マイナンバー 制 度 と その 対 策 と 対 応 評 議 員 経 営 労 務 コンサルタント 部 部 長 大 阪 兵 庫 支 部 長 靱 隆 幸 マイナンバーは 国 内 に 住 所 のある 人 に 割 り 当 てられる12 桁 の 番 号 です 制 度 の 開 始 にあたり 個 人 も 企 業 も 準 備 が 要 ります 各 世 帯 には10 月 に 入 るとマイナンバーを 記 載 した 通 知 カード が 簡 易 書 留 で 郵 送 されてきます その 後 2016 年 1 月 以 降 に IC チップを 搭 載 した 個 人 番 号 カード の 交 付 が 行 われます これは 各 自 が 文 書 かネットで 申 請 し 市 区 町 村 の 窓 口 に 取 りに 行 く 必 要 があります 来 年 1 月 からの 個 人 番 号 カードの 配 布 時 に 申 請 した 本 人 かどうかをカメラで 撮 影 して 確 認 する 顔 認 証 システム が 全 国 約 1700 の 市 区 町 村 に 導 入 されます 本 人 確 認 を 厳 格 化 して 申 請 者 のふりをしてカードを 受 け 取 る なりすまし を 防 ぐ 狙 いです 総 務 省 はカード 配 布 時 の 本 人 確 認 の 手 順 を 対 面 目 視 による 確 認 を 基 本 とし 本 人 かどうか 疑 問 が 生 じた 場 合 顔 認 証 システムを 使 う 顔 認 証 を 本 人 が 拒 めばカードを 交 付 しない 可 能 性 もあるようです さて 通 知 カードは10 月 5 日 時 点 で 住 民 票 に 載 っている 住 所 に 送 られることになりますが 同 封 されている 個 人 番 号 カードに 顔 写 真 を 添 付 して 郵 送 などで 提 出 すると 前 述 の 通 り 来 年 1 月 から 市 区 町 村 でカードを 受 け 取 れることになりますが もし 引 っ 越 しをして 住 民 票 を 移 してない 人 は 転 居 前 の 市 区 町 村 の 窓 口 で 受 け 取 るか 引 っ 越 し 先 で 再 発 行 の 手 続 きが 必 要 になります また 入 院 患 者 やストーカー 被 害 者 や 夫 からの DV で 住 所 が 分 かれば 困 るため 住 民 票 を 移 してない 人 等 は 9 月 25 日 までに 市 区 町 村 に 申 請 すれば 居 住 地 にカードを 郵 送 してもらうことが 出 来 ます 自 宅 で 寝 たきりの 人 の 場 合 は 代 理 人 が 受 け 取 ることが 出 来 ます 企 業 は 従 業 員 や 取 引 相 手 先 などの 番 号 を 集 めて 管 理 する 必 要 があります 税 務 署 に 提 出 する 源 泉 徴 収 票 や 支 払 調 書 などに 番 号 を 記 載 しなければならないためです 法 定 調 書 作 成 などに 際 し 個 人 番 号 の 提 供 を 受 けられない 場 合 でも 安 易 に 個 人 番 号 を 記 載 しない で 書 類 を 提 出 せず 個 人 番 号 の 記 載 は 法 律 で 定 められた 義 務 であることを 伝 え 提 供 を 求 めて 下 さい それでも 提 供 を 受 けられない 場 合 は 提 供 を 求 めた 経 過 等 を 記 録 保 存 するなどし 単 なる 義 務 違 反 でないことを 明 確 にしておく 必 要 があります 番 号 が 流 出 すると 特 定 個 人 情 報 保 護 委 員 会 の 立 ち 入 り 調 査 を 受 けたりする 場 合 がありますから 注 意 しましょう 人 の 入 れ 替 わりの 激 しいパートやアルバイトの 番 号 収 集 も 難 題 です 学 生 は 住 民 票 の 住 所 と 現 住 所 が 異 なる 場 合 が 多 く アルバイトに 住 民 票 記 載 の 住 所 を 確 認 し 確 実 に 受 け 取 れるよう 促 す 指 導 をす る 必 要 があります 企 業 はマイナンバー 情 報 を 保 護 する 対 策 も 必 要 です 保 管 方 法 などを 定 めた 規 程 の 作 成 番 号 を 扱 う 業 務 端 末 や 人 員 を 限 定 し 端 末 をワイヤで 机 に 固 定 したり 仕 切 りで 囲 ったりする 措 置 も 必 要 でしょう 海 外 の 番 号 制 度 イタリア 納 税 者 番 号 6 文 字 +10 桁 1977 年 税 務 住 民 登 録 選 挙 兵 役 許 認 可 等 オーストラリア 納 税 者 番 号 9 桁 1989 年 税 務 所 得 保 障 等 アメリカ 社 会 保 障 番 号 9 桁 1962 年 税 務 社 会 保 険 年 金 選 挙 等 ノルウェー 住 民 登 録 番 号 11 桁 1971 年 税 務 社 会 保 険 住 民 登 録 選 挙 兵 役 教 育 等 シンガポール 住 民 登 録 番 号 1 文 字 +8 桁 1995 年 税 務, 年 金, 住 民 登 録 選 挙 兵 役 車 両 登 録 等 カナダ 社 会 保 険 番 号 9 桁 1967 年 税 務 失 業 保 険 年 金 等
デンマーク 住 民 登 録 番 号 10 桁 1968 年 税 務 年 金 住 民 登 録 選 挙 兵 役 諸 統 計 教 育 等 韓 国 住 民 登 録 番 号 13 桁 1968 年 税 務 社 会 保 険, 年 金 住 民 登 録 選 挙 兵 役 教 育 等 スウエーデン 住 民 登 録 番 号 10 桁 1967 年 税 務 社 会 保 険 住 民 登 録 選 挙 兵 役 教 育 等 イギリス 国 民 保 険 番 号 9 桁 1961 年 税 務 社 会 保 険 年 金 等 ドイツ 税 務 識 別 番 号 11 桁 2009 年 税 務 フィンランド 住 民 登 録 番 号 10 桁 1960 年 税 務 社 会 保 険 住 民 登 録 オランダ 市 民 サーヒ ス 番 号 9 桁 2007 年 税 務 社 会 保 険 年 金 住 民 登 録 等 マイナンバー 制 度 への 対 応 手 順 マイナンバー( 個 人 番 号 制 度 )について 前 文 にもありますように 国 民 1 人 ひとりに12 桁 ( 法 人 は 13 桁 )の 数 字 が 割 り 当 てられる いわゆる 国 民 総 番 号 制 度 のことです この 番 号 は 原 則 一 生 変 わらず( 紛 失 したときは 別 ) 厚 生 年 金 の 時 にあった 名 寄 せの 不 十 分 さによる 支 給 漏 れや 手 続 き 毎 に 異 なる 窓 口 に 行 かなければならない 不 便 さなどが 解 消 される 予 定 です マイナンバー( 個 人 番 号 ) 制 度 の 根 拠 法 は? 2013 年 ( 平 成 25 年 )5 月 に 公 布 され 約 2 年 半 の 猶 予 期 間 を 経 て 2016 年 ( 平 成 28 年 ) 1 月 から 実 施 される 行 政 手 続 きにおける 特 定 の 個 人 を 識 別 するための 番 号 の 利 用 等 に 関 する 法 律 ( 通 称 :マイナンバー 法 )です マイナンバーの 個 人 宛 の 通 知 は 前 述 のとおり 平 成 27 年 10 月 から 開 始 され 本 年 中 に 通 知 され る 予 定 です マイナンバー 法 は 平 成 15 年 5 月 に 公 布 された 個 人 情 報 の 保 護 に 関 する 法 律 ( 通 称 : 個 人 情 報 保 護 法 )とセットになっていますので ご 注 意 下 さい マイナンバー 法 では マイナンバー 自 体 の 漏 えい 流 出 に 対 する 罰 則 が 個 人 情 報 保 護 法 での 個 人 情 報 の 漏 えい 流 出 に 比 べて はるかに 厳 しくなっています 個 人 と 企 業 の 両 方 に 適 用 される 場 合 もあります 実 施 にあたって 企 業 が 参 照 するのは 特 定 個 人 情 報 保 護 委 員 会 が 策 定 した 一 般 企 業 向 けの 特 定 個 人 情 報 の 適 正 な 取 扱 いに 関 するガイドライン( 事 業 者 編 ) と 金 融 分 野 に 関 する 金 融 業 務 に おける 特 定 個 人 情 報 の 適 正 な 取 扱 いに 関 するガイドライン の2 冊 からなります 以 下 表 を 参 照 マイナンバー 法 の 罰 則 規 定 1 2 3 4 対 象 行 為 マイナンバー 法 の 罰 則 個 人 情 報 保 護 法 の 類 似 規 定 4 年 以 下 の 懲 役 若 しくは 200 万 円 以 下 の 罰 金 - または 併 科 ( 第 67 条 ) 個 人 番 号 関 係 事 務 又 は 個 人 番 号 利 用 事 務 に 従 事 する 者 又 は 従 事 していた 者 が 正 当 な 理 由 なく 特 定 個 人 情 報 ファイルを 提 供 上 記 の 者 が 不 正 な 利 益 を 図 る 目 的 で 個 人 番 号 を 提 供 又 は 盗 用 情 報 提 供 ネットワークシステムの 事 務 に 従 事 する 者 又 は 従 事 していた 者 が 情 報 提 供 ネットワークシステ ム に 関 する 秘 密 を 漏 えい 又 は 盗 用 人 を 欺 き 人 に 暴 行 を 加 え 人 を 脅 迫 3 年 以 下 の 懲 役 若 しくは 150 万 円 以 下 の 罰 金 または 併 科 ( 第 68 条 ) 同 上 (69 条 ) - 3 年 以 下 の 懲 役 又 は150 万 円 以 下 の 罰 金 ( 第 70 条 - -
し 又 は 財 物 の 窃 取 施 設 への 侵 入 不 正 アクセス 等 により 個 人 番 号 を 取 得 7 委 員 会 から 命 令 を 受 けた 者 が 委 員 会 の 命 令 に 違 反 2 年 以 下 の 懲 役 又 は50 万 円 以 下 の 罰 金 ( 第 73 条 ) 6 月 以 下 の 懲 役 又 は 30 万 円 以 下 の 罰 金 ( 第 56 条 ) 8 委 員 会 に 対 する 虚 偽 の 報 告 虚 偽 の 資 料 提 出 検 査 拒 否 等 9 偽 りその 他 不 正 の 手 段 により 個 人 番 号 カード 等 を 取 得 1 年 以 下 の 懲 役 又 は50 万 円 以 下 の 罰 金 ( 第 74 条 ) 6 月 以 下 の 懲 役 又 は50 万 円 以 下 の 罰 金 ( 第 75 条 ) 注 )5~6 項 は 行 政 に 対 する 罰 則 条 項 のため 削 除 しました 30 万 円 以 下 の 罰 金 ( 第 )57 条 ) - 個 人 情 報 保 護 法 とマイナンバー 法 の 違 い 番 号 個 人 情 報 保 護 法 マイナンバー 法 1 対 象 分 野 は 個 人 情 報 ( 個 人 を 特 定 できる 情 報 ) 対 象 分 野 は 特 定 個 人 情 報 ( 個 人 情 報 +マイナンバー) 2 法 律 的 には 一 般 法 ( 一 般 的 に 適 用 される 法 律 ) 法 律 的 には 特 別 法 ( 特 定 の 分 野 今 回 は 特 定 個 人 情 報 なお 特 別 法 は 一 般 法 に 優 先 して 適 用 3 対 象 人 数 は 従 業 員 :5000 人 以 上 (ただし 東 京 都 は 条 例 で1 人 以 上 ) 対 象 人 数 は 従 業 員 :1 人 以 上 本 人 の 同 意 があれば 企 業 側 が 諸 手 続 き 4 で 使 用 可 能 (マイナンバーを 含 まない 個 人 情 報 のみ 5 外 部 委 託 都 度 本 人 の 同 意 を 得 なくても 可 能 委 託 先 の 監 督 責 任 はある 罰 則 : 間 接 罰 で まず 是 正 勧 告 あり 6 従 わない 場 合 は 罰 金 ( 刑 事 罰 はない) 当 面 税 と 社 会 保 険 災 害 の3 分 野 に 関 する 行 政 手 続 きのみ 使 用 が 可 能 企 業 が 従 業 員 の 管 理 に 利 用 することは 不 可 (マイナンバー) 外 部 委 託 : 都 度 本 人 の 許 諾 が 必 要 また 委 託 先 の 監 督 責 任 を 伴 う 罰 則 : 直 接 罰 で 不 正 行 為 に 対 しては 直 ちに 刑 事 罰 本 人 と 企 業 の 両 方 に 対 しての 刑 事 罰 もある マイナンバー 法 の 対 象 とするものは? 1 対 象 となるのは 特 定 個 人 情 報 です 特 定 個 人 情 報 とは マイナンバーを 含 む 個 人 の 情 報 のことです 対 象 範 囲 については 規 模 業 種 に 関 係 なくすべて 企 業 に 適 用 されます 2 平 成 28 年 1 月 から 社 会 保 障 税 災 害 対 策 の3 分 野 を 対 象 としてスタートします そのために 必 要 なマイナンバーの 告 知 は 2ヵ 月 前 の 平 成 27 年 10 月 から 始 まります 3 企 業 は 社 会 保 険 の 手 続 きや 源 泉 徴 収 票 法 定 調 書 の 作 成 などにおいて 従 業 員 個 人 支 払 者 ( 士 業 等 )からマイナンバーの 提 供 を 受 け 書 類 などに 記 載 します 提 供 に 同 意 してもらうための 手 続 きが 必 要 です マイナンバー 制 度 に 対 応 するための 手 順 マイナンバー 法 は 規 模 の 大 小 や 業 種 にかかわらず すべての 企 業 が 対 象 です したがって 小 規 模 企 業 といえども 特 定 個 人 情 報 の 漏 洩 流 出 防 止 対 策 が 求 められます 特 に マイナンバーの 取 扱 いについて 社 内 対 策 を 徹 底 して 行 い 安 全 管 理 の 重 要 性 を 社 員 全 員 に 理 解 させる
こと 社 内 の 個 人 情 報 を 洗 い 出 し 管 理 台 帳 に 記 載 すること 社 内 で 十 分 に 打 ち 合 わせを 行 い 全 社 で 情 報 管 理 に 対 する 意 識 改 革 を 行 うこと システムの 導 入 はあくまで 運 用 上 のツールであり 社 内 対 策 の 実 施 後 どのメーカーのシステムを 使 用 するかは その 後 の 判 断 でよいでしょう 社 内 保 管 と 台 帳 の 作 成 1, 一 覧 表 作 成 :マイナンバー 自 体 は 一 括 管 理 し どの 処 理 でマイナンバーが 必 要 か 明 確 にする 2, 登 録 台 帳 作 成 : 添 付 資 料 (1) 個 人 情 報 管 理 台 帳 として 保 管 場 所 や 機 密 度 レベル マイナンバ ー 記 載 の 要 不 要 を 含 めて 保 管 場 所 毎 に 台 帳 を 作 成 する 3, 登 録 台 帳 をもとに 情 報 の 流 れをプロセスに 沿 って 分 析 し リスクは 把 握 して 対 策 を 立 てる 運 用 1, 業 務 委 託 をされる 場 合 は 合 意 文 書 を 交 わした 上 で 委 託 して 下 さい ( 税 理 士 社 会 保 険 労 務 士 等 の 士 業 ) 従 って これからの 士 業 は 企 業 との 信 頼 性 信 用 性 の 度 合 いが 大 切 になってくるで し ょう 2, 文 書 作 成 が 終 わったら その 内 容 を 従 業 員 全 員 に 教 育 して 理 解 と 協 力 を 求 める マイナンバーの 取 扱 者 は 人 数 を 限 定 し 漏 洩 流 出 のリスクを 抑 えること 3, 従 業 員 に 対 する 不 正 抑 止 対 策 1, 就 業 規 則 を 改 定 して 守 秘 義 務 や 不 正 行 為 に 対 する 罰 則 を 明 確 にする 2, 従 業 員 から 段 階 で 念 書 誓 約 書 同 意 書 を 提 出 在 職 中 は 当 面 行 政 に 提 出 する 資 料 に 限 定 し 退 職 時 には 破 棄 すること 面 接 (マイナンバーは 不 要 ) 入 社 時 在 職 中 退 職 後 といった 各 段 階 で 入 手 する 3, 給 料 人 事 会 計 の 分 野 で 官 公 庁 に 提 出 すべき 帳 票 にマイナンバーが 必 要 源 泉 徴 収 票 扶 養 控 除 申 告 書 健 康 保 険 資 格 取 得 喪 失 雇 用 保 険 資 格 取 得 喪 失 法 定 調 書 4,マイナンバー 制 度 と 本 人 確 認 マイナンバー 法 では 法 律 で 限 定 的 に 明 記 された 場 合 以 外 で 個 人 番 号 の 提 供 を 求 めたり 利 用 したりすることは 禁 止 されています たとえ 本 人 の 同 意 があったとしても 法 律 で 認 められる 場 合 以 外 でマイナンバーの 提 供 や 利 用 はできません そのため 従 業 員 等 から 取 得 する 際 には 法 律 で 認 められた 利 用 目 的 を 特 定 し 通 知 又 は 公 表 することが 必 要 とされています また 番 号 のみでの 本 人 確 認 では なりすましの 恐 れもあることから 番 号 のみでの 本 人 確 認 は 認 められ ません 必 ず 番 号 確 認 ( 番 号 が 正 しいか)に 加 え 身 元 確 認 ( 正 しい 持 ち 主 か)が 必 要 とされ ます 1, 個 人 番 号 の 利 用 目 的 の 明 示 マイナンバーを 取 得 する 際 は 利 用 目 的 を 特 定 して 明 示 する 必 要 があります 源 泉 徴 収 や 年 金 医 療 保 険 雇 用 保 険 など 複 数 の 目 的 で 利 用 する 場 合 は まとめて 目 的 を 明 示 できます 2, 個 人 番 号 の 取 得 時 の 本 人 確 認 マイナンバーを 取 得 する 際 は 他 人 の 成 りすまし 等 を 防 止 するため 厳 格 な 本 人 確 認 を 行 い ます 本 人 確 認 では 1 正 しい 番 号 であることの 確 認 と2 手 続 きを 行 っている 者 が 番 号 の 正 しい 持 ち 主 であることの 確 認 ( 身 元 確 認 )を 行 います 3, 本 人 確 認 の 方 法 個 人 番 号 カード を 持 っている 場 合 : 平 成 28 年 1 月 以 降 本 人 の 申 請 により 交 付 される 個 人 番 号 カードで 番 号 確 認 と 身 元 確 認 を 行 います 個 人 番 号 カード を 持 っていない 場 合 : 平 成 27 年 10 月 以 降 に 郵 送 される 通 知 カード 又 は 住 民 票 により 番 号 確 認 と 運 転 免 許 証 やパスポートなどで 身 元 確 認 を 行 います 個 人 番 号 カ ー ド 通 知 カード or 住 民 票 ( 番 号 付 ) + 運 転 免 許 証 or パスポート 又 か 住 民 票 記 載 事 項 証 明 書 4, 扶 養 親 族 についての 本 人 確 認 従 業 員 の 扶 養 親 族 の 個 人 番 号 の 取 得 の 際 の 本 人 確 認 について 扶 養 親 族 の 個 人 番 号 の 本 人 確
認 が 必 要 な 場 合 があります なお 税 の 扶 養 控 除 等 申 告 書 の 提 出 と 国 民 年 金 の 第 3 号 被 保 険 者 届 の 提 出 で 扶 養 親 族 の 本 人 確 認 の 考 え 方 が 異 なる 点 は 注 意 が 必 要 です 給 与 所 得 の 扶 養 控 除 申 告 書 : 給 与 所 得 の 扶 養 控 除 等 申 告 書 の 提 出 については 会 社 への 提 出 義 務 者 はあくまで 従 業 員 であり 扶 養 親 族 のマイナンバーの 本 人 確 認 も 従 業 員 が 行 うため 会 社 が 扶 養 親 族 の 本 人 確 認 を 行 う 必 要 はありません 国 民 年 金 の 第 3 号 被 保 険 者 届 : 国 民 年 金 の 第 3 者 被 保 険 者 の 届 出 については 会 社 への 提 出 義 務 者 は 扶 養 親 族 であることから 扶 養 親 族 のマイナンバーの 本 人 確 認 が 必 要 です ただし 実 務 上 は 従 業 員 が 代 理 人 として 扶 養 親 族 の 本 人 確 認 を 行 うことが 多 くなると 考 えられます 国 民 年 金 の 第 3 号 被 保 険 者 届 会 社 への 提 出 義 務 者 ( 第 3 号 被 保 険 者 ) 本 人 確 認 の 必 要 性 従 業 員 の 番 号 扶 養 親 族 の 番 号 扶 養 控 除 等 申 告 書 の 提 出 会 社 への 提 出 義 務 者 ( 従 業 員 ) 本 人 確 認 の 必 要 性 従 業 員 の 番 号 扶 養 親 族 の 番 号 5, 事 業 者 より 個 人 番 号 カード 等 の 提 示 を 受 ける 場 合 事 業 者 が 顧 客 から 対 面 により 個 人 番 号 の 提 供 を 受 ける 際 に 1 個 人 番 号 カードの 提 示 又 は 通 知 カードと 身 元 確 認 書 類 の 提 示 を 受 ける 方 法 1 個 人 番 号 カードの 提 示 : 個 人 番 号 カードの 裏 面 に 記 載 された 個 人 番 号 により 番 号 確 認 表 面 に 記 載 された 個 人 識 別 事 項 ( 氏 名 及 び 住 所 又 は 生 年 月 日 ) 及 び 顔 写 真 で 身 元 確 認 を 行 います 2 通 知 カードと 身 元 確 認 書 類 の 提 示 : 通 知 カードで 番 号 確 認 を 行 い 運 転 免 許 証 などの 写 真 表 示 のある 身 元 確 認 書 類 ( 写 真 表 示 のある 身 元 確 認 書 類 の 提 示 が 困 難 な 場 合 には 印 鑑 登 録 証 明 書 や 健 康 保 険 被 保 険 者 証 など 2つ 以 上 の 写 真 表 示 のない 身 元 確 認 書 類 )で 身 元 確 認 を 行 います 3 事 業 者 が 継 続 して 取 引 を 行 っている 顧 客 から 個 人 番 号 の 提 供 を 受 ける 際 に 顧 客 に 対 して 個 人 番 号 の 提 供 を 依 頼 す る 書 面 を 送 付 し 顧 客 が そ の 書 面 に 通 知 カ ー ド や 個 人 番 号 カ ー ド の 裏 面 の 写 しを 貼 付 して 返 送 する 方 法 また 個 人 番 号 の 提 供 依 頼 書 類 に 顧 客 が 通 知 カード 等 の 写 しを 貼 付 して 返 送 することで 通 知 カ ー ド 等 の 写 し で 番 号 確 認 を 行 う と と も に 依 頼 書 類 に 印 字 し た 住 所 及 び 氏 名 と 貼 付 さ れ て い る 通 知 カ ー ド 等 の 写 し の 住 所 及 び 氏 名 が 同 一 で あ る こ と を 確 認 す る こ と に よ り 身 元 確 認 を 行 ったことにもなります 就 業 規 則 上 の 記 載 事 項 例 : 概 略 1 服 務 規 律 従 業 員 は 行 政 手 続 に 於 ける 特 定 個 人 識 別 するための 番 号 の 利 用 等 に 関 する 法 律 に 基 づき 会 社 の 個 人 番 号 の 提 供 の 求 め 及 び 本 人 確 認 に 協 力 しなければならない 2 採 用 時 の 提 出 書 類 個 人 番 号 カード 通 知 カード 又 は 個 人 番 号 が 記 載 された 住 民 票 写 し 若 し くは 住 民 票 記 載 事 項 証 明 書 3 懲 戒 事 由 正 当 な 理 由 なく 会 社 の 業 務 上 重 要 な 秘 密 を 外 部 に 漏 洩 して 会 社 に 損 害 を 与 え 又 は 業 務 の 正 常 な 運 営 を 阻 害 したとき その 他 前 各 号 に 準 ずる 不 適 切 な 行 為 があったとき 銀 行 預 金 にマイナンバー 去 る 8 月 25 日 にマイナンバー 改 正 案 が 参 院 で 可 決 され 9 月 3 日 の 衆 院 本 会 議 において 可 決 成 立 しました これは 制 度 開 始 から2 年 後 の2018 年 から 預 金 口 座 への 適 用 です 新 規 に 口 座 を 開 設 する 際 に 申 請 用 紙 にマイナンバーを 記 入 することになります 既 存 の 口 座 は 来 店 時 に 登 録 を 促 し 当 面 は 任 意 で 強 制 力 はありませんが 3 年 後 の2021 年 をめどに 義 務 化 を 検 討 す る 考 えのようです
マイナンバーは 医 療 分 野 の 一 部 でも 活 用 することにもなります 乳 幼 児 が 受 けた 予 防 接 種 の 記 録 を マイナンバーで 管 理 し 引 っ 越 しした 場 合 に 引 っ 越 し 先 の 市 区 町 村 に 引 き 継 げるようにしたり 健 康 保 険 組 合 がメタボ 健 診 の 情 報 をマイナンバーで 管 理 できるようします 病 院 での 診 療 記 録 全 体 で 活 用 できれば 二 重 診 療 の 防 止 などで 医 療 費 の 削 減 につながるとされてい ます ただし 個 人 情 報 漏 洩 への 懸 念 から 慎 重 論 があります 年 金 情 報 の 流 出 問 題 を 受 け 年 金 と 個 人 番 号 の 連 携 時 期 を 遅 らせるよう 修 正 し 個 人 情 報 保 護 法 と 一 体 で 審 議 するため いずれの 改 正 案 も 衆 院 で 再 度 採 決 され 成 立 する 見 通 しのようです