平 成 21 年 度 和 泊 町 民 所 得 推 計 報 告 書 平 成 24 年 3 月 鹿 児 島 県 大 島 郡 和 泊 町
は し が き ここに 平 成 21 年 度 町 民 所 得 推 計 結 果 を 公 表 します 御 承 知 の 通 り, 町 民 所 得 推 計 は, 町 民 の1 年 間 の 経 済 活 動 によって 生 み 出 された 所 得 を 総 合 的 に 把 握 して, 本 町 における 経 済 の 規 模 水 準 等 を 明 らかにしようとする 地 域 経 済 指 標 です この 報 告 書 が 本 町 の 行 政 施 策 の 基 準 資 料 として,また, 各 方 面 の 事 業 計 画 などの 資 料 として 活 用 いただければ 幸 いです なお, 推 計 方 法 については, 県 民 所 得 が 平 成 13 年 度 よりSNA( 国 民 経 済 計 算 ) 方 式 から93SNA( 新 国 民 経 済 計 算 ) 方 式 に 移 行 したことにより, 町 民 所 得 推 計 に おいても 同 方 式 に 基 づく 推 計 方 法 を 用 いております そのため, 平 成 12 年 度 報 告 書 からは, 過 年 度 までの 報 告 書 と 比 較 等 に 問 題 が 生 じないよう 検 討 し, 内 容 の 見 直 しを 行 いました どうぞ 御 理 解 と 御 協 力 のほどよろしくお 願 い 申 し 上 げます また, 本 報 告 書 の 数 値 は 推 計 方 法 の 移 行 等 により, 既 報 の 公 表 値 と 異 なる 場 合 がご ざいますので,ご 利 用 の 際 はご 留 意 くださいますようお 願 いいたします 今 後 も, 資 料 面 での 制 約 や, 推 計 技 術 の 複 雑 さなどにより, 推 計 様 式 についていく つかの 問 題 点 を 含 んでおりますが, 精 度 のより 高 いものに 研 究 改 善 を 重 ねてまいり ます 終 わりに,この 推 計 にあたり, 資 料 収 集 に 御 協 力 いただきました 関 係 各 位 及 び 御 指 導 いただいた 県 統 計 課 に 対 し 厚 く 感 謝 申 し 上 げます 平 成 24 年 3 月 和 泊 町 長 伊 地 知 実 利
目 次 はしがき 町 民 所 得 推 計 の 諸 概 念 と 相 互 関 係 1 町 民 所 得 の 概 要 2 町 民 所 得 郡 民 所 得 県 民 所 得 国 民 所 得 の 対 比 2 町 民 一 人 当 たり 所 得 の 推 移 2 町 内 総 生 産 3 町 内 総 生 産 構 成 比 4 町 内 総 生 産 構 成 比 順 位 5 町 民 所 得 ( 分 配 ) 6 町 民 所 得 ( 分 配 )の 構 成 比 7 就 業 人 口 表 8 就 業 人 口 構 成 比 8 統 計 用 語 解 説 9
町 民 所 得 推 計 の 諸 概 念 と 相 互 関 係 町 内 算 出 総 額 生 町 内 総 生 産 ( 市 場 価 格 表 示 ) 中 間 投 入 産 町 内 純 生 産 ( 市 場 価 格 表 示 ) 固 定 資 本 減 耗 町 内 純 生 産 ( 要 素 費 用 表 示 ) 純 間 接 税 分 雇 用 者 所 得 財 産 所 得 政 府 対 家 家 計 企 業 所 得 法 人 公 的 個 人 ( 町 内 所 得 ) 配 町 外 から の 純 所 得 雇 用 者 所 得 財 産 所 得 政 府 対 家 家 計 企 業 所 得 法 人 公 的 個 人 ( 町 民 所 得 ) 注 1) 総 (グロス) 概 念 と 純 (ネット) 概 念 固 定 資 本 減 耗 ( 建 設, 設 備, 機 械 などの 固 定 資 本 の 将 来 の 代 替 のための 費 用 )を 付 加 価 値 に 含 んだものを 総 概 念 と 呼 び, 含 まないものを 純 概 念 と 呼 ぶ 関 係 式 : 町 内 純 生 産 ( 市 場 価 格 表 示 )= 町 内 総 生 産 ( 市 場 価 格 表 示 )- 固 定 資 本 減 耗 注 2) 市 場 価 格 表 示 と 要 素 費 用 表 示 市 場 価 格 表 示 とは, 文 字 どおり 市 場 で 取 引 される 価 格 で 表 示 する 方 法 要 素 費 用 表 示 とは, 財 貨 サービスの 生 産 のために 必 要 な 要 素 ( 土 地, 労 働, 資 本 )に 対 する 費 用 で 評 価 する 方 法 関 係 式 : 町 内 純 生 産 ( 要 素 費 用 表 示 )= 町 内 純 生 産 ( 市 場 価 格 表 示 )- 純 間 接 税 ( 間 接 税 - 補 助 金 ) 注 3) 町 内 概 念 と 町 民 概 念 町 内 概 念 とは, 町 内 の 居 住 者 による 否 かに 関 わらず, 町 という 区 域 の 中 で 生 み 出 された 付 加 価 値 を 把 握 する 方 法 町 民 概 念 とは, 町 内 の 居 住 者 が 生 み 出 した 付 加 価 値 をその 生 産 にあたった 地 域 の いかんを 問 わずに 把 握 する 方 法 関 係 式 : 町 民 所 得 = 町 内 所 得 + 町 外 からの 純 所 得 - 1 -
町 民 所 得 の 概 要 平 成 21 年 度 町 民 所 得 は,15,342,875 千 円 で 前 年 比 1.8%の 増 となった これは, 総 生 産 において 第 3 次 産 業 が0.4%の 減 となったが, 第 1 次 産 業 が7.0%, 第 2 次 産 業 が17.4%の 増 となったことが 要 因 と 考 えられる 総 生 産 を 産 業 別 に 見 ると, 第 1 次 産 業 は, 農 業 が 前 年 比 7.4% 増, 林 業 が 同 26.9% 増, 水 産 業 は 同 33.6%の 減 で, 全 体 では7%のプラス 成 長 なった 第 2 次 産 業 は, 鉱 業 が 前 年 比 4.8% 増, 製 造 業 が 同 27.8%の 増, 建 設 業 が 同 10.6%の 増 となり 全 体 で17.4%のプラス 成 長 となった 第 3 次 産 業 にお いては 卸 小 売 業 が 前 年 比 0.2% 減,サービス 業 が 同 10.1% 減, 対 家 計 民 間 非 営 利 サービス 生 産 者 が 同 11.1% 減 少 したことにより 全 体 で0.4%のマイナス 成 長 となった 町 民 所 得 郡 民 所 得 県 民 所 得 国 民 所 得 の 対 比 項 目 年 度 単 位 町 民 所 得 千 円 郡 民 所 得 千 円 県 民 所 得 千 円 国 民 所 得 億 円 町 総 人 口 人 町 民 1 人 当 たりの 所 得 千 円 郡 内 順 位 位 県 内 順 位 位 郡 民 1 人 当 たりの 所 得 千 円 県 民 1 人 当 たりの 所 得 千 円 国 民 1 人 当 たりの 所 得 千 円 町 / 郡 % 1 人 当 たりの 郡 / 県 % 所 得 格 差 県 / 国 % 実 数 19 年 度 20 年 度 21 年 度 15,739,575 575 15,065,872 15,342,875 247,993,029 236,065,906 236,011,017 4,133,019,330 3,880,063,541 3,768,591,589 3,787,290 3,518,834 7,317 7,234 7,262 2,151 2,083 2,113 3 3 3 33 33 31 1,927 1,856 1,870 2,388 2,259 2,207 2,965 2,756 2,660 111.6 112.2 113.0 80.7 82.2 84.7 80.5 82.0 83.0 町 民 一 人 当 たり 所 得 の 推 移 増 加 率 (%) 20/19 21/20 43 4.3 18 1.8 4.8 0.0 6.1 2.9 7.1 1.1 0.4 3.2 1.4 3.7 0.8 5.4 2.3 7.0 3.5 千 円 3,500 町 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 2,965 2,756 2,660 2,388 2,259 2,207 2,151 2,083 1,927 1,856 2,113 1,870 町 郡 県 国 町 郡 県 国 町 郡 県 19 年 度 20 年 度 21 年 度 郡 県 国 - 2 -
町 内 総 生 産 年 度 実 数 構 成 比 対 前 年 度 比 項 目 19 年 度 20 年 度 21 年 度 19 年 度 20 年 度 21 年 度 20/19 21/20 第 1 次 産 業 農 業 林 業 水 産 業 第 2 次 産 業 3,827,163 4,270,875 4,568,014 15.2 17.3 18.0 11.6 7.0 3,765,642 4,211,254 4,520,792 15.0 17.0 17.9 11.8 7.4 22,085 12,640 16,037 0.1 0.1 0.1 42.8 26.9 39,436 46,981 31,185 0.2 0.2 0.1 19.1 33.6 3,222,797 3,025,343 3,551,785 12.8 12.2 14.0 6.1 17.4 鉱 業 製 造 業 建 設 業 第 3 次 産 業 22,027 22,899 23,996 975,206 1,199,168 1,532,634 2,225,564 1,803,276 1,995,155 0.1 0.1 0.1 4.0 4.8 3.9 4.9 6.1 23.0 27.8 8.9 7.3 7.9 19.0 10.6 19,124,075124 18,402,525 18,326,335 335 76.2 74.44 72.4 3.8 0.4 電 気 ガス 水 道 業 428,422 425,990 465,955 卸 小 売 業 1,876,348 1,841,554 1,837,905 金 融 保 険 業 1,082,265 920,793 983,464 不 動 産 業 2,415,056 2,430,458 2,498,846 運 輸 通 信 業 2,715,554 2,693,490 2,904,510 サ ー ビ ス 業 5,141,296 4,562,023 4,103,203 政 府 サービス 生 産 者 4,942,485 5,040,795 5,099,174 対 家 計 民 間 非 営 利 サービス 生 産 者 522,648 487,422 433,279 1.7 1.7 1.8 0.6 9.4 7.5 7.5 7.3 1.9 0.2 4.3 3.7 3.9 14.9 6.8 9.6 9.8 9.9 0.6 2.8 10.8 10.9 11.5 0.8 7.8 20.5 18.5 16.2 11.3 10.1 19.7 20.4 20.1 2.0 1.2 2.1 2.0 1.7 6.7 11.1 小 計 輸 入 品 に 課 される 税 関 税 ( 控 除 ) 総 資 本 形 成 に 係 る 消 費 税 ( 控 除 ) 帰 属 利 子 町 内 総 生 産 26,174,035 25,698,743 26,446,134 1.8 2.9 281,858 295,466 240,202 1.1 1.2 0.9 4.8 18.7 152,147 144,441 126,962 0.6 0.6 0.5 5.1 12.1 1,190,598 1,131,409 1,239,070 4.7 4.6 4.9 5.0 9.5 25,113,148 24,718,359 25,320,304 100.0 100.0 100.0 1.6 2.4-3 -
町 内 総 生 産 構 成 比 林 業 水 産 業 鉱 業 電 ガ 水 金 融 保 険 不 動 産 対 家 計 21 年 度 農 業 建 設 業 卸 小 売 運 輸 通 信 サービス 業 政 府 サービス 製 造 業 林 業 水 産 業 鉱 業 電 ガ 水 金 融 保 険 不 動 産 対 家 計 20 年 度 農 業 建 設 業 卸 小 売 運 輸 通 信 サービス 業 政 府 サービス 製 造 業 林 業 水 産 業 鉱 業 電 ガ 水 金 融 保 険 不 動 産 対 家 計 農 業 林 業 水 産 業 鉱 業 19 年 度 農 業 建 設 業 卸 小 売 運 輸 通 信 サービス 業 政 府 サービス 製 造 業 建 設 業 電 ガ 水 製 造 業 卸 小 売 金 融 保 険 不 動 産 0% 20% 40% 60% 80% 100% 運 輸 通 信 サービス 業 政 府 サービス ( 注 ) 構 成 比 は 帰 属 利 子 等 控 除 前 の 町 内 総 生 産 を100%として 算 出 対 家 計 - 4 -
町 内 総 生 産 構 成 比 順 位 順 位 1 19 年 度 サービス 業 19.6 20 年 度 政 府 サービス 19.6 21 年 度 政 府 サービス 19.3 2 政 府 サービス 18.9 サービス 業 17.8 農 業 17.1 3 農 業 14.4 農 業 16.4 サービス 業 15.5 4 運 輸 通 信 10.4 運 輸 通 信 10.5 運 輸 通 信 11.0 5 不 動 産 9.2 不 動 産 9.5 不 動 産 9.4 6 建 設 業 8.5 卸 小 売 7.2 建 設 業 7.5 7 卸 小 売 7.2 建 設 業 7.0 卸 小 売 6.9 8 金 融 保 険 4.1 製 造 業 4.7 製 造 業 5.8 9 製 造 業 3.7 金 融 保 険 3.6 金 融 保 険 3.7 10 対 家 計 2.0 対 家 計 1.9 電 ガ 水 1.8 11 電 ガ 水 1.6 電 ガ 水 1.7 対 家 計 1.6 12 水 産 業 0.2 水 産 業 0.2 水 産 業 0.1 13 林 業 0.1 鉱 業 0.1 鉱 業 0.1 14 鉱 業 0.1 林 業 0.0 林 業 0.1 帰 属 利 子 等 控 除 前 の 町 内 総 生 産 を100%として 算 出 町 内 総 生 産 とは 産 出 額 ( 商 品 サービスの 総 額 ) 売 上 高 など 中 間 投 入 額 ( 原 材 料 光 熱 費 など) = 町 内 総 生 産 付 加 価 値 額 ( 新 たに 生 み 出 された 価 値 ) - 5 -
町 民 所 得 ( 分 配 ) 年 度 実 数 ( 千 円 ) 構 成 比 (%) 増 加 率 (%) 私 たちの 受 け 取 る 給 与 に 近 い 概 念 項 目 19 年 度 20 年 度 21 年 度 19 年 度 20 年 度 21 年 度 20/19 21/20 厚 生 保 険, 労 働 保 険, 政 府 管 掌 保 険 等 の 保 険 類 雇 用 者 報 酬 8,814,626 8,587,551 8,666,077 56.0 57.0 56.5 2.6 0.9 賃 金 俸 給 7,503,598 7,305,550 7,332,836 47.7 48.5 47.8 2.6 0.4 社 会 保 障 基 金 等 によらず 雇 主 自 らが 雇 用 者 の 退 職 金 などのた めに 負 担 する 分 雇 主 の 現 実 社 会 負 担 雇 主 の 帰 属 社 会 負 担 980,312 984,809 976,410 6.2 6.5 6.4 0.5 0.9 330,716 297,192 356,830 2.1 2.0 2.3 10.1 20.1 利 子, 配 当, 賃 貸 料 及 び 保 険 契 約 者 に 帰 属 する 財 産 所 得 国 県 市 町 村, 社 会 保 障 基 金 の 利 子, 配 当, 賃 貸 料 財 産 所 得 648,482 503,092 464,854 4.1 3.3 3.0 22.4 7.6 一 般 政 府 160,004 217,008 250,726 1.0 1.4 1.6 35.6 15.5 家 計 783,806 699,202 698,415 5.0 4.6 4.6 10.8 0.1 労 働 組 合, 政 党, 宗 教 団 体, 私 立 学 校 など 営 業 余 剰 + 財 産 所 得 ( 受 取 - 支 払 ) 対 家 計 民 間 非 営 利 団 体 企 業 所 得 民 間 法 人 企 業 24,680 20,898 17,165 0.2 0.1 0.1 15.3 17.9 6,276,467 5,975,229 6,211,945 39.9 39.7 40.5 4.8 4.0 3,515,492 3,435,650 3,584,392 22.3 22.8 23.4 2.3 4.3 日 銀, 公 団, 公 社, 公 立 病 院 な ど 公 的 企 業 10,127 17,038 13,763 0.1 0.1 0.1 68.2 19.2 個 人 企 業 2,771,101 2,556,617 2,641,316 17.6 17.0 17.2 7.7 3.3 生 産 のために 支 払 われた 費 用 ( 雇 用 者 報 酬 営 業 余 剰 混 合 所 得 固 定 資 産 減 耗 )によ る 評 価 方 法 町 民 所 得 人 口 一 人 当 たりの 町 民 所 得 15,739,575 15,065,872 15,342,875 100.0 100.0 100.0 4.3 1.8 7,317 7,234 7,262 1.1 0.4 2,151,097 2,082,648 2,112,762 3.2 1.4-6 -
項 目 年 度 町 民 所 得 ( 分 配 )の 構 成 比 19 年 度 20 年 度 21 年 度 ( 単 位 : 千 円 ) 雇 用 者 報 酬 8,814,626 8,587,551 8,666,077 財 産 所 得 648,482 503,092 464,854 企 業 所 得 6,276,467 5,975,229 6,211,945 町 民 所 得 ( 分 配 ) 15,739,575 15,065,872 15,342,875 財 産 所 得 21 年 度 雇 用 者 報 酬 企 業 所 得 財 産 所 得 20 年 度 雇 用 者 報 酬 企 業 所 得 財 産 所 得 19 年 度 雇 用 者 報 酬 企 業 所 得 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 町 内 所 得 ( 分 配 )とは 雇 用 者 報 酬 ( 私 達 の 受 け 取 る + 財 産 所 得 ( 利 子 などの 財 産 運 用 収 入 ) + 企 業 所 得 ( 法 人 の 経 常 利 益 など) = 町 民 所 得 ( 分 配 ) - 7 -
就 業 人 口 表 年 度 実 数 構 成 比 対 前 年 度 比 産 業 19 年 度 20 年 度 21 年 度 19 年 度 20 年 度 21 年 度 20/19 21/20 農 業 1,331 1,298 1,284 34.5 34.0 33.7 2.5 1.1 林 業 0 0 0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 水 産 業 24 23 23 0.6 0.6 0.6 4.2 0.0 鉱 業 9 9 8 0.2 0.2 0.2 0.0 11.1 製 造 業 87 85 83 2.3 2.2 2.2 2.3 2.4 建 設 業 451 444 438 11.7 11.6 11.5 1.6 1.4 電 ガ 水 20 20 21 0.5 0.5 0.6 0.0 5.0 卸 売 小 売 426 412 399 11.0 10.8 10.5 3.3 3.2 金 融 保 険 36 36 36 0.9 0.9 0.9 0.0 0.0 不 動 産 2 2 2 0.1 0.1 0.1 0.0 0.0 運 輸 通 信 148 149 147 3.8 3.9 3.9 0.7 1.3 サ ー ビ ス 業 959 954 964 24.8 25.0 25.3 0.5 1.0 政 府 サ ー ヒ ス 259 255 255 6.7 6.7 6.7 1.5 0.0 対 家 計 130 135 146 3.4 3.5 3.8 3.8 8.1 就 業 人 口 計 3,861 3,822 3,806 100.5 100.0 100.0 1.0 0.4 就 業 人 口 構 成 比 21 年 度 20 年 度 19 年 度 農 業 林 業 水 産 業 鉱 業 製 造 業 建 設 業 電 ガ 水 卸 売 小 売 金 融 保 険 不 動 産 運 輸 通 信 サービス 業 政 府 サーヒ ス 対 家 計 0% 20% 40% 60% 80% 100% - 8 -
統 計 用 語 解 説 政 府 サービス 生 産 者 政 府 サービスとは, 国 家 の 治 安 や 秩 序 の 維 持, 経 済 厚 生, 社 会 福 祉 の 増 進 などのためのサービスで, 政 府 以 外 によって 効 率 的 かつ 経 済 的 に 供 給 されないような, 社 会 の 共 通 目 的 のために 行 われる 性 格 のものを いう 政 府 サービス 生 産 者 には, 中 央 政 府 ( 国 出 先 機 関 ), 地 方 政 府 ( 県, 市 町 村 )などの 行 政 機 関 のほか, 社 会 保 障 基 金 や 事 業 団 の 一 部 など 特 定 の 非 営 利 団 体 が 含 まれる この 内 訳 部 門 の 電 気 ガス 水 道 業 とは 下 水 道 業 と 廃 棄 物 処 理 事 業 を,また,サービス 業 とは 国 公 立 の 教 育, 学 術 研 究 機 関 をいい, 公 務 とはその 他 の 一 般 行 政 活 動 をいう 対 家 計 民 間 非 営 利 サービス 生 産 者 対 家 計 民 間 非 営 利 サービス 生 産 者 は, 個 人 の 自 発 的 な 意 思 に 基 づく 団 体 として 組 織 され,その 活 動 は 利 益 の 追 求 を 目 的 とせず, 他 の 方 法 で 効 率 的 に 提 供 し 得 ない 社 会 的 地 域 的 サービスを 家 計 に 提 供 するもので ある 例 えば, 労 働 組 合, 政 党, 私 立 学 校, 宗 教 団 体 などが 該 当 する 金 融 機 関 金 融 機 関 には, 銀 行, 保 険, 信 託, 証 券 会 社 など 民 間 の 金 融 機 関 のほか, 公 庫 等 政 府 系 金 融 機 関, 郵 便 貯 金 や 簡 易 保 険 など 国 の 特 別 会 計 の 一 部 など, 公 的 機 関 であっても 民 間 の 金 融 機 関 と 類 似 の 活 動 を 行 って いる 機 関 も 含 まれる 一 般 政 府 公 的 機 関 のうち, 他 に 分 類 されないものがすべて 含 まれる したがって, 政 府 の 省 庁 は 含 まれるが, 非 金 融 法 人 企 業 に 分 類 される 企 業 特 別 会 計 や, 金 融 機 関 に 分 類 される 郵 便 貯 金 などは 含 まれない 経 済 活 動 別 分 類 における 政 府 サービス 生 産 者 と 同 じ 範 囲 である 家 計 世 帯 としての 通 常 の 意 味 での 家 計 のほか, 個 人 企 業 も 含 まれている したがって,ここでいう 家 計 とは, 消 費 主 体 としての 側 面 と 事 業 主 体 としての 側 面 も 併 せ 持 っていることになる なお, 持 ち 家 の 帰 属 計 算 に 際 して, 擬 制 的 に 持 ち 家 産 業 なるものを 想 定 しているが,この 仮 想 的 な 産 業 は 個 人 企 業 として 取 り 扱 うこととしている したがって,これは 制 度 部 門 別 分 類 において 家 計 に 含 まれていること になる 町 内 総 生 産 ( 市 場 価 格 表 示 ) 町 内 の 生 産 活 動 によって 新 たに 生 み 出 された 付 加 価 値 の 合 計 額 であり, 産 出 額 から 中 間 投 入 額 ( 原 材 料, 燃 料 等 の 物 的 経 費 及 びサービス 経 費 等 )を 控 除 したものにあたる また, 市 場 価 格 表 示 には 生 産 者 価 格 と 購 入 者 価 格 とがあるが,ここでは 生 産 者 価 格 を 使 用 している 固 定 資 本 減 耗 生 産 の 過 程 によって 生 じる 構 築 物 や 機 械 設 備 などの 再 生 産 可 能 な 有 形 固 定 資 産 の 減 耗 分 を 評 価 したもの で, 通 常 の 減 耗 及 び 損 傷 分 を 補 填 するのに 必 要 とされる 額 ( 減 価 償 却 費 )と, 予 想 される 陳 腐 化 及 び 通 常 生 ずる 程 度 の 偶 発 事 故 による 損 失 ( 資 本 偶 発 損 )からなる また,93SNAからは, 道 路,ダムなどの 一 般 政 府 が 所 有 する 社 会 資 本 についても 固 定 資 本 減 耗 を 加 味 する こととしている - 9 -
生 産 輸 入 品 に 課 される 税 財 貨 サービスの 生 産, 販 売, 購 入 又 は 使 用 に 際 して 生 産 者 に 課 せられる 租 税 及 び 税 外 負 担 で, 税 法 上 損 金 算 入 が 認 められて 所 得 とはならず,かつ,その 負 担 が 最 終 購 入 者 に 転 嫁 されるものをいう これは 生 産 コス トの 一 部 を 構 成 するものとみなされる 点 で 所 得 富 等 に 課 される 経 常 税 (いわゆる 直 接 税 )と 区 別 される 具 体 的 には, 消 費 税, 酒 税, 関 税, 印 紙 税, 法 人 個 人 事 業 税, 不 動 産 取 得 税 などがあげられる 特 殊 な 例 と しては, 家 計 に 対 する 固 定 資 産 税 も, 持 ち 家 家 計 は 住 宅 賃 貸 業 を 営 んでおり, 帰 属 家 賃 の 一 部 を 構 成 すると いう 観 点 から 生 産 輸 入 品 に 課 される 税 として 扱 われる 総 資 本 形 成 にかかる 消 費 税 消 費 税 の 課 税 業 者 が 投 資 を 行 った 際,その 投 資 財 に 含 まれる 消 費 税 額 については, 自 ら 納 める 消 費 税 額 から 控 除 することができる このため, 課 税 業 者 が 投 資 財 の 購 入 に 要 するコストは 消 費 税 抜 きの 額 とみなすこ とができる こうした 観 点 から, 県 内 総 支 出 における 総 資 本 形 成 ( 固 定 資 本 形 成 及 び 在 庫 品 増 加 )の 額 は 消 費 税 額 を 控 除 したものを 計 上 する 方 式 をとる 一 方, 生 産 系 列 からみると, 付 加 価 値 の 額 はすべて 消 費 税 を 上 乗 せした 市 場 価 格 で 評 価 せざるを 得 ない こうしたことから 支 出 面 と 生 産 面 を 一 致 させるために, 各 部 門 の 付 加 価 値 の 合 計 から 消 費 税 の 投 資 税 額 控 除 額 を 一 括 して 控 除 する 帰 属 利 子 金 融 業 の 生 産 額 を 定 義 するための 特 殊 な 帰 属 計 算 項 目 であり, 金 融 機 関 の 受 取 利 子 及 び 配 当 と 支 払 利 子 の 差 額 をいう 金 融 機 関 が 受 け 取 る 利 子 は, 他 産 業 の 付 加 価 値 から 支 払 われるので,これを 生 産 として 取 り 上 げることは 生 産 額 が 二 重 計 算 になるが,この 二 重 計 算 を 除 去 するために 帰 属 利 子 の 額 を 控 除 することと している SNAでは, 帰 属 利 子 は 産 業 がすべて 中 間 消 費 するものとして 扱 われ, 財 産 所 得 ( 家 計 )や 民 間 最 終 消 費 支 出 には 計 上 されない その 場 合, 帰 属 利 子 を 各 産 業 部 門 に 分 割 することが 困 難 なため,ダミー 産 業 を 設 け てこの 産 業 が 全 ての 帰 属 利 子 を 中 間 投 入 するものとみなすとともに, 同 産 業 に 負 の 営 業 余 剰 が 生 じたものと 擬 制 して 計 上 する 実 際 の 計 算 としては, 経 済 活 動 別 総 生 産 の 最 後 で 一 括 控 除 する 町 民 所 得 ( 分 配 ) 町 内 の 居 住 者 である 町 民 が, 生 産 活 動 に 対 してその 所 有 する 土 地, 労 働, 資 本 といった 生 産 要 素 を 提 供 す ることによって, 町 内 外 から 受 け 取 る( 分 配 される) 現 金 現 物 など 所 得 の 総 額 を 計 量 したものである なお,こ こでいう 町 民 ( 町 内 の 居 住 者 )とは, 個 人 ばかりでなく 企 業 なども 含 まれている 雇 用 者 報 酬 町 内 に 常 時 居 住 地 を 有 する 雇 用 者 が 労 働 の 報 酬 として, 雇 い 主 から 受 け 取 る 一 切 の 現 金 及 び 現 物 給 与 を いう この 雇 用 者 報 酬 は, 税 金 及 び 雇 用 者 の 社 会 保 険 料 負 担 の 控 除 前 で 計 上 され, 役 員 給 与 手 当, 議 員 歳 費 等, 給 与 住 宅 差 額 家 賃, 雇 主 の 社 会 負 担 も 含 まれる (a) 賃 金 俸 給 賃 金 俸 給 は 現 金 及 び 現 物 給 与, 役 員 給 与 手 当, 議 員 歳 費 等 及 び 委 員 報 酬, 給 与 住 宅 差 額 家 賃, 副 業 所 得 を 加 えたものである なお, 給 与 住 宅 差 額 家 賃 の 評 価 については, 原 価 ( 公 営 住 宅 家 賃 を 実 質 コストとみる)ではなく, 時 価 ( 市 中 平 均 家 賃 )を 採 用 している - 10 -
また, 副 業 所 得 は, 雇 用 者 が 本 業 以 外 の 勤 め 先 をもっている 場 合,その 従 たる 勤 務 先 から 得 る 所 得 に ついては 雇 用 者 数 を 把 握 する 際, 副 業 者 数 を 含 めて 推 計 する 方 法 をとる( 二 重 雇 用, 雇 用 者 数 を 事 業 所 ベースによりとらえている) (b) 雇 主 の 社 会 負 担 社 会 負 担 は, 社 会 保 障 制 度 に 対 する 負 担 であり, 現 実 社 会 負 担 と 帰 属 社 会 負 担 に 分 けられる 現 実 社 会 負 担 は, 更 に 雇 主 の 現 実 社 会 負 担 と 雇 用 者 の 現 実 社 会 負 担 に 分 類 される 雇 主 の 現 実 社 会 負 担 は, 医 療 保 障, 年 金 給 付, 労 働 災 害 補 償, 失 業 保 険, 児 童 手 当 給 付 などの 社 会 保 障 基 金 及 び 金 融 機 関 に 格 付 けされる 年 金 基 金 に 対 する 雇 主 負 担 額 をいう 雇 主 の 帰 属 社 会 負 担 は, 退 職 一 時 金 及 び 社 会 保 障 基 金 によらない 業 務 災 害 補 償 などの 雇 主 負 担 額 をいう 財 産 所 得 ( 非 企 業 部 門 ) ある 経 済 主 体 が, 他 の 経 済 主 体 が 所 有 する 金 融 資 産, 土 地 及 び 著 作 権, 特 許 権 のような 無 形 資 産 を 使 用 する 場 合,それを 源 泉 とする 所 得 の 移 転 をいう 利 子 及 び 配 当, 地 代 ( 土 地 の 純 賃 貸 料 ), 著 作 権, 特 許 権 の 使 用 料 などが 該 当 するが, 構 築 物 ( 住 宅 を 含 む), 設 備, 機 械 など 再 生 産 可 能 な 有 形 固 定 資 産 にかかる 賃 貸 料 は,サービスの 販 売 とみなされて 企 業 所 得 に 含 まれ, 財 産 所 得 には 含 まれない なお,ここでの 財 産 所 得 とは,5つの 制 度 部 門 のうち,(a)~(c)で 表 章 している 非 企 業 3 部 門 の 財 産 所 得 を 指 し, 非 金 融 法 人 企 業, 金 融 機 関 といった 企 業 部 門 の 財 産 所 得 は 含 まない (a) 一 般 政 府 町 内 に 所 在 する 市 町 村, 県, 国 出 先 機 関 等 事 業 所 ( 一 般 会 計, 非 企 業 特 別 会 計 )の 財 産 所 得 ( 利 子, 法 人 企 業 の 分 配 所 得, 保 険 契 約 者 に 帰 属 する 財 産 所 得 )の 受 取, 支 払 を 計 上 する (b) 家 計 家 計 ( 個 人 企 業 を 除 く)の 利 子 の 受 取 と 支 払 及 び 配 当, 保 険 契 約 者 に 帰 属 する 財 産 所 得, 賃 貸 料 の 受 取 を 計 上 する 利 子 受 取 は, 金 融 資 産 の 所 有 者 として 個 人 が 受 け 取 る 貨 幣 所 得 であり, 一 般 預 貯 金 利 子, 有 価 証 券 利 子, 信 託 利 子 などが 該 当 する また, 支 払 は, 家 計 が 消 費 活 動 の 資 金 や 住 宅 用 資 金 などの 一 部 として 金 融 機 関 などから 借 り 入 れした 資 金 に 対 して 支 払 う 利 子 の 合 計 をいう なお, 個 人 受 取 分 の 帰 属 利 子 は, 企 業 受 取 分 の 帰 属 利 子 と 同 様 に 中 間 生 産 物 とするため, 利 子 所 得 には 計 上 しない 配 当 個 人 配 当 金 ( 個 人 が 法 人 から 受 ける 利 益 又 は 利 息 の 配 当, 剰 余 金 の 分 配 など) 及 び 役 員 賞 与 から なる 保 険 契 約 者 に 帰 属 する 財 産 所 得 保 険 契 約 者 に 帰 属 する 財 産 所 得 は, 保 険 契 約 者 の 資 産 である 保 険 準 備 金 の 運 用 から 生 じる 所 得 で あり, 生 命 保 険 年 金 基 金 非 生 命 保 険 の 保 険 帰 属 収 益 と, 保 険 契 約 者 配 当 からなる この 保 険 帰 属 - 11 -
収 益 は, 実 際 には 保 険 企 業 に 留 保 されるが,いったん 保 険 会 社 から 家 計 に 支 払 われ, 同 額 が 追 加 保 険 料 として 保 険 会 社 に 支 払 われるものとして 扱 われる 賃 貸 料 土 地 と 無 形 資 産 ( 特 許 権, 商 標 権, 著 作 権 )の 資 産 運 用 に 関 連 して 受 け 取 る 財 産 所 得 に 限 られ, 住 宅 やその 他 の 建 物, 機 械 設 備 などの 賃 貸 料 は,サービスの 販 売 ( 営 業 余 剰 を 構 成 )として 財 産 所 得 には 含 まれない (c) 対 家 計 民 間 非 営 利 団 体 対 家 計 民 間 非 営 利 団 体 の 財 産 所 得 ( 利 子, 法 人 企 業 の 分 配 所 得, 保 険 契 約 者 に 帰 属 する 財 産 所 得, 賃 貸 料 )を 計 上 する 企 業 所 得 ( 配 当 控 除 後 ) 企 業 所 得 は, 営 業 余 剰 混 合 所 得 に 企 業 分 の 財 産 所 得 ( 受 取 - 支 払 )の 差 額 を 加 えたもので,(a) 民 間 法 人 企 業 所 得,(b) 公 的 企 業 所 得,(c) 個 人 企 業 所 得 の3 部 門 別 に 計 上 される ここで,b 財 産 所 得 とc 企 業 所 得 ( 配 当 控 除 後 )に 含 まれる 企 業 分 の 財 産 所 得 は, 概 念 上 同 じものであるが, 分 類 上 は 各 々に 含 めて 計 算 している (a) 民 間 法 人 企 業 所 得 ( 配 当 控 除 後 ) 配 当 控 除 後 の 町 内 民 間 法 人 事 業 所 の 稼 得 した 所 得 であり, 欄 外 に 参 考 表 示 される 民 間 法 人 企 業 所 得 ( 配 当 受 払 前 )は, 法 人 事 業 税 の 課 税 および 非 課 税 対 象 所 得 の 合 計 にほぼ 相 当 する (b) 公 的 企 業 所 得 企 業 及 び 企 業 特 別 会 計 に 属 する 町 内 の 国, 県, 市 町 村, 公 団 公 社 などの 事 業 所 ( 病 院, 下 水 道 は 除 く)の 純 損 益 により 把 握 する (c) 個 人 企 業 所 得 個 人 が 企 業 の 主 体 となって, 家 族 や 雇 用 者 の 労 働 力 を 使 って 運 営 して 得 た 所 得 ( 兼 業 所 得 を 含 む ), 内 職 所 得 及 び 住 宅 自 己 所 有 による 帰 属 所 得 からなる 農 林 水 産 業 とその 他 の 産 業 及 び 住 宅 賃 貸 業 のうち 持 ち 家 による 営 業 余 剰 混 合 所 得 の3つに 分 類 して 推 計 される 本 業 及 び 兼 業 所 得 営 業 余 剰 混 合 所 得 から 財 産 所 得 ( 支 払 )を 控 除 して 求 める 個 人 企 業 については 家 計 部 分 と 経 理 が 明 瞭 に 区 別 し 難 い 面 があるため, 受 取 財 産 所 得 は 家 計 がすべて 受 け 取 るものとし, 企 業 所 得 には 含 めない 持 ち 家 住 宅 自 己 所 有 による 帰 属 所 得 であり, 帰 属 営 業 余 剰 から 住 宅 資 金 借 入 利 子 と 支 払 賃 貸 料 を 控 除 して 求 める 町 外 からの 所 得 ( 純 ) 町 民 所 得 から 町 内 純 生 産 ( 要 素 費 用 表 示 )を 差 し 引 いて 求 められる 町 外 との 所 得 の 受 け 払 いには 雇 用 者 報 酬, 財 産 所 得 などが 含 められる - 12 -
93SNA SNAとは, System of National Accounts の 略 称 であり, 国 民 経 済 計 算 又 は 国 民 経 済 計 算 体 系 と 訳 される このSNAは, 一 国 の 経 済 について 体 系 的 に 記 録 する 国 際 的 な 基 準 である 93SNAとは,1993 年 に 国 連 が 加 盟 各 国 にその 導 入 を 勧 告 した 国 民 経 済 計 算 の 体 系 の 略 称 であり, 日 本 の 国 民 経 済 計 算 では 平 成 12 年 10 月 からこの93SNAを 使 用 した 推 計 方 式 に 移 行 している 帰 属 計 算 財 貨 サービスの 提 供 ないし 享 受 に 際 して, 実 際 には 市 場 でその 対 価 の 受 払 いが 行 われなかったにもかか わらず,それがあたかも 行 われたかのようにみなして 擬 制 的 取 引 計 算 を 行 うことをいう 原 則 として 市 場 で 行 われる 取 引 を 記 録 範 囲 とするが, 制 度 や 慣 習 の 異 なる 各 国 間 の 計 数 比 較 を 可 能 にするもので, 帰 属 計 算 に は 帰 属 利 子, 帰 属 家 賃, 農 家 の 自 家 消 費 などがある 一 人 当 たり 町 民 所 得 町 民 所 得 を 総 人 口 で 除 したもので, 町 の 平 均 的 な 所 得 水 準 を 示 す なお, 財 産 所 得 や 企 業 所 得 を 含 んでお り, 賃 金 水 準 や 個 人 収 入 を 示 すものではない - 13 -