平 成 19 年 3 月 期 決 算 短 信 平 成 19 年 5 月 23 日 上 場 会 社 名 アール ケー ビー 毎 日 放 送 株 式 会 社 上 場 取 引 所 福 証 コード 番 号 9407 URL http://www.rkb.ne.jp 代 表 者 ( 役 職 名 ) 代 表 取 締 役 社 長 ( 氏 名 ) 石 上 大 和 問 合 せ 先 責 任 者 ( 役 職 名 ) 経 理 部 長 ( 氏 名 ) 松 浦 泰 久 T E L (092) 852-6624 定 時 株 主 総 会 開 催 予 定 日 平 成 19 年 6 月 28 日 配 当 支 払 開 始 予 定 日 平 成 19 年 6 月 29 日 有 価 証 券 報 告 書 提 出 予 定 日 平 成 19 年 6 月 28 日 ( 百 万 円 未 満 切 捨 て) 1.19 年 3 月 期 の 連 結 業 績 ( 平 成 18 年 4 月 1 日 ~ 平 成 19 年 3 月 31 日 ) (1) 連 結 経 営 成 績 (% 表 示 は 対 前 期 増 減 率 ) 売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益 当 期 純 利 益 百 万 円 % 百 万 円 % 百 万 円 % 百 万 円 % 19 年 3 月 期 26,226 1.0 1,555 32.6 1,480 33.0 784 37.9 18 年 3 月 期 25,968 2.0 2,307 21.1 2,208 23.3 1,263 18.3 1 株 当 たり 当 期 純 利 益 潜 在 株 式 調 整 後 1 株 当 たり 当 期 純 利 益 自 己 資 本 当 期 純 利 益 率 総 資 産 経 常 利 益 率 売 上 高 営 業 利 益 率 円 銭 円 銭 % % % 19 年 3 月 期 70 20 3.1 3.1 5.9 18 年 3 月 期 109 84 5.4 4.7 8.9 ( 参 考 ) 持 分 法 投 資 損 益 19 年 3 月 期 百 万 円 18 年 3 月 期 百 万 円 (2) 連 結 財 政 状 態 総 資 産 純 資 産 自 己 資 本 比 率 1 株 当 たり 純 資 産 百 万 円 百 万 円 % 円 銭 19 年 3 月 期 45,192 26,031 56.2 2,275 87 18 年 3 月 期 49,709 24,678 49.7 2,205 89 ( 参 考 ) 自 己 資 本 19 年 3 月 期 25,412 百 万 円 18 年 3 月 期 百 万 円 (3) 連 結 キャッシュ フローの 状 況 営 業 活 動 による キャッシュ フロー 投 資 活 動 による キャッシュ フロー 財 務 活 動 による キャッシュ フロー 現 金 及 び 現 金 同 等 物 期 末 残 高 百 万 円 百 万 円 百 万 円 百 万 円 19 年 3 月 期 631 408 502 2,146 18 年 3 月 期 1,737 2,456 1,249 1,866 2. 配 当 の 状 況 1 株 当 たり 配 当 金 ( 基 準 日 ) 中 間 期 末 期 末 年 間 配 当 金 総 額 ( 年 間 ) 配 当 性 向 ( 連 結 ) 純 資 産 配 当 率 ( 連 結 ) 円 銭 円 銭 円 銭 百 万 円 % % 19 年 3 月 期 13 00 13 00 145 18.5 0.58 18 年 3 月 期 12 00 12 00 134 10.9 0.57 20 年 3 月 期 ( 予 想 ) 10 00 10 00 19.6 3.20 年 3 月 期 の 連 結 業 績 予 想 ( 平 成 19 年 4 月 1 日 ~ 平 成 20 年 3 月 31 日 ) (% 表 示 は 通 期 は 対 前 期 中 間 期 は 対 前 年 中 間 期 増 減 率 ) 1 株 当 たり 当 期 純 利 益 百 万 円 % 百 万 円 % 百 万 円 % 百 万 円 % 円 銭 売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益 当 期 純 利 益 中 間 期 12,570 3.7 380 29.6 340 32.5 160 60.7 14 33 通 期 26,210 0.1 1,240 20.3 1,160 21.6 570 27.3 51 05 1
4.その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 移 動 ) 無 (2) 連 結 財 務 諸 表 作 成 に 係 る 会 計 処 理 の 原 則 手 続 表 示 方 法 等 の 変 更 ( 連 結 財 務 諸 表 作 成 のための 基 本 となる 重 要 な 事 項 の 変 更 に 記 載 されるもの) 1 会 計 基 準 等 の 改 正 に 伴 う 変 更 有 2 1 以 外 の 変 更 有 ( 注 ) 詳 細 は 23ページ 会 計 処 理 の 変 更 をご 覧 ください (3) 発 行 済 株 式 数 ( 普 通 株 式 ) 1 期 末 発 行 済 株 式 数 ( 自 己 株 式 を 含 む) 19 年 3 月 期 11,200,000 株 18 年 3 月 期 11,200,000 株 2 期 末 自 己 株 式 数 19 年 3 月 期 34,075 株 18 年 3 月 期 28,692 株 ( 注 ) 1 株 当 たり 当 期 純 利 益 ( 連 結 ) の 算 定 の 基 礎 となる 株 式 数 については 37ページ 1 株 当 たり 情 報 をご 覧 ください ( 参 考 ) 個 別 業 績 の 概 要 1.19 年 3 月 期 の 個 別 業 績 ( 平 成 18 年 4 月 1 日 ~ 平 成 19 年 3 月 31 日 ) (1) 個 別 経 営 成 績 (% 表 示 は 対 前 期 増 減 率 ) 売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益 当 期 純 利 益 百 万 円 % 百 万 円 % 百 万 円 % 百 万 円 % 19 年 3 月 期 20,656 5.0 1,407 32.9 1,309 32.9 710 37.5 18 年 3 月 期 19,680 1.4 2,097 15.9 1,951 19.5 1,136 14.2 1 株 当 たり 当 期 純 利 益 潜 在 株 式 調 整 後 1 株 当 たり 当 期 純 利 益 円 銭 円 銭 19 年 3 月 期 63 59 18 年 3 月 期 98 53 (2) 個 別 財 政 状 態 総 資 産 純 資 産 自 己 資 本 比 率 1 株 当 たり 純 資 産 百 万 円 百 万 円 % 円 銭 19 年 3 月 期 40,218 23,263 57.8 2,083 44 18 年 3 月 期 44,489 22,603 50.8 2,020 15 ( 参 考 ) 自 己 資 本 19 年 3 月 期 23,263 百 万 円 18 年 3 月 期 百 万 円 2.20 年 3 月 期 の 個 別 業 績 予 想 ( 平 成 19 年 4 月 1 日 ~ 平 成 20 年 3 月 31 日 ) (% 表 示 は 通 期 は 対 前 期 中 間 期 は 対 前 年 中 間 増 減 率 ) 1 株 当 たり 当 期 純 利 益 百 万 円 % 百 万 円 % 百 万 円 % 百 万 円 % 円 銭 売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益 当 期 純 利 益 中 間 期 9,810 0.2 360 35.7 310 40.2 150 64.8 13 43 通 期 20,010 3.1 1,050 25.4 950 27.4 480 32.4 42 99 上 記 の 業 績 予 想 は 本 資 料 の 発 表 日 現 在 において 入 手 可 能 な 情 報 に 基 づいて 作 成 したものであり 実 際 の 業 績 は 今 後 さまざま な 要 因 によって 予 想 数 値 と 異 なる 場 合 があります 業 績 予 想 の 前 提 条 件 その 他 に 関 する 事 項 につきましては 添 付 資 料 4ペー ジの 次 期 の 見 通 し を 参 照 してください 2
1. 経 営 成 績 (1) 経 営 成 績 に 関 する 分 析 ( 当 期 の 経 営 成 績 ) 当 連 結 会 計 年 度 のわが 国 経 済 は 原 油 価 格 の 高 騰 に 伴 う 原 材 料 費 の 値 上 がりなど 不 安 な 要 素 も 見 ら れましたが 好 調 な 企 業 業 績 を 背 景 に 雇 用 環 境 の 改 善 から 個 人 消 費 も 緩 やかに 改 善 し 景 気 は 総 じ て 回 復 基 調 に 推 移 しました 一 方 当 社 の 主 力 事 業 である 広 告 業 界 では 平 成 18 年 度 の 広 告 出 稿 量 が 日 本 経 済 の 景 気 回 復 に 支 えられて 堅 調 に 推 移 しましたが テレビとラジオの 広 告 費 は インターネット 等 他 媒 体 への 出 稿 量 が 大 幅 に 増 加 したことなどにより 前 年 に 比 べ 微 減 となりました このような 情 勢 のもと 当 社 グループは 積 極 的 な 営 業 活 動 を 展 開 した 結 果 主 力 事 業 である 放 送 分 野 では ラジオの 売 上 は 前 年 に 及 びませんでしたが テレビの 売 上 は 市 場 低 迷 の 悪 条 件 を 乗 り 越 え て 4 年 連 続 で 前 年 を 上 回 り 放 送 事 業 全 体 では2.6%の 増 収 となりました その 他 事 業 収 入 では シ ステム 関 連 事 業 収 入 と 不 動 産 事 業 収 入 は 減 収 となりましたが 催 事 事 業 が 自 社 企 画 の 催 物 などを 積 極 的 に 展 開 して 大 幅 な 増 収 を 確 保 しました 当 連 結 会 計 年 度 の 売 上 高 は262 億 26 百 万 円 と 前 連 結 会 計 年 度 に 比 べ2 億 58 百 万 円 (1.0%)の 増 収 となりました 一 方 支 出 は 地 上 デジタルテレビ 放 送 の 本 格 スタートで 減 価 償 却 費 が 増 加 したことや テレビ 番 組 の 強 化 のために 自 社 制 作 新 番 組 をスタートさせたことなどにより 大 幅 に 増 加 しました その 結 果 経 常 利 益 は 14 億 80 百 万 円 と 前 連 結 会 計 年 度 に 比 べ7 億 28 百 万 円 (33.0%)の 減 益 となり 当 期 純 利 益 も7 億 84 百 万 円 と 前 連 結 会 計 年 度 に 比 べ4 億 79 百 万 円 (37.9%)の 減 益 となりました 事 業 の 種 類 別 セグメントの 業 績 は 以 下 のとおりであります 1 放 送 事 業 放 送 事 業 の 収 入 は 179 億 30 百 万 円 と 前 連 結 会 計 年 度 に 比 べ4 億 48 百 万 円 (2.6%)の 増 収 となりまし たが 営 業 利 益 は4 億 96 百 万 円 と7 億 87 百 万 円 (61.3%)の 減 益 となりました テレビ 部 門 は タイム 収 入 は レギュラー 番 組 販 売 の 底 上 げと 新 規 の 単 発 番 組 販 売 が 大 きく 貢 献 し5.3%の 増 となりました 主 力 商 品 のスポット 収 入 も 上 期 は 前 年 を 下 回 りましたが 下 期 は 好 調 で 通 期 では2.5%の 増 となりました 業 種 別 では 自 動 車 アルコール 飲 料 通 信 放 送 は 伸 びましたが 薬 品 小 売 電 気 機 器 などが 大 きく 落 ち 込 みました 番 組 編 成 面 では ローカル 編 成 の 柱 今 日 感 テレビ が 視 聴 者 の 支 持 を 拡 大 し 特 に 年 明 けから は ほぼ 恒 常 的 にライバル 局 を 上 回 る 視 聴 率 を 獲 得 しております また 18 時 台 のローカルニュース ゾーンも 3 月 の 月 間 平 均 でエリアのローカルニュースでトップに 立 つなど 好 調 です 朝 のネット 番 組 では みのもんたの 朝 ズバッ! が 高 い 視 聴 率 を 獲 得 し 続 く はなまるマーケット ピンポ ン! 2 時 っチャオ! など 今 日 感 テレビ につながる 番 組 群 も 高 いレベルを 維 持 しました その 結 果 視 聴 率 は 通 期 で 全 日 帯 8.3%を 確 保 しました また ドラマは 木 村 拓 哉 主 演 の 華 麗 なる 一 族 と 花 より 男 子 2 が それぞれ 最 終 回 で30.5% 24.1%という 高 視 聴 率 を 記 録 しました スポーツ 分 野 では 2 月 の 別 府 大 分 毎 日 マラソン で 日 本 人 トップ 選 手 同 士 の 熱 い 戦 いを 生 中 継 しました 昭 和 58 年 以 来 毎 年 福 岡 の 師 走 を 彩 ってきた 福 岡 国 際 女 子 柔 道 選 手 権 大 会 は 昨 年 の 第 24 回 をもって 幕 を 下 ろしましたが 最 終 回 に 際 し 当 社 は 世 界 の 女 子 柔 道 のレベルを 大 きく 引 き 3
上 げた と 全 日 本 柔 道 連 盟 および 国 際 柔 道 連 盟 から 特 別 表 彰 を 受 けました プロ 野 球 中 継 や 女 子 ゴルフトーナメントなどでも 高 いレベルでの 放 送 活 動 を 行 なっております ラジオ 部 門 は 制 作 収 入 は 新 しいイベントへの 取 り 組 み 等 が 功 を 奏 し 増 収 となりましたが タ イム スポット 収 入 は ともに 全 国 的 な 市 場 低 迷 の 中 で 減 収 となり ラジオ 収 入 全 体 では 前 年 に 比 べ 3.6%の 減 となりました 番 組 編 成 面 では 飲 酒 運 転 による 悲 惨 な 事 故 直 後 に やめよう! 飲 酒 運 転 キャンペーンを 展 開 し その 後 も 各 生 放 送 番 組 内 で 飲 酒 運 転 防 止 の 呼 びかけや 飲 酒 運 転 ゼロを 訴 える 街 の 声 をスポット で 大 量 に 放 送 する 活 動 を 行 なっております こうしたRKBラジオの 活 動 に 対 し 福 岡 県 交 通 安 全 運 動 本 部 から 感 謝 状 が 贈 られました また 平 成 16 年 から 始 めた RKBラジオ 盲 導 犬 募 金 には 平 成 18 年 度 は750 万 円 を 超 える 募 金 が 寄 せられ 九 州 盲 導 犬 協 会 へ 贈 呈 いたしました 2システム 関 連 事 業 システム 関 連 事 業 の 収 入 は コストパフォーマンスに 優 れたシステムの 開 発 提 供 に 努 め 積 極 的 な 営 業 活 動 を 展 開 しましたが ソフトウエア 開 発 の 価 格 競 争 で 苦 戦 を 強 いられ また これに 伴 うハ ード 機 器 販 売 も 不 調 に 終 わった 結 果 47 億 72 百 万 円 と 前 連 結 会 計 年 度 に 比 べ5 億 92 百 万 円 (11.0%)の 減 収 となり 営 業 利 益 も77 百 万 円 と63 百 万 円 (45.0%)の 減 益 となりました 3 不 動 産 事 業 不 動 産 事 業 の 収 入 は 14 億 73 百 万 円 と 前 連 結 会 計 期 間 に 比 べ3 億 56 百 万 円 (19.5%)の 減 収 となりま したが 営 業 利 益 は8 億 12 百 万 円 と4 百 万 円 (0.5%)の 増 益 となりました 平 成 18 年 7 月 に RKB 渡 辺 通 ビル を 大 和 工 商 リース 株 式 会 社 ( 平 成 19 年 4 月 1 日 より 大 和 リ ース 株 式 会 社 に 社 名 変 更 )へ 売 却 した 結 果 賃 貸 収 入 が 減 少 しました 一 方 支 出 も 当 ビルの 維 持 管 理 費 が 大 幅 に 減 少 しましたので 営 業 利 益 は 前 年 とほぼ 同 額 となりました 4その 他 事 業 その 他 事 業 収 入 は 30 億 61 百 万 円 と 前 連 結 会 計 年 度 に 比 べ6 億 9 百 万 円 (24.8%)の 増 収 となり 営 業 利 益 も1 億 71 百 万 円 と65 百 万 円 (61.7%)の 増 益 となりました 催 事 事 業 部 門 では 69 件 の 催 し 物 を 主 催 し 291 件 の 事 業 を 後 援 しました 当 社 企 画 の 展 覧 会 では 福 岡 市 博 物 館 で 開 催 し その 後 全 国 10 会 場 を 巡 回 開 催 中 の 吉 村 作 治 の 早 大 エジプト 発 掘 40 年 展 や 海 の 神 々~ 捧 げられた 宝 物 展 などを 実 施 し 演 劇 分 野 ではアクロバティックバレエ 白 鳥 の 湖 や 蜷 川 幸 雄 演 出 のシェイクスピア 劇 コリオレイナス 音 楽 分 野 では 宮 本 文 昭 のラストリサイタ ル などを 開 催 しました また 福 岡 ヤフードームでは 福 岡 国 際 らん 展 や オートサロン な どを 開 催 し 積 極 的 な 事 業 展 開 を 行 なった 結 果 過 去 最 高 の 売 り 上 げを 記 録 しました インターネット 関 連 事 業 では 携 帯 電 話 事 業 者 と 提 携 した プロ 野 球 ホークス 公 式 サイト とサ ッカー アビスパ 公 式 サイト が 有 料 サービス 事 業 として 堅 調 に 契 約 者 数 を 伸 ばしております 当 分 野 での 新 規 事 業 としましては 当 社 の 番 組 関 連 商 品 等 をホームページや 携 帯 電 話 端 末 を 使 用 して 販 売 するネットショッピングを 展 開 しております ( 次 期 の 見 通 し) 次 期 の 見 通 しにつきましては 主 たる 事 業 のテレビは 好 調 な 視 聴 率 を 背 景 に 引 き 続 きシェアア ップに 努 めてまいりますが 広 告 費 の 先 行 きは 不 透 明 感 が 強 く 地 区 投 下 総 広 告 費 の 減 少 が 予 想 さ れることから 減 収 を 見 込 んでおります さらに 不 動 産 事 業 およびその 他 事 業 も 減 収 を 見 込 んでおり 4
システム 関 連 事 業 で 新 規 受 注 の 獲 得 により 大 幅 な 増 収 見 込 みがあるものの 全 体 では 前 年 にわずか に 及 ばない 見 込 みです 一 方 支 出 は 地 上 デジタルテレビ 放 送 用 の 設 備 投 資 に 伴 う 減 価 償 却 費 負 担 は 前 期 比 で 減 少 しますが システム 関 連 事 業 で 増 収 達 成 のため 大 幅 な 支 出 増 を 見 込 むため 全 体 では 支 出 は 次 期 も 増 加 する 見 込 みで 大 幅 な 減 益 が 続 く 見 通 しです 以 上 により 次 期 の 連 結 業 績 につきましては 売 上 高 262 億 10 百 万 円 経 常 利 益 11 億 60 百 万 円 当 期 純 利 益 5 億 70 百 万 円 を 見 込 んでおります (2) 財 政 状 態 に 関 する 分 析 ( 資 産 負 債 純 資 産 の 状 況 ) 当 連 結 会 計 年 度 末 の 総 資 産 は 前 連 結 会 計 年 度 末 に 比 べ 45 億 16 百 万 円 減 少 し 451 億 92 百 万 円 となりました これは 株 価 の 上 昇 等 により 投 資 有 価 証 券 が4 億 50 百 万 円 増 加 したものの RK B 渡 辺 通 ビル の 売 却 により 有 形 固 定 資 産 が 47 億 93 百 万 円 減 少 したことなどによるものでありま す 当 連 結 会 計 年 度 末 の 総 負 債 は 前 連 結 会 計 年 度 末 に 比 べ 52 億 61 百 万 円 減 少 し 191 億 60 百 万 円 となりました これは 主 に 短 期 借 入 金 の 借 入 れにより 借 入 金 が6 億 45 百 万 円 増 加 したものの R KB 渡 辺 通 ビル の 売 却 により 建 設 協 力 金 および 建 物 の 敷 金 返 還 等 があり 預 り 敷 金 及 び 保 証 金 が 35 億 44 百 万 円 減 少 したこと 設 備 関 係 支 払 手 形 が 16 億 94 百 万 円 その 他 流 動 負 債 が6 億 73 百 万 円 減 少 したことによるものであります 当 連 結 会 計 年 度 末 の 純 資 産 は 前 連 結 会 計 年 度 末 に 比 べ7 億 44 百 万 円 増 加 し 260 億 31 百 万 円 と なりました これは 利 益 剰 余 金 が6 億 14 百 万 円 株 価 上 昇 等 によりその 他 有 価 証 券 評 価 差 額 金 が 1 億 78 百 万 円 増 加 したことによるものであります (キャッシュ フローの 状 況 ) 当 連 結 会 計 年 度 における 現 金 及 び 現 金 同 等 物 ( 以 下 資 金 という )は 営 業 活 動 により6 億 31 百 万 円 減 少 し 有 形 固 定 資 産 の 売 却 等 により 投 資 活 動 で4 億 8 百 万 円 短 期 借 入 金 の 借 入 等 により 財 務 活 動 で5 億 2 百 万 円 増 加 したことにより 当 連 結 会 計 年 度 末 には 前 連 結 会 計 年 度 末 に 比 べ2 億 79 百 万 円 (15.0%) 増 加 し 21 億 46 百 万 円 となりました ( 営 業 活 動 によるキャッシュ フロー) 営 業 活 動 の 結 果 使 用 した 資 金 は 前 連 結 会 計 年 度 に 比 べ23 億 68 百 万 円 増 加 し6 億 31 百 万 円 ( 前 連 結 会 計 年 度 は17 億 37 百 万 円 の 獲 得 )となりました これは 主 に 売 上 債 権 の 回 収 による 収 入 が11 億 61 百 万 円 増 加 したものの RKB 渡 辺 通 ビル の 売 却 により 建 設 協 力 金 および 建 物 の 敷 金 の 返 還 等 があり 預 り 敷 金 及 び 保 証 金 が35 億 59 百 万 円 減 少 したことによるものであります ( 投 資 活 動 によるキャッシュ フロー) 投 資 活 動 の 結 果 得 られた 資 金 は 前 連 結 会 計 年 度 に 比 べ28 億 64 百 万 円 増 加 し4 億 8 百 万 円 ( 前 連 結 会 計 年 度 は24 億 56 百 万 円 の 使 用 )となりました これは 主 に 有 形 固 定 資 産 の 取 得 による 支 出 が 27 億 17 百 万 円 増 加 したものの RKB 渡 辺 通 ビル の 売 却 による 収 入 が43 億 37 百 万 円 あったこと 投 資 有 価 証 券 の 取 得 による 支 出 が9 億 21 百 万 円 減 少 したことによるものであります 5
( 財 務 活 動 によるキャッシュ フロー) 財 務 活 動 の 結 果 得 られた 資 金 は 前 連 結 会 計 年 度 に 比 べ17 億 51 百 万 円 増 加 し5 億 2 百 万 円 ( 前 連 結 会 計 年 度 は12 億 49 百 万 円 の 使 用 )となりました これは 主 に 短 期 借 入 金 の 借 入 による 収 入 が17 億 50 百 万 円 増 加 したことによるものであります ( 参 考 )キャッシュ フロー 関 連 指 標 の 推 移 平 成 14 年 ( 第 74 期 ) 平 成 15 年 ( 第 75 期 ) 平 成 16 年 ( 第 76 期 ) 平 成 17 年 ( 第 77 期 ) 平 成 18 年 ( 第 78 期 ) 自 己 資 本 比 率 49.6% 49.8% 49.8% 49.6% 56.2% 時 価 ベースの 自 己 資 本 比 率 15.8% 16.7% 25.4% 31.1% 26.0% 債 務 償 還 年 数 3.6 年 5.7 年 1.0 年 3.4 年 10.3 年 インタレスト カバレッジ レシオ 12.7 9.4 48.1 8.2 2.9 自 己 資 本 比 率 : 自 己 資 本 / 総 資 産 時 価 ベースの 自 己 資 本 比 率 : 株 式 時 価 総 額 / 総 資 産 債 務 償 還 年 数 : 有 利 子 負 債 / 営 業 キャッシュ フロー インタレスト カバレッジ レシオ: 営 業 キャッシュ フロー/ 利 払 い いずれも 連 結 ベースの 財 務 数 値 により 計 算 しております 営 業 キャッシュ フローは 連 結 キャッシュ フロー 計 算 書 の 営 業 活 動 によるキャッシュ フ ロー を 利 用 しております 有 利 子 負 債 は 貸 借 対 照 表 に 計 上 されている 負 債 のうち 利 子 を 支 払 っている 全 ての 負 債 を 対 象 としております また 利 払 いについては 連 結 キャッシュ フロ ー 計 算 書 の 利 息 の 支 払 額 を 使 用 しております 3. 利 益 配 分 に 関 する 基 本 方 針 及 び 当 期 次 期 の 配 当 利 益 配 分 につきましては 企 業 体 質 の 強 化 を 図 りながら 株 主 各 位 への 安 定 的 な 配 当 の 継 続 を 基 本 方 針 としております 今 後 も 安 定 的 な 配 当 の 継 続 を 重 視 しつつ 株 主 の 皆 様 へ 業 績 に 応 じた 利 益 還 元 に 努 める 所 存 であります 具 体 的 には 1 株 あたり 10 円 の 安 定 配 当 を 維 持 しつつ 業 績 に 連 動 した 配 当 として 当 社 個 別 当 期 純 利 益 をベースに 配 当 性 向 20%を 目 標 にします 当 期 の 配 当 金 につきましては 普 通 配 当 を1 株 につき 10 円 とし 当 期 の 業 績 を 考 慮 し 特 別 配 当 3 円 合 わせまして1 株 につき 13 円 の 配 当 ( 個 別 当 期 純 利 益 に 対 する 配 当 性 向 20.4%)を 予 定 しております 次 期 の 配 当 につきましても 当 社 個 別 業 績 予 想 は 大 幅 な 減 益 を 見 込 む 中 安 定 配 当 としての1 株 に つき 10 円 の 配 当 は 維 持 し さらに 配 当 性 向 20%の 目 標 も 勘 案 して 決 定 いたします 6
4. 事 業 等 のリスク 当 社 グループの 事 業 その 他 に 関 するリスクについて 投 資 者 の 判 断 に 重 要 な 影 響 をおよぼす 可 能 性 があると 考 えられる 事 項 には 以 下 のようなものがあります なお 文 中 における 将 来 に 関 する 事 項 は 当 連 結 会 計 年 度 末 現 在 において 判 断 したものであります (1) 国 内 景 気 変 動 による 業 績 への 影 響 当 社 グループの 収 入 の 柱 である 放 送 事 業 は 企 業 の 広 告 費 に 拠 っており 企 業 が 景 況 に 応 じて 広 告 費 を 調 整 する 傾 向 にあるため 国 内 の 景 気 動 向 に 大 きく 影 響 を 受 ける 可 能 性 があります 当 社 は 国 内 景 気 の 動 向 を 慎 重 に 見 極 めコストの 削 減 等 の 方 策 をとっておりますが なお 当 社 グループの 経 営 成 績 に 影 響 が 及 ぶ 可 能 性 があります (2) 放 送 事 業 における 競 合 の 影 響 放 送 事 業 では 広 告 枠 の 販 売 をめぐり 福 岡 地 区 の 他 の 放 送 局 と 競 合 関 係 にあります 当 社 は 自 社 制 作 番 組 はもとより 東 京 放 送 を 中 心 としたネットワーク 番 組 でも 競 合 他 社 より 優 位 に 立 てる ような 強 力 なコンテンツの 開 発 制 作 に 努 めております しかしながら テレビコマーシャルの 放 送 時 間 枠 の 販 売 価 格 を 決 定 する 大 きな 要 素 である 視 聴 率 の 動 向 が 当 社 グループの 経 営 成 績 に 影 響 を 与 える 可 能 性 があります (3) デジタル 放 送 設 備 による 影 響 当 社 は 昨 年 7 月 1 日 に 地 上 デジタルテレビの 本 放 送 をスタートさせました デジタル 放 送 を 開 始 するにあたり 巨 額 な 設 備 投 資 を 実 施 いたしましたが 今 後 もデジタル 中 継 局 の 建 設 放 送 設 備 の HD 化 さらにラジオのデジタル 化 やデジタル 時 代 における 新 しい 放 送 サービスの 導 入 など 積 極 的 な 設 備 投 資 を 今 後 も 継 続 してまいります しかし これらの 設 備 投 資 による 減 価 償 却 費 の 大 幅 な 増 加 に 見 合 った 収 入 の 増 加 は 見 込 めず 当 社 の 利 益 を 圧 迫 することが 予 想 されますので 一 層 の 財 務 体 質 の 強 化 に 努 めてまいります (4) 他 メディアとの 競 合 による 影 響 平 成 15 年 12 月 1 日 の 東 阪 名 地 区 における 地 上 デジタルテレビ 放 送 開 始 以 降 オリンピックや サッカーワールドカップ 効 果 もあり 地 上 デジタルテレビ 放 送 に 加 え 有 料 のCSデジタル 放 送 お よびBSデジタル 放 送 の 三 波 を 視 聴 できるデジタルテレビが 急 速 に 普 及 しております また 合 併 効 果 による 規 模 拡 大 を 武 器 にサービス 内 容 を 向 上 させているCATV 高 速 化 大 容 量 化 等 の 機 能 向 上 が 著 しい 携 帯 電 話 さらにブロードバンドの 進 化 により 広 く 一 般 家 庭 に 普 及 したインターネット は ユーザーニーズをとらえて 多 くの 人 々の 関 心 を 引 き 付 け 広 告 価 値 を 急 速 に 高 めております 特 にインターネット 広 告 については すでにラジオ 広 告 を 抜 くなど 大 幅 な 伸 びを 見 せております これら 他 メディアの 広 告 価 値 が 一 層 高 まれば 地 上 波 テレビ 放 送 の 広 告 価 値 を 低 下 させることにな り 当 社 グループの 経 営 を 圧 迫 する 可 能 性 があります (5) 放 送 業 界 に 対 する 法 的 規 制 の 影 響 当 社 は 公 共 の 電 波 を 利 用 して 放 送 事 業 を 行 うことから 電 波 法 放 送 法 等 の 法 令 により 厳 格 な 規 制 を 受 ける 免 許 事 業 者 であります 放 送 法 は 放 送 の 健 全 な 発 展 を 図 ることを 目 的 とし 番 組 編 集 の 自 由 や 放 送 番 組 審 議 会 の 設 置 などを 定 めております また 電 波 法 は 電 波 の 公 平 かつ 能 率 的 な 利 用 を 確 保 し 公 共 の 福 祉 を 増 進 することを 目 的 とし 7
ており 無 線 局 の 免 許 制 度 を 定 め 放 送 局 の 免 許 の 有 効 期 間 等 も 定 めております 当 社 は 昭 和 26 年 10 月 にラジオ 放 送 の 免 許 昭 和 33 年 2 月 にテレビ 放 送 の 免 許 を 取 得 しており それ 以 来 免 許 の 有 効 期 間 である5 年 毎 に 免 許 の 更 新 を 続 けております 電 波 法 は 所 定 の 事 態 が 生 じた 場 合 における 総 務 大 臣 の 権 限 として 電 波 の 発 射 の 停 止 や 無 線 局 の 免 許 の 取 消 等 を 定 めております テレビ 放 送 事 業 の 継 続 は 当 社 の 存 立 を 左 右 する 問 題 であるた め そのような 事 態 が 生 じることのないよう 常 に 心 がけ 放 送 に 携 わってまいります しかしなが ら 仮 に 電 波 法 の 規 定 により 放 送 免 許 の 取 消 等 を 受 けた 場 合 当 社 の 経 営 成 績 および 財 政 状 態 に 重 大 な 影 響 を 与 える 可 能 性 があります また 現 在 通 信 放 送 のあり 方 をめぐって 様 々 議 論 が 交 わされており 今 後 も 法 律 等 の 改 正 により 当 社 の 経 営 環 境 が 大 きく 変 化 する 可 能 性 があります また 電 波 法 では 外 国 人 等 が 放 送 をする 無 線 局 の 業 務 を 執 行 する 役 員 である 場 合 または 外 国 人 等 が 直 接 出 資 のみならず 直 接 間 接 を 併 せて 議 決 権 の5 分 の1 以 上 を 占 める 場 合 免 許 を 与 えないとされております このため 放 送 法 では 一 定 条 件 のもとで 外 国 人 等 からの 名 義 書 き 換 え を 拒 むことができるとされております なお 外 国 人 等 の 有 する 議 決 権 の 割 合 が100 分 の15に 達 した 場 合 には 放 送 法 の 規 定 により そ の 割 合 を 公 告 しております 8
2. 企 業 集 団 の 状 況 当 社 グループ( 当 社 及 び 当 社 の 関 係 会 社 )は 当 社 と 子 会 社 9 社 で 構 成 され テレビ ラジオの 番 組 スポットCM 販 売 等 の 放 送 事 業 システム 関 連 事 業 不 動 産 事 業 および 産 業 広 報 映 画 制 作 派 遣 業 務 イベント 企 画 制 作 等 のその 他 の 事 業 活 動 を 行 っております 当 社 グループの 事 業 に 係 わる 位 置 づけは 次 のとおりであります 放 送 事 業 タイム 放 送 スポット 放 送 番 組 制 作 制 作 スタッフ 派 遣 システム 関 連 事 業 ソフトウェア 開 発 販 売 保 守 受 託 計 算 SE 派 遣 業 務 スポンサーに 一 定 の 時 間 を 販 売 して その 時 間 にスポンサーの 提 供 によ る 番 組 の 放 送 をするものであります タイム 放 送 の 切 替 時 間 を 販 売 して コマーシャルメッセージを 放 送 する ものであります テレビ 番 組 制 作 の 一 部 を 子 会 社 アール ケー ビー 映 画 社 に 下 請 けさ せております また 子 会 社 バフがテレビ 番 組 制 作 スタッフの 派 遣 を 行 っております 子 会 社 BCCがソフトウェアの 開 発 販 売 保 守 を 行 うほか 子 会 社 西 日 本 情 報 システム に 開 発 の 一 部 を 下 請 けさせております 子 会 社 BCCが 子 会 社 BCCデータに 受 託 計 算 業 務 の 一 部 を 下 請 け させております 子 会 社 三 立 情 報 がシステムエンジニアの 派 遣 を 行 っております 不 動 産 事 業 不 動 産 賃 貸 駐 車 場 運 営 土 地 および 放 送 会 館 の 一 部 を 賃 貸 しております 子 会 社 アール ケー ビー 興 発 が 放 送 会 館 の 管 理 を 行 うほか 子 会 社 平 和 ビルサービスに 清 掃 作 業 を 下 請 けさせております 子 会 社 アール ケー ビー 興 発 に 駐 車 場 の 運 営 を 下 請 けさせておりま す その 他 事 業 産 業 広 報 映 画 製 作 派 遣 業 務 イベント 企 画 制 作 子 会 社 アール ケー ビー 映 画 社 が 産 業 広 報 映 画 製 作 を 行 っており ます 子 会 社 アール ケー ビー ミューズ が 事 務 作 業 者 の 派 遣 を 行 ってお ります 子 会 社 アール ケー ビー ミューズ にイベント 企 画 制 作 の 一 部 を 下 請 けさせております 9
事 業 の 系 統 図 は 次 のとおりであります アー ル ケー ビー 毎 日 放 送 放 送 番 組 制 作 販 売 及 び 不 動 産 賃 貸 テレビ 番 組 制 作 スタッフ 派 遣 テレビ 番 組 制 作 スタッフ 派 遣 ( 連 結 子 会 社 ) バフ テレビ 番 組 制 作 テレビ 番 組 制 作 ( 連 結 子 会 社 ) アール ケー ビー 映 画 社 ソフトウェア 開 発 販 売 保 守 受 託 計 算 機 器 販 売 ソフトウェア 販 売 保 守 ( 連 結 子 会 社 ) BCC ソフトウェア 開 発 ( 非 連 結 子 会 社 ) 西 日 本 情 報 システム 受 託 計 算 ( 非 連 結 子 会 社 ) BCCデータ システムエンジニア 派 遣 ( 非 連 結 子 会 社 ) 三 立 情 報 ビル 管 理 駐 車 場 管 理 不 動 産 仲 介 ビル 管 理 駐 車 場 管 理 ( 連 結 子 会 社 ) アール ケー ビー 興 発 ビル 清 掃 ( 非 連 結 子 会 社 ) 平 和 ビルサービス 産 業 広 報 映 画 制 作 ( 連 結 子 会 社 ) アール ケー ビー 映 画 社 人 材 派 遣 イベント 企 画 制 作 人 材 派 遣 イベント 企 画 制 作 ( 連 結 子 会 社 ) アール ケー ビー ミューズ 放 送 事 業 システム 関 連 事 業 不 動 産 事 業 その 他 事 業 放 送 枠 の 販 売 番 組 購 入 東 京 放 送 10
3. 経 営 方 針 (1) 会 社 の 経 営 の 基 本 方 針 当 社 は 公 共 の 福 祉 文 化 の 向 上 産 業 と 経 済 の 繁 栄 に 役 立 ち 平 和 な 社 会 の 実 現 に 寄 与 すること を 使 命 として 放 送 を 通 じてこれらの 実 現 を 図 るため 長 期 にわたり 安 定 的 な 経 営 基 盤 の 確 保 に 努 め ております このため 地 域 のニュースや 生 活 文 化 情 報 を 速 く 正 確 に 豊 かに 提 供 することにより 地 域 の 発 展 に 貢 献 できるよう 番 組 制 作 力 営 業 力 の 強 化 と 生 産 性 の 向 上 を 図 るとともに 放 送 技 術 放 送 施 設 の 改 善 にも 積 極 的 に 取 り 組 んでおります このような 活 動 を 通 じて 業 績 の 向 上 に 努 め より 強 固 な 経 営 基 盤 を 築 くことにより 株 主 や 投 資 家 の 皆 様 の 期 待 に 応 えてまいる 所 存 であります (2) 中 長 期 的 な 会 社 の 経 営 戦 略 及 び 対 処 すべき 課 題 主 たる 事 業 の 放 送 事 業 では 前 年 度 に 続 き テレビ 放 送 デジタル 化 のための 多 額 の 設 備 投 資 が 必 要 で これによる 減 価 償 却 費 負 担 が 利 益 を 圧 迫 しますが 番 組 の 強 化 開 発 には 重 点 的 効 率 的 に 費 用 を 投 じます アナログ 放 送 が 終 了 し テレビの 地 上 放 送 がデジタル 方 式 に 完 全 移 行 する 平 成 23 年 (2011 年 )に 照 準 を 定 め エリアにおいて 不 動 のNo.1の 地 位 を 維 持 する 経 営 計 画 をグループ 全 体 で 策 定 します 昨 今 テレビ 業 界 では 番 組 内 での 捏 造 等 視 聴 者 の 信 頼 を 裏 切 る 不 祥 事 が 発 覚 しました 当 グル ープでは コンプライアンス 体 制 の 強 化 や 危 機 管 理 マニュアルの 徹 底 などに 努 めてきましたが 全 社 員 が 一 層 気 持 ちを 引 き 締 め グループ 全 体 の 企 業 価 値 の 向 上 に 取 り 組 んでまいります システム 関 連 事 業 不 動 産 事 業 その 他 事 業 でも 企 業 間 競 争 が 激 化 する 中 新 たな 顧 客 獲 得 に 全 力 を 挙 げるとともに さらなる 経 費 削 減 を 行 い 効 率 のよい 経 営 を 推 進 します デジタル 時 代 においても 九 州 放 送 界 のリーディングカンパニー 企 業 集 団 であり 続 けるように グループ 一 丸 となって 邁 進 する 所 存 であります 11