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Transcription:

平 成 27 年 度 いじめ 不 登 校 対 応 研 修 学 校 におけるいじめの 現 状 と その 対 応 の 在 り 方 大 分 教 育 庁 生 徒 指 導 推 進 室 1

本 日 の 内 容 1. いじめ の 理 解 2. 大 分 内 の 状 況 について 3.いじめの 対 応 について 4.おわりに 2

1. いじめ の 理 解 3

いじめはどの 子 どもにも 起 こりうる 出 典 : 国 立 教 育 政 策 研 究 所 生 徒 指 導 研 究 セン ター いじめ 追 跡 調 査 2010-2012 いじめQ &A 2013 年 6 月 被 害 者 は 入 れ 替 わり 続 け 最 終 的 に6 回 とも 週 に1 回 以 上 の 被 害 経 験 を 訴 えた 生 徒 は714 名 中 わずか1 名 ( 全 体 の0.14%) 被 害 が6 回 とも ぜんぜん なかった と 回 答 した 生 徒 は205 名 ( 全 体 の28.7%)しかない 4

いじめはどの 子 どもにも 起 こりうる 被 害 経 験 人 数 加 害 経 験 人 数 被 害 加 害 経 験 ともに 両 者 が 驚 くほど 酷 似 している どちらも 特 定 の 児 童 生 徒 に 偏 ることなく 入 れ 替 わるためにこのような 数 値 になると 考 えられる 5

いじめ 事 件 いじめに 関 する 重 要 な 事 件 1986 年 中 野 富 士 見 中 学 生 いじめ 自 殺 事 件 1993 年 山 形 マット 死 事 件 2000 年 名 古 屋 中 学 生 5000 万 円 恐 喝 事 件 2007 年 滝 川 高 校 いじめ 自 殺 事 件 (4 人 逮 捕 学 校 裏 サイト) 2009 年 多 摩 川 高 校 生 水 死 事 件 ( 川 で 溺 れる 様 子 を 動 画 撮 影 ) 2010 年 大 津 市 中 学 生 いじめ 自 殺 事 件 文 部 科 学 省 いじめ 緊 急 調 査 による 重 大 事 案 (H24.11.22) 生 命 や 身 体 の 安 全 が 脅 かされるような 重 大 事 態 278 件 ( 小 学 校 62 件 中 学 校 170 件 高 校 41 件 特 別 支 援 5 件 ) 6

参 考 いじめ 防 止 対 策 推 進 法 施 行 後 の 自 殺 1 平 成 25 年 11 月 福 岡 高 3 男 子 2 平 成 26 年 1 月 山 形 中 1 女 子 3 1 月 長 崎 中 3 男 子 4 2 月 広 島 高 1 男 子 5 2 月 兵 庫 中 2 男 子 調 査 決 定 6 5 月 岩 手 中 2 男 子 調 査 決 定 7 5 月 滋 賀 中 2 男 子 未 遂 8 7 月 青 森 高 2 女 子 可 能 性 あり 9 7 月 東 京 都 中 学 男 子 10 8 月 愛 知 小 6 女 児 11 8 月 東 京 都 中 1 男 子 不 明 12 8 月 愛 知 中 2 女 子 不 明 13 9 月 東 京 都 小 6 女 児 14 9 月 新 潟 中 2 男 子 不 明 15 9 月 福 島 小 5 女 児 不 明 7

岩 手 矢 巾 町 の 中 学 2 年 生 の 自 殺 後 に 関 する 経 過 月 日 出 来 事 7 月 5 日 ( 日 ) 午 後 7 時 半 ごろ 矢 巾 駅 の 線 路 内 で 普 通 列 車 にひかれ 死 亡 7 月 6 日 ( 月 ) 学 校 側 が 初 めて 生 活 ノート の 内 容 を 確 認 する 7 月 7 日 ( 火 ) 学 校 はいじめがなかったどうか 調 査 を 開 始 臨 時 保 護 者 会 を 行 う 7 月 8 日 ( 水 ) 生 活 ノートに 死 にたい などという 記 述 があることが 報 道 される 7 月 12 日 ( 日 ) 父 親 が 警 紫 波 署 を 訪 れ 被 害 届 を 提 出 し 真 相 究 明 を 願 い 出 る 7 月 16 日 ( 木 ) 学 校 調 査 アンケートに 対 して 445 人 中 約 60 人 が いじめを 見 聞 きし た と 回 答 したことがわかる 7 月 24 日 ( 金 ) 警 紫 波 署 が 村 松 さんの 同 級 生 らから 経 緯 の 聞 き 取 りを 始 める 7 月 26 日 ( 日 ) 学 校 は いじめが6 件 あったことを 父 親 に 報 告 臨 時 保 護 者 集 会 父 親 が4 名 の 同 級 生 を 暴 行 などの 容 疑 で 刑 事 告 訴 する 7 月 27 日 ( 月 ) 臨 時 全 校 集 会 を 行 い いじめが 自 殺 の 一 因 であることを 生 徒 に 報 告 8

2. 大 分 内 の 状 況 について 9

平 成 25 年 度 いじめの1000 人 当 たり 認 知 件 数 都 道 府 比 較 100.0 99.8 90.0 80.0 70.0 69.2 71.5 72.0 60.0 50.0 40.0 30.0 20.0 21.4 10.0 10.6 6.5 6.6 6.0 0.0 1.2 13.7 9.0 5.8 3.8 31.2 8.17.8 7.8 9.2 5.5 5.8 22.4 5.9 12.9 10.9 13.2 5.9 7.8 5.2 4.6 8.2 23.7 全 国 平 均 13.4 件 2.4 4.4 4.6 5.9 7.1 6.9 3.6 2.4 4.4 2.6 2.3 北 青 岩 宮 秋 山 福 茨 栃 群 埼 千 東 神 新 富 石 福 山 長 岐 静 愛 三 滋 京 大 兵 奈 和 鳥 島 岡 広 山 徳 香 愛 高 福 佐 長 熊 大 宮 鹿 沖 海 森 手 城 田 形 島 城 木 馬 玉 葉 京 奈 潟 山 川 井 梨 野 阜 岡 知 重 賀 都 阪 庫 良 歌 取 根 山 島 口 島 川 媛 知 岡 賀 崎 本 分 崎 児 縄 道 都 川 府 府 山 島 12.1 19.1 27.1 2.8 10

いじめの 認 知 件 数 について (1000 人 あたり) 九 州 で 大 分 は 何 位 でしょうか? 第 3 位 全 国 で 大 分 は 何 位 でしょうか? 第 6 位 1000 人 当 りの 認 知 件 数 大 分 27.1 件 全 国 13.4 件 最 多 : 京 都 府 99.8 件 最 少 : 福 島 1.2 件 いじめの 認 知 件 数 大 分 3,496 件 (-243 件 ) 全 国 185,803 件 (-12,306 件 ) 11

いじめの 認 知 件 数 ( 大 分 国 公 私 立 ) 小 学 校 中 学 校 高 等 学 校 3000 2500 2000 2354 2479 1500 1000 1509 1479 878 904 1366 824 1119 832 500 0 264 151 172 201 185 H21 H22 H23 H24 H25 12

いじめの 解 消 率 について 60% 70% 80% 90% 100% 北 海 道 青 森 岩 手 宮 城 秋 田 山 形 福 島 茨 城 栃 木 群 馬 埼 玉 千 葉 東 京 都 神 奈 川 新 潟 富 山 石 川 福 井 山 梨 長 野 岐 阜 静 岡 愛 知 三 重 滋 賀 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 奈 良 和 歌 山 鳥 取 島 根 岡 山 広 島 山 口 徳 島 香 川 愛 媛 高 知 福 岡 佐 賀 長 崎 熊 本 大 分 宮 崎 鹿 児 島 沖 縄 93.9% 95.0% 83.2% 95.1% 88.5% 72.2% 80.6% 89.8% 85.6% 86.4% 92.7% 83.0% 87.4% 67.9% 75.8% 86.6% 75.6% 95.7% 83.2% 83.8% 79.4% 74.4% 81.0% 92.0% 95.0% 93.7% 83.5% 85.3% 85.7% 94.9% 84.7% 70.6% 96.1% 80.7% 92.7% 85.5% 91.9% 96.2% 80.9% 89.9% 86.1% 85.7% 96.9% 84.4% 96.3% 96.5% 81.6% 13

いじめの 解 消 率 について 九 州 で 大 分 は 何 位 でしょうか? 第 7 位 全 国 で 大 分 は 何 位 でしょうか? 第 30 位 いじめの 解 消 率 大 分 84.4% 全 国 88.1% 14

90% いじめ の 解 消 率 ( 大 分 公 立 小 中 学 校 ) 85% 80% 75% 70% 74.5% 77.3% 71.7% 71.9% 73.4% 74.4% 70.8% 73.7% 72.0% 79.0% 78.5% 77.6% 85.0% 84.4% 84.0% 解 消 率 ( 小 ) 解 消 率 ( 中 ) 解 消 率 ( 小 中 ) 65% 66.4% 目 標 値 60% 65.5% 62.6% 55% 50% 平 成 20 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度 15

平 成 18 年 10 月 19 日 文 部 科 学 省 初 等 教 育 局 長 通 知 によると 2 いじめを 許 さない 学 校 づくりについて (3)いじめが 解 消 したとみられる 場 合 でも 教 職 員 の 気 づかないところで 陰 湿 ないじめが 続 いていることも 少 なくないことを 認 識 し その 時 の 指 導 により 解 決 したと 即 断 することなく 継 続 して 十 分 な 注 意 を 払 い 折 に 触 れて 必 要 な 指 導 を 行 うこと 16 ちなみに! 一 定 の 解 消 が 図 られた が 継 続 支 援 中 認 知 件 数 に 対 する 割 合 は 11.6%で 全 国 22 位 です

(4)いじめの 態 様 ( 大 分 ) 複 数 回 答 区 分 特 別 支 援 小 学 校 中 学 校 高 等 学 校 学 校 計 冷 やかしやからかい 悪 口 や 脅 し 文 句 いや 1 なことを 言 われる 65.3% 65.9% 62.5% 50.0% 65.3% 2 仲 間 はずれ 集 団 による 無 視 をされる 23.5% 20.4% 25.0% 50.0% 22.9% 軽 くぶつかられたり 遊 ぶふりをして 叩 かれ 3 たり 蹴 られたりする 22.2% 15.7% 22.3% 50.0% 20.7% ひどくぶつかられたり 叩 かれたり 蹴 られた りする 5.7% 8.3% 3.8% 0.0% 6.2% 金 品 をたかられる 0.6% 1.8% 5.4% 0.0% 1.2% 金 品 を 隠 されたり 盗 まれたり 壊 されたり 捨 てられたりする いやなことや 恥 ずかしいこと 危 険 なことをさ れたり させられたりする パソコンや 携 帯 電 話 等 で 誹 謗 中 傷 やいや なことをされる 8.9% 6.4% 4.9% 50.0% 8.0% 6.8% 6.3% 10.3% 50.0% 6.9% 0.4% 10.3% 10.9% 4.3% 3.3% その 他 3.3% 4.3% 4.3% 50.0% 3.6% 17

平 成 25 年 度 いじめの 学 年 別 男 女 別 認 知 件 数 350 300 250 200 150 299 253 254 260 203 214 176 141 204 202 181 169163 155 142 144 大 分 公 立 小 中 高 等 学 校 男 子 女 子 100 50 75 75 52 46 34 23 1217 18 0 小 1 小 2 小 3 小 4 小 5 小 6 中 1 中 2 中 3 高 1 高 2 高 3

いじめられた 児 童 生 徒 の 相 談 状 況 H25 年 度 いじめられた 児 童 生 徒 の 相 談 状 況 誰 にも 相 談 していない 14% 1% 11% 14% 38% 学 級 担 任 に 相 談 学 級 担 任 以 外 養 護 教 諭 に 相 談 16% 5% 11% SC 等 の 相 談 員 に 相 談 相 談 機 関 に 相 談 保 護 者 や 家 族 等 1% 3% どうすればいいでしょうか? 相 談 機 関 に 相 談 1% 友 人 に 相 談 19

3.いじめの 対 応 について 20

いじめ 防 止 対 策 推 進 法 までの 経 緯 24 年 7 月 滋 賀 大 津 市 の 自 殺 事 案 報 道 25 年 2 月 教 育 再 生 実 行 会 議 第 1 次 提 言 25 年 6 月 いじめ 防 止 対 策 推 進 法 の 成 立 21

教 育 再 生 実 行 会 議 第 1 次 提 言 社 会 総 がかりでいじめに 対 峙 して いくための 基 本 的 な 理 念 や 体 制 を 整 備 する 法 律 の 制 定 が 必 要 22

いじめ 防 止 対 策 推 進 法 平 成 25 年 9 月 28 日 施 行 いじめ 自 殺 の 悲 劇 を 繰 り 返 さない いじめをなくしたい いじめはよくないことなので みんなでや めよう 社 会 全 体 で 取 り 組 んでいこう! という 願 いからできた 法 律! 23

いじめの 定 義 (いじめ 防 止 対 策 推 進 法 第 2 条 ) この 法 律 において いじめ とは 児 童 生 徒 に 対 して 当 該 児 童 等 が 在 籍 する 学 校 に 在 籍 している 等 当 該 児 童 等 と 一 定 の 人 的 関 係 にある 他 の 児 童 等 が 行 う 心 理 的 又 は 物 理 的 な 影 響 を 与 える 行 為 (インター ネットを 通 じて 行 われるものを 含 む )で あって 当 該 行 為 の 対 象 となった 児 童 等 が 心 身 の 苦 痛 を 感 じているものをいう 24

いじめ 防 止 対 策 推 進 法 が 定 める 学 校 の 義 務 25

いじめ 防 止 基 本 方 針 の 策 定 ( 第 13 条 ) 各 学 校 でいじめ 防 止 基 本 方 針 を 定 めることが 義 務 づけられている いじめを 許 さない! いじめを 隠 蔽 しない! いじめとしっかりと 向 き 合 う など 26

学 校 は 加 害 者 に 対 して 責 任 追 及 を 行 う 場 ではなく 教 育 の 場 であ ることを 忘 れてはいけません 27

早 期 発 見 の 措 置 ( 第 16 条 ) 定 期 的 な 調 査 相 談 体 制 の 整 備 第 22 条 ( 組 織 の 設 置 ) 各 学 校 でいじめ 防 止 基 本 方 針 を 定 めることが 義 務 づけら れている 28

いじめか 否 かの 判 断 は? いじめられた 児 童 生 徒 の 立 場 に 立 つことが 必 要 なぜならば いじめは 心 に 傷 を 負 わせる 行 為 被 害 は 被 害 者 の 内 面 ほかの 人 間 が 外 からの 判 断 は 容 易 でない 29

学 校 が いじめ 通 報 の 窓 口 です 児 童 等 の 相 談 に 応 じる 者 及 び 児 童 等 の 保 護 者 は 相 談 を 受 けて いじめがあると 思 われる 時 は 通 報 その 他 適 切 な 措 置 を 講 じる いじめ かなと 思 ったら 学 校 に 通 報 してください ( 第 23 条 いじめに 対 する 措 置 ) 学 校 は 速 やかにいじめの 事 実 の 有 無 を 確 認 するための 措 置 をし 結 果 を 当 該 学 校 の 設 置 者 に 報 告 する 30

学 校 で 冷 やかさ れたり 無 視 さ れるんです(>_<) 相 談 所 いじめの 事 実 が あると 思 われる! い じ め の 相 談 を 受 け ま し た 31

エピソード1 昼 休 みに ある 生 徒 が 話 を 聞 いてください と 言 ってきた 話 を 聞 いていく 中 で 誰 にも 言 わないで 秘 密 にして といった 言 葉 が 出 たときに みなさんはどのように 対 処 しますか? 32

一 人 で 抱 え 込 まないこと じっくり 話 を 聞 いたうえで この 問 題 はどうしても 他 の 先 生 方 と 協 力 して 解 決 していく 必 要 がある と 伝 え 生 徒 の 了 承 を 得 ることも 一 つの 方 法 1 学 校 は 一 人 の 生 徒 に 複 数 の 教 員 が 関 わる 2 守 秘 義 務 を 盾 に 教 育 的 関 わりの 内 容 や 生 徒 の 情 報 が 閉 ざされると 学 校 としての 働 きかけに 矛 盾 や 混 乱 が 生 じる 3 結 果 として 生 徒 保 護 者 を 混 乱 に 巻 き 込 む 可 能 性 が ある 33

組 織 的 ないじめ 対 応 の 流 れ 情 報 を 集 める いじめ 情 報 教 職 員 児 童 生 徒 保 護 者 地 域 住 民 そ の 他 から 組 織 に 情 報 を 集 める いじめを 発 見 したら すぐに 止 める 保 護 者 と 連 携 する 指 導 支 援 体 制 を 組 む 組 織 で 指 導 支 援 体 制 を 組 む ( 役 割 の 分 担 ) 担 任 学 年 主 任 生 徒 指 導 主 任 教 育 相 談 主 任 管 理 職 など 家 庭 訪 問 ( 加 害 被 害 ) 情 報 を 適 切 に 提 供 生 徒 への 指 導 支 援 を 行 う いじめられた 生 徒 へ 対 応 安 全 の 確 保 不 安 の 除 去 支 える 体 制 づくり あなたが 悪 いのではな い 事 をはっきりと 伝 える いじめた 生 徒 へ 対 応 自 らの 行 為 の 責 任 を 自 覚 させる 生 徒 の 抱 える 問 題 などい じめの 背 景 にも 目 を 向 ける 見 ていた 生 徒 への 対 応 止 めることができなくても 誰 かに 知 らせる 勇 気 を 持 つ ように 伝 える 34

いじめ 対 策 の 取 組 いじめは 人 間 として 絶 対 に 許 されないとの 強 い 認 識 に 立 つこと いじめ 問 題 は 学 校 の 姿 勢 が 問 われる 問 題 であること いじめの 兆 候 を 見 逃 すことなく 早 期 発 見 早 期 対 応 に 努 めること 学 校 全 体 で 組 織 的 な 取 組 の 徹 底 を 図 ること 教 育 委 員 会 や 関 係 機 関 ( 警 察 福 祉 部 門 等 )との 連 携 を 強 化 すること いじめ 対 応 組 織 図 迅 速 誠 実 被 害 者 へ の 対 応 学 級 担 任 養 護 教 諭 スクールカウンセラー 訴 え 訴 え 早 期 発 見 早 期 対 応 家 庭 でのサイン 保 護 者 地 域 本 人 他 生 徒 教 師 発 見 発 見 学 校 でのサイン 相 談 担 任 学 年 担 当 教 師 情 報 提 供 い じ め 相 談 窓 口 ( 教 頭 ) 情 報 収 集 どんな 些 細 なことでも 必 ず 報 告 する 生 徒 ( 生 活 ) 担 当 教 師 周 囲 の 児 童 生 徒 関 係 教 師 PTA 役 員 校 長 教 頭 組 織 的 な 対 応 の 事 究 実 明 関 係 い じ め 対 策 委 員 会 学 校 だより 保 護 者 説 明 会 校 長 教 頭 生 徒 ( 生 活 ) 担 当 教 師 学 年 主 任 養 護 教 諭 学 級 担 任 関 係 教 諭 教 育 委 員 会 職 員 会 議 家 庭 訪 問 警 察 福 祉 部 門 慎 重 に 関 係 機 関 との 連 携 加 害 者 へ の 対 応 傍 観 者 へ の 観 対 衆 応 保 護 者 へ の 対 応 地 域 へ の マ 対 ス 応 コ ミ 学 級 担 任 関 係 教 諭 生 徒 ( 生 活 ) 指 導 担 当 学 級 担 任 生 徒 ( 生 活 ) 指 導 担 当 学 年 担 当 学 級 担 任 学 年 主 任 生 徒 ( 生 活 ) 指 導 担 当 校 教 長 頭 継 続 的 な 指 導 35 戻 る 大 分 教 育 委 員 会

基 本 的 な 考 え 方 特 定 の 教 職 員 で 抱 え 込 まない 速 やかに 組 織 的 に 対 応 する 被 害 生 徒 を 徹 底 的 に 守 り 教 育 的 配 慮 の もと 毅 然 とした 態 度 で 指 導 する 謝 罪 や 責 任 を 形 式 的 に 問 うことよりも 人 格 の 成 長 に 主 眼 教 職 員 全 員 の 共 通 理 解 のもと 保 護 者 の 協 力 を 得 て 対 応 にあたる 36

いじめの 発 見 通 報 を 受 けた ときの 対 応 遊 びや 悪 ふざけなど いじめと 疑 われる 行 為 を 発 見 したらすぐに 止 める 生 徒 保 護 者 から いじめではないか と 訴 えが あったときには 真 摯 に 傾 聴 する 些 細 な 兆 候 でも 早 い 段 階 から 的 確 に 関 わりを 持 つことが 大 切 いじめられた 生 徒 知 らせてきた 生 徒 の 安 全 を 確 保 する 一 人 で 抱 え 込 まず 組 織 に 情 報 を 共 有 する その 後 は 組 織 が 中 心 となり 事 情 を 聴 き 取 るな どする 37

いじめられた 生 徒 保 護 者 への 支 援 いじめられた 生 徒 からの 事 実 関 係 の 聴 取 を 行 う いじめられた 生 徒 にも 責 任 があるという 考 え 方 にあっては ならない あなたが 悪 いのではない 事 を 伝 える その 日 のうちに 家 庭 訪 問 などにより 事 実 関 係 を 伝 える 徹 底 的 に 守 り 通 すこと 秘 密 を 守 ることを 伝 え 不 安 を 除 去 する 複 数 教 員 の 協 力 の 下 見 守 りなどで 安 全 を 確 保 する 被 害 を 訴 えている 生 徒 にとって 信 頼 できる 人 と 連 携 し 寄 り 添 える 体 制 をつくる 事 実 確 認 により 判 明 した 情 報 は 適 切 に 提 供 する 38

いじめが 起 きた 集 団 への 働 きかけ いじめを 見 ていた 生 徒 に 対 しても 自 分 の 問 題 として 捉 えさせる いじめを 止 めることができなくても 誰 か に 知 らせる 勇 気 を 持 つように 伝 える はやし 立 てるなど 同 調 した 生 徒 に 対 して は いじめに 加 担 する 行 為 であることを 理 解 させる クラスで 話 し 合 うなどして いじめは 絶 対 に 許 される 行 為 ではないという 態 度 を 育 成 していく 39

いじめた 生 徒 への 指 導 または 保 護 者 への 助 言 事 実 関 係 の 聴 取 を 行 い 組 織 的 にいじめをやめ させ 再 発 防 止 をする 事 実 関 係 を 聴 取 したら 直 ちに 保 護 者 に 連 絡 し 事 実 に 対 する 保 護 者 の 理 解 や 納 得 を 得 る 学 校 と 保 護 者 が 連 携 して 以 後 の 対 応 を 適 切 に 行 う いじめは 人 格 を 傷 つけ 生 命 身 体 または 財 産 を 脅 かす 行 為 であることを 理 解 させる 自 らの 行 為 の 責 任 を 自 覚 させる 40

事 例 1 保 護 者 から 朝 今 日 息 子 は 欠 席 しま す と 電 話 連 絡 があった 理 由 を 聞 くと 学 校 に 行 きたくないと 言 っています 今 日 は 休 ませます その 後 2 日 間 欠 席 し 3 日 目 の 朝 保 護 者 から 再 び 電 話 があり クラスの 数 名 の 子 から 悪 口 を 言 われたり 叩 かれたりしている そうです いじめられているので 学 校 に 行 けなくなっているんです! と 連 絡 があっ た 41

加 害 者 が 特 定 できる 場 合 1 被 害 者 から 聞 き 取 り 調 査 をする 2 加 害 者 から 聞 き 取 り 調 査 をする 3 担 任 による 指 導 個 人 面 談 4 加 害 者 保 護 者 に 謝 罪 を 依 頼 5 被 害 者 保 護 者 に 説 明 謝 罪 42

事 例 2 ( 相 談 ) 当 該 生 徒 を 誹 謗 中 傷 する 紙 が 当 該 生 徒 の 机 の 中 に 入 れられ 本 人 が 内 容 を 確 認 した 当 該 生 徒 の 保 護 者 から 誰 が 書 いたかを 必 ず 特 定 して 厳 しく 指 導 し てもらいたい 旨 の 連 絡 があった 43

加 害 者 が 特 定 できない 場 合 1 加 害 者 を 特 定 するための 調 査 2 被 害 者 加 害 者 から 聞 き 取 り 調 査 3 担 任 による 指 導 個 人 面 談 4 加 害 者 保 護 者 に 謝 罪 を 依 頼 5 被 害 者 保 護 者 に 説 明 謝 罪 44

重 大 事 態 1. いじめにより 児 童 等 の 生 命 心 身 又 は 財 産 に 重 大 な 被 害 が 生 じた 疑 いがあると 認 めるとき 児 童 生 徒 が 自 殺 を 企 図 した 場 合 身 体 に 重 大 な 障 害 を 負 ったとき 金 品 等 に 重 大 な 被 害 を 被 った 場 合 精 神 性 の 疾 患 を 発 症 した 場 合 2.いじめにより 児 童 等 が 相 当 の 期 間 学 校 を 欠 席 することを 余 儀 なくされる 疑 いがあると 認 めるとき 年 間 30 日 を 目 安 一 定 期 間 連 続 しているような 場 合 は 迅 速 に 調 査 に 着 手 45

5.おわりに 46

いじめ 問 題 対 応 マニュアル ( 平 成 25 年 4 月 発 行 ) 大 分 内 の 小 学 校 中 学 校 高 等 学 校 特 別 支 援 学 校 全 ての 教 職 員 に 配 付 大 分 教 育 委 員 会 ホームページからダウン ロード 可 http://kyouiku.oitaed.jp/sidou/ 47

いじめ 対 応 Q&A ( 平 成 27 年 3 月 発 行 ) 大 分 内 の 小 学 校 中 学 校 高 等 学 校 特 別 支 援 学 校 全 ての 教 職 員 に 配 付 大 分 教 育 委 員 会 生 徒 指 導 推 進 室 ホームページ からダウンロード 可 http://kyouiku.oitaed.jp/sidou/ 48

大 分 教 育 委 員 会 が 進 める 運 動 あったかハート 1 2 3 (ワン ツー スリー) 1 欠 席 1 日 目 = 必 ず 電 話 連 絡 ( 励 まし 電 話 安 心 電 話 受 信 確 認 適 切 な 休 み 指 導 ) 2 欠 席 2 日 目 = 電 話 または 家 庭 訪 問 ( 安 心 電 話 症 状 の 具 体 把 握 場 合 により 家 庭 訪 問 ) 3 欠 席 3 日 目 = 必 ず 家 庭 訪 問 ( 体 調 や 最 近 の 様 子 の 確 認 再 登 校 不 安 の 解 消 安 心 ) 4 欠 席 3 日 目 以 上 =チーム 支 援 ( 担 任 養 護 教 諭 関 係 職 員 スクールカウンセラー 関 係 機 関 連 携 ) 49

生 徒 指 導 に 関 する 講 演 会 のお 知 らせ いじめ 対 応 スキルアップ 研 修 会 学 級 集 団 づくり 研 修 会 平 成 27 年 7 月 31 日 ( 金 ) 午 前 講 師 大 阪 市 立 大 学 名 誉 教 授 森 田 洋 司 氏 演 題 いじめ 問 題 と 教 育 現 場 の 課 題 ( 仮 題 ) 会 場 別 府 大 学 大 分 キャンパス 文 化 ホール( 定 員 700 名 ) 平 成 27 年 8 月 27 日 ( 木 ) 午 前 講 師 高 知 大 学 教 育 学 部 准 教 授 鹿 嶋 真 弓 氏 演 題 互 いに 認 め 合 い 高 め 合 う 集 団 づくり 人 の 中 で 人 は 育 つ 会 場 別 府 大 学 大 分 キャンパス 文 化 ホール( 定 員 700 名 ) 50

大 分 教 育 庁 生 徒 指 導 推 進 室 平 成 27 年 度 の 事 業 51

いじめ 発 生 解 決 支 援 時 いじめ 解 決 支 援 チーム 少 年 鑑 別 所 児 童 相 談 所 等 経 験 者 ( 臨 床 心 理 士 有 資 格 者 )2 名 生 徒 指 導 推 進 室 各 地 区 教 育 事 務 所 市 町 村 教 育 委 員 会 バックアップ 大 分 学 校 問 題 解 決 支 援 チーム ( 弁 護 士 医 師 臨 床 心 理 士 ) いじめ 解 決 支 援 チーム いじめ 暴 力 行 為 事 案 が 発 生 派 遣 要 請 ( 小 中 学 校 市 町 村 教 委 ) ( 立 学 校 ) 緊 急 派 遣 暴 力 盗 難 強 要 等 を 伴 ういじ め 事 案 に 対 応 (いじめの 事 実 原 因 や 子 どもの 背 景 を 解 明 ) ( 連 携 ) 支 援 内 容 ( 標 準 3 日 間 ) 福 祉 警 察 医 療 1 方 針 策 定 支 援 ( 情 報 整 理 アセスメント 等 ) 2 被 害 加 害 児 童 生 徒 への 支 援 (カウンセリングによる 心 のケア) 3 事 案 対 応 の 校 内 体 制 づくり 支 援 (いじめ 対 策 委 員 会 等 へ 参 加 助 言 ) 4 被 害 加 害 保 護 者 対 応 支 援 ( 第 三 者 的 立 場 から 調 整 解 決 支 援 ) 5 関 係 機 関 連 携 支 援 ( 警 察 福 祉 医 療 機 関 等 との 連 携 ) 6 学 校 活 動 支 援 ( 周 囲 の 児 童 生 徒 のケア 学 級 学 校 集 団 づくり 教 職 員 スクールカウンセラーとの 連 携 等 ) 7 情 報 発 信 体 制 への 支 援 (PTAへの 情 報 発 信 報 道 機 関 への 対 応 等 ) 児 童 生 徒 の 生 命 又 は 身 体 の 安 全 がおびやかされるような 重 大 な 事 態 が 懸 念 される 場 合 は 5 日 間 派 遣 いじめの 概 要 学 級 内 の 人 間 関 係 のトラブルにより 不 登 校 になった クラスの 男 子 数 人 から 差 別 発 言 で 悪 口 を 言 われた バスケットの 部 活 動 中 他 の 部 員 から 首 を 絞 められたりした クラスの 女 子 6 人 から 陰 口 を 言 われ 不 登 校 になる Tシャツを 隠 されて 落 書 きされた 正 面 からあばらを 蹴 られ 骨 折 した 男 子 2 名 により 悪 口 を 何 度 も 言 われ 不 登 校 になった ソフトボール 部 内 で 仲 間 外 しにされ 不 登 校 になった 同 学 年 の 女 子 2 名 に 待 ち 伏 せされ 暴 行 を 受 ける インターネット 上 に 差 別 用 語 で 悪 口 や 動 画 を 掲 載 された 男 子 3 人 からの 暴 行 により 不 登 校 になった ベランダに 出 され 閉 じ 込 められた その 際 手 首 に 怪 我 52 派 遣 の 想 定 される 事 案 例

24 時 間 子 供 SOSダイヤル い じ め 被 害 者 相 談 ( 表 ) ( 裏 ) 小 (データ) 中 高 校 ( 案 内 カード) いじめ 相 談 児 童 生 徒 保 護 者 教 職 員 等 0570-078310 なやみ 言 おう 電 話 相 談 平 日 昼 間 9 時 ~17 時 教 育 センター 教 育 相 談 部 ネットいじめ メール 相 談 (24h 対 応 目 的 ) 自 殺 自 傷 を 防 ぐ 夜 間 休 日 17 時 ~9 時 ( 平 日 ) 24 時 間 ( 休 日 ) 心 理 相 談 専 門 機 関 へ 委 託 24 時 間 生 徒 指 導 推 進 室 解 決 学 校 いじめ 解 決 支 援 機 動 チーム 生 徒 指 導 推 進 室 教 委 相 談 対 応 大 分 警 医 療 機 関 福 祉 機 関 連 携 機 関 スクールサポーター サイバー 犯 罪 対 策 室 53 ネットあんしんセンター

ネ ッ ト い じ め 相 談 窓 口 各 種 相 談 機 関 教 育 センター 教 育 相 談 部 24 時 間 いじめ 相 談 ダイヤル ( 昼 間 時 対 応 ) 法 務 局 子 どもの 人 権 110 番 こころとからだの 相 談 支 援 センター 警 大 分 っ 子 フレンドリー サポートセンター 等 電 話 相 談 対 応 依 頼 ネットいじめ 等 被 害 児 童 生 徒 保 護 者 教 職 員 等 メール 相 談 メール 相 談 (パソコン) 生 徒 指 導 推 進 室 相 談 用 携 帯 電 話 連 携 生 徒 向 け 案 内 カード 配 布 no-ijime@pref.oita.lg.jp 大 分 警 察 本 部 サイバー 犯 罪 対 策 室 ハイパー 研 究 所 ネット 安 心 センター 54

H27 スクールカウンセラー 配 置 事 業 H22 H23 H24 H25 配 置 時 間 に 軽 重 配 置 校 の 拡 充 効 果 的 な 配 置 体 制 スーパーバイザーの 配 置 評 価 制 度 の 見 直 し 事 業 の 経 緯 事 業 開 始 (H7~ 中 学 校 2 校 高 校 1 校 ) 中 学 校 全 校 配 置 (H19~) 小 学 校 配 置 開 始 (H20~) 一 律 週 4 時 間 年 間 35 週 配 置 配 置 時 間 に 軽 重 (H21~) ( 週 8 6 4 2 時 間 ) 配 置 方 式 ( 拠 点 校 対 象 校 方 式 )の 導 入 (H23~) 16 市 町 にスーパーバイザー 配 置 (H23~) 定 通 分 校 増 配 小 中 連 携 配 置 小 18 校 中 12 校 中 学 校 で 不 登 校 が 増 加 する 背 景 中 1の 不 登 校 生 徒 の 半 数 は 小 4~ 小 6のいずれかで30 日 以 上 の 欠 席 相 当 の 経 験 を 持 ち 15 日 以 上 29 日 未 満 の 欠 席 経 験 等 まで 含 めると75~80%にまで 上 る 家 庭 や 地 域 の 教 育 力 の 低 下 により 小 学 校 が 抱 える 問 題 が 増 大 しているため 小 学 校 において 予 兆 が 見 えたり 顕 在 化 しても 対 応 で きないケースがある 大 分 のSC 配 置 状 況 小 学 校 59 校 (H26) 67 校 (H27) 中 学 校 127 校 (H26) 127 校 (H27) 高 校 24 校 (H26) 26 校 (H27)) 小 学 校 における 相 談 体 制 の 充 実 H26 小 中 連 携 配 置 の 増 設 小 学 校 小 24 校 中 18 校 H27 小 中 連 携 配 置 の 拡 充 小 30 校 中 22 校 小 中 連 携 配 置 スクールカウンセラー 小 学 校 小 中 連 携 配 置 スクールカウンセ ラー 進 学 継 続 的 な 支 援 中 学 校 SC 小 中 連 携 配 置 の 効 果 継 続 的 なカウンセリングによる 児 童 生 徒 の 安 心 感 の 醸 成 情 報 収 集 情 報 共 有 の 充 実 ( 兄 弟 関 係 家 庭 環 境 学 校 での 様 子 等 ) 小 中 教 職 員 による 同 一 支 援 の 継 続 ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー 相 談 体 制 の 充 実 及 び 機 能 の 向 上 55

第 3 回 大 分 いじめゼロ 子 どもサミット 趣 旨 内 の 小 中 学 生 代 表 によるいじめのない 学 校 づくりに 向 けた 取 組 発 表 や 意 見 交 換 をとおして 児 童 生 徒 自 らがいじめの 問 題 を 主 体 的 に 考 え その 防 止 に 取 り 組 む 気 運 を 醸 成 するとともに いじめの 未 然 防 止 に 向 けた 取 組 の 充 実 を 図 る 平 成 25 年 度 の 取 組 H25/7/6( 土 ) 下 18 市 町 村 の 小 中 学 生 の 代 表 79 名 による 大 分 いじめゼロ 宣 言 ( 小 中 )を 採 択 平 成 26 年 度 の 取 組 H26/11/13( 木 ) 内 6 地 域 から6 中 学 校 の 代 表 が 参 加 し 自 校 の 実 践 発 表 及 びいじめ 撲 滅 に 向 けた 意 見 交 換 を 実 施 五 ら 困 助 っ け て ま い す る 人 が い た 四 を 友 ほ だ め ち ま の す い い と こ ろ 三 し い ま じ す め を 大 人 に 相 談 二 い じ め を 止 め ま す 一 い じ め は し ま せ ん 大 分 い じ め ゼ ロ 宣 言 宣 言 文 採 択 (アピールから) 平 成 27 年 度 の 取 組 第 3 回 大 分 いじめゼロ 子 どもサミット 平 成 28 年 度 以 降 の 予 定 第 6 回 まで 実 施 予 定 ( 教 育 事 務 所 単 位 で) 小 学 生 開 催 と 中 学 生 開 催 を 交 互 に 実 施 実 施 場 所 はH28 以 降 日 田 竹 田 佐 伯 を 予 定 サミットの 様 子 を 教 育 庁 チャンネル 等 で 発 信 下 全 域 にいじめ 防 止 に 向 けた 気 運 を 醸 成 する 児 童 生 徒 自 らの 手 で いじめ 問 題 の 解 決 を 目 指 す! う ト 開 催 時 期 会 場 参 加 者 その 他 H27 年 10~11 月 予 定 中 津 教 育 事 務 所 管 内 小 学 生 保 護 者 教 育 関 係 者 ほか 平 成 27 年 度 は 小 学 生 大 会 とする 内 6 地 域 から6 小 学 校 の 代 表 が 参 加 する いじめ 撲 滅 に 向 けた 実 践 発 表 意 見 交 換 を 行 代 表 校 の 中 から 全 国 いじめ 問 題 子 供 サミッ への 参 加 者 を 決 定 する ( 予 定 ) いじめに 立 ち 向 かう 小 中 学 生 (ムーブメントへ) 56

本 日 はご 清 聴 ありがとうございました 57