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順 天 堂 大 学 スポーツ 健 康 科 学 研 究 第 10 号,21~28 (2006) 21 原 著 運 動 選 手 の 用 いるストレスコーピングの 共 通 性 に 関 する 研 究 性 差 と 競 技 特 性 に 着 目 して 山 田 泰 行 中 島 宣 行 広 沢 正 孝 田 中 純 夫 水 野 基 樹 杉 浦 幸 A Study on the Similarity of Stress-Coping Styles of Athletes: Focusing on Sex and Trait of Game Yasuyuki YAMADA, Nobuyuki NAKAJIMA, Masataka HIROSAWA Sumio TANAKA, Motoi MIZUNO and Miyuki SUGIURA Abstract The purpose of this study was to clarify the stress-coping strategy of athletes who belong to this university. This study was carried out give us more accurate and useful knowledge for athletic coaching. The participants in this survey were 445 athletes who were university students (300 males and 145 females). The questionnaire consisted of a stress-coping scale and a self-rating depression scale (SDS). As a consequence, the following results were obtained. 1) In the group of individual sports' athletes, male athletes adopted ``problem solving'' compared with other groups. However, ``problem solving'' was irrelevant to their depression. 2) In the group of individual sports' athletes, female athletes adopted many coping strategies compared with other groups. Especially, ``problem solving'' and ``avoidance'' were relevant to their depression. 3) In the group of team sports' athletes, male athletes had the tendency not to adopt any coping strategies compared with other groups. However, many of their coping strategies were relevant to their depression. 4) In the group of team sports' athletes, female athletes adopted ``catharsis'' and ``avoidance''. Furthermore, they didn't adopt the ``problem solving'' compared with other groups. In addition, ``problem solving'' and ``positive thought'' were relevant to their depression. Therefore, some common features of the stress-coping strategy were proved in the athlete's attribute and characteristics of sports. Key words: stress-coping, depression, individual sports, team sports, sex 精 神 保 健 学 研 究 室 Seminar of Mental Health 体 育 心 理 学 研 究 室 Seminar of Psychology of physical education 教 育 心 理 学 研 究 室 Seminar of Educational Psychology スポーツ 経 営 組 織 学 研 究 室 Seminar of Sport Organizational Behavior. 初 め に 運 動 選 手 のバーンアウトやうつ 症 状 を 予 防 し, 選 手 の 競 技 活 動 におけるモチベーションを 維 持 す ることは, 指 導 者 の 重 要 な 役 割 のひとつである. Feigley(1984) 2) は, 指 導 者 の 厳 格 で 権 威 的 なコー

22 順 天 堂 大 学 スポーツ 健 康 科 学 研 究 第 10 号 (2006) チング スタイルが 選 手 のバーンアウト 状 態 に 強 く 影 響 することを 報 告 している.また 土 屋 ら (1995) 12) は, 特 に 女 子 選 手 は 指 導 者 への 依 存 性 が 高 く, 指 導 者 からのソーシャル サポートが 競 技 活 動 への 適 応 感 に 大 きく 影 響 を 与 えることを 報 告 している.さらに 多 くの 場 合, 指 導 者 は 競 技 環 境 を 操 作 しやすく, 選 手 の 競 技 場 面 への 適 応 に 大 き な 影 響 力 を 持 つことは 明 らかである.そのため 選 手 が 精 神 的 に 健 康 な 状 態 で 競 技 に 参 加 し, 競 技 力 の 向 上 を 目 指 すためには, 指 導 者 が 選 手 の 心 理 的 側 面,とりわけストレスに 関 する 特 性 を 理 解 して おくことが 重 要 であるといえよう.しかしなが ら, 実 際 の 競 技 指 導 場 面 において 指 導 者 は 複 数 の 選 手 を 抱 える 場 合 が 多 く, 全 ての 選 手 の 心 理 的 な 特 性 を 理 解 することは 困 難 である.そのため 競 技 指 導 場 面 においては, 競 技 者 集 団 の 心 理 的 な 特 性 を 総 体 的 に 把 握 するための 理 論 こそが 実 践 的 とい える. 一 方,このような 運 動 選 手 に 対 する 競 技 への 不 適 応 問 題 への 介 入 を 目 的 としたものとして,これ まで 選 手 の 適 応 感 やバーンアウト, 抑 うつ 反 応 を 扱 った 研 究 が 行 われてきた. 渋 倉 ら(1999) 9)10)11) による 研 究 もそのひとつである. 彼 らはこのよう な 不 適 応 問 題 が 心 理 的 ストレスと 関 係 があること に 着 目 し,Lazarusら(1984) 5) の 認 知 論 からのア プローチを 試 みた.これは 選 手 がストレッサーを 認 知 してからストレス 反 応 に 至 るまでの 心 理 過 程 を 実 証 し, 介 入 を 試 みようとしたものである.こ の 認 知 論 はストレッサー, 認 知 的 評 価,コーピン グ,ストレス 反 応 という 4 つの 側 面 で 構 成 され, 特 にコーピング(coping)はストレッサーに 対 し て 行 う 対 処 の 特 性 であり,バーンアウト 状 態 や 抑 うつ 反 応 等 のストレス 反 応 を 左 右 するひとつの 鍵 概 念 として 注 目 されてきた.そこで 本 研 究 は, 競 技 集 団 の 心 理 的 な 特 性 を 捉 えるための 一 概 念 とし てコーピングに 着 目 した. 筆 者 は 競 技 種 目 によって 選 手 の 採 用 するコーピ ングに 共 通 性 が 見 出 されるならば,それを 理 解 す ることが 有 効 な 指 導 になると 考 えた. 競 技 種 目 に 特 有 なコーピングの 採 用 があるとすれば, 例 えば 精 神 論 のような 伝 統 の 中 に 反 映 されて 残 って いることも 考 えられ,その 中 ではこうあるべきと いう 対 処 を 選 手 が 無 意 識 的 にとっていたり, 指 導 者 が 暗 に 強 要 していることも 考 えられる.いずれ にしても 選 手 が 採 用 するコーピングを 正 確 に 把 握 することは, 選 手 個 人 のストレス 対 処 の 有 効 性 を 探 るだけでなく,その 種 目 全 体 における 競 技 力 向 上 の 促 進 要 因 と 抑 制 要 因 の 両 面 を 再 確 認 する 手 段 のひとつとしても 期 待 される.. 目 的 本 研 究 は 競 技 特 性 と 性 別 の 違 いから, 選 手 の 採 用 するコーピングの 傾 向 とその 有 効 性 が 異 なるの ではないかという 理 論 仮 説 を 設 定 し, 各 々で 採 用 するコーピングの 共 通 性 が 存 在 するか 否 かについ て 検 証 を 試 みるものとした.さらに 共 通 性 が 確 認 された 際 には,それぞれのコーピングが 抑 うつ 反 応 の 抑 制 にどの 程 度 有 効 であるのかについても 明 らかにすることを 目 的 とする.. 方 法. 対 象 2004 年 に 某 大 学 において 運 動 部 に 所 属 する 大 学 生 競 技 者 545 名 を 対 象 に 質 問 紙 による 調 査 を 行 っ た. 有 効 回 答 率 は82 であった. 対 象 者 はいずれ も 事 前 の 倫 理 的 手 続 きにおいて, 調 査 の 了 承 が 得 られた 者 であった. 競 技 水 準 はいずれの 部 も 関 東 大 会 出 場 から 全 国 大 会 出 場 と, 比 較 的 レベルの 高 い 集 団 であった. 対 象 とした 競 技 種 目 は, 個 人 競 技 が 陸 上, 水 泳, 体 操, 剣 道, 柔 道, 自 転 車 であ り, 団 体 競 技 がバスケットボール,バレーボー ル,サッカー,ハンドボール,ソフトボール, 野 球,ラグビーであった. 個 人 競 技 と 団 体 競 技 の 対 象 者 数 を 表 1 に 示 した.. 質 問 紙 の 構 成 コーピングの 測 定 コーピングの 測 定 には, 渋 倉 ら(2002) 10) の 作 成 した 高 校 運 動 部 員 用 コーピング 尺 度 を 用 いた. この 尺 度 は 問 題 解 決, 回 避, カタルシス, 気 晴 らし, 肯 定 的 思 考 の 5 因 子 構 造 を 持 つ. さらにこの 尺 度 は 問 題 焦 点 型 コーピングと 情 動 焦 点 型 コーピングの 2 つの 背 後 因 子 を 持 つことが 確

順 天 堂 大 学 スポーツ 健 康 科 学 研 究 第 10 号 (2006) 表 1 性 別 と 競 技 特 性 のクロス 集 計 個 人 競 技 団 体 競 技 合 計 男 子 144 156 300 女 子 77 68 145 合 計 221 224 445 認 されており, 問 題 解 決, 肯 定 的 思 考 は 問 題 焦 点 型, 回 避, カタルシス, 気 晴 ら し は 情 動 焦 点 型 に 分 類 される.この 尺 度 は 高 校 生 用 であるが, 尺 度 作 成 時 の 調 査 においては 大 学 生 に 高 校 時 の 状 況 を 想 起 させて 回 答 を 得 た 経 緯 がある.そのため, 本 研 究 の 対 象 とする 大 学 生 に 用 いてもある 程 度 の 適 合 性 がある 項 目 であると 判 断 した. 質 問 の 教 示 はこれまで 競 技 力 競 技 成 績 の 停 滞 を 感 じたときに, 各 コーピング 項 目 が 示 すような 思 考 行 動 をどの 程 度 行 ったかについて 問 うものとし,ストレッサーを 成 績 の 停 滞 状 況 に 限 定 した. 回 答 方 法 は 先 行 研 究 の 4 件 法 とは 異 な り, 全 くそのようにはしなかった~ いつもそ のようにした,の 5 件 法 による 評 定 尺 度 を 採 用 し た. ストレス 反 応 の 測 定 Zung(1965)の 開 発 した 自 己 評 価 式 抑 うつ 性 尺 度 (SDS)を 福 田 ら(1973) 3) が 翻 訳 したもの を 調 査 項 目 として 用 いた. 本 尺 度 は 抑 うつ, 日 内 変 動, 啼 泣, 睡 眠, 食 欲, 性 欲, 体 重 減 少, 便 秘, 心 悸 亢 進, 疲 労, 混 乱, 精 神 運 動 性 減 退, 精 神 運 動 性 興 奮, 希 望 のなさ, 焦 燥, 不 決 断, 自 己 過 小 評 価, 空 虚, 自 殺 念 慮, 不 満 足 の20 症 状 から 抑 うつ 症 状 を 捉 える20 項 目 の 尺 度 である.この 尺 度 は 比 較 的 多 くの 研 究 に 用 いられており 4),その 信 頼 性 と 妥 当 性 が 検 証 されている. 回 答 方 法 は 先 行 研 究 に 従 い, 各 項 目 が 示 すような 症 状 について ほとんどない~ 非 常 にある,の 4 件 法 による 評 定 尺 度 を 採 用 した.. 調 査 手 続 き 実 施 場 所 は 教 室 であった. 調 査 に 先 立 ち, 対 象 者 には 倫 理 に 関 する 説 明 等 の 手 続 きが 行 われた. 23 調 査 用 紙 に 関 しては, 被 調 査 者 全 員 に 対 して 口 頭 で 説 明 を 行 った. 調 査 は 部 活 動 時 間 の 影 響 を 避 け るために 日 中 の 時 間 に 行 われた. 質 問 紙 における 2 つの 尺 度 は 抑 うつ 反 応,コーピング 尺 度 の 順 に 構 成 され, 同 時 に 回 答 を 求 めた.. 結 果. コーピング 尺 度 の 基 本 集 計 コーピング 尺 度 について 渋 倉 ら 10) の 先 行 研 究 の 結 果 をふまえながら, 因 子 分 析 ( 主 因 解 法 プロ マックス 回 転 )を 行 った.その 結 果 は 表 2 のとお りである. 先 行 研 究 とは 因 子 負 荷 量 の 順 位 に 若 干 の 逆 転 が 見 られたものの, 先 行 研 究 と 同 様 の 5 因 子 構 造 を 示 した.さらに 内 的 一 貫 性 の 指 標 である Cronbach の a 係 数 がいずれの 因 子 も.75~.86と 比 較 的 高 い 値 を 示 した. 従 って 先 行 研 究 と 同 様 に, 今 回 の 対 象 群 に 関 してもそれぞれの 因 子 を 構 成 する 項 目 の 合 計 得 点 をコーピング 得 点 とした.. 対 象 者 の 属 性 ( 競 技 特 性 と 性 差 )がコー ピングの 決 定 要 因 か 否 かの 検 証 選 手 の 用 いるコーピングの 決 定 要 因 として, 性 差 と 競 技 特 性 が 影 響 しているかを 検 証 するため, それぞれのコーピングに 対 して 性 差 と 競 技 特 性 の 2 要 因 による 分 散 分 析 を 行 った( 表 3).その 結 果, 問 題 解 決 では 性 差 (P<0.01)と 競 技 特 性 (P<0.05)の 影 響 が 認 められ, 女 子 よりも 男 子 が 高 く, 団 体 競 技 よりも 個 人 競 技 が 高 い 値 を 示 し た. 回 避 では 性 差 による 影 響 の 傾 向 がみられ たものの,2 要 因 の 有 意 な 影 響 は 認 められなかっ た. カタルシス では 性 差 と 競 技 特 性 に 交 互 作 用 が 認 められた.そのため カタルシス につい ては 今 後 の 分 析 において 性 差 と 競 技 特 性 の 影 響 を 考 慮 して 行 うことが 妥 当 と 考 えられた. 気 晴 ら し では 2 要 因 の 影 響 は 認 められなかった. 肯 定 的 思 考 では 競 技 特 性 に 有 意 差 が 認 められ(P <0.05), 団 体 競 技 よりも 個 人 競 技 が 高 い 値 を 示 した.. 対 象 者 の 属 性 ( 競 技 特 性 と 性 差 )におけ るコーピング 得 点 の 比 較 コーピングの 採 用 における 競 技 特 性 と 性 差 の 影 響 をより 詳 細 に 捉 えるため, 競 技 特 性 と 性 差 の 属

24 順 天 堂 大 学 スポーツ 健 康 科 学 研 究 第 10 号 (2006) 表 2 コーピング 尺 度 の 因 子 分 析 結 果 因 子 名 質 問 項 目 F1 F2 F3 F4 F5 問 題 解 決 (a=.86) 回 避 (a=.83) カタルシス (a=.81) 気 晴 らし (a=.73) 肯 定 的 思 考 (a=.75) 自 分 自 身 の 何 かを 変 えるよう 努 力 する 0.85 0.10 0.09-0.14-0.02 その 問 題 について,どのような 対 策 をとるべきか 注 意 深 く 考 える 0.83 0.04-0.01 0.04-0.04 原 因 を 検 討 し,どのようにしてゆくべきか 考 える 0.77-0.08-0.10 0.11-0.09 問 題 の 原 因 を 取 り 除 くよう 努 力 する 0.66-0.08-0.10 0.16-0.05 現 在 の 状 況 を 変 えるよう 努 力 する 0.59 0.01 0.18-0.17 0.12 そのことの 反 省 を 踏 まえて, 次 にすべきことを 考 える 0.53-0.01-0.05 0.09 0.21 不 運 だと 考 え 諦 める 0.11 0.82-0.06 0.03-0.05 その 問 題 を 自 分 から 遠 ざける -0.04 0.79-0.13 0.06-0.02 どうしようもないので 諦 める 0.08 0.70-0.02-0.07 0.05 どうすることもできないと, 解 決 を 先 送 りにする -0.21 0.68-0.01 0.02 0.05 自 分 では 手 におえないと 考 えあきらめる 0.09 0.65 0.21-0.15-0.03 時 が 過 ぎるのにまかせる -0.23 0.38 0.03 0.18-0.01 誰 かに 話 を 聞 いてもらい, 気 を 静 めようとする -0.03-0.04 0.90 0.03 0.03 誰 かに 愚 痴 を 聞 いてもらい, 気 分 を 晴 らす -0.05 0.03 0.76 0.07-0.03 自 分 の 気 持 ちを 人 に 分 かってもらう 0.07-0.04 0.62 0.09-0.04 趣 味, 娯 楽 等 により, 気 分 転 換 を 図 る -0.03-0.10 0.09 0.73-0.01 気 分 を 一 新 するようなことをする 0.08-0.01 0.05 0.66 0.03 気 を 紛 らわすのに 役 立 つことをする 0.07 0.28 0.06 0.51 0.03 その 経 験 を, 試 練 の 機 会 だと 考 える 0.01 0.02-0.02-0.02 0.81 その 経 験 は 自 分 のためになると 考 える 0.04-0.03-0.02 0.07 0.71 寄 与 率 22.38 17.93 6.20 4.79 3.25 累 積 寄 与 率 22.38 40.31 46.51 51.30 54.55 表 3 コーピング 得 点 の 比 較 (1 要 因 2 要 因 分 散 分 析 と 多 重 比 較 ) 因 子 個 人 男 子 個 人 女 子 団 体 男 子 団 体 女 子 1 要 因 2 要 因 M SD M SD M SD M SD F 競 技 特 性 性 差 交 互 作 用 多 重 比 較 問 題 解 決 20.0 3.82 18.9 3.09 13.5 4.79 13.9 4.84 5.08 6.22 8.66 n.s. < 回 避 12.5 4.47 13.8 4.89 19.0 3.52 18.0 3.62 2.18 n.s. n.s. n.s. カルタシス 9.3 3.29 10.8 2.58 9.6 2.71 11.0 2.88 7.92 0.60 23.29 0.01 <, <, <, < 気 晴 らし 10.8 2.65 10.8 2.56 10.4 2.61 10.5 3.22 0.60 n.s. n.s. n.s. 肯 定 的 思 考 7.8 1.99 7.9 1.81 7.4 1.82 7.6 1.96 2.21 4.23 n.s. n.s. p<0.05, p<0.01, p<0.001 性 から 4 群 を 抽 出 し,1 要 因 の 分 散 分 析 と 多 重 比 較 による 得 点 の 比 較 を 行 った( 表 3).さらに, 各 群 のコーピング 得 点 を 標 準 得 点 に 換 算 したもの を 図 1 に 示 した. その 結 果, 問 題 解 決 は 個 人 競 技 の 男 子 が 団 体 競 技 の 女 子 よりも 高 く, 有 意 差 が 認 められた (P<0.01).また 2 要 因 の 分 散 分 析 において 交 互 作 用 が 認 められた カタルシス では, 個 人 競 技 の 男 子 よりも 個 人 競 技 の 女 子 (P<0.01)と 団 体 競 技 の 女 子 (P<0.01)が 有 意 に 高 い 値 を 示 した. さらに 団 体 競 技 の 男 子 よりも 個 人 競 技 の 女 子 (P <0.05)と 団 体 競 技 の 女 子 (P<0.01)が 有 意 に

順 天 堂 大 学 スポーツ 健 康 科 学 研 究 第 10 号 (2006) 25 図 1 コーピング 尺 度 の 標 準 得 点 の 平 均 値 高 い 値 を 示 した.. 抑 うつ 尺 度 の 基 本 集 計 先 行 研 究 に 従 い, 各 項 目 の 合 計 得 点 を 抑 うつ 得 点 とした. 各 群 における 抑 うつ 尺 度 の 平 均 得 点 と 標 準 偏 差 を 表 4 に 示 した. 抑 うつ 尺 度 の 平 均 点 は 個 人 競 技 の 男 子 が40.8 点, 女 子 が43.5 点, 団 体 競 技 の 男 子 が40.9 点, 女 子 が43.5 点 であった. 福 田 ほか 3) によると 正 常 な 対 象 者 群 における SDS の 平 均 得 点 は 男 子 で35.5 点, 女 子 で35.7 点 程 度 であ るため,いずれの 集 団 も 比 較 的 高 い 値 を 示 した. さらに 抑 うつ 得 点 は 度 数 分 布 において 正 規 分 布 を 示 した.これらの 結 果 を 踏 まえた 上 で, 今 後 の 抑 うつ 尺 度 に 関 する 分 析 を 解 釈 するものとした.. 群 の 用 いるコーピングと 抑 うつ 得 点 と の 関 連 性 競 技 特 性 や 性 別 によって 抑 うつ 症 状 に 関 連 性 を もつコーピングが 異 なるかを 検 証 するため, 抑 う つ 得 点 とコーピング 得 点 について Pearson の 相 関 係 数 を 算 出 した( 表 5). 個 人 競 技 の 男 子 では, 回 避 が r=0.22 (P< 表 4 抑 うつ 得 点 の 平 均 値 個 人 男 子 個 人 女 子 団 体 男 子 団 体 女 子 M 40.8 43.5 40.9 44.2 SD 7.0 6.9 7.1 7.4 個 人 男 子 団 体 男 子 個 人 女 子 団 体 女 子 表 5 コーピング 得 点 と 抑 うつ 得 点 の 相 関 問 題 解 決 回 避 カタル シス 気 晴 らし 肯 定 的 思 考 -0.12 0.22 0.10-0.04-0.14-0.31 0.30-0.05-0.27-0.34-0.25 0.44 0.16-0.05-0.03-0.31 0.13-0.21-0.19-0.44 p<.05, p<.01, p<.001

26 順 天 堂 大 学 スポーツ 健 康 科 学 研 究 第 10 号 (2006) 0.01)と 弱 い 正 の 相 関 を 示 したが,その 他 のコー ピングに 関 連 性 は 見 られなかった. 個 人 競 技 の 女 子 では, 回 避 が r=0.44 (P< 0.001)と 中 程 度 の 正 の 相 関 を 示 し, 問 題 解 決 が r=-0.25 (P<0.05)と 弱 い 負 の 相 関 を 示 し た.しかしその 他 のコーピングについては 関 連 性 が 見 られなかった. 団 体 競 技 の 男 子 では, 回 避 が r=0.30 (P< 0.001)と 中 程 度 の 正 の 相 関 を 示 した.さらに 問 題 解 決 が r=-0.31 (P<0.001), 肯 定 的 思 考 が r=-0.34 (P<0.001)といずれも 中 程 度 の 負 の 相 関 を 示 し, 気 晴 らし についても r= -0.27 (P<0.01)と 弱 い 負 の 相 関 を 示 した.し かし カタルシス については 関 連 性 が 見 られな かった.この 群 は 他 の 群 に 比 べ 最 も 多 くのコーピ ングが 抑 うつ 得 点 と 関 連 性 を 示 した. 団 体 競 技 の 女 子 では, 他 の 群 とは 異 なり, 回 避 が 関 連 性 を 示 さなかった.しかし 問 題 解 決 が r=-0.31 (P<0.05), 肯 定 的 思 考 が r= -0.44 (P<0.001)と 比 較 的 高 い 負 の 相 関 を 示 し た. カタルシス と 気 晴 らし は 弱 い 負 の 相 関 を 示 したものの, 十 分 な 有 意 確 率 を 得 ることは できなかった.. 考 察. 個 人 競 技 ( 男 子 )の 用 いるコーピングの 特 徴 個 人 競 技 の 男 子 は, 他 の 群 に 比 べて 回 避 と カタルシス の 値 が 低 く, 問 題 解 決 を 採 用 す る 傾 向 が 見 られた.また, 団 体 競 技 の 男 女 との 比 較 によると, 気 晴 らし や 肯 定 的 思 考 も 高 い 値 を 示 した.これは 個 人 競 技 の 特 性 を 反 映 した 結 果 といえよう. 本 研 究 のコーピング 尺 度 では, 競 技 成 績 の 停 滞 時 に 採 用 するコーピングが 捉 えられている. 個 人 競 技 において 成 績 停 滞 とはあくまで 個 人 の 問 題 で あり, 一 時 的 に 回 避 したとしても 指 導 者 やチーム メイトが 解 決 してくれるといった 期 待 を 持 つこと は 難 しい.また, 状 況 を 改 善 するためには, 最 終 的 に 自 分 自 身 で 問 題 解 決 に 向 かわなければならな いことを 理 解 しているため, 他 人 に 愚 痴 をこぼ し, 相 談 するといった カタルシス 型 のコーピ ングが 団 体 競 技 ほど 用 いられていないものと 推 察 される. 抑 うつ 得 点 との 相 関 では, 回 避 に 正 の 相 関 が 見 られたものの, 他 のコーピングについては 関 連 性 が 認 められなかった.この 結 果 は 彼 らの 抑 う つ 反 応 に 対 してコーピングが 直 接 的 な 影 響 力 をも たないことを 意 味 するかもしれない. 抑 うつ 反 応 の 有 無 に 関 わらず, 回 避 や カタルシス を 用 いることなく 問 題 解 決 に 向 かうことのでき る 集 団 と 理 解 されるためである.このような 結 果 は, 超 然 型 のコーピング 8) を 採 用 している 可 能 性 を 示 唆 する. 超 然 とは,Roger ら (1993) 7) が Detachment と 命 名 した 状 況 のあ りのままを 見 て,それ 以 上 のことは 見 ない ど んな 不 運 に 直 面 しても 完 全 に 冷 静 でいる といっ た 項 目 から 構 成 されるコーピングである.これは どんなストレス 状 況 下 にあってもそれに 触 れない ことで, 結 果 的 にパフォーマンスに 専 念 すること が 可 能 であるとされている. 個 人 競 技 の 男 子 は, その 競 技 の 性 質 から, 回 避 や カタルシス を 採 用 することなく, 常 に 問 題 解 決 を 選 択 し ながら 健 康 状 態 を 維 持 していくことのできる 集 団 であると 推 察 される.. 個 人 競 技 ( 女 子 )のコーピングの 特 徴 個 人 競 技 の 女 子 は 個 人 競 技 の 男 子 と 比 べると 問 題 解 決 の 値 がやや 低 く, 回 避 と カタル シス を 採 用 する 傾 向 が 見 られた.また, 個 人 競 技 の 男 子 と 同 様 に, 気 分 転 換 や 肯 定 的 思 考 が 団 体 競 技 の 男 女 に 比 べ 高 い 値 を 示 した.つまり 彼 らは 他 の 群 に 比 べて 問 題 解 決 の 値 こそやや 低 いものの, 最 も 多 様 なコーピングを 用 いている 傾 向 が 見 られた. しかしながら 抑 うつ 得 点 との 相 関 を 見 たとこ ろ, 問 題 解 決 以 外 のコーピングは 関 連 性 を 示 さなかった. 従 って,いかに 多 様 なコーピングを 用 いていても, 問 題 解 決 に 向 かえていない 限 り, 抑 うつ 反 応 を 抑 制 する 方 向 には 機 能 しないも のと 考 えられる.すなわち, 彼 らが 多 くのコーピ ングを 採 用 しているように 見 えたとしても, 最 終 的 に 抑 うつ 反 応 を 左 右 するものは, 立 ち 向 かう

順 天 堂 大 学 スポーツ 健 康 科 学 研 究 第 10 号 (2006) か, 逃 げるかのいずれかであると 考 えられる. 従 って 指 導 者 は, 彼 らがストレス 状 況 下 にあるとき は, 問 題 解 決 と 回 避 をどの 程 度 用 いてい るかに 着 目 することが 重 要 であると 考 えられる.. 団 体 競 技 ( 男 子 )のコーピングの 特 徴 団 体 競 技 の 男 子 は, 他 の 群 に 比 べて カタルシ ス, 気 晴 らし, 肯 定 的 思 考 の 値 がやや 低 い ものの,その 他 のコーピングからはあまり 多 くの 特 徴 は 見 受 けられなかった.しかし 団 体 競 技 の 男 子 と 比 べると, 問 題 解 決 と 肯 定 的 思 考 が 低 い 値 を 示 した.これは 彼 らにとっての 成 績 停 滞 の 評 価 とは, 個 人 競 技 のような 数 値 化 されたもの ではなく, 指 導 者 やチームメイトといった 他 者 か らの 主 観 的 な 評 価 によるものが 大 きいためと 考 え られる.そのような 場 合, 成 績 停 滞 に 対 して 無 理 に 問 題 解 決 や 肯 定 的 思 考 を 採 用 しなくと も, 原 因 を 運 や 他 人 に 帰 属 させるなどして 一 時 的 に 回 避 しながら 状 況 の 改 善 をはかることも 可 能 な ためと 推 察 される. また, 最 も 多 くの 種 類 のコーピングが 抑 うつ 反 応 と 関 連 性 を 示 したことは 特 徴 的 である.コーピ ングと 抑 うつ 得 点 との 相 関 では 回 避 と 正 の 関 連 が 見 られ, 問 題 解 決, 気 晴 らし, 肯 定 的 思 考 との 間 に 負 の 関 連 が 確 認 された.この 結 果 は 個 人 競 技 の 女 子 とは 対 照 的 である. 彼 らはとり わけ 特 徴 的 なコーピングを 用 いるわけではない. さらにいずれのコーピング 得 点 の 値 も 比 較 的 低 い.このような 特 徴 から, 彼 らはうまくコーピン グを 採 用 できていないようにも 見 える.しかし カタルシス を 除 くすべてのコーピングが 抑 う つ 反 応 に 影 響 力 をもつことを 考 慮 すれば, 最 も 効 率 的 にコーピングを 行 っている 集 団 であると 解 釈 することも 可 能 かもしれない.. 団 体 競 技 ( 女 子 )のコーピングの 特 徴 団 体 競 技 の 女 子 は 他 の 集 団 に 比 べて 問 題 解 決 の 値 が 最 も 低 く, 回 避 と カタルシス の 値 が 最 も 高 いという 特 徴 を 示 した.この 結 果 は 個 人 競 技 の 男 子 とは 対 照 的 である. 日 本 体 育 協 会 の 女 子 スポーツ ハンドブック 6) によると, 女 子 選 手 の 行 動 特 性 として 自 主 性 のなさや 指 導 者 に 対 する 依 存 性 が 報 告 されている.このような 女 子 選 27 手 の 特 性 を 考 慮 すると, 彼 らにとっての 問 題 解 決 とは, 独 力 によものよりも, 指 導 者 によるものが 大 きいと 考 えられる.もし 彼 らが 理 想 としない 指 導 者 のもとで 競 技 参 加 し, 諦 めを 抱 いているので あれば, 問 題 解 決 を 積 極 的 に 採 用 することは 困 難 であると 考 えられる.そして 現 実 的 には 回 避 しつつ, 同 様 の 状 況 下 にあるチームメイトと 悩 み を 分 かち 合 うといった カタルシス を 用 いるこ とによって, 一 時 的 にストレスを 解 消 しようとす る 心 理 状 態 にあると 考 えられる. さらに 抑 うつ 得 点 との 相 関 において 問 題 解 決 と 肯 定 的 思 考 が 抑 制 要 因 として 強 く 影 響 する ことが 確 認 された.このような 結 果 を 考 慮 する と, 彼 らがストレス 状 況 下 にあるとき, 指 導 者 は 彼 らを 独 力 による 問 題 解 決 に 導 くことが 重 要 とい えるが,まずは カタルシス や 回 避 の 行 え る 環 境 を 確 保 することが 優 先 される 必 要 があろ う.その 上 で 徐 々に 問 題 解 決 や 肯 定 的 思 考 を 促 していくことが, 抑 うつ 反 応 の 抑 制 に 対 して 効 果 的 な 指 導 になるものと 推 察 される.. まとめと 今 後 の 課 題 本 研 究 は 競 技 特 性 と 性 差 という 選 手 の 属 性 に 着 目 し, 各 群 の 選 手 が 採 用 するコーピングの 傾 向 を 理 解 しようと 試 みた.その 結 果, 選 手 の 用 いる コーピングの 中 には 性 差 と 競 技 特 性 によって 決 定 されているものが 存 在 することが 実 証 された.さ らにそれらの 属 性 から 対 象 者 を 4 群 にわけ,コー ピング 得 点 の 比 較 を 行 ったところ, 特 定 のコーピ ングに 有 意 差 が 認 められた.そしてコーピング 得 点 と 抑 うつ 得 点 との 相 関 では, 各 集 団 によって 抑 うつに 関 連 性 のあるコーピングが 異 なることが 確 認 された.これにより, 競 技 間 および 性 差 間 にお いて 採 用 されるコーピングの 共 通 性 が 認 められ た.さらには 抑 うつ 反 応 に 対 するコーピングの 影 響 度 についても,4 群 間 で 異 なることが 実 証 され た. しかしながら, 本 研 究 では 競 技 水 準 による 比 較 を 行 うことはできなかった. 本 研 究 における 被 験 者 の 競 技 水 準 は 決 して 低 くないものの, 今 後 は 一 流 選 手 のコーピングについても 特 徴 を 明 らかに

28 順 天 堂 大 学 スポーツ 健 康 科 学 研 究 第 10 号 (2006) し, 一 般 的 競 技 者 との 比 較 を 行 うことが 必 要 であ ると 考 えられる.また, 競 技 特 性 や 性 差 のみでな く, 指 導 者 のタイプや 成 績 の 停 滞 状 況 などを 考 慮 した 分 析 についても 行 われなくてはならないと 考 えられる.とりわけ, 競 技 成 績 の 停 滞 状 況 を 考 慮 する 際 は, 個 人 競 技 と 団 体 競 技 のもつ 競 技 成 績 の 停 滞 の 本 質 をより 明 確 に 捉 えた 上 で 行 われる 必 要 があろう.さらに 本 研 究 では 競 技 特 性 を 個 人 競 技 と 団 体 競 技 から 捉 えたが, 数 多 くある 団 体 競 技 を すべて 同 一 群 に 捉 えることの 妥 当 性 についても 検 証 されなければならないと 考 えられる. 引 用 参 考 文 献 1) 遠 藤 俊 郎, 加 戸 隆 司 (2004)バレーボール 選 手 の 心 理 的 適 性 に 関 する 研 究 メタ 分 析 の 手 法 を 用 いた 他 種 目 競 技 者 との 比 較,バレーボール 研 究,6, (1), 7 14 2) Feigley, D. A.: Psychological burnout in high level athletes. Physician and Sports medicine., 12 10: 109 19, (1984) 3) 福 田 一 彦, 小 林 重 雄 (1973) 自 己 評 価 抑 うつ 性 尺 度 の 研 究, 精 神 神 経 学 雑 誌,75, (10), 673 679 4) 岩 佐 美 喜 子, 岸 順 治 (1992) 運 動 選 手 のバーン アウトと 精 神 症 状 との 関 係, 日 本 スポーツ 心 理 学 会 第 19 回 大 会 研 究 発 表 抄 録 集 5) Lazarus, R. S. & Forkman, S.: Stress, appraisal, and coping. New York: Springer Publishing Company. (1984) 6) 日 本 体 育 協 会 ( 編 ) 女 子 スポーツ ハンドブッ ク ぎょうせい(1986) 7) Roger, D., Jarvis, G. & Najarian, B.: Detachment and coping: the construction and validation of a new scale for measuring coping strategies. Personality and Individual DiŠerences 15, pp619 626. (1993) 8) 佐 々 木 万 丈 (2004)スポーツと 子 どものストレス, 最 新 スポーツ 心 理 学 その 軌 跡 と 展 望, 大 修 館 書 店, 56 67 9) 渋 倉 崇 行, 小 泉 昌 幸 (1999) 高 校 運 動 部 員 用 スト レス 反 応 尺 度 の 作 成,スポーツ 心 理 学 研 究,26, (1), 19 28 10) 渋 倉 崇 行, 森 恭 (2002) 高 校 運 動 部 員 の 部 活 動 ストレッサーに 対 するコーピング 採 用 とストレス 反 応 との 関 連,スポーツ 心 理 学 研 究,29, (2), 19 30 11) 渋 倉 崇 行, 森 恭 高 校 運 動 部 員 の 心 理 的 ストレ ス 過 程 に 関 する 検 討, 体 育 学 研 究.49, (6), 535 545, 2004 12) 土 屋 裕 睦, 桂 和 仁, 中 込 四 郎 (1995)ソーシャ ル サポートが 大 学 運 動 選 手 の 部 活 動 に 対 する 適 応 感 形 成 に 与 える 影 響, 筑 波 大 学 体 育 科 学 系 紀 要, 18, 75 83 13) 山 田 泰 行, 杉 浦 幸, 中 島 宣 行, 田 中 純 夫, 水 野 基 樹, 遠 藤 俊 郎 (2005) 競 技 経 験 年 数 に 着 目 した 運 動 選 手 のコーピングに 関 する 研 究 バレーボール を 中 心 的 視 座 に 据 えて,バレーボール 研 究,7, (1), 89 14) 山 田 泰 行, 中 島 宣 行, 広 沢 正 孝 (2005) 運 動 選 手 のストレスコーピングに 関 する 研 究 競 技 特 性 と 性 差 に 着 目 して, 日 本 スポーツ 心 理 学 会 第 32 回 大 会 研 究 発 表 抄 録 集 60 61 平 成 17 年 10 月 7 日 平 成 17 年 12 月 21 日 受 付 受 理