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6. 共 有 等 に 係 る 固 定 資 産 の 判 定 3 共 有 に 係 る 固 定 資 産 については それぞれの 共 有 者 が 他 に 固 定 資 産 を 所 有 している 場 合 であっても その 資 産 とは 別 個 に 共 有 されている 固 定 資 産 を 別 の 人 格 が 所

Transcription:

主 文 1 原 告 と 被 告 との 間 において, 別 紙 物 件 目 録 記 載 の 各 土 地 が 原 告 の 所 有 であることを 確 認 する 2 訴 訟 費 用 は 被 告 の 負 担 とする 事 実 及 び 理 由 第 1 請 求 主 文 と 同 旨 第 2 事 案 の 概 要 本 件 は, 原 告 が 被 告 に 対 し, 静 岡 県 志 太 郡 A 町 に 存 在 する 大 井 川 港 の 港 湾 泊 地 ( 以 下 泊 地 という)として 使 用 されている 人 工 的 に 海 没 した 土 地 の 所 有 権 確 認 を 求 めてい る 事 件 である 1 争 いのない 事 実 等 (1) 別 紙 物 件 目 録 記 載 の 各 土 地 ( 以 下 本 件 土 地 という)は, 昭 和 41 年 1 月 ころから 昭 和 51 年 11 月 ころまでの 間 に, 港 湾 泊 地 とするため 人 工 的 に 掘 削 され,そこに 海 水 を 導 入 した 結 果, 同 目 録 5の 土 地 の 一 部 を 除 いて 海 没 した 土 地 となったものであり( 甲 6,7, 12,26ないし35,39, 乙 2の1ないし2, 原 告 代 表 者 ), 自 然 に 海 没 した 土 地 ではな い (2) 原 告 は, 本 件 土 地 が 泊 地 となることについて 了 解 をしている そして 本 件 土 地 は, 今 日 まで, 大 井 川 港 の 泊 地 として 使 用 されており, 港 湾 施 設 用 地 には 含 まれない 地 盤 の 水 深 は 約 5.5メートルないし8.2メートルで, 本 件 土 地 は 常 時 海 面 下 にある 泊 地 とし て 海 没 する 以 前 は 原 告 が 本 件 土 地 を 所 有 しており, 現 在 においても 不 動 産 登 記 簿 上 は 原 告 の 所 有 名 義 である ( 以 上 につき, 争 いがない ) (3) 本 件 土 地 の 公 簿 面 積 は 合 計 で4 万 7327 平 方 メートルである( 甲 1の1ないし11) 2 争 点 人 工 的 に 海 没 し, 泊 地 として 使 用 されており, 常 時 海 面 下 約 5.5メートルないし8.2メ ートルにある 本 件 土 地 は 所 有 権 の 客 体 となるといえるかどうか (1) 原 告 の 主 張 ア 土 地 ( 若 しくは 地 盤, 以 下 同 じ)が 残 存 している 場 合 にその 所 有 権 を 滅 失 したもの として 扱 うには, 土 地 の 支 配 管 理 という 占 有 の 面 だけでなく,その 土 地 の 使 用 収 益 処 分 の 面 で,それが 主 観 的 にも 客 観 的 にも 不 能 となり, 財 産 性 が 全 く 失 われるに 至 ったこ とを 要 する イ 泊 地 は, 海 洋 の 海 面 と 識 別 できる 状 態 にあり, 海 上 交 通 の 拠 点 となる 港 湾 の 施 設 の 一 つとして, 港 湾 管 理 者 によって 管 理 され, 停 泊 地 としての 機 能 を 有 し, 財 産 的 価 値 を 有 している 水 や 海 水 をたたえた 土 地 であっても,それが 一 定 の 機 能 を 営 み 財 産 的 価 値 を 有 する 場 合 には, 不 動 産 登 記 法 施 行 令 上, 滅 失 したものとはせず, 不 動 産 として 取 り 扱 われて いる

また, 港 湾 法 46 条 1 項 本 文,55 条 1 項 は 港 湾 施 設 が 私 的 所 有 権 の 対 象 となることを 明 らかにしているところ, 泊 地 の 敷 地 も 港 湾 施 設 であるから( 同 法 2 条 5 項 1 号,11 号 ), 泊 地 の 敷 地 は 港 湾 法 上 所 有 権 の 客 体 となる ウ 本 件 土 地 の 使 用 収 益 処 分 について (ア) 本 件 土 地 は, 海 洋 と 画 され, 海 洋 とは 別 の 機 能 を 営 む 港 湾 の 泊 地 の 構 成 部 分 となり, 水 深 を 一 定 に 保 ち, 船 が 錨 を 降 ろして 停 泊 する 場 所 となるもので, 海 水 だけでな く,その 地 盤 も 上 記 の 用 途 に 供 されているということができる (イ) 被 告 は, 本 件 土 地 を 泊 地 として 使 用 し, 停 泊 する 船 舶 から 使 用 料 を 徴 収 し, 収 益 を 得 ている この 収 益 は, 泊 地 に 導 き 入 れた 海 水 ではなく,その 地 盤 となった 本 件 土 地 によるものとみるべきである (ウ) 近 時, 廃 土 の 発 生 量 が 増 大 しその 投 棄 場 所 が 求 められている 時 代 で, 技 術 も 進 歩 しているから 最 深 部 で8.2メートル 程 度 の 水 面 を 埋 め 立 てることは 容 易 であり,さ ほどの 費 用 を 要 しない したがって, 被 告 から 本 件 土 地 が 返 還 されるのであれば, 原 告 は,この 約 1 万 4000 坪 の 泊 地 部 分 を 鋼 矢 板 をもって 仕 切 り, 土 砂 で 埋 め 戻 して 元 の 状 態 に 復 元 して 利 用 し, 又 は 工 場, 倉 庫, 油 槽 所 等 の 地 盤 とすることが 可 能 であり, 経 済 的 に 十 分 採 算 がとれるし,そのままでも 他 に 譲 渡 することができる 最 近, 原 告 は, 本 件 土 地 を 金 融 機 関 に 担 保 提 供 して 借 り 入 れを 行 うことができたが,こ のように 金 融 機 関 においても 本 件 土 地 の 財 産 的 価 値 を 認 めているのである エ 最 高 裁 昭 和 55 年 ( 行 ツ) 第 147 号 同 61 年 12 月 16 日 第 三 小 法 廷 判 決 民 集 40 巻 7 号 1236 頁 が, 自 然 現 象 により 海 没 した 土 地 ( 以 下 自 然 海 没 地 という)についてす ら, 支 配 可 能 性 があり, 他 の 海 面 との 区 別 が 可 能 である 限 り, 所 有 権 の 客 体 としての 性 格 を 失 わないと 判 示 していることからすると, 人 工 的 に 海 没 した 土 地 ( 以 下 人 工 海 没 地 という)についても 所 有 権 の 対 象 たるを 失 わないと 判 断 しているものと 推 測 される そ して, 人 工 海 没 地 の 所 有 権 については, 当 該 土 地 が 海 面 下 になった 経 緯 現 状 当 事 者 ( 所 有 者 等 )の 意 図 意 思 科 学 的 技 術 水 準 等 を 総 合 して, 支 配 可 能 性, 財 産 的 価 値 が 認 められるか 否 かにより,これがある 場 合 には 所 有 権 の 対 象 となるのである (ア) 本 件 土 地 の 海 没 の 経 緯 について 本 件 土 地 は, 売 買 代 金 等 の 対 価 を 決 定 することなく 原 告 が 被 告 に 泊 地 として 使 用 さ せ, 現 在 に 至 ったものである したがって, 被 告 は, 原 告 の 所 有 権 を 前 提 に 本 件 土 地 を 使 用 してきた (イ) 本 件 土 地 の 現 状 について 大 井 川 港 の 泊 地 の 一 部 として 利 用 されているが, 本 件 土 地 には 今 なお 土 砂 等 が 堆 積 している 本 件 土 地 は, 埋 め 立 てて 元 の 土 地 に 復 元 することが 可 能 であって, 深 海 のように 利 用 不 能 の 土 地 ではない 更 に, 本 件 土 地 は 保 存 登 記 がなされており, 抵 当 権 も 設 定 されている (ウ) 本 件 土 地 に 関 する 当 事 者 の 認 識 について 被 告 は, 本 件 土 地 が 泊 地 となって 以 後, 本 件 土 地 が 所 有 権 の 対 象 となり,かつ, 取 引

の 対 象 となるものと 認 識 し, 原 告 の 所 有 権 を 一 貫 して 認 めてきた (エ) 科 学 的 技 術 水 準 について 本 件 土 地 は, 現 代 の 技 術 水 準 からすれば, 現 状 のままでも 堆 積 する 土 砂 を 浚 渫 する ことによって 利 益 を 得 ることはもとより, 埋 め 立 てて 復 元 して 利 用 することも 容 易 な 土 地 である オ 本 件 土 地 の 特 定 について 本 件 土 地 は, 一 団 のまとまった 広 い 土 地 で, 地 番 をもって 特 定 しうるところ, 大 井 川 港 湾 付 近 の 土 地 の 公 図 は, 現 況 にほぼ 合 致 しており, 本 件 土 地 が 泊 地 のどこに 位 置 して いるかを 明 らかにするのは 容 易 である カ 以 上 のとおり, 本 件 土 地 は, 海 没 したとはいえ, 特 定 することは 容 易 であり, 財 産 的 価 値 はあるし, 支 配 可 能 性 があるというべきであるから, 本 件 土 地 については 所 有 権 の 客 体 となるというべきである (2) 被 告 の 主 張 ア 人 工 海 没 地 である 本 件 土 地 が 所 有 権 の 客 体 となるか 否 かについては 自 然 海 没 地 と 同 様 に 考 えるべきであり, 自 然 海 没 に 関 する 前 掲 最 高 裁 昭 和 61 年 12 月 16 日 判 決 からすれば, 人 工 海 没 地 においてもそれが 所 有 権 の 客 体 となるか 否 かは, 人 による 支 配 利 用 が 可 能 か 否 か, 他 の 海 面 と 区 別 しての 認 識 が 可 能 か 否 か ということによる イ 支 配 利 用 可 能 性 について 土 地 の 所 有 権 は, 土 地 を 排 他 的 に 支 配 利 用 する 権 利 であるから, 人 工 海 没 地 の 支 配 利 用 可 能 性 は, 法 的 安 定 性 の 観 点 からして, 当 該 土 地 の 現 在 の 状 態 で 判 断 すべきであ り, 将 来 的 な 埋 立 の 可 能 性 や 将 来 における 支 配 可 能 性 は 考 慮 されるべきでない この 点, 本 件 土 地 は, 大 井 川 港 の 泊 地 として 大 井 川 港 に 寄 港 する 船 舶 の 一 般 的 な 通 行 等 の 用 に 供 されているものであり,その 公 共 性 は 極 めて 高 い したがって, 法 的 に 本 件 土 地 の 埋 立 等 は 不 可 能 であり, 埋 め 立 てた 上 で 排 他 的 に 支 配 する 可 能 性 はない ウ 他 の 海 面 との 区 別 認 識 可 能 性 について この 点 についても 現 状 における 他 の 海 面 との 区 画 を 意 味 するのであって, 測 量 等 をす れば 土 地 の 位 置 の 特 定 ができるという 意 味 ではない ところで, 大 井 川 港 は, 昭 和 41 年 から 順 次 拡 張 整 備 され, 泊 地 についても, 昭 和 41 年 の 内 水 面 10 万 7000m2, 外 水 面 6 万 0500m2( 合 計 16 万 7500m2)から, 平 成 2 年 には 大 型 船 舶 地 内 水 面 33 万 8000m2, 外 水 面 73 万 m2, 小 型 船 舶 地 1 万 8500m2( 合 計 10 8 万 6500m2)となり, 約 6 5 倍 の 広 い 面 積 になっている したがって, 本 件 土 地 は, 区 画 された 養 殖 場, 貯 木 場,ドック 等 と 異 なり, 港 の 一 部 となっているのであるから,これを 他 の 海 面 と 区 別 して 認 識 することは 不 可 能 なのである エ 以 上 のとおり, 本 件 土 地 は, 個 人 的 な 排 他 的 支 配 利 用 が 不 可 能 であり,かつ, 他 の 海 面 と 区 別 しての 認 識 が 不 可 能 であるから, 所 有 権 の 客 体 となる 土 地 ということはで きない 第 3 争 点 に 対 する 判 断 1 所 有 権 の 客 体 となる 土 地 は, 人 が 社 会 生 活 において 独 占 的 排 他 的 に 支 配 し, 利 用

できるものであることを 要 する そして, 海 水 とその 地 盤 は 統 一 体 として 海 を 構 成 するものであるが,このような 意 味 で の 海 は, 古 来 より 自 然 の 状 態 のままで 一 般 公 衆 の 共 同 使 用 に 供 されてきたところのい わゆる 公 共 用 物 であって, 国 の 直 接 の 公 法 的 支 配 管 理 に 服 し, 特 定 人 による 排 他 的 支 配 の 許 されないものであるから,そのままの 状 態 においては, 所 有 権 の 客 体 とはならな いというべきである しかし, 海 も,およそ 人 の 支 配 の 及 ばない 深 海 を 除 き,その 性 質 上 当 然 に 私 法 上 の 所 有 権 の 客 体 となりえないというものではなく, 国 が 行 政 行 為 によって 一 定 範 囲 を 区 画 し, 他 の 海 面 から 区 別 すればこれに 対 する 排 他 的 支 配 は 可 能 であり,かかる 場 合 にその 公 用 を 廃 止 して 私 人 の 所 有 に 帰 属 させることを 不 可 能 とするかどうかは 立 法 政 策 の 問 題 である そして, 私 有 の 陸 地 が 自 然 現 象 により 海 没 した 場 合 において, 当 該 土 地 の 所 有 権 が 当 然 に 消 滅 する 旨 の 立 法 は 現 行 法 上 存 しないから, 当 該 海 没 地 は, 人 による 支 配 利 用 が 可 能 であり,かつ, 他 の 海 面 と 区 別 しての 認 識 が 可 能 である 限 り, 所 有 権 の 客 体 たる 土 地 としての 性 格 を 失 わないものと 解 するのが 相 当 である( 以 上 につき, 前 掲 最 高 裁 昭 和 61 年 12 月 16 日 判 決 参 照 ) この 理 は, 私 有 の 陸 地 が 人 工 的 に 海 没 した 場 合 にも 当 てはまるというべきである した がって, 当 該 海 没 地 は,1 人 による 支 配 利 用 が 可 能 であり,かつ,2 他 の 海 面 と 区 別 し ての 認 識 が 可 能 である 限 り, 所 有 権 の 客 体 たる 土 地 としての 性 格 を 失 わないものと 解 さ れる そこで, 本 件 土 地 について,1,2につき, 以 下 検 討 する 2 本 件 土 地 の 支 配 利 用 の 可 能 性 (1) 本 件 土 地 は, 前 記 争 いのない 事 実 等 のとおり, 最 深 部 でも 海 面 下 約 8.2メートルの 土 地 であるところ, 証 拠 ( 甲 13の1ないし11,34,38の1,2, 原 告 代 表 者 ) 及 び 弁 論 の 全 趣 旨 によれば, 相 応 の 費 用 を 要 すれば,シートパイルを 打 って 本 件 土 地 を 埋 め 立 てることは 可 能 であるのみならず, 海 面 下 のままでも 砂 利 等 の 採 取 や 構 造 物 の 築 造 は 可 能 であり, 抵 当 権 も 現 実 に 設 定 されていることが 認 められる (2) これに 対 し, 被 告 は, 本 件 土 地 は 大 井 川 港 の 泊 地 として 大 井 川 港 に 寄 港 する 船 舶 の 一 般 的 な 通 行 等 の 用 に 供 されているものであり,その 公 共 性 は 極 めて 高 いから, 法 的 には 本 件 土 地 の 埋 立 等 は 不 可 能 であり, 埋 め 立 てた 上 で 排 他 的 に 支 配 する 可 能 性 はないと 反 論 する この 点, 確 かに, 前 記 争 いのない 事 実 等 のとおり, 原 告 の 承 諾 に 基 づいて 本 件 土 地 は 大 井 川 港 という 公 共 性 を 有 する 海 面 の 地 盤 として 使 用 されているところ, 証 拠 ( 乙 1) 及 び 弁 論 の 全 趣 旨 によれば, 本 件 土 地 上 の 海 面 は 港 湾 法 上 の 港 湾 区 域 に 属 し, 同 法 の 規 制 に 服 することが 認 められるから, 本 件 土 地 は, 一 種 の 公 共 負 担 のある 土 地 といえ る しかし, 他 方, 証 拠 ( 甲 38の1,2, 乙 1) 及 び 弁 論 の 全 趣 旨 によれば, 大 井 川 港 は 昭 和 41 年 から 平 成 2 年 に 至 るまで 順 次 整 備 拡 張 され, 泊 地 の 面 積 は 約 6.5 倍 に,その 性

格 も 砂 利 積 出 港 から 石 油 燃 料 備 蓄 基 地, 物 資 流 通 港 となるなど 変 化 しているところであ り, 将 来 港 湾 計 画 が 変 更 される 可 能 性 もないわけではないことからすれば, 将 来 の 大 井 川 港 の 整 備 拡 張 あるいは 運 用 の 変 更 に 伴 い, 本 件 土 地 の 公 共 負 担 が 消 滅 することも 皆 無 ではないことが 認 められる したがって, 被 告 の 前 記 反 論 は 採 用 することができない (3) なお, 被 告 は, 人 工 海 没 地 の 支 配 利 用 可 能 性 は, 法 的 安 定 性 の 見 地 からして, 当 該 土 地 の 現 在 の 状 況 で 判 断 すべきであり, 将 来 的 な 埋 立 の 可 能 性 や 将 来 における 支 配 可 能 性 は 考 慮 されるべきでなく, 本 件 土 地 は 現 在, 大 井 川 港 の 港 湾 用 地 として 利 用 さ れており, 各 種 の 公 法 的 規 制 に 服 しているのであるから,その 支 配 利 用 可 能 性 はないと も 反 論 する しかし, 港 湾 法 における 港 湾 の 管 理 運 営 は 本 件 土 地 の 所 有 権 とは 関 係 なく 可 能 であ り,このことは 公 共 負 担 ないし 公 法 的 規 制 が 所 有 権,ひいてはその 判 断 要 素 の 一 つで ある 支 配 利 用 可 能 性 を 否 定 するものではなく, 例 えば, 陸 地 上 の 道 路 敷 地 についても, 一 種 の 公 共 負 担 がついているものの, 所 有 権 の 客 体 となるように( 道 路 法 4 条 参 照 ), 現 在 における 公 法 的 規 制 の 存 在 は 直 ちに 所 有 権 の 客 体 となることの 障 害 となるものでは なく,かえって, 公 法 的 規 制 は, 将 来 廃 止 される 潜 在 的 な 可 能 性 が 残 されているからこ そ, 所 有 権 の 客 体 となることの 障 害 とはならないものとしていることが 窺 われる したがって, 被 告 の 前 記 反 論 も 採 用 することができない (4) 以 上 によれば, 本 件 土 地 については, 人 による 支 配 利 用 の 可 能 性 があるというべき である 3 本 件 土 地 の 他 の 海 面 との 区 別 認 識 可 能 性 (1) 証 拠 ( 甲 1 及 び13の 各 1ないし11,7,8,26ないし29,30ないし32の 各 1,2,3 3) 及 び 弁 論 の 全 趣 旨 によれば, 本 件 土 地 は, 不 動 産 登 記 簿 によって 所 在, 地 番, 地 目 及 び 地 積 が 定 まっており,かつ, 旧 公 図 上 その 位 置 が 特 定 されており, 旧 公 図 ( 甲 26) と 現 在 の 公 図 ( 甲 7)との 比 較 対 照 によると, 旧 公 図 上 の 志 太 郡 A 町 B 字 CD 番 のE 付 近,D 番 のF 付 近,D 番 のG 及 びH 付 近,I 番 のJ,K,L 番 のM 付 近 の 各 道 路 敷, 河 川 左 岸 側 と 現 在 の 公 図 の 各 道 路 敷, 河 川 左 岸 側 が 符 合 することが 認 められるから, 本 件 土 地 の 位 置 は 現 在 の 公 図 上 においても 再 現 することが 可 能 であり,また 航 空 写 真 上 に 本 件 土 地 の 位 置 を 示 すことも 可 能 であり, 更 に, 測 量 等 を 精 密 に 行 うことにより 地 点 と 方 位 による 特 定 も 可 能 であることが 認 められる したがって, 本 件 土 地 は 他 の 海 面 と 区 別 して 認 識 することが 可 能 である (2) これに 対 し, 被 告 は, 他 の 海 面 との 区 別 認 識 可 能 性 につき, 現 状 における 他 の 海 面 との 区 画 が 必 要 であり, 測 量 等 をすれば 土 地 の 位 置 の 特 定 ができるのでは 足 りない 旨 主 張 する しかし, 不 動 産 の 特 定 は 公 図, 不 動 産 登 記 簿 上 の 所 在 等 で 社 会 通 念 上 十 分 になされ るところであるのみならず, 本 件 土 地 について 現 状 において 他 の 海 面 との 区 画 がないと しても, 原 告 の 主 張 する 本 件 土 地 の 所 有 権 の 具 体 的 な 範 囲 について 本 件 土 地 と 隣 接 す る 土 地 の 所 有 者 との 間 に 争 いがあるとすれば, 原 告 が 当 該 所 有 者 との 間 で 民 事 訴 訟 手

続 等 によって 解 決 すべきものである したがって, 被 告 の 前 記 主 張 は 採 用 することができない 4 よって, 原 告 の 本 訴 請 求 は 理 由 があるから,これを 認 容 することとし, 訴 訟 費 用 の 負 担 につき 民 事 訴 訟 法 61 条 を 適 用 して, 主 文 のとおり 判 決 する 静 岡 地 方 裁 判 所 民 事 第 1 部 裁 判 長 裁 判 官 笹 村 將 文 裁 判 官 絹 川 泰 毅 裁 判 官 齊 藤 研 一 郎