平 成 27 年 5 月 20 日 各 位 会 社 名 株 式 会 社 マツヤ 代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 小 磯 恵 司 (J A S D A Q コード 7452) 問 合 せ 先 執 行 役 員 財 務 本 部 長 北 川 正 一 (TEL (026)241-1314) 当 社 株 式 の 特 設 注 意 市 場 銘 柄 の 指 定 継 続 における 当 社 のこれまでの 状 況 並 びに 今 後 の 当 社 の 対 応 について 当 社 株 式 は 株 式 会 社 東 京 証 券 取 引 所 ( 以 下 東 証 という)から 平 成 27 年 5 月 13 日 付 で 特 設 注 意 市 場 銘 柄 の 指 定 を 継 続 する 旨 の 通 知 を 受 領 しましたが 当 社 のこれまでの 状 況 内 部 管 理 体 制 等 の 主 な 改 善 状 況 並 びに 今 後 の 当 社 の 対 応 策 について 下 記 のとおりお 知 らせいたします 記 1. 当 社 株 式 の 特 設 注 意 市 場 銘 柄 の 指 定 継 続 について 当 社 株 式 は 当 社 の 過 年 度 における 不 適 切 な 会 計 処 理 等 により 内 部 管 理 体 制 等 について 改 善 の 必 要 性 が 高 いと 認 められたため 平 成 25 年 5 月 15 日 付 で 特 設 注 意 市 場 銘 柄 に 指 定 されまし た これに 対 し 当 社 は 早 期 の 指 定 解 除 を 目 指 し 内 部 管 理 体 制 等 の 整 備 改 善 に 取 り 組 み これまでの 改 善 内 容 等 を 記 載 した 内 部 管 理 体 制 確 認 書 を 平 成 26 年 5 月 に 提 出 し 東 証 から 自 主 規 制 業 務 の 委 託 を 受 けた 日 本 取 引 所 自 主 規 制 法 人 による 審 査 を 受 けておりました 平 成 27 年 5 月 13 日 東 証 より 当 社 の 内 部 管 理 体 制 等 が 十 分 に 改 善 されたとは 確 認 できな いことから 当 社 株 式 の 特 設 注 意 市 場 銘 柄 の 指 定 継 続 をする 旨 の 通 知 を 受 領 いたしました ( 平 成 27 年 5 月 13 日 適 時 開 示 ) 当 社 の 過 年 度 における 不 適 切 な 会 計 処 理 等 及 び 当 社 株 式 の 特 設 注 意 市 場 銘 柄 の 指 定 継 続 によ り 株 主 様 お 取 引 先 様 投 資 家 及 び 市 場 関 係 者 の 皆 様 をはじめ 関 係 各 位 には 多 大 なご 迷 惑 と ご 心 配 をおかけしましたことを 深 くお 詫 び 申 し 上 げます また 証 券 市 場 の 信 頼 を 損 ねる 結 果 を 招 いたと 認 識 しており 上 場 企 業 としての 重 大 な 責 任 があると 深 く 反 省 し 重 ねて 深 くお 詫 び 申 し 上 げます - 1 -
2. 現 状 の 要 改 善 事 項 等 当 社 における 現 状 の 問 題 点 は 東 証 からの 平 成 27 年 5 月 13 日 付 の 特 設 注 意 市 場 銘 柄 の 指 定 を 継 続 する 旨 の 通 知 に 記 載 されておりますが 当 社 といたしましては 隠 ぺいに 関 わった 元 取 締 役 への 対 応 及 び 子 会 社 の 管 理 等 が 不 適 切 であり 現 時 点 においての 問 題 点 及 び 要 改 善 事 項 等 に ついては 以 下 のとおりであると 認 識 しております (1) 隠 ぺいに 関 わった 元 取 締 役 への 対 応 1 株 式 会 社 小 山 興 産 ( 当 時 は 有 限 会 社 小 山 興 産 )への 貸 付 に 係 る 対 応 平 成 24 年 2 月 に 当 社 子 会 社 から 株 式 会 社 小 山 興 産 へ 貸 付 を 行 った7 千 万 円 について 取 締 役 を 退 任 した 時 点 もしくは 顧 問 を 退 任 した 時 点 で 早 期 回 収 を 検 討 すべきでありました が 早 期 回 収 に 向 けた 適 切 な 対 応 を 行 っていない 等 当 社 の 対 応 に 問 題 があると 認 められ ました 子 会 社 からの 当 該 貸 付 は 従 前 より 社 内 規 程 により 当 社 及 び 子 会 社 双 方 の 取 締 役 会 決 議 が 必 要 でありましたが 当 時 子 会 社 の 取 締 役 会 に 上 程 され 承 認 されたものの 取 締 役 会 での 検 証 及 び 議 論 が 不 十 分 であり かつ 当 社 の 取 締 役 会 へ 上 程 することなく 貸 付 が 実 行 されており 当 時 の 対 応 に 問 題 がありました 現 在 弁 護 士 を 代 理 人 にとして 先 方 と 回 収 交 渉 を 行 っておりますが 現 時 点 で 回 収 の 目 処 はついておりません 当 社 グループは 平 成 27 年 5 月 に 関 連 当 事 者 管 理 規 程 を 新 設 し 関 連 当 事 者 取 引 及 び 子 会 社 の 管 理 ( 後 記 2(2)2)を 徹 底 するとともに 仮 に 金 銭 貸 付 等 をする 場 合 には 当 社 取 締 役 会 ( 子 会 社 が 金 銭 貸 付 等 をする 場 合 は 当 社 及 び 子 会 社 双 方 の 取 締 役 会 )へ 上 程 し 十 分 な 検 証 及 び 議 論 を 行 う 運 用 を 徹 底 していく 所 存 であります 2 元 取 締 役 財 務 本 部 長 による 取 引 先 へ 無 断 で 金 銭 貸 付 を 行 ったことへの 対 応 当 社 の 元 取 締 役 財 務 本 部 長 が 顧 問 当 時 に 社 内 決 裁 を 経 ずに 無 断 で 当 社 元 子 会 社 の 口 座 ( 清 算 結 了 後 も 賃 料 収 入 管 理 として 残 していた 元 子 会 社 株 式 会 社 ジャスティンの 口 座 ) を 通 じて 取 引 先 1 社 へ240 万 円 の 送 金 を 行 っていたことが 平 成 26 年 2 月 期 期 末 の 決 算 作 業 中 に 判 明 しました この 調 査 の 過 程 で 元 取 締 役 財 務 本 部 長 が 取 締 役 当 時 に 当 社 の 口 座 を 通 じて 当 該 取 引 先 へ 無 断 で 送 金 した 疑 義 がある850 万 円 が 貸 付 金 として 処 理 されていな かったことも 判 明 しました この850 万 円 を 貸 付 金 として 処 理 することの 妥 当 性 に 対 する 検 討 等 について 取 締 役 会 での 議 論 が 不 足 しておりました 上 記 の240 万 円 については 顧 問 契 約 終 了 直 前 に 元 取 締 役 財 務 本 部 長 から 返 還 されてい たことが 平 成 26 年 2 月 期 の 決 算 作 業 の 過 程 で 確 認 できました 850 万 円 の 貸 付 金 としての 処 理 については 平 成 26 年 2 月 期 決 算 に 反 映 させており 金 額 規 模 等 の 観 点 から 過 年 度 決 算 の 訂 正 には 至 っておりません また 当 該 取 引 先 の 債 権 管 理 等 が 不 十 分 であったため 債 権 全 額 を 貸 倒 引 当 金 として 計 上 しておりますが 現 時 点 で 全 額 回 収 の 目 処 はついておりません - 2 -
子 会 社 を 含 め 当 社 グループからの 資 金 貸 付 の 事 案 等 に 係 る 元 役 員 に 対 する 責 任 追 及 等 につい ては 平 成 27 年 5 月 29 日 選 任 予 定 の 新 たな 役 員 体 制 の 下 検 討 のうえ 適 切 な 対 応 を 行 って まいります 今 後 の 具 体 的 な 改 善 策 等 につきましては 現 在 策 定 をしているとことであります が 平 成 27 年 5 月 29 日 開 催 の 定 時 株 主 総 会 で 選 任 予 定 の 新 たな 役 員 体 制 の 下 改 善 策 等 を 決 定 する 予 定 であります 後 日 上 記 の 責 任 追 及 等 も 含 め 改 善 策 等 が 決 定 次 第 改 めてお 知 らせい たします (2)その 他 1リスク 情 報 の 抽 出 や 決 算 短 信 及 び 有 価 証 券 報 告 書 の 作 成 体 制 当 社 は 過 年 度 において 多 額 の 減 損 損 失 が 発 生 しましたが 決 算 短 信 及 び 有 価 証 券 報 告 書 へ 記 載 する 事 業 等 のリスクにおいて リスク 情 報 に 対 する 認 識 不 足 や 検 討 体 制 が 不 十 分 だ ったこと 等 もあって 減 損 損 失 に 関 するリスク 情 報 を 記 載 しませんでした また 当 社 株 式 は 特 設 注 意 市 場 銘 柄 に 指 定 されておりますが 上 場 廃 止 リスクがあることを 記 載 してお りませんでした そのため 投 資 者 への 充 分 な 情 報 開 示 の 観 点 から 事 業 等 のリスクにつ いて 記 載 内 容 の 一 部 を 訂 正 ( 平 成 27 年 5 月 1 日 適 時 開 示 )しました これについては コ ンプライアンス 委 員 会 等 でリスク 情 報 を 抽 出 し 取 締 役 会 へ 上 程 する 等 の 運 用 が 十 分 なさ れておらず 結 果 として 記 載 に 不 備 があった 等 決 算 短 信 及 び 有 価 証 券 報 告 書 の 作 成 体 制 に 課 題 があったものです 平 成 27 年 6 月 以 降 のコンプライアンス 委 員 会 の 運 営 等 については 委 員 構 成 を 含 め 新 たな 役 員 体 制 の 下 検 討 のうえ 適 宜 変 更 する 予 定 です 2 子 会 社 の 管 理 上 記 2(1)については 子 会 社 の 管 理 が 不 適 切 であったため 行 われたものでありました また 平 成 27 年 2 月 期 において 子 会 社 の 取 締 役 会 が3ヵ 月 毎 に 開 催 されなかったことがあ った 等 子 会 社 の 管 理 の 不 備 がありました これについては 子 会 社 の 社 内 管 理 規 程 を 平 成 27 年 1 月 に 新 設 しましたが 新 たに 関 連 当 事 者 管 理 規 程 を 平 成 27 年 5 月 に 新 設 し 二 度 と 同 じ 事 案 が 生 じないよう 取 り 組 んでまいります 今 後 の 具 体 的 な 改 善 策 等 につきましては 現 在 策 定 をしているとことでありますが 平 成 27 年 5 月 29 日 開 催 の 定 時 株 主 総 会 で 選 任 予 定 の 新 たな 役 員 体 制 の 下 改 善 策 等 を 決 定 する 予 定 で あります 後 日 改 善 策 等 が 決 定 次 第 改 めてお 知 らせいたします - 3 -
3.その 他 の 内 部 管 理 体 制 等 の 改 善 策 の 実 施 及 び 運 用 状 況 平 成 25 年 2 月 8 日 付 調 査 委 員 会 の 調 査 報 告 及 び 当 社 の 対 応 について で 公 表 しましたと おり 調 査 委 員 会 の 調 査 報 告 書 に 記 載 された 提 言 新 設 したコンプライアンス 委 員 会 での 提 言 等 を 踏 まえ 当 社 は 以 下 の 改 善 項 目 を 掲 げ コンプライアンス 意 識 の 定 着 と 適 正 な 仕 入 割 戻 等 (リ ベート) 管 理 に 重 点 を 置 き 全 社 一 丸 となって 取 り 組 んでまいりました ⅰ 仕 入 割 戻 等 の 計 上 及 び 入 金 に 関 する 業 務 フローの 改 善 ⅱ たな 卸 資 産 の 評 価 を 含 む 決 算 管 理 機 能 及 び 決 算 業 務 能 力 の 改 善 ⅲ ガバナンスの 強 化 及 び 組 織 改 編 ⅳ リスクの 確 認 及 び 業 務 分 掌 規 程 を 含 む 社 内 規 程 の 見 直 し ⅴ コンプライアンス 意 識 の 徹 底 及 び 企 業 風 土 の 改 善 ⅵ 役 員 従 業 員 研 修 ⅶ 内 部 監 査 の 拡 充 充 実 ⅷ 内 部 通 報 制 度 の 信 頼 回 復 活 性 化 ⅸ 財 務 報 告 に 係 る 内 部 統 制 の 開 示 すべき 重 要 な 不 備 への 対 応 上 記 改 善 項 目 のこれまでの 具 体 的 な 取 り 組 み 状 況 等 は 以 下 のとおりであります (1) 仕 入 割 戻 等 の 計 上 及 び 入 金 に 関 する 業 務 フローの 改 善 仕 入 割 戻 等 (リベート)の 未 収 金 については 従 前 計 上 には 書 面 による 確 認 を 要 すること が 徹 底 されていなかった 点 を 改 め 平 成 25 年 3 月 1 日 に リベート 管 理 規 程 を 新 設 し 業 務 フロー 職 務 記 述 書 等 を 改 訂 いたしました 同 規 程 の 第 3 条 に すべてのリベート 契 約 に ついては リベート 契 約 書 ( 覚 書 ) を 取 引 先 と 当 社 双 方 で 保 管 すること を 規 定 いたしま した また 証 憑 の 偽 造 を 防 ぐため 同 規 程 第 8 条 に リベート 支 払 見 積 報 告 書 及 び 相 殺 報 告 書 は 取 引 先 の 社 印 及 び 担 当 者 印 が 押 印 された 原 紙 に 限 ることを 明 記 いたしました その 結 果 不 正 の 土 壌 となっていた 口 頭 での 仕 入 業 者 との 仕 入 割 戻 等 の 約 束 等 はなくなり 全 ての 仕 入 業 者 との 合 意 形 成 が 図 れた 証 憑 に 基 づき 適 正 に 処 理 するようになりました また 仕 入 割 戻 等 の 計 上 及 び 入 金 に 関 するモニタリング 体 制 を 強 化 するため 仕 入 割 戻 等 の 状 況 については 戦 略 会 議 ( 従 前 経 営 会 議 に 相 当 ) 取 締 役 会 等 において 適 宜 情 報 を 経 営 陣 に 提 供 し 経 営 陣 が 把 握 及 び 検 討 できる 体 制 を 整 えました また リベート 管 理 規 程 第 4 章 未 収 入 金 の 管 理 において 事 務 管 理 チームリーダーは 入 金 予 定 日 までに 未 入 金 とな っているもので2か 月 を 経 過 したものがある 場 合 には 商 品 部 に 滞 留 理 由 を 問 い 合 わせ 滞 留 リベート 未 収 入 金 リスト を 作 成 し 商 品 部 長 が 承 認 のうえ 財 務 本 部 長 へ 報 告 するこ とにより 異 常 な 滞 留 債 権 がないことを 確 認 しました 残 高 管 理 についても リベート 管 理 規 程 において リベート 計 上 から 回 収 残 高 の 管 理 に 至 る 手 続 き 事 務 管 理 グループ 及 び 商 品 部 双 方 が 未 収 残 高 を 確 認 する 手 続 きを 明 記 すると ともに 当 該 一 連 の 決 裁 を 財 務 本 部 長 としました 期 末 決 算 においては 未 収 残 高 100 万 円 以 上 の 相 手 先 に 残 高 確 認 を 実 施 することを 明 記 しました( 平 成 25 年 11 月 改 訂 ) 運 用 状 況 としましては 平 成 25 年 3 月 より リベート 管 理 規 程 に 基 づき リベート 契 約 台 帳 リベート 支 払 見 積 報 告 書 滞 留 リベート 未 入 金 リスト 等 を 作 成 し 適 正 にリベー - 4 -
ト 管 理 を 行 いました 平 成 26 年 2 月 期 および 平 成 27 年 2 月 期 の 期 末 決 算 において 未 収 残 高 100 万 円 以 上 の 相 手 先 に 対 し 残 高 確 認 を 実 施 し 残 高 確 認 した 証 跡 を 残 すとともに 異 常 な 計 上 がないことを 確 認 しました 上 記 の 取 り 組 み 等 により 現 在 においては 仕 入 割 戻 等 の 計 上 及 び 入 金 が 正 しく 処 理 された ことを 確 認 しました (2)たな 卸 資 産 の 評 価 を 含 む 決 算 管 理 機 能 及 び 決 算 業 務 能 力 の 改 善 在 庫 に 関 するモニタリング 体 制 を 強 化 するため たな 卸 資 産 の 状 況 について 戦 略 会 議 取 締 役 会 等 において 適 宜 情 報 を 提 供 し 経 営 陣 が 把 握 及 び 検 討 できる 体 制 としました これ については 棚 卸 資 産 管 理 規 程 に たな 卸 資 産 に 関 する 報 告 は 四 半 期 毎 に 戦 略 会 議 取 締 役 会 等 に 報 告 する 旨 の 条 文 を 追 加 ( 平 成 25 年 11 月 )しており 平 成 26 年 2 月 期 第 2 四 半 期 よ り たな 卸 資 産 に 関 する 状 況 について 四 半 期 毎 に 報 告 しました 粗 利 益 率 等 の 異 常 値 に 関 するモニタリングについては 平 成 26 年 2 月 期 第 3 四 半 期 より 決 算 チェックリストにおいて 粗 利 益 率 について 予 算 比 較 前 期 比 較 を 行 って 異 常 値 がないこ とを 確 認 し 企 画 経 理 グループリーダー 及 び 財 務 本 部 長 の 承 認 を 得 るプロセスを 追 加 し 実 行 ました また 当 該 リストに 四 半 期 毎 に 各 部 門 において 店 舗 別 の 売 価 還 元 率 が 全 社 で 計 算 された 売 価 還 元 率 と 著 しく 乖 離 しないことを 確 認 し 乖 離 している 場 合 には 原 因 を 調 査 する プロセスを 平 成 26 年 2 月 期 第 3 四 半 期 より 追 加 しました これについては 経 理 財 務 チーム リーダーが 当 該 プロセスに 従 い 平 成 26 年 2 月 期 ( 第 3 四 半 期 期 末 )および 平 成 27 年 2 月 期 において たな 卸 資 産 の 評 価 に 異 常 値 がないことを 確 認 しました (3)ガバナンスの 強 化 及 び 組 織 改 編 取 締 役 会 等 にて 当 社 におけるリスク 要 因 や 問 題 点 等 について 徹 底 した 議 論 を 行 い 取 締 役 間 の 情 報 共 有 連 携 を 徹 底 するため 社 内 組 織 を 改 編 するとともに 必 要 な 社 内 規 程 の 改 訂 等 を 行 いました 従 前 経 営 会 議 や 商 品 会 議 が 経 営 陣 の 目 標 とする 数 値 を 達 成 するための 上 意 下 達 機 関 となっていたことを 反 省 し 改 善 後 についてはリーダー 会 議 商 品 部 会 議 販 売 部 会 議 等 の 下 部 会 議 において 集 約 した 意 見 問 題 点 等 を 戦 略 会 議 において 審 議 し 取 締 役 会 への 付 議 事 項 等 について 検 討 することにより 取 締 役 会 における 検 討 課 題 を 整 理 するととも に 現 場 の 意 見 を 十 分 に 吸 い 上 げて 意 思 決 定 に 活 かすようにしました これに 伴 い 下 部 会 議 の 活 性 化 実 効 性 確 保 のため 平 成 25 年 3 月 の 組 織 改 編 において 従 前 本 部 長 がグループリーダーを 兼 務 していた 企 画 経 理 グループ 及 び 総 務 人 事 グループにお いては 本 部 長 とグループリーダーを 別 の 人 物 とするよう2 名 の 人 員 の 拡 充 を 行 いました ま た 権 限 の 集 中 を 避 けるため 営 業 本 部 長 と 商 品 部 長 の 兼 務 を 解 消 しました 不 適 切 な 会 計 処 理 等 に 関 与 した 取 締 役 は 辞 任 もしくは 退 任 しており その 後 の 顧 問 契 約 も 解 消 し 現 在 において 当 社 グループとの 関 係 は 一 切 ありません 現 在 の 取 締 役 は 社 外 取 締 役 1 名 を 含 む5 名 体 制 となっておりますが 平 成 27 年 5 月 1 日 適 時 開 示 のとおり 平 成 27 年 5 月 29 日 の 定 時 株 主 総 会 において 役 員 が 選 任 され 新 体 制 となる 予 定 です) - 5 -
(4)リスクの 確 認 及 び 業 務 分 掌 規 程 を 含 む 社 内 規 程 の 見 直 し コンプライアンス 違 反 を 防 止 する 観 点 から 本 件 に 限 らず 当 社 におけるリスクを 改 めて 洗 い 出 し 各 リスクに 対 応 できるようリスク 管 理 を 中 心 に 業 務 分 掌 規 程 を 含 む 社 内 規 程 を 全 体 的 に 見 直 しました 具 体 的 には リスク 管 理 規 程 の 改 訂 ( 平 成 25 年 3 月 ) リスク 評 価 マニュアル を 新 設 ( 平 成 25 年 3 月 ) 会 議 体 規 程 を 新 設 ( 平 成 25 年 6 月 )しまし た また 新 設 した リベート 管 理 規 程 第 2 章 リベートの 計 上 において 未 収 リベー ト 計 上 の 際 には 財 務 本 部 長 の 承 認 を 得 ることを 義 務 付 けました なお ボトムアップでリスクの 抽 出 ができるよう リーダー 会 議 等 の 下 部 会 議 において 集 約 した 意 見 問 題 点 等 を 戦 略 会 議 において 審 議 し 適 宜 取 締 役 会 へ 上 程 しております これらの 変 更 点 については 改 訂 した 社 内 規 程 等 に 基 づき 運 用 しております 子 会 社 内 の 管 理 体 制 のさらなる 改 善 を 目 的 として 子 会 社 において 社 内 管 理 規 程 を 平 成 27 年 1 月 に 新 設 しました 今 後 も 当 社 グループは 適 宜 諸 規 程 の 見 直 しを 行 ってまいります (5)コンプライアンス 意 識 の 徹 底 及 び 企 業 風 土 の 改 善 全 社 的 なコンプライアンスに 対 する 体 制 の 整 備 として 平 成 25 年 3 月 に 企 業 行 動 規 範 を 改 訂 し 当 該 規 範 に 違 反 するかどうか 疑 義 がある 場 合 には 上 長 を 通 じ または 直 接 コンプ ライアンス 委 員 会 に 照 会 し その 判 断 を 求 めることを 明 記 しました また コンプライアン ス 委 員 会 を 平 成 25 年 2 月 に 新 設 し 委 員 会 の 構 成 を 随 時 変 更 ( 平 成 27 年 1 月 23 日 適 時 開 示 ) しておりますが 代 表 取 締 役 の 異 動 に 伴 い 現 在 のコンプライアンス 委 員 は 以 下 のとおり であります なお 項 番 2に 記 載 のとおり 役 員 体 制 の 変 更 等 に 伴 い 委 員 会 の 運 営 体 制 を 見 直 す 予 定 です 役 職 氏 名 委 員 就 任 日 委 員 長 小 磯 恵 司 ( 当 社 代 表 取 締 役 社 長 ) 平 成 26 年 6 月 17 日 委 員 小 山 栄 造 ( 当 社 取 締 役 ) 平 成 25 年 2 月 14 日 委 員 藤 森 明 仁 ( 当 社 社 外 取 締 役 ) 平 成 25 年 8 月 1 日 委 員 足 立 泰 秀 ( 当 社 取 締 役 管 理 本 部 長 ) 平 成 25 年 8 月 1 日 委 員 戸 谷 正 昭 ( 当 社 取 締 役 販 売 部 長 ) 平 成 26 年 6 月 17 日 委 員 北 川 正 一 ( 当 社 執 行 役 員 財 務 本 部 長 ) 平 成 25 年 8 月 1 日 当 社 常 勤 監 査 役 および 内 部 監 査 グループリーダーは オブザーバーとしてコンプライアンス 委 員 会 に 同 席 しております 平 成 25 年 2 月 から 平 成 27 年 2 月 末 までに 当 該 委 員 会 は29 回 開 催 しました 各 部 署 におけるコンプライアンスに 対 する 体 制 の 整 備 としては コンプライアンス 規 程 及 び コンプライアンスマニュアル に 基 づき 各 部 署 におけるコンプライアンス 実 践 のた め 平 成 25 年 3 月 よりコンプライアンス 担 当 者 を 配 置 しました 当 社 ではコンプライアンス 意 識 を 高 めるため 平 成 25 年 2 月 より 階 層 別 の 研 修 を 実 施 して おります 各 研 修 は 全 対 象 者 の 個 々 人 の 理 解 度 を 高 めることも 考 慮 しながら 研 修 を 実 施 し ており 今 後 も 適 宜 継 続 して 実 施 してまいります これらの 方 策 の 継 続 的 な 実 施 並 びに 前 記 (3) 記 載 のガバナンスの 強 化 及 び 組 織 改 編 後 記 - 6 -
(6) 記 載 の 役 員 従 業 員 研 修 及 び(8) 記 載 の 内 部 通 報 制 度 の 信 頼 回 復 活 性 化 を 通 して 企 業 風 土 の 改 善 を 図 ってまいります (6) 役 員 従 業 員 研 修 取 締 役 監 査 役 及 び 執 行 役 員 を 対 象 として 上 場 企 業 における 適 正 な 開 示 の 重 要 性 を 中 心 に 再 発 防 止 に 重 点 を 置 いた 外 部 専 門 家 ( 弁 護 士 )によるコンプライアンス 研 修 を 平 成 25 年 2 月 22 日 及 び 同 月 27 日 に 商 品 部 を 含 む 従 業 員 を 対 象 として 具 体 的 な 事 例 を 紹 介 する 等 して 上 場 会 社 におけるコンプライアンスの 重 要 性 を 解 説 した 外 部 専 門 家 ( 弁 護 士 )によるコンプライアン ス 研 修 を 平 成 25 年 2 月 に 行 いました その 後 も 外 部 専 門 家 ( 弁 護 士 )によるコンプライアンス 研 修 として 従 業 員 を 対 象 として 平 成 25 年 5 月 及 び10 月 平 成 26 年 9 月 に 行 い 役 員 を 対 象 として 平 成 25 年 10 月 平 成 26 年 7 月 及 び12 月 にそれぞれ 行 いました また 高 圧 的 な 態 度 で 部 下 に 指 示 していた 事 案 があったことを 反 省 し 本 社 社 員 及 び 店 長 を 対 象 として 外 部 専 門 家 ( 産 業 カウンセラー セクハラ パワハラ 防 止 コンサルタント)に よるメンタルヘルス 研 修 を 平 成 25 年 5 月 に ハラスメントとアサーション 研 修 を 平 成 25 年 6 月 に 平 成 27 年 1 月 に 報 連 相 ( 報 告 連 絡 相 談 ) 研 修 を 実 施 しました 今 後 についてもこのような 研 修 を 年 1 回 以 上 適 宜 実 施 し 特 に 財 務 本 部 所 属 の 従 業 員 に 対 しては 外 部 研 修 を 含 め 専 門 知 識 の 習 得 に 努 めてまいります (7) 内 部 監 査 の 拡 充 充 実 内 部 監 査 の 拡 充 充 実 を 通 してコンプライアンス 違 反 を 防 止 するため 当 社 において 想 定 されるリスクを 前 提 とした 実 効 性 のある 監 査 を 実 施 することといたしました そのため 従 前 具 体 的 になっていなかったことを 反 省 し リスクアプローチに 基 づく 監 査 手 法 を 定 めた 内 部 監 査 マニュアルの 新 設 ( 平 成 25 年 3 月 )や 上 記 (6) 記 載 の 研 修 等 を 通 じた 内 部 監 査 担 当 者 の 教 育 の 強 化 等 を 行 いました また 監 査 の 結 果 についても 定 期 的 にリーダー 会 議 戦 略 会 議 及 び 取 締 役 会 に 報 告 しました その 報 告 を 受 け 各 部 署 において 対 応 策 等 を 検 討 し 指 摘 に 関 する 対 応 は 完 了 しました 内 部 監 査 グループは 監 査 役 や 会 計 監 査 人 とも 関 係 を 密 にし 監 査 役 や 会 計 監 査 人 との 情 報 共 有 に 努 め 経 営 監 視 体 制 の 充 実 に 努 めております 特 に 財 務 経 理 部 門 において 財 務 報 告 に 係 る 内 部 統 制 の 開 示 すべき 不 備 会 計 監 査 人 より 指 摘 を 受 けた 事 項 等 への 対 応 について は 監 査 の 重 点 項 目 としております (8) 内 部 通 報 制 度 の 信 頼 回 復 活 性 化 内 部 通 報 制 度 に 対 する 信 頼 を 回 復 するため 社 長 が 不 祥 事 等 について 真 摯 に 受 け 止 め 改 善 する 旨 の 意 思 表 示 ( 平 成 25 年 2 月 )を 役 職 員 に 対 して 行 うとともに 内 部 通 報 制 度 要 領 等 の 規 程 を 改 訂 ( 平 成 25 年 3 月 及 び5 月 )したほか 従 前 内 部 通 報 制 度 の 通 報 先 として 社 内 ( 総 務 人 事 グループ) 社 外 ( 顧 問 弁 護 士 )の2カ 所 を 設 置 しておりましたが 新 たに 社 外 ホッ トライン 第 3のホットライン (メンタルヘルス 救 済 )を 平 成 25 年 4 月 に 設 置 しました 内 部 通 報 制 度 の 活 性 化 を 目 的 として 上 記 (6) 記 載 の 各 研 修 においても 内 部 通 報 制 度 の 利 用 促 進 に 関 する 啓 蒙 活 動 を 行 ったほか 内 部 通 報 制 度 に 関 するポスターや 過 去 の 通 報 事 例 を - 7 -
具 体 的 に 紹 介 して 利 用 を 促 す 社 長 名 の 文 書 を 送 付 し 本 社 及 び 各 店 舗 に 掲 示 しました これ に 加 え ホットラインの 相 談 先 を 明 記 した 名 刺 サイズのカードを 全 員 に 配 布 し 制 度 の 周 知 徹 底 をいたしました 内 部 通 報 制 度 のモニタリングについては コンプライアンス 委 員 会 及 び 取 締 役 会 に 定 期 的 に 内 部 通 報 件 数 等 を 報 告 することによって 実 効 性 を 担 保 しております その 他 女 性 の 多 い 職 場 であることから 平 成 25 年 9 月 に 内 部 通 報 制 度 に 関 する 窓 口 への 女 性 担 当 者 を 配 置 する 等 により 相 談 者 が 安 心 して 内 部 通 報 制 度 を 利 用 できる 環 境 作 り 等 の 方 策 も 講 じました これにより 女 性 従 業 員 からの 職 場 の 人 間 関 係 等 に 関 する 内 部 通 報 等 が 増 加 しており 月 によっては10 件 以 上 の 対 応 をしておりますが 過 年 度 の 不 適 切 な 会 計 処 理 の 原 因 に 該 当 する 通 報 等 はありませんでした また さらなる 活 性 化 を 図 るため 平 成 27 年 3 月 に 内 部 通 報 制 度 要 領 を 改 訂 し 役 職 員 等 は 常 勤 監 査 役 に 通 報 等 を 行 うことができる 旨 明 文 化 しました (9) 財 務 報 告 に 係 る 内 部 統 制 の 開 示 すべき 重 要 な 不 備 への 対 応 当 社 は 平 成 25 年 2 月 期 の 内 部 統 制 報 告 書 におきまして 評 価 結 果 に 関 する 事 項 として 財 務 報 告 に 係 る 内 部 統 制 に 開 示 すべき 重 要 な 不 備 があり 平 成 25 年 2 月 28 日 現 在 の 財 務 報 告 に 係 る 内 部 統 制 は 有 効 でないと 判 断 した 旨 を 記 載 し 開 示 すべき 重 要 な 不 備 の 内 容 に ついて 平 成 25 年 5 月 24 日 付 にて 開 示 しました 当 社 では 財 務 報 告 に 係 る 内 部 統 制 の 重 要 性 を 認 識 しており 財 務 報 告 に 係 る 内 部 統 制 の 開 示 すべき 重 要 な 不 備 を 是 正 するための 上 記 施 策 を 着 実 に 実 行 したこと 等 により 平 成 26 年 2 月 期 の 内 部 統 制 報 告 書 においては 当 社 の 財 務 報 告 に 係 る 内 部 統 制 は 有 効 であると 判 断 いたしました 平 成 27 年 2 月 期 においても 有 効 である 旨 判 断 する 予 定 です 3. 今 後 の 当 社 の 対 応 について 当 社 は 不 適 切 な 会 計 処 理 事 案 等 を 二 度 と 起 こすことのないよう コンプライアンス 実 現 に 向 けた 年 度 実 践 計 画 コンプライアンスプログラム を 策 定 及 び 実 践 してまいります 特 に 役 職 員 一 人 ひとりがコンプライアンス 意 識 の 向 上 を 図 るため コンプライアンス 啓 発 教 育 を 重 要 な 取 り 組 みとして 位 置 づけており 役 職 員 教 育 を 継 続 して 行 ってまいります 再 発 防 止 の ためのモニタリングについては 内 部 監 査 グループによる 運 用 状 況 等 のチェック 結 果 は 適 宜 取 締 役 本 部 長 及 び 部 長 へ 報 告 しており コンプライアンス 委 員 会 によるリスク 検 証 等 の 結 果 を 年 1 回 又 は2 回 取 締 役 会 へ 報 告 することによって 実 効 性 を 担 保 しております 不 適 切 な 会 計 処 理 事 案 等 に 関 与 した 元 取 締 役 5 名 は 辞 任 もしくは 減 給 処 分 等 の 社 内 処 分 を 受 けたのち 取 締 役 を 退 任 し 不 適 切 な 会 計 処 理 事 案 等 の 過 去 経 緯 情 報 等 の 確 認 や 業 務 引 継 ぎ 等 の 事 由 により 元 取 締 役 3 名 は 退 任 後 も 半 年 ないし1 年 程 度 顧 問 ( 常 勤 または 非 常 勤 )として 在 籍 し 顧 問 料 を 支 払 っておりましたが 現 在 は 子 会 社 を 含 め 当 社 グループには 在 籍 しておら ず 平 成 26 年 3 月 以 降 は 顧 問 契 約 を 解 消 し 現 在 において 当 社 グループとの 関 係 は 一 切 ありま せん 子 会 社 を 含 め 当 社 グループからの 資 金 貸 付 の 事 案 等 に 係 る 元 取 締 役 に 対 する 責 任 追 及 に - 8 -
ついては 新 たな 役 員 体 制 の 下 検 討 のうえ 適 切 な 対 応 を 行 ってまいります また 元 代 表 取 締 役 社 長 の 資 産 管 理 会 社 に 対 する 子 会 社 からの 資 金 貸 付 の 事 案 を 踏 まえ 当 社 は 関 連 当 事 者 取 引 管 理 規 程 を 平 成 27 年 5 月 に 新 設 し 関 連 当 事 者 取 引 および 子 会 社 の 管 理 を 徹 底 するととも に 金 銭 貸 付 等 をする 場 合 には 取 締 役 会 へ 上 程 する 運 用 を 徹 底 していく 所 存 であります 当 社 は 今 般 指 摘 された 不 備 等 に 関 する 対 応 を 含 め 全 ての 改 善 策 等 を 着 実 に 実 施 するこ とで 上 場 会 社 として 足 るべき 内 部 管 理 体 制 牽 制 組 織 を 備 えた 企 業 となり 当 社 株 式 が 特 設 注 意 市 場 銘 柄 の 指 定 解 除 となるよう 全 社 一 丸 となって 取 り 組 んでまいります なお 今 後 の 具 体 的 な 改 善 策 等 につきましては 平 成 27 年 5 月 29 日 開 催 の 定 時 株 主 総 会 にお いて 選 任 予 定 の 新 たな 役 員 体 制 の 下 方 針 が 決 定 次 第 後 日 改 めてお 知 らせいたします 以 上 - 9 -