コンピュータ リテラシー (R クラス) 2011 年 度 第 9 回 : Word の 基 本 (3) 担 当 : 千 葉 庄 寿 (schiba@reitaku-u.ac.jp) http://www.fl.reitaku-u.ac.jp/~schiba/lit_r/ 1. 表 (テーブル table) 表 は 次 の 手 順 で 作 成 する 挿 入 タブの 表 ボタンを 押 してマウスで 表 のサイズを 指 定 するか, 表 ボタンのメニ ューから 表 の 挿 入 を 選 び, 右 図 のようなダイアログを 表 示 させて 表 の 基 本 情 報 を 入 力 する あらかじめ 必 要 な 列 数 ( 縦 線 の 数 ) 行 数 ( 横 線 の 数 )を 計 算 しておくとよい 表 の 罫 線 の 境 界 線 付 近 にマウスを 置 くとポ インタの 形 が 変 わるので ( 右 図 参 照 ) ドラッ グして 表 のサイズを 調 整 できる 表 の 調 整 は 表 ツール の レイアウト タブで, 書 式 の 設 定 は デザイン タブでおこなう 以 下 は デザイン タブを 表 示 したところ 罫 線 の 種 類 などを 変 更 したい 場 合 は 表 の 変 更 したい 部 分 をマウスでドラッグして 選 択 ( 選 択 されると 黒 く 反 転 する)し 右 ボタンをクリックする 線 種 とページ 罫 線 と 網 かけの 設 定 ダイ アログ( 右 図 下 )が 出 るので 罫 線 の 種 類 色 網 掛 けなど 各 種 の 調 整 を 行 う 罫 線 の 種 類 を 指 定 とすると, 個 々の 罫 線 の 設 定 を 個 別 に 行 うことができる 項 目 1 項 目 2 項 目 3 項 目 4 項 目 5 A B 右 ボタンクリックで 出 る セルの 結 合 や セル の 分 割 なども 便 利 な 機 能 である 編 集 を 行 いたいセル ( 行 列 ) を 選 択 する 調 整 方 法 を 選 ぶ という 操 作 方 法 に 慣 れるのがポイン トである 編 集 を 行 いたいセルを 選 択 する 調 整 方 法 を 選 ぶ という 操 作 方 法 に 慣 れるのがポイ ント! 2. 段 組 編 集 通 常 の 文 書 は1 段 組 みだが, 文 字 のサイズによっては,1 段 では 文 章 を 読 むのが 大 変 に なる 雑 誌 や 研 究 論 文 等 は 文 字 が 小 さく,2 段 や3 段 に 組 むことで, 読 みやすい 文 章 に することができる Word で 作 成 する 文 書 には, 文 書 を 区 切 る 単 位 として 文 字 段 落 セクション 文 2011 年 12 月 4 日 1
コンピュータ リテラシー (R クラス) 2011 年 度 書 という 大 きな 単 位 がある 文 書 はセクションの 集 まりで 構 成 され,セクションは 段 落 の 集 まりで 構 成 される このセクションという 単 位 を 利 用 することで, 同 一 の 文 書 内 またはページ 内 で 異 なる 段 組 みを 設 定 することが 可 能 である 入 力 したテキストの 段 組 編 集 に 挑 戦 してみよう とにかく 簡 単 に 段 組 みを 行 いたい 場 合 は, 段 組 みを 行 う 範 囲 をマウスで 指 定 した 後, ページレイアウト タブから ページ 設 定 段 組 にて 段 組 の 形 式 ( 段 数 など)を 指 定 する 以 下 で 説 明 する セクション 区 切 り が 自 動 的 に 挿 入 され, 指 定 した 部 分 が 段 組 みされる より 詳 細 な 設 定 を 行 う 場 合 は,1つの 文 書 内 の 段 落 グル ープを セクション 区 切 り を 入 れてセクションに 分 け る 必 要 がある ( 文 書 の 全 てを 同 じ 段 組 みにする 場 合 は, セクションを 分 ける 必 要 はないので, 以 下 の 3. に 進 む) 方 法 は 以 下 の 通 り 1. セクションの 区 切 りは ページレイアウト タブ の ページ 設 定 グループにある 区 切 り でおこ なう( 右 図 ) セクション 区 切 りを 入 れる 位 置 に 挿 入 ポインタを 移 動 してから 区 切 り をクリックす ると 右 上 図 のようなメニューが 表 示 される ここ で 現 在 の 位 置 から 開 始 を 選 択 してセクション 区 切 りを 挿 入 する 2. 1.の 要 領 で, 段 組 みを 設 定 する 部 分 の 前 と 後 にそれ ぞれセクション 区 切 りを 入 れる 3. 次 に, 段 組 みを 設 定 する 文 章 (どこでもよい) をク リックしてセクション 内 にカーソルを 移 動 し, ペ ージレイアウト ページ 設 定 段 組 み を 選 択 する 4. メニューから 段 数 を 選 択 する 段 組 みの 詳 細 設 定 を 選 ぶと 段 の 種 類 境 界 線 の 有 無 段 の 幅 などを 指 定 することができ OK をクリックすると そのセクションが 指 定 した 段 で 組 まれる 段 組 み ダイアログボックス( 下 図 )で, 段 数 と 段 のタイプ, 境 界 線 の 有 無, 段 の 幅 などを 指 定 する OK を クリックすると,そのセクション が 指 定 した 段 で 組 まれる (1 段 に 戻 す 場 合 は, 再 度 ダイアログを 起 動 し, 修 正 する ) なお セクション 区 切 りや 全 角 / 半 角 スペー スなど 印 刷 時 に 見 えない 編 集 記 号 を 表 示 するに は ホーム タブの 段 落 グループにある 編 集 記 号 の 表 示 非 表 示 ボタン ( 右 図 ) をクリックする ( 大 学 PC ではログオン 時 には OFF になっている 便 利 なので,この オプションは 毎 回 ON にするよう 習 慣 をつけておくとよい ) 3. 段 落 の 書 式 設 定 特 定 の 段 落 のレイアウトを 細 かく 指 定 したいとき には,その 段 落 の 書 式 を 変 更 する ホーム また は ページレイアウト タブで 段 落 グループ のダイアログボタンをクリックする( 下 図, 右 図 ) 2011 年 12 月 4 日 2
コンピュータ リテラシー (R クラス) 2011 年 度 段 落 ダイアログでインデント ( 左 右 の 間 隔 ), 最 初 の 行 の 字 下 げやぶら 下 げ, 段 落 前 後 の 間 隔, 行 間 の 設 定 ができる 設 定 値 には 1.5 字 0.7 cm 7.5mm 12 pt (ポイ ント) のように 単 位 1 を 添 えることができる ( 入 力 は 半 角 で!) 一 部 は ページレイ アウト タブの 段 落 グループにボタンがある 注 意 :テキストは 見 えない グリッド 線 に 沿 って 配 置 されているので, 行 間 を 細 かく 調 整 したい 場 合 には, 段 落 ダイアログの 1 ページの 行 数 を 指 定 時 に 文 字 を 行 グリッ ド 線 に 合 わせる のチェックをはずす 4. その 他, 知 っておくと 便 利 な Word の 利 用 法 4.1 文 字 飾 り ( 上 付 き 文 字 など) 文 字 をマウスで 選 択 し, ホーム タブから フォント ダイアログを 開 くと, 選 択 した 文 字 にさまざまな 文 字 飾 りを 設 定 することができる ( 一 部 は フォント グループにボ タンあり) 例 えば, 上 付 き 下 付 き を 使 い,H 2 O や 2 2 =4 といった 文 字 の 配 置 を おこなうことができる 4.2. ドロップキャップ 段 落 先 頭 の 文 字 を 大 きくする ドロップキャップ を 設 定 するに は,ドロップキャップを 設 定 する 段 落 にカーソルを 置 き, 挿 入 タブ テキスト から ドロップキャップ を 選 択 する ダイアログ ( 右 図 ) が 開 くので, 位 置 として 本 文 内 に 表 示 を 選 択 し,[OK] ボタンを 押 す ドロップキャップが 設 定 される フォントやドロップキャップの 大 きさなども, 細 かく 設 定 できる 注 意 :あらかじめ, 段 落 先 頭 にあるスペースを 取 り 除 いておくこと ( 先 頭 にスペースが あると,ドロップキャップが 設 定 できない) 注 意 その2:ドロップキャップは ページ 設 定 で 行 の 幅 が 変 わると 文 字 の 配 置 が 変 わ ることがあるので ページと 段 落 の 書 式 を 設 定 した 後 に 設 定 すること( 配 置 がおかしく なった 場 合 は 一 旦 ドロップキャップを 解 除 したのちもう 一 度 適 用 する) 4.3. 脚 注 脚 注 は, 本 文 の 内 容 に 関 連 するが, 本 文 中 に 入 れるにはふさわしくない 補 足 的 な 情 報 を, 1 単 位 は Office ボタンから Word のオプション を 開 き, 詳 細 設 定 の 表 示 で 指 定 すること ができる ( 下 図 参 照 ) 段 落 の 設 定 で 使 用 する 単 位 もこの 指 定 が 適 用 される 大 学 PC の 初 期 状 態 では mm となっている 毎 回 この 設 定 を 変 更 するよりも, 段 落 ダイアログの 書 式 設 定 で 直 接 単 位 を 指 定 したほうが 簡 単 である 2011 年 12 月 4 日 3
コンピュータ リテラシー (R クラス) 2011 年 度 ページ 末 尾 や 文 書 の 最 後 に 書 き 記 すものである 脚 注 を 設 定 するには, 本 文 中 の 脚 注 記 号 を 入 れたい 箇 所 にカーソルを 置 き, 参 考 資 料 タブ 脚 注 の 挿 入 を 選 ぶ 文 末 脚 注 の 挿 入 でページ 下 ではなく 文 章 の 最 後 に 脚 注 が 入 る 本 文 中 の 脚 注 番 号 を BackSpace, Delete キーで 消 すと 脚 注 の 内 容 を 削 除 できる 4.4. スペルチェック 校 閲 タブ スペルチェックと 文 章 校 正 で 起 動 する(F7 キーでも 起 動 でき る) 間 違 った 辞 書 の 言 語 が 指 定 されて いる 場 合 は 正 しい 言 語 を 選 択 しながら チェックする 大 学 のパソコンでは, 辞 書 にない 単 語 の 追 加 はできないので, 辞 書 に 追 加 ボタンは 使 えない 無 視 を 選 択 すればよい 4.5. 記 号 や 特 殊 文 字 の 挿 入 キーボードから 直 接 入 力 できない 特 殊 な 記 号 や 文 字 を 挿 入 するには, 文 字 を 挿 入 したい 場 所 にカーソルを 置 き, 挿 入 タブ 記 号 と 特 殊 文 字 ボタンをクリックして その 他 の 記 号 を 選 択 し, 文 字 の 一 覧 表 を 表 示 させる 必 要 ならばフォントを 指 定 し, 文 字 をマ ウスで 選 択 して [ 挿 入 ] ボタンを 押 す と,カーソルの 位 置 に 文 字 が 挿 入 される 次 週 の 予 定 Excel の 利 用 法 を 学 びます 1) 画 面 構 成 2) セルを 使 った 計 算 3) セルに 入 力 された 情 報 を 使 った 計 算 2011 年 12 月 4 日 4
印 刷 とプリンタの 取 り 扱 い(まとめ) コンピュータ リテラシー (R クラス) 2011 年 度 1. 印 刷 の 際 の 要 注 意 事 項 印 刷 を 始 める 前 に 必 ずプリンタの 電 源 を 入 れる 必 要 があります プリンタは 完 全 に 動 作 するまで 時 間 がかかり ます プリンタはオンライン 状 態 になっている 必 要 があります 印 刷 作 業 を 行 う 際 にはあらかじめプリンタの 電 源 とオンライン 状 態 を 確 認 する 習 慣 をつけてください また 印 刷 中 に 電 源 を 切 ってはいけません プリンタの 紙 詰 まりの 原 因 となります 対 処 方 法 が 不 明 の 場 合 は 近 くの TA に 相 談 します 印 刷 の 前 にプリンタの 電 源 を 確 認 オンライン 状 態 になっていることを 確 認 印 刷 中 に 電 源 を 切 らないようにすること 2. 印 刷 枚 数 制 限 学 部 生 の 印 刷 枚 数 の 上 限 は 年 間 1000 枚 となります 制 限 値 を 超 えると 印 刷 ができなくなります(PC 上 でキャ ンセルしたものは 印 刷 にはカウントされません) 論 文 執 筆 などやむをえない 事 情 で 印 刷 限 度 枚 数 を 超 えて 印 刷 を する 必 要 がある 場 合 には, 追 加 利 用 申 請 を 行 うことができます (ヘルプデスク 窓 口 で 申 請 します) 印 刷 枚 数 制 限 年 間 (4 月 ~ 翌 年 3 月 ) 1,000 枚 印 刷 枚 数 の 確 認 は, 情 報 システムセンターホームページ 上 にある 確 認 ツール (Ridoc IO Gate) でも 確 認 できま す (http://www.reitaku-u.ac.jp/risc/link/tool.html からアクセスできます) また,FinePrint を 利 用 して 印 刷 す ると ( 以 下 の4.を 参 照 ), 印 刷 完 了 後 に 出 るメッセージボックスに 印 刷 可 能 枚 数 が 表 示 されます 3. 用 紙 切 れ 印 刷 中 に 用 紙 がなくなる 場 合 があります この 場 合, 用 紙 を 補 給 するか 近 くの TA またはヘルプデスクで 用 紙 を もらって 補 給 します 用 紙 の 費 用 もさることながら, 資 源 保 護 のためにも 無 駄 な 印 刷 をしないように 留 意 してく ださい ソフトウエアに 附 属 しているプレビューの 機 能 を 活 用 してください また, 印 刷 には 専 用 の 用 紙 を 用 います ルーズリーフ 等 の 紙 を 入 れてはいけません プリンタが 破 損 します 4. 印 刷 -FinePrint の 活 用 - FinePrint は, 印 刷 状 況 をプレビューしたり, 一 枚 の 用 紙 に 複 数 のページを 縮 小 して 割 り 付 けたりすることので きるソフトウェアです 複 数 の 書 類 を 一 枚 の 用 紙 にまとめて 印 刷 したり, 印 刷 イメージ 内 の 不 要 なページを 取 り 除 いて 印 刷 することもできる 便 利 なツールです ( 印 刷 枚 数 の 削 減 にもつながりますので, 活 用 してみてください) 1コンピュータ 教 室 では, 印 刷 すると 同 時 に FinePrint が 起 動 します Word などのアプリケーションで 印 刷 をおこなうと, 印 刷 ウィンドウが 表 示 さ れます ここで, 印 刷 先 が FinePrint になっていることを 確 認 し, OK ボタンを 押 します 2FinePrint のプレビュー 画 面 が 表 示 されます 画 面 右 側 に 印 刷 イメージが 表 示 されます レイアウト( 左 上 ) 部 分 でサイズを 選 択 します 通 常 バ イパス(そのまま 印 刷 ) を 選 択 します 実 際 に 印 刷 されるプリンタは 画 面 左 下 プリンタ 部 分 に 表 示 されます 複 数 の 印 刷 物 を 印 刷 したい 場 合 には,アプリケーションから 続 けて 印 刷 をおこないます FinePrint から 印 刷 するには, 印 刷 後 閉 じる または 印 刷 ボタンを 押 します FinePrint が 導 入 されていない PC の 場 合, 印 刷 は 直 ちに 実 行 され,プ レビューは 表 示 されません よく 確 認 してから 印 刷 しましょう 3 印 刷 イメージ 部 分 にマウスポインタをあわせ, 右 クリックすると,メニ ューが 表 示 されます 不 要 なページを 印 刷 したくない 場 合 には,メニュー 内 の ページの 削 除 を 選 択 します すべての 印 刷 を 中 止 したい 場 合 には, ジョブの 削 除 を 選 択 します プリンタ 名 4 印 刷 が 完 了 すると,メッセージボックスが 表 示 されます (プリンタ に 印 刷 結 果 を 取 りに 行 きましょう) メッセージボックスには, 現 在 ま での 総 印 刷 枚 数 や 制 限 値 が 表 示 されます 大 学 のプリンタはかなり 高 速 ですが,ネットワークや 利 用 者 の 状 況 によっては 印 刷 完 了 まで 時 間 がかかることがあります プリンタの 状 況 を 確 認 し, 不 要 な 印 刷 命 令 を 何 度 も 出 すことがないように 注 意 してください 2011 年 12 月 4 日 5
コンピュータ リテラシー (R クラス) 200 年 度 2005 年 6 月 17 日 ( 金 ) 6