Professor of emeritus, Toho University School of Medicine, Tokyo
( 図 A-2-1) 横 浜 市 立 大 学 医 学 部 付 属 病 院 医 療 安 全 管 理 体 制 ( 文 献 2より 引 用 )
( 表 A-2-1) インシデント 報 告 書 の 概 要 ( 文 献 3より 引 用, 一 部 改 変 ) A B C D E 基 本 情 報 インシデント 概 要 レベルチェック 種 類 要 因 発 生 時 間 帯, 場 所, 患 者 概 要, 報 告 者 当 事 者 概 要 等 文 章 で 入 力 0~ 3b 国 立 大 学 附 属 病 院 長 会 議 のレベル 区 分 に 準 ずる 輸 液 ルート( 場 面 : 末 梢 ライン,CVライン 他 ) ( 内 容 : 自 己 抜 去, 三 方 活 栓 操 作 間 違 え 他 ) 薬 剤 検 査 他 当 事 者 に 関 すること( 観 察 不 十 分, 判 断 誤 り 他 ) 指 示 ( 口 答 指 示, 処 方 箋 他 ) 他
患 者 医 師 看 護 師 薬 剤 師 入 院 時 説 明 カンファランス 薬 剤 の 点 検 投 与 前 説 明 投 与 時 管 理 ( 図 A-2-2) 抗 がん 剤 投 与 時 の 患 者 スタッフのかかわり( 文 献 3より 引 用 )
( 表 A-2-2) 病 院 における 隔 離 予 防 策 のガイドライン(CDC 1996 年, 文 献 4より 引 用 ) 標 準 予 防 策 感 染 経 路 別 予 防 策 ( 全 患 者 共 通 ) 空 気 感 染 予 防 策 飛 沫 感 染 予 防 策 接 触 感 染 予 防 策 対 象 血 液, 体 液 湿 性 生 体 物 質 ( 分 泌 物, 排 泄 物 など) 創 のある 皮 膚, 粘 膜 感 染 症 の 有 無 にか かわらずすべての 患 者 に 適 応 5μm 以 下 の 飛 沫 核 麻 疹, 水 痘, 結 核 5μmより 大 きい 飛 沫 インフルエンザ, 流 行 性 耳 下 腺 炎, 風 疹 など 直 接 接 触 して 伝 播 汚 染 された 器 具 や 環 境 腸 管 出 血 性 大 腸 菌, MRSA,Clostrid ium difcile, 緑 膿 菌 など 手 洗 い 血 液, 体 液, 創 のあ る 皮 膚, 粘 膜 に 接 触 後 手 袋 をはずした 後 患 者 接 触 の 間 普 通 石 鹸 使 用 患 者 接 触 時, 汚 染 表 面 接 触 時 に 手 洗 い 抗 菌 性 手 袋 血 液, 体 液, 分 泌 物, 排 泄 物, 創 のあ る 皮 膚, 粘 膜 に 接 触 時 使 用 後,すみやかに はずし, 手 洗 い 患 者 ケア 時 手 袋 を 着 用 汚 染 物 に 触 った 後 は 交 換 部 屋 を 出 る 前 には ずし, 手 洗 い マスク ゴーグル 血 液, 体 液 が 飛 散 し, 目, 鼻, 口 を 汚 染 する 可 能 性 があ る 場 合 部 屋 に 入 るとき N95 1m 以 内 で 働 くとき 微 粒 子 マスクを 着 用 マスクを 着 用 ガウン 血 液, 体 液, 分 泌 物, 排 泄 物 で 衣 服 が 汚 染 する 可 能 性 がある 場 合 汚 染 したガウンは 直 ちに 脱 ぎ 手 洗 い 患 者, 環 境 表 面, 物 品 と 接 触 する 可 能 性 がある 場 合 部 屋 に 入 るとき 着 用 し, 退 室 前 に 脱 ぐ 器 具 汚 染 した 器 具 は, 周 囲 を 汚 染 しないよう に 注 意 深 く 操 作 再 使 用 のものは 清 潔 であることを 確 認 できれば 専 用 とす る 専 用 でない 場 合 は 他 患 者 に 使 用 前 に 消 毒 リネン 汚 染 リネンは 周 囲 を 汚 染 しないように 操 作, 移 送 し 処 理 患 者 配 置 環 境 を 汚 染 させる 恐 れのある 患 者 は 個 室 収 容 個 室 がない 時 は 専 門 家 に 相 談 する 個 室 隔 離 部 屋 の 条 件 1) 陰 圧 2)12 回 / 時 以 上 の 換 気 3)HEPAフィルター を 介 して 排 気 個 室 隔 離 あるいは 集 団 隔 離 の 場 合 はベッ ドを 1m 以 上 離 す 個 室 隔 離 あるいは 集 団 隔 離 が 基 本 排 菌 状 況 により 対 応 を 考 える 患 者 移 送 制 限 する 部 屋 から 出 る 場 合 にはサージカルマ スクを 着 用 させる 制 限 する 部 屋 から 出 る 場 合 にはマスクを 着 用 させる 制 限 する
Department of Obstetrics and Gynecology, Yokohama City University, School of Medicine, Yokohama
( 表 A-3-1) エビデンスレベル 分 類 Level 1a 1b 2a 2b 3 4 5 6 内 容 ランダム 化 比 較 試 験 のメタアナリシス 少 なくとも 一 つのランダム 化 比 較 試 験 ランダム 割 付 を 伴 わない 同 時 コントロールを 伴 うコホート 研 究 ( 前 向 き 研 究,prospec tivestudy,concurentcohortstudyなど) ランダム 割 付 を 伴 わない 過 去 のコントロールを 伴 うコホート 研 究 (historicalcohort study,retrospectivecohortstudyなど) ケース コントロール 研 究 ( 後 ろ 向 き 研 究 ) 処 置 前 後 の 比 較 などの 前 後 比 較, 対 照 群 を 伴 わない 研 究 症 例 報 告,ケースシリーズ 専 門 家 個 人 の 意 見 ( 専 門 家 委 員 会 報 告 を 含 む) ( 表 A-3-2) 産 婦 人 科 診 療 ガイドラインでのエビデンスレベル Ⅰ:よく 検 討 されたランダム 化 比 較 試 験 成 績 Ⅱ: 症 例 対 照 研 究 成 績 あるいは 繰 り 返 して 観 察 されている 事 象 Ⅲ:Ⅰ,Ⅱ 以 外, 多 くは 観 察 記 録 や 臨 床 的 印 象,または 権 威 者 の 意 見
( 表 A-3-3) 推 奨 の 強 さ の 分 類 グレード A: グレード B: グレード C1: グレード C2: グレード D: 行 うよう 強 く 勧 められる 行 うよう 勧 められる 行 うことを 考 慮 してもよいが, 十 分 な 科 学 的 根 拠 がない 科 学 的 根 拠 がないので, 勧 められない 行 わないよう 勧 められる ( 表 A-3-4) 産 婦 人 科 診 療 ガイドラインでの 推 奨 レベル A: ( 実 施 することが) 強 く 勧 められる B: ( 実 施 することが) 勧 められる C: ( 実 施 することが) 考 慮 される( 考 慮 されるが, 必 ずしも 実 施 が 勧 められているわけではない)
Department of Obstetrics and Gynecology, Graduate School of Human Comprehensive Sciences, University of Tsukuba, Ibaraki
1.Accessibility( 近 接 性 ) (1) 地 理 的 (2) 経 済 的 (3) 時 間 的 (4) 精 神 的 ( 表 A-6-1) プライマリー ケアの 5つの 理 念 * 実 現 するためには, 人 的 ( 医 師, 看 護 師 など), 経 済 的 なサポートが 必 要. 2.Comprehensiveness( 包 括 性 ) (1) 予 防 から 治 療,リハビリテーションまで (2) 全 人 的 医 療 (3)commondiseaseを 中 心 とした 全 科 的 医 療 (4) 小 児 から 老 人 まで * 実 現 するためには, 特 に 十 分 な 医 師 の 確 保 が 必 要. 3.Coordination( 協 調 性 ) (1) 専 門 医 との 密 接 な 関 係 (2)チーム メンバーとの 協 調 (3)patientrequestapproach( 住 民 との 協 調 ) (4) 社 会 的 医 療 資 源 の 活 用 * 実 現 するためには, 医 療 施 設 内 での 十 分 なコミュニケーションの 構 築 が 必 要. 4.Continuity( 継 続 性 ) (1) ゆりかごから 墓 場 まで (2) 病 気 の 時 も 健 康 な 時 も (3) 病 気 に 時 は 外 来 病 棟 外 来 へと 継 続 的 に * 実 現 するためには, 十 分 な 医 師 や 看 護 師 の 確 保 が 必 要. 5.Accountability( 責 任 性 ) (1) 医 療 内 容 の 監 査 システム (2) 生 涯 教 育 (3) 患 者 への 十 分 な 説 明 * 実 現 するためには, 継 続 的 な 医 療 従 事 者 への 教 育 が 必 要.
( 表 A-6-2) 産 婦 人 科 領 域 で 遭 遇 する 救 急 疾 患 1. 妊 娠 に 関 連 したもの (1) 性 器 出 血 : 切 迫 流 早 産, 子 宮 外 妊 娠, 常 位 胎 盤 早 期 剥 離, 前 置 胎 盤, 分 娩 時 や 産 褥 期 の 出 血 ( 産 科 ショックも 含 む)など (2) 腹 痛 : 切 迫 流 早 産, 子 宮 外 妊 娠, 常 位 胎 盤 早 期 剥 離,HELLP 症 候 群, 子 宮 筋 腫 または 卵 巣 腫 瘍 合 併 妊 娠 など (3) 頭 痛 : 妊 娠 高 血 圧 症 候 群, 脳 血 管 障 害, 子 癇 など (4) 痙 攣 : 妊 娠 高 血 圧 症 候 群, 脳 血 管 障 害, 子 癇 など (5) 呼 吸 困 難 : 血 栓 性 肺 塞 栓 症, 気 胸, 呼 吸 器 感 染 症 など (6) 嘔 吐 : 妊 娠 悪 阻, 消 化 器 疾 患 合 併 妊 娠,HELLP 症 候 群 (7) 意 識 障 害 : 妊 娠 高 血 圧 症 候 群, 脳 血 管 障 害, 子 癇, 精 神 疾 患 など (8) 外 傷 : 交 通 外 傷 など 2. 妊 婦 に 関 連 しないもの (1) 性 器 出 血 : 子 宮 腫 瘍 ( 良 性, 悪 性 を 含 む), 子 宮 内 膜 炎 や 付 属 器 炎, 外 傷 など (2) 腹 痛 : 子 宮 腫 瘍 ( 良 性, 悪 性 を 含 む), 卵 巣 腫 瘍 ( 卵 巣 腫 瘍 茎 捻 転 を 含 む), 卵 巣 出 血, 子 宮 内 膜 炎 や 附 属 器 炎, 癌 性 腹 膜 炎, 子 宮 内 膜 症 ( 子 宮 内 膜 症 性 卵 巣 嚢 腫 も 含 む) 子 宮 留 膿 腫 ( 子 宮 留 水 腫, 子 宮 留 血 腫 を 含 む), 卵 管 水 腫 など (3) 頭 痛 : 月 経 前 症 候 群, 高 血 圧, 精 神 疾 患, 更 年 期 障 害 など (4) 痙 攣 : 脳 出 血, 精 神 疾 患 など (5) 呼 吸 困 難 : 血 栓 性 肺 塞 栓 症, 気 胸, 悪 性 腫 瘍 肺 転 移 など (6) 嘔 吐 : 腹 腔 内 出 血, 腸 閉 塞 ( 悪 性 腫 瘍 ), 化 学 療 法 後, 放 射 線 治 療 後 など (7) 意 識 障 害 : 脳 血 管 障 害, 精 神 疾 患 など (8) 外 傷 : 交 通 外 傷 など ( 表 A-6-3) バイタルサイン バイタルサインとは 生 命 維 持 の 基 本 的 な 指 標 である 血 圧, 脈 拍 ( 心 拍 ), 呼 吸, 体 温, 意 識 水 準 およ びそれらの 総 体 としての 表 情, 皮 膚 色 調, 触 感, 睡 眠 の 日 内 リズム, 筋 緊 張 などのことと 理 解 される. 1. 血 圧 2. 脈 拍 ( 心 拍 ) 3. 呼 吸 4. 体 温 5. 意 識 水 準 ( 文 献 1.を 改 変 )
( 表 A-6-4) JapanComaScale Ⅰ. 覚 醒 している 0 意 識 清 明 1(Ⅰ-1) 見 当 識 は 保 たれているが, 意 識 清 明 ではない 2(Ⅰ-2) 見 当 識 障 害 がある 3(Ⅰ-3) 自 分 の 名 前 生 年 月 日 が 言 えない Ⅱ. 刺 激 に 応 じて 一 時 的 に 覚 醒 する 10(Ⅱ-10) 普 通 の 呼 びかけで 開 眼 する 20(Ⅱ-20) 大 声 で 呼 びかけたり, 強 くゆするなどで 開 眼 する 30(Ⅱ-30) 痛 み 刺 激 を 加 えつつ, 呼 びかけを 続 けると 辛 うじて 開 眼 する Ⅲ. 刺 激 しても 覚 醒 しない 100(Ⅲ-100) 痛 みに 対 して 払 いのけるなどの 動 作 をする 200(Ⅲ-200) 痛 み 刺 激 で 手 足 を 動 かしたり, 顔 をしかめたりする 300(Ⅲ-300) 痛 み 刺 激 に 対 して 全 く 反 応 しない ( 表 A-6-5) 埼 玉 県 の 母 体 救 命 コントロールセンター 事 業 1. 母 体 救 命 コントロールセンターは, 母 体 に 生 命 の 危 険 が 迫 っている 症 例 に 関 して,すべて 受 け 入 れ,または 受 け 入 れ 困 難 時 には 搬 送 先 の 紹 介 を 行 う.( 未 熟 児 出 生 の 可 能 性 がある 場 合, 例 え NICUが 満 床 でも 産 科 病 床 が 満 床 または 産 科 医 師 が 他 の 症 例 の 処 置 中 で 診 療 できない 場 合 を 除 い てすべて 受 け 入 れる.その 場 合, 新 生 児 科 医 師 が 蘇 生 処 置 を 行 った 後, 新 生 児 搬 送 を 行 う.) 2. 対 象 となる 疾 患 は, 常 位 胎 盤 早 期 剥 離, 脳 血 管 障 害, 分 娩 時 大 量 出 血, 交 通 外 傷 などである. 3. 対 象 外 の 症 例 に 関 しては, 母 体 搬 送 として 受 け 入 れ 可 能 な 場 合 は 従 来 通 り 受 け 入 れるが,NICU ま たは 産 科 病 棟 満 床 の 場 合 は 受 け 入 れできない 場 合 がある.
Center for Maternal, Fetal and Neonatal Medicine, Saitama Medical Center, Saitama Medical University, Saitama
( 図 B-2-1)
( 表 B-2-1)Bishopscore( 頸 管 成 熟 度 のスコア) 因 子 0 1 点 数 2 3 頸 管 開 大 度 (cm) 0 1~ 2 3~ 4 5~ 6 展 退 度 (%) 0~ 30 40~ 50 60~ 70 80~ 児 頭 下 降 度 (SP) -3-2 -1~0 +1~ 頸 部 硬 度 硬 中 軟 子 宮 口 位 置 後 方 中 央 前 方 総 合 得 点 9 点 以 上 を 成 熟 とする
Department of Obstetrics and Gynecology, Toho University School of Medicine, Tokyo
( 表 B-3-1) Apgarscore
( 図 B-3-1) Silvermanの retractionscoreの 採 点 法
Fukuoka University, Fukuoka
( 図 E-8-4)-1) 卵 管 癌 初 期 病 変 の 肉 眼 所 見 典 型 的 な 卵 管 水 腫 状 の 形 態 を 呈 している. ( 図 E-8-4)-2) 卵 管 癌 の CT 像 左 付 属 器 部 に,くねくねしたソーセージ 状 の 腫 瘤 像 が 認 められる.
( 図 E-8-4)-3) 漿 液 性 嚢 胞 腺 腫 の 超 音 波 像 単 房 性 嚢 胞 で 内 腔 に 少 数 の 隆 起 が 認 められ 境 界 悪 性 腫 瘍 も 疑 われたが, 組 織 学 的 には 良 性 腺 腫 であった
( 図 E-8-4)-4) 粘 液 製 嚢 胞 腺 腫 の MRI 像 典 型 的 な 多 房 嚢 胞 性 腫 瘤 であり,T2 強 調 像 ( 右 )にて 各 房 により 信 号 強 度 が 異 なるという 特 徴 的 所 見 が 認 められる. 左 :T1 強 調 像 ( 図 E-8-4)-5) 成 熟 嚢 胞 性 奇 形 腫 の MRI 像 T1 強 調 像 ( 左 )で 高 信 号 を 示 す 場 合 は 脂 肪 または 血 液 である.T2 強 調 像 ( 右 )で 典 型 的 な chemicalshiftartifact( 脂 肪 成 分 と 非 脂 肪 成 分 との 間 に 一 様 に 生 ずる 模 様 )が 認 められ る.この 後, 脂 肪 抑 制 面 像 を 用 いて 確 定 診 断 を 行 う.
( 図 E-8-4)-6) 出 血 性 黄 体 嚢 胞 の 超 音 波 像 卵 巣 内 部 に 球 形 の 嚢 胞 があり, 特 有 の 網 状 エ コー 像 が 認 められる. ( 図 E-8-4)-7) 多 発 性 黄 体 化 卵 胞 嚢 胞 ( 黄 体 化 過 剰 反 応 hyperreactio luteinalis)の 超 音 波 像 正 常 妊 娠 に 伴 って 認 められたもので 径 15cmに 及 ぶ 両 側 性 の 多 房 性 嚢 胞 を 形 成 していた. 妊 娠 中 期 まで 存 続 し 徐 々に 縮 小 した.
Department of Gynecology and Obstetrics, Kyoto University Graduate School of Medicine, Kyoto
( 図 E-9-2)-1) Lower Urinary Tract Symptoms;LUTS ( 図 E-9-2)-2) 蓄 尿 症 状 を 呈 する 疾 患
尿 失 禁 の 分 類 a. 腹 圧 性 尿 失 禁 b. 切 迫 性 尿 失 禁 c. 混 合 性 尿 失 禁 d. 溢 流 性 尿 失 禁 ( 図 E-9-2)-3) 尿 失 禁 の 年 齢 別 有 病 率 ( 図 E-9-2)-4) 尿 失 禁 の 種 類 別 頻 度
( 図 E-9-2)-5) 尿 失 禁 診 断 のためのスコア 化 された 問 診 票 尿 失 禁 の 診 断 のための 検 査 1. 問 診 2. 内 診 3. 尿 検 査 4. 残 尿 測 定 5.Q-tipテスト 6.ストレステスト 7.パッドテスト 8. 鎖 膀 胱 尿 道 造 影 9. 尿 流 動 態 検 査
( 図 E-9-2)-6) 尿 失 禁 の 管 理 法
以 下 の 症 状 がどれくらいの 頻 度 でありましたか.この 1 週 間 のあなたの 状 態 に もっとも 近 いものを,ひとつだけ 選 んで, 点 数 の 数 字 を で 囲 んで 下 さい. 質 問 症 状 点 数 朝 起 きた 時 から 寝 る 時 までに, 何 回 0 7 回 以 下 1 くらい 尿 をしましたか 1 8~ 14 回 2 3 4 夜 寝 てから 朝 起 きるまでに, 何 回 く らい 尿 をするために 起 きましたか 急 に 尿 がしたくなり, 我 慢 が 難 しい ことがありましたか 急 に 尿 がしたくなり, 我 慢 できずに 尿 をもらすことがありましたか 合 計 点 数 15 回 以 上 頻 度 ( 図 注 E-9-2)-7) 1 質 問 文 と 回 過 答 活 選 動 択 膀 肢 胱 が 症 同 等 状 であれば, 質 問 票 (OAB 形 式 はこの symptom 通 りでなくともよい. score;oabss) 注 2 この 表 では 対 象 となる 期 間 を この 1 週 間 としたが, 使 用 状 況 により, 例 えば この 3 日 間 や この 1ヵ 月 に 変 更 することは 可 能 であろう. いずれにしても, 期 間 を 特 定 する 必 要 がある. 2 0 1 2 3 0 1 2 3 4 5 0 1 2 3 4 5 0 回 1 回 2 回 3 回 以 上 なし 週 に 1 回 より 少 ない 週 に 1 回 以 上 1 日 1 回 くらい 1 日 2~ 4 回 1 日 5 回 以 上 なし ( 図 E-9-2)-7) 過 活 動 膀 胱 症 状 質 問 票 (OAB symptom score;oabss) 週 に 1 回 より 少 ない 週 に 1 回 以 上 1 日 1 回 くらい 1 日 2~ 4 回 1 日 5 回 以 上 点
( 図 E-9-2)-8) OAB 診 療 アルゴリズム
β Department of Obstetrics and Gynecology, Osaka City University Graduate School of Medicine, Osaka
( 表 E-9-7)-1) Turner 症 候 群 にみら れる 主 な 症 状, 所 見, 合 併 症 低 身 長 ( 平 均 最 終 身 長 139.56±5.6cm) 翼 状 頸 高 口 蓋 外 反 肘 楯 状 胸, 漏 斗 胸 頸 部 被 髪 部 低 位 四 肢 浮 腫 中 手 骨 中 足 骨 短 縮 性 腺 機 能 低 下 原 発 無 月 経 索 状 性 腺 腎 尿 路 系 の 奇 形 ( 馬 蹄 腎 など) 自 己 免 疫 疾 患 ( 橋 本 氏 病,アジソン 病 など) 心 血 管 系 異 常 耐 糖 能 異 常 骨 粗 鬆 症 聴 力 障 害 ( 図 E-9-7)-1) Turner 症 候 群 患 者 の 生 殖 細 胞 数 の 加 齢 変 化 (Rosenfield RL.TurnerSyndrome 1990:pp131-154,Dekker,New York,Basel)
( 図 E-9-7)-2) X 染 色 体 の 構 造 と 機 能 分 布 Hirosaki University Graduate School of Medicine, Hirosaki
( 図 E-10-2)-1) 卵 巣 提 索 切 断 時 の 触 診 による 尿 管 の 確 認 法 (snappingsensationの 実 際 法 )( 産 婦 人 科 手 術 シリーズⅡ 藤 井 信 吾 桑 原 慶 紀 落 合 和 徳 編 から)
( 図 E-10-2)-2) 広 間 膜 後 葉 からの 尿 管 剥 離 広 間 膜 後 葉 から 結 合 織 を 含 めた 尿 管 を 剥 離 す るためにはクーパー 剪 刀 を 腹 膜 面 に 鈍 角 にあ てて 腹 膜 をこするようにして 剥 離 する( 小 西 郁 生, 腹 式 単 純 子 宮 全 摘 術 2. 産 婦 人 科 手 術 スタンダードから) ( 図 E-10-2)-3) 子 宮 動 静 脈 上 行 枝 切 断 時 の 尿 管, 膀 胱 子 宮 靭 帯, 基 靭 帯 の 関 係 ( 産 婦 人 科 手 術 シリーズⅡ 藤 井 信 吾 桑 原 慶 紀 落 合 和 徳 編 から)
Department of Obstetrics and Gynecology, Shimane University School of Medicine, Shimane
( 図 E-10-8)-1) 治 療 原 理 ( 図 E-10-8)-2) FTアプローチ 図
( 表 E-10-8)-1) 卵 管 内 病 態 の 評 価 1) 内 腔 癒 着 2) 癒 着 の 性 質 3)その 他 の 所 見 4) 病 変 部 位 5) 病 変 の 数, 拡 がり 1 閉 鎖 2 狭 窄 1 肉 芽 性 癒 着 2 線 維 性 癒 着 3 膜 状 癒 着 1 拡 張 ( 卵 管 留 水 症 ) 2 卵 管 ひだの 菲 薄 化, 消 失 3 血 管 像 4 炎 症 所 見 1 間 質 部 2 峡 部 3 膨 大 部 1 単 発 性 3 広 汎 性 5 片 側 性 2 多 発 性 4 限 局 性 6 両 側 性
( 図 E-10-8)-3) 卵 管 峡 部 の 卵 管 鏡 所 見 3-1: 癒 着 組 織 の 遺 残,3-2: 内 腔 癒 着 による 狭 窄 ( 図 E-10-8)-4) 卵 管 膨 大 部 の 卵 管 鏡 所 見
Department of Obstetrics and Gynecology, Keio University School of Medicine, Tokyo
( 表 E-10-9)-1) 血 液 検 査 食 事 管 理 創 部 管 理 抗 生 物 質 投 与 退 院 子 宮 鏡 下 手 術 第 1 病 日 に 貧 血 電 解 質 をチェック 第 1 病 日 より 流 動 食 開 始 1 食 上 がりで 常 食 まで 第 1 病 日 に 膣 内 消 毒, 出 血 確 認 手 術 侵 襲 により 内 服 で 可 第 2 病 日 以 降 可 能 腹 腔 鏡 下 手 術 第 1 病 日 に 貧 血 電 解 質 をチェック 第 1 病 日 より 流 動 食 開 始 1 食 上 がりで 常 食 まで 第 3 病 日 に 創 部 消 毒 し 終 了 第 2 病 日 まで 広 域 スペクトルの 抗 生 剤 を 点 滴 投 与 第 4 病 日 以 降 可 能
( 表 E-10-9)-2) 腹 腔 鏡 下 手 術 クリティカル パス( 医 療 者 用 ) ( 表 E-10-9)-3) 感 染 源 創 部 膣 断 端 カテーテル リンパ 嚢 胞 腹 腔 内 血 腫 対 処 法 創 部 皮 下 に 膿 瘍 を 疑 う 場 合, 皮 膚 を 離 開 させドレナージを 行 う 膣 断 端 に 膿 瘍 を 形 成 した 場 合, 穿 刺 ドレナージを 行 う IVH,ドレーン 等, 留 置 カテーテルを 早 急 に 抜 去 しカテ 先 の 培 養 検 査 を 行 う 穿 刺 ドレナージを 行 う 抗 生 剤 投 与 にて 経 過 観 察 炎 症 所 見 が 軽 快 しない 場 合 は 血 腫 除 去
Department of Obstetrics and Gynecology, Tokyo Medical University, Tokyo
( 図 E-10-10)-1) 手 術 検 査 外 傷 例 に 対 するリスク 評 価 ( 文 献 9より 引 用 して 評 価 表 を 作 成 )
( 表 E-10-10)-1) 婦 人 科 領 域 における 静 脈 血 栓 塞 栓 症 予 防 ガイドライン 低 リスク 中 リスク 高 リスク 最 高 リスク 30 分 以 内 の 小 手 術 婦 人 科 領 域 ホルモン 療 法 中 患 者 良 性 疾 患 手 術 ( 開 腹, 経 膣, 腹 腔 鏡 ) 骨 盤 内 悪 性 腫 瘍 根 治 術 静 脈 血 栓 塞 栓 症 の 既 往 あるいは 血 栓 性 素 因 の 良 性 疾 患 手 術 静 脈 血 栓 塞 栓 症 の 既 往 あるいは 血 栓 性 素 因 の 悪 性 疾 患 手 術 予 防 法 早 期 離 床 積 極 的 な 運 動 弾 性 ストッキング(ES) または 間 欠 的 空 気 圧 迫 法 (IPC) IPC または 低 用 量 未 分 画 ヘパリン (LDH) IPC+ LDHまたは ES+ LDH * BMI, 年 齢, 合 併 症 等 の 他 のリスク 因 子 により, 全 体 のリスクを 上 げる 必 要 がある.( 文 献 10よ り 引 用 )
( 図 E-10-10)-2) 超 音 波 カラードップラー 法 による 左 大 腿 静 脈 血 栓 症 の 診 断 ( 図 E-10-10)-3 造 影 CTによる 肺 血 栓 塞 栓 症 の 診 断 ( 文 献 14より 引 用 )
( 図 E-10-10)-4) 肺 動 脈 造 影 による 肺 血 栓 塞 栓 症 の 診 断 ( 文 献 14より 引 用 )
( 図 E-10-10)-5) 肺 血 栓 塞 栓 症 の 診 断 から 治 療 までのアプローチ( 文 献 16より 引 用 )
Hamamatsu Medical Center, Shizuoka
Odawara Municipal Hospital, Kanagawa
Juntendo Tokyo Koto Geriatric Medical Center, Tokyo
Odawara Municipal Hospital, Odawara