Microsoft Word - 災害時愛玩動物救護マニュアル【校正済】



Similar documents
<4D F736F F D208D4C93878CA793AE95A888A48CEC835A E815B8CA C8FF7936E977697CC2E646F63>

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

Microsoft Word - 24行動計画案.doc

後期高齢者医療制度

<4D F736F F D20365F335F8FF08C8F90DD92E FC92F994C5382D32816A>


(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る


<4D F736F F D C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B A4F8D91906C8DDE8A A>

(4) 運 転 する 学 校 職 員 が 交 通 事 故 を 起 こし 若 しくは 交 通 法 規 に 違 反 したことにより 刑 法 ( 明 治 40 年 法 律 第 45 号 ) 若 しくは 道 路 交 通 法 に 基 づく 刑 罰 を 科 せられてから1 年 を 経 過 していない 場 合 同

Microsoft Word - nagekomi栃木県特定医療費(指定難病)支給認定申請手続きのご案内 - コピー

(3) 登 録 後 において 市 が 指 定 する 研 修 会 等 に 構 成 員 を 参 加 させる 意 思 があり 動 物 の 適 正 な 飼 養 及 び 愛 護 の 推 進 について 自 己 啓 発 に 努 める 団 体 (4) 手 術 の 費 用 負 担 等 の 責 任 を 自 ら 負 うこ

目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

東京事務所BCP【実施要領】溶け込み版

<4D F736F F D20836E E819592E88C5E B F944E82548C8E89FC90B3816A5F6A D28F57>

<4D F736F F D D3188C091538AC7979D8B4B92F F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

Microsoft Word - h28rifo

富 士 宮 市 では 飼 い 主 のいない 猫 の 増 加 を 防 止 するため 市 内 の 飼 い 主 のいない 猫 に 去 勢 手 術 又 は 避 妊 手 術 及 び 耳 カットを 受 けさせた 者 に 対 し 予 算 の 範 囲 内 において 次 の 要 領 で 手 術 費 の 一 部 を 助

Microsoft Word - 保育園管理規程(決定案)

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

相 談 窓 口 独 立 行 政 法 人 医 薬 品 医 療 機 器 総 合 機 構 救 済 制 度 相 談 窓 口 (フリーダイヤル) IP 電 話 等 の 方 でフリーダイヤルが 御 利 用 になれない 場 合 は ( 有 料 )を 御 利 用 くだ

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

Microsoft Word - 目次.doc

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

< EE597768E968BC688EA97972D372E786477>

住宅改修の手引き(初版)

目  次(秦野市地域防災計画)

全設健発第     号

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

定款

接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

< F2D926E88E6895E977089DB81608E528CFB8CA78C788E4082CC8D71>

(1) 児 童 福 祉 施 設 等 の 職 員 が 出 産 する 場 合 ( 以 下 産 休 の 場 合 という ) 次 のア 又 はイに 掲 げる 期 間 ア その 職 員 の 出 産 予 定 日 の6 週 間 多 胎 妊 娠 の 場 合 は14 週 間 前 の 日 から 産 後 8 週 間 を

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

目 次 第 3 編 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 章 組 織 及 び 動 員... 1 第 1 節 防 災 組 織 明 石 市 防 災 会 議 明 石 市 災 害 対 策 本 部... 1 第 2 節 動 員 配 備 及 び 災 害 対 策 本 部 の 設 置.

スライド 1

スライド 1

( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

<4D F736F F D C8E9688D993AE82C994BA82A492F18F6F8F9197DE81698DC58F49816A2E646F6378>

横浜市障害者ガイドヘルプ事業実施要綱

は 共 有 名 義 )で 所 有 権 保 存 登 記 又 は 所 有 権 移 転 登 記 を された も の で あ る こと (3) 居 室 便 所 台 所 及 び 風 呂 を 備 え 居 住 の ために 使 用 す る 部 分 の 延 べ 床 面 積 が 5 0 平 方 メ ー ト ル 以 上

(2) 職 員 の 初 任 給 の 状 況 ( 平 成 17 年 4 月 1 日 現 在 ) 初 任 給 2 年 後 の 給 料 初 任 給 2 年 後 の 給 料 一 般 行 政 職 技 能 労 務 職 大 学 卒 171,1 151,5 19,2 164,7 17,7 184,4 中 学 卒 1

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

スライド 1

第1章 総則

学校安全の推進に関する計画の取組事例

Microsoft Word - 動愛条例施行規則(改正後)

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

75 歳 以 上 の 方 の 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 75 歳 になると 全 ての 方 が 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 に 加 入 して 医 療 を 受 けます 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 は 東 京 都 後 期 高 齢 者 医 療 広 域 連 合 が 主 体 となり 区

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

3 薬 局 サービス 等 (1) 健 康 サポート 薬 局 である 旨 の 表 示 健 康 サポート 薬 局 である 旨 を 表 示 している 場 合 健 康 サポート 薬 局 とは かかりつけ 薬 剤 師 薬 局 としての 基 本 的 な 機 能 に 加 えて 積 極 的 な 健 康 サポート 機

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

●幼児教育振興法案

目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

< F2D D D837C815B B8EC08E7B97768D80>


西関東書式

<947A957A8E9197BF C E786C73>

Taro-01 議案概要.jtd

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

●電力自由化推進法案

自 分 にあった 健 康 保 険 を 見 つけよう! それぞれの 健 康 保 険 の 特 徴 を 踏 まえ 自 分 にあった 健 康 保 険 を 選 ぶようにしましょう! 今 までの 収 入 扶 養 家 族 の 有 無 によって どの 健 康 保 険 に 加 入 するとメリットがあるか 参 考 にし

別 紙 軽 費 老 人 ホームの 収 入 認 定 について 平 成 22 年 3 月 9 日 千 葉 県 健 康 福 祉 部 高 齢 者 福 祉 課 本 紙 は 平 成 18 年 1 月 24 日 老 発 第 号 厚 生 労 働 省 老 健 局 長 通 知 老 人 保 護 措 置 費

平成16年度

PowerPoint プレゼンテーション

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

Microsoft Word - 制度の概要_ED.docx

honbu-38H06_kunrei31

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

佐渡市都市計画区域の見直し

とがわかります また この 時 期 は 繁 殖 期 にあたり 成 猫 に 対 して 子 猫 の 割 合 が 高 くなっています 引 き 取 りを 求 める 理 由 では 産 まれたが 飼 育 できない が 最 も 多 く 繁 殖 を 求 めない 飼 い 主 に 対 して 避 妊 去 勢 手 術 をす

税制面での支援

2 窓 口 申 請 方 式 : 申 請 書 を 窓 口 に 提 出 し 指 定 の 金 融 機 関 口 座 へ 振 込 3 窓 口 現 金 受 領 方 式 : 申 請 書 を 郵 送 又 は 窓 口 に 提 出 し 窓 口 で 現 金 を 受 領 申 請 受 付 開 始 日 及 び 申 請 期 限

Microsoft Word - 都市計画法第34条第11号及び第12号

<4D F736F F D20D8BDB8CFC8BCDED2DDC482A882E682D1BADDCCDFD7B2B1DDBD8B4B92F E646F63>

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

11 新 型 インフルエンザ 予 防 接 種 健 康 被 害 救 済 給 付 金 ( 注 4) 12 ( 医 薬 品 副 作 用 被 害 救 済 制 度 の) 副 作 用 救 済 給 付 又 は( 生 物 由 来 製 品 感 染 等 被 害 救 済 制 度 の) 感 染 救 済 給 付 ( 注 4)

弁護士報酬規定(抜粋)

答申第585号

中 間 利 払 日 とし 預 入 日 または 前 回 の 中 間 利 払 日 からその 中 間 利 払 日 の 前 日 までの 日 数 および 通 帳 または 証 書 記 載 の 中 間 利 払 利 率 によって 計 算 した 中 間 利 払 額 ( 以 下 中 間 払 利 息 といいます )を 利


<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

老発第    第 号

土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

保 険 料 は 個 人 ごとに 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 では 被 保 険 者 一 人 ひとりに 保 険 料 を 負 担 していただくことになります 新 たに75 歳 になられた 方 (65 歳 以 上 75 歳 未 満 で 一 定 以 上 の 障 害 があり 認 定 を 受 けた 方 を

養 老 保 険 の 減 額 払 済 保 険 への 変 更 1. 設 例 会 社 が 役 員 を 被 保 険 者 とし 死 亡 保 険 金 及 び 満 期 保 険 金 のいずれも 会 社 を 受 取 人 とする 養 老 保 険 に 加 入 してい る 場 合 を 解 説 します 資 金 繰 りの 都

Microsoft Word - y doc

Transcription:

災 害 時 における 愛 玩 動 物 救 護 マニュアル 茨 城 県 保 健 福 祉 部 生 活 衛 生 課 平 成 24 年 12 月

マニュアルの 策 定 にあたって 平 成 23 年 3 月 11 日 に 発 生 した 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 では, 多 くの 飼 い 主 と 飼 育 動 物 とが 離 れたまま 避 難 生 活 をおくることを 余 儀 なくされ, 未 だ 飼 い 主 の 下 に 戻 れない 動 物 もいます このような 不 幸 な 事 態 に 陥 ることがないよう, 同 行 避 難 を 前 提 とした, 茨 城 県 災 害 時 愛 玩 動 物 救 護 ガイドライン を 策 定 しました このガイドラインは, 災 害 時 に 設 置 される 避 難 所 に 飼 育 動 物 と 同 行 避 難 することにより, 飼 い 主 の 心 の 安 寧 を 図 ると 共 に, 飼 育 する 動 物 の 安 全 確 保 を 目 的 としているものです 災 害 時 には 人 命 救 助, 人 の 生 活 の 確 保 が 第 一 であることは 言 うまでもなく, 設 置 され る 避 難 所 はあくまでも 住 民 が 共 同 で 支 え 合 いながら 避 難 生 活 をおくる 場 である 事 を 十 分 に 認 識 する 必 要 があります 飼 育 動 物 と 同 行 避 難 すると 言 うことは, 人 の 生 活 の 場 に 動 物 を 持 ち 込 むと 言 うことであり, 他 の 避 難 者 の 理 解 と 協 力 が 必 要 であることを 忘 れて はいけません 同 行 避 難 者 は 常 に 飼 育 動 物 を 適 切 に 管 理 し, 動 物 が 嫌 いな 方 々へも 十 分 に 配 慮 して, 円 滑 に 避 難 所 生 活 が 営 まれるよう 努 める 事 が 求 められます そのためには, 平 常 時 から 飼 育 している 動 物 の 特 性 をしっかりと 把 握 し, 避 難 生 活 に 備 えたトレーニングや 避 難 時 に 必 要 となる 物 資 を 準 備 し, 危 険 な 動 物 や 避 難 時 に 適 切 な 管 理 が 行 えない 動 物 は,あらかじめ 複 数 の 預 け 先 を 自 らの 責 任 で 確 保 するなど, 飼 い 主 による 事 前 の 準 備 が 必 須 であり,これを 無 くして 飼 育 する 動 物 の 安 全 確 保 及 び 同 行 避 難 の 実 現 は 不 可 能 と 言 えます このガイドラインの 制 定 を 受 け, 飼 い 主 と 飼 育 動 物 との 同 行 避 難 が 円 滑 に 進 むよう, マニュアルを 制 定 したところです マニュアルでは 平 常 時 や 被 災 後 の 各 ステージにおい て, 市 町 村 や 飼 い 主 など 関 係 者 の 担 うべき 役 割 などを 具 体 的 に 示 しました 不 意 の 災 害 にも 適 切 に 対 応 できるよう 多 くの 方 々に,このマニュアルをご 高 覧 いただき, 実 践 いた だきたいと 存 じます 平 成 24 年 12 月 茨 城 県 保 健 福 祉 部 生 活 衛 生 課 環 境 動 物 愛 護 グループ

< 目 次 > 平 常 時 における 避 難 準 備 市 町 村 の 役 割 1 避 難 所 支 援 班 の 役 割 2 飼 い 主 の 役 割 2 被 災 直 後 における 同 行 避 難 市 町 村 の 役 割 4 避 難 所 支 援 班 の 役 割 5 飼 い 主 の 役 割 6 避 難 生 活 期 における 動 物 の 管 理 市 町 村 の 役 割 7 避 難 所 支 援 班 の 役 割 8 飼 い 主 の 役 割 9 復 興 期 における 対 応 市 町 村 の 役 割 10 避 難 所 支 援 班 の 役 割 10 飼 い 主 の 役 割 10 獣 医 療 班 の 応 急 獣 医 療 活 動 ( 公 社 ) 茨 城 県 獣 医 師 会 による 獣 医 療 の 提 供 11 - 参 考 - 同 行 避 難 動 物 の 管 理 等 について 12 受 付 手 順 書 14 飼 い 主 が 不 明 な 動 物 の 一 時 保 護 について 15 - 様 式 - 飼 育 動 物 登 録 申 込 書 16 掲 示 用 管 理 表 17 収 容 動 物 登 録 簿 18 飼 育 のルール( 例 ) 19 物 品 資 材 等 要 求 書 20 飼 い 主 不 明 動 物 状 況 報 告 書 21 捜 索 動 物 連 絡 書 22

平 常 時 における 避 難 準 備 災 害 時 の 対 策 はその 多 くが 平 常 時 に 行 うべきものです 日 頃 からしっかりと 準 備 し, 万 が 一 の 災 害 に 備 えましょう < 市 町 村 の 役 割 > 普 段 の 啓 発 や 指 導 の 中 で 同 行 避 難 するために 何 が 必 要 なのかを 周 知 してください 災 害 が 起 きる 前 にやるべき 事 がほとんどですので 日 頃 の 周 知 活 動 がカギとなります あらかじめ 同 行 避 難 ができる 避 難 所 を 選 定 しておき, 住 民 へ 周 知 してください 避 難 所 内 で 同 行 避 難 してきた 動 物 を 保 管 する 場 所 ( 以 下, 飼 育 場 所 と 言 います )を 選 定 しておきましょう この 時, 収 容 可 能 頭 数 についても 把 握 しておきます 被 災 時 に 備 え, 飼 い 主 に, 飼 い 犬 の 登 録 や 狂 犬 病 予 防 接 種 を 実 施 させましょう 被 災 時 に 備 え, 飼 っている 動 物 に 名 札 を 付 けるように 勧 めましょう Q. 動 物 飼 育 場 所 ってどこが 良 いの? A. 飼 育 場 所 は 以 下 の 条 件 を 満 たすことが 望 ましいでしょう 風 雨 や 暑 さ 寒 さをしのげ, 清 掃 しやすい 場 所 ( 屋 根 付 きガレージやピロティーなど 水 道 が 使 用 可 能 であれば, 給 水 栓 の 傍 が 良 い ) 臭 いがこもらないもしくは 多 少 臭 いがこもっても 大 丈 夫 な 場 所 ( 建 物 の 室 内 などでは 臭 いが 染 みつくこともある ) 避 難 施 設 ( 人 の 居 住 場 所 ) 及 び 避 難 者 の 往 来 から 離 れた 場 所 ( 他 人 の 気 配 によって 動 物 が 落 ち 着 かなくなる 動 物 が 嫌 いな 避 難 者 にとって 動 物 がいる ことがストレス 要 因 となる 避 難 者 の 安 全 を 確 保 する ) 動 物 の 臭 気 や 鳴 き 声 が 避 難 所 にできるだけ 届 かない 場 所 ( 動 物 が 好 きな 人 にとっても 非 常 時 には,その 臭 気 や 鳴 き 声 がストレス 要 因 となり 得 る ) 動 物 の 保 管 場 所 だと 明 確 に 示 すことができる 場 所 ( 避 難 している 動 物 にもストレスがかかっているため, 不 用 意 な 接 触 による 事 故 を 防 止 す る 特 に 小 さな 子 供 等 には 注 意 する 必 要 がある ) このマニュアルで 言 う 避 難 所 とは, 人 が 避 難 する 建 物,その 敷 地 及 び 付 属 する 建 物 を 含 め たものです ( 例 : 避 難 施 設 が 学 校 の 体 育 館 であればその 学 校 の 敷 地 内 を 避 難 所 と 言 います ) 1

< 避 難 所 支 援 班 の 役 割 > 同 行 避 難 できる 避 難 所 を 把 握 しておきましょう Q. 避 難 所 支 援 班 ってどんな 人? A. 被 災 時 に 同 行 避 難 してきた 動 物 の 世 話 を 手 伝 ってくれる 人 です 茨 城 県 動 物 愛 護 推 進 員 や 専 門 知 識 を 持 ったボランティアがこれにあたります < 飼 い 主 の 役 割 > 同 行 避 難 できる 避 難 所 を 把 握 し,どこに 避 難 するかを 決 めておきましょう 自 宅 そばに 同 行 避 難 可 能 な 避 難 所 がない 場 合 には, 預 け 先 の 検 討 も 必 要 です 同 行 避 難 が 可 能 な 動 物 は 犬 猫 小 鳥 その 他 一 般 家 庭 における 愛 玩 動 物 とします 特 定 犬 や 危 険 な 動 物 は 同 行 避 難 ができません 事 前 に 預 け 先 を 検 討 しておきます 特 定 犬 には 次 の1~3が 該 当 します 1 秋 田 犬 紀 州 犬 土 佐 犬 ジャーマン シェパード ドーベルマン グレート デーン セント バーナード アメリカン スタッフォードシャー テリア 以 上 8 犬 種 28 犬 種 以 外 で 体 高 60cm 以 上 かつ 体 長 70cm 以 上 の 犬 3 県 知 事 が 指 定 した 犬 飼 養 している 動 物 には,いつも 名 札 を 着 けましょう また, 感 染 症 予 防 のワクチンを 打 っ ておくと 良 いでしょう 飼 養 している 動 物 が 犬 の 場 合, 登 録 と 毎 年 の 狂 犬 病 予 防 接 種 を 済 ませ, 鑑 札 と 注 射 済 票 を 飼 い 犬 に 装 着 しましょう また, 首 輪 が 緩 いと 後 ずさった 時 に 頭 が 抜 けてしまいます 適 切 なきつさに 調 節 しましょう ( 首 輪 装 着 時 に 指 2 本 が 入 るくらい ) 最 低 3 日 間 分 の 餌 と 水 やケージ クレートなどの 資 材 を 準 備 しておきましょう また, 病 気 等 の 理 由 で 特 別 食 を 与 えている 動 物 には 7 日 分 程 度 の 餌 を 準 備 しておくことが 望 ま しいです 飼 育 場 所 で 避 難 生 活 が 送 れるよう,クレートトレーニング 等 普 段 のしつけをしっかり 行 い 準 備 しておかなければならないもの, 用 意 しておくと 良 いものは 次 のとおりです 動 物 に 付 けておかなければならないもの, 付 けておくと 良 いもの 首 輪 や 胴 輪 名 札, 迷 子 札 マイクロチップ(AIPOへ 登 録 が 必 須 ) 犬 の 場 合 は 登 録 鑑 札 及 び 狂 犬 病 予 防 注 射 済 票 ( 法 で 定 められている 義 務 ) 用 意 しておくと 良 いもの ケージやクレート( 肩 にかけられるタイプは 避 難 時 に 両 手 があくので 便 利 ) 餌 及 び 餌 用 容 器 (3~5 日 分 )( 治 療 食 などの 特 別 食 は 多 め(7 日 分 ~)に 準 備 ) 水 及 び 水 用 容 器 (3~5 日 分 ) 処 方 薬 ( 必 要 に 応 じて) トイレシート 毛 布 など 大 きめの 布 2

ましょう しつけの 方 法 が 分 からないときには 専 門 家 へ 相 談 してください また, 県 動 物 指 導 センター( 笠 間 市 )でも 犬 のしつけ 方 の 相 談 を 受 け 付 けています いざという 時 にケージやクレートに 入 っておとなしくすることができない 動 物 は, 動 物 避 難 場 所 へ 収 容 することができない 場 合 があります あらかじめケージやクレー トに 安 心 して 入 っていられるようにしっかりと 訓 練 してください また, 犬 の 場 合 に 法 で 定 められた 登 録 狂 犬 病 予 防 接 種 を 行 っていないと 収 容 を 断 られる 場 合 があります 事 前 に 必 ず 行 ってください 動 物 飼 育 場 所 には 多 くの 動 物 が 集 まると 予 想 されます 他 の 動 物 から 感 染 症 をうつ されないようにするために, 日 頃 から 感 染 症 予 防 ワクチンを 接 種 しておくと 良 いでし ょう 感 染 症 予 防 ワクチンについてはかかりつけもしくは 最 寄 りの 獣 医 師 に 相 談 して ください 狂 犬 病 予 防 注 射 と 感 染 症 予 防 ワクチンは 全 く 別 の 注 射 です 日 本 では, 犬 から 人 へ 狂 犬 病 が 伝 染 するのを 防 ぐために, 狂 犬 病 予 防 法 という 法 律 が 作 られました 狂 犬 病 予 防 ワクチンは 年 1 回 の 接 種 ( 注 射 を 打 つこと)が 義 務 づけ られていて, 必 ず 受 けさせなければなりません 予 防 できるのは 狂 犬 病 だけです 狂 犬 病 予 防 注 射 を 受 けると 市 町 村 から 受 けた 証 ( 狂 犬 病 予 防 注 射 済 票 )が 交 付 されます 万 が 一 犬 が 迷 子 になってもこの 済 票 の 番 号 から 飼 い 主 さんを 調 べることができるので 迷 子 札 の 代 わりにもなります 感 染 症 予 防 ワクチンは 複 数 の 病 気 に 対 するワクチンを 混 合 したものです 対 応 する 病 気 の 数 によって 使 用 するワクチンの 種 類 が 異 なります 法 で 定 められている 注 射 で はないので 飼 い 主 の 判 断 で 必 要 に 応 じて 接 種 します ワクチンには 副 作 用 があります ので,どのワクチンを 打 つかはかかりつけの 獣 医 師 とよく 相 談 して 決 めてください その 他 フィラリアの 薬 など 必 要 に 応 じて 飲 ませておきましょう 同 行 避 難 時 に 薬 は 手 に 入 らない 可 能 性 があります クレートとは 犬 や 猫 を 入 れる, 移 動 可 能 なケースのことで,クレートトレーニングと は, 飼 い 主 の 合 図 でクレートの 中 に 入 り, 飼 い 主 の 指 示 があるまで 中 でおとなしく 待 っ ていることができる 様 に 訓 練 することです この 訓 練 を 行 うことで,クレート 内 での 生 活 で 感 じるストレスを 軽 減 させることができます 3

被 災 直 後 における 同 行 避 難 避 難 所 では, 人 間 と 動 物 との 居 所 は 別 の 場 所 になります 動 物 はケージやクレートに 入 れるなど, 感 染 症 などの 伝 播 を 防 止 するため, 極 力 個 別 に 隔 離 した 状 態 で 飼 養 する 必 要 があります また, 動 物 同 士 の 争 いを 避 けるため,ケージには 毛 布 をかぶせるなど, 動 物 にかかるストレスが できるだけ 少 なくなる 環 境 作 りを 心 がけるようにしましょう < 市 町 村 の 役 割 > 避 難 所 の 動 物 飼 育 場 所 は 飼 い 主 達 が 連 携 して 管 理 運 営 を 行 うことが 原 則 ですが, 最 初 の 同 行 避 難 者 が 現 れた 時 には, 御 協 力 をお 願 いいたします 飼 育 場 所 の 被 災 の 有 無 及 び 使 用 可 能 か 確 認 してください 使 用 できない 場 合 には 代 替 地 に ついて 検 討 し, 周 知 しましょう 避 難 の 初 期 段 階 では 避 難 所 支 援 班 がいないと 思 われるため, 動 物 と 同 行 避 難 をしてきた 人 を 飼 育 場 所 へ 誘 導 し, 臨 時 的 に 動 物 受 付 を 行 ってください 同 行 避 難 者 や 避 難 所 支 援 班 が 到 着 したところで,その 役 割 を 交 代 します 同 行 避 難 者 に 対 し, 本 マニュアルについて 説 明 し, 運 営 を 依 頼 しましょう 動 物 にかかるトラブルは, 災 害 時 動 物 救 護 本 部 もしくは 動 物 指 導 センターへ 相 談 するよう, 勧 めてください 避 難 初 期 段 階 では 避 難 所 に 避 難 者 が 殺 到 することが 想 定 されます その 場 合, 市 町 村 担 当 者 が 動 物 飼 育 場 所 へ 張 り 付 くことができません マニュアル 等 の 説 明 をする 余 裕 がない 場 合 には, 一 時 的 な 仮 置 きなどを 指 示 してください 4

< 避 難 所 支 援 班 の 役 割 > 同 行 避 難 してきた 動 物 の 世 話 は 原 則 として 飼 い 主 全 員 が 連 携 して 行 い, 動 物 飼 育 場 所 の 運 営 を 行 います 避 難 所 支 援 班 はそのお 手 伝 いをする 事 となります 自 ら 進 んで 連 絡 調 整 責 任 者 となり, 利 用 者 のとりまとめを 行 ってください 災 害 時 動 物 救 護 本 部 の 設 置 を 受 け, 本 部 と 調 整 したうえで 飼 育 場 所 に 行 き, 同 行 避 難 者 の 飼 育 場 所 運 営 を 補 助 します 飼 育 場 所 の 管 理 運 営 の 中 心 となる 連 絡 調 整 責 任 者 を 設 置 します 避 難 者 が 動 物 を 連 れてきた 場 合 には 動 物 受 け 入 れ 手 順 書 を 参 考 として 動 物 を 受 け 入 れ ます 同 行 避 難 ができる 避 難 所 と 指 定 されていても, 被 災 直 後 では 動 物 の 飼 育 場 所 が 確 保 されて いないことも 想 定 されます その 場 合 にはできるだけ 風 雨 がしのげ, 他 の 避 難 者 や 動 物 の 安 全 が 確 保 できる 場 所 にその 動 物 を 移 動 させます 飼 育 場 所 の 確 保 やケージの 不 足 分 が 供 給 されるまでの 間 は,リード( 綱 )や 首 輪 の 強 度 を 確 認 し, 雨 がしのげる 軒 下 等 の 強 固 な 工 作 物 にくくり 付 けておきます 飼 育 場 所 が 屋 外 であり, 風 雨 がしのげないような 場 所 であるときにはテント 等 による 専 用 設 備 の 設 営 が 望 まれます 設 営 は 同 行 避 難 者 との 共 同 作 業 になり, 他 の 避 難 者 への 配 慮 も 必 要 となりますので 連 絡 調 整 責 任 者 と 避 難 所 運 営 組 織 ( 以 下, 運 営 組 織 と 言 います ) との 十 分 な 協 議 が 必 要 となります 避 難 所 支 援 班 が 避 難 所 へ 到 着 する 頃 には 既 に 同 行 避 難 者 がいると 想 定 されます そのときまで に 連 絡 調 整 責 任 者 が 決 まっていると 思 われますので, 話 し 合 いの 上, 引 き 継 いでください 動 物 飼 育 場 所 で 一 番 重 要 なことは 事 故 を 起 こさないこと です 咬 みつき 事 故 を 始 め, 飛 び つき 等 によりけが 人 が 出 ないよう 十 分 注 意 して 管 理 するよう 周 知 する 必 要 があります ケージ 等 資 材 が 不 足 している 場 合 は 可 能 な 限 り 速 やかに 本 部 より 配 給 することとしています が, 充 足 するまでは 避 難 者 利 用 者 動 物 の 安 全 を 確 保 しつつ 適 宜 対 応 してください 5

< 飼 い 主 の 役 割 > 同 行 避 難 してきた 動 物 の 世 話 は 原 則 として 飼 い 主 全 員 が 連 携 して 行 い, 動 物 飼 育 場 所 の 運 営 を 行 います 避 難 生 活 では 人 も 動 物 も 大 きなストレスを 感 じています 鳴 き 声 や 糞 尿 の 臭 いに よるトラブルが 増 え, 動 物 による 咬 みつき 事 故 の 危 険 性 も 増 えてしまうと 予 想 されます 普 段 以 上 に 動 物 の 管 理 には 注 意 を 払 ってください この 非 常 時 に 動 物 が 逸 走 して( 逃 げ 出 して)しまうと, 普 段 以 上 に 見 つかりにくく,また 捕 まりにくくなってしまいます 逸 走 を 防 止 するためにも 首 輪 や 胴 輪 は 適 切 に 装 着 しましょう 予 め 把 握 していた 同 行 避 難 できる 避 難 所 へ, 飼 っている 動 物 と 一 緒 に 避 難 しましょう 動 物 を 飼 育 場 所 へ 収 容 する 際 には,その 動 物 の 受 付 を 済 ませましょう 受 付 は 初 め 市 町 村 の 方 が 行 っていますが, 飼 い 主 が 責 任 を 持 って 行 うこととしていますので, 受 付 を 市 町 村 の 方 から 引 き 継 ぎます 動 物 受 入 れ 手 順 書 を 見 ながら, 他 の 同 行 避 難 者 の 動 物 も 受 け 付 けるようにしましょう 飼 育 場 所 の 管 理 運 営 の 中 心 となる 連 絡 調 整 責 任 者 を 設 置 します 基 本 的 には 避 難 所 支 援 班 がこれにあたりますが, 避 難 所 支 援 班 がいない 場 合 には 飼 い 主 の 中 から 選 出 してく ださい 主 な 役 割 は 運 営 組 織 と 連 絡 を 取 り 合 うことです 避 難 所 では 運 営 組 織 の 指 示 に 従 い, 動 物 を 飼 育 場 所 へ 収 容 します 運 営 組 織 の 許 可 を 得 て いる 場 合 を 除 き, 人 の 避 難 施 設 へ 動 物 を 持 ち 込 んではいけません ケージ 等 が 用 意 できない 場 合 には, 供 給 されるまでの 間 はリードや 首 輪 の 強 度 を 確 認 し, 周 囲 の 安 全 性 を 確 認 した 上 で, 雨 がしのげる 場 所 の 強 固 な 工 作 物 に 係 留 しましょう また, 動 物 によっては 段 ボール 箱 なども 活 用 できます 飼 育 場 所 が 屋 外 であり, 風 雨 がしのげないような 場 所 であるときにはテント 等 による 専 用 設 備 の 設 営 が 望 まれます 設 営 は 同 行 避 難 者 との 共 同 作 業 になり, 他 の 避 難 者 への 配 慮 も 必 要 となりますので 連 絡 調 整 責 任 者 と 避 難 所 運 営 組 織 との 十 分 な 協 議 が 必 要 となりま す 同 行 避 難 した 動 物 の 体 調 が 悪 くなってしまったり, 怪 我 をしてしまったりしたときには 連 絡 調 整 責 任 者 を 通 じて, 災 害 時 動 物 救 護 本 部 へ 連 絡 を 入 れてください 状 況 により 獣 医 療 班 を 手 配 します 動 物 飼 育 場 所 で 重 要 なことは 事 故 を 起 こさないこと です 咬 みつき 事 故 を 始 め, 飛 びつき 等 によ りけが 人 が 出 ないよう 十 分 注 意 して 管 理 してください 他 人 に 対 する 注 意 が 必 要 ですが, 自 分 が 怪 我 を しないように 注 意 することも 大 切 です 避 難 所 では 皆, 大 きなストレスを 感 じています 自 らの 常 識 のみにとらわれず,お 互 いに 譲 り 合 い, 謙 虚 な 気 持 ちで 協 力 しあう 事 が 非 常 に 重 要 です 6

避 難 生 活 期 における 動 物 の 管 理 避 難 している 時 間 が 長 くなるにつれて, 人 も 動 物 も 大 きなストレスを 感 じます うまくス トレスが 解 消 できるように, 動 物 飼 育 場 所 では 利 用 者 がお 互 いに 協 力 し 合 い, 動 物 の 管 理 を 行 いましょう 連 絡 調 整 責 任 者 とならなかった 人 も 積 極 的 に 協 力 し, 他 人 任 せにしてはいけ ません < 市 町 村 の 役 割 > 多 くの 場 合, 通 信 手 段 が 限 られてしまいます 県 及 び 市 町 村 の 災 害 対 策 本 部 間 で 使 われる 防 災 無 線 を 利 用 して 連 絡 体 制 を 築 きます また, 飼 い 主 不 明 の 動 物 についても 一 時 的 な 保 護 について 御 協 力 願 います 動 物 飼 育 場 所 の 連 絡 調 整 責 任 者 から 上 がってくる 不 足 している 物 資 などの 要 望 を, 県 災 害 対 策 本 部 経 由 で 災 害 時 動 物 救 護 本 部 へ 伝 達 してください 同 行 避 難 者 及 び 避 難 所 支 援 班 へ, 動 物 受 付 を 引 継 ぎ, 同 行 避 難 者 及 び 避 難 所 支 援 班 へ 窓 口 運 営 を 引 き 渡 してください 保 護 された 飼 い 主 不 明 のペットについては 保 護 班 が 対 応 するまでの 間, 動 物 飼 育 場 所 に 収 容 してください その 動 物 については, 他 の 飼 い 主 同 士 が 連 携 して 当 番 制 を 採 用 するなど, 自 らの 飼 養 動 物 と 同 様 に 飼 育 するようにします 保 護 された 飼 い 主 不 明 の 動 物 が 犬 であった 場 合, 可 能 な 限 り, 犬 登 録 台 帳 等 で 飼 い 主 を 探 すよう 努 めてください 同 行 避 難 者 等 から 飼 育 場 所 の 環 境 改 善 についての 要 求 があった 場 合, 可 能 な 範 囲 で 対 応 し ていただくものとし,それを 超 える 場 合 には 災 害 時 動 物 救 護 本 部 へ 支 援 を 求 めてください 状 況 に 応 じ, 無 理 のない 範 囲 で 飼 育 場 所 の 管 理 運 営 に 御 協 力 願 います 保 護 班 とは, 災 害 時 動 物 救 護 本 部 下 に 置 かれる 班 で, 逸 走 動 物 の 保 護, 被 災 動 物 の 一 時 保 護, 一 時 保 護 施 設 の 運 営 管 理 等 を 行 います 主 に 動 物 指 導 センター 職 員 で 構 成 されます 7

< 避 難 所 支 援 班 の 役 割 > 必 要 な 人 員 物 資 の 不 足, 保 護 情 報 や 逸 走 情 報,トラブル 等 の 情 報 などを 取 りまとめ, 本 部 へ 報 告 すると 共 に, 動 物 飼 育 場 所 利 用 者 の 補 助 を 行 います 飼 育 場 所 のルール 作 りを 行 いましょう 足 りない 物 資 等 については, 選 出 した 連 絡 調 整 責 任 者 から 運 営 組 織 及 び 市 町 村 対 策 本 部 を 通 じて 災 害 時 動 物 救 護 本 部 あてに 必 要 な 物 資 の 供 給 を 依 頼 します 要 求 する 物 資 等 は 必 要 な 分 とし, 余 分 な 量 の 要 求 は 行 わないようにしましょう 飼 育 場 所 の 環 境 改 善 については 運 営 組 織 との 協 議 により, 徐 々に 改 善 するようにし, 一 方 的 に 要 求 するようなことをしてはいけません 避 難 所 の 全 容 を 把 握 するよう 努 め, 他 の 避 難 者 との 避 難 生 活 に 支 障 が 出 ないよう 気 をつける 必 要 があります 改 善 のための 施 工 等 については, 飼 い 主 等 が 行 うことを 原 則 とします 環 境 改 善 等 については, 避 難 者 に 知 らせるとともに, 必 要 に 応 じて 資 材 や 技 術 の 提 供 を 呼 びかけてください 発 生 したトラブルについては 必 ず 災 害 時 動 物 救 護 本 部 へ 情 報 提 供 を 行 ってください また, その 場 で 解 決 できないときには 災 害 時 動 物 救 護 本 部 もしくは 動 物 指 導 センターへ 連 絡 を 入 れ, 相 談 してください 動 物 飼 育 場 所 でトラブルが 発 生 した 場 合 には 双 方 の 意 見 をよく 聞 きその 場 で 解 決 できることであ れば, 解 決 策 を 提 案 します その 場 での 解 決 が 困 難 な 事 例 は 速 やかに 本 部 に 連 絡 し, 助 言 もしくは 指 示 を 仰 いでください 必 要 に 応 じて 動 物 指 導 センター 職 員 が 向 かいます 8

< 飼 い 主 の 役 割 > 動 物 飼 育 場 所 の 管 理 運 営 は 全 て 飼 い 主 の 責 任 の 下 で 行 います 一 部 の 人 だけで 行 うのでは なく, 動 物 飼 育 場 所 を 利 用 する 方 全 員 で 協 力 しなければなりません 定 めたルールを 守 り, 互 いに 助 け 合 いながら 避 難 生 活 を 送 ってください 避 難 所 には 多 くの 方 が 避 難 されていると 思 われます そこで 傍 若 無 人 な 振 る 舞 いをしてし まうと, 動 物 飼 育 場 所 自 体 が 存 続 できなくなる 可 能 性 もあります しっかりと 周 囲 に 気 を 配 り,トラブルにならないようにしましょう 動 物 の 管 理 は, 全 て 飼 い 主 の 責 任 の 下 で 行 います 飼 い 主 が 不 明 な 動 物 については, 他 の 飼 い 主 同 士 が 連 携 して 当 番 制 を 採 用 するなど, 自 ら の 動 物 と 同 様 に 世 話 をします 避 難 所 支 援 班 と 協 力 し, 飼 育 場 所 のルール を 決 めましょう 避 難 所 では 人 も 動 物 も 大 きなストレスを 抱 えています そのストレスを 少 しでも 軽 減 するために 決 められたルール を 守 りましょう 飼 養 のための 物 資 等 が 不 足 している 場 合, 連 絡 調 整 責 任 者 へ 報 告 し, 連 絡 調 整 責 任 者 から 運 営 組 織 及 び 市 町 村 対 策 本 部 を 通 じて 災 害 時 動 物 救 護 本 部 あてに 必 要 な 物 資 の 供 給 を 依 頼 します 要 求 する 物 資 は 必 要 な 分 とし, 余 分 な 量 の 要 求 は 行 わないようにしましょ う 飼 育 場 所 は 常 に 清 潔 にし, 極 力 臭 いなどを 出 さないようにしましょう 決 まったところで 排 泄 させ, 排 泄 物 はルールに 則 って 処 分 しましょう 犬 には 散 歩 が 必 要 です 飼 い 主 の 方 達 が 協 力 して 行 ってください 事 故 防 止 のため, 飼 育 場 所 へは 関 係 者 及 びボランティア 等 の 協 力 者 以 外 は 立 ち 入 らせない ようにしましょう 動 物 をケージ 等 の 外 へ 連 れ 出 す 際 には 必 ずリードで 繋 ぎ, 絶 対 に 放 してはいけません トラブルは 原 則 的 に 当 事 者 同 士 で 解 決 するものとしますが, 解 決 に 至 らない 場 合 には 災 害 時 動 物 救 護 本 部 へ 連 絡 を 入 れてください 避 難 生 活 が 長 期 間 にわたるほど 些 細 なことでトラブルになることが 予 想 されます 周 囲 の 環 境 を 乱 さないよう 常 に 注 意 し, 可 能 な 限 り 鳴 き 声 や 臭 気 を 出 さないようにしましょう 9

復 興 期 における 対 応 避 難 所 が 役 目 を 終 えるときには 動 物 飼 育 場 所 もその 役 目 を 終 えます < 市 町 村 の 役 割 > 収 容 されている 飼 い 主 不 明 の 動 物 について, 譲 渡 先 を 探 すお 手 伝 いをお 願 いします また, 譲 渡 先 の 見 つからなかった 動 物 については 保 護 班 へ 収 容 を 求 めてください 飼 育 場 所 の 役 割 を 終 えた 段 階 で 飼 育 場 所 を 閉 鎖 してください < 避 難 所 支 援 班 の 役 割 > 収 容 している 飼 い 主 不 明 の 動 物 について, 譲 渡 先 を 探 すお 手 伝 いをお 願 いします < 飼 い 主 の 役 割 > 同 行 避 難 場 所 から 帰 宅 や 避 難 場 所 を 移 るときには 後 片 付 けが 重 要 です 同 行 避 難 は 市 町 村 の 協 力 により 実 現 しております 感 謝 の 気 持 ちを 忘 れずに, 責 任 を 持 って 片 付 けましょう 収 容 された 飼 い 主 不 明 の 動 物 や 飼 い 主 が 引 き 取 れなくなった 動 物 には 新 たな 飼 い 主 を 探 す 必 要 があ ります 模 範 的 な 飼 い 主 になって 頂 ける 方 を 募 集 することになりますので 御 協 力 をお 願 いいたします 10

獣 医 療 班 の 応 急 獣 医 療 活 動 ( 公 社 ) 茨 城 県 獣 医 師 会 は 県 との 協 定 に 基 づき 獣 医 療 の 提 供 を 行 います < 獣 医 療 班 の 活 動 内 容 > ( 公 社 ) 茨 城 県 獣 医 師 会 ( 以 下 獣 医 師 会 )はあらかじめ, 災 害 時 における 被 災 動 物 の 獣 医 療 救 護 及 び 一 時 保 護 管 理 活 動 について 定 めておき, 災 害 時 には 災 害 時 動 物 救 護 本 部 と 連 携 して 獣 医 療 班 を 組 織 し, 動 物 飼 育 場 所 での 動 物 医 療 活 動 にあたります 災 害 で 負 傷 した 飼 育 動 物 については, 避 難 所 に 巡 回 してきた 獣 医 療 班 もしくは 被 害 を 受 け ていない 動 物 診 療 施 設 にて 応 急 措 置 を 行 います 動 物 飼 育 場 所 にて 行 う 治 療 は 原 則 として 応 急 措 置 とします 診 察 した 獣 医 師 がさらに 高 度 な 獣 医 療 が 必 要 と 判 断 した 場 合 には, 動 物 診 療 施 設 へ 搬 送 されることがあります 動 物 飼 育 場 所 で 行 える 治 療 には 限 度 があります 持 病 などがあり, 前 もって 必 要 だと 分 か っている 薬 等 は 避 難 の 際 に 持 ち 出 せるようにしておきましょう 飼 い 主 の 分 からない 動 物 が 負 傷 していた 場 合 は, 基 本 的 に 保 護 班 が 収 容 するものとします 獣 医 師 会 会 員 獣 医 師 は 動 物 飼 育 場 所 を 利 用 している 飼 い 主 から, 飼 い 方 等 について 相 談 が 有 った 際 には, 可 能 な 範 囲 で 相 談 に 乗 るよう 努 めるものとします 薬, 処 方 箋, 治 療 食 など 災 害 時 に 飼 っている 動 物 の 体 調 に 異 変 があったとしても,その 状 況 等 によって 全 ての 動 物 病 院 が 協 力 できるとは 限 りません 必 要 に 応 じてかかりつけの 獣 医 師 に 相 談 して 頂 くか 災 害 時 動 物 救 護 本 部 に 連 絡 してください 11

同 行 避 難 動 物 の 管 理 等 について 物 資 供 給 等 の 救 援 を 的 確 に 受 けることのできるよう, 同 行 避 難 した 動 物 の 登 録 を 行 い, 状 況 把 握 に 努 めま す 受 付 の 流 れは 本 書 のとおりです 飼 い 主 は, 責 任 をもって 同 行 避 難 した 動 物 の 飼 育 及 び 動 物 飼 育 場 所 の 運 営 を 行 います また, 避 難 所 に 避 難 してきた 方 々へ, 飼 育 ルールを 周 知 する 等, 動 物 飼 育 場 所 への 協 力 と 理 解 を 得 られるようにしましょう 同 行 避 難 動 物 の 登 録 1 動 物 ごとに 飼 養 登 録 を 行 う ( 登 録 申 込 書 記 載 事 項 ) 別 紙 1,2 参 照 飼 い 主 の 住 所, 氏 名, 携 帯 電 話 番 号, 避 難 所 内 での 避 難 位 置 同 行 避 難 動 物 の 動 物 種, 品 種, 動 物 の 名 前, 性 別 ( 不 妊, 去 勢 手 術 実 施 の 別 も), 毛 色, 特 徴 飼 い 主 不 明 の 動 物 については, 最 終 的 には 保 護 班 が 収 容 することとなります 飼 い 主 が 現 れるか, 保 護 班 に 収 容 されるまでの 間 は, 一 時 的 に 動 物 飼 育 場 所 で 預 かることとなります その 場 合 には 動 物 飼 育 場 所 へ 連 れてきた 方 に 登 録 申 込 書 を 書 いてもらいます 2 登 録 書 をもとに, 避 難 動 物 数 の 集 計 等 を 行 うための 収 容 動 物 登 録 簿 を 作 成 し, 一 定 期 間 ごとに 更 新 し, 現 況 の 把 握 に 努 める 別 紙 3 参 照 避 難 所 内 での 飼 育 1 飼 育 のルール を 避 難 所 内 に 掲 示 し, 周 知 徹 底 を 図 る 避 難 所 に 掲 示 する 飼 育 のルール の 一 例 は 別 紙 4のとおりです 2 動 物 に 関 するトラブルが 生 じたときは, 飼 い 主 らが 責 任 をもって 解 決 に 努 めることとするが, 必 要 に 応 じて 動 物 救 護 本 部 の 支 援 を 要 請 する 3 動 物 飼 育 場 所 は 一 目 で 分 かるようにし, 関 係 者 以 外 の 立 入 りを 制 限 します ( 有 ると 良 いもの) カラーコーン( 重 し 付 ) セーフティーバー 又 は 立 ち 入 り 禁 止 テープ のぼり 動 物 飼 育 場 所 等 12

飼 育 場 所 の 維 持 管 理 1 飼 育 場 所 では, 動 物 種 ごとにグループ 分 けをした 方 が 良 い 犬 嫌 いの 猫, 猫 嫌 いの 犬 などが 不 必 要 に 興 奮 しないように 気 をつけます 動 物 種 によっては, 時 期 に より 暖 房 が 必 須 となりますので 注 意 が 必 要 です 2 飼 育 場 所 及 びその 周 辺 の 環 境 維 持 のため, 飼 い 主 同 士 でローテンションを 組 む 等 の 方 法 により 清 掃, 散 歩, 補 修 及 び 点 検 等 必 要 な 作 業 を 定 期 的 に 実 施 する ( 清 掃 ) ケージに 敷 く 敷 材 の 交 換 ケージの 洗 浄 ごみの 収 集, 廃 棄 ケージ 等 の 消 毒 剤 が 必 要 な 場 合 は, 動 物 救 援 本 部 にその 旨 を 申 し 出 てください ( 散 歩 ) 犬 は 必 ず 実 施 しましょう ( 補 修 ) テント 等 飼 育 場 所 の 設 備 ケージ 看 板 のぼり ( 点 検 その 他 ) 設 備 全 般 の 点 検 ローテーション 及 び 作 業 内 容 の 確 認 3 収 容 動 物 数 に 応 じ, 飼 育 場 所 の 確 保 に 努 めること 収 容 された 動 物 の 種 類 や 数 により, 資 機 材 が 不 足 する 場 合 は, 運 営 組 織 を 通 じて 動 物 救 護 本 部 に 問 い 合 わせください 獣 医 療 健 康 管 理 ( 予 定 ) 1 動 物 の 治 療, 健 康 についての 相 談 は, 獣 医 療 班 又 は 近 隣 動 物 病 院 において 対 応 することとしている ので, 獣 医 療 班 の 巡 回 日 程 及 び 対 応 可 能 な 近 隣 動 物 病 院 の 必 要 な 情 報 について 動 物 救 護 本 部 等 から 収 集 し, 飼 い 主 並 びに 関 係 者 に 周 知 する 動 物 救 護 本 部 から, 保 護 班 等 を 通 じて 情 報 提 供 があります 13

受 付 手 順 書 Ⅰ 同 行 避 難 してきた 飼 い 主 に 対 し, 飼 育 動 物 登 録 申 込 書 (2 枚 ) 及 び 掲 示 用 管 理 票 (1 枚 )を 渡 します このときに 飼 育 場 所 のルールができていれば,そ れを 飼 い 主 に 渡 し, 遵 守 するように 説 明 します ( 動 物 が 複 数 の 時 にはそれぞれ にお 書 きください ) Ⅱ 渡 した 3 枚 すべてに 記 入 してもらいます 記 載 内 容 に 食 い 違 い 等 がないこ とを 確 認 します このとき 飼 い 主 が 別 の 避 難 所 等 に 行 く 際 には 必 ず 携 帯 電 話 の 番 号 等 を 確 認 し, 必 要 なときに 連 絡 が 取 れるようにします Ⅲ 飼 育 動 物 登 録 申 込 書 の1 枚 は 連 絡 調 整 責 任 者 がまとめておき,もう1 枚 は 飼 い 主 が 所 有 します 掲 示 用 管 理 票 は 動 物 を 収 容 するケージなどにつけ, 他 者 に 動 物 の 情 報 を 知 らせます Ⅳ 不 明 な 点 や 困 ったことがあったら, 動 物 救 護 本 部 へ 連 絡 し 指 示 を 仰 いでく ださい 動 物 救 護 本 部 電 話 :0296-72-1200 F A X :0296-72-2271 14

飼 い 主 が 不 明 な 動 物 の 一 時 保 護 について 飼 い 主 が 不 明 な 動 物 については, 保 護 班 が 収 容 することとなりますが, 飼 い 主 が 現 れるか, 保 護 班 に 保 護 されるまでの 間 は, 一 時 的 に 動 物 飼 育 場 所 で 預 かることとなります 保 護 したとき 1 収 容 動 物 登 録 簿 に, 保 護 された 時 の 状 況, 動 物 の 特 徴 等 を 記 録 する 2 使 用 していない 資 材 を 活 用 し, 動 物 飼 育 場 所 に 収 容 する 3 負 傷 又 は 病 気 をしていると 思 われる 場 合 には, 避 難 所 運 営 組 織 ( 以 下 運 営 組 織 とします) を 通 じて 動 物 救 護 本 部 に 協 力 を 要 請 する 保 護 中 の 世 話 1 同 行 避 難 動 物 と 同 様 に, 飼 育 のルール に 基 づいて, 行 き 先 が 決 まるまでの 間, 他 の 動 物 と 同 様 に 世 話 をする その 他 1 保 護 した 動 物 の 情 報 は, 収 容 動 物 登 録 簿 に 記 録 し, 関 係 者 と 情 報 を 共 有 すること また, エサやケージ 等 の 不 足 については, 運 営 組 織 を 通 じて 動 物 救 護 本 部 に 協 力 を 要 請 すること 2 保 護 した 動 物 については, 避 難 者 の 協 力 を 得 て 少 しでも 多 くの 情 報 を 入 手 し, 飼 い 主 探 しに 努 めること 3 災 害 により 失 踪 した 動 物 の 捜 索 依 頼 があった 場 合 は, 運 営 組 織 を 通 じて 依 頼 内 容 を 動 物 救 護 本 部 及 び 関 係 者 に 伝 えてください 15

( 別 紙 1) 飼 育 動 物 登 録 申 込 書 平 成 年 月 日 に, 私 と 同 行 避 難 した 動 物 について, 動 物 飼 育 場 所 における 登 録 を 申 し 込 みます 1 飼 い 主 の 情 報 項 目 避 難 前 の 住 所 氏 名 携 帯 電 話 番 号 避 難 所 での 避 難 位 置 内 容 2 同 行 避 難 動 物 の 情 報 項 目 内 容 動 物 種 犬 猫 その 他 ( ) 品 種 雑 種 その 他 ( ) 動 物 の 名 前 毛 色 登 録 情 報 等 登 録 番 号 ( 犬 のみ)( ) 狂 犬 病 予 防 注 射 済 票 番 号 ( 犬 のみ)(H 年 度, ) マイクロチップ 番 号 ( ) 性 別 ( 不 妊 去 勢 手 術 歴 ) 感 染 症 予 防 ワクチン 持 病 の 有 無 オス メス 無 年 齢 ( 不 妊 去 勢 手 術 実 施 済 み 未 実 施 ) 有 ( 種 類 :8 種 混 合,9 種 混 合, ) 特 徴 3 誓 約 事 項 私 は, 私 の 同 行 避 難 動 物 について 全 ての 責 任 を 持 ちます 私 は, 他 人 が 連 れてきた 動 物 や 飼 い 主 不 明 の 動 物 についても, 共 同 で 世 話 をします 私 は, 動 物 飼 育 場 所 におけるルール 等 を 遵 守 いたします 私 は, 動 物 に 関 するトラブルが 発 生 しないよう, 適 正 飼 養 に 努 めます 私 は, 避 難 所 運 営 組 織 の 指 示 に 従 います 誓 約 書 登 録 番 号 : 上 記 の 動 物 については, 誓 約 事 項 を 守 り 適 正 に 管 理 いたします 平 成 年 月 日 飼 い 主 氏 名 この 用 紙 は, 登 録 申 込 時 に2 枚 提 出 願 います ( 連 絡 調 整 責 任 者, 飼 い 主 が1 枚 ずつ 保 有 ) 16

( 別 紙 2) 掲 示 用 管 理 票 登 録 番 号 動 物 の 名 前 動 物 種 性 別 ( 避 妊 去 勢 手 術 の 有 無 ) 品 種 持 病 の 有 無 特 別 食 の 有 無 平 時 の 飼 養 状 態 室 内 飼 い, 室 外 飼 い, その 他 給 餌 ( 朝, 昼, 夕, 間 食 ( ) ) 散 歩 ( 朝, 夕, 不 定 期, その 他 ( ) ) 嗜 好 ( 食 べないもの: ) 備 考 注 意 事 項 ( 咬 み 癖 など) 17

( 別 紙 3) 収 容 動 物 登 録 簿 : 登 録 飼 い 主 の 情 報 動 物 の 情 報 氏 名 住 所 動 物 種 動 物 の 名 前 性 別 入 所 日 退 所 日 備 考 備 考 備 考 備 考 備 考 備 考 備 考 備 考 備 考 備 考 例 茨 城 太 郎 笠 間 市 日 沢 47 備 考 右 前 肢 切 り 傷 犬 雑 種 ポチ 去 勢 11/10 18

( 別 紙 4) ( 例 ) 飼 育 のルール 飼 い 主 の 皆 様 へ この 非 常 事 態 では,あなたも 動 物 もストレスを 感 じています 避 難 所 は 決 して 快 適 ではありませんし, 見 ず 知 らずの 方 との 共 同 生 活 を 送 らなければなりません 当 然 のことながら,あなたも, 動 物 も, 不 安 を 感 じています しかしながら,いつも 以 上 に 動 物 と 接 することができないかもしれません この 避 難 所 において,お 互 いが 気 持 ちよく 過 ごすように, 次 のことを 守 ってください 1 動 物 には, 所 有 者 を 明 示 する 迷 子 札 ( 飼 い 主 の 氏 名 や 連 絡 先 を 記 入 したもの )を 装 着 し, 決 められた 場 所 でケージ 等 に 入 れてください ただし, 動 物 が 犬 の 場 合 には 必 ず, 鑑 札 と 狂 犬 病 予 防 注 射 済 票 を 装 着 してください ケージ 等 がない 場 合 は, 避 難 所 運 営 組 織 から 動 物 救 護 本 部 に 連 絡 を 入 れていただくよう 依 頼 してください また, 治 療 中 の 病 気 や 怪 我 が ある 動 物 については,その 旨 を 注 意 書 きしておいてください 2 動 物 は, 避 難 所 運 営 組 織 の 許 可 が 無 い 限 り, 避 難 施 設 内 ( 人 が 避 難 している 場 所 )に 持 ち 込 むことはやめてください 動 物 が 嫌 いな 人, 動 物 アレルギーを 持 つ 方 のことも 考 えま しょう 3 動 物 の 飼 養 管 理 及 び 動 物 飼 育 場 所 の 管 理 保 守 点 検 等 は, 飼 い 主 の 方 々で 行 ってくださ い また, 廃 棄 物 については, 所 定 の 位 置 に 捨 ててください 定 時 の 給 餌, 給 水 及 び 後 片 付 け 動 物 の 体 を 清 潔 に 保 つ ケージや 動 物 飼 育 場 所 周 辺 の 清 掃 散 歩 ( 排 尿, 排 便 は 決 められた 場 所 で 行 うこと) 4 避 難 所 には, 所 有 者 の 知 れない 動 物 が 収 容 される 場 合 があります この 動 物 たちの 世 話 についてもお 願 いいたします 5 動 物 が 体 調 を 崩 した 場 合 は, 定 期 的 に 巡 回 診 察 をしている 獣 医 師 にご 相 談 ください 6 動 物 に 関 係 するトラブルについては, 飼 い 主 同 士 で 責 任 をもって 対 処 してください 7 その 他, 避 難 所 運 営 組 織 もしくは 連 絡 調 整 責 任 者 の 指 示 に 従 ってください 19

物 資 等 要 求 書 参 考 例 月 日 動 物 救 護 本 部 行 市 町 村 避 難 所 県 災 害 対 策 本 部 市 町 村 災 害 対 策 本 部 動 物 飼 育 場 所 物 品 資 材 要 求 書 物 品 名 数 量 緊 急 性 高 中 低 高 中 低 高 中 低 高 中 低 高 中 低 高 中 低 高 中 低 備 考 避 難 所 連 絡 調 整 責 任 者 名 20

飼 い 主 不 明 動 物 報 告 書 参 考 例 月 日 動 物 救 護 本 部 行 市 町 村 避 難 所 県 災 害 対 策 本 部 市 町 村 災 害 対 策 本 部 飼 い 主 不 明 動 物 状 況 報 告 書 動 物 種 性 別 毛 色 等 付 属 物 備 考 その 他 連 絡 事 項 避 難 所 連 絡 調 整 責 任 者 名 21

動 物 捜 索 情 報 連 絡 書 参 考 例 月 日 動 物 救 護 本 部 行 市 町 村 避 難 所 県 災 害 対 策 本 部 市 町 村 災 害 対 策 本 部 捜 索 動 物 連 絡 書 動 物 種 性 別 毛 色 等 付 属 物 いなくなったときの 状 況 など その 他 連 絡 事 項 避 難 所 連 絡 調 整 責 任 者 名 22