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Ⅰ 傷 病 者 の 搬 送 及 び 受 入 れの 実 施 に 関 する 基 準 ( 実 施 基 準 )の 概 要 1 実 施 基 準 策 定 の 意 義 近 年 医 療 の 進 歩 とともに 傷 病 の 発 生 初 期 に 実 施 すると 効 果 的 な 医 療 技 術 が 発 達 しているところであり 傷 病 者 の 救 命 率 の 向 上 予 後 の 改 善 等 の 観 点 から 救 急 搬 送 における 病 院 選 定 から 医 療 機 関 における 救 急 医 療 の 提 供 までの 一 連 の 行 為 を 迅 速 かつ 適 切 に 実 施 することの 重 要 性 が 増 している このため 実 施 基 準 は 消 防 法 第 35 条 の5に 基 づき 消 防 機 関 による 救 急 業 務 としての 傷 病 者 の 搬 送 及 び 医 療 機 関 による 当 該 傷 病 者 の 受 入 れの 迅 速 かつ 適 切 な 実 施 を 図 るため 定 めるものである 2 香 川 県 における 傷 病 者 の 搬 送 及 び 医 療 機 関 の 受 入 れの 状 況 平 成 19 年 20 年 及 び21 年 中 の 救 急 搬 送 について 国 が 実 施 した 医 療 機 関 の 受 入 状 況 等 実 態 調 査 結 果 において 本 県 では 首 都 圏 近 畿 圏 等 の 大 都 市 部 に 見 られ るような 医 療 機 関 への 受 入 照 会 が 数 十 回 に 及 ぶ 受 入 医 療 機 関 選 定 困 難 事 案 が 発 生 し ていないことや 重 症 事 案 のうち99% 以 上 が 受 入 照 会 5 回 以 内 で 医 療 機 関 へ 搬 送 されていること ほぼ 全 ての 調 査 区 分 において99% 以 上 が 現 場 滞 在 時 間 30 分 未 満 となっていることなど 概 ね 円 滑 な 傷 病 者 の 搬 送 及 び 受 入 れが 実 施 されているも のと 考 えられる 3 実 施 基 準 策 定 に 当 っての 基 本 的 な 考 え 方 (1) 本 県 においては 概 ね 円 滑 な 傷 病 者 の 搬 送 及 び 受 入 れが 実 施 されていることか ら 現 状 における 傷 病 者 の 搬 送 及 び 受 入 れ 体 制 を 基 本 として 策 定 する (2) 現 状 の 医 療 資 源 を 前 提 に 消 防 機 関 と 医 療 機 関 の 連 携 体 制 を 強 化 し 受 入 医 療 機 関 の 選 定 困 難 事 案 の 発 生 を 防 ぐために 策 定 する (3) 香 川 県 全 体 を 一 つの 区 域 として 第 6 次 香 川 県 保 健 医 療 計 画 との 調 和 が 保 たれ たものとして 策 定 する (4) 医 学 的 知 見 に 基 づき 策 定 する (5) 医 療 機 関 のリストは 救 急 隊 が 医 療 機 関 への 受 入 照 会 を 行 う 際 に 使 用 するもの であるため 救 急 隊 による 受 入 照 会 がより 円 滑 に 実 施 できるよう また リストの 公 表 により 特 定 の 医 療 機 関 に 過 度 の 負 担 を 生 じることがないよう 策 定 する 4 実 施 基 準 が 定 める 範 囲 (1) 消 防 機 関 が 実 施 する 救 急 業 務 は 消 防 法 により 医 療 機 関 へ 緊 急 に 搬 送 する 必 要 がある 傷 病 者 を 対 象 とするものであることから 実 施 基 準 は 消 防 機 関 が 実 施 する 救 急 搬 送 全 体 のうち 3ページで 定 める 傷 病 者 の 搬 送 及 び 受 入 れにつ いて 定 めるものである (2) 医 療 機 関 相 互 における 転 院 搬 送 は 実 施 基 準 の 対 象 とはしない - 2 -

救 急 搬 送 全 体 における 傷 病 者 の 搬 送 及 び 受 入 れの 実 施 に 関 する 基 準 が 定 める 範 囲 1 重 症 度 等 の 区 分 に 関 わらず 実 施 基 準 の 対 象 となる 症 状 病 態 ⑴ 心 肺 機 能 停 止 等 の 重 篤 ⑵ 脳 卒 中 疑 い(t-PA) 緊 急 性 ⑶ 心 筋 梗 塞 疑 い(PCI) ⑷ 四 肢 切 断 ( 再 接 着 ) 指 趾 切 断 ( 再 接 着 ) 開 放 骨 折 多 発 外 傷 専 門 性 2 重 症 度 等 の 区 分 により 実 施 基 準 の 対 象 となる 症 状 病 態 重 症 度 緊 急 度 高 重 篤 重 症 中 等 症 軽 低 症 1 外 傷 (1⑷を 除 く) 2 熱 傷 3 中 毒 4 急 性 腹 症 5 重 症 度 緊 急 度 が 高 い 妊 産 婦 - 3-6 重 症 度 緊 急 度 が 高 い 小 児 7 精 神 疾 患 緊 急 性 専 門 性 特 殊 性 症 状 病 態 等 ( 注 )1 実 施 基 準 が 定 める 範 囲 を 網 掛 けした 2 網 掛 けのない 部 分 については 従 来 どおりの 救 急 搬 送 を 実 施 する 1~7 以 外 の 症 状 病 態

Ⅱ 医 療 機 関 の 分 類 基 準 ( 消 防 法 第 35 条 の5 第 2 項 第 1 号 ) 傷 病 者 の 心 身 等 の 状 況 に 応 じた 適 切 な 医 療 の 提 供 が 行 われることを 確 保 するため に 医 療 機 関 を 分 類 する 基 準 ( 以 下 分 類 基 準 という )を 次 のとおり 定 める 救 急 搬 送 は その 症 状 が 著 しく 悪 化 するおそれがあり 又 はその 生 命 が 危 険 な 状 態 に ある 傷 病 者 等 を 搬 送 するものであることから この 基 準 は 傷 病 者 の 生 命 の 危 機 の 回 避 及 び 後 遺 症 の 軽 減 などを 図 るため 優 先 度 の 高 い 順 に 緊 急 性 専 門 性 及 び 特 殊 性 の3 つの 観 点 から 分 類 する 1 緊 急 性 生 命 に 影 響 を 及 ぼすような 緊 急 性 が 高 いものとする なお 緊 急 性 としては 重 篤 及 び 症 状 病 態 等 によって 重 症 度 緊 急 度 高 となるもの を 区 分 して 定 める (1) 重 篤 特 に 重 症 度 緊 急 度 が 高 く 生 命 への 影 響 が 極 めて 大 きいものである 救 命 救 急 センター( 三 次 救 急 医 療 機 関 ) 又 は 重 篤 に 対 応 できる 二 次 救 急 医 療 機 関 に 搬 送 する 必 要 がある 重 篤 として 考 えられる 傷 病 者 の 症 状 としては 以 下 のものが 考 えられる 1 重 篤 感 あり 2 心 肺 機 能 停 止 3 容 態 の 急 速 な 悪 化 変 動 重 篤 と 判 断 するバイタルサイン( 生 理 学 的 評 価 ) 意 識 :JCS100 以 上 呼 吸 :10 回 / 分 未 満 又 は 30 回 / 分 以 上 呼 吸 音 の 左 右 差 異 常 呼 吸 脈 拍 :120 回 / 分 以 上 又 は 50 回 / 分 未 満 血 圧 : 収 縮 期 血 圧 90mmHg 未 満 又 は 収 縮 期 血 圧 200mmHg 以 上 SpO 2 :90% 未 満 その 他 :ショック 症 状 上 記 のいずれかが 認 められる 場 合 重 篤 と 判 断 できる 救 急 搬 送 における 重 症 度 緊 急 度 判 断 基 準 作 成 委 員 会 報 告 書 ( 平 成 16 年 3 月 )から - 4 -

なお 新 生 児 及 び 乳 幼 児 の 場 合 は 次 のバイタルサイン( 生 理 学 的 評 価 )によ り 判 断 する 新 生 児 乳 幼 児 共 通 意 識 :JCS100 以 上 SpO 2 :90% 未 満 ショック 症 状 新 生 児 ( 生 後 28 日 未 満 ) 呼 吸 :30 回 / 分 未 満 又 は 50 回 / 分 以 上 呼 吸 音 の 左 右 差 異 常 呼 吸 脈 拍 :150 回 / 分 以 上 又 は 100 回 / 分 未 満 血 圧 : 収 縮 期 血 圧 70mmHg 未 満 その 他 : 出 生 後 5 分 以 上 のアプガースコア 7 点 以 下 乳 児 ( 生 後 28 日 から 1 歳 未 満 ) 呼 吸 :20 回 / 分 未 満 又 は 30 回 / 分 以 上 呼 吸 音 の 左 右 差 異 常 呼 吸 脈 拍 :120 回 / 分 以 上 又 は 80 回 / 分 未 満 血 圧 : 収 縮 期 血 圧 80mmHg 未 満 幼 児 (1 歳 から 6 歳 未 満 ) 呼 吸 :20 回 / 分 未 満 又 は 30 回 / 分 以 上 呼 吸 音 の 左 右 差 異 常 呼 吸 脈 拍 :110 回 / 分 以 上 又 は 60 回 / 分 未 満 血 圧 : 収 縮 期 血 圧 80mmHg 未 満 上 記 のいずれかが 認 められる 場 合 重 篤 と 判 断 できる 救 急 搬 送 における 重 症 度 緊 急 度 判 断 基 準 作 成 委 員 会 報 告 書 ( 平 成 16 年 3 月 )から (2) 症 状 病 態 等 によって 重 症 度 緊 急 度 高 となるもの 症 状 病 態 等 によって 重 症 度 緊 急 度 が 高 いと 判 断 されるものである 救 命 救 急 センター( 三 次 救 急 医 療 機 関 ) 又 は 対 応 できる 二 次 救 急 医 療 機 関 に 搬 送 する 必 要 がある なお 症 状 病 態 等 によって 重 症 度 緊 急 度 が 高 いと 判 断 されるものとしては 以 下 の 症 状 病 態 を 想 定 した これらの 症 状 病 態 等 において 傷 病 者 のバイタルサイン( 生 理 学 的 評 価 )が (1) 重 篤 で 示 した 評 価 項 目 のうちいずれかが 認 められる 場 合 は 重 症 度 緊 急 度 が 高 い( 重 症 以 上 )と 判 断 することができる また それぞれの 症 状 病 態 等 に 応 じた 観 察 基 準 については 28ページの 観 察 基 準 の 項 目 で 定 める 1 脳 卒 中 疑 い 脳 卒 中 については 治 療 が 開 始 されるまでの 時 間 が 予 後 に 大 きく 影 響 を 及 ぼ すことが 考 えられる さらに 脳 梗 塞 については 発 症 後 2 時 間 以 内 に 専 門 的 な 治 療 が 受 けられる 医 療 機 関 へ 搬 送 することが 重 要 であるため t-pa 適 応 疑 いの 分 類 が 必 要 である 脳 梗 塞 における 血 栓 溶 解 療 法 で 使 用 する 血 栓 溶 解 薬 (プラスミノゲン アクチベータ) - 5 -

2 心 筋 梗 塞 ( 急 性 冠 症 候 群 ) 疑 い 心 筋 の 虚 血 があった 場 合 には 再 灌 流 療 法 を 始 めとした 治 療 が 開 始 されるまで の 時 間 が 予 後 に 大 きく 影 響 を 及 ぼすことが 考 えられる このため 心 筋 梗 塞 に ついては PCI 適 応 疑 いの 分 類 が 必 要 である 経 皮 的 冠 動 脈 形 成 術 :PCI( 例 :バルーン ステント)など 3 外 傷 高 エネルギー 外 傷 等 受 傷 機 転 ( 車 が 高 度 に 損 傷 車 から 放 出 されている 場 合 等 )から 重 症 化 を 予 測 し 適 切 な 医 療 を 提 供 する 必 要 があると 考 えられる 四 肢 切 断 ( 再 接 着 ) 指 趾 切 断 ( 再 接 着 ) 開 放 骨 折 及 び 多 発 外 傷 は 別 に 定 める 4 熱 傷 熱 傷 の 重 症 度 判 定 基 準 (Artzの 分 類 ) 等 による 重 症 度 が 高 い 傷 病 者 につ いては 特 に 適 切 な 医 療 を 提 供 する 必 要 があると 考 えられる 5 中 毒 発 生 状 況 から 明 らかに 誤 飲 誤 食 等 が 疑 われる 場 合 だけでなく 原 因 がよく 分 からない 意 識 障 害 の 場 合 等 急 性 中 毒 を 疑 って 適 切 な 医 療 を 提 供 する 必 要 があ ると 考 えられる 6 急 性 腹 症 緊 急 手 術 が 必 要 となる 可 能 性 があるため 分 類 する 必 要 があると 考 えられる - 6 -

緊 急 性 における 搬 送 先 医 療 機 関 のフロー 図 YES 三 次 救 急 医 療 機 関 又 は 対 応 できる 二 次 救 急 医 療 機 関 傷 病 者 の 観 察 (バ イ タ ル サ重 イ ン 篤 等 に よ る ) 脳 卒 中 疑 い (t-pa) 心 筋 梗 塞 疑 い (PCI) 外 傷 熱 傷 YES 重 症 度 高 緊 急 度 YES 対 応 できる 二 次 救 急 医 療 機 関 又 は 三 次 救 急 医 療 機 関 二 次 救 急 医 療 機 関 NO 中 毒 急 性 腹 症 NO 考 入 院 え が ら 必 れ 要 る と ( 注 )1 専 門 性 又 は 特 殊 性 に 分 類 した 場 合 でも 症 状 病 態 等 によって 緊 急 性 が 高 い 場 合 は まずは 緊 急 性 の 分 類 基 準 により 判 断 し 対 応 できる 医 療 機 関 へ 搬 送 することが 適 当 である 2 外 傷 のうち 四 肢 切 断 ( 再 接 着 ) 指 趾 切 断 ( 再 接 着 ) 開 放 骨 折 及 び 多 発 外 傷 は 別 に 定 める 3 重 症 度 緊 急 度 等 により 分 類 した 区 分 の 医 療 機 関 において 受 入 れできない 場 合 は より 高 次 の 医 療 機 関 へ 搬 送 する 場 合 がある - 7 - NO 初 期 救 急 医 療 機 関

2 専 門 性 専 門 性 が 高 いものである なお 専 門 性 としては 重 症 度 緊 急 度 が 高 い 妊 産 婦 重 症 度 緊 急 度 が 高 い 小 児 四 肢 切 断 ( 再 接 着 ) 指 趾 切 断 ( 再 接 着 ) 開 放 骨 折 及 び 多 発 外 傷 を 区 分 して 定 める (1) 重 症 度 緊 急 度 が 高 い 妊 産 婦 妊 婦 及 び 胎 児 の 両 者 に 対 応 する 必 要 があり また 妊 産 婦 特 有 の 傷 病 を 念 頭 に 置 く 必 要 があると 考 えられる ただし 脳 卒 中 疑 い 等 症 状 病 態 等 によって 緊 急 性 が 高 い 場 合 は まずは 緊 急 性 の 観 点 から 脳 卒 中 疑 いに 対 応 できる 医 療 機 関 へ 搬 送 することが 適 当 と 考 えら れる 未 受 診 の 妊 婦 を 含 む (2) 重 症 度 緊 急 度 が 高 い 小 児 病 状 が 急 変 する 可 能 性 が 高 いこと 傷 病 者 自 身 が 症 状 や 経 過 を 正 確 に 伝 えられな いため 事 態 の 把 握 が 困 難 であること また 後 遺 症 を 残 す 可 能 性 のある 髄 膜 炎 や 脳 炎 等 の 中 枢 神 経 系 の 急 性 疾 患 を 念 頭 に 置 く 必 要 があると 考 えられる ただし 急 性 腹 症 等 症 状 病 態 等 によって 緊 急 性 が 高 い 場 合 は まずは 緊 急 性 の 観 点 から 急 性 腹 症 に 対 応 できる 医 療 機 関 へ 搬 送 することが 適 当 と 考 えられる (3) 四 肢 切 断 ( 再 接 着 ) 指 趾 切 断 ( 再 接 着 ) 外 傷 等 により 腕 や 指 などが 切 断 された 場 合 マイクロサージャリー 等 の 技 術 に より 再 接 着 ( 切 断 された 組 織 をつなげること)するためには 緊 急 に 手 術 を 行 うこと が 必 要 と 考 えられる 顕 微 鏡 を 覗 きながら 特 殊 な 器 具 を 用 いて 行 う 微 小 外 科 手 術 (4) 開 放 骨 折 骨 折 部 が 露 出 することにより 細 菌 感 染 が 起 こる 可 能 性 があるため 筋 骨 格 系 の 治 療 のみならず 感 染 に 対 する 治 療 が 必 要 であり 治 療 が 複 雑 となることことが 考 え られる (5) 多 発 外 傷 頭 部 胸 部 腹 部 などの 身 体 区 分 の2カ 所 以 上 に 同 時 に 重 い 損 傷 を 有 し 放 置 す れば 生 命 に 危 険 が 及 ぶため 各 損 傷 に 対 する 治 療 の 優 先 順 位 の 決 定 と 治 療 法 の 選 択 など 迅 速 な 対 応 と 高 度 な 判 断 を 必 要 とすると 考 えられる - 8 -

専 門 性 における 搬 送 先 医 療 機 関 のフロー 図 1 重 症 度 緊 急 度 が 高 い 妊 産 婦 傷 病 者 の 観 察 有 無 か か 有 り 無 つ け 医 の 有 無 近 隣 医 療 の 対 機 応 関 救 急 かかりつけ 医 療 機 関 二 次 救 急 医 療 機 関 又 は 初 期 救 急 医 療 機 関 総 合 周 産 期 母 子 医 療 センター 転 院 の 場 合 あ り 二 次 救 急 医 療 機 関 又 は 総 合 周 産 期 母 子 医 療 センター 総 合 周 産 期 母 子 医 療 センター ( 注 ) 専 門 性 に 分 類 した 場 合 で も 症 状 病 態 等 によって 緊 急 性 が 高 い 場 合 は まずは 緊 急 性 の 分 類 基 準 により 判 断 し 対 応 できる 医 療 機 関 へ 搬 送 することが 適 当 である 2 重 症 度 緊 急 度 が 高 い 小 児 緊 急 性 における 搬 送 先 医 療 機 関 のフロー 図 により 搬 送 3 四 肢 切 断 ( 再 接 着 ) 指 趾 切 断 ( 再 接 着 ) 開 放 骨 折 多 発 外 傷 傷 病 者 の 観 察 症 状 病 態 等 に 対 応 できる 医 療 機 関 へ 搬 送 - 9 -

3 特 殊 性 搬 送 に 時 間 を 要 している 等 特 殊 な 対 応 が 必 要 なものである なお 特 殊 性 としては 精 神 疾 患 を 定 める 精 神 疾 患 緊 急 に 処 置 が 必 要 な 傷 病 者 への 対 応 が 必 要 と 考 えられる なお 特 殊 性 に 分 類 した 場 合 でも 外 傷 等 の 他 の 疾 病 を 併 発 した 場 合 など 症 状 病 態 等 によって 緊 急 性 が 高 い 場 合 は まずは 緊 急 性 の 分 類 基 準 により 判 断 し 対 応 できる 医 療 機 関 へ 搬 送 することが 適 当 である - 10 -

特 殊 性 における 搬 送 先 医 療 機 関 のフロー 図 精 神 疾 患 有 かかりつけ 医 療 機 関 YES か 医 か の 有 り 無 つ け 傷 病 者 の 観 察 時 8:30~ 間 帯 17:00 無 有 近 隣 の 対 応 医 療 機 関 かかりつけ 医 療 機 関 可 精 神 科 救 急 指 定 病 院 ( 輪 番 制 の 当 番 病 院 ) NO か 医 か の 有 り 無 つ け 指 精 定 神 受 病 科 入 院 救 の急 無 否 精 神 科 救 急 情 報 センターによる 調 整 ( 注 ) 特 殊 性 に 分 類 した 場 合 でも 症 状 病 態 等 によって 緊 急 性 が 高 い 場 合 は まずは 緊 急 性 の 分 類 基 準 により 判 断 し 対 応 できる 医 療 機 関 へ 搬 送 するこ とが 適 当 である - 11 -

( 参 考 ) 精 神 疾 患 ( 身 体 合 併 症 の 場 合 ) YES 対 応 できる 救 急 医 療 機 関 精 神 症 状 が 重 度 で 精 神 病 床 での 治 療 が 必 要 な 場 合 身 体 合 併 症 拠 点 病 院 又 は 精 神 病 床 を 有 する 総 合 病 院 傷 病 者 の 観 察 入 身 院 体 が症 必 状 要 NO 対 応 できる 救 急 医 療 機 関 で 処 置 転 院 精 神 疾 患 (P11)のフロー 図 へ ( 注 )1 身 体 合 併 症 拠 点 病 院 は 主 として 以 下 のような 精 神 症 状 が 重 度 の 身 体 合 併 症 である 傷 病 者 を 受 け 入 れる 身 体 疾 患 に 対 する 医 療 対 応 を 困 難 にする 程 度 の 重 い 精 神 症 状 を 有 する 者 身 体 疾 患 の 程 度 が 重 く 精 神 科 病 院 での 対 応 が 極 めて 困 難 であり 生 命 に 危 険 を 生 じたり または 重 度 の 後 遺 症 を 残 す 恐 れのある 状 態 の 者 2 特 殊 性 に 分 類 した 場 合 でも 症 状 病 態 等 によって 緊 急 性 が 高 い 場 合 は まずは 緊 急 性 の 分 類 基 準 により 判 断 し 対 応 できる 医 療 機 関 へ 搬 送 する ことが 適 当 である - 12 -

Ⅲ 医 療 機 関 のリスト( 消 防 法 第 35 条 の5 第 2 項 第 2 号 ) 1 分 類 基 準 に 基 づき 分 類 された 医 療 機 関 の 区 分 ごとに 当 該 区 分 に 該 当 する 医 療 機 関 の 名 称 を 次 のとおり 定 める 2 なおこのリストは 医 療 機 関 を 診 療 科 別 ではなく 傷 病 者 の 症 状 病 態 等 に 応 じ た 救 急 搬 送 の 受 入 れ 先 ( 受 入 照 会 先 )として 整 理 したものである 傷 病 者 の 症 状 等 に 応 じて 対 応 できる 医 療 機 関 をあらかじめ 整 理 することにより 適 切 な 傷 病 者 の 搬 送 と 円 滑 な 医 療 機 関 への 受 入 れを 実 施 しようとするものである ( 注 ) このリストは 消 防 機 関 から 医 療 機 関 への 傷 病 者 の 受 入 照 会 を 行 うために 使 用 する ものであり 救 急 搬 送 以 外 の 傷 病 者 を 医 療 機 関 が 受 入 れるためのものではない 3 消 防 機 関 は 医 療 機 関 へ 傷 病 者 を 搬 送 する 場 合 消 防 法 第 35 条 の5 第 2 項 第 4 号 の 規 定 による 医 療 機 関 の 選 定 基 準 に 基 づき このリストに 掲 載 された 医 療 機 関 へ 傷 病 者 の 受 入 照 会 を 行 うものとする ただし かかりつけ 医 療 機 関 初 期 治 療 を 目 的 とした 医 療 機 関 及 び 県 外 の 医 療 機 関 については このリストへの 掲 載 の 有 無 に 関 わらず 受 入 照 会 及 び 搬 送 すること ができる 4 傷 病 者 の 受 入 照 会 を 受 けた 医 療 機 関 は 消 防 法 第 35 条 の7 第 2 項 の 規 定 に 基 づ き 消 防 機 関 からの 受 入 照 会 を 尊 重 し 受 入 照 会 に 応 じるよう 努 めるものとする 5 医 療 機 関 のリスト( 分 類 基 準 の 順 に 記 載 ) 緊 急 性 ⑴ 重 篤 ( 心 肺 機 能 停 止 等 ) 対 応 医 療 機 関 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 県 立 白 鳥 病 院 大 川 小 豆 さぬき 市 民 病 院 太 田 病 院 阪 本 病 院 内 海 病 院 土 庄 中 央 病 院 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 高 松 医 療 センター 高 松 県 立 中 央 病 院 高 松 市 民 病 院 高 松 赤 十 字 病 院 香 川 県 済 生 会 病 院 - 13 -

保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 高 松 中 讃 三 豊 屋 島 総 合 病 院 KKR 高 松 病 院 キナシ 大 林 病 院 木 太 三 宅 病 院 高 松 平 和 病 院 オサカ 病 院 樫 村 病 院 高 畠 病 院 香 川 労 災 病 院 麻 田 総 合 病 院 坂 出 市 立 病 院 総 合 病 院 回 生 病 院 坂 出 聖 マルチン 病 院 西 山 脳 神 経 外 科 病 院 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 陶 病 院 滝 宮 総 合 病 院 岩 佐 病 院 永 生 病 院 三 豊 総 合 病 院 永 康 病 院 羽 崎 病 院 松 井 病 院 岩 崎 病 院 香 川 井 下 病 院 ⑵ 脳 梗 塞 のt PA 投 与 対 応 医 療 機 関 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 大 川 小 豆 高 松 さぬき 市 民 病 院 内 海 病 院 土 庄 中 央 病 院 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 県 立 中 央 病 院 高 松 市 民 病 院 高 松 赤 十 字 病 院 屋 島 総 合 病 院 地 域 医 療 機 構 りつりん 病 院 - 14 - 一 時 受 入 のみ 転 院 搬 送 要

保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 高 松 中 讃 三 豊 おさか 脳 神 経 外 科 病 院 香 川 労 災 病 院 総 合 病 院 回 生 病 院 西 山 脳 神 経 外 科 病 院 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 滝 宮 総 合 病 院 三 豊 総 合 病 院 松 井 病 院 ⑶ 心 筋 梗 塞 のPCI 対 応 医 療 機 関 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 大 川 県 立 白 鳥 病 院 小 豆 内 海 病 院 一 時 受 入 のみ 土 庄 中 央 病 院 圏 域 外 搬 送 要 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 高 松 医 療 センター 県 立 中 央 病 院 高 松 市 民 病 院 高 松 高 松 赤 十 字 病 院 香 川 県 済 生 会 病 院 屋 島 総 合 病 院 KKR 高 松 病 院 キナシ 大 林 病 院 木 太 三 宅 病 院 香 川 労 災 病 院 中 讃 坂 出 市 立 病 院 総 合 病 院 回 生 病 院 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 三 豊 三 豊 総 合 病 院 香 川 井 下 病 院 ⑷ 外 傷 対 応 医 療 機 関 四 肢 切 断 ( 再 接 着 ) 指 趾 切 断 ( 再 接 着 ) 開 放 骨 折 及 び 多 発 外 傷 は 別 に 定 める ( 大 川 保 健 医 療 圏 ) 重 症 度 病 院 名 備 考 重 症 阪 本 病 院 - 15 -

重 症 度 病 院 名 備 考 中 等 症 県 立 白 鳥 病 院 さぬき 市 民 病 院 太 田 病 院 ( 小 豆 保 健 医 療 圏 ) 重 症 度 病 院 名 備 考 内 海 病 院 中 等 症 土 庄 中 央 病 院 牟 礼 病 院 小 豆 地 区 は 重 症 の 場 合 圏 域 外 搬 送 要 ( 高 松 保 健 医 療 圏 ) 重 症 度 病 院 名 備 考 重 症 中 等 症 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 県 立 中 央 病 院 高 松 市 民 病 院 高 松 赤 十 字 病 院 木 太 三 宅 病 院 おさか 脳 神 経 外 科 病 院 百 石 病 院 オサカ 病 院 屋 島 総 合 病 院 高 松 医 療 センター 香 川 県 済 生 会 病 院 地 域 医 療 機 構 りつりん 病 院 三 宅 リハヒ リテーション 病 院 前 田 病 院 キナシ 大 林 病 院 マオカ 病 院 久 米 川 病 院 伊 達 病 院 広 瀬 病 院 クワヤ 病 院 樫 村 病 院 高 畠 病 院 いがわ 医 院 大 塚 整 形 外 科 医 院 - 16 -

重 症 度 病 院 名 備 考 三 条 整 形 外 科 スポーツクリニック 中 等 症 高 畠 医 院 高 松 脳 神 経 外 科 外 科 医 院 ( 中 讃 保 健 医 療 圏 ) 重 症 度 病 院 名 備 考 香 川 労 災 病 院 坂 出 市 立 病 院 重 症 総 合 病 院 回 生 病 院 西 山 脳 神 経 外 科 病 院 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 滝 宮 総 合 病 院 麻 田 総 合 病 院 中 等 症 岩 佐 病 院 中 野 外 科 胃 腸 科 医 院 ( 三 豊 保 健 医 療 圏 ) 重 症 度 病 院 名 備 考 三 豊 総 合 病 院 重 症 松 井 病 院 岩 崎 病 院 羽 崎 病 院 中 等 症 香 川 井 下 病 院 森 川 整 形 外 科 病 院 小 林 整 形 外 科 医 院 ⑸ 熱 傷 対 応 医 療 機 関 1 重 症 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 大 川 小 豆 高 松 中 讃 三 豊 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 県 立 中 央 病 院 高 松 赤 十 字 病 院 香 川 労 災 病 院 - 17 -

保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 中 讃 三 豊 総 合 病 院 回 生 病 院 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 三 豊 総 合 病 院 大 川 地 区 は 重 症 の 場 合 圏 域 外 搬 送 小 豆 地 区 は 重 症 の 場 合 内 海 病 院 又 は 土 庄 中 央 病 院 で 一 時 受 入 後 圏 域 外 搬 送 2 中 等 症 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 県 立 白 鳥 病 院 大 川 太 田 病 院 阪 本 病 院 内 海 病 院 小 豆 土 庄 中 央 病 院 牟 礼 病 院 高 松 市 民 病 院 香 川 県 済 生 会 病 院 屋 島 総 合 病 院 地 域 医 療 機 構 りつりん 病 院 キナシ 大 林 病 院 木 太 三 宅 病 院 百 石 病 院 高 松 クワヤ 病 院 マオカ 病 院 オサカ 病 院 樫 村 病 院 大 塚 整 形 外 科 医 院 三 条 整 形 外 科 スポーツクリニック いがわ 病 院 麻 田 総 合 病 院 坂 出 市 立 病 院 中 讃 西 山 脳 神 経 外 科 病 院 岩 佐 病 院 中 野 外 科 胃 腸 科 医 院 羽 崎 病 院 松 井 病 院 三 豊 岩 崎 病 院 香 川 井 下 病 院 - 18 -

⑹ 中 毒 対 応 医 療 機 関 1 重 症 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 大 川 小 豆 高 松 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 県 立 中 央 病 院 高 松 赤 十 字 病 院 香 川 労 災 病 院 中 讃 三 豊 総 合 病 院 回 生 病 院 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 三 豊 総 合 病 院 香 川 井 下 病 院 大 川 地 区 は 重 症 の 場 合 圏 域 外 搬 送 小 豆 地 区 は 重 症 の 場 合 内 海 病 院 又 は 土 庄 中 央 病 院 で 一 時 受 入 後 圏 域 外 搬 送 2 中 等 症 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 大 川 小 豆 県 立 白 鳥 病 院 さぬき 市 民 病 院 内 海 病 院 土 庄 中 央 病 院 高 松 市 民 病 院 地 域 医 療 機 構 りつりん 病 院 KKR 高 松 病 院 高 松 百 石 病 院 高 松 平 和 病 院 樫 村 病 院 いがわ 医 院 麻 田 総 合 病 院 中 讃 坂 出 市 立 病 院 中 野 外 科 胃 腸 科 医 院 羽 崎 病 院 三 豊 松 井 病 院 岩 崎 病 院 ⑺ 腹 痛 ( 急 性 腹 症 ) 対 応 医 療 機 関 ( 大 川 保 健 医 療 圏 ) - 19 -

重 症 度 病 院 名 備 考 重 症 県 立 白 鳥 病 院 さぬき 市 民 病 院 太 田 病 院 阪 本 病 院 ( 小 豆 保 健 医 療 圏 ) 重 症 度 病 院 名 備 考 重 症 中 等 症 土 庄 中 央 病 院 牟 礼 病 院 内 海 病 院 ( 高 松 保 健 医 療 圏 ) 重 症 度 病 院 名 備 考 重 症 中 等 症 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 県 立 中 央 病 院 高 松 市 民 病 院 高 松 赤 十 字 病 院 香 川 県 済 生 会 病 院 地 域 医 療 機 構 りつりん 病 院 KKR 高 松 病 院 木 太 三 宅 病 院 オサカ 病 院 屋 島 総 合 病 院 キナシ 大 林 病 院 前 田 病 院 百 石 病 院 久 米 川 病 院 高 松 平 和 病 院 マオカ 病 院 松 原 病 院 樫 村 病 院 高 畠 病 院 ( 中 讃 保 健 医 療 圏 ) 重 症 度 病 院 名 備 考 重 症 香 川 労 災 病 院 坂 出 市 立 病 院 総 合 病 院 回 生 病 院 - 20 -

重 症 度 病 院 名 備 考 重 症 中 等 症 坂 出 聖 マルチン 病 院 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 滝 宮 総 合 病 院 岩 佐 病 院 麻 田 総 合 病 院 西 山 脳 神 経 外 科 病 院 陶 病 院 永 生 病 院 中 野 外 科 胃 腸 科 医 院 ( 三 豊 保 健 医 療 圏 ) 重 症 度 病 院 名 備 考 重 症 中 等 症 三 豊 総 合 病 院 香 川 井 下 病 院 永 康 病 院 羽 崎 病 院 岩 崎 病 院 - 21 -

専 門 性 ⑴ 重 症 度 緊 急 度 が 高 い 妊 産 婦 ( 周 産 期 ) 対 応 医 療 機 関 1 重 症 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 大 川 小 豆 高 松 中 讃 三 豊 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 県 立 中 央 病 院 総 合 病 院 回 生 病 院 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 大 川 地 区 では 重 症 の 場 合 圏 域 外 搬 送 要 小 豆 地 区 では 重 症 の 場 合 内 海 病 院 で 一 時 受 入 のみ 圏 域 外 搬 送 要 2 中 等 症 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 大 川 小 豆 高 松 中 讃 三 豊 内 海 病 院 高 松 市 民 病 院 高 松 赤 十 字 病 院 屋 島 総 合 病 院 三 豊 総 合 病 院 香 川 井 下 病 院 大 川 地 区 では 中 等 症 の 場 合 圏 域 外 搬 送 要 3 未 受 診 の 妊 婦 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 内 海 病 院 大 川 小 豆 高 松 中 讃 三 豊 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 県 立 中 央 病 院 高 松 市 民 病 院 高 松 赤 十 字 病 院 屋 島 総 合 病 院 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 三 豊 総 合 病 院 香 川 井 下 病 院 大 川 地 区 は 圏 域 外 搬 送 要 小 豆 地 区 は 内 海 病 院 が 一 時 受 入 後 圏 域 外 搬 送 要 ⑵ 重 症 度 緊 急 度 が 高 い 小 児 ( 乳 幼 児 ) 対 応 医 療 機 関 1 重 症 - 22 -

保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 大 川 小 豆 高 松 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 県 立 中 央 病 院 高 松 赤 十 字 病 院 坂 出 市 立 病 院 中 讃 総 合 病 院 回 生 病 院 三 豊 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 大 川 地 区 は 重 症 の 場 合 圏 域 外 搬 送 小 豆 地 区 は 重 症 の 場 合 内 海 病 院 又 は 土 庄 中 央 病 院 で 一 時 受 入 後 圏 域 外 搬 送 三 豊 地 区 は 重 症 の 場 合 圏 域 外 搬 送 2 中 等 症 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 大 川 県 立 白 鳥 病 院 さぬき 市 民 病 院 小 豆 土 庄 中 央 病 院 内 海 病 院 高 松 市 民 病 院 屋 島 総 合 病 院 高 松 地 域 医 療 機 構 りつりん 病 院 広 瀬 病 院 高 松 平 和 病 院 三 豊 三 豊 総 合 病 院 ⑶ 四 肢 切 断 ( 再 接 着 ) 対 応 医 療 機 関 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 太 田 病 院 内 海 病 院 一 時 受 入 のみ 土 庄 中 央 病 院 圏 域 外 搬 送 要 大 川 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 小 豆 県 立 中 央 病 院 高 松 高 松 市 民 病 院 香 川 県 済 生 会 病 院 いがわ 医 院 総 合 病 院 回 生 病 院 中 讃 西 山 脳 神 経 外 科 病 院 三 豊 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター - 23 -

保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 中 讃 三 豊 三 豊 総 合 病 院 ⑷ 指 趾 切 断 ( 再 接 着 ) 対 応 医 療 機 関 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 太 田 病 院 内 海 病 院 一 時 受 入 のみ 土 庄 中 央 病 院 圏 域 外 搬 送 要 大 川 小 豆 高 松 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 県 立 中 央 病 院 高 松 市 民 病 院 香 川 県 済 生 会 病 院 整 形 外 科 吉 峰 病 院 いがわ 医 院 香 川 労 災 病 院 中 讃 三 豊 総 合 病 院 回 生 病 院 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 三 豊 総 合 病 院 ⑸ 開 放 骨 折 対 応 医 療 機 関 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 大 川 小 豆 高 松 太 田 病 院 阪 本 病 院 内 海 病 院 土 庄 中 央 病 院 牟 礼 病 院 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 県 立 中 央 病 院 高 松 市 民 病 院 高 松 赤 十 字 病 院 香 川 県 済 生 会 病 院 地 域 医 療 機 構 りつりん 病 院 三 宅 リハヒ リテーション 病 院 木 太 三 宅 病 院 百 石 病 院 久 米 川 病 院 広 瀬 病 院 - 24 - 一 時 受 入 のみ 転 院 搬 送 要

保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 高 松 中 讃 三 豊 クワヤ 病 院 整 形 外 科 吉 峰 病 院 マオカ 病 院 オサカ 病 院 樫 村 病 院 高 畠 病 院 いがわ 医 院 大 塚 整 形 外 科 医 院 三 条 整 形 外 科 スポーツクリニック タムラ 整 形 外 科 医 院 高 畠 医 院 かつが 整 形 外 科 クリニック 香 川 労 災 病 院 麻 田 総 合 病 院 坂 出 市 立 病 院 総 合 病 院 回 生 病 院 西 山 脳 神 経 外 科 病 院 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 滝 宮 総 合 病 院 三 豊 総 合 病 院 永 康 病 院 羽 崎 病 院 岩 崎 病 院 森 川 整 形 外 科 病 院 小 林 整 形 外 科 医 院 ⑹ 多 発 外 傷 対 応 医 療 機 関 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 大 川 小 豆 高 松 県 立 白 鳥 病 院 太 田 病 院 阪 本 病 院 内 海 病 院 土 庄 中 央 病 院 牟 礼 病 院 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 県 立 中 央 病 院 高 松 市 民 病 院 - 25 - 一 時 受 入 のみ 転 院 搬 送 要

保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 高 松 赤 十 字 病 院 地 域 医 療 機 構 りつりん 病 院 三 宅 リハヒ リテーション 病 院 木 太 三 宅 病 院 高 松 百 石 病 院 久 米 川 病 院 クワヤ 病 院 オサカ 病 院 樫 村 病 院 香 川 労 災 病 院 麻 田 総 合 病 院 坂 出 市 立 病 院 中 讃 総 合 病 院 回 生 病 院 西 山 脳 神 経 外 科 病 院 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 滝 宮 総 合 病 院 岩 佐 病 院 三 豊 総 合 病 院 永 康 病 院 三 豊 羽 崎 病 院 松 井 病 院 岩 崎 病 院 香 川 井 下 病 院 特 殊 性 精 神 疾 患 対 応 医 療 機 関 保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 小 豆 小 豆 島 病 院 馬 場 病 院 大 西 病 院 三 光 病 院 大 川 高 松 いわき 病 院 五 色 台 病 院 1 赤 沢 病 院 1 高 松 市 民 病 院 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 - 26 -

保 健 医 療 圏 病 院 名 備 考 三 船 病 院 丸 亀 病 院 五 色 台 病 院 しおかぜ 病 院 中 讃 清 水 病 院 三 豊 西 紋 病 院 赤 沢 病 院 永 康 病 院 総 合 病 院 回 生 病 院 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 1 五 色 台 病 院 及 び 赤 沢 病 院 は 輪 番 制 ( 夜 間 )の 当 番 については 大 川 高 松 圏 域 及 び 中 讃 三 豊 圏 域 の 両 圏 域 に 対 応 2 身 体 合 併 症 については 症 状 病 態 等 によって 緊 急 性 が 高 い 場 合 は まずは 緊 急 性 の 分 類 基 準 により 判 断 し 対 応 できる 医 療 機 関 へ 搬 送 することが 適 当 である - 27 -

Ⅳ 観 察 基 準 ( 消 防 法 第 35 条 の5 第 2 項 第 3 号 ) 消 防 機 関 が 傷 病 者 の 状 況 を 確 認 するための 基 準 ( 以 下 観 察 基 準 という )を 次 の とおり 定 める この 基 準 は 救 急 隊 が 傷 病 者 の 症 状 病 態 等 ( 状 況 )を 観 察 ( 確 認 )するためのもので あり 特 に 受 入 医 療 機 関 を 選 定 するために 傷 病 者 の 状 況 が 分 類 基 準 のどの 分 類 に 該 当 するか 判 断 するための 材 料 を 正 確 に 得 るためのものである なお 傷 病 者 の 観 察 は 観 察 基 準 に 定 められているものだけ 行 えばいいというものでは なく 観 察 基 準 に 基 づく 観 察 のほか 傷 病 者 の 状 況 に 関 する 総 合 的 な 観 察 が 必 要 である ことから 県 内 統 一 様 式 である 傷 病 者 観 察 メモ ( 傷 病 者 観 察 メモ 及 び 傷 病 者 収 容 証 の 統 一 様 式 について 平 成 20 年 12 月 9 日 付 け 香 川 県 メディカルコントロール 協 議 会 長 通 知 の 様 式 をいう 以 下 同 じ )により 観 察 することが 必 要 である 1 分 類 基 準 の 緊 急 性 に 関 する 症 状 病 態 等 (1) 脳 卒 中 疑 い シンシナティ 病 院 前 脳 卒 中 スケール(CPSS:Cincinnati Prehospital Stroke Scale) - 28 -

(2) 心 筋 梗 塞 ( 急 性 冠 症 候 群 ) 疑 い 20 分 以 上 の 胸 部 痛 絞 扼 痛 心 電 図 上 の ST-T 変 化 持 続 性 の 心 室 頻 拍 等 放 散 痛 ( 肩 腕 頚 部 背 中 等 ) 随 伴 症 状 (チアノーゼ 冷 感 嘔 気 嘔 吐 呼 吸 困 難 等 ) 既 往 症 ( 狭 心 症 (ニトロ 製 剤 服 用 ) 心 筋 梗 塞 糖 尿 病 高 血 圧 等 ) 等 (3) 外 傷 1 解 剖 学 的 評 価 顔 面 骨 骨 折 頚 部 又 は 胸 部 の 皮 下 気 腫 外 頚 静 脈 の 著 しい 怒 張 胸 郭 の 動 揺 フレイルチェスト 腹 部 膨 隆 腹 壁 緊 張 骨 盤 骨 折 ( 骨 盤 の 動 揺 圧 痛 下 肢 長 差 ) 両 側 大 腿 骨 骨 折 ( 大 腿 の 変 形 出 血 腫 脹 圧 痛 下 肢 長 差 ) 頭 部 胸 部 腹 部 頚 部 又 は 鼠 径 部 への 穿 痛 性 外 傷 ( 刺 創 銃 創 杙 創 など) 15% 以 上 の 熱 傷 を 複 合 している 外 傷 顔 面 又 は 気 道 の 熱 傷 デグロービング 損 傷 多 指 切 断 四 肢 切 断 四 肢 の 麻 痺 上 記 のいずれかが 認 められる 場 合 重 症 以 上 と 判 断 できる 2 受 傷 機 転 同 乗 者 の 死 亡 車 の 横 転 車 から 放 り 出 された 転 倒 したバイクと 運 転 者 の 距 離 : 大 車 に 轢 かれた 自 動 車 が 歩 行 者 自 転 車 に 衝 突 5m 以 上 跳 ね 飛 ばされた 機 械 器 具 に 巻 き 込 まれた 車 が 高 度 に 損 傷 している 体 幹 部 が 挟 まれた 救 出 に 20 分 以 上 要 した 高 所 墜 落 上 記 のいずれかが 認 められる 場 合 重 症 以 上 と 判 断 できる JPTECに 則 った 観 察 を 実 施 すること - 29 -

(4) 熱 傷 Ⅱ 度 熱 傷 20% 以 上 ( 小 児 高 齢 者 は10% 以 上 ) Ⅲ 度 熱 傷 10% 以 上 ( 小 児 高 齢 者 は 5% 以 上 ) 化 学 熱 傷 電 撃 傷 気 道 熱 傷 顔 手 足 陰 部 関 節 の 熱 傷 他 の 外 傷 を 合 併 する 熱 傷 上 記 のいずれかが 認 められる 場 合 重 症 以 上 と 判 断 できる (5) 中 毒 1 原 因 物 質 ( 周 囲 の 状 況 を 確 認 ) 毒 物 摂 取 医 薬 品 ( 少 量 の 眠 剤 抗 精 神 薬 を 除 く) 工 業 用 品 毒 性 のある 食 物 ( 強 酸 強 アルカリ 石 油 製 品 青 酸 化 合 物 ) 覚 醒 剤 麻 薬 有 毒 ガス 農 薬 家 庭 用 品 ( 防 虫 剤 殺 鼠 剤 等 ) 何 を 飲 んだか 不 明 のもの 2 症 状 意 識 障 害 皮 膚 粘 膜 症 状 ( 発 汗 かぶれ 発 赤 腫 脹 鮮 紅 色 等 ) 眼 症 状 ( 縮 瞳 散 瞳 複 視 視 野 狭 窄 等 ) 異 常 呼 吸 ( 呼 吸 抑 制 頻 呼 吸 突 然 の 呼 吸 停 止 等 ) 筋 線 維 性 れん 縮 痙 攣 麻 痺 失 禁 呼 気 吐 物 の 状 況 ( 呼 気 : 臭 い 吐 物 : 臭 い 色 ) 異 臭 等 (6) 急 性 腹 症 腹 壁 緊 張 又 は 圧 痛 有 響 性 金 属 性 グル 音 腹 膜 刺 激 症 状 妊 娠 の 可 能 性 或 いは 人 工 妊 娠 中 絶 後 高 度 脱 水 吐 血 下 血 高 度 貧 血 腹 部 の 異 常 膨 隆 グル 音 消 失 頻 回 の 嘔 吐 上 記 のいずれかが 認 められる 場 合 重 症 以 上 と 判 断 できる - 30 -

2 分 類 基 準 の 専 門 性 に 関 する 症 状 病 態 等 (1) 重 症 度 緊 急 度 が 高 い 妊 産 婦 大 量 の 性 器 出 血 腹 部 激 痛 腹 膜 刺 激 症 状 異 常 分 娩 呼 吸 困 難 チアノーゼ 痙 攣 出 血 傾 向 ( 血 液 が 固 まらない 注 射 部 位 よりの 出 血 紫 斑 など) 子 癇 前 駆 症 状 1 中 枢 神 経 症 状 ( 激 しい 頭 痛 あるいはめまい) 2 消 化 器 症 状 ( 激 しい 上 腹 部 痛 激 しい 嘔 気 あるいは 嘔 吐 ) 3 眼 症 状 ( 眼 がちかちかする 視 力 障 害 あるいは 視 野 障 害 ) 上 記 のいずれかが 認 められる 場 合 重 症 以 上 と 判 断 できる (2) 重 症 度 緊 急 度 が 高 い 小 児 分 類 基 準 の 緊 急 性 の 観 察 基 準 に 準 じた 観 察 を 実 施 する 乳 幼 児 については 以 下 の 症 状 病 態 等 についても 観 察 する ぐったり または うつろ 異 常 な 不 機 嫌 異 常 な 興 奮 妊 娠 36 週 未 満 の 新 生 児 低 体 温 頻 回 の 嘔 吐 あるいは 胆 汁 性 の 嘔 吐 多 発 外 表 奇 形 の 新 生 児 出 血 傾 向 ( 血 液 が 固 まらない 注 射 部 位 よりの 出 血 紫 斑 など) 高 度 の 黄 疸 脱 水 症 状 ( 皮 膚 乾 燥 弾 力 なし) 瞳 孔 異 常 ( 散 瞳 縮 瞳 ) 痙 攣 の 持 続 上 記 のいずれかが 認 められる 場 合 重 症 以 上 と 判 断 できる (3) 四 肢 切 断 ( 再 接 着 ) 指 趾 切 断 ( 再 接 着 ) 重 篤 (4 及 び5ページ)に 準 じた 生 理 学 的 評 価 を 実 施 する (4) 開 放 骨 折 重 篤 (4 及 び5ページ)に 準 じた 生 理 学 的 評 価 を 実 施 する (5) 多 発 外 傷 重 篤 (4 及 び5ページ)に 準 じた 生 理 学 的 評 価 を 実 施 する 外 傷 (29ページ)に 準 じた 観 察 を 実 施 する - 31 -

3 分 類 基 準 の 特 殊 性 に 関 する 症 状 病 態 等 精 神 疾 患 意 識 混 濁 朦 朧 状 態 記 憶 障 害 知 覚 障 害 ( 幻 覚 など) 思 考 障 害 ( 思 考 静 止 思 考 散 乱 など) 感 情 障 害 ( 興 奮 不 安 怒 り など) 行 動 障 害 ( 不 眠 暴 力 多 量 飲 酒 など) 周 囲 の 状 況 の 確 認 や 家 族 等 からの 既 往 歴 の 聴 取 等 身 体 合 併 症 については 分 類 基 準 の 緊 急 性 の 観 察 基 準 に 準 じた 観 察 を 実 施 する - 32 -

Ⅴ 選 定 基 準 ( 消 防 法 第 35 条 の5 第 2 項 第 4 号 ) 消 防 機 関 が 傷 病 者 の 搬 送 を 行 おうとする 医 療 機 関 を 選 定 するための 基 準 ( 以 下 選 定 基 準 という )を 次 のとおり 定 める 1 医 療 機 関 選 定 の 基 本 的 な 考 え 方 救 急 隊 による 搬 送 先 医 療 機 関 の 選 定 は 傷 病 者 の 観 察 ( 観 察 基 準 に 基 づく 観 察 )の 結 果 当 該 傷 病 者 に 適 した 区 分 に 属 する 医 療 機 関 を 医 療 機 関 のリスト ( 消 防 法 第 35 条 の5 第 2 項 第 2 号 に 基 づきこの 基 準 で 定 める 医 療 機 関 のリストをいう 以 下 同 じ ) の 中 から 最 も 搬 送 時 間 が 短 いものを 選 定 することを 基 本 とする 2 二 次 保 健 医 療 圏 との 関 係 医 療 機 関 のリストの 中 で 香 川 県 保 健 医 療 計 画 で 定 める 二 次 保 健 医 療 圏 ごとに 医 療 機 関 の 名 称 を 掲 載 している 場 合 救 急 隊 は 原 則 として 救 急 隊 の 所 在 地 が 属 する 二 次 保 健 医 療 圏 内 の 医 療 機 関 へ 入 院 治 療 を 必 要 とする 傷 病 者 を 搬 送 するものとする ただし 当 該 二 次 保 険 医 療 圏 内 の 医 療 機 関 において 当 該 傷 病 者 の 受 入 れが 困 難 な 場 合 及 び 三 次 救 急 医 療 機 関 へ 搬 送 する 場 合 はこの 限 りでない 3 現 在 運 用 されている 病 院 群 輪 番 制 により 対 応 できる 領 域 の 疾 患 については 当 番 となっている 医 療 機 関 を 優 先 して 選 定 し 緊 急 性 専 門 性 が 高 いもの 及 び 特 殊 な 対 応 が 必 要 なものについては 医 療 機 関 のリスト からの 選 定 を 優 先 する 4 かかりつけ 医 療 機 関 等 への 搬 送 1 2 及 び3において 傷 病 者 にかかりつけ 医 療 機 関 等 がある 場 合 で 傷 病 者 又 は 家 族 等 からかかりつけ 医 療 機 関 等 の 特 定 の 医 療 機 関 への 搬 送 を 依 頼 されたときは 傷 病 者 の 症 状 病 態 重 症 度 及 び 搬 送 所 要 時 間 等 を 勘 案 し 救 急 業 務 を 実 施 する 上 で 支 障 のな い 場 合 に 限 り 救 急 隊 の 判 断 により かかりつけ 医 療 機 関 等 へ 搬 送 することができる 5 初 期 治 療 を 目 的 とした 医 療 機 関 への 搬 送 離 島 など 傷 病 者 に 適 した 区 分 に 属 する 医 療 機 関 への 搬 送 が 直 ちには 困 難 な 場 合 に 限 り 当 該 傷 病 者 の 初 期 治 療 を 目 的 として 医 療 機 関 のリスト 以 外 の 医 療 機 関 へ 搬 送 す ることができる 6 救 急 医 療 情 報 システムの 活 用 救 急 医 療 情 報 システムを 有 効 に 活 用 し 受 入 医 療 機 関 を 選 定 すること 7 県 外 の 医 療 機 関 への 搬 送 救 急 隊 は 傷 病 者 の 観 察 の 結 果 当 該 傷 病 者 の 症 状 病 態 重 症 度 及 び 搬 送 所 要 時 間 並 びに 地 理 的 状 況 等 を 勘 案 した 結 果 県 外 の 医 療 機 関 への 搬 送 が 合 理 的 と 判 断 できる 場 合 県 外 の 医 療 機 関 へ 搬 送 することができる - 33 -

Ⅵ 伝 達 基 準 ( 消 防 法 第 35 条 の5 第 2 項 第 5 号 ) 消 防 機 関 が 傷 病 者 の 搬 送 を 行 おうとする 医 療 機 関 に 対 し 傷 病 者 の 状 況 を 伝 達 するた めの 基 準 ( 以 下 伝 達 基 準 という )を 次 のとおり 定 める 1 分 類 基 準 で 定 める 症 状 や 医 療 機 関 選 定 の 根 拠 となる 症 状 等 搬 送 先 医 療 機 関 を 選 定 する 判 断 材 料 となった 事 項 を 優 先 してわかりやすい 言 葉 で 伝 達 すること 2 傷 病 者 の 症 状 病 態 等 傷 病 者 の 状 況 に 関 する 総 合 的 な 観 察 結 果 については 傷 病 者 観 察 メモ により 医 療 機 関 へ 伝 達 すること なお 傷 病 者 の 現 病 歴 既 往 歴 主 訴 受 傷 機 転 応 急 処 置 等 については 傷 病 者 の 状 況 に 応 じて 必 要 と 思 われる 事 項 を 傷 病 者 観 察 メモの 事 故 の 概 要 の 欄 に 記 載 することが 望 ましい - 34 -

Ⅶ 受 入 医 療 機 関 確 保 基 準 ( 消 防 法 第 35 条 の5 第 2 項 第 6 号 ) 傷 病 者 の 受 入 れに 関 する 消 防 機 関 と 医 療 機 関 との 間 の 合 意 を 形 成 するための 基 準 そ の 他 傷 病 者 の 受 入 れを 行 う 医 療 機 関 の 確 保 に 資 する 事 項 ( 以 下 確 保 基 準 という ) を 次 のとおり 定 める 1 傷 病 者 の 受 入 れに 関 する 消 防 機 関 と 医 療 機 関 との 間 の 合 意 を 形 成 するための 基 準 分 類 基 準 医 療 機 関 のリスト 観 察 基 準 選 定 基 準 及 び 伝 達 基 準 に 従 って 傷 病 者 の 搬 送 及 び 受 入 れの 実 施 を 試 みてもなお 傷 病 者 の 受 入 れに 時 間 がかかるケース が 発 生 した 場 合 は 次 のとおり 取 り 扱 うこととする (1) 傷 病 者 の 受 入 れに 時 間 がかかり 搬 送 先 医 療 機 関 が 速 やかに 決 定 しない 場 合 とは 概 ね 照 会 回 数 5 回 以 上 又 は 現 場 滞 在 時 間 30 分 以 上 を 要 する 場 合 をいう (2) この 場 合 県 が 実 施 する 空 床 確 保 事 業 により 受 入 困 難 事 案 の 傷 病 者 を 受 け 入 れることとなった 医 療 機 関 において 傷 病 者 を 受 け 入 れる (3) 精 神 疾 患 ( 身 体 合 併 症 の 場 合 )については 精 神 病 床 を 有 する 総 合 病 院 を 身 体 合 併 症 拠 点 病 院 に 指 定 することにより 精 神 症 状 が 重 度 である 傷 病 者 の 受 入 先 を 確 保 する 2 その 他 傷 病 者 の 受 入 れを 行 う 医 療 機 関 の 確 保 に 資 する 事 項 (1) 病 院 群 輪 番 制 の 活 用 現 在 運 用 されている 二 次 輪 番 制 を 活 用 し 傷 病 者 の 受 入 を 行 う 医 療 機 関 を 確 保 する (2) 医 療 機 関 の 連 携 体 制 の 推 進 救 命 救 急 センターや 二 次 輪 番 制 の 医 療 機 関 等 で 必 要 な 病 床 を 確 保 するため 急 性 期 から 回 復 期 へ 移 行 した 患 者 の 受 入 れを 行 う 後 方 支 援 病 院 の 強 化 や 回 復 期 リハビ リテーションや 在 宅 医 療 の 機 能 強 化 を 行 う - 35 -

Ⅷ その 他 基 準 ( 消 防 法 第 35 条 の5 第 2 項 第 7 号 ) 傷 病 者 の 搬 送 及 び 傷 病 者 の 受 入 れの 実 施 に 関 し 都 道 府 県 が 必 要 と 認 める 事 項 は 次 の とおりである なお 香 川 県 防 災 ヘリコプターの 運 航 については 香 川 県 防 災 ヘリコプター 運 航 管 理 要 綱 等 で 規 定 しているが 救 急 活 動 については 以 下 のとおり 定 めている 香 川 県 防 災 ヘリコプター 緊 急 運 航 要 領 ( 抜 粋 ) ( 緊 急 運 航 の 要 件 ) 第 3 緊 急 運 航 は 原 則 として 要 綱 第 12 条 第 1 項 第 1 号 から 第 5 号 までに 掲 げる 活 動 で 次 の 要 件 を 満 たす 場 合 に 運 航 するものとする (1) 公 共 性 地 域 並 びに 地 域 住 民 の 生 命 身 体 財 産 を 災 害 等 から 保 護 することを 目 的 とす ること (2) 緊 急 性 差 し 迫 った 必 要 性 があること ( 緊 急 に 活 動 を 行 わなければ 県 民 の 生 命 財 産 に 重 大 な 支 障 が 生 ずるおそ れがある 場 合 ) (3) 非 代 替 性 防 災 ヘリコプター 以 外 に 適 切 な 手 段 がないこと ( 既 存 の 資 機 材 等 では 十 分 な 活 動 が 期 待 できない 又 は 活 動 できない 場 合 ) ( 緊 急 運 航 の 基 準 ) 第 4 緊 急 運 航 は 前 条 の 要 件 を 充 たし かつ 次 の 場 合 に 行 うものとする (1) 救 急 活 動 ア 事 故 等 の 事 案 発 生 地 点 からの 搬 送 香 川 県 防 災 ヘリコプタ-による 救 急 搬 送 の 要 請 基 準 に 基 づく 要 請 があった 場 合 イ 転 院 搬 送 医 師 が ヘリコプタ-による 搬 送 が 必 要 と 判 断 し かつ 医 師 等 の 専 門 知 識 を 有 する ものが 搭 乗 できる 場 合 香 川 県 防 災 ヘリコプターによる 救 急 搬 送 の 要 請 基 準 次 の1.~3.のいずれかに 該 当 する 場 合 には 消 防 機 関 及 び 直 島 町 は 可 及 的 速 やかに 香 川 県 防 災 航 空 隊 に 防 災 ヘリコプターの 出 動 を 要 請 するものとする 1. 事 故 等 の 目 撃 者 等 から 一 (1)から(11)のいずれかの 症 例 等 の119 番 通 報 があり 受 信 した 指 令 課 ( 室 ) 員 が 二 に 掲 げる 地 理 的 条 件 に 該 当 すると 判 断 した 場 合 一 症 例 等 (1) 自 動 車 事 故 イ 自 動 車 からの 放 出 ロ 同 乗 者 の 死 亡 - 36 -

ハ 自 動 車 の 横 転 二 車 が 概 ね50cm 以 上 つぶれた 事 故 ホ 客 室 が 概 ね30cm 以 上 つぶれた 事 故 へ 歩 行 者 若 しくは 自 転 車 が 自 動 車 にはねとばされ 又 はひき 倒 された 事 故 (2) 自 動 車 事 故 イ 時 速 35km 程 度 以 上 で 衝 突 した 事 故 ロ ライダーがオートバイから 放 り 出 された 事 故 (3) 転 落 事 故 イ 3 階 以 上 の 高 さからの 転 落 ロ 山 間 部 での 滑 落 (4) 窒 息 事 故 イ 溺 水 ロ 生 き 埋 め (5) 列 車 衝 突 事 故 (6) 航 空 機 墜 落 事 故 (7) 傷 害 事 件 ( 撃 たれた 事 件 刺 された 事 件 ) (8) 重 傷 が 疑 われる 中 毒 事 件 (9) バイタルサイン イ 目 を 開 けさせる( 覚 醒 させる)ためには 大 声 で 呼 びかけつつ 痛 み 刺 激 (つねる)を 与 えることを 繰 り 返 す 必 要 がある(ジャパンコーマスケールで30 以 上 ) ロ 脈 拍 が 弱 くてかすかしかふれない 全 く 脈 がないこと ハ 呼 吸 が 弱 くて 止 まりそうであること 遠 く 浅 い 呼 吸 をしていること 呼 吸 停 止 二 呼 吸 障 害 呼 吸 がだんだん 苦 しくなってきたこと (10) 外 傷 イ 頭 部 頚 部 躯 幹 又 は 肘 もしくは 膝 関 節 より 近 位 の 四 肢 の 外 傷 性 出 血 ロ 2 ヶ 所 以 上 の 四 肢 変 形 又 は 四 肢 ( 手 指 足 趾 を 含 む )の 切 断 ハ 麻 痺 を 伴 う 肢 の 外 傷 二 広 範 囲 の 熱 傷 ( 体 のおおむね1/3 を 超 えるやけど 気 道 熱 傷 ) ホ 意 識 障 害 を 伴 う 電 撃 症 ( 雷 や 電 線 事 故 で 意 識 がない) へ 意 識 障 害 を 伴 う 外 傷 (11) 外 傷 イ けいれん 発 作 ロ 不 穏 状 態 ( 酔 っぱらいのように 暴 れる 状 態 ) ハ 新 たな 四 肢 麻 痺 の 出 現 二 強 い 痛 みの 訴 え( 頭 痛 胸 痛 腹 痛 ) 二 地 理 的 条 件 (1) 事 案 発 生 地 点 がヘリコプターの 有 効 範 囲 ( 救 急 車 又 は 船 舶 を 使 用 するよりも ヘリコプター を 使 用 するほうが 覚 知 から 病 院 到 着 までの 時 間 を 短 縮 できる 地 域 をいう ) 内 であること (2) (1)には 該 当 しないが 諸 般 の 事 情 ( 地 震 土 砂 崩 れ 等 によって 事 案 発 生 地 に 通 じる 道 路 が 寸 断 された 場 合 等 )により ヘリコプター 搬 送 をすると 覚 知 から 病 院 搬 送 までの 時 間 を 短 縮 で - 37 -

きること 2.1.に 該 当 しない 場 合 であっても 事 案 発 生 地 までの 距 離 等 により ヘリコプターを 使 用 すると 救 急 自 動 車 又 は 船 舶 を 使 用 するよりも30 分 以 上 搬 送 時 間 が 短 縮 できる 場 合 3. 現 場 の 救 急 隊 員 からの 要 請 がある 場 合 - 38 -

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資 料 - 40 -

資 料 1 消 防 法 ( 昭 和 23 年 法 律 第 186 号 ) 抄 第 1 章 総 則 第 1 条 この 法 律 は 火 災 を 予 防 し 警 戒 し 及 び 鎮 圧 し 国 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 火 災 から 保 護 するとともに 火 災 又 は 地 震 等 の 災 害 による 被 害 を 軽 減 するほか 災 害 等 による 傷 病 者 の 搬 送 を 適 切 に 行 い もつて 安 寧 秩 序 を 保 持 し 社 会 公 共 の 福 祉 の 増 進 に 資 することを 目 的 とす る 第 2 条 この 法 律 の 用 語 は 左 の 例 による (2~8 略 ) 9 救 急 業 務 とは 災 害 により 生 じた 事 故 若 しくは 屋 外 若 しくは 公 衆 の 出 入 する 場 所 において 生 じた 事 故 ( 以 下 この 項 において 災 害 による 事 故 等 という ) 又 は 政 令 で 定 める 場 合 におけ る 災 害 による 事 故 等 に 準 ずる 事 故 その 他 の 事 由 で 政 令 で 定 めるものによる 傷 病 者 のうち 医 療 機 関 その 他 の 場 所 へ 緊 急 に 搬 送 する 必 要 があるものを 救 急 隊 によつて 医 療 機 関 ( 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 医 療 機 関 をいう 第 7 章 の2において 同 じ )その 他 の 場 所 に 搬 送 すること( 傷 病 者 が 医 師 の 管 理 下 に 置 かれるまでの 間 において 緊 急 やむを 得 ないものとして 応 急 の 手 当 を 行 うことを 含 む )をいう ( 中 略 ) 第 7 章 の2 救 急 業 務 第 35 条 の5 都 道 府 県 は 消 防 機 関 による 救 急 業 務 としての 傷 病 者 ( 第 2 条 第 9 項 に 規 定 する 傷 病 者 をいう 以 下 この 章 において 同 じ )の 搬 送 ( 以 下 この 章 において 傷 病 者 の 搬 送 と いう ) 及 び 医 療 機 関 による 当 該 傷 病 者 の 受 入 れ( 以 下 この 章 において 傷 病 者 の 受 入 れ と いう )の 迅 速 かつ 適 切 な 実 施 を 図 るため 傷 病 者 の 搬 送 及 び 傷 病 者 の 受 入 れの 実 施 に 関 する 基 準 ( 以 下 この 章 において 実 施 基 準 という )を 定 めなければならない 2 実 施 基 準 においては 都 道 府 県 の 区 域 又 は 医 療 を 提 供 する 体 制 の 状 況 を 考 慮 して 都 道 府 県 の 区 域 を 分 けて 定 める 区 域 ごとに 次 に 掲 げる 事 項 を 定 めるものとする 一 傷 病 者 の 心 身 等 の 状 況 ( 以 下 この 項 において 傷 病 者 の 状 況 という )に 応 じた 適 切 な 医 療 の 提 供 が 行 われることを 確 保 するために 医 療 機 関 を 分 類 する 基 準 二 前 号 に 掲 げる 基 準 に 基 づき 分 類 された 医 療 機 関 の 区 分 及 び 当 該 区 分 に 該 当 する 医 療 機 関 の 名 称 三 消 防 機 関 が 傷 病 者 の 状 況 を 確 認 するための 基 準 四 消 防 機 関 が 傷 病 者 の 搬 送 を 行 おうとする 医 療 機 関 を 選 定 するための 基 準 五 消 防 機 関 が 傷 病 者 の 搬 送 を 行 おうとする 医 療 機 関 に 対 し 傷 病 者 の 状 況 を 伝 達 するための 基 準 六 前 二 号 に 掲 げるもののほか 傷 病 者 の 受 入 れに 関 する 消 防 機 関 と 医 療 機 関 との 間 の 合 意 を 形 成 するための 基 準 その 他 傷 病 者 の 受 入 れを 行 う 医 療 機 関 の 確 保 に 資 する 事 項 七 前 各 号 に 掲 げるもののほか 傷 病 者 の 搬 送 及 び 傷 病 者 の 受 入 れの 実 施 に 関 し 都 道 府 県 が 必 要 と 認 める 事 項 - 41 -

3 実 施 基 準 は 医 学 的 知 見 に 基 づき かつ 医 療 法 ( 昭 和 23 年 法 律 第 205 号 ) 第 30 条 の 4 第 1 項 に 規 定 する 医 療 計 画 との 調 和 が 保 たれるように 定 められなければならない 4 都 道 府 県 は 実 施 基 準 を 定 めるときは あらかじめ 第 35 条 の8 第 1 項 に 規 定 する 協 議 会 の 意 見 を 聴 かなければならない 5 都 道 府 県 は 実 施 基 準 を 定 めたときは 遅 滞 なく その 内 容 を 公 表 しなければならない 6 前 3 項 の 規 定 は 実 施 基 準 の 変 更 について 準 用 する 第 35 条 の6 総 務 大 臣 及 び 厚 生 労 働 大 臣 は 都 道 府 県 に 対 し 実 施 基 準 の 策 定 又 は 変 更 に 関 し 必 要 な 情 報 の 提 供 助 言 その 他 の 援 助 を 行 うものとする 第 35 条 の7 消 防 機 関 は 傷 病 者 の 搬 送 に 当 たつては 実 施 基 準 を 遵 守 しなければならない 2 医 療 機 関 は 傷 病 者 の 受 入 れに 当 たつては 実 施 基 準 を 尊 重 するよう 努 めるものとする 第 35 条 の8 都 道 府 県 は 実 施 基 準 に 関 する 協 議 並 びに 実 施 基 準 に 基 づく 傷 病 者 の 搬 送 及 び 傷 病 者 の 受 入 れの 実 施 に 係 る 連 絡 調 整 を 行 うための 協 議 会 ( 以 下 この 条 において 協 議 会 とい う )を 組 織 するものとする 2 協 議 会 は 次 に 掲 げる 者 をもつて 構 成 する 一 消 防 機 関 の 職 員 二 医 療 機 関 の 管 理 者 又 はその 指 定 する 医 師 三 診 療 に 関 する 学 識 経 験 者 の 団 体 の 推 薦 する 者 四 都 道 府 県 の 職 員 五 学 識 経 験 者 その 他 の 都 道 府 県 が 必 要 と 認 める 者 3 協 議 会 は 必 要 があると 認 めるときは 関 係 行 政 機 関 に 対 し 資 料 の 提 供 意 見 の 表 明 説 明 その 他 の 協 力 を 求 めることができる 4 協 議 会 は 都 道 府 県 知 事 に 対 し 実 施 基 準 並 びに 傷 病 者 の 搬 送 及 び 傷 病 者 の 受 入 れの 実 施 に 関 し 必 要 な 事 項 について 意 見 を 述 べることができる ( 以 下 略 ) - 42 -

資 料 2 傷 病 者 の 搬 送 及 び 受 入 れの 実 施 基 準 等 に 関 する 検 討 会 報 告 書 ( 平 成 21 年 10 月 )から - 43 -

資 料 3 香 川 県 救 急 医 療 体 制 推 進 会 議 設 置 要 綱 ( 目 的 ) 第 1 条 救 急 医 療 に 関 する 基 本 的 かつ 総 合 的 な 諸 問 題 について 技 術 的 専 門 的 に 研 究 協 議 し 救 急 医 療 体 制 の 円 滑 な 推 進 を 図 ることを 目 的 として 香 川 県 救 急 医 療 体 制 推 進 会 議 ( 以 下 会 議 と いう )を 設 置 する ( 協 議 事 項 ) 第 2 条 この 会 議 は 前 条 の 目 的 を 達 成 するため 次 の 事 項 について 協 議 する 一 救 急 医 療 体 制 の 整 備 について 技 術 的 専 門 的 な 研 究 協 議 を 行 う 二 病 院 前 救 護 体 制 の 構 築 について 技 術 的 専 門 的 な 研 究 協 議 を 行 う 三 消 防 法 ( 昭 和 23 年 法 律 第 186 号 ) 第 35 条 の8 第 1 項 に 基 づく 協 議 会 が 所 掌 する 事 項 につい て 協 議 する 四 その 他 救 急 医 療 体 制 の 円 滑 な 推 進 を 図 るための 施 策 について 協 議 する ( 組 織 ) 第 3 条 会 議 の 委 員 ( 以 下 委 員 という )は 次 の 第 1 号 から 第 3 各 号 に 掲 げる 機 関 の 救 急 医 療 又 は 救 急 搬 送 に 精 通 する 者 及 び 第 4 号 に 掲 げる 者 のうちから 知 事 が 委 嘱 又 は 任 命 ( 以 下 委 嘱 等 と いう )する なお 第 2 号 に 係 る 者 の 委 嘱 等 については 2 次 保 健 医 療 圏 単 位 を 考 慮 して 行 うもの とする 一 県 医 師 会 2 名 以 上 二 第 二 次 第 三 次 救 急 医 療 施 設 8 名 以 上 三 県 下 消 防 機 関 3 名 以 上 四 学 識 経 験 者 その 他 の 知 事 が 必 要 と 認 める 者 若 干 名 2 この 会 議 に 会 長 副 会 長 を 置 き 委 員 の 互 選 により 選 出 する 3 会 長 は 会 議 を 代 表 し 会 務 を 総 理 する 4 副 会 長 は 会 長 を 補 佐 し 会 長 に 事 故 があるときはその 職 務 を 代 理 する ( 任 期 等 ) 第 4 条 委 員 の 任 期 は 3 年 とする ただし 補 欠 の 委 員 の 任 期 は 前 任 者 の 残 任 期 間 とする 2 委 員 は 再 任 されることができる ( 会 議 ) 第 5 条 会 議 は 会 長 が 招 集 し 会 長 がその 議 長 となる 2 会 長 は 必 要 に 応 じ 関 係 者 の 出 席 を 要 請 することができる ( 分 科 会 ) 第 6 条 第 2 条 第 2 号 及 び 第 3 号 に 掲 げる 事 項 について 会 議 に 分 科 会 として 香 川 県 メディカルコン トロール 協 議 会 を 置 く 2 前 項 に 掲 げるもののほか 会 議 に 分 科 会 を 置 くことができる 3 分 科 会 に 属 すべき 委 員 は 会 長 が 指 名 する 4 分 科 会 に 分 科 会 長 分 科 副 会 長 を 置 き その 分 科 会 に 属 する 委 員 の 互 選 により 選 出 する 5 分 科 会 長 は 分 科 会 を 代 表 し 会 務 を 総 理 する 6 分 科 副 会 長 は 分 科 会 長 を 補 佐 し 分 科 会 長 に 事 故 があるときはその 職 務 を 代 理 する 7 分 科 会 の 運 営 については 前 条 の 規 定 を 準 用 する - 44 -

( 検 討 部 会 ) 第 7 条 分 科 会 で 協 議 する 事 項 について 調 査 検 討 するため 分 科 会 に 検 討 部 会 を 置 くことができ る 2 検 討 部 会 の 委 員 は 分 科 会 長 が 委 嘱 等 を 行 う 3 検 討 部 会 に 部 会 長 を 置 き その 検 討 部 会 に 属 する 委 員 の 互 選 により 選 任 する 4 部 会 長 は 検 討 部 会 を 代 表 し 会 務 を 総 理 する 5 検 討 部 会 の 運 営 については 第 5 条 の 規 定 を 準 用 する ( 事 務 局 ) 第 8 条 会 議 の 庶 務 は 香 川 県 健 康 福 祉 部 医 務 国 保 課 及 び 危 機 管 理 総 局 危 機 管 理 課 において 処 理 する ( 委 任 ) 第 9 条 この 要 綱 に 定 めるもののほか 会 議 に 関 し 必 要 な 事 項 は 会 長 が 会 議 に 諮 り これを 定 める 附 則 1 この 要 綱 は 平 成 14 年 8 月 26 日 から 施 行 する 2 香 川 県 救 急 医 療 対 策 協 議 会 設 置 要 綱 ( 昭 和 52 年 5 月 9 日 制 定 )は 廃 止 する 附 則 この 要 綱 は 平 成 21 年 12 月 1 日 から 施 行 する 附 則 1 この 要 綱 は 平 成 25 年 4 月 1 日 から 施 行 する 2 この 要 綱 の 施 行 日 に 委 員 である 者 の 任 期 は この 要 綱 の 施 行 日 を 起 算 日 とする - 45 -

香 川 県 救 急 医 療 体 制 推 進 会 議 分 科 会 ( 香 川 県 メディカルコントロール 協 議 会 ) 委 員 名 簿 ( 順 不 同 ) 平 成 27 年 3 月 1 日 現 在 氏 名 所 属 役 職 名 林 正 作 香 川 県 医 師 会 副 会 長 ( 栗 林 病 院 副 院 長 ) 廣 瀬 友 彦 香 川 県 医 師 会 常 任 理 事 ( 広 瀬 病 院 院 長 ) 資 料 4 黒 田 泰 弘 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 救 命 救 急 センター 長 佐 々 木 和 浩 香 川 県 立 中 央 病 院 救 命 救 急 センター 部 長 大 谷 正 樹 さぬき 市 民 病 院 診 療 部 主 任 医 長 中 澤 亨 内 海 病 院 院 長 伊 藤 辰 哉 高 松 赤 十 字 病 院 救 急 科 部 長 北 浦 道 夫 香 川 労 災 病 院 副 院 長 長 町 顕 弘 三 豊 総 合 病 院 整 形 外 科 部 長 関 貫 聖 二 高 松 市 民 病 院 脳 神 経 外 科 診 療 部 長 岡 田 節 雄 坂 出 市 立 病 院 副 院 長 関 啓 輔 総 合 病 院 回 生 病 院 副 院 長 兼 救 急 センター 長 伊 藤 道 徳 白 川 洋 一 渡 邉 時 枝 藤 本 英 子 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 副 院 長 愛 媛 大 学 名 誉 教 授 元 総 合 病 院 回 生 病 院 病 院 長 香 川 県 教 育 委 員 弁 護 士 髙 島 眞 治 香 川 県 消 防 長 会 会 長 ( 高 松 市 消 防 局 長 ) 中 村 安 徳 高 松 市 消 防 局 消 防 防 災 課 長 髙 畑 治 海 丸 亀 市 消 防 本 部 防 災 課 副 課 長 藤 本 勝 也 坂 出 市 消 防 本 部 救 急 係 長 須 佐 美 高 広 小 豆 地 区 消 防 本 部 小 豆 島 消 防 署 長 東 原 秀 樹 香 川 県 健 康 福 祉 部 医 務 国 保 課 長 河 井 淳 香 川 県 危 機 管 理 総 局 危 機 管 理 課 長 - 46 -

資 料 5 香 川 県 メディカルコントロール 協 議 会 検 討 部 会 委 員 名 簿 ( 順 不 同 ) 平 成 27 年 3 月 1 日 現 在 氏 名 所 属 役 職 名 林 正 作 香 川 県 医 師 会 副 会 長 ( 地 域 医 療 機 構 りつりん 病 院 副 院 長 ) 廣 瀬 友 彦 香 川 県 医 師 会 常 任 理 事 ( 広 瀬 病 院 院 長 ) 関 啓 輔 総 合 病 院 回 生 病 院 副 院 長 救 急 センター 長 木 村 廷 和 総 合 病 院 回 生 病 院 麻 酔 科 課 長 佐 々 木 和 浩 香 川 県 立 中 央 病 院 救 命 救 急 センター 部 長 黒 田 泰 弘 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 救 命 救 急 センター 長 北 浦 道 夫 香 川 労 災 病 院 副 院 長 髙 木 雄 一 郎 国 家 公 務 員 共 済 組 合 連 合 会 高 松 病 院 心 臓 血 管 病 センター 長 吉 川 圭 坂 出 市 立 病 院 循 環 器 内 科 部 長 伊 藤 辰 哉 高 松 赤 十 字 病 院 救 急 科 部 長 辻 哲 平 国 立 病 院 機 構 高 松 医 療 センター 循 環 器 科 長 町 顕 弘 三 豊 総 合 病 院 整 形 外 科 部 長 中 村 丈 洋 田 中 宏 和 多 田 文 彦 香 川 大 学 医 学 部 脳 神 経 生 物 学 准 教 授 香 川 大 学 医 学 部 附 属 病 院 総 合 周 産 期 母 子 医 療 センター 准 教 授 四 国 こどもとおとなの 医 療 センター 救 急 部 長 伊 藤 嘉 信 香 川 県 立 丸 亀 病 院 精 神 科 部 長 吉 本 昭 総 合 病 院 回 生 病 院 救 急 科 部 長 濵 﨑 典 彦 高 松 市 消 防 局 消 防 防 災 課 課 長 補 佐 ( 救 急 救 命 士 ) 井 上 靖 高 松 市 消 防 局 消 防 防 災 課 救 急 救 助 係 長 ( 救 急 救 命 士 ) 山 地 宏 和 丸 亀 市 消 防 本 部 南 消 防 署 第 三 担 当 主 任 ( 救 急 救 命 士 ) 林 豊 茂 坂 出 市 消 防 本 部 消 防 署 救 急 係 長 ( 救 急 救 命 士 ) 鴨 井 隆 憲 善 通 寺 市 消 防 本 部 総 務 課 予 防 係 長 ( 救 急 救 命 士 ) 眞 鍋 浩 文 多 度 津 町 消 防 本 部 救 急 係 長 ( 救 急 救 命 士 ) 山 下 直 樹 三 観 広 域 行 政 組 合 消 防 本 部 消 防 防 災 課 救 急 救 助 係 長 ( 救 急 救 命 士 ) 大 屋 舗 達 哉 大 川 広 域 消 防 本 部 東 消 防 署 署 長 補 佐 ( 救 急 救 命 士 ) 田 村 桂 一 小 豆 地 区 消 防 本 部 消 防 防 災 課 副 主 幹 ( 救 急 救 命 士 ) 小 山 裕 二 仲 多 度 南 部 消 防 組 合 消 防 本 部 総 務 係 長 兼 第 2 救 急 係 長 ( 救 急 救 命 士 ) - 47 -

参 考 平 成 27 年 3 月 末 現 在 香 川 県 のメディカルコントロール 体 制 の 状 況 香 川 県 救 急 医 療 体 制 推 進 会 議 14 年 8 月 26 日 設 置 構 成 県 医 師 会 (2 名 ) 医 療 機 関 の 医 師 (12 名 ) 消 防 機 関 (5 名 ) 学 識 経 験 者 (2 名 ) 県 職 員 (2 名 ) ( 委 員 合 計 23 名 ) 役 割 救 急 医 療 体 制 の 整 備 についての 研 究 協 議 香 川 県 メディカルコントロール 協 議 会 ( 香 川 県 救 急 医 療 体 制 推 進 会 議 分 科 会 ) 平 成 14 年 11 月 29 日 設 置 構 成 ( 上 記 会 議 の23 名 ) 役 割 病 院 前 救 護 体 制 の 構 築 についての 研 究 協 議 消 防 法 第 35 条 の8の 協 議 会 としての 役 割 香 川 県 メディカルコントロール 協 議 会 検 討 部 会 19 年 12 月 7 日 設 置 構 成 県 医 師 会 (2 名 ) 救 急 等 専 門 医 (15 名 ) 消 防 本 部 救 急 担 当 者 (10 名 ) ( 委 員 合 計 27 名 ) 役 割 メディカルコントロールに 係 る 諸 問 題 の 具 体 的 な 調 査 検 討 - 48 -