( 平 成 21 年 6 月 17 日 報 道 資 料 抜 粋 ) 年 金 記 録 に 係 る 苦 情 のあっせん 等 について 年 金 記 録 確 認 鳥 取 地 方 第 三 者 委 員 会 分 1. 今 回 のあっせん 等 の 概 要 (1) 年 金 記 録 の 訂 正 の 必 要 があるとのあっせんを 実 施 するもの 1 件 国 民 年 金 関 係 1 件 (2) 年 金 記 録 の 訂 正 を 不 要 と 判 断 したもの 5 件 国 民 年 金 関 係 厚 生 年 金 関 係 1 件 4 件
鳥 取 国 民 年 金 事 案 177 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 の 昭 和 37 年 6 月 から 38 年 3 月 までの 国 民 年 金 保 険 料 については 納 付 していたものと 認 められることから 納 付 記 録 を 訂 正 することが 必 要 である 第 2 申 立 の 要 旨 等 1 申 立 人 の 氏 名 等 氏 名 : 女 基 礎 年 金 番 号 : 生 年 月 日 : 昭 和 9 年 生 住 所 : 2 申 立 内 容 の 要 旨 申 立 期 間 : 昭 和 37 年 6 月 から 38 年 3 月 まで 社 会 保 険 事 務 所 で 年 金 加 入 記 録 を 確 認 したところ 申 立 期 間 について 国 民 年 金 保 険 料 が 未 納 となっていた 同 期 間 の 保 険 料 については それ 以 前 の 期 間 ( 昭 和 36 年 10 月 から 37 年 4 月 まで)に 生 じていた 国 民 年 金 と 厚 生 年 金 保 険 への 重 複 加 入 に 伴 う 保 険 料 の 還 付 金 等 で 充 ててもらう ようA 町 の 集 金 人 を 通 じてお 願 いしていた 未 納 となっていることに 納 得 できない 第 3 委 員 会 の 判 断 の 理 由 社 会 保 険 事 務 所 の 特 殊 台 帳 の 記 録 では 申 立 人 が 厚 生 年 金 保 険 料 と 重 複 納 付 したとする 昭 和 36 年 10 月 から 37 年 4 月 までの 期 間 の 国 民 年 金 保 険 料 の 還 付 及 び 申 立 期 間 の 国 民 年 金 保 険 料 の 納 付 記 録 は 確 認 できない また 申 立 期 間 当 時 申 立 人 の 住 民 票 があったA 町 は 既 に 国 民 年 金 被 保 険 者 名 簿 を 廃 棄 している しかし 申 立 人 が 昭 和 40 年 3 月 に 転 居 したB 町 ( 現 在 は C 町 )の 保 管 する 国 民 年 金 被 保 険 者 名 簿 には 重 複 納 付 した 期 間 ( 昭 和 36 年 10 月 か ら 37 年 4 月 まで)に 国 民 年 金 被 保 険 者 の 資 格 喪 失 が 誤 って 処 理 された 2か 月 ( 昭 和 36 年 8 月 及 び 同 年 9 月 )を 加 えた 期 間 の 保 険 料 が 還 付 され た 記 録 がある さらに その 後 に 申 立 人 が 居 住 したD 町 の 保 管 する 国 民 年 金 被 保 険 者 名 簿 では 昭 和 37 年 6 月 1 日 に 国 民 年 金 被 保 険 者 資 格 を 取 得 し 申 立 期 間 ( 昭 和 37 年 6 月 から 38 年 3 月 まで)の 保 険 料 が 納 付 された 記 録 が 確 認 で
きることから 申 立 人 は 還 付 を 受 けた 後 に 申 立 期 間 に 係 る 保 険 料 の 納 付 を 行 ったものと 推 認 できる 加 えて 申 立 人 がA 町 に 住 所 を 有 していた 当 時 国 民 年 金 保 険 料 の 過 誤 納 金 があった 場 合 当 該 保 険 料 の 納 付 が 現 年 度 に 行 われたもの 等 の 条 件 を 充 たせば 還 付 手 続 を 経 ることなく 社 会 保 険 庁 の 内 部 処 理 である 充 当 手 続 で 処 理 可 能 であったが 本 件 は 過 誤 納 金 が 発 生 したと 推 認 される 時 点 で 過 年 度 となる 期 間 の 保 険 料 の 納 付 に 係 る 案 件 であることから 還 付 後 に 申 立 期 間 の 納 付 手 続 が 取 られたとの 推 認 に 合 理 性 も 認 められる その 上 申 立 人 は 申 立 期 間 を 除 いて 任 意 加 入 期 間 も 含 めて 国 民 年 金 保 険 料 を 納 付 しており 保 険 料 を 納 付 する 意 欲 が 高 かったものと 認 められる その 他 の 事 情 を 含 めて 総 合 的 に 判 断 すると 申 立 人 は 申 立 期 間 の 国 民 年 金 保 険 料 を 納 付 していたものと 認 められる
鳥 取 国 民 年 金 事 案 178 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 の 昭 和 59 年 8 月 から 61 年 3 月 までの 国 民 年 金 保 険 料 については 納 付 していたものと 認 めることはできない 第 2 申 立 の 要 旨 等 1 申 立 人 の 氏 名 等 氏 名 : 男 基 礎 年 金 番 号 : 生 年 月 日 : 昭 和 15 年 生 住 所 : 2 申 立 内 容 の 要 旨 申 立 期 間 : 昭 和 59 年 8 月 から 61 年 3 月 まで 社 会 保 険 事 務 所 で 年 金 加 入 記 録 を 確 認 したところ 申 立 期 間 が 未 加 入 との 回 答 を 得 た 昭 和 59 年 に 会 社 を 退 職 後 しばらくしてから 役 場 の 方 が 自 宅 に 来 て 国 民 年 金 への 加 入 を 勧 められたので 役 場 で 加 入 手 続 を 行 うと 同 時 に 保 険 料 を 納 付 したのに 未 加 入 となっていることに 納 得 できない 第 3 委 員 会 の 判 断 の 理 由 申 立 人 が 保 有 する 国 民 年 金 手 帳 の 記 号 番 号 が 払 い 出 されたのは 申 立 期 間 経 過 後 の 昭 和 61 年 8 月 12 日 以 降 で 社 会 保 険 庁 のオンライン 記 録 及 び 申 立 人 の 保 有 する 国 民 年 金 手 帳 の 記 録 とも 資 格 取 得 日 は 同 年 4 月 1 日 とな っている また 申 立 期 間 は 申 立 人 が 厚 生 年 金 保 険 の 受 給 資 格 期 間 (240 か 月 ) を 満 了 していたことから 国 民 年 金 の 任 意 加 入 期 間 となり 昭 和 61 年 8 月 以 降 の 時 点 では 制 度 上 さかのぼって 資 格 取 得 し 保 険 料 を 納 付 するこ とはできない さらに 申 立 人 には 別 の 国 民 年 金 手 帳 記 号 番 号 が 払 い 出 されていたこ とをうかがわせる 周 辺 事 情 も 見 当 たらない これら 申 立 内 容 及 びこれまでに 収 集 した 関 連 資 料 周 辺 事 情 等 を 総 合 的 に 判 断 すると 申 立 人 が 申 立 期 間 の 国 民 年 金 保 険 料 を 納 付 していたと 認 め ることはできない
鳥 取 厚 生 年 金 事 案 154 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 は 申 立 期 間 について 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 として 厚 生 年 金 保 険 料 を 事 業 主 により 給 与 から 控 除 されていたと 認 めることはできない 第 2 申 立 の 要 旨 等 1 申 立 人 の 氏 名 等 氏 名 : 男 基 礎 年 金 番 号 : 生 年 月 日 : 昭 和 3 年 生 住 所 : 2 申 立 内 容 の 要 旨 申 立 期 間 : 1 昭 和 31 年 3 月 1 日 から 同 年 7 月 1 日 まで 2 昭 和 35 年 9 月 16 日 から 40 年 6 月 2 日 まで 申 立 期 間 について A 社 に 勤 務 していたが 社 会 保 険 庁 の 記 録 によれば 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 期 間 は 昭 和 29 年 10 月 1 日 から 31 年 3 月 1 日 ま でとなっており 申 立 期 間 の 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 記 録 が 無 いことに 納 得 で きない 第 3 委 員 会 の 判 断 の 理 由 社 会 保 険 庁 の 記 録 によると 申 立 事 業 所 は 昭 和 31 年 3 月 1 日 に 全 喪 とな っており 申 立 期 間 において 厚 生 年 金 保 険 の 適 用 事 業 所 としての 記 録 はな い また 社 会 保 険 事 務 所 が 保 管 する 健 康 保 険 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 名 簿 で は 申 立 人 は 同 日 資 格 喪 失 し 健 康 保 険 証 を 返 納 している 記 録 が 確 認 で きる さらに 同 被 保 険 者 名 簿 で 確 認 できた 同 僚 からは 申 立 人 は 昭 和 30 年 ごろ には 申 立 事 業 所 に 勤 務 していたと 思 う との 証 言 は 得 られたものの 申 立 期 間 において 申 立 事 業 所 に 勤 務 していたとの 証 言 は 得 られなかった 加 えて 申 立 人 は 給 与 から 厚 生 年 金 保 険 料 が 控 除 されていた 事 実 を 確 認 で きる 給 与 明 細 書 等 の 関 係 資 料 を 所 持 しておらず また 当 時 の 役 員 及 び 経 理 担 当 者 はすでに 他 界 していることから 申 立 人 の 申 立 期 間 における 勤 務 実 態 や 厚 生 年 金 保 険 料 の 控 除 の 事 実 をうかがわせる 関 連 資 料 及 び 周 辺 事 情 は 見 当 たらない これら 事 実 及 びこれまで 収 集 した 関 連 資 料 等 を 総 合 的 に 判 断 すると 申 立
人 が 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 として 申 立 期 間 に 係 る 厚 生 年 金 保 険 料 を 事 業 主 により 給 与 から 控 除 されていたと 認 めることはできない
鳥 取 厚 生 年 金 事 案 155 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 は 申 立 期 間 について 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 として 厚 生 年 金 保 険 料 を 事 業 主 により 給 与 から 控 除 されていたと 認 めることはできない 第 2 申 立 の 要 旨 等 1 申 立 人 の 氏 名 等 氏 名 : 男 基 礎 年 金 番 号 : 生 年 月 日 : 昭 和 23 年 生 住 所 : 2 申 立 内 容 の 要 旨 申 立 期 間 : 1 平 成 7 年 2 月 17 日 から 同 年 9 月 25 日 まで 2 平 成 8 年 2 月 1 日 から9 年 3 月 1 日 まで 社 会 保 険 事 務 所 で 年 金 記 録 を 確 認 したところ 申 立 期 間 1 及 び2にA 社 の 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 記 録 が 無 い 旨 の 回 答 を 得 た この 期 間 はA 社 に 継 続 して 勤 務 しており 同 社 が 加 盟 していたB 共 済 事 業 団 ( 現 在 は 独 立 行 政 法 人 C) 発 行 の 退 職 金 等 振 込 通 知 書 では 就 職 年 月 日 が 平 成 7 年 2 月 17 日 退 職 年 月 日 が9 年 2 月 28 日 となっている 申 立 期 間 につい て 厚 生 年 金 保 険 に 未 加 入 となっていることに 納 得 できない 第 3 委 員 会 の 判 断 の 理 由 申 立 期 間 1について 申 立 人 は A 社 のほかに D 社 にも 勤 務 していた としており 社 会 保 険 庁 の 記 録 では 申 立 人 は 申 立 期 間 1のうち 平 成 7 年 2 月 17 日 から 同 年 8 月 21 日 までは D 社 において 厚 生 年 金 保 険 の 被 保 険 者 記 録 が 確 認 できる しかし 申 立 期 間 1において A 社 での 被 保 険 者 記 録 は 確 認 できない また 申 立 期 間 2について 申 立 人 は 事 業 主 (A 社 )から 社 会 保 険 料 が 支 払 えないため 社 会 保 険 から 外 される 話 があった としている ことから 当 時 居 住 していたE 市 に 照 会 したところ 申 立 人 は 健 康 保 険 被 保 険 者 資 格 の 喪 失 にともない 平 成 8 年 2 月 1 日 から 15 年 6 月 28 日 まで 国 民 健 康 保 険 に 加 入 していたことが 確 認 できる さらに 申 立 人 は 保 険 料 控 除 の 事 実 を 確 認 できる 給 与 明 細 書 等 の 関 連 資 料 を 所 持 しておらず このほかに 申 立 人 の 申 立 期 間 1 及 び2に 係 る 厚 生 年 金 保 険 料 の 控 除 をうかがわせる 関 連 資 料 及 び 周 辺 事 情 は 見 当 たらない これらの 事 実 及 びこれまでに 収 集 した 関 連 資 料 等 を 総 合 的 に 判 断 する
と 申 立 人 が 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 として 申 立 期 間 1 及 び2に 係 る 厚 生 年 金 保 険 料 を 事 業 主 により 給 与 から 控 除 されていたと 認 めることはできな い なお 独 立 行 政 法 人 Cに 退 職 金 共 済 への 加 入 条 件 を 確 認 したところ 退 職 金 共 済 にはパートタイマー 等 の 短 時 間 労 働 者 でも 加 入 できる と 説 明 しており 常 用 的 使 用 関 係 があることが 要 件 となっている 厚 生 年 金 保 険 とは 加 入 条 件 が 異 なっている
鳥 取 厚 生 年 金 事 案 156 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 は 申 立 期 間 について 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 として 厚 生 年 金 保 険 料 を 事 業 主 により 給 与 から 控 除 されていたと 認 めることはできない 第 2 申 立 の 要 旨 等 1 申 立 人 の 氏 名 等 氏 名 : 男 基 礎 年 金 番 号 : 生 年 月 日 : 昭 和 26 年 生 住 所 : 2 申 立 内 容 の 要 旨 申 立 期 間 : 昭 和 45 年 3 月 14 日 から 46 年 10 月 1 日 まで 高 校 卒 業 後 の 昭 和 45 年 3 月 14 日 から A 社 B 局 ( 現 在 は C 社 D 支 社 )で 臨 時 雇 用 員 として 採 用 され その 後 職 員 として 勤 務 していたが 45 年 3 月 から 46 年 9 月 まで 臨 時 雇 用 員 として 勤 務 していた 申 立 期 間 に ついて 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 記 録 が 無 いことに 納 得 できない 第 3 委 員 会 の 判 断 の 理 由 A 社 職 員 の 年 金 の 給 付 に 要 する 費 用 の 支 払 業 務 等 を 行 っている 独 立 行 政 法 人 E 機 構 F 部 が 保 管 する 履 歴 カードにより 申 立 人 が 昭 和 46 年 2 月 1 日 から 同 年 同 月 28 日 までを 除 く 申 立 期 間 において B 局 の 臨 時 雇 用 員 と して 勤 務 し 同 年 10 月 1 日 に 準 職 員 となっていることが 確 認 できる しかし C 社 D 支 社 に 臨 時 雇 用 員 の 厚 生 年 金 保 険 の 取 扱 いを 確 認 したと ころ 当 時 社 会 保 険 の 適 用 事 務 はB 局 で 行 っていたが 実 際 の 適 用 決 定 は 現 業 機 関 単 位 の 裁 量 に 委 ねられていた 保 存 期 限 経 過 により 関 係 資 料 が 無 く 詳 細 は 不 明 であるが 勤 務 状 況 雇 用 期 間 等 を 考 慮 して 厚 生 年 金 保 険 への 加 入 を 決 定 していたと 思 われ 結 果 として 臨 時 雇 用 員 につ いては 採 用 と 同 時 に 加 入 させることとしていなかったようである とし ており B 局 の 現 業 機 関 では 臨 時 雇 用 員 については 必 ずしも 採 用 後 速 や かに 厚 生 年 金 保 険 に 加 入 させていなかった 状 況 がうかがえる 事 実 申 立 人 には 申 立 期 間 において 同 僚 の 臨 時 雇 用 員 がいないことか ら 氏 名 を 挙 げている 同 期 採 用 職 員 4 人 の 臨 時 雇 用 員 期 間 における 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 状 況 を 確 認 したところ 1 人 を 除 き 加 入 記 録 は 無 く こ れら 加 入 記 録 が 無 かった3 人 の 職 員 から 申 立 期 間 における 申 立 人 の 厚 生 年 金 保 険 料 控 除 について 具 体 的 な 供 述 を 得 ることはできなかった
また F 部 に 確 認 したところ 申 立 期 間 の 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 の 有 無 については 参 考 となる 資 料 等 一 切 がA 社 から 承 継 されていないため 確 認 することができない としており 申 立 人 の 申 立 期 間 における 厚 生 年 金 保 険 料 の 控 除 をうかがわせる 関 連 資 料 及 び 周 辺 事 情 も 無 い 一 方 申 立 期 間 のうち 履 歴 カードにより 勤 務 を 確 認 することのできな い 昭 和 46 年 2 月 1 日 から 同 年 同 月 28 日 までの 期 間 については 当 該 期 間 における 同 僚 がいないことから 申 立 人 の 勤 務 実 態 及 び 厚 生 年 金 保 険 料 の 控 除 に 関 する 具 体 的 な 供 述 を 得 ることはできず ほかに 申 立 人 の 当 該 期 間 に 係 る 厚 生 年 金 保 険 料 の 控 除 をうかがわせる 関 連 資 料 等 は 無 い これらの 事 実 及 びこれまでに 収 集 した 関 連 資 料 等 を 総 合 的 に 判 断 すると 申 立 人 が 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 として 申 立 期 間 に 係 る 厚 生 年 金 保 険 料 を 事 業 主 により 給 与 から 控 除 されていたと 認 めることはできない
鳥 取 厚 生 年 金 事 案 157 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 は 申 立 期 間 について 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 として 厚 生 年 金 保 険 料 を 事 業 主 により 給 与 から 控 除 されていたと 認 めることはできない 第 2 申 立 の 要 旨 等 1 申 立 人 の 氏 名 等 氏 名 : 男 基 礎 年 金 番 号 : 生 年 月 日 : 昭 和 15 年 生 住 所 : 2 申 立 内 容 の 要 旨 申 立 期 間 : 昭 和 58 年 7 月 から 61 年 3 月 まで 社 会 保 険 事 務 所 で 年 金 加 入 記 録 を 確 認 したところ 申 立 期 間 の 加 入 記 録 が 無 い 旨 の 回 答 を 得 た A 社 を 解 雇 された 後 申 立 期 間 は B 社 C 出 張 所 で 勤 務 しており 申 立 期 間 の 厚 生 年 金 保 険 の 加 入 記 録 が 無 い ことに 納 得 できない 第 3 委 員 会 の 判 断 の 理 由 申 立 人 は 申 立 期 間 において B 社 C 出 張 所 に 勤 務 し 厚 生 年 金 保 険 に 加 入 していたと 主 張 しているが 社 会 保 険 庁 の 記 録 では 同 出 張 所 は 適 用 事 業 所 ではない このため B 社 での 加 入 状 況 を 確 認 したが 申 立 期 間 に ついて 同 社 の 健 康 保 険 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 として 申 立 人 の 氏 名 は 確 認 できない 上 整 理 番 号 に 欠 番 も 無 い また 申 立 期 間 当 時 の 同 出 張 所 長 に 確 認 したところ 申 立 人 は 同 出 張 所 の 従 業 員 ではなく その 下 請 会 社 であるD 社 の 従 業 員 として 同 出 張 所 が 受 注 した 工 事 の 現 場 に 派 遣 されていたとの 証 言 が 得 られた このことから D 社 での 加 入 状 況 を 確 認 したところ 健 康 保 険 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 とし て 申 立 人 の 氏 名 は 確 認 できない 上 整 理 番 号 に 欠 番 も 無 い さらに D 社 は 既 に 解 散 しており 当 時 の 事 業 主 及 び 経 理 担 当 者 等 から は 申 立 人 の 厚 生 年 金 保 険 料 控 除 をうかがわせる 具 体 的 な 供 述 は 得 られな かった なお 申 立 人 には 給 与 明 細 書 等 の 資 料 は 無 く このほかに 申 立 期 間 に 係 る 厚 生 年 金 保 険 料 を 事 業 主 により 給 与 から 控 除 されていたことをうかがわ
せる 関 連 資 料 及 び 周 辺 事 情 も 見 当 たらない これらの 事 実 及 びこれまでに 収 集 した 関 連 資 料 等 を 総 合 的 に 判 断 すると 申 立 期 間 について 申 立 人 が 厚 生 年 金 保 険 被 保 険 者 として 厚 生 年 金 保 険 料 を 事 業 主 により 給 与 から 控 除 されていたと 認 めることはできない