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1 1 A % % 税負 300 担額

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率 九州 ( 工 -エネルギー科学) 新潟 ( 工 - 力学 ) 神戸 ( 海事科学 ) 60.0 ( 工 - 化学材料 ) 岡山 ( 工 - 機械システム系 ) 北海道 ( 総合理系 - 化学重点 ) 57.5 名古屋工業 ( 工 - 電気 機械工 ) 首都大学東京

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年齢 年齢 1. 柏 2. 名古屋 3. G 大阪 4. 仙台 5. 横浜 FM 6. 鹿島 -19 歳 0 0.0% 0 0.0% 2 2.7% 1 1.4% 3 4.0% 3 4.6% 歳 4 5.0% 5 6.7% 7 9.6% 2 2.7% 2 2.7% % 25-2

Microsoft Word - 第二章

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資料Ⅰ 17 路網整備の推進について 専ら森林施業の用に供し 木材輸送機能を強化する林道 主として森林施業を行うために利用さ れる恒久的公共施設 10トン積トラックや林業用車両 大型 ホイールフォワーダ等 の走行を想定 必要最小限の規格 構造を有する丈夫 で簡易な道 導入する作業システムに対応し 森林整備を促進する作業道 森林所有者や林業事業体が森林施業を 行うために利用 主として林業機械 小型トラックを含 む の走行を想定 経済性を確保しつつ丈夫で簡易な構造 とすることが特に求められる Ⅰ 効率的な森林の整備や 地域産業の振興等を図る林道 原則として不特定多数の者が利用 可能な恒久的公共施設 セミトレーラーや一般車の通行を 想定し安全施設を完備 公道 丈夫で簡易な道の開設方法 従来の道 丈夫で簡易な道 土工量が大きく 雨等にも弱い 土工量が少なく 安定している 地山に段切り 層ごとによく転圧 堅固な盛土 切土 盛土が高くなりやすい 幅員 幅員 伐開幅 伐開幅 地形に合った線形 低い切土高 従来よりも狭い伐開幅 路網整備と高性能林業機械を組み合わせた作業システムの導入 路網整備に当たっては 導入する高性能林業機械の性能を最大限発揮させるため 合理的に路網を配置し 素材生産の工程全 体を通じて生産性が高まるような人員や林業機械の配置により作業を行うことが必要である なお 最適な作業システムは 地 形 地質 土質等の自然条件等に応じて多様なものが想定され 下に示すのはその一例である 伐採 造材 集材 運搬 ハーベスタ フォワーダ 大型トラック 平成 25 年度森林及び林業の動向 21

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第Ⅱ章 東日本大震災からの復興 射性物質汚染対処特措法 という に基づき 除染 いて 住居等近隣の森林を対象として 周辺に森林 を進めることとしている を所有する居住者の生活環境における放射線量を低 放射性物質汚染対処特措法では 除染特別地域 減させるため 林縁から20m程度の範囲を目安に と 汚染状況重点調査地域 が規定されている 除 効果的な範囲で落葉等の堆積有機物の除去を行うこ 染特別地域 では 環境大臣が定める 特別地域内 となどが示された 除染実施計画 に基づいて 国が除染等の措置等を その後 環境省は 環境回復検討会 での検討を 実施しなければならないこととされている また 踏まえ 平成24 2012 年9月に 今後の森林除 汚染状況重点調査地域 は 空間線量率が毎時0.23 染の在り方に関する当面の整理について を公表し μsv以上の地域を含む市町村のうち 放射性物質 た 同文書では 森林の除染については 住居等近 汚染対処特措法に基づき 事故由来の放射性物質に 隣の森林を優先的に実施すること 作業者等が日常 よる汚染状況について重点的な調査測定が必要であ 的に立ち入る森林は利用実態に応じて除染方法を検 るとして環境大臣が指定するもので 指定を受けた 討すること それ以外の森林は今後 調査 研究を 市町村は 市町村内で空間線量率が毎時0.23μSv 進めた上で判断することとされた 以上となる区域等 除染実施区域 について 除染等 さらに環境省は 平成25 2013 年8月に 森 の措置等を総合的かつ計画的に講ずるため 除染 実施計画 を定めることとされている 現在 環境省は 除染特別地域 内について 特 別地域内除染実施計画 を定め また 汚染状況重 点調査地域 を含む市町村は必要に応じて 除染実 施計画 を定め 除染等の措置等を実施している 資 料Ⅱ 2 また 同法に基づき策定された基本方針では 年 資料Ⅱ 2 除染実施計画 の策定状況 平成 26 2014 年2月 25 日現在 除染実施計画に基づく 除染等の措置完了 計画策定済み 放射性物質汚染対処特別措置法に 基づき除染計画を策定した地域 岩手県 その他の汚染状況重点調査地域 間追加被ばく線量について 平成25 2013 年8 月末までに 平成23 2011 年8月末と比べ 放 山形県 宮城県 射 性 物 質 の 物 理 的 減 衰 等 を 含 め 一 般 公 衆 は 約 50 子どもは約60 にそれぞれ減少した状態を 実現することなどが定められていた 環境省は 平 成25 2013 年12月に 利用可能なデータを用い 新潟県 福島県 て 同方針の平成25 2013 年8月末までの目標 東京電力 福島第一 原子力発電所 に関する評価として 目標を満たすレベル 一般公 衆の年間追加被ばく線量については約64 減少 子どもの年間追加被ばく線量については約65 減 少 であったことを公表した 32 栃木県 群馬県 茨城県 2 森林の放射線対策 ア 森林除染の進捗状況 森林除染の基本方針 森林の除染については 平成23 2011 年12月 に環境省が策定した 除染関係ガイドライン にお 32 埼玉県 山梨県 東京都 千葉県 注 図中青色部分は 環境省により特別地域内除染実施計 画が策定された地域 資料 環境省ホームページ 除染情報サイト 基本方針の目標に係る評価について 案 環境回復検討会 平成25 2013 年12月26日 資料4 48 平成 25 年度森林及び林業の動向

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