私たちの市税

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平成16年度

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給 与 所 得 控 除 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え 360 万 円 以 下 の 場 合 360 万 円 を 超 え 660 万 円 以 下 の 場 合

賦課の根拠となった法律及び条例(その2)

給 与 所 得 控 除 所 得 税 の 簡 易 給 与 所 得 表 により 給 与 所 得 の 金 額 を 求 めますが 控 除 額 の 計 算 については 次 のとおりです 給 与 等 の 収 入 金 額 給 与 所 得 控 除 額 180 万 円 以 下 の 場 合 180 万 円 を 超 え


種 類 控 除 額 小 規 模 企 業 共 済 等 掛 金 控 除 生 命 保 険 料 控 除 地 震 保 険 料 控 除 支 払 った 小 規 模 共 済 心 身 障 害 者 扶 養 共 済 の 掛 金 の 金 額 生 命 保 険 料 控 除 額 = 一 般 生 命 保 険 料 控 除 額 + 個

賦課の根拠となった法律及び条例(その2)

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個 人 所 得 課 税 ~ 住 宅 ローン 控 除 等 の 適 用 期 限 の 延 長 2 4. 既 存 住 宅 に 係 る 特 定 の 改 修 工 事 をした 場 合 の 所 得 税 額 の 特 別 控 除 居 住 年 省 エネ 改 修 工 事 控 除 限 度 額 バリアフリー 改 修 工 事 平

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平成22年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引

不 動 産 所 得 の 赤 字 < 土 地 等 の 取 得 の 負 債 利 子 なら 300 万 500 万 不 動 産 所 得 の 赤 字 300 万 のうち 利 子 分 の500 万 は 通 算 できない = 赤 字 分 の300 万 は 全 額 通 算 できないことになる = 損 益 通 算

(Microsoft Word - \220\305\220\247\211\374\220\263.doc)

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所令要綱

国税連携ファイル記録項目一覧

住宅税制について

固 定 資 産 税 について( 市 税 ) 1 固 定 資 産 税 の 概 要 固 定 資 産 税 とは その 年 の1 月 1 日 (これを 賦 課 期 日 といいます ) 現 在 で 土 地 家 屋 及 び 償 却 資 産 (これらを 固 定 資 産 といいます )を 所 有 している 人 が

所 得 の 種 類 と 所 得 金 額 の 計 算 方 法 所 得 の 種 類 要 件 計 算 方 法 事 業 雑 営 業 等 農 業 小 売 業 製 造 業 飲 食 業 理 容 業 保 険 外 交 員 大 工 集 金 人 ピアノ 講 師 など 農 産 物 の 生 産 果 樹 の 栽 培 家 畜 の

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

後期高齢者医療制度

平成21年10月30日

[ 組 合 員 期 間 等 の 特 例 ] 組 合 員 期 間 等 については 年 齢 職 種 などにより 過 去 の 制 度 からの 経 過 措 置 が 設 けられ ており 被 用 者 年 制 度 の 加 入 期 間 ( 各 共 済 組 合 の 組 合 員 期 間 など)については 生 年 月 日

1. 固 定 資 産 税 ( 村 税 ) 会 に 対 して 審 査 の 申 し 出 をすることができます 1 納 める 人 および 毎 年 1 月 1 日 現 在 の 所 有 者 賦 課 期 日 2 税 率 課 税 標 準 額 1.4% 3 土 地 の 免 税 点 課 税 標 準 額 となるべき 額

平成28年度 特別区民税・都民税(住民税)の算出方法

年 支 給 開 始 年 齢 図 特 別 支 給 の 老 齢 厚 生 年 ( 給 料 比 例 部 分 ) 昭 和 29 年 10 月 1 日 生 まれ 以 前 ~ 特 別 支 給 の 退 職 共 済 年 老 齢 厚 生 年 昭 和 25 年 10 月 1 日 生 まれ 以 前 ~ 退 職 共 済 年

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

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空 き 家 を 売 却 した 場 合 の,000 万 円 控 除 特 例 の 創 設 被 相 続 人 が 住 んでいた 家 屋 及 びその 敷 地 を 相 続 があった 日 から 年 を 経 過 する 年 の 月 日 までに 耐 震 工 事 をしてから あるいは 家 を 除 却 し てから 売 却

退職手当とは

保 険 料 は 個 人 ごとに 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 では 被 保 険 者 一 人 ひとりに 保 険 料 を 負 担 していただくことになります 新 たに75 歳 になられた 方 (65 歳 以 上 75 歳 未 満 で 一 定 以 上 の 障 害 があり 認 定 を 受 けた 方 を

N 一 般 の 住 宅 について 控 除 の 対 象 となる 借 入 金 は 平 成 26 年 4 月 平 成 31 年 6 月 30 日 までの 入 居 の 場 合 は4,000 万 円 ( 平 成 26 年 3 月 までの 入 居 の 場 合 は2,000 万 円 )までとなります 建 物 や

Taro-事務処理要綱250820

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【労働保険事務組合事務処理規約】

法 人 の 県 民 税 利 子 割 交 付 金 均 等 割 均 等 割 額 資 本 金 等 の 額 による 法 人 等 の 区 分 ( 年 額 ) 1,000 万 円 以 下 の 法 人 等 2 万 円 1,000 万 円 を 超 え1 億 円 以 下 である 法 人 5 万 円 1 億 円 を 超

平成10年第4回市議会定例会

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65 発 送 管 理 2 賦 課 期 日 情 報 66 発 送 管 理 3 賦 課 期 日 情 報 67 発 送 管 理 4 賦 課 期 日 情 報 68 発 送 管 理 5 賦 課 期 日 情 報 69 発 送 管 理 6 賦 課 期 日 情 報 70 発 送 管 理 7 賦 課 期 日 情 報

弁護士報酬規定(抜粋)

の 基 礎 の 欄 にも 記 載 します ア 法 人 税 の 中 間 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場 合 は 中 間 イ 法 人 税 の 確 定 申 告 書 ( 退 職 年 金 等 積 立 金 に 係 るものを 除 きます ) 又 は 連 結 確 定 申 告 書 に 係 る 申 告 の 場

 

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災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

税金読本(8-5)特定口座と確定申告

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高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

税制面での支援

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

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豆 知 識 2 やまがた 緑 環 境 税 について ~やまがた 緑 環 境 税 とは?~ やまがた 緑 環 境 税 は 荒 廃 が 進 む 森 林 の 整 備 や 県 民 参 加 による 森 づくり 活 動 に 取 り 組 むことなどを 目 的 として 県 民 の 皆 様 から 広 く ご 負 担


月 収 額 算 出 のながれ 給 与 所 得 者 の 場 合 年 金 所 得 者 の 場 合 その 他 の 所 得 者 の 場 合 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 収 入 を 確 かめてください 前 年 中 の 年 間 総 所 得 を 確 かめ

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就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

を 行 うこと 又 は 必 要 な 機 能 を 追 加 することをいう ( 補 助 対 象 事 業 ) 第 3 条 補 助 金 の 交 付 対 象 となる 事 業 ( 以 下 補 助 対 象 事 業 という )は, 次 条 に 規 定 するこの 補 助 金 の 交 付 の 対 象 となる 者 ( 以

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全設健発第     号

5

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平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財


奨学資金の受領から返還までの手続

も く じ 1 税 源 移 譲 1 2 何 が 変 わったのか 改 正 の 3 つ の ポイント ポイント1 国 から 地 方 へ 3 兆 円 規 模 の 税 源 が 移 譲 される 2 ポイント2 個 人 住 民 税 の 税 率 構 造 が 一 律 10%に 変 わる 3 ポイント3 個 々の 納

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

Ⅲ 相 続 財 産 の 分 割 に 関 する 確 認 事 項 1 遺 言 がありますか? 有 遺 言 公 正 証 書 又 は 家 公 証 人 役 場 等 要 月 日 無 庭 裁 判 所 の 検 認 を 受 否 ( 通 ) けた 遺 言 書 2 死 因 贈 与 があります 有 贈 与 契 約 書 要

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

定款

給 与 所 得 者 の 住 民 税 は 特 別 徴 収 されますが 退 職 で 給 与 が 支 払 われなくなった 場 合 給 与 からの 天 引 きを することができなくなります この 場 合 特 別 徴 収 ができなくなる 残 額 について 普 通 徴 収 の 方 法 で 納 付 していた だく

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(3) 評 価 替 え 土 地 と 家 屋 については, 原 則 として, 基 準 年 度 (3 年 ごと)に 評 価 替 えを 行 い, 賦 課 期 日 (1 月 1 日 ) 現 在 の 価 格 を 固 定 資 産 課 税 台 帳 に 登 録 します 第 2 年 度 と 第 3 年 度 は, 新

目 次 市 民 税 の 減 免 に つ い て 1 減 免 の 一 般 的 な 留 意 事 項 2 減 免 の 範 囲 お よ び 減 免 割 合 3 1 生 活 保 護 法 の 規 定 に よ る 保 護 を 受 け る 者 3 2 当 該 年 に お い て 所 得 が 皆 無 と な っ た

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桜井市外国人高齢者及び外国人重度心身障害者特別給付金支給要綱

3 地 方 率 等 推 移 -2- 昭 和 30 年 昭 和 31 年 昭 和 32 年 昭 和 33 年 昭 和 34 年 昭 和 35 年 第 1 課 方 式 率 引 下 標 準 率 100 分 15 制 限 率 第 2 課 方 式 及 び 第 3 課 方 式 について 準 拠 率 を 法 制

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

年 間 収 入 が 130 万 円 未 満 (60 歳 以 上 75 歳 未 満 の 人 や 一 定 障 害 者 の 場 合 は 180 万 円 未 満 )であって かつ 被 保 険 者 の 年 間 収 入 の 2 分 の 1 未 満 である 場 合 は 被 扶 養 者 となります ( 同 居 の

40 総 論 41 法 人 課 税 01 租 税 法 概 論 ( 4001 ) 02 税 制 の 動 向 ( 4002 ) 91 事 例 研 究 ( 4091 ) 99 その 他 ( 4099 ) 01 法 人 税 ( 4101 ) 3. 税 務 官 庁 の 組 織 4. 不 服 申 立 て 税 務

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( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補 助 金 の 額 は 第 5 条 第 2 項 の 規 定 による 無 線 LAN 機 器 の 設 置 箇 所 数 に 1 万 5 千 円 を 掛 けた 金 額 と 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 補 助 対 象 経 費 の2 分 の1のいずれか 低

第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

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1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

< 圧 縮 記 帳 の 効 果 > 圧 縮 記 帳 を 適 用 した 場 合 に 得 られる 税 務 上 の 効 果 はどのようなものでしょうか 前 述 のように 圧 縮 記 帳 の 制 度 目 的 は 補 助 金 等 の 受 贈 益 に 対 して 直 ちに 課 税 しないことにより 補 助 目 的

幕別町定住促進住宅建設費補助金交付要綱

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Transcription:

平 成 27 年 度 私 たちの 市 税 奈 良 市

目 次 第 1 章 市 税 の 窓 口 ❶ 市 税 の 窓 ロ 1 ❷ 市 税 の 証 明 1 第 2 章 市 税 のあらまし ❶ 市 税 のあらまし 3 ❷ 市 民 税 とは 3 ❸ 個 人 市 民 税 4 ❹ 法 人 市 民 税 17 ❺ 固 定 資 産 税 19 ❻ 都 市 計 画 税 28 ❼ 軽 自 動 車 税 30 ❽ 市 たばこ 税 32 ❾ 入 湯 税 33 ➓ 事 業 所 税 33 第 3 章 税 のアラカルト ❶ 夫 婦 と 税 金 34 ❷ 扶 養 控 除 を 受 けるには 36 ❸サラリーマンと 税 金 36 ❹ 土 地 建 物 と 税 金 38 第 4 章 市 税 を 納 めるには ❶ 自 主 納 税 と 滞 納 42 ❷ 市 税 の 納 期 43 ❸ 市 税 の 納 付 場 所 43 ❹ 口 座 振 替 44 ❺ 市 税 の 減 免 と 徴 収 の 猶 予 45 ❻ 不 服 申 立 て 46 参 考 出 張 所 行 政 センター 連 絡 所 等 の 所 在 地 2 国 税 と 県 税 一 覧 48

第 1 章 市 税 の 窓 口 ❶ 市 税 の 窓 口 税 の 窓 口 は 国 税 は 税 務 署 県 税 は 県 税 事 務 所 など 税 の 種 類 によって 違 います 奈 良 市 では 市 税 の 窓 口 が 市 民 税 課 資 産 税 課 納 税 課 滞 納 整 理 課 の4つに 分 かれており 税 の 証 明 は 市 民 税 課 をはじめ 各 出 張 所 各 行 政 センター 東 寺 林 連 絡 所 でも 取 り 扱 っ ています 課 名 担 当 している 税 金 主 な 仕 事 電 話 番 号 市 民 税 課 東 棟 2 階 市 民 税 ( 個 人 法 人 ) 軽 自 動 車 税 市 たばこ 税 入 湯 税 事 業 所 税 申 告 受 付 ( 市 県 民 税 法 人 市 民 税 事 業 所 税 ) 原 動 機 付 自 転 車 等 の 登 録 廃 車 名 義 変 更 市 税 の 証 明 受 付 交 付 0742-34-4973 0742-34-4725 0742-34-4958 0742-34-4971 FAX 0742-36-5668 資 産 税 課 東 棟 2 階 固 定 資 産 税 都 市 計 画 税 土 地 家 屋 償 却 資 産 の 評 価 0742-34-4961 0742-34-4726 FAX 34-4927 納 税 課 東 棟 2 階 市 税 の 収 納 すべての 市 税 の 収 納 口 座 振 替 滞 納 者 に 対 する 督 促 納 税 相 談 ふるさと 納 税 の 受 付 0742-34-4727 FAX 0742-34-5499 滞 納 整 理 課 中 央 棟 2 階 市 税 の 滞 納 整 理 滞 納 者 に 対 する 催 告 納 税 相 談 滞 納 処 分 0742-34-4965 FAX 0742-34-4928 ❷ 市 税 の 証 明 市 税 関 係 の 証 明 書 等 の 種 類 は 以 下 のとおりです 種 類 証 明 内 容 使 用 目 的 ( 提 出 先 ) 納 税 証 明 賦 課 税 額 納 付 済 税 額 未 納 税 額 の 証 明 金 融 機 関 入 札 指 名 願 いの 申 請 等 納 税 関 係 軽 自 動 車 継 続 検 査 用 納 税 証 明 当 該 年 度 の 軽 自 動 車 税 に 未 納 のないことの 証 明 継 続 検 査 課 税 所 得 証 明 課 税 額 及 び 所 得 の 種 類 金 額 の 証 明 金 融 機 関 奨 学 金 の 申 請 住 宅 入 居 申 請 等 非 課 税 所 得 証 明 所 得 額 と 課 税 されていない 理 由 等 の 証 明 扶 養 申 請 等 市 民 税 関 係 所 得 証 明 所 得 の 種 類 金 額 の 証 明 金 融 機 関 等 扶 養 証 明 税 法 上 の 控 除 対 象 配 偶 者 及 び 扶 養 親 族 であるこ 扶 養 申 請 住 宅 入 居 申 請 等 との 証 明 事 業 証 明 個 人 及 び 法 人 の 営 業 種 目 の 証 明 車 の 登 録 入 札 指 名 願 いの 申 請 等 評 価 証 明 土 地 家 屋 課 税 台 帳 登 録 事 項 証 明 物 件 の 町 名 地 番 地 積 又 は 床 面 積 地 目 又 は 家 屋 番 号 評 価 額 等 の 証 明 法 務 局 税 務 署 金 融 機 関 への 申 請 等 税 額 証 明 物 件 ごとの 課 税 標 準 額 税 額 の 証 明 売 買 の 精 算 裁 判 所 への 申 請 等 資 産 税 関 係 取 毀 証 明 家 屋 が 取 毀 されていることの 証 明 法 務 局 住 宅 用 家 屋 証 明 罹 災 証 明 登 録 免 許 税 が 軽 減 されるための 要 件 を 満 たす 家 屋 であることの 証 明 火 災 を 除 く 災 害 により 固 定 資 産 が 被 害 を 受 け たことの 証 明 法 務 局 保 険 会 社 等 - 1 -

各 種 税 務 証 明 ( 取 毀 証 明 住 宅 用 家 屋 証 明 罹 災 証 明 を 除 く )は 各 行 政 センター 各 出 張 所 及 び 東 寺 林 連 絡 所 でも 取 り 扱 っ ています また 住 宅 用 家 屋 証 明 は 各 行 政 センターでも 取 り 扱 っています 証 明 の 交 付 申 請 証 明 書 の 交 付 を 申 請 される 方 は 本 人 と 確 認 できる 次 のどちらかが 必 要 です 官 公 署 発 行 の 顔 写 真 付 証 明 書 1 点 運 転 免 許 証 パスポート( 旅 券 ) 住 民 基 本 台 帳 カード( 写 真 付 ) 等 次 のもの2 点 以 上 健 康 保 険 証 年 金 手 帳 通 帳 等 なお 申 請 書 は 奈 良 市 のホームページからダウンロードできます ( 扶 養 証 明 を 除 く) 証 明 手 数 料 について 1 件 300 円 (ただし 軽 自 動 車 継 続 検 査 用 納 税 証 明 は 無 料 住 宅 用 家 屋 証 明 手 数 料 1,300 円 ) 市 民 税 関 係 は1 人 1 年 度 1 税 目 が1 件 です 納 税 証 明 は 同 一 納 税 義 務 者 の 場 合 1 年 度 1 税 目 が6つまで1 件 に 表 示 されます 固 定 資 産 税 関 係 は 土 地 家 屋 ごとに1 人 1 年 度 1 通 (5 物 件 まで 記 入 )が1 件 です 証 明 書 の 交 付 を 請 求 できるのは 次 の 方 に 限 られます (1) 本 人 ( 納 税 管 理 人 を 含 む) (2) 代 理 人 で 本 人 ( 法 人 を 含 む)の 委 任 状 ( 同 居 の 親 族 は 不 要 )を 持 参 (3) 相 続 人 ( 確 認 できる 書 類 を 提 示 してください) 固 定 資 産 税 関 係 の 証 明 については 借 地 人 借 家 人 弁 護 士 司 法 書 士 など 一 定 の 要 件 を 満 たす 方 も 請 求 できます 郵 便 信 書 便 による 証 明 書 発 行 を 希 望 される 場 合 以 下 4 点 を 送 付 してください 申 請 書 本 人 確 認 のできるもの( 写 し) 手 数 料 ( 定 額 小 為 替 ) 切 手 を 貼 った 返 信 用 封 筒 委 任 状 (あて 先 ) 奈 良 市 長 代 理 人 住 所 氏 名 見 本 出 張 所 行 政 センター 連 絡 所 等 の 場 所 と 電 話 番 号 西 部 出 張 所 学 園 南 三 丁 目 1 5 44-1005 東 部 出 張 所 大 柳 生 町 4254 93-0001( 代 ) 北 部 出 張 所 右 京 一 丁 目 1 4 71-1017 月 ヶ 瀬 行 政 センター 月 ヶ 瀬 尾 山 2845 0743-92-0131 都 祁 行 政 センター 都 祁 白 石 町 1026-1 0743-82-0201 東 寺 林 連 絡 所 東 寺 林 町 38 26-2871 私 は 上 記 の 者 を 代 理 人 と 定 め 下 記 の 権 限 を 委 任 します 記 (ここに 委 任 事 項 を 記 入 ) 平 成 年 月 日 東 市 連 絡 所 古 市 町 99 1 61-7043 平 城 連 絡 所 秋 篠 町 1468 45-4044 大 安 寺 連 絡 所 大 安 寺 四 丁 目 4 34 61-7045 辰 市 連 絡 所 西 九 条 町 二 丁 目 2 44 61-7046 明 治 連 絡 所 北 永 井 町 508 2 61-7047 本 人 住 所 氏 名 生 年 月 日 印 帯 解 連 絡 所 山 町 27 1 62-3473 精 華 連 絡 所 高 樋 町 640 1 62-9200 伏 見 連 絡 所 西 大 寺 芝 町 一 丁 目 2 7 45-4512 田 原 連 絡 所 茗 荷 町 1078 1 81-0001 - 2 -

第 2 章 市 税 のあらまし ❶ 市 税 のあらまし 奈 良 市 で 課 税 している 市 税 は 次 のとおりです 市 民 税 P3 固 定 資 産 税 P19 普 通 税 法 定 普 通 税 法 定 外 普 通 税 軽 自 動 車 税 P30 市 たばこ 税 P32 市 税 都 市 計 画 税 P28 法 定 目 的 税 入 湯 税 P33 目 的 税 法 定 外 目 的 税 事 業 所 税 P33 ❷ 市 民 税 とは 市 役 所 は 市 民 のみなさんの 日 常 生 活 に 直 接 結 びついた 仕 事 をしていますので そのために 必 要 な 費 用 は できるだけ 多 くの 市 民 の 方 々に 負 担 してもらうことが 望 ましいとされています 市 民 のみなさんに 広 く 負 担 を 求 める 市 民 税 は このような 地 方 税 の 性 格 をもっともよく 表 している 代 表 的 な 市 税 であり 県 民 税 とあわせて 一 般 に 住 民 税 といわれています 市 民 税 には 個 人 市 民 税 と 法 人 市 民 税 があり それぞれ 均 等 の 額 によって 納 める 均 等 割 と 所 得 に 応 じて 納 める 所 得 割 ( 個 人 ) 法 人 税 割 ( 法 人 )があります なお 個 人 県 民 税 の 申 告 と 納 税 は 納 税 者 のみなさんの 便 宜 などを 図 るため 個 人 市 民 税 とあわせて 行 うことになっています - 3 -

❸ 個 人 市 民 税 納 税 義 務 者 個 人 市 民 税 の 納 税 義 務 者 は 次 のとおりです 納 税 義 務 者 納 めるべき 税 額 市 内 に 住 所 がある 人 市 内 に 事 務 所 事 業 所 または 家 屋 敷 がある 人 で 市 内 に 住 所 のない 人 均 等 割 と 所 得 割 の 合 計 額 均 等 割 額 市 内 に 住 所 があるかどうか また 事 務 所 などがあるかどうかは その 年 の 1 月 1 日 (これを 賦 課 期 日 といいます) 現 在 の 状 況 で 判 断 されます 市 民 税 県 民 税 が 課 税 されない 人 均 等 割 所 得 割 ともに 課 税 されない 人 ( 非 課 税 ) (1) 障 がい 者 未 成 年 者 税 法 上 の 寡 婦 または 寡 夫 で 前 年 の 合 計 所 得 金 額 が 125 万 円 以 下 の 人 (2) 前 年 の 合 計 所 得 金 額 が 次 の 算 式 で 求 めた 額 以 下 の 人 31 万 5 千 円 {( 本 人 + 控 除 対 象 配 偶 者 + 扶 養 親 族 の 人 数 )}+18 万 9 千 円 18 万 9 千 円 の 加 算 は 控 除 対 象 配 偶 者 または 扶 養 親 族 を 有 する 場 合 に 限 られます (3) 平 成 27 年 1 月 1 日 現 在 生 活 保 護 法 による 生 活 扶 助 を 受 けている 人 所 得 割 が 課 税 されない 人 (1) 前 年 の 総 所 得 金 額 等 の 合 計 額 が 次 の 算 式 で 求 めた 額 以 下 の 人 35 万 円 {( 本 人 + 控 除 対 象 配 偶 者 + 扶 養 親 族 の 人 数 )}+32 万 32 万 円 の 加 算 は 控 除 対 象 配 偶 者 または 扶 養 親 族 を 有 する 場 合 に 限 られます (2) 市 民 税 県 民 税 の 所 得 控 除 額 の 合 計 額 が 総 所 得 金 額 等 の 合 計 額 を 上 回 る 人 非 課 税 所 得 次 のような 所 得 は 収 入 金 額 の 多 少 にかかわらず 非 課 税 所 得 として 区 別 され 個 人 市 県 民 税 の 課 税 の 対 象 にはなりません 代 表 的 な 非 課 税 所 得 (1) 傷 病 者 や 遺 族 などの 受 け 取 る 恩 給 年 金 など (2) 給 与 所 得 者 の 出 張 旅 費 通 勤 手 当 ( 通 勤 手 当 は 最 高 月 額 10 万 円 まで) (3) 損 害 保 険 金 損 害 賠 償 金 慰 謝 料 など (4) 雇 用 保 険 の 失 業 等 給 付 (5) 障 がい 者 等 の 少 額 預 金 および 少 額 公 債 ( 各 々 元 本 350 万 円 以 下 )の 利 子 市 民 税 県 民 税 の 計 算 のしくみ 市 民 税 県 民 税 には 非 課 税 限 度 額 を 超 える 所 得 があった 方 に 一 律 にかかる 均 等 割 と 所 得 や 控 除 の 状 況 に 応 じてかかる 所 得 割 があります 均 等 割 と 所 得 割 の 合 計 額 が 市 民 税 県 民 税 の 年 税 額 です 税 額 の 計 算 方 法 均 等 割 額 = 市 民 税 3,500 円 県 民 税 2,000 円 ( 森 林 環 境 税 500 円 を 含 む) 所 得 割 額 = 課 税 所 得 金 額 ( 前 年 中 の 所 得 金 額 - 所 得 控 除 額 ) 税 率 - 税 額 控 除 額 課 税 所 得 金 額 は 1,000 円 未 満 の 端 数 を 所 得 割 額 は 100 円 未 満 の 端 数 を 切 り 捨 てます - 4 -

所 得 金 額 の 算 出 所 得 金 額 は 所 得 の 種 類 に 応 じてそれぞれ 前 年 中 の 収 入 金 額 から その 収 入 を 得 るために 要 した 経 費 などを 差 し 引 いて 算 出 され ます 所 得 の 種 類 所 得 金 額 の 算 出 方 法 利 子 所 得 公 債 社 債 預 貯 金 などの 利 子 収 入 金 額 = 利 子 所 得 の 金 額 配 当 所 得 株 式 や 出 資 の 配 当 など 収 入 金 額 - 株 式 などの 元 本 取 得 のために 要 した 負 債 の 利 子 = 配 当 所 得 の 金 額 不 動 産 所 得 地 代 家 賃 など 収 入 金 額 - 必 要 経 費 = 不 動 産 所 得 の 金 額 事 業 所 得 事 業 をしている 場 合 に 生 じる 所 得 収 入 金 額 - 必 要 経 費 = 事 業 所 得 の 金 額 給 与 所 得 給 料 など 収 入 金 額 - 給 与 所 得 控 除 額 = 給 与 所 得 の 金 額 ( 収 入 金 額 退 職 所 得 控 除 額 ) 1/2= 退 職 所 得 の 金 額 退 職 所 得 退 職 金 一 時 恩 給 など ただし 勤 続 年 数 が5 年 以 内 の 法 人 役 員 等 については この 1/2 を 乗 じ る 措 置 は 廃 止 山 林 所 得 山 林 を 売 った 場 合 に 生 じる 所 得 収 入 金 額 - 必 要 経 費 - 特 別 控 除 額 = 山 林 所 得 の 金 額 土 地 建 物 収 入 金 額 -( 取 得 費 譲 渡 費 用 )- 特 別 控 除 額 = 譲 渡 所 ( 分 離 課 税 ) 得 の 金 額 ( P41) 譲 渡 所 得 土 地 建 物 などの 資 産 を 売 った 場 合 に 生 じる 所 得 そ の 他 収 入 金 額 -( 取 得 費 譲 渡 費 用 )- 特 別 控 除 額 = 譲 渡 所 得 の 金 額 ( 総 合 課 税 ) 長 期 譲 渡 所 得 の 場 合 は 譲 渡 所 得 の 1/2 を 総 所 得 金 額 に 算 入 します 一 時 所 得 雑 所 得 賞 金 懸 賞 当 せん 金 遺 失 物 の 拾 得 による 報 労 金 など 公 的 年 金 他 の 所 得 にあてはまらな い 所 得 収 入 金 額 - 必 要 経 費 - 特 別 控 除 額 = 一 時 所 得 の 金 額 一 時 所 得 の 1/2 を 総 所 得 金 額 に 算 入 します 収 入 金 額 - 公 的 年 金 等 控 除 額 又 は 必 要 経 費 = 雑 所 得 の 金 額 給 与 所 得 金 額 給 与 所 得 金 額 は 次 の 表 のとおり 収 入 金 額 に 応 じ 給 与 所 得 金 額 算 出 計 算 式 により 算 出 します 収 入 金 額 給 与 所 得 金 額 0 円 ~ 1,618,999 円 収 入 金 額 -650,000 円 1,619,000 円 ~ 1,619,999 円 969,000 円 1,620,000 円 ~ 1,621,999 円 970,000 円 1,622,000 円 ~ 1,623,999 円 972,000 円 1,624,000 円 ~ 1,627,999 円 974,000 円 1,628,000 円 ~ 1,799,999 円 A 60% 1,800,000 円 ~ 3,599,999 円 A 70%-180,000 円 3,600,000 円 ~ 6,599,999 円 A 80%-540,000 円 6,600,000 円 ~ 9,999,999 円 収 入 金 額 90%-1,200,000 円 10,000,000 円 ~ 14,999,999 円 収 入 金 額 95%-1,700,000 円 15,000,000 円 ~ 収 入 金 額 -2,450,000 円 A= 収 入 金 額 4,000( 小 数 点 第 1 位 以 下 切 捨 ) 4,000( 円 ) 特 定 支 出 控 除 の 適 用 を 受 ける 場 合 は 上 記 の 表 と 異 なります - 5 -

公 的 年 金 等 所 得 金 額 公 的 年 金 ( 国 民 年 金 厚 生 年 金 など)は 雑 所 得 として 次 の 計 算 方 法 により 所 得 金 額 を 算 出 します ( 平 成 26 年 分 ) 受 給 者 の 年 齢 65 歳 以 上 ( 昭 和 25.1.1 以 前 生 まれ) 65 歳 未 満 ( 昭 和 25.1.2 以 後 生 まれ) 公 的 年 金 等 の 収 入 金 額 の 合 計 額 (A) 公 的 年 金 等 所 得 金 額 ( 雑 所 得 ) 330 万 円 未 満 A-1,200,000 円 330 万 円 以 上 410 万 円 未 満 A 75%-375,000 円 410 万 円 以 上 770 万 円 未 満 A 85%-785,000 円 770 万 円 以 上 A 95%-1,555,000 円 130 万 円 未 満 A-700,000 円 130 万 円 以 上 410 万 円 未 満 A 75%-375,000 円 410 万 円 以 上 770 万 円 未 満 A 85%-785,000 円 770 万 円 以 上 A 95%-1,555,000 円 所 得 控 除 所 得 控 除 は その 納 税 義 務 者 の 実 情 に 応 じた 税 負 担 を 求 めるために 納 税 義 務 者 に 配 偶 者 や 扶 養 親 族 があるかどうか 病 気 や 災 害 などによる 出 費 があるかどうかなどの 個 人 的 な 事 情 を 考 慮 して 所 得 金 額 から 差 し 引 くものです ( 所 得 税 の 所 得 控 除 について は P10をごらんください) 種 類 要 件 控 除 額 雑 控 損 除 前 年 中 災 害 等 により 日 常 生 活 に 必 要 な 資 産 に 損 害 を 受 けた 人 ( 損 失 額 - 保 険 金 等 の 補 てん 額 )- 総 所 得 金 額 等 の 合 計 額 10%または 災 害 関 連 支 出 額 -5 万 円 の いずれか 多 い 額 医 療 費 控 除 社 会 保 険 料 控 除 小 規 模 企 業 共 済 等 掛 金 控 除 前 年 中 本 人 や 本 人 と 生 計 をともにする 親 族 のために 医 療 費 を 支 払 った 人 前 年 中 本 人 や 本 人 と 生 計 をともにする 親 族 のために 社 会 保 険 料 ( 国 民 健 康 保 険 国 民 年 金 など)を 支 払 った 人 前 年 中 小 規 模 企 業 共 済 法 の 規 定 による 第 1 種 共 済 契 約 の 掛 金 心 身 障 がい 者 扶 養 共 済 制 度 に 基 づく 掛 金 を 支 払 った 人 支 払 った 保 険 料 等 の 金 額 ( 支 払 った 医 療 費 の 総 額 保 険 金 等 の 補 てん 額 ) -( 総 所 得 金 額 等 の 合 計 額 の5%か10 万 円 のいず れか 低 い 額 )( 最 高 200 万 円 ) 支 払 った 金 額 支 払 った 金 額 新 制 度 ( 平 成 24 年 1 月 1 日 以 降 に 締 結 した 保 険 契 約 ) 12,000 円 以 下 12,001 円 32,000 円 32,001 円 56,000 円 56,001 円 以 上 支 払 った 保 険 料 等 の 金 額 の 全 額 支 払 った 保 険 料 等 の 金 額 1/2+6,000 円 支 払 った 保 険 料 等 の 金 額 1/4+14,000 円 28,000 円 生 命 保 険 料 支 払 った 保 険 料 等 の 金 額 控 除 旧 制 度 15,000 円 以 下 支 払 った 保 険 料 等 の 金 額 の 全 額 ( 平 成 23 年 12 月 31 日 以 前 15,001 円 40,000 円 支 払 った 保 険 料 等 の 金 額 1/2+7,500 円 に 締 結 した 保 険 契 約 ) 40,001 円 70,000 円 支 払 った 保 険 料 等 の 金 額 1/4+17,500 円 70,001 円 以 上 35,000 円 一 般 生 命 保 険 料 介 護 医 療 保 険 料 及 び 個 人 年 金 保 険 料 の 支 払 額 を 各 々 上 の 式 にあてはめ 算 出 した 控 除 額 の 合 計 額 が 生 命 保 険 料 控 除 額 になります ( 最 高 7 万 円 ) - 6 -

損 害 保 険 契 約 等 のうち 地 震 等 で 資 産 に 生 じた 損 失 の 額 をてん 補 する 保 険 金 等 が 支 払 われるもの 支 払 金 額 の 合 計 額 の1/2 ( 最 高 25,000 円 ) 旧 長 期 損 害 保 険 ( 平 成 18 年 末 までに 締 結 した 契 約 のうち 保 険 期 間 が10 年 以 上 で 満 期 返 戻 金 があり 平 成 19 年 1 月 1 日 以 後 に 地 震 保 険 料 契 約 等 を 変 更 していないもの) 控 除 5,000 円 以 下 支 払 った 保 険 料 等 の 金 額 の 全 額 5,001 円 15,000 円 支 払 った 保 険 料 等 の 金 額 1/2+2,500 円 15,001 円 以 上 10,000 円 地 震 保 険 と 旧 長 期 損 害 保 険 が 両 方 ある 場 合 両 方 の 控 除 額 の 合 計 が 地 震 保 険 料 控 除 になります( 最 高 25,000 円 ) ただし 一 つの 契 約 で 地 震 保 険 と 旧 長 期 損 害 保 険 双 方 に 該 当 する 場 合 いずれか 一 方 の 控 除 としてのみ 適 用 します 1 障 害 者 26 万 円 障 害 者 控 除 本 人 控 除 対 象 配 偶 者 または 扶 養 親 族 が 障 がい 者 である 人 また は 公 的 機 関 で 障 がい 者 と 同 等 であると 認 定 を 受 けた 人 次 のいずれかに 該 当 する 人 1 夫 と 死 別 ( 離 婚 )した 後 再 婚 していない 人 や 夫 の 生 死 が 明 ら 2 特 別 障 害 者 30 万 円 特 別 障 害 者 : 重 度 の 精 神 障 害 (1 級 )および 身 体 障 害 者 (1 級 2 級 )の 人 等 3 同 居 の 特 別 障 害 者 53 万 円 寡 控 婦 除 かでない 人 で 扶 養 親 族 や 生 計 をともにしている 総 所 得 金 額 等 の 合 計 額 が38 万 円 以 下 の 子 がある 人 26 万 円 2 夫 と 死 別 した 後 再 婚 していない 人 や 夫 の 生 死 が 明 らかでな い 人 で 前 年 中 の 合 計 所 得 金 額 が500 万 円 以 下 の 人 特 別 寡 婦 控 除 上 記 の1に 掲 げる 人 ( 扶 養 親 族 である 子 を 有 する 場 合 に 限 りま す )に 該 当 し かつ 前 年 中 の 合 計 所 得 金 額 が500 万 円 以 下 の 人 次 のすべてに 該 当 する 人 30 万 円 寡 控 夫 除 1 妻 と 死 別 ( 離 婚 )した 後 再 婚 していない 人 や 妻 の 生 死 が 明 ら かでない 人 で 生 計 をともにしている 総 所 得 金 額 等 の 合 計 所 得 金 額 が38 万 円 以 下 の 子 がある 人 26 万 円 2 前 年 中 の 合 計 所 得 金 額 が500 万 円 以 下 である 人 学 校 教 育 法 第 1 条 に 規 定 する 学 校 の 学 生 等 のうち 前 年 中 自 勤 労 学 生 控 除 配 偶 者 控 除 配 偶 者 特 別 控 除 己 の 勤 労 に 基 づく 給 与 所 得 があり 合 計 所 得 金 額 が65 万 円 以 下 で そのうち 配 当 所 得 や 不 動 産 所 得 などの 資 産 性 所 得 が10 万 円 以 下 の 人 生 計 をともにする 配 偶 者 で 前 年 中 の 合 計 所 得 金 額 が38 万 円 以 下 の 人 別 表 (P35 参 照 ) 26 万 円 1 一 般 の 配 偶 者 33 万 円 2 老 人 の 配 偶 者 38 万 円 老 人 :70 歳 以 上 ( 前 年 の12 月 31 日 現 在 )の 人 - 7 -

1 一 般 の 扶 養 親 族 33 万 円 一 般 :16 歳 以 上 19 歳 未 満 もしくは23 歳 以 上 70 歳 未 満 ( 前 年 の12 月 31 日 現 在 )の 人 2 特 定 の 扶 養 親 族 45 万 円 特 定 :19 歳 以 上 23 歳 未 満 ( 前 年 の12 月 31 日 現 在 )の 人 扶 控 養 除 生 計 をともにする 親 族 で 前 年 中 の 合 計 所 得 金 額 が38 万 円 以 下 の 人 3 老 人 の 扶 養 親 族 :70 歳 以 上 ( 前 年 の12 月 31 日 現 在 )の 人 同 居 老 親 等 以 外 38 万 円 同 居 老 親 等 45 万 円 同 居 老 親 等 : 本 人 または 配 偶 者 の 直 系 尊 属 で 本 人 または 配 偶 者 のいずれかと 同 居 を 常 況 と している 人 416 歳 未 満 ( 前 年 の12 月 31 日 現 在 )の 扶 養 親 族 0 円 基 礎 控 除 すべての 納 税 義 務 者 33 万 円 所 得 割 の 税 率 市 民 税 ( 税 率 ) 県 民 税 ( 税 率 ) 6%( 税 額 は100 円 未 満 端 数 切 り 捨 て) 4%( 税 額 は100 円 未 満 端 数 切 り 捨 て) 土 地 建 物 等 の 分 離 譲 渡 所 得 などの 場 合 は 別 に 税 率 を 定 めています P41をごらんください 株 式 等 譲 渡 所 得 先 物 取 引 所 得 申 告 分 離 課 税 の 配 当 所 得 申 告 市 民 税 県 民 税 上 場 株 式 等 に 係 る 譲 渡 所 得 上 場 株 式 等 公 募 株 式 投 資 信 託 特 定 口 座 ( 源 泉 有 り) 不 要 ( 注 1) 特 定 口 座 ( 源 泉 なし) 一 般 口 座 必 要 3% 2% 未 公 開 株 式 私 募 株 式 投 資 信 託 必 要 3% 2% 先 物 取 引 必 要 3% 2% 上 場 株 式 等 の 配 当 所 得 不 要 ( 注 1) 3% 2% ( 注 1) 申 告 した 場 合 は 課 税 標 準 にその 所 得 を 含 めて 課 税 ( 分 離 課 税 )され 算 出 された 市 県 民 税 額 から 配 当 割 額 株 式 等 譲 渡 所 得 割 額 が 控 除 されます 上 場 株 式 等 の 配 当 所 得 について 平 成 21 年 1 月 1 日 以 後 に 支 払 を 受 けるべき 上 場 株 式 等 に 係 る 配 当 所 得 について 総 合 課 税 と 申 告 分 離 課 税 のいずれかを 選 択 でき るようになりました 申 告 分 離 課 税 を 選 択 した 場 合 は 上 場 株 式 等 の 譲 渡 損 失 との 間 で 損 益 通 算 を 行 うことができます ただし 申 告 分 離 課 税 を 選 択 し た 上 場 株 式 等 の 配 当 所 得 については 配 当 控 除 の 適 用 はありません - 8 -

配 当 割 一 定 の 上 場 株 式 等 の 配 当 等 の 所 得 に 対 しては 市 民 税 県 民 税 配 当 割 として 配 当 等 の 支 払 の 際 他 の 所 得 と 区 分 して5%の 税 率 による 分 離 課 税 が 行 われます この 徴 収 は 上 記 の 配 当 等 の 支 払 をする 株 式 会 社 等 が 行 います なお 上 記 の 配 当 等 の 所 得 は 申 告 する 必 要 がありませんが 申 告 をした 場 合 は 課 税 標 準 にその 所 得 を 合 わせて 課 税 され 市 県 民 税 額 の 合 計 額 から 配 当 割 額 相 当 額 が 控 除 されます 配 当 控 除 配 当 所 得 がある 場 合 算 出 された 所 得 割 額 から 次 の 配 当 控 除 額 が 差 し 引 かれます 区 分 市 民 税 の 控 除 率 県 民 税 の 控 除 率 所 得 税 の 控 除 率 配 当 控 除 課 税 総 所 得 金 額 の1,000 万 円 以 下 の 部 分 に 含 まれる 配 当 所 得 の 金 額 課 税 総 所 得 金 額 の1,000 万 円 を 超 える 部 分 に 含 まれる 配 当 所 得 の 金 額 (A) 1.6% 1.2% 10% (B) 0.8% 0.6% 5% 上 場 株 式 等 の 配 当 所 得 で 申 告 分 離 課 税 を 選 択 した 場 合 は 配 当 控 除 を 受 けられません 計 算 例 課 税 総 所 得 金 額 が1,300 万 円 で そのうち 配 当 所 得 が500 万 円 の 場 合 11,300 万 円 -1,000 万 円 =300 万 円 (B)によって 算 出 した 額 2500 万 円 -300 万 円 =200 万 円 (A)によって 算 出 した 額 私 募 証 券 投 資 信 託 等 に 係 る 配 当 控 除 については 市 民 税 課 へお 問 い 合 わせください 調 整 控 除 市 民 税 県 民 税 と 所 得 税 では 人 的 控 除 ( 基 礎 控 除 配 偶 者 控 除 扶 養 控 除 等 )の 控 除 額 に 差 があります 市 民 税 県 民 税 所 得 割 と 所 得 税 の 税 率 の 改 正 に 伴 い この 控 除 額 の 差 によって 生 ずる 負 担 増 を 調 整 するため 市 民 税 県 民 税 の 所 得 割 額 から 次 の 額 が 控 除 されます (1) 市 民 税 県 民 税 の 合 計 課 税 所 得 金 額 が200 万 円 以 下 の 人 1と2のいずれか 少 ない 金 額 の5%(3%を 市 民 税 所 得 割 より 控 除 2%を 県 民 税 所 得 割 より 控 除 ) 1 所 得 税 と 市 民 税 県 民 税 の 人 的 控 除 額 の 差 額 の 合 計 額 2 市 民 税 県 民 税 の 合 計 課 税 所 得 金 額 (2) 市 民 税 県 民 税 の 合 計 課 税 所 得 金 額 が200 万 円 超 の 人 { 所 得 税 と 市 民 税 県 民 税 の 人 的 控 除 額 の 差 額 の 合 計 額 -( 市 民 税 県 民 税 の 合 計 課 税 所 得 金 額 -200 万 円 )} 5%(3%を 市 民 税 所 得 割 より 控 除 2%を 県 民 税 所 得 割 より 控 除 ) ただし 2,500 円 未 満 の 場 合 は 2,500 円 となります - 9 -

所 得 税 と 市 民 税 県 民 税 の 人 的 控 除 額 の 差 額 は 下 の 表 のとおりです 控 除 名 等 所 得 税 控 除 額 市 民 税 県 民 税 控 除 額 差 額 基 礎 控 除 38 万 円 33 万 円 5 万 円 配 偶 者 控 除 38 万 円 33 万 円 5 万 円 老 人 配 偶 者 控 除 48 万 円 38 万 円 10 万 円 一 般 扶 養 控 除 38 万 円 33 万 円 5 万 円 特 定 扶 養 控 除 63 万 円 45 万 円 18 万 円 老 人 扶 養 控 除 48 万 円 38 万 円 10 万 円 同 居 老 親 等 扶 養 控 除 58 万 円 45 万 円 13 万 円 障 害 者 控 除 27 万 円 26 万 円 1 万 円 特 別 障 害 者 控 除 40 万 円 30 万 円 10 万 円 ( 同 居 扶 養 の 場 合 ) (75 万 円 ) (53 万 円 ) (22 万 円 ) 寡 婦 ( 寡 夫 ) 控 除 27 万 円 26 万 円 1 万 円 特 別 寡 婦 控 除 35 万 円 30 万 円 5 万 円 勤 労 学 生 控 除 27 万 円 26 万 円 1 万 円 380,001 円 399,999 円 38 万 円 33 万 円 5 万 円 400,000 円 449,999 円 36 万 円 33 万 円 3 万 円 450,000 円 499,999 円 31 万 円 31 万 円 配 偶 者 特 別 控 除 配 偶 者 の 合 計 所 得 金 額 500,000 円 549,999 円 26 万 円 26 万 円 550,000 円 599,999 円 21 万 円 21 万 円 600,000 円 649,999 円 16 万 円 16 万 円 650,000 円 699,999 円 11 万 円 11 万 円 700,000 円 749,999 円 6 万 円 6 万 円 750,000 円 759,999 円 3 万 円 3 万 円 - 10 -

市 民 税 県 民 税 における 住 宅 借 入 金 等 特 別 税 額 控 除 ( 住 宅 ローン 控 除 )について 市 県 民 税 における 住 宅 借 入 金 等 特 別 税 額 控 除 ( 以 下 住 宅 ローン 控 除 )とは 所 得 税 で 控 除 しきれなかった 額 を 市 県 民 税 か ら 控 除 する 制 度 です 平 成 19 年 に 行 われた 税 源 移 譲 の 際 ひとりひとりの 所 得 税 が 減 って 市 県 民 税 が 増 えたことで 所 得 税 から 控 除 できたはずの 金 額 が 控 除 しきれなくなり 税 源 移 譲 前 から 住 宅 ローン 控 除 を 適 用 している 人 の 税 負 担 が 増 えるという 問 題 がありました この 問 題 に 対 応 するため 税 源 移 譲 前 と 同 等 の 負 担 軽 減 となるように 市 県 民 税 でも 住 宅 ローン 控 除 が 受 けられる 制 度 が 創 設 されました 当 初 は 平 成 11 年 から 平 成 18 年 の 間 に 入 居 した 人 が 対 象 でしたが 税 制 改 正 により 平 成 21 年 から 平 成 29 年 の 間 に 入 居 した 人 も この 制 度 の 対 象 となっています 対 象 になる 人 ( 入 居 年 月 日 により 異 なります) 平 成 12 年 から 平 成 18 年 までに 新 築 または 増 改 築 して 入 居 した 人 ( 平 成 13 年 7 月 ~ 平 成 16 年 入 居 は 適 用 期 限 切 れ) 平 成 21 年 から 平 成 29 年 までに 新 築 または 増 改 築 して 入 居 した 人 上 記 に 該 当 する 人 で 所 得 税 で 住 宅 ローン 控 除 の 適 用 を 受 け 控 除 しきれなかった 額 がある 場 合 は 翌 年 度 の 市 県 民 税 ( 所 得 割 )に 住 宅 ローン 控 除 を 適 用 することができます なお 次 の 場 合 は 市 県 民 税 で 住 宅 ローン 控 除 を 適 用 することはできません 平 成 19 年 及 び 平 成 20 年 に 入 居 の 場 合 ( 所 得 税 で 住 宅 ローン 控 除 制 度 の 特 例 が 設 けられているため) 所 得 税 から 住 宅 ローン 控 除 を 全 額 控 除 できる 場 合 ( 所 得 税 額 > 住 宅 ローン 控 除 可 能 額 ) 年 末 調 整 で 住 宅 ローン 控 除 の 処 理 がされず かつ 納 税 通 知 書 等 の 送 達 までに 住 宅 ローン 控 除 について 記 載 された 申 告 書 や 給 与 支 払 報 告 書 が 提 出 されていない 場 合 遅 れて 申 告 をしても 住 宅 ローン 控 除 の 適 用 はできませんのでご 注 意 ください 計 算 方 法 市 民 税 県 民 税 の 住 宅 ローン 控 除 の 対 象 になる 金 額 は 次 のうち いずれか 少 ない 方 です (1) 所 得 税 から 引 ききれなかった 住 宅 ローン 控 除 可 能 額 (2) 所 得 税 の 課 税 される 総 所 得 金 額 等 5%( 最 高 97,500 円 ) 平 成 26 年 4 月 1 日 以 降 入 居 で 住 宅 の 取 得 費 用 に 含 まれる 消 費 税 額 が8%の 場 合 は 所 得 税 の 課 税 総 所 得 金 額 等 の 額 7% ( 上 限 136,500 円 ) 市 民 税 県 民 税 がもともと0になる 人 や 均 等 割 のみ 課 税 になる 人 は 市 民 税 県 民 税 の 住 宅 ローン 控 除 は 適 用 されま せん 所 得 税 から 住 宅 ローン 控 除 を 全 額 控 除 できる 場 合 や 住 宅 ローン 控 除 を 適 用 しなくても 所 得 税 がかからない 場 合 は 対 象 になりませんので ご 注 意 ください - 11 -

寄 附 金 控 除 ふるさと 納 税 都 道 府 県 市 区 町 村 に 対 する 寄 附 金 のうち 2,000 円 を 超 える 部 分 について 一 定 限 度 額 まで 原 則 として 所 得 税 と 併 せて 全 額 が 控 除 されます なお 所 得 税 市 民 税 県 民 税 の 寄 附 金 控 除 の 適 用 を 受 けるためには 確 定 申 告 をする 必 要 があります 平 成 28 年 度 からはワンストップ 特 例 制 度 ( 平 成 27 年 4 月 1 日 以 降 の 寄 附 から 適 用 )が 創 設 されます 詳 しくは 奈 良 市 ホームペ ージをご 覧 ください ふるさと 納 税 以 外 の 寄 附 以 下 の 団 体 等 に 対 して 行 った 寄 附 は 市 民 税 県 民 税 の 税 額 控 除 を 受 けることができます (1) 奈 良 県 共 同 募 金 会 日 本 赤 十 字 社 奈 良 県 支 部 に 対 する 寄 附 金 のうち 総 務 大 臣 が 承 認 したもの 等 (2) 奈 良 県 奈 良 市 が 条 例 で 指 定 する 寄 附 金 寄 附 金 控 除 を 受 けるためには 寄 附 をした 人 が 寄 附 先 の 募 金 会 等 が 発 行 する 領 収 書 等 を 添 付 して 確 定 申 告 をする 必 要 がありま す 確 定 申 告 しない 場 合 は 代 わりに 市 民 税 県 民 税 の 申 告 をしてください 寄 附 金 控 除 の 詳 細 については 市 民 税 課 へ 奈 良 市 へのふるさと 納 税 については 納 税 課 へお 問 い 合 わせください 退 職 所 得 の 課 税 の 特 例 退 職 所 得 にかかる 所 得 割 額 は 次 のとおり 算 出 され 退 職 手 当 の 支 払 を 受 ける 時 に 差 し 引 かれます 平 成 24 年 12 月 31 日 までに 退 職 した 人 {( 支 払 金 額 一 退 職 所 得 控 除 額 ) 1/2 税 率 } 90% 平 成 25 年 1 月 1 日 以 降 に 退 職 した 人 ( 支 払 金 額 一 退 職 所 得 控 除 額 ) 1/2 税 率 なお 平 成 25 年 1 月 1 日 以 降 に 退 職 した 勤 続 年 数 が5 年 以 内 の 法 人 役 員 等 については この1/2を 乗 じる 措 置 は 適 用 されません また 平 成 18 年 12 月 31 日 までの 退 職 による 支 払 分 については 地 方 税 法 で 定 められている 対 象 年 度 の 退 職 所 得 に 係 る 市 民 税 及 び 県 民 税 の 特 別 徴 収 税 額 表 によって 税 額 が 求 められます 勤 続 年 数 退 職 所 得 控 除 額 20 年 以 下 の 場 合 40 万 円 勤 続 年 数 (80 万 円 に 満 たないときは 80 万 円 ) 20 年 を 超 える 場 合 70 万 円 ( 勤 続 年 数 -20 年 )+800 万 円 障 がい 者 になったことにより 退 職 した 場 合 は 上 の 表 で 算 出 した 控 除 額 に100 万 円 を 加 算 した 金 額 が 控 除 されます - 12 -

個 人 市 民 税 の 申 告 1 月 1 日 現 在 市 内 に 住 所 がある 人 は 市 民 税 県 民 税 の 申 告 をしなければなりません 申 告 がないと 所 得 証 明 書 等 が 発 行 できな いことがあります 申 告 先 1 月 1 日 現 在 の 住 所 地 の 市 役 所 申 告 期 限 3 月 15 日 勤 務 先 から 給 与 支 払 報 告 書 が 提 出 されている 人 は 申 告 不 要 ですが 給 与 以 外 の 所 得 ( 利 子 配 当 不 動 産 所 得 など)があった 人 や 医 療 費 控 除 や 雑 損 控 除 などを 受 けようとする 人 は 申 告 の 必 要 があります 所 得 税 の 確 定 申 告 をした 人 は 市 民 税 県 民 税 の 申 告 は 不 要 です 平 成 27 年 度 分 市 民 税 県 民 税 ( 住 民 税 )の 計 算 例 給 与 所 得 者 の 場 合 Aさん(45 歳 家 族 構 成 : 夫 婦 と 子 供 2 人 ( 妻 パート 収 入 80 万 円 子 供 は17 歳 と13 歳 )の 場 合 平 成 26 年 中 の 給 与 収 入 額 6,600,000 円 設 例 社 会 保 険 の 支 払 額 生 命 保 険 の 支 払 額 ( 新 制 度 個 人 年 金 保 険 料 なし) 559,280 円 110,000 円 地 震 保 険 の 支 払 額 20,000 円 医 療 費 の 差 引 負 担 額 480,000 円 所 得 金 額 A ( 給 与 収 入 金 額 ) 6,600,000 円 90%-1,200,000 円 = 4,740,000 円 社 会 保 険 料 控 除 559,280 円 生 命 保 険 料 控 除 28,000 円 地 震 保 険 料 控 除 10,000 円 所 得 割 の 所 得 控 除 B 医 療 費 控 除 配 偶 者 控 除 380,000 円 330,000 円 計 算 扶 養 控 除 (33 万 円 1 人 ) 330,000 円 基 礎 控 除 330,000 円 計 1,967,280 円 課 税 所 得 金 額 C (A-B) 4,740,000 円 -1,967,280 円 =2,772,720 円 <1,000 円 未 満 切 捨 >2,772,000 円 所 得 割 額 市 民 税 県 民 税 C2,772,000 円 ( 税 率 )6%=166,320 円 C2,772,000 円 ( 税 率 )4%=110,880 円 均 等 割 額 市 民 税 県 民 税 3,500 円 2,000 円 調 整 控 除 ( 人 的 控 除 の 差 額 ) 150,000 円 (2,772,000 円 2,000,000 円 )=-622,000 円 5 万 円 未 満 の 場 合 は 5 万 円 D 市 県 民 税 額 市 民 税 の 調 整 控 除 額 D 3%=1,500 円 県 民 税 の 調 整 控 除 額 D 2%=1,000 円 区 分 均 等 割 額 1 所 得 割 額 2( 所 得 割 額 - 調 整 控 除 100 円 未 満 切 捨 ) 年 税 額 (1+2) 市 民 税 3,500 円 166,320 円 - 1,500 円 = 164,800 円 168,300 円 県 民 税 2,000 円 110,800 円 - 1,000 円 = 109,800 円 111,800 円 計 5,500 円 274,600 円 280,100 円 - 13 -

納 税 の 方 法 個 人 の 市 民 税 を 納 めていただくには 普 通 徴 収 と 給 与 からの 特 別 徴 収 公 的 年 金 からの 特 別 徴 収 の3つの 方 法 があります 普 通 徴 収 給 与 からの 特 別 徴 収 公 的 年 金 からの 特 別 徴 収 事 業 所 得 者 など 給 与 所 得 者 以 外 の 場 合 は 次 の 納 期 ごとに 市 役 所 からの 通 知 にもとづ いて 口 座 振 替 または 納 付 書 によって 納 め ていただきます 給 与 所 得 者 については 給 与 の 支 払 者 ( 会 社 など)が 市 役 所 からの 通 知 にもとづい て 毎 月 (6 月 から 翌 年 5 月 )の 給 与 か ら 税 額 を 差 し 引 き これをとりまとめて 納 めていただきます 公 的 年 金 受 給 者 については 年 金 支 払 者 が 市 役 所 からの 通 知 にもとづいて 年 6 回 の 年 金 から 税 額 を 差 し 引 き これをとりまと めて 納 めていただきます 納 期 納 期 納 期 6 月 8 月 10 月 翌 年 1 月 の 各 月 末 まで 徴 収 した 月 の 翌 月 10 日 まで( 毎 月 ) 4 月 6 月 8 月 10 月 12 月 翌 年 2 月 公 的 年 金 からの 特 別 徴 収 ( 天 引 き) 制 度 について 対 象 となる 人 1 本 年 4 月 1 日 時 点 で65 歳 以 上 の 公 的 年 金 受 給 者 で 前 年 中 の 公 的 年 金 所 得 に 係 る 市 民 税 県 民 税 の 納 税 義 務 のある 方 2 年 額 18 万 円 以 上 の 老 齢 基 礎 年 金 又 は 老 齢 年 金 退 職 年 金 等 を 受 給 している 方 上 記 12の 両 方 を 満 たす 方 で 奈 良 市 の 介 護 保 険 料 が 特 別 徴 収 ( 天 引 き)されている 方 が 対 象 となります 天 引 きの 対 象 となる 税 額 天 引 きの 対 象 となる 税 額 は 公 的 年 金 所 得 に 係 る 税 額 に 限 られています このため 公 的 年 金 所 得 以 外 の 所 得 に 係 る 税 額 がある 場 合 は 公 的 年 金 からの 特 別 徴 収 分 に 加 えて 普 通 徴 収 や 給 与 からの 特 別 徴 収 により 納 めていただきます ただし 公 的 年 金 所 得 に 係 る 税 額 に 変 更 が 生 じた 場 合 など 公 的 年 金 からの 特 別 徴 収 ( 天 引 き)が 中 止 になり 納 付 書 により 納 めていただくことがあります 給 与 から 特 別 徴 収 されている 人 が 年 の 途 中 で 退 職 した 場 合 給 与 所 得 者 で 特 別 徴 収 により 市 県 民 税 を 納 めていた 人 が 退 職 した 場 合 特 別 徴 収 できなくなった 残 りの 税 額 は 次 の 場 合 を 除 き 普 通 徴 収 により 納 めていただきます (1) 新 しい 会 社 に 再 就 職 し 引 き 続 き 特 別 徴 収 されることを 申 し 出 られた 場 合 (2)6 月 1 日 から12 月 31 日 までの 間 に 退 職 した 人 で 支 給 される 退 職 手 当 等 から 残 りの 税 額 を 特 別 徴 収 されることを 申 し 出 られ た 場 合 (3) 翌 年 1 月 1 日 から4 月 30 日 までに 退 職 した 人 で 残 りの 税 額 を 超 える 退 職 手 当 等 がある 場 合 (この 場 合 は 申 し 出 なくても 退 職 手 当 等 から 残 りの 税 額 を 一 括 徴 収 します ) 市 民 税 県 民 税 と 所 得 税 の 違 いは? 前 年 所 得 課 税 と 現 年 所 得 課 税 市 民 税 県 民 税 は 収 入 のあった 年 の 翌 年 に 課 税 されますが 所 得 税 は 収 入 のあったその 年 に 課 税 になります 賦 課 課 税 と 申 告 納 税 市 民 税 県 民 税 は 市 民 税 県 民 税 の 申 告 書 所 得 税 の 確 定 申 告 書 給 与 支 払 報 告 書 などの 各 種 資 料 に 基 づいて 課 税 される 賦 課 課 税 ですが 所 得 税 は 納 税 者 の 方 が 自 分 で 税 額 を 計 算 して 納 める 申 告 納 税 となっています - 14 -

均 等 割 の 有 無 所 得 税 には 市 民 税 県 民 税 の 均 等 割 にあたるものはありません 所 得 控 除 の 比 較 所 得 控 除 額 の 違 うものは P10をご 覧 ください 税 率 の 違 い 市 民 税 ( 所 得 割 ) 県 民 税 ( 所 得 割 ) 所 得 税 6% 4% 5%から40%までの6 段 階 累 進 税 率 税 額 控 除 配 当 控 除 の 控 除 率 が 違 います ( P9) 給 与 のほかに 厚 生 年 金 の 収 入 がある 場 合 所 得 の 算 出 方 法 は? Q 私 (68 歳 )は 現 在 勤 めている 会 社 の 給 与 ( 収 入 金 額 240 万 円 )のほかに 厚 生 年 金 収 入 (180 万 円 )があります この 場 合 の 所 得 金 額 の 算 出 はどのように 行 うのでしょうか A 給 与 と 厚 生 年 金 等 の 公 的 年 金 収 入 がある 場 合 の 所 得 金 額 は 次 のように 算 出 します 雑 所 得 給 与 所 得 所 得 金 額 ( 公 的 年 金 収 入 - 公 的 年 金 等 控 除 額 ) + ( 給 与 収 入 ( 給 与 所 得 金 額 算 出 式 )) = (1,800,000 円 -1,200,000 円 ) (2,400,000 円 70%-180,000 円 ) 2,100,000 円 年 の 途 中 で 住 所 が 変 わった 場 合 市 民 税 県 民 税 の 納 税 先 は? Q 私 は 平 成 27 年 3 月 29 日 に 横 浜 市 から 奈 良 市 に 転 入 しました ところが 6 月 に 横 浜 市 から 平 成 27 年 度 の 市 民 税 県 民 税 の 納 税 通 知 書 が 送 られてきました 現 在 横 浜 市 には 住 んでいませんが それでも 横 浜 市 に 市 民 税 県 民 税 を 納 めるのでしょうか A 個 人 の 市 民 税 県 民 税 は その 年 の1 月 1 日 現 在 住 んでいる 市 町 村 で 課 税 されることになっています したがって あなたの 場 合 は 平 成 27 年 1 月 1 日 現 在 横 浜 市 に 住 んでおられましたので その 後 奈 良 市 に 移 られたとしても 平 成 27 年 度 分 の 市 民 税 県 民 税 は 横 浜 市 に 納 めていただくことになります 個 人 の 市 民 税 県 民 税 は 都 市 によって 違 いがあるのでは? Q A 奈 良 市 の 個 人 市 民 税 県 民 税 は 他 の 市 町 村 に 比 べ 高 いのではないかと 思 うのですが どのようになっていますか 個 人 の 市 民 税 県 民 税 は 一 律 にかかる 均 等 割 と 課 税 所 得 金 額 に 応 じてかかる 所 得 割 との 合 計 からなります 均 等 割 は 全 国 一 律 の 標 準 税 率 ( 市 民 税 3,000 円 県 民 税 1,000 円 ) に 奈 良 県 独 自 の 森 林 環 境 税 500 円 を 加 算 した 4,500 円 が 課 税 されます ただし 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえ 地 方 公 共 団 体 が 実 施 する 防 災 施 策 の 財 源 を 確 保 するため 平 成 26 年 度 から35 年 度 まで 市 民 税 県 民 税 にそれぞれ500 円 が 加 算 されますので 均 等 割 の 総 額 は5,500 円 となります 所 得 割 は 各 所 得 金 額 の 合 計 額 から 所 得 控 除 額 を 差 し 引 いた 残 りの 金 額 ( 課 税 所 得 金 額 )に 標 準 税 率 ( 市 民 税 6% 県 民 税 4%) を 掛 けて 算 出 することになっています この 標 準 税 率 は 全 国 一 律 です したがって 所 得 金 額 及 び 各 種 所 得 控 除 額 が 全 く 同 じであれば 市 民 税 県 民 税 額 は 均 等 割 の 差 額 を 除 き 各 市 町 村 とも 同 額 になります 奈 良 市 へ 新 たに 転 入 され 市 民 税 県 民 税 所 得 割 額 が 前 住 所 地 での 税 額 に 比 べて 高 くなったとすれば 前 年 より 所 得 金 額 が 増 えたり 扶 養 家 族 の 人 数 が 変 わったりしたこと 等 により 所 得 控 除 額 が 減 っているためです - 15 -

サラリーマンで 副 収 入 がある 場 合 市 民 税 県 民 税 の 申 告 は? Q 私 は 勤 務 のかたわら 仕 事 関 係 の 雑 誌 に 原 稿 を 書 き その 所 得 が15 万 円 ほどあります 所 得 税 の 場 合 は20 万 円 以 下 であれ ば 申 告 不 要 と 聞 いていますが 市 民 税 県 民 税 の 申 告 はする 必 要 があるのでしょうか A 所 得 税 では 所 得 が 生 じた 時 点 で 源 泉 徴 収 を 行 っていることなどの 理 由 から 給 与 所 得 以 外 の 所 得 が20 万 円 以 下 の 場 合 には 申 告 不 要 とされています 市 民 税 県 民 税 では このような 源 泉 徴 収 制 度 はなく 他 の 所 得 と 合 算 して 税 額 を 算 出 します し たがって あなたの 場 合 は 給 与 所 得 以 外 の 所 得 がありますので 所 得 の 多 少 にかかわらず 市 民 税 県 民 税 の 申 告 をしなけ ればなりません ただし 上 場 株 式 等 の 配 当 所 得 や 株 式 等 の 譲 渡 所 得 金 額 のうち 上 場 株 式 等 の 売 買 を 源 泉 徴 収 ありの 特 定 口 座 で 行 ったものについては 金 額 にかかわらず 申 告 する 必 要 はありません 退 職 後 の 市 民 税 県 民 税 は? Q 私 は 今 年 7 月 末 に 都 合 により 会 社 を 退 職 し その 後 無 職 です ところが 先 日 市 民 税 県 民 税 の 納 税 通 知 書 が 送 られてき ました 市 民 税 県 民 税 は 退 職 するまで 毎 月 給 与 から 差 し 引 かれていました これは 何 かの 間 違 いではないでしょうか A 給 与 所 得 者 の 場 合 は 前 年 の 所 得 等 によって 算 出 した 市 民 税 県 民 税 を6 月 から 翌 年 5 月 まで12 回 に 分 けて 会 社 が 毎 月 の 給 与 から 差 し 引 いて 納 めることになっています あなたの 場 合 は 退 職 されたため8 月 以 降 分 が 給 料 から 差 し 引 けなくなりましたので その 残 額 をご 自 分 で 納 めていただく ため あらためて 納 税 通 知 書 をお 送 りしたわけです 市 税 の 領 収 証 書 は 何 年 間 保 存 したらいい? Q 私 は 昨 年 会 社 を 退 職 した 際 残 りの 市 民 税 県 民 税 を 分 割 して 納 税 するようしていただきました ところが 先 日 市 役 所 からまだ 一 部 が 残 っているとの 催 告 書 を 受 け 取 りました 私 は 全 額 納 めたように 思 い 領 収 証 書 を 探 してみましたがどうして もみつかりません いつも 思 うのですが 税 金 の 領 収 証 書 はいったい 何 年 間 ぐらい 保 存 する 必 要 があるのでしょうか A 一 般 的 には 地 方 公 共 団 体 が 納 税 義 務 者 の 確 定 した 税 金 を 徴 収 することができるのは 5 年 間 と 定 められています このこと から 間 違 いを 正 すときの 証 拠 として やはり 領 収 証 書 は5 年 間 保 存 しておくことが 望 ましいでしょう - 16 -

❹ 法 人 市 民 税 法 人 市 民 税 は 市 内 に 事 務 所 や 事 業 所 などがある 法 人 ( 会 社 など)のほか 法 人 でない 社 団 等 にかかる 税 で 個 人 市 民 税 と 同 様 に 均 等 割 と 法 人 の 所 得 ( 法 人 税 額 )に 応 じて 負 担 する 法 人 税 割 とがあります 納 税 義 務 者 納 税 義 務 者 均 等 割 法 人 税 割 市 内 に 事 務 所 等 を 有 する 法 人 課 税 課 税 市 内 に 事 務 所 等 はないが 寮 等 を 有 する 法 人 課 税 非 課 税 市 内 に 事 務 所 等 を 有 する 人 格 のない 社 団 等 で 収 益 事 業 を 行 うもの 課 税 課 税 市 内 に 事 務 所 や 事 業 所 を 有 する 法 人 課 税 信 託 の 受 託 者 非 課 税 課 税 均 等 割 事 務 所 事 業 所 等 を 有 していた 月 数 12か 月 税 率 公 共 法 人 及 び 公 益 法 人 等 のうち 均 等 割 を 課 することができるもの ( 法 人 税 法 別 表 第 2に 規 定 する 独 立 行 政 法 人 で 収 益 事 業 を 行 うものを 除 く) 法 人 等 の 区 分 税 率 ( 年 額 ) 人 格 のない 社 団 等 5 万 円 一 般 社 団 法 人 及 び 一 般 財 団 法 人 ( 非 営 利 型 法 人 に 該 当 するものを 除 く) 保 険 業 法 に 規 定 する 相 互 会 社 以 外 の 法 人 で 資 本 金 の 額 又 は 出 資 金 の 額 を 有 しないもの 資 本 金 等 の 額 市 内 の 従 業 者 数 1 千 万 円 以 下 1 千 万 円 超 1 億 円 以 下 1 億 円 超 10 億 円 以 下 10 億 円 超 50 億 円 以 下 50 億 円 超 50 人 以 下 5 万 円 50 人 超 12 万 円 50 人 以 下 13 万 円 50 人 超 15 万 円 50 人 以 下 16 万 円 50 人 超 40 万 円 50 人 以 下 41 万 円 50 人 超 175 万 円 50 人 以 下 41 万 円 50 人 超 300 万 円 1. 市 内 の 従 業 者 数 市 内 に 有 する 事 務 所 事 業 所 または 寮 などの 従 業 者 数 の 合 計 数 2. 資 本 金 等 の 額 資 本 金 の 額 + 株 主 等 から 法 人 に 払 い 込 まれた 額 または 給 付 を 受 けた 財 産 の 額 で 資 本 金 の 額 として 組 み 入 れられなかったもの 等 ( 例 : 資 本 準 備 金 加 入 金 ) 3. 市 内 の 従 業 者 数 および 資 本 金 等 の 額 は 算 定 期 間 の 末 日 で 判 定 します 法 人 税 割 課 税 標 準 となる 法 人 税 額 税 率 14.7% 平 成 26 年 10 月 1 日 以 降 に 開 始 する 事 業 年 度 からは 税 率 が12.1%となります - 17 -

申 告 と 納 税 法 人 の 市 民 税 は それぞれの 法 人 が 定 める 事 業 年 度 が 終 了 した 後 一 定 期 間 内 に 法 人 がその 納 付 すべき 税 額 を 算 出 して 申 告 し その 申 告 した 税 金 を 納 めることになっています (これを 申 告 納 付 といいます) 6か 月 1か 年 事 業 年 度 ( 期 間 ) 確 定 申 告 中 間 ( 予 定 ) 申 告 確 定 申 告 申 告 期 限 等 事 業 年 度 終 了 の 日 から 原 則 として2か 月 以 内 申 告 納 付 額 は 均 等 割 額 と 法 人 税 割 額 との 合 計 額 事 業 年 度 開 始 の 日 以 降 6か 月 を 経 過 した 日 から2か 月 以 内 申 告 納 付 額 は (ア)または(イ)の 額 です (ア) 均 等 割 額 と 前 事 業 年 度 の 法 人 税 割 額 を 基 礎 として 計 算 した 法 人 税 割 額 との 合 計 額 ( 予 定 申 告 ) (イ) 均 等 割 額 と その 事 業 年 度 の 開 始 の 日 以 後 6か 月 の 期 間 を1 事 業 年 度 とみなして 計 算 した 法 人 税 額 を 課 税 標 準 として 計 算 した 法 人 税 割 額 との 合 計 額 ( 仮 決 算 に 基 づく 中 間 申 告 ) 事 業 年 度 終 了 の 日 から 原 則 として2か 月 以 内 申 告 納 付 額 は 確 定 申 告 にかかる 均 等 割 額 と 法 人 税 割 額 との 合 計 なお 当 該 事 業 年 度 についてすでに 中 間 ( 予 定 ) 申 告 を 行 った 税 額 がある 場 合 には その 額 を 差 し 引 いた 額 - 18 -

❺ 固 定 資 産 税 固 定 資 産 税 は 土 地 家 屋 償 却 資 産 (これらを 固 定 資 産 といいます )を 所 有 している 人 がその 固 定 資 産 の 価 格 を 基 に 算 定 された 税 額 をその 固 定 資 産 の 所 在 する 市 町 村 に 納 める 税 金 です 納 税 義 務 者 毎 年 1 月 1 日 ( 賦 課 期 日 ) 現 在 で 市 内 に 固 定 資 産 を 所 有 している 人 この 所 有 している 人 とは 次 の 登 記 簿 などにそれぞれ 所 有 者 として 登 記 または 登 録 されている 人 をいいます 土 地 家 屋 償 却 資 産 登 記 簿 または 土 地 補 充 課 税 台 帳 登 記 簿 または 家 屋 補 充 課 税 台 帳 償 却 資 産 課 税 台 帳 に 所 有 者 として 登 録 されている 人 税 額 の 算 出 方 法 課 税 標 準 額 税 率 1.4% 税 額 を 算 出 するには まず 土 地 家 屋 償 却 資 産 の 評 価 額 を 求 め 評 価 額 から 課 税 標 準 額 を 導 き 出 して それに 税 率 を 掛 けて 求 めます 評 価 額 課 税 標 準 額 1.4%= 税 額 免 税 点 市 内 に 所 有 するそれぞれの 固 定 資 産 の 課 税 標 準 額 の 合 計 額 が 下 の 場 合 には 固 定 資 産 税 はかかりません 土 地 家 屋 償 却 資 産 30 万 円 未 満 20 万 円 未 満 150 万 円 未 満 評 価 額 固 定 資 産 の 課 税 の 基 となるのが 評 価 額 です 評 価 額 は 一 定 の 基 準 により 適 正 な 時 価 を 求 める 方 法 により 決 定 します また 評 価 額 は 原 則 として3 年 ごと( 償 却 資 産 は 毎 年 度 所 有 者 の 申 告 に 基 づき 評 価 し その 価 格 を 決 定 します)に 全 面 的 に 改 訂 します(これを 評 価 替 え といい この 評 価 替 えの 年 を 基 準 年 度 といいます)が 基 準 年 度 以 外 の 年 度 であっても 土 地 の 地 目 の 変 換 や 家 屋 の 改 築 または 損 壊 があった 場 合 には その 年 度 において 資 産 の 状 況 に 応 じた 評 価 額 を 決 定 します なお 次 の 基 準 年 度 は 平 成 30 年 度 となっています 評 価 の 方 法 土 地 の 評 価 評 価 額 は 総 務 大 臣 が 告 示 した 固 定 資 産 評 価 基 準 に 基 づき 売 買 実 例 価 額 を 基 に 算 定 した 正 常 売 買 価 格 を 基 礎 として 求 められま す - 19 -

地 目 別 の 評 価 方 法 宅 地 の 評 価 方 法 商 業 地 や 住 宅 地 など 利 用 状 況 に 応 じて 区 分 し それを 街 路 の 状 況 や 公 共 施 設 等 からの 距 離 などを 考 慮 してさら に 区 分 標 準 地 ( 奥 行 間 口 形 状 等 が 標 準 的 なもの)の 選 定 各 筆 の 土 地 その 他 の 街 路 主 要 な 街 路 標 準 地 主 要 な 街 路 の 路 線 価 の 付 設 その 他 の 街 路 の 路 線 価 の 付 設 比 準 地 区 地 域 内 の 各 筆 の 評 価 農 地 山 林 の 評 価 方 法 土 地 の 形 状 街 路 の 状 況 を 比 較 衡 量 します 地 価 公 示 価 格 都 道 府 県 地 価 調 査 価 格 及 び 鑑 定 評 価 価 格 の 活 用 原 則 として 宅 地 の 場 合 と 同 様 に 標 準 地 を 選 定 し その 標 準 地 の 価 格 (その 算 定 の 基 礎 となる 売 買 実 例 価 額 に 宅 地 見 込 地 として の 要 素 等 があればそれに 相 当 する 価 額 を 控 除 した 純 農 地 純 山 林 としての 価 格 )に 比 準 して 評 価 します ただし 市 街 化 区 域 農 地 については 状 況 が 類 似 する 宅 地 等 の 評 価 額 を 基 準 として 求 めた 価 額 から 造 成 費 を 控 除 した 価 額 によって 評 価 します 牧 場 原 野 雑 種 地 等 の 評 価 方 法 農 地 山 林 の 場 合 と 同 様 に 売 買 実 例 価 額 や 付 近 の 土 地 の 評 価 額 に 基 づく 等 の 方 法 により 評 価 します 家 屋 の 評 価 固 定 資 産 評 価 基 準 に 基 づき 再 建 築 価 格 を 基 準 に 評 価 します 評 価 額 = 再 建 築 価 格 経 年 減 点 補 正 率 再 建 築 価 格 評 価 の 対 象 となった 家 屋 と 同 一 のものを 評 価 の 時 点 においてその 場 所 に 新 築 するものとした 場 合 に 必 要 とされる 建 築 費 です 経 年 減 点 補 正 率 家 屋 の 建 築 後 の 年 数 の 経 過 によって 生 ずる 損 耗 の 状 況 による 減 価 等 をあらわしたものです 古 い 家 屋 でも 再 建 築 価 格 の 上 昇 率 が 経 年 減 点 補 正 率 を 上 まわれば 新 しい 評 価 額 が 評 価 替 えの 前 の 価 格 を 超 えることがあります その 場 合 は 通 常 評 価 額 は 評 価 替 え 前 の 価 格 に 据 え 置 かれます - 20 -

償 却 資 産 の 評 価 固 定 資 産 評 価 基 準 に 基 づき 取 得 価 格 を 基 礎 とし 耐 用 年 数 及 び 取 得 後 の 経 過 年 数 に 応 じた 価 値 の 減 少 ( 減 価 )を 考 慮 し て 評 価 します 前 年 中 に 取 得 した 資 産 価 格 ( 評 価 額 ) = 取 得 価 格 ( 1 - 耐 用 年 数 に 応 ずる 減 価 率 1/2 ) 前 年 前 に 取 得 した 資 産 価 格 ( 評 価 額 ) = 前 年 度 評 価 額 ( 1 - 耐 用 年 数 に 応 ずる 減 価 率 ) 以 降 毎 年 この 方 法 により 計 算 し 取 得 価 格 の5%まで 減 価 します 償 却 資 産 の 対 象 となるもの 会 社 や 個 人 で 工 場 や 商 店 などを 経 営 している 人 が その 事 業 のために 使 用 する 事 業 用 資 産 で その 減 価 償 却 額 または 減 価 償 却 費 が 法 人 税 法 または 所 得 税 法 上 の 規 定 による 所 得 の 計 算 上 損 金 または 必 要 な 経 費 に 算 入 されるものです その 内 容 を 例 示 しますと 1 構 築 物 ( 駐 車 場 設 備 舗 装 路 面 庭 園 門 塀 外 構 など ) 2 機 械 及 び 装 置 ( 受 変 電 設 備 発 電 機 設 備 蓄 電 池 設 備 旋 盤 ポンプなど ) 3 船 舶 4 航 空 機 5 車 両 及 び 運 搬 具 ( 貨 車 客 車 トロッコ 大 型 特 殊 自 動 車 など ) 6 工 具 器 具 備 品 ( 測 定 器 具 キャビネット エアコン パソコン コピー 機 レジスターなど ) などの 事 業 用 資 産 です 償 却 資 産 の 対 象 とならないもの 1 土 地 建 物 2 無 形 減 価 償 却 資 産 ( 特 許 権 営 業 権 漁 業 権 電 話 加 入 権 ソフトウェアなど ) 3 自 動 車 税 または 軽 自 動 車 税 の 課 税 対 象 となるもの( 小 型 特 殊 自 動 車 に 該 当 するフォークリフトなどは 事 業 所 のみ で 使 用 するものでも 軽 自 動 車 税 の 対 象 となります ) 4 繰 延 資 産 ( 開 業 費 開 発 費 など ) 5 少 額 である 資 産 その 他 政 令 で 定 める 資 産 ( 税 務 会 計 上 一 時 損 金 算 入 の 対 象 をした 資 産 または 一 括 償 却 の 処 理 を した 資 産 など ) 6 棚 卸 資 産 ( 商 品 貯 蔵 品 など ) 償 却 資 産 の 申 告 償 却 資 産 の 所 有 者 は 毎 年 1 月 1 日 現 在 の 資 産 の 状 況 につい て 申 告 しなければなりません 申 告 先 資 産 税 課 償 却 資 産 係 申 告 期 限 1 月 31 日 ( 土 日 祝 日 の 場 合 は 翌 日 ) - 21 -

課 税 標 準 額 家 屋 については 原 則 として 固 定 資 産 課 税 台 帳 に 登 録 された 価 格 ( 評 価 額 )が 課 税 標 準 額 となります なお 土 地 について は 住 宅 用 地 のように 課 税 標 準 の 特 例 措 置 が 適 用 される 場 合 や 負 担 調 整 措 置 が 適 用 される 場 合 には その 課 税 標 準 額 は 価 格 よりも 低 く 算 定 されます 課 税 標 準 の 特 例 軽 減 措 置 土 地 についての 特 例 (1) 住 宅 用 地 に 対 する 課 税 標 準 の 特 例 住 宅 用 地 については その 税 負 担 を 特 に 軽 減 する 必 要 から 課 税 標 準 の 特 例 措 置 が 設 けられています 住 宅 用 地 には 次 の 二 つがあります Ⅰ 専 用 住 宅 ( 専 ら 人 の 居 住 の 用 に 供 する 家 屋 )の 敷 地 の 用 に 供 されている 土 地 その 土 地 の 全 部 ( 家 屋 の 床 面 積 の10 倍 まで) Ⅱ 併 用 住 宅 ( 一 部 を 人 の 居 住 の 用 に 供 する 家 屋 )の 敷 地 の 用 に 供 されている 土 地 その 土 地 の 面 積 ( 家 屋 の 床 面 積 の 10 倍 まで)に 一 定 の 率 を 乗 じて 得 た 面 積 に 相 当 する 土 地 住 宅 の 敷 地 の 用 に 供 されている 土 地 とは その 住 宅 を 維 持 し 又 はその 効 用 を 果 たすために 使 用 されている 一 画 地 の 土 地 をいいます したがって 賦 課 期 日 (1 月 1 日 )において 新 たに 住 宅 の 建 設 が 予 定 されている 土 地 あるいは 住 宅 が 建 設 されつつ ある 土 地 は 住 宅 の 敷 地 とはされません ただし 既 存 の 当 該 家 屋 に 代 えてこれらの 家 屋 が 建 築 中 であり 一 定 の 要 件 を 満 たすと 認 める 土 地 については 所 有 者 の 申 請 に 基 づき 住 宅 用 地 として 取 り 扱 います 住 宅 用 地 の 範 囲 特 例 措 置 の 対 象 となる 住 宅 用 地 の 面 積 は 家 屋 の 敷 地 面 積 に 次 表 の 住 宅 用 地 の 率 を 乗 じて 求 めます 家 屋 居 住 部 分 の 割 合 住 宅 用 地 の 率 イ 専 用 住 宅 全 部 1.0 ロ ハ ハ 以 外 の 併 用 住 宅 地 上 5 階 以 上 を 有 する 耐 火 建 築 物 である 併 用 住 宅 4 分 の1 以 上 2 分 の1 未 満 0.5 2 分 の1 以 上 1.0 4 分 の1 以 上 2 分 の1 未 満 0.5 2 分 の1 以 上 4 分 の3 未 満 0.75 4 分 の3 以 上 1.0 小 規 模 住 宅 用 地 200 m2 以 下 の 住 宅 用 地 (200 m2を 超 える 場 合 は 住 宅 一 戸 あたリ 200 m2までの 部 分 )を 小 規 模 住 宅 用 地 といいます 小 規 模 住 宅 用 地 の 課 税 標 準 額 については 価 格 の6 分 の1の 額 とする 特 例 が 設 けられています - 22 -

一 般 住 宅 用 地 小 規 模 住 宅 用 地 以 外 の 住 宅 用 地 を 一 般 住 宅 用 地 といいます たとえば 300 m2の 住 宅 用 地 ( 一 戸 建 住 宅 の 敷 地 )で あれば 200 m2 分 が 小 規 模 住 宅 用 地 で 残 りの 100 m2 分 が 一 般 住 宅 用 地 となります 一 般 住 宅 用 地 の 課 税 標 準 額 については 価 格 の 3 分 の 1 の 額 とする 特 例 が 設 けられています (2) 宅 地 等 に 対 する 税 負 担 の 調 整 措 置 平 成 9 年 度 の 評 価 替 え 以 降 課 税 の 公 平 の 観 点 から 地 域 や 土 地 によりばらつきのある 負 担 水 準 ( 評 価 額 に 対 する 前 年 度 課 税 標 準 額 の 割 合 )を 均 衡 化 させることを 重 視 した 税 負 担 の 調 整 措 置 が 講 じられ 宅 地 について 負 担 水 準 の 高 い 土 地 は 税 負 担 を 引 き 下 げ 又 は 据 え 置 き 負 担 水 準 の 低 い 土 地 はなだらかに 税 負 担 を 上 昇 させることによって 負 担 水 準 のばらつきの 幅 を 狭 めて いく 仕 組 みが 導 入 されました これまで 負 担 水 準 の 均 衡 化 適 正 化 に 取 り 組 んできた 結 果 地 域 ごとの 負 担 水 準 の 均 衡 化 は 相 当 程 度 進 展 していますが 一 部 には 依 然 としてばらつきが 残 っています こうした 点 を 踏 まえ 平 成 27 年 度 から 平 成 29 年 度 までの 負 担 調 整 措 置 については 平 成 26 年 度 の 負 担 調 整 措 置 が 継 続 される ことになりました この 平 成 27 年 度 から 平 成 29 年 度 までの 宅 地 の 税 負 担 の 調 整 措 置 を 図 示 すると 次 のようになります 次 の 算 式 によって 求 められます 負 担 水 準 とは 負 担 水 準 = 前 年 度 課 税 標 準 額 今 年 度 評 価 額 ( 住 宅 用 地 特 例 率 (1/3または1/6)) 小 規 模 住 宅 用 地 一 般 住 宅 用 地 については 評 価 額 に 住 宅 用 地 の 特 例 率 ( 小 規 模 住 宅 用 地 1/6 一 般 住 宅 用 地 1/3)を 乗 じます 商 業 地 等 の 宅 地 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 70%に 引 き 下 げ 税 負 担 措 置 (A)が 今 年 度 評 価 額 60% を 上 回 る 場 合 は60% 前 年 度 課 税 標 準 額 + 今 年 度 評 価 額 5%=(A) (A)が 今 年 度 評 価 額 20%を 下 回 る 場 合 は 20% - 23 -

小 規 模 住 宅 用 地 100 20 0 特 例 (1/6) (A)が 今 年 度 評 価 額 1/6 20%を 下 回 る 場 合 は 20% 1 固 定 資 産 税 額 は 次 のとおり 求 められます 商 業 地 等 の 宅 地 課 税 標 準 額 ( 評 価 額 70%) 税 率 = 税 額 商 業 地 等 の 宅 地 とは 住 宅 用 地 以 外 の 宅 地 や 農 地 以 外 の 土 地 のうち 評 価 がその 土 地 と 状 況 が 類 似 している 宅 地 の 評 価 額 に 比 準 して 決 定 される 土 地 ( 宅 地 比 準 土 地 といいます)のことをいいます 住 宅 用 地 課 税 標 準 額 ( 評 価 額 1/6 ) 税 率 = 税 額 200m2を 超 える 住 宅 用 地 は1/3となります 2ただし 前 年 度 の 課 税 標 準 額 が 低 い 土 地 については 今 年 度 の 課 税 標 準 額 は 次 のとおりとなります 商 業 地 等 の 宅 地 今 年 度 の 評 価 額 Aと 比 べて (ア) 前 年 度 課 税 標 準 額 がAの60% 以 上 70% 以 下 の 場 合 前 年 度 課 税 標 準 額 を 据 え 置 きます (イ) 前 年 度 課 税 標 準 額 がAの60% 未 満 の 場 合 前 年 度 課 税 標 準 額 + A 5% (ただし 上 記 (イ)により 計 算 した 額 が Aの60%を 上 回 る 場 合 は60% 20%を 下 回 る 場 合 は20%が 今 年 度 の 課 税 標 準 額 になります) 住 宅 用 地 今 年 度 の 評 価 額 に1/6を 掛 けた 額 (= 本 来 の 課 税 標 準 額 B)と 比 べて 前 年 度 課 税 標 準 額 がBの100% 未 満 の 場 合 前 年 度 課 税 標 準 額 + B 5% (ただし 上 記 により 計 算 した 額 が 20%を 下 回 る 場 合 はB 20%が 今 年 度 の 課 税 標 準 額 になります) 住 宅 を 新 築 増 築 した 場 合 住 宅 用 地 の 申 告 住 宅 用 地 の 認 定 を 行 うため 右 のような 場 合 には 申 告 をしていた だくことになっています 家 屋 の 用 途 を 変 更 した 場 合 住 宅 が 滅 失 した 場 合 申 告 先 資 産 税 課 申 告 期 限 1 月 31 日 ( 土 日 祝 日 を 除 く 翌 日 ) - 24 -

(3) 農 地 に 対 する 課 税 農 地 は 次 のように 区 分 され それぞれ 評 価 及 び 課 税 ( 負 担 調 整 措 置 など)について 異 なる 仕 組 みがとられています ( 評 価 についてはP19を 参 照 してください) ( 評 価 ) ( 課 税 ) 農 地 一 般 農 地 農 地 評 価 農 地 課 税 市 街 化 区 域 農 地 宅 地 並 み 評 価 宅 地 並 み 課 税 一 般 農 地 一 般 農 地 は 市 街 化 区 域 農 地 や 農 地 の 転 用 許 可 を 受 けたものなどを 除 いたものです 一 般 農 地 に 対 する 税 の 負 担 調 整 措 置 一 般 農 地 の 負 担 調 整 率 は 次 の 算 式 によって 求 められた 負 担 水 準 により 判 定 されます 負 担 水 準 負 担 調 整 率 負 担 水 準 = 前 年 度 課 税 標 準 額 今 年 度 評 価 額 0.9 1.025 0.8 0.9 1.05 0.7 0.8 1.075 ~0.7 1.10 市 街 化 区 域 農 地 市 街 化 区 域 農 地 は 市 街 化 区 域 の 農 地 で 生 産 緑 地 地 区 の 指 定 を 受 けたものなどを 除 いたものです したがって 市 街 化 区 域 内 にある 農 地 であっても 生 産 緑 地 地 区 の 指 定 を 受 けた 農 地 であれば 一 般 農 地 になります なお 市 街 化 区 域 農 地 の 課 税 標 準 額 は 評 価 額 の3 分 の1とする 特 例 が 設 けられています 農 地 の 税 額 の 求 め 方 次 の 表 の 区 分 ごとに 求 めた 額 が 課 税 標 準 額 となります 区 分 負 担 水 準 固 定 資 産 税 の 課 税 標 準 額 100% 以 上 のもの 1 今 年 度 評 価 額 1/3 市 街 化 区 域 農 地 100% 未 満 のもの 2 前 年 度 課 税 標 準 額 +1 5% ただし この 額 が1 20%を 下 回 るときは 1 20% 一 般 農 地 ( 市 街 化 区 域 以 外 の 農 地 及 び 生 産 緑 地 地 区 に 指 定 された 農 地 ) 100% 以 上 のもの 3 今 年 度 評 価 額 90% 以 上 100% 未 満 のもの 4 3か 前 年 度 課 税 標 準 額 1.025のいずれか 少 ない 額 80% 以 上 90% 未 満 のもの 5 3か 前 年 度 課 税 標 準 額 1.05のいずれか 少 ない 額 70% 以 上 80% 未 満 のもの 6 3か 前 年 度 課 税 標 準 額 1.075のいずれか 少 ない 額 70% 未 満 のもの 7 3か 前 年 度 課 税 標 準 額 1.10のいずれか 少 ない 額 - 25 -

家 屋 についての 特 例 / 新 築 住 宅 などに 対 する 軽 減 措 置 新 築 の 一 般 住 宅 やマンションなどの 居 住 用 家 屋 で 床 面 積 が 次 の 要 件 に 該 当 する 家 屋 は 固 定 資 産 税 が 減 額 されます 要 件 ( 住 宅 の 床 面 積 ) 減 額 される 税 額 の 割 合 新 築 後 の 減 額 期 間 50m2( 一 戸 建 て 以 外 の 貸 家 住 宅 は40m2) 以 上 120m2 以 下 税 額 の1/2 (ア)2 階 建 て 以 下 の 一 般 住 宅 は3 年 度 間 (イ)3 階 建 て 以 上 ( 耐 火 構 造 )のマンションな 120m2 超 280m2 以 下 120m2に 相 当 する 税 額 の1/2 どの 住 宅 は5 年 度 間 昭 和 57 年 1 月 1 日 以 前 に 建 てられた 住 宅 を 耐 震 改 修 された 場 合 一 定 の 要 件 に 該 当 すれば 固 定 資 産 税 が 減 額 されます 改 修 完 了 時 期 減 額 期 間 減 額 割 合 平 成 25 年 27 年 12 月 31 日 1 年 間 一 戸 当 たり120m2 分 を 限 度 に 固 定 資 産 税 が1/2 減 額 されます 平 成 19 年 1 月 1 日 以 前 に 建 てられた 住 宅 にバリアフリー 改 修 工 事 をされた 場 合 一 定 の 要 件 に 該 当 すれば 固 定 資 産 税 が 減 額 さ れます 改 修 完 了 時 期 減 額 期 間 減 額 割 合 平 成 19 年 28 年 3 月 31 日 1 年 間 一 戸 当 たり100m2 分 を 限 度 に 固 定 資 産 税 が1/3 減 額 されます 平 成 20 年 1 月 1 日 以 前 に 建 てられた 住 宅 ( 賃 貸 住 宅 を 除 く)に 省 エネ 改 修 工 事 をされた 場 合 一 定 の 要 件 に 該 当 すれば 固 定 資 産 税 が 減 額 されます 改 修 完 了 時 期 減 額 期 間 減 額 割 合 平 成 20 年 28 年 3 月 31 日 1 年 間 一 戸 当 たり120m2 分 を 限 度 に 固 定 資 産 税 が1/3 減 額 されます 平 成 21 年 6 月 4 日 から 平 成 28 年 3 月 31 日 までに 建 築 された 住 宅 で 優 良 住 宅 の 普 及 の 促 進 に 関 する 法 律 に 規 定 する 長 期 優 良 住 宅 と 証 明 された 場 合 一 定 の 要 件 に 該 当 すれば 固 定 資 産 税 が 減 額 されます 要 件 ( 住 宅 の 床 面 積 ) 減 額 される 税 額 の 割 合 新 築 後 の 減 額 期 間 75m2( 一 戸 建 て 以 外 の 貸 家 住 宅 は55m2) 以 上 120m2 以 下 税 額 の1/2 (ア)2 階 建 て 以 下 の 一 般 住 宅 は5 年 度 間 (イ)3 階 建 て 以 上 ( 耐 火 構 造 )のマンションな 120m2 超 280m2 以 下 120m2に 相 当 する 税 額 の1/2 どの 住 宅 は7 年 度 間 - 26 -

縦 覧 制 度 と 閲 覧 制 度 (1) 土 地 家 屋 価 格 等 縦 覧 帳 簿 の 縦 覧 について 固 定 資 産 の 評 価 の 適 正 をみるために 土 地 を 所 有 している 納 税 義 務 者 ( 納 付 すべき 税 額 が 課 せられている 人 )は 土 地 価 格 等 縦 覧 帳 簿 ( 土 地 の 表 示 及 び 価 格 を 記 載 )を 家 屋 を 所 有 している 納 税 義 務 者 は 家 屋 価 格 等 縦 覧 帳 簿 ( 家 屋 の 表 示 及 び 価 格 を 記 載 )を それぞれ 縦 覧 できます 期 間 4 月 1 日 から4 月 30 日 まで( 土 日 祝 日 を 除 く) 手 数 料 無 料 (2) 固 定 資 産 課 税 台 帳 の 閲 覧 制 度 について 納 税 義 務 者 は 自 己 の 所 有 する 固 定 資 産 について 固 定 資 産 課 税 台 帳 ( 名 寄 台 帳 )を 閲 覧 することができます また 土 地 や 家 屋 について 貸 借 権 地 上 権 そのほか 使 用 または 収 益 を 目 的 とする 権 利 ( 有 償 の 場 合 に 限 ります)を 有 する 借 地 人 借 家 人 等 も 当 該 権 利 の 設 定 された 土 地 または 家 屋 にかぎり 課 税 台 帳 を 閲 覧 することができます なお 借 家 人 は 当 該 権 利 の 目 的 である 家 屋 のほか その 敷 地 である 土 地 についても 課 税 台 帳 を 閲 覧 できます 権 利 関 係 を 証 するため 登 記 簿 や 契 約 書 等 権 利 関 係 が 明 らかに 分 かる 書 面 を 必 ず 持 参 してください 手 数 料 1 回 につき300 円 ただし 縦 覧 期 間 (4 月 1 日 から4 月 30 日 )は 無 料 です 代 理 人 ( 同 居 の 親 族 を 除 く)が 縦 覧 または 閲 覧 される 場 合 は 本 人 の 委 任 状 または 同 意 書 が 必 要 です 縦 覧 や 閲 覧 に 際 しては 運 転 免 許 証 等 の 本 人 が 確 認 できるものをご 持 参 ください (3) 地 番 図 の 閲 覧 について どなたでも 奈 良 市 内 の 地 番 の 配 置 参 考 図 ( 土 地 の 法 的 境 界 や 権 利 関 係 を 示 したものではありません)を 閲 覧 すること ができます 手 数 料 申 請 書 1 枚 につき5 筆 まで300 円 審 査 の 申 出 課 税 台 帳 に 登 録 されている 価 格 について 不 服 がある 場 合 は 奈 良 市 固 定 資 産 評 価 審 査 委 員 会 に 4 月 1 日 から 納 税 通 知 書 の 交 付 を 受 けた 日 後 60 日 までの 間 に 審 査 の 申 出 をすることができます ただし 基 準 年 度 以 外 の 年 度 においては 土 地 の 地 目 の 変 換 や 家 屋 の 新 増 改 築 などの 特 別 の 事 情 がある 場 合 を 除 き 審 査 の 申 出 をすることができません 納 税 の 方 法 市 役 所 から 送 付 された 納 税 通 知 書 により 年 4 回 に 分 けて 納 めていただくことになっています 納 期 4 月 7 月 11 月 2 月 ( 各 月 15 日 から 末 日 ) 固 定 資 産 の 所 有 者 が 住 所 を 変 更 したときは 必 ずその 届 出 をしてください 届 出 は はがき 電 話 でも 結 構 です - 27 -

❻ 都 市 計 画 税 都 市 計 画 税 は 総 合 的 な 町 づくりを 目 的 として 行 う 都 市 計 画 事 業 や 土 地 区 画 整 理 事 業 に 要 する 費 用 の 一 部 を 負 担 していただ くため 設 けられた 目 的 税 で 市 街 化 区 域 内 の 土 地 家 屋 に 対 してかかる 税 です 納 税 義 務 者 市 街 化 区 域 内 に 所 在 する 土 地 家 屋 の 所 有 者 です なお 固 定 資 産 税 において 免 税 点 未 満 の 人 は 都 市 計 画 税 も 課 税 されません 課 税 標 準 額 固 定 資 産 税 と 同 じ 土 地 家 屋 の 評 価 額 です なお 土 地 については 固 定 資 産 税 と 同 様 に 住 宅 用 地 に 対 する 課 税 標 準 の 特 例 及 び 負 担 調 整 措 置 があり 調 整 後 の 額 が 課 税 標 準 額 となります ただし 住 宅 用 地 に 対 する 課 税 標 準 額 の 特 例 は 小 規 模 住 宅 用 地 は 価 格 の1/3 一 般 住 宅 用 地 は 価 格 の2/3となります また 市 街 化 区 域 農 地 のことや 負 担 調 整 借 置 等 その 他 詳 細 については 資 産 税 課 に 問 い 合 わせてください 税 額 の 算 出 方 法 課 税 標 準 額 税 率 0.25% 納 税 の 方 法 固 定 資 産 税 とあわせて 納 めていただくことになっています - 28 -

固 定 資 産 税 はいつからいつまでの 分 か? Q A 不 動 産 を 売 却 したので 税 金 を 精 算 したいのですが 固 定 資 産 税 はいつからいつまでの 税 金 ですか 固 定 資 産 税 は1 月 1 日 現 在 の 所 有 者 に 当 該 年 度 (4 月 1 日 から 翌 年 の3 月 31 日 まで) 分 の 税 として つまり 年 税 として 課 税 されるものです ですから 売 主 と 買 主 の 間 で 固 定 資 産 税 を 按 分 して 負 担 する 場 合 の 計 算 の 始 期 をいつにするかは あくまでも 当 事 者 間 の 契 約 上 のことであり その 扱 いについて 契 約 上 明 確 にしておくことが 大 事 です 家 屋 を 建 て 替 えたときの 固 定 資 産 税 は? Q 私 は 住 宅 を 建 て 替 えるため 今 年 3 月 今 まで 住 んでいた 住 宅 を 取 り 壊 しました 新 しい 住 宅 は8 月 に 完 成 しますが この 場 合 家 屋 の 固 定 資 産 税 はどうなるのでしょうか A 固 定 資 産 税 は 賦 課 期 日 (その 年 の1 月 1 日 ) 現 在 の 状 況 により 課 税 されます したがって あなたが 今 まで 住 んでいた 住 宅 は 今 年 の 賦 課 期 日 に 現 存 していましたので たとえ 年 の 途 中 で 取 り 壊 して も 今 年 度 分 の 税 は 納 めていただくことになります また 今 年 の8 月 に 完 成 する 新 築 住 宅 は 来 年 1 月 1 日 の 現 況 により 翌 年 度 から 課 税 されることになります 同 じ 面 積 の 土 地 なのに 税 額 が 違 うのは? Q 昨 年 私 は 友 人 がすでに 住 宅 を 建 築 して 住 んでいる 場 所 の 隣 に150m2の 土 地 を 将 来 マイホームを 建 てるために 購 入 し ましたが 市 役 所 から 送 付 された 納 税 通 知 書 を 見 ると 友 人 と 同 じ 面 積 の 土 地 にもかかわらず 彼 より 土 地 の 税 金 が 高 い のはどうしてでしょうか A 土 地 の 固 定 資 産 税 については 住 宅 用 地 の 場 合 その 税 を 軽 減 する 特 例 措 置 があります この 住 宅 用 地 とは 毎 年 1 月 1 日 現 在 居 住 用 の 家 屋 が 建 っている 敷 地 のことをいい その 面 積 が200m2までの 土 地 は 小 規 模 住 宅 用 地 として 課 税 標 準 額 が 6 分 の1に 軽 減 されます したがって あなたの 税 金 が 高 かったのは 住 宅 が 建 っていないため この 特 例 の 対 象 とならなかったことによるもの です 家 の 税 金 が 下 がらないのは? Q A 家 屋 は 毎 年 古 くなるのに 評 価 額 はどうして 下 がらないのですか 古 い 家 屋 を 評 価 替 えで 見 直 す 場 合 その 家 屋 を 評 価 替 えの 時 点 の 新 しい 評 価 基 準 で 再 評 価 し それに 経 年 減 点 補 正 率 を 乗 じて 新 しい 評 価 額 を 求 めます 経 年 減 点 補 正 率 だけを 見 れば 家 屋 の 評 価 額 は 評 価 替 えのたびに 減 少 するはずですが 一 方 評 価 基 準 は 建 築 資 材 費 等 の 動 向 を 反 映 して 変 動 します したがって 建 築 資 材 費 が 上 昇 しているときには 新 しい 評 価 額 は 当 初 の 評 価 額 よりあまり 減 少 しなかったり 逆 にそれ を 上 回 る 場 合 も 出 てきます 新 評 価 額 が 旧 評 価 額 を 上 回 る 場 合 には 旧 評 価 額 に 据 え 置 いていますので 評 価 額 が 変 わら ないというのはこのケースに 該 当 するものです - 29 -

❼ 軽 自 動 車 税 軽 自 動 車 税 は 原 動 機 付 自 転 車 ( 含 むミニカー) 軽 自 動 車 小 型 特 殊 自 動 車 及 び 二 輪 の 小 型 自 動 車 (これらを 軽 自 動 車 等 といいます)に 対 してかかる 税 です 納 税 義 務 者 毎 年 4 月 1 日 ( 賦 課 期 日 ) 現 在 市 内 に 主 たる 定 置 場 所 のある 軽 自 動 車 等 を 所 有 している 人 ただし 割 賦 ( 所 有 権 留 保 付 ) 販 売 の 場 合 は 買 主 が 所 有 者 とみなされます 税 率 原 動 機 付 自 転 車 小 型 特 殊 自 動 車 軽 二 輪 二 輪 の 小 型 自 動 車 原 動 機 付 自 転 車 小 型 特 殊 自 動 車 車 種 総 排 気 量 が50cc 以 下 のもの(ミニカーを 除 く) 総 排 気 量 が50ccを 超 え90cc 以 下 のもの 総 排 気 量 が90ccを 超 え125cc 以 下 のもの ミニカー 1 農 耕 作 業 用 (コンバインや 田 植 機 などで 乗 用 装 置 のあるもので 最 高 速 度 35km/ 時 未 満 のもの) 農 耕 用 以 外 (フォークリフト 他 ) 2 税 率 1,000 円 1,200 円 1,600 円 2,500 円 1,600 円 4,700 円 軽 二 輪 総 排 気 量 が125ccを 超 え250cc 以 下 のもの 2,400 円 二 輪 の 小 型 自 動 車 総 排 気 量 が250ccを 超 えるもの 4,000 円 1 ミニカーとは 三 輪 以 上 で 総 排 気 量 が20ccを 超 え50cc 以 下 のもののうち 車 輪 間 の 距 離 が50cmを 超 えるもの または 車 室 を 備 えるものをいいます ( 屋 根 付 三 輪 を 除 く) 2 全 長 4.70m 以 下 全 幅 1.70m 以 下 最 高 速 度 15km/ 時 以 下 であるもの 軽 三 輪 軽 四 輪 車 種 現 行 税 率 1 新 税 率 2 三 輪 総 排 気 量 が660cc 以 下 のもの 3,100 円 3,900 円 四 輪 乗 用 自 家 用 総 排 気 量 が660cc 以 下 のもの 7,200 円 10,800 円 四 輪 乗 用 営 業 用 総 排 気 量 が660cc 以 下 のもの 5,500 円 6,900 円 四 輪 貨 物 自 家 用 総 排 気 量 が660cc 以 下 のもの 4,000 円 5,000 円 四 輪 貨 物 営 業 用 総 排 気 量 が660cc 以 下 のもの 3,000 円 3,800 円 1 平 成 27 年 3 月 31 日 までに 登 録 された 車 両 は 現 行 税 率 が 適 用 されます 2 平 成 27 年 4 月 1 日 以 降 に 新 車 新 規 登 録 した 車 両 は 新 税 率 が 適 用 されます - 30 -

申 告 該 当 する 場 所 へお 問 い 合 わせの 上 期 日 以 内 に 申 告 してください 軽 自 動 車 等 を 取 得 した 場 合 15 日 以 内 軽 自 動 車 等 を 廃 車 売 却 した 場 合 30 日 以 内 転 居 した 場 合 30 日 以 内 盗 難 ( 遺 失 )の 場 合 警 察 への 盗 難 ( 遺 失 ) 届 出 後 車 種 申 告 場 所 原 動 機 付 自 転 車 (125cc 以 下 のバイク 等 ) 小 型 特 殊 自 動 車 市 役 所 市 民 税 課 0742-34-4958 この 他 に 西 部 東 部 北 部 の 各 出 張 所 月 ヶ 瀬 都 祁 の 各 行 政 センター で 受 付 事 務 を 行 っています 軽 自 動 車 三 輪 四 輪 車 二 輪 車 (125ccを 超 え 250cc 以 下 のもの) 軽 自 動 車 検 査 協 会 奈 良 事 務 所 ( 大 和 郡 山 市 額 田 部 北 町 980 番 地 3) 050-3816-1845( 自 動 音 声 案 内 ) 奈 良 県 軽 自 動 車 協 会 ( 大 和 郡 山 市 額 田 部 北 町 981 番 地 8) 0743-58-3700 二 輪 の 小 型 自 動 車 (250ccを 超 えるもの) 奈 良 運 輸 支 局 ( 大 和 郡 山 市 額 田 部 北 町 981 番 地 2) 050 5540 2063( 自 動 音 声 案 内 ) 障 がい 者 が 所 有 する 場 合 には 減 免 されることがあります ( P45) 納 税 の 方 法 など 市 役 所 から 送 付 された 納 税 通 知 書 により5 月 末 日 までに 納 めていただくことになっています なお 自 動 車 税 と 異 なり 軽 自 動 車 税 には 月 割 課 税 制 度 がありません したがって 4 月 1 日 現 在 の 所 有 者 に1 年 分 課 税 されることになり 4 月 2 日 以 降 に 廃 車 などをされても 平 成 27 年 度 分 の 税 金 は 全 額 納 めていただくことになります 市 外 に 転 出 する 場 合 原 付 ナンバープレートの 処 理 は? Q 今 度 他 市 へ 引 っ 越 す 予 定 ですが 奈 良 市 で 交 付 された50ccのバイクのナンバープレート( 標 識 )は どうしたらよい のですか A 原 付 (125cc 以 下 のバイク 等 )の 所 有 者 が 市 外 に 転 出 する 場 合 には 標 識 及 び 標 識 交 付 証 明 書 を 市 役 所 市 民 税 課 に 返 納 していただくとともに 廃 車 申 告 をしていただきます その 際 に 廃 車 申 告 書 控 ( 廃 車 証 明 )をお 渡 ししますので これに より 強 制 保 険 の 住 所 変 更 及 び 転 入 先 市 町 村 での 標 識 交 付 申 請 を 行 ってください また 逆 に 他 市 町 村 に 標 識 等 を 返 納 せずに 本 市 に 転 入 された 方 は 市 役 所 市 民 税 課 までその 標 識 等 をお 持 ちになり 申 告 をしてください 本 市 の 標 識 を 交 付 します - 31 -

軽 自 動 車 等 を 売 り 払 った 場 合 軽 自 動 車 税 の 納 税 者 はだれ? Q 4 月 中 ごろ50ccのバイクを 友 人 に 売 りましたが 私 あてに 軽 自 動 車 税 の 納 税 通 知 書 が 送 られてきました もうバイクを 持 っていないのに 私 が 税 金 を 支 払 わなければならないのでしょうか A 軽 自 動 車 税 は 4 月 1 日 ( 賦 課 期 日 )に 軽 自 動 車 等 を 所 有 している 方 に 課 税 されますので 今 年 度 はあなたに 課 税 され 来 年 度 からはあなたの 友 人 に 課 税 されることになります ただし 譲 り 渡 したという 申 告 がされていませんと 来 年 度 もあなたに 課 税 されますので 必 ず 市 民 税 課 へ 申 告 をして ください ❽ 市 たばこ 税 市 たばこ 税 は たばこの 製 造 者 特 定 販 売 業 者 ( 輸 入 業 者 ) 及 び 卸 売 販 売 業 者 が 市 内 の 小 売 販 売 業 者 に 売 り 渡 したたばこに 対 してかかる 税 です 納 税 義 務 者 たばこの 製 造 者 tobacco 特 定 販 売 業 者 卸 売 販 売 業 者 たばこの 小 売 価 格 には すでに 市 たばこ 税 が 含 まれていますので 実 際 に 税 金 を 負 担 しているのは 消 費 者 自 身 です 税 率 税 率 旧 3 級 品 以 外 のたばこ 旧 3 級 品 のたばこ(エコー わかば ゴールデンバット 等 ) 1,000 本 につき 5,262 円 1,000 本 につき 2,495 円 [ 平 成 27 年 度 改 正 ] 旧 3 級 品 の 紙 巻 たばこの 税 率 は 平 成 28 年 4 月 1 日 から 1,000 本 につき 2,925 円 平 成 29 年 4 月 1 日 から 1,000 本 につき 3,355 円 平 成 30 年 4 月 1 日 から 1,000 本 につき 4,000 円 平 成 31 年 4 月 1 日 から 1,000 本 につき 5,262 円 となります 納 税 の 方 法 たばこの 製 造 者 等 が 毎 月 1 日 から 末 日 までの 間 に 売 り 渡 したたばこに 対 して 算 出 された 税 額 を 翌 月 末 日 までに 申 告 し 納 めることになっています - 32 -

❾ 入 湯 税 入 湯 税 は 環 境 衛 生 施 設 鉱 泉 源 の 保 護 管 理 施 設 及 び 消 防 施 設 などの 整 備 並 びに 観 光 の 振 興 ( 観 光 施 設 の 整 備 を 含 む)のた めの 費 用 にあてるために 設 けられた 目 的 税 で 鉱 泉 浴 場 の 入 湯 行 為 に 対 してかかるものです 納 税 義 務 者 と 税 率 鉱 泉 浴 場 の 入 湯 客 1 人 1 日 につき150 円 課 税 の 対 象 にならないもの 1 年 齢 12 歳 未 満 の 者 2 共 同 浴 場 又 は 一 般 公 衆 浴 場 に 入 湯 する 者 3 日 帰 りで 鉱 温 浴 場 に 入 湯 する 者 で 利 用 料 金 が1,000 円 未 満 のもの 4 修 学 旅 行 その 他 の 学 校 教 育 上 の 見 地 から 行 われる 行 事 に 参 加 する 者 並 びに 引 率 者 及 び 介 添 者 申 告 と 納 税 の 方 法 浴 場 経 営 者 が 毎 月 1 日 から 末 日 までの 間 に 入 湯 客 から 徴 収 した 入 湯 税 を 翌 月 15 日 までに 申 告 し 納 めることになってい ます ❿ 事 業 所 税 事 業 所 税 は 都 市 における 道 路 公 園 上 下 水 道 の 整 備 や 都 市 環 境 の 改 善 に 要 する 費 用 に 充 てるために 設 けられた 目 的 税 で す 市 内 の 事 務 所 事 業 所 において 法 人 や 個 人 が 行 う 事 業 に 対 してかかるものです 区 分 納 税 義 務 者 事 業 所 税 市 内 の 事 務 所 事 業 所 において 事 業 を 行 う 法 人 または 個 人 課 税 標 準 資 産 割 従 業 者 割 法 人 個 人 法 人 個 人 事 業 年 度 終 了 の 日 現 在 における 事 業 所 床 面 積 その 年 の12 月 31 日 現 在 における 事 業 所 床 面 積 事 業 年 度 中 に 支 払 われた 従 業 者 給 与 総 額 その 年 中 に 支 払 われた 従 業 者 給 与 総 額 税 率 資 産 割 従 業 者 割 1m2につき 年 額 600 円 従 業 者 給 与 総 額 の0.25% 免 税 点 資 産 割 従 業 者 割 事 業 所 床 面 積 1,000m2 以 下 従 業 者 数 100 人 以 下 納 税 の 方 法 納 税 義 務 者 が 課 税 標 準 額 や 税 額 などを 申 告 し 納 めることになっています 申 告 納 付 期 限 法 人 個 人 事 業 年 度 終 了 の 日 から2か 月 以 内 翌 年 の3 月 15 日 まで 1. 事 業 所 税 については 市 内 のすべての 事 業 所 等 を 合 算 して 課 税 されます 2. 免 税 点 以 下 であっても 事 業 所 床 面 積 が800m2を 超 える 場 合 や 従 業 者 数 が80 人 を 超 える 場 合 は 申 告 が 必 要 です ( 納 税 義 務 はありません) - 33 -

第 3 章 税 のアラカルト パートで 働 いていらっしゃる 方 近 い 将 来 マイホームをとお 考 えの 方 ちょっと 税 金 のことが 気 になりますね そんなみなさんのため 税 金 をテーマごとに 紹 介 します ❶ 夫 婦 と 税 金 パート 収 入 と 所 得 税 市 民 税 県 民 税 妻 にパート 収 入 などがあるときは 収 入 金 額 ( 又 は 所 得 金 額 )がいくらまでなら 夫 の 配 偶 者 控 除 の 対 象 になれるのか 妻 自 身 に 税 金 がかからないのかどうか 気 になるところだと 思 います パート 収 入 が 給 与 収 入 の 場 合 パート 収 入 は 通 常 給 与 収 入 になります 夫 の 所 得 から 配 偶 者 控 除 が 受 けられるかどうか また 配 偶 者 特 別 控 除 の 金 額 がいく らになるかは 妻 の 所 得 に 応 じて 変 わります 通 常 妻 の 所 得 が 増 えれば 夫 が 控 除 できる 額 が 減 りますから 夫 の 市 県 民 税 の 額 は 増 えますが 逆 に 妻 の 収 入 が 減 れば 夫 の 税 額 は 減 ることになります 妻 自 身 に 税 金 がかかるかどうか 夫 の 所 得 から 配 偶 者 控 除 を 受 けられるかどうかは 次 のようになります (ただし 妻 が 障 がい 者 でない 場 合 ) 妻 自 身 に 夫 の 所 得 の 市 民 税 県 民 税 と 所 得 税 の パート( 給 与 )の 収 入 金 額 市 民 税 県 民 税 が 所 得 税 が 配 偶 者 控 除 の 対 象 に 配 偶 者 特 別 控 除 の 対 象 に 965,000 円 かからない かからない なる ならない 965,001 円 1,000,000 円 1,000,001 円 1,030,000 円 1,030,001 円 1,409,999 円 1,410,000 円 かかる ( 均 等 割 のみ) かかる ( 均 等 割 と 所 得 割 ) かかる ( 均 等 割 と 所 得 割 ) かかる ( 均 等 割 と 所 得 割 ) かからない なる ならない かからない なる ならない かかる ならない なる かかる ならない ならない 100 万 円 を 超 えても 生 命 保 険 料 控 除 などの 申 告 がある 場 合 は 所 得 割 がかからないことがあります - 34 -

配 偶 者 控 除 と 配 偶 者 特 別 控 除 次 の 要 件 を 満 たす 場 合 に 配 偶 者 の 合 計 所 得 金 額 に 応 じて 控 除 を 受 けられます 1 配 偶 者 控 除 配 偶 者 の 前 年 中 の 合 計 所 得 金 額 が38 万 円 以 下 であること 配 偶 者 が 青 色 事 業 専 従 者 事 業 専 従 者 および 他 の 人 の 扶 養 親 族 でないこと 2 配 偶 者 特 別 控 除 本 人 の 前 年 中 の 合 計 所 得 金 額 が1,000 万 円 以 下 であること 配 偶 者 が 青 色 事 業 専 従 者 事 業 専 従 者 および 他 の 人 の 扶 養 親 族 でないこと 配 偶 者 の 前 年 中 の 合 計 所 得 金 額 が38 万 円 を 超 え76 万 円 未 満 であること 配 偶 者 の 所 得 配 偶 者 控 除 額 (A) 配 偶 者 特 別 控 除 額 (B) 0 円 380,000 円 330,000 円 0 円 380,001 円 449,999 円 0 円 330,000 円 450,000 円 499,999 円 0 円 310,000 円 500,000 円 549,999 円 0 円 260,000 円 550,000 円 599,999 円 0 円 210,000 円 600,000 円 649,999 円 0 円 160,000 円 650,000 円 699,999 円 0 円 110,000 円 700,000 円 749,999 円 0 円 60,000 円 750,000 円 759,999 円 0 円 30,000 円 760,000 円 0 円 0 円 給 与 収 入 金 額 から 給 与 所 得 金 額 を 算 出 する 方 法 は P5を 参 照 してください また 配 偶 者 控 除 額 Aは 配 偶 者 の 年 齢 によって 変 わります (P7 参 照 ) 居 住 用 不 動 産 の 贈 与 ( 国 税 ) 長 年 つれそわれた 奥 さんが ご 主 人 から 居 住 用 の 土 地 建 物 を 贈 与 された 場 合 には 2,000 万 円 を 限 度 として 贈 与 税 の 配 偶 者 控 除 が 受 けられます 要 件 は 次 のとおりです 1 婚 姻 期 間 が20 年 以 上 であること 2 贈 与 財 産 が 居 住 用 の 土 地 建 物 であること ( 居 住 用 の 土 地 建 物 の 購 入 資 金 の 贈 与 も 含 まれます) 3 贈 与 を 受 けた 年 の 翌 年 3 月 15 日 までに 贈 与 を 受 けた 土 地 建 物 (または 贈 与 を 受 けた 資 金 で 取 得 した 土 地 建 物 )に 実 際 に 居 住 し その 後 も 引 き 続 いて 居 住 する 見 込 みであること また この 控 除 は 妻 から 夫 への 贈 与 の 場 合 にも 適 用 されますが 同 じ 配 偶 者 からの 贈 与 については 一 度 しか 受 けられませ ん 相 続 税 の 優 遇 制 度 ( 国 税 ) 奥 さんの 相 続 について 配 偶 者 の 税 額 軽 減 が 受 けられます ご 主 人 から 奥 さんへ 相 続 財 産 が 正 味 の 遺 産 総 額 の 配 偶 者 の 法 定 相 続 分 までのときは 奥 さんには 相 続 税 はかかりません また 配 偶 者 の 法 定 相 続 分 相 当 額 より 多 いときでも1 億 6,000 万 円 までなら 課 税 されません また この 制 度 は 夫 が 妻 の 財 産 を 相 続 する 場 合 にも 適 用 されます - 35 -

❷ 扶 養 控 除 を 受 けるには 公 的 年 金 や 家 賃 収 入 アルバイト 収 入 がある 場 合 いくらまでなら 扶 養 控 除 の 対 象 となるのかが 気 になるところです ここ ではその 要 件 について 簡 単 に 説 明 してみます アルバイト( 給 与 ) 収 入 がある 場 合 P34で 説 明 した 配 偶 者 控 除 の 対 象 となれる103 万 円 以 下 と 同 じです 公 的 年 金 収 入 がある 場 合 老 年 者 (65 歳 以 上 P6)である 場 合 は158 万 円 以 下 なら 扶 養 控 除 の 対 象 となります なお 計 算 方 法 は 次 のとおりです 公 的 年 金 収 入 158 万 円 公 的 年 金 等 控 除 額 120 万 円 =38 万 円 以 下 となります 家 賃 事 業 収 入 や 利 子 配 当 などの 収 入 がある 場 合 所 得 金 額 が38 万 円 以 下 ならば 扶 養 控 除 の 対 象 となります なお 判 定 方 法 は 次 のとおりです (1 年 間 の 家 賃 収 入 等 ) ( 必 要 経 費 )= 所 得 金 額 が38 万 円 以 下 の 場 合 複 数 の 収 入 がある 場 合 は 個 々の 所 得 を 合 計 した 額 が38 万 円 以 下 ならば 扶 養 控 除 の 対 象 となります ❸ サラリーマンと 税 金 サラリーンが 給 与 をもらうときには 基 本 的 にすでに 税 金 が 天 引 きされています その 税 金 は 所 得 税 と 市 県 民 税 です 所 得 税 ( 国 税 ) 源 泉 徴 収 と 年 末 調 整 所 得 税 は まず 毎 月 の 給 与 やボーナスなどから その 支 給 金 額 に 応 じた 税 額 が 天 引 きされます( 源 泉 徴 収 ) しかし 源 泉 徴 収 では 生 命 保 険 料 控 除 などは 加 味 されませんし また 年 の 中 途 で 扶 養 親 族 の 数 が 変 わることもあります このため その 年 の 最 後 の 給 与 などを 支 払 う 際 に 1 年 間 の 正 しい 所 得 税 額 を 計 算 し すでに 源 泉 徴 収 された 合 計 額 と 差 し 引 きして 精 算 します この 精 算 を 年 末 調 整 といいます サラリーマンの 確 定 申 告 大 部 分 のサラリーマンは 年 末 調 整 でその 年 の 所 得 税 の 精 算 が 済 みますが 次 のような 人 は 確 定 申 告 しなければなりません 1 給 与 の 収 入 金 額 が2,000 万 円 を 超 える 人 2 給 与 を1か 所 から 受 けていて 給 与 所 得 退 職 所 得 以 外 の 所 得 ( 地 代 家 賃 原 稿 料 など)の 合 計 金 額 が20 万 円 を 超 える 人 ( 市 県 民 税 の 場 合 は20 万 円 以 下 でも 申 告 が 必 要 です) 3 給 与 を2か 所 以 上 から 受 けていて 年 末 調 整 をされなかった 給 与 の 収 入 金 額 と 給 与 所 得 退 職 所 得 以 外 の 所 得 ( 地 代 家 賃 原 稿 料 など)との 合 計 額 が20 万 円 を 超 える 人 ( 市 県 民 税 の 場 合 は20 万 円 以 下 でも 必 要 です) また 次 のような 人 は 確 定 申 告 をすると 所 得 税 が 還 付 されることがあります 1 多 額 の 医 療 費 を 支 払 った 人 2ローンでマイホームを 取 得 した 人 3 災 害 や 盗 難 にあった 人 - 36 -

市 県 民 税 前 年 所 得 課 税 と 特 別 徴 収 市 県 民 税 も 給 与 から 特 別 徴 収 ( 天 引 き)されますが 所 得 税 の 場 合 とそのしくみが 異 なっています 所 得 税 は 毎 月 の 給 与 の 金 額 に 応 じて 源 泉 徴 収 される 現 年 所 得 課 税 の 方 法 がとられているのに 対 し 市 県 民 税 は 前 年 1 月 から12 月 までの 所 得 を 基 礎 として 計 算 されます これを 前 年 所 得 課 税 の 方 法 といいます そして 前 年 所 得 課 税 の 方 法 により 計 算 された 市 県 民 税 は 毎 年 5 月 に 市 町 村 から 各 会 社 ( 特 別 徴 収 義 務 者 )へ 通 知 され 当 年 6 月 から 翌 年 5 月 までの12 回 でほぼ 均 等 に 毎 月 の 給 与 から 差 し 引 かれます これを 市 県 民 税 の 特 別 徴 収 ( P14)といい ます 市 県 民 税 は ボーナスなどの 特 別 な 手 当 からは 特 別 徴 収 されません 就 職 退 職 と 市 県 民 税 市 県 民 税 は 前 年 所 得 課 税 のため 初 めて 就 職 した 年 には 前 年 中 の 所 得 がない 場 合 に 限 り 就 職 した 翌 年 の5 月 分 の 給 与 まで 市 県 民 税 の 特 別 徴 収 はありません たとえば 就 職 をして 1 年 目 平 成 27 年 4 月 入 社 ( 平 成 26 年 12 月 までは 所 得 なし) * 平 成 27 年 度 の 市 県 民 税 は 非 課 税 です ( 給 与 からは 所 得 税 が 天 引 きされます ) 2 年 目 以 降 ( 平 成 28 年 6 月 から) * 前 年 の 所 得 に 対 して 市 県 民 税 が 課 税 されます (この 年 以 降 毎 年 給 与 からは 所 得 税 と 市 県 民 税 が 特 別 徴 収 されます ) 退 職 して 平 成 26 年 1 月 から12 月 の 前 年 の 所 得 に 対 して 平 成 27 年 度 の 市 県 民 税 が 課 税 されており 平 成 27 年 6 月 から 特 別 徴 収 によ って 納 入 されている 場 合 退 職 されて 特 別 徴 収 ができなくなった 場 合 は その 月 以 降 の 市 県 民 税 は 個 人 で 納 付 していただ くことになります 退 職 した 年 ( 平 成 27 年 10 月 退 職 で 10 月 分 まで 給 与 天 引 きがあった 場 合 ) 平 成 27 年 6 月 10 月 給 与 からの 天 引 き 平 成 27 年 11 月 翌 年 5 月 分 までの 税 額 個 人 で 納 付 書 による 納 付 翌 年 ( 退 職 以 降 所 得 がない 場 合 ) 平 成 27 年 1 月 10 月 までの 所 得 に 対 して 平 成 28 年 6 月 に 納 付 書 を 送 付 年 4 回 の 納 期 に 個 人 で 納 付 - 37 -

❹ 土 地 建 物 と 税 金 不 動 産 などに 関 する 税 金 についての 概 略 を 紹 介 しています 詳 細 については 各 々の 部 署 で 確 認 してください 取 得 したとき 不 動 産 取 得 税 ( 県 税 ) 不 動 産 ( 土 地 や 家 屋 )の 取 得 ( 新 築 を 含 む)に 対 して その 不 動 産 の 取 得 者 に 課 税 されます 原 則 として 取 得 した 不 動 産 の 市 の 固 定 資 産 課 税 台 帳 に 登 録 されている 価 格 ( 評 価 額 )に 次 の 税 率 をかけた 金 額 が 税 額 ですが 一 定 の 要 件 を 満 たす 住 宅 及 び 住 宅 用 地 を 取 得 した 場 合 には 軽 減 措 置 があります ( 問 い 合 わせ 先 奈 良 県 税 事 務 所 0742-20-4534) 税 率 取 得 日 土 地 住 宅 家 屋 住 宅 以 外 H15.4.1 H18.3.31 3% 3% 3% H18.4.1 H20.3.31 3.5% 3% 3% H20.4.1 H30.3.31 4% 税 額 = 不 動 産 の 価 格 税 率 住 宅 ( 別 荘 を 除 く)を 取 得 した 場 合 の 軽 減 措 置 税 額 =( 不 動 産 の 価 格 ( 注 1) 一 控 除 額 ) 税 率 ((a) 新 築 住 宅 で 特 例 適 用 住 宅 を 取 得 した 場 合 と (b) 既 存 住 宅 を 取 得 した 場 合 によって 控 除 額 が 異 なります) ( 注 1) 新 築 家 屋 などのように 不 動 産 の 価 格 が 固 定 資 産 課 税 台 帳 に 登 録 されていない 場 合 は 総 務 大 臣 の 定 めた 固 定 資 産 評 価 基 準 に 基 づいて 評 価 した 価 格 によります 住 宅 用 土 地 を 取 得 した 場 合 の 軽 減 措 置 税 額 = 不 動 産 の 価 格 ( 注 2) 税 率 軽 減 額 ( 注 2) 平 成 30 年 3 月 31 日 までに 宅 地 などを 取 得 された 場 合 は 価 格 の2 分 の1が 不 動 産 の 価 格 となります (a) 特 例 適 用 住 宅 とは 延 床 面 積 が50m2( 貸 家 共 同 住 宅 40m2) 以 上 240m2 以 下 であること (b) 既 存 住 宅 とは ( 取 得 者 は 個 人 に 限 られます) 次 のアからウのすべてにあてはまる 住 宅 であること ア 次 のいずれかの 要 件 に 該 当 していること 1 平 成 17 年 4 月 1 日 以 降 に 取 得 した 住 宅 で 取 得 者 自 らの 居 住 用 として 取 得 したもの 2 平 成 17 年 3 月 31 日 以 前 に 取 得 した 住 宅 で 人 の 居 住 の 用 に 供 されたことがあるものを 取 得 者 自 らの 居 住 用 として 取 得 したもの イ 住 宅 の 新 築 後 の 経 過 年 数 等 について 次 のいずれかの 要 件 に 該 当 すること 1 平 成 17 年 4 月 1 日 以 降 に 取 得 した 住 宅 で 昭 和 57 年 1 月 1 日 以 降 に 新 築 されたもの 2 木 造 軽 量 鉄 骨 造 の 場 合 3 鉄 骨 造 鉄 筋 コンクリート 造 等 の 場 合 新 築 後 20 年 以 内 のもの 新 築 後 25 年 以 内 のもの - 38 -

4 平 成 17 年 4 月 1 日 以 降 に 取 得 した 上 記 イ1 2 3に 該 当 しない 住 宅 で 新 耐 震 基 準 に 適 合 することの 証 明 がさ れたもの( 当 該 住 宅 の 取 得 の 日 前 2 年 以 内 に 調 査 等 が 終 了 したものに 限 る) ウ 住 宅 部 分 の 延 床 面 積 が50m2 以 上 240m2 以 下 のもの 登 録 免 許 税 ( 国 税 ) 土 地 や 建 物 を 取 得 して 登 記 するときには 登 録 免 許 税 がかかります 税 額 は 原 則 として 固 定 資 産 課 税 台 帳 に 登 録 された 評 価 額 に 次 の 税 率 をかけた 金 額 です 所 有 権 の 保 存 登 記 相 続 による 所 有 権 の 移 転 登 記 :0.4% 売 買 による 所 有 権 の 移 転 登 記 : 土 地 1.5% 建 物 2% 贈 与 による 所 有 権 の 移 転 登 記 :2% 一 定 の 条 件 に 該 当 する 住 宅 を 取 得 新 築 した 場 合 の 所 有 権 移 転 や 保 存 等 の 登 記 には 軽 減 の 特 例 が 設 けられています 詳 細 は 奈 良 地 方 法 務 局 (TEL23-5534)にお 問 い 合 わせください 印 紙 税 ( 国 税 ) 土 地 や 建 物 の 売 買 や 建 築 請 負 などで 契 約 書 を 作 成 するときなどにかかります 所 得 税 の 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 ( 国 税 ) 住 宅 ローン 等 を 利 用 してマイホームを 新 築 購 入 増 改 築 等 をし 居 住 の 用 に 供 した 場 合 一 定 の 要 件 ( 注 )に 当 てはま れば 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 を 受 けることができます ただし 入 居 した 年 及 びその 年 の 前 後 2 年 以 内 に 譲 渡 所 得 の 課 税 の 特 例 (3,000 万 円 の 特 別 控 除 買 換 え 交 換 の 特 例 な ど)の 適 用 があるときは この 控 除 の 適 用 を 受 けることはできません ( 租 税 特 別 措 置 法 第 35 条 ) 控 除 額 の 計 算 居 住 年 控 除 期 間 住 宅 借 入 金 等 の 年 末 残 高 の 限 度 額 控 除 率 各 年 の 控 除 限 度 額 平 成 25 年 10 年 間 2,000 万 円 1.0% 20 万 円 平 成 26 年 1 月 1 日 3 月 31 日 10 年 間 2,000 万 円 1.0% 20 万 円 平 成 26 年 4 月 1 日 平 成 29 年 12 月 31 日 10 年 間 4,000 万 円 1.0% 40 万 円 ( 注 ) 控 除 を 受 けるための 要 件 は 国 税 庁 ホームページでご 確 認 ください - 39 -

認 定 住 宅 の 新 築 等 に 係 る 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 の 特 例 ( 国 税 ) 居 住 者 が 認 定 住 宅 の 新 築 又 は 建 築 後 使 用 されたことのない 認 定 住 宅 の 取 得 をして 平 成 21 年 6 月 4 日 から 平 成 29 年 12 月 31 日 までの 間 に その 者 の 居 住 の 用 に 供 した 場 合 その 控 除 期 間 住 宅 借 入 金 等 の 年 末 残 高 の 限 度 額 及 び 控 除 率 等 は 次 のとおりに なります 居 住 年 控 除 期 間 住 宅 借 入 金 等 の 年 末 残 高 の 限 度 額 控 除 率 各 年 の 控 除 限 度 額 平 成 23 年 10 年 間 5,000 万 円 1.2% 60 万 円 平 成 24 年 10 年 間 4,000 万 円 1.0% 40 万 円 平 成 25 年 1 月 1 日 ~ 平 成 26 年 3 月 31 日 平 成 26 年 4 月 1 日 ~ 平 成 29 年 12 月 31 日 10 年 間 3,000 万 円 1.0% 30 万 円 10 年 間 5,000 万 円 1.0% 50 万 円 認 定 住 宅 の 新 築 等 について 認 定 住 宅 新 築 等 特 別 税 額 控 除 の 適 用 を 受 ける 場 合 には その 認 定 住 宅 の 新 築 等 について 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 は 適 用 できません 認 定 住 宅 新 築 等 特 別 税 額 控 除 ( 国 税 ) 居 住 者 が 認 定 住 宅 の 新 築 等 をして 平 成 21 年 6 月 4 日 から 平 成 29 年 12 月 31 日 までの 間 に その 家 屋 をその 者 の 居 住 の 用 に 供 した 場 合 (その 新 築 の 日 又 はその 取 得 の 日 から6ヶ 月 以 内 にその 者 の 居 住 の 用 に 供 した 場 合 に 限 ります)には 一 定 の 要 件 の 下 で その 認 定 住 宅 について 講 じられた 構 造 及 び 設 備 に 係 る 標 準 的 な 費 用 の 額 ( 限 度 額 ( 認 定 住 宅 限 度 額 )があります)の 10%に 相 当 する 金 額 を 原 則 としてその 年 分 の 所 得 税 の 額 から 控 除 ( 以 下 認 定 住 宅 新 築 等 特 別 税 額 控 除 といいます)するこ とができます また その 年 分 の 所 得 税 の 額 から 控 除 しても 控 除 しきれない 金 額 については 翌 年 分 の 所 得 税 の 額 から 控 除 することができ ます 認 定 住 宅 について 講 じられた 構 造 及 び 設 備 に 係 る 標 準 的 な 費 用 の 額 とは 認 定 住 宅 の 構 造 の 区 分 ごとに 1m2 当 たりで 定 め られた 金 額 に その 認 定 住 宅 の 床 面 積 を 乗 じて 計 算 した 金 額 をいいます 認 定 住 宅 の 新 築 等 について 住 宅 借 入 金 等 特 別 控 除 を 適 用 する 場 合 には その 認 定 住 宅 の 新 築 等 についてこの 認 定 住 宅 新 築 等 特 別 税 額 控 除 は 適 用 できません 居 住 年 認 定 住 宅 認 定 住 宅 限 度 額 控 除 率 最 大 控 除 限 度 額 平 成 24 年 1 月 1 日 平 成 26 年 3 月 31 日 認 定 長 期 優 良 住 宅 500 万 円 10% 50 万 円 平 成 26 年 4 月 1 日 平 成 31 年 6 月 30 日 認 定 長 期 優 良 住 宅 認 定 低 炭 素 住 宅 650 万 円 10% 65 万 円 認 定 住 宅 ( 認 定 長 期 優 良 住 宅 認 定 低 炭 素 住 宅 )の 新 築 等 をして 平 成 26 年 4 月 1 日 から 平 成 31 年 6 月 30 日 までの 間 に 居 住 の 用 に 供 し かつ その 認 定 住 宅 の 新 築 等 に 係 る 対 価 の 額 又 は 費 用 の 額 に 含 まれる 消 費 税 額 等 のうちに 新 消 費 税 額 等 相 当 額 が 含 ま れている 場 合 以 外 の 場 合 には 認 定 住 宅 限 度 額 500 万 円 控 除 率 10%とされます - 40 -

売 ったとき 短 期 譲 渡 と 長 期 譲 渡 個 人 が 土 地 や 建 物 を 売 ったときは 所 得 税 と 市 県 民 税 がかかります 税 額 の 計 算 は 給 与 所 得 や 事 業 所 得 などの 他 の 所 得 とは 分 離 して 行 いますが 売 った 土 地 や 建 物 をいつから 所 有 していたか で 課 税 のしくみが 異 なります 所 有 期 間 区 分 土 地 建 物 等 5 年 以 下 短 期 譲 渡 所 得 5 年 超 長 期 譲 渡 所 得 所 有 期 間 は 土 地 や 建 物 を 売 った 年 の1 月 1 日 現 在 の 期 間 です 居 住 用 の 建 物 と 土 地 を 売 ったとき 1 自 分 が 住 んでいる 建 物 と 土 地 を 売 ったときは 一 定 の 条 件 のもとに 譲 渡 所 得 から3,000 万 円 ( 譲 渡 所 得 が3,000 万 円 以 下 の 場 合 はその 金 額 )が 特 別 控 除 され 控 除 後 の 金 額 が 課 税 譲 渡 所 得 金 額 となります ( 租 税 特 別 措 置 法 第 35 条 ) 2 自 分 が10 年 以 上 住 んでいる 建 物 と 土 地 を 売 って 別 の 住 居 用 の 建 物 と 土 地 を 買 うときは 一 定 の 条 件 のもとに 譲 渡 収 入 金 額 から 買 換 資 金 の 取 得 価 額 が 控 除 されます なお この 特 例 は1の3,000 万 円 の 特 別 控 除 とどちらか 一 方 を 選 択 して 受 けられま す ( 租 税 特 別 措 置 法 第 31 条 の3) 3 長 期 譲 渡 の 場 合 で 自 分 が 住 んでいる 土 地 と 建 物 を 売 って 損 失 が 生 じた 場 合 は その 損 失 の 金 額 について 他 の 所 得 ( 例 え ば 給 与 所 得 など)との 通 算 及 び 通 算 後 引 ききれない 損 失 については 翌 年 以 後 最 長 3 年 間 繰 り 越 すなどの 特 例 を 一 定 の 条 件 のも とに 受 けることができます ( 租 税 特 別 措 置 法 第 41 条 の5) 41から3の 特 例 は 確 定 申 告 に 特 例 適 用 を 受 ける 旨 記 載 し 関 係 書 類 を 添 付 して 税 務 署 に 提 出 しなければ 適 用 されません 譲 渡 所 得 の 税 額 の 計 算 方 法 区 分 算 式 市 民 税 3% 長 期 譲 渡 所 得 課 税 長 期 譲 渡 所 得 金 額 A 税 率 県 民 税 2% 所 得 税 15% 市 民 税 5.4% 短 期 譲 渡 所 得 課 税 短 期 譲 渡 所 得 金 額 B 税 率 県 民 税 3.6% 所 得 税 30% ( 注 1) 優 良 住 宅 地 居 住 用 財 産 などの 譲 渡 がある 場 合 は 上 の 計 算 とは 別 の 方 法 によります ( 注 2) 平 成 25 年 ~ 平 成 49 年 までは 復 興 特 別 所 得 税 として 各 年 分 の 基 準 所 得 税 額 の2.1%を 所 得 税 と 併 せて 申 告 納 付 するこ とになります 保 有 しているとき 固 定 資 産 税 都 市 計 画 税 ( 市 税 ) P19 27 貸 したとき 所 得 税 市 民 税 県 民 税 不 動 産 所 得 として 課 税 されます - 41 -

第 4 章 市 税 を 納 めるには ❶ 自 主 納 税 と 滞 納 自 主 納 税 奈 良 市 では 納 税 の 本 来 の 姿 として 自 主 納 税 を 推 進 しています 自 主 納 税 とは 納 税 義 務 者 のみなさんが 法 令 で 定 められた 納 期 限 までに 自 主 的 に 納 税 することです 市 税 の 滞 納 法 令 で 定 められた 納 期 限 までに 納 税 しないことを 滞 納 といいます 滞 納 になると 督 促 状 により 納 税 を 促 します たとえ うっかりした 不 注 意 であっても 滞 納 です また 滞 納 した 場 合 には 本 来 納 めなければならない 市 税 のほか 延 滞 金 も 納 めな ければなりません 滞 納 処 分 納 税 者 と 滞 納 者 との 公 平 を 保 ち また 大 切 な 市 税 を 確 保 するため 滞 納 者 の 財 産 ( 不 動 産 預 貯 金 給 料 など)を 差 押 え その 財 産 を 公 売 するなど 滞 納 処 分 を 行 います 市 税 は 市 民 の 財 産 市 税 の 滞 納 は 納 税 者 にとって 不 利 益 なことはもちろん 奈 良 市 全 体 にとっても 大 きな 損 失 となり また 滞 納 整 理 のため には 多 額 の 費 用 がかかります この 費 用 も 市 民 のための 福 祉 教 育 土 木 事 業 などに 使 われるべき 貴 重 な 市 税 から 支 出 しています 市 税 は 市 民 一 人 ひとりの 財 産 です 市 税 を 有 効 に 使 えるよう 納 期 内 納 付 にご 協 力 ください 納 税 相 談 事 情 により 納 税 できない 場 合 は 担 当 課 にご 相 談 ください 納 期 限 前 の 納 税 相 談 納 税 課 へ 納 期 限 を 過 ぎてしまった 場 合 の 納 税 相 談 滞 納 整 理 課 へ - 42 -

❷ 市 税 の 納 期 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 市 民 税 個 人 法 人 普 通 徴 収 給 与 からの 特 別 徴 収 公 的 年 金 からの 特 別 徴 収 均 等 割 法 人 ( 注 ) 均 等 割 と 予 定 法 人 税 割 確 定 全 1 期 徴 収 した 月 の 翌 月 10 日 まで 仮 徴 収 全 額 仮 徴 収 2 期 3 期 4 期 仮 徴 収 本 徴 収 事 業 年 度 開 始 の 日 以 後 6か 月 を 経 過 した 日 から2か 月 以 内 事 業 年 度 終 了 の 日 から 原 則 として2か 月 以 内 本 徴 収 本 徴 収 固 定 資 産 税 都 市 計 画 税 全 1 期 2 期 3 期 4 期 軽 自 動 車 税 市 たばこ 税 入 湯 税 事 業 所 税 法 人 個 人 全 額 翌 月 の 末 日 まで 翌 月 の15 日 まで 事 業 年 度 終 了 の 日 から2か 月 以 内 翌 年 の3 月 15 日 まで 詳 しくは 各 税 目 の 納 税 の 方 法 をご 覧 ください 納 期 限 が 土 曜 日 曜 祝 祭 日 の 時 は 翌 日 又 は 翌 々 日 に 変 わります ( 注 ) 均 等 割 法 人 とは 公 益 法 人 等 で 均 等 割 のみ 課 税 される 法 人 のことをいいます ❸ 市 税 の 納 付 場 所 奈 良 市 役 所 各 出 張 所 各 行 政 センター 各 連 絡 所 及 び 市 民 サービスセンター 奈 良 市 指 定 金 融 機 関 ( 株 ) 南 都 銀 行 奈 良 市 収 納 代 理 金 融 機 関 ( 株 )りそな 銀 行 ( 株 ) 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 ( 株 )みずほ 銀 行 ( 株 ) 三 井 住 友 銀 行 三 菱 UFJ 信 託 銀 行 ( 株 ) 三 井 住 友 信 託 銀 行 ( 株 ) ( 株 ) 商 工 組 合 中 央 金 庫 ( 株 ) 京 都 銀 行 ( 株 ) 近 畿 大 阪 銀 行 ( 株 ) 関 西 アーバン 銀 行 ( 株 ) 第 三 銀 行 ( 株 ) 中 京 銀 行 ( 株 ) 百 五 銀 行 奈 良 信 用 金 庫 大 和 信 用 金 庫 奈 良 中 央 信 用 金 庫 北 伊 勢 上 野 信 用 金 庫 京 都 中 央 信 用 金 庫 近 畿 産 業 信 用 組 合 近 畿 労 働 金 庫 奈 良 県 農 業 協 同 組 合 ( 株 )ゆうちょ 銀 行 又 は 郵 便 局 ( 近 畿 2 府 4 県 ( 大 阪 府 京 都 府 兵 庫 県 奈 良 県 滋 賀 県 和 歌 山 県 に 限 る)) 金 融 機 関 の 合 併 等 により 機 関 名 称 が 変 更 される 場 合 があります - 43 -

コンビニエンスストア セブン-イレブン サークルK サンクス ファミリーマート デイリーヤマザキ ヤマザキデイリーストアー ローソン ミニストップ ココストア コミュニティ ストア セーブオン ニューヤマザキデイリーストア スリーエフ ポプラ セイコーマート エブリワン 生 活 彩 家 くらしハウス SPAR RICマート スリーエイト MMK(マルチメディアキオスク) 設 置 店 ヤマザキスペシャルパートナーショップ 印 のあるコンビニエンスストアについては 三 菱 UFJニコス 取 扱 の 表 示 店 舗 に 限 ります ( 注 )コンビニエンスストアでは 個 人 市 民 税 ( 普 通 徴 収 ) 固 定 資 産 税 都 市 計 画 税 軽 自 動 車 税 に 限 り 納 付 できます ❹ 口 座 振 替 電 気 ガス 水 道 料 金 について ほとんどのご 家 庭 が 口 座 振 替 ( 自 動 払 込 )を 利 用 されているように 個 人 の 市 県 民 税 ( 普 通 徴 収 分 )と 固 定 資 産 税 都 市 計 画 税 と 軽 自 動 車 税 についても 預 貯 金 から 口 座 振 替 の 方 法 により 納 めることができます 口 座 振 替 ( 自 動 払 込 )を 利 用 されますと 納 期 ごとに 市 役 所 や 金 融 機 関 へ 出 かけることなく 手 続 きをした 月 の 翌 月 以 降 に 納 期 限 の 到 来 するものから 自 動 的 に 振 替 納 付 ができます お 忙 しい 方 や 会 社 勤 めの 方 には 納 め 忘 れもなく 便 利 です また 振 替 手 数 料 も 不 要 です 利 用 申 込 手 続 き 口 座 振 替 の 手 続 きはいつでもできます 預 貯 金 口 座 のある 取 扱 金 融 機 関 へ 納 税 通 知 書 と 預 貯 金 通 帳 及 び 届 け 出 印 をお 持 ちの うえ 口 座 振 替 を 希 望 される 税 の 納 期 限 1か 月 前 (ゆうちょ 銀 行 は40 日 前 )までにお 申 し 込 みください 口 座 振 替 依 頼 書 は 納 税 課 市 内 の 取 扱 金 融 機 関 の 窓 口 にあります 取 扱 金 融 機 関 奈 良 市 指 定 金 融 機 関 奈 良 市 収 納 代 理 金 融 機 関 上 記 参 照 口 座 振 替 ( 自 動 振 込 み)できる 預 金 の 種 類 普 通 預 金 当 座 預 金 納 税 準 備 預 金 振 替 日 各 納 期 の 最 終 日 全 期 一 括 振 替 は 第 1 期 納 期 の 最 終 日 振 替 済 通 知 書 第 4 期 分 の 振 替 が 終 わった 時 点 で 1 期 4 期 分 を 一 覧 表 にしたものを 送 付 全 期 一 括 振 替 は 振 替 月 の 翌 月 に 送 付 - 44 -

❺ 市 税 の 減 免 と 徴 収 の 猶 予 不 幸 にして 火 災 風 水 害 などの 災 害 や 盗 難 の 被 害 にあわれたり 生 活 扶 助 を 受 けられるなど 特 別 な 事 情 がある 場 合 には そ の 事 情 に 応 じて 税 金 を 減 らしたり 納 める 時 期 を 遅 らせたり 分 割 して 納 められるようにする 次 のような 制 度 があります 詳 細 は 市 民 税 課 資 産 税 課 納 税 課 滞 納 整 理 課 へお 問 い 合 わせください 市 税 の 減 免 納 税 義 務 者 が 次 の 要 件 に 該 当 する 場 合 は 市 税 が 減 免 されることがあります 減 免 を 申 し 出 る 場 合 は 原 則 として その 税 の 納 期 の 最 終 日 の7 日 前 までに 申 請 書 を 提 出 していただくことになっています 税 の 種 類 主 な 要 件 生 活 保 護 や 中 国 残 留 邦 人 等 支 援 給 付 を 受 ける 場 合 A 個 人 市 民 税 解 雇 等 により 所 得 が 前 年 の2 分 の1になった 場 合 災 害 により 損 害 を 受 けた 場 合 勤 労 学 生 控 除 を 受 ける 学 生 生 徒 の 場 合 B 固 定 資 産 税 B 都 市 計 画 税 A 軽 自 動 車 税 A 事 業 所 税 生 活 扶 助 などを 受 ける 場 合 公 的 年 金 等 世 帯 の 収 入 合 計 額 が 一 定 以 下 の 場 合 災 害 ( 火 災 風 水 害 など)を 受 けた 場 合 障 がい 者 ( 身 体 障 がい 者 が18 歳 未 満 又 は 知 的 精 神 障 がい 者 の 場 合 はその 家 族 )が 所 有 する 車 で 障 が い 者 自 身 が 使 用 する 場 合 またはその 家 族 がその 障 がい 者 のために 使 用 する 場 合 など 天 災 などの 場 合 Aの 各 税 については 市 民 税 課 へ Bの 各 税 については 資 産 税 課 へお 問 い 合 わせください 徴 収 の 猶 予 税 金 は 納 期 限 までに 納 付 しなければなりませんが 次 のような 事 情 により 納 付 が 困 難 な 場 合 には 申 請 に 基 づいて 納 め る 時 期 を 遅 らせたり 分 割 して 納 付 したりすることができます (これを 徴 収 の 猶 予 といいます) ただし 猶 予 期 間 は 原 則 として1 年 以 内 とします 災 害 や 盗 難 にあったとき 本 人 や 家 族 が 病 気 にかかったり 負 傷 したりしたとき 事 業 を 廃 止 したときや 失 業 したとき その 事 業 について 著 しい 損 失 を 受 けたとき 以 上 の 事 実 に 類 する 事 情 があるとき 納 税 課 または 滞 納 整 理 課 へお 問 い 合 わせください - 45 -

❻ 不 服 申 し 立 て 市 税 の 課 税 決 定 や 滞 納 処 分 などについて 不 服 のある 場 合 市 長 に 対 して 文 書 により 異 議 申 立 てをすることができます 異 議 申 立 てのできる 期 間 は 次 のとおりです 区 分 市 税 の 課 税 の 決 定 督 促 不 動 産 などの 差 し 押 さ え 期 間 納 税 通 知 書 を 受 け 取 った 日 の 翌 日 から 起 算 して60 日 以 内 督 促 状 を 受 け 取 った 日 の 翌 日 から 起 算 して60 日 以 内 または 差 し 押 さえにかかる 決 定 の 通 知 を 受 け 取 った 日 の 翌 日 から 起 算 して30 日 を 経 過 した 日 のいずれか 早 い 日 まで 差 し 押 さえのあったことを 知 った 日 の 翌 日 から 起 算 して60 日 以 内 またはその 公 売 の 期 日 のいずれか 早 い 日 まで 固 定 資 産 の 価 格 に 対 する 不 服 については 固 定 資 産 評 価 審 査 委 員 会 に 審 査 の 申 出 ができます ( P27) 納 税 管 理 人 の 申 告 市 民 税 固 定 資 産 税 などの 納 税 義 務 者 で 市 外 に 転 出 される 方 や 市 外 に 居 住 している 方 は 納 税 管 理 人 の 申 告 をしてください 納 税 管 理 人 は 納 税 義 務 者 に 代 わって 納 税 に 関 する 手 続 きなどを 行 います 納 税 者 が 死 亡 した 場 合 納 税 者 が 死 亡 した 場 合 は その 相 続 人 が 納 税 の 義 務 を 受 け 継 ぐことになります これを 相 続 によ る 納 税 義 務 の 承 継 といいます 相 続 人 が 2 人 以 上 いるときは そのうちから 納 税 に 関 する 書 類 を 受 領 する 代 表 者 を 決 めて 課 税 されている 市 役 所 の 税 の 窓 口 に 届 け 出 をしてく ださい 口 座 振 替 の 開 始 時 期 は? Q 先 日 市 県 民 税 の 納 税 通 知 書 が 送 られてきましたが 今 日 (6 月 20 日 ) 固 定 資 産 税 とあわせて 口 座 振 替 の 手 続 きをし たら いつから 振 替 になるのでしょうか A 口 座 振 替 手 続 きをした 月 の 翌 月 以 降 に 納 期 限 の 到 来 するものから 振 替 することになっておりますので 市 県 民 税 は8 月 の 第 2 期 分 固 定 資 産 税 は7 月 の 第 2 期 分 から 口 座 振 替 納 税 になります なお 第 1 期 分 の 市 県 民 税 固 定 資 産 税 については お 送 りした 納 税 通 知 書 により 金 融 機 関 または 市 役 所 で 納 めて ください - 46 -