早 いもので 今 年 も 師 走 を 迎 えました 皆 様 にとって 今 年 はどのような1 年 だったでしょうか 1 年 間 をきちんと 振 り 返 り 新 しい 年 に 臨 みたいですね 掲 載 内 容 に 関 してご 不 明 点 等 あれば お 気 軽 に 当 事 務 所 までお 問 い 合 わせください 12 2015 変 形 労 働 時 間 制 を 採 用 している 企 業 割 合 は52.8% 会 社 が 企 画 した 忘 年 会 で ケガをした 場 合 の 労 災 保 険 適 用 入 社 時 にとっておくべき 書 類 と その 書 類 にまつわる 注 意 点 在 宅 勤 務 を 実 施 する 際 に 押 さえておきたい 労 働 時 間 の 考 え 方 東 京 都 江 東 区 東 陽 2-4-39 新 東 陽 ビル4F53 号 TEL:03-5653-7330/FAX:03-5653
R oumu news 変 形 労 働 時 間 制 を 採 用 している 企 業 割 合 は52.8% 労 務 管 理 情 報 労 働 時 間 制 度 の 基 本 は 業 務 の 実 態 にあった 制 度 を 採 用 することにあります 多 くの 企 業 で は 時 期 によって 業 務 の 繁 閑 に 差 があると 思 われますが そのような 場 合 に 労 働 時 間 を 柔 軟 に 設 定 できる 制 度 として 変 形 労 働 時 間 制 があります 先 日 厚 生 労 働 省 は 平 成 27 年 就 労 条 件 総 合 調 査 結 果 の 概 況 の 中 で 変 形 労 働 時 間 制 の 採 用 状 況 等 を 公 表 しました 1. 変 形 労 働 時 間 制 の 採 用 割 合 2. 産 業 別 にみた 変 形 労 働 時 間 制 の 変 形 労 働 時 間 制 を 採 用 している 企 業 割 合 は 採 用 割 合 52.8%と 半 数 を 超 える 企 業 で 採 用 されてい ます そもそも 変 形 労 働 時 間 制 とは 労 使 協 定 または 就 業 規 則 等 で 定 めることにより 一 定 期 間 を 平 均 し 1 週 40 時 間 ( 一 部 44 時 間 の 特 例 あり) 1 日 8 時 間 という 法 定 労 働 時 間 を 超 えない 範 囲 内 において 特 定 の 日 または 週 に 法 定 労 働 時 間 を 超 えて 労 働 させることがで きる 制 度 のことです この 調 査 結 果 では 1 年 単 位 1か 月 単 位 1 週 間 単 位 およびフレッ クスタイム 制 をまとめて 変 形 労 働 時 間 制 とし て 扱 っています その 採 用 割 合 ですが 1 年 単 位 の 変 形 労 働 時 間 制 が30.6% 1か 月 単 位 の 変 形 労 働 時 間 制 が20.3% フレックスタイ ム 制 が4.3%となっています 表 変 形 労 働 時 間 制 の 採 用 割 合 ( 単 位 :%) これを 産 業 別 にみてみると 下 表 のように なっており 産 業 の 特 色 により 変 形 労 働 時 間 制 の 種 類 が 異 なることが 読 み 取 れます 具 体 的 には 建 設 業 製 造 業 運 輸 業 郵 便 業 では1 年 単 位 の 変 形 労 働 時 間 制 医 療 福 祉 では1か 月 単 位 の 変 形 労 働 時 間 制 の 採 用 割 合 が 高 くなっています その 一 方 で 情 報 通 信 業 金 融 業 保 険 業 では 変 形 労 働 時 間 制 を 採 用 していない 企 業 の 割 合 が 他 の 産 業 に 比 べて 高 くなっています 主 な 産 業 変 形 労 働 時 間 制 を 採 用 してい る 企 業 変 形 労 働 時 間 制 の 種 類 ( 複 数 回 答 ) 1 年 単 位 の 変 形 労 働 時 間 制 1か 月 単 位 の 変 形 労 働 時 間 制 フレックス タイム 制 変 形 労 働 時 間 制 を 採 用 してい ない 企 業 建 設 業 53.0 41.2 10.4 2.0 47.0 製 造 業 57.6 47.9 7.9 5.2 42.4 情 報 通 信 業 29.4 3.9 10.9 17.0 70.6 運 輸 業 郵 便 業 68.7 48.4 20.4 4.5 31.3 卸 売 業 小 売 業 45.1 26.0 17.4 3.0 54.9 金 融 業 保 険 業 25.8 3.8 15.7 8.0 74.2 宿 泊 業 飲 食 サービス 業 56.6 23.2 30.2 2.8 43.4 医 療 福 祉 61.1 11.8 49.2 2.0 38.9 例 えば 年 度 末 が 忙 しいなど 年 間 で 繫 閑 の 差 があるような 場 合 には1 年 単 位 の 変 形 労 働 時 間 制 を 毎 月 月 末 が 忙 しいような 場 合 には1か 月 単 位 の 変 形 労 働 時 間 制 を 採 用 することが 基 本 となります 効 率 的 な 働 き 方 を 実 現 するため 最 適 な 労 働 時 間 制 度 を 選 択 し 運 用 するこ とが 求 められます 労 働 時 間 制 度 の 見 直 しを 検 討 される 場 合 には 当 事 務 所 までご 連 絡 くだ さい
R oumu news 会 社 が 企 画 した 忘 年 会 で ケガをした 場 合 の 労 災 保 険 適 用 会 話 で 学 ぶ 人 事 労 務 管 理 の 勘 どころ このコーナーでは 人 事 労 務 管 理 で 頻 繁 に 問 題 になるポイントを 社 労 士 とその 顧 問 先 の 総 務 部 長 との 会 話 形 式 で 分 かりやすくお 伝 えします 今 回 年 末 に 初 めて 会 社 公 式 の 忘 年 会 を 開 催 することにしました 普 段 は 従 業 員 全 員 が 一 堂 に 会 することは 極 めて 少 ないため 費 用 は 全 額 会 社 負 担 とした 上 で 全 員 参 加 として 交 流 を 図 りたいと 思 っています 仮 にこの 忘 年 会 の 会 場 でケガをした 場 合 は どのように 取 り 扱 われますか 全 員 参 加 ということは 忘 年 会 も 業 務 の 一 部 として 行 うということですね このよ うな 場 合 には 原 則 として 労 災 保 険 ( 業 務 災 害 )の 給 付 対 象 となります 総 務 部 長 社 労 士 労 災 保 険 が 利 用 できるのですか そうですね そもそも 労 災 保 険 で 給 付 を 受 けるためには 業 務 遂 行 性 と 業 務 起 因 性 の 両 方 が 必 要 になります 業 務 遂 行 性 とは 業 務 をしている 中 で 発 生 した 事 故 により ケガをしたのかということです もうひとつの 業 務 起 因 性 とは ケガをした 理 由 が 業 務 によるものかということです 今 回 は 全 員 参 加 の 会 社 行 事 ですので 業 務 遂 行 性 があり また その 場 でのケガですので 業 務 起 因 性 もあると 判 断 されるでしょう なるほど それでは 仮 に 任 意 参 加 とした 場 合 はどうなりますか はい 一 般 的 に 任 意 参 加 の 忘 年 会 の 場 合 忘 年 会 に 参 加 すること 自 体 について 業 務 をしているとはいえず 業 務 遂 行 性 がないと 判 断 されるでしょう そのため 労 災 保 険 の 給 付 の 対 象 にはならず 健 康 保 険 から 給 付 を 受 けることになります ただし 任 意 参 加 であったとしても 忘 年 会 の 幹 事 役 として 会 社 から 指 示 を 受 けた 人 がケガをし たような 場 合 には 業 務 遂 行 性 および 業 務 起 因 性 が 認 められる 可 能 性 が 出 てきます 事 案 ごとに 判 断 する 必 要 はありますが 労 災 保 険 の 給 付 対 象 となる 可 能 性 は 高 くなり ます 幹 事 役 については 業 務 として 命 じていたかがポイント 参 加 者 については 強 制 参 加 か それとも 任 意 参 加 かがポイントになるということですね そうですね さらに 押 さえておきたいこととして 忘 年 会 の 最 中 に 忘 年 会 とは 関 係 ない 私 的 行 為 を 行 っていたり 恣 意 的 行 為 を 行 っていたことが 原 因 でケガをしたり した 場 合 には 労 災 保 険 の 対 象 とはなりません また 忘 年 会 終 了 後 に 希 望 者 で 二 次 会 を 開 催 した 場 合 にも 労 災 保 険 の 対 象 とはなりません なるほど 当 日 は 飲 酒 もしますし 一 部 のメンバーは 出 し 物 を 企 画 しているようなの で 従 業 員 には 羽 目 を 外 し 過 ぎないようにあらかじめ 案 内 しておきます ワンポイントアドバイス 1. 会 社 が 企 画 した 忘 年 会 でケガをした 場 合 には それが 強 制 参 加 か 任 意 参 加 かで 適 用 す る 保 険 が 異 なる 2. 強 制 参 加 であっても 私 的 行 為 や 恣 意 的 行 為 の 場 合 には 労 災 保 険 の 給 付 対 象 とならな いことがある
R oumu news 入 社 時 にとっておくべき 書 類 と その 書 類 にまつわる 注 意 点 労 務 管 理 情 報 従 業 員 が 入 社 する 際 には 各 種 手 続 きのためにさまざまな 書 類 を 提 出 してもらいますが 実 務 上 どの 範 囲 まで 提 出 させてよいのか 判 断 に 迷 うことがあります そこで 今 回 は 会 社 としてとっておくべき 書 類 とその 書 類 にまつわる 注 意 点 について 解 説 しましょう 1. 提 出 書 類 通 常 就 業 規 則 には 入 社 時 に 提 出 する 書 類 が 定 められています 具 体 的 には 住 民 票 記 載 事 項 証 明 書 健 康 診 断 書 源 泉 徴 収 票 年 金 手 帳 雇 用 保 険 被 保 険 者 証 等 があります また 社 有 車 を 運 転 したり マイカー 通 勤 を 行 う 従 業 員 については 自 動 車 運 転 免 許 証 の 写 し 看 護 師 等 の 資 格 者 については 資 格 証 明 書 の 写 しを 提 出 してもらうことが 多 くあります この 他 身 元 保 証 書 を 提 出 させることがあ りますが これは 自 動 更 新 が 認 められず 最 長 5 年 間 の 有 効 期 限 がある 書 類 になります よって 入 社 時 のタイミングのほか 営 業 や 経 理 など 現 金 を 取 り 扱 う 者 に 限 定 して 取 り 直 すような 運 用 も 考 えられます 2. 提 出 にあたっての 注 意 点 従 業 員 にこれらの 書 類 を 提 出 してもらうに あたっては 細 かな 注 意 点 が 存 在 します こ こでは2つの 書 類 をとり 上 げましょう 1 住 民 票 記 載 事 項 証 明 書 この 書 類 は 従 業 員 の 年 齢 や 住 所 を 確 認 す るために 提 出 してもらうものになります ただし 住 民 票 には 従 業 員 から 一 律 に 集 め ることが 好 ましくないとされる 情 報 も 記 載 されるため 必 要 な 情 報 を 限 定 し 住 民 票 記 載 事 項 として 証 明 をしてもらう 必 要 があ ります また マイナンバー 制 度 がスター トし 個 人 番 号 (マイナンバー)が 記 載 さ れた 住 民 票 記 載 事 項 証 明 書 を 入 手 すること もできるようになります マイナンバーの 確 認 をこの 証 明 書 でする こともできますが マイナンバーが 記 載 さ れた 書 類 はより 厳 重 な 管 理 が 必 要 となりま す あらかじめ どのような 方 法 でマイナ ンバーを 取 得 するかを 決 めて 案 内 しておき ましょう 2 健 康 診 断 書 会 社 は 常 時 使 用 する 労 働 者 を 雇 い 入 れ る 際 健 康 診 断 を 実 施 することが 義 務 づけ られていますが これはパートタイマーや アルバイトであっても 以 下 の 要 件 のいず れにも 該 当 する 場 合 には 実 施 する 必 要 があ ります a. 期 間 の 定 めのない 者 や 契 約 期 間 が 1 年 以 上 である 者 契 約 の 更 新 によ り1 年 以 上 使 用 されることが 予 定 さ れている 者 既 に1 年 以 上 引 き 続 き 使 用 されている 者 b.1 週 間 の 労 働 時 間 数 が その 事 業 場 の 通 常 の 労 働 者 の1 週 間 の 所 定 労 働 時 間 の4 分 の3 以 上 である 者 健 康 診 断 を 入 社 後 に 実 施 せずに 結 果 を 提 出 させる 場 合 には 入 社 日 より3ヶ 月 以 内 に 受 診 しているものに 限 られることを 伝 え 受 診 してもらうようにしましょう 入 社 時 には 提 出 してもらう 書 類 が 多 いため 入 社 の 連 絡 と 併 せて 提 出 書 類 の 案 内 を 行 っ ておき 余 裕 をもって 準 備 ができるようにしましょう また 入 社 した 後 になっても なか なか 書 類 が 出 てこないこともあることから 提 出 期 限 を 明 確 にしておくことも 確 実 に 提 出 してもらうポイントになります
R oumu information 労 務 管 理 情 報 在 宅 勤 務 を 実 施 する 際 に 押 さえておきたい 労 働 時 間 の 考 え 方 近 年 ワーク ライフ バランスを 進 める 上 で 活 用 が 期 待 されているものとして 在 宅 勤 務 制 度 があり 一 部 の 企 業 では 育 児 や 家 族 の 介 護 を 行 う 従 業 員 を 中 心 に 在 宅 勤 務 を 認 める 動 きが 出 てきています そこで このような 在 宅 勤 務 を 導 入 する 際 に 課 題 となる 労 働 時 間 の 考 え 方 について 解 説 します 1. 労 働 時 間 の 基 本 労 働 基 準 法 では 労 働 時 間 について 1 週 40 時 間 1 日 8 時 間 を 超 えて 労 働 させてはなら ないと 規 定 されています その 上 で 弾 力 的 な 運 用 ができるようにいくつかの 変 形 労 働 時 間 制 度 があり また 実 際 の 労 働 時 間 が 算 定 しがたい 場 合 に 適 用 できる みなし 労 働 時 間 制 が 用 意 されています 在 宅 勤 務 の 労 働 時 間 についても この 基 本 的 な 考 え 方 は 変 わりあ りません 2. 在 宅 勤 務 者 の 労 働 時 間 の 考 え 方 在 宅 勤 務 者 の 労 働 時 間 については まず その 在 宅 勤 務 者 の 労 働 時 間 が 合 理 的 に 算 定 す ることができるかを 考 える 必 要 があります 労 働 時 間 の 算 定 ができる 場 合 には 原 則 の 労 働 時 間 制 や 変 形 労 働 時 間 制 を 採 用 することと なります また 業 務 内 容 の 専 門 性 が 高 く 仕 事 の 進 め 方 を 在 宅 勤 務 者 に 任 せた 方 がよい ような 場 合 には 専 門 業 務 型 もしくは 企 画 業 務 型 の 裁 量 労 働 制 の 活 用 も 検 討 できるでしょ う 次 に 在 宅 勤 務 者 の 労 働 時 間 の 算 定 が 難 し い 場 合 には 例 外 的 な 取 扱 いとして 事 業 場 外 みなし 労 働 時 間 制 の 採 用 を 検 討 することにな ります 在 宅 勤 務 でこの 制 度 を 導 入 するには 以 下 の3つの 要 件 をすべて 満 たしておく 必 要 があります 1 業 務 が 自 宅 で 行 われること 2パソコンが 使 用 者 の 指 示 で 常 時 通 信 可 能 な 状 態 となっていないこと 3 作 業 が 随 時 使 用 者 の 具 体 的 な 指 示 に 基 づ いて 行 われていないこと 業 務 を 行 う 場 所 が 自 宅 であることが 直 ちに 労 働 時 間 の 算 定 が 難 しいことには 該 当 しない ことに 注 意 しなければなりません また 事 業 場 外 みなし 労 働 時 間 制 を 利 用 する 場 合 でも 休 憩 や 休 日 の 規 定 は 適 用 され 深 夜 に 業 務 を 行 った 場 合 には 割 増 賃 金 の 支 払 いが 必 要 に なります なお 2について 単 に 回 線 が 接 続 されて いるだけで 在 宅 勤 務 者 がパソコンから 離 れる ことが 自 由 にできる 場 合 には 常 時 通 信 可 能 な 状 態 には 該 当 しないことになっています 在 宅 勤 務 は 通 勤 が 不 要 になるため 時 間 を 有 効 活 用 でき 会 社 としても 交 通 費 やオフィス スペースの 削 減 につながるものですが 導 入 にあたり 労 働 時 間 を 始 めとするルールの 策 定 が 必 要 不 可 欠 です 特 に 事 業 場 外 みなし 労 働 時 間 制 を 利 用 する 際 には 利 用 できる 要 件 を 満 た しているかの 慎 重 な 確 認 が 求 められます 在 宅 勤 務 の 対 象 者 や 在 宅 勤 務 を 適 用 する 日 そし て 業 務 の 成 果 の 測 定 方 法 と 共 に その 日 の 労 働 時 間 の 取 扱 いについても 明 確 に 決 めておきま しょう
K eiei information 中 小 企 業 の 月 給 引 上 げ 状 況 今 年 8 月 に 中 小 企 業 庁 から 中 小 企 業 の 雇 用 状 況 に 関 する 調 査 集 計 結 果 の 概 要 ( )が 発 表 されました ここではその 中 から 月 給 の 引 上 げに 関 するデータをみていきます 賃 上 げ 実 施 企 業 は 全 体 の67.6% 平 成 27 年 度 に 常 用 労 働 者 の1 人 当 たり 平 均 賃 金 を 引 上 げた( 引 上 げるを 含 む) 企 業 の 割 合 は67.6%になりました 26 年 度 より3.3% の 増 加 です 賃 金 の 引 上 げ 方 法 は 月 給 の 引 上 げがほとんどで 月 給 の 引 上 げを 実 施 した 中 小 企 業 のうち 9 割 以 上 が2 年 連 続 で 引 上 げを 実 施 しています 月 給 引 上 げ 企 業 は 全 体 の63.1% 次 に 全 回 答 企 業 に 占 める 月 給 の 引 上 げ 実 施 企 業 の 割 合 を 従 業 員 規 模 別 にまとめると 以 下 のとおりです 従 業 員 規 模 別 の 月 給 の 引 上 げを 実 施 した 割 合 (%) 実 施 する/した 平 成 26 年 度 平 成 27 年 度 1~20 人 32.3 36.7 21~100 人 63.0 69.4 100 人 超 78.4 82.8 合 計 58.1 63.1 中 小 企 業 庁 中 小 企 業 の 雇 用 状 況 に 関 する 調 査 集 計 結 果 の 概 要 より 作 成 月 給 の 引 上 げを 実 施 する/した( 以 下 実 施 した ) 企 業 は63.1%で 26 年 度 に 比 べ 割 合 が 高 くなりました 従 業 員 規 模 別 では 規 模 が 大 きくなるほど 引 上 げを 実 施 した 割 合 が 高 くなっています 100 人 超 では82.8%に 達 し 21~100 人 規 模 も 69.4%と5 割 を 超 えています 1~20 人 規 模 に ついては 36.7%と4 割 に 満 たない 状 況 です が その 割 合 は26 年 度 よりも 高 くなりました 引 上 げ 率 は3% 未 満 が84.7% 月 給 の 引 上 げ 実 施 企 業 の 引 上 げ 率 を 従 業 員 規 模 別 にまとめると 以 下 のとおりです 従 業 員 規 模 別 月 給 の 引 上 げを 実 施 した 企 業 の 引 上 げ 率 (%) 合 計 1~20 人 21~100 人 100 人 超 1% 未 満 21.9 29.5 22.2 18.8 1% 以 上 2% 未 満 37.2 23.3 35.6 43.9 2% 以 上 3% 未 満 25.6 20.3 24.3 28.7 3% 以 上 4% 未 満 8.6 12.8 10.1 5.7 4% 以 上 5% 未 満 2.6 3.9 3.4 1.4 5% 以 上 4.1 10.2 4.4 1.5 中 小 企 業 庁 中 小 企 業 の 雇 用 状 況 に 関 する 調 査 集 計 結 果 の 概 要 より 作 成 まず 合 計 をみると 1% 以 上 2% 未 満 の 引 上 げ 率 とした 割 合 が37.2%で 最 も 高 くなりまし た 次 いで2% 以 上 3% 未 満 が25.6%となって います 2% 未 満 の 引 上 げ 率 とした 割 合 は 59.1% 3% 未 満 になると84.7%に 達 します 従 業 員 規 模 別 では 1~20 人 規 模 では1% 未 満 の 割 合 が 最 も 高 くなりました 21~100 人 規 模 では1% 以 上 2% 未 満 が 100 人 超 規 模 も1% 以 上 2% 未 満 が 最 も 高 くなりました 引 上 げ 率 3% 未 満 の 割 合 は 21~100 人 規 模 が82.1% 100 人 超 規 模 が91.4%となった 一 方 で 1~20 人 規 模 では73.1%と 全 体 よりも 低 く なりました ただし5% 以 上 とした 割 合 は 10.2%で 高 くなっています 引 上 げ 率 の 差 はありますが すべての 規 模 で26 年 度 に 比 べ 月 給 引 上 げ 実 施 企 業 の 割 合 が 高 くなっているということは 好 ましい 状 況 だといえましょう ( ) 中 小 企 業 庁 中 小 企 業 の 雇 用 状 況 に 関 する 調 査 集 計 結 果 の 概 要 中 小 企 業 小 規 模 事 業 者 約 3 万 社 を 対 象 に 今 年 6 月 に 実 施 した 調 査 で 7 月 31 日 までに 提 出 のあった7,352 社 の 状 況 について 集 計 結 果 の 概 要 を 公 表 したものです 詳 細 は 次 のURLのページから 確 認 できます http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/koyou/2015/150828chousa.htm
I T news 企 業 が 行 う 情 報 セキュリティ 対 応 の 現 状 マイナンバーの 通 知 が 始 まり 情 報 セキュリティへの 関 心 がますます 高 まっています ここ では 今 年 7 月 に 発 表 された 調 査 結 果 ( 1)から 企 業 のデータセキュリティやウィルス 対 応 の 現 状 をみていきます 被 害 にあった 企 業 は38.8% 上 記 調 査 結 果 によると 過 去 1 年 間 に 情 報 通 信 ネットワークの 利 用 の 際 に 発 生 したセ キュリティ 侵 害 について 調 査 対 象 となった インターネット 利 用 企 業 などのうち 38.8% が 何 らかの 被 害 を 受 けた と 回 答 していま す その 他 ウィルスを 発 見 又 は 感 染 が 36.1% コンピュータウィルスを 発 見 した が 感 染 しなかった が27.1%などとなってい ます 少 なくない 割 合 の 企 業 が ウィルス 感 染 な どの 被 害 を 受 けていることがわかります どんな 対 応 をしているか 次 にデータセキュリティやウィルスへの 対 応 状 況 をまとめると 右 表 のようになります パソコンやサーバに ウィルス 対 策 プログラ ムを 導 入 する 企 業 の 割 合 が 高 くなりました パソコンなどの 端 末 に 導 入 する 割 合 が86.6% サーバに 導 入 する 割 合 が64.1%となりました 次 いで ID パスワードによるアクセス 制 御 の 割 合 が 高 く ここまでが 半 数 以 上 の 企 業 で 実 施 されています その 他 社 員 教 育 も4 割 近 い 企 業 で 実 施 されています 自 社 の 対 応 に 不 安 を 感 じたら 情 報 セキュリティに 関 する 情 報 提 供 や 人 材 育 成 などを 行 っている 情 報 処 理 推 進 機 構 では 情 報 セキュリティ 上 の 対 策 について テーマ 別 に 説 明 した 小 冊 子 をWebサイト 上 で 公 開 し ています( 2) ウィルス 感 染 などによる 被 害 は 自 社 に 発 生 しないとは 限 りません これから 対 応 を 強 化 していく 企 業 や 自 社 の 対 応 に 不 安 を 感 じている 企 業 はもちろん すで に 対 策 を 講 じている 企 業 も 外 部 機 関 の 情 報 なども 活 用 しながら 自 社 の 情 報 セキュリ ティ 対 応 策 を 講 じてみてはいかがでしょうか データセキュリティやウィルスへの 対 応 状 況 (%) パソコンなどの 端 末 (OS ソフト 等 )に ウィルス 対 策 プログラムを 導 入 86.6 サーバにウィルス 対 策 プログラムを 導 入 64.1 ID パスワードによるアクセス 制 御 52.9 ファイアウォールの 設 置 導 入 42.1 OSへのセキュリティパッチの 導 入 38.3 社 員 教 育 38.0 セキュリティポリシーの 策 定 32.5 アクセスログの 記 録 29.3 外 部 接 続 の 際 にウィルスウォールを 構 築 20.5 その 他 の 対 策 20.1 プロキシ( 代 理 サーバ) 等 の 利 用 19.8 データやネットワークの 暗 号 化 15.8 セキュリティ 監 査 14.2 認 証 技 術 の 導 入 による 利 用 者 確 認 11.0 不 正 侵 入 検 知 システム(IDS) 不 正 侵 入 防 御 システム(IPS)の 設 置 導 入 10.6 回 線 監 視 10.5 セキュリティ 管 理 のアウトソーシング 9.7 ウィルス 対 策 対 応 マニュアルを 策 定 9.6 Webアプリケーションファイアウォールの 設 置 導 入 7.9 特 に 対 応 していない 2.7 無 回 答 2.3 総 務 省 平 成 26 年 通 信 利 用 動 向 調 査 ( 企 業 編 ) より 作 成 ( 1) 総 務 省 平 成 26 年 通 信 利 用 動 向 調 査 ( 企 業 編 ) 常 用 雇 用 者 数 100 人 以 上 の 企 業 を 対 象 に5,140 企 業 を 抽 出 して 行 われ 平 成 27 年 7 月 に 発 表 された 調 査 です 有 効 回 収 率 は 58.9%となっています 対 策 の 用 語 の 説 明 や 詳 細 は 次 のURLから 確 認 できます http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html ( 2) 情 報 処 理 推 進 機 構 各 種 の 小 冊 子 は 次 のURLから 確 認 できます https://www.ipa.go.jp/security/antivirus/shiori.html
年 末 年 始 の 休 みを 取 引 先 へ 通 知 するとともに 取 引 先 の 休 みを 確 認 し 納 期 忘 れ 資 金 の 回 収 もれがないように 心 がけましょう 1. 年 末 調 整 の 実 施 2. 新 年 度 の 源 泉 徴 収 事 務 の 準 備 3. 賞 与 支 払 届 の 提 出 4. 仕 事 納 めの 段 取 り 確 認 5.お 歳 暮 年 賀 状 の 送 付 6. 年 始 の 準 備 2015 年 12 月 お 仕 事 備 忘 録 1. 年 末 調 整 の 実 施 今 月 は 年 末 調 整 の 計 算 月 です 書 類 の 最 終 確 認 や 最 終 給 与 の 決 定 など 業 務 が 重 なります 従 業 員 数 の 多 い 会 社 では 作 業 スケジュールを 作 成 し 進 捗 管 理 をしておくことが 重 要 です また 平 成 28 年 分 の 扶 養 控 除 等 申 告 書 を 年 内 に 受 取 る 場 合 で 個 人 番 号 の 記 載 があるときは 安 全 管 理 措 置 に 沿 って 保 管 等 を 行 いましょう 2. 新 年 度 の 源 泉 徴 収 事 務 の 準 備 給 与 計 算 の 他 源 泉 徴 収 は1 月 からまた 新 しい 年 度 がスタートします 記 載 事 項 に 変 更 がないかど うか 必 ず 新 年 度 の 扶 養 控 除 等 申 告 書 で 確 認 しましょう 平 成 28 年 分 から 給 与 所 得 控 除 額 が 改 正 されることにより 源 泉 徴 収 税 額 表 が 改 正 されます 28 年 分 の 源 泉 徴 収 税 額 表 を 用 意 しておき 給 与 計 算 ソフトを 利 用 している 場 合 には 必 要 な 更 新 を 行 いましょ う また 当 年 分 の 締 めくくりとして 支 払 調 書 源 泉 徴 収 票 などの 提 出 その 合 計 となる 法 定 調 書 の 提 出 (1 月 )に 向 け 早 めに 準 備 をしましょう 3. 賞 与 支 払 届 の 提 出 賞 与 を 支 払 ったときは 賞 与 支 払 届 を5 日 以 内 に 年 金 事 務 所 ( 健 康 保 険 組 合 に 加 入 している 場 合 は 健 康 保 険 組 合 )へ 届 け 出 る 必 要 があります 4. 仕 事 納 めの 段 取 り 確 認 仕 事 納 めまでの 段 取 り 大 掃 除 の 役 割 分 担 時 間 配 分 廃 棄 物 処 理 の 依 頼 などについて 最 終 確 認 を しましょう 納 会 を 行 う 場 合 は 場 所 の 手 配 や 飲 食 物 の 用 意 などをします また 取 引 先 に 年 末 の 挨 拶 回 りにいく 場 合 は この1 年 間 に 取 引 先 に 弔 事 がなかったかどうか 再 確 認 し 失 礼 のないようにし ます また 休 暇 中 の 緊 急 連 絡 先 その 他 注 意 事 項 を 社 内 に 通 知 するとともに 取 引 先 への 年 末 年 始 休 暇 のお 知 らせ 郵 便 物 の 配 達 休 止 の 手 続 き 戸 締 りなどの 保 安 措 置 もしましょう 一 方 で 取 引 先 の 年 末 年 始 の 休 暇 がいつになるのかを 確 認 し 在 庫 調 整 や 資 金 回 収 もれがないよう に 心 がけましょう 5.お 歳 暮 年 賀 状 の 送 付 あらかじめ 手 配 しておいたお 歳 暮 年 賀 状 を 送 付 します 年 賀 状 は 元 日 に 届 くように 早 めに 送 付 するようにしましょう 6. 年 始 の 準 備 年 始 行 事 の 段 取 りを 確 認 しましょう 初 出 ( 式 ) 場 所 の 確 保 集 合 時 間 挨 拶 の 依 頼 式 次 第 の 確 認 年 間 カレンダー 年 間 行 事 の 確 認 と カレンダー 作 成 年 始 挨 拶 回 り 挨 拶 先 の 確 認
お 仕 事 カレンダー 2015.12 今 月 は 賞 与 の 支 給 年 末 調 整 年 末 年 始 の 休 み 等 で 資 金 繰 りが 窮 する 時 期 です 計 画 の 確 認 をしつつ 日 単 位 で 資 金 繰 りを 管 理 しましょう 日 曜 日 六 曜 項 目 1 火 大 安 2 水 赤 口 3 木 先 勝 4 金 友 引 5 土 先 負 6 日 仏 滅 7 月 大 安 大 雪 8 火 赤 口 9 水 先 勝 10 木 源 泉 所 得 税 住 民 税 特 別 徴 収 分 の 納 付 (11 月 分 ) 友 引 一 括 有 期 事 業 開 始 届 ( 建 設 業 ) 届 出 11 金 大 安 12 土 赤 口 13 日 先 勝 14 月 友 引 15 火 先 負 16 水 仏 滅 17 木 大 安 18 金 赤 口 19 土 先 勝 20 日 友 引 21 月 先 負 22 火 仏 滅 冬 至 23 水 大 安 天 皇 誕 生 日 24 木 赤 口 25 金 先 勝 26 土 友 引 27 日 先 負 28 月 仏 滅 29 火 大 安 30 水 赤 口 健 康 保 険 厚 生 年 金 保 険 料 の 支 払 (11 月 分 )(1 月 4 日 期 限 ) 31 木 先 勝