 を 把 握 し 分 析 を 実 施 県 の 採 用 で 教 育 職 である 関 商 工 高 等 学 校 の 教 諭 ならびに 常 勤 講 師 ついては 把 握 及 び 分 析 の 対 象 外 とします) そして 女 性 職 員 の 活 躍 を 推 進 するための 数 値 目 標 とそれを 達 成 するための 具 体 的 な 取 組 を 次 のとおり 定 めました なお 分 析 結 果 を 踏 まえて 優 先 的 に 取 り 組 むべき 課 題 から 順 番 に 掲 載 します 2
(1) 配 置 育 成 教 育 訓 練 及 び 管 理 的 地 位 への 登 用 現 状 の 把 握 と 分 析 管 理 的 地 位 にある 職 員 に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 区 分 標 準 的 な 職 務 内 容 職 員 数 ( 人 ) 男 性 ( 人 ) 女 性 ( 人 ) 女 性 の 割 合 (%) 7 級 部 長 11 11 0 0.0 6 級 課 長 主 幹 58 51 7 12.1 小 計 69 62 7 10.1 平 成 27 年 4 月 1 日 時 点 各 役 職 段 階 にある 職 員 に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 行 政 職 給 料 表 ( 一 ) 適 用 の 職 員 ( 一 般 事 務 職 専 門 職 ( 歯 科 医 師 を 除 く) 技 術 職 ) 区 分 標 準 的 な 職 務 内 容 職 員 数 ( 人 ) 男 性 ( 人 ) 女 性 ( 人 ) 女 性 の 割 合 (%) 7 級 部 長 11 11 0 0.0 6 級 課 長 主 幹 58 51 7 12.1 小 計 69 62 7 10.1 5 級 課 長 補 佐 143 88 55 38.5 4 級 主 任 主 査 107 68 39 36.4 小 計 250 156 94 37.6 3 級 係 長 55 33 22 40.0 3 級 主 査 39 23 16 41.0 3 級 保 育 士 看 護 師 等 9 2 7 77.8 小 計 103 58 45 43.7 2 級 主 事 技 師 43 17 26 60.5 1 級 書 記 技 手 事 務 員 ほか 86 35 51 59.3 小 計 129 52 77 59.7 合 計 551 328 223 40.5 平 成 27 年 4 月 1 日 時 点 行 政 職 給 料 表 ( 二 ) 適 用 の 職 員 ( 技 能 労 務 職 ) 区 分 職 員 数 ( 人 ) 男 性 ( 人 ) 女 性 ( 人 ) 女 性 の 割 合 (%) 4 級 1 1 0 0.0 3 級 24 13 11 45.8 2 級 35 25 10 28.6 1 級 0 0 0 0.0 合 計 60 39 21 35.0 平 成 27 年 4 月 1 日 時 点 医 療 職 給 料 表 適 用 の 職 員 1 名 ( 歯 科 医 師 男 性 )あり 本 市 における 管 理 的 地 位 (7 級 及 び6 級 )にある 職 員 に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 は 10. 1%と 全 国 市 町 村 平 均 値 である14.5%に 及 ばない 数 値 となっており 女 性 職 員 の 管 理 的 地 位 への 登 用 が 進 んでいないことがわかります 3
女 性 職 員 自 身 が キャリアアップすることやキャリアアップした 後 の 役 割 に 対 し 不 安 や 悩 み 抱 えていることも 女 性 職 員 の 登 用 率 が 上 がらない 要 因 の 一 つと 考 えられます これらの 不 安 や 悩 みは これまで 経 験 してきた 業 務 の 偏 りによる 経 験 不 足 が 原 因 となっている 場 合 も あり それらを 解 消 する 必 要 があります また 女 性 職 員 のキャリアアップに 対 する 意 識 の 高 揚 を 図 る( 特 に5~3 級 の 女 性 職 員 )とともに 男 性 職 員 に 対 しても 職 場 において 女 性 職 員 が 活 躍 することの 必 要 性 を 伝 え 理 解 を 得 ることが 重 要 です 数 値 目 標 平 成 27 年 4 月 1 日 時 点 の 数 値 管 理 的 地 位 に 占 める 女 性 職 員 の 割 合 15% 以 上 10.1% 数 値 目 標 の 達 成 時 期 平 成 30 年 度 末 今 後 の 取 組 1. 幅 広 い 年 代 の 女 性 職 員 に 対 し 研 修 を 行 います ( ジョシ ケン の 実 施 ) 女 性 職 員 のキャリアアップ 意 識 の 高 揚 及 びスキルアップ 女 性 活 躍 を 推 進 する 必 要 性 を 理 解 してもらうための 男 性 職 員 向 けの 研 修 を 実 施 2. 女 性 管 理 職 と 一 般 の 女 性 職 員 が 交 流 できる ジョシ コン を 実 施 します 女 性 職 員 が 仕 事 の 悩 みや 自 らのキャリアについて 本 音 で 語 り 合 える 場 所 を 設 置 女 性 職 員 間 のネットワークの 構 築 3. 女 性 職 員 を 多 様 なポストへ 配 置 します 業 務 の 偏 りを 是 正 職 員 としての 経 験 値 の 向 上 4. 女 性 管 理 職 向 けのメンター 制 度 1 を 導 入 します 先 輩 管 理 職 によるキャリアアップ 後 のサポートを 実 施 職 務 に 対 する 不 安 や 悩 みを 軽 減 1 メンター 制 度 知 識 と 経 験 を 有 した 先 輩 職 員 (メンター)が 双 方 向 の 対 話 を 通 して 後 輩 職 員 (メ ンティ)の 問 題 解 決 や 悩 みの 解 消 を 援 助 して 個 人 の 成 長 をサポートするもの また 先 輩 職 員 の 部 下 育 成 能 力 の 向 上 を 図 ることも 目 的 としています 4
(2) 職 員 の 採 用 現 状 の 把 握 と 分 析 過 去 2 年 間 の 採 用 状 況 区 分 一 般 事 務 職 専 門 職 技 術 職 技 能 労 務 職 日 日 雇 用 職 員 平 成 26 年 度 平 成 27 年 度 合 計 採 用 者 数 ( 人 ) 割 合 (%) 採 用 者 数 ( 人 ) 割 合 (%) 採 用 者 数 ( 人 ) 割 合 (%) 男 9 64.3 6 66.7 15 65.2 女 5 35.7 3 33.3 8 34.8 計 14 100.0 9 100.0 23 100.0 男 0 0.0 1 16.7 1 10.0 女 4 100.0 5 83.3 9 90.0 計 4 100.0 6 100.0 10 100.0 男 4 100.0 1 100.0 5 100.0 女 0 0.0 0 0.0 0 0.0 計 4 100.0 1 100.0 5 100.0 男 0 0.0 0 0.0 0 0.0 女 0 0.0 0 0.0 0 0.0 計 0 0.0 0 0.0 0 0.0 男 5 16.7 18 23.7 23 21.7 女 25 83.3 58 76.3 83 78.3 計 30 100.0 76 100.0 106 100.0 過 去 2 年 間 の 採 用 試 験 受 験 者 の 状 況 区 分 一 般 事 務 職 専 門 職 技 術 職 技 能 労 務 職 平 成 26 年 度 採 用 平 成 27 年 度 採 用 合 計 受 験 者 数 ( 人 ) 割 合 (%) 受 験 者 数 ( 人 ) 割 合 (%) 受 験 者 数 ( 人 ) 割 合 (%) 男 74 72.5 61 71.8 135 72.2 女 28 27.5 24 28.2 52 27.8 計 102 100.0 85 100.0 187 100.0 男 1 10.0 4 17.4 5 15.2 女 9 90.0 19 82.6 28 84.8 計 10 100.0 23 100.0 33 100.0 男 35 100.0 6 100.0 41 100.0 女 0 0.0 0 0.0 0 0.0 計 35 100.0 6 100.0 41 100.0 男 0 0.0 0 0.0 0 0.0 女 0 0.0 0 0.0 0 0.0 計 0 0.0 0 0.0 0 0.0 一 般 事 務 職 専 門 職 技 術 職 技 能 労 務 職 以 外 の 正 職 員 専 門 職 保 育 士 児 童 指 導 員 保 健 師 管 理 栄 養 士 歯 科 衛 生 士 歯 科 医 師 看 護 師 養 護 教 諭 技 術 職 土 木 技 術 職 建 築 技 術 職 電 気 技 術 職 技 能 労 務 職 運 転 技 手 水 道 技 手 調 理 員 校 務 員 用 務 員 平 成 26 年 度 平 成 27 年 度 ともに 技 能 労 務 職 の 採 用 試 験 及 び 採 用 者 なし 各 年 度 とも4 月 1 日 採 用 について 集 計 5
一 般 事 務 職 において 女 性 の 採 用 割 合 が2か 年 平 均 で34.8% 受 験 者 数 に 占 める 女 性 の 割 合 が2か 年 平 均 で27.8%と ともに 低 い 数 値 となっています 技 術 職 に 至 っては 女 性 の 受 験 者 がいない 状 況 にあることがわかります 多 くの 女 性 職 員 が 活 躍 する 職 場 をつくるためには その 入 り 口 となる 女 性 職 員 の 採 用 を 拡 大 することが 重 要 です 能 力 を 有 する 多 くの 優 秀 な 女 性 を 幅 広 く 採 用 できるよう その 前 提 となる 採 用 試 験 の 女 性 受 験 者 数 を 増 加 させるための 取 組 が 必 要 です あわせて 多 様 な 人 材 を 確 保 するという 観 点 から 育 児 等 を 理 由 に 中 途 退 職 し 再 就 職 を 希 望 する 女 性 が 再 就 職 できる 機 会 を 逃 すことがないよう 実 務 経 験 者 採 用 試 験 の 情 報 等 を 幅 広 く 周 知 する 必 要 があります 数 値 目 標 平 成 26 年 ~27 年 の 数 値 一 般 事 務 職 における 女 性 受 験 者 の 割 合 平 均 40% 27.8% 技 術 職 における 女 性 受 験 者 の 数 平 均 1 人 以 上 0 人 数 値 目 標 の 達 成 時 期 平 成 28 年 度 ~ 平 成 30 年 度 今 後 の 取 組 1. 就 職 先 を 考 える 際 の 選 択 肢 の 一 つとなるように 高 校 生 中 学 生 小 学 生 など より 若 い 世 代 に 向 けて 公 務 員 の 仕 事 をPRします 出 前 講 座 で 公 務 員 の 仕 事 を 紹 介 女 性 職 員 を 講 師 として 派 遣 するなど 公 務 員 の 仕 事 をわかりやすく 伝 え その 魅 力 をPR 職 場 体 験 をしたい 学 生 の 受 け 入 れを 市 役 所 から 働 きかけて 実 施 2. 女 性 向 けパンフレットの 作 成 や 市 ホームページ SNSを 活 用 し 女 性 が 活 躍 できる 職 場 である 事 をPRします 実 際 に 市 役 所 で 働 く 女 性 の 声 を 紹 介 市 役 所 の 強 み( 育 児 支 援 制 度 手 当 女 性 活 躍 推 進 に 関 する 取 組 等 )をPR 子 育 て 等 を 理 由 に 退 職 した 女 性 で 再 就 職 を 希 望 する 人 に 向 けての 採 用 試 験 情 報 等 の 提 供 6
(3) 育 児 休 業 の 取 得 現 状 の 把 握 と 分 析 男 女 別 の 育 児 休 業 取 得 率 及 び 平 均 取 得 期 間 区 分 育 児 休 業 取 得 可 能 者 ( 人 ) 育 児 休 業 取 得 者 ( 人 ) 取 得 率 (%) 取 得 者 の 平 均 取 得 期 間 ( 月 ) 一 般 事 務 職 13 1 7.7 7.7 専 門 職 2 0 0.0 - 男 性 技 術 職 1 0 0.0 - 技 能 労 務 職 1 0 0.0 - 計 17 1 5.9 7.7 区 分 育 児 休 業 取 得 可 能 者 ( 人 ) 育 児 休 業 取 得 者 ( 人 ) 取 得 率 (%) 取 得 者 の 平 均 取 得 期 間 ( 月 ) 一 般 事 務 職 12 12 100.0 26.3 専 門 職 6 6 100.0 21.7 女 性 技 術 職 0 0 - - 技 能 労 務 職 0 0 - - 計 18 18 100.0 24.0 平 成 26 年 以 降 に 出 産 し 平 成 27 年 中 において 育 児 休 業 を 取 得 することができる 職 員 に ついての 実 績 育 児 休 業 請 求 期 間 を 取 得 期 間 とする 平 成 27 年 中 において 女 性 職 員 については 育 児 休 業 取 得 率 100%で 平 均 取 得 期 間 も 24.0 月 (2 年 )となっており 育 児 休 業 の 制 度 を 十 分 に 活 用 しているといえます これに 対 し 男 性 職 員 については 育 児 休 業 取 得 率 が5.9%と 低 く 男 性 が 育 児 休 業 を 取 得 するという 雰 囲 気 が 醸 成 されていないことがわかります 男 性 職 員 も 育 児 休 業 を 取 得 できることや 制 度 の 趣 旨 や 内 容 休 業 期 間 中 の 育 児 休 業 手 当 金 の 支 給 などの 経 済 的 支 援 についてさらに 周 知 を 図 るとともに 男 性 職 員 が 育 児 休 業 を 取 得 しやすい 職 場 の 雰 囲 気 づくりをすすめ その 取 得 率 を 向 上 させることにより 女 性 が 職 業 生 活 において 活 躍 できる 機 会 を 増 やしていくことが 必 要 です また 女 性 職 員 を 含 め 育 児 休 業 取 得 により 職 場 から 長 期 間 離 れてしまうことに 対 する 不 安 を 軽 減 するとともに 円 滑 な 職 場 復 帰 を 実 現 するための 取 組 が 必 要 です 7
数 値 目 標 平 成 27 年 中 の 数 値 男 性 職 員 の 育 児 休 業 取 得 率 10% 以 上 5.9% 数 値 目 標 の 達 成 時 期 平 成 30 年 度 末 今 後 の 取 組 1. 育 児 休 業 制 度 の 周 知 を 図 ります 庁 内 LANを 活 用 し 育 児 休 業 等 の 制 度 の 趣 旨 及 び 内 容 や 休 業 期 間 中 の 育 児 休 業 手 当 金 の 支 給 等 の 経 済 的 支 援 について 幅 広 く 周 知 取 得 対 象 者 だけではなく その 所 属 長 ( 上 司 )へも 周 知 を 図 り 育 児 休 業 を 取 得 し やすい 職 場 の 雰 囲 気 づくりを 推 進 子 どもの 年 齢 に 応 じて 利 用 可 能 な 仕 事 と 家 庭 の 両 立 を 支 援 するための 制 度 がわかる 育 児 プランシート 2 の 活 用 2.イクメン 3 研 修 イクボス 4 研 修 を 実 施 します 男 性 職 員 の 意 識 改 革 を 推 進 するため 男 性 が 積 極 的 に 育 児 に 関 わる 事 について 理 解 を 深 める 研 修 を 実 施 3. 育 児 休 業 取 得 者 向 け 研 修 会 イク ケン を 実 施 します 休 業 期 間 中 における 制 度 等 の 変 化 に 対 応 できるよう 情 報 提 供 を 行 い 職 務 状 況 の 把 握 やモチベーションの 維 持 向 上 を 図 るための 研 修 を 実 施 4. 育 児 休 業 者 復 帰 支 援 プログラム を 策 定 します 育 児 休 業 から 復 帰 した 職 員 が 職 業 能 力 の 回 復 や 職 場 への 適 応 を 円 滑 に 行 えるよう 支 援 するためのプログラム( 情 報 提 供 研 修 等 )を 策 定 5. イクメン 手 帳 ( 仮 称 ) を 発 行 し 男 性 の 育 児 参 加 を 促 進 します 一 般 世 帯 向 けに 配 布 される イクメン 手 帳 ( 仮 称 ) を 男 性 職 員 が 率 先 して 活 用 2 育 児 プランシート 妊 娠 育 児 中 の 職 員 が 子 どもの 年 齢 に 応 じて 利 用 できる 育 児 休 業 などの 仕 事 と 家 庭 の 両 立 を 支 援 する 制 度 をわかりやすくまとめたもの 3 イクメン 積 極 的 に 子 育 てを 楽 しみ 自 らも 成 長 する 男 性 4 イクボス 部 下 の 積 極 的 育 児 参 加 に 理 解 のある 上 司 8
(4) 男 性 職 員 の 育 児 にかかる 特 別 休 暇 の 取 得 現 状 の 把 握 と 分 析 配 偶 者 の 出 産 に 伴 う 特 別 休 暇 の 取 得 率 育 児 参 加 に 伴 う 特 別 休 暇 の 取 得 率 取 得 した 職 員 取 得 しなかった 職 員 取 得 した 職 員 取 得 しなかった 職 員 16.7% 11.1% 83.3% 88.9% 平 成 27 年 中 に 取 得 できる 条 件 にあった 職 員 についての 実 績 配 偶 者 の 出 産 に 伴 う 特 別 休 暇 を 取 得 した 職 員 の 平 均 取 得 日 数 は1.6 日 育 児 参 加 に 伴 う 特 別 休 暇 を 取 得 した 職 員 の 平 均 取 得 日 数 は5 日 (1 人 が5 日 取 得 ) 配 偶 者 の 出 産 に 伴 う 特 別 休 暇 の 取 得 については 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進 法 に 基 づく 特 定 事 業 主 行 動 計 画 の 中 で 対 象 者 の 取 得 率 100%を 数 値 目 標 として 掲 げていますが 実 際 の 取 得 率 は83.3%(6 名 中 5 名 の 取 得 )と 数 値 目 標 にあと 一 歩 届 かない 状 況 となっています 育 児 参 加 に 伴 う 特 別 休 暇 については 取 得 率 が11.1%(9 名 中 1 名 の 取 得 )とかなり 低 い 数 値 となっており 十 分 に 活 用 されていないのが 現 状 です これらの 特 別 休 暇 について 様 々な 手 段 により 周 知 を 図 り 職 場 全 体 で 利 用 を 促 進 してい く 必 要 があります 9
数 値 目 標 配 偶 者 の 出 産 に 伴 う 特 別 休 暇 の 平 均 取 得 日 数 2 日 平 成 27 年 中 の 数 値 1.6 日 育 児 参 加 に 伴 う 特 別 休 暇 の 平 均 取 得 日 数 3 日 5 日 数 値 目 標 の 達 成 時 期 平 成 28 年 度 ~ 平 成 30 年 度 今 後 の 取 組 1. 子 育 て 支 援 に 関 する 特 別 休 暇 について 周 知 を 図 ります 庁 内 LANを 活 用 し 特 別 休 暇 の 取 得 条 件 などについて 幅 広 く 周 知 取 得 対 象 者 だけではなく その 所 属 長 ( 上 司 )へも 周 知 を 図 り 特 別 休 暇 を 取 得 しやす い 職 場 の 雰 囲 気 づくりを 推 進 子 どもの 年 齢 に 応 じて 利 用 可 能 な 両 立 支 援 制 度 がわかる 育 児 プランシート の 活 用 2. 特 別 休 暇 取 得 のための 手 続 きを 改 善 し より 取 得 しやすいようにします 3. イクメン 手 帳 ( 仮 称 ) を 発 行 し 男 性 の 育 児 参 加 を 促 進 します 一 般 世 帯 向 けに 配 布 される イクメン 手 帳 ( 仮 称 ) を 男 性 職 員 が 率 先 して 活 用 (5) 時 間 外 勤 務 及 び 年 次 休 暇 現 状 の 把 握 と 分 析 全 職 員 一 人 あたりの 各 月 ごとの 時 間 外 勤 務 時 間 区 分 職 員 数 ( 人 ) 時 間 外 (h) 一 人 当 たり(h) 4 月 554 3,958 7.1 5 月 557 3,691 6.6 6 月 552 3,608 6.5 7 月 552 3,472 6.3 8 月 551 4,031 7.3 9 月 550 3,314 6.0 10 月 552 5,523 10.0 11 月 551 3,852 7.0 12 月 550 9,570 17.4 1 月 549 3,056 5.6 2 月 545 3,253 6.0 3 月 547 3,810 7.0 平 成 26 年 度 の 実 績 ( 時 間 外 勤 務 手 当 の 支 給 された 時 間 について 集 計 ) 時 間 外 勤 務 手 当 が 支 給 されない 職 員 ( 特 別 職 管 理 職 手 当 支 給 者 休 職 者 )は 除 く 10
年 次 休 暇 平 均 取 得 日 数 区 分 職 員 数 ( 人 ) 総 取 得 日 数 ( 日 ) 平 均 取 得 日 数 ( 日 ) 男 283 2,375 8.4 一 般 事 務 職 女 133 1,196 9.0 計 416 3,571 8.6 男 8 33 4.1 専 門 職 女 75 365 4.9 計 83 398 4.8 男 40 360 9.0 技 術 職 女 0 0 0.0 計 40 360 9.0 男 41 496 12.1 技 能 労 務 職 女 24 386 16.1 計 65 882 13.6 合 計 604 5,211 8.6 平 成 27 年 中 の 実 績 ( 特 別 職 派 遣 ( 出 向 ) 職 員 休 職 者 途 中 退 職 者 は 除 く ) 時 間 外 勤 務 時 間 については 繁 忙 期 においてやや 多 くはなるものの 一 年 間 を 通 して 平 均 的 であり その 数 値 についても 特 に 多 くはありません しかし 時 間 外 勤 務 命 令 を 受 けないで 業 務 をこなしている 職 員 も 少 なからず 見 受 けられる ことから 数 字 に 表 れない 潜 在 的 な 時 間 外 勤 務 を 減 らす 取 組 が 必 要 です 年 次 休 暇 の 取 得 状 況 については 一 般 事 務 職 専 門 職 技 術 職 において 次 世 代 育 成 支 援 対 策 法 に 基 づく 特 定 事 業 主 行 動 計 画 で 数 値 目 標 としている 職 員 一 人 当 たり 年 10 日 の 取 得 を 下 回 る 数 値 となっています また 女 性 に 比 べて 男 性 の 年 次 休 暇 取 得 日 数 が 少 ない 傾 向 があり 休 暇 取 得 の 理 由 のうち 家 事 や 育 児 介 護 によるものが 女 性 に 偏 っていることが 考 えられます 職 員 数 の 減 少 や 多 様 化 高 度 化 する 市 民 ニーズへの 対 応 などにより 私 たち 職 員 が 行 うべ き 仕 事 量 は 相 当 増 加 しています そのような 状 況 であるからこそ 職 員 一 人 ひとりが 計 画 的 効 率 的 な 業 務 の 遂 行 に 努 め 時 間 外 勤 務 を 減 らし 休 暇 を 取 得 することでワーク ライフ バランス 5 の 実 現 を 図 る 必 要 があります また 男 女 が 共 同 で 家 事 や 育 児 に 参 加 できる 機 会 を 確 保 するよう 心 掛 けることや 男 女 が 共 に 仕 事 と 家 庭 を 両 立 できるよう 職 場 環 境 を 整 えることが 女 性 職 員 の 活 躍 推 進 に 繋 がるもの と 考 えます 5 ワーク ライフ バランス 働 くすべての 人 々が 仕 事 と 育 児 や 介 護 趣 味 や 学 習 休 養 地 域 活 動 といっ た 仕 事 以 外 の 生 活 との 調 和 をとり その 両 方 を 充 実 させる 働 き 方 生 き 方 のこと 11
数 値 目 標 定 時 退 庁 日 において 定 時 退 庁 した 職 員 の 割 合 100% 平 成 27 年 中 の 数 値 実 績 なし 職 員 一 人 当 たりの 年 次 休 暇 取 得 日 数 10 日 / 年 8.6 日 数 値 目 標 の 達 成 時 期 平 成 28 年 度 ~ 平 成 30 年 度 今 後 の 取 組 1. 毎 月 2 日 間 定 時 退 庁 日 を 設 けます 定 時 退 庁 日 を 業 務 の 都 合 にあわせて 職 場 ごとに 毎 月 2 日 間 設 定 し 定 時 退 庁 を 実 施 2. 時 間 外 勤 務 時 の 早 期 退 庁 を 促 進 します 通 常 業 務 後 の 時 間 外 勤 務 開 始 時 間 の 繰 上 げを 実 施 ( 慣 例 の 見 直 し) 3. 朝 型 勤 務 を 推 進 します 職 員 が 活 用 しやすい 朝 型 勤 務 制 度 の 構 築 4. YASUMO プログラム 6 により 年 次 休 暇 の 取 得 を 促 進 します 各 職 場 ごとに 年 次 休 暇 取 得 計 画 表 を 作 成 し 計 画 的 な 業 務 遂 行 に 努 め 年 次 休 暇 の 取 得 を 促 進 長 期 休 暇 の 取 得 を 奨 励 6 YASUMO プログラム 計 画 的 な 年 次 休 暇 の 取 得 及 び 長 期 休 暇 の 取 得 を 促 進 するための 手 法 を 提 示 する 取 組 Ⅴ 女 性 職 員 の 活 躍 の 推 進 に 向 けた 体 制 整 備 等 本 市 では 組 織 全 体 で 継 続 的 に 女 性 職 員 の 活 躍 を 推 進 するため 女 性 職 員 活 躍 推 進 担 当 部 長 を 委 員 長 とし 各 特 定 事 業 主 の 事 務 を 所 管 する 担 当 課 長 及 び 男 女 共 同 参 画 推 進 担 当 課 長 を 委 員 とする 特 定 事 業 主 行 動 計 画 推 進 委 員 会 ( 仮 称 ) を 設 置 し この 計 画 の 策 定 変 更 本 計 画 に 基 づく 取 組 の 実 施 状 況 数 値 目 標 の 達 成 状 況 の 点 検 評 価 等 について 協 議 を 行 うこと とします Ⅵ おわりに この 計 画 を 実 行 することにより 自 らの 意 志 によって 職 業 生 活 を 営 み 又 は 営 もうとする 女 性 職 員 がその 個 性 と 能 力 を 十 分 に 発 揮 して 活 躍 できる 職 場 環 境 が 醸 成 し 多 様 化 する 市 民 のニーズや 激 しく 変 化 する 社 会 情 勢 にも 対 応 できる 豊 かで 活 力 あふれる 市 役 所 の 実 現 へとつ ながるよう 期 待 するものです 12
せき きらめき 女 子 のアクティブプラン 発 行 : 平 成 28 年 3 月 発 行 者 : 関 市 編 集 : 関 市 市 長 公 室 職 員 課 501-3894 岐 阜 県 関 市 若 草 通 3 丁 目 1 番 地 TEL 0575-22-3131 FAX 0575-23-7744 URL http://www.city.seki.lg.jp 13