00 平成23年度業務実績報告書



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スライド 1

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

m07 北見工業大学 様式①

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

1 特 別 会 計 財 務 書 類 の 検 査 特 別 会 計 に 関 する 法 律 ( 平 成 19 年 法 律 第 23 号 以 下 法 という ) 第 19 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 所 管 大 臣 は 毎 会 計 年 度 その 管 理 する 特 別 会 計 について 資 産

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

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損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

●電力自由化推進法案

Taro-01 議案概要.jtd

1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

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( 補 助 金 等 交 付 決 定 通 知 に 加 える 条 件 ) 第 7 条 市 長 は 交 付 規 則 第 11 条 に 規 定 するところにより 補 助 金 の 交 付 決 定 に 際 し 次 に 掲 げる 条 件 を 付 するものとする (1) 事 業 完 了 後 に 消 費 税 及 び

定款

スライド 1

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

損 益 計 算 書 ( 自 平 成 25 年 4 月 1 日 至 平 成 26 年 3 月 31 日 ) ( 単 位 : 百 万 円 ) 科 目 金 額 営 業 収 益 75,917 取 引 参 加 料 金 39,032 上 場 関 係 収 入 11,772 情 報 関 係 収 入 13,352 そ

土 購 入 土 借 用 土 所 有 権 移 転 登 記 確 約 書 農 転 用 許 可 書 ( 写 ) 農 転 用 届 出 受 理 書 ( 写 ) 土 不 動 産 価 格 評 価 書 土 見 積 書 ( 写 ) 又 は 売 買 確 約 書 ( 写 ) 土 売 主 印 鑑 登 録 証 明 書 売 主

公表表紙

Microsoft PowerPoint - 基金制度

【労働保険事務組合事務処理規約】

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16 日本学生支援機構

平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

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高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

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目 次 貸 借 対 照 表 1 損 益 計 算 書 2 キャッシュ フロー 計 算 書 3 利 益 の 処 分 に 関 する 書 類 4 国 立 大 学 法 人 等 業 務 実 施 コスト 計 算 書 5 注 記 事 項 6 附 属 明 細 書 別 紙

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

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続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

Microsoft Word )40期決算公開用.doc

18 国立高等専門学校機構

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科 売 上 原 価 売 上 総 利 益 損 益 計 算 書 ( 自 平 成 26 年 4 月 1 日 至 平 成 27 年 3 月 31 日 ) 目 売 上 高 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 営 業 利 益 営 業 外 収 益 受 取 保 険 金 受 取 支 援 金 補 助 金 収 入 保

( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補 助 金 の 額 は 第 5 条 第 2 項 の 規 定 による 無 線 LAN 機 器 の 設 置 箇 所 数 に 1 万 5 千 円 を 掛 けた 金 額 と 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 補 助 対 象 経 費 の2 分 の1のいずれか 低

(15) 兵 庫 県 道 高 速 湾 岸 線 (16) 神 戸 市 道 高 速 道 路 2 号 線 (17) 兵 庫 県 道 高 速 北 神 戸 線 (18) 神 戸 市 道 高 速 道 路 北 神 戸 線 (19) 神 戸 市 道 高 速 道 路 湾 岸 線 のうち 上 り 線 については 神 戸

1_2013BS(0414)

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文化政策情報システムの運用等

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾


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平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

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の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

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6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m m2 昭 和 43 年 36.50m m2 昭 和 44 年 36.

●幼児教育振興法案

うこと 3. 独 立 行 政 法 人 雇 用 能 力 開 発 機 構 法 を 廃 止 する 法 律 ( 以 下 廃 止 法 という )による 廃 止 前 の 独 立 行 政 法 人 雇 用 能 力 開 発 機 構 法 ( 平 成 14 年 法 律 第 170 号 ) 附 則 第 4 条 第 2 項

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03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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第1章 総則

PowerPoint プレゼンテーション

省 九 州 地 方 整 備 局 長 若 しくは 宮 崎 県 知 事 に 意 見 を 提 出 することができる ( 役 員 の 任 命 ) 第 8 条 理 事 長 及 び 監 事 は 宮 崎 県 知 事 が 任 命 する 2 理 事 は 理 事 長 が 任 命 する 3 副 理 事 長 は 理 事 長

所令要綱

定款  変更

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

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第316回取締役会議案

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

1. 任 免 1-1 採 用 ( 試 験 採 用 ) 1 任 免 試 験 採 用 採 用 者 予 定 者 数 報 告 試 験 公 告 任 命 結 果 通 知 書 採 用 予 定 者 数 の 報 告 採 用 説 明 会 の 計 画 実 施 人 事 異 動 対 象 者

工 事 名 渟 城 西 小 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 2 月 23 日 ( 火

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

Microsoft Word - 目次.doc

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 26 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 法 人 の 長 副 理 事 長 A 理 事 16,638 10,332 4,446 1,

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

受 託 工 事 費 一 般 管 理 費 何 地 区 給 料 手 当 賞 与 引 当 金 繰 入 額 賃 金 報 酬 法 定 福 利 費 退 職 給 付 費 備 消 品 費 厚 生 福 利 費 報 償 費 旅 費 被 服 費 光 熱 水 費 燃 料 費 食 糧 費 印 刷 製 本 費 測 量 調 査

工 事 名 能 代 南 中 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 5 月 24 日 ( 火

Taro-事務処理要綱250820

連結計算書

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(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 (H20.4.1) 96.7 (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.4.1), (H25.4.1) 参 考 値 98.3 (H25.7.1) (H20.4.1) (H25.4

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一般競争入札について


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科 目 予 算 額 決 算 額 差 異 Ⅱ 投 資 活 動 収 支 の 部 1. 投 資 活 動 収 入 特 定 資 産 取 崩 収 入 13,811,848 62,532,864 48,721,016 退 職 給 付 引 当 資 産 取 崩 収 入 2,811,848 54,237,864 51,

Transcription:

7.その 他 参 考 となり 得 る 情 報 (1) 東 日 本 大 震 災 における 被 災 地 支 援 の 取 組 み 東 日 本 大 震 災 に 関 連 し 機 構 は 以 下 に 示 すような 取 組 みを 通 して 復 旧 復 興 に 貢 献 している 1 鉄 道 建 設 業 務 関 連 1) 東 北 新 幹 線 復 旧 支 援 JR 東 日 本 に 対 して 東 北 新 幹 線 の 早 期 復 旧 に 向 けて 軌 道 工 事 及 び 軌 道 整 備 に 必 要 な 工 事 機 械 等 を 貸 し 出 し 2) 仙 台 空 港 線 の 復 旧 支 援 (P16 参 照 ) 仙 台 空 港 鉄 道 株 式 会 社 に 2 名 ( 土 木 電 気 )の 職 員 を 派 遣 するなどの 支 援 を 通 じて 早 期 の 全 線 運 行 再 開 に 貢 献 3) 中 小 民 鉄 線 等 鉄 道 施 設 の 津 波 被 災 状 況 調 査 及 び 復 旧 方 策 検 討 業 務 (P79 参 照 ) 国 土 交 通 省 から 委 託 を 受 けて 中 小 民 鉄 等 鉄 道 施 設 の 津 波 被 災 状 況 調 査 及 び 復 旧 方 策 検 討 業 務 を 早 期 の 復 旧 に 向 けて 短 期 間 で 実 施 4) 三 陸 鉄 道 ( 北 リアス 線 南 リアス 線 )の 復 旧 工 事 (P12~13 参 照 ) 壊 滅 的 な 被 害 を 受 けた 三 陸 鉄 道 ( 北 リアス 線 南 リアス 線 )について 三 陸 鉄 道 株 式 会 社 から 全 線 復 旧 へ 向 けた 全 面 的 な 支 援 要 請 を 受 け 復 旧 工 事 を 受 託 2 船 舶 共 有 建 造 業 務 関 連 1) 被 災 した 旅 客 船 の 代 替 建 造 支 援 等 (P61 68 参 照 ) 生 活 航 路 の 早 期 復 旧 に 向 けて 被 災 した 旅 客 船 の 代 替 建 造 を 早 期 に 実 施 原 子 力 発 電 所 停 止 に 伴 い 増 加 する 石 油 需 要 に 対 応 するため タンカー の 新 規 建 造 に 迅 速 に 対 応 3 国 鉄 清 算 事 業 関 連 1) 利 益 剰 余 金 (1.2 兆 円 )の 国 庫 納 付 (P117~118 参 照 ) 関 係 三 大 臣 合 意 を 踏 まえ 東 日 本 大 震 災 に 対 処 するために 必 要 な 財 源 の 確 保 を 図 るための 特 別 措 置 に 関 する 法 律 に 基 づき 震 災 復 興 に 活 用 する ための 資 金 として 利 益 剰 余 金 (1.2 兆 円 )を 国 庫 納 付 2) 保 有 する 土 地 の 貸 し 出 し 宮 城 県 からの 要 請 により 仙 台 市 太 白 区 あすと 長 町 の 保 有 土 地 (38 街 区 1.6ha)を 応 急 仮 設 住 宅 設 置 のための 用 地 として 提 供 192

(2) 独 立 行 政 法 人 の 事 務 事 業 の 見 直 しの 基 本 方 針 ( 平 成 22 年 12 月 7 日 閣 議 決 定 ) において 講 ずべき 措 置 とされている 事 項 に 対 する 平 成 23 年 度 の 取 組 状 況 表 71 独 立 行 政 法 人 の 事 務 事 業 の 見 直 しの 基 本 方 針 ( 平 成 22 年 12 月 7 日 閣 議 決 定 ) 鉄 道 運 輸 機 構 関 係 部 分 抜 粋 事 務 事 業 の 見 直 し 事 務 事 業 講 ずべき 措 置 実 施 時 期 具 体 的 内 容 01 鉄 道 建 設 等 業 務 02 鉄 道 助 成 業 務 ( 補 助 金 等 交 付 業 務 等 ) コスト 縮 減 の 取 組 等 の 推 進 補 助 金 交 付 業 務 の 一 部 の 国 への 移 管 22 年 度 から 実 施 23 年 度 から 実 施 現 在 実 施 しているコスト 縮 減 策 の 効 果 を 検 証 した 上 で 一 層 のコスト 縮 減 に 努 めるとともに コスト 縮 減 の 取 組 効 果 については 引 き 続 きホームページ 等 国 民 に 分 かりやすい 形 で 公 開 する 補 助 金 等 交 付 業 務 については 交 付 先 内 容 が 特 定 的 なも のである 財 団 法 人 鉄 道 総 合 技 術 研 究 所 に 対 する 超 電 導 磁 気 浮 上 式 鉄 道 (リニア)の 鉄 道 技 術 開 発 費 補 助 金 及 び 日 本 高 速 道 路 保 有 債 務 返 済 機 構 に 対 する 新 線 調 査 費 等 補 助 金 は 国 に 移 管 する 03 特 例 業 務 ( 国 鉄 清 算 業 務 ) 利 益 剰 余 金 の 国 庫 納 付 23 年 度 から 実 施 特 例 業 務 勘 定 の 利 益 剰 余 金 は 国 庫 納 付 する 04 船 舶 の 共 有 建 造 等 業 務 財 務 内 容 の 健 全 化 の 向 上 等 22 年 度 から 実 施 今 後 の 業 務 の 在 り 方 については 重 点 集 中 改 革 期 間 におけ る 取 組 の 成 果 を 踏 まえつつ 内 航 海 運 活 性 化 に 向 けた 政 策 全 体 の 中 での 位 置 付 け 政 策 目 標 政 策 手 段 の 有 効 性 等 を 検 討 し その 結 果 を 次 期 中 期 目 標 等 に 反 映 する 05 高 度 船 舶 技 術 開 発 等 業 務 利 子 補 給 及 び 債 務 保 証 業 務 の 終 了 22 年 度 中 に 実 施 利 子 補 給 及 び 債 務 保 証 業 務 は 業 務 方 法 書 を 変 更 し 平 成 22 年 度 をもって 終 了 する 06 造 船 業 構 造 転 換 業 務 経 過 業 務 07 基 礎 的 研 究 業 務 法 人 の 業 務 としては 廃 止 24 年 度 以 降 実 施 法 人 の 業 務 としては 廃 止 し 真 に 必 要 なものについては 国 で 実 施 する 08 内 航 海 運 活 性 化 融 資 業 務 資 産 運 営 等 の 見 直 し 講 ずべき 措 置 実 施 時 期 具 体 的 内 容 09 特 例 業 務 勘 定 の 利 益 剰 余 金 23 年 度 から 実 施 特 例 業 務 勘 定 の 利 益 剰 余 金 は 国 庫 納 付 する 10 不 要 資 産 の 国 庫 返 納 11 鉄 道 施 設 貸 付 譲 渡 事 業 の 出 資 金 高 度 船 舶 技 術 開 発 等 業 務 における 信 用 基 金 22 年 度 中 に 実 施 23 年 度 中 に 実 施 鉄 道 施 設 貸 付 譲 渡 事 業 の 一 部 終 了 に 伴 う 政 府 出 資 金 12 億 5000 万 円 を 国 庫 納 付 する 利 子 補 給 及 び 債 務 保 証 業 務 に 係 る 信 用 基 金 ( 政 府 出 資 金 ) 10 億 円 を 国 庫 納 付 する 12 事 務 所 等 の 見 直 し 地 方 機 関 の 見 直 し 23 年 度 以 降 実 施 国 鉄 清 算 事 業 東 日 本 支 社 ( 大 宮 ) 国 鉄 清 算 事 業 西 日 本 支 社 ( 淀 川 区 ) 品 川 作 業 所 等 について 土 地 処 分 の 進 ちょく 等 に 応 じて 組 織 の 縮 小 廃 止 等 の 見 直 しを 行 う また 鉄 道 建 設 本 部 東 京 支 社 ( 芝 公 園 )について 事 務 所 借 上 経 費 を 削 減 する 観 点 から 移 転 等 を 検 討 する 13 職 員 宿 舎 の 見 直 し 職 員 宿 舎 の 集 約 化 等 22 年 度 から 実 施 職 員 宿 舎 については 業 務 の 進 ちょく 状 況 入 居 状 況 等 を 勘 案 しながら 集 約 化 や 売 却 を 進 める 14 人 件 費 の 見 直 し ラスパイレス 指 数 の 低 減 22 年 度 から 実 施 本 給 や 諸 手 当 の 見 直 し 等 によりラスパイレス 指 数 を 引 き 下 げる 取 組 を 着 実 に 実 施 するとともに 人 件 費 全 体 の 抑 制 を 更 に 図 る 193

1 鉄 道 建 設 等 業 務 におけるコスト 縮 減 の 取 組 等 の 推 進 国 土 交 通 省 の 公 共 事 業 コスト 構 造 改 善 プログラム を 踏 まえ 機 構 が 策 定 した コス ト 構 造 改 善 プログラム に 基 づき 引 き 続 きコスト 縮 減 の 取 組 みを 推 進 した コスト 縮 減 の 推 進 に 当 たっては 機 構 内 に 設 置 しているコスト 構 造 改 善 プロジェクトチーム 会 議 において 現 在 実 施 しているコスト 縮 減 策 の 効 果 を 検 証 した 上 で 一 層 のコスト 縮 減 に 努 めた コスト 縮 減 の 取 組 効 果 については 引 き 続 きホームページにて 具 体 的 事 例 を 図 を 用 いて 示 すなど 国 民 に 分 かりやすい 形 で 公 開 した( 平 成 22 年 度 実 施 分 は 平 成 24 年 1 月 に 公 開 ) 2 鉄 道 助 成 業 務 における 補 助 金 交 付 業 務 の 一 部 の 国 への 移 管 公 益 財 団 法 人 鉄 道 総 合 技 術 研 究 所 ( 旧 財 団 法 人 鉄 道 総 合 技 術 研 究 所 )に 対 する 超 電 導 磁 気 浮 上 式 鉄 道 (リニア)の 鉄 道 技 術 開 発 費 補 助 金 及 び 独 立 行 政 法 人 日 本 高 速 道 路 保 有 債 務 返 済 機 構 に 対 する 新 線 調 査 費 等 補 助 金 は 平 成 23 年 4 月 1 日 より 国 か らの 直 接 交 付 とした 3 特 例 業 務 ( 国 鉄 清 算 業 務 )における 利 益 剰 余 金 の 国 庫 納 付 利 益 剰 余 金 について 機 構 の 特 例 業 務 勘 定 における 利 益 剰 余 金 等 の 取 扱 いに 関 する 関 係 三 大 臣 合 意 ( 平 成 22 年 12 月 21 日 ) 及 び 東 日 本 大 震 災 に 対 処 するために 必 要 な 財 源 の 確 保 を 図 るための 特 別 措 置 に 関 する 法 律 ( 平 成 23 年 法 律 第 42 号 )に 基 づき 震 災 復 興 に 活 用 するため 平 成 23 年 度 内 に 1 兆 2 千 億 円 を 国 庫 納 付 した 4 船 舶 の 共 有 建 造 等 業 務 における 財 務 内 容 の 健 全 化 の 向 上 等 重 点 集 中 改 革 期 間 終 了 後 の 取 組 みについては 同 期 間 における 取 組 みの 成 果 等 を 踏 まえ 内 航 海 運 効 率 化 のための 鉄 道 建 設 運 輸 施 設 整 備 支 援 機 構 船 舶 勘 定 見 直 し 方 針 ( 平 成 16 年 12 月 20 日 公 表 )に 基 づく 取 組 みを 継 続 しつつ 更 なる 財 務 改 善 を 進 めるため 平 成 22 年 度 以 降 船 舶 使 用 料 の 引 き 上 げを 行 う 等 財 務 改 善 に 努 めている ま た 船 舶 の 共 有 建 造 業 務 における 政 策 誘 導 機 能 を 強 化 する 観 点 から 平 成 22 年 度 より スーパーエコシップや 16%CO 2 排 出 削 減 船 といった 高 度 な 環 境 性 能 を 有 する 船 舶 の 建 造 等 に 対 して 重 点 的 な 支 援 を 行 っており 今 後 もこうした 取 組 みを 継 続 し 適 宜 適 切 に 事 業 の 見 直 しを 行 って 参 る 所 存 であるが これらの 結 果 については 次 期 中 期 計 画 等 に 反 映 させるべきものと 考 えている 5 高 度 船 舶 技 術 開 発 等 業 務 における 利 子 補 給 及 び 債 務 保 証 業 務 の 終 了 及 びそれに 伴 う 不 要 財 産 の 国 庫 納 付 等 高 度 船 舶 技 術 開 発 等 業 務 における 利 子 補 給 及 び 債 務 保 証 業 務 は 平 成 23 年 3 月 に 業 194

務 方 法 書 を 変 更 し 平 成 22 年 度 末 をもって 終 了 した このため 独 立 行 政 法 人 通 則 法 第 46 条 の 2 第 2 項 に 基 づく 政 府 出 資 金 の 国 庫 納 付 同 法 第 46 条 の 3 第 1 項 に 基 づく 民 間 出 資 金 の 払 戻 し 及 び 独 立 行 政 法 人 鉄 道 建 設 運 輸 施 設 整 備 支 援 機 構 法 附 則 第 8 条 に 基 づく 民 間 拠 出 金 の 返 還 手 続 を 行 い 平 成 23 年 12 月 までにすべて 終 了 した 6 事 務 所 等 ( 地 方 機 関 )の 見 直 し 鉄 道 建 設 本 部 東 北 新 幹 線 建 設 局 については 業 務 の 進 捗 にあわせて 平 成 23 年 6 月 に 青 森 市 へ 移 転 するとともに 鉄 道 建 設 本 部 青 森 新 幹 線 建 設 局 への 名 称 変 更 を 行 った 鉄 道 建 設 本 部 東 京 支 社 については 事 務 所 借 上 経 費 を 削 減 する 観 点 から 平 成 23 年 9 月 に 移 転 を 行 った 国 鉄 清 算 事 業 西 日 本 支 社 品 川 作 業 所 については 業 務 の 進 捗 にあわせて 平 成 23 年 度 末 をもって 廃 止 した 国 鉄 清 算 事 業 東 日 本 支 社 及 び 鉄 道 建 設 本 部 九 州 新 幹 線 建 設 局 については 事 業 の 進 捗 にあわせて 事 務 所 借 上 面 積 を 縮 小 した 7 職 員 宿 舎 の 見 直 し( 集 約 化 等 ) 平 成 23 年 度 については 以 下 の 取 組 みを 行 った 1)こずかた 寮 平 成 22 年 度 に 一 般 競 争 入 札 及 び 公 募 抽 選 を 行 ったが 参 加 者 がいなかった さ らに 平 成 23 年 8 月 に 媒 介 業 者 を 募 る 一 般 競 争 入 札 を 行 ったが 参 加 者 がいなかっ た このため 他 の 売 却 手 法 の 検 討 を 行 った 2) 松 戸 宿 舎 習 志 野 台 宿 舎 B 棟 及 び 山 科 宿 舎 市 況 及 び 専 門 家 の 意 見 を 踏 まえ 隣 接 者 との 境 界 確 認 及 び 土 地 鑑 定 評 価 等 を 終 了 し 売 却 に 向 け 事 務 手 続 きを 進 めた 3) 船 橋 宿 舎 等 船 橋 宿 舎 について 入 居 者 を 行 田 宿 舎 へ 移 転 させ 用 途 廃 止 を 行 い ガス 水 道 等 インフラ 部 分 の 設 備 の 共 同 利 用 者 である 部 外 関 係 者 と 協 議 を 進 めたことをはじめ 保 土 ヶ 谷 寮 の 一 部 の 用 途 廃 止 を 行 うなど 現 存 の 宿 舎 及 び 寮 全 体 を 通 じての 集 約 化 に 向 けて 着 実 に 取 り 組 んだ 8 ラスパイレス 指 数 の 低 減 ( 人 件 費 の 見 直 し) 給 与 水 準 については 引 き 続 きその 適 正 化 に 努 めており 平 成 22 年 度 末 をもって 本 社 課 長 補 佐 手 当 の 経 過 措 置 が 終 了 したこと 職 務 手 当 を 見 直 したこと 等 の 取 組 みによ り 平 成 23 年 度 のラスパイレス 指 数 は 平 成 22 年 度 の 113.0 から 112.8 となり 0.2 ポイント 減 少 した 195

9 基 礎 的 研 究 業 務 の 廃 止 平 成 23 年 度 については 以 下 の 取 組 みを 行 った 1) 基 礎 的 研 究 業 務 は 平 成 24 年 度 をもって 終 了 することとし 実 施 中 の 研 究 課 題 の 研 究 期 間 を 平 成 24 年 度 末 までとした 2) 平 成 24 年 度 の 新 規 課 題 の 募 集 は 行 わないこととした (3) 関 連 法 人 への 補 助 取 引 等 及 び 再 就 職 の 状 況 機 構 から 関 連 法 人 への 補 助 取 引 等 及 び 再 就 職 の 状 況 については 表 72 のとおりで あり 毎 年 ホームページで 公 表 している 表 72 関 連 法 人 への 補 助 取 引 等 及 び 再 就 職 の 状 況 法 人 種 別 名 称 ( 特 定 関 連 会 社 ) ( 関 連 会 社 ) 事 項 ( 関 連 公 益 法 人 等 ) フリーゲージトレイン 技 術 研 究 組 合 組 合 員 のために 軌 間 可 変 電 車 に 関 する 試 験 研 究 を 行 うこ と 組 合 員 のために 前 号 の 事 業 の 成 果 を 管 理 すること 関 連 法 人 の 業 務 概 要 組 合 員 に 対 する 技 術 指 導 を 行 うこと 試 験 研 究 のための 施 設 を 組 合 員 に 使 用 させること 前 各 号 の 事 業 に 付 帯 する 事 業 合 計 関 連 公 益 法 人 等 の 受 取 補 助 金 等 ( 国 等 )とその 他 の 収 益 の 金 額 受 取 補 助 金 1,059,422,000 円 受 取 補 助 金 1,059,422,000 円 その 他 収 益 68,484,000 円 その 他 収 益 68,484,000 円 所 有 株 式 数 取 得 価 額 BS 計 上 額 関 連 公 益 法 人 等 の 基 本 財 産 に 対 する 出 えん 拠 出 寄 附 等 運 営 費 事 業 費 等 に 充 てるため 負 担 した 会 費 負 担 金 等 債 権 債 務 の 明 細 債 務 保 証 の 明 細 事 業 収 入 事 業 収 入 総 売 上 高 事 業 収 入 と 独 立 行 政 法 人 の 発 注 等 に 係 る 金 額 割 合 ( 競 争 契 約 企 画 競 争 公 募 及 び 競 争 性 のな い 随 意 契 約 の 金 額 割 合 ) 独 法 発 注 額 1,127,906,000 円 1,127,906,000 円 独 法 発 注 額 1,059,422,000 円 1,059,422,000 円 93.9% 役 員 のうち 独 立 行 政 法 人 の 役 職 員 経 験 者 員 の 人 数 と 氏 名 ( 独 立 行 政 法 人 での 最 終 職 名 ) 0 人 0 人 役 員 に 就 いている 退 職 公 務 員 の 状 況 1 人 1 人 196

1 機 構 における 特 定 関 連 会 社 関 連 会 社 の 有 無 平 成 23 年 度 において 機 構 における 特 定 関 連 会 社 関 連 会 社 は 存 在 しない 2 関 連 法 人 に 係 る 契 約 の 妥 当 性 フリーゲージトレイン 技 術 研 究 組 合 は 軌 間 可 変 電 車 に 関 する 技 術 水 準 の 向 上 を 図 るための 事 業 を 行 うことを 目 的 に 発 足 した 機 関 であり 平 成 23 年 度 においては 軌 間 可 変 電 車 の 走 行 試 験 及 び 設 備 等 の 維 持 管 理 業 務 を 同 組 合 と 契 約 した これらの 業 務 の 実 施 にあたっては これまでの 走 行 試 験 の 実 績 に 基 づく 高 度 な 経 験 ノウハウが 必 要 であるとともに 車 輌 開 発 に 精 通 していることが 必 要 であることから 本 業 務 に 関 連 する 研 究 開 発 を 実 施 する 唯 一 の 機 関 である 同 組 合 と 契 約 し 本 業 務 を 進 めているところである (4) 事 務 に 係 る 経 費 の 見 直 し 状 況 1 法 定 外 福 利 厚 生 費 1) 互 助 組 織 への 助 成 廃 止 に 向 けた 見 直 しに 関 する 国 からの 要 請 等 を 踏 まえ 平 成 22 年 度 から 互 助 組 織 への 助 成 金 の 支 出 を 廃 止 した 2) 昼 食 施 設 利 用 料 補 助 については 平 成 21 年 度 末 をもって 廃 止 した 3)レクリエーション 経 費 の 支 出 に 対 する 見 直 しに 関 する 国 からの 要 請 等 を 踏 まえ 平 成 20 年 度 以 降 のレクリエーションについては 廃 止 し 平 成 21 年 度 以 降 レク リエーション 経 費 の 予 算 要 求 は 行 っていない また 永 年 勤 続 表 彰 については 国 と 同 等 の 制 度 となるよう 平 成 23 年 度 から 10 年 勤 続 表 彰 を 廃 止 することとし た 2 事 務 所 の 借 上 経 費 事 務 所 借 上 経 費 を 削 減 する 観 点 から 鉄 道 建 設 本 部 東 京 支 社 の 移 転 を 平 成 23 年 9 月 に 実 施 した (5) 自 然 災 害 等 に 関 係 するリスクへの 対 応 についての 取 組 み 東 日 本 大 震 災 における 経 験 等 を 踏 まえ 本 社 においては 交 通 機 関 が 運 休 した 際 に 役 職 員 等 を 機 構 事 務 所 内 に 留 め 置 くことができるよう 従 来 の 備 蓄 物 品 の 内 容 を 強 化 し 3 日 分 の 水 食 料 簡 易 トイレや 毛 布 使 い 捨 てカイロ ラジオ 付 き 懐 中 電 灯 非 常 用 発 電 機 等 の 物 品 を 備 蓄 したほか 事 務 所 内 の 防 災 体 制 を 再 点 検 し 必 要 に 応 じ 書 庫 等 の 転 倒 移 動 防 止 措 置 を 講 じた また 消 防 法 に 基 づく 消 防 計 画 の 内 容 の 見 直 し 大 規 模 災 害 時 に 役 職 員 の 安 否 や 建 設 工 事 現 場 等 の 被 災 状 況 に 関 する 情 報 を 迅 速 に 集 約 するための 緊 急 連 絡 体 制 の 整 備 機 構 に 設 置 する 災 害 対 策 本 部 の 体 制 の 見 直 し 等 役 職 員 等 の 安 全 の 確 保 や 通 197

常 業 務 態 勢 への 早 期 復 帰 等 の 推 進 を 図 るための 体 制 を 強 化 した さらに これらの 体 制 の 実 効 性 を 高 めるため 各 種 訓 練 を 実 施 した (6) 運 営 費 交 付 金 債 務 ( 運 営 費 交 付 金 の 未 執 行 ) 及 び 運 営 費 交 付 金 収 益 の 明 細 独 立 行 政 法 人 会 計 基 準 に 基 づき 独 立 行 政 法 人 が 運 営 費 交 付 金 を 受 領 したときは 相 当 額 を 運 営 費 交 付 金 債 務 として 整 理 し 中 期 目 標 の 期 間 中 業 務 の 進 行 に 応 じて 収 益 化 を 行 うものとされている 平 成 23 年 度 の 交 付 額 は 海 事 勘 定 が 9,254,000 円 基 礎 的 研 究 等 勘 定 が 270,288,000 円 及 び 助 成 勘 定 が 242,332,000 円 である また 未 執 行 額 については 基 礎 的 研 究 等 勘 定 の 7,962,212 円 は 研 究 業 務 費 に 係 る 契 約 差 額 の 発 生 等 によるもの 助 成 勘 定 の 26,230,889 円 は 一 般 管 理 費 のうち 事 務 諸 費 等 の 不 用 によるものであり いずれも 業 務 運 営 に 支 障 はなかった なお 運 営 費 交 付 金 債 務 の 残 高 については 中 期 目 標 期 間 の 最 終 年 度 の 決 算 処 理 に 基 づき 処 理 することとなる 表 73 運 営 費 交 付 金 債 務 の 増 減 の 明 細 ( 単 位 : 円 ) 交 付 年 度 平 成 23 年 度 区 分 運 営 費 交 付 金 収 益 当 期 振 替 額 資 産 見 返 運 営 費 交 付 金 小 計 海 事 勘 定 9,254,000 9,254,000 0 9,254,000 0 100% 基 礎 的 研 究 等 勘 定 期 首 残 高 交 付 金 当 期 交 付 額 期 末 残 高 執 行 率 270,288,000 262,271,320 54,468 262,325,788 7,962,212 97.05% 助 成 勘 定 242,332,000 216,101,111 0 216,101,111 26,230,889 89.18% 合 計 521,874,000 487,626,431 54,468 487,680,899 34,193,101 93.45% (7) 不 要 財 産 の 国 庫 納 付 平 成 22 年 に 改 正 された 独 立 行 政 法 人 通 則 法 第 46 条 の 2 において 独 立 行 政 法 人 は 不 要 財 産 であって 政 府 からの 出 資 又 は 支 出 に 係 るものについては 遅 滞 なく 主 務 大 臣 の 許 可 を 受 けて これを 国 庫 に 納 付 すると 定 められた この 規 定 に 基 づき 以 下 のと り 国 庫 納 付 を 行 った 1 海 事 勘 定 1) 高 度 船 舶 技 術 開 発 等 業 務 のうち 利 子 補 給 及 び 債 務 保 証 業 務 は 平 成 22 年 度 末 を もって 終 了 し 当 該 業 務 に 係 る 信 用 基 金 が 不 要 財 産 となった このため 独 立 行 政 法 人 通 則 法 第 46 条 の 2 第 2 項 に 基 づく 政 府 出 資 金 の 国 庫 納 付 同 法 第 46 条 の 3 第 1 項 に 基 づく 民 間 出 資 金 の 払 戻 し 及 び 独 立 行 政 法 人 鉄 道 建 設 運 輸 施 設 整 備 支 援 198

機 構 法 附 則 第 8 条 に 基 づく 民 間 拠 出 金 の 返 還 手 続 を 行 い 平 成 23 年 12 月 までにす べて 終 了 した 2) 第 1 期 中 期 目 標 期 間 の 最 終 年 度 である 平 成 19 年 度 末 に 精 算 収 益 化 を 行 った 海 事 勘 定 の 運 営 費 交 付 金 ( 約 13 百 万 円 )について その 使 途 の 見 込 みがないため 平 成 24 年 3 月 に 国 庫 納 付 した (8) 知 的 財 産 権 1 鉄 道 建 設 業 務 現 在 機 構 が 関 わった 鉄 道 建 設 関 連 の 技 術 開 発 に 伴 う 職 務 発 明 については 職 務 発 明 等 取 扱 規 程 に 基 づき 職 務 発 明 認 定 及 び 出 願 の 手 続 きを 適 切 に 行 っている ま た 職 員 からの 発 明 届 の 提 出 前 に 職 務 発 明 等 調 整 会 議 において 当 該 発 明 の 活 用 見 込 みや 出 願 に 係 る 経 費 等 を 総 合 的 に 判 断 し 出 願 の 是 非 を 事 前 に 検 討 するとともに 取 得 した 特 許 についての 継 続 更 新 の 確 認 も 行 っている 平 成 23 年 度 における 鉄 道 建 設 に 係 る 特 許 等 の 出 願 件 数 は 4 件 であり 査 定 件 数 は 12 件 放 棄 件 数 は 3 件 であった 鉄 道 建 設 業 務 関 連 で 保 有 する 特 許 は 87 件 であり そのうち 平 成 23 年 度 に 実 施 許 諾 は 無 かった(これらの 多 くは 他 者 による 当 該 技 術 等 に 関 する 特 許 の 先 願 取 得 及 びそれにより 発 生 する 特 許 料 の 支 払 いを 防 止 することを 目 的 としたいわゆる 防 衛 特 許 の 考 え 方 により 保 持 しているものであり 必 ずしも 第 三 者 の 実 施 許 諾 による 収 入 を 目 的 としたものではない) 2 基 礎 的 研 究 業 務 基 礎 的 研 究 業 務 は 競 争 的 資 金 制 度 ( 研 究 課 題 を 公 募 採 択 し 研 究 資 金 を 研 究 機 関 に 配 分 する 制 度 )を 実 施 する 業 務 で 保 持 する 知 的 財 産 権 は すべて 委 託 研 究 又 は 共 同 研 究 の 中 で 創 出 されたものであり 共 有 する 研 究 機 関 側 からの 報 告 を 受 け てその 維 持 更 新 の 判 断 を 行 っている 平 成 23 年 度 中 に 2 件 の 特 許 について 継 続 の 必 要 性 について 共 同 所 有 者 と 検 討 し 放 棄 を 行 った 現 在 基 礎 的 研 究 業 務 関 連 で 保 有 する 特 許 は 10 件 著 作 権 は 2 件 であり このう ち 実 施 許 諾 に 至 ったものはない なお 現 在 は 日 本 版 バイドール 制 度 ( 産 業 技 術 力 強 化 法 第 19 条 )のもと 委 託 研 究 の 中 で 出 願 された 特 許 等 については 100% 研 究 機 関 側 が 保 持 することを 原 則 として いるため 機 構 が 新 たに 特 許 を 出 願 等 することはない 保 持 している 特 許 等 の 活 用 については 研 究 機 関 側 が 主 体 的 に 実 施 するものであり 研 究 機 関 側 にその 活 用 を 求 めている 199

(9) 保 有 する 金 融 資 産 等 1 資 金 の 運 用 資 金 管 理 運 用 に 関 しては 内 部 規 程 として 余 裕 金 運 用 基 準 等 を 制 定 しており その 中 で 運 用 金 融 商 品 は 譲 渡 性 預 金 定 期 預 金 又 は 国 債 に 限 定 している なお 管 理 運 用 はあくまで 機 構 が 実 施 しており これらを 他 社 に 委 託 することはない 2 債 権 の 管 理 等 機 構 が 保 有 する 金 融 資 産 である 債 権 としては 1 助 成 勘 定 2 特 例 業 務 勘 定 及 び3 基 礎 的 研 究 等 勘 定 にそれぞれ 貸 付 金 がある 基 礎 的 研 究 等 勘 定 の 貸 付 金 は 機 構 法 に 基 づき 日 本 内 航 海 運 組 合 総 連 合 会 に 貸 付 を 行 ったものであり 約 定 に 基 づき 回 収 しているところである 助 成 勘 定 の 貸 付 金 は 1 機 構 の 前 身 である 旧 鉄 道 整 備 基 金 が 旧 鉄 道 整 備 基 金 法 に 基 づき 鉄 道 施 設 の 建 設 資 金 として 旧 帝 都 高 速 度 交 通 営 団 及 び 旧 日 本 開 発 銀 行 に 無 利 子 で 貸 付 を 行 ったもの 2 機 構 法 に 基 づき 助 成 勘 定 から 建 設 勘 定 に 対 する 勘 定 間 の 資 金 繰 入 を 貸 付 金 として 整 理 したもの の2つであり 約 定 に 基 づき 回 収 しているとこ ろである なお これらの 貸 付 金 については 現 在 は 新 規 の 貸 付 は 行 っていない 特 例 業 務 勘 定 の 貸 付 金 は 1 債 務 等 処 理 法 に 基 づき 北 海 道 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 及 び 四 国 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 に 対 して 鉄 道 建 設 運 輸 施 設 整 備 支 援 機 構 特 別 債 券 の 引 受 に 要 する 資 金 に 充 てるために 無 利 子 貸 付 を 行 ったもの 2 機 構 法 に 基 づき 助 成 勘 定 に 対 する 債 権 を 貸 付 金 として 整 理 したもの の2つである なお これらの 回 収 につい ては 1については 債 券 発 行 日 から 20 年 後 に 特 別 債 券 の 元 金 の 償 還 と 相 殺 2につい ては 約 定 に 基 づき 回 収 することとしている 上 記 の 貸 付 金 について 平 成 23 年 度 において 回 収 しなければならない 金 額 について は 約 定 どおり 回 収 した 200

(10) 監 査 の 状 況 監 事 監 査 要 綱 に 基 づく 監 事 監 査 の 実 施 監 査 の 状 況 は 次 のとおりである 1 業 務 監 査 1) 監 査 項 目 [ 個 別 テーマ] (ア) 鉄 道 建 設 業 務 における 工 事 事 故 防 止 活 動 の 実 施 状 況 (イ) 共 有 船 舶 建 造 業 務 (ウ) 国 鉄 清 算 業 務 におけるPCB 廃 棄 物 の 処 理 状 況 [ 共 通 テーマ] (ア) 内 部 統 制 の 実 施 状 況 (イ) 契 約 の 適 切 性 (ウ) 保 有 資 産 の 処 分 状 況 及 び 事 務 所 等 の 施 設 保 有 (エ) 給 与 水 準 等 の 状 況 2) 監 事 監 査 報 告 書 の 概 要 ( 平 成 24 年 6 月 理 事 長 提 出 ) [ 個 別 テーマ] (ア) 鉄 道 建 設 業 務 における 工 事 事 故 防 止 活 動 のうち 特 に 本 社 事 故 防 止 監 査 の 実 施 状 況 及 び 工 事 事 故 発 生 後 の 対 応 状 況 等 について 監 査 を 実 施 した その 結 果 支 社 等 に 対 する 本 社 事 故 防 止 監 査 は 延 べ 98 工 区 を 対 象 に 上 期 及 び 下 期 の 年 2 回 実 施 し 監 査 終 了 後 鉄 道 建 設 所 毎 に 講 評 を 行 い 工 区 別 に 工 夫 がみられるものについては 推 奨 事 項 として 取 り 上 げ 事 故 につな がる 恐 れがあるものについては 指 摘 事 項 としてその 是 正 を 速 やかに 行 う ことを 求 めていることを 確 認 した また 工 事 事 故 発 生 後 の 対 応 状 況 等 については 支 社 等 が 作 成 した 事 故 発 生 から 工 事 再 開 までのフロー 図 に 基 づき 処 理 していることを 確 認 した 本 社 においては 事 故 防 止 連 絡 会 議 で 再 発 防 止 策 を 水 平 展 開 し 特 に 重 大 な 事 故 の 場 合 は 事 務 連 絡 等 で 注 意 喚 起 を 図 っていることを 確 認 した なお 事 故 発 生 から 工 事 再 開 までのフロー 図 は その 内 容 や 運 用 等 が 支 社 等 毎 に 区 々となっていたことから 鉄 道 建 設 本 部 として 統 一 したもの を 作 成 運 用 するよう 要 望 した 更 に 支 社 等 の 事 故 防 止 に 関 する 平 成 23 年 度 基 本 姿 勢 と 重 点 実 施 項 目 の 受 注 者 への 通 知 が 4 月 以 降 となっていた 事 例 があったことなどから 早 い 段 階 での 通 知 を 要 望 した (イ) 共 有 船 舶 に 係 る 建 造 契 約 の 実 施 状 況 並 びに 工 事 監 督 及 び 検 査 の 実 施 状 況 に 201

ついて 監 査 を 実 施 した その 結 果 共 有 船 建 造 関 係 役 員 会 における 建 造 の 可 否 の 審 査 理 事 会 へ の 報 告 契 約 予 定 造 船 所 等 との 技 術 打 合 せ 予 定 価 格 の 算 出 共 同 建 造 事 業 者 との 建 造 協 定 契 約 造 船 所 との 船 舶 建 造 工 事 請 負 契 約 等 の 共 有 船 建 造 に 係 る 事 務 手 続 きが 概 ね 適 正 に 実 施 されていることを 確 認 した なお 建 造 船 価 について 船 舶 建 造 の 内 定 前 には 審 査 されていなかった ことなどから より 一 層 厳 格 な 審 査 を 実 施 するよう 要 望 した また 事 務 処 理 要 領 に 基 づき 工 事 監 督 職 員 及 び 検 査 職 員 の 指 名 工 事 監 督 の 報 告 書 等 の 作 成 を 実 施 していること 建 造 中 における 工 事 監 督 につい ては 工 事 監 督 検 査 要 領 に 基 づき 監 督 を 実 施 していること 船 舶 完 成 検 査 実 施 要 領 に 基 づき 完 成 検 査 を 行 い 検 査 報 告 書 を 作 成 していることを 確 認 し た なお 監 督 職 員 と 検 査 職 員 が 同 一 となっていた 事 例 があったことから 事 務 処 理 要 領 に 基 づき 別 の 者 とするよう 要 望 した (ウ) 国 鉄 清 算 業 務 で 保 有 しているPCB 廃 棄 物 について 法 令 等 により 確 実 に かつ 適 正 に 処 理 することが 義 務 付 けられていることから 処 理 事 業 者 の 受 入 れ 状 況 各 支 社 の 保 管 場 所 での 取 組 み 及 び 今 後 の 処 理 計 画 等 について 監 査 を 実 施 した その 結 果 PCB 廃 棄 物 の 保 有 状 況 処 分 実 績 処 分 計 画 及 び 濃 度 分 析 の 実 施 状 況 並 びに 管 理 状 況 を 確 認 し 法 令 等 に 則 り 適 正 に 管 理 しているこ とを 確 認 した なお PCB 廃 棄 物 の 処 理 の 受 入 処 理 施 設 については 対 応 施 設 が 限 ら れていたり 処 理 経 費 等 の 課 題 などがあり 処 理 が 進 展 していないことな どから 国 や 自 治 体 等 さらに 処 理 事 業 者 と 積 極 的 に 協 議 を 進 めて 情 報 収 集 に 努 め 確 実 に 処 理 を 進 めることを 要 望 した [ 共 通 テーマ] (ア) 内 部 統 制 の 実 施 状 況 について 監 査 した その 結 果 1 基 本 理 念 等 内 部 統 制 に 係 る 取 組 みの 周 知 2 部 門 別 に 理 事 長 と 各 理 事 等 との 打 合 せの 実 施 3 内 部 統 制 に 関 わる 事 項 を 取 扱 う 各 種 委 員 会 等 との 連 携 や 既 存 の 監 査 結 果 の 情 報 共 有 4 本 社 及 び 地 方 機 関 におけ る 研 修 説 明 会 の 実 施 の 各 項 目 について 種 々の 取 組 みが 実 施 されてい ることを 確 認 した なお 新 たに 本 社 の 管 理 職 に 任 じられた 者 に 対 する 研 修 については 登 用 後 速 やかに 実 施 すること また 研 修 内 容 についても 社 会 情 勢 の 動 向 情 報 を 収 集 し 受 講 者 アンケートを 参 考 にしながら 重 点 項 目 を 定 めるなどし て 充 実 を 図 ることを 要 望 した 202

(イ) 契 約 の 適 切 性 の 観 点 から 随 意 契 約 等 の 見 直 しの 状 況 について 監 査 した その 結 果 随 意 契 約 の 見 直 しに 伴 う 平 成 23 年 度 競 争 契 約 へ 移 行 する 予 定 件 名 は 再 リース 契 約 を 除 き 競 争 性 のある 契 約 に 移 行 していること また 一 者 応 札 一 者 応 募 の 見 直 し 状 況 については 契 約 方 式 の 見 直 し 参 加 条 件 の 変 更 入 札 公 告 等 をホームページへ 公 表 するなど 入 札 に 参 入 し 易 い 方 法 で 見 直 しを 行 っていることを 確 認 した また 随 意 契 約 及 び 一 者 応 札 一 者 応 募 の 見 直 しの 取 組 み 状 況 については 随 意 契 約 の 見 直 しでは システム 改 修 等 の 公 募 の 際 にプログラムソースを 貸 与 する 旨 を 示 方 書 に 明 示 し 第 三 者 が 参 入 し 易 い 環 境 の 整 備 を 図 っているこ と 参 加 者 の 有 無 を 確 認 する 公 募 手 続 きにおいても 資 格 等 の 参 加 条 件 の 緩 和 を 図 っていることを 確 認 した さらに 一 者 応 札 一 者 応 募 の 見 直 しでは 入 札 参 加 要 件 の 緩 和 周 知 期 間 の 拡 大 を 図 るなど 一 者 応 札 一 者 応 募 が 減 少 するよう 取 り 組 んでいることを 確 認 した なお 今 後 も 随 意 契 約 及 び 一 者 応 札 一 者 応 募 の 見 直 しに 引 き 続 き 取 り 組 むよう 要 望 した また 随 意 契 約 の 見 直 しの 実 施 状 況 については 競 争 性 の ない 随 意 契 約 の 見 直 し 状 況 は 随 意 契 約 によることが 真 にやむを 得 ないもの を 除 き 一 般 競 争 入 札 等 に 移 行 するものとされており 平 成 20 年 度 から 措 置 がとられていることを 確 認 した 国 鉄 清 算 業 務 に 係 る 一 者 応 札 一 者 応 募 の 見 直 しとしては 公 告 期 間 及 び 公 募 期 間 の 延 伸 や 特 定 の 者 の 名 称 を 非 公 表 にして 公 示 していた さらに 機 構 ホームページに 掲 載 して 広 く 参 加 者 を 募 っていることを 確 認 した (ウ) 保 有 資 産 の 処 分 状 況 及 び 事 務 所 等 の 施 設 保 有 について 監 査 した その 結 果 松 戸 宿 舎 習 志 野 台 宿 舎 B 棟 こずかた 寮 及 び 山 科 宿 舎 の 売 却 手 続 きを 進 めていることを 確 認 した なお 宿 舎 等 の 不 要 となった 資 産 については 引 き 続 き 本 社 地 方 機 関 の 関 係 箇 所 と 密 接 に 連 携 を 図 り 資 産 処 分 を 実 施 するよう 要 望 した 地 方 機 関 等 の 事 務 所 等 の 施 設 保 有 について 監 査 したところ 鉄 道 建 設 本 部 東 北 新 幹 線 建 設 局 については 業 務 の 進 捗 にあわせて 平 成 23 年 6 月 に 青 森 市 へ 移 転 するとともに 鉄 道 建 設 本 部 青 森 新 幹 線 建 設 局 への 名 称 変 更 を 行 っ ていた また 鉄 道 建 設 本 部 東 京 支 社 については 事 務 所 借 上 経 費 の 削 減 の 観 点 から 平 成 23 年 9 月 に 移 転 を 行 っていた さらに 鉄 道 建 設 本 部 九 州 新 幹 線 建 設 局 については 業 務 の 進 捗 にあわせて 平 成 23 年 10 月 に 事 務 所 借 上 面 積 を 縮 小 していた また 国 鉄 清 算 事 業 東 日 本 支 社 については 業 務 の 進 捗 にあわせて 平 成 24 年 6 月 末 までに 事 務 所 借 上 面 積 を 縮 小 することとしており 国 鉄 清 算 事 業 西 日 本 支 社 品 川 作 業 所 は 平 成 23 年 度 末 に 廃 止 していた 203

(エ) 給 与 水 準 等 の 状 況 について 監 査 した その 結 果 平 成 23 年 度 においては 職 務 手 当 の 見 直 しを 行 っており ま た 人 員 の 効 率 的 運 用 外 部 能 力 等 の 活 用 により 人 件 費 の 削 減 が 行 われて いることを 確 認 した これらの 取 組 みにより ラスパイレス 指 数 は 平 成 23 年 度 は 112.8 で 昨 年 度 の 指 数 113.0 と 比 較 して 0.2 ポイント 減 少 した ことを 確 認 した なお 給 与 水 準 を 上 回 っている 要 因 の 検 証 を 進 めつつ 国 民 の 理 解 が 得 られるよう 適 切 な 給 与 水 準 の 確 保 を 要 望 した 2 会 計 監 査 平 成 22 事 業 年 度 会 計 監 査 1) 監 査 項 目 (ア) 経 理 処 理 の 適 正 性 : 資 金 前 渡 払 について (イ) 契 約 の 適 切 性 : 随 意 契 約 の 適 正 化 について (ウ) 給 与 水 準 等 の 状 況 について (エ) 保 有 資 産 の 処 分 状 況 等 について ( 国 鉄 清 算 業 務 ) (ア) 経 理 処 理 の 適 正 性 : 長 期 未 収 金 及 び 未 払 金 について (イ) 支 出 の 妥 当 性 : 謝 礼 見 舞 金 雑 費 等 について (ウ) 契 約 の 適 切 性 2) 監 査 結 果 概 要 ( 平 成 23 年 6 月 理 事 長 提 出 ) (ア) 資 金 前 渡 払 いについて 関 係 規 程 等 に 基 づく 支 出 使 途 現 金 の 保 管 等 に ついて 監 査 した その 結 果 支 出 の 妥 当 性 現 金 出 納 整 理 帳 への 記 載 精 算 処 理 現 金 残 高 確 認 等 が 適 正 に 処 理 されていることを 確 認 した また 現 金 は 堅 固 な 金 庫 へ 保 管 が 適 切 に 行 われていることを 確 認 した (イ) 平 成 22 年 度 の 随 意 契 約 の 見 直 し 状 況 を 監 査 した その 結 果 1 随 意 契 約 の 見 直 しに 伴 う 22 年 度 競 争 契 約 へ 移 行 する 予 定 件 名 は 再 リース 契 約 を 除 き 競 争 性 のある 契 約 に 移 行 していること 2 一 者 応 札 一 者 応 募 の 見 直 し 状 況 については 契 約 方 式 の 見 直 し 参 加 条 件 の 変 更 入 札 公 告 等 をホームページへ 公 表 するなど 入 札 に 参 入 し 易 い 方 法 で 見 直 しを 行 っていること 3 随 意 契 約 及 び 一 者 応 札 一 者 応 募 の 見 直 しの 取 組 み 状 況 については 随 意 契 約 の 見 直 しでは システム 改 修 等 の 公 募 の 際 にプログラムソースを 貸 与 する 旨 を 示 方 書 に 明 示 し 第 三 者 が 参 入 し 易 い 環 境 の 整 備 を 図 っていることを 確 認 した さらに 一 者 応 札 一 者 応 募 の 見 直 しでは 入 札 参 加 要 件 の 緩 和 周 知 期 間 の 拡 大 を 図 るなど 一 者 応 札 204

一 者 応 募 が 減 少 するよう 取 り 組 んでいることを 確 認 した なお 今 後 も 随 意 契 約 及 び 一 者 応 札 一 者 応 募 の 見 直 しに 引 き 続 き 取 組 むよう 要 望 した (ウ) 給 与 水 準 等 の 状 況 及 び 人 件 費 の 削 減 状 況 について 監 査 した その 結 果 役 員 の 報 酬 及 び 特 別 手 当 の 引 下 げ 職 員 については 55 歳 を 超 える 3 等 級 以 上 の 職 員 に 対 する 俸 給 職 務 手 当 及 び 期 末 勤 勉 手 当 の 引 下 げを 実 施 していることを 確 認 した また 本 社 課 長 補 佐 手 当 の 廃 止 に 伴 う 経 過 措 置 による 支 給 割 合 制 限 の 縮 減 実 施 を 確 認 した さらに 人 員 の 効 率 的 運 用 外 部 能 力 等 の 活 用 により 人 件 費 の 削 減 が 行 われていることを 確 認 した これらにより ラスパイレス 指 数 は 平 成 22 年 度 は 113.0 で 昨 年 度 の 指 数 114.2 と 比 較 して 1.2 ポイント 減 少 したことを 確 認 した なお 給 与 水 準 を 上 回 っている 要 因 の 検 証 を 進 めつつ 国 民 の 理 解 が 得 られるよう 適 切 な 給 与 水 準 の 確 保 を 要 望 した (エ) 保 有 資 産 の 処 分 状 況 等 については 平 成 22 年 度 の 処 分 状 況 及 び 宿 舎 の 集 約 化 が 進 んでいるかについて 監 査 した その 結 果 麻 布 分 室 上 田 宿 舎 の 売 却 処 分 を 実 施 していることを 確 認 し た こずかた 寮 については 応 札 者 なし 山 科 宿 舎 については 隣 地 境 界 の 確 認 松 戸 宿 舎 については 売 却 指 示 保 留 の 事 由 から 平 成 23 年 度 に 売 却 を 予 定 していることを 確 認 した また 宿 舎 の 入 居 率 が 低 い 宿 舎 の 集 約 化 を 図 り 習 志 野 台 宿 舎 B 棟 は 平 成 23 年 度 に 売 却 予 定 とし 船 橋 宿 舎 は 関 係 者 との 調 整 後 売 却 予 定 とし ていることから これら 保 有 資 産 の 見 直 しを 行 っていることを 確 認 した なお 宿 舎 等 の 不 要 となった 資 産 については 引 き 続 き 本 社 地 方 機 関 の 関 係 箇 所 と 密 接 に 連 携 を 図 り 資 産 処 分 を 実 施 するよう 要 望 した ( 国 鉄 清 算 業 務 ) (ア) 長 期 未 収 金 及 び 未 払 金 について 監 査 した 長 期 未 収 金 は 賠 償 金 及 び 弁 償 金 であり 収 納 状 況 を 決 議 書 関 係 証 憑 及 びヒアリングにより 調 査 したところ その 処 理 は 関 係 規 程 等 に 則 り 適 正 に 行 われていた 未 払 金 は 基 盤 整 備 工 事 費 業 務 災 害 補 償 費 等 であり 未 払 いとなった 事 由 及 び 支 払 日 を 決 議 書 関 係 証 憑 により 調 査 したところ 適 正 に 処 理 さ れていた (イ) 謝 礼 見 舞 金 雑 費 部 所 長 雑 費 の 支 払 について 監 査 した 関 係 証 憑 及 びヒアリング 等 により 確 認 したところ 特 に 指 摘 する 事 項 は 認 められなかった (ウ) 平 成 22 年 度 の 契 約 は 少 額 契 約 を 除 くと 競 争 入 札 によるものが 68 件 随 意 契 約 によるものが 93 件 であった 205

随 意 契 約 の 内 容 は 自 治 体 への 工 事 委 託 鉄 道 事 業 者 への 工 事 及 び 資 材 調 達 委 託 関 連 事 務 所 及 び 宿 舎 の 賃 借 契 約 関 連 PCB 処 理 文 化 財 調 査 等 であり 競 争 性 の 余 地 のない 契 約 が 大 部 分 であった また 青 写 真 焼 付 システム 管 理 更 新 作 業 等 の 競 争 性 が 期 待 される 契 約 については 公 募 を 実 施 していた なお 一 者 応 札 が 12 件 応 募 なしが 6 件 発 生 していることから 公 募 期 間 を 延 伸 する 等 契 約 の 適 切 性 の 確 保 に 努 めるよう 要 望 した 平 成 23 事 業 年 度 会 計 監 査 1) 監 査 項 目 (ア) 財 務 諸 表 及 び 決 算 報 告 書 に 関 する 監 査 (イ) 経 理 処 理 の 適 正 性 2) 監 査 結 果 概 要 ( 平 成 24 年 6 月 理 事 長 提 出 ) (ア) 平 成 23 事 業 年 度 の 財 務 諸 表 及 び 決 算 報 告 書 は 適 正 であると 認 める (イ) 経 理 処 理 の 適 正 性 経 理 処 理 の 適 正 性 の 観 点 から 主 として 未 収 金 仮 払 金 について 監 査 した その 結 果 未 収 金 については 発 生 理 由 及 び 内 容 を 決 議 書 及 び 関 係 証 憑 により また 仮 払 金 についてはサンプル 抽 出 した 件 名 を 協 定 書 精 算 書 及 び 関 係 証 憑 により 監 査 したところ 関 係 規 程 に 則 り 適 正 に 処 理 されて いることを 確 認 した 国 鉄 清 算 業 務 における 未 収 金 については 発 生 理 由 及 び 内 容 を 決 議 書 及 び 関 係 証 憑 により また 仮 払 金 については 仮 払 いの 理 由 委 託 業 務 に 係 る 精 算 手 続 き 及 び 関 係 証 憑 により 監 査 したところ 関 係 規 程 に 則 り 適 正 に 処 理 されていることを 確 認 した 3 内 部 監 査 規 程 に 基 づく 内 部 監 査 の 実 施 監 査 の 状 況 は 次 のとおりである 1) 監 査 項 目 (ア) 工 事 用 機 械 装 置 及 び 作 業 用 備 品 の 管 理 運 用 状 況 について (イ) 用 地 の 保 守 管 理 状 況 について ( 国 鉄 清 算 業 務 ) (ア) 国 鉄 清 算 業 務 の 宿 舎 等 の 管 理 状 況 について (イ) 国 鉄 清 算 業 務 の 土 地 処 分 等 の 事 務 処 理 状 況 について 2) 監 査 結 果 報 告 書 の 概 要 ( 平 成 24 年 3 月 理 事 長 報 告 ) (ア) 工 事 用 機 械 装 置 及 び 作 業 用 備 品 が 管 理 運 用 規 程 及 び 物 品 管 理 規 程 等 に 基 づき 管 理 運 用 保 管 等 が 実 施 されているかについて 監 査 した 206

その 結 果 工 事 用 機 械 装 置 の 管 理 運 用 状 況 については 本 社 設 備 部 が 機 械 システムにより 各 地 方 機 関 と 連 携 を 図 り 一 元 的 な 管 理 を 行 う 方 法 で 取 り 組 むなど 適 切 に 行 われていた また 作 業 用 備 品 の 管 理 については 物 品 管 理 役 が 物 品 管 理 簿 を 備 え 記 帳 整 理 するなど 概 ね 適 切 に 記 載 されていたが 一 部 地 方 機 関 において 物 品 管 理 簿 の 整 理 が 不 十 分 であったので 規 程 に 基 づく 事 務 処 理 を 図 るよう 指 導 した (イ) 機 構 が 所 有 する 用 地 を 鉄 道 事 業 者 に 引 継 ぐまでの 間 の 保 守 管 理 状 況 につ いて 監 査 した その 結 果 用 地 の 保 守 管 理 は 保 守 規 程 及 び 各 地 方 機 関 が 定 める 取 扱 要 領 の 定 めに 基 づき 概 ね 適 正 に 行 われていたが 用 地 整 理 担 当 者 の 指 定 につ いては 保 守 規 程 と 取 扱 要 領 に 齟 齬 がみられ 保 守 規 程 に 基 づき 指 定 されて いなかったので 改 善 を 図 るよう 指 導 した ( 国 鉄 清 算 業 務 ) (ア) 国 鉄 清 算 業 務 の 宿 舎 等 の 管 理 状 況 について 監 査 した その 結 果 平 成 21 年 4 月 に 国 鉄 清 算 業 務 所 管 宿 舎 規 程 から 機 構 宿 舎 規 程 の 適 用 に 移 行 したことによる 宿 舎 等 の 使 用 料 の 徴 収 時 期 の 変 更 や 管 理 台 帳 等 の 整 備 など 事 務 処 理 の 不 備 が 見 受 けられたため 円 滑 な 事 務 処 理 が 行 わ れるような 体 制 整 備 を 指 導 した (イ) 国 鉄 清 算 業 務 の 土 地 処 分 等 の 事 務 処 理 状 況 について 監 査 した その 結 果 国 鉄 改 革 時 に 承 継 法 人 に 承 継 されていない 新 たに 発 見 された 実 査 発 見 地 の 処 分 について 処 理 方 法 を 決 定 するために 必 要 な 証 拠 書 類 が 不 十 分 であったため 可 能 な 限 りの 証 拠 書 類 の 調 査 収 集 に 努 め 適 切 に 処 理 するよう 指 導 した 207

208