カルボキシメチルセルロースナトリウム 総合カタログ Sodium Carboxymethyl Cellulose
O H H OH H OH H H O O CH2OCH2COO Na H CH2OH O O H OH H H H OCH2COO Na n n 01 Sodium Carboxymethyl Cellulose Sodium Carboxymethyl Cellulose 02
03 Sodium Carboxymethyl Cellulose Sodium Carboxymethyl Cellulose 04
05 Sodium Carboxymethyl Cellulose Sodium Carboxymethyl Cellulose 06
07 Sodium Carboxymethyl Cellulose Sodium Carboxymethyl Cellulose 08
09 Sodium Carboxymethyl Cellulose 10 Sodium Carboxymethyl Cellulose
11 Sodium Carboxymethyl Cellulose Sodium Carboxymethyl Cellulose 12
セロゲン水溶液の性質 セロゲン水溶液のチクソトロピー セロゲンの粘度 チクソトロピー 揺 変 性 とは 静 止している時と動 揺している時とで状 態 が 異なることをいいます 2.粘度と濃度 10 BSH12 各種セロゲンの濃度と粘度の関係は図3のよう FSB 従って 見掛け粘度でも静置状態では高く 動揺状態では低く現れます チクソトロピー溶液の挙動を流動曲線の上で表しますと 図4 b のように ずり速度を連続的に増加さ 粘 度 のです ゲル状態を帯びますが これに撹拌などの動揺を与えると 網目構造が壊れてゲル状態が消失します 3H 105 係にあります セロゲンはこのように著しく高 るので 増粘剤として優れた性能が発揮できる EP WSA になり 濃度と粘度の対数値がほぼ比例する関 い 粘 度から低い 粘 度 の 品 種まで取り揃えてあ セロゲン水溶液は静置時 分子同士のからみ合いや 水の分子との相互作用で網目構造を作りやすく 6 せ 次いで連続的に減少させた時のずり応力の変化が同一の曲線にならず ヒステリシス曲線を描き ます セロゲン水溶液のチクソトロピーは 濃度が低い場合にはあまり現れませんが 濃厚溶液では顕 104 著に現れます また エーテル化度が高くなるほどチクソトロピーは低下します mpa s 7A 103 非チクソトロピー性水溶液 102 10 チクソトロピー性水溶液 5A 1 2 3 4 5 6 濃 度 7 8 図3 代表的なセロゲンの濃度と粘度の関係 温度25 セロゲン水溶液のレオロジー グリセリン シリコーン油のような液体はニュー トン性流体ですので 回転粘度計などで粘度を も粘度は同じ値となります セロゲン水溶液は 一般に非ニュートン流体と呼ばれる性質をもっ ずり応力 測る時 速い回転で測っても遅い回転で測って セロゲン水溶液の粘弾性 ており 粘度を測る時の回転が速いほど粘度は セロゲン水溶液は粘性に加えて強い弾性を帯びることがあり 代表的な粘弾性流体です 現象的には 低い値を示します 従って セロゲン水溶液の粘 度は 測定の条件によって異なるため 絶対粘度 ずり速度 ニュートン性流体 非ニュートン性流体 擬可塑性 で示すことができず 見掛け粘度と呼ばれます このような液 体 の 流 動 特 性を模 式 的に示す流 撹拌棒を挿入して回転させると 液が棒をつたわって這い上がってきます これをワイセンベルグ効果 と称し 同じような粘度をもつ水ガラスでは見られません 図4 a 流動曲線 動 曲 線 の 上で 非ニュートン流 体は ずり速 度 回 転 粘 度 計でいえばローターの 回 転 数 と 係にならず図4 a のように曲線を描きます セロゲン水溶液は擬可塑性流体と呼ばれること もありますが これはずり速度が小さい時 見掛 ずり応力 ずり応力 同じくトルク目盛りの読み が直線関 チクソトロピー けの粘度が大きく現れ 従って ずり応力が大き くなり流動曲線の上ではあたかも降伏値をもっ た可塑性流体のように見えるためです ずり速度 チクソトロピー流体のヒステリシス曲線 図4 b 流動曲線 13 So d iu m Carboxymethyl Cellulose S odium Ca rboxyme thyl Ce llulose 14
15 Sodium Carboxymethyl Cellulose Sodium Carboxymethyl Cellulose 16
17 Sodium Carboxymethyl Cellulose 18 Sodium Carboxymethyl Cellulose
19 Sodium Carboxymethyl Cellulose Sodium Carboxymethyl Cellulose 20
食品への表示方法 CMCの公的規格および基準 CMCの公的規格および基準には食品添加物公定書 日本薬局方 飼料添加物および医薬部外品原料規格 平成元年11月28日付厚生省令第48号による食品添加物の表示方法では カルボキシメチルセルロース があります 参考としてFCCの規格も含め これらの規格および基準を次に示します ナトリウムは用途名として その使用目的に沿った 増粘剤 安定剤 または ゲル化剤 を用いるか または 従来から使用されてきた 糊料 と表示する 一方物質名として カルボキシメチルセルロースナトリウム 規格 基準 項目 名 称 別 名 という品名 もしくは 簡略名であるCMCかCMCNaを用途名に併用する必要があります 食品添加物公定書 第8版 2007 日本薬局方 第16改正 2012 カルボキシメチル セルロースナトリウム カルメロース ナトリウム Sodium Carboxymethyl Cellulose Carmellose Sodium 繊維素グリコール酸 ナトリウム カルボキシメチル セルロースナトリウム 飼料添加物 医薬部外品原料規格 2006 カルボキシメチル カルボキシメチル セルロースナトリウム セルロースナトリウム Sodium Carboxymethyl Cellulose FCC8th Ed. 2012 Cellulose Gum Sodium Carboxymethyl Cellulose CMC Modifid Cellulose 表示例1 安定剤として使用した場合 安定剤 CMC 表示例2 増粘剤として使用した場合 増粘剤 CMCNa 食品の使用基準 セロゲン カルボキシメチルセルロースナトリウム の使用量は 食品の2.0 以下でなければならない ただし セロゲン カルボキシメチルセルロースナトリウム をカルボキシメチルセルロースカルシウム 白色 淡黄色の粉末 または粒状若しくは 繊維状で においがない 白色 帯黄白色の 粉末または粒で 味はない 確 認 試 験 透 ph6.5 8.5 性 状 明 液 度 白色 類白色の粉末 白色 類白色の粉末 白色 帯黄色の粉末 粒または繊維状で 粒または繊維状で または顆粒 においがない においがない 性 ph6.0 8.5 ph6.0 8.0 ph6.0 8.5 フェノールフタレイン で淡紅色を呈しない デンプングリコール酸ナトリウムおよびメチルセルロースの1種以上と併用する場合にあっては それ ぞれの使用量の和が食品の2.0 以下でなければならない 荷姿 各品種共 紙袋入 20kg詰 塩 化 物 Clとして0.64 以下 Clとして0.640 以下 Clとして0.64 以下 Clとして0.64 以下 硫 酸 塩 SO4として0.96 以下 SO4として0.960 以下 SO4として0.96 以下 SO4として0.96 以下 0.5 以下 1.5 以下 As2O3として4µg/g以下 As2O3として10ppm以下 As2O3として4ppm以下 As2O3として2ppm以下 属 Pbとして2.0µg/g以下 Pbとして20ppm以下 Pbとして20ppm以下 Pbとして20ppm以下 Pb 3mg/kg以下 一般工業用 ケ イ 酸 塩 ヒ 重 素 金 で ん ぷ ん 青色を呈しない 乾 燥 減 量 12.0 以下 10.0 以下 12.0 以下 10.0 以下 10.0 以下 ナトリウム含量 6.5 8.5 12.4 以下 純 分 99.5 100.5 エーテル 化 度 0.2 1.50 粘 2 水溶液25mPa s以上 度 純分 100% 食塩% グリコール酸ナトリウム% 21 So d iu m Carboxymethyl Cellulose 食品用 飼料用 局方 お願い ❶この資料に記載しているデータは 当社の実験的試験資料に基づくものですが 実際の現場使用結果を 保証するものではありません 現場でのご使用にあたっては事前に使用条件 使用方法およびこれらの 条件下での効果をご確認ください ❷記載内容は 新しい知見などにより 改正されることがあります S odium Ca rboxyme thyl Ce llulose 22
本社 研究所 機能化学品事業部 機能化学品営業部 東京本社 東京都中央区京橋 八重洲口大栄ビル 階 博多駅前第 ビル 1401150S10N