資 料 2 台 湾 立 法 院 選 でも 民 進 党 が 初 の 単 独 過 半 数 日 経 2016/1/16 21:05 (2016/1/16 23:44 更 新 ) 台 北 = 小 高 航 台 湾 の 立 法 院 ( 国 会 定 数 113) 選 挙 が16 日 投 開 票 され 最 大 野 党 民 進 党 が 躍 進 した 議 席 数 を 改 選 前 の40から 大 きく 伸 ばし68 議 席 を 獲 得 初 めて 過 半 数 (57 議 席 )を 上 回 った 同 日 の 総 統 選 で 大 勝 した 蔡 英 文 氏 の 指 揮 のもとで 議 会 運 営 でも 優 位 に 立 つ 一 方 時 代 力 量 ( 時 代 の 力 ) などの 新 政 党 も 若 者 の 支 持 を 背 景 に 存 在 感 を 高 めた 中 央 選 挙 委 員 会 や 各 党 の 発 表 によると 民 進 党 は 小 選 挙 区 ( 計 73 議 席 )で49 議 席 比 例 区 ( 計 34)や 別 枠 の 先 住 民 区 ( 計 6)で19 議 席 を 得 た 支 持 基 盤 の 南 部 に 加 え 国 民 党 の 地 盤 の 台 北 市 など 北 部 でも 得 票 を 伸 ばした 民 進 党 は 与 党 だった2000~08 年 の 陳 水 扁 政 権 時 代 に 立 法 院 の 過 半 の 議 席 を 得 られず 少 数 与 党 として 議 会 運 営 で 苦 労 した 経 緯 がある 過 半 獲 得 は1986 年 の 結 党 以 来 の 悲 願 だった 与 党 国 民 党 は 経 済 政 策 への 不 満 などを 背 景 に 議 席 数 を 改 選 前 の64から35まで 減 らし 総 統 選 と 同 じく 大 敗 を 喫 した 一 方 中 台 間 のサービス 貿 易 協 定 発 効 への 反 対 派 が14 年 3 月 に 起 こした ヒマワリ 学 生 運 動 のリーダーの 一 人 黄 国 昌 主 席 (42) 率 いる 時 代 力 量 は18 人 の 候 補 者 を 擁 立 し 5 議 席 を 獲 得 した 民 進 党 が 小 政 党 とも 連 携 し 国 民 党 への 不 満 票 を 取 り 込 む 戦 略 をとってきたことも 追 い 風 と なった 若 者 の 支 持 を 集 める 時 代 力 量 などは 今 後 立 法 院 の 第 三 極 として 存 在 感 を 高 めそう だ 選 挙 結 果 を 受 けた 立 法 院 は2 月 1 日 に 開 会 する 台 湾 立 法 院 選 民 進 党 が 初 の 単 独 過 半 数 毎 新 聞 2016 年 1 17 00 時 48 分 ( 最 終 更 新 1 17 14 時 56 分 ) 法 院 選 の 開 票 結 果 台 湾 中 央 選 管 の 最 終 結 果 によると 立 法 院 ( 国 会 定 数 113) 選 挙 ( 小 選 挙 区 比 例 代 表 並 立 制 )では 民 進 党 が 現 有 40 議 席 から68 議 席 に 躍 進 し 悲 願 である 初 の 単 独 過 半 数 を 確 保 した 国 民 党 は64 議 席 から35 議 席 と 大 幅 に 数 を 減 らした 民 進 党 は 陳 水 扁 政 権 (2000 08 年 )で 国 民 党 など 野 党 に 立 法 院 の 多 数 を 握 ら れる ねじれ 現 象 で 重 要 法 案 通 過 を 阻 まれ 政 権 を 掌 握 しても 議 会 運 営 に 支 障 をきた 1
した 今 回 の 選 挙 では 長 年 続 いてきた 国 民 党 民 進 党 の2 大 政 党 に 対 し 第 3 勢 力 と 呼 ばれる 新 政 党 が 存 在 感 を 示 したのも 大 きな 特 徴 だ 学 生 運 動 参 加 者 らが 結 党 した 新 政 党 時 代 力 量 は 初 参 戦 ながら5 議 席 を 確 保 した 一 方 李 登 輝 元 総 統 を 精 神 的 指 導 者 に 仰 ぐ 台 湾 団 結 連 盟 ( 現 有 3 議 席 )は 議 席 を 失 った 14 年 春 の 対 中 経 済 協 定 に 反 発 した 学 生 運 動 を 経 て 公 民 意 識 が 社 会 に 広 がり 多 くの 学 生 や 社 会 運 動 団 体 が 政 党 を 結 成 して 政 治 に 参 加 し 始 めた 比 例 の 政 党 数 は 過 去 最 多 の18に 上 った 王 業 立 台 湾 大 教 授 は 以 前 の 小 政 党 は 統 一 独 立 といった 路 線 の 違 いを 背 景 に 国 民 党 から 分 離 した 新 興 政 党 は 対 中 協 定 反 対 や 環 境 保 護 といっ た 目 標 から 出 てきたので 全 く 異 なる と 分 析 する 時 代 力 量 は1987 年 の 戒 厳 令 解 除 後 に 生 まれた 若 者 らが 多 く 民 進 党 よりも 独 立 志 向 が 強 いとされる 国 民 党 の 馬 英 九 政 権 の 対 中 融 和 路 線 に 反 対 する 立 場 が 一 致 した 民 進 党 と 時 代 力 量 は 一 部 選 挙 区 で 選 挙 協 力 した 時 代 力 量 は 民 進 党 への 対 応 について 政 策 ごとに 是 々 非 々で 臨 む 姿 勢 を 示 しており 民 進 党 政 権 の 監 視 役 になる 可 能 性 もある 蔡 英 文 氏 " 台 湾 初 の 女 性 総 統 "に サンデー 毎 日 2016 年 2 月 7 日 号 台 湾 で1 月 16 日 総 統 と 立 法 委 員 ( 国 会 議 員 )の 同 日 選 挙 が 行 われ 野 党 の 民 主 進 歩 党 ( 民 進 党 )が いずれも 勝 利 した 民 進 党 による 政 権 奪 還 は8 年 ぶり 同 党 の 蔡 英 文 主 席 (59)は 約 689 万 票 を 得 て 総 統 に 当 選 した 蔡 氏 は 台 湾 = 中 華 民 国 初 さらには 中 華 圏 初 の 女 性 最 高 指 導 者 となる 同 時 に 民 進 党 は 定 数 113の 立 法 委 員 選 挙 で 計 68 議 席 を 獲 得 こちらも 初 めて 単 独 で 過 半 数 を 制 した 結 局 今 回 の 総 統 選 は 国 民 党 の 馬 英 九 総 統 が 約 8 年 間 進 めた 過 度 の 親 中 国 路 線 の 継 続 に 有 権 者 が ノー を 突 きつけるとともに 私 たちは( 中 国 人 ではなく) 台 湾 人 で ある とする" 台 湾 人 意 識 "を 強 化 する 機 会 になったと 言 える しかし 1996 年 以 来 6 回 目 となった 住 民 の 直 接 投 票 による 総 統 選 は 早 くから 蔡 氏 の 勝 利 が 確 実 視 されていたせいか 広 範 な 盛 り 上 がりを 見 せず 投 票 率 は66 27%と 過 去 最 低 だった 振 り 返 れば 2000~08 年 の 陳 水 扁 政 権 では 民 進 党 は 立 法 院 で 一 度 も 過 半 数 を 占 められなかった そのため 議 会 で 国 民 党 に 足 を 引 っ 張 られて 政 権 運 営 に 失 敗 した 苦 い 過 去 がある しかし 今 回 は 総 統 副 総 統 ポストに 加 え 立 法 院 での 過 半 数 と 立 法 院 長 選 出 の 権 利 も 得 た 逆 にいえば 完 全 な 政 権 を 有 権 者 から 託 された 民 進 党 が 今 後 4 年 間 内 政 外 交 経 済 で 台 湾 に 停 滞 をもたらした 場 合 言 い 逃 れはできない 国 民 党 を 降 した 民 進 党 の 最 大 の 野 党 は 台 湾 をのみ 込 もうとしている 中 国 だろ う 香 港 を 含 む 中 国 への 輸 出 額 は 台 湾 の 総 輸 出 の 約 4 割 に 上 る もともと 貿 易 依 存 度 の 高 い 台 湾 経 済 は 中 国 経 済 の 失 速 もあり 15 年 の 実 質 GDP( 域 内 総 生 産 ) 成 長 率 が 1%を 下 回 ると 見 られている 経 済 面 での 対 中 依 存 度 を 抑 えながら 景 気 回 復 をどう 図 るか 蔡 新 総 統 にとって 最 大 の 課 題 となりそうだ 2
( 志 村 宏 忠 ) 政 権 交 代 で 激 変 する 台 湾 政 界 サンデー 毎 日 2016 年 2 月 14 日 号 台 湾 で1 月 に 行 われた 総 統 と 立 法 委 員 ( 国 会 議 員 )のダブル 選 挙 で 与 党 の 中 国 国 民 党 ( 国 民 党 )が 歴 史 的 な 惨 敗 を 喫 したのは 記 憶 に 新 しい 野 党 の 民 主 進 歩 党 ( 民 進 党 )が 圧 勝 し 加 えて 新 政 党 時 代 力 量 が5 議 席 を 得 て 立 法 院 の 第 3 勢 力 になったことから 台 湾 政 界 は 激 変 の 兆 しを 見 せている まず 国 民 党 は3 月 26 日 に 新 主 席 を 選 出 すると 決 めた 総 統 選 に 出 馬 した 朱 立 倫 前 主 席 が ダブル 選 挙 惨 敗 の 責 任 を 取 って 辞 任 したためだ 6 人 が 立 候 補 を 届 け 出 た が 事 実 上 女 性 2 人 の" 一 騎 打 ち"と 見 られている 注 目 されるのは うち 一 人 が 洪 秀 柱 氏 (67)であることだ 洪 氏 はもともと 国 民 党 の 総 統 選 候 補 だったが 中 国 寄 りの 発 言 や 公 約 が 災 いして 投 開 票 日 の3カ 月 前 に 朱 氏 に 差 し 替 えられた 経 緯 がある 今 回 の 主 席 選 挙 を 洪 氏 は 崖 っぷちに 立 たされた 国 民 党 が 再 起 できるか 否 かを 決 める 重 要 な 一 歩 だ と 位 置 付 け 自 ら 党 再 建 に 挑 む 考 えのようだ ところが 地 元 紙 自 由 時 報 によれば 仮 に 洪 氏 が 新 主 席 に 就 任 した 場 合 複 数 の 同 党 立 法 委 員 が 離 党 する 構 えを 見 せているといい 主 席 選 挙 も 波 乱 含 みのようだ 一 方 選 挙 前 は 三 つあった 立 法 院 の 議 席 を 全 て 失 ったのが 台 湾 団 結 連 盟 ( 台 連 )であ る 李 登 輝 元 総 統 を 後 ろ 盾 にしてきた 台 連 は 長 く 民 進 党 に 次 ぐ 第 2 野 党 として 一 定 の 支 持 を 得 ていた しかし 政 界 引 退 から15 年 以 上 が 過 ぎて 李 氏 の 威 光 ももはや 有 権 者 には 届 かな かったようだ 国 民 党 と 同 様 に 台 連 も 主 席 の 黄 昆 輝 氏 が 引 責 辞 任 し 4 月 末 までに 後 任 主 席 を 選 出 することになった 同 時 に 台 連 は 党 職 員 を 全 て 解 雇 すると 決 めており 党 存 続 の 危 機 にある 李 氏 は 解 党 に 反 対 しているという 中 華 圏 では 唯 一 有 権 者 が 最 高 指 導 者 を 直 接 選 挙 で 選 ぶ 台 湾 日 本 の 永 田 町 よろし く 政 界 は" 一 寸 先 は 闇 "のようだ 台 湾 新 総 統 どんな 人? ニュースぷらす2016.03.07 日 経 夕 刊 初 の 女 性 縁 故 なしでトップに 台 湾 で 蔡 英 文 氏 が 初 の 女 性 の 総 統 になるそうね 一 体 どんな 人 なのかしら 中 国 と 台 湾 の 関 係 にも 何 か 影 響 が 出 てくるのかな 台 湾 の 新 しいリーダーはどんな 人 ですか 5 月 20 日 に 女 性 初 の 総 統 に 就 任 します 国 際 法 が 専 門 の 学 者 出 身 で 台 湾 大 学 を 卒 業 後 米 コーネル 大 学 に 留 学 し 英 ロンドン スクール オブ エコノミクスで 博 士 号 を 取 得 しました 27 歳 の 若 さで 台 湾 の 公 立 大 学 の 副 教 授 ( 准 教 授 )となりました 政 治 への 関 わりは 世 界 貿 易 機 関 (WTO) 加 盟 のための 交 渉 の 時 期 に 国 際 法 の 知 識 を 見 込 まれ 政 府 の 顧 問 になったのがきっか けです 10 年 以 上 も 顧 問 を 務 め 実 質 的 に 総 指 揮 のような 立 場 でした 当 時 の 台 湾 は 国 民 党 の 李 登 輝 総 統 の 下 で 民 主 化 が 進 み 中 国 大 陸 との 関 係 をどうしていく かを 模 索 し 始 めた 時 期 でした 対 中 政 策 の 検 討 に 蔡 氏 も 深 く 関 わりました そうした 背 景 があ り 2000 年 に 初 の 民 進 党 政 権 ができると 対 中 政 策 担 当 の 閣 僚 に 任 命 されたのです その 後 は 民 進 党 との 関 係 が 深 まり 08 年 に 民 進 党 が 下 野 した 後 立 て 直 しを 託 され 同 党 の 主 席 に 就 きま 3
した 前 回 12 年 の 総 統 選 で 敗 れ いったん 退 きましたが 2 年 前 同 党 の 歴 史 上 最 高 の 得 票 率 で 主 席 に 返 り 咲 きました そして 今 年 1 月 16 日 の 総 統 選 で 国 民 党 などの 候 補 に 圧 勝 しました アジアで 女 性 のリーダーは 珍 しくありませんか アジアでは 女 性 リーダーが 少 なくありません 1960 年 にセイロン( 現 スリランカ) 首 相 にシリマ ボ バンダラナイケ 氏 が 就 任 しました それ 以 降 例 えばインドのインディラ ガンジー 氏 フィリ ピンのコラソン アキノ 氏 やグロリア アロヨ 氏 インドネシアでもメガワティ スカルノプトリ 氏 らが トップを 務 めました 韓 国 の 朴 槿 恵 大 統 領 もそうです 蔡 氏 が 異 色 なのは 身 内 に 政 治 家 がおらず 縁 故 なしにトップに 上 り 詰 めたアジア 初 の 女 性 であることです そもそも 現 在 の 東 アジアのリーダーは 日 本 の 安 倍 晋 三 首 相 にしろ 中 国 の 習 近 平 国 家 主 席 にしろ 親 が 政 治 家 という 人 たちが 目 に 付 きます その 意 味 で 蔡 氏 は 東 アジ アの 政 治 に 新 しい 風 を 吹 き 込 むことになります 蔡 政 権 の 誕 生 で 中 台 関 係 はどうなりそうですか 中 国 側 は 基 本 的 に 蔡 氏 を 警 戒 しています 08 年 に 就 任 した 国 民 党 の 馬 英 九 総 統 は 台 湾 と 中 国 大 陸 の 関 係 について 一 つの 中 国 とする 原 則 を 認 めてきました それがあったので この8 年 の 間 に 中 台 関 係 は 随 分 と 良 くなりました ただ 台 湾 内 では 中 国 に 近 づきすぎることを 警 戒 す る 気 分 が 高 まりました 民 進 党 は 一 つの 中 国 を 認 めておらず 今 回 の 選 挙 で 圧 勝 した 一 因 は 台 湾 の 人 たちの 対 中 警 戒 感 の 高 まりでした 一 方 の 中 国 側 は 台 湾 はあくまで 中 国 の 一 地 方 である との 立 場 です 蔡 氏 は 今 回 中 国 と の 関 係 は 現 状 維 持 を 公 約 にしましたが 中 国 側 は 蔡 氏 について 本 音 は 独 立 派 ではないか と の 疑 いを 持 っています 一 つの 中 国 の 原 則 で 何 とか 折 り 合 いをつけられれば 関 係 は 安 定 す るでしょうが そうでないと 中 国 共 産 党 が 揺 さぶりをかける 可 能 性 も 出 てきます 例 えば 大 陸 に 進 出 した 台 湾 企 業 を 通 じて 圧 力 をかけるようなことです ただ うかつに 圧 力 をかけたりすれ ば 台 湾 の 人 々の 心 はさらに 大 陸 から 離 れていくでしょう 中 台 関 係 は 今 後 の 日 本 にどんな 影 響 を 与 えそうですか 中 台 関 係 の 緊 張 は 日 本 経 済 にとっても 好 ましくありません 中 国 大 陸 で100 万 人 を 雇 用 して いるといわれる 台 湾 の 鴻 海 精 密 工 業 がシャープの 買 収 に 名 乗 りをあげているように 日 本 と 台 湾 中 国 の 経 済 関 係 はとても 緊 密 で 複 雑 なものになっています 日 本 として 考 えなくてはならない 問 題 の 一 つは 環 太 平 洋 経 済 連 携 協 定 (TPP)への 参 加 を 台 湾 が 希 望 していることにどう 対 応 するか です 中 国 は 日 本 や 米 国 などが 台 湾 と 政 府 間 協 定 を 結 ぶことに 反 対 を 表 明 しています TPPは 中 国 に 対 する 包 囲 網 だとのとらえ 方 が 共 産 党 政 権 内 にはあり 台 湾 が 参 加 すれば 中 国 は 強 く 反 発 する 可 能 性 があります 日 中 関 係 や 米 中 関 係 にも 深 刻 な 影 響 を 引 き 起 こしかねません 習 主 席 台 湾 の 独 立 断 固 阻 止 次 期 政 権 をけん 制 日 経 2016/3/6 0:36 朝 刊 北 京 = 粟 井 康 夫 中 国 の 習 近 平 国 家 主 席 は5 日 全 国 人 民 代 表 大 会 ( 全 人 代 )の 分 科 会 で われわれの 台 湾 政 策 は 明 確 で 一 貫 しており 台 湾 の 政 局 の 変 化 によって 変 わるものではな い いかなる 形 式 の 台 湾 独 立 の 分 裂 行 動 も 断 固 阻 止 する と 述 べ 台 湾 独 立 を 党 綱 領 に 掲 げる 4
民 進 党 の 蔡 英 文 次 期 政 権 を 改 めてけん 制 した これに 関 連 し 李 克 強 首 相 は5 日 の 政 府 活 動 報 告 で 台 湾 独 立 の 分 裂 活 動 に 断 固 反 対 す る と 表 明 し 昨 年 はなかった 断 固 との 表 現 を 加 えた 李 首 相 は 一 国 二 制 度 を 適 用 する 香 港 に 対 しては これまで 踏 襲 してきた 民 主 を 推 進 する との 文 言 を 使 わず 民 主 化 プロセスを 当 面 棚 上 げする 姿 勢 を 示 唆 した 中 国 政 府 は2017 年 の 香 港 行 政 長 官 選 挙 から 有 権 者 が 一 人 一 票 を 投 じる 普 通 選 挙 を 導 入 する 目 標 を 掲 げていた だが 香 港 の 民 主 派 は 中 国 が 立 候 補 制 限 を 試 みたことに 反 発 して 昨 年 6 月 に 立 法 会 ( 議 会 )で 関 連 法 案 を 否 決 し 選 挙 制 度 改 革 は 白 紙 に 戻 っていた 5