通 期 業 績 の 推 移 ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) 期 期 期 期 期 期 期 期 期 期 ( 予 ) 伪 伪 2014 年 3 月 期 決 算 14/3 期 は 売 上 利 益 ともに 2 ケタ 増 で 過 去 最 高 を



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は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情


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Microsoft Word - 07②-2 補足説明資料1.docx

平成29年2月期 第2四半期決算短信

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

 

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 有 ( 注 ) 詳 細 は 添 付 資 料 4ページ 2.サマリー 情 報 (

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

m07 北見工業大学 様式①

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

PowerPoint プレゼンテーション

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

(1) 貸 借 対 照 表 ( 平 成 26 年 11 月 30 日 現 在 ) ( 単 位 : 千 円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金 額 科 目 金 額 流 動 資 産 4,623,985 流 動 負 債 3,859,994 現 金 及 び 預 金 31,763 支 払 手 形

業 績 推 移 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 期 期 期 期 期 期 ( 予 ) 伪 伪 事 業 概 要 モバイル 事 業 が 売 上 高 営 業 利 益 の 多 くを 占 める 同 社 の 事 業 セグメントは コンシューマ 向

Microsoft Word )40期決算公開用.doc

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66


平成28年11月期第3四半期決算短

科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

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Ⅰ.2015 年 度 (2016 年 3 月 期 ) 決 算 概 要 1

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

16 日本学生支援機構

注 記 事 項 (1) 四 半 期 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 : 無 (2) 会 計 方 針 の 変 更 会 計 上 の 見 積 りの 変 更 修 正 再 表 示 1 会 計 基 準 等 の 改 正 に 伴 う 会 計 方 針 の 変 更 : 無 2 1

文化政策情報システムの運用等


第316回取締役会議案

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

定款

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

信用調査報告書(見本)

公表表紙

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6-1 第 6 章 ストック オプション 会 計 設 例 1 基 本 的 処 理 Check! 1. 費 用 の 計 上 ( 1 年 度 ) 2. 費 用 の 計 上 ( 2 年 度 )- 権 利 不 確 定 による 失 効 見 積 数 の 変 動 - 3. 費 用 の 計 上 ( 3 年 度 )-

平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

空 き 家 を 売 却 した 場 合 の,000 万 円 控 除 特 例 の 創 設 被 相 続 人 が 住 んでいた 家 屋 及 びその 敷 地 を 相 続 があった 日 から 年 を 経 過 する 年 の 月 日 までに 耐 震 工 事 をしてから あるいは 家 を 除 却 し てから 売 却

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

Microsoft Word - 公表資料(H22).doc

経 常 収 支 差 引 額 の 状 況 平 成 22 年 度 平 成 21 年 度 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 4,154 億 円 5,234 億 円 1,080 億 円 改 善 赤 字 組 合 の 赤 字 総 額 4,836 億 円 5,636 億 円 800 億 円 減

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

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損 益 計 算 書 ( 平 成 25 年 10 月 1 日 から 平 成 26 年 9 月 30 日 まで) ( 単 位 : 千 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 304,971 営 業 費 用 566,243 営 業 総 損 失 261,271 営 業 外 収 益 受 取 利 息 3,545

1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

定 性 的 情 報 財 務 諸 表 等 1. 連 結 経 営 成 績 に 関 する 定 性 的 情 報 当 第 3 四 半 期 連 結 累 計 期 間 の 業 績 は 売 上 高 につきましては 前 年 同 四 半 期 累 計 期 間 比 15.1% 減 少 の 454 億 27 百 万 円 となり

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (4 年 4 月 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 級 級 級 4 級 5 級 号 給 の 給 料 月 額 5, 85,,9,9 89, 最 高 号 給 の 給 料 月 額 4,7 7,8 54,7 88, 4, ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与

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スライド 1

1. 前 払 式 支 払 手 段 サーバ 型 の 前 払 式 支 払 手 段 に 関 する 利 用 者 保 護 等 発 行 者 があらかじめ 利 用 者 から 資 金 を 受 け 取 り 財 サービスを 受 ける 際 の 支 払 手 段 として 前 払 式 支 払 手 段 が 発 行 される 場 合

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

1_2013BS(0414)

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平成22年度

Microsoft Word - 目次.doc


連結計算書


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Taro-01 議案概要.jtd

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注 記 事 項 (1) 当 四 半 期 連 結 累 計 期 間 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 : 無 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

Microsoft Word 短信.doc

第1章 財務諸表

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

弁護士報酬規定(抜粋)

スライド 1

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

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3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

第 41 期

土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

別紙3

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( 運 用 制 限 ) 第 5 条 労 働 基 準 局 は 本 システムの 維 持 補 修 の 必 要 があるとき 天 災 地 変 その 他 の 事 由 によりシステムに 障 害 又 は 遅 延 の 生 じたとき その 他 理 由 の 如 何 を 問 わず その 裁 量 により システム 利 用 者

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1. 売 上 高 と 利 益 の 状 況 (つづき) 売 上 高 営 業 利 益 率 は1.9%( 前 年 度 差.2%ポイント 上 昇 ) 売 上 高 経 常 利 益 率 は2.6%( 同.3% ポイント 上 昇 ) 売 上 高 当 期 純 利 益 率 は1.%( 同 1.%ポイント 上 昇 )

Microsoft Word - H25普通会計決算状況 .docx

Transcription:

Company Research and Analysis Report FISCO Ltd. http://www.fisco.co.jp 伪 伪 企 業 の 人 手 不 足 が 追 い 風 従 業 員 向 け 満 足 度 向 上 施 策 へのニーズを 捉 え 新 規 顧 客 の 開 拓 に 注 力 Important disclosures and disclaimers appear at the back of this document. 企 業 調 査 レポート 執 筆 客 員 アナリスト 柄 澤 邦 光 ユーザー 課 金 型 サービスマッチングサイトを 運 営 する <2412> の 2014 年 3 月 期 の 連 結 決 算 は 売 上 高 及 び 各 利 益 項 目 で 2 ケタ 成 長 を 達 成 売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益 は 3 期 連 続 当 期 純 利 益 は 2 期 連 続 で 過 去 最 高 を 更 新 した 特 に 営 業 利 益 経 常 利 益 当 期 純 利 益 は 計 画 を 上 回 る 着 地 となった 民 間 企 業 官 公 庁 での 会 員 獲 得 が 順 調 に 推 移 したほか 会 員 のサービス 利 用 活 性 化 策 が 奏 功 したことが 好 決 算 の 要 因 となった 2015 年 3 月 期 の 会 社 計 画 においても 売 上 高 及 び 各 利 益 項 目 ともに 2 ケタ 台 の 成 長 率 を 維 持 する 見 込 みとなっている 主 力 の 福 利 厚 生 事 業 が 緩 やかながらも 成 長 軌 道 を 維 持 するほか パーソナル 事 業 インセンティブ 事 業 ヘルスケア 事 業 といった 新 規 事 業 が いずれも 高 い 伸 びを 示 す 経 常 利 益 に 占 める 新 規 事 業 の 比 率 は 約 4 割 に 達 する 見 通 しで 収 益 の 多 角 化 が 進 む 事 業 環 境 の 面 では 人 手 不 足 の 深 刻 化 から 優 秀 な 人 材 の 確 保 や 定 着 率 の 向 上 を 図 るための 従 業 員 向 け 満 足 度 向 上 施 策 へのニーズが 増 加 すると 見 込 んでい る また サービスの 利 用 率 向 上 を 課 題 に 掲 げ ユーザー 目 線 でサービスを 比 較 する サー ビス 格 付 け 機 能 の 強 化 などサービスの 差 別 化 拡 充 を 順 次 推 し 進 めていく 方 針 だ 7 月 30 日 に 発 表 された 第 1 四 半 期 (2014 年 4 月 -6 月 期 ) 決 算 は 売 上 高 が 前 年 同 期 比 6.5% 増 の 4,850 百 万 円 営 業 利 益 が 同 8.5% 増 の 596 百 万 円 となった 上 期 業 績 予 想 に 対 する 進 捗 率 は 売 上 高 が 46.2% 営 業 利 益 が 53.2%で 順 調 な 滑 り 出 しと 言 えよう なお 東 京 オリンピックが 開 催 される 予 定 の 2020 年 に 向 け 中 期 的 にも 景 況 感 の 回 復 や 人 手 不 足 の 深 刻 化 といった 経 済 環 境 の 変 化 が 同 社 にとって 大 きな 追 い 風 になると 見 られる 同 社 は 大 きな 目 標 である サービスの 製 販 分 離 という 市 場 変 革 も 実 現 させる 環 境 が 整 うと みており この 実 現 にも 注 力 していく 伪 伪 Check Point 15/3 期 も 2 ケタ 台 の 成 長 率 を 維 持 人 手 不 足 の 深 刻 化 を 背 景 に 従 業 員 向 け 満 足 度 向 上 施 策 へのニーズ 掘 り 起 こし ユーザー 目 線 でのサービス 差 別 化 拡 充 で 利 用 率 の 向 上 を 目 指 す 1

通 期 業 績 の 推 移 ( 百 万 円 ) ( 百 万 円 ) 売 上 高 ( 左 軸 ) 営 業 利 益 ( 右 軸 ) 期 期 期 期 期 期 期 期 期 期 ( 予 ) 伪 伪 2014 年 3 月 期 決 算 14/3 期 は 売 上 利 益 ともに 2 ケタ 増 で 過 去 最 高 を 更 新 (1) 決 算 概 要 2014 年 3 月 期 の 連 結 決 算 は 売 上 高 が 前 期 比 15.6% 増 の 20,356 百 万 円 営 業 利 益 が 同 16.0% 増 の 3,169 百 万 円 経 常 利 益 が 同 15.9% 増 の 3,145 百 万 円 当 期 純 利 益 が 同 16.5% 増 の 1,892 百 万 円 と 2 ケタの 増 収 増 益 となった 売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益 は 3 期 連 続 当 期 純 利 益 は 2 期 連 続 で 過 去 最 高 を 更 新 している 売 上 高 では 福 利 厚 生 事 業 が 会 員 数 の 増 加 による 会 費 収 入 増 が 主 因 で 前 期 比 6.6% の 増 収 となったほか パーソナル インセンティブ ヘルスケアの 新 規 事 業 はいずれも 2 ケタ 増 収 と 大 幅 に 伸 長 した 一 方 営 業 利 益 に 関 しては 売 上 高 営 業 利 益 率 が 前 期 比 0.1 ポイント 上 昇 の 15.6% と 大 き な 変 化 はない 売 上 高 の 増 加 に 比 例 して 利 益 を 伸 ばしたという 構 図 である 2014 年 3 月 期 実 績 を 同 社 による 事 前 の 業 績 予 想 と 比 べると 売 上 高 は 7.5% の 未 達 営 業 利 益 は 2.2% の 上 振 れとなった 売 上 高 に 関 しては インセンティブサービスのポイント 交 換 が 予 想 よりも 少 なかったこと 会 員 数 が 減 少 した CRM 事 業 で 想 定 していた 新 規 クライア ントの 獲 得 ができなかったことなどが 理 由 である 一 方 営 業 利 益 の 上 振 れは 福 利 厚 生 事 業 における 仕 入 原 価 や 人 員 経 費 の 抑 制 が 大 きい 2014 年 3 月 期 の 連 結 業 績 ( 単 位 : 百 万 円 ) 13/3 期 14/3 期 計 画 14/3 期 実 績 前 期 比 計 画 比 売 上 高 17,610 22,000 20,356 15.6% -7.5% 営 業 利 益 2,731 3,100 3,169 16.0% 2.3% 経 常 利 益 2,714 3,070 3,145 15.9% 2.5% 当 期 純 利 益 1,623 1,820 1,892 16.5% 4.0% 2

2014 年 3 月 期 決 算 福 利 厚 生 事 業 は 会 員 増 で 業 績 伸 長 新 規 事 業 も 拡 大 (2) 事 業 別 の 業 績 (a) 福 利 厚 生 事 業 福 利 厚 生 事 業 は 企 業 の 福 利 厚 生 サービスを 提 供 しており 国 内 ではトップシェアを 持 つ 同 社 の 創 業 以 来 の 事 業 で 現 在 も 主 力 事 業 である 福 利 厚 生 事 業 の 売 上 高 は 前 期 比 6.6% 増 の 12,399 百 万 円 営 業 利 益 は 同 16.1% 増 の 2,461 百 万 円 となった 売 上 高 の 増 加 要 因 としては 企 業 の 業 績 回 復 に 伴 う 民 間 企 業 官 公 庁 で の 導 入 促 進 やサービスの 差 別 化 拡 充 などにより 会 員 数 が 増 加 (2014 年 4 月 時 点 で 347 万 人 前 年 同 月 比 6.2% 増 ) したことが 大 きい 営 業 利 益 に 関 しては 会 員 に 配 布 する 会 報 誌 の 月 刊 化 や 利 用 増 加 などにより 費 用 が 増 加 したものの 増 収 効 果 と 仕 入 原 価 や 経 費 の 抑 制 運 営 により 大 幅 に 上 昇 した (b) 新 規 事 業 パーソナル 事 業 クライアント 企 業 の 販 路 を 活 かし 企 業 の 顧 客 向 けに 福 利 厚 生 事 業 と 同 様 の 会 員 割 引 サー ビスを 提 供 する 事 業 である 会 員 となる 個 人 が 会 費 を 支 払 い その 会 費 売 上 はクライアント 企 業 と 同 社 でシェアされる 売 上 高 は 前 期 比 29.9% 増 の 1,158 百 万 円 営 業 利 益 は 同 76.6% 増 の 392 百 万 円 となった 福 利 厚 生 事 業 と 同 じく 会 員 数 が 増 加 (2014 年 4 月 時 点 で 103 万 人 前 年 同 月 比 32.1% 増 ) したのが 増 収 増 益 の 最 大 の 要 因 である 重 点 的 に 取 引 強 化 を 図 った 通 信 不 動 産 フィット ネスなどの 業 界 への 浸 透 が 成 功 した ヘルスケア 事 業 福 利 厚 生 事 業 と 同 様 にストックビジネスモデルであるが 提 供 するサービスが 健 診 事 務 代 行 や 特 定 保 健 指 導 といったヘルスケア 分 野 のサービスであるという 点 が 異 なる 売 上 高 は 前 期 比 92.1% 増 の 3,336 百 万 円 営 業 利 益 は 同 33.7% 増 の 179 百 万 円 となった 2012 年 5 月 に 買 収 した 保 健 指 導 に 強 みを 持 つ 旧 保 健 教 育 センターの 収 益 がフルに 寄 与 した また 福 利 厚 生 事 業 とのクロスセルも 順 調 だった インセンティブ 事 業 企 業 が 従 業 員 や 販 売 代 理 店 に 与 えるインセンティブをポイント 化 し 貯 まったポイントに 応 じてサービスメニューのなかから 好 きな 商 品 を 選 ばせるインセンティブプログラムである 同 社 が 独 自 に 開 発 したビジネスモデルであり 次 の 3 つの 点 でメリットがある 少 額 からでのインセンティブ 効 果 があり ポイントの 貯 蓄 性 により 継 続 的 なモチベーションが 醸 成 できることで 定 着 率 の 向 上 につながる クローズドマーケットを 活 かした 交 換 景 品 の 仕 入 により 利 用 者 はアウトレットプライスのメリッ トが 享 受 できる 独 自 の 名 称 やポイントの 付 与 基 準 により 企 業 のオリジナリティが 表 現 できる 売 上 高 は 前 期 比 18.8% 増 の 1,796 百 万 円 営 業 利 益 は 同 31.9% 減 の 118 百 万 円 となった 売 上 高 に 関 しては 2013 年 3 月 期 から 積 み 上 がったポイントの 交 換 が 進 んだことが 寄 与 した 一 方 営 業 利 益 の 減 少 は 営 業 体 制 を 増 強 したことによるコスト 増 や 退 蔵 益 減 少 によるもので ある 3

2014 年 3 月 期 決 算 2014 年 3 月 期 の 事 業 別 業 績 ( 単 位 : 百 万 円 ) 売 上 高 13/3 期 14/3 期 計 画 14/3 期 実 績 前 期 比 計 画 比 福 利 厚 生 11,627 12,183 12,399 6.6% 1.8% インセンティブ 1,512 2,930 1,796 18.8% -38.7% パーソナル 892 1,267 1,158 29.9% -8.6% CRM 844 980 631-25.3% -35.6% ヘルスケア 1,737 2,955 3,336 92.1% 12.9% コストダウン 345 690 369 6.8% -46.5% BTM 52 88 71 35.7% -18.9% 旅 行 66 97 29-56.4% -70.2% 合 計 17,610 22,000 20,356 15.6% -7.5% 営 業 利 益 13/3 期 14/3 期 計 画 14/3 期 実 績 前 期 比 計 画 比 福 利 厚 生 2,119 1,928 2,461 16.1% 27.6% インセンティブ 173 389 118-31.9% -69.8% パーソナル 222 318 392 76.6% 23.3% CRM 119 170 57-52.0% -66.5% ヘルスケア 134 235 179 33.7% -23.9% コストダウン 68 120 75 9.7% -37.5% BTM -15 15 10 - -34.1% 旅 行 -19-14 -6 - - 合 計 2,731 3,100 3,169 16.0% 2.2% 自 己 資 本 比 率 は 56.7% と 高 水 準 14/3 期 は 増 配 実 施 (3) 財 務 状 況 財 務 状 況 は 極 めて 良 好 である 有 利 子 負 債 はゼロ 自 己 資 本 比 率 は 前 期 比 0.1 ポイント 上 昇 の 56.7% と 高 水 準 を 維 持 している 期 末 の 現 金 及 び 現 金 同 等 物 も 6,624 百 万 円 と 前 期 末 と 同 水 準 を 維 持 している 貸 借 対 照 表 ( 連 結 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 13/3 期 末 14/3 期 末 増 減 総 資 産 16,316 18,480 2,163 流 動 資 産 11,675 12,369 694 固 定 資 産 4,641 6,110 1,469 純 資 産 9,227 10,644 1,416 自 己 資 本 比 率 56.6% 56.7% 0.1pt キャッシュ フロー 計 算 書 ( 連 結 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 13/3 期 14/3 期 増 減 営 業 活 動 による CF 2,631 2,211-420 投 資 活 動 による CF -1,821-1,717 103 財 務 活 動 による CF -2,095-555 1,539 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高 6,624 6,567-56 (4) 株 主 還 元 同 社 は 配 当 性 向 40% 台 という 目 標 を 掲 げている これに 基 づき 1 株 当 たりの 配 当 を 21 円 とした 2013 年 10 月 に 1: 200 の 株 式 分 割 を 実 施 しているので これを 考 慮 した 場 合 2013 年 3 月 期 と 比 べ 3.5 円 の 増 配 となる 配 当 性 向 は 45.4% となった 4

2014 年 3 月 期 決 算 ( 円 ) 配 当 金 の 推 移 株 当 たり 配 当 ( 左 軸 ) 配 当 性 向 ( 右 軸 ) 期 期 期 期 期 期 ( 予 ) 年 月 日 付 で 対 の 株 式 分 割 を 実 施 期 以 前 の 配 当 額 は 遡 及 修 正 伪 伪 2015 年 3 月 期 の 業 績 予 想 15/3 期 も 2 ケタ 台 の 成 長 率 を 維 持 (1) 業 績 予 想 の 概 要 2015 年 3 月 期 の 連 結 業 績 予 想 は 売 上 高 が 前 期 比 15.4% 増 の 23,500 百 万 円 営 業 利 益 が 同 14.2% 増 の 3,620 百 万 円 経 常 利 益 が 同 14.4% 増 の 3,600 百 万 円 当 期 純 利 益 が 同 18.9% 増 の 2,250 百 万 円 となっている 前 期 に 続 き 売 上 高 及 び 各 利 益 項 目 ともに 2 ケタ 台 の 成 長 率 を 維 持 する 見 込 みだ 事 業 環 境 の 面 では 景 気 回 復 及 び 少 子 高 齢 化 に 伴 う 人 手 不 足 の 深 刻 化 により 優 秀 な 人 員 確 保 のために 企 業 が 福 利 厚 生 を 積 極 的 に 拡 大 する 傾 向 にあることが 追 い 風 となる 同 社 では 特 に 人 手 不 足 感 の 強 い 中 堅 中 小 企 業 や 多 店 舗 展 開 を 行 う 外 食 小 売 などの 業 界 を 有 望 マーケットとみており 新 規 顧 客 獲 得 に 注 力 する 経 営 環 境 の 好 転 を 背 景 に 成 長 戦 略 として 会 員 数 の 増 大 収 益 の 多 角 化 グローバル 展 開 の 3 つを 掲 げる まず 会 員 数 に 関 しては 2015 年 4 月 時 点 の 目 標 を 前 年 同 月 比 34.4% 増 の 810 万 人 に 定 めている また パーソナル インセンティブ ヘルスケアなどの 新 規 事 業 の 伸 長 により 経 常 利 益 に 占 める 新 規 事 業 の 比 率 は 36% にまで 高 まり 収 益 の 多 角 化 が 一 層 進 む 見 込 み グローバル 展 開 については 上 海 シンガポール 台 湾 の 合 弁 会 社 を 連 結 対 象 に 本 格 組 み 入 れし 国 内 で 展 開 しているビジネスをアジアで 本 格 的 にスタートさせる 2015 年 3 月 期 の 連 結 業 績 予 想 ( 単 位 : 百 万 円 ) 14/3 期 実 績 15/3 期 計 画 増 減 額 増 減 率 売 上 高 20,356 23,500 3,143 15.4% 営 業 利 益 3,169 3,620 450 14.2% 経 常 利 益 3,145 3,600 454 14.4% 当 期 純 利 益 1,892 2,250 358 18.9% 5

2015 年 3 月 期 の 業 績 予 想 会 員 数 の 推 移 ( 万 人 ) 福 利 厚 生 パーソナル ( 計 画 ) 経 常 利 益 に 占 める 新 規 事 業 比 率 の 推 移 ( 億 円 ) 福 利 厚 生 事 業 ほか 新 規 事 業 36.0 億 円 31.5 億 円 27.1 億 円 期 期 期 ( 計 画 ) 従 業 員 向 け 満 足 度 向 上 施 策 へのニーズ 掘 り 起 こし (2) 事 業 別 の 業 績 予 想 福 利 厚 生 事 業 福 利 厚 生 事 業 は 売 上 高 が 前 期 比 5.6% 増 の 13,098 百 万 円 営 業 利 益 が 同 0.9% 増 の 2,482 百 万 円 を 見 込 んでいる 前 述 の 通 り 中 堅 中 小 企 業 向 けで 新 規 顧 客 獲 得 が 増 えるとみて いる 企 業 の 人 手 不 足 の 深 刻 化 に 伴 い 今 まで 従 業 員 の 福 利 厚 生 にはあまり 積 極 的 ではな かった 中 堅 中 小 企 業 でも 優 れた 人 材 の 確 保 のために 福 利 厚 生 の 充 実 を 進 めなければなら ない 状 況 に 立 たされるとみているためである パーソナル 事 業 パーソナル 事 業 は 売 上 高 が 前 期 比 41.0% 増 の 1,633 百 万 円 営 業 利 益 が 同 19.5% 増 の 469 百 万 円 を 見 込 んでいる 現 在 最 も 会 員 獲 得 数 の 多 いソフトバンクグループとの 取 引 が 引 き 続 き 好 調 を 維 持 するとみている 加 えて 不 動 産 フィットネスクラブ 流 通 業 界 をターゲッ トとして 会 員 獲 得 を 加 速 させる 6

2015 年 3 月 期 の 業 績 予 想 インセンティブ 事 業 インセンティブ 事 業 は 売 上 高 が 前 期 比 67.2% 増 の 3,002 百 万 円 営 業 利 益 が 同 約 2.5 倍 の 304 百 万 円 を 見 込 んでいる 営 業 体 制 を 増 強 するとともに プロモーションに 注 力 し 市 場 での 認 知 度 を 高 め 新 規 顧 客 獲 得 に 注 力 することで 約 42 億 円 のポイント 付 与 を 目 標 としている また 仕 入 力 強 化 でポイント 交 換 率 差 益 率 の 改 善 を 図 る ヘルスケア 事 業 ヘルスケア 事 業 は 売 上 高 が 前 期 比 2.5% 増 の 3,421 百 万 円 営 業 利 益 が 同 39.9% 増 の 250 百 万 円 を 見 込 んでいる データヘルス 計 画 に 基 づくワンストップサービスやメンタルヘルスな ど 新 サービスの 販 売 を 強 化 し 2016 年 3 月 期 の 事 業 拡 大 に 向 けて 営 業 体 制 の 再 構 築 を 図 る また 新 システム 稼 働 に 伴 うオペレーション 業 務 の 効 率 化 が 利 益 率 の 改 善 に 寄 与 する 見 通 し 2015 年 3 月 期 の 事 業 別 業 績 予 想 ( 単 位 : 百 万 円 ) 売 上 高 14/3 期 実 績 15/3 期 計 画 増 減 額 増 減 率 福 利 厚 生 12,399 13,098 699 5.6% インセンティブ 1,796 3,002 1,206 67.2% パーソナル 1158 1,633 475 41.0% CRM 631 785 154 24.5% ヘルスケア 3,336 3,421 85 2.5% コストダウン 369 519 149 40.5% BTM 71 127 56 78.1% 旅 行 29 51 22 76.0% 海 外 0 270 270 - 合 計 20,356 23,500 3,143 15.4% 経 常 利 益 14/3 期 実 績 15/3 期 計 画 増 減 額 増 減 率 福 利 厚 生 2,485 2,504 19 0.7% インセンティブ 120 304 184 153.5% パーソナル 390 469 79 20.2% CRM 57 94 37 65.8% ヘルスケア 195 250 55 28.4% コストダウン 75 150 75 99.8% BTM 10 31 21 211.6% 旅 行 -6 11 18 - 海 外 -12-84 -73 - 合 計 3,145 3,600 454 14.4% ユーザー 目 線 でのサービス 差 別 化 拡 充 で 利 用 率 の 向 上 を 目 指 す (3) サービスの 差 別 化 拡 充 1 サービス 利 用 率 (%) = 利 用 延 べ 件 数 全 体 会 員 数 100 2 ユニークユーザー 率 (%) =サービス 利 用 者 数 全 体 会 員 数 100 同 社 は 会 員 数 の 増 大 とともに サービス 利 用 率 ( 1) 及 びユニークユーザー 率 ( 2) ( 同 社 の 会 員 のうち 重 複 利 用 を 除 いた 利 用 率 ) 向 上 による 顧 客 満 足 度 の 向 上 を 課 題 に 掲 げる サービス 利 用 率 は 前 期 比 60 ポイント 上 昇 の 486% を 目 指 す そして サービス 利 用 率 の 向 上 のカギとなるのはユニークユーザー 率 の 向 上 である ユニークユーザー 率 は 2014 年 3 月 期 で 26% 程 度 であり つまり 会 員 になっても 4 人 に 3 人 は 利 用 していないということになる そこで 2015 年 3 月 期 は ユニークユーザー 率 を 33% にまで 高 める 目 標 を 掲 げている 7

2015 年 3 月 期 の 業 績 予 想 サービス 利 用 率 とユニークユーザー 率 の 推 移 サービス 利 用 率 ( 左 軸 ) ユニークユーザー 率 ( 右 軸 ) 期 期 期 期 期 期 ( 計 画 ) 同 社 では サービス 利 用 者 の 増 加 及 び 利 用 頻 度 の 向 上 を 目 指 し 2014 年 3 月 期 から 行 っ ている 日 常 利 用 メニューの 強 化 オリジナルメニューの 拡 充 サービスの 格 付 け 推 進 などの 施 策 をさらに 推 し 進 める 方 針 だ 日 常 利 用 メニューの 強 化 日 常 利 用 メニューの 強 化 では 日 常 生 活 において 利 用 頻 度 の 高 いサービスの 購 入 割 引 を 始 めている 具 体 的 には ガソリンや 軽 油 1 リットル 当 たり 最 低 1 円 の 割 引 や エステサロ ンの 割 引 などが 新 メニューに 入 った これらのほか サービスを 購 入 すると 会 員 に 付 与 される ベネポ ポイントと 楽 天 スーパー ポイント リクルートポイント WAON ポイント ドコモポイント などとのポイント 交 換 がで きるようになった 今 後 も 利 便 性 の 高 いポイント 交 換 を 投 入 していく 予 定 だ オリジナルメニューの 強 化 すでに 企 業 対 抗 をキーワードにした 福 利 厚 生 イベントや 会 員 限 定 の 演 劇 の 貸 切 公 演 無 料 の e ラーニング 講 座 などのオリジナルメニューを 加 えており 会 員 の 利 用 率 向 上 に 寄 与 している サービスの 格 付 け 推 進 サービス 格 付 けは 同 社 の 会 員 からのアンケートやインターネット 上 の 口 コミを 独 自 に 収 集 解 析 して サービス 商 品 ごとにランキングを 付 けるものである 一 般 のランキングは 客 観 性 に 欠 けるものもあるという 指 摘 があるが 同 社 は 広 告 収 入 に 依 らずユーザーからの 課 金 で 売 上 の 多 くが 成 り 立 っているため サービスを 提 供 する 企 業 側 の 目 線 ではなく ユーザー 目 線 に 立 った 評 価 が 可 能 となっている すでに 宿 泊 施 設 のランキングをスタートさせたほか 今 後 は 医 療 や 美 容 などのランキングも 提 供 していく Benefit Station オリジナルランキング 出 所 : 会 社 資 料 8

2015 年 3 月 期 の 業 績 予 想 第 1 四 半 期 は 増 収 増 益 で 好 調 な 滑 り 出 し (4) 第 1 四 半 期 の 進 捗 状 況 7 月 30 日 に 発 表 された 第 1 四 半 期 (2014 年 4 月 -6 月 期 ) 決 算 は 売 上 高 が 前 年 同 期 比 6.5% 増 の 4,850 百 万 円 営 業 利 益 が 同 8.5% 増 の 596 百 万 円 経 常 利 益 が 同 13.3% 増 の 600 百 万 円 四 半 期 純 利 益 が 同 21.8% 増 の 368 百 万 円 となった 上 期 業 績 予 想 に 対 する 進 捗 率 は 売 上 高 が 46.2% 営 業 利 益 が 53.2% となり 順 調 な 滑 り 出 しと 言 えよう 売 上 高 では 福 利 厚 生 事 業 やパーソナル 事 業 における 会 員 数 の 増 加 インセンティブ 事 業 におけるポイント 交 換 増 が 増 収 要 因 となった また 利 益 面 ではインセンティブ 事 業 でのポ イント 交 換 差 益 率 の 改 善 などが 増 益 に 寄 与 している 当 期 方 針 に 沿 った 取 り 組 みが 業 績 拡 大 に 結 びついている 点 はポジティブに 評 価 される 伪 伪 中 長 期 的 な 展 望 事 業 環 境 では 追 い 風 が 続 き パーソナル 事 業 や 海 外 事 業 の 拡 大 見 込 む 同 社 では 景 気 の 好 転 をはじめとした 追 い 風 は 2020 年 の 東 京 オリンピックまでは 続 くとみて いる 国 内 においては パーソナル 事 業 や 中 堅 中 小 企 業 向 けの 福 利 厚 生 事 業 の 会 員 数 が 急 激 に 伸 びるとしている また インセンティブ 事 業 やヘルスケア 事 業 の 成 長 にも 注 目 だ さらに 海 外 事 業 の 急 拡 大 も 期 待 している 海 外 事 業 拠 点 は 現 在 米 国 とアジアに 6 拠 点 あるが これを 欧 州 などにも 広 げ 既 存 地 域 においてもさらに 拠 点 拡 大 を 進 めていく 予 定 である 海 外 事 業 の 中 心 となるのは まずはインセンティブ 事 業 としている 同 社 独 自 の 事 業 であ るうえ 福 利 厚 生 (フリンジ ベネフィット) とは 異 なりインセンティブ ( 報 奨 ) という 概 念 は 世 界 共 通 であり インセンティブにポイント 制 を 採 用 するというアイデアは 世 界 中 の 企 業 経 営 者 から 受 け 入 れやすいと 考 えているためである そして これをきっかけに 将 来 的 には 国 内 で 展 開 している 事 業 すべてを 世 界 展 開 する 方 針 である 同 社 によれば 海 外 事 業 は 2016 年 3 月 期 から 黒 字 転 換 し 以 後 急 拡 大 させるとしてい る 同 社 のビジネスモデルはストックビジネスであり 一 定 の 顧 客 数 を 確 保 し 黒 字 化 すれば 他 の 業 種 業 態 に 比 べて 赤 字 転 落 する 恐 れが 低 い 海 外 事 業 は 今 後 同 社 を 支 える 大 きな 柱 になる 可 能 性 がある グローバル 展 開 出 所 : 会 社 資 料 9

中 長 期 的 な 展 望 しかし 同 社 がオリンピックイヤーまでに 目 指 すのは 業 績 の 拡 大 だけではない 同 社 は 創 業 当 時 からの 目 標 の 1 つである サービスの 製 販 分 離 という 市 場 改 革 を 実 現 する 環 境 が 整 ってきた と 考 えている そのため この 改 革 の 実 現 にも 本 腰 を 入 れて 取 り 組 む 姿 勢 で ある 経 営 ビジョン 出 所 : 会 社 資 料 これは 設 立 当 初 から 同 社 が 唱 えている サービスの 流 通 システムの 確 立 と 同 じ 意 味 で ある モノの 流 通 では メーカーや 生 産 者 が 作 ったモノをスーパーなど 小 売 店 が 売 るのが 当 たり 前 である 一 方 サービスは サービスを 提 供 する 企 業 が 販 売 も 行 っているのが 普 通 で ある 同 社 は これがサービス 流 通 の 硬 直 化 を 招 いているとみている そして 1. 東 京 オリンピック 開 催 2. スマートフォンの 普 及 3. 高 齢 化 によるサービス 需 要 の 変 化 が 足 元 で 起 こっていることが サービスの 流 通 システムの 確 立 に 最 高 の 追 い 風 になる とみている この 3 つのキーワードから 導 かれるサービスの 流 通 システムとは スマートフォンを 通 じて 映 画 や 演 劇 レストランの 予 約 など あらゆる 日 常 サービスが 売 り 買 いできるようになるとい うことである しかも サービスを 販 売 するのは それらサービスを 提 供 する 企 業 や 店 ではな く サービスを 販 売 する 専 門 店 が 担 う こういった 流 通 システムが 普 及 することによって 起 こる 最 も 大 きな 変 化 は 同 じサービスで も 時 間 や 日 にちによって 値 段 が 変 わるということが 普 通 に 起 こることである レストランの 場 合 ならば 同 じコース 料 理 であっても あまり 客 が 来 ない 平 日 の 昼 間 には 価 格 を 安 くし 混 雑 する 休 日 は 反 対 に 価 格 を 上 げるといったことが 販 売 店 によって 柔 軟 にできる ようになる 実 現 すれば 今 までは 休 日 に 来 店 していた 客 の 一 部 が 平 日 に 来 店 する 効 果 が 見 込 める その 分 休 日 に 予 約 の 取 れなかった 客 が 来 店 しやすくなる 店 側 は 客 があまり 来 ない 平 日 に 売 上 が 上 げられるようになり 収 益 の 平 準 化 が 図 れる また 同 社 は 高 齢 化 によるサービス 需 要 の 変 化 がこういった 流 通 システム 普 及 の 大 きな 追 い 風 になるという 高 齢 化 によって 平 日 の 昼 間 も 時 間 に 余 裕 がある 健 康 な 消 費 者 が 増 加 し ていくことは 間 違 いない また 年 齢 を 重 ねるに 従 って これらの 人 々は 夕 食 の 時 間 が 早 くな る 傾 向 にある レストランがそういった 人 々に 平 日 の 日 中 ならば ディナーを 安 く 提 供 と いう 割 引 価 格 を 提 供 すれば 日 中 の 利 用 者 が 増 える 可 能 性 が 高 い 10

中 長 期 的 な 展 望 また 東 京 オリンピックによって 再 開 発 が 進 んでいけば 外 出 先 からのネット 接 続 がより 便 利 にできるようなインフラ 整 備 が 行 われると 考 えられる そして 同 社 が 何 よりオリンピックに 期 待 することは 日 本 人 の 意 識 の 変 革 だとしている 過 去 にもオリンピックが 開 催 された 年 に は 日 本 をはじめ 多 くの 国 で 社 会 や 国 民 意 識 が 大 きく 変 革 している 2020 年 のオリンピック では サービスの 流 通 システム 確 立 が 変 革 の 1 つになるのではないか というのである これを 現 実 にするために すでに 同 社 では ひな 形 となるサービスをスタートさせている 2008 年 9 月 に 開 始 した 食 ベタイム というマッチングサービスである ここでは 飲 食 店 の 閑 散 期 に 合 わせて 50% や 30% などの 高 割 引 率 クーポンを 時 間 枚 数 限 定 で 発 行 しており サー ビスの 利 用 は 上 々のようである また サービスの 消 費 者 を 有 料 会 員 制 にするビジネスモデ ルならば 利 用 できる 人 数 が 限 られている 分 サービスを 提 供 する 側 の 理 解 も 得 やすいという 食 べタイム サイト 画 面 11

中 長 期 的 な 展 望 白 石 社 長 によれば このようなサービスの 流 通 システムはレストランだけでなく 映 画 演 劇 などにも 広 がっていくと 予 想 している そして 3 年 後 には 日 本 に 定 着 するだろうとしている そのときまでには 予 約 だけでなく 支 払 いもプリペイドやクレジットによりネット 上 で 完 結 するよ うになると 考 えている さらに 規 制 緩 和 がされれば タクシーの 乗 車 賃 や 病 院 の 診 療 代 な どもシステムに 乗 ることが 考 えられると 期 待 している 白 石 社 長 は サービス 専 門 の 流 通 システムが 定 着 してきたときに サービス 流 通 ならば と 世 界 中 から 認 識 されるような 企 業 になる と 語 っている 伪 伪 株 価 バリュエーションと 投 資 家 対 応 積 極 的 な 投 資 家 対 応 で 外 国 人 持 ち 株 比 率 は 高 水 準 同 社 の 株 価 は 2014 年 7 月 末 時 点 で PER16 倍 程 度 であり 他 の 銘 柄 に 比 べて 決 して 低 い 水 準 ではない しかし 福 利 厚 生 事 業 が 急 拡 大 していたころは PER50 倍 程 度 だったときもある 同 社 は 投 資 家 への 意 識 が 高 い 40% 台 の 配 当 性 向 目 標 を 掲 げているほか 2013 年 10 月 には 1 単 元 を 100 株 とする 単 元 株 制 度 を 導 入 その 際 に 1 株 を 200 株 に 分 割 し 株 式 の 流 動 性 向 上 にも 努 めており 外 国 人 の 持 ち 株 比 率 が 15% 程 度 と 高 い 水 準 にある 積 極 的 な 株 主 対 応 策 は 日 本 の 投 資 家 からももっと 評 価 を 受 けてよかろう 12

ディスクレーマー ( 免 責 条 項 ) 株 式 会 社 フィスコ ( 以 下 フィスコ という ) は 株 価 情 報 および 指 数 情 報 の 利 用 について 東 京 証 券 取 引 所 大 阪 取 引 所 日 本 経 済 新 聞 社 の 承 諾 のもと 提 供 しています JASDAQ INDEX の 指 数 値 及 び 商 標 は 株 式 会 社 東 京 証 券 取 引 所 の 知 的 財 産 であり 一 切 の 権 利 は 同 社 に 帰 属 します 本 レポートはフィスコが 信 頼 できると 判 断 した 情 報 をもとにフィスコが 作 成 表 示 したものですが その 内 容 及 び 情 報 の 正 確 性 完 全 性 適 時 性 や 本 レポートに 記 載 された 企 業 の 発 行 する 有 価 証 券 の 価 値 を 保 証 または 承 認 するものではありません 本 レポートは 目 的 のいかんを 問 わず 投 資 者 の 判 断 と 責 任 において 使 用 されるようお 願 い 致 します 本 レポートを 使 用 した 結 果 について フィスコはいかなる 責 任 を 負 うものではありません また 本 レポートは あくまで 情 報 提 供 を 目 的 としたものであり 投 資 その 他 の 行 動 を 勧 誘 するものではありません 本 レポートは 対 象 となる 企 業 の 依 頼 に 基 づき 企 業 との 電 話 取 材 等 を 通 じて 当 該 企 業 より 情 報 提 供 を 受 けていますが 本 レポートに 含 まれる 仮 説 や 結 論 その 他 全 ての 内 容 はフィスコの 分 析 によるもので す 本 レポートに 記 載 された 内 容 は 資 料 作 成 時 点 におけるものであり 予 告 なく 変 更 する 場 合 があり ます 本 文 およびデータ 等 の 著 作 権 を 含 む 知 的 所 有 権 はフィスコに 帰 属 し 事 前 にフィスコへの 書 面 による 承 諾 を 得 ることなく 本 資 料 およびその 複 製 物 に 修 正 加 工 することは 堅 く 禁 じられています また 本 資 料 およびその 複 製 物 を 送 信 複 製 および 配 布 譲 渡 することは 堅 く 禁 じられています 投 資 対 象 および 銘 柄 の 選 択 売 買 価 格 などの 投 資 にかかる 最 終 決 定 は お 客 様 ご 自 身 の 判 断 でなさ るようにお 願 いします 以 上 の 点 をご 了 承 の 上 ご 利 用 ください 株 式 会 社 フィスコ