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第 6 章 基 本 構 想 の 実 現 に 向 けた 第 1 歩 - 次 世 代 郊 外 まちづくりリーディング プロジェクト(2013) - 次 世 代 郊 外 まちづくり 基 本 構 想 の 実 現 に 向 けて 2013 年 度 は 以 下 の 8 つのプロジェクトを 次 世 代 郊 外 まちづくりリーディング プロジェクト に 位 置 づけ 郊 外 住 宅 地 の 持 続 と 再 生 に 向 け た 10 の 取 組 み を 具 体 的 に 進 めていきます 2013 年 度 はモデル 地 区 において 地 域 住 民 が 主 役 となり NPO 地 域 団 体 民 間 事 業 者 など の 多 様 な 主 体 や 行 政 大 学 の 連 携 協 働 によって 次 世 代 郊 外 まちづくり が 目 指 す 良 好 な 住 宅 地 とコミュニティの 持 続 再 生 に 着 手 していきます( 但 し 5. あおばモデル パイロット モデル プ ロジェクトは 青 葉 区 全 域 が 対 象 ) 1. 住 民 創 発 プロジェクト - シビックプライド プロジェクト - シビックプライド とは 地 域 住 民 が 自 分 のまちに 愛 着 や 誇 りを 持 って まちを 魅 力 的 にし ていくのは 住 民 自 身 の 行 動 や 活 動 であるという 意 識 をもつことです この 考 え 方 は 近 年 都 市 再 生 が 進 むヨーロッパ 各 都 市 において 脚 光 を 浴 びているもので 日 本 でも 行 政 の 厳 しい 財 政 状 況 や 人 口 減 少 高 齢 化 などの 社 会 背 景 をもとに 住 民 が 新 たな 発 想 で 行 動 を 開 始 し 行 政 や 企 業 と 連 携 してまちづくりに 関 わっていくことが 期 待 されています 住 民 がまちづくりの 主 役 となり 行 動 を 起 こし 元 気 で 豊 かなまちやコミュニティを 実 現 して いくには 住 民 が 自 分 のまちに 愛 着 を 感 じ 誇 りをもつ ことが 何 よりも 重 要 と 考 えています 次 世 代 郊 外 まちづくりリーディング プロジェクト のひとつ 目 は このシビックプライドを 実 現 していくための 住 民 創 発 プロジェクトです 地 域 住 民 やNPOをはじめとする 地 域 団 体 民 間 事 業 者 など 多 様 な 主 体 から 住 民 創 発 プロジェクトを 募 集 し その 中 から 次 世 代 郊 外 ま ちづくり 認 定 プロジェクト を 選 考 し プロジェクトの 実 施 を 支 援 していきます 様 々な 住 民 創 発 プロジェクトが 立 ち 上 がり 進 展 していくことによって 豊 かさ の 基 本 方 針 人 が 活 躍 するまち の 実 現 を 目 指 していきます 90

第6章 基本構想の実現に向けた第1歩 2. 住民の活動を支える仕組みと場づくり モデル地区でのまちづくりワークショップを通じて 元気で豊かなコミュニティを実現してい くには 住民が活動し まちづくりの主体となっていく仕組みと お互いの活動を知り 交流す るための場がとても重要であることがわかりました この住民の活動を支える仕組みと場づくり をリーディング プロジェクトに位置づけ 着手していきます この取組みは 住民がまちづくりに参画しやすくするための窓口の整理や 様々な地域活 動情報の一元化 住民同士の情報交換や意見交換 民間事業者との連携などの住民参画 のプロセスを 住民 大学 行政 民間事業者などの協働によってデザインしていく参加型開 発によって進めていきます 仕組みづくりには SNS ソーシャル ネットワーキング サービス やタブレットなどのICT 情報通信機器 を積極的に活用していきます 地域情報の発信や住民の交流 活動の紹 介や仲間づくり そして企業からの情報提供など 住民の地域活動に必要な様々な情報を 共有化できる仕組みを 最新のICT技術によって実現していきます また 活動を可視化し より多くの住民参画を促していくための具体的な交流の拠点づくり については 今年度は 商店街の空き店舗 団地や企業社宅などの空室 戸建住宅地の空 家など 既存のまちにある資源の活用から始めていきます 将来的には 地域住民やNPO クリエイター 民間事業者など多様な主体が交流し 誰もが立ち寄りたくなる まちづくり交流 拠点 を整備していくことも視野に入れていきます 91

交 流 や 活 動 の 仕 組 みと 場 づくりの 最 初 の 段 階 から 地 域 住 民 が 関 わっていくことによって 地 域 住 民 の 参 画 意 識 を 高 め 住 民 がまちづくりの 担 い 手 や 主 体 となっていく 活 動 を 推 進 し 持 続 可 能 なまちづくりの 仕 組 みづくりへとつなげていきます 3. 家 庭 の 節 電 プロジェクトとエコ 診 断 スマートコミュニティ 推 進 部 会 では 環 境 エネルギー 情 報 プラットフォーム の 取 組 みについて 検 討 を 進 めていますが 2013 年 度 は 個 々の 家 庭 と 地 域 ぐるみの 両 面 で 節 電 省 エネへの 意 識 向 上 を 行 うこと 住 宅 向 けエネルギーマネジメントシステム(HEMS)への 理 解 を 深 めること そして 将 来 のスマートコミュニティ 化 を 目 指 して 地 域 住 民 の 参 画 を 得 てい くことを 目 的 に 活 動 していきます 具 体 的 には タブレットなどのICT( 情 報 通 信 機 器 )を 積 極 的 に 活 用 した 家 庭 の 節 電 プロジェクト と 環 境 省 の 専 用 ソフトを 使 用 して 診 断 に 参 加 した 各 家 庭 のエネルギー 使 用 量 やライフスタイルに 合 わせた 省 エネルギー 対 策 を 提 案 する 家 庭 のエコ 診 断 の2つのプロジェクトを 実 施 していきます 家 庭 の 節 電 プロジェクト は モデル 地 区 にお 住 まいの 方 々がネット 登 録 型 の 節 電 プロ ジェクトに 参 画 し 夏 期 を 中 心 に 節 電 活 動 に 取 り 組 んでもらうものです また 地 域 の 商 店 街 の 協 力 も 得 て 節 電 達 成 度 に 応 じて 発 行 するポイントを 地 域 で 利 用 可 能 な 商 品 券 と 交 換 し 商 店 街 への 来 店 を 促 していきます その 際 次 世 代 郊 外 まちづくり の 重 要 な 取 組 み 事 項 であ るICTを 積 極 的 に 活 用 していきます 家 庭 のエコ 診 断 は 各 家 庭 が 排 出 するCO2の 可 視 化 や 省 CO2 省 エネルギー 対 策 の 提 案 により 地 域 住 民 の 気 づきと 行 動 への 第 一 歩 を 後 押 ししていくプロジェクトです 環 境 省 が 推 進 する 平 成 25 年 度 家 庭 エコ 診 断 推 進 基 盤 整 備 事 業 として 実 施 していきます また 2つのプロジェクトへの 参 画 によって 地 域 住 民 が 獲 得 するポイントの 利 用 などを 通 じ 地 域 経 済 活 性 化 モデル 事 業 としても 検 証 します 4. まちぐるみの 保 育 子 育 てネットワークづくり 郊 外 住 宅 地 に 将 来 を 担 う 若 い 世 代 を 迎 え 入 れ 多 世 代 が 暮 らす 魅 力 あるまちを 実 現 して いくために 多 様 なライフスタイルの 住 民 が 安 心 して 子 どもを 生 み 育 てていける 保 育 や 子 育 ての 環 境 と 仕 組 みをつくり 子 育 ての 魅 力 いっぱいのまちづくりを 実 現 していく 活 動 を 今 年 度 のリーディング プロジェクトとして 着 手 します モデル 地 区 内 における 既 存 建 物 などの 土 地 利 用 転 換 の 際 に 地 域 の 子 育 て 保 育 の 総 合 拠 点 を 整 備 していくことを 視 野 に 入 れつつ(リーディング プロジェクト 7 参 照 ) 今 年 度 は 行 政 地 域 の 保 育 事 業 者 学 校 NPO 住 民 学 識 経 験 者 デベロッパーなどの 様 々な 主 体 が 集 まり まちぐるみで 保 育 や 子 育 て 環 境 を 向 上 させる 活 動 を 推 進 していくための 検 討 を 進 めます 92

5. 地 域 包 括 ケアシステム あおばモデル パイロット プロジェ クト 医 療 介 護 連 携 の 地 域 包 括 ケアシステム 推 進 部 会 では 在 宅 医 療 を 軸 とした 医 療 介 護 連 携 の 地 域 包 括 ケアシステム あおばモデル の 実 現 へ 向 けて 今 年 度 10 月 より 以 下 の7 項 目 を 推 進 していきます 地 域 包 括 ケアや 在 宅 医 療 の 主 体 となっていく 地 域 関 係 者 の 連 携 や 参 画 を 促 す 仕 組 みづく りなど 既 に 部 会 において 検 討 が 進 んでいる 項 目 以 下 の(1)~(3) の 推 進 と 在 宅 医 療 の 仕 組 みづくりにおける 重 要 課 題 の 検 討 以 下 の(4)~(7) の 両 面 から 取 り 組 んでいきます (1) 医 療 介 護 連 携 の 顔 の 見 える 場 づくり 青 葉 区 内 の 医 療 機 関 と 介 護 事 業 者 が 集 まり 相 互 に 信 頼 し 合 い 学 び 合 う 循 環 を 生 み 出 していく 医 療 介 護 連 携 の 顔 の 見 える 場 づくり を 推 進 していきます 顔 の 見 える 場 において 在 宅 医 療 や 医 療 介 護 連 携 の 勉 強 会 多 職 種 連 携 の 研 修 などを 行 っていき ます (2) 在 宅 患 者 向 け 病 床 確 保 の 仕 組 みづくり 在 宅 医 と 病 院 間 病 院 と 診 療 所 間 病 院 間 の 連 携 の 充 実 強 化 や 規 制 緩 和 も 視 野 に 入 れた 柔 軟 な 病 床 運 用 によって 在 宅 療 養 患 者 の 急 変 時 の 搬 送 や 在 宅 復 帰 が 確 実 かつ 円 滑 に 行 われ 医 師 と 患 者 両 者 が 安 心 して 診 療 療 養 を 続 けられるための 在 宅 患 者 向 け 病 床 確 保 の 仕 組 みを 整 備 構 築 していきます (3) 医 療 介 護 の 地 域 資 源 マップづくり 在 宅 医 療 在 宅 ケアに 関 わる 医 療 機 関 や 介 護 サービスなどの 情 報 一 元 化 と 地 域 住 民 への 公 開 を 目 的 とした 医 療 介 護 の 地 域 資 源 マップ を 早 期 に 作 成 し 普 及 させていき ます (4) 在 宅 医 療 リソースの 増 加 へ 向 けた 普 及 活 動 在 宅 医 同 士 のサポート 体 制 を 構 築 していくとともに 外 来 中 心 でありながら 主 に 自 院 の 患 者 を 対 象 に 無 理 のない 範 囲 で 在 宅 医 療 を 行 う かかりつけ 医 を 増 加 させていくため に 地 域 の 医 療 機 関 への 在 宅 医 療 の 普 及 活 動 を 行 っていきます また 重 要 な 課 題 である 地 域 の 在 宅 医 の 数 を 補 完 する 24 時 間 の 訪 問 看 護 ステーショ ンを 拡 充 強 化 していきます 93

(5) 地 域 住 民 への 啓 発 活 動 や 情 報 提 供 相 談 窓 口 の 検 討 地 域 にかかりつけ 医 を 持 たない 高 齢 者 などの 地 域 住 民 へ 向 けて 在 宅 療 養 の 適 切 な あり 方 在 宅 医 療 への 理 解 や 安 心 感 を 得 てもらうための 普 及 啓 発 活 動 を 行 い 地 域 住 民 向 けの 相 談 窓 口 を 整 備 していきます (6) 在 宅 医 療 ケアを 実 現 する 多 職 種 連 携 の 情 報 システムの 検 討 在 宅 医 療 在 宅 ケアに 関 わる 医 療 介 護 分 野 の 多 職 種 が 必 要 な 患 者 情 報 などを 共 有 し 効 率 的 で 質 の 高 いチーム 医 療 チームケアを 相 互 に 支 えていく 多 職 種 連 携 の 情 報 システムを 構 築 していきます (7) 在 宅 医 同 士 のサポート 体 制 のモデルの 検 討 質 の 高 い 在 宅 医 療 を 提 供 し 在 宅 医 療 に 関 わる 医 師 ひとりひとりの 負 担 を 軽 減 するた めに コール 往 診 のバックアップ 体 制 多 職 種 連 携 の 仕 組 みなど 在 宅 医 が 相 互 に 支 え 合 うグループ 診 療 の 仕 組 みを 構 築 していきます また 上 記 を 実 現 するための 情 報 連 携 の 仕 組 みを 構 築 していきます 6. 暮 らしと 住 まいのグランドデザイン( 素 案 )の 策 定 現 在 2013 年 3 月 に 設 立 した 暮 らしと 住 まい 再 生 部 会 において モデル 地 区 を 対 象 に 次 世 代 の 郊 外 住 宅 地 におけるライフスタイルを 視 野 に 入 れ 戸 建 住 宅 地 や 団 地 の 持 続 再 生 に 必 要 な 機 能 の 配 置 や 次 世 代 郊 外 まちづくり における 住 まいと 暮 らしのコンセプトであ る コミュニティ リビング を 実 現 していく 誘 導 手 法 などを 検 討 しており モデル 地 区 の グラン ドデザイン( 素 案 ) としてまとめていきます また わが 国 が 人 口 減 少 超 高 齢 社 会 を 迎 えていく 中 従 来 の 枠 組 みにとらわれない 新 た な 視 点 で 現 行 のまちづくり 制 度 を 再 検 証 し 規 制 の 見 直 しや 新 たな 枠 組 みの 導 入 など 既 存 のまちである 郊 外 住 宅 地 の 再 生 手 法 の 提 案 も 行 っていきます 7. コミュニティ リビング モデル プロジェクト - 企 業 社 宅 などの 土 地 利 用 転 換 時 における 土 地 利 用 誘 導 - モデル 地 区 内 には 築 年 数 が 経 過 した 多 くの 企 業 社 宅 や 民 間 の 賃 貸 住 宅 などがあり 将 来 的 には 建 替 えや 再 開 発 などの 土 地 利 用 転 換 が 予 想 されます 建 替 えや 再 開 発 の 際 には 郊 外 住 宅 地 の 持 続 再 生 に 貢 献 する 施 設 や 機 能 の 導 入 が 望 まれていますが そのためには 所 有 者 や 民 間 事 業 者 の 理 解 や 合 意 事 業 採 算 性 との 両 立 そして 民 間 事 業 者 との 協 働 による まちづくり 手 法 の 確 立 が 必 要 です 94

民 間 事 業 者 との 協 働 によるまちづくり 手 法 の 確 立 は 前 項 の 住 まいと 暮 らしのグランドデ ザイン( 素 案 )の 策 定 と 連 携 して 進 めていきますが 同 時 に モデル 地 区 における 具 体 的 な 土 地 利 用 転 換 の 案 件 を 今 年 度 のリーディング プロジェクトに 位 置 づけていきます 既 にモデル 地 区 内 の 企 業 社 宅 が 閉 鎖 され 民 間 事 業 者 によって 跡 地 の 再 開 発 の 検 討 が 始 まっています 医 療 介 護 や 子 育 て 支 援 の 拠 点 施 設 働 く 場 やまちづくり 活 動 の 交 流 拠 点 など 良 好 な 住 宅 地 とコミュニティの 持 続 再 生 に 必 要 な 機 能 を 組 み 込 んだコミュニティ リビ ングの 実 現 に 向 けて 民 間 事 業 者 と 具 体 的 な 協 議 を 開 始 していきます モデル 地 区 内 の 土 地 利 用 転 換 に 伴 う 再 開 発 案 件 を 民 間 事 業 者 との 連 携 協 働 によるコ ミュニティ リビングの 実 現 を 目 指 すモデル プロジェクトに 位 置 づけ 今 後 想 定 される 土 地 利 用 転 換 の 案 件 にも 同 様 に 働 きかけていきます 8. 次 世 代 郊 外 まちづくり 建 築 性 能 推 奨 スペック 策 定 - 建 物 や 施 設 に 求 められる 性 能 や 機 能 建 築 推 奨 指 針 づくり - 郊 外 住 宅 地 では 今 後 多 くの 建 物 が 更 新 時 期 を 迎 えますが 特 に 大 規 模 な 建 物 につい ては 建 替 えや 再 生 に 併 せて 医 療 介 護 や 子 育 て 支 援 施 設 地 域 の 交 流 拠 点 に 加 え 防 災 備 蓄 倉 庫 や 省 エネ 環 境 への 配 慮 などの 郊 外 住 宅 地 の 持 続 と 再 生 に 必 要 な 機 能 を 適 切 に 誘 導 することが 重 要 です このため 建 物 の 仕 様 として 求 められる 性 能 や 機 能 を 提 示 するための 指 針 づくりに 着 手 し ます 具 体 的 には 横 浜 市 地 域 子 育 て 応 援 マンション 認 定 制 度 などの 既 存 の 制 度 を 参 考 に 指 針 に 準 拠 した 建 物 に 対 しては 一 定 のインセンティブを 与 えるなど 効 果 的 に 誘 導 できるよう な 仕 組 みも 検 討 していきます 95