製 品 番 号 :670057(201303150330) 研 究 用 試 薬 Fキット Dソルビトール/キシリトール 取 扱 説 明 書 (Roche/RBiopharm 社 製 ) 冷 蔵 保 存 (2~8 ) <12 回 x3 測 定 用 > ( 必 ず 原 文 をご 確 認 ください 万 一 内 容 が 原 文 と 異 なる 場 合 は 原 文 を 正 と します なお 仕 様 価 格 は 予 告 なく 変 更 される 場 合 があります ) Fキット Dソルビトール/キシリトールは 食 品 及 び 一 般 試 料 中 のDソルビトール/ キシリトールの 酵 素 法 による 可 視 吸 収 法 測 定 キットです 定 量 には 比 色 計 又 は 分 光 光 度 計 が 必 要 です 測 定 原 理 (Ref.1) Dソルビトール 及 びキシリトールは 酵 素 ソルビトール 脱 水 素 酵 素 (SDH 又 はポリ オール 脱 水 素 酵 素 )の 存 在 下 ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD)により 還 元 型 ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NADH)の 生 成 と 共 にそれぞれD 果 糖 及 びDキシルロースに 酸 化 されます(1a,1b) (1a ) (1b ) D ソルビトール NAD キシリトール NAD 本 測 定 条 件 下 では 上 記 の 反 応 式 (1a,1b)の 平 衡 はNADとDソルビトール 又 はキシ リトール 側 に 向 いていますが 生 成 されるNADHを 次 式 に 示 すようにNADHがダイア フォラーゼの 存 在 下 塩 化 ヨードテトラゾリウム(INT)をフォルマザンに 還 元 して 除 くこ とにより 右 方 向 に 進 めることができます(2) (2) NADH INT H フォルマザンの 吸 光 度 は その 吸 収 極 大 である492nmで 測 定 されます SDH D 果 糖 NADH H SDH D キシルロース NADH H Diaphorase NAD フォルマザン キット 内 容 1.ビン1 1 本 約 25mL 溶 液 :リン 酸 カリウム/トリエタノールアミン 緩 衝 液 ph 約 8.6 Triton X100 2.ビン2 3 本 1 本 あたり 約 35mg 凍 結 乾 燥 品 :ダイアフォラーゼ 約 4U;NAD 約 28mg 3.ビン3 1 本 約 2.5mL 塩 化 ヨードテトラゾリウム(INT) 溶 液 4.ビン4 3 本 凍 結 乾 燥 品 1 本 あたりSDH 約 25U 5.ビン5 Dソルビトール 標 準 液 ( 標 準 液 の 測 定 は 濃 度 計 算 には 必 要 ありません) 希 釈 せずそのまま 使 用 してください( 有 効 期 限 はラベルに 記 載 ) 試 薬 の 調 製 1. ビン1の 内 容 物 をそのままご 使 用 ください ( 溶 液 1) 2. ビン2 1 本 の 内 容 物 を 蒸 留 水 2.5mLで 溶 解 してください( 溶 液 2) 3. ビン3の 内 容 物 を 蒸 留 水 6mLで 溶 解 してください( 溶 液 3) 4. ビン4 1 本 の 内 容 物 を 蒸 留 水 0.6mLで 溶 解 してください( 溶 液 4) オパール 色 のような 溶 液 は 測 定 には 差 し 支 えありません 試 薬 の 安 定 性 ビン1の 内 容 物 は28 で 安 定 です(ラベル 参 照 ) 溶 液 1は 使 用 前 に2025 に 戻 してください ビン2の 内 容 物 は28 で 安 定 です(ラベル 参 照 ) 溶 液 2は 28 では1 週 間 安 定 です 溶 液 2は 使 用 前 に2025 に 戻 してくださ い ビン3の 内 容 物 は28 で 安 定 です(ラベル 参 照 ) 溶 液 3は 28 では3ヶ 月 2025 では 暗 所 保 存 で1ヶ 月 安 定 です 溶 液 3は 使 用 前 に2025 に 戻 してくだ さい ビン4の 内 容 物 は28 で 安 定 です(ラベル 参 照 ) 溶 液 4は 28 では2 週 間 15から25 では4 週 間 安 定 です 1
測 定 操 作 波 長 1 : 492 nm 測 定 セル 2 : 光 路 長 10 mm 測 定 温 度 :2025 反 応 液 量 :3.050 ml 対 照 : 空 気 または 純 水 またはブランク 試 料 :0.410 μg Dソルビトール/キシリトール/セル 3 ( 試 料 量 0.1002.000 ml) セルへの 分 注 ブランク 試 料 ビン1( 溶 液 1) 4 溶 液 2 4 溶 液 3 4,5 * 試 料 蒸 留 水 2.000 ml 0.200mL 0.100mL 混 和 し ** 2 分 後 に 吸 光 度 (A 1 )を 測 定 します 2 分 後 にもう 一 度 測 定 します 吸 光 度 の 変 化 が0.01より 大 きい 場 合 には 7 項 に 記 載 されている 試 料 の 前 処 理 が 必 要 になり ます( 還 元 性 物 質 の 除 去 ) 吸 光 度 変 化 が0.01 以 下 の 場 合 には 前 処 理 は 必 要 ありま せんので 最 初 の 測 定 に 続 いて 次 の 溶 液 を 加 えてください 溶 液 4 0.050 ml 0.050 ml 混 和 し ** 反 応 完 了 後 ( 約 30 分 後 ) 吸 光 度 (A 2 )を 測 定 します 30 分 経 過 しても 反 応 が 完 了 しない 場 合 は 5 分 間 での 吸 光 度 の 増 加 が 一 定 になるまで5 分 間 隔 で 吸 光 度 の 測 定 を 続 けてください *** * 試 料 を 分 注 する 時 はピペット 又 はピペットチップを 試 料 で 共 洗 いしてください * ** プラスティックスパチェラで 撹 拌 又 はParafilmで 密 閉 後 ゆっくり 転 倒 混 和 してください 2025 で1 時 間 安 定 です この 溶 液 1mLを 使 用 してください 操 作 の 項 参 照 5 INTは 光 に 敏 感 ですので 溶 液 3 添 加 後 はセルを 外 光 に 曝 さないでください 吸 光 度 A 2 が 一 定 に 増 加 していく 場 合 は 溶 液 4(SDH)の 添 加 時 間 に 外 挿 してくださ い ブランク 試 料 について 吸 光 度 差 (A 2 A 1 )を 求 め 試 料 の 吸 光 度 差 からブランクの 吸 光 度 差 を 差 し 引 きます ΔA (A 2 A 1 ) 試 料 (A 2 A 1 ) ブランク 測 定 された 吸 光 度 差 は 精 度 の 高 い 結 果 を 得 るためには0.100 以 上 必 要 です (キ ットの 性 能 及 び 感 度 と 検 出 限 界 の 項 を 参 照 ) 吸 光 係 数 による 濃 度 計 算 法 濃 度 を 計 算 する 一 般 式 により V MW c( 濃 度 g / L) ΔA ε d v 1000 V 反 応 液 量 [ ml] v 試 料 量 [ ml] MW 測 定 対 象 の 分 子 量 [ g / mol] d 光 路 長 [ cm] ε INT フォルマザンの 吸 光 係 数 [ L mmol 492nm 19.9[ L mmol cm Dソルビトールの 場 合 は 次 の 計 算 式 になります ] cm ] 1 Dソルビトールとキシリトールが 共 存 している 場 合 にはその 糖 アルコールの 合 計 量 が 測 定 されます 2 ガラス 製 のセルの 代 用 としてプラスティック 製 (PMMA)のディスポセルも 使 用 可 能 です 3 測 定 操 作 の 項 参 照 4 連 続 測 定 の 場 合 には 測 定 回 数 分 の 溶 液 1,2,3を 予 め 混 合 しておくことができます この 溶 液 は 暗 所 3.050 182.17 c[d ソルビトールg / L] ΔA 19.9 1.00 0.100 1000 0.2792 ΔA Dソルビトール Dソルビトール 2
キシリトールの 場 合 は 次 の 計 算 式 になります 3.050 152.15 c[ キシリトール( D) g / L] ΔA 6.3 1.00 0.100 1000 0.2332 ΔA これらの 計 算 式 は 試 料 中 にDソルビトール 又 はキシリトールのみが 存 在 する 場 合 のみ 有 効 です 試 料 が 希 釈 されている 場 合 はその 希 釈 率 Fを 掛 けてください 固 体 半 固 体 の 試 料 で 秤 量 して 試 料 液 を 調 製 している 場 合 は 次 式 で 計 算 されま す 試 料 液 中 のD ソルビトール 濃 度 c[ g / L] D ソルビトール 含 有 量 [ g /100g] 100 試 料 液 中 の 試 料 重 量 [ g / L] 1. 測 定 範 囲 この 測 定 法 でのDソルビトール 又 はキシリトールの 最 適 量 は それぞれ0.4 10μg です 十 分 な 吸 光 度 差 を 得 るために 試 料 中 のDソルビトール 又 はキシリトールの 濃 度 が0.010.10 g/lに 収 まるように 希 釈 してください 希 釈 表 Dソルビトール 又 はキシリトール 予 想 濃 度 (g/l) < 0.10 0.10 1.0 1.0 10 > 10 キシリトール 試 料 : 蒸 留 水 1:9 1:99 1:999 キシリトール 試 料 液 中 のキシリトール 濃 度 c[ g / L] キシリトール 含 有 量 [ g /100g] 100 試 料 液 中 の 試 料 重 量 [ g / L] 希 釈 率 F 1 10 100 1000 測 定 された 吸 光 度 差 (ΔA)が 小 さすぎる 場 合 は(e.g.<0.100) 試 料 の 再 調 製 ( 秤 量 の 増 加 又 は 希 釈 率 の 減 少 )を 行 うか 又 は 試 料 量 を2.000mLまで 増 加 してください 試 料 に 加 える 蒸 留 水 の 量 は 試 料 ブランク 共 同 じ 反 応 液 量 にするため 減 らす 必 要 があります 新 たな 試 料 量 vを 濃 度 計 算 式 に 適 用 してください 2. 測 定 上 の 注 意 2.1 連 続 測 定 の 場 合 には 測 定 回 数 分 の 溶 液 1,2,3を 予 め 混 合 しておくことができま す この 溶 液 は 暗 所 2025 で1 時 間 安 定 です この 溶 液 1mLを 使 用 してください 2.2 測 定 系 は INT( 溶 液 3 又 は 混 合 液 )の 添 加 後 光 ( 自 然 光 及 び 人 工 光 )に 対 して 敏 感 です インキュベーションは 暗 所 で 行 ってください a) 分 光 光 度 計 内 でインキュベーションする 場 合 は セル 部 のカバーを 閉 じて 外 光 が 入 らないようにしてください b)セルにカバーをつけるか 暗 所 にある 温 蔵 庫 でインキュベーションしてください 3. 特 異 性 (Ref.1) Dソルビトール 及 びキシリトールに 加 えてソルビトール 脱 水 素 酵 素 は イジトール アリトール リビトールなどのポリオール 類 とも 速 度 は 遅 いですが 酸 化 します 他 の ポリアルコール 類 マンニトール アラビトール ガラクチトール(ズルシトール)などと は 反 応 しません 本 測 定 条 件 下 では グリセロールは 実 際 的 には 酸 化 されません(グリセロール100 μg/セルで0.2% 以 下 です) 酵 素 活 性 を 高 めると 反 応 が 認 められようになります(Ref. 1 参 照 ) 市 販 のDソルビトール キシリトールの 測 定 では 約 100%が 期 待 されます 4. 検 出 感 度 及 び 検 出 限 界 (Ref.A 1.4,A 1.5) このDソルビトール 測 定 条 件 での 最 小 吸 光 度 差 は0.005Aです これは 最 大 試 料 量 v2.000mlでの 試 料 中 Dソルビトール 又 はキシリトールの 濃 度 約 0.1mg/Lに 相 当 し ます (v0.100mlでは 約 1.2mg/Lに 相 当 ) 検 出 限 界 約 0.2mg/Lは 吸 光 度 差 0.015 最 大 試 料 量 v2.000ml から 導 かれます 5. 直 線 性 本 測 定 の 直 線 性 はDソルビトール 又 はキシリトール0.4μg(Dソルビトール 又 はキ シリトール 0.2mg/L; 試 料 量 v2.000ml)から10μg(dソルビトール 又 はキシリトール 0.1g/L; 試 料 量 v0.100ml)まで 得 られます 3
6. 精 度 1 試 料 溶 液 のDソルビトール 又 はキシリトールの2 回 測 定 での 吸 光 度 のばらつきは0. 0050.010A 程 度 になります 試 料 量 v0.100mlでの 場 合 Dソルビトール 又 はキシ リトール 濃 度 に 換 算 すると1.53mg/Lになります ( 試 料 が 希 釈 されている 場 合 は 希 釈 率 Fを 掛 けてください 試 料 が 秤 量 されている 場 合 例 えば1g/100mL10 g/lの ときは 0.0150.03g/100gの 差 となります ) 以 下 の 数 値 は 文 献 で 発 表 されたものです 7. 干 渉 果 汁 中 のLアスコルビン 酸 や 果 実 ジャム 中 の 亜 硫 酸 (SO 2 )など 高 濃 度 の 還 元 性 物 質 は INTと 反 応 し クリープ 反 応 を 生 じ 測 定 を 阻 害 します そのため Lアスコ ルビン 酸 又 は 亜 硫 酸 (SO 2 )が5μg/アッセイ 以 上 含 まれている 場 合 には 試 料 を 過 酸 化 水 素 (H 2 O 2 )とアルカリで 処 理 して 取 り 除 く 必 要 があります 試 料 をDソルビトール 又 hキシリトールとして 約 5mgまで 含 むように 秤 量 又 はピペッ トで 必 要 であれば 希 釈 して 50mLのメスフラスコに 入 れます 蒸 留 水 約 40mLを 加 え 更 にKOH(2mol/L)1mLと 過 酸 化 水 素 (H 2 O 2 :30%w/v)0.01mLを 加 えます 約 70 で 10 分 間 インキュベートし 2025 に 冷 却 後 硫 酸 (1mol/L)でpHを78に 調 整 します 蒸 留 水 を 標 線 まで 入 れた 後 混 合 ろ 過 して 測 定 に 使 用 します 1mg/アッセイまでのD 果 糖 及 び500μg/アッセイまでのブチレングリコールは 測 定 には 阻 害 となりません 8. 測 定 系 に 対 する 影 響 について 8.1 測 定 操 作 で 示 される 時 間 でDソルビトール/キシリトールへの 変 換 が 完 了 して いる 場 合 は 一 般 的 に 反 応 阻 害 が 生 じていないと 結 論 されます 8.2 酵 素 反 応 が 完 了 していても 測 定 はDソルビトール 又 はキシリトールを 添 加 し て 再 開 することができます( 定 性 / 定 量 ) 標 準 液 を 添 加 して 吸 光 度 が 変 化 し ていけばこれも 反 応 阻 害 が 生 じていないことを 示 します 8.3 測 定 操 作 上 での 誤 差 や 試 料 中 の 物 質 による 測 定 系 への 干 渉 は 試 料 量 を 変 えて 測 定 することにより 確 認 できます( 例 0.100mLと0.200mL) 同 じ 反 応 液 量 にすれば 測 定 された 吸 光 度 差 は 試 料 量 に 比 例 しているはずです 固 体 試 料 の 場 合 は100mLのメスフラスコに 秤 量 する 量 を 変 えられることを 推 奨 します( 例 1g と 2g) 測 定 された 吸 光 度 差 は 同 一 の 試 料 量 であれば 秤 量 した 試 料 重 量 に 比 例 します 8.4 試 料 中 に 含 まれる 物 質 による 測 定 系 への 干 渉 はコントロールとして 内 部 標 準 を 使 用 して 確 認 できます 試 料 ブランク 標 準 の 測 定 に 加 えて( 試 料 標 準 )の 測 定 を 行 ってください 回 収 率 が 吸 光 度 差 から 計 算 できます 8.5 測 定 中 の 損 失 は 回 収 試 験 を 行 うことにより 確 認 できます 標 準 を 添 加 した 試 料 としない 試 料 を 調 製 し 測 定 します 添 加 量 は 測 定 の 誤 差 範 囲 で 定 量 的 に 回 収 されるはずです 9. 試 薬 の 危 険 性 情 報 この 測 定 キットの 試 薬 は 法 律 で 定 める 危 険 性 又 は 有 害 性 物 質 には 該 当 してお りませんが 化 学 物 質 の 取 扱 いに 係 る 一 般 的 な 安 全 上 の 注 意 に 従 って 取 り 扱 ってく ださい 使 用 後 の 試 薬 は 実 験 廃 液 として 廃 棄 してください また 容 器 等 は 廃 棄 物 の 処 理 に 従 ってください 10. 試 料 の 調 製 法 一 般 的 注 意 一 般 的 注 意 * 無 色 透 明 でほぼ 中 性 の 試 料 を 直 接 または 希 釈 表 に 従 って 希 釈 して 使 用 してく ださい 最 大 試 料 量 2.000mL * 濁 った 試 料 はろ 過 してください * 炭 酸 入 り 試 料 は 脱 ガス 処 理 をしてください ( 例 :ろ 過 ) 4
* 酸 性 の 試 料 は KOH/NaOH 溶 液 を 加 えてpH 8に 調 整 してください * 固 形 又 は 半 固 形 の 試 料 は 粉 砕 またはホモジナイズし 蒸 留 水 で 抽 出 又 は 溶 解 し 必 要 であればろ 過 してください 濁 りや 着 色 はCarrez 試 薬 で 除 いてください *タンパク 質 を 含 む 試 料 は 過 塩 素 酸 で 除 タンパクしてください 又 はCarrez 試 薬 でも 構 いません * 脂 肪 を 含 んだ 試 料 は 密 閉 容 器 内 で 蒸 留 水 で 抽 出 してください( 抽 出 温 度 は 含 まれる 脂 肪 の 融 点 以 上 にすること) 脂 肪 を 分 離 するため 冷 却 してから 定 容 にし 15 分 程 度 氷 冷 し ろ 過 します 又 は 温 水 で 抽 出 後 Carrez 試 薬 処 理 を 行 っても 構 い ません Carrez 試 薬 による 清 浄 化 液 体 試 料 の 場 合 は 蒸 留 水 約 60mLを 入 れた100mLのメスフラスコにピペット 固 体 試 料 の 場 合 は100mLのメスフラスコで 秤 量 し 蒸 留 水 約 60mLを 加 えます 次 にCar rez I 溶 液 (85mmol/Lフェロシアン 化 カリウム3.60g K 4 Fe(CN) 6 3H 2 O/100mL)5mL とCarrez II 溶 液 (250mmol/L 硫 酸 亜 鉛 7.20g ZnSO 4 7H 2 O/100mL)5mLを 加 えま す 水 酸 化 ナトリウムでpHを7.58.5に 調 整 します(0.1mol/L NaOH 約 10mL) 各 々 加 える 毎 によく 撹 拌 し 全 量 を 蒸 留 水 で100mLにした 後 ろ 過 します 11. 応 用 例 * 果 汁 中 のDソルビトール/キシリトールの 定 量 カシス 果 汁 5mL 又 はリンゴ 果 汁 1mL( 濁 った 果 汁 はろ 過 してから)を50mLメスフラスコ に 入 れます 蒸 留 水 30mL KOH(2mol/L)1mL 過 酸 化 水 素 ((H 2 O 2 :30%w/v)0.05mL(リ ンゴ 果 汁 の 場 合 は0.02mL)を 順 に 加 え 混 合 し 2025 で15 分 間 インキュベートし ます 硫 酸 (1mol/L)でpHを 約 8に 調 整 します カタラーゼ 6 2600Uを 加 え 混 合 し 約 20 分 間 (リンゴ 果 汁 の 場 合 は10 分 間 )インキュベートし 蒸 留 水 を 標 線 まで 入 れ 混 合 ろ 過 します このろ 液 を 測 定 に 使 用 します * 糖 尿 病 患 者 用 蜂 蜜 中 のDソルビトール/キシリトールの 定 量 約 5gの 蜂 蜜 を 正 確 に 秤 量 し 100mLのメスフラスコに 入 れ 蒸 留 水 約 70mLを 加 え 約 70 で10 分 間 インキュベートします 放 冷 後 蒸 留 水 を 標 線 まで 入 れます 希 釈 表 に 従 って 希 釈 して 測 定 に 使 用 してください * 糖 尿 病 患 者 用 ジャム 中 のDソルビトール/キシリトールの 定 量 約 10gの 試 料 をミキサー(ホモジナイザー)でホモジナイズします ホモジナイズされ た 試 料 約 1gを 正 確 に 秤 量 し100mLメスフラスコに 入 れ 約 50mLの 蒸 留 水 を 加 え 約 60 で5 分 間 インキュベートします 2025 まで 放 冷 後 蒸 留 水 を 標 線 まで 入 れ 混 合 しろ 過 します 必 要 であれば 希 釈 表 に 従 って 希 釈 し 測 定 に 使 用 します *アイスクリーム 中 のDソルビトール/キシリトールの 定 量 約 1gの 試 料 を 正 確 に 秤 量 し100mLメスフラスコに 入 れ 蒸 留 水 約 60mLを 加 え 約 7 0 で15 分 間 時 々 撹 拌 しながらインキュベートします 清 浄 化 のためCarrez I 溶 液 (85mmol/Lフェロシアン 化 カリウム3.60g K 4 Fe(CN) 6 3H 2 O/100mL)5mLとCarrez II 溶 液 (250mmol/L 硫 酸 亜 鉛 7.20g ZnSO 4 7H 2 O/100mL)5mL NaOH(0.1mol/L)10mL を 各 々 加 える 毎 によく 撹 拌 しながら 加 え 2025 にしてから 蒸 留 水 を 標 線 まで 入 れ 混 合 ろ 過 します 透 明 又 は 少 し 濁 ったろ 液 を 必 要 であれば 希 釈 し 測 定 に 使 用 します *マジパン 及 びスイーツ 中 のDソルビトール/キシリトールの 定 量 切 り 刻 まれホモジナイズされた 試 料 約 5gを 正 確 に 秤 量 し100mLメスフラスコに 入 れ 約 60mLの 蒸 留 水 を 加 え 約 60 で15 分 間 時 々 撹 拌 しながら 温 浴 上 でインキュベー トします 2025 まで 放 冷 後 蒸 留 水 を 標 線 まで 入 れ 混 合 し ろ 過 します 必 要 であれば 希 釈 表 に 従 って 希 釈 し 測 定 に 使 用 します *タンパク 質 を 含 む 試 料 中 のDソルビトール/キシリトーの 定 量 タンパク 質 を 含 む 試 料 は 氷 冷 過 塩 素 酸 (1mol/L)を1:1の 割 合 で 加 え 遠 心 分 離 後 上 澄 みをKOH(1mol/L)で 中 和 してください * 糖 尿 病 患 者 用 チョコレート 中 のDソルビトール/キシリトールの 定 量 粉 砕 されたチョコレート 試 料 約 3gを 正 確 に 秤 量 し100mLメスフラスコに 入 れ 約 70mL の 蒸 留 水 を 加 え 撹 拌 しながら 温 浴 上 70 まで 加 温 します 2025 まで 放 冷 後 蒸 留 水 を 標 線 まで 入 れます 脂 肪 を 分 離 するため メスフラスコを20 分 間 冷 蔵 庫 に 入 れます 遠 心 分 離 後 (5000rpm 5 分 ) 透 明 な 上 澄 み 液 を 必 要 であれば 希 釈 し 測 定 に 使 用 します * 糖 尿 病 患 者 用 ベーカリー 製 品 中 のDソルビトール/キシリトールの 定 量 約 10gのベーカリー 製 品 試 料 を 乳 鉢 又 はミキサーでホモジナイズします ホモジナイ ズされた 試 料 約 3gを 正 確 に 秤 量 し100mLメスフラスコに 入 れ 約 70mLの 蒸 留 水 を 加 え 約 70 で15 分 間 温 浴 上 でインキュベートします 2025 まで 放 冷 後 蒸 留 水 を 標 線 まで 入 れます 脂 肪 を 分 離 するため メスフラスコを20 分 間 冷 蔵 庫 に 入 れます 遠 心 分 離 後 ( 約 5000rpm 約 5 分 ) 透 明 又 は 少 し 濁 った 上 澄 み 液 を 希 釈 表 に 従 っ 5
て 希 釈 し 測 定 に 使 用 します * 糖 尿 病 患 者 用 プディングミックス 中 のDソルビトール/キシリトールの 定 量 1 袋 に 入 っている 試 料 ( 約 1015g)を 正 確 に 秤 量 し 三 角 フラスコに 入 れ 蒸 留 水 約 5 00mLを 加 えます そのフラスコを 加 熱 し 約 2 分 間 沸 騰 させます 放 冷 後 内 容 物 を すべて1000mLのメスフラスコに 移 し 標 線 まで 蒸 留 水 を 入 れます 混 合 後 その 一 部 を 遠 心 分 離 します( 約 5000rpm 約 5 分 ) 透 明 又 は 少 し 濁 った 上 澄 み 液 を 希 釈 表 に 従 って 希 釈 し 測 定 に 使 用 します 12.その 他 の 応 用 例 本 キットは 製 剤 (Ref.A 3.6) 化 粧 品 (Ref.A 3.10) 製 紙 (Ref.D 2.2) 研 究 用 途 で の 生 体 試 料 などの 測 定 にも 応 用 できます 試 料 採 取 前 処 理 等 の 詳 細 については Ref.1を 参 照 してください * 発 酵 試 料 培 地 中 のDソルビトール/キシリトールの 定 量 試 料 ( 必 要 に 応 じて 遠 心 分 離 した 試 料 を 用 います)を 温 浴 (80 ) 中 で15 分 間 加 温 して 試 料 中 の 酵 素 を 失 活 させます 遠 心 分 離 後, 上 澄 液 を 測 定 に 使 用 します 必 要 に 応 じて 希 釈 表 に 従 って 希 釈 します 又 は Carrez 試 薬 で 除 タンパクします ( 前 述 ) ゼラチン, 寒 天 培 地 は 水 を 加 えホモジナイズし, 上 記 の 方 法 で 試 料 処 理 します Dソルビトール 標 準 液 Dソルビトール 標 準 液 (ビン5) 濃 度 :ラベルに 表 示 しています Dソルビトール 標 準 液 は Dソルビトールの 標 準 水 溶 液 で 食 品 その 他 の 製 品 中 のDソルビトールの 酵 素 測 定 における 標 準 液 として 使 用 されます 応 用 例 : 1. 試 料 溶 液 の 代 わりに 測 定 試 薬 にDソルビトール 標 準 液 を 加 えて 測 定 する: 測 定 系 のコントロールとして 利 用 する(0.100mL Dソルビトール 標 準 液 ) 2. 反 応 の 再 開 定 量 性 試 料 の 反 応 の 終 了 後 吸 光 度 A 2 を 測 定 後 標 準 液 0.050mLを 加 えます 反 応 の 終 了 後 ( 約 30 分 ) 吸 光 度 A 3 を 測 定 します 吸 光 度 差 (A 3 A 2 )を 濃 度 計 算 の 一 般 式 に 適 用 し て 濃 度 を 計 算 します 反 応 液 量 も 変 わりますので 注 意 してください 標 準 液 の 添 加 により 反 応 液 も 希 釈 されますので1.での 結 果 とは 少 し 異 なる 場 合 もあります 3. 内 部 標 準 法 標 準 液 は 測 定 の 性 能 評 価 や 阻 害 物 質 の 影 響 調 査 の 内 部 標 準 として 利 用 できま す セルへの 分 注 ブランク 試 料 標 準 液 試 料 標 準 液 ビン1( 溶 液 1) 溶 液 2 溶 液 3 < 参 考 文 献 > 試 料 0.100 ml 0.050 ml 添 付 の 英 文 説 明 書 を 参 考 にしてください 標 準 液 0.100 ml 0.050 ml 蒸 留 水 2.000 ml 混 和 し 約 2 分 後 に 吸 光 度 (A 1 )を 測 定 する 以 降 は 前 述 の 手 順 に 従 います 6
標 準 液 の 回 収 率 は 次 式 から 計 算 されます 2 ΔA試 料 標 準 液 ΔA試 料 回 収 率 [%] 100 ΔA 標 準 液 ご 注 文 お 問 合 せ: 株 式 会 社 J.K.インターナショナル 1030025 東 京 都 中 央 区 日 本 橋 茅 場 町 3210 鉄 鋼 会 館 5F (アヅマックス 内 ) TEL 0366616132 FAX 0366611091 Email: info@jki.co.jp URL: http://www.jki.co.jp ご 注 意 吸 飲 したり 皮 膚 と 接 触 したりすると 有 害 である 試 薬 類 が 含 まれています 使 用 前 に 取 扱 説 明 書 等 をよくお 読 みいただき 注 意 事 項 をお 守 りください 責 任 ある 管 理 者 の 指 導 のもとに 保 護 手 袋 保 護 メガネ 等 を 着 用 して 取 り 扱 って ください 開 封 後 は 各 容 器 を 密 閉 し 取 扱 説 明 書 とともに 保 管 してください 廃 棄 する 場 合 には 衛 生 面 環 境 面 に 十 分 配 慮 し 法 規 を 遵 守 してください 身 体 に 異 常 を 感 じた 場 合 は ただちに 医 師 の 手 当 を 受 けてください テスト 結 果 の 判 断 と 運 用 はすべてお 客 様 自 身 の 責 任 で 行 ってください Roche/RBiopharmはその 製 品 が 標 準 の 品 質 であること 以 外 には 何 ら 明 示 的 にも 示 唆 的 にも 保 証 するものではありありません 製 品 に 不 具 合 があれば Roche/RB iopharmは 代 替 を 提 供 いたします この 製 品 の 商 品 性 およびいずれの 目 的 に 対 する 適 合 性 を 保 証 するものではありません Roche/RBiopharmはこの 製 品 の 使 用 によ り 生 じる 直 接 あるいは 間 接 の 費 用 や 特 別 あるいは 甚 大 な 損 害 を 含 むあらゆる 損 害 に 対 し その 責 を 負 うものではありません 以 上 は その 輸 入 販 売 を 行 うものも 同 様 です 本 キットはドイツRoche/RBiopharm 社 の 製 品 で JKインターナショナル が 国 内 販 売 してい ます 保 証 について JKインターナショナルは 販 売 製 造 後 1 年 以 内 あるいは 記 載 有 効 期 限 のいずれか 短 い 期 間 内 に キット 添 付 の 取 扱 説 明 書 に 基 づき 使 用 された 場 合 において 製 造 物 流 保 管 等 作 業 の 不 具 合 等 による 部 材 等 の 瑕 疵 に 対 してのみ 補 償 いたします 取 扱 説 明 書 ユーザーガイド 検 査 手 順 およびアプリケーションは 購 入 者 のためのガイドラ インとしてのみを 目 的 として 作 成 されておりますので 購 入 者 の 皆 様 には 各 検 査 手 順 やそ れぞれのアプリケーションにおいての 妥 当 性 を 自 ら 検 証 していただくようお 願 いいたします テスト 結 果 の 判 断 と 運 用 はすべてお 客 様 自 身 の 責 任 によるもので この 商 品 の 使 用 によるす べての 直 接 的 および 間 接 的 な 結 果 としての 経 済 的 損 失 や 財 産 の 損 害 などあらゆる 損 害 に 対 し 明 示 的 にもあるいは 暗 示 的 にも 一 切 補 償 するものではありません また なんら 特 定 目 的 への 適 合 性 や 商 品 性 の 保 証 も 致 しておりません 補 償 に 関 する 唯 一 の 義 務 は 有 効 期 限 内 において 作 業 の 不 具 合 等 による 部 材 等 の 瑕 疵 が 証 明 され 弊 社 にすみやかに 告 知 された 場 合 のみであり 購 入 品 あるいはその 一 部 に 対 し 交 換 か 返 金 がなされます 7