直 近 の 世 論 調 査 から(12.3.27) 1. 野 田 内 閣 支 持 率 (11 社 平 均 )-3 月 は 下 げ 止 まり 31.3%に 一 体 改 革 と 消 費 増 税 でぶれない 姿 勢 が 評 価? 11 社 平 均 比 較 では 新 記 録!! 内 閣 支 持 率 3 月 支 持 不 支 持 日 経 3.26 34 54 毎 日 3.5 28 45 読 売 3.12 35 52 朝 日 3.13 27 48 共 同 3.21 31.6 50.2 時 事 3.16 27.4 50.2 NHK3.12 33 48 JNN3.5 35.0 62.9 ANN3.12 30.3 48.5 FNN3.26 32.5 56.8 NNN3.5 30.6 50.2 平 均 31.3 51.4 1 今 月 の 世 論 調 査 が 出 そろった 前 月 の 内 閣 支 持 率 が 危 険 ライ ン とされる 30 %を 割 った 28.6 %と 比 べると わずかだが 上 昇 し 31.3 %( +2.7 %)となった 過 去 半 年 間 下 がり 続 けてきた 内 閣 支 持 率 も やっと 下 げ 止 まりか という 状 態 になったが 30 %に わずか +1.3 %と すれすれだ 2 過 去 にも( 次 図 ) 安 倍 福 田 麻 生 内 閣 そして 菅 内 閣 でも 一 時 期 低 下 し 続 けた 支 持 率 が 回 復 した 時 期 はあるが( 鳩 山 内 閣 を 除 いて ) いったん 30 %ラインを 切 ってからは 再 び 30 % 超 え をして 政 権 を 維 持 できた 例 はない( 11 社 平 均 では ) ただし 個 別 の 会 社 ごとの 世 論 調 査 では それぞれにクセがある 内 閣 支 持 率 の 推 移 ( 安 倍 内 閣 ~11 社 平 均 ) 80 70 60 安 倍 内 閣 福 田 内 閣 鳩 山 内 閣 菅 内 閣 野 田 内 閣 50 麻 生 内 閣 40 30 10 0 ので 30 %というラインは 目 安 にしかならない( NHK 調 査 では 麻 生 政 権 時 には 一 時 10 % 台 にまで 落 ち 込 んだ 後 30 % 台 に 戻 した-という 例 もある 11 社 平 均 では 届 かなかっ たが ) この 後 さらに 野 田 内 閣 の 支 持 率 は 上 昇 できるかどうかは 分 からないが 今 回 の 下 げ 止 まり は わずかな 数 値 だが それでも 11 社 平 均 では 新 記 録 だ 報 道 各 社 の 世 論 調 査 が 定 期 的 になったのは 小 泉 内 閣 からで 11 社 平 均 の 調 査 が 可 能 になったの はほぼ 安 倍 内 閣 から 3 2 月 の 内 閣 改 造 でも 下 げ 止 まらなかった 支 持 率 が 今 月 はなぜ わずかだが 回 復 したの か 後 で 見 るように 政 府 の 震 災 事 故 原 発 事 故 対 応 への 批 判 は 強 く 政 府 への 批 判 が 止 んでいるわけではない 目 立 ったことと 言 えば 野 田 内 閣 は 税 と 社 会 保 障 の 一 体 改 革 に 対 する 批 判 を 全 身 で 受 けて とにかくぶれない 姿 勢 (その 是 非 は 別 にして)を 意 識 して いる 決 められない 政 治 から 脱 却 するために とにかく 決 めようとする 姿 勢 の 一 貫 性 への 評 価 ( 消 費 増 税 賛 成 派 は 4 割 いるのだから ) それと 小 沢 氏 が 再 び 発 言 力 を 強 - 1 -
めだしたことに 対 する 世 論 の 反 発 を 逆 に 吸 収 していること(これまでの 世 論 調 査 では 小 沢 アレルギーは 6 割 ~ 7 割 と 推 計 される ) つまり 野 田 政 権 は 消 費 税 問 題 では 実 質 的 に 反 小 沢 スタンスになっている という 点 も 作 用 しているのかもしれない 2. 政 府 の 震 災 原 発 事 故 対 応 に 厳 しい 批 判 原 発 の 運 転 再 開 消 費 増 税 で は 反 対 派 が 増 加 1 内 閣 支 持 率 がわずかに 上 昇 したとはいえ 政 府 に 対 する 厳 しい 批 判 は 相 変 わらずだ 今 月 の 調 査 で 目 立 ったのは 震 災 原 発 事 故 1 年 ということもあり これに 対 する 政 府 対 応 の 評 価 を 聞 くものが 多 かった 政 府 の 震 災 対 応 では( 9 社 平 均 ) 評 価 する が 26.1 % 評 価 しない が 65.6 % さらに 政 府 の 原 発 事 故 に 対 する 対 応 では( 5 社 平 均 ) 評 価 する はわずか 15.1 % 評 価 しない が 78.8 %にも 達 している これは 批 判 と 言 うより は 拒 否 反 応 に 近 い 11/7 月 (5 社 ) 9 月 (3 社 ) 10 月 (3 社 ) 12 月 ( 毎 日 ) 12/2 月 (2 社 ) 70 60 50 40 30 10 0 3 月 (4 社 ) 53.8 39.8 58.5 34.4 63 31 2 今 春 には 全 原 発 停 止 という 事 態 を 前 に して 運 転 再 開 の 是 非 が 焦 点 になっている これに 対 する 調 査 デー タは 昨 年 7 月 からの ものをグラフ 化 してみ た ない 昨 年 の 事 故 から 間 も 7 月 には 原 発 の 運 転 再 開 ( 再 稼 働 )に 対 する 賛 成 は 36.9 % 反 対 48.4 %と やや 反 対 派 が 多 かったのだが 電 力 需 給 ( 停 電 ) 問 題 が 浮 上 した 夏 以 降 には 運 転 再 開 賛 成 の 声 が 反 対 を 上 回 った ( 9 月 賛 成 52.4 % 反 対 37.8 % 10 月 賛 成 48.3 % 反 対 44.0 % ) し か し 心 配 された 夏 場 と 冬 期 の 電 力 事 情 も 乗 り 越 えて 原 発 なくてもなんとかやっていける という 気 持 ちからか 12 月 以 降 の 調 査 では 原 発 再 開 に 反 対 する 声 が 強 くなっている 3 月 では 運 転 再 開 に 賛 成 は 27.1 % 反 対 は 60.0 %と 大 きな 差 がついている これからの 電 力 値 上 げ 問 題 では 更 に 世 論 が 変 化 する 可 能 性 がないと は 言 えないが 脱 減 原 発 は 世 の 趨 勢 となっており 将 来 エネルギーに 対 する 基 本 的 姿 勢 が 問 われている 原 発 の 運 転 再 開 への 是 非 36.9 33 27.1 34.8 賛 成 反 対 NA 等 52.4 48.3 47.4 47 49.9 45.7 45 42.3 44.8 60.0 47.0 47.0 48.4 46.7 46.8 62 49.8 37.8 44.0 消 費 税 増 税 への 賛 否 (11 年 12 月 ~) 賛 成 反 対 53.8 14.7.4 50.5 9.8 7.7 13.9 5 53.5 45.0 37.9 42.4 40.4-2 -
3 消 費 増 税 問 題 に 対 する 世 論 も 1 月 の 調 査 でも 紹 介 したが 時 期 的 に 変 化 してきている 消 費 税 を 10 %に 引 き 上 げるという 問 題 は 昨 年 の 春 くらいまでは 賛 成 派 が 多 く 5 割 か ら 6 割 反 対 派 は これに 対 して 3 割 から 4 割 という 程 度 だった これが 7 月 から 11 月 の 期 間 では 賛 否 が 拮 抗 しはじめ 野 田 政 権 が 本 格 的 にこれを 実 行 する 姿 勢 を 見 せた 12 月 ( 政 府 案 決 定 )からは 賛 否 が 反 転 し 3 月 調 査 では( 11 社 平 均 ) 賛 成 は 40.4 %にとどまり 反 対 が 53.5 %という 数 値 となっている ただし 社 会 保 障 の 維 持 には 消 費 増 税 は 必 要 と 思 うか という 一 般 的 な 質 問 には 2 月 の 調 査 だが 必 要 だ は 59.5 % そう 思 わない は 29.5 %という 結 果 が 出 ているよう に( 日 経 と 朝 日 の 平 均 ) 社 会 保 障 と 税 の 問 題 では 政 府 の 対 応 ( 具 体 案 ) に 対 する 批 判 が 強 く 反 映 されていることが 分 かる 日 経 3 月 でも 必 要 58 % 不 必 要 33 %になっている 3. 政 党 支 持 率 - 民 主 自 民 ともに10% 台 に 落 ち 込 み 民 主 は 野 党 時 代 の 水 準 に 無 党 派 は49% 維 新 の 会 に 期 待 60% 石 原 新 党 への 期 待 は35% 政 党 支 持 率 3 月 民 主 自 民 日 経 3.26 24 26 毎 日 3.5 14 13 読 売 3.12 17 朝 日 3.13 18 13 共 同 3.21 15.5 21.2 時 事 3.16 9.2 11.7 NHK3.12 18.1 17.2 JNN3.5 17.1 16.4 ANN3.12 22.2 26.9 FNN3.26 13.7 16.3 NNN3.5 22.3 23.8 平 均 17.6 18.4 60.0 50.0 40.0 30.0.0 10.0 0.0 にほぼ 6 割 になった 1 民 主 党 の 支 持 率 は 政 権 獲 得 直 後 の 45.5 %をピークに 低 下 し 続 け 菅 内 閣 時 代 に 一 時 持 ち 直 しもあるか と 思 わされた 時 もあ ったが 後 半 期 には % 前 後 で 低 迷 野 田 内 閣 の 発 足 に 伴 い 25.0 %にやや 持 ち 直 したが またもや 下 がり 続 け 3 月 の 支 持 率 は 17.6 %という 結 果 になった( 表 グラフ 参 照 ) 2 自 民 党 も 政 権 与 党 時 代 の 面 影 は 完 全 になくなり 野 党 化 した 途 端 に 現 在 まで 続 く %ラインに 絡 みつくような 支 持 率 で 停 滞 し 続 け 来 た そして 2 月 には 民 主 も 自 民 も 10 % 台 に 突 入 している( 3 月 は 民 主 17.6 % 自 民 18.4 %) 背 景 には 無 党 派 層 の 増 加 傾 向 ( 3 月 は 47.0 %)と 大 阪 ダブル 選 挙 を 制 してブーム 化 した 橋 本 徹 氏 無 党 派 民 主 党 自 民 党 みんなの 党 の 維 新 の 会 に 対 す る 期 待 が 膨 ら ん で い る こ と がある 3 維 新 の 会 の 国 政 進 出 に 対 す る 期 待 は 2 月 3 月 と も - 3 -
橋 本 維 新 の 会 の 国 政 進 出 に 肯 定 的 評 価 否 定 的 評 価 2 月 (8 社 ) 62.3 28.1 3 月 (4 社 ) 59.5 33.5 石 原 新 党 構 想 に 肯 定 的 評 価 否 定 的 評 価 2 月 (4 社 ) 36.9 53.4 3 月 (3 社 ) 35.0 58.7 ただし 橋 本 氏 自 身 は 自 ら 国 政 進 出 する 意 思 を 持 たないと 表 明 しているし また 世 論 調 査 でも 橋 本 氏 の 衆 議 院 立 候 補 に は 肯 定 的 評 価 は 40 % 否 定 的 評 価 が 48 %と やや 冷 めた 見 方 に なっている( 2 月 ANN 調 査 だけだが ) これに 対 して 石 原 新 党 はマスコミが 騒 ぐ 割 には 世 論 の 反 応 は 冷 たく 石 原 新 党 構 想 に 肯 定 的 な 評 価 は 30 % 台 にしかなっていない 4 橋 本 氏 が 坂 本 龍 馬 を 真 似 て 出 した 船 中 八 策 は かねてから 話 題 性 のあるテーマを 列 記 したにとどまり 体 系 性 という 点 では 疑 問 符 が 付 けられている ポピュリズムは 枯 れ 野 に 拡 がる 炎 のようなもの と 言 われるように 議 会 と 政 党 政 治 の 機 能 不 全 に 対 する 不 信 が 生 みだした しかし 自 治 体 職 員 や 教 員 に 対 する 思 想 統 制 を 当 然 視 する 感 覚 は 民 主 主 義 の 根 幹 を 脅 かす 極 めて 深 刻 な 事 態 であり 民 主 主 義 が 一 定 定 着 した 現 代 に 全 国 化 する とは 思 えない( 関 西 近 畿 では 第 一 党 だが ) 野 球 界 などで 独 裁 者 と 批 判 される 渡 辺 恒 雄 会 長 ですら ヒトラーを 想 起 させる ( 月 刊 文 藝 春 秋 4 月 号 )と 吠 えている 有 様 だ 図 全 国 の 政 党 支 持 率 1987 年 ~ 毎 日 新 聞 % 50 45 40 01.4 小 泉 民 主 党 自 民 党 社 会 社 民 06.9 安 倍 09.9 鳩 山 - 政 権 交 代 35 30 07.9 福 田 08.9 麻 生 10.6 菅 25 15 1993.8 細 川 政 権 11.9 野 田 10 5 1998.4 新 民 主 党 結 成 03.10 自 由 党 との 合 併 0 年 / 月 5 前 図 は 民 主 党 が 結 成 以 来 の 政 党 支 持 率 の 推 移 を 見 たものだが(ただし 毎 日 新 聞 ) 菅 内 閣 の 後 半 期 から 現 在 までの 民 主 党 の 支 持 率 は 13 %から 21 %の 間 を 上 下 している 政 権 交 代 によってバブル 化 した 支 持 率 はいずれ 削 げ 落 ちていくことは 覚 悟 していたが 現 在 の 水 準 は 野 党 時 代 の それも 安 倍 内 閣 が 参 院 選 以 降 失 速 しはじめ 政 権 交 代 機 運 が 高 まる 前 の 03 年 10 月 自 由 党 との 合 併 以 降 07 年 6 月 までの 水 準 と 同 じである 世 論 の 見 方 は 固 まってきており この 状 態 はしばらくは 続 くことを 覚 悟 しなければならないだ ろう 4. 解 散 時 期 にはバラツキ( 任 期 満 了 も3 割 ~4 割 ) 次 期 政 権 の 形 は 大 連 立 より 政 界 再 編 に 期 待 衆 院 比 例 投 票 では 自 民 へ21.8% 民 主 へ19.0% 1 今 年 1 月 からの 調 査 では 野 田 首 相 の 姿 勢 の 変 化 にもよるが 衆 議 院 解 散 の 時 期 を 問 う - 4 -
ものが 増 えてきた 各 社 の 問 い 方 が 一 様 ではないため 平 均 値 を 出 して 比 較 してみるとい 解 散 の 時 期 は(1 月 ) 読 売 1.15 できるだけ 早 く27, 今 年 夏 まで22 秋 以 降 11 任 期 満 了 32 NNN1.15 今 年 の 早 い 時 期 26.5 今 年 の 後 半 14.8 来 年 前 半 7.8 任 期 満 了 39.2 NHK1.15 できるだけ 早 く15 予 算 成 立 後 18 会 期 末 まで10 年 内 15 任 期 満 了 31 時 事 1.15 今 年 の 前 半 30.7 今 年 の 後 半.9 任 期 満 了 38.1 日 経 1.15 会 期 末 6 月 まで30 秋 から 年 末 まで14 解 散 を 急 ぐ 必 要 ない43 JNN1.15 今 すぐ10 今 年 後 半 26 今 年 後 半 以 降 任 期 満 了 38 FNN1.15 出 来 るだけ 早 く26.9 今 年 後 半.9 来 年 前 半 7.5 任 期 満 了 に 近 いダブル40.0 ANN1.15 すぐに8 今 年 前 半 25 今 年 後 半 18 来 年 前 半 5 任 期 満 了 35 毎 日 1.23 今 すぐに13 今 年 前 半 23 今 年 後 半 18 任 期 満 了 41 解 散 の 時 期 は(2 月 ) JNN2.6 今 すぐ 今 年 後 半 今 年 後 半 以 降 任 期 満 了 35 NNN2.12 今 年 の 早 い 時 期 27.9 今 年 の 後 半 に16.2 来 年 前 半 に8.0 任 期 満 了 39.9 FNN2.13 出 来 るだけ 早 く26.5 今 年 後 半 18.6 来 年 前 半 8.5 任 期 満 了 に 近 いダブル40.9 読 売 2.14 できるだけ 早 く29, 今 年 夏 まで15 秋 以 降 14 任 期 満 了 35 NHK2.13 できるだけ 早 く13 予 算 成 立 後 会 期 末 まで13 年 内 13 任 期 満 了 27 共 同 2. 今 年 前 半 の 早 い 時 期 29.6 今 年 後 半 以 降 19.2 任 期 満 了 に 近 い 来 年 夏 のダブル43.7 解 散 の 時 期 は(3 月 ) NNN3.5 消 費 税 方 提 案 前 25.9 法 案 成 立 前 14.6 成 立 直 後 17.3 必 要 ない33.6 読 売 3.12 できるだけ 早 く23, 今 年 夏 まで17 秋 以 降 14 任 期 満 了 39 NHK3.12 できるだけ 早 く10 予 算 成 立 後 19 会 期 末 まで12 年 内 14 任 期 満 了 34 共 同 3.21 今 年 前 半 の 早 い 時 期 27.0 今 年 後 半 以 降 21.0 任 期 満 了 に 近 い 来 年 夏 のダブル43.6 FNN3.26 出 来 るだけ 早 く25.4 今 年 後 半 13.5 来 年 前 半 8.7 任 期 満 了 に 近 いダブル47.6 今 後 の 政 権 の 形 (2 月 ) 民 主 中 心 自 民 中 心 民 主 自 民 以 外 大 連 立 政 界 再 編 で 朝 日 2.12 19 21 29 読 売 2.14 5 9 23 53 日 経 2. 9 14 17 40 平 均 11.0 14.7 23.0 31.5 53.0 今 後 の 政 権 の 形 (3 月 ) 民 主 中 心 自 民 中 心 民 主 自 民 以 外 大 連 立 政 界 再 編 で JNN3.5 8 12 23 53 読 売 3.12 7 10 26 50 共 同 3.21 8.3 13.4 23.4 38.3 日 経 3.26 6 9 28 47 平 均 7.3 11.1 24.5 25.7 47.1 にも 達 しているのが 特 徴 だ 衆 院 比 例 投 票 は?(10 年 12 月 ~) う わ け に は 行 か な い が バ ラ ツ キ が あ り 民 意 を 図 る の は 難 し い 比 較 的 早 期 の 解 散 総 選 挙 を 望 む も の が 割 から 4 3 割 意 外 なのは 任 期 満 了 という 声 も 3 割 か ら 4 割 あることだ か つ て の よ う に 政 権 交 代 を 求 め る 世 論 が 高 ま っ た 時 期 と は 違 っ て 世 論 は 熱 く は な っ て い ないようだ 2 民 主 も 自 民 も 政 党 支 持 率 を 落 として いる 中 で 次 の 政 権 はどういう 形 を 望 んでいるのか という 調 査 が 次 の 表 だ 民 主 党 中 心 の 政 権 は 2 月 で 11 % 3 月 では 民 主 へ 自 民 へ み 党 へ 30.6 28.8 27.1 28.3 28.3 26.0 25.7 27.4 25.5 23.6 25.3 27.0 22.7 22.7 25.2 26.6 22.4 23.6 23.4 17.0.9 21.3 19.8.6 19.5 11.0 16.0 16.9 10.5 10.7 9.6 11.0 10.0 7.0 7.8 6.7 7.5 7.9 6.9 5.6 6.1 7.2 7.3 %しかない だからといっ て 自 民 党 中 心 の 政 権 も 10 % 台 前 半 で 最 近 はやりの 大 連 立 も 表 を 見 たとおり 特 に 代 替 政 権 として 期 待 されているとは 言 いがたい 参 議 院 の ね じれ で 何 も 決 まらない ことに 対 する 批 判 が この 大 連 立 や 自 民 と 民 主 との 政 策 協 議 を 求 め る 声 となっている 実 際 与 野 党 協 議 を 求 める 声 は 2 月 で 71.5 % ( 3 社 平 均 ) 今 月 は 63 % ( ANN の み 実 施 ) となっている むし ろ 政 界 再 編 を とい う 声 の 方 が 5 割 前 後 3 次 期 の 衆 議 院 選 挙 ( 比 例 投 票 )ではどの 党 に 投 票 するかという 質 問 には 今 月 は 自 民 - 5 -
党 へ が 22.4 %で 民 主 党 へ は 19.5 %という 結 果 になっている みんなの 党 へ は 今 月 も 7.2 %とやや 減 っている 先 に 見 た 維 新 の 会 のような 改 革 新 党 への 期 待 ( 設 問 の 答 えには 用 意 されていないが)があるからだろう もっともみんなの 党 も 登 場 してきたときは そういう 世 論 を 背 景 に 出 てきたのだが 5. 北 海 道 の 二 大 政 党 制 全 国 傾 向 に 影 響 されて 民 主 党 は 野 党 時 代 の 体 力 に 自 民 党 は 全 国 レベルほどの 落 ち 込 みはない 1 最 後 に 道 内 の 状 況 を 見 ておこう 道 新 の 政 党 支 持 率 調 査 では 直 近 でも 昨 年 11 月 の 調 査 しかないため これを 参 考 に 民 主 党 結 成 以 来 の 民 主 と 自 民 の 支 持 率 の 推 移 をまとめたのが 22.8 30.2 31.0 選 挙 直 前 の 政 党 支 持 率 比 較.5 自 民 党 17.6 民 主 党 28.2 19.6 34.7 16.7 21.0 07/7 参 院 選 09/8 衆 院 選 10/4 地 方 選 10/7 参 院 選 11/11 このグラフだ 北 海 道 はもともとが 旧 社 会 党 横 路 道 政 以 来 の 二 大 政 党 制 を 形 作 っていた ので 全 国 の 図 のような 大 きな 上 下 動 は 少 な い しかし 菅 政 権 の 後 半 期 に 下 落 した 民 主 党 の 支 持 率 は 道 内 でも 同 じ 傾 向 を 示 しており 野 田 政 権 になつてからも 回 復 しているとは 言 えない 状 態 だ 2 自 民 党 も さすがに 鳩 山 政 権 交 代 の 時 には 支 持 率 を 急 落 させたが このレベルの 低 支 持 率 は 過 去 にも 何 度 か 体 験 していることが 図 を 見 て 分 かるだろう この 意 味 で 自 民 党 の 打 撃 は 相 対 的 には 全 国 レベルほど 大 きくはなかった( 元 々 北 海 道 型 二 大 政 党 制 だ ったから ) 3 過 去 の 選 挙 直 前 の 支 持 率 を 比 較 した 図 も 作 ってみた 民 主 党 は 政 権 野 党 時 代 は 選 挙 時 に 無 党 派 の 風 をいただいて 上 昇 する 傾 向 があったが 07 年 参 院 選 時 には 直 前 から 風 を 受 けていた 与 党 になってからは 比 較 優 位 を 維 持 しているが その 差 が 小 さ くなっている 詳 しい 分 析 は 別 途 ( 北 海 道 世 論 調 査 会 ) - 6 -