平 成 26 27 年 度 税 制 改 正 に 係 る 軽 自 動 車 税 の 税 率 について 三 輪 及 び 四 輪 以 上 の 軽 自 動 車 について 新 規 税 率 重 課 税 率 等 三 輪 及 び 四 輪 以 上 の 軽 自 動 車 については, 新 規 検 査 年 月 ( 車 検 証 に 記 載 )により 税 率 が 変 わります また, 最 初 の 新 規 検 査 以 降 13 年 を 経 過 した 車 両 については, 重 課 税 率 が 適 用 されます 車 種 新 規 検 査 年 月 ( 初 度 検 査 年 月 ) H27 年 3 月 まで ( 現 行 ) H27 年 4 月 以 降 ( 新 ) 13 年 経 過 ( 重 課 税 率 ) 三 輪 3,100 円 3,900 円 4,600 円 軽 自 動 車 四 輪 以 上 乗 用 貨 物 用 営 業 用 5,500 円 6,900 円 8,200 円 自 家 用 7,200 円 10,800 円 12,900 円 営 業 用 3,000 円 3,800 円 4,500 円 自 家 用 4,000 円 5,000 円 6,000 円 電 気 天 然 ガス メタノール 混 合 メタノール,ガソリンと 電 力 併 用 の 軽 自 動 車 及 び 被 けん 引 車 は 重 課 税 率 対 象 外 平 成 27 年 4 月 以 降 に 最 初 の 新 規 検 査 を 受 ける 車 両 から 新 税 率 を 適 用 します それ 以 前 に 最 初 の 新 規 検 査 を 受 けている 車 両 については 現 行 税 率 を 適 用 します 平 成 28 年 度 以 降, 毎 年 4 月 1 日 現 在 で, 最 初 の 新 規 検 査 以 降 13 年 を 経 過 した 車 両 に 重 課 税 率 が 適 用 されます グリーン 化 特 例 ( 軽 課 ) 平 成 27 年 4 月 1 日 から 平 成 28 年 3 月 31 日 までに 新 規 検 査 を 受 けた 三 輪 及 び 四 輪 以 上 の 軽 自 動 車 で, 次 の 基 準 を 満 たす 車 両 について, 当 該 取 得 をした 日 の 属 する 年 度 の 翌 年 度 分 の 軽 自 動 車 税 に 限 り,グリーン 化 特 例 ( 軽 課 を) 適 用 します < 軽 乗 用 車 > < 軽 貨 物 車 > 対 象 車 軽 減 率 対 象 車 軽 減 率 電 気 自 動 車 等 概 ね 75% 電 気 自 動 車 等 概 ね 75% H32 年 度 燃 費 基 準 概 ね 50% H27 年 度 燃 費 基 準 概 ね 50% +20% 達 成 車 +35% 達 成 車 H32 年 度 燃 費 基 準 概 ね 25% H27 年 度 燃 費 基 準 概 ね 25% 達 成 車 +15% 達 成 車 1
電 気 自 動 車 等 : 電 気 自 動 車 天 然 ガス 自 動 車 (H21 年 排 出 ガス 10% 以 上 低 減 ) ガソリン 車 ハイブリッド 車 はいずれも 平 成 17 年 排 出 ガス 基 準 75% 低 減 達 成 車 ( )に 限 ります 各 燃 費 基 準 の 達 成 状 況 は 自 動 車 検 査 証 の 備 考 欄 に 記 載 各 燃 費 基 準 の 達 成 基 準 の 達 成 状 況 は, 自 動 車 検 査 証 の 備 考 欄 に 記 載 されています グリーン 化 特 例 税 率 表 車 種 標 準 税 率 25% 軽 減 税 率 50% 軽 減 税 率 75% 軽 減 税 率 三 輪 3,900 円 3,000 円 2,000 円 1,000 円 軽 自 動 車 四 輪 以 上 乗 用 貨 物 用 営 業 用 6,900 円 5,200 円 3,500 円 1,800 円 自 家 用 10,800 円 8,100 円 5,400 円 2,700 円 営 業 用 3,800 円 2,900 円 1,900 円 1,000 円 自 家 用 5,000 円 3,800 円 2,500 円 1,300 円 原 動 機 付 自 転 車 及 び 二 輪 の 小 型 自 動 車 等 平 成 28 年 度 から 原 動 機 付 自 転 車, 軽 二 輪 車, 二 輪 の 小 型 自 動 車 及 び 小 型 特 殊 自 動 車 に ついては,すべての 車 両 について 税 率 が 変 わります 新 税 率 については 下 表 の 通 りです H27 年 度 まで H28 年 度 以 降 車 種 ( 現 行 ) ( 新 ) 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円 原 動 機 付 自 転 車 50cc 超 90cc 以 下 1,200 円 2,000 円 90cc 超 125cc 以 下 1,600 円 2,400 円 ミニカー 2,500 円 3,700 円 軽 二 輪 車 125cc 超 250cc 以 下 2,400 円 3,600 円 二 輪 の 小 型 自 動 車 250cc を 超 えるもの 4,000 円 6,000 円 小 型 特 殊 自 動 車 農 耕 作 業 用 1,600 円 2,400 円 その 他 (フォークリフト 等 ) 4,700 円 5,900 円 税 制 改 正 に 関 するQAについては, 次 のページ 以 降 をご 覧 ください 2
< 目 次 > 軽 自 動 車 税 税 制 改 正 に 係 る QA 集 1 軽 四 輪 車 等 に 係 る 税 率 引 上 げ Q1 1 軽 四 輪 車 等 についてなぜ 標 準 税 率 を 引 き 上 げることにしたのですか? 4 Q1 2 自 家 用 乗 用 車 については 税 率 を 1.5 倍 に 引 き 上 げ それ 以 外 ( 貨 物 用 営 業 用 ) の 区 分 の 車 両 については 1.25 倍 の 引 上 げ 幅 としたのはなぜですか? 4 Q1 3 軽 四 輪 車 等 について なぜ 新 規 取 得 される 新 車 のみ 税 率 の 引 上 げをするのです か? 4 Q1 4 公 共 交 通 機 関 が 不 十 分 な 地 域 などで 生 活 の 足 として 使 われている 軽 四 輪 車 等 に 対 して 税 負 担 を 重 くする 理 由 は 何 ですか? 4 Q1 5 小 型 特 殊 自 動 車 についても 軽 自 動 車 税 が 引 き 上 げられるのですか? 5 2 経 年 車 重 課 Q2 1 なぜ 軽 自 動 車 税 に 経 年 車 重 課 を 導 入 したのですか? 6 Q2 2 なぜ 最 初 の 新 規 検 査 を 受 けた 月 から 起 算 して 13 年 を 経 過 した 軽 四 輪 車 等 を 経 年 車 重 課 の 対 象 とするのですか? 6 Q2 3 7,200 円 の 旧 税 率 が 適 用 されていた 車 も 13 年 を 超 えると 新 税 率 (10,800 円 )の 20% 重 課 (12,900 円 )で 課 税 されるのは どのような 考 え 方 なのですか? 6 Q2 4 古 い 車 でも 環 境 性 能 に 優 れた 車 や 大 切 に 使 っている 車 が 存 在 するにもかかわら ず 13 年 を 経 過 した 車 に 対 して 一 律 に 重 課 税 率 を 適 用 することにした 理 由 は 何 ですか? 6 3 グリーン 化 特 例 ( 軽 課 ) Q3 1 なぜ 軽 自 動 車 税 にグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )を 導 入 したのですか? 8 Q3 2 軽 自 動 車 税 のグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )は 1 年 間 だけの 措 置 として 導 入 されまし たが その 後 の 年 度 についてはどうなる 予 定 ですか? 8 Q3 3 軽 自 動 車 は 燃 費 性 能 が 良 いことから 新 車 の 軽 自 動 車 の 多 くがグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )の 対 象 になることも 想 定 されますが そうなった 場 合 税 率 を 引 き 上 げた 意 味 がなくなるのではないでしょうか? 9 Q3 4 平 成 27 年 5 月 に 初 めて 車 両 番 号 の 指 定 を 受 けたグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )の 対 象 となる 車 両 を 平 成 27 年 12 月 に 中 古 車 として 購 入 したのですが この 場 合 平 成 28 年 度 の 軽 自 動 車 税 についてはグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )の 対 象 となるのですか? 9 4 二 輪 車 等 に 係 る 税 率 引 上 げ Q4 1 二 輪 車 等 について なぜ 標 準 税 率 を 引 き 上 げることとしたのですか? 10 Q4 2 二 輪 車 等 に 係 る 税 率 の 引 上 げ 幅 を 1.5 倍 としたのはなぜですか?また 50cc 以 下 と 50cc 超 90cc 以 下 の 原 動 機 付 自 転 車 については 1.5 倍 を 超 える 2,000 円 としたのは なぜですか? 10 Q4 3 二 輪 車 等 については なぜ 新 車 既 存 車 を 問 わず 一 律 に 増 税 となるのですか? 10 3
1 軽 四 輪 車 等 に 係 る 税 率 引 上 げ Q1 1 軽 四 輪 車 等 についてなぜ 標 準 税 率 を 引 き 上 げることにしたのですか? A. 平 成 26 年 度 税 制 改 正 前 において 1,000cc 以 下 の 小 型 自 動 車 に 係 る 自 動 車 税 ( 自 家 用 乗 用 )の 税 率 が 29,500 円 であるのに 対 し 四 輪 等 の 軽 自 動 車 ( 三 輪 以 上 の 軽 自 動 車 以 下 軽 四 輪 車 等 という )に 係 る 軽 自 動 車 税 ( 自 家 用 乗 用 )の 税 率 は 7,200 円 とな っていたことから 両 者 には 約 4 倍 の 開 きがありましたが 価 格 や 性 能 の 面 で 差 がなく なってきている 中 で 軽 自 動 車 の 特 殊 性 を 考 慮 したとしても バランスを 欠 いていると の 指 摘 がなされてきました この 格 差 を 是 正 するために 与 党 税 制 調 査 会 における 議 論 を 経 て 軽 四 輪 車 等 につい ての 軽 自 動 車 税 の 税 率 を 引 き 上 げることとしたものです Q1 2 自 家 用 乗 用 車 については 税 率 を 1.5 倍 に 引 き 上 げ それ 以 外 ( 貨 物 用 営 業 用 )の 区 分 の 車 両 については 1.25 倍 の 引 上 げ 幅 としたのはなぜですか? A. (Q1-1に 関 連 して) 小 型 自 動 車 と 軽 四 輪 車 等 との 格 差 を 是 正 するために 軽 四 輪 車 等 についての 軽 自 動 車 税 の 税 率 を 引 き 上 げることとしましたが その 引 上 げ 幅 につい ては 納 税 者 の 税 負 担 の 程 度 や 引 上 げによる 増 収 額 平 成 26 年 度 税 制 改 正 前 において 標 準 税 率 の 1.5 倍 である 制 限 税 率 を 採 用 していた 地 方 団 体 もあったことなどを 総 合 的 に 勘 案 して 1.5 倍 の 引 上 げ 幅 としました また 自 家 用 乗 用 車 以 外 の 車 両 ( 貨 物 用 営 業 用 )については 農 業 者 や 中 小 企 業 者 等 の 負 担 を 考 慮 し 税 率 の 引 上 げ 幅 を 約 1.25 倍 に 抑 制 しました Q1 3 すか? 軽 四 輪 車 等 について なぜ 新 規 取 得 される 新 車 のみ 税 率 の 引 上 げをするので A. (Q1-1に 関 連 して) 小 型 自 動 車 と 軽 四 輪 車 等 との 格 差 を 是 正 するために 軽 自 動 車 税 の 税 率 を 引 き 上 げることとしましたが 一 方 で 軽 四 輪 車 等 については 公 共 交 通 機 関 が 不 十 分 な 地 域 などで 生 活 の 足 として 使 われているという 実 情 にも 配 慮 して 改 正 後 の 新 税 率 は 平 成 27 年 度 以 降 に 新 規 取 得 される 新 車 のみに 適 用 することとしました そのため 平 成 27 年 3 月 以 前 から 所 有 されている 軽 四 輪 車 等 や 平 成 26 年 度 以 前 に 既 に 車 両 番 号 の 指 定 を 受 けたことがある 中 古 車 を 平 成 27 年 度 以 降 に 取 得 した 場 合 につい ては 改 正 前 の 旧 税 率 のまま 据 え 置 くこととしました Q1 4 公 共 交 通 機 関 が 不 十 分 な 地 域 などで 生 活 の 足 として 使 われている 軽 四 輪 車 等 に 対 して 税 負 担 を 重 くする 理 由 は 何 ですか? A. 自 動 車 は 日 常 生 活 で 重 要 な 役 割 を 果 たしていると 考 えられており 特 に 軽 四 輪 車 等 に ついては 公 共 交 通 機 関 が 不 十 分 な 地 域 などで 生 活 の 足 として 使 われているという 実 情 が あることは 十 分 理 解 しているところです その 一 方 で 地 方 においては 自 動 車 に 関 連 する 道 路 等 の 財 政 需 要 も 大 きいものがあ ります 与 党 税 制 調 査 会 における 議 論 の 中 でも 軽 四 輪 車 等 は 地 方 の 生 活 の 足 であり 負 担 増 は 適 切 ではないとの 意 見 があった 一 方 で 軽 四 輪 車 等 と 1,000cc 以 下 の 小 型 自 動 車 とは 価 格 や 性 能 の 面 で 差 がなくなってきている 中 で 4 倍 以 上 の 税 負 担 格 差 があることは 公 平 4
性 を 欠 くといった 意 見 もあったところです 結 論 として 軽 自 動 車 税 の 税 率 を 引 き 上 げることとしましたが 平 成 26 年 度 税 制 改 正 による 引 上 げ 後 の 新 税 率 は 平 成 27 年 4 月 以 降 に 新 たに 取 得 され る 新 車 に 限 って 適 用 することとして 平 成 26 年 度 以 前 から 所 有 されている 軽 四 輪 車 等 や 平 成 26 年 度 以 前 に 既 に 車 両 番 号 の 指 定 を 受 けたことがある 中 古 車 を 平 成 27 年 度 以 降 に 新 たに 取 得 した 場 合 については 改 正 前 の 旧 税 率 のまま 据 え 置 くこととしたこと 軽 トラック( 貨 物 用 )や 営 業 用 の 軽 四 輪 車 等 については 税 率 の 引 上 げ 幅 を 約 1.25 倍 に 抑 制 したこと といった 配 慮 を 行 っているところです Q1 5 小 型 特 殊 自 動 車 についても 軽 自 動 車 税 が 引 き 上 げられるのですか? A. 地 方 税 法 第 444 条 第 3 項 では 同 条 第 1 項 第 2 号 に 規 定 する 区 分 により 難 いものにつ いては 当 該 区 分 とは 別 に 条 例 において 軽 自 動 車 税 の 税 率 を 定 めることができること とされており ほとんどの 市 町 村 では 小 型 特 殊 自 動 車 について 条 例 において 軽 四 輪 車 等 とは 別 の 税 率 を 定 めているところです したがって 小 型 特 殊 自 動 車 の 税 率 については 各 市 町 村 の 判 断 によって 定 められ 税 率 の 引 上 げについても 各 市 町 村 の 判 断 によることとなりますが 軽 四 輪 車 等 との 均 衡 を 図 る 観 点 から 各 市 町 村 において 税 率 引 上 げが 実 施 されることとなっています 地 方 税 法 第 444 条 第 3 項 では 同 条 第 1 項 の 規 定 を 適 用 して 定 められる 税 率 と 均 衡 を 失 しないようにしなければならないとされていることから 平 成 26 年 度 税 制 改 正 に 伴 い 各 自 治 体 において 当 該 規 定 の 趣 旨 に 沿 った 適 切 な 税 率 の 見 直 しが 必 要 になったとこ ろです 5
2 経 年 車 重 課 Q2 1 なぜ 軽 自 動 車 税 に 経 年 車 重 課 を 導 入 したのですか? A. 平 成 25 年 度 与 党 税 制 改 正 大 綱 や 地 方 財 政 審 議 会 の 検 討 会 報 告 書 において 車 体 課 税 の グリーン 化 機 能 の 強 化 に 関 する 提 言 がなされてきたところです 軽 四 輪 車 等 については 登 録 自 動 車 と 比 べ 総 排 気 量 及 び 規 格 が 小 さいものではありま すが 環 境 に 対 し 一 定 の 負 荷 を 与 えるものですので 古 い 燃 費 基 準 で 製 造 された 経 年 車 について 相 対 的 に 重 い 負 担 を 課 すこととされたものです また 軽 四 輪 車 等 に 係 る 新 税 率 の 適 用 が 平 成 27 年 4 月 以 降 に 新 規 取 得 される 新 車 に 限 定 されており これとの 関 係 で 環 境 性 能 に 劣 る 旧 税 率 適 用 の 車 に 乗 り 続 けることを 助 長 してしまうことがないようにするという 趣 旨 も 経 年 車 重 課 の 措 置 には 含 まれていま す グリーン 化 とは 環 境 への 負 荷 の 低 減 に 資 するための 施 策 をいいます Q2 2 なぜ 最 初 の 新 規 検 査 を 受 けた 月 から 起 算 して 13 年 を 経 過 した 軽 四 輪 車 等 を 経 年 車 重 課 の 対 象 とするのですか? A. 軽 自 動 車 税 の 経 年 車 重 課 については 排 出 ガス 性 能 や 燃 費 が 相 対 的 に 劣 る 経 年 車 に 対 して 重 課 するという 環 境 課 税 として 軽 自 動 車 税 のグリーン 化 を 図 る 観 点 から 行 うもの です このような 制 度 趣 旨 を 踏 まえ 経 年 車 重 課 の 対 象 については 既 に 経 年 車 に 対 する 重 課 を 実 施 している 自 動 車 税 や 自 動 車 重 量 税 における 制 度 が 13 年 を 経 過 した 車 を 対 象 としていることとの 均 衡 乗 用 の 軽 四 輪 車 等 の 平 均 使 用 年 数 が 13 年 程 度 であると 考 えられること などを 踏 まえて 最 初 の 新 規 検 査 を 受 けてから 13 年 を 経 過 した 軽 四 輪 車 等 を 対 象 とする こととしたところです Q2 3 7,200 円 の 旧 税 率 が 適 用 されていた 車 も 13 年 を 超 えると 新 税 率 (10,800 円 ) の 20% 重 課 (12,900 円 )で 課 税 されるのは どのような 考 え 方 なのですか? A. 引 上 げ 前 の 旧 税 率 が 適 用 されている 軽 四 輪 車 等 ( 平 成 27 年 3 月 以 前 に 初 めて 車 両 番 号 の 指 定 を 受 けた 軽 四 輪 車 等 )への 経 年 車 重 課 については 引 上 げ 前 の 旧 税 率 7,200 円 を ベースに 重 課 する 仕 組 みとした 場 合 新 車 について 適 用 される 10,800 円 を 下 回 ってしま うことから グリーン 化 を 阻 害 する 環 境 性 能 に 劣 る 古 い 車 に 長 く 乗 り 続 ける 結 果 を 招 き かねません このため 車 を 買 い 替 える 際 のインセンティブを 効 果 的 に 発 揮 する 税 制 と する 観 点 から 引 上 げ 後 の 新 税 率 に 基 づいて 20%を 重 課 する 仕 組 みとされたところです また 引 上 げ 前 の 旧 税 率 7,200 円 については 平 成 27 年 3 月 以 前 からの 既 存 車 に 対 す る 経 過 措 置 として 設 定 されているものであり 本 則 上 の 標 準 税 率 は 引 上 げ 後 の 10,800 円 であることから 税 制 度 上 も 重 課 税 率 は 新 しい 本 則 税 率 をベースにしたものとするこ とが 適 当 と 考 えられたところです Q2 4 古 い 車 でも 環 境 性 能 に 優 れた 車 や 大 切 に 使 っている 車 が 存 在 するにもかかわ らず 13 年 を 経 過 した 車 に 対 して 一 律 に 重 課 税 率 を 適 用 することにした 理 由 は 何 です か? 6
A. 古 い 車 は 発 売 当 時 の 基 準 に 照 らせば 環 境 性 能 に 優 れた 車 であったとしても 現 在 の 基 準 に 照 らせば 環 境 性 能 に 劣 る 基 準 に 基 づいて 製 造 されていること また 一 般 的 に 長 期 間 使 用 すると 燃 費 性 能 等 が 低 下 する 傾 向 にあると 考 えられることなどから 経 年 車 重 課 については 平 均 使 用 年 数 を 超 えて 使 用 していて 排 出 ガス 性 能 や 燃 費 性 能 が 相 対 的 に 劣 後 する 経 年 車 に 対 して 重 課 するという 環 境 課 税 として 実 施 することとしており この 考 え 方 は 登 録 車 に 対 して 既 に 実 施 されている 経 年 車 重 課 制 度 と 同 じです また 一 部 例 外 的 に 古 い 車 の 中 に 環 境 性 能 に 優 れた 車 があったとしても その 一 部 の 車 を 判 別 するために 個 車 ごとに 排 出 ガス 性 能 や 燃 費 の 情 報 を 把 握 し 重 課 の 判 定 を 行 う ことは 市 町 村 における 事 務 負 担 や 徴 税 コストの 観 点 から 適 当 とは 考 えられないため 一 定 の 外 形 的 基 準 を 設 定 することにより 判 定 を 行 うこととし 初 めて 車 両 番 号 の 指 定 を 受 けてから 13 年 を 経 過 した 軽 四 輪 車 等 を 経 年 車 重 課 の 対 象 としているところです なお 電 気 自 動 車 等 については 一 般 の 軽 四 輪 車 等 と 比 べてはるかに 環 境 性 能 の 良 い 低 公 害 車 であることから 経 年 車 重 課 の 対 象 から 除 外 することとしています 7
3 グリーン 化 特 例 ( 軽 課 ) Q3 1 なぜ 軽 自 動 車 税 にグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )を 導 入 したのですか? A. 平 成 14 年 度 に 自 動 車 税 にグリーン 化 特 例 が 導 入 された 際 も 軽 自 動 車 税 については 税 額 が 少 額 であることや 市 町 村 における 課 税 の 事 務 負 担 等 から グリーン 化 特 例 の 導 入 は 見 送 られてきました そうした 中 で 平 成 26 年 度 与 党 税 制 改 正 大 綱 では 軽 自 動 車 税 について 乗 用 自 家 用 の 軽 四 輪 車 等 について 新 車 から 税 率 を 1.5 倍 に 引 き 上 げる 等 の 見 直 しを 行 うこととさ れ その 際 グリーン 化 を 進 める 観 点 から 経 年 車 重 課 を 導 入 するとともに 軽 課 につ いても 検 討 を 行 う こととされていたところです このため 地 方 財 政 審 議 会 の 検 討 会 において 広 く 業 界 団 体 等 の 意 見 を 伺 った 上 で 与 党 税 制 調 査 会 での 議 論 の 結 果 地 方 財 政 への 影 響 を 配 慮 しつつ 環 境 性 能 の 優 れた 軽 四 輪 車 等 の 普 及 を 促 進 するため 一 定 の 環 境 性 能 を 有 する 軽 四 輪 車 等 について その 燃 費 性 能 に 応 じて 軽 自 動 車 税 の 税 率 を 軽 減 する 特 例 措 置 として 軽 自 動 車 税 のグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )が 導 入 されました Q3 2 軽 自 動 車 税 のグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )は 1 年 間 だけの 措 置 として 導 入 され ましたが その 後 の 年 度 についてはどうなる 予 定 ですか? A. 平 成 26 年 度 与 党 税 制 改 正 大 綱 では 消 費 税 10% 段 階 で 自 動 車 取 得 税 を 廃 止 する 一 方 で 自 動 車 税 に 環 境 性 能 割 を 導 入 し これとあわせて 自 動 車 税 のグリーン 化 特 例 について 軽 課 は 環 境 性 能 割 を 補 完 する 趣 旨 を 明 確 化 し 環 境 性 能 割 非 課 税 の 自 動 車 に 重 点 化 した 上 で 軽 課 を 強 化 する 方 針 が 示 されました 軽 自 動 車 税 のグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )についても 同 様 に 見 直 しをしていく 必 要 がある 中 で その 導 入 について 検 討 が 行 われ 自 動 車 税 のグリーン 化 特 例 の 終 期 ( 平 成 27 年 度 末 までの 取 得 車 に 対 し 平 成 28 年 度 分 までを 軽 減 )と 終 期 が 一 致 する 形 で1 年 間 の 措 置 と して 導 入 されました その 後 平 成 28 年 度 与 党 税 制 改 正 大 綱 において 軽 自 動 車 税 におけるグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )が1 年 延 長 され 平 成 28 年 度 に 新 規 取 得 された 車 両 について 平 成 29 年 度 分 の 軽 自 動 車 税 を 軽 減 することとされました それ 以 降 におけるグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )の 検 討 に 当 たっては これまでの 与 党 税 制 改 正 大 綱 を 踏 まえて 平 成 29 年 度 税 制 改 正 において 具 体 的 な 結 論 を 得 ることとされてい ます 平 成 26 年 度 与 党 税 制 改 正 大 綱 ( 抜 粋 ) 自 動 車 税 ( 排 気 量 割 )のグリーン 化 特 例 については 環 境 性 能 割 の 導 入 時 に 環 境 性 能 割 を 補 完 する 趣 旨 を 明 確 化 し 環 境 性 能 割 非 課 税 の 自 動 車 に 対 象 を 重 点 化 した 上 で 軽 課 を 強 化 する 平 成 27 年 度 与 党 税 制 改 正 大 綱 ( 抜 粋 ) 軽 自 動 車 税 については 一 定 の 環 境 性 能 を 有 する 四 輪 車 等 について その 燃 費 性 能 に 応 じたグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )を 導 入 する この 特 例 措 置 については 自 動 車 税 軽 自 動 車 税 における 環 境 性 能 割 の 導 入 の 際 に 自 動 車 税 のグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )とあわせて 見 直 す 平 成 28 年 度 与 党 税 制 改 正 大 綱 ( 抜 粋 ) 8
平 成 27 年 度 末 で 期 限 切 れを 迎 える 軽 自 動 車 税 のグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )については 1 年 間 延 長 する なお 環 境 性 能 割 を 導 入 する 平 成 29 年 度 以 後 の 自 動 車 税 及 び 軽 自 動 車 税 のグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )については 環 境 性 能 割 を 補 完 する 制 度 であることを 明 確 化 した 上 で 平 成 29 年 度 税 制 改 正 において 具 体 的 な 結 論 を 得 る Q3 3 軽 自 動 車 は 燃 費 性 能 が 良 いことから 新 車 の 軽 自 動 車 の 多 くがグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )の 対 象 になることも 想 定 されますが そうなった 場 合 税 率 を 引 き 上 げた 意 味 がなくなるのではないでしょうか? A. 軽 四 輪 車 等 に 係 る 税 率 の 引 上 げについては 平 成 26 年 度 税 制 改 正 において 大 型 化 高 性 能 化 が 図 られている 軽 四 輪 車 等 と 小 型 自 動 車 との 税 負 担 の 均 衡 を 図 る 観 点 から 地 方 団 体 の 要 望 等 も 踏 まえ 実 施 することとされたものです 軽 自 動 車 税 のグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )については 税 率 の 引 上 げを 実 施 することを 前 提 とした 上 で 軽 自 動 車 税 のグリーン 化 の 促 進 を 図 るため 実 施 すること 軽 減 対 象 となる 場 合 においても 引 上 げ 後 の 税 率 を 基 準 とした 軽 減 税 率 により 課 税 さ れること 取 得 後 の 翌 年 度 分 (1 回 )に 限 る 軽 減 であり 翌 々 年 度 以 降 の 年 度 分 は 引 上 げ 後 の 税 率 が 適 用 されること 登 録 車 のグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )も 取 得 の 翌 年 度 分 (1 回 )を 軽 減 する 仕 組 みとな っており それと 並 ぶ 措 置 となること から 税 率 引 上 げの 趣 旨 である 小 型 自 動 車 との 税 負 担 の 均 衡 を 阻 害 するものではないも のと 考 えます Q3 4 平 成 27 年 5 月 に 初 めて 車 両 番 号 の 指 定 を 受 けたグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )の 対 象 となる 車 両 を 平 成 27 年 12 月 に 中 古 車 として 購 入 したのですが この 場 合 平 成 28 年 度 の 軽 自 動 車 税 についてはグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )の 対 象 となるのですか? A. グリーン 化 特 例 ( 軽 課 )については その 車 両 が 初 めて 車 両 番 号 の 指 定 を 受 けた 日 が 平 成 27 年 4 月 1 日 から 平 成 28 年 3 月 31 日 までの 場 合 に 対 象 となるものであることから 所 有 者 が 変 わった 場 合 であっても その 車 両 にとっての 初 めて 車 両 番 号 の 指 定 を 受 けた 日 によって 判 定 することとなり 事 例 のケースについては 平 成 28 年 度 の 軽 自 動 車 税 につ いてグリーン 化 特 例 ( 軽 課 )の 対 象 となります 9
4 二 輪 車 等 に 係 る 税 率 引 上 げ Q4 1 二 輪 車 等 について なぜ 標 準 税 率 を 引 き 上 げることとしたのですか? A. 軽 自 動 車 税 の 見 直 しは 四 輪 二 輪 を 問 わず かねてより 地 方 団 体 から 要 望 があり 特 に 原 動 機 付 自 転 車 については 1,000 円 程 度 の 税 率 では 徴 税 コストすら 賄 えないという 声 が 大 きくありました その 上 で 原 動 機 付 自 転 車 二 輪 の 軽 自 動 車 二 輪 の 小 型 自 動 車 ( 以 下 二 輪 車 等 という )に 係 る 軽 自 動 車 税 については 地 方 財 政 審 議 会 の 検 討 会 の 意 見 を 参 考 に 与 党 の 税 制 調 査 会 での 議 論 の 結 果 市 町 村 の 徴 税 コストを 賄 える 水 準 とすること 等 の 観 点 から 標 準 税 率 を 引 き 上 げることとしたものです Q4 2 二 輪 車 等 に 係 る 税 率 の 引 上 げ 幅 を 1.5 倍 としたのはなぜですか?また 50cc 以 下 と 50cc 超 90cc 以 下 の 原 動 機 付 自 転 車 については 1.5 倍 を 超 える 2,000 円 としたの はなぜですか? A. (Q4-1に 関 連 して) 二 輪 車 等 については 市 町 村 の 徴 税 コストを 賄 える 水 準 とす ること 等 の 観 点 から 標 準 税 率 を 引 き 上 げることとしたものですが 軽 四 輪 車 等 の 税 率 の 水 準 や 引 上 げ 率 とのバランスを 考 慮 し 1.5 倍 に 引 き 上 げることとするとともに かね てより 徴 税 コスト 割 れの 問 題 が 指 摘 され 市 町 村 から 引 上 げの 要 望 が 特 に 強 かった 原 動 機 付 自 転 車 については 2,000 円 に 引 き 上 げることとし 二 輪 車 全 体 の 中 での 税 率 のバ ランスを 考 慮 しつつ 改 正 の 趣 旨 に 則 した 引 上 げを 行 うこととしたものです 税 率 を 1.5 倍 に 引 き 上 げた 場 合 50cc 以 下 の 原 動 機 付 自 転 車 は 1,500 円 50cc 超 90cc 以 下 の 原 動 機 付 自 転 車 は 1,800 円 となるが 改 正 前 の 税 率 が 特 に 低 水 準 であり 改 正 要 望 が 強 かったため 徴 税 コストとの 関 係 を 改 善 するため 一 律 2,000 円 に 引 き 上 げるこ とにしたところです Q4 3 か? 二 輪 車 等 については なぜ 新 車 既 存 車 を 問 わず 一 律 に 増 税 となるのです A. 二 輪 車 等 については 原 付 と 軽 二 輪 は 登 録 制 度 や 検 査 制 度 が 存 在 しないため 一 定 時 点 以 前 からの 既 存 車 か 否 かの 区 別 がつかず 新 税 率 適 用 を 新 車 に 限 定 する 措 置 をとることができないこと 新 車 からの 税 率 引 上 げは 環 境 政 策 上 経 年 車 重 課 との 組 合 せが 重 要 であるが 登 録 制 度 等 が 存 在 しないため 車 体 年 齢 の 把 握 ができず 経 年 車 重 課 も 困 難 であること 原 付 については 徴 税 コストとの 関 係 からも 見 直 す 趣 旨 であり 旧 税 率 の 車 両 が 残 る と 徴 税 コスト 問 題 の 改 善 につながる 税 収 が 得 られなくなること 等 の 理 由 から 新 車 既 存 車 を 通 して 税 率 の 引 上 げを 行 うこととされたもの 10