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1. 医 療 機 能 の 方 向 性 1 市 民 病 院 が 果 たすべき 役 割 < 外 部 環 境 見 通 し> 少 子 高 齢 化 に 伴 い 今 後 は 循 環 器 等 の 高 齢 者 疾 患 を 中 心 に 診 療 圏 の 疾 患 需 要 は 増 加 傾 向 にある 医 師 不 足 の 中 近 隣 の 丹 波 医 療 圏 等 からの 患 者 増 加 が 見 込 まれる 小 児 周 産 期 疾 患 に 関 する 診 療 圏 内 の 医 療 資 源 が 限 られる 中 三 田 市 民 病 院 への 期 待 は 大 きい < 三 田 市 民 病 院 の 方 向 性 > 1 強 みである 二 次 救 急 医 療 脳 血 管 疾 患 や 急 性 心 筋 梗 塞 の 急 性 期 医 療 を 中 心 にする 2がん 医 療 では 医 師 確 保 により 放 射 線 治 療 を 強 化 すると 共 に 緩 和 ケアへの 取 り 組 みを 図 る 3 糖 尿 病 でも 医 師 確 保 を 図 り 透 析 医 療 の 体 制 再 構 築 を 図 る 4 小 児 医 療 周 産 期 医 療 についても 現 在 の 診 療 体 制 を 強 化 する 5 医 療 需 要 に 対 応 できない 部 分 については 他 の 医 療 機 関 との 連 携 にて 対 応 を 図 る 三 田 市 民 病 院 の 役 割 二 次 救 急 医 療 の 堅 持 兵 庫 県 保 健 医 療 計 画 に 沿 った 診 療 体 制 の 強 化 脳 卒 中 などの 脳 疾 患 急 性 期 医 療 ( 阪 神 北 丹 波 医 療 圏 )の 強 化 心 筋 梗 塞 などの 心 疾 患 急 性 期 医 療 ( 阪 神 北 丹 波 医 療 圏 )の 強 化 がん 医 療 については 医 師 確 保 を 図 り 体 制 を 再 構 築 透 析 医 療 についても 医 師 確 保 を 図 り 体 制 を 再 構 築 上 記 を 含 む 急 性 期 医 療 に 重 点 を 置 いた 診 療 体 制 の 強 化 ( 出 産 小 児 輪 番 などの 周 産 期 医 療 の 現 体 制 の 強 化 を 含 む) 34

1. 医 療 機 能 の 方 向 性 2 他 医 療 機 関 との 連 携 地 域 医 療 連 携 の 方 向 一 次 診 療 の 医 院 診 療 所 等 との 連 携 強 化 ( 一 次 診 療 機 関 との 更 なる 連 携 の 拡 充 ) 慢 性 期 医 療 機 関 との 連 携 強 化 ( 慢 性 期 医 療 機 関 との 更 なる 連 携 の 拡 充 ) 小 児 周 産 期 医 療 に 関 する 連 携 ( 三 田 神 戸 圏 域 内 の 基 幹 病 院 との 更 なる 連 携 の 拡 充 ) 連 携 イメージ 図 診 療 所 医 院 慢 性 期 医 療 機 関 急 性 期 医 療 機 関 周 産 期 医 療 がん 治 療 など 三 田 市 民 病 院 二 次 救 急 急 性 期 医 療 機 関 診 療 所 医 院 ( 輪 番 ) 急 性 期 医 療 機 関 二 次 救 急 三 次 医 療 機 関 三 次 救 急 大 学 病 院 など < 連 携 の 方 向 性 > 1 地 域 診 療 所 等 との 連 携 初 期 救 急 や 夜 間 一 次 診 療 につ いては 医 師 会 や 地 域 に 密 着 した 診 療 所 等 にて 担 当 し 重 症 度 の 高 い 患 者 を 三 田 市 民 病 院 にて 診 療 を 行 うという 分 担 連 携 体 制 をより 強 化 する 2 慢 性 期 疾 患 に 関 する 連 携 市 内 の 当 該 医 療 を 提 供 する 診 療 所 病 院 ( 兵 庫 中 央 病 院 など) を 始 め 療 養 病 床 を 有 する 医 療 機 関 との 連 携 を 強 化 する 3 小 児 周 産 期 医 療 三 田 市 域 では 医 療 資 源 が 限 ら れるため 神 戸 市 北 区 の 医 療 機 関 ( 済 生 会 兵 庫 県 病 院 など)と の 連 携 体 制 を 強 化 する 4 関 係 機 関 との 連 携 上 記 を 含 む 全 ての 連 携 を 円 滑 に 進 めるため 行 政 をはじめ 関 係 諸 機 関 との 連 携 調 整 を 推 進 する 35

2. 経 営 効 率 化 に 向 けた 取 り 組 み 収 益 確 保 策 収 益 を 確 保 するため 患 者 数 の 増 加 特 に 入 院 患 者 の 増 加 による 病 床 利 用 率 の 向 上 を 目 指 す そのために 医 療 圏 の 住 民 に 支 持 され 選 択 される 病 院 になるように 改 善 を 行 う 魅 力 ある 病 院 づくり 患 者 に 安 心 と 安 全 を 与 え 信 頼 を 持 って 来 院 してもらえる 病 院 づくりを 行 う 専 門 外 来 の 充 実 外 来 においてより 高 度 な 診 療 を 行 うため 専 門 外 来 を 積 極 的 に 設 置 し 患 者 のニーズに 応 える 最 新 医 療 技 術 の 提 供 常 に 変 化 する 医 療 に 対 応 できるように 最 新 医 療 技 術 を 提 供 する 体 制 を 整 える 入 院 患 者 数 の 増 加 策 病 床 管 理 の 権 限 を 看 護 部 門 に 委 ねることにより 病 床 利 用 率 の 向 上 を 図 る 外 来 患 者 数 の 増 加 紹 介 患 者 数 の 増 加 を 図 るため 相 互 の 地 域 医 療 連 携 を 強 化 する また 検 査 体 制 の 見 直 しを 行 い 外 来 における 検 査 を 強 化 する 一 般 病 床 - 入 院 収 入 の 増 加 高 度 急 性 期 病 院 として 当 直 体 制 等 をさらに 充 実 させ 急 性 期 医 療 に 関 する 加 算 指 導 料 の 算 定 をめざす DPC による 診 療 報 酬 について 診 療 情 報 管 理 士 による 分 析 を 行 い 診 療 内 容 や 在 院 日 数 の 管 理 を 充 実 させる 亜 急 性 期 病 床 の 導 入 慢 性 期 患 者 について 病 々 連 携 または 介 護 施 設 との 連 携 の 円 滑 化 を 図 るため 亜 急 性 期 病 床 の 導 入 を 検 討 する 業 務 の 見 直 し 医 師 の 業 務 の 軽 減 を 図 るため 医 師 を 補 佐 する 事 務 職 員 の 設 置 を 検 討 する 36

2. 経 営 効 率 化 に 向 けた 取 り 組 み 費 用 の 削 減 医 療 の 質 職 員 の 意 欲 低 下 防 止 に 考 慮 しながら 無 駄 を 省 き 費 用 の 節 減 に 努 める 時 間 外 勤 務 の 削 減 職 種 別 に 業 務 の 流 れ 勤 務 体 系 等 を 見 直 し 業 務 の 効 率 化 を 図 り 時 間 外 手 当 の 削 減 を 行 う 後 発 医 薬 品 への 転 換 DPC 適 用 後 は 後 発 医 薬 品 の 使 用 効 果 が 大 きいため 先 発 品 からの 転 換 を 促 進 する 診 療 材 料 購 買 方 法 の 見 直 し 診 療 材 料 の 購 入 価 額 の 低 減 を 図 れるよう 購 買 方 法 について 見 直 しを 行 う 委 託 費 の 合 理 化 委 託 している 業 務 についての 見 直 しを 行 うことにより 委 託 費 の 合 理 化 を 行 う 人 材 確 保 病 院 経 営 には 専 門 的 能 力 を 持 った 人 材 の 存 在 が 不 可 欠 であるため 積 極 的 に 人 材 確 保 を 行 う 医 師 の 確 保 医 師 の 労 働 が 過 剰 となることを 避 けるため 待 遇 改 善 を 行 い 労 働 環 境 の 改 善 を 図 る 短 期 的 には 当 面 医 師 の 不 足 する 診 療 科 の 医 師 の 充 足 を 図 る 看 護 師 の 確 保 在 院 日 数 の 短 縮 化 患 者 数 の 増 加 に 対 応 できるように 看 護 師 の 確 保 を 行 う 出 産 等 により 退 職 した 看 護 師 に 再 度 働 きやすい 環 境 を 提 供 する 女 性 職 員 確 保 への 環 境 整 備 人 員 確 保 できるように 女 性 職 員 が 働 きやすい 環 境 を 整 備 するため 病 後 児 保 育 等 に 対 応 できる 制 度 の 整 備 を 検 討 する 外 部 からの 人 材 確 保 外 部 から 実 務 経 験 のある 人 材 を 登 用 し 能 力 向 上 を 図 る 37

2. 経 営 効 率 化 に 向 けた 取 り 組 み 研 修 体 制 の 強 化 魅 力 ある 病 院 づくりには 職 員 の 能 力 アップが 前 提 条 件 となる 研 修 体 制 を 強 化 し 人 材 の 育 成 を 行 う 医 師 研 修 体 制 の 強 化 将 来 の 三 田 市 民 病 院 の 中 核 となる 若 手 医 師 を 養 成 し かつ 教 育 プログラムを 充 実 させ 研 修 医 の 増 加 を 図 る 看 護 師 研 修 体 制 の 強 化 看 護 師 の 能 力 向 上 に 寄 与 しやりがいを 持 って 業 務 が 遂 行 でき さらに 離 職 を 減 少 できるよう 教 育 システムの 充 実 を 図 る 認 定 専 門 看 護 師 の 取 得 をバックアップすると 共 に 学 会 や 研 修 会 への 参 加 を 支 援 奨 学 金 制 度 の 充 実 等 の 具 体 的 な 方 策 をとる コメディカル 部 門 の 研 修 体 制 の 強 化 多 くの 職 種 にわたるコメディカル 部 門 の 有 資 格 者 に 対 し 学 会 や 研 修 会 へ 参 加 機 会 を 増 やし 能 力 向 上 を 図 ると 共 に やりがい の 持 てる 環 境 を 作 る 事 務 部 門 の 研 修 体 制 の 強 化 医 事 用 度 人 事 等 の 専 門 的 能 力 を 発 揮 できるように 外 部 における 研 修 の 参 加 機 会 を 増 やす 38

2. 経 営 効 率 化 に 向 けた 取 り 組 み 実 施 体 制 改 善 項 目 の 確 実 な 実 施 を 行 うために 強 力 な 実 施 体 制 を 整 備 し 実 効 性 をあげる リーダーシップの 発 揮 経 営 効 率 化 を 強 いリーダーシップを 持 って 確 実 に 実 行 するため 制 度 上 適 切 な 権 限 と 責 任 を 持 った 院 長 理 事 主 導 の 下 トップ ダウンにより 病 院 全 体 にその 方 針 を 浸 透 させ 全 職 員 が 一 丸 となって 目 標 に 向 かって 改 革 を 実 行 する 体 制 を 作 る 業 務 実 行 部 門 の 改 革 各 部 門 の 責 任 と 権 限 を 明 確 にし 部 門 内 の 指 揮 命 令 系 統 を 一 元 化 し 部 門 の 主 体 性 を 確 保 した 上 で 各 部 門 は 行 動 計 画 を 明 確 化 し 病 院 内 において 可 視 化 する また 部 門 別 損 益 管 理 を 行 う 制 度 を 構 築 する 人 事 評 価 制 度 地 方 公 営 企 業 法 の 全 部 適 用 に 移 行 することにより 職 員 の 努 力 の 結 果 が 報 酬 に 反 映 する 制 度 導 入 の 検 討 を 行 う 院 内 提 案 制 度 の 導 入 現 場 からの 改 善 提 案 を 募 集 し 効 果 があった 場 合 表 彰 する 制 度 を 導 入 する 医 療 情 報 システムの 充 実 電 子 カルテを 含 むより 精 度 の 高 い 病 院 運 営 全 般 に 及 ぶ 情 報 システムの 再 構 築 を 行 う 医 療 の 質 向 上 と 安 全 確 保 医 療 現 場 における 業 務 の 流 れについて 再 確 認 し 医 療 サービスの 充 実 及 び 医 療 の 質 向 上 と 安 全 確 保 をさらに 追 及 する 市 民 への 情 報 提 供 市 民 からの 意 見 要 望 を 取 り 入 れることにより 病 院 をより 身 近 な 存 在 とする また 定 期 的 に 市 民 講 座 を 開 催 し 市 民 病 院 への 理 解 と 健 康 疾 病 予 防 などへの 関 心 を 高 める 39

2. 経 営 効 率 化 に 向 けた 取 り 組 み 主 な 数 値 目 標 単 位 : 百 万 円 % 項 目 19 年 度 ( 実 績 ) 20 年 度 ( 見 込 ) 21 年 度 ( 目 標 ) 22 年 度 ( 目 標 ) 23 年 度 ( 目 標 ) 24 年 度 ( 目 標 ) 25 年 度 ( 目 標 ) 医 業 収 益 6,473 5,820 6,275 6,462 6,589 6,749 6,921 経 常 損 益 1,116 1,016 469 336 168 57 60 経 常 収 支 比 率 86.7% 86.7% 93.9% 95.6% 97.8% 99.3% 100.8% 職 員 給 与 費 率 48.8% 56.5% 52.9% 51.5% 50.6% 当 該 数 値 は 現 行 制 度 や 現 体 制 などをベースに 策 定 しており 毎 年 の 決 算 確 定 時 や 診 療 報 酬 制 度 の 改 正 時 などには ローリング 作 業 を 行 い 変 更 いたします 49.5% 病 床 利 用 率 68.6% 70.6% 78.0% 80.0% 82.0% 85.0% 88.0% 48.4% 以 上 のような 施 策 を 実 行 することにより 上 記 のような 数 値 を 目 標 としている 平 成 20 年 度 は 休 止 した 診 療 科 の 影 響 等 により 医 業 収 益 は 減 少 するものの 年 度 半 ばより 入 院 患 者 を 中 心 に 回 復 基 調 にあり 経 常 損 失 は 若 干 の 減 少 を 見 込 んでいる 平 成 21 年 からは 各 施 策 の 効 果 を 十 分 に 発 揮 することにより 各 数 値 ともに 改 善 する ことを 目 指 す 平 成 25 年 度 においては 経 常 利 益 60 百 万 円 経 常 損 益 率 100.8%と 経 常 収 支 黒 字 を 達 成 する 目 標 としている 目 標 を 確 実 に 達 成 するために 各 年 度 において 目 標 と 実 績 の 対 比 を 行 い その 結 果 を 分 析 しその 結 果 を 外 部 の 有 識 者 を 含 めた 委 員 会 において 検 討 しその 結 果 を 公 表 することにより 是 正 活 動 を 行 う 40

3. 経 営 形 態 について 1 経 営 形 態 変 更 の 方 針 経 営 形 態 の 変 更 の 方 針 三 田 市 民 病 院 は 経 営 の 効 率 性 自 主 性 を 高 めるために 現 行 の 地 方 公 営 企 業 法 の 一 部 適 用 を 全 部 適 用 に 変 更 する ( 地 方 公 営 企 業 法 の 全 部 適 用 を 採 用 する 理 由 ) 三 田 市 民 病 院 には 医 療 圏 における 住 民 の 生 命 を 守 り 健 康 を 維 持 増 進 するという 使 命 がある そのため 民 間 病 院 においては 十 分 提 供 することが 困 難 ないわゆる 政 策 的 な 医 療 を 提 供 する 役 割 を 果 たさなければならない このためには 持 続 的 安 定 的 な 体 制 が 必 要 であり これまでどおり 三 田 市 の 直 営 により 病 院 経 営 を 行 う 一 方 この 役 割 を 果 たすためには 経 営 を 健 全 化 すること も 必 要 であり 経 営 の 改 善 が 不 可 欠 となる 三 田 市 が 直 営 で 病 院 経 営 を 行 い その 上 で 経 営 の 改 善 を 図 れる 経 営 形 態 として 地 方 公 営 企 業 法 の 全 部 適 用 が 最 も 望 ましい 経 営 形 態 であると 判 断 した 地 方 公 営 企 業 法 の 全 部 適 用 により 病 院 の 管 理 者 が 設 置 され 予 算 原 案 の 作 成 内 部 組 織 の 設 置 職 員 の 任 命 労 働 協 約 等 の 権 限 が 与 えられる この 結 果 より 自 主 的 な 病 院 運 営 が 可 能 となり 経 営 の 改 善 をより 積 極 的 に 実 施 することが 可 能 となる これに 関 しては 公 立 病 院 改 革 ガイドライン に 記 されているように 地 方 公 営 企 業 法 の 全 部 適 用 は 公 務 員 の 立 場 が 残 るため 改 善 の 効 果 が 十 分 に 出 ないという 批 判 があるのも 事 実 である しかし 地 方 公 営 企 業 法 の 全 部 適 用 においては 人 事 制 度 の 改 革 を 行 い 成 功 している 事 例 もあり それらを 十 分 精 査 検 討 することにより 改 善 の 実 行 を 目 指 すものとする ただし 地 方 公 営 企 業 法 の 全 部 適 用 により 効 果 が 出 ていないと 認 められる 場 合 は 他 の 経 営 形 態 ( 地 方 独 立 行 政 法 人 等 )への 変 更 も 視 野 に 再 検 討 するものとする 41

3. 経 営 形 態 について 2 経 営 形 態 の 比 較 検 討 概 略 公 企 法 の 一 部 適 用 現 行 公 企 法 の 全 部 適 用 地 方 独 立 行 政 法 人 ( 非 公 務 員 型 ) 指 定 管 理 者 制 度 法 根 拠 地 方 公 営 企 業 法 地 方 公 営 企 業 法 地 方 独 立 行 政 法 人 法 地 方 自 治 法 開 設 者 地 方 公 共 団 体 地 方 公 共 団 体 地 方 独 立 行 政 法 人 ( 議 会 の 議 決 による 定 款 を 設 置 し 県 知 事 の 認 可 を 受 けた 法 人 ) 地 方 公 共 団 体 民 間 法 人 責 任 者 市 長 ( 地 方 公 共 団 体 の 長 ) 病 院 事 業 管 理 者 ( 市 長 が 任 命 ) 理 事 長 ( 設 立 団 体 の 長 が 任 命 ) 指 定 管 理 者 民 間 法 人 の 長 市 長 との 関 係 概 要 設 置 条 例 で 設 置 及 び 経 営 の 基 本 を 定 める その 他 は 長 が 規 則 で 定 める 設 置 条 例 で 設 置 及 び 経 営 の 基 本 を 定 める その 他 は 管 理 者 が 管 理 規 定 で 定 め る 予 算 原 案 の 作 成 内 部 組 織 の 設 置 職 員 の 任 命 資 産 の 取 得 労 働 協 定 などの 権 限 が 管 理 者 に 移 譲 市 民 病 院 現 在 の 運 営 手 法 公 営 企 業 法 による 財 務 規 定 のみ 適 用 公 営 企 業 法 による 人 事 財 務 の 適 用 管 理 者 を 設 置 し 業 務 執 行 権 を 付 与 ( 経 地 方 独 立 行 政 法 人 法 による 規 定 民 間 手 法 を 利 用 し 効 率 化 市 町 村 が 設 立 母 体 ( 議 会 あり) 営 責 任 等 の 明 確 化 経 営 の 明 確 化 自 自 主 的 弾 力 化 な 運 営 可 能 公 務 員 型 立 性 の 拡 大 ) 徹 底 した 情 報 開 示 市 町 村 が 設 立 母 体 ( 議 会 あり) 公 務 員 型 3~5 年 間 の 中 期 目 標 と 中 期 計 画 を 最 終 管 理 権 限 は 市 長 策 定 し 市 長 の 認 可 と 議 会 の 議 決 を 得 管 理 運 営 のみ 指 定 管 理 者 に 代 行 る ( 中 期 目 標 や 中 期 計 画 の 枠 内 であり ば 迅 速 かつ 的 確 なサービス 提 供 等 が 可 能 ) 市 長 は 評 価 委 員 会 の 意 見 を 聞 く 市 町 村 が 設 立 団 体 ( 定 款 の 作 成 知 事 の 認 可 が 必 要 ) 行 革 推 進 法 第 55 条 で 非 公 務 員 型 を 推 進 すると 明 記 地 方 自 治 法 244 条 の2 及 び 条 例 によ り 運 営 者 を 指 定 公 設 民 営 方 式 であり 民 間 事 業 者 に 病 院 経 営 を 全 面 委 託 するもの 団 体 が 持 つ 経 営 ノウハウを 運 営 管 理 に 活 用 する 利 用 料 金 制 と 代 行 制 あり( 代 行 制 は 市 の 収 入 利 用 料 金 制 は 指 定 管 理 者 が 直 接 料 金 を 徴 収 ) 民 営 化 譲 渡 時 条 件 等 により 一 定 の 条 件 を 盛 り 込 むことは 可 能 民 間 法 人 に 移 譲 売 却 民 間 病 院 の 事 業 者 等 に 病 院 自 体 を 譲 渡 する 経 営 の 原 則 地 方 公 共 団 体 が 負 担 すべき 経 費 以 外 は 原 則 料 金 収 入 で 運 営 原 則 は 独 立 採 算 地 方 公 共 団 体 が 負 担 すべき 経 費 以 外 は 原 則 料 金 収 入 で 運 営 原 則 は 独 立 採 算 設 立 団 体 ( 市 )からの 交 付 金 や 料 金 収 入 等 により 運 営 利 用 料 金 で 賄 う 場 合 と 地 方 自 治 体 か らの 負 担 金 等 で 賄 う 場 合 がある 民 間 手 法 経 営 財 務 会 計 制 度 予 算 単 年 度 主 義 公 営 企 業 会 計 方 式 予 算 単 年 度 主 義 公 営 企 業 会 計 方 式 企 業 会 計 方 式 ( 中 期 計 画 に 基 づき 弾 力 的 運 営 可 能 ) 目 標 管 理 特 に 制 度 はない 特 に 制 度 はない 設 立 団 体 の 長 が 中 期 目 標 を 設 定 中 期 目 標 の 達 成 に 向 けた 中 期 計 画 を 作 成 し 設 立 他 団 体 の 長 が 認 可 各 年 度 計 画 の 届 出 義 務 あり 予 算 編 成 等 企 業 会 計 として 予 算 決 算 条 例 等 が 議 会 関 与 あり 企 業 会 計 方 式 指 定 管 理 者 は 地 方 自 治 体 への 事 業 報 告 書 の 提 出 が 義 務 付 けられているの み 企 業 会 計 として 予 算 決 算 条 例 等 が 議 会 関 与 あり 予 算 等 は 中 期 計 画 に 基 づいて 年 度 ごとに 業 務 運 営 計 画 を 法 人 の 判 断 で 指 定 管 理 者 は 地 方 自 治 体 への 事 業 報 告 書 の 提 出 が 義 務 付 けられている 予 算 案 作 成 は 地 方 公 共 団 体 の 長 が 調 作 成 する 整 決 算 等 は 監 事 を 任 命 し 監 査 法 人 によ る 監 査 を 受 ける 財 政 効 果 経 費 負 担 区 分 に 基 づく 繰 出 金 経 費 負 担 区 分 に 基 づく 繰 出 金 運 営 交 付 金 は 残 る 起 債 残 額 は 継 承 する 時 価 評 価 後 債 務 超 過 の 場 合 は 追 加 出 資 が 必 要 経 営 の 自 由 度 財 務 規 定 や 公 務 員 規 定 等 の 適 用 を 受 ける 財 務 規 定 や 公 務 員 規 定 等 の 適 用 を 受 ける 自 治 体 の 規 定 適 用 は 受 けない 繰 出 金 相 当 額 は 指 定 管 理 料 として 設 定 可 能 企 業 会 計 方 式 民 間 手 法 原 則 不 要 ( 一 定 の 補 助 金 等 を 交 付 しなければな らないこともある) 42

3. 経 営 形 態 について 2 経 営 形 態 の 比 較 検 討 経 営 形 態 の 比 較 人 事 給 与 公 開 評 価 公 企 法 の 一 部 適 用 現 行 職 員 身 分 公 務 員 地 方 公 務 員 法 により 身 分 保 障 定 数 公 企 法 の 全 部 適 用 地 方 独 立 行 政 法 人 ( 非 公 務 員 型 ) 指 定 管 理 者 制 度 民 営 化 公 務 員 地 方 公 営 企 業 労 働 関 係 法 等 非 公 務 員 非 公 務 員 非 公 務 員 による 身 分 保 障 条 例 により 定 数 管 理 条 例 により 定 数 管 理 定 数 に 関 する 定 めはない 定 数 に 関 する 定 めはない 定 数 に 関 する 定 めはない 内 部 組 織 市 長 が 任 命 条 例 で 設 置 及 び 経 営 の 基 本 を 定 め その 他 は 管 理 者 が 決 定 労 働 権 身 分 保 障 法 律 条 例 で 定 める 事 由 になければ 降 任 休 職 免 職 されない 服 務 規 程 原 則 として 地 方 公 務 員 法 上 の 服 務 規 程 ( 職 務 専 念 義 務 等 )を 適 用 採 用 任 命 試 験 選 考 ( 人 事 委 員 会 の 関 与 )あり 公 共 団 体 の 長 が 任 命 給 与 処 遇 情 報 公 開 団 体 権 団 体 交 渉 権 あり 争 議 権 はなし 業 務 評 価 法 定 上 の 評 価 制 度 はない メ リ ッ ト 公 企 法 の 一 部 適 用 現 行 現 状 のまま 企 業 管 理 規 定 等 により 決 定 試 験 選 考 ( 人 事 委 員 会 の 関 与 )あり 管 理 者 が 任 命 法 定 上 の 評 価 制 度 はない 任 意 に 経 営 協 議 会 を 設 置 公 企 法 の 全 部 適 用 市 が 最 終 責 任 救 急 医 療 等 の 政 策 医 療 は 市 の 意 向 により 確 実 に 実 施 基 本 事 項 以 外 は 管 理 規 程 により 定 めることが 可 能 理 事 長 監 事 以 外 の 役 員 内 部 組 織 は 理 事 長 が 任 命 労 働 三 権 はある 就 業 規 則 により 降 任 休 職 免 職 あり 就 業 規 則 等 により 決 定 指 定 管 理 者 ( 民 間 法 人 等 )が 決 定 民 間 法 人 が 決 定 理 事 長 の 判 断 理 事 長 の 任 命 指 定 管 理 者 法 人 ( 民 間 法 人 等 )が 判 断 民 間 法 人 が 判 断 一 般 行 政 職 員 と 同 様 に 条 例 ( 議 会 の 議 公 営 企 業 の 経 営 状 況 により 独 自 の 給 当 該 法 人 の 業 務 実 績 社 会 情 勢 に 適 指 定 管 理 者 ( 民 間 法 人 等 )が 決 定 民 間 法 人 が 決 定 決 )で 定 める 与 表 を 定 めることが 可 能 (ただし 当 該 合 し 独 自 に 規 定 条 例 は 議 会 の 議 決 が 必 要 ) 支 給 基 準 を 設 立 団 体 の 長 に 届 出 人 事 委 員 会 勧 告 の 対 象 外 地 方 公 務 員 の 身 分 は 継 続 地 方 公 務 員 の 身 分 は 継 続 一 旦 退 職 金 の 支 払 義 務 が 発 生 する 独 自 の 給 与 体 系 が 可 能 現 給 保 証 あっても 昇 給 のフラット 化 は 現 給 保 証 についての 一 般 会 計 からの 交 付 金 も 可 能 (3 年 ~5 年 程 度 ) 必 須 毎 事 業 年 度 2 回 ( 上 期 下 期 )の 業 務 状 況 の 公 表 あり 決 算 審 査 に 基 づく 決 算 関 連 書 類 の 公 表 あり 経 営 形 態 のメリット デメリット 中 期 目 標 中 期 計 画 等 を 公 表 設 立 団 体 の 長 の 承 認 を 受 けた 財 務 諸 表 事 業 報 告 書 決 算 報 告 書 を 公 表 評 価 委 員 会 による 評 価 制 度 あり( 目 標 達 成 評 価 等 を 受 ける) 地 方 独 立 行 政 法 人 ( 非 公 務 員 型 ) 市 長 による 理 事 長 の 任 命 100% 出 資 市 が 最 終 責 任 救 急 医 療 等 の 政 策 医 療 は 確 実 実 施 単 年 度 予 算 に 縛 られず 中 長 期 的 な 意 思 決 定 が 可 能 非 公 務 員 化 による 人 件 費 のスクラッ プアンドビルド 副 業 可 能 指 定 管 理 者 は 地 方 自 治 体 への 事 業 報 告 書 の 提 出 が 義 務 付 けられているの み 法 定 上 の 評 価 制 度 はない モニタリング 制 度 指 定 管 理 者 制 度 市 立 病 院 として 市 が 最 終 責 任 指 定 仕 様 の 中 に 救 急 医 療 等 の 確 実 実 施 を 規 定 民 間 主 体 による 経 営 効 果 繰 出 金 を 契 約 により 一 定 に 設 定 又 は 削 減 も 可 能 特 になし 法 定 上 の 評 価 制 度 はない 民 営 化 売 却 条 件 の 中 に 政 策 医 療 等 の 実 施 規 定 は 可 能 一 般 会 計 における 財 政 負 担 なし( 繰 出 金 皆 減 ) デ メ リ ッ ト 現 状 のまま 地 方 公 共 団 体 の 一 組 織 であり 現 実 的 には 独 自 の 給 与 設 定 はしにくい 副 業 の 不 可 特 別 職 ( 嘱 託 ) 化 により 可 能 業 務 評 価 制 度 なし 繰 出 金 の 現 行 15 億 円 は 継 続 人 事 システム 人 員 配 置 等 の 多 少 の 費 用 は 発 生 する 市 の 医 療 提 供 に 係 る 責 任 放 棄 との 批 判 ( 政 策 医 療 の 放 棄 等 特 に 民 営 化 では 批 判 強 い) 職 員 のコンセンサスが 必 要 ( 公 務 員 の 身 分 保 障 がなくなる) 一 般 会 計 の 財 政 効 果 が 少 ない 繰 出 金 現 行 の15 億 円 は 継 続 不 良 債 務 ゼロによる 引 継 が 必 要 役 員 報 酬 評 価 委 員 会 外 部 監 査 の 費 用 が 必 要 人 員 配 置 等 への 関 与 は 不 可 債 務 残 高 等 は 設 置 者 負 担 のまま 政 策 医 療 の 実 施 についてのモニタリ ングが 必 要 政 策 医 療 縮 小 の 可 能 性 がある 担 い 手 の 確 保 が 困 難 評 価 額 が 期 待 どおりにならない 43

Ⅲ 用 語 集 用 語 1 HCU 説 明 HCU(High Care Unit)とは 集 中 治 療 室 ( 高 度 な 治 療 や 容 態 管 理 を 必 要 とする 重 病 重 態 の 患 者 を 引 き 受 ける 入 院 治 療 室 ) と 一 般 病 棟 の 中 間 的 な 目 的 で 作 られる 部 屋 で 手 術 後 の 回 復 期 数 日 をここで 過 ごすことがある 2 周 産 期 妊 娠 満 22 週 から 出 生 後 満 7 日 未 満 までを 周 産 期 といい 母 子 ともに 異 常 が 発 生 しやすい 時 期 とされる このような 時 期 には 突 発 的 な 緊 急 事 態 に 備 えて 産 科 小 児 科 双 方 から 一 貫 した 総 合 的 な 医 療 体 制 が 必 要 であることから 周 産 期 医 療 と 表 現 される 3 財 団 法 人 医 療 機 能 評 価 機 構 医 療 の 質 の 一 層 の 向 上 を 図 るために 病 院 を 始 めとする 医 療 機 関 の 機 能 を 学 術 的 観 点 から 中 立 的 な 立 場 で 評 価 し その 結 果 明 らかとなった 問 題 点 の 改 善 を 支 援 する 第 三 者 機 関 として 平 成 7 年 に 設 立 病 院 機 能 評 価 事 業 ( 認 定 病 院 数 は 平 成 20 年 0 月 現 在 2530)や 医 療 事 故 情 報 収 集 等 事 業 を 実 施 している 理 事 長 は 元 日 本 医 師 会 会 長 の 坪 井 栄 孝 氏 4 クリニカルパス ある 病 気 の 治 療 や 検 査 に 対 して 標 準 化 された 患 者 様 のスケジュールを 表 にまとめたもので 1つの 治 療 や 検 査 ご とに1つずつ 作 られる 患 者 に 対 する 療 養 検 査 手 術 の 説 明 や 医 療 の 標 準 化 入 院 原 価 管 理 に 有 用 である 5 診 療 報 酬 医 療 保 険 から 医 療 機 関 に 支 払 われる 治 療 費 1 点 10 円 で すべての 医 療 行 為 について 点 数 が 決 められており 中 央 社 会 保 険 医 療 協 議 会 の 答 申 によって2 年 に 一 度 改 訂 される 6 二 次 医 療 圏 高 度 で 特 殊 な 医 療 を 除 く 入 院 治 療 を 主 体 とした 一 般 の 医 療 需 要 に 対 応 するために 都 道 府 県 内 をその 広 さや 人 口 にもよっておおよそ5~10の 圏 域 に 分 けて 設 定 された 区 域 主 に 病 院 の 一 般 病 床 及 び 療 養 病 床 の 整 備 を 図 る 地 域 的 単 位 として 設 定 されている 7 繰 出 金 繰 出 金 とは 会 計 間 でやりとりされる 経 費 のことで 独 立 採 算 である 特 別 会 計 に 対 して 一 般 会 計 から 支 出 される 財 政 支 出 を 言 う 44

Ⅲ 用 語 集 用 語 8 地 方 公 営 企 業 法 の 全 部 適 用 説 明 地 方 公 営 企 業 法 の 全 規 定 ( 事 業 管 理 者 の 任 命 独 自 の 職 員 採 用 経 営 状 況 に 応 じた 給 与 の 決 定 企 業 会 計 によ る 財 務 処 理 など)の 適 用 を 受 けることであり 基 本 的 には 全 ての 公 営 企 業 が 全 部 適 用 である しかし 病 院 事 業 に ついては 特 別 に 財 務 ( 予 算 決 算 契 約 等 )に 関 する 規 定 のみを 適 用 してきた( 一 部 適 用 )が 近 年 では 独 立 採 算 と 経 営 責 任 を 明 確 化 するために 病 院 事 業 に 対 しても 全 部 適 用 を 採 用 する 自 治 体 が 増 加 している 9 地 方 独 立 行 政 法 人 地 方 独 立 行 政 法 人 法 ( 平 成 16 年 施 行 )にもとづき 地 方 公 共 団 体 が 直 接 行 っている 事 務 事 業 のうち 一 定 のもの( 試 験 研 究 大 学 の 設 置 管 理 公 営 企 業 に 相 当 する 事 業 の 経 営 社 会 福 祉 事 業 の 経 営 等 )について 地 方 公 共 団 体 とは 別 の 法 人 格 を 有 する 法 人 を 設 立 して より 独 立 性 を 強 めた 形 で 自 律 的 弾 力 的 な 運 営 を 行 わせようというもの であり 業 務 の 効 率 性 や 質 の 向 上 を 図 ることをねらいとする 10 指 定 管 理 者 制 度 地 方 公 共 団 体 が 指 定 する 法 人 その 他 の 団 体 に 公 の 施 設 の 管 理 を 行 わせる 制 度 11 急 性 期 亜 急 性 期 慢 性 期 急 性 期 医 療 とは 重 点 的 かつ 高 密 度 な 医 療 のことを 指 し 重 度 の 急 性 疾 患 ( 心 筋 梗 塞 脳 動 脈 瘤 破 裂 等 )や 悪 性 腫 瘍 高 度 な 専 門 的 手 術 治 療 等 も 含 まれる 医 療 である 亜 急 性 期 医 療 とは 急 性 期 を 過 ぎて 重 点 的 高 密 度 な 医 療 は 必 要 なくなっているが 入 院 など 適 切 な 診 療 を 必 要 とする 医 療 である 慢 性 期 とは 症 状 等 は 比 較 的 落 ち 着 いているが 長 期 にわたり 療 養 が 必 要 な 医 療 のことを 表 している 12 輪 番 制 ( 病 院 群 輪 番 制 ) 地 域 内 の 病 院 群 が 共 同 連 帯 して 輪 番 制 方 式 により 休 日 夜 間 等 における 重 症 救 急 患 者 の 入 院 治 療 を 実 施 する 体 制 のことを 言 う 13 血 栓 溶 解 療 法 血 管 閉 塞 の 原 因 となった 血 栓 を 溶 解 する 薬 剤 を 静 脈 から 投 薬 し 閉 塞 血 管 を 再 開 通 させる 治 療 法 14 オンコール 体 制 休 日 夜 間 において 医 師 職 員 が 電 話 等 により 直 ちに 出 動 できる 体 制 のことであり 勤 務 時 間 内 においては 直 ちに 初 動 がとれる 体 制 のこと 45

Ⅲ 用 語 集 用 語 15 心 臓 カテーテル 検 査 説 明 股 関 節 部 や 腕 などの 太 い 動 脈 から カテーテル と 呼 ばれる 細 いチューブを 心 臓 まで 進 め そこから 造 影 剤 を 流 し 心 臓 の 機 能 や 血 管 の 形 体 の 評 価 を 行 う 検 査 16 大 動 脈 バルーンパンピング 大 動 脈 バルーンパンピング 法 (IABP)とは 急 性 心 筋 梗 塞 などの 重 症 冠 動 脈 疾 患 や 心 不 全 症 例 において バルー ン( 風 船 )のついた 大 動 脈 内 カテーテルを 心 臓 に 近 い 大 動 脈 に 留 置 し 心 臓 の 動 きに 合 わせてバルーンを 拡 張 収 縮 させることで 心 臓 の 働 きを 助 ける 補 助 循 環 法 の 一 種 17 ペーシング 心 拍 数 の 病 的 な 減 少 によって 種 々な 血 液 循 環 不 全 の 症 状 が 出 てきた 場 合 心 室 筋 に 弱 い 人 工 的 電 機 刺 激 を 規 則 的 に 与 えて 収 縮 させ 心 拍 数 を 生 理 的 に 保 とうとする 治 療 18 冠 動 脈 ステント 留 置 術 冠 動 脈 狭 窄 部 あるいは 閉 塞 部 に 金 属 製 の 拡 張 可 能 な 小 さい 網 状 の 金 属 の 筒 (ステント)を 留 置 する 手 術 狭 心 症 や 心 筋 梗 塞 における 血 管 閉 塞 治 療 において 実 施 される 19 穿 刺 療 法 針 を 刺 して 行 う 療 法 を 広 く 指 す 薬 剤 の 注 入 体 液 の 排 出 針 先 からラジオ 波 を 発 生 させてがん 細 胞 を 焼 くなど さ まざまなバリエーションがある 20 肝 動 脈 塞 栓 術 がんに 酸 素 を 供 給 している 血 管 を 人 工 的 にふさぎ がんを 窒 息 させる 治 療 法 21 75gOGTT 検 査 経 口 ブドウ 糖 負 荷 試 験 75gのブドウ 糖 が 溶 けた 水 を 服 用 し その 後 の 血 糖 値 や 血 中 インスリン 濃 度 の 変 動 を 調 べ 正 常 型 境 界 型 糖 尿 病 型 を 診 断 する 22 Ⅰ 型 糖 尿 病 何 らかの 理 由 により 膵 臓 でインスリンが 作 られなくなった 状 態 46

Ⅲ 用 語 集 用 語 23 一 次 救 急 二 次 救 急 説 明 一 次 救 急 とは 入 院 や 手 術 を 伴 わない 医 療 であり 休 日 夜 間 急 患 センターや 在 宅 当 番 医 などによって 行 われる 二 次 救 急 とは 入 院 や 手 術 を 要 する 症 例 に 対 する 救 急 医 療 であり いくつかの 病 院 が 当 番 日 を 決 めて 救 急 医 療 を 行 う 病 院 群 輪 番 制 や 共 同 利 用 型 病 院 方 式 がある 24 DPC 疾 患 や 手 術 処 置 の 種 類 でリストを 作 り 1 日 当 たりの 医 療 費 を 定 額 で 支 払 う 制 度 従 来 の 出 来 高 制 では 入 院 医 療 は 投 薬 注 射 などの 医 療 行 為 が 多 いほど 医 療 費 も 高 くなっていたが DPCでは 出 来 高 で 評 価 する 手 術 リ ハビリなどを 除 く 入 院 費 用 が 包 括 ( 定 額 ) 払 いになり DPCごとに 定 められた1 日 当 たりの 点 数 に 入 院 日 数 をかけた ものに 手 術 代 などを 加 えたものが 入 院 医 療 費 になる 25 後 発 医 薬 品 成 分 そのものやその 製 造 方 法 を 対 象 とする 特 許 権 が 消 滅 した 先 発 医 薬 品 について 特 許 権 者 ではなかった 医 薬 品 メーカーがその 特 許 の 内 容 を 利 用 して 製 造 した 同 じ 主 成 分 を 含 んだ 医 薬 品 をいう 先 発 医 薬 品 に 比 して 低 価 格 であるが 先 発 医 薬 品 と 全 く 同 等 の 薬 効 副 作 用 があるか 否 かは 断 定 できない 面 があり 採 用 に 際 しては 慎 重 な 検 討 が 行 われる 場 合 もある 47