第３編　震災対策

第 3 編 地 震 津 波 災 害 対 策 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的 等 1 この 計 画 は 災 害 対 策 基 本 法 ( 昭 和 36 年 法 律 第 223 号 以 下 法 という ) 第 42 条 の 規 定 に 基 づき 唐 津 市 防 災 会 議 が 作 成 する 唐 津 市 地 域 防 災 計 画 の 一 部 を 構 成 するものであって 地 震 災 害 又 は 津 波 災 害 に 対 処 するための 総 合 的 な 計 画 であり 市 消 防 本 部 及 び 市 区 域 内 の 公 共 的 団 体 等 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 等 ( 以 下 防 災 関 係 機 関 という )が この 計 画 に 基 づく 地 震 災 害 又 は 津 波 災 害 に 係 る 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 及 び 災 害 復 旧 復 興 について 必 要 な 対 策 の 基 本 を 定 めるとともに これ を 総 合 的 かつ 計 画 的 に 推 進 することにより 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 地 震 災 害 又 は 津 波 災 害 から 保 護 し 被 害 を 軽 減 することを 目 的 とする 2 第 3 編 地 震 津 波 災 害 対 策 に 定 めていない 事 項 に 関 しては 第 2 編 風 水 害 対 策 を 準 用 する 1-1

第 2 節 地 震 に 関 する 本 市 の 特 性 第 1 項 本 市 の 地 形 地 質 本 市 は 佐 賀 県 の 西 北 部 に 位 置 し 東 部 は 佐 賀 市 福 岡 県 西 部 は 伊 万 里 湾 を 経 て 長 崎 県 と 南 部 は 多 久 武 雄 伊 万 里 の 各 市 にそれぞれ 境 を 接 し 北 部 は 玄 海 灘 に 面 し た 沿 岸 地 域 であり 市 の 北 東 部 には 虹 の 松 原 と 呼 ばれている 砂 丘 が 発 達 し 北 西 部 にか けては リアス 式 海 岸 の 東 松 浦 半 島 を 含 んでいる また 市 の 東 部 南 東 部 の 七 山 相 知 厳 木 地 区 及 び 南 西 部 の 北 波 多 地 区 は 山 間 部 を 呈 している 本 市 の 地 質 は 花 崗 岩 からなる 唐 津 七 山 浜 玉 地 区 玄 武 岩 からなる 上 場 台 地 ( 肥 前 鎮 西 呼 子 地 区 ) 第 三 紀 層 からなる 北 波 多 相 知 厳 木 地 区 の3 地 域 に 分 けられ る 第 2 項 本 市 の 地 盤 地 震 による 被 害 の 大 きさは 地 盤 により 著 しく 異 なることが 過 去 の 地 震 例 から 明 ら かとなっている 一 般 的 に 地 盤 が 柔 らかいほど 地 震 動 が 増 幅 され 地 層 が 厚 くなる ほど 長 周 期 の 地 震 動 となり 構 造 物 の 共 振 現 象 や 液 状 化 現 象 を 引 き 起 こすことが 考 え られる 市 内 の 地 盤 は 硬 質 の 花 崗 岩 玄 武 岩 で 構 成 されているが この 地 域 で 地 震 が 発 生 し た 場 合 においても 相 当 規 模 の 被 害 が 生 じるおそれがある また 軟 弱 地 盤 と 硬 い 地 盤 と の 境 界 でも 揺 れの 違 いから 大 きな 被 害 を 受 けることが 分 かっている 1-2

佐 賀 県 の 地 勢 佐 賀 県 の 地 質 1-3

第 3 項 活 断 層 断 層 とは ある 面 を 境 に 両 側 の 地 層 にずれ(くい 違 い)の 見 られる 地 質 現 象 をいい その 中 で 地 質 年 代 の 第 四 紀 ( 約 200 万 年 前 から 現 在 の 間 )に 活 動 した 証 拠 があり 将 来 も 活 動 する 可 能 性 のあるものを 活 断 層 という 地 震 の 発 生 源 となりうる 活 断 層 については 活 断 層 研 究 会 編 新 編 日 本 の 活 断 層 ( 東 京 大 学 出 版 会 1991 年 )の 認 定 によることが 一 般 的 であり これには 存 在 の 確 かさ( 確 実 度 ) 過 去 における 活 動 の 程 度 ( 活 動 度 ) 等 が 評 価 されている 佐 賀 県 内 の 活 断 層 は 確 実 度 活 動 度 ともに 小 さい 川 久 保 断 層 が 最 大 であるが 活 動 度 はそれ ほど 高 くないとされている 地 震 は 県 境 を 越 えて 被 害 をもたらすので 県 内 だけの 活 断 層 ばかりでなく 佐 賀 県 に 被 害 をもたらしそうな 県 外 の 活 断 層 にも 注 意 を 払 う 必 要 がある この 場 合 最 も 県 内 に 影 響 を 与 えそうな 活 断 層 は 水 縄 断 層 である この 文 献 によると 県 内 に 影 響 を 与 えると 思 われる 为 な 活 断 層 は 次 のとおりである 活 断 層 名 所 在 地 長 さ 確 実 度 活 動 度 川 久 保 断 層 佐 賀 市 神 埼 市 8.8km Ⅱ~Ⅲ 男 女 神 社 付 近 佐 賀 市 小 城 市 3.5km Ⅱ~Ⅲ 真 名 子 ~ 荒 谷 峠 付 近 唐 津 市 福 岡 県 6.0km Ⅱ さ え 西 葉 断 層 鹿 島 市 3.5km Ⅱ C みのう 水 縄 断 層 *1 福 岡 県 27.0km Ⅰ~Ⅱ B C 警 固 断 層 福 岡 県 27.0km Ⅰ~Ⅱ 大 村 ~ 諫 早 付 近 断 層 帯 長 崎 県 22.0km Ⅱ 城 山 南 断 層 *2 唐 津 市 19.0km ( 注 ) 確 実 度 Ⅰ: 活 断 層 であることが 確 実 なもの Ⅱ: 活 断 層 であると 推 定 されるもの Ⅲ: 活 断 層 の 疑 いのある 形 状 活 動 度 A: 第 四 紀 における 平 均 変 位 速 度 1~10m/ 千 年 B: 0.1~1m/ 千 年 C: 0.1m 以 下 / 千 年 *1 水 縄 断 層 は 動 く 間 隔 が1 万 2 千 年 程 度 と 非 常 に 長 く 最 新 活 動 時 期 は1300 年 前 ( 西 暦 679 年 ; 筑 紫 地 震 )と 推 測 され 断 層 活 動 による 大 規 模 な 地 震 (マ グニチュード7 程 度 )の 差 し 迫 った 発 生 の 可 能 性 は 小 さいとの 調 査 結 果 が 発 表 さ れている *2 城 山 南 断 層 は 新 編 日 本 の 活 断 層 には 記 載 されておらず 九 州 電 力 株 式 会 社 に よる 独 自 調 査 結 果 を 参 考 に 記 載 している 1-4

城 山 南 断 層 大 村 - 諫 早 付 近 断 層 帯 出 典 九 州 活 構 造 研 究 会 (1989): 九 州 の 活 構 造 活 断 層 研 究 会 (1991) : 新 編 日 本 の 活 断 層 - 分 布 図 と 資 料 - 長 崎 県 (2006): 長 崎 県 地 震 等 防 災 アセスメント 調 査 報 告 地 震 調 査 研 究 推 進 本 部 (2007): 警 固 (けご) 断 層 帯 の 長 期 評 価 について 原 子 力 安 全 保 安 院 (2009): 玄 海 原 子 力 発 電 所 3 号 機 耐 震 安 全 性 評 価 結 果 ( 中 間 報 告 ) 1-5

第 4 項 これまでの 地 震 災 害 等 1 地 震 災 害 (1) 日 本 は 環 太 平 洋 地 震 帯 に 位 置 する 世 界 でも 有 数 の 地 震 国 であり 過 去 から た びたび 大 地 震 に 見 舞 われ 甚 大 な 被 害 を 受 けてきたが 平 成 16 年 まで 本 県 において 発 生 した 記 録 に 残 る 地 震 では 震 度 6 弱 以 上 のものはなく 発 生 頻 度 としては 年 3 回 程 度 震 度 は3 以 下 がほとんどで 震 度 4 以 上 の 地 震 は 近 年 では 平 成 13 年 3 月 24 日 ( 震 央 安 芸 灘 )であり その 被 害 も 大 規 模 ではなかった しかし 平 成 17 年 3 月 20 日 ( 震 央 福 岡 県 西 方 沖 )に 発 生 した 地 震 では みやき 町 で 県 で 初 めて 震 度 6 弱 を 記 録 し 他 の 市 町 においても 震 度 5 強 ~4であった (2) 平 成 17 年 3 月 20 日 ( 震 央 福 岡 県 北 西 沖 )に 発 生 した 地 震 では 唐 津 市 も 震 度 5 弱 を 観 測 し 一 部 の 建 物 において 屋 根 瓦 の 落 下 壁 面 の 亀 裂 窓 ガラス 破 損 及 び 高 島 における 落 石 等 の 被 害 が 見 られた 資 料 編 福 岡 県 北 西 沖 地 震 2005 年 ( 平 成 17 年 )3 月 20 日 における 唐 津 市 の 为 要 被 害 (3) 本 県 市 における 過 去 の 为 要 被 害 地 震 は 次 表 のとおりとなっている 佐 賀 県 における 過 去 の 为 要 地 震 被 害 1-6

発 生 年 月 日 679 年 - 月 - 日 ( 天 武 7 年 ) 1700 年 4 月 15 日 ( 元 禄 13 年 2 月 26 日 ) 1703 年 6 月 22 日 ( 元 禄 16 年 5 月 9 日 ) 1769 年 8 月 29 日 ( 明 和 6 年 7 月 28 日 ) 1792 年 5 月 21 日 ( 寛 政 4 年 4 月 1 日 ) 1831 年 11 月 14 日 ( 天 保 2 年 10 月 11 日 ) 1889 年 7 月 28 日 ( 明 治 22 年 ) 1898 年 8 月 10~12 日 ( 明 治 31 年 ) 1929 年 8 月 8 日 ( 昭 和 4 年 ) 1931 年 11 月 2 日 ( 昭 和 6 年 ) 1946 年 12 月 21 日 ( 昭 和 21 年 ) 1966 年 11 月 12 日 ( 昭 和 41 年 ) 1968 年 4 月 1 日 ( 昭 和 43 年 ) 1987 年 3 月 18 日 ( 昭 和 62 年 ) 2001 年 3 月 24 日 ( 平 成 12 年 ) 佐 賀 県 における 過 去 の 为 要 地 震 被 害 地 震 の 規 模 震 央 地 名 記 事 (マク ニチュート ) 筑 紫 国 6.5~7.5 家 屋 倒 壊 多 く 幅 6m 長 さ10kmの 地 割 れ 壱 岐 7.0 佐 賀 平 戸 ( 瓦 落 ち) 有 感 対 馬 小 城 不 明 古 湯 温 泉 の 城 山 崩 れ 温 泉 埋 まる 日 向 豊 後 7.7 佐 嘉 表 も 大 地 震 町 家 の 外 瓦 等 崩 落 川 原 小 路 屋 敷 大 破 雲 仙 岳 6.4 佐 賀 領 鹿 島 領 蓮 池 領 死 者 18 名 流 家 59 棟 ( 眉 山 崩 壊 による 津 波 被 害 ) 肥 前 6.1 肥 前 国 地 大 いに 震 い 佐 賀 城 石 垣 崩 れ 領 内 潰 家 多 し 熊 本 6.3 神 埼 郡 斉 郷 村 水 田 四 五 町 破 裂 して 黒 き 小 砂 噴 き 出 す 佐 賀 郡 藤 津 郡 杵 島 郡 で 家 屋 の 倒 壊 あり 福 岡 県 6.0 糸 島 地 震 西 部 唐 津 でラムネ 瓶 倒 れる 壁 面 に 亀 裂 福 岡 県 5.1 佐 賀 神 埼 両 郡 三 瀬 村 雷 山 付 近 壁 に 亀 裂 崖 崩 れ 器 物 の 転 倒 日 向 灘 7.1 佐 賀 市 で 電 灯 線 切 断 の 小 被 害 南 海 道 沖 8.0 佐 賀 神 埼 杵 島 各 郡 家 屋 倒 壊 佐 賀 地 方 瓦 が 落 ち 煙 突 が 倒 れたところもある 有 明 海 5.5 佐 賀 市 内 棚 の 上 のコップや 花 瓶 落 下 陶 器 店 の 大 皿 割 れる 神 埼 唐 津 ガラス 破 損 日 向 灘 7.5 佐 賀 市 及 び 佐 賀 神 埼 両 郡 高 圧 配 電 線 2か 所 切 断 家 庭 用 配 線 9か 所 切 断 日 向 灘 6.6 大 きな 被 害 なし 安 芸 灘 6.7 大 きな 被 害 なし 2005 年 3 月 20 日 ( 平 成 17 年 ) 福 岡 県 北 西 沖 7.0 みやき 町 で 震 度 6 弱 を 観 測 人 的 被 害 重 傷 1 名 軽 傷 14 名 家 屋 被 害 半 壊 1 件 一 部 損 壊 136 件 唐 津 市 で 震 度 5 弱 を 観 測 屋 根 瓦 の 落 下 壁 面 の 亀 裂 窓 ガラス 破 損 タイル 落 下 駐 車 場 亀 裂 エレベーター 停 止 一 部 地 域 電 話 不 通 (300 世 帯 ) ( 資 料 ) 福 岡 管 区 気 象 台 要 報 第 25 号 ( 昭 和 45 年 3 月 ) 第 36 号 ( 昭 和 56 年 2 月 ) 佐 賀 県 災 異 誌 第 1 巻 (1964 年 3 月 ) 第 2 巻 (1974 年 3 月 ) 日 本 被 害 地 震 総 覧 (1996 年 ) 福 岡 管 区 気 象 台 災 害 時 自 然 現 象 報 告 書 2005 年 第 1 号 ( 平 成 17 年 4 月 ) 1-7

2 津 波 災 害 本 県 において 発 生 した 津 波 災 害 は 1792 年 5 月 21 日 島 原 の 眉 山 崩 壊 に 伴 う ものだけが 記 録 されている 程 度 であり 尐 ない 記 録 によると この 津 波 により 死 傷 者 や 住 家 被 害 が 発 生 したと 記 されているもの の 唐 津 市 における 被 害 は 記 録 されていない しかし 平 成 22 年 2 月 27 日 チリ 中 部 沿 岸 を 震 源 とする 地 震 による 津 波 では 気 象 庁 が 量 的 津 波 予 報 による 津 波 予 報 業 務 を 開 始 した 平 成 11 年 4 月 以 来 初 めて 有 明 八 代 海 に 津 波 警 報 が 発 表 された 幸 い 佐 賀 県 沿 岸 では 目 立 った 津 波 は 観 測 されてお らず 被 害 はなかった チリ 近 海 では50 年 前 にも 大 きな 地 震 がおこり 日 本 では 三 陸 沖 海 岸 沿 岸 を 中 心 に 大 きな 被 害 を 受 けている 津 波 は 遠 方 の 地 震 でも 日 本 に 影 響 す ることも 念 頭 におく 必 要 がある また 平 成 23 年 3 月 11 日 東 北 地 方 太 平 洋 沖 を 震 源 とする 地 震 による 津 波 では 有 明 八 代 海 に 津 波 警 報 が 佐 賀 県 北 部 に 津 波 注 意 報 が 発 表 され 玄 海 町 仮 屋 で 0.2mの 津 波 が 観 測 された 津 波 は 遠 方 の 地 震 でも 影 響 することも 念 頭 におく 必 要 がある 1-8

第 3 節 被 害 想 定 第 1 項 基 本 的 考 え 方 県 は プレート テクトニクス 論 による 海 洋 性 の 巨 大 地 震 の 震 源 となるプレート 境 界 面 からは 距 離 があるため 県 内 において これによる 大 規 模 な 地 震 被 害 の 可 能 性 は 低 く また 活 断 層 に 起 因 する 内 陸 地 震 についても 県 内 に 存 在 する 活 断 層 はいずれも 確 実 度 活 動 度 とも 小 さく 大 地 震 発 生 の 可 能 性 は 低 いと 考 えられ さらに これまで 県 に 被 害 をもたらした 地 震 は 震 度 6 弱 以 上 のものはないなど 県 内 における 地 震 での 大 規 模 な 被 害 は 考 えにくい 条 件 が 揃 っているとされてきた しかし 平 成 17 年 3 月 20 日 に 発 生 した 福 岡 県 北 西 沖 を 震 源 とする 地 震 では 県 内 で 初 めて 震 度 6 弱 を 記 録 し 地 震 はいつでも どこでも 起 きるものであることを 再 認 識 した また 日 本 は 世 界 でも 有 数 な 地 震 国 であり 他 県 ではたびたび 大 きな 地 震 が 発 生 し ている 状 況 にある これらのことを 勘 案 し 市 の 地 域 防 災 計 画 の 震 災 対 策 をより 実 践 的 なものとするうえ で 県 域 内 にどういった 地 震 災 害 や 津 波 災 害 が 発 生 するおそれがあるのか また 発 生 し た 場 合 の 被 害 はどうなるのか 等 を 把 握 し 想 定 地 震 の 地 域 以 外 の 地 域 で 同 規 模 の 災 害 が 発 生 した 場 合 にも 対 応 できる 内 容 とすることが 必 要 である また 津 波 についても 県 内 に 最 も 大 きな 津 波 による 被 害 の 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 のある 地 震 を 想 定 し これにも 対 応 できる 防 災 対 策 を 講 じることが 必 要 である このため 市 は 佐 賀 県 地 震 津 波 等 減 災 対 策 調 査 ( 平 成 21 年 度 ) 結 果 を 活 用 し 被 害 想 定 等 を 定 める 第 2 項 想 定 地 震 等 の 設 定 1 想 定 地 震 の 設 定 佐 賀 県 に 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 のある 代 表 的 な 活 断 層 は 8つあげられている 想 定 地 震 の 設 定 にあたっては 防 災 対 策 の 前 提 となるもので 常 に 最 悪 の 事 態 の 発 生 を 考 慮 することが 必 要 なことから 県 内 県 外 も 含 め これら8つの 活 断 層 につい て 評 価 し さらに 全 ての 地 域 でいつ 地 震 が 発 生 するか 分 からない という 考 え 方 に 従 って 各 市 町 の 直 下 で 地 震 が 発 生 した 場 合 も 加 え どの 活 断 層 が 動 いた 場 合 に 佐 賀 県 に 大 きな 揺 れがおこり 被 害 が 発 生 するかを 想 定 した その 結 果 確 実 度 活 動 度 とも 小 さいものの 発 生 した 場 合 には 県 内 に 最 も 影 響 を 及 ぼすおそれのある 川 久 保 断 層 に 起 因 する 地 震 を 想 定 地 震 とする この 想 定 地 震 をもとに 建 物 等 の 状 況 地 盤 の 特 性 人 口 の 分 布 状 況 など 被 害 の 原 因 となると 考 えられる 要 素 を 考 慮 のうえ 統 計 的 に 被 害 を 推 定 する 1-9

想 定 地 震 [ 震 源 ] 川 久 保 断 層 系 [ 規 模 ] M6.8 産 業 技 術 総 合 研 究 所 活 断 層 研 究 センターの 活 断 層 データベースより 記 載 この 設 定 は 川 久 保 断 層 が 将 来 地 震 を 起 こすという 予 測 や 可 能 性 を 示 唆 したものではな く 他 の 断 層 による 地 震 が 発 生 する 可 能 性 を 否 定 したものでもない 2 想 定 津 波 津 波 は 遠 方 で 発 生 した 地 震 によって 発 生 し 災 害 をもたらすことがある 津 波 の 震 源 設 定 にあたっては 佐 賀 県 周 辺 の 海 岸 活 断 層 分 布 震 源 分 布 および 海 底 地 形 分 布 を 整 理 し 本 県 が 有 明 海 と 玄 界 灘 という2つの 異 なる 海 岸 域 を 有 する 県 の 特 性 を 考 慮 し それぞれの 地 域 を 分 けて 佐 賀 県 沿 岸 に 大 きな 津 波 をもたらす 地 震 を 設 定 する 有 明 海 側 では 雲 仙 地 溝 南 縁 断 層 帯 の 連 動 地 震 を 震 源 とするマグニチュード7.7 の 地 震 玄 界 灘 側 では 対 馬 海 峡 東 の 断 層 を 震 源 とするマグニチュード8.0の 地 震 によって 引 き 起 こされる 津 波 を 想 定 する 津 波 シミュレーションの 対 象 とした 活 断 層 対 馬 海 峡 東 の 断 層 雲 仙 地 溝 南 縁 断 層 帯 の 連 動 地 震 活 断 層 研 究 会 (1991): 新 編 日 本 の 活 断 層 - 分 布 図 と 資 料 -. 独 立 行 政 法 人 産 業 技 術 総 合 研 究 所 地 質 調 査 総 合 センター(1975):1/20 万 海 洋 地 質 図 1 甑 島 海 底 地 質 図 海 底 地 質 図. 1-10

海 域 地 質 構 造 マップワーキンググループ(2001): 日 本 周 辺 海 域 の 中 新 世 最 末 期 以 降 の 構 造 発 達 史 付 図. 日 本 周 辺 海 域 の 第 四 紀 地 質 構 造 図 海 洋 調 査 技 術 第 13 巻 第 1 号 想 定 地 震 有 明 海 側 [ 震 源 ] 雲 仙 地 溝 南 縁 断 層 帯 の 連 動 地 震 [ 規 模 ]M7.7 玄 界 灘 側 [ 震 源 ] 対 馬 海 峡 東 の 断 層 の 地 震 [ 規 模 ]M8.0 この 設 定 は それぞれの 断 層 が 将 来 地 震 をおこすという 予 測 や 可 能 性 を 示 唆 したもので はなく 他 の 断 層 により 地 震 がおこり 津 波 が 発 生 する 可 能 性 を 否 定 したものでもない 第 3 項 被 害 の 想 定 1 地 震 災 害 地 震 による 揺 れの 予 測 は 川 久 保 断 層 について 震 源 域 の 特 に 大 きな 地 震 動 を 発 生 さ せる 部 分 (アスペリテイ: 注 1)を 考 慮 した 震 源 のモデル 化 を 行 い 強 震 波 形 計 算 (: 注 2)による 手 法 ( 統 計 的 グリーン 関 数 法 : 注 3)を 用 いて 地 盤 の 増 幅 特 性 を 考 慮 して 詳 細 な 検 討 を 行 っている 揺 れによる 被 害 予 測 は 中 央 防 災 会 議 (: 注 4)の 被 害 想 定 手 法 を 採 用 して 建 物 の 構 造 年 代 人 口 分 布 を 加 味 し 建 物 被 害 と それ に 伴 う 人 的 被 害 を 算 出 している 注 1 地 震 は 地 下 の 岩 盤 が 急 激 にずれることによって 生 じる その 岩 盤 のずれは 決 して 断 層 面 全 体 にわたって 一 様 ではなく, 大 きくずれるところとほとんどずれな いところがある 通 常 は 強 く 固 着 しているが, 地 震 時 に 急 に 大 きくずれて 強 い 地 震 動 を 発 生 する 領 域 がある この 領 域 をアスペリティという アスペリティとは 英 語 のAsperityのことで ざらざらしていること 隆 起 という 意 味 がある 注 2 将 来 起 こる 可 能 性 のある 地 震 により 生 じる 強 い 揺 れ( 強 震 動 )の 波 形 を 予 測 する 計 算 である 注 3 半 経 験 的 な 手 法 で 多 数 の 観 測 記 録 の 平 均 的 特 性 をもつ 波 形 を 要 素 波 (グリー ン 関 数 )として 想 定 する 断 層 の 破 壊 過 程 に 応 じて 足 し 合 わせる 方 法 である こ の 方 法 を 用 いることによって 時 刻 歴 波 形 を 予 測 でき 破 壊 過 程 の 影 響 やアスペ リティの 影 響 を 考 慮 することができる 注 4 内 閣 総 理 大 臣 をはじめとする 全 閣 僚 指 定 公 共 機 関 の 代 表 者 及 び 学 識 経 験 者 に より 構 成 されており 防 災 基 本 計 画 の 作 成 や 防 災 に 関 する 重 要 事 項 の 審 議 等 を 行 う 1-11

図 1 第 3 編 地 震 津 波 災 害 対 策 < 川 久 保 断 層 系 の 地 震 による 予 測 震 度 分 布 図 > 震 度 1-12

被 害 の 概 要 想 定 される 为 な 被 害 は 次 表 のとおりで 以 下 の 計 算 条 件 により 推 計 している ものであり このことを 前 提 に 取 り 扱 う 必 要 がある 川 久 保 断 層 系 による 地 震 の 被 害 数 量 被 害 項 目 被 害 数 量 建 築 物 被 害 全 壊 半 壊 17,582 棟 38,914 棟 人 的 被 害 死 者 負 傷 者 817 人 8,523 人 計 算 条 件 震 源 : 川 久 保 断 層 系 (M6.8) とし 震 源 断 層 を 特 定 した 地 震 の 強 震 動 予 測 手 法 に 則 り アスペリティを 考 慮 した 断 層 のモデル 化 を 実 施 地 盤 : 地 震 ハザードステーション(J-SHIS) 注 5において 公 開 されている 深 部 地 盤 表 層 地 盤 を 採 用 揺 れ: 統 計 的 グリーン 関 数 法 を 用 いて 深 部 地 盤 上 面 での 地 震 動 を 算 出 し 表 層 地 盤 注 6の 増 幅 度 を 考 慮 して 地 表 での 震 度 を 予 測 建 物 : 固 定 資 産 概 要 調 書 ( 平 成 20 年 3 月 )から 市 町 の 構 造 年 代 別 の 建 物 割 合 を 把 握 GISデータ 注 7から 建 物 分 布 を 把 握 人 口 : 平 成 17 年 国 勢 調 査 平 成 18 年 事 業 所 企 業 統 計 調 査 地 域 メッシュ 統 計 リン ク 結 果 注 8より 把 握 被 害 : 予 測 震 度 分 布 図 より 木 造 非 木 造 の 建 物 全 壊 率 を 求 め 中 央 防 災 会 議 の 被 害 想 定 手 法 を 採 用 して 建 物 の 構 造 年 代 人 口 分 布 を 加 味 し 人 的 被 害 に 最 も 影 響 する 揺 れによる 建 物 被 害 と それに 伴 う 人 的 被 害 を 算 出 注 5: 地 震 調 査 研 究 推 進 本 部 地 震 調 査 委 員 会 により 公 表 されている 全 国 地 震 動 予 測 地 図 を ( 独 ) 防 災 科 学 技 術 研 究 所 がよりわかりやすくウェブ 上 で 閲 覧 することができる システムとして 運 用 しているもの http://www.j-shis.bosai.go.jp/ 注 6: 地 震 動 予 測 を 行 うために 地 盤 をモデル 化 するものである 深 部 地 盤 は 地 中 数 キロにある 地 殻 最 上 部 の 強 固 な 岩 盤 ( 例 えば 花 崗 岩 でせん 断 波 速 度 が3km/s 程 度 の 岩 盤 地 震 基 盤 という)から 構 造 物 の 基 礎 となる 地 層 ( 工 学 的 基 盤 せん 断 波 速 度 が300~700m/s 程 度 の 地 層 )までの 地 盤 をいう 表 層 地 盤 は 浅 部 地 盤 ともいい 工 学 的 基 盤 から 地 表 までの 地 盤 をいう 注 7: 位 置 に 関 する 情 報 を 持 ったデータ( 空 間 データ)のこと GIS( 地 理 情 報 システム: Geographic Information System)は 地 理 的 位 置 を 手 がかりに 位 置 に 関 する 情 報 を 持 ったデータ( 空 間 データ)を 総 合 的 に 管 理 加 工 し 視 覚 的 に 表 示 し 高 度 な 分 析 や 迅 速 な 判 断 を 可 能 にする 技 術 である 注 8:5 年 ごとに 行 われる 国 勢 調 査 および 事 業 所 企 業 統 計 調 査 などのデータを 約 1kmメッシ 1-13

ュないしは 約 500mメッシュ 単 位 で 集 計 したもの 2 津 波 災 害 津 波 による 被 害 は 津 波 浸 水 予 測 をもとに 過 去 の 被 災 事 例 より 得 られた 知 見 を 用 い て 最 新 の 建 物 の 構 造 年 代 人 口 分 布 等 を 加 味 して 被 害 量 を 推 定 する 必 要 がある そのため 津 波 が 襲 来 したとき どの 地 区 がどのくらいの 規 模 の 浸 水 に 見 舞 われる かを 予 測 して 避 難 する 必 要 がある 津 波 浸 水 予 測 は 平 成 16 年 に 内 閣 府 農 林 水 産 省 国 土 交 通 省 が 共 同 で 策 定 した 津 波 高 潮 ハザードマップマニュアル で 推 奨 されている 時 系 列 を 考 慮 した 数 値 計 算 シミュレーション 方 式 を 採 用 し 沿 岸 部 の 海 域 陸 域 の 地 形 を 最 小 12.5mメッシュ で 細 かくモデル 化 し 浅 水 理 論 式 ( 非 線 形 長 波 式 )に 基 づいて 津 波 の 伝 播 や 沿 岸 域 へ の 遡 上 浸 水 を 予 測 している その 結 果 有 明 海 沿 岸 の 太 良 町 で 津 波 高 0.7m 玄 界 灘 沿 岸 部 の 唐 津 市 で 津 波 高 1.6m となった 想 定 地 震 の 際 に 設 定 した 計 算 条 件 と 推 定 された 被 害 の 概 要 は 次 のとおりである ( 計 算 条 件 ) 震 源 : 雲 仙 地 溝 南 縁 断 層 帯 の 連 動 地 震 (M7.7) 対 馬 海 峡 東 の 断 層 の 地 震 (M8.0) とし 数 値 計 算 シミュレーション 方 式 による 予 測 手 法 に 則 り 断 層 のズレを 考 慮 したモデル 化 を 実 施 地 形 : 最 新 の 海 底 地 形 図 航 空 測 量 結 果 海 岸 構 造 物 データを 活 用 浸 水 : 浅 水 理 論 式 ( 非 線 形 長 波 式 )を 用 いて 海 岸 線 から 陸 への 遡 上 を 数 値 計 算 シミュ レーション 方 式 により 津 波 高 を 予 測 建 物 : 固 定 資 産 概 要 調 書 ( 平 成 20 年 3 月 )から 市 町 の 構 造 年 代 別 の 建 物 割 合 を 把 握 GISデータから 建 物 分 布 を 把 握 人 口 : 平 成 17 年 国 勢 調 査 平 成 18 年 事 業 所 企 業 統 計 調 査 地 域 メッシュ 統 計 リンク 結 果 より 把 握 時 間 帯 ( 夜 間 人 口 )は 多 くの 住 民 が 在 宅 していると 考 えられ る 朝 5 時 を 設 定 農 地 : 国 土 交 通 省 の 国 土 数 値 情 報 ( 土 地 利 用 )のデータより 田 及 びその 他 農 地 を 把 握 公 共 施 設 : 国 土 地 理 院 が 発 行 する 数 値 地 図 25000( 地 名 公 共 施 設 )より 公 共 施 設 の 位 置 を 把 握 被 害 の 概 要 中 央 防 災 会 議 首 都 直 下 地 震 対 策 専 門 調 査 会 で 採 用 されている 被 害 想 定 手 法 を 採 用 し 浸 水 家 屋 数 及 び 人 的 被 害 をはじめ 次 表 の 項 目 について 算 出 その 際 佐 賀 県 に 影 響 を 及 ぼす 津 波 を 発 生 させる 地 震 では 震 源 からの 距 離 が 遠 いため 揺 れは 小 さくなり 構 造 物 に 致 命 的 な 被 害 が 発 生 する 可 能 性 は 低 くなるので 表 の 数 値 は 沿 岸 構 造 物 が 機 能 し た 場 合 を 示 している 本 項 2 津 波 災 害 による 想 定 津 波 により 想 定 される 为 な 被 害 の 計 算 結 果 及 び 津 波 シ ミュレーション 結 果 最 大 浸 水 深 分 布 図 は 次 のとおりである 1-14

row 第 3 編 地 震 津 波 災 害 対 策 津 波 災 害 による 被 害 計 算 結 果 被 害 数 量 被 害 項 目 ( 有 明 海 側 ) 被 害 数 量 ( 玄 界 灘 側 ) 浸 水 家 屋 数 ( 浸 水 深 1m 以 上 ) 人 的 被 害 全 壊 棟 棟 半 壊 棟 218 棟 死 者 人 人 負 傷 者 人 304 人 農 地 被 害 ha 12.2 ha 公 共 施 設 被 害 ( 浸 水 深 1m 以 上 ) 棟 棟 津 波 シミュレーション 結 果 最 大 浸 水 深 分 布 図 津 波 高 (m) 0 200 400 600 800 1000 0125250 375 500625 750 col 2.0-2.0-1.0 0.0 1.0 2.0 1.0 0.0 ZZB_MAX 1-15

第 4 節 地 震 津 波 災 害 防 災 対 策 の 実 施 に 関 する 目 標 第 1 項 基 本 的 考 え 方 平 成 16 年 の 新 潟 県 中 越 地 震 平 成 17 年 の 福 岡 県 北 西 沖 地 震 など それまで 想 定 さ れていなかった 地 域 の 直 下 で 相 次 いで 地 震 が 発 生 するなど 地 震 は 全 国 どこでも 起 こる おそれがあることから 効 果 的 かつ 効 率 的 な 地 震 防 災 対 策 を 推 進 するため 地 震 防 災 対 策 特 別 措 置 法 に 基 づき 地 震 津 波 災 害 対 策 の 実 施 に 関 する 目 標 を 定 めることとする 第 2 項 実 施 目 標 地 震 津 波 災 害 による 人 的 被 害 の 軽 減 を 図 ることを 目 標 とする 第 3 項 推 進 方 法 この 目 標 を 達 成 するため 別 に 定 める 佐 賀 県 地 震 減 災 対 策 アクションプラン を 着 実 に 推 進 することとし 基 本 理 念 として 掲 げる 自 助 共 助 公 助 の 結 びつきによる 防 災 減 災 さが の 実 現 を 目 指 します のもと 県 が 実 施 するアクションを 着 実 に 推 進 するとともに 県 民 地 域 コミュニテイ 事 業 者 市 町 などが 为 体 となって 行 うアクシ ョンについても 促 進 や 支 援 に 努 めるものとする 推 進 体 制 イメージ 資 料 編 佐 賀 県 地 震 減 災 対 策 アクションプランの 概 要 1-16

第 5 節 地 震 津 波 災 害 に 関 する 調 査 研 究 の 推 進 ( 各 防 災 関 係 機 関 県 ( 消 防 防 災 課 )) 同 時 かつ 広 範 囲 に 大 規 模 な 被 害 を 生 じる 地 震 津 波 災 害 に 対 して 総 合 的 計 画 的 な 防 災 対 策 を 推 進 するためには 社 会 環 境 の 変 化 に 応 じて 災 害 要 因 の 研 究 被 害 想 定 のより 一 層 の 充 実 を 図 っていくことが 重 要 である このため 各 防 災 関 係 機 関 は 地 震 津 波 災 害 に 関 する 各 種 の 調 査 研 究 の 実 施 に 努 め るものとする また 災 害 の 経 験 を 通 じて 得 られる 防 災 対 策 に 関 する 知 見 や 教 訓 は 防 災 対 策 の 強 化 に 資 することから 諸 外 国 に 対 しても 広 く 情 報 発 信 共 有 するよう 努 めるものとする 1 活 断 層 に 関 する 調 査 活 断 層 については 平 成 7 年 阪 神 淡 路 大 震 災 において 注 目 されたところであり 今 後 本 県 においても 調 査 研 究 に 努 めるものとする 2 被 害 想 定 に 関 する 調 査 研 究 地 震 災 害 に 係 る 被 害 想 定 は 防 災 対 策 を 進 めていくうえで 重 要 であり 本 県 におい ては 今 後 とも 科 学 の 発 展 や 社 会 的 条 件 の 変 化 などにより 大 学 等 研 究 機 関 の 協 力 を 得 て 必 要 に 応 じ 調 査 研 究 を 進 めるものとする 1-17

第 2 章 地 震 災 害 対 策 における 災 害 予 防 対 策 計 画 第 1 節 安 全 安 心 なまちづくり 市 及 びその 他 の 防 災 関 係 機 関 は 以 下 の 施 設 等 整 備 や 対 策 の 推 進 等 を 図 るものとし 老 朽 化 した 社 会 資 本 については 長 寿 命 化 計 画 の 作 成 実 施 等 により その 適 切 な 維 持 管 理 に 努 めるものとする 第 1 項 市 域 保 全 施 設 の 整 備 ( 河 川 管 理 者 海 岸 管 理 者 及 び 施 行 者 ため 池 の 管 理 者 水 道 管 理 課 下 水 道 管 理 課 農 地 林 務 課 水 産 課 道 路 河 川 課 まちづくり 課 みなと 振 興 課 建 築 住 宅 課 ) 1 地 盤 災 害 防 止 施 設 等 の 整 備 (1) 治 山 施 設 の 整 備 ア 山 地 災 害 危 険 箇 所 の 点 検 市 は 山 地 災 害 を 未 然 に 防 止 するため 梅 雤 期 台 風 期 前 には 危 険 な 地 区 を 中 心 に 点 検 を 行 う イ 山 地 災 害 危 険 箇 所 の 周 知 等 市 は 山 地 災 害 危 険 箇 所 について 県 と 連 携 し 地 域 住 民 に 周 知 を 図 るとともに 雤 量 等 の 情 報 提 供 を 行 い 迅 速 な 情 報 伝 達 体 制 の 整 備 に 努 める (2) 砂 防 施 設 の 整 備 市 は 土 石 流 発 生 の 危 険 性 が 高 い 渓 流 について 県 と 連 携 し 地 域 住 民 に 周 知 を 図 るとともに 雤 量 等 の 情 報 提 供 を 行 い 迅 速 な 情 報 伝 達 体 制 の 整 備 に 努 める (3) 地 すべり 防 止 施 設 の 整 備 市 は 地 すべり 防 止 区 域 について 県 と 連 携 し 地 域 住 民 に 周 知 を 図 るとともに 雤 量 等 の 情 報 提 供 を 行 い 迅 速 な 情 報 伝 達 体 制 の 整 備 に 努 める (4) 急 傾 斜 地 崩 壊 防 止 施 設 の 整 備 ア 急 傾 斜 地 崩 壊 防 止 事 業 の 推 進 市 は 地 震 に 伴 う 急 傾 斜 地 の 崩 壊 による 被 害 を 防 止 するため 急 傾 斜 地 崩 壊 防 止 施 設 の 整 備 に 努 める イ 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 区 域 の 周 知 等 市 は 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 区 域 について 県 と 連 携 し 地 域 住 民 に 周 知 を 図 るとと もに 雤 量 等 の 情 報 提 供 を 行 い 迅 速 な 情 報 伝 達 体 制 の 整 備 に 努 める 为 な 事 業 の 内 訳 事 業 名 事 業 内 容 事 業 为 体 急 傾 斜 地 崩 壊 防 止 対 策 事 業 ( 県 ) 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 区 域 における 擁 壁 工 等 県 市 急 傾 斜 地 崩 壊 防 止 事 業 ( 市 ) (5) 土 砂 災 害 のソフト 対 策 ア 土 砂 災 害 警 戒 区 域 の 指 定 県 は 土 砂 災 害 ( 土 石 流 地 すべり がけ 崩 れ)から 住 民 の 生 命 及 び 身 体 を 保 護 す 2-1

るために 土 砂 災 害 の 発 生 するおそれのある 箇 所 について 土 砂 災 害 防 止 法 の 規 定 に 基 づく 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 の 調 査 を 実 施 し 関 係 市 町 長 の 意 見 を 聴 いて 土 砂 災 害 のおそれのある 区 域 を 土 砂 災 害 警 戒 区 域 として 土 砂 災 害 により 著 しい 危 害 が 生 じる おそれのある 区 域 を 土 砂 災 害 特 別 警 戒 区 域 として 指 定 し 土 砂 災 害 特 別 警 戒 区 域 につ いては 次 の 措 置 を 講 ずるものとする (ア) 住 宅 宅 地 分 譲 地 社 会 福 祉 施 設 等 のための 開 発 行 為 に 関 する 制 限 ( 許 可 制 ) (イ) 建 築 基 準 法 に 基 づく 建 築 物 の 構 造 規 制 (ウ) 土 砂 災 害 時 に 著 しい 損 壊 が 生 じる 建 築 物 に 対 する 移 転 等 の 勧 告 (エ) 勧 告 による 移 転 者 への 融 資 及 び 資 金 の 確 保 イ 土 砂 災 害 警 戒 情 報 等 の 提 供 市 町 長 が 防 災 活 動 や 住 民 等 への 避 難 勧 告 等 の 対 応 を 適 時 適 切 に 行 えるよう 支 援 する とともに 住 民 自 らの 避 難 の 判 断 等 にも 参 考 となるよう 国 と 県 は 次 の 情 報 を 発 表 す る これらの 情 報 を 県 は 一 斉 指 令 システム 等 により 市 町 へ 伝 達 する 市 町 は 関 係 機 関 の 協 力 を 得 ながら 防 災 行 政 無 線 広 報 車 携 帯 電 話 の 緊 急 速 報 メール( 株 式 会 社 エヌ ティ ティ ドコモが 提 供 するエリアメール KD DI 株 式 会 社 及 びソフトバンクモバイル 株 式 会 社 が 提 供 する 緊 急 速 報 メール 等 を いう 以 下 同 じ )など 保 有 するあらゆる 手 段 を 活 用 し 住 民 に 対 し 迅 速 かつ 的 確 に 伝 達 する (ア) 土 砂 災 害 警 戒 情 報 大 雤 による 土 砂 災 害 の 危 険 度 が 高 まった 場 合 佐 賀 地 方 気 象 台 及 び 県 は 共 同 して 土 砂 災 害 警 戒 情 報 を 発 表 する (イ) 土 砂 災 害 緊 急 情 報 大 規 模 な 土 砂 災 害 が 急 迫 している 場 合 特 に 高 度 な 専 門 的 知 識 及 び 技 術 が 必 要 な 場 合 は 国 が その 他 の 場 合 は 県 が 緊 急 調 査 を 行 い 被 害 の 想 定 される 区 域 と 時 期 に 関 する 情 報 ( 土 砂 災 害 緊 急 情 報 )を 関 係 市 町 へ 通 知 するとともに 一 般 に 周 知 する ウ 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 県 は インターネット 等 により 雤 量 土 砂 災 害 危 険 度 情 報 土 砂 災 害 危 険 箇 所 及 び 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 情 報 の 提 供 を 行 う 市 は 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 の 指 定 があったときは 市 地 域 防 災 計 画 において 当 該 警 戒 区 域 ごとに 土 砂 災 害 に 関 する 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 予 報 又 は 警 報 の 発 令 及 び 伝 達 避 難 救 助 その 他 当 該 警 戒 区 域 における 土 砂 災 害 を 防 止 するために 必 要 な 警 戒 避 難 体 制 に 関 する 下 記 の 事 項 について 定 めるものとする (ア) 避 難 勧 告 等 の 発 令 基 準 市 は 関 係 機 関 と 協 議 し 土 砂 災 害 等 に 対 する 住 民 の 警 戒 避 難 基 準 等 をあらかじ め 設 定 するとともに 必 要 に 応 じ 見 直 す (イ) 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 2-2

土 砂 災 害 警 戒 区 域 及 び 土 砂 災 害 危 険 箇 所 について 周 知 を 行 う (ウ) 避 難 勧 告 等 の 発 令 対 象 区 域 土 砂 災 害 警 戒 区 域 町 内 会 自 治 会 等 同 一 の 避 難 行 動 をとるべき 避 難 単 位 を 考 慮 し 避 難 勧 告 等 の 発 令 対 象 区 域 を 設 定 する (エ) 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 体 制 雤 量 情 報 土 砂 災 害 警 戒 情 報 住 民 からの 前 兆 現 象 や 近 隣 の 災 害 発 生 情 報 等 につ いての 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 体 制 を 定 め 住 民 への 周 知 を 行 う (オ) 避 難 所 の 開 設 運 営 土 砂 災 害 に 対 して 安 全 な 避 難 所 の 一 覧 表 開 設 運 営 体 制 避 難 所 開 設 状 況 の 伝 達 方 法 について 定 める (カ) 災 害 時 要 配 慮 者 への 支 援 災 害 時 要 配 慮 者 関 連 施 設 在 宅 の 災 害 時 要 配 慮 者 に 対 する 情 報 の 伝 達 体 制 を 定 め 災 害 時 要 配 慮 者 情 報 の 共 有 を 図 る (キ) 防 災 意 識 の 向 上 住 民 説 明 会 防 災 訓 練 防 災 教 育 等 の 実 施 により 土 砂 災 害 に 対 する 防 災 意 識 の 向 上 を 図 る (6) 災 害 危 険 区 域 内 の 災 害 危 険 住 宅 等 の 移 転 の 推 進 がけ 地 の 崩 壊 及 び 土 石 流 等 により 住 民 の 生 命 に 危 険 を 及 ぼす 恐 れのある 区 域 から 危 険 住 宅 の 移 転 を 促 進 する ( 地 すべり 等 危 険 地 域 における 住 宅 移 転 の 助 成 に 関 す る 条 例 ( 平 成 17 年 条 例 第 256 号 )) (7) 地 盤 の 液 状 化 対 策 の 推 進 公 共 公 益 施 設 の 管 理 者 は 埋 立 地 や 旧 河 道 等 の 液 状 化 のおそれのある 箇 所 をは じめとして 浅 部 の 地 盤 データの 収 集 とデータベース 化 の 充 実 等 を 図 るとともに 施 設 の 特 性 を 踏 まえた 技 術 基 準 を 検 討 し その 結 果 に 基 づいて 地 盤 改 良 等 により 液 状 化 の 発 生 を 防 止 する 対 策 や 液 状 化 が 発 生 した 場 合 においても 施 設 の 被 害 を 防 止 する 対 策 等 を 適 切 に 実 施 する また 大 規 模 開 発 に 当 たっては 十 分 な 連 絡 調 整 を 図 るものとする さらに 住 宅 宅 地 の 液 状 化 対 策 として 液 状 化 対 策 に 有 効 な 基 礎 構 造 等 につい ての 普 及 をはじめ 住 民 への 適 切 な 情 報 提 供 等 を 図 る 2 河 川 海 岸 下 水 道 及 びため 池 施 設 の 整 備 (1) 河 川 関 係 施 設 の 整 備 ア 河 川 関 係 施 設 の 整 備 の 推 進 河 川 管 理 者 は 堤 防 ダム 水 門 排 水 施 設 などの 河 川 関 係 施 設 の 地 震 に 対 す る 安 全 性 を 確 保 するため 点 検 要 領 等 により 計 画 的 に 点 検 を 実 施 するとともに その 結 果 に 基 づいて 緊 急 性 の 高 い 箇 所 から 計 画 的 重 点 的 に 耐 震 性 及 び 施 設 操 作 の 自 動 化 や 遠 隔 操 作 化 等 による 津 波 に 対 する 安 全 性 の 確 保 に 努 める イ 水 門 等 の 管 理 河 川 管 理 者 は 津 波 の 発 生 が 予 想 される 場 合 には 操 作 規 則 に 従 い 速 やかに 2-3

水 門 樋 門 等 の 操 作 準 備 を 行 い 必 要 があれば 対 応 にあたる 者 の 安 全 が 確 保 さ れる 事 を 前 提 としたうえで 操 作 するものとする また 河 川 情 報 の 一 元 的 管 理 と 伝 達 の 円 滑 化 を 図 り 被 災 流 域 における 地 震 等 に 起 因 する 二 次 災 害 の 防 止 に 努 める (2) 海 岸 施 設 の 整 備 ア 海 岸 関 係 施 設 の 整 備 の 推 進 海 岸 管 理 者 及 び 施 工 者 は 海 岸 堤 防 水 門 排 水 施 設 などの 海 岸 関 係 施 設 の 地 震 及 び 津 波 に 対 する 安 全 性 を 確 保 するため 点 検 要 領 等 により 計 画 的 に 点 検 を 実 施 するとともに その 結 果 に 基 づいて 緊 急 性 の 高 い 箇 所 から 計 画 的 重 点 的 に 耐 震 性 及 び 施 設 操 作 の 自 動 化 や 遠 隔 操 作 化 等 による 津 波 に 対 する 安 全 性 の 確 保 に 努 める また 現 存 する 二 線 堤 には 海 水 流 の 流 入 拡 散 を 阻 止 し 被 害 を 最 小 限 に 抑 える 機 能 を 持 たせることが 可 能 なものも 存 在 するため 海 岸 管 理 者 及 び 関 係 者 は そ の 防 護 機 能 を 把 握 したうえで 適 正 な 維 持 管 理 を 行 うよう 努 める イ 水 門 等 の 管 理 海 岸 管 理 者 は 津 波 の 発 生 が 予 想 される 場 合 には 操 作 規 則 に 従 い 速 やかに 水 門 樋 門 等 の 操 作 準 備 を 行 い 必 要 があれば 対 応 にあたる 者 の 安 全 が 確 保 さ れることを 前 提 としたうえで 操 作 するものとする また 情 報 の 一 元 的 管 理 と 伝 達 の 円 滑 化 を 図 り 背 後 地 における 地 震 等 に 起 因 する 二 次 災 害 の 防 止 に 努 める 为 な 事 業 の 内 訳 事 業 名 事 業 内 容 事 業 为 体 高 潮 対 策 事 業 津 波 高 潮 波 浪 による 災 害 を 防 止 するための 海 岸 保 全 施 設 の 新 設 改 修 など 侵 食 対 策 事 業 特 に 侵 食 が 著 しく 災 害 を 受 けるおそれの 高 い 海 岸 を 保 全 するための 海 岸 保 全 施 設 の 整 備 を 図 る 海 岸 環 境 整 備 事 業 国 土 保 全 と 併 せて 海 岸 環 境 を 整 備 し 安 全 で 快 適 な 海 浜 利 用 の 増 進 を 目 的 とした 海 岸 保 全 施 設 の 整 備 を 図 る 津 波 高 潮 危 機 管 理 対 策 緊 急 事 業 既 存 の 海 岸 保 全 施 設 の 緊 急 的 な 防 災 機 能 の 確 保 及 び 避 難 対 策 の 促 進 を 図 る 県 市 海 岸 耐 震 対 策 緊 急 事 業 海 岸 保 全 施 設 である 護 岸 堤 防 等 の 耐 震 対 策 を 緊 急 的 に 実 施 する 海 岸 堤 防 等 老 朽 化 対 策 緊 急 事 業 公 有 地 造 成 護 岸 等 整 備 統 合 事 業 海 岸 保 全 施 設 の 老 朽 化 調 査 対 策 計 画 及 び 対 策 工 事 を 一 体 的 に 実 施 する 公 共 用 地 確 保 のための 埋 立 地 での 海 岸 保 全 施 設 の 整 備 を 図 る 2-4

(3) 下 水 道 施 設 の 整 備 市 は 地 震 に 対 する 安 全 性 を 確 保 するため 雤 水 幹 線 水 路 及 び 排 水 機 場 等 の 計 画 的 な 整 備 に 努 める また 日 常 の 巡 視 及 び 点 検 を 実 施 するとともに 地 震 後 には 速 やかに 点 検 するものとする 为 な 事 業 の 内 訳 事 業 名 事 業 内 容 事 業 为 体 公 共 下 水 道 事 業 都 市 の 浸 水 被 害 を 防 除 するための 施 設 整 備 を 行 う 市 (4) ため 池 施 設 の 整 備 ア ため 池 の 整 備 の 推 進 ため 池 の 管 理 者 は 老 朽 化 の 著 しいもの 又 は 決 壊 により 著 しい 災 害 をもたらす 可 能 性 のあるため 池 について 現 地 調 査 を 実 施 するなど 施 設 の 危 険 度 を 判 定 し 必 要 があれば 補 強 を 実 施 するなどその 適 切 な 管 理 に 努 める イ ため 池 の 危 険 度 の 周 知 等 ため 池 の 管 理 者 は 堤 防 決 壊 時 の 危 険 区 域 について 地 域 住 民 に 周 知 するととも に 災 害 時 の 連 絡 体 制 の 整 備 に 努 める 为 な 事 業 の 内 訳 事 業 名 事 業 内 容 事 業 为 体 ため 池 等 整 備 事 業 (ため 池 整 備 工 事 ) 老 朽 化 した 農 業 用 ため 池 を 整 備 し 人 命 人 家 公 共 施 設 等 の 保 全 を 図 る 県 ため 池 等 整 備 事 業 溢 水 被 害 等 の 発 生 防 止 を 図 るため 用 排 水 ( 用 排 水 施 設 整 備 工 事 ) 路 の 整 備 を 行 う 資 料 編 山 地 災 害 危 険 地 の 現 況 地 すべり 等 防 止 法 に 基 づく 指 定 地 一 覧 表 災 害 防 止 工 事 施 工 ボタ 山 一 覧 表 岩 石 採 石 場 一 覧 表 県 市 第 2 項 公 共 施 設 交 通 施 設 等 の 整 備 ( 消 防 本 部 道 路 管 理 者 港 湾 管 理 者 鉄 道 事 業 者 危 機 管 理 防 災 課 農 地 林 務 課 建 築 住 宅 課 道 路 河 川 課 まちづくり 課 教 育 総 務 課 水 道 管 理 課 下 水 道 管 理 課 ) 1 構 造 物 施 設 等 の 耐 震 設 計 の 基 本 方 針 (1) 供 用 期 間 中 に1~2 程 度 発 生 する 確 率 を 持 つ 一 般 的 な 地 震 動 に 対 して 機 能 に 重 大 な 支 障 が 生 じないこと (2) 直 下 型 地 震 または 海 溝 型 大 地 震 に 起 因 する 高 レベルの 地 震 動 に 対 して 人 命 に 重 大 な 影 響 を 与 えないこと (3) 構 造 物 施 設 等 のうち 次 のものについては 重 要 度 を 考 慮 して 高 レベルの 地 震 2-5

動 に 対 しても 他 の 構 造 物 施 設 等 に 比 べ 耐 震 性 能 に 余 裕 を 持 たせることを 目 標 と するものとする ア 一 旦 被 災 した 場 合 に 生 じる 機 能 支 障 が 災 害 応 急 対 策 活 動 等 にとって 著 しい 妨 げとなるおそれがあるもの イ 地 方 あるいは 国 といった 広 域 における 経 済 活 動 等 に 対 し 著 しい 影 響 を 及 ぼす 恐 れがあるもの ウ 多 数 の 人 々を 収 容 する 建 築 物 等 (4) 構 造 物 施 設 等 の 耐 震 設 計 のほか 代 替 性 の 確 保 多 重 化 等 により 総 合 的 にシス テムの 機 能 を 確 保 する 方 策 についても 検 討 する 2 公 共 施 設 等 の 耐 震 性 の 確 保 市 消 防 本 部 は 昭 和 56 年 の 建 築 基 準 法 改 正 前 の 耐 震 基 準 により 建 築 された 公 共 施 設 等 ( 特 に 各 庁 舎 避 難 所 となる 学 校 公 民 館 等 の 施 設 病 院 等 施 設 )について 防 災 上 の 重 要 度 を 考 慮 し 年 次 毎 に 耐 震 診 断 目 標 数 値 を 設 定 し 必 要 に 応 じて 耐 震 性 の 強 化 を 推 進 する なお 避 難 所 となる 学 校 公 民 館 等 の 施 設 に 必 要 に 応 じて 防 災 広 場 男 女 別 シ ャワー 室 備 蓄 のためのスペース 及 び 通 信 設 備 等 を 整 備 し 避 難 所 としての 機 能 を 向 上 させる 防 災 上 重 要 な 施 設 など 施 設 の 分 類 施 設 の 名 称 災 害 応 急 対 策 活 動 に 必 要 な 施 設 救 護 活 動 施 設 避 難 所 として 位 置 づけられた 施 設 本 庁 舎 支 所 庁 舎 警 察 署 など 消 防 関 係 施 設 保 健 福 祉 事 務 所 病 院 学 校 公 民 館 集 会 施 設 公 園 など 多 数 の 者 が 利 用 する 施 設 図 書 館 集 会 施 設 福 祉 施 設 など 3 道 路 ( 交 通 施 設 )の 耐 震 性 の 確 保 一 般 国 道 県 道 市 道 の 各 道 路 管 理 者 県 警 察 は 災 害 時 の 避 難 及 び 緊 急 物 資 の 輸 送 に 支 障 を 生 じないよう 年 次 毎 に 耐 震 点 検 目 標 数 値 を 設 定 し 必 要 に 応 じて 耐 震 性 の 強 化 を 推 進 する また 道 路 管 理 者 は 落 石 法 面 崩 壊 等 の 通 行 危 険 箇 所 について 点 検 を 実 施 し 必 要 があれば 予 防 工 事 を 実 施 し 危 険 箇 所 の 解 消 を 図 るとともに 災 害 時 には 迅 速 な 通 行 止 などの 危 険 回 避 措 置 を 実 施 できるよう 体 制 の 整 備 に 努 める 特 に 重 点 とする 施 設 ア 橋 梁 及 び 横 断 歩 道 橋 イ トンネル ウ 信 号 機 エ 落 石 等 通 行 危 険 箇 所 対 策 2-6

为 な 事 業 の 内 訳 事 業 名 事 業 内 容 事 業 为 体 道 路 事 業 街 路 事 業 交 通 安 全 事 業 道 路 防 災 事 業 橋 梁 補 修 事 業 道 路 の 新 設 改 良 補 修 の 実 施 都 市 計 画 街 路 の 新 設 改 良 の 実 施 歩 道 の 新 設 改 良 補 修 の 実 施 落 石 等 危 険 箇 所 の 整 備 落 橋 防 止 対 策 等 耐 震 対 策 の 実 施 国 県 市 4 港 湾 ( 輸 送 施 設 )の 耐 震 性 の 確 保 港 湾 管 理 者 は 震 災 時 の 避 難 及 び 緊 急 物 資 の 輸 送 に 支 障 を 生 じないよう 必 要 に 応 じて 耐 震 性 の 強 化 を 推 進 する 为 な 事 業 の 内 訳 事 業 名 事 業 内 容 事 業 为 体 港 湾 整 備 事 業 岸 壁 の 新 設 改 良 補 修 の 実 施 国 県 第 3 項 ライフライン 施 設 の 機 能 の 確 保 ( 工 業 用 水 道 事 業 者 九 州 電 力 株 式 会 社 佐 賀 支 店 電 気 通 信 事 業 者 都 市 ガス 事 業 者 水 道 局 ) 上 下 水 道 工 業 用 水 道 電 力 電 話 ガス 石 油 石 油 ガス 等 のライフライン 施 設 は 住 民 の 日 常 生 活 及 び 社 会 経 済 活 動 上 欠 くことのできないものであり 地 震 発 生 後 の 災 害 復 旧 のための 重 要 な 使 命 を 担 っている また ライフラインの 被 災 は 安 否 確 認 住 民 の 避 難 救 命 救 助 等 の 応 急 対 策 活 動 などに 支 障 を 与 えるとともに 避 難 生 活 環 境 の 悪 化 等 をもたらす ことになる このため ライフライン 事 業 者 は 耐 震 点 検 の 実 施 耐 震 化 液 状 化 対 策 地 震 災 害 後 の 復 旧 体 制 の 整 備 資 機 材 の 備 蓄 等 を 行 うものとする 特 に 3 次 医 療 機 関 等 の 人 命 に 関 わる 重 要 施 設 へのライフラインの 重 点 的 な 耐 震 化 を 進 めるものとする また 系 統 の 多 重 化 拠 点 の 分 散 代 替 施 設 の 整 備 等 による 代 替 性 の 確 保 にも 努 める さらに 地 震 時 におけるライ フラインの 安 全 性 信 頼 性 の 向 上 等 質 の 高 いまちづくりに 不 可 欠 な 電 線 類 の 地 中 化 を 効 果 的 に 進 める 電 線 共 同 溝 (C C BOX) 等 については 迅 速 な 復 旧 の 観 点 から 架 空 線 との 協 調 も 考 慮 し 計 画 的 に 整 備 するほか 行 政 機 関 とライフライン 各 事 業 者 の 連 絡 協 議 体 制 の 強 化 を 図 る 1 水 道 施 設 の 整 備 (1) 水 道 施 設 の 耐 震 化 市 は 重 要 度 の 高 い 基 幹 施 設 や 防 災 上 重 要 な 施 設 への 給 水 施 設 等 を 中 心 として 耐 震 診 断 を 行 い その 結 果 に 基 づき 施 設 の 新 設 拡 張 に 併 せて 計 画 的 な 整 備 に 努 め 2-7

る 重 要 度 の 高 い 基 幹 施 設 浄 水 場 配 水 池 の 構 造 物 为 な 管 路 防 災 上 重 要 な 施 設 医 療 機 関 社 会 福 祉 施 設 等 (2) 水 道 施 設 の 点 検 整 備 市 は 水 道 施 設 について 巡 回 点 検 を 実 施 するとともに 老 朽 施 設 ( 管 路 )を 計 画 的 に 更 新 する ア 耐 震 性 の 高 い 管 材 料 の 採 用 イ 伸 縮 可 能 継 手 の 採 用 (3) 断 水 対 策 市 は 基 幹 施 設 の 分 散 系 統 の 多 重 化 による 補 完 機 能 の 強 化 を 図 るとともに 断 水 に 備 えて 応 急 給 水 の 拠 点 となる 配 水 池 等 貯 水 施 設 の 整 備 に 努 める (4) 資 機 材 図 面 の 整 備 市 は 必 要 な 資 機 材 を 把 握 し あらかじめ 調 達 方 法 保 管 場 所 等 を 定 めておくと ともに 日 頃 から 図 面 等 の 整 備 を 図 り 施 設 の 現 況 を 把 握 しておくものとする 2 下 水 道 (1) 下 水 道 施 設 の 耐 震 化 市 は 下 水 道 施 設 の 耐 震 対 策 指 針 と 解 説 ( 社 団 法 人 日 本 下 水 道 協 会 )などに 基 づ き 下 水 道 施 設 の 耐 震 設 計 を 行 い ポンプ 場 処 理 場 等 の 耐 震 化 や 停 電 対 策 等 に 努 める (2) 下 水 道 施 設 の 保 守 点 検 市 は 下 水 道 施 設 について 巡 視 及 び 点 検 を 実 施 し 老 朽 施 設 故 障 箇 所 の 改 善 を 実 施 する (3) 資 機 材 図 面 の 整 備 市 は 必 要 な 資 機 材 について あらかじめ 調 達 方 法 保 管 場 所 等 を 定 めておくと ともに 日 頃 から 図 面 等 の 整 備 を 図 り 施 設 の 現 況 を 把 握 しておくものとする 3 工 業 用 水 道 施 設 の 整 備 (1) 工 業 用 水 道 施 設 の 耐 震 化 市 は 重 要 度 の 高 い 基 幹 施 設 等 について 耐 震 診 断 を 行 い その 結 果 に 基 づき 施 設 の 新 設 拡 張 改 良 に 併 せて 計 画 的 な 整 備 に 努 める 重 要 度 の 高 い 基 幹 施 設 浄 水 場 配 水 池 の 構 造 物 为 な 管 路 (2) 工 業 用 水 道 施 設 の 点 検 整 備 市 は 工 業 用 水 道 施 設 について 巡 回 点 検 を 実 施 するとともに 老 朽 施 設 ( 管 路 )を 計 画 的 に 更 新 する ア 耐 震 性 の 高 い 管 材 料 の 採 用 イ 伸 縮 可 能 継 手 の 採 用 2-8

(3) 断 水 対 策 市 は 基 幹 施 設 の 分 散 系 統 の 多 重 化 による 補 完 機 能 の 強 化 を 図 り 緊 急 時 の 工 業 用 水 の 確 保 に 努 める (4) 資 機 材 図 面 の 整 備 市 は 必 要 な 資 機 材 を 把 握 し あらかじめ 調 達 方 法 保 管 場 所 等 を 定 めておくと ともに 日 頃 から 図 面 等 の 整 備 を 図 り 施 設 の 現 況 を 把 握 しておくものとする 4 電 力 施 設 等 の 整 備 (1) 電 力 設 備 の 耐 震 化 九 州 電 力 株 式 会 社 は 災 害 対 策 基 本 法 第 39 条 に 基 づき 定 めた 九 州 電 力 株 式 会 社 防 災 業 務 計 画 により 電 力 設 備 の 耐 震 対 策 を 実 施 する (2) 電 気 工 作 物 の 巡 視 点 検 調 査 等 ア 九 州 電 力 株 式 会 社 は 電 気 工 作 物 を 常 に 法 令 に 定 める 技 術 基 準 に 適 合 するように 保 持 し 更 に 事 故 の 未 然 防 止 を 図 るため 定 期 的 に 電 気 工 作 物 の 巡 視 点 検 ( 災 害 発 生 の おそれがある 場 合 には 特 別 の 巡 視 )を 実 施 する イ 九 州 電 力 株 式 会 社 は 自 家 用 需 要 家 を 除 く 一 般 需 要 家 の 電 気 工 作 物 の 調 査 等 を 行 い 感 電 事 故 の 防 止 を 図 るほか 漏 電 等 出 火 にいたる 原 因 の 早 期 発 見 とその 改 修 に 努 める 5 電 気 通 信 設 備 等 の 整 備 (1) 電 気 通 信 設 備 等 の 耐 震 化 電 気 通 信 事 業 者 ( 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 佐 賀 支 店 株 式 会 社 エヌ ティ ティ ド コモ KDDI 株 式 会 社 を 含 む 以 下 本 編 において 同 じ )は 被 害 の 発 生 を 未 然 に 防 止 するため 次 のとおり 電 気 通 信 設 備 及 び 付 帯 設 備 ( 建 物 を 含 む 以 下 電 気 通 信 設 備 等 という )の 高 信 頼 化 のための 整 備 を 推 進 する ア 津 波 のおそれがある 地 域 にある 電 気 通 信 設 備 等 については 耐 水 構 造 化 を 実 施 する イ 地 震 又 は 火 災 に 備 えて 为 要 な 電 気 通 信 設 備 等 については 耐 震 及 び 耐 火 構 造 化 を 実 施 する (2) 電 気 通 信 システムの 耐 震 化 電 気 通 信 事 業 者 は 被 害 が 発 生 した 場 合 においても 通 信 を 確 保 するため 次 により 通 信 網 の 整 備 を 推 進 する ア 为 要 な 伝 送 路 を 多 ルート 構 成 或 いはループ 構 成 とする イ 基 幹 的 設 備 を 分 散 設 置 する ウ 通 信 ケーブルの 地 中 化 を 促 進 する エ 为 要 な 電 気 通 信 設 備 については 必 要 な 予 備 電 源 を 設 置 する オ 重 要 加 入 者 については 当 該 加 入 者 との 協 議 により 加 入 者 系 伝 送 路 の 信 頼 性 を 確 保 するため 2 重 ルート 化 を 推 進 する 6 都 市 ガス 施 設 (1) 都 市 ガス 施 設 (ガス 導 管 )の 耐 震 性 強 化 都 市 ガス 事 業 者 は ガス 事 業 法 並 びに 日 本 ガス 協 会 ガス 導 管 耐 震 設 計 指 針 に 基 づき 設 計 施 工 するとともに 耐 震 性 のあるポリエチレン 管 への 入 れ 替 え 及 び 敷 設 を 推 進 する 2-9

(2) 都 市 ガス 工 作 物 の 巡 視 点 検 及 び 検 査 都 市 ガス 事 業 者 は 都 市 ガス 工 作 物 を 常 に 法 令 に 定 める 技 術 基 準 に 適 合 するよう 保 持 し 事 故 防 止 のため 定 期 的 に 巡 視 点 検 及 び 検 査 を 実 施 する (3) マイコンメーターの 普 及 都 市 ガス 事 業 者 は 一 般 家 庭 に 震 災 時 に 自 動 的 にガスの 供 給 を 停 止 する 機 能 を 有 するマイコンメーターの 普 及 を 促 進 する (4) 災 害 防 止 のための 体 制 の 確 立 ア 要 員 の 確 保 等 都 市 ガス 事 業 者 は 都 市 ガス 工 作 物 の 被 害 及 びガスによる 二 次 災 害 の 防 止 軽 減 及 び 早 期 復 旧 を 図 るため あらかじめ 緊 急 措 置 及 び 復 旧 活 動 のための 組 織 体 制 要 員 の 確 保 体 制 等 の 整 備 を 図 る イ 連 絡 体 制 の 整 備 都 市 ガス 事 業 者 は 事 業 所 内 にあらかじめ 対 策 本 部 となるべき 場 所 を 定 め 災 害 時 優 先 電 話 通 信 機 器 被 害 状 況 等 連 絡 票 需 要 家 名 簿 等 を 整 備 する ウ 関 連 工 事 会 社 等 との 協 力 体 制 の 確 立 都 市 ガス 事 業 者 は あらかじめ 関 連 の 工 事 会 社 等 との 間 で 災 害 防 止 のための 人 員 及 び 資 機 材 の 提 供 に 関 する 協 力 体 制 を 確 立 する エ 教 育 訓 練 都 市 ガス 事 業 者 は 震 災 時 の 非 常 体 制 の 確 立 情 報 収 集 緊 急 措 置 他 機 関 と の 協 力 体 制 復 旧 手 順 などについて 職 員 教 育 防 災 訓 練 を 実 施 する オ 資 機 材 等 の 整 備 都 市 ガス 事 業 者 は 災 害 時 の 被 害 を 最 小 限 にするための 応 急 措 置 早 期 復 旧 を 行 うのに 必 要 な 資 機 材 図 面 を 備 えておくとともに 復 旧 が 長 期 化 した 場 合 に 備 えて 需 要 家 の 生 活 支 援 のための 代 替 熱 源 等 の 確 保 の 手 段 について あらかじめ 調 査 しておく 7 バックアップ 対 策 の 促 進 市 は 自 ら 保 有 するコンピュータシステムやデータのバックアップ 対 策 を 講 じるととも に 災 害 により 情 報 システムに 障 害 が 発 生 した 場 合 であっても 業 務 の 中 断 を 防 止 し ま た それを 早 期 に 復 旧 できるよう 情 報 通 信 技 術 部 門 の 業 務 継 続 計 画 の 策 定 に 努 める また 企 業 等 における 安 全 確 保 に 向 けての 自 発 的 な 取 組 みを 促 進 する 第 4 項 建 築 物 等 の 耐 震 性 の 確 保 ( 一 定 の 建 築 物 等 の 所 有 者 文 化 財 等 及 びこれらを 収 容 する 博 物 館 等 の 所 有 者 又 は 管 理 者 建 築 住 宅 課 生 涯 学 習 文 化 財 課 ) 1 特 定 建 築 物 市 は 劇 場 百 貨 店 旅 館 等 多 数 の 者 が 利 用 する 特 定 の 建 築 物 について 当 該 建 築 物 の 所 有 者 が 行 う 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 耐 震 診 断 必 要 に 応 2-10

じて 行 う 耐 震 改 修 等 について その 指 導 に 当 たる 2 一 般 建 築 物 市 は 県 の 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 基 づいて 耐 震 化 の 促 進 を 図 るとともに 住 民 への 啓 蒙 を 行 い 建 築 物 耐 震 診 断 技 術 者 を 養 成 活 用 し 既 存 建 築 物 の 耐 震 診 断 耐 震 改 修 を 進 める 3 落 下 物 ブロック 塀 等 市 は 建 築 物 の 所 有 者 又 は 管 理 者 に 対 し 天 井 材 等 の 非 構 造 部 材 や 看 板 等 の 脱 落 防 止 等 の 落 下 物 防 止 対 策 やエレベーターにおける 閉 じ 込 め 防 止 等 の 取 組 を 指 導 する また ブロック 塀 や 自 動 販 売 機 等 の 倒 壊 を 防 止 するため 所 有 者 への 啓 発 を 行 い 特 に 通 学 路 避 難 経 路 人 通 りが 多 い 道 路 沿 いに 設 置 してあるものについては 耐 震 化 を 促 進 する 4 家 具 等 の 転 倒 防 止 タンス 食 器 棚 等 の 転 倒 防 止 対 策 について 広 報 活 動 を 行 う 5 文 化 財 文 化 財 所 有 者 又 は 管 理 者 は 国 県 市 指 定 の 文 化 財 等 及 びこれらを 収 容 する 博 物 館 美 術 館 資 料 館 等 の 建 築 物 について 国 県 等 の 指 導 により これらの 文 化 財 等 の 耐 震 性 の 確 保 に 努 める また 国 県 市 指 定 の 建 造 物 伝 統 的 建 造 物 群 について 国 県 等 の 指 導 により 現 状 の 把 握 耐 震 化 の 向 上 及 び 応 急 防 災 施 設 の 整 備 に 努 める 資 料 編 市 町 別 指 定 文 化 財 数 一 覧 第 5 項 危 険 物 施 設 等 の 保 安 の 強 化 ( 危 険 物 施 設 等 の 管 理 者 等 危 機 管 理 防 災 課 保 健 医 療 課 ) 1 危 険 物 施 設 の 保 全 及 び 耐 震 化 危 険 物 施 設 高 圧 ガス 施 設 火 薬 類 施 設 毒 物 劇 物 施 設 放 射 性 物 質 施 設 などの 施 設 の 管 理 者 等 は 耐 震 点 検 を 行 うとともに その 結 果 に 基 づき 必 要 があれば 緊 急 性 や 施 設 の 重 要 性 を 考 慮 して 計 画 的 に 施 設 の 耐 震 改 修 の 実 施 に 努 める 市 は 法 令 等 に 基 づき 危 険 物 施 設 等 の 耐 震 性 の 確 保 護 岸 等 の 耐 震 性 の 向 上 緩 衝 地 帯 の 整 備 及 び 保 安 教 育 自 衛 防 災 組 織 の 充 実 強 化 防 災 訓 練 の 積 極 的 実 施 など 適 切 な 予 防 措 置 をとるよう 施 設 管 理 者 等 に 対 して 指 導 する 2 危 険 物 (1) 施 設 の 保 全 及 び 耐 震 化 危 険 物 施 設 ( 製 造 所 貯 蔵 所 取 扱 所 ~ 消 防 法 ( 昭 和 23 年 法 律 第 186 号 ) 別 表 に 定 める 危 険 物 を 指 定 数 量 以 上 製 造 貯 蔵 又 は 取 扱 をする 建 築 物 工 作 物 等 )について その 管 理 者 等 は 施 設 の 基 準 や 点 検 義 務 の 規 定 を 遵 守 するとともに 耐 震 化 に 努 める (2) 保 安 指 導 等 の 強 化 2-11

ア 監 督 指 導 の 強 化 消 防 機 関 は 消 防 法 の 規 定 に 基 づき 危 険 物 施 設 の 設 置 又 は 変 更 許 可 に 対 する 審 査 及 び 立 入 検 査 等 を 行 い 基 準 に 適 合 した 状 態 を 維 持 するよう 指 導 監 督 を 行 うものとす る イ 消 防 体 制 の 強 化 消 防 機 関 は 危 険 物 の 性 質 及 び 数 量 を 常 に 把 握 し 危 険 物 施 設 を 有 する 取 扱 事 業 所 等 ごとの 予 防 規 程 等 の 作 成 を 指 導 する ウ 防 災 教 育 県 は 危 険 物 施 設 において 危 険 物 の 取 扱 作 業 に 従 事 する 危 険 物 取 扱 者 に 対 し 取 扱 作 業 の 保 安 に 関 する 講 習 を 実 施 し 危 険 物 取 扱 者 の 資 質 の 向 上 に 努 める (3) 取 扱 事 業 所 等 の 自 为 保 安 の 強 化 ア 法 令 等 の 遵 守 危 険 物 施 設 の 管 理 者 等 は 消 防 法 の 規 定 を 遵 守 するとともに 予 防 規 程 の 内 容 を 常 に 取 扱 事 業 所 等 の 操 業 実 態 に 合 ったものとし 危 険 物 の 災 害 予 防 に 万 全 を 期 するもの とする イ 事 業 所 間 の 協 力 体 制 の 確 立 危 険 物 施 設 の 管 理 者 等 は 隣 接 する 取 扱 事 業 所 等 間 の 自 衛 消 防 の 相 互 応 援 の 促 進 を 図 るとともに 消 火 剤 流 出 油 処 理 等 の 防 災 資 機 材 の 備 蓄 に 努 める ウ 保 安 教 育 等 の 充 実 危 険 物 施 設 の 管 理 者 等 は 毎 年 6 月 に 全 国 的 に 実 施 される 危 険 物 安 全 週 間 等 の 機 会 をとらえて 従 業 員 等 に 対 する 保 安 教 育 や 防 災 訓 練 を 実 施 し 自 衛 防 災 組 織 の 充 実 強 化 に 努 める 3 高 圧 ガス 液 化 石 油 ガス(LPガス) (1) 施 設 の 保 全 及 び 耐 震 化 高 圧 ガスを 製 造 する 者 販 売 する 者 消 費 する 者 高 圧 ガスの 貯 蔵 又 は 充 てん 容 器 の 所 有 者 若 しくは 占 有 者 ( 以 下 高 圧 ガス 事 業 者 という )は 高 圧 ガス 施 設 について 高 圧 ガス 保 安 法 ( 昭 和 26 年 法 律 第 204 号 )に 基 づく 耐 震 構 造 とするなど 法 に 基 づ く 技 術 基 準 の 遵 守 や 施 設 の 維 持 管 理 の 徹 底 を 図 るとともに 耐 震 化 に 努 める (2) 保 安 体 制 の 整 備 高 圧 ガス 事 業 者 は 自 己 の 責 任 のもとに 保 安 の 確 保 に 努 めるとともに 県 等 は 監 督 行 政 庁 の 立 場 から 災 害 の 予 防 に 努 める ア 情 報 連 絡 体 制 の 整 備 県 等 は 地 震 時 の 被 害 状 況 の 迅 速 かつ 正 確 な 把 握 のため 情 報 収 集 連 絡 体 制 の 整 備 について 事 業 者 及 び 関 係 団 体 を 指 導 する イ 初 動 体 制 の 整 備 県 等 は 地 震 時 の 初 動 体 制 の 整 備 について 事 業 者 等 を 指 導 する ウ 保 安 教 育 等 の 充 実 県 等 は 従 業 員 に 対 する 保 安 教 育 及 び 防 災 訓 練 等 の 実 施 について 事 業 者 等 を 指 導 す る 2-12

(3) 液 化 石 油 ガス 消 費 者 対 策 ア 県 等 は 販 売 事 業 者 に 対 し 消 費 者 が 地 震 時 にとるべき 対 応 について パンフレッ ト リーフレットの 配 布 テレビ ラジオ 等 による 周 知 を 行 うよう 指 導 するとともに 消 費 者 は とるべき 対 応 について 習 熟 に 努 める イ 県 等 は 販 売 事 業 者 に 対 し 消 費 先 設 備 の 耐 震 化 を 指 導 する ウ 県 等 は 関 係 団 体 に 対 し 消 費 先 における 地 震 時 の 情 報 収 集 及 び 二 次 災 害 防 止 のた めの 体 制 の 整 備 について 指 導 する 4 火 薬 類 (1) 施 設 の 保 全 及 び 耐 震 化 火 薬 類 施 設 ( 火 薬 類 取 締 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 149 号 )に 規 定 する 火 薬 類 を 製 造 又 は 貯 蔵 する 施 設 )について その 事 業 者 は 当 該 法 令 に 基 づく 構 造 とし 維 持 管 理 の 徹 底 を 図 るとともに 耐 震 化 に 努 める (2) 保 安 体 制 の 整 備 火 薬 類 事 業 者 は 自 己 の 責 任 のもとに 保 安 の 確 保 に 努 めるとともに 県 等 は 監 督 行 政 庁 の 立 場 から 災 害 の 予 防 に 努 める ア 情 報 連 絡 体 制 の 整 備 県 等 は 地 震 時 の 被 害 状 況 の 迅 速 かつ 正 確 な 把 握 のため 情 報 収 集 連 絡 体 制 の 整 備 について 事 業 者 及 び 関 係 団 体 を 指 導 する イ 初 動 体 制 の 整 備 県 等 は 地 震 時 の 初 動 体 制 の 整 備 について 事 業 者 等 を 指 導 する ウ 保 安 教 育 等 の 充 実 県 等 は 従 業 員 に 対 する 保 安 教 育 及 び 防 災 訓 練 の 実 施 等 について 事 業 者 等 を 指 導 す る 5 毒 物 劇 物 (1) 施 設 の 保 全 及 び 耐 震 化 毒 物 劇 物 取 扱 者 等 は 毒 物 劇 物 施 設 のうち 消 防 法 高 圧 ガス 保 安 法 によって 規 制 を 受 けている 施 設 については 法 に 基 づく 技 術 基 準 の 遵 守 や 施 設 の 維 持 管 理 の 徹 底 を 図 るとともに 耐 震 化 に 努 める また 前 2 法 により 規 制 を 受 けない 毒 物 劇 物 施 設 については 県 は 毒 物 及 び 劇 物 取 締 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 303 号 )に 基 づき 保 健 衛 生 上 必 要 に 応 じ 立 入 検 査 を 実 施 するとともに 耐 震 化 の 推 進 に 努 める (2) 保 安 体 制 の 整 備 ア 情 報 連 絡 体 制 の 整 備 県 等 は 毒 物 劇 物 取 扱 者 等 に 対 し 毒 物 劇 物 によって 住 民 の 保 健 衛 生 上 の 危 害 を 生 じる 恐 れがあるときは 直 ちに 保 健 福 祉 事 務 所 警 察 署 又 は 消 防 機 関 に 届 け 出 る ことを 指 導 するとともに 危 険 防 止 のための 応 急 措 置 を 講 じるよう 平 常 時 から 指 導 す る イ 自 为 保 安 の 強 化 毒 物 劇 物 の 多 量 保 有 施 設 について 毒 物 劇 物 取 扱 者 等 は 災 害 予 防 規 程 を 作 成 2-13

するなど 自 为 保 安 の 強 化 を 図 る 6 放 射 性 物 質 (1) 施 設 の 保 全 及 び 耐 震 化 放 射 性 同 位 元 素 等 の 使 用 者 販 売 業 者 廃 棄 業 者 及 びこれらの 者 から 運 搬 を 委 託 され た 者 ( 以 下 放 射 性 同 位 元 素 等 の 使 用 者 等 という )は 放 射 性 物 質 取 扱 施 設 につい て 放 射 性 同 位 元 素 などによる 放 射 線 障 害 の 防 止 に 関 する 法 律 ( 昭 和 32 年 法 律 第 16 7 号 )に 基 づく 技 術 基 準 の 遵 守 や 施 設 の 維 持 管 理 の 徹 底 を 図 るとともに 耐 震 化 に 努 め る (2) 保 安 体 制 の 整 備 ア 自 为 保 安 の 強 化 放 射 性 同 位 元 素 等 の 使 用 者 等 は 放 射 性 物 質 に 係 る 安 全 管 理 に 万 全 を 期 するものと する イ 安 全 の 指 導 の 強 化 県 及 び 関 係 機 関 は 放 射 性 物 質 に 対 する 防 災 対 策 を 円 滑 にするため 次 のような 安 全 管 理 等 の 指 導 に 努 める (ア) 放 射 線 被 ばくの 予 防 対 策 の 実 施 (イ) 自 衛 消 防 体 制 の 充 実 (ウ) 通 報 体 制 の 整 備 (エ) 関 係 者 の 教 育 訓 練 の 実 施 7 危 険 物 積 載 船 舶 の 保 安 の 確 保 (1) 危 険 物 等 積 載 船 舶 に 対 する 指 示 等 海 上 保 安 部 は 港 則 法 ( 昭 和 23 年 法 律 第 174 号 ) 及 び 危 険 物 船 舶 輸 送 及 び 貯 蔵 規 則 の 定 めるところにより 特 定 港 ( 唐 津 港 伊 万 里 港 ) 及 び 特 定 港 以 外 の 港 ( 呼 子 港 住 ノ 江 港 諸 富 港 )に 入 港 する 爆 発 物 その 他 の 危 険 物 を 積 載 した 船 舶 の 停 泊 停 留 荷 役 輸 送 等 について 保 安 確 保 に 必 要 な 指 示 又 は 命 令 を 行 うものとする (2) 危 険 物 等 積 載 船 舶 に 対 する 巡 視 等 海 上 保 安 部 は 爆 発 物 その 他 の 危 険 物 を 積 載 した 船 舶 の 荷 役 現 場 に 随 時 巡 視 艇 海 上 保 安 官 を 立 ち 会 わせ 法 令 の 遵 守 及 びに 荷 役 状 況 の 確 認 監 視 指 導 を 実 施 するも のとする (3) 安 全 の 指 導 の 強 化 ア 情 報 連 絡 体 制 の 整 備 海 上 保 安 部 は 地 震 時 の 被 害 状 況 の 迅 速 かつ 正 確 な 把 握 のため 情 報 収 集 連 絡 体 制 の 整 備 について 船 舶 所 有 者 等 を 指 導 する イ 保 安 教 育 等 の 充 実 海 上 保 安 部 は 従 業 員 に 対 する 保 安 教 育 及 び 防 災 訓 練 等 の 実 施 について 船 舶 所 有 者 等 を 指 導 する 2-14

第 2 節 災 害 応 急 対 策 復 旧 復 興 に 資 する 効 果 的 な 備 えの 推 進 ( 危 機 管 理 防 災 課 防 災 関 係 機 関 ) 第 1 項 情 報 の 収 集 連 絡 伝 達 応 急 体 制 手 段 の 整 備 等 市 及 び 各 防 災 関 係 機 関 は 地 震 による 被 害 が 被 災 地 方 公 共 団 体 等 の 中 枢 機 能 に 重 大 な 影 響 を 及 ぼす 事 態 に 備 え 各 機 関 の 連 絡 が 相 互 に 迅 速 かつ 確 実 に 行 えるよう 情 報 伝 達 ルートの 多 重 化 及 び 情 報 交 換 のための 収 集 連 絡 体 制 の 明 確 化 など 体 制 の 確 立 に 努 める とともに 住 民 等 に 対 して 迅 速 かつ 的 確 に 情 報 を 伝 達 できる 体 制 を 整 備 するものとする また 通 信 連 絡 のための 手 段 の 確 保 を 図 るため 画 像 情 報 の 収 集 伝 達 機 能 の 強 化 情 報 通 信 施 設 の 耐 震 性 の 強 化 停 電 対 策 危 険 分 散 さらに 通 信 のバックアップ 対 策 な どの 推 進 に 努 める なお 時 間 の 経 過 により 関 係 機 関 や 被 災 者 等 にとって 必 要 な 情 報 が 変 化 していくことに 鑑 み 県 市 町 及 び 各 防 災 関 係 機 関 は あらかじめ 発 災 後 の 経 過 に 応 じて 関 係 者 に 提 供 す べき 情 報 について 整 理 しておくものとする 1 情 報 の 収 集 連 絡 伝 達 体 制 の 整 備 (1) 関 係 機 関 相 互 の 連 絡 体 制 の 整 備 市 及 び 各 防 災 関 係 機 関 は それぞれの 機 関 及 び 機 関 相 互 間 において 情 報 の 収 集 連 絡 体 制 の 整 備 を 図 るとともに その 際 の 役 割 責 任 等 の 明 確 化 に 努 め 夜 間 休 日 の 場 合 等 においても 対 応 できる 体 制 の 整 備 を 図 る また 情 報 の 共 有 化 を 図 るため 各 機 関 が 横 断 的 に 共 有 すべき 防 災 情 報 の 形 式 を 標 準 化 し 共 通 のシステムに 集 約 できるよう 努 める なお 市 は 災 害 対 策 本 部 に 意 見 聴 取 連 絡 調 整 等 のため 関 係 機 関 等 の 出 席 を 求 めることができる 仕 組 みの 構 築 に 努 める (2) 多 様 な 情 報 収 集 手 段 の 整 備 等 市 及 び 防 災 関 係 機 関 は 機 動 的 な 情 報 収 集 活 動 を 行 うため 必 要 に 応 じ 航 空 機 船 舶 車 両 など 多 様 な 情 報 収 集 手 段 を 活 用 できる 体 制 を 構 築 するとともに 衛 星 携 帯 電 話 衛 星 通 信 インターネットメール 防 災 行 政 無 線 等 の 通 信 手 段 を 整 備 する 等 により 民 間 業 者 報 道 機 関 住 民 等 からの 情 報 など 多 様 な 災 害 関 連 情 報 等 の 収 集 体 制 の 整 備 に 努 める (3) 被 災 者 等 に 対 する 情 報 伝 達 体 制 の 整 備 等 県 市 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 地 震 に 関 する 情 報 及 び 被 災 者 に 対 する 生 活 情 報 を 常 に 伝 達 できるよう その 体 制 及 び 施 設 設 備 の 整 備 を 図 るとともに 被 災 者 等 に 対 して 必 要 な 情 報 が 確 実 に 伝 達 共 有 されるよう 情 報 伝 達 の 際 の 役 割 責 任 等 の 明 確 化 に 努 める ものとする また 避 難 行 動 要 支 援 者 災 害 により 孤 立 化 する 危 険 のある 地 域 の 被 災 者 旅 行 者 等 情 報 が 入 手 困 難 な 者 に 十 分 配 慮 しながら 報 道 機 関 に 加 え 防 災 行 政 無 線 のほか 携 帯 端 2-15

末 の 緊 急 速 報 メール 機 能 唐 津 市 災 害 情 報 メール 防 災 ネットあんあん ソーシャルメ ディア ワンセグ 放 送 等 を 活 用 し 警 報 等 の 住 民 への 伝 達 手 段 の 多 重 化 多 様 化 に 努 め るものとする (4) 観 測 施 設 情 報 伝 達 システム 等 の 維 持 及 び 整 備 市 及 び 防 災 関 係 機 関 は 災 害 時 の 初 動 対 応 等 に 遅 れが 生 じること 等 の 無 いよう 観 測 施 設 設 備 の 維 持 及 び 整 備 充 実 に 努 めるとともに 防 災 情 報 システム 震 度 情 報 ネットワーク 及 び 全 国 瞬 時 警 報 システム( 以 下 J-ALERT という ) 等 の 災 害 情 報 を 瞬 時 に 伝 達 するシステムの 維 持 及 び 整 備 に 努 める また 被 災 地 における 情 報 の 迅 速 かつ 正 確 な 収 集 連 絡 を 行 うため 情 報 の 収 集 連 絡 システムのIT 化 に 努 める (5) 震 度 情 報 ネットワークシステムの 充 実 ア 市 は 大 規 模 地 震 が 発 生 した 場 合 に 既 設 の 計 測 震 度 計 により 震 度 情 報 を 収 集 するとともに 被 害 の 全 体 像 を 早 期 に 推 定 把 握 し 迅 速 な 初 動 活 動 を 実 施 する (これらの 情 報 は 消 防 庁 及 び 佐 賀 地 方 気 象 台 に 自 動 発 信 される ) イ 県 計 画 等 により 地 震 発 生 時 に 自 動 的 に 送 られてくる 震 度 情 報 をもとに 全 県 の 地 震 動 家 屋 被 害 状 況 人 的 被 害 状 況 等 を 即 時 に 推 測 するシステムの 整 備 を 図 る (6) 佐 賀 県 震 度 情 報 ネットワークシステム 図 地 震 発 生 ( 市 町 設 置 ) 計 測 震 度 計 市 町 ( 気 象 庁 設 置 ) 計 測 震 度 計 市 町 ( 文 部 科 学 省 設 置 ) 計 測 震 度 計 市 町 震 度 階 級 測 定 濃 度 各 市 町 庁 舎 ( 防 災 担 当 課 ) 該 当 市 町 の 計 測 値 表 示 市 町 震 度 階 級 測 定 震 度 最 大 加 速 度 震 度 情 報 県 庁 舎 ( 消 防 防 災 課 ) 該 当 市 町 の 計 測 値 表 示 県 防 災 情 報 システム 全 県 の 地 震 動 被 害 状 況 予 測 ( 人 的 家 屋 ) 震 度 階 級 4 以 上 が1 箇 所 でも 発 生 した 場 合 当 該 震 度 を 含 む 全 市 町 分 のデータ 測 定 濃 度 最 大 加 速 度 気 象 台 震 度 1 以 上 のデータ 唐 津 市 等 消 防 本 部 県 現 地 機 関 消 防 庁 全 国 市 町 の 震 度 4 以 上 のデータ テ レ ビ ラ ジ オ 2 防 災 情 報 システムの 整 備 市 は 国 のJ-ALERT 及 び 県 の 防 災 情 報 システムに 加 入 して 国 及 び 県 と 連 携 し 防 災 情 報 及 び 災 害 情 報 の 迅 速 な 処 理 を 実 施 するとともに 災 害 の 予 測 を 図 るため 情 報 通 信 技 術 を 活 用 した 防 災 情 報 システム 等 の 整 備 を 図 る (1) 県 防 災 情 報 システムの 概 要 県 防 災 情 報 システムは 気 象 情 報 被 害 情 報 などの 各 種 情 報 や 画 像 情 報 等 の 多 様 な 情 報 を 一 元 的 に 収 集 管 理 し 各 関 係 機 関 に 提 供 するシステムである このシ ステムにより 必 要 な 情 報 が 正 確 迅 速 に 共 有 できるようになり より 確 実 な 防 災 対 策 を 講 じることが 可 能 となる 2-16

(2) 県 防 災 情 報 システムの 为 な 機 能 ア 一 斉 指 令 システム( 気 象 予 警 報 地 震 情 報 等 ) イ 防 災 地 図 情 報 システム( 各 種 被 害 情 報 に 基 づく 地 図 作 成 ) ウ 画 像 情 報 システム( 各 種 画 像 情 報 ) (3) 県 防 災 情 報 システムの 平 常 時 の 活 用 平 常 時 においては 防 災 情 報 のデータベース 化 情 報 収 集 伝 達 訓 練 の 高 度 化 等 を 図 ることで 防 災 体 制 の 充 実 に 資 する (4) J-ALERTシステムの 概 要 J-ALERTシステムは 通 信 衛 星 と 市 の 同 報 系 防 災 行 政 無 線 を 利 用 し 緊 急 情 報 を 住 民 へ 瞬 時 に 伝 達 するシステムである (5) J-ALERTシステムの 为 な 機 能 一 斉 指 令 ( 地 震 情 報 等 ) 3 災 害 情 報 提 供 システムの 整 備 市 は 県 と 連 携 し 防 災 情 報 災 害 情 報 等 を 住 民 等 へ 提 供 するため 災 害 情 報 提 供 シ ステムの 整 備 を 図 る (1) 災 害 情 報 提 供 システム 災 害 情 報 提 供 システムは 気 象 情 報 防 災 情 報 交 通 情 報 等 の 各 種 災 害 関 連 情 報 等 を 市 県 ホームページやメールで 提 供 し 市 県 民 の 防 災 活 動 に 資 する (2) 为 な 災 害 情 報 提 供 システム ア 防 災 ポータルサイト( 市 県 ホームページによる 情 報 提 供 ) イ 携 帯 端 末 向 けホームページ( 携 帯 端 末 への 情 報 提 供 ) ウ 防 災 ネットあんあん( 登 録 した 住 民 へのメールによる 情 報 提 供 ) 市 のメールサービス 等 の 加 入 要 領 については 第 3 編 第 3 章 第 3 節 第 5 項 2 (6)インターネットの 利 用 参 照 県 防 災 情 報 連 絡 系 統 図 佐 賀 広 域 消 防 局 県 警 ヘリコプター 衛 星 通 信 高 所 カメラ(2) ( 県 庁 新 行 政 棟 屋 上 ) 衛 星 可 搬 局 県 ダム 管 理 事 務 所 (11) 佐 賀 地 方 気 象 台 注 警 報 地 震 津 波 情 報 佐 賀 県 庁 消 防 防 災 課 県 土 木 事 務 所 等 全 県 水 防 テレメータ 雤 量 レーダー 全 県 水 防 テレメータ 雤 量 観 測 局 水 位 観 測 局 潮 位 風 向 局 凡 例 気 象 情 報 河 川 情 報 ( 災 害 対 策 本 部 ) 河 川 砂 防 課 地 上 系 ( 無 線 光 ) 河 川 情 報 センター 県 総 合 庁 舎 唐 津 市 等 ( 防 災 行 政 無 線 放 送 ) 消 防 本 部 災 害 情 報 2-17

4 情 報 連 絡 手 段 の 整 備 通 信 系 統 図 通 信 衛 星 県 ダム 管 理 所 住 民 防 災 関 係 機 関 同 報 系 地 域 防 災 系 唐 津 市 等 消 防 本 部 地 上 系 ( 無 線 ) (ハ ックアッフ 系 ) 地 上 系 ( 無 線 光 ) 防 災 関 係 機 関 佐 賀 県 庁 災 害 対 策 本 部 地 上 系 ( 無 線 ) 中 継 局 地 上 系 地 上 系 ( 光 ) 移 動 系 消 防 庁 国 土 交 通 省 回 線 移 動 局 県 現 地 機 関 移 動 局 移 動 系 防 災 相 互 無 線 ( 地 上 系 ) 国 土 交 通 省 回 線 ( 地 上 系 ) 国 土 交 通 省 総 首 国 務 相 土 省 官 交 消 邸 通 防 省 庁 凡 例 県 防 災 行 政 無 線 市 町 防 災 行 政 無 線 消 防 庁 国 土 交 通 省 回 線 中 央 防 災 無 線 防 災 相 互 無 線 (1) 県 防 災 行 政 通 信 施 設 防 災 行 政 通 信 施 設 は 災 害 時 における 迅 速 かつ 的 確 な 情 報 収 集 伝 達 手 段 の 確 保 を 図 るため 基 幹 的 な 通 信 基 盤 である この 施 設 は 県 現 地 機 関 県 警 察 市 町 消 防 本 部 自 衛 隊 国 防 災 関 係 機 関 2-18

を 結 ぶ 重 要 な 通 信 施 設 であり 震 災 時 においてもその 機 能 が 十 分 発 揮 できるよう 施 設 の 耐 震 性 を 確 保 するとともに 庁 舎 用 非 常 用 電 源 設 備 に 関 し 平 素 からの 的 確 な 操 作 の 徹 底 等 停 電 対 策 を 充 実 する また 県 が 行 う 防 災 行 政 通 信 施 設 の 二 重 化 を 推 進 し 緊 急 時 における 防 災 情 報 を 直 接 住 民 へ 提 供 することができるよう 市 町 防 災 行 政 無 線 の 活 用 等 により 大 規 模 地 震 時 における 情 報 通 信 機 能 の 確 保 強 化 に 努 める (2) 市 町 における 体 制 の 充 実 強 化 市 は 住 民 への 情 報 伝 達 が 迅 速 に 行 えるよう 市 町 防 災 行 政 無 線 の 整 備 に 努 める とともに 将 来 のデジタル 化 に 備 え 準 備 を 推 進 する また 施 設 設 備 の 管 理 に 万 全 を 期 すとともに 地 震 災 害 時 にも 有 効 に 活 用 できるよう 活 用 方 法 の 周 知 に 努 める なお 市 町 村 合 併 に 伴 う ケーブル テレビ オフトーク 通 信 等 既 設 通 信 施 設 の 活 用 を 図 る また 大 規 模 災 害 時 において 住 民 にきめ 細 かな 情 報 発 信 を 行 う 手 段 として コミ ュニティFMや 臨 時 災 害 放 送 局 ( 以 下 災 害 FM という )の 活 用 が 有 効 である ため 市 町 は コミュニティFM 局 との 協 定 締 結 や 災 害 FMの 活 用 方 法 を 平 常 時 か ら 認 知 することなどにより 災 害 時 に 活 用 できる 体 制 を 構 築 しておくとともに 県 及 び 防 災 関 係 機 関 と 連 携 して 住 民 に 対 しラジオを 常 備 するよう 啓 発 に 努 める (3) 市 町 防 災 行 政 無 線 系 統 市 町 防 災 行 政 無 線 系 統 図 戸 別 受 信 機 ファクシミリ 親 局 中 継 局 市 町 ( 市 町 本 部 ) 屋 外 子 局 雤 量 テレメーター 水 位 テレメーター 凡 例 町 村 防 災 行 政 無 線 有 線 移 動 局 車 載 型 携 帯 型 可 搬 型 消 防 本 部 ( 制 御 器 ) 2-19

5 電 気 通 信 事 業 者 が 提 供 する 緊 急 速 報 メールの 活 用 促 進 市 は 株 式 会 社 エヌ ティ ティ ドコモ ソフトバンクモバイル 株 式 会 社 及 びKD DI 株 式 会 社 が 提 供 するエリアメール 等 被 災 地 への 通 信 が 輻 輳 した 場 合 においても 指 定 したエリア 内 の 携 帯 電 話 利 用 者 に 災 害 避 難 情 報 等 を 回 線 混 雑 の 影 響 を 受 けずに 一 斉 同 報 配 信 できる 緊 急 速 報 メールサービスの 活 用 促 進 を 図 る 6 災 害 用 伝 言 サービスの 活 用 促 進 (1) 災 害 に 伴 い 被 災 地 への 通 信 が 輻 輳 した 場 合 においても 被 災 地 内 の 家 族 親 戚 知 人 等 の 安 否 等 を 確 認 できる 情 報 通 信 手 段 である 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 等 の 通 信 各 社 が 提 供 する 災 害 用 伝 言 サービス について 市 民 の 認 知 を 深 め 災 害 時 にお ける 利 用 方 法 などの 定 着 を 図 る 必 要 がある (2) 市 は 平 常 時 から 県 及 び 通 信 各 社 と 連 携 し 普 及 促 進 のための 広 報 を 実 施 する (3) 災 害 時 において 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 が 災 害 用 伝 言 ダイヤル の 運 用 を 開 始 した 場 合 における 広 報 体 制 について 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 と 協 議 しておく 災 害 用 伝 言 サービス 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 災 害 用 伝 言 ダイヤル(171) 被 災 地 の 電 話 番 号 をキーとして 安 否 等 の 情 報 を 音 声 情 報 として 蓄 積 し 録 音 再 生 できるボイスメール 災 害 用 ブロードバンド 伝 言 板 (Web171) 被 災 地 域 の 居 住 者 がインターネットを 経 由 して 伝 言 板 サイトにアクセスし 電 話 番 号 をキーとして 伝 言 情 報 (テキスト 音 声 画 像 )の 登 録 ができるサービス 登 録 された 伝 言 情 報 は 全 国 ( 海 外 含 む)から 電 話 番 号 をキーとして 閲 覧 追 加 伝 言 登 録 ができる 携 帯 電 話 PHS 各 社 災 害 用 伝 言 板 携 帯 電 話 PHSのインターネット 接 続 機 能 で 伝 言 を 文 字 によって 登 録 し 携 帯 電 話 PHS 番 号 をもとにして 全 国 から 伝 言 を 確 認 できる 7 非 常 通 信 体 制 の 整 備 (1) 非 常 通 信 訓 練 の 実 施 市 は 地 震 災 害 時 における 非 常 通 信 の 円 滑 な 運 用 と 防 災 関 係 機 関 相 互 の 協 力 体 制 を 確 立 するため 平 常 時 から 伝 送 訓 練 等 を 行 い 通 信 方 法 の 習 熟 と 通 信 体 制 の 整 備 に 努 める また 市 及 びその 他 防 災 関 係 機 関 は 地 震 災 害 が 発 生 した 場 合 で 自 己 の 所 有 す る 無 線 通 信 施 設 又 は 一 般 加 入 電 話 等 が 使 用 できないとき 又 は 使 用 が 困 難 になった 場 合 に 対 処 するため 電 波 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 131 号 ) 第 52 条 の 規 定 に 基 づ く 非 常 通 信 の 活 用 ( 目 的 外 使 用 )を 図 る (2) 非 常 通 信 の 普 及 啓 発 防 災 関 係 機 関 に 対 し 地 震 災 害 時 における 情 報 連 絡 手 段 としての 非 常 通 信 の 有 効 性 及 び 利 用 促 進 について 普 及 啓 発 を 図 る 2-20

第 2 項 防 災 活 動 体 制 の 整 備 ( 消 防 本 部 各 防 災 関 係 機 関 危 機 管 理 防 災 課 職 員 課 関 係 各 課 ) 1 非 常 参 集 体 制 の 整 備 (1) 市 職 員 の 参 集 体 制 の 整 備 ア 緊 急 参 集 可 能 職 員 の 確 保 市 庁 舎 の 近 傍 に 居 住 する 職 員 の 中 から 災 害 発 生 後 緊 急 に 参 集 し 緊 急 初 動 班 として 情 報 収 集 等 に 当 たる 職 員 を 確 保 する イ 幹 部 職 員 等 は 常 時 携 帯 電 話 を 携 行 し 地 震 情 報 等 の 収 集 に 努 める ウ 災 害 時 の 職 員 の 役 割 の 徹 底 職 員 は 災 害 対 策 本 部 が 設 置 された 場 合 に 各 対 策 部 及 び 各 班 が 実 施 すべき 業 務 について 唐 津 市 災 害 対 策 本 部 条 例 唐 津 市 災 害 対 策 本 部 規 程 等 を 熟 知 し 災 害 時 における 初 動 体 制 所 属 職 員 の 役 割 等 の 周 知 徹 底 を 図 る エ 緊 急 初 動 班 活 動 マニュアル 勤 務 要 領 等 の 細 部 は 別 途 緊 急 初 動 班 活 動 マニュアル による (2) 防 災 関 係 機 関 の 参 集 体 制 の 整 備 市 など 防 災 関 係 機 関 は 防 災 対 策 推 進 のための 配 備 体 制 や 職 員 の 参 集 基 準 を 明 確 にするなど 初 動 体 制 を 確 立 する 2 災 害 対 策 本 部 室 等 の 整 備 (1) 災 害 対 策 本 部 室 等 防 災 活 動 の 中 枢 機 関 となる 災 害 対 策 本 部 及 び 現 地 災 害 対 策 本 部 等 を 設 置 する 本 庁 舎 及 び 各 支 所 等 について 情 報 通 信 機 器 の 機 能 充 実 を 図 るとともに 耐 震 診 断 を 実 施 し 必 要 があれば 施 設 設 備 等 の 耐 震 性 の 強 化 を 図 る (2) 食 料 等 の 確 保 大 規 模 地 震 災 害 が 発 生 した 場 合 災 害 対 策 を 実 施 する 職 員 は 尐 なくとも2 日 な いし3 日 間 の 連 続 した 業 務 が 予 想 されるため 平 常 時 より 職 員 の 食 料 等 の 備 蓄 調 達 体 制 に 配 慮 する (3) 非 常 用 電 源 の 確 保 地 震 災 害 が 発 生 した 場 合 電 気 が 途 絶 することも 予 想 されるため 平 常 時 から 非 常 用 電 源 施 設 の 整 備 を 図 り 十 分 な 期 間 の 発 電 が 可 能 となるような 燃 料 の 備 蓄 及 び 平 常 時 からの 点 検 訓 練 等 に 努 めるものとする (4) 非 常 用 通 信 手 段 の 確 保 地 震 災 害 が 発 生 した 場 合 通 信 が 途 絶 することも 予 想 されるため 平 常 時 から 衛 星 携 帯 電 話 等 非 常 用 通 信 手 段 の 確 保 を 図 るものとする 3 市 の 防 災 拠 点 の 整 備 大 規 模 地 震 災 害 時 において 地 域 内 での 災 害 応 急 活 動 の 現 地 拠 点 として 尐 なくと も 市 に1 箇 所 以 上 の 防 災 拠 点 の 整 備 を 図 る 为 な 機 能 緊 急 物 資 復 旧 資 機 材 の 集 積 配 送 スペース 2-21

地 域 の 防 災 活 動 のためのオープンスペース ヘリポート 機 能 情 報 通 信 機 能 耐 震 性 防 火 水 槽 4 コミュニティ 防 災 拠 点 の 整 備 住 民 の 避 難 場 所 にもなり また 防 災 活 動 の 拠 点 となるコミュニティ 防 災 拠 点 の 整 備 を 図 るとともに 住 民 が 容 易 に 使 用 できる 消 火 防 災 資 機 材 等 の 整 備 に 努 める コミュニティ 防 災 拠 点 の 为 な 機 能 避 難 所 備 蓄 施 設 ( 平 時 には 地 区 住 民 のコミュニティの 拠 点 ) 避 難 場 所 としての 広 場 情 報 通 信 機 器 耐 震 性 防 火 水 槽 5 災 害 の 未 然 防 止 公 共 施 設 の 管 理 者 は 施 設 の 緊 急 点 検 応 急 復 旧 等 を 実 施 するための 体 制 の 整 備 必 要 な 資 機 材 の 備 蓄 に 努 める 河 川 管 理 者 海 岸 管 理 者 及 び 農 業 用 用 配 水 施 設 の 管 理 者 等 は ダム せき 水 門 等 の 適 切 な 操 作 を 行 うマニュアルの 作 成 人 材 の 養 成 を 行 うものとする 6 業 務 継 続 計 画 (BCP)の 策 定 市 は 災 害 時 に 迅 速 な 応 急 対 策 活 動 を 行 いつつ 通 常 の 行 政 サービスについても 市 民 が 必 要 とする 重 要 なものについては 一 定 のレベルを 確 保 できるよう 災 害 時 の 業 務 継 続 計 画 の 策 定 に 努 める また 実 効 性 のある 業 務 継 続 体 制 を 確 保 するため 必 要 な 資 源 の 継 続 的 な 確 保 定 期 的 な 教 育 訓 練 点 検 の 実 施 訓 練 等 を 通 じた 経 験 の 蓄 積 や 状 況 の 変 化 等 に 応 じた 体 制 の 見 直 し 計 画 の 評 価 検 証 等 を 踏 まえた 改 訂 などを 行 うものとする 第 3 項 広 域 防 災 体 制 の 強 化 ( 各 防 災 関 係 機 関 消 防 本 部 危 機 管 理 防 災 課 ) 各 防 災 関 係 機 関 は 広 範 囲 にかつ 同 時 に 発 生 する 大 規 模 な 地 震 災 害 に 対 処 するため あらかじめ 関 係 機 関 と 十 分 協 議 のうえ 応 援 協 定 の 締 結 を 推 進 する その 際 には 応 援 要 請 受 入 れが 迅 速 円 滑 に 実 施 できるよう 要 請 の 手 順 情 報 伝 達 方 法 連 絡 調 整 受 入 窓 口 指 揮 系 統 を 明 確 にするなど 体 制 の 整 備 に 努 める なお 協 定 の 締 結 にあたっては 近 隣 の 機 関 等 に 加 えて 大 規 模 な 災 害 による 同 時 被 災 を 避 ける 観 点 から 遠 方 に 所 在 する 機 関 等 との 間 の 協 定 締 結 にも 考 慮 する 1 市 町 間 の 相 互 応 援 市 は 県 内 及 び 県 外 の 市 町 との 災 害 時 相 互 応 援 協 定 の 締 結 を 推 進 する 市 町 は 必 要 に 応 じて 被 災 時 に 周 辺 市 町 が 後 方 支 援 を 担 える 体 制 となるよう それ 2-22

ぞれにおいて 後 方 支 援 基 地 として 位 置 付 けるなど 相 互 にあらかじめ 必 要 な 準 備 を 整 える ものとし 県 は 必 要 な 調 整 を 行 う 2 市 消 防 本 部 と 防 災 関 係 機 関 等 との 相 互 協 力 (1) 市 消 防 本 部 は 災 害 対 策 活 動 を 円 滑 に 実 施 するため 必 要 に 応 じて 防 災 関 係 機 関 又 は 民 間 団 体 等 との 協 定 の 締 結 を 進 める (2) 市 は 市 町 村 合 併 に 伴 い 市 町 村 合 併 前 に 締 結 されていた 消 防 相 互 応 援 協 定 につ いて 見 直 し 再 締 結 を 推 進 する (3) 唐 津 港 台 風 等 対 策 委 員 会 との 相 互 連 携 ア 唐 津 港 台 風 等 対 策 委 員 会 において 地 震 津 波 等 による 災 害 の 発 生 が 予 想 され る 場 合 等 に 定 められる 災 害 防 止 対 策 に 関 する 情 報 を 早 期 に 収 集 し 唐 津 市 の 災 害 防 止 対 策 等 に 反 映 する イ 唐 津 港 台 風 等 対 策 委 員 会 構 成 機 関 との 連 絡 調 整 は 委 員 会 に 委 員 として 参 加 し 相 互 に 行 う 構 成 機 関 等 細 部 については 第 2 編 風 水 害 対 策 第 2 章 第 2 節 第 3 項 参 照 3 相 互 協 力 協 定 等 の 締 結 促 進 (1) 各 防 災 関 係 機 関 は 災 害 時 に 相 互 連 携 し 円 滑 な 防 災 活 動 が 行 われるよう あら かじめ 相 互 協 力 について 定 めるとともに 必 要 に 応 じて 民 間 団 体 等 との 協 力 協 定 等 の 締 結 を 進 める (2) 市 は 大 規 模 災 害 時 の 相 互 応 援 に 関 する 協 定 及 び 消 防 相 互 応 援 協 定 締 結 都 市 との 相 互 連 携 により 防 災 に 関 し 充 実 発 展 を 期 する 大 規 模 災 害 時 の 相 互 応 援 に 関 する 協 定 都 市 一 覧 消 防 相 互 応 援 協 定 都 市 一 覧 2-23

ア 大 規 模 災 害 時 の 相 互 応 援 に 関 する 協 定 大 規 模 災 害 時 の 相 互 応 援 に 関 する 協 定 都 市 一 覧 市 町 名 担 当 部 局 ( 郵 便 番 号 ) 青 梅 市 ( 東 京 都 ) 府 中 市 ( 東 京 都 ) 戸 田 市 ( 埼 玉 県 ) 桐 生 市 ( 群 馬 県 ) 岡 崎 市 ( 愛 知 県 ) 蒲 郡 市 ( 愛 知 県 ) 常 滑 市 ( 愛 知 県 ) 津 市 ( 三 重 県 ) 坂 井 市 ( 福 井 県 ) 伊 丹 市 ( 兵 庫 県 ) 箕 面 市 ( 大 阪 府 ) 倉 敷 市 ( 岡 山 県 ) 大 竹 市 ( 広 島 県 ) 周 南 市 ( 山 口 県 ) 鳴 門 市 ( 徳 島 県 ) 丸 亀 市 ( 香 川 県 ) (E-mail) 総 務 部 防 災 安 全 課 ( 198-8701) 青 梅 市 東 青 梅 1-11-1 (div0515@city.ome.tokyou.jp) 環 境 安 全 部 防 災 課 ( 183-8703) 府 中 市 宮 西 町 2-24 (bousai01@city.fuchu.tokyo.jp) 総 務 部 安 心 まちづくり 課 ( 335-8588) 戸 田 市 上 戸 田 1-18-1 (anshin@city.toda.saitama.jp) 総 務 部 総 務 課 ( 376-8501) 桐 生 市 織 姫 町 1-1 (somu@city.kiryu.gunma.jp) 総 務 部 防 災 課 ( 444-8601) 岡 崎 市 十 王 町 2-9 (bousai@city.okazaki.aich.jp) 総 務 部 安 全 安 心 課 ( 443-8601) 蒲 郡 市 旭 町 17-1 (anzen@city.gamagori.lg.jp) 総 務 部 交 通 防 災 課 ( 479-8610) 常 滑 市 新 開 町 4-1 (koutsu@city.tokoname.lg.jp) 防 災 危 機 管 理 室 防 災 担 当 ( 514-8611) 津 市 西 丸 之 内 23-1 (229-3104@city.tsu.lg.jp) 総 務 部 総 務 課 ( 919-0592) 坂 井 市 坂 井 町 下 新 庄 1-1 (soumu@city.fukui-sakai.lg.jp) 危 機 管 理 室 ( 664-8503) 伊 丹 市 千 僧 1-1 (kikikanri@city.itami.lg.jp) 市 長 公 室 市 民 安 全 政 策 課 ( 562-0003) 箕 面 市 西 小 路 4-6-1 (bousai@maple.city.minoh.lg.jp) 総 務 部 危 機 管 理 室 ( 710-8565) 倉 敷 市 西 中 新 田 640 (dapvt@city.kurashiki.okayama.jp) 総 務 企 画 部 総 務 課 ( 739-0692) 大 竹 市 小 方 1-11-1 (soumu@city.otake.hiroshima.jp) 総 務 部 総 務 課 まち 防 災 室 (745-8655) 周 南 市 岐 山 通 1-1 (somu@city.shunan.lg.jp) 企 画 総 務 部 防 災 安 全 課 ( 772-8501) 鳴 門 市 撫 養 町 南 浜 字 東 浜 170 (bousaianzen@city.naruto.lg.jp) 総 務 部 庶 務 課 防 災 対 策 室 ( 763-8501) 丸 亀 市 大 手 町 2-3-1 (shomu-k@city.marugame.lg.jp) 電 話 番 号 (FAX) 0428-22-1111( 代 ) (0428-22-3508) 042-335-4098 (042-335-6395) 048-441-1800( 代 ) (048-433-2200) 0277-46-1111( 代 ) (0277-43-1001) 0564-23-6533 (0564-27-6013) 0533-66-1156 (0533-66-1183) 0569-35-5111( 代 ) (0569-35-7879) 059-229-3140 (059-223-6247) 0776-50-3010 (0776-66-4837) 072-784-8166 (072-780-4068) 072-724-6750 (072-724-6376) 086-426-3131 (086-421-2500) 0827-59-2120 (0827-57-7130) 0834-22-8208 (0834-22-8266) 088-684-1711 (088-685-4313) 0877-24-8841 (0877-23-4073) 2-24