2015
ルビンの 壷 ( 多 義 図 形 ) h)p://d.ib1mes.co.uk/en/full/1426245/rubins- vase.jpg?w=736
地 図 ものごとは 一 方 に 図 があれば かならずもう 一 方 に 地 がある 図 と 地 が 共 存 して 全 体 が 成 立 する 実 体 論 から 関 係 論 へ 図 または 地 のうち 一 旦 いづれかに 着 目 すると もう 一 方 が 見 え 難 くなりがちだ 図 と 地 には 優 劣 はない 存 在 としての 両 者 の 水 準 は 同 次 元 である Ex.) 強 者 と 弱 者 中 心 と 周 縁 役 にたつものと 役 にたたないもの 新 しいものと 古 いもの 順 境 と 逆 境 男 と 女 陽 と 陰
Text に 沈 むようにして 読 むこと それは 徹 底 的 に 教 わることである しかし Text は 考 えつつ 問 う 者 にしか 教 えない それは 或 る 意 味 で 自 問 自 答 になる それを 少 し 拡 げる 手 がかりが 古 くからの 註 解 であり ともに 読 む 人 の 意 見 である しかし また text に 沈 まなくてはならない 深 く 沈 んで 底 流 を 知 る 者 のみが 日 常 の 生 活 へと 浮 かび 上 がったときに 違 う 風 景 を 見 る それだけ 進 んだのであろう また さらに 再 び text に 沈 むようにして 読 まなくてはならない こうしてまた Text から 浮 かびあがる このようにして 形 成 されてくる 風 景 に text の 射 程 が 見 えてくる 今 道 友 信 の 美 学 哲 学 @T_IMAMICHI_ML Apr 15 未 刊 行 の 草 稿 より 内 や 改 行 行 間 は 石 井 が 付 加 した
啓 蒙 思 想 の 特 徴 : 近 代 主 義 の 特 徴 西 洋 中 心 主 義 西 洋 こそが 世 界 で 最 も 進 んだ 文 明 であるという 考 え 要 素 還 元 主 義 物 事 ( 芸 術 を 含 む) の 本 質 をさぐるには 本 質 以 外 の 余 計 な 要 素 を 極 力 排 除 すべしとする 考 え 進 歩 主 義 新 しいことであれば 全 て 良 いことだとする 考 え 人 間 中 心 主 義 人 間 は 科 学 によって 自 然 を 制 御 することができるとする 機 会 論 人 間 は 科 学 によって 自 然 を 制 御 することができるとする
童 謡 詩 人 金 子 みすゞ さんについて
上 記 のすぐれた 論 文 をはじめ 多 くの 識 者 らは 金 子 みすゞの 詩 の 世 界 に 近 代 的 な 二 項 対 立 を 超 える 世 界 へのまなざしを 指 摘 している 以 降 では この 論 文 をもとに その 内 実 を 探 ってみたい 金 子 みすゞさんのまなざしを 確 認 することには われわれは 女 性 の 視 点 をいかした 脱 近 代 的 なアプローチの 視 点 の 持 ち 方 一 端 を 知 ることができる 点 において 大 きな 意 義 があると 考 える
す 鰮 何 海 よ 浜 る の 萬 の う は だ と の な だ 祭 か け り ろ む で ど の う ら い は 大 大 大 朝 漁 羽 漁 焼 だ 鰮 だ 小 の 焼 だ 大 漁 金 子 み す ゞ 朗読 竹下景子 永遠に残したい日本の詩歌大全集1 金子みすゞ詩集 ポニー キャニオン PCCG- 01281 (CD) 2012年発売 画像 : 写真AC h)p://www.photo- ac.com/
ほ ん と に 魚 は か わ い そ う こ い な け う た ん れ し ず の ど て ら 世 も 私 一 話 海 に つ に の た し も お べ な な さ ら い ら か れ の な な る に い は し 鯉 牛 お も は 米 お 牧 は 池 場 人 で で に 麩 飼 つ を わ く 貰 れ ら う て れ る る 海 の 魚 は か わ い そ う お さ か な 金 子 み す ゞ 朗読 竹下景子 永遠に残したい日本の詩歌大全集1 金子みすゞ詩集 ポニー キャニオン PCCG- 01281 (CD) 2012年発売 画像 写真AC h)p://www.photo- ac.com/
い ま だ ろ だ っ ん い て な っ 事 ぱ 大 を い き お に い も な お 母 う ら さ か な ま ら い で で こ ち こ い ろ さ は い 大 私 き の い ち い さ い け れ ど 私 は 子 供 で ち だ い っ さ て い 私 お で 母 い さ っ ま ぱ は い い だ い っ ま て し た お お こ 母 こ さ ろ ま は の ち い さ い 大 人 で 大 き い け れ ど お 母 さ ま は こ こ ろ 金 子 み す ゞ 朗読 竹下景子 永遠に残したい日本の詩歌大全集1 金子みすゞ詩集 ポニー キャニオン PCCG- 01281 (CD) 2012年発売 画像 : 写真AC h)p://www.photo- ac.com/
み 鈴 ん と な ち が 小 鳥 っ と て そ み れ ん か な ら い 私 い た あ き 私 く の れ が さ 鳴 い か ん る な ら な 鈴 音 だ 唄 は は を は 私 で ゆ し の な す ら よ い っ な う け て い に ど も よ 地 飛 お 私 面 べ 空 が を る は 両 速 小 ち 手 く 鳥 っ を は は と ひ 走 私 も ろ れ の 飛 げ な よ べ て い う な も い に が 私 と 小 鳥 と 鈴 と 金 子 み す ゞ 朗読 私と小鳥と鈴と 朗読 竹下景子 永遠に残したい日本の詩歌大全集 1 金子みすゞ詩集 ポニー キャニオン PCCG- 01281 (CD) Track 56 2012年発売 画像 [フリー画像] h)p://www.gatag.net/09/02/2008/044646.html
ミメーシス mimesis 模 倣
ミメーシス mimesis 模 倣 西 洋 近 世 までの 芸 術 論 における 中 心 概 念 となった アリストテレスによれば ミーメーシスは 古 来 より 自 然 と 人 間 の 関 係 の 基 本 的 形 式 であった とした 模 倣 したり 模 倣 されたものを 見 ることは 本 能 的 な 生 の 喜 び をもたらす 模 倣 は 喜 びと 生 のありよう のあらたな 学 び ( 知 ) をもたらす 模 倣 は 人 間 が 人 間 らしくなっていくための 根 本 的 方 法 である という ギリシャ 悲 劇 こそが 人 間 の 行 為 と 生 のミーメーシス 藤 田 一 美 ミーメーシス 岩 波 哲 学 思 想 事 典 岩 波 書 店 1549 頁
プラトン の (芸術) 批判 イデア界 プラトン 国家 ) ( 芸術的なるもの) 現実界 林檎のイデア (( イデア == 物事の真理 )) 林檎のイデアの模倣 (( 真理 のコピー )) 林檎のイデアの模倣の模倣 (( 真理 のコピーのコピー まがいものを真理と錯覚させる輩 )) (芸術) は模倣の模倣 ( プラトンの芸術批判 ) (芸術) 家 は 影像 ( 現実世界の林檎) を模倣する人々であって 真理そのものには触れていない [ 小田部 p.10 から プラトンの言葉を引用] リンゴ = h)p://www.so`icons.com/ イラスト = h)p://www.ac- illust.com/ イラストAC より ( 作画 : ヨギギリさん h)p://yogiriri.com )
アリストテレス における 技術 ( プラトンを批判し 模倣において技術の価値を語る 自然学 詩学 ) ( 技術, 芸術的なるものを含む ) 現実態 現実の林檎 ((自然の事物)) == 形相 ((林檎的性質)) ++ 質料 ((林檎の素材)) (( 現実の林檎それ自体で合目的的統一性をもつ)) 現実の林檎 ((自然)) の模倣 (( 統一体 真理 という普遍性を表現する技術)) 模倣の技術は 統一ある対象を描写することによって それ自体統一性を備えたものとなりうる そしてまた 技術 ( 後に芸術といわれるような営みを含む ) とは 自然の中の 普遍的な事柄 を 語る価値ある技術 [ 小田部 p. 16-17] リンゴ = h)p://www.so`icons.com/ イラスト = h)p://www.ac- illust.com/ イラストAC より ( 作画 : ヨギギリさん h)p://yogiriri.com )
ジャン=ジャック ルソー ( Rousseau, 1712 1778, 仏 ) 思 想 家 作 曲 家 言 語 起 源 論 ( 1781 年 没 後 刊 行 ) で 言 語 の 模 倣 による 音 楽 を 提 唱 した h)ps://commons.wikimedia.org/wiki/file:allan_ramsay_003.jpg
たとえ 音 と 音 との 関 係 や 和 声 の 法 則 を 千 年 も 計 算 したところで この 芸 術 をどうやったら 模 倣 の 芸 術 にすることができるだろうか ( いやできない) そのいわゆる 模 倣 の 原 理 がどこにあるのだろうか 略 旋 律 は 音 声 の 抑 揚 を 模 倣 することによって 嘆 きの 声 苦 しみや 喜 びの 叫 び 脅 し うめき 声 を 表 している 情 念 の 音 声 的 な 記 号 はすべて 旋 律 の 領 域 に 属 している ( 和 声 の 領 域 ではない ルソーによれば ) 旋 律 は 言 語 のアクセントと 魂 の 動 きに 対 するそれぞれの 固 有 な 語 法 の 中 に あるこった 言 い 回 しとを 模 倣 する それはたんに 模 倣 するだけではなく 語 りかける 略 生 き 生 きとして 激 しい この 情 熱 的 な 言 語 ( 音 楽 の 旋 律 ) は 話 言 葉 そのものよりも 百 倍 も 力 を 持 っているのである ここから 音 楽 的 な 模 倣 の 力 が 生 まれ ここから 感 じやすい 心 に 対 する 歌 の 支 配 力 が 生 まれるのである ( ルソー 第 14 章 和 声 について 言 語 起 源 論 小 林 善 彦 訳 現 代 思 潮 社 1781 年 =1970 年 116 117 頁 )
ラモー ルソー 旋律の音楽 和声の音楽 Vs. 1752年以降 ルソーとラモーとの間に繰り返される中傷合戦とも言える論争は 最終的 音楽の基礎であり音楽の表現力を決定するのは 旋律かそれとも和声か という問題に集約されていく 片山 関本 安川 32頁 この論争後 ラモーの和声論が勝利し ルソーの 音楽模倣論 は 忘れ去られる これもまたしかし 二項対立 での同次元の論争にすぎないのでは
ラモー ルソー 旋律の音楽 Vs. 和声の音楽 これはしかし 二項対立 での同次元の論争にすぎなかったのでは
すこまそ むのわう か木っし しはたて ら御ら何 用 べ が ん 花そ がれ 咲か くら 芽 が で て 葉そ がの 落実 ちが て落 ち て 実お が花 熟が れ散 てっ て 木 金 子 み す ゞ 朗読 木 朗読 竹下景子 永遠に残したい日本の詩歌大全集1 金子みすゞ詩集 ポニー キャニオン PCCG- 01281 (CD) Track 15 2012年発売 画像 フリー素材屋Hoshino h)p://www.s- hoshino.com/f_photo/mori/mo_030.html
音 の3 要 素 音 高 音 の 強 さ 音 色 リズム 構 成 感 内 容 の 反 映 旋 律 線 イメージ 金 子 みすゞ 木 冒 頭 2 連 より
授 業 説 明 - 実 習 内 容 詩 と 音 と 映 像 の 共 生 の 実 験 作 品 内 部 でのメディア 間 のインタラクティブ ( 一 つのイメージとして) Youtube 宮 沢 賢 治 21 世 紀 映 像 童 話 集 やまなし h)p://www.youtube.com/watch?v=jcaglc7hyic
啓 蒙 思 想 の 特 徴 : 近 代 主 義 の 特 徴 西 洋 中 心 主 義 西 洋 こそが 世 界 で 最 も 進 んだ 文 明 であるという 考 え 要 素 還 元 主 義 物 事 ( 芸 術 を 含 む) の 本 質 をさぐるには 本 質 以 外 の 余 計 な 要 素 を 極 力 排 除 すべしとする 考 え 進 歩 主 義 新 しいことであれば 全 て 良 いことだとする 考 え 人 間 中 心 主 義 人 間 は 科 学 によって 自 然 を 制 御 することができるとする 機 会 論 人 間 は 科 学 によって 自 然 を 制 御 することができるとする