- 1 - ⅰ. 公 的 給 付 を 活 用 した 事 例 株 式 会 社 ABC 従 業 員 40 名 (パート 含 む) 資 本 金 4000 万 円 設 立 1955 年 業 種 製 造 業 その 他 60 歳 以 上 は6 名 定 年 60 歳 公 的 給 付 を 活 用 しながら 賃 金



Similar documents
ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

Microsoft Word - 通達(参考).doc

Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と

スライド 1

Taro-H19退職金(修正版).jtd

定款

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

< F2D8ED089EF95DB8CAF939996A289C193FC91CE8DF42E6A7464>

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ

<4D F736F F D208C6F D F815B90A BC914F82CC91CE899E8FF38BB582C982C282A282C42E646F63>

老発第    第 号

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

<819A955D89BF92B28F BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

調査結果の概要

平 均 賃 金 を 支 払 わなければならない この 予 告 日 数 は 平 均 賃 金 を 支 払 った 日 数 分 短 縮 される( 労 基 法 20 条 ) 3 試 用 期 間 中 の 労 働 者 であっても 14 日 を 超 えて 雇 用 された 場 合 は 上 記 2の 予 告 の 手 続

●労働基準法等の一部を改正する法律案

<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

連合「改正高年齢者雇用安定法」に関する取り組みについて

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

公表表紙

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

Microsoft Word - 目次.doc

<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

所 得 税 と 住 民 税 の 税 率 表 所 得 税 と 住 民 税 の 税 率 は 以 下 の 通 りです 退 職 所 得 の 場 合 も この 税 率 表 を 使 います 1. 平 成 19 年 1 月 1 日 以 降 ( 所 法 891) 課 税 所 得 所 得 税 率 控 除 額 ~195

【労働保険事務組合事務処理規約】

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

< F2D A C5817A C495B6817A>

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

象 労 働 者 を 雇 入 れした 事 業 所 を 離 職 した 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 である 労 働 者 の 氏 名 離 職 年 月 日 離 職 理 由 が 明 らかにされた 労 働 者 名 簿 等 の 写 し 2 要 綱 第 9 条 第 2 項 第 1 号 アに 該 当 する 労

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

< DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

通 知 カード と 個 人 番 号 カード の 違 い 2 通 知 カード ( 紙 )/H27.10 個 人 番 号 カード (ICカード)/H28.1 様 式 (おもて) (うら) 作 成 交 付 主 な 記 載 事 項 全 国 ( 外 国 人 含 む)に 郵 送 で 配 布 希 望 者 に 交

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

資料2 年金制度等について(山下委員提出資料)

まえがき 高 齢 化 社 会 が 本 格 化 し 団 塊 の 世 代 の 退 職 時 期 を 向 かえ 高 年 齢 者 の 雇 用 継 続 を 義 務 付 けた 高 年 齢 者 雇 用 安 定 法 が 平 成 18 年 から 施 行 されます 豊 富 な 経 験 やノウハウを 持 つ 高 年 齢 者

FP知年金_-D-_[本文].indb

<4D F736F F F696E74202D E36816A984A93AD8C5F96F CC837C A815B C E707074>

厚 生 年 金 は 退 職 後 の 所 得 保 障 を 行 う 制 度 であり 制 度 発 足 時 は 在 職 中 は 年 金 を 支 給 しないこととされていた しかしながら 高 齢 者 は 低 賃 金 の 場 合 が 多 いと いう 実 態 に 鑑 み 在 職 者 にも 支 給 される 特 別

厚 生 年 金 基 金 制 度 の 概 要 公 的 年 金 たる 厚 生 年 金 の 一 部 を 国 に 代 わって 支 給 ( 代 行 給 付 )しており 当 該 支 給 を 行 うための 費 用 として 事 業 主 から 保 険 料 を 徴 収 している 加 えて 各 基 金 ごとに 上 乗 せ

平成21年9月29日

Microsoft Word - 制度の概要_ED.docx

大 田 区 保 育 従 事 職 員 宿 舎 借 り 上 げ 支 援 事 業 Q&A 目 次 Ⅰ 補 助 事 業 全 般 について P3~P4 Ⅱ 補 助 対 象 施 設 について P5 Ⅲ 補 助 対 象 職 員 について P6~P10 Ⅳ 補 助 対 象 経 費 について P11~P13 2

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

Microsoft Word 第1章 定款.doc

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

<6D33335F976C8EAE CF6955C A2E786C73>

2 1.ヒアリング 対 象 (1) 対 象 範 囲 分 類 年 金 医 療 保 険 雇 用 保 険 税 備 考 厚 生 年 金 の 資 格 喪 失 国 民 年 金 の 加 入 老 齢 給 付 裁 定 請 求 など 健 康 保 険 の 資 格 喪 失 国 民 健 康 保 険 の 加 入 健 康 保 険

Microsoft PowerPoint - 【資料5】社会福祉施設職員等退職手当共済制度の見直し(案)について

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

<6E32355F8D918DDB8BA697CD8BE28D C8EAE312E786C73>

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

基発第 号

第 8 条 本 協 議 会 における 研 修 は 以 下 のとおりとする (1) 座 学 研 修 農 業 講 座 や 先 進 農 家 視 察 など 農 業 経 営 基 礎 講 座 やその 他 担 い 手 のための 研 修 会 等 への 参 加 など 年 24 回 程 度 とする (2) 実 務 研

第 7 条 職 員 の 給 与 に 関 する 規 程 ( 以 下 給 与 規 程 という ) 第 21 条 第 1 項 に 規 定 す るそれぞれの 基 準 日 に 育 児 休 業 している 職 員 のうち 基 準 日 以 前 6 月 以 内 の 期 間 にお いて 在 職 した 期 間 がある 職

学校法人日本医科大学利益相反マネジメント規程

18 国立高等専門学校機構

<81696D373188A E58A77816A E93788D9191E5834B C8EAE82502E786C73>

Microsoft Word - 全国エリアマネジメントネットワーク規約.docx

<4D F736F F D208A7789EF8B4B96F189FC90B394C E37944E313393FA D89EF8FB A>


< C8EAE81698B4C93FC8FE382CC97AF88D38E968D CA8E86816A2E786C73>

特別徴収封入送付作業について

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

(2) 就 業 規 則 の 状 況 就 業 規 則 は 90.0%の 事 業 所 が 整 備 している このうち 就 業 規 則 を 周 知 している 事 業 所 は 84.0%で 周 知 の 方 法 ( 複 数 回 答 )については 常 時 掲 示 または 備 え 付 け が 最 も 多 く 64

m07 北見工業大学 様式①

るよう 工 事 打 合 せ 簿 ( 様 式 2)により 受 注 者 に 求 めます 5-1 理 由 書 ( 様 式 3)が 提 出 され 特 別 の 事 情 を 有 すると 認 めた 場 合 は 社 会 保 険 等 の 加 入 が 確 認 できる 書 類 を 提 出 するよう 工 事 打 合 せ 簿

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

<4D F736F F D2091E F18CB48D C481698E7B90DD8F9590AC89DB816A2E646F63>

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

賃 金 改 善 の 方 法 等 について ( 問 1) 厚 生 労 働 省 の 説 明 資 料 や 報 道 等 において 15,000 円 という 金 額 が 出 てきているが 15,000 円 を 上 回 る 賃 金 改 善 計 画 を 策 定 しなければ 本 交 付 金 による 助 成 を 受

(問)被用者保険の被扶養者に対する2年間の経過措置になる軽減額は、他の被保険者の保険料で補填すると考えてよいのか

16 日本学生支援機構

後 にまで 及 んでおり(このような 外 部 研 究 資 金 を 以 下 契 約 理 由 研 究 という ) かつ その 者 が 退 職 後 も 引 き 続 き 研 究 代 表 者 となることを 研 究 所 が 認 める 場 合 とし 理 事 室 の 命 を 受 けて 発 議 書 ( 別 に 定 め

一 覧 表 ( 専 従 者 用 ) YES NOチャート( 専 従 月 額 単 価 用 ) (P.4)を 参 考 にしてください < 直 接 雇 用 者 > 一 覧 表 ( 専 従 者 用 )の 単 価 は 委 託 期 間 中 に 継 続 して 半 年 以 上 当 該 AMED 事 業

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

2 前 項 に 定 める 日 に 支 給 する 給 与 は 総 額 給 与 を12 分 割 した 額 ( 以 下 給 与 月 額 という ) 扶 養 手 当 住 居 手 当 通 勤 手 当 単 身 赴 任 手 当 寒 冷 地 手 当 及 び 業 績 手 当 並 びに 前 月 分 の 超 過 勤 務

社会保険の加入に関する下請指導ガイドラインの改訂等について


入札公告 機動装備センター

<4D F736F F D2095BD90AC E ED957D977B8ED28E918A6982C982C282A282C42E646F63>

Transcription:

2013 年 6 月 15 日 高 年 齢 者 雇 用 確 保 充 実 奨 励 金 事 業 高 齢 者 雇 用 に 関 するレポート 60 歳 以 上 の 処 遇 検 討 事 例 編 ⅰ 公 的 給 付 を 活 用 した 事 例 01 背 景 02 高 年 齢 者 の 働 き 方 検 討 03 再 雇 用 後 の 労 働 条 件 決 定 プロセス 参 考 1 公 的 給 付 参 考 2 労 働 時 間 と 社 会 保 険 04 法 改 正 への 対 応 ⅱ 貢 献 や 力 量 を 重 視 した 事 例 01 背 景 02 本 人 の 希 望 をヒアリング 03 役 割 に 応 じた 賃 金 参 考 1 一 般 的 な 賃 金 の 決 め 方 04 検 討 すべき 課 題 参 考 2 X 運 輸 事 件 05 今 後 の 課 題 参 考 3 法 改 正 概 略 05 今 後 の 課 題

- 1 - ⅰ. 公 的 給 付 を 活 用 した 事 例 株 式 会 社 ABC 従 業 員 40 名 (パート 含 む) 資 本 金 4000 万 円 設 立 1955 年 業 種 製 造 業 その 他 60 歳 以 上 は6 名 定 年 60 歳 公 的 給 付 を 活 用 しながら 賃 金 支 給 へ 01 背 景 60 歳 以 上 の 高 年 齢 者 ( 再 雇 用 者 )に 対 し 各 社 はどのように 給 与 支 給 しているのか 世 間 状 況 を 確 認 しつつ 60 歳 以 上 の 賃 金 を 構 築 したい 現 在 は 行 き 当 たりばったりの 対 応 となっている 02 高 年 齢 者 の 働 き 方 の 検 討 次 の 考 察 を 経 て 公 的 給 付 の 活 用 を 前 提 に 高 年 齢 者 を 雇 用 していくことが 決 定 した 1 各 社 の 対 応 について( 世 間 状 況 ) 大 きく2つに 分 かれます a. 公 的 給 付 を 最 大 限 に 受 給 することを 前 提 に 賃 金 を 決 定 する 方 法 b. 公 的 給 付 を 前 提 にせず 会 社 の 支 給 ルールをもって 賃 金 を 決 定 する 方 法 2 対 応 の 選 択 a.のメリットは 会 社 にとっては 給 与 を 抑 えることができる 点 給 与 を 抑 えると 公 的 給 付 が 支 給 され 抑 えた 分 の 補 填 を 公 的 給 付 として 受 け 入 れ 収 入 レベルを 大 きく 変 えずに 社 員 を 雇 用 できることとなります デメリットは 公 的 給 付 制 度 がやや 複 雑 なので 社 員 に 対 し 説 明 を 要 する 点 このプロ セスを 経 ないと 会 社 が 一 方 的 に 給 与 を 設 定 したものと 誤 解 されることがあります また 社 員 の 年 金 受 給 額 を 会 社 が 把 握 できていないと 年 金 を 考 慮 にした 給 与 シミュ レーションが 不 可 能 となります よってプライバシーともいえる 年 金 受 給 額 を 社 員 から 聞 き 出 さなければならない 点 がやや 厄 介 となります また 残 業 手 当 や 夜 勤 手 当 等 の 変 動 給 与 が 発 生 すると 当 初 想 定 していた 公 的 給 付 と 実 態 が 合 わない 面 が 生 ずる 点 もデメリットに 挙 げられます

- 2 - b.のメリットは 制 約 なく 自 由 に 社 員 の 賃 金 を 設 定 できる 点 にあります デメリット としては 基 準 の 設 定 が 自 由 であるがゆえ 支 給 基 準 が 曖 昧 だと 合 理 的 な 支 給 根 拠 が 説 明 できなくなり 社 員 の 納 得 感 が 得 られなくなる 点 が 挙 げられます 今 後 公 的 給 付 の 一 つである 在 職 老 齢 年 金 の 支 給 がなくなり bによる 賃 金 設 計 をす ることが 望 まれます ゆえに この 機 会 に 一 定 の 賃 金 支 給 基 準 を 整 備 しておく 必 要 があ ると 考 えられます 03 再 雇 用 後 の 労 働 条 件 決 定 プロセス 1 定 年 の 半 年 前 に 本 人 へ 定 年 後 の 勤 務 希 望 の 有 無 勤 務 日 数 勤 務 時 間 を 会 社 の 要 望 と 本 人 の 要 望 とを 擦 り 合 わせしていくようにしました 2 少 なくとも 定 年 の3か 月 前 には 労 働 時 間 等 を 決 定 しました すなわち 嘱 託 社 員 時 給 制 雇 用 期 間 1 年 間 等 を 確 定 させます また 賃 金 決 定 に 際 し シミュレーションを 実 施 します ( 公 的 給 付 ( 在 職 老 齢 年 金 と 雇 用 継 続 給 付 )を 意 識 し 人 件 費 がもっとも 合 理 的 に 支 給 できる 賃 金 額 を 決 定 します) 再 雇 用 までのフロー 59 歳 より 前 再 雇 用 基 準 等 の 周 知 1 年 前 59 歳 11 年 後 に60 歳 を 迎 える 社 員 へ 退 職 日 を 伝 える 再 雇 用 等 基 準 の 確 認 2 働 く 希 望 の 確 認 6カ 月 前 59 歳 6カ 月 労 働 条 件 の 提 示 賃 金 労 働 時 間 職 務 内 容 役 職 等 合 意 雇 用 契 約 の 締 結 60 歳 再 雇 用 スタート

-3- 参考① 公的給付 在職老齢年金 雇用継続給付 在職老齢年金とは 給与との関係でカットされた年金のこと 60歳台前半の在職老齢年金のしくみ イメージ 年 ここの部分の 支給停止 金 1 2をカット 月 額 支給 賞与 総 報 過去1年の 28万円 月平均額 酬 月 標 額 準 相 報 当 酬 額 月 額 雇用継続給付とは 60 歳前に比べて大きく給与が下がった時に支給される給付のこと 雇用継続給付 支給要件 雇用保険加入期間 継続して5年以上あること 基本手当を受給したことがある場合は受給ごの期間が5年以上あること 給与 60歳以後の給与が 60歳到達時賃金 の75 未満に低下していること その他 支給対象月の初日から末日まで雇用保険に加入していること 支給額 60歳到達時賃金の75 以上 60歳到達時賃金の61 75 60歳到達時賃金の61 以下 不支給 給与の低下に従い増加 給与の15 例 38万円だった給与の人 60歳以後20万円 20万円の15 の3万円が支給 支給注意 通勤手当や残業手当も含めて計算される 支給額は実際に支払われた給与に基づいて計算されること 60歳到達時賃金には上限があること 上限450,600円 H24.8.1改正 在職老齢年金と雇用継続給付を考えて支給 6割前後で手取りが最も増える賃金 高年齢雇用継続給付が過去の給与の61 が最も高い率という性質あり 蕨商工会議所

- 4 - 参 考 2 労 働 時 間 と 社 会 保 険 社 会 保 険 への 加 入 は 以 下 の 表 のとおり 労 働 時 間 との 相 関 関 係 があります 再 雇 用 者 の 個 別 の 事 情 に 応 じ 柔 軟 な 働 き 方 を 設 定 していく 必 要 労 働 時 間 社 会 保 険 関 係 労 働 保 険 保 険 料 率 保 険 雇 用 労 災 被 保 険 者 事 業 主 合 計 1 週 間 の 労 働 時 間 が 20 時 間 未 満 - 3.05/1000 3.05/1000 1 週 間 の 労 働 時 間 20 時 間 以 上 かつ 所 定 労 働 時 間 が 一 般 従 業 員 の4 分 5/1000 11.55/1000 16.55/1000 の3 未 満 所 定 労 働 時 間 が 一 般 従 業 員 の4 分 の3 以 上 146.28/1000 154.33/1000 300.61/1000 雇 用 保 険 は 一 般 を 健 康 保 険 は 協 会 けんぽ( 埼 玉 ) を 適 用 した 04 法 改 正 への 対 応 継 続 雇 用 制 度 の 対 象 者 を 限 定 できる 仕 組 みが 廃 止 ( 概 略 は 以 下 の 参 考 3 参 照 ) されました 法 改 正 に 対 応 するため 経 過 措 置 としてH37 年 まで 再 雇 用 者 の 選 別 基 準 制 度 を 導 入 しました なお 別 途 再 雇 用 規 程 を 策 定 し 社 員 に 周 知 しま した 参 考 3 法 改 正 概 略 1 現 行 法 では 65 歳 まで 継 続 的 に 雇 用 するチャンスを 与 えなければならないが 継 続 するかどうかは 労 使 協 定 で 基 準 を 定 めることができる という 定 めがありましたが 法 改 正 により 希 望 があれば 原 則 として 継 続 雇 用 しなければならないこととなりました ただし 急 に 制 度 を 変 えることは 困 難 となるので 平 成 37(2025) 年 3 月 までの 12 年 間 については 労 使 協 定 による 基 準 により 対 象 者 を 限 定 することが 可 能 という 経 過 措 置 ができました 2 公 的 年 金 ( 厚 生 年 金 )の 支 給 開 始 年 齢 の 引 上 げにより 現 在 の 高 年 齢 者 雇 用 制 度 の ままでは 平 成 25(2013) 年 度 には 60 歳 定 年 以 降 継 続 雇 用 を 希 望 したとしても

- 5 - 雇 用 が 継 続 されず また 年 金 も 支 給 されないことにより 無 収 入 となる 者 が 生 じる 可 能 性 があります この 経 過 措 置 による 年 齢 引 上 げのスケジュールは 特 別 支 給 の 労 働 厚 生 年 金 ( 報 酬 比 例 部 分 )における 男 性 の 支 給 開 始 年 齢 の 引 上 げスケジュールと 完 全 に 一 致 しています すなわち 年 金 が 支 給 されるまでの 間 は 希 望 者 全 員 を 対 象 とする 継 続 雇 用 制 度 を 導 入 しなければらないが いったん 年 金 が 支 給 された 以 降 は 現 行 通 り 選 定 基 準 に 基 づ き 対 象 者 を 選 別 することができます 05 今 後 の 課 題 公 的 給 付 を 第 一 義 として 賃 金 設 計 すると 能 力 が 高 い 社 員 に 対 しても 賃 金 を 大 幅 に 減 額 する こととなります 賃 金 が 下 がることに 合 理 的 な 理 由 がある 場 合 社 員 は 許 容 するものと 思 われますが そうでない 場 合 は 不 満 になるものと 推 測 できます 仮 に 役 割 労 働 時 間 責 任 等 が 従 前 より 減 少 している または 一 部 減 少 しているものであれ ば 合 理 的 に 下 げられるが そうでない 場 合 は 不 満 の 温 床 になるものと 解 されます このよう な 背 景 を 理 解 し 賃 金 等 労 働 条 件 を 十 分 に 説 明 していく 必 要 があります また 今 後 は 法 改 正 により 平 成 25 年 4 月 以 降 に 在 職 老 齢 年 金 が 受 給 できない 継 続 雇 用 者 が 顕 在 化 します 社 内 においては 年 金 が 受 給 できる 継 続 雇 用 者 と 受 給 できない 継 続 雇 用 者 が 生 じます 継 続 雇 用 後 の 賃 金 が 定 年 前 の 60%になるのであれば なぜ 60%となる のか 上 記 のとおり 社 員 にはしっかりと 説 明 していくことが 必 要 となります

- 6 - ⅱ. 貢 献 や 力 量 を 重 視 した 事 例 株 式 会 社 いろは 従 業 員 50 名 (パート 含 む) 資 本 金 4000 万 円 設 立 1960 年 業 種 製 造 業 その 他 60 歳 以 上 は8 名 定 年 60 歳 高 年 齢 者 に 対 し 貢 献 に 応 じ 給 与 を 支 払 っていきたい 役 割 に 応 じて 賃 金 を 払 っていきたい その 結 果 モチベーションが 高 まり 高 年 齢 者 も 戦 力 になり 続 けてほしい 01 背 景 60 歳 に 到 達 した 社 員 に 対 し 定 年 をきっかけに 一 律 40%の 賃 金 カットを 実 施 してきまし た 1 年 前 にも 同 様 に 第 一 線 の 部 長 職 の 定 年 をきっかけに 再 雇 用 し 賃 金 を 切 り 下 げ 処 遇 を 開 始 したところ 本 人 のモチベーションが 一 気 に 低 下 し 重 責 である 部 長 職 を 全 う しなくなってしまった その 結 果 組 織 が 一 部 機 能 しなくなる 事 件 に 発 展 しました この ような 事 件 を 繰 り 返 さないよう 重 責 である 任 務 を 引 き 続 き 果 たしてもらうためには ど のような 処 遇 をしていけばよいか 02 本 人 の 希 望 をヒアリング 継 続 雇 用 希 望 者 に 対 して 定 年 後 に 働 き 方 をヒアリングしていくようにしました 特 に 以 下 を 確 認 していくようにしました 1 本 人 の 労 働 条 件 の 希 望 と 会 社 の 希 望 を 確 認 しあう 2 今 まで 通 り 責 任 と 権 限 をもち 働 きたい 役 割 を 低 減 したい 旅 行 等 ゆっくりした い 等 の 希 望 を 確 認 しておく 03 役 割 に 応 じた 賃 金 60 歳 以 上 の 高 年 齢 者 は どのような 役 割 があるのか 整 理 をしました 役 割 と 賃 金 をリンクさせることにより なぜその 賃 金 なのか 明 確 にしました 役 割 例 役 職 目 標 責 任 育 成 ( 技 能 伝 承 ) 労 働 時 間 等 級 転 勤 出 向 残 業 人 事 考 課 者 等

- 7 - 参 考 1 一 般 的 な 賃 金 の 決 め 方 一 般 的 には 次 の(a)~(c)をもって 賃 金 決 定 していく (a) 業 務 の 内 容 責 任 人 材 活 用 の 仕 組 み (b) 労 働 時 間 数 (c) 減 額 の 幅 04 検 討 すべき 課 題 1 賃 金 を 下 げる 理 由 はあるか 60 歳 に 到 達 したからといって 大 幅 に 賃 金 を 下 げていく 理 由 はあるのか という 点 を 検 討 しました 従 業 員 数 が 少 ない 中 小 企 業 において 人 材 がすべて という 経 営 者 も 少 なくない その 中 小 企 業 で 賃 金 を 下 げることは モチベーションのダウンを 招 き 事 例 のようなインパクトを 引 き 起 こします 賃 金 を 下 げる 場 合 は なぜ 下 げるのか 明 確 にして 決 定 していきたい 今 回 は 役 割 と 賃 金 を 明 確 に 関 係 づけました 2 若 返 りを 図 りたい 第 一 線 で 勤 務 している 高 年 齢 社 員 が そのまま 第 一 線 に 在 籍 し 続 けることは 組 織 維 持 の 観 点 からあまり 歓 迎 すべきことではない そのため 第 一 線 監 督 者 についての 目 標 は 次 の 監 督 者 を 育 てることとしました す なわち 自 分 の 代 わりになるスタッフを 育 成 していくことを 最 大 の 目 標 に 設 定 しました 必 然 的 に 人 事 考 課 の 要 素 としては 目 標 管 理 制 度 において 部 下 育 成 を 業 務 の 中 心 に 据 えるようにしました 参 考 2 X 運 輸 事 件 ( 大 阪 高 判 平 22 9 14 労 経 速 2091 号 7 頁 奈 良 地 裁 平 22 3 18 労 経 速 同 号 23 頁 ) 定 年 後 再 雇 用 された 原 告 が 再 雇 用 後 の 給 与 が 正 社 員 当 時 の 給 与 と 比 べ 極 めて 低 額 で あることが 違 法 であるとしてその 差 額 を 求 めた 事 案 大 阪 高 裁 は 原 審 である 奈 良 地 裁 と 同 様 原 告 を 退 けました その 理 由 として 再 雇 用 後 の 賃 金 は 正 社 員 当 時 の 54.6% と 両 者 の 賃 金 の 格 差 は 軽 視 できないが 問 題 はこれが 高 年 齢 者 雇 用 安 定 法 の 趣 旨 を 無 に するないし 逸 脱 する 程 度 に 達 しており 看 過 し 難 いものとして 公 序 良 俗 といえるかであ るとし 他 社 の 扱 いをみても 再 雇 用 制 度 を 導 入 している 企 業 の 44.4%が 定 年 到 達 時 の 年 収 の6 7 割 また 20.4%の 企 業 が 半 分 程 度 を 予 定 して 制 度 設 計 していること 高 年 齢 雇 用 安 定 法 9 条 1 項 の 規 定 については 私 法 的 効 力 ( 強 行 法 規 性 )は 認 められな いが その 点 はさておき 再 雇 用 後 の 賃 金 額 は 確 かに 正 社 員 より 後 退 した 内 容 ではある が 同 法 の 予 定 する 制 度 枠 組 み 範 囲 内 であり その 範 囲 内 では 同 法 の 趣 旨 として 期 待 される 定 年 後 の 雇 用 の 一 定 の 安 定 性 が 確 保 される 道 も 開 かれたと 評 価 することも 可 能 であって 公 序 良 俗 に 違 反 していると 認 めることはできないと 判 断 した

- 8-05 今 後 の 課 題 再 雇 用 後 の 高 年 齢 者 に 対 し 役 割 と 賃 金 の 整 理 はできましたが 組 織 が 必 要 としている 高 年 齢 者 に 対 しては 賃 金 をあまり 下 げないので 今 までのように 人 件 費 が 減 少 しません また 若 返 りを 期 待 していますが 人 材 が 育 成 できているかどうか 不 安 が 残 る 状 況 です この 点 に 留 意 し 日 々 観 察 していかなければなりません 以 上 問 題 を 未 然 に 防 ぐために 確 認 していきましょう ご 質 問 受 け 付 けシート 以 下 の 内 容 は 高 齢 者 処 遇 を 考 える 上 で 必 要 な 項 目 です まずは 該 当 項 目 にレ 点 をつけていただき FAX にて 御 返 送 ください 具 体 的 な 相 談 をお 承 りします 中 澤 行 FAX 048-444-1785 内 容 Yes 就 業 規 則 がなく 高 齢 者 処 遇 も 含 めて 不 安 に 感 じている 定 年 の 定 めがあいまいで 不 安 に 感 じている 高 齢 者 に 対 して 給 与 をどのように 支 払 ったらよいか 分 からない 高 齢 者 処 遇 に 対 して 国 からの 助 成 金 をもらって 雇 用 していきたい 助 成 金 を 活 用 して 定 年 延 長 を 実 施 したい 高 齢 者 の 働 き 方 等 を 見 直 し その 人 にあった 雇 用 をしていきたい その 他 様 々な 問 題 があるので 個 別 相 談 を 希 望 したい