目 次 I. はじめに 3 1. 人 口 ビジョン 策 定 の 背 景 と 目 的 2. 人 口 ビジョンの 位 置 付 け 3. 人 口 ビジョンの 対 象 期 間 II. 本 庄 市 の 人 口 分 析 5 1. これまでと 将 来 の 人 口 動 向 5 1 これまでの 人 口 世 帯 数 の



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市 の 人 口 密 度 は 5,000 人 を 超 え 図 4 人 口 密 度 ( 単 位 : 人 /k m2) に 次 いで 高 くなっている 0 5,000 10,000 15,000 首 都 圏 に 立 地 する 政 令 指 定 都 市 では 都 内 に 通 勤 通 学 する 人 口 が 多

公表表紙

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●幼児教育振興法案

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

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18 国立高等専門学校機構

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

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技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

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別紙3

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41


Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

1. 本 市 の 保 育 所 運 営 費 と 保 育 料 の 現 状 2 (1) 前 回 (5/29 5/29) 児 童 福 祉 専 門 分 科 会 資 料 国 基 準 に 対 する 本 市 の 保 育 料 階 層 区 分 別 軽 減 率 国 基 準 に 対 する 本 市 の 保 育 料 階 層 区

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16 日本学生支援機構

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

スライド 1

 

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その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

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別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

市街化区域と市街化調整区域との区分

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3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 及 び の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 ( ベース) ,9 47,78 369,884 崎 県 , , ,

波佐見町の給与・定員管理等について

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資料1:勧告の仕組みとポイント 改【完成】

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

資 料 町 内 アンケート 調 査 結 果 概 要 1. 調 査 方 法 調 査 対 象 者 : 町 内 に 居 住 する 15 歳 以 上 の 男 女 抽 出 方 法 : 無 作 為 に 抽 出 配 布 回 収 方 法 : 郵 送 配 布 郵 送 回 収 実 施 期 間 : 平 成 2

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

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25 年 度 アクションプラン 補 助 制 度 目 標 定 住 人 口 :198 人 増 1 九 州 大 学 学 生 への 電 動 バイクレンタル 事 業 学 研 都 市 づくり 課 進 学 糸 島 市 内 に 居 住 する 九 州 大 学 の 学 生 に 民 間 業 者 と 連 携 し て 電 動

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

130117_『高齢社会をむかえた東京23区の将来 人口と建物の関係から見て

目 次 都 市 づくりの 全 体 構 想 偏 1. 都 市 づくりの 理 念 と 目 標 1 1. 都 市 づくりの 理 念 と 将 来 像 1 2. 都 市 づくりの 目 標 とテーマ 2 3. 計 画 期 間 3 4. 将 来 人 口 フレーム 3 2. 将 来 都 市 構 造 4 1. 将 来

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第25回税制調査会 総25-1

2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

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1 総括

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ニュースリリース

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(2) 支 状 況 保 育 所 ( 定 員 60 人 以 上 ) 支 状 況 は 次 とおりです 1 総 入 構 成 比 は 割 合 が88.1% 活 動 外 入 が2.1% 特 別 入 が9.8%でした 2 構 成 比 は 運 営 費 入 が80.1% 経 常 経 費 補 助 金 入 が17.8%

守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

1 はじめに 計 画 の 目 的 国 は 平 成 18 年 度 に 住 生 活 基 本 法 を 制 定 し 住 まいに 関 する 基 本 的 な 計 画 となる 住 生 活 基 本 計 画 ( 全 国 計 画 )を 策 定 し 住 宅 セーフティネットの 確 保 や 住 生 活 の 質 の 向 上

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3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

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は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

(2) 就 業 規 則 の 状 況 就 業 規 則 は 90.0%の 事 業 所 が 整 備 している このうち 就 業 規 則 を 周 知 している 事 業 所 は 84.0%で 周 知 の 方 法 ( 複 数 回 答 )については 常 時 掲 示 または 備 え 付 け が 最 も 多 く 64

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

[ 組 合 員 期 間 等 の 特 例 ] 組 合 員 期 間 等 については 年 齢 職 種 などにより 過 去 の 制 度 からの 経 過 措 置 が 設 けられ ており 被 用 者 年 制 度 の 加 入 期 間 ( 各 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 など)については 生 年 月 日

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有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 3 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 級 3 級 4 級 5 級 6 級 単 位 : ( ) 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 137, 163,7 4,9 31,4 71, 33,3 359,7 最 高 号 給 の 給 料 月 額

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 ( 単 位 : 円 ) 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 413,

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Microsoft Word - 資料3(用途)

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

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調査結果の概要

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

らの 内 容 について 規 定 することとしております 今 回 お 示 しする 整 理 は 現 時 点 の 案 ですので あらかじめご 承 知 おき 下 さい 同 令 等 の 改 正 規 定 が 確 定 し 次 第 改 めてご 連 絡 をさせていただきます 記 1 軽 減 措 置 の 具 体 的 な

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

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パブリックコメント 本 庄 市 人 口 ビジョン ( 案 ) 平 成 28 年 3 月 本 庄 市

目 次 I. はじめに 3 1. 人 口 ビジョン 策 定 の 背 景 と 目 的 2. 人 口 ビジョンの 位 置 付 け 3. 人 口 ビジョンの 対 象 期 間 II. 本 庄 市 の 人 口 分 析 5 1. これまでと 将 来 の 人 口 動 向 5 1 これまでの 人 口 世 帯 数 の 推 移 2 人 口 の 将 来 動 向 3 高 齢 化 率 4 出 産 適 齢 期 人 口 2. 人 口 増 減 の 要 因 9 1 人 口 増 減 の 長 期 動 態 2 転 入 および 転 出 の 動 向 3 通 勤 通 学 の 動 向 3. 出 生 動 向 15 1 合 計 特 殊 出 生 率 の 動 向 2 出 生 に 関 する 要 因 分 解 3 出 生 構 造 4 結 婚 年 齢 の 変 化 III. 本 庄 市 の 産 業 分 析 21 1. 総 生 産 からみた 産 業 動 向 21 2. 就 業 者 からみた 産 業 動 向 23 1 従 業 者 数 からみた 産 業 構 造 2 産 業 別 就 業 者 の 高 齢 化 動 向 3 就 業 者 数 からみた 市 内 産 業 動 向 と 市 民 の 就 業 動 向 4 潜 在 労 働 力 3. 労 働 生 産 性 28 1 業 種 別 の 労 働 生 産 性 2 業 種 別 の 競 争 力 4. 農 業 の 動 向 31 1 農 地 と 農 家 の 動 向 2 農 業 生 産 の 動 向 1

IV. 本 庄 市 の 社 会 分 析 33 1. 世 帯 2. 子 育 て 環 境 1 保 育 所 幼 稚 園 2 教 育 3 生 活 施 設 3. 医 療 介 護 環 境 V. 本 庄 市 の 市 民 の 声 (アンケート 分 析 ) 38 1. 結 婚 出 産 子 育 てアンケート 2. 転 出 入 アンケート 3. 就 業 時 動 向 アンケート 4. 高 校 生 アンケート 5. 事 業 所 アンケート VI. 本 庄 市 の 将 来 人 口 推 計 と 人 口 問 題 が 地 域 に 与 える 影 響 48 1. 将 来 人 口 の 推 計 48 1 推 計 における 仮 定 条 件 の 設 定 2 総 人 口 の 比 較 3 生 産 年 齢 人 口 の 比 較 4 年 少 人 口 の 比 較 5 高 齢 化 率 の 比 較 2. 人 口 問 題 が 地 域 に 与 える 影 響 52 1 地 域 経 済 への 影 響 2 市 財 政 への 影 響 3 市 民 生 活 などへの 影 響 VII. 本 庄 市 における 人 口 の 将 来 展 望 53 1. 現 状 と 課 題 の 整 理 2. 目 指 すべき 将 来 人 口 3. 本 庄 市 創 生 に 向 けた 主 要 テーマ 2

I. はじめに 1. 人 口 ビジョン 策 定 の 背 景 と 目 的 我 が 国 は 2008 年 の 1 億 2808 万 人 をピークに 人 口 減 少 が 始 まり 急 速 な 少 子 高 齢 化 の 進 展 の 時 代 を 迎 えています とりわけ 地 方 の 人 口 減 少 高 齢 化 は 顕 著 なものとな っており 労 働 力 の 不 足 や 消 費 市 場 の 縮 小 により 地 方 における 経 済 の 縮 小 や 社 会 の 減 退 が 懸 念 されています そこで 国 は これまでの 東 京 圏 への 人 口 の 集 積 を 是 正 し 将 来 にわたって 活 力 のある 日 本 社 会 を 維 持 していくために まち ひと しごと 創 生 法 を 2014 年 11 月 に 制 定 し 同 年 12 月 には 人 口 の 現 状 と 将 来 の 姿 今 後 の 目 指 すべき 将 来 の 方 向 性 を 示 した まち ひと しごと 創 生 長 期 ビジョン 2015 年 度 から 2019 年 度 までの 施 策 の 基 本 的 方 向 具 体 的 な 施 策 や 目 標 をまとめた まち ひと しごと 創 生 総 合 戦 略 を 示 しました まち ひと しごと 創 生 については それぞれの 地 域 がその 地 域 特 性 を 活 かしながら 住 みやすい 環 境 を 確 保 するため 中 長 期 的 視 点 に 立 って 国 と 地 方 が 一 体 となり 総 力 を 挙 げて 地 方 創 生 や 人 口 減 少 問 題 に 取 り 組 むことになっています これらを 踏 まえ 本 市 においても 現 状 と 将 来 の 展 望 を 提 示 する 本 庄 市 人 口 ビジョン の 策 定 を 行 います 本 市 では 2008 年 に 人 口 減 少 と 少 子 高 齢 化 に 伴 う 社 会 構 造 の 変 化 地 球 規 模 の 環 境 問 題 安 全 安 心 ニーズへの 高 まり 財 政 の 硬 直 化 や 行 政 ニーズの 多 様 化 を 背 景 にした 新 しい 公 共 への 転 換 情 報 ネットワーク 社 会 の 到 来 といった 課 題 に 対 応 すべく あなた が 活 かす みんなで 育 む 安 全 と 安 心 のまち 本 庄 ~ 世 のため 後 のため~ を 将 来 像 に 掲 げた 本 庄 市 総 合 振 興 計 画 ( 以 下 総 合 振 興 計 画 という)を 策 定 しています このように 従 来 から 本 市 においての 人 口 減 少 問 題 に 対 応 すべく 市 民 が 主 役 の 共 生 社 会 の 創 造 と 地 域 経 営 の 発 想 を 軸 に 安 全 で 活 力 と 希 望 のあふれる 安 心 のまちの 実 現 を 目 指 し 取 組 みを 進 めているところです こうした 本 市 の 最 上 位 計 画 である 総 合 振 興 計 画 との 整 合 性 も 踏 まえ 本 市 における 2015 年 度 から 2019 年 度 までの 施 策 の 基 本 的 方 向 具 体 的 な 施 策 や 目 標 を 記 した 本 庄 市 まち ひと しごと 創 生 総 合 戦 略 についても 策 定 を 行 います 2. 人 口 ビジョンの 位 置 付 け 本 市 の 人 口 ビジョンは 国 の まち ひと しごと 創 生 長 期 ビジョン の 趣 旨 を 踏 ま え 本 市 における 人 口 の 分 析 を 行 い 今 後 目 指 すべき 将 来 の 方 向 と 人 口 の 将 来 展 望 を 示 すものです また 人 口 産 業 社 会 動 向 などの 分 析 を 通 じて 本 市 の 課 題 を 明 らかにし 本 市 の 総 合 戦 略 を 策 定 するに 当 たり 効 果 的 な 施 策 などを 企 画 立 案 するための 重 要 な 基 礎 資 料 と 位 置 付 けられるものです 3

3. 人 口 ビジョンの 対 象 期 間 国 の 長 期 ビジョンでは 2060 年 を 目 標 として 策 定 されております また 地 方 自 治 体 においても 国 と 同 様 に 2060 年 を 対 象 期 間 とすることを 基 本 としつつ 国 立 社 会 保 障 人 口 問 題 研 究 所 ( 以 下 社 人 研 という)の 人 口 推 計 期 間 である 2040 年 を 推 計 期 間 として 設 定 することも 可 能 となっています 本 市 においては より 長 期 の 動 向 を 推 計 するべく 本 庄 市 人 口 ビジョン の 推 計 期 間 を 国 と 同 じく 2060 年 までとします ただし より 具 体 性 のある 推 計 を 行 うために 中 間 地 点 として 2040 年 を 一 つの 区 切 り とした 仮 定 条 件 の 設 定 を 行 います 4

II. 本 庄 市 の 人 口 分 析 1.これまでと 将 来 の 人 口 動 向 1 これまでの 人 口 世 帯 数 の 推 移 生 産 年 齢 人 口 の 減 少 が 高 齢 者 の 増 加 を 上 回 り 本 市 の 総 人 口 は 減 少 傾 向 本 市 の 総 人 口 は 1990 年 代 後 半 まで 増 加 基 調 にあったものの 2002 年 の 約 83,400 人 をピークに 減 少 傾 向 が 続 いています また 年 少 人 口 (0~14 歳 )は 1982 年 の 約 17,600 人 をピークに 生 産 年 齢 人 口 (15~64 歳 )は 1996 年 の 約 56,700 人 をピークに 減 少 を 続 け 前 期 高 齢 者 人 口 (65~74 歳 )および 後 期 高 齢 者 人 口 (75 歳 以 上 )は 増 加 傾 向 が 続 いています 特 に 2000 年 代 半 ば 以 降 生 産 年 齢 人 口 の 減 少 速 度 が 高 齢 者 人 口 の 増 加 を 上 回 るほど 大 きくなっており その 結 果 として 総 人 口 が 減 少 しています 世 帯 数 の 動 向 をみると 世 帯 当 たりの 構 成 員 数 が 減 少 する 一 方 世 帯 数 は 増 加 傾 向 と なっています ただし 総 人 口 が 減 少 過 程 に 入 るとともに 世 帯 数 の 伸 びは 緩 やかになっ ています 5

2 人 口 の 将 来 動 向 現 状 のままでは 2040 年 の 総 人 口 は 約 6.5 万 人 に( 約 20% 減 少 ) 特 に 年 少 人 口 および 生 産 年 齢 人 口 は 3 割 以 上 の 減 少 社 人 研 による 将 来 推 計 人 口 によると 総 人 口 は 2010 年 の 約 81,900 人 から 2040 年 には 約 16,700 人 減 少 の 約 65,200 人 ( 比 率 で 約 20%の 減 少 )になると 推 計 されて います さらに 年 齢 階 級 毎 にみていくと 2010 年 から 2040 年 にかけて 人 口 が 増 加 するの は 65 歳 以 上 の 高 齢 者 のみで 特 に 後 期 高 齢 者 は 約 5,200 人 増 加 し 現 在 の 約 1.6 倍 の 人 口 になることが 見 込 まれます 一 方 で 65 歳 未 満 の 人 口 は 全 ての 年 齢 階 級 で 減 少 し 人 口 規 模 では 25~39 歳 の 約 6,500 人 の 減 少 人 口 比 では 15~24 歳 の 約 44% 減 少 (2010 年 比 で 56%)が 最 も 大 きいと 推 計 されています 6

3 高 齢 化 率 現 状 のままでは 後 期 高 齢 者 が 急 増 2040 年 の 高 齢 化 率 は 約 40%に これまでの 人 口 動 向 と 社 人 研 による 推 計 から 高 齢 化 率 ( 総 人 口 に 占 める 65 歳 以 上 人 口 の 割 合 )の 推 移 をみると 1980 年 から 2040 年 まで 一 貫 して 上 昇 し 続 け 2040 年 には 約 40% 近 くに 達 することがわかります 特 に 2020 年 頃 から 前 期 高 齢 者 の 比 率 が 横 這 い 傾 向 になるのに 対 し 後 期 高 齢 者 の 比 率 は 2025 年 に 前 期 高 齢 者 の 比 率 を 上 回 り 更 に 上 昇 傾 向 が 続 くと 予 想 されます 7

4 出 産 適 齢 期 人 口 現 状 のままでは 出 産 適 齢 期 の 女 性 人 口 が 総 人 口 を 上 回 るスピードで 減 少 これまでの 人 口 動 向 と 社 人 研 による 推 計 から 1980 年 を 100%として 総 人 口 と 出 産 適 齢 期 (20~39 歳 ) 女 性 人 口 の 推 移 をみると 2000 年 以 降 は 出 産 適 齢 期 女 性 人 口 が 減 少 し 始 め 2040 年 にかけて 総 人 口 を 上 回 るスピードで 減 少 することが 予 想 され ます 8

2. 人 口 増 減 の 要 因 1 人 口 増 減 の 長 期 動 態 近 年 は 人 口 の 自 然 増 減 および 社 会 増 減 の 双 方 で 減 少 傾 向 1994 年 以 降 の 本 市 の 人 口 増 減 を 自 然 増 減 と 社 会 増 減 に 分 けてみると 2002 年 まで は 出 生 数 が 死 亡 数 を 上 回 る 自 然 増 加 の 状 態 にあったのが 2003 年 以 降 は 一 貫 して 自 然 減 が 続 いており 減 少 数 も 拡 大 傾 向 となっています また 転 入 者 数 が 転 出 数 を 上 回 る 社 会 増 加 となっていたのは 1998 2007 2008 2013 年 のみであり 2010 年 以 降 は 改 善 が 見 られるものの 社 会 減 の 傾 向 は 続 いています 9

2 転 入 および 転 出 の 動 向 転 入 および 転 出 者 が 多 いのは 20~30 代 にかけて 20 代 は 首 都 圏 を 中 心 に 全 体 で 転 出 超 過 30 代 は 全 体 でみると 転 出 と 転 入 は 均 衡 人 口 の 社 会 増 減 の 要 因 を 検 討 するため 転 入 率 ( 人 口 に 対 する 転 入 者 数 の 比 率 )およ び 転 出 率 ( 人 口 に 対 する 転 出 者 数 の 比 率 )を 年 齢 階 級 別 かつ 性 別 にみると 2005 年 時 点 で 15~34 歳 だった 人 々の 2010 年 にかけての 5 年 間 (すなわち 20~39 歳 にな る 間 )の 転 入 率 および 転 出 率 が 高 いことがわかり 進 学 就 職 結 婚 出 産 住 宅 購 入 等 のライフサイクルに 該 当 する 時 期 と 重 なります 特 に 10 代 後 半 から 20 代 前 半 にか けての 就 職 や 進 学 と 重 なる 年 代 では 純 移 動 率 ( 転 入 率 と 転 出 率 の 差 )が 負 となり 転 出 超 過 の 状 態 になっています 10

次 に 転 出 入 が 多 い 20 および 30 代 についてその 転 入 元 および 転 出 先 をみます 20 代 の 転 出 先 は 東 京 都 深 谷 市 上 里 町 神 奈 川 県 さいたま 市 などが 多 く 転 入 元 と して 東 京 都 上 里 町 深 谷 市 などが 多 くなっています 転 出 者 数 および 転 入 者 数 を 合 計 すると 東 京 都 さいたま 市 深 谷 市 神 奈 川 県 などへの 転 出 超 過 が 多 くなっており 全 体 でも 転 出 超 過 となっています 11

30 代 の 転 出 先 は 上 里 町 東 京 都 深 谷 市 などが 多 く 転 入 元 として 東 京 都 上 里 町 深 谷 市 伊 勢 崎 市 などが 多 くなっています 転 出 者 数 および 転 入 者 数 を 合 計 する と 高 崎 市 や 伊 勢 崎 市 などが 転 入 超 過 なのに 対 し さいたま 市 や 上 里 町 などが 転 出 超 過 となっています なお 全 体 では 転 入 者 数 と 転 出 者 数 はほぼ 同 数 となっています 12

3 通 勤 通 学 の 動 向 通 勤 は 流 出 超 過 通 学 は 流 入 超 過 全 体 では 流 入 超 過 通 勤 は 周 辺 市 町 村 と 首 都 圏 が 流 出 入 の 中 心 通 学 における 流 入 は 広 域 から 流 出 は 深 谷 市 東 京 都 熊 谷 市 が 中 心 本 市 の 昼 夜 人 口 比 率 を 周 辺 市 町 村 と 比 較 すると 昼 夜 人 口 比 率 が 100%を 超 えており 比 較 的 高 い 比 率 となっています その 内 訳 を 15 歳 以 上 の 就 業 者 と 通 学 者 で 分 けてみる と 就 業 者 では 100%を 下 回 り 通 学 者 では 100%を 超 えていることから 通 勤 にお いては 市 内 への 通 勤 者 数 より 市 外 への 通 勤 者 数 の 方 が 多 く 通 学 においては 市 内 へ の 通 学 者 数 が 市 外 への 通 学 者 数 を 上 回 っているといえます 15 歳 以 上 の 就 業 通 学 者 計 ( 人 ) 就 業 者 通 学 者 本 庄 市 に 常 住 1 44,287 39,992 4,295 本 庄 市 で 就 業 通 学 2 44,710 38,537 6,173 2/1 101% 96% 144% ( 出 所 ) 平 成 22 年 国 勢 調 査 13

通 勤 者 を 地 域 別 にみると 本 市 からの 通 勤 先 としては 深 谷 市 上 里 町 伊 勢 崎 市 美 里 町 熊 谷 市 神 川 町 東 京 都 などが 多 く 本 市 への 通 勤 元 は 上 里 町 深 谷 市 神 川 町 伊 勢 崎 市 美 里 町 などが 多 くなっています 通 勤 先 と 通 勤 元 を 合 計 した 純 流 出 入 者 数 では 上 里 町 が 大 幅 な 流 入 超 過 となっているのに 対 し 東 京 都 やさいたま 市 への 流 出 超 過 が 目 立 ちます また 全 体 では 流 出 超 過 となっています 通 学 者 の 地 域 別 内 訳 をみると 市 内 に6 校 の 高 等 学 校 が 立 地 していることを 背 景 に 周 辺 市 町 村 に 留 まらず 広 域 から 通 学 者 が 流 入 していることがわかります 一 方 で 主 に 大 学 などへの 通 学 により 深 谷 市 東 京 都 熊 谷 市 高 崎 市 さいたま 市 などへの 流 出 が 見 られます 14

3. 出 生 動 向 1 合 計 特 殊 出 生 率 の 動 向 本 市 の 合 計 特 殊 出 生 率 は 人 口 置 換 水 準 や 全 国 値 を 大 きく 下 回 る 周 辺 市 町 村 と 比 較 しても 非 常 に 低 い 本 市 の 合 計 特 殊 出 生 率 の 推 移 をみると 全 国 および 埼 玉 県 を 下 回 る 傾 向 にあります また 人 口 置 換 水 準 と 言 われる 2.07 を 大 幅 に 下 回 っています 合 計 特 殊 出 生 率 (5 年 平 均 )は 1.23 と 周 辺 市 町 村 と 比 較 すると 低 めとなっていま す また 周 辺 市 町 村 の 中 で 群 馬 県 側 より 埼 玉 県 側 の 市 町 村 の 合 計 特 殊 出 生 率 が 低 い 傾 向 にあります 15

2 出 生 に 関 する 要 因 分 解 周 辺 市 町 村 よりも 合 計 特 殊 出 生 率 が 低 いのは 既 婚 者 における 出 生 数 の 少 な さに 起 因 本 市 における 15~49 歳 における 年 齢 階 級 別 の 1,000 人 あたりの 出 生 数 は 30 代 において 隣 接 する 市 平 均 や 埼 玉 県 を 大 きく 下 回 っています また 地 域 を 問 わず 出 生 の 中 心 世 代 は 20~39 歳 となっています そこで 出 生 率 の 背 景 を 分 析 するため 20~39 歳 の 女 性 を 対 象 に 年 齢 階 級 別 の 既 婚 率 既 婚 者 における 出 生 数 に 分 けて 周 辺 市 町 村 との 比 較 をします 加 えて 仮 に 出 生 率 が 高 くても 当 該 年 齢 の 女 性 が 少 ない 場 合 実 際 の 出 生 数 も 少 なくなるため 人 口 比 の 比 較 も 行 います (a)1000 人 当 たりの 出 生 数 (2010~2014 年 の5 年 平 均 ) 15~19 歳 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 40~44 歳 45~49 歳 本 庄 市 5.8 29.9 82.4 85.4 42.8 7.9 0.1 さいたま 市 2.8 21.4 76.2 101.3 52.7 9.8 0.2 熊 谷 市 3.5 28.5 76.5 88.5 45.4 8.2 0.2 埼 玉 県 深 谷 市 5.7 32.8 86.5 89.7 43.5 7.5 0.2 美 里 町 2.8 28.9 76.6 77.0 38.1 6.6 0.0 神 川 町 9.9 32.3 83.0 91.1 36.7 3.5 0.4 上 里 町 4.6 33.7 78.1 77.9 37.6 7.6 0.0 寄 居 町 5.3 32.5 77.1 73.9 35.0 7.1 0.0 高 崎 市 3.6 29.1 91.4 102.0 50.9 9.7 0.2 群 馬 県 伊 勢 崎 市 5.5 45.7 97.6 95.9 46.3 7.8 0.1 藤 岡 市 5.4 35.3 78.1 86.7 37.4 7.3 0.4 平 均 * 4.9 32.0 82.1 88.4 42.4 7.5 0.2 市 平 均 * 4.4 32.1 84.4 94.0 46.0 8.4 0.2 埼 玉 県 3.9 27.3 76.8 92.7 48.0 9.1 0.2 群 馬 県 4.4 33.4 88.8 93.6 46.0 8.4 0.2 全 国 4.5 31.7 82.8 94.4 48.5 9.3 0.2 ( 出 所 ) 人 口 動 態 調 査 厚 生 労 働 省 住 民 基 本 台 帳 に 基 づく 人 口 人 口 動 態 および 世 帯 数 総 務 省 * 本 庄 市 除 く 平 均 ( 注 ) 各 年 の 出 生 数 を3 月 末 人 口 で 除 した 算 出 16

既 婚 率 は 30 代 前 半 で 他 市 平 均 を 若 干 下 回 るものの 全 体 的 に 大 きな 差 がないこと がわかります (b) 既 婚 率 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 本 庄 市 11.3% 41.9% 65.8% 79.3% さいたま 市 7.5% 37.7% 67.0% 77.7% 熊 谷 市 9.1% 39.4% 65.8% 77.9% 埼 玉 県 深 谷 市 12.4% 41.6% 67.9% 79.9% 美 里 町 7.2% 37.9% 62.0% 78.9% 神 川 町 13.8% 41.8% 64.0% 78.0% 上 里 町 12.4% 42.6% 69.1% 82.2% 寄 居 町 10.5% 36.7% 63.0% 76.7% 高 崎 市 10.3% 43.2% 68.4% 79.5% 群 馬 県 伊 勢 崎 市 14.7% 46.5% 71.7% 81.9% 藤 岡 市 10.4% 38.8% 66.9% 79.9% 平 均 * 10.8% 40.6% 66.6% 79.3% 市 平 均 * 10.7% 41.2% 67.9% 79.5% 埼 玉 県 9.1% 38.2% 65.4% 77.1% 群 馬 県 11.6% 42.6% 68.5% 79.7% 全 国 10.4% 39.7% 65.5% 76.9% ( 出 所 ) 平 成 22 年 国 勢 調 査 * 本 庄 市 除 く 平 均 ( 注 ) 既 婚 率 =1- 未 婚 率 で 試 算 既 婚 者 1,000 人 あたりの 出 生 数 は 全 体 的 に 他 市 平 均 や 埼 玉 県 を 下 回 り 特 に 20 代 前 半 の 出 生 数 が 少 なく 次 に 30 代 前 半 の 出 生 数 が 少 なくなっています (c) 既 婚 者 1000 人 あたりの 出 生 数 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 本 庄 市 265 197 130 54 さいたま 市 284 202 151 68 熊 谷 市 314 194 134 58 埼 玉 県 深 谷 市 264 208 132 54 美 里 町 400 202 124 48 神 川 町 234 199 142 47 上 里 町 272 183 113 46 寄 居 町 309 210 117 46 高 崎 市 282 211 149 64 群 馬 県 伊 勢 崎 市 312 210 134 56 藤 岡 市 339 201 130 47 平 均 * 301 202 133 53 市 平 均 * 299 204 138 58 埼 玉 県 301 201 142 62 群 馬 県 287 208 137 58 全 国 307 209 144 63 ( 出 所 ) 平 成 22 年 国 勢 調 査 人 口 動 態 調 査 厚 生 労 働 省 住 民 基 本 台 帳 に 基 づく 人 口 人 口 動 態 および 世 帯 数 総 務 省 * 本 庄 市 除 く 平 均 ( 注 ) 婚 外 子 は0と 仮 定 し 既 婚 者 1000 人 当 たりの 出 生 数 =1000 人 当 たりの 出 生 数 既 婚 率 で 試 算 17

女 性 における 20~39 歳 の 人 口 比 は 他 市 平 均 および 埼 玉 県 と 比 較 して 30 代 後 半 で 若 干 小 さいことを 除 けば ほぼ 平 均 並 みと 言 えます 以 上 から 本 市 における 合 計 特 殊 出 生 率 の 低 さは 既 婚 率 の 低 さではなく 既 婚 者 に おける 出 生 数 の 少 なさが 影 響 していると 考 えられます (d) 女 性 の5 歳 階 級 別 人 口 比 (2015/1/1 現 在 ) 20~24 歳 25~29 歳 30~34 歳 35~39 歳 本 庄 市 4.8% 4.8% 5.4% 6.1% さいたま 市 5.1% 5.5% 6.2% 7.2% 熊 谷 市 4.8% 4.8% 5.5% 6.3% 埼 玉 県 深 谷 市 4.7% 4.9% 5.5% 6.3% 美 里 町 5.0% 3.9% 5.3% 5.9% 神 川 町 5.2% 4.7% 5.2% 5.4% 上 里 町 5.1% 4.9% 5.5% 6.6% 寄 居 町 4.9% 4.7% 4.5% 5.2% 高 崎 市 4.6% 4.7% 5.6% 6.6% 群 馬 県 伊 勢 崎 市 4.6% 5.0% 5.8% 7.1% 藤 岡 市 4.6% 4.3% 4.7% 5.9% 平 均 * 4.9% 4.7% 5.4% 6.3% 市 平 均 * 4.7% 4.9% 5.5% 6.6% 埼 玉 県 4.9% 5.2% 5.9% 6.9% 群 馬 県 4.5% 4.5% 5.1% 6.2% 全 国 4.6% 5.0% 5.7% 6.5% ( 出 所 ) 住 民 基 本 台 帳 に 基 づく 人 口 人 口 動 態 および 世 帯 数 総 務 省 * 本 庄 市 除 く 平 均 18

3 出 生 構 造 出 生 構 造 は 県 平 均 と 比 較 して 多 子 化 まず 第 1 子 出 生 が 課 題 であり 出 生 年 齢 の 引 き 下 げも 課 題 第 1 子 母 親 の 年 齢 階 級 別 に 総 出 生 数 に 占 める 出 生 順 位 の 割 合 をみると 20 代 前 半 では 約 3 分 の 2 が 第 1 子 であり 年 齢 が 高 くなるほど 第 2 子 以 降 の 割 合 が 高 くなるものの 30 代 後 半 でも 4 分 の 3 以 上 が 第 2 子 までとなっています 多 子 化 の 状 況 を 検 討 するため 埼 玉 県 の 出 生 構 造 と 比 較 すると 20 代 前 半 では 第 2 子 の 割 合 が 大 きく 20 代 後 半 から 30 代 前 半 では 第 2~3 子 の 割 合 が 大 きくなってお り 出 生 構 造 においては 比 較 的 多 子 化 が 進 んでいます 一 方 で 先 の 分 析 の 通 り 出 生 率 は 低 い( 同 じ 人 口 当 たりの 総 出 生 数 が 少 ない)ことから 出 生 しない 方 も 多 いと 予 想 され 出 生 率 の 向 上 には 多 子 化 に 加 えて 早 い 年 代 での 第 1 子 の 出 生 も 課 題 と 考 えられます 19

4 結 婚 年 齢 の 変 化 晩 婚 化 は 全 国 的 な 傾 向 特 に 20 代 後 半 から 30 代 の 既 婚 率 が 大 きく 低 下 1995 年 から 2010 年 までの 女 性 の 年 齢 階 級 別 既 婚 率 の 推 移 をみると 20 代 後 半 か ら 40 代 前 半 の 既 婚 率 が 大 きく 低 下 してきているのに 対 し 40 代 後 半 における 低 下 幅 は 大 きくありません 最 終 的 な 既 婚 率 は 大 きく 低 下 していないものの 晩 婚 化 が 進 展 し ていると 考 えられます 1995 年 から 2010 年 にかけての 20 代 後 半 から 40 代 前 半 における 既 婚 率 の 増 減 を 全 国 および 埼 玉 県 と 比 較 すると 20 代 後 半 と 30 代 前 半 の 既 婚 率 の 低 下 が 大 きい 結 果 となっています 先 の 分 析 (P17 参 照 )の 通 り 現 在 の 既 婚 率 に 大 きな 差 が 無 い ことから 比 較 的 高 めだった 既 婚 率 が 全 国 や 埼 玉 県 より 大 きく 低 下 したと 言 えます ま た 地 域 を 問 わず 20 代 後 半 から 30 代 の 既 婚 率 が 大 きく 低 下 しており 全 国 的 な 晩 婚 化 の 進 展 を 示 唆 する 結 果 となっています こうした 晩 婚 化 の 進 展 は 出 生 率 低 下 の 一 因 と 考 えられます 20

III. 本 庄 市 の 産 業 分 析 1. 総 生 産 からみた 産 業 動 向 製 造 業 サービス 業 不 動 産 業 で 本 市 の 総 生 産 の 60% 以 上 を 占 める 特 化 係 数 から 本 市 は 製 造 業 農 業 などの 集 積 地 域 本 市 の 市 内 総 生 産 は 2012 年 度 で 約 2,728 億 円 となっており 県 内 63 市 町 村 の 中 で 第 21 位 の 規 模 となっています また 産 業 構 成 をみると 製 造 業 サービス 業 不 動 産 業 が 大 きな 比 率 を 占 めています 市 内 総 生 産 の 推 移 をみると 製 造 業 の 構 成 比 と 連 動 しており 総 生 産 規 模 が 製 造 業 の 影 響 を 受 けやすいことがわかります 21

産 業 の 特 徴 をみるために 産 業 別 総 生 産 による 特 化 係 数 (= 当 該 地 域 における 産 業 構 成 比 / 全 国 における 産 業 構 成 比 )を 周 辺 市 町 村 も 含 めて 比 較 すると 本 市 を 含 む 埼 玉 県 北 部 や 群 馬 県 南 部 の 市 や 町 における 製 造 業 の 値 が1を 超 えている 地 域 が 多 く 製 造 業 の 集 積 地 域 であると 言 えます また 本 市 に 加 え 神 川 町 上 里 町 深 谷 市 の 農 林 水 産 業 の 特 化 係 数 が 大 きく 1 を 超 えており 埼 玉 県 北 部 は 農 業 を 中 心 とした 1 次 産 業 も 活 発 な 地 域 と 言 えます 22

2. 就 業 者 からみた 産 業 動 向 1 従 業 者 数 からみた 産 業 構 造 従 業 者 数 では 製 造 業 卸 売 小 売 業 医 療 福 祉 が 大 きな 割 合 を 占 める 従 業 者 の 産 業 別 構 成 比 をみると 本 市 を 含 め 製 造 業 の 割 合 が 高 い 地 域 と 言 えます ま た 本 市 においては 卸 売 小 売 業 医 療 福 祉 などの 従 業 者 構 成 比 も 高 くなっていま す 周 辺 市 町 村 との 比 較 においては 医 療 福 祉 教 育 学 習 支 援 業 不 動 産 物 品 賃 貸 業 の 割 合 が 相 対 的 に 高 くなっています 23

2 産 業 別 就 業 者 の 高 齢 化 動 向 1 次 産 業 における 就 業 者 の 高 齢 化 が 進 展 本 市 の 主 要 産 業 における 就 業 者 の 年 齢 構 成 から 1 次 産 業 の 高 齢 化 が 進 展 しているの に 対 し 製 造 業 医 療 福 祉 宿 泊 飲 食 サービス 業 が 比 較 的 若 い 世 代 構 成 になってい ると 言 えます 24

3 就 業 者 数 からみた 市 内 産 業 動 向 と 市 民 の 就 業 動 向 教 育 学 習 支 援 業 医 療 福 祉 宿 泊 飲 食 サービス 業 などで 通 勤 に よる 市 内 への 流 入 超 過 が 目 立 つ 製 造 業 卸 売 小 売 業 で 通 勤 による 市 外 への 流 出 超 過 が 目 立 つ 男 性 は 通 勤 による 市 外 への 流 出 超 過 女 性 は 市 内 勤 務 から 市 外 への 通 勤 にシフトする 傾 向 市 内 で 勤 めている 就 業 者 数 ( 従 業 地 で 集 計 した 就 業 者 数 )と 市 内 在 住 の 就 業 者 数 ( 常 住 地 で 集 計 した 就 業 者 数 )の 比 を 産 業 別 に 比 較 すると 教 育 学 習 支 援 業 医 療 福 祉 宿 泊 飲 食 サービス 業 は 100%を 超 えており 市 外 からも 多 くの 通 勤 者 がいることが 伺 えます 一 方 で 就 業 者 において 大 きな 割 合 を 占 める 製 造 業 や 卸 小 売 業 では 100% を 大 きく 下 回 っており 多 くの 就 業 者 が 市 外 へ 通 勤 していることがわります 総 数 における 比 率 は1を 下 回 っており 就 業 者 全 体 でみると 市 外 からの 通 勤 者 より 市 外 への 通 勤 者 の 方 が 多 いと 言 え 本 市 のベットタウン 的 な 特 徴 が 見 てとれます 25

次 に 男 女 別 年 齢 階 級 別 にみると 男 性 は 高 齢 者 を 除 き 常 住 地 による 就 業 者 数 が 従 業 地 より 多 い( 比 が 100%を 超 えている)ため 市 外 へ 通 勤 する 就 業 者 が 多 いことが わかります 女 性 においては 35~49 歳 で 1995 年 以 降 比 率 が 低 下 し 2010 年 には 100%を 下 回 っており 市 内 勤 務 から 市 外 への 通 勤 にシフトする 傾 向 がみられます また 34 歳 以 下 でも 100%を 若 干 下 回 っており 市 外 への 通 勤 者 も 多 いと 考 えられます 子 育 て 環 境 などを 考 慮 し 職 住 接 近 による 就 業 形 態 を 進 めるには 市 内 での 女 性 の 雇 用 機 会 の 拡 大 が 非 常 に 重 要 だと 考 えられます 26

4 潜 在 労 働 力 女 性 30 代 の 就 業 率 低 下 を 示 すM 字 カーブが 本 市 にもみられる 女 性 の 就 業 促 進 更 には 正 規 化 促 進 が 重 要 そのためにはワークライフ バランスの 推 進 が 課 題 本 市 における 生 産 年 齢 (15~64 歳 )の 将 来 人 口 は 大 幅 な 減 少 が 予 想 され(P5 参 照 ) 労 働 力 が 不 足 する 可 能 性 があります そこで 市 内 常 住 者 の 性 別 年 齢 別 の 労 働 力 状 態 をみると 25~59 歳 の 男 性 の 就 業 率 が 約 85~90%に 達 するのに 対 し 同 年 代 の 女 性 は 高 くても 70% 程 度 に 留 まっています また 子 育 て 世 代 にあたる 30 代 の 女 性 就 業 率 が 低 下 するM 字 カーブがみられます 加 えて 男 女 問 わず 60 歳 以 上 の 就 業 率 は 大 幅 に 低 下 しています 今 後 の 予 想 される 労 働 力 不 足 を 解 消 するには (a) 女 性 就 業 率 の 向 上 (b)シニア 世 代 の 就 業 率 の 向 上 が 課 題 となります 特 に 女 性 においては 子 育 て 等 で 家 事 に 専 念 し 非 就 業 状 態 にある 女 性 (グラフ 上 潜 在 女 性 労 働 力 1)の 就 業 推 進 就 業 しているもの のパート 等 の 非 正 規 雇 用 が 中 心 である 女 性 ( 潜 在 労 働 力 2)の 正 規 化 推 進 が 重 要 になる と 考 えられます 特 に 仕 事 と 子 育 て 仕 事 と 介 護 等 の 両 立 のためには 性 別 や 年 齢 を 問 わずワークライフバランスが 課 題 と 言 えます 27

3. 労 働 生 産 性 1 業 種 別 の 労 働 生 産 性 本 市 の 製 造 業 は 労 働 生 産 性 が 高 い 本 市 の 労 働 生 産 性 (= 事 業 従 業 者 1 人 あたりの 付 加 価 値 額 )を 業 種 別 にみると 製 造 業 の 労 働 生 産 性 が 全 国 および 埼 玉 県 を 上 回 っています 業 種 別 の 相 対 労 働 生 産 性 (= 当 該 地 域 の 労 働 生 産 性 / 全 国 の 労 働 生 産 性 )を 周 辺 の 市 を 含 めて 比 較 すると 製 造 業 の 相 対 労 働 生 産 性 が 高 いことがわかります 28

2 業 種 別 の 競 争 力 本 市 の 製 造 業 は 競 争 力 と 雇 用 吸 収 力 の 双 方 で 高 い 本 市 における 各 産 業 の 相 対 的 な 位 置 づけをみるために 産 業 の 競 争 力 は 集 積 度 ( 当 該 地 域 の 従 業 者 構 成 比 / 全 国 の 従 業 者 構 成 比 )と 相 対 労 働 生 産 性 に 比 例 すると 仮 定 し 産 業 の 雇 用 吸 収 力 を 従 業 者 構 成 比 として 産 業 ポジションマップを 描 きます 産 業 ポジションマップから 本 市 は 製 造 業 の 競 争 力 と 雇 用 吸 収 力 が 高 く 次 に 医 療 福 祉 が 双 方 で 高 い 値 となっています また 競 争 力 では 生 活 関 連 サービス 娯 楽 業 が 雇 用 吸 収 力 では 卸 売 小 売 業 が 製 造 業 に 次 いで 大 きくなっています 29

次 に 競 争 力 および 雇 用 吸 収 力 の 大 きい 製 造 業 について 周 辺 市 町 村 と 比 較 すると 当 地 域 では 平 均 的 な 競 争 力 を 有 しています また なお 雇 用 吸 収 力 に 関 しては 相 対 的 に 小 さいのは 本 市 が 美 里 町 神 川 町 上 里 町 を 含 む 地 域 圏 の 拠 点 都 市 の 役 割 を 果 たし ている 結 果 バランスのとれた 産 業 構 成 となっている 可 能 性 が 考 えられます 30

4. 農 業 の 動 向 総 生 産 からみた 産 業 動 向 (P22 参 照 )で 見 た 通 り 本 市 に 加 え 神 川 町 上 里 町 深 谷 市 などの 周 辺 市 町 村 は 県 内 でも 農 業 が 活 発 な 地 域 となっております ここでは 農 地 農 家 農 業 生 産 の 動 向 についてみます 1 農 地 と 農 家 の 動 向 本 市 の 耕 地 面 積 は 畑 作 を 中 心 に 県 平 均 を 超 えて 農 業 が 活 発 な 地 域 農 家 構 成 では 自 給 的 農 家 の 割 合 が 県 平 均 を 超 えている 一 方 で 主 業 農 家 の 割 合 も 高 い 本 市 の 耕 地 面 積 の 割 合 は 埼 玉 県 より 大 きく 県 内 の 土 地 利 用 においては 農 地 が 多 いと 言 えます また 水 田 面 積 比 率 は 埼 玉 県 を 大 きく 下 回 り 県 内 の 農 地 利 用 においては 畑 が 中 心 になっていることがわかります 本 市 の 農 家 に 占 める 自 給 的 農 家 の 割 合 は 50% 以 上 であり 埼 玉 県 よりも 高 い 比 率 と なっています 一 方 で 農 業 が 所 得 の 中 心 を 占 め 比 較 的 若 い 人 が 農 業 に 従 事 する 主 業 農 家 の 比 率 は 埼 玉 県 を 上 回 っています 31

2 農 業 生 産 の 動 向 本 市 の 農 業 産 出 額 の 約 70%を 野 菜 生 産 が 占 める 収 穫 量 においては きゅうり ねぎ が 多 い なす レタス たまねぎ カリフラワー が 県 内 生 産 1 位 農 業 産 出 額 から 生 産 動 向 をみると 本 市 は 野 菜 生 産 が 70% 近 くを 占 め 埼 玉 県 の 約 50%を 大 きく 上 回 っております 野 菜 の 生 産 額 は 約 60 億 に 達 し 深 谷 市 の 約 180 億 についで 県 内 第 2 位 の 生 産 額 となっています(2006 年 時 点 ) 本 市 の 野 菜 生 産 において 収 獲 量 が 県 内 で 上 位 3 位 以 内 に 入 る 品 目 をみると 5000 トンを 超 える 生 産 に 達 しているのが きゅうり ねぎ の 2 品 目 であり 県 内 1 位 の 生 産 に 達 しているのが なす レタス たまねぎ カリフラワー などとな っています 埼 玉 県 内 で 収 穫 量 が 上 位 3 位 以 内 に 入 る 野 菜 品 目 1 位 2 位 3 位 市 町 村 収 穫 量 (t) 市 町 村 収 穫 量 (t) 市 町 村 収 穫 量 (t) きゅうり 深 谷 市 16,480 本 庄 市 7,710 加 須 市 4,186 ねぎ 深 谷 市 17,624 熊 谷 市 6,930 本 庄 市 5,053 はくさい 上 里 町 3,427 本 庄 市 2,783 日 高 市 600 なす 本 庄 市 1,587 加 須 市 836 深 谷 市 800 レタス( 結 球 ) 本 庄 市 1,387 吉 川 市 630 深 谷 市 342 ブロッコリー 深 谷 市 7,085 本 庄 市 1,360 熊 谷 市 607 たまねぎ 本 庄 市 1,230 さいたま 市 166 所 沢 市 140 キャベツ 深 谷 市 2,635 本 庄 市 1,109 上 里 町 838 やまのいも 熊 谷 市 757 本 庄 市 411 深 谷 市 364 ばれいしょ(じゃがいも) 所 沢 市 517 飯 能 市 424 本 庄 市 404 カリフラワー 本 庄 市 302 吉 川 市 127 行 田 市 123 スイートコーン( 未 成 熟 とうもろこし) 深 谷 市 1,766 熊 谷 市 221 本 庄 市 209 えだまめ 八 潮 市 298 本 庄 市 190 さいたま 市 188 ( 出 所 ) 平 成 22 年 産 埼 玉 県 野 菜 生 産 状 況 表 式 調 査 (- 野 菜 の 市 町 村 別 生 産 状 況 -) 埼 玉 県 32

本 庄 市 の 社 会 分 析 1. 世 帯 本 市 の 世 帯 構 成 においては 高 齢 者 の 単 身 世 帯 比 率 が 高 い 本 市 の 平 均 世 帯 人 員 は 周 辺 市 町 村 より 少 なくなっています 要 因 として 単 独 世 帯 比 率 の 高 さが 考 えられます また 高 齢 者 の 単 身 世 帯 比 率 が 高 いなど 高 齢 者 のいる 世 帯 構 造 が 東 京 都 のような 大 都 市 に 似 ている 傾 向 があります 地 域 年 少 人 口 比 率 人 口 生 産 年 齢 人 口 比 率 高 齢 者 比 率 平 均 世 帯 人 員 ( 人 ) 核 家 族 世 帯 比 率 単 独 世 帯 比 率 高 齢 者 のいる 核 家 族 世 帯 比 率 高 齢 夫 婦 世 帯 比 率 高 齢 単 身 世 帯 比 率 本 庄 市 12.6% 63.7% 22.7% 2.5 54.4% 32.5% 18.4% 8.6% 9.3% 上 里 町 15.2% 65.9% 18.7% 2.8 65.1% 20.4% 18.2% 8.7% 6.5% 神 川 町 13.2% 64.8% 21.9% 2.9 59.8% 21.5% 20.1% 9.4% 6.4% 美 里 町 11.8% 63.5% 24.7% 3.3 59.3% 14.9% 22.6% 9.0% 6.9% 寄 居 町 12.1% 63.6% 24.2% 2.8 62.6% 20.6% 23.0% 10.8% 8.3% 深 谷 市 13.8% 64.7% 21.4% 2.8 62.8% 21.2% 20.4% 9.6% 6.5% 熊 谷 市 12.8% 65.2% 21.7% 2.7 61.9% 24.9% 20.7% 10.1% 7.5% 伊 勢 崎 市 15.3% 63.8% 20.3% 2.7 60.1% 25.5% 18.3% 8.9% 6.6% 高 崎 市 14.0% 62.6% 22.6% 2.5 59.5% 29.5% 20.0% 10.5% 8.3% 前 橋 市 13.5% 62.5% 23.4% 2.6 58.9% 28.7% 20.6% 10.7% 8.7% 藤 岡 市 13.5% 62.3% 23.9% 2.8 62.6% 21.6% 22.1% 10.9% 8.8% さいたま 市 13.7% 66.5% 19.1% 2.4 60.8% 31.6% 18.3% 9.1% 7.4% 埼 玉 県 13.3% 66.0% 20.4% 2.5 62.1% 28.4% 20.1% 9.8% 7.2% 群 馬 県 13.7% 62.3% 23.4% 2.7 59.3% 26.2% 20.7% 10.5% 8.3% 東 京 都 11.2% 67.3% 20.1% 2.1 48.2% 45.7% 15.6% 7.6% 9.7% 平 均 * 13.5% 64.1% 22.0% 2.8 61.2% 23.7% 20.4% 9.8% 7.4% 市 平 均 ** 13.8% 63.9% 21.8% 2.6 60.9% 26.1% 20.1% 10.0% 7.7% ( 出 所 ) 平 成 22 年 国 勢 調 査 * 本 庄 市 を 除 く 市 町 平 均 ** 本 庄 市 を 除 く 市 平 均 世 帯 33

2. 子 育 て 環 境 保 育 所 幼 稚 園 都 市 公 園 等 は 量 的 に 充 実 高 等 学 校 の 集 積 も 本 市 の 特 徴 1 保 育 所 幼 稚 園 本 市 は 保 育 所 待 機 児 童 比 率 が 0%で 保 育 所 や 幼 稚 園 の 量 的 充 実 が 特 徴 的 です 2012 年 2012 年 2013 年 2011 年 地 域 0~6 歳 人 口 10 万 人 あたりの 保 育 所 数 3~6 歳 人 口 10 万 人 あたりの 保 育 所 数 保 育 所 入 所 待 機 児 童 数 / 保 育 所 在 所 児 数 3~6 歳 人 口 10 万 人 あたりの 幼 稚 園 数 本 庄 市 483 805 0.0% 307 上 里 町 331 540 0.0% 180 神 川 町 399 680 0.0% 227 美 里 町 694 1,190 0.0% 298 寄 居 町 490 843 0.0% 105 深 谷 市 408 678 0.0% 279 熊 谷 市 338 563 0.0% 259 伊 勢 崎 市 308 529 0.0% 207 高 崎 市 361 615 0.0% 258 前 橋 市 309 523 0.0% 346 藤 岡 市 544 883 0.0% 279 さいたま 市 165 283 1.0% 238 埼 玉 県 222 380 1.1% 250 群 馬 県 361 608 0.0% 312 東 京 都 245 434 4.5% 253 平 均 * 395 666 0.09% 243 市 平 均 ** 347 582 0.14% 266 ( 出 所 ) 統 計 で 見 る 市 区 町 村 の 姿 2015 総 務 省 町 ( 丁 ) 字 別 人 口 調 査 埼 玉 県 年 齢 別 人 口 統 計 調 査 結 果 群 馬 県 住 民 基 本 台 帳 による 東 京 都 の 世 帯 と 人 口 東 京 都 * 本 庄 市 を 除 く 市 町 平 均 ** 本 庄 市 を 除 く 市 平 均 ( 注 ) 埼 玉 県 と 東 京 都 は1/1 時 点 人 口 群 馬 県 は10/1 時 点 人 口 2 教 育 当 該 年 齢 人 口 あたりの 中 学 校 数 は 少 なめであるものの 小 学 校 および 中 学 校 の 教 員 一 人 当 たりの 生 徒 数 は 平 均 的 であり また 当 該 年 齢 あたりの 高 校 数 は 圧 倒 的 に 多 くなっ ており 高 等 学 校 の 集 積 が 本 市 の 特 徴 のひとつと 言 えます 2013 年 地 域 小 学 校 における 教 員 1 人 あたりの 生 徒 数 中 学 校 における 教 員 1 人 あたりの 生 徒 数 7~12 歳 人 口 10 万 人 あたりの 小 学 校 数 13~15 歳 人 口 10 万 人 あたりの 中 学 校 数 16~18 歳 人 口 10 万 人 あたりの 高 校 数 本 庄 市 15.6 15.3 310 215 240 上 里 町 15.8 15.8 250 198 0 神 川 町 11.9 12.5 569 435 0 美 里 町 11.8 12.0 515 314 0 寄 居 町 14.0 13.5 357 307 90 深 谷 市 17.4 14.2 231 257 116 熊 谷 市 16.2 13.0 288 303 120 伊 勢 崎 市 17.7 15.7 193 164 92 高 崎 市 16.2 14.7 284 235 119 前 橋 市 16.6 14.8 294 261 122 藤 岡 市 15.4 13.2 305 252 144 さいたま 市 21.2 17.9 156 181 99 埼 玉 県 19.0 15.9 212 222 95 群 馬 県 15.7 13.6 305 302 138 東 京 都 18.1 16.1 231 270 143 平 均 * 15.8 14.3 313 264 82 市 平 均 ** 17.2 14.8 250 236 116 ( 出 所 ) 統 計 で 見 る 市 区 町 村 の 姿 2015 総 務 省 町 ( 丁 ) 字 別 人 口 調 査 埼 玉 県 年 齢 別 人 口 統 計 調 査 結 果 群 馬 県 住 民 基 本 台 帳 による 東 京 都 の 世 帯 と 人 口 東 京 都 * 本 庄 市 を 除 く 市 町 平 均 ** 本 庄 市 を 除 く 市 平 均 ( 注 ) 埼 玉 県 と 東 京 都 は1/1 時 点 人 口 群 馬 県 は10/1 時 点 人 口 34

3 生 活 施 設 本 市 の 人 口 に 対 する 都 市 公 園 数 は 非 常 に 多 くなっています また 公 民 館 や 図 書 館 の 数 にも 不 足 は 見 られず 量 的 側 面 では 子 育 て 環 境 が 良 好 と 言 えます 2012 年 2011 年 2011 年 地 域 人 口 10 万 人 あたりの 都 市 公 園 数 人 口 10 万 人 あたりの 公 民 館 数 人 口 10 万 人 あたりの 図 書 館 数 本 庄 市 149 15 2.5 上 里 町 16 19 3.2 神 川 町 70 7 0.0 美 里 町 0 34 8.6 寄 居 町 42 22 2.8 深 谷 市 62 8 2.7 熊 谷 市 66 19 2.5 伊 勢 崎 市 91 7 1.9 高 崎 市 58 12 1.9 前 橋 市 117 6 4.8 藤 岡 市 18 12 1.5 さいたま 市 72 5 1.9 埼 玉 県 67 7 2.2 群 馬 県 72 11 2.7 東 京 都 61 1 3.1 平 均 * 56 14 2.9 市 平 均 ** 69 10 2.5 ( 出 所 ) 統 計 で 見 る 市 区 町 村 の 姿 2015 総 務 省 町 ( 丁 ) 字 別 人 口 調 査 埼 玉 県 年 齢 別 人 口 統 計 調 査 結 果 群 馬 県 住 民 基 本 台 帳 による 東 京 都 の 世 帯 と 人 口 東 京 都 * 本 庄 市 を 除 く 市 町 平 均 ** 本 庄 市 を 除 く 市 平 均 ( 注 ) 埼 玉 県 と 東 京 都 は1/1 時 点 人 口 群 馬 県 は10/1 時 点 人 口 35

3. 医 療 介 護 環 境 病 院 数 は 充 実 しているものの 全 体 的 な 医 師 数 は 不 足 傾 向 小 児 科 の 医 師 数 は 充 足 しているが 産 科 産 婦 人 科 は 不 足 本 市 の 人 口 当 たりの 病 院 数 は 充 実 しているものの 医 師 数 は 不 足 しており 医 療 環 境 が 充 実 しているとは 言 い 切 れない 状 況 にあります また 介 護 老 人 福 祉 施 設 も 若 干 少 な めとなっています 地 域 2013 年 2013 年 2013 年 2013 年 2013 年 2013 年 2012 年 人 口 10 万 人 あたりの 一 般 病 院 数 人 口 10 万 人 あたりの 一 般 診 療 所 数 人 口 10 万 人 あたりの 歯 科 診 療 所 数 人 口 10 万 人 あたりの 医 師 数 人 口 10 万 人 あたりの 歯 科 医 師 数 人 口 10 万 人 あたりの 薬 剤 師 数 老 年 人 口 10 万 人 あたりの 介 護 老 人 福 祉 施 設 数 本 庄 市 12.5 66 56 131 70 214 21 上 里 町 0.0 66 38 54 41 82 45 神 川 町 0.0 56 35 42 49 161 58 美 里 町 0.0 77 43 43 43 301 33 寄 居 町 5.6 59 51 84 81 112 21 深 谷 市 5.5 68 42 150 53 152 29 熊 谷 市 4.9 81 54 160 76 235 24 伊 勢 崎 市 3.9 70 42 203 62 155 27 高 崎 市 7.0 90 54 211 80 200 20 前 橋 市 6.0 103 56 447 91 233 23 藤 岡 市 7.5 71 45 238 75 197 27 さいたま 市 2.9 68 52 165 76 267 16 埼 玉 県 4.1 56 47 153 69 188 16 群 馬 県 6.0 79 49 226 71 175 24 東 京 都 4.6 99 83 324 125 349 14 平 均 * 3.9 74 47 163 66 190 29 市 平 均 ** 5.4 79 49 225 73 205 24 ( 出 所 ) 統 計 で 見 る 市 区 町 村 の 姿 2015 総 務 省 町 ( 丁 ) 字 別 人 口 調 査 埼 玉 県 年 齢 別 人 口 統 計 調 査 結 果 群 馬 県 住 民 基 本 台 帳 による 東 京 都 の 世 帯 と 人 口 東 京 都 * 本 庄 市 を 除 く 市 町 平 均 ** 本 庄 市 を 除 く 市 平 均 ( 注 ) 埼 玉 県 と 東 京 都 は1/1 時 点 人 口 群 馬 県 は10/1 時 点 人 口 次 に 小 児 科 および 産 科 産 婦 人 科 の 医 師 数 について 本 市 の 充 足 度 をみます 小 児 科 を 主 とする 医 師 数 は 周 辺 の 市 より 少 ないものの 他 の 診 療 科 も 含 めて 小 児 科 も 診 る 医 師 数 では 前 橋 市 藤 岡 市 に 次 いで 多 くなっています 産 科 産 婦 人 科 は 重 複 診 療 を 含 め ても 熊 谷 市 さいたま 市 伊 勢 崎 市 についで 少 ない 医 師 数 となっています 36

地 域 小 児 科 の 医 師 数 充 足 度 産 科 産 婦 人 科 の 医 師 数 充 足 度 (0~9 歳 人 口 1000 人 あたり 医 師 数 ) (20~39 歳 女 性 人 口 1000 人 あたり 医 師 数 ) 重 複 選 択 無 * 重 複 選 択 有 * 重 複 選 択 無 * 重 複 選 択 有 * 本 庄 市 0.48 3.20 0.47 0.58 上 里 町 0.37 1.86 0.00 0.00 神 川 町 0.00 2.83 0.00 0.00 美 里 町 0.00 0.00 0.00 0.00 寄 居 町 0.43 2.58 0.29 0.59 深 谷 市 0.74 2.46 0.95 1.01 熊 谷 市 1.26 3.03 0.46 0.46 伊 勢 崎 市 1.33 2.60 0.49 0.49 高 崎 市 1.40 2.19 0.77 0.82 前 橋 市 3.49 4.85 1.58 1.72 藤 岡 市 1.51 3.22 0.88 0.88 さいたま 市 1.38 2.47 0.43 0.47 埼 玉 県 1.13 2.32 0.50 0.53 群 馬 県 1.72 3.26 0.74 0.79 東 京 都 2.13 3.72 0.83 0.88 平 均 ** 1.08 2.55 0.53 0.58 市 平 均 *** 1.59 2.97 0.79 0.83 ( 出 所 ) 平 成 24 年 医 師 歯 科 医 師 薬 剤 師 調 査 厚 生 労 働 省 住 民 基 本 台 帳 に 基 づく 人 口 人 口 動 態 及 び 世 帯 数 調 査 2015 年 総 務 省 * 重 複 選 択 無 は 複 数 診 療 科 に 従 事 している 場 合 は 主 として 従 事 している 診 療 科 のみ 計 上 され 重 複 選 択 有 は 複 数 診 療 科 に 従 事 している 場 合 は 重 複 計 上 されている ** 本 庄 市 除 く 市 町 平 均 *** 本 庄 市 除 く 市 平 均 37

IV. 本 庄 市 の 市 民 の 声 (アンケート 分 析 ) 1. 結 婚 出 産 子 育 てアンケート 1 趣 旨 本 市 では 2002 年 をピークに 人 口 が 減 少 傾 向 にあり 今 後 もさらに 減 少 していくこ とが 予 想 されています このままでは 次 代 を 担 う 子 どもの 数 が 減 り 市 の 活 力 低 下 に 繋 がるおそれがあります この 状 況 を 解 決 していくためには 結 婚 出 産 子 育 てに 関 する 取 組 みを 重 点 的 に 考 えていくことが 大 切 であると 考 え 結 婚 出 産 子 育 てに 関 す る 市 民 アンケート を 実 施 しました 2 実 施 概 要 配 布 対 象 : 無 作 為 に 抽 出 した 18 歳 から 40 歳 ( 2015 年 4 月 時 点 )までの 男 女 各 1,000 名 計 2,000 名 実 施 時 期 :2015 年 8 月 実 施 方 法 : 紙 媒 体 による 郵 送 調 査 3 回 収 結 果 回 収 数 :500 名 回 収 率 :25.0% 4 主 な 調 査 内 容 婚 姻 状 況 について ( 未 婚 の 場 合 ) 何 歳 で 結 婚 出 産 の 意 向 ( 既 婚 の 場 合 ) 現 在 の 子 ども 数 理 想 の 子 ども 数 地 域 の 子 育 て 環 境 本 庄 市 への 定 住 意 向 5 結 果 概 要 独 身 者 (200 名 ) 結 婚 に 対 する 意 欲 は 8 割 が 持 つ 結 果 となっています 結 婚 するつもりはない と 考 える 若 者 は 9%となっています 独 身 である 理 由 は 経 済 的 基 盤 がない (31%) 出 会 いがない (26%) 他 に 打 ち 込 みたいことがある (23%)などとなっています 出 産 に 対 する 意 欲 は 8.5 割 が 持 つ 理 想 の 子 ども 数 は 2.16 人 ( 全 国 は 男 性 2.04 女 性 2.12)となっています 38

独 身 男 性 の 正 社 員 比 率 ( 自 営 業 含 )は 7 割 程 度 であるのに 対 し 既 婚 男 性 はほぼ 10 割 を 占 めています 既 婚 者 (300 名 ) 配 偶 者 と 出 会 ったきっかけは 友 人 の 紹 介 (33%) 職 場 (32%) 学 校 (15%) などとなっています 女 性 の 結 婚 / 第 1 子 出 生 年 齢 は それぞれ 26.7 歳 /27.7 歳 ( 全 国 は 29.2 歳 /30.3 歳 )となっています 結 婚 を 決 めたきっかけは 適 当 な 年 齢 (51%) 早 く 一 緒 に 暮 らしたい (28%) 子 どもができた (25%)などが 中 心 で 経 済 基 盤 ができた は 11% 程 度 に 留 ま ります 出 産 に 対 する 意 欲 は 約 10 割 ( 98%)が 持 ち 理 想 子 供 数 は 2.47 人 ( 全 国 は 2.42) で 現 在 の 子 供 数 は 1.53 人 となっています 理 想 の 子 供 数 に 達 している 家 庭 は 約 3 割 であり 理 想 子 供 数 は 2.29 人 となってい ます 理 想 の 子 供 数 に 達 していないが 今 後 子 供 をもうける 予 定 にしている 家 庭 は 約 2.5 割 であり 約 4.5 割 の 家 庭 は 予 定 していないと 回 答 しています 理 想 子 供 数 にならない 理 由 として 経 済 的 理 由 (55%) 体 力 精 神 負 担 (24%) 仕 事 との 両 立 困 難 (24%)があげられ 地 域 の 子 育 て 環 境 (14%)とする 意 見 も 一 定 割 合 存 在 します 地 域 の 子 育 て 環 境 で 満 足 度 が 低 いのは 医 療 両 立 できる 職 場 学 童 満 足 度 が 高 いのは 自 然 保 育 所 など 安 全 安 心 などとなっています ただ し 回 答 に 地 域 差 が 見 られます 重 視 する 項 目 は 医 療 安 心 安 全 両 立 で きる 職 場 となっています 女 性 のライフコースは 多 岐 に 渡 るものの 理 想 を 実 現 できているのは 2~3 割 程 度 ( 企 業 制 度 理 解 経 済 的 事 由 再 就 職 難 などの 要 因 が 考 えられる)に 留 まります 仕 事 と 子 育 ての 両 立 を 進 めるための 取 組 として 病 児 預 かり 保 育 所 学 童 職 場 の 理 解 が 求 められています 全 体 (500) 名 回 答 者 の 46%が 定 住 意 向 を 示 しています 婚 姻 別 では 既 婚 者 地 域 別 では 児 玉 地 域 で 定 住 意 向 が 高 くなっています また 子 育 て 環 境 の 満 足 度 が 高 いほど 定 住 意 向 が 高 い 傾 向 にあります 自 由 回 答 では 遊 び 場 所 ( 数 内 容 面 管 理 面 など) 保 育 園 学 校 等 ( 数 保 育 料 など) 経 済 支 援 ( 児 童 手 当 など)への 意 見 が 多 く 見 られます 39

2. 転 出 入 アンケート 1 趣 旨 本 市 では 今 後 若 い 世 代 に 選 ばれ 定 住 してもらえる 魅 力 あるまちづくりを 進 めて いく 必 要 があります そこで 当 地 域 の 居 住 に 対 する 実 態 を 明 らかにするために 一 年 以 内 の 転 出 者 である 元 市 民 の 方 および 一 年 以 内 の 転 入 者 として 新 しく 市 民 となられ た 方 を 対 象 に 居 住 地 域 に 対 する 希 望 や 問 題 意 識 に 関 する 転 出 入 アンケート を 実 施 し ました 2 実 施 概 要 配 布 対 象 : 無 作 為 に 抽 出 した 18 歳 以 上 の 転 入 者 転 出 者 各 750 名 計 1,500 名 ( 重 複 世 帯 は 排 除 ) 実 施 時 期 :2015 年 9 月 実 施 方 法 : 紙 媒 体 による 郵 送 調 査 3 回 収 結 果 回 収 数 :366 通 (うち 転 出 199 通 転 入 167 通 ) 回 収 率 : 転 出 26.5% 転 入 22.3% 4 主 な 調 査 内 容 < 転 出 転 入 ともに> 家 族 構 成 転 居 理 由 本 庄 市 の 住 み 心 地 本 庄 市 の 子 育 て 環 境 5 結 果 概 要 回 答 者 に 占 める 若 い 世 代 (20~39 歳 )の 割 合 は 転 入 者 で 6 割 転 出 者 で 8 割 と なっています 転 出 入 ともに 多 い 市 町 村 は 深 谷 市 上 里 町 さいたま 市 伊 勢 崎 市 熊 谷 市 など となっています また 転 入 では 高 崎 市 転 出 では 美 里 町 などのエリアも 見 られま す 本 市 で 転 出 入 が 多 い 地 域 は 小 島 東 台 児 玉 町 児 玉 見 福 となっています 転 入 では 朝 日 町 早 稲 田 の 杜 栄 転 出 では 駅 南 小 島 南 日 の 出 などの 地 域 も 見 ら れます 転 出 入 ともに 転 居 理 由 として 仕 事 事 由 ( 仕 事 の 都 合 と 就 職 )が 4 割 を 占 めて 40

います 転 出 では 結 婚 が 転 入 では 住 宅 都 合 が 比 較 的 多 く 見 られます ま た 世 帯 特 性 としては 単 身 世 帯 は 仕 事 夫 婦 世 帯 は 結 婚 子 どものいる 世 帯 では このほかに 住 宅 都 合 出 産 親 と 同 居 など 様 々な 理 由 が 見 られています 転 居 先 の 決 定 理 由 は 転 出 入 者 ともに 職 場 学 校 に 近 い 交 通 の 便 住 宅 家 賃 価 格 が 多 くなっています 転 入 者 の 54% 転 出 者 の 71%が 本 市 に 満 足 を 示 しています 転 出 入 者 ともに 本 市 の 買 物 静 かさ 通 勤 通 学 の 環 境 に 満 足 し バス 交 通 電 車 の 環 境 に 不 満 を 示 しています 転 入 者 では 住 宅 条 件 に 満 足 し 公 園 医 療 で 不 満 を 示 す 回 答 が 見 られ 転 出 者 では 安 全 安 心 に 満 足 し 買 物 通 勤 通 学 で 不 満 が 見 られます 子 どものいる 転 入 者 の 46% 転 出 者 の 54%が 転 居 の 際 に 子 育 て 環 境 を 考 慮 して います( 考 慮 した 点 は 祖 父 母 の 存 在 通 学 環 境 など) また 転 入 者 では 公 園 保 育 園 転 出 者 では 治 安 学 校 幼 稚 園 の 評 判 などの 回 答 が 見 られま す 転 入 者 のうち 住 み 続 けたい 人 は 住 宅 購 入 が 最 も 大 きな 理 由 であり 住 み 心 地 家 族 親 族 がいる が 続 きます 引 っ 越 したい 人 は 仕 事 の 都 合 家 族 親 族 がいる 住 み 心 地 持 家 のほか 治 安 水 質 医 療 などへの 不 安 が 見 られ ます 転 出 者 のうち 戻 りたい 人 は 住 み 心 地 や 交 通 の 便 を 評 価 し 戻 りたくない 人 も また 交 通 ( 都 心 ) 住 み 心 地 を 理 由 にあげています 本 市 が 若 い 世 代 に 選 ばれる 魅 力 的 なまちになるために 自 由 意 見 を 求 めたところ 転 出 入 者 に 共 通 して 駅 前 開 発 と バス 網 の 充 実 があげられ 転 入 者 では 公 園 イベント 不 足 への 対 策 転 出 者 は 空 き 家 空 き 店 舗 への 対 策 があげられ ています 41

3. 就 業 時 動 向 アンケート 1 趣 旨 本 市 では 今 後 も 多 くの 方 々に 本 市 に 住 み 仕 事 をしていただくことが 重 要 であると 考 えております そこで 今 回 進 学 就 職 を 考 えている 方 または 就 業 している 若 い 世 代 の 就 職 についての 意 識 動 向 を 把 握 するために 就 業 時 動 向 アンケート を 実 施 しま した 2 実 施 概 要 配 布 対 象 : 無 作 為 に 抽 出 した 高 校 卒 業 後 の 18 歳 以 上 26 歳 までの 男 女 各 950 名 計 1,900 名 実 施 時 期 :2015 年 9 月 実 施 方 法 : 紙 媒 体 による 郵 送 調 査 3 回 収 結 果 回 収 数 :334 回 収 率 :19.6% 4 主 な 調 査 内 容 就 業 状 況 進 路 希 望 ( 進 学 希 望 の 場 合 の 調 査 項 目 ) 進 学 先 卒 業 後 の 希 望 業 種 その 選 択 基 準 就 業 希 望 地 域 ( 就 職 先 決 定 就 業 中 の 場 合 の 調 査 項 目 ) 就 職 を 決 めた 業 種 その 選 択 基 準 役 に 立 った 就 職 情 報 入 手 先 就 業 地 域 就 職 にあたって 期 待 以 上 だった 点 不 満 な 点 5 結 果 概 要 回 答 者 には 学 生 (144 名 ) 次 いで 正 社 員 (133 名 )が 多 く 双 方 で 全 体 の 80% 以 上 を 占 めています 未 就 業 者 (149 名 ) 未 就 業 者 においては 男 性 の 方 は 進 学 に 対 する 選 好 が 比 較 的 高 く 女 性 の 方 は 就 職 に 対 する 選 好 が 比 較 的 高 くなっています 未 就 業 者 の 将 来 の 希 望 職 種 は 公 務 員 医 療 福 祉 教 育 業 ならびに 製 造 業 の 順 と 42

なっています(なお 医 療 福 祉 を 希 望 するのは 女 性 に 集 中 しています) 男 性 は 公 務 員 製 造 業 情 報 通 信 業 (IT 産 業 ) 等 の 志 望 が 多 くなっています 就 業 地 は 本 庄 市 および 本 庄 市 近 辺 で 男 性 の 約 51% 女 性 の 約 43%を 占 めています 男 女 ともに 約 1/3 は こだわらない と 回 答 しています 未 就 業 者 は 職 業 の 選 択 動 機 として 職 場 の 雰 囲 気 の 良 さ を 最 大 の 理 由 として 挙 げています(なお 就 業 者 における 選 択 した 実 際 の 理 由 として 雇 用 の 安 定 感 持 てる 知 識 や 技 術 の 活 用 社 会 貢 献 などを 挙 げています) 就 業 者 (181 名 ) 医 療 福 祉 の 就 業 者 が 多 く 次 いで 製 造 業 が 多 くなっています 医 療 福 祉 を 希 望 したものは ほぼ 全 員 が 就 業 できているのに 対 し 情 報 通 信 業 運 輸 郵 便 業 不 動 産 業 については 希 望 に 対 して 就 業 者 が 少 なくなっています 教 育 業 や 公 務 員 に おいても 実 際 の 就 業 者 は 就 業 希 望 者 数 を 下 回 っています 3 割 以 上 の 就 業 者 が 本 市 の 企 業 に 就 職 しています 就 業 に 関 して 満 足 を 感 じている 項 目 は 人 や 社 会 に 貢 献 仕 事 を 通 した 資 格 や 技 術 の 習 得 雇 用 の 安 定 感 の 順 となっており 社 会 貢 献 を 誇 りにしている 人 が 多 いと 言 えます 就 業 に 関 して 不 満 なのは 賃 金 が 最 も 多 く 残 業 が 多 い 休 暇 が 少 なく 取 りづ らい が 挙 げられており 処 遇 やワークライフバランスにかかわる 課 題 が 挙 げられ ています 全 体 (262 名 ) 就 職 する( 内 定 済 み)と 回 答 した 人 は 本 市 に 住 み 続 けたいという 意 向 が 強 くなっ ていますが 就 業 者 就 職 活 動 中 の 者 進 学 希 望 者 の 定 住 意 向 は 必 ずしも 強 くない 結 果 となっています 43

4. 高 校 生 アンケート 1 趣 旨 人 口 減 少 は 市 の 活 力 を 低 下 させ 地 域 の 衰 退 を 招 く 恐 れがあるため 本 市 では 様 々な 取 組 を 検 討 していますが その 中 で 特 に 若 い 世 代 の 希 望 をかなえることが 重 要 であると の 考 えから 次 の 世 代 を 担 う 高 校 生 に 進 路 結 婚 定 住 等 の 意 向 を 把 握 するために 高 校 生 アンケート を 実 施 しました 2 実 施 概 要 配 布 対 象 : 本 庄 市 内 にある 6 つの 高 等 学 校 に 通 学 する 高 校 3 年 生 実 施 時 期 :2015 年 10 月 実 施 方 法 : 各 高 等 学 校 を 通 じ 配 布 回 収 3 回 収 結 果 回 収 数 :667 名 ( 男 性 372 名 女 性 295 名 ) 4 主 な 調 査 内 容 進 路 希 望 結 婚 出 産 の 意 向 女 性 にとって 好 ましいライフコース ( 進 学 する 場 合 の 調 査 項 目 ) 進 学 先 卒 業 後 の 就 業 希 望 地 とその 選 択 理 由 ( 就 職 する 場 合 の 調 査 項 目 ) 希 望 の 業 種 職 業 選 択 基 準 就 業 希 望 地 5 結 果 概 要 居 住 地 は 23%が 本 庄 市 (155 名 ) 次 いで 深 谷 市 熊 谷 市 児 玉 郡 ( 本 庄 市 除 く) が 多 くを 占 めています 8 割 が 卒 業 後 に 進 学 を 希 望 し 2 割 が 就 業 を 希 望 しています 進 学 希 望 者 について 進 学 先 地 域 として 5 割 が 東 京 都 2.5 割 が 埼 玉 県 を 希 望 し 7 割 が 現 住 地 からの 通 学 を 希 望 しています また 進 学 後 の 就 業 希 望 地 として 3 割 が 東 京 都 2.5 割 が 本 庄 周 辺 を 希 望 ( 未 定 が 4 割 )し 4 割 が 現 住 地 からの 通 勤 を 希 望 しています 女 性 は 比 較 的 地 元 を 選 好 する 傾 向 にあります 44

( 進 学 希 望 のうち 市 内 在 住 者 のみ) 進 学 先 地 域 として 4 割 が 東 京 都 3 割 が 埼 玉 県 内 を 希 望 し 6 割 が 現 住 地 からの 通 学 を 希 望 しています また 進 学 後 の 就 業 希 望 地 として 3 割 が 東 京 都 3 割 が 本 庄 周 辺 を 希 望 ( 未 定 が 4 割 )し 3.5 割 が 現 住 地 からの 通 勤 を 希 望 しています( 進 学 で 4 割 就 業 で 6.5 割 が 転 出 と 想 定 される) 東 京 都 で 就 業 したい 理 由 は 地 域 の 魅 力 と 新 しい 場 所 での 挑 戦 などとなっています 希 望 業 種 は 情 報 通 信 生 活 関 連 娯 楽 サービス 医 療 福 祉 などが 多 く 市 内 の 雇 用 吸 収 力 と 一 部 ミスマッチも 見 られます 東 京 都 に 進 学 希 望 する 者 のうち Uタ ーン 就 職 を 希 望 するのは 7% 程 度 となっています 就 業 希 望 者 就 業 希 望 地 として 8 割 が 埼 玉 県 (3.5 割 が 本 庄 市 )を 希 望 し 7.5 割 が 現 住 地 か らの 通 勤 を 希 望 しています 就 業 先 の 選 択 基 準 として 男 女 ともに 職 場 の 雰 囲 気 を 重 視 し 続 いて 男 性 は 能 力 や 個 性 を 生 かせる 身 につけた 知 識 や 技 術 が 生 かせる 女 性 は 賃 金 残 業 が 少 ない 安 定 感 を 重 視 する 傾 向 にあります ( 就 業 希 望 者 のうち 市 内 在 住 者 のみ) 本 庄 市 周 辺 の 就 業 地 を 希 望 する 者 が 多 く 8 割 が 現 住 地 からの 通 勤 を 希 望 していま す( 就 業 で 2 割 が 転 出 と 想 定 される) 全 員 ( 結 婚 出 産 に 関 して) 8 割 が 将 来 的 に 結 婚 を 希 望 しているが 5%が 一 生 結 婚 したくないと 回 答 しています 結 婚 したくない 理 由 として 時 間 もお 金 も 自 由 仕 事 や 趣 味 に 打 ち 込 みたい な どが 多 く 家 庭 を 持 つ 自 信 がない とする 理 由 も 4 人 に 1 人 が 選 択 しています 7.5 割 が 将 来 的 に 子 どもを 持 つことを 希 望 しているが 6%が 持 つつもりがないと 回 答 しています 子 どもを 持 つつもりがない 理 由 は 子 育 てが 大 変 お 金 がかかる などが 多 く 子 育 てをする 自 信 がない とする 理 由 も 4 人 に 1 人 以 上 が 選 択 して います 子 どもを 持 つことを 希 望 している 場 合 希 望 する 子 ども 数 は 平 均 2.20 人 となって います 女 性 のライフコース( 男 性 の 場 合 は 妻 に 求 めるライフコース)として 女 性 の 約 半 数 が 仕 事 の 継 続 を 望 んでいますが 男 性 は 結 婚 出 産 を 機 に 退 職 や 就 業 形 態 の 変 更 を 望 む 傾 向 にあります 45

5. 事 業 所 アンケート 1 趣 旨 少 子 高 齢 化 による 人 口 減 少 社 会 を 迎 え 将 来 に 向 けた 重 点 的 な 施 策 の 推 進 のため 本 市 に 拠 点 を 置 かれている 事 業 所 における 雇 用 動 向 や 就 労 環 境 についての 問 題 意 識 を 把 握 するために 事 業 所 アンケート を 実 施 しました 2 実 施 概 要 配 布 対 象 :20 人 以 上 の 常 用 雇 用 者 数 を 持 つ 市 内 事 業 所 について 産 業 別 の 分 布 を 踏 まえ 120 社 に 依 頼 実 施 時 期 :2015 年 10 月 実 施 方 法 : 紙 媒 体 による 郵 送 調 査 3 回 収 結 果 回 収 数 :40 社 回 収 率 :33.3% 4 主 な 調 査 内 容 業 種 形 態 ( 本 社 支 社 の 別 ) グループ 全 体 の 売 上 高 とそれに 占 める 割 合 本 庄 市 からの 雇 用 者 数 顧 客 の 立 地 本 庄 市 にあるメリット デメリット 採 用 について( 採 用 の 困 難 さ 採 用 チャネル) 職 場 環 境 について(ワークライフバランス 女 性 活 用 シニアの 活 用 ) 5 結 果 概 要 回 答 事 業 所 の6 割 が 本 庄 市 内 にある 企 業 ( 本 社 )として 回 答 本 庄 市 単 独 の 事 業 所 の 割 合 は 4 割 となっています グループ 全 体 では 売 上 高 10 億 円 未 満 の 企 業 が 過 半 を 占 めるが 1,000 億 円 以 上 の 企 業 も 10% 存 在 します 常 用 雇 用 のうち 本 庄 市 在 住 従 業 員 の 数 は 20 人 未 満 が 8 割 を 占 めています 顧 客 の 所 在 地 別 では 本 庄 市 その 他 埼 玉 県 とのつながりを 持 つ 会 社 が 6 割 以 上 とな っています 一 方 で 群 馬 県 も 4 割 近 く 存 在 し 市 境 を 接 するつながりの 深 さが 見 ら れます 全 国 を 顧 客 としている 企 業 は 11% 海 外 を 顧 客 としている 企 業 は 2% 程 度 となっています 本 庄 市 に 立 地 しているメリットのうち 大 きなものは 交 通 の 便 が 良 い 関 係 企 業 が 多 い 等 が 挙 げられています 46

デメリットとして 人 材 の 確 保 が 困 難 である 交 通 の 便 が 悪 い 大 消 費 地 より 遠 い が 挙 げられています 地 元 からの 採 用 は 積 極 的 に 採 用 したい できれば 採 用 したいをあわせると7 割 に 達 しています 理 想 の 人 材 像 は 協 調 性 が 第 一 に 求 められ 次 に 専 門 性 リーダーシップが 求 めら れています オールラウンドな 人 材 を 望 む 意 見 は 全 体 の 7% 程 度 となっています 従 業 員 の 定 着 状 況 は 87%が 良 好 な 状 況 にあります ワークライフバランスへの 取 組 みは 時 間 管 理 や 休 暇 取 得 が 中 心 ですが 育 休 制 度 が 整 備 されている 企 業 ( 女 性 のみ 31% 男 性 も 取 得 可 能 18%)も 多 くあります 一 方 何 もしていない 事 業 所 も 16% 存 在 します(そのすべてが 本 庄 市 内 に 本 社 を 有 る 企 業 ) 女 性 活 用 の 取 組 みは 4 割 が 採 用 枠 を 増 やすことで 対 応 し 管 理 職 に 登 用 している のは 26%( 役 員 登 用 はその 半 数 )となっています シルバー 人 材 活 用 の 取 組 みでは 定 年 後 嘱 託 等 で 再 雇 用 しているのが 70%と 高 い 値 となっています 少 子 高 齢 化 により 売 上 高 の 減 少 人 員 の 確 保 難 の 双 方 に 不 安 を 感 じる 企 業 が4 割 となっています 一 方 どちらか 単 独 の 不 安 を 上 げている 会 社 においては 人 員 の 確 保 に 不 安 を 感 じる 企 業 の 方 が 多 くなっています 47

V. 本 庄 市 の 将 来 人 口 推 計 と 人 口 問 題 が 地 域 に 与 える 影 響 社 人 研 による 推 計 とこれまでの 分 析 を 踏 まえた 本 市 独 自 の 推 計 を 比 較 することで 将 来 の 人 口 におよぼす 各 種 の 影 響 について 検 討 します 1. 将 来 人 口 の 推 計 1 推 計 における 仮 定 条 件 の 設 定 将 来 の 人 口 を 推 計 する 上 で 合 計 特 殊 出 生 率 と 移 動 率 の 検 討 が 必 要 となります 出 生 率 の 検 討 合 計 特 殊 出 生 率 について 国 の 長 期 ビジョンでは 人 口 置 換 水 準 となる 2.07 を 2040 年 頃 に 達 成 することを 目 標 とし アンケート 調 査 から 得 られた 国 民 の 希 望 出 生 率 1.8 を 2030 年 頃 に 達 成 するとしています 本 市 では 市 民 の 希 望 を 叶 えるという 視 点 から 結 婚 出 産 子 育 てアンケート(P38 参 照 )で 得 られた 既 婚 者 において 理 想 を 達 成 したと 回 答 された 方 々の 理 想 子 供 数 であ る 2.29 人 を 出 発 点 として 検 討 します 同 アンケートでは 未 婚 者 の 約 79%が 結 婚 を 希 望 し 約 12%が 考 えたことが 無 いと し 約 9%が 希 望 しないとの 結 果 となっています 仮 に 結 婚 意 思 のある 方 々の 希 望 を 実 現 し かつ 出 産 において 理 想 子 供 数 を 達 成 した 場 合 は 出 生 率 =2.29 人 79%= 1.81 人 となります(これは 国 における 国 民 の 希 望 出 生 率 に 近 い 値 となっています) また 結 婚 を 希 望 されない 人 を 除 いた 方 々の 結 婚 を 実 現 した 場 合 は 既 婚 率 が 約 91% (=79%+12%)となるため 出 生 率 は 2.08 人 (=2.29 人 91%)となります(こ れは 人 口 の 置 換 水 準 とされる 2.07 に 近 い 結 果 となっています) 以 上 を 踏 まえ 本 市 に おける 希 望 出 生 率 を 1.81~2.08 人 とします 次 に 希 望 出 生 率 の 達 成 時 期 を 考 えます ところで 最 新 の 国 の 合 計 特 殊 出 生 率 は 約 1.41(2010~2014 年 の 5 年 平 均 )なのに 対 し 本 市 はそれを 大 きく 下 回 る 約 1.23 となっています(P15 参 照 ) そこで 国 は 2040 年 に 2.07 を 目 標 としていますが 本 市 の 現 状 を 考 慮 し 現 在 の 出 生 率 である 1.23 を 起 点 に 2040 年 に 本 市 の 希 望 出 生 率 の 下 限 である 1.81 を 達 成 し 2060 年 に 上 限 である 2.08 を 達 成 することを 本 市 の 独 自 の 出 生 率 シナリオとして 設 定 し 社 人 研 による 予 想 と 比 較 検 討 します 48

移 動 率 の 検 討 社 人 研 の 移 動 率 は 2005~2010 年 の 国 勢 調 査 を 踏 まえた 本 市 の 実 態 を 反 映 した 予 想 となっており 男 女 とも 10 代 後 半 から 40 歳 にかけての 多 くの 世 代 で 負 の 移 動 率 ( 転 出 者 数 が 転 入 者 数 を 上 回 る 転 出 超 過 状 態 )となっており 特 に 10 代 後 半 から 20 代 前 半 にかけての 時 期 の 移 動 率 は 大 きく 負 となっています ただし 社 人 研 においては 全 国 的 な 移 動 率 の 縮 小 傾 向 を 反 映 して 2020 年 頃 までに 移 動 率 は 0.5 倍 程 度 に 縮 小 し そ の 後 は 一 定 と 予 想 しています 本 市 においては 特 定 の 世 代 における 人 口 流 出 は 望 ましくないと 考 え 全 ての 世 代 に おいて 2030 年 頃 に 人 口 の 移 動 均 衡 ( 転 出 者 数 と 転 入 者 数 が 一 致 )を 目 指 すことをシ ナリオとして 設 定 します 推 計 シナリオ 以 上 の 合 計 特 殊 出 生 率 と 移 動 率 のシナリオを 組 み 合 わせ 下 表 のとおり 社 人 研 の 推 計 と 合 わせて 3 パターンのシナリオで 将 来 の 人 口 推 計 を 行 います 合 計 特 殊 出 生 率 移 動 率 No 仮 定 2015 年 * 2020 年 2030 年 2040 年 2060 年 2030 年 2060 年 1 社 人 研 と 同 じ 1.23 1.32 1.30 1.31 1.31 原 則 として 2005~2010 年 の 国 勢 調 査 に 基 づいて 算 出 された 純 移 動 率 2020 年 にかけて 純 移 動 率 が 約 0.5 倍 に 縮 小 し 以 後 一 定 *** 2 出 生 率 向 上 ** 1.23 1.35 1.58 1.81 2.08 同 上 3 出 生 率 向 上 ** + 移 動 均 衡 同 上 2030 年 にかけて 全 世 代 の 純 移 動 率 0に 収 束 ( 移 動 均 衡 達 成 ) 2060 年 まで 全 世 代 の 純 移 動 率 0で 一 定 * 全 てのシナリオにおいて 最 新 の 動 向 を 反 映 させるため 2015 年 にかけての 出 生 率 のみ 本 庄 市 の2010~2014 年 の5 年 間 の 平 均 で 設 定 **アンケートから 試 算 した 希 望 出 生 率 1.81と2.08へ 上 昇 ***したがって 現 状 で 人 口 が 流 出 し 社 会 減 傾 向 ( 純 移 動 率 が 負 )にある 世 代 は 改 善 方 向 の 推 計 となっている 49

2 総 人 口 の 比 較 社 人 研 推 計 ( 図 表 上 1)の 場 合 2035 年 には 人 口 が70,000 人 を 割 り 込 み その 後 も 減 少 傾 向 が 続 き 2060 年 には 48,600 人 程 度 の 人 口 となります 本 市 の 希 望 出 生 率 を 実 現 するケースの 独 自 推 計 の2は 減 少 傾 向 が 緩 やかになり 2060 年 時 点 でも 5 万 人 以 上 の 人 口 が 維 持 されます さらに 移 動 均 衡 を 見 込 む 独 自 推 計 の3では 更 に 人 口 の 減 少 幅 が 縮 小 し 2060 年 時 点 で2より 180 人 多 い 約 54,700 人 と 推 計 されます 3 生 産 年 齢 人 口 の 比 較 社 人 研 推 計 では 2010 年 と 比 較 して 2060 年 の 生 産 年 齢 人 口 は 半 分 以 下 の 約 24,000 人 となります それに 対 し 出 生 率 向 上 を 見 込 む 独 自 推 計 の2では 2010 年 の 半 分 以 上 である 約 27,000 人 更 に 移 動 均 衡 も 見 込 む 独 自 推 計 の3では 1,000 人 近 く 多 い 約 27,900 人 の 生 産 年 齢 人 口 になると 推 計 されます 50

4 年 少 人 口 の 比 較 社 人 研 推 計 では 年 少 人 口 の 減 少 傾 向 が 続 き 2010 年 と 比 較 して 2060 年 の 年 少 人 口 は 約 4 割 水 準 の 約 4,000 人 となります それに 対 し 出 生 率 向 上 を 見 込 む 独 自 推 計 の2では 2025 年 頃 から 減 少 傾 向 が 止 まり 2010 年 の 約 7 割 に 近 い 約 7,000 人 更 に 移 動 均 衡 も 見 込 む 独 自 推 計 の3では 500 人 近 く 多 い 約 7,400 人 の 年 少 人 口 に なると 推 計 されます 5 高 齢 化 率 の 比 較 老 年 人 口 (65 歳 以 上 の 人 口 )は 2060 年 にかけての 50 年 間 では 新 たに 出 生 す る 人 口 の 寄 与 が 無 いため 各 推 計 には 大 きな 差 は 生 じません 一 方 で それを 支 える 65 歳 未 満 人 口 に 大 きな 差 が 出 るため 高 齢 化 率 ( 老 年 人 口 の 総 人 口 に 対 する 割 合 )は 社 人 研 推 計 では 2060 年 に 40%を 超 えるのに 対 し 独 自 の 推 計 の2および3では 2045 ~2050 年 のピーク 時 でも 40%を 下 回 り その 後 低 下 傾 向 となります ただし 全 て の 推 計 において 現 在 よりは 遥 かに 高 水 準 の 高 齢 化 率 となることに 注 意 を 要 します 51

2. 人 口 問 題 が 地 域 に 与 える 影 響 社 人 研 の 推 計 による 本 市 の 人 口 は 生 産 年 齢 人 口 と 年 少 人 口 の 一 貫 した 減 少 により 2060 年 には 総 人 口 は 5 万 人 下 回 り 高 齢 化 率 は 40%を 超 える 予 測 となっています また 独 自 推 計 の 場 合 でも 2040 年 頃 までは 生 産 年 齢 人 口 の 大 幅 な 改 善 は 見 込 めず 2060 年 時 点 での 最 も 低 い 高 齢 化 率 となる 推 計 でも 約 36%に 達 します 全 ての 高 齢 者 を 生 産 年 齢 人 口 で 支 えるとすると 2010 年 時 点 では 約 2.8 人 の 生 産 年 齢 人 口 で 1 人 の 老 年 人 口 を 支 える 計 算 となるのに 対 し 2060 年 には 約 1.4 人 で 1 人 を 支 える 計 算 となります 生 産 年 齢 人 口 の 負 担 は 約 2 倍 となるため 将 来 の 現 役 世 代 に 与 える 影 響 は 小 さくないと 考 えられます 1 地 域 経 済 への 影 響 社 人 研 の 推 計 では 生 産 年 齢 人 口 が 大 幅 に 減 少 するため 現 役 世 代 の 消 費 の 大 幅 な 減 少 が 予 想 されます また 高 齢 者 においても 2040 年 をピークに 急 激 に 人 口 が 減 少 す るため 高 齢 者 による 消 費 も 減 少 します 加 えて 生 産 年 齢 人 口 の 減 少 は 深 刻 な 労 働 力 不 足 につながる 可 能 性 も 考 えられます したがって 地 域 経 済 の 大 幅 な 縮 小 が 懸 念 され ます 加 えて もともと 就 労 者 の 高 齢 化 が 進 展 している 農 業 等 の 更 なる 縮 小 や 商 店 街 の 空 洞 化 の 加 速 なども 懸 念 されます 2 市 財 政 への 影 響 生 産 年 齢 人 口 を 中 心 とした 人 口 減 少 により 市 民 税 納 入 主 体 である 人 口 の 減 少 更 に 地 域 経 済 の 縮 小 や 地 域 産 業 の 衰 退 などの 影 響 も 考 慮 すると 税 収 の 減 少 が 予 想 されます 加 えて 老 年 人 口 の 増 加 により 医 療 介 護 などの 社 会 保 障 費 の 増 大 も 予 想 されます その 結 果 として 負 担 者 と 受 益 者 のバランスが 大 きく 崩 れることも 懸 念 されます また 年 少 人 口 および 生 産 年 齢 人 口 の 減 少 と 高 齢 者 の 増 加 により 求 められる 公 共 施 設 等 のインフラニーズの 構 造 変 化 が 起 きる 可 能 性 がある 上 に 税 収 減 も 予 想 されるため インフラの 維 持 管 理 更 新 等 にかかわる 費 用 負 担 が 難 しくなる 可 能 性 も 想 定 されます 3 市 民 生 活 などへの 影 響 年 少 人 口 と 生 産 年 齢 人 口 の 減 少 や 税 収 減 により 公 共 サービスや 地 域 のコミュニティ 活 動 の 低 下 が 懸 念 されます 特 に 本 市 では 高 校 への 通 学 による 流 入 人 口 が 多 いため 高 校 生 の 大 幅 な 減 少 は 地 域 の 活 気 を 低 下 させる 可 能 性 も 考 えられます また 公 共 サービス 地 域 コミュニティ 活 動 の 低 下 は 増 加 する 高 齢 者 にとっての 日 常 生 活 を 不 便 にする 可 能 性 も 想 定 されます 結 果 として さらなる 人 口 減 少 につながる 負 のスパイラルの 拡 大 も 懸 念 されます 52

VI. 本 庄 市 における 人 口 の 将 来 展 望 1. 現 状 と 課 題 の 整 理 日 本 全 体 が 少 子 高 齢 化 の 影 響 を 受 けて 大 幅 な 人 口 減 少 と 急 激 な 高 齢 化 が 不 可 避 と 言 われるなか 本 市 も 例 外 ではありません 社 人 研 推 計 によると 2010 年 と 比 較 して 2040 年 の 総 人 口 は 約 2 割 減 となる 一 方 で 40 歳 未 満 は 4 割 以 上 減 少 するとされています これは 出 産 適 齢 期 人 口 の 急 減 を 意 味 しています さらに 40~64 歳 は 約 3 割 減 少 前 期 高 齢 者 は 約 1 割 増 後 期 高 齢 者 は 6 割 近 くの 増 加 が 見 込 まれ これからの 四 半 世 紀 の 間 に 少 子 高 齢 化 の 加 速 と 人 口 減 少 の 進 行 が 示 されています また このまま 手 を 打 たずにいると 2060 年 には 本 市 の 人 口 は 現 在 より 約 4 割 減 少 し 高 齢 化 率 は 4 割 を 超 えると 推 計 されています このような 少 子 高 齢 化 に 効 果 的 な 対 策 を 検 討 するために 本 市 の 人 口 動 態 を 分 析 した 結 果 と 課 題 をまとめました 若 い 世 代 の 転 出 超 過 本 市 の 人 口 の 社 会 増 減 の 中 心 は 20 代 および 30 代 となっています 20 代 にお いては 東 京 神 奈 川 さいたま 市 熊 谷 市 深 谷 市 を 中 心 に 純 流 出 となっていま す 高 校 3 年 生 へのアンケートでは 進 学 希 望 者 のうち 約 3 割 が 東 京 での 就 職 を 希 望 するという 結 果 も 出 ていることから 転 出 抑 制 と 転 入 促 進 は 重 要 な 課 題 であり 地 元 での 就 業 機 会 の 確 保 に 加 え 就 業 情 報 の 提 供 Uターン 希 望 者 が 魅 力 を 感 じる 職 場 の 確 保 や 住 みたくなるまちづくりが 求 められています また 30 代 は 隣 接 する 上 里 町 などへは 転 出 超 過 ですが 高 崎 市 伊 勢 崎 市 前 橋 市 等 を 中 心 に 転 入 超 過 となっており 転 出 入 はほぼ 同 数 となっています この 世 代 の 転 居 は 定 住 に 繋 がることも 多 いため 20 代 と 同 じく 転 出 抑 制 と 転 入 促 進 が 重 要 な 課 題 です 低 い 合 計 特 殊 出 生 率 本 市 の 合 計 特 殊 出 生 率 (5 年 平 均 )は 1.23 と 全 国 でも 低 い 埼 玉 県 をさらに 下 回 る 状 況 にあり 周 辺 市 と 比 較 しても 低 くなっています 少 子 高 齢 化 と 人 口 減 少 を 抑 制 するには 出 生 率 の 向 上 が 急 務 であり 最 大 の 課 題 と 言 えます 本 市 の 合 計 特 殊 出 生 率 が 低 い 要 因 は 既 婚 者 における 出 生 率 の 低 さにあります 特 に 20 代 前 半 の 出 生 数 が 少 なく 結 婚 してもすぐには 子 どもを 持 たない 現 状 が 示 されています その 結 果 第 2 子 第 3 子 の 出 産 にも 影 響 があることが 考 えられ 多 子 53

化 に 加 えて 第 1 子 出 産 に 踏 み 切 れるような 環 境 作 りの 重 要 性 が 示 唆 されています 雇 用 の 場 とワークライフバランスの 確 保 本 市 の 産 業 を 総 生 産 から 見 ると 製 造 業 サービス 業 不 動 産 業 の 割 合 が 高 く 他 地 域 と 比 較 すると 製 造 業 や 農 業 の 割 合 が 高 い 点 が 特 徴 と 言 えます また 就 業 者 数 から 見 ると 製 造 業 卸 小 売 業 医 療 福 祉 の 割 合 が 高 くなっています 産 業 の 競 争 力 の 視 点 では 製 造 業 と 医 療 福 祉 が 高 く 雇 用 吸 収 力 ではこれらの 産 業 に 加 えて 卸 小 売 業 が 大 きくなっています 雇 用 の 確 保 という 視 点 から こう した 産 業 の 更 なる 強 化 や 集 積 も 重 要 です これらに 加 えて 農 業 は 強 みであるもの の 就 業 者 の 高 齢 化 の 進 展 もあり 産 業 としての 継 続 性 強 化 や 複 合 産 業 化 も 求 めら れています 今 後 の 少 子 高 齢 化 に 伴 う 人 口 減 少 により 労 働 力 不 足 の 問 題 が 懸 念 されるため 潜 在 労 働 力 として 女 性 やシニア 世 代 の 就 労 促 進 が 求 められています そのためにも ワークライフバランスを 推 進 し 誰 もが 多 様 な 生 き 方 働 き 方 を 選 択 できるよう 事 業 者 と 連 携 しながら 取 組 む 必 要 があります 市 民 の 就 業 状 況 を 見 ると 製 造 業 を 中 心 に 市 外 へ 通 勤 する 市 民 も 多 く 市 内 での 雇 用 の 場 の 確 保 も 課 題 と 言 えます 子 育 て 環 境 の 充 実 社 会 指 標 から 本 市 の 特 徴 をみると 保 育 所 や 幼 稚 園 公 園 など 子 育 て 環 境 におけ る 量 的 側 面 が 充 足 している 一 方 で 医 師 数 に 不 足 が 見 られるなど 医 療 体 制 には 課 題 が 見 られます 市 民 の 意 見 では 医 療 子 育 てを 両 立 できる 職 場 学 童 等 に 満 足 していない 面 が 見 られ 市 政 に 遊 び 場 所 の 整 備 や 経 済 支 援 を 求 める 声 も 高 く 子 育 て 環 境 の 充 実 が 求 められています 以 上 から 少 子 高 齢 化 や 人 口 減 少 を 抑 制 するには 出 生 率 の 向 上 が 最 大 の 課 題 であり 加 えて 若 い 世 代 の 人 口 流 出 の 抑 制 が 必 要 と 言 えます そうした 課 題 の 解 決 には 結 婚 出 産 子 育 てに 適 した 環 境 の 整 備 が 急 務 であり 併 せて 住 みやすいまちづくりや 雇 用 の 場 の 確 保 も 重 要 と 言 えます 54

2. 目 指 すべき 将 来 人 口 将 来 人 口 の 推 計 においては 社 人 研 による 推 計 を 基 本 に 本 市 における 希 望 出 生 率 の 実 現 による 大 幅 な 出 生 率 の 上 昇 を 見 込 んだ 場 合 さらには 若 い 世 代 の 転 出 抑 制 による 移 動 率 の 改 善 を 通 じた 人 口 の 移 動 均 衡 を 見 込 んだ 場 合 を 想 定 して 試 算 を 行 いました 試 算 結 果 は 出 生 率 の 向 上 の 効 果 が 大 きいことを 示 しています また 長 期 的 には 移 動 率 の 改 善 も 寄 与 してくることも 示 しています したがって 本 市 においては 出 生 率 の 向 上 も 目 指 しつつ 若 い 世 代 の 転 出 抑 制 を 重 要 な 戦 略 目 標 とし 将 来 の 方 向 として 独 自 推 計 である3を 目 指 します 独 自 推 計 3による 目 指 す 将 来 の 方 向 性 は 以 下 のとおりです 合 計 特 殊 出 生 率 を 2040 年 に 1.81 まで 2060 年 には 2.08 まで 向 上 させることを 目 指 す 若 い 世 代 の 転 出 抑 制 転 入 促 進 を 中 心 に 2030 年 までに 全 ての 世 代 で 人 口 の 移 動 均 衡 を 目 指 す 2060 年 に 5 万 人 半 ば 程 度 の 人 口 の 維 持 2060 年 までに 年 少 人 口 を 安 定 化 し 高 齢 化 率 のピークを 40% 未 満 に 抑 制 55

3. 本 庄 市 創 生 に 向 けた 主 要 テーマ 将 来 の 方 向 性 を 踏 まえ 本 市 の 特 徴 でもある 市 民 企 業 行 政 の 協 働 によるまちづく りを 活 かして 出 産 子 育 てがしやすい 環 境 を 整 備 し 住 みやすく 働 きやすい 魅 力 ある まちづくりを 通 じて 本 市 の 目 指 す 将 来 像 である あなたが 活 かす みんなで 育 む 安 全 安 心 のまち 本 庄 ~ 世 のため 後 のため~ の 実 現 を 目 指 します 出 産 子 育 てに 適 したまちづくりを 推 進 し 出 生 率 の 向 上 と 該 当 世 代 の 転 出 抑 制 転 入 促 進 を 目 指 します 地 域 が 一 体 となり 多 様 な 世 代 が 参 画 する 市 民 との 協 働 によるまちづくりを 大 切 に します 子 育 て 支 援 サービスをさらに 改 善 するとともに ワークライフバランスの 推 進 による 子 育 て 環 境 の 整 備 を 進 めます さらに 子 育 て 世 代 にも 配 慮 した 住 環 境 を 整 備 することに より 定 住 移 住 を 促 進 します 豊 かな 自 然 や 歴 史 と 文 化 多 様 な 環 境 を 活 かし 魅 力 あるまちづくりを 進 めながら 市 民 との 協 働 による 更 なる 地 域 コミュニティの 振 興 を 図 ります また 職 住 接 近 による 子 育 てがしやすいまちづくりを 目 指 して 企 業 誘 致 や 起 業 促 進 地 元 企 業 の 育 成 を 通 じた 産 業 振 興 に 取 り 組 み 雇 用 機 会 の 確 保 を 進 めます 56