日 本 神 経 精 神 薬 理 学 会 第 49 回 理 事 会 (2011 年 度 ) 議 事 録 日 時 :2011 年 6 月 3 日 ( 金 )15:00~18:00 場 所 : 八 重 洲 倶 楽 部 第 2 会 議 室 ( 104-0028 東 京 都 中 央 区 八 重 洲 2-1 八 重 洲 地 下 街 中 1 号 TEL:03-3275-0801) 出 席 者 : 山 脇 成 人 ( 理 事 長 ), 池 田 和 隆, 石 郷 岡 純, 大 熊 誠 太 郎, 大 森 哲 郎, 荻 田 喜 代 一, 鈴 木 勉 仲 田 義 啓, 中 村 純, 西 川 徹, 野 村 総 一 郎, 南 雅 文, 山 田 清 文, 山 本 経 之 各 理 事 加 藤 進 昌, 馬 場 明 道 各 監 事 欠 席 者 : 神 庭 重 信, 曽 良 一 郎 各 理 事 米 田 幸 雄, 齋 藤 利 和 各 アドバイザー 記 録 : 中 川 庸 幸 ( 事 務 局 : 学 会 支 援 機 構 ) はじめに 山 脇 理 事 長 からこれまでの 今 回 承 認 予 定 の 議 事 録 ( 案 )を 資 料 として 新 入 会 新 評 議 員 承 認 手 続 きの 迅 速 性 と 簡 素 化 Skype を 利 用 した 迅 速 な 決 議 会 議 の 運 用 各 種 委 員 会 委 員 の 承 認 と 立 上 げ AsCNP をはじめとした 国 際 学 会 の 動 向 など 就 任 後 のこれまでの 理 事 会 活 動 についての 概 要 が 報 告 された また 前 回 ( 第 47 回 ) 理 事 会 議 事 録 ( 案 ),2010 年 度 ( 第 40 回 ) 評 議 員 会 / 総 会 議 事 録 ( 案 ), 第 48 回 理 事 会 議 事 録 ( 案 ), 第 1 回 Skype 理 事 会 議 事 録 ( 案 ), 持 ち 回 り 理 事 会 議 決 事 項 の 一 覧 が 提 出 され 異 議 な く 了 承 された Ⅰ. 報 告 事 項 1. 各 委 員 会 報 告 a. 総 務 委 員 会 ( 池 田 理 事 ) 1) 以 下 の 通 り 会 員 報 告 (2010 年 12 月 1 日 から 2011 年 5 月 31 日 )がなされた 会 員 数 :1,182 名 (2011 年 5 月 31 日 現 在 ) 内 訳 : 名 誉 会 員 24 名, 評 議 員 179 名, 正 会 員 936 名, 学 生 会 員 23 名 賛 助 会 員 20 社 新 入 会 : 34 名 退 会 : 本 人 申 出 38 名 逝 去 3 名 物 故 者 一 般 会 員 貴 船 亮 先 生 2011 年 1 月 30 日 ご 逝 去 評 議 員 西 村 健 先 生 2008 年 ご 逝 去 一 般 会 員 関 昌 家 先 生 2010 年 4 月 27 日 ご 逝 去 2)2011 年 5 月 10 日 ( 月 )10:00~11:30 に Skype による 第 1 回 総 務 委 員 会 を 開 催 し 以 下 の 内 容 を 協 議 した (1) 賛 助 会 員 制 度 の 見 直 し 学 会 の 方 向 性 と COI 制 度 との 関 連 性 を 考 慮 する (2)AsCNP 関 連 について セントラルオフィス 及 び 機 関 誌 は 韓 国 が 担 当 したいとの 強 い アプローチがあるため 日 本 も 積 極 的 に 主 導 的 な 立 場 で 責 任 を 果 たしていく 必 要 が ある (3) 日 本 臨 床 精 神 神 経 薬 理 学 会 ( 以 下 CNP)との 関 係 について (4) 会 員 の 質 と 数 の 向 上 について( 会 員 のメリットを 明 確 にする) (5)5 月 19 日 の 総 務 委 員 会 について 3)2011 年 5 月 16 日 ( 木 )16:00~18:30 にて 東 京 ベイ 有 明 ワシントンホテル モクレン にて 対 面 式 の 第 2 回 総 務 委 員 会 を 開 催 し 以 下 の 内 容 を 協 議 した (1) 賛 助 会 員 制 度 について 退 会 届 が 提 出 された 会 社 については 事 情 を 考 慮 し 受 理 す ることとした 企 業 側 がどのような 連 携 したいのか 企 業 のキーパーソンにアンケ ートを 行 い 関 係 の 深 い 先 生 に 協 力 をお 願 いし 新 しい 連 携 を 模 索 していく (2)AsCNP 関 連 について (3)CNP との 統 合 問 題 について 統 合 問 題 について CNP は 保 留 のままとなっているが これまで 議 論 されてきた NP -1-
としての 統 合 問 題 に 対 するスタンスを 再 確 認 しておく 必 要 がある 統 合 に 際 しては 以 下 のような 条 件 を 提 示 することが 確 認 された 1 新 学 会 名 は 日 本 精 神 神 経 薬 理 学 会 として 臨 床 は 削 除 する 2 正 会 員 以 外 の 会 員 の 呼 称 を 本 会 員 とし 両 者 の 学 会 における 権 利 は 同 じとする なお 正 会 員 は 専 門 医 および 専 門 医 を 目 指 す 会 員 とし 医 師 で も 本 会 員 となることができるとする 3 統 合 は 対 等 合 併 とする 4 新 学 会 は 既 に 法 人 化 している CNP の 法 人 格 を 用 いるが 定 款 を 改 訂 して 動 物 実 験 など 基 礎 研 究 を 対 象 研 究 に 含 める 5 統 合 に 際 しては 相 互 の 立 場 を 尊 重 する 同 委 員 会 の 次 の 日 である5 月 17 日 に CNP の 理 事 会 があり NP 側 のスタンスを 提 示 できるよう 上 記 5 項 目 について 急 遽 当 会 理 事 会 内 の 意 見 統 一 を 行 ったが 特 に 主 だった 進 展 はなかったことが 報 告 された (4) 学 生 会 員 の 入 会 登 録 と 継 続 手 続 きについて (5) 会 員 名 簿 作 成 のための 調 査 について 調 査 フォームが 提 示 され メール 登 録 の 依 頼 新 専 門 領 域 の 調 査 統 合 に 関 する 賛 否 を 併 せて 調 査 することとなった なお 統 合 問 題 に 関 する 賛 否 調 査 の 結 果 については 2011 年 の 合 同 年 会 時 に 統 合 に 関 するシンポジウムが 企 画 されているので 全 体 アンケートの 結 果 を 報 告 できる よう 進 めることとなった 4)2011 年 6 月 3 日 ( 金 )18:00~19:00 に 八 重 洲 倶 楽 部 第 5 会 議 室 にて CNP との 統 合 問 題 を 主 として 協 議 する 予 定 である b. 広 報 委 員 会 ( 池 田 理 事 ) 資 料 に 基 づき 本 学 会 ホームページの 更 新 改 訂 案 の 提 案 がなされ 委 員 会 の 方 針 を 承 認 し リニューアル 作 業 を 進 めていくこととなった 1) 学 会 ホームページの 更 新 改 訂 (1)3,4 年 前 から 更 新 されていないページの 更 新 ( 委 員 会 情 報 理 事 会 議 事 など) (2)トップページを 見 やすくして 閲 覧 者 のニーズに 応 える 特 に 年 会 情 報 へのアクセスを 良 くする (3) 英 語 ページの 作 成 (4) 新 薬 情 報 など トランスレーショナルリサーチの 情 報 を 掲 載 ( 年 会 で 発 表 された 新 薬 または 新 薬 候 補 関 連 の 演 題 について HP に 掲 載 する 案 につ いては 理 事 会 で 検 討 し 時 期 尚 早 とのことから 様 子 を 見 ていくことになった ) (5) 専 門 薬 剤 師 向 け 情 報 ( 年 会 での 研 修 講 座 ポイント 数 などの 情 報 )の 掲 載 (6) 学 会 概 要 ( 会 員 数 年 会 参 加 者 数 評 議 員 名 など)の 掲 載 (7) 改 訂 は 数 万 円 程 度 の 費 用 にとどめて 一 通 り 行 い 必 要 があればウェブデザイナーに 委 託 して 改 訂 する 2)E-mail の 活 用 (1) 広 報 委 員 会 からのお 知 らせを 適 宜 送 信 (2) 入 会 申 込 書 と 評 議 員 推 薦 書 の 様 式 をメールに 添 付 3) 年 会 企 画 (1) 可 能 ならば 平 成 24 年 度 年 会 から 広 報 委 員 会 企 画 の 催 しを 計 画 (2) 広 報 委 員 会 特 別 企 画 若 手 研 究 者 の 将 来 を 考 える-アカデミックと 企 業 で 働 くこと - 4) 役 割 分 担 橋 本 亮 太 委 員 : 若 手 会 員 向 け 広 報 HP 英 語 版 作 成 年 会 での 広 報 委 員 会 企 画 野 村 理 朗 委 員 :HP の 改 訂 梶 井 靖 委 員 :HP での 新 薬 情 報 企 業 会 員 向 け 広 報 -2-
企 業 情 報 に 関 心 がある 学 生 会 員 に 向 けた 広 報 新 田 淳 美 委 員 : 女 性 会 員 向 け 広 報 年 会 での 広 報 委 員 会 企 画 吉 尾 隆 委 員 : 薬 剤 師 ( 特 に 専 門 薬 剤 師 を 目 指 す 薬 剤 師 ) 向 け 広 報 山 田 光 彦 委 員 : 精 神 科 医 向 け 広 報 生 物 学 的 精 神 医 学 会 広 報 委 員 会 との 連 携 c. 編 集 委 員 会 ( 南 理 事 ) 雑 誌 刊 行 状 況 依 頼 状 況 査 読 状 況 につき 以 下 の 報 告 がなされた 1. 刊 行 状 況, 依 頼 状 況, 査 読 状 況 1) 刊 行 状 況 30 巻 (2010 年 ): 総 説 21,MR7, 原 著 1を 掲 載 31 巻 (2011 年 ): 総 説 6,MR4, 原 著 2, 短 報 1と CINP 優 秀 賞 の 特 集 を 掲 載 また,3 号 にはワーキンググループによる 震 災 被 災 地 の 視 察 報 告 を 掲 載 予 定 2) 依 頼 状 況 依 頼 論 文 で 今 年 ご 寄 稿 いただいた 原 稿 は1 編 である( 学 会 シンポジウムは 除 く) 3) 投 稿 状 況 2010 年 の 投 稿 は 原 著 3 編 (うち 英 文 1)である 2011 年 の 投 稿 は MR1, 原 著 1(うち 英 文 1), 短 報 1の 計 3 編 である (2011 年 5 月 27 日 現 在 ) 2. 執 筆 依 頼 企 画 例 年 どおり 2010 年 の 学 会 シンポジウムの 依 頼 原 稿 を 掲 載 していく 3. 今 後 の 学 会 誌 のあり 方 発 展 性 について 学 会 誌 のあり 方 については 近 年 掲 載 記 事 の 減 少 もあり 学 術 賞 のあり 方 CNP との 統 合 問 題 ( 機 関 誌 の 統 合 ) AsCNP の 機 関 誌 問 題 なども 考 慮 し 議 論 を 進 めてきた 日 本 神 経 精 神 薬 理 学 雑 誌 は PubMed に 掲 載 されている 雑 誌 でもあるため その 利 点 を 活 かした 運 用 も 視 野 に 入 れて 関 連 問 題 と 併 せて 引 き 続 き 検 討 していくこととなった d. 財 務 委 員 会 ( 大 熊 理 事 ) 審 議 事 項 にて 掲 載 e. 国 際 学 術 委 員 会 ( 大 森 理 事 ) 報 告 事 項 は 特 になし f. 学 術 賞 選 考 委 員 会 ( 山 田 理 事 ) 1.2011 年 度 の 学 術 賞 の 選 考 について 本 年 の 審 査 対 象 は 原 著 論 文 1 編 であったが 規 定 の 年 齢 制 限 により 審 査 対 象 外 であること が 報 告 された ミニレビューについては 同 じく1 編 が 候 補 として 上 がったが 依 頼 原 稿 のため 審 査 対 象 外 としていた 理 事 会 での 確 認 の 結 果 本 賞 の 趣 旨 から 審 査 対 象 となる ことを 確 認 し 現 行 の 学 術 賞 規 定 に 沿 って 選 考 委 員 会 で 審 査 することとなった なお ミニレビューが 学 術 賞 の 対 象 となること 依 頼 原 稿 であっても 査 読 を 行 っており 審 査 対 象 になることが 改 めて 確 認 された 2. 学 術 賞 のあり 方 について 当 会 の 学 術 賞 のあり 方 については 前 期 の 学 術 賞 選 考 委 員 会 で 編 集 委 員 会 とも 協 力 し 議 論 を 重 ねてきた 昨 年 の 第 40 回 年 会 時 の 理 事 会 では 従 来 の 学 術 賞 を 論 文 賞 に 置 き 換 え また 新 たな 賞 として 学 術 奨 励 賞 を 新 設 することで 規 定 および 申 請 書 類 案 を 提 出 したが 議 論 が 煮 詰 まっていないとの 点 から 次 期 執 行 部 へ 継 続 審 議 事 項 として 引 き 継 がれている これまでの 協 議 経 過 の 報 告 受 け 各 理 事 より 様 々な 意 見 が 出 された 当 初 本 会 の 学 術 賞 は 審 査 対 象 論 文 も 多 かったため 高 得 点 での 審 査 を 経 た 受 賞 決 -3-
定 となっていたが ここ 数 年 は 審 査 対 象 論 文 が 激 減 し 受 賞 者 不 在 の 年 も 目 立 つようにな った 以 上 のこれまでの 現 状 協 議 結 果 を 受 けて 本 理 事 会 としては 現 在 の 学 術 賞 を 論 文 賞 へ 変 更 する 方 針 を 確 認 し 新 たに 学 術 奨 励 賞 を 新 設 する 論 文 賞 規 定 および 学 術 奨 励 賞 規 定 をそれぞれ 草 案 し 新 賞 設 置 のため 委 員 会 へ 審 議 を 依 頼 することとなった 3.AsCNP2011 優 秀 演 題 賞 について 山 田 委 員 長 から 現 在 の 応 募 状 況 と 選 考 手 続 きについての 説 明 がなされ 提 案 どおり 進 める ことが 承 認 された g. 長 期 計 画 委 員 会 (NP CNP 合 同 委 員 会 対 応 委 員 会 )( 石 郷 岡 理 事 ) 2011 年 合 同 年 会 時 の 合 同 委 員 会 に 向 けて 調 整 していくことが 報 告 された h. 研 究 推 進 委 員 会 ( 曽 良 理 事 欠 席 のため 山 脇 理 事 長 から 報 告 ) 報 告 事 項 は 特 になし i. 倫 理 委 員 会 ( 中 村 理 事 ) 日 本 精 神 神 経 学 会 が COI の 策 定 を 整 えているので 参 考 にしながら 当 会 の 対 応 方 針 を 考 えて いくことが 報 告 された 2.JSNP 東 日 本 大 震 災 対 策 WG 報 告 ( 山 田 理 事 ) 1) 山 田 理 事 から JSNP 東 日 本 大 震 災 対 策 WG の 立 上 げの 経 緯 と 視 察 報 告 がなされた 2011 年 4 月 13 日 から 14 日 に WG メンバーである 山 田 清 文 理 事 曽 良 一 郎 理 事 池 田 和 隆 理 事 の3 名 で 石 巻 市 を 視 察 した 4 月 13 日 午 後 石 巻 赤 十 字 病 院 と 石 巻 地 区 避 難 所 ( 渡 波 小 学 校 )を 視 察 14 日 午 前 は 東 北 大 学 病 院 薬 剤 部 と 宮 城 県 保 健 福 祉 部 薬 務 課 14 日 午 後 は 宮 城 県 公 務 研 修 所 宮 城 県 薬 剤 師 会 お よび 東 北 薬 科 大 学 を 視 察 して 関 係 者 と 面 談 した 県 の 薬 務 課 に 支 援 された 薬 品 等 が 届 いているが 現 場 に 届 けられていない 現 状 が 多 くあり 緊 急 支 援 医 薬 品 の 管 理 手 続 きについてシステムを 構 築 する 必 要 性 があることが 報 告 された JSNP 東 日 本 大 震 災 対 策 WGメンバー 山 田 清 文 ( 名 古 屋 大 院 医 医 療 薬 学 薬 剤 部 WGリーダー) 曽 良 一 郎 ( 東 北 大 院 医 精 神 神 経 生 物 学 ) 池 田 和 隆 ( 東 京 都 医 学 総 合 研 究 所 ) 溝 口 広 一 ( 東 北 薬 科 大 学 機 能 形 態 学 ) JSNP 東 日 本 大 震 災 対 策 WG 顧 問 および 被 災 地 視 察 協 力 者 鍋 島 俊 隆 ( 名 城 大 薬 教 授 WG 顧 問 ) 現 地 におけるWG 活 動 に 関 するアドバイス 中 里 信 和 ( 東 北 大 医 てんかん 科 WG 顧 問 ) 現 地 における 医 療 活 動 に 関 連 する 情 報 提 供 松 田 公 子 ( 日 病 薬 副 会 長 被 災 地 視 察 協 力 者 ) 現 地 における 薬 剤 師 の 活 動 の 情 報 提 供 宮 城 県 薬 との 連 絡 調 整 2) 日 本 学 術 会 議 を 通 して 内 閣 府 からの 東 日 本 大 震 災 への 学 術 団 体 としての 対 応 についての 意 見 募 集 があり 当 会 から 以 下 の 提 言 を 行 った 日 本 製 薬 工 業 協 会 などから 無 償 提 供 された 災 害 支 援 医 薬 品 の 被 災 地 への 搬 送 と 情 報 提 供 に 問 題 があり これら 医 薬 品 の 有 効 活 用 が 十 分 に 行 われていなかった 可 能 性 が 浮 かび 上 がった また 支 援 医 薬 品 に 関 する 情 報 を 一 元 的 に 管 理 し それを 有 効 活 用 するシステム 整 備 が 不 十 分 であることも 判 明 した この 問 題 の 解 決 には 薬 剤 師 の 活 動 が 不 可 欠 であり 今 回 の 調 査 でも 薬 剤 師 の 重 要 性 が 報 告 されている そこで 日 本 神 経 精 神 薬 理 学 会 として 災 害 時 医 薬 品 活 用 システムの 構 築 に 関 する 研 究 を 提 案 する 本 研 究 では 日 本 病 院 薬 剤 師 会 や 日 本 薬 剤 師 会 等 と 連 携 し 災 害 時 における 緊 急 支 援 医 薬 品 の 管 理 と 情 報 提 供 に 関 するシステム 構 築 のための 研 -4-
究 を 実 施 する さらに 薬 剤 師 の 災 害 時 対 応 の 教 育 システムについても 検 討 する 3)2011 年 合 同 年 会 時 に 震 災 対 策 に 関 連 した NP CNP 合 同 シンポジウムを 開 催 することとなった 3.CINP/ECNP/ACNP/AsCNP 報 告 ( 山 脇 理 事 長 ) 以 下 の 国 際 学 会 関 連 の 活 動 報 告 がなされた 1)2009 年 12 月 8 日 に 2009 CINP/ECNP/ACNP Leadership Meeting が 開 催 され 日 本 からは 山 脇 理 事 長 (AsCNP 理 事 長 )が 出 席 した Leadership Meeting では AsCNP の 設 立 がかなり 重 要 視 されていることが 報 告 された 2)AsCNP ACNP ECNP CINP との 連 携 構 想 がスタートしており ECNP の 提 案 で4 学 会 合 同 の Nomenclature Committee が 結 成 され 向 精 神 薬 の 新 しい 分 類 名 称 について 製 薬 会 社 主 導 では なく アカデミア 主 導 の 命 名 法 を 検 討 する 議 論 が 始 まったことが 報 告 された 4. 第 41 回 年 会 ( 第 21 回 日 本 臨 床 精 神 神 経 薬 理 学 会 と 合 同 開 催 ) 準 備 状 況 報 告 ( 鈴 木 会 長 ) 資 料 に 基 づき 鈴 木 会 長 からシンポジウム 特 別 講 演 シンポジウム 等 の 企 画 報 告 がなされた 日 時 :2011 年 10 月 27 日 ( 木 )~29 日 ( 土 ) 会 場 : 京 王 プラザホテル 会 長 : 鈴 木 勉 ( 星 薬 科 大 学 薬 品 毒 性 学 教 室 教 授 ) 第 21 回 日 本 臨 床 精 神 神 経 薬 理 学 会 野 村 総 一 郎 会 長 ( 防 衛 医 科 大 学 校 精 神 科 科 学 講 座 教 授 )と 合 同 開 催 なお 10 月 27 日 の 17:50~19:50 第 1 会 場 にて NP CNP 合 同 委 員 会 特 別 企 画 両 学 会 の 今 後 を 考 える - 統 合 をめぐって- を 企 画 したことが 案 内 された 5. 第 42 回 年 会 ( 第 22 回 日 本 臨 床 精 神 神 経 薬 理 学 会 と 合 同 開 催 ) 準 備 状 況 報 告 ( 石 郷 岡 次 期 会 長 ) 以 下 の 報 告 がなされた 第 42 回 日 本 神 経 精 神 薬 理 学 会 ( 第 22 回 日 本 臨 床 精 神 神 経 薬 理 学 会 と 合 同 年 会 ) 日 時 :2012 年 10 月 18( 木 )~20 日 ( 土 ) 会 場 :1. 栃 木 県 総 合 文 化 センター/2. 宇 都 宮 東 武 ホテルグランデ 会 長 : 石 郷 岡 純 ( 東 京 女 子 医 科 大 学 医 学 部 精 神 医 学 教 室 主 任 教 授 ) 6. 第 43 回 年 会 準 備 状 況 報 告 ( 仲 田 義 啓 次 々 期 会 長 ) 仲 田 義 啓 次 々 期 会 長 から 第 23 回 日 本 臨 床 精 神 神 経 薬 理 学 会 会 長 近 藤 毅 教 授 ( 琉 球 大 学 大 学 院 医 学 研 究 科 精 神 病 態 医 学 講 座 )とコンタクトを 取 り 具 体 的 な 準 備 に 取 り 掛 かることが 報 告 された 統 合 問 題 もあるため 理 事 会 および 長 期 計 画 委 員 会 も 協 力 し 仲 田 次 々 期 会 長 をサポートしていく ことが 確 認 された Ⅱ. 審 議 事 項 1.2010 年 度 収 支 決 算 報 告 及 び 監 査 報 告 について( 大 熊 理 事 ) 1)2010 年 度 収 支 決 算 について 2010 年 度 収 支 決 算 および 神 経 精 神 薬 理 振 興 基 金 決 算 について 報 告 がなされ 承 認 された なお 納 入 率 が 80%を 切 っていることから 2011 年 度 第 3 回 目 の 会 費 請 求 時 に 多 年 度 未 納 者 に 対 しては 会 員 資 格 喪 失 となる 旨 を 通 知 し 次 回 理 事 会 で 対 象 者 の 確 認 と 手 続 きについて 協 議 することとなった 2)2010 年 度 監 査 報 告 書 について 加 藤 監 事 馬 場 監 事 より 監 査 の 結 果 収 支 の 記 載 が 適 正 であると 認 められていることが 報 告 さ れた 3)アジア 神 経 精 神 薬 理 学 会 に 関 する 負 担 金 について 山 脇 理 事 長 から AsCNP 運 営 費 用 は 組 織 会 員 として 各 国 が 負 担 する 形 を 予 定 し 準 備 が 進 められ ている KCNP が 2 万 ドルを 負 担 するとの 提 案 があったことから NP が 100 万 円 CNP が 100 万 円 を 負 担 し 日 本 として 2 万 ドルを 負 担 する 方 向 で 調 整 中 であることが 報 告 された -5-
なお 日 本 からは 当 面 体 制 が 安 定 するまでは 神 経 精 神 薬 理 振 興 基 金 から 同 分 担 金 を 負 担 し セントラルオフィスの 設 置 運 用 費 用 についても 同 様 に 基 金 からの 援 助 を 得 て 活 動 していく 予 定 であることも 報 告 された 2. 合 同 大 会 の 会 計 処 理 手 続 きについて( 鈴 木 会 長 ) 鈴 木 会 長 および 野 村 理 事 ( 第 21 回 CNP 会 長 )から 2011 年 合 同 年 会 における 収 益 事 業 および 余 剰 金 の 取 扱 いについての 報 告 と 以 下 の 納 税 方 針 の 説 明 がなされた CNP が 法 人 化 したことにより 税 法 上 納 税 の 義 務 が 生 じる 合 同 年 会 ではランチョンセミナーや 展 示 などの 収 益 事 業 と 見 なされる 事 業 があり 会 計 士 確 認 のもと 関 係 事 業 については 納 税 の 方 針 で 準 備 を 進 めている NP は 任 意 団 体 のため 従 来 の 方 針 ではあるが 収 支 差 額 の 取 扱 いにおいて NP と CNP に 差 が 生 じる ことから 昨 年 の 同 意 事 項 (すべて 折 半 )のもと CNP 側 の 納 付 後 の 収 支 差 額 を 折 半 するとの 提 案 と 方 針 を 承 認 した なお NP 側 に 財 務 指 導 が 入 った 場 合 にも 両 学 会 の 負 担 が 折 半 になるよう 手 続 きする 点 も 確 認 がなされた 3. 名 誉 会 員 推 戴 の 件 ( 池 田 理 事 ) 名 誉 会 員 推 戴 候 補 者 が 提 示 され 小 川 紀 雄 先 生 を 名 誉 会 員 へ 推 戴 することが 承 認 された また 今 後 推 戴 の 手 続 きについては 総 務 委 員 会 で 規 約 に 従 い 推 戴 候 補 者 を 確 認 し 名 誉 会 員 推 薦 条 件 を 満 たした 方 には 事 務 局 から 候 補 者 の 先 生 へ 諾 否 を 伺 うことになった なお 協 議 の 結 果 推 薦 細 則 第 2 項 において 70 歳 以 上 と 定 めているが これを 65 歳 へ 改 めるこ とになり 本 年 の 推 戴 候 補 者 調 査 より 適 用 することとなった 4. 功 労 会 員 推 戴 の 件 ( 池 田 理 事 ) 本 年 度 から 施 行 される 功 労 会 員 候 補 者 についても 名 誉 会 員 推 戴 候 補 者 同 様 に 総 務 委 員 会 で 規 約 に 従 い 推 戴 候 補 者 を 確 認 し 功 労 会 員 推 薦 条 件 を 満 たした 方 には 事 務 局 から 候 補 者 の 先 生 へ 諾 否 を 伺 うこととなった なお 諾 否 の 確 認 にあたっては 現 役 継 続 のご 意 思 を 尊 重 するご 案 内 とすることが 確 認 された 5. 新 評 議 員 推 薦 の 件 ( 山 脇 理 事 長 ) 以 下 の4 名 が 推 薦 されており 審 議 の 結 果 新 評 議 員 候 補 者 としてこれまで 承 認 された 11 名 とと もに 評 議 員 会 へ 推 薦 することが 承 認 された ( 申 請 受 付 順 : 敬 称 略 ) 下 田 和 孝 ( 獨 協 医 科 大 学 精 神 神 経 医 学 講 座 ) 高 松 幸 雄 ( 東 京 医 学 総 合 研 究 所 ) 荻 野 洋 子 ( 東 京 医 学 総 合 研 究 所 ) 亀 井 浩 行 ( 名 城 大 学 薬 学 部 病 院 薬 学 研 究 室 ) 6. 新 入 会 希 望 者 承 認 の 件 ( 山 脇 理 事 長 ) 本 年 3 月 1 日 から5 月 31 日 までに 19 名 の 入 会 申 込 者 があったことが 報 告 され 全 員 が 承 認 された 7.その 他 山 脇 理 事 長 からアジアでも 主 導 的 な 役 割 を 果 たすためにも 是 非 日 本 から CINP メンバーに 登 録 してもらい 国 際 的 な 参 加 をお 願 いしたいとの 依 頼 がなされた 以 上 -6 - 平 成 23 年 6 月 3 日 ( 金 ) 日 本 神 経 精 神 薬 理 学 会 理 事 長 山 脇 成 人