スコ 連 銀 総 裁 ) 緩 やかな 利 上 げが 正 当 化 されると 引 き 続 き 予 想 している(メスター クリーブランド 連 銀 総 裁 ) など 今 のところ 利 上 げの 方 向 に 大 きな 変 化 はなさそうです また FF レート 先 物 に 織 り 込 まれている 利 下 げ



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平成24年度 業務概況書


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平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

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為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

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16 日本学生支援機構

公表表紙

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第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

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定款  変更

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(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j _\217C\220\263\201j.doc)

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FXレバレッジ規制「最大25倍」の意味

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6-1 第 6 章 ストック オプション 会 計 設 例 1 基 本 的 処 理 Check! 1. 費 用 の 計 上 ( 1 年 度 ) 2. 費 用 の 計 上 ( 2 年 度 )- 権 利 不 確 定 による 失 効 見 積 数 の 変 動 - 3. 費 用 の 計 上 ( 3 年 度 )-

別紙3

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情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

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記者発表資料

円 定 期 の 優 遇 金 利 期 間 中 に 中 途 解 約 す る と 優 遇 金 利 は 適 用 さ れ ず お 預 け 入 れ 日 か ら 解 約 日 ま で の 所 定 の 期 限 前 解 約 利 率 が 適 用 さ れ ま す 投 資 信 託 ( 金 融 商 品 仲 介 で 取 り 扱

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市 場 調 査 部 レポート ウィークリー アウトルック 日 米 中 銀 の 次 の 一 手 は? 2016 年 2 月 5 日 ( 金 ) 発 行 No.088 0 概 観 日 銀 の 次 の 一 手 は? 日 銀 が 1 月 29 日 の 金 融 政 策 決 定 会 合 で 導 入 したマイナス 金 利 の 効 果 が 消 えつつあります 黒 田 総 裁 は 会 合 後 の 会 見 で マイナス 金 利 導 入 の 狙 いについて 市 場 金 利 に より 強 い 下 押 し 圧 力 を 加 えていく と 説 明 しました その 言 葉 通 り 国 債 利 回 り(= 市 場 金 利 )は 8 年 物 までがマイナスとなり 10 年 物 は 0.10%を 割 り 込 んで 史 上 最 低 を 更 新 しています ただ 一 方 で 金 融 機 関 の 収 益 悪 化 を 避 けるため 当 座 預 金 を 3 つの 階 層 に 分 け 0.1% 0% -0.1% の 3 種 類 の 金 利 を 適 用 するなど 工 夫 はみられるものの かえってマイナス 金 利 の 効 果 に 疑 問 符 がつけられ ています また 金 融 機 関 が 預 金 金 利 の 引 き 下 げを 検 討 したり 一 部 の 個 人 向 け 国 債 や MMF( 安 全 性 の 高 い 公 社 債 で 運 用 する 投 資 信 託 マネー マネジメント ファンド)の 販 売 が 停 止 に 追 い 込 まれたり マイナス 金 利 の 弊 害 も 見 え 隠 れしています 日 銀 の 隠 れた 目 的 の 一 つだったとみられる 為 替 相 場 は 会 合 の 当 日 こそ 一 時 3 円 近 いドル 高 円 安 にな ったものの その 後 はドル 安 円 高 に 振 れています 今 週 に 入 ってからのドル 安 円 高 は FRB の 利 上 げ 観 測 が 後 退 するという 米 国 要 因 が 主 因 ですが 結 果 的 にマイナス 金 利 の 効 果 は 数 日 で 吹 き 飛 んだ 格 好 です また 日 経 平 均 株 価 もほぼ 会 合 前 の 水 準 に 戻 っています マイナス 金 利 の 導 入 に 対 して 市 場 では 従 来 の 量 的 緩 和 による 国 債 購 入 が 限 界 に 近 づいているとの 見 方 がありました 一 方 で 昨 年 12 月 に 日 銀 が 金 融 緩 和 の 補 完 的 措 置 を 発 表 したことで 資 産 購 入 の 余 地 は 拡 大 しており 今 回 は 資 産 購 入 の 増 額 を 温 存 したとの 見 方 もありました 日 銀 はマイナス 金 利 の 導 入 に 際 して 今 後 必 要 な 場 合 さらに 金 利 を 引 き 下 げる と 宣 言 しました 2 月 3 日 の 講 演 で 黒 田 日 銀 総 裁 は マイナス 金 利 付 き 量 的 質 的 緩 和 を 指 して これまでの 中 央 銀 行 の 歴 史 の 中 で おそらく 最 も 強 力 な 枠 組 みだ と 胸 を 張 りました そして 金 融 緩 和 が 限 界 に 近 づいていると 見 方 に 対 して とても 違 和 感 のある 表 現 だ としたうえで 追 加 緩 和 の 手 段 に 限 りはない と 語 りました 果 たして 金 融 緩 和 の 限 界 が 近 いのか それとも 全 くそうではないのか それを 確 認 するするタイミングは 意 外 に 早 くやってくるかもしれません <チーフアナリスト 西 田 明 弘 > 米 ドル 利 上 げ 観 測 が 一 段 と 後 退 次 は 利 下 げなのか 政 策 金 利 である FF レート 先 物 に 基 づけば 4 日 時 点 で 市 場 が 織 り 込 む 年 内 据 え 置 きの 確 率 は 50%を 超 えています これは 年 内 の 利 上 げは 一 回 もない との 見 方 がメインシナリオになったことを 意 味 します FRB 関 係 者 のコメントは 引 き 締 めペースは 従 来 の 見 方 よりもわずかに 緩 くなる(ウィリアムズ サンフランシ 1 Copyright 2016 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.

スコ 連 銀 総 裁 ) 緩 やかな 利 上 げが 正 当 化 されると 引 き 続 き 予 想 している(メスター クリーブランド 連 銀 総 裁 ) など 今 のところ 利 上 げの 方 向 に 大 きな 変 化 はなさそうです また FF レート 先 物 に 織 り 込 まれている 利 下 げの 確 率 はまだ0%です ただし 今 後 の 状 況 次 第 では 利 下 げ 観 測 が 台 頭 する 可 能 性 はあり 一 段 の 注 意 は 必 要 でしょう 金 融 市 場 の 金 融 政 策 見 通 し( 確 率 %) FOMC 発 表 日 利 下 げ 据 え 置 き 利 上 げ1 回 2 回 以 上 3 月 16 日 0.0 90.0 10.0 0.0 4 月 27 日 0.0 86.4 13.2 0.4 6 月 15 日 0.0 74.3 23.4 2.3 7 月 27 日 0.0 72.8 24.5 2.7 9 月 21 日 0.0 64.1 30.3 5.6 11 月 2 日 0.0 64.1 30.3 5.6 12 月 14 日 0.0 53.8 35.7 10.5 2/4 現 在 FFレート 先 物 より 算 出 出 所 :Bloombergより 作 成 昨 年 10-12 月 期 の 実 質 GDP 成 長 率 は 前 期 比 年 率 +0.7%と 前 期 の 同 +2.0%から 大 幅 にペースダウ ンしました 1 月 の ISM 製 造 業 指 数 は 48.2 でした 昨 年 10 月 分 が 下 方 修 正 されたことで 4 か 月 連 続 での 50 割 れとなり 製 造 業 の 縮 小 をさらに 明 確 に 示 しました ISM 非 製 造 業 指 数 は 50 超 が 続 いていますが 1 月 は 53.5 と 約 2 年 ぶりの 低 水 準 となり 景 気 拡 大 ペースの 鈍 化 を 示 唆 しました 来 週 は 1 月 の 小 売 売 上 高 や 2 月 のミシガン 大 学 消 費 者 信 頼 感 指 数 などの 経 済 指 標 が 発 表 されます 前 者 は 北 東 部 を 襲 った 大 雪 後 者 は 金 融 市 場 の 動 揺 それぞれの 悪 影 響 が 懸 念 されます 仮 に 小 売 売 上 高 が 不 調 で それが 大 雪 という 一 時 的 要 因 によるものだったとしても 市 場 は 米 景 気 に 対 する 懸 念 を 強 め そうです 2 月 10 日 と 11 日 に 下 院 と 上 院 でそれぞれ 実 施 されるイエレン 議 長 の 議 会 証 言 にも 要 注 目 でし ょう< 西 田 > ユーロ デフレへの 警 戒 が 強 い ECB ECB のドラギ 総 裁 は 先 月 3 月 10 日 の 理 事 会 で 金 融 政 策 を 見 直 すとして 追 加 緩 和 の 可 能 性 を 示 唆 し ました そして 2 月 4 日 の 講 演 でもドラギ 総 裁 は ( 追 加 緩 和 の) 副 作 用 のリスク に 言 及 しつつも 何 よりも 優 先 するのは 物 価 安 定 の 目 標 だ と 明 言 しました 2 月 1 日 ECB 理 事 でもあるノボトニー オーストリア 中 銀 総 裁 は インフレ 率 が 数 か 月 間 マイナスとなる 可 能 性 はある と 指 摘 したうえで 市 場 の 期 待 が 大 きくなりすぎた 状 況 が 昨 年 12 月 にみられた として 追 加 緩 和 期 待 をけん 制 しました ただ インフレ 率 の 上 昇 が 予 想 されないなかで 上 のドラギ 総 裁 の 発 言 からす れば 3 月 の 理 事 会 では 追 加 緩 和 が 真 剣 に 検 討 されそうです 2 Copyright 2016 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.

ユーロ 圏 の 昨 年 12 月 CPI( 消 費 者 物 価 )は 総 合 が 前 年 比 +0.2% 食 料 やエネルギーを 除 くコアは 同 +0.9%でした コアを 重 視 する FRB と 異 なり ECB は 総 合 を 重 視 する 傾 向 があるため デフレへの 警 戒 は 根 強 いものとみられます < 西 田 > ( 前 年 比 %) 5 4 3 ユーロ 圏 の 消 費 者 物 価 上 昇 率 ECBの 目 標 総 合 コア 2 1 0-1 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 コアは エネルギー 食 品 アルコール 飲 料 たばこを 除 く 出 所 :Bloombergより 作 成 ポンド EU 離 脱 国 民 投 票 は 今 年 6 月? 4 日 BOE( 英 中 銀 )は 政 策 委 員 9 人 の 全 会 一 致 で 政 策 金 利 の 据 え 置 きを 決 定 しました 昨 年 8 月 から 0.25%の 利 上 げを 主 張 してきたマカファーティ 委 員 も 今 回 は 据 え 置 きに 同 意 しました 同 時 に 公 表 されたイ ンフレ 報 告 では 経 済 や 物 価 の 見 通 しが 下 方 修 正 されました カーニー 総 裁 は 会 見 で 世 界 経 済 や 金 融 市 場 の 混 乱 が 見 通 し 修 正 の 背 景 だと 説 明 しました 次 の 一 手 は 利 下 げ との 見 方 に 対 して カーニー 総 裁 は 利 下 げより 利 上 げの 可 能 性 の 方 が 高 い と 語 り ました ただし 市 場 では 少 なくとも 年 内 の 利 上 げはない との 見 方 が 有 力 になっているようです EU 離 脱 の 国 民 投 票 英 国 が 要 求 していた 自 国 の 移 民 規 制 について EU が 譲 歩 の 姿 勢 を 示 しています EU のトゥスク 大 統 領 は 草 案 を 提 示 したとのことです 草 案 には 移 民 労 働 者 への 手 当 てを 最 長 4 年 間 制 限 できる 子 ども 手 当 の 支 給 額 が 子 供 の 居 住 する 国 の 生 活 水 準 に 沿 って 決 まる EU 加 盟 各 国 議 会 の 55%の 反 対 で EU 法 案 の 通 過 を 阻 止 できる などの 内 容 が 含 まれているとのことです 同 草 案 は 今 月 18-19 日 の EU 首 脳 会 議 で 承 認 されれば 正 式 に 発 効 することになります 4 日 にロンド ンで 開 催 された シリア 支 援 会 議 で キャメロン 首 相 は EU 首 脳 に 対 して 根 回 しを 行 ったものとみられます キャメロン 首 相 は 早 ければ 今 年 6 月 にも EU からの 離 脱 の 是 非 を 問 う 国 民 投 票 を 実 施 する 意 向 のようで す キャメロン 首 相 は EU 残 留 を 主 張 しており 移 民 規 制 の 強 化 はそれを 支 援 する 材 料 になりそうです ただ 3 Copyright 2016 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.

世 論 調 査 では 残 留 派 が 離 脱 派 を 上 回 っているとの 結 果 もあるようですが 実 際 に 国 民 投 票 で ノー(= 残 留 ) が 確 定 するまで 金 融 市 場 は 安 心 できないかもしれません < 西 田 > 豪 ドル RBA は 追 加 利 下 げの 可 能 性 を 残 す RBA( 豪 準 備 銀 行 )は 2 日 に 政 策 金 利 を 2.00%に 据 え 置 くことを 決 定 声 明 では 据 え 置 いた 理 由 を インフレが 目 標 に 近 く 経 済 が 成 長 する 合 理 的 な 見 通 しがあると 判 断 した ためと 説 明 しました 声 明 の 最 終 段 落 では 今 回 新 たに 今 後 新 たな 情 報 に 基 づいて 理 事 会 は 最 近 の 労 働 市 場 の 改 善 が 継 続 するかどうか 最 近 の 金 融 市 場 の 混 乱 が 世 界 や 国 内 の 需 要 の 弱 まりの 前 兆 なのかどうかを 判 断 する との 一 文 が 追 加 されました そのうえで 継 続 的 な 低 インフレは 需 要 を 支 えるための 一 段 の 政 策 緩 和 (= 利 下 げ) 余 地 をもたらす 可 能 性 がある との 見 解 が 示 されました 今 回 の 声 明 では 追 加 利 下 げの 可 能 性 が 残 っていることが 改 めて 示 されると 同 時 に 労 働 市 場 や 金 融 市 場 の 動 向 を 注 視 するとの 姿 勢 が 示 されました 労 働 市 場 は 順 調 に 回 復 しています 1 月 の 失 業 率 は 5.8%と RBA の 昨 年 11 月 時 点 の 見 通 しを 上 回 る ペースで 低 下 しています RBA は 昨 年 11 月 の 四 半 期 金 融 政 策 報 告 で 失 業 率 は 2016 年 を 通 じて 6.0-6.25%のレンジで 推 移 した 後 徐 々に 低 下 する との 見 解 を 示 していました また 2015 年 の 雇 用 の 伸 びは 9 年 ぶりのハイペースとなりました 労 働 市 場 の 弱 さを 理 由 に RBA が 追 加 利 下 げに 踏 み 切 る 可 能 性 は 低 いとみられます 追 加 利 下 げがあるとすれば 最 大 の 貿 易 相 手 である 中 国 や 金 融 市 場 の 動 向 が 豪 経 済 に 悪 影 響 を 及 ぼ すと 判 断 される 場 合 になりそうです <アナリスト 八 代 和 也 > NZ ドル RBNZ の 政 策 金 利 は 当 面 据 え 置 きか RBNZ のウィーラー 総 裁 は 3 日 の 講 演 で 世 界 経 済 の 見 通 しと その NZ への 影 響 についての 懸 念 が 深 まれば 今 後 1 年 間 に 若 干 の 追 加 緩 和 が 必 要 になる 可 能 性 がある と 述 べ 追 加 利 下 げに 含 みを 持 たせま した 一 方 で 目 標 を 下 回 る CPI( 消 費 者 物 価 指 数 )については 原 油 安 が 低 インフレの 原 因 と 指 摘 金 融 政 策 を 決 定 する 際 には 多 くの 要 因 を 考 慮 する 必 要 があるとし 政 策 金 利 を 通 じて 原 油 安 の 影 響 を 相 殺 しよ うとすることは 不 適 切 低 インフレへの 機 械 的 な 対 応 を 避 ける と 述 べ CPI が 目 標 を 下 回 る 状 況 でも 追 加 利 下 げを 急 がない 姿 勢 を 示 しました NZ では 企 業 景 況 感 が 改 善 傾 向 にあります ANZ 企 業 景 況 感 調 査 は 昨 年 8 月 に-29.1 へと 落 ち 込 みまし たが 12 月 には+23 まで 改 善 昨 年 4 月 以 来 の 高 水 準 となりました また ウィーラー 総 裁 の 3 日 の 発 言 や RBNZ の 政 策 金 利 が 過 去 最 低 という 点 を 踏 まえると 追 加 利 下 げのハードルは 高 いのかもしれません 4 Copyright 2016 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.

ただ 乳 製 品 価 格 が 再 び 下 落 し 始 めています 2 日 に 開 催 された 乳 製 品 電 子 オークション(GDT)で 乳 製 品 国 際 価 格 の 指 標 となる GDT 価 格 指 数 は 656 と 前 回 1 月 19 日 の 708 から 低 下 昨 年 9 月 1 日 以 来 の 低 水 準 となりました 乳 製 品 は NZ 最 大 の 輸 出 品 であるため その 価 格 動 向 は NZ 経 済 に 影 響 を 与 えます RBNZ は 昨 年 4 回 利 下 げを 実 施 しましたが 乳 製 品 価 格 下 落 による 経 済 見 通 しの 悪 化 が 一 因 でした RBNZ は 次 回 3 月 10 日 の 会 合 で 政 策 金 利 を 2.50%に 据 え 置 くとみられますが 乳 製 品 価 格 が 一 段 と 下 落 する 場 合 3 月 以 降 の 会 合 での 追 加 利 下 げが 現 実 味 を 帯 びてくるとみられます 以 前 に 比 べて NZ ドルの 乳 製 品 価 格 への 反 応 が 薄 くなっている 感 はありますが 引 き 続 き 乳 製 品 価 格 に 目 を 向 ける 必 要 がありそうです 次 回 の GDT は 2 月 16 日 ( 火 )に 開 催 されます < 八 代 > 出 所 :Bloomberg より 作 成 トルコリラ CPI 上 昇 率 加 速 も TCMB の 想 定 の 範 囲 内? 3 日 に 発 表 されたトルコの 1 月 CPI( 消 費 者 物 価 指 数 )は 前 年 比 +9.58%と 12 月 の+8.81%から 加 速 エネルギーと 食 品 を 除 いたコア CPI は+9.63%と 12 月 の+9.51%から 上 昇 率 がやや 高 まりました CPI は 2014 年 5 月 以 来 コア CPI は 2014 年 8 月 以 来 の 高 い 伸 びとなり TCMB(トルコ 中 銀 )のインフレ 目 標 (+5%)から 一 段 と 乖 離 しました インフレ 圧 力 の 高 まりは 中 銀 に 対 する 利 上 げ 圧 力 へとつながります 市 場 では TCMB はいずれ 利 上 げが 必 要 になるとの 見 方 が 根 強 くあります 5 Copyright 2016 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.

ただ TCMB は CPI の 伸 びが 今 後 鈍 化 するとみています バシュチュ 総 裁 は 1 月 22 日 に インフレ 率 は 1-3 月 期 おそらく 1 月 にピークに 達 する との 見 解 を 示 しました TCMB は CPI が 高 止 まりし トルコリラ 安 が 進 む 中 でも 昨 年 3 月 以 降 政 策 金 利 の 7.50% 据 え 置 きを 続 けてきました トルコリラは 今 年 1 月 半 ば 以 降 対 米 ドルで 反 発 傾 向 にあります TCMB の 次 の 一 手 は 利 上 げ とみられますが その 時 期 は 意 外 と 遠 いのかもしれません < 八 代 > 出 所 :Bloomberg より 作 成 6 Copyright 2016 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.

来 週 の 主 要 経 済 指 標 イベント 2 月 10 日 24:00 米 イエレンFRB 議 長 の 議 会 証 言 ( 下 院 ) 2 月 11 日 24:00 米 イエレンFRB 議 長 の 議 会 証 言 ( 上 院 ) 当 社 予 想 市 場 予 想 前 回 値 半 期 に 一 度 の 証 言 (2 日 とも 同 じ 内 容 ) 足 元 の 経 済 金 融 市 場 動 向 や 金 融 政 策 見 通 し について 何 を 語 るか 金 融 市 場 は 今 年 末 にせいぜい1 回 利 上 げできるかどうかとみてお り 議 会 証 言 を 受 けて 見 方 が 変 わるか 2 月 12 日 19:00 EU GDP 速 報 値 季 調 済 前 期 比 (10-12 月 期 ) 0.4% - 0.3% EU GDP 速 報 値 季 調 済 前 年 比 (10-12 月 期 ) 1.4% - 1.6% 2014 年 後 半 以 降 のユーロ 安 ドル 高 が 景 気 にプラスに 作 用 してきた 製 造 業 PMIも(ISM の)50 割 れが 続 く 米 国 と 異 なり 50 超 を 維 持 している ただ 足 元 で 景 況 感 に 頭 打 ち 傾 向 がみられる 22:30 米 小 売 売 上 高 前 月 比 (1 月 ) 0.0% 0.1% -0.1% 1 月 自 動 車 販 売 は 小 幅 増 ながら ガソリン 価 格 の 一 段 低 下 や 北 東 部 の 大 雪 が 売 上 高 の 下 振 れ 要 因 となった 公 算 が 大 きい 24:00 米 ミシガン 大 学 消 費 者 信 頼 感 指 数 速 報 値 (2 月 ) 90.0 92.5 92.0 ガソリン 安 は 消 費 マインドにプラスながら 原 油 安 を 背 景 の 一 つとした 株 下 落 など 金 融 市 場 の 動 揺 はマインド 悪 化 要 因 軟 調 な 経 済 指 標 が 増 えているのも 懸 念 材 料 市 場 予 想 はBloomberg 2 月 5 日 10:00 現 在 発 表 日 時 は 日 本 時 間 2016 年 7 月 までの 金 融 政 策 の 市 場 予 想 政 策 金 利 % 利 下 げ 現 状 維 持 利 上 げ 米 国 0.25-0.50 0% 74% 26% 英 国 0.50 60% 40% 0% NZ 2.50 55% 45% 0% カナダ 0.50 60% 40% 0% ユーロ 圏 0.05 100% 0% 0% 豪 州 2.00 53% 47% 0% OIS( 翌 日 物 金 利 スワップ)を 用 いた 確 率 2 月 4 日 時 点 出 所 :Bloombergより 作 成 7 Copyright 2016 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.

< 執 筆 者 > 西 田 明 弘 (にしだ あきひろ) 市 場 調 査 部 チーフアナリスト マーケット 全 般 米 ドル 円 担 当 1984 年 日 興 リサーチセンターに 入 社 米 ブルッキングス 研 究 所 客 員 研 究 員 などを 経 て 三 菱 UFJ モルガン スタンレー 証 券 入 社 チーフエコノミスト シニア 債 券 ストラテ ジストとして 高 い 評 価 を 得 る 2012 年 9 月 マネースクウェア ジャパン(M2J) 入 社 市 場 調 査 部 チーフアナリストに 就 任 現 在 M2J の WEB サイトで 市 場 調 査 部 レポート 市 場 調 査 部 エクスプレス 今 月 の 特 集 など 多 数 のレポートを 配 信 する 他 TV 雑 誌 など 様 々なメディアに 出 演 し 活 躍 中 八 代 和 也 (やしろ かずや) 市 場 調 査 部 アナリスト 豪 ドル NZドル トルコリラ 南 アランド 担 当 2001 年 ひまわり 証 券 入 社 後 コールセンター 為 替 関 連 の 市 況 ニュースの 配 信 レ ポートの 執 筆 など FX 業 務 に 携 わる 2011 年 12 月 マネースクウェア ジャパンに 入 社 市 場 調 査 部 に 所 属 し 豪 ドルや NZ ドルといったオセアニア 通 貨 にフォーカスした オセアニア レポート を 執 筆 している FX に 携 わり 13 年 8 Copyright 2016 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.

お 取 引 に 関 しての 注 意 事 項 取 引 開 始 にあたっては 契 約 締 結 前 書 面 をよくお 読 みになり リスク 取 引 等 の 内 容 をご 理 解 いただいた 上 で ご 自 身 の 判 断 にてお 願 いいたします 当 社 の 店 頭 外 国 為 替 証 拠 金 取 引 および 取 引 所 株 価 指 数 証 拠 金 取 引 は 元 本 および 収 益 が 保 証 され ているものではありません また 取 引 総 代 金 に 比 較 して 少 額 の 資 金 で 取 引 を 行 うため 取 引 の 対 象 となる 金 融 商 品 の 価 格 変 動 により 多 額 の 利 益 となることもありますが お 客 様 が 差 し 入 れた 証 拠 金 を 上 回 る 損 失 が 生 じるおそれもあります また 各 金 融 市 場 の 閉 鎖 等 不 可 抗 力 と 認 められる 事 由 により 外 国 為 替 取 引 や 株 価 指 数 取 引 が 不 能 となるおそれがあります 店 頭 外 国 為 替 証 拠 金 取 引 における 取 引 手 数 料 は 価 格 上 乗 せ 方 式 で 新 規 および 決 済 取 引 のそれぞ れに 徴 収 いたします 手 数 料 額 は 1,000 通 貨 単 位 当 たり 10~100 円 ( 対 ドル 通 貨 は 0.1~1 ドル)で 通 貨 ペアおよび 諸 条 件 により 異 なります 取 引 所 株 価 指 数 証 拠 金 取 引 における 委 託 手 数 料 は 注 文 が 成 立 した 日 の 取 引 終 了 後 の 値 洗 い 処 理 終 了 時 に 証 拠 金 預 託 額 より 新 規 および 決 済 取 引 のそれぞれに 徴 収 いたし ます 手 数 料 額 は 通 常 1 枚 あたり 片 道 500 円 に 消 費 税 を 加 えた 金 額 です 当 社 が 提 示 するレートには 買 値 と 売 値 に 差 (スプレッド)があります 流 動 性 が 低 くなる 場 合 や 天 変 地 異 または 戦 争 等 による 相 場 の 急 激 な 変 動 が 生 じた 場 合 スプレッドが 広 がることがあります 店 頭 外 国 為 替 証 拠 金 取 引 に 必 要 な 証 拠 金 額 は 個 人 のお 客 様 の 場 合 取 引 総 代 金 の 4% 法 人 のお 客 様 の 場 合 取 引 総 代 金 の 2%です 取 引 所 株 価 指 数 証 拠 金 取 引 に 必 要 な 証 拠 金 額 は 当 社 が 定 める 1 枚 当 たりの 必 要 証 拠 金 の 額 に 建 玉 数 量 を 乗 じる 一 律 方 式 により 計 算 されますが 1 枚 当 たりの 必 要 証 拠 金 額 は 変 動 いたします 発 注 管 理 機 能 である トラップトレード リピートイフダン トラップリピートイフダン ダブルリピートイ フダン は 取 引 の 利 益 を 保 証 するものではありません 投 資 判 断 はお 客 様 ご 自 身 にて 行 っていただきます ようお 願 いいたします また 同 一 金 融 商 品 で 複 数 の ダブルリピートイフダン を 入 れる またはすでにポ ジションを 保 有 する 金 融 商 品 で 新 たに ダブルリピートイフダン を 注 文 すると 両 建 て 取 引 となることがありま す 株 式 会 社 マネースクウェア ジャパン(M2J) 金 融 商 品 取 引 業 関 東 財 務 局 長 ( 金 商 ) 第 2797 号 加 入 協 会 日 本 証 券 業 協 会 一 般 社 団 法 人 金 融 先 物 取 引 業 協 会 9 Copyright 2016 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.