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花 巻 市 条 件 付 一 般 競 争 入 札 について 花 巻 市 では 入 札 における 透 明 性 公 平 性 の 向 上 を 図 り より 一 層 の 競 争 性 を 確 保 するために 条 件 付 一 般 競 争 入 札 を 実 施 します 条 件 付 一 般 競 争 入 札 について 条

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

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平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

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官報掲載【セット版】

(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条

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要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

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10 期 末 現 在 の 資 本 金 等 の 額 次 に 掲 げる 法 人 の 区 分 ごとに それぞれに 定 める 金 額 を 記 載 します 連 結 申 告 法 人 以 外 の 法 人 ( に 掲 げる 法 人 を 除 きます ) 法 第 292 条 第 1 項 第 4 号 の5イに 定 める

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Transcription:

IP2.0 問 題 群 リスト( 暫 定 版 ) 問 題 1( 世 界 共 通 の 制 度 構 築 ) グローバリゼーションの 時 代 においては 企 業 活 動 が 国 家 の 枠 を 超 えて 展 開 されている 現 状 に 即 して 世 界 共 通 のIP 制 度 を 構 築 するべきではないか? 例 えば 現 在 の 国 別 特 許 制 度 のもとでは 同 じ 発 明 について 世 界 で 最 初 の 発 明 かどうか が 国 ごとに 審 査 されているが 世 界 共 通 の 特 許 制 度 を 構 築 する 先 進 国 間 では 共 同 審 査 や 相 互 承 認 をできるようにする 等 の 対 応 が 求 められるのではないか? 問 題 2( 巨 大 プラットフォームのガバナンス) 国 家 の 枠 を 超 えた 事 実 上 のルールメイカーとして 機 能 しつつある 巨 大 プラットフォームに 対 して ガバナンスを 確 保 することは 可 能 か? 今 後 誰 がどのようにガバナンスを 確 保 すべきか? 問 題 3( 人 類 普 遍 の 目 的 との 調 和 ) 自 国 の 産 業 発 展 を 主 な 目 的 とするIP 制 度 は 世 界 の 環 境 保 護 や 人 類 の 健 康 幸 福 の 実 現 等 の 普 遍 的 な 目 的 との 調 和 をどのように 図 っていくべきか? 問 題 4(IPの 自 動 生 成 の 進 展 ) 例 えばDNA 化 学 物 質 テキスタイルなどのように 様 々なパラメータの 組 み 合 わせに よって 新 たな 価 値 を 生 み 出 すことが 可 能 な 分 野 において コンピューターの 処 理 速 度 や 容 量 の 増 大 に 伴 い パラメータのあらゆる 組 み 合 わせを 素 早 くかつ 無 数 に 試 みることが 可 能 となる また 人 工 知 能 やセンサーなどの 技 術 進 歩 に 伴 い 言 語 音 楽 映 像 といったコ ンテンツを 機 械 的 に 生 成 することも 可 能 となる 今 後 こうした 技 術 進 歩 に 伴 い IPの 自 動 生 成 がどのように 進 んでいくと 考 えられるか? また それによってどのような 問 題 が 発 生 すると 考 えられるか? 問 題 5( 自 動 生 成 されるIPの 扱 い: 産 業 財 産 権 ) 特 許 や 意 匠 等 の 分 野 において 自 動 的 機 械 的 網 羅 的 にIPを 生 成 された 場 合 それに 対 応 したIP 制 度 はどのようなものであるべきか? 特 に 出 願 件 数 の 急 増 や 同 時 発 明 の 多 発 化 に 備 え 研 究 開 発 投 資 の 成 果 を 適 切 に 保 護 する ためには どのような 対 応 が 求 められるか?

問 題 6( 自 動 生 成 されるIPの 扱 い: 著 作 権 の 帰 属 ) 著 作 権 の 分 野 において 自 動 的 機 械 的 網 羅 的 にIPを 生 成 された 場 合 それに 対 応 し たIP 制 度 はどのようなものであるべきか? 例 えば 人 工 知 能 が 生 成 した 著 作 物 に 関 する 権 利 は 誰 に 属 することとすべきか? また 人 工 知 能 が 生 成 した 著 作 物 について 財 産 権 のみならず 人 格 権 までをも 認 めるべき か? 問 題 7(ビヨンド スマート) ウェアラブルやM2Mの 進 展 により コミュニケーションは 人 以 外 の モノ が 視 聴 覚 以 外 の データ を 常 時 やりとりする 態 様 へと 拡 張 する こうしたビヨンド スマ ートはどのような 問 題 を 引 き 起 こすと 考 えらえるか? また そのような 問 題 をどう 解 消 するべきか? 問 題 8(クラウド 内 での 情 報 活 用 ルール) ユーザーがクラウド 内 に 保 存 した 情 報 を クラウド 事 業 者 は どの 程 度 まで 当 該 ユーザー の 承 認 を 得 ずに 活 用 することが 認 められるべきか? 仮 にクラウド 事 業 者 による 情 報 活 用 のルールが 必 要 であるならば どのようなルールを 設 けるべきか? 問 題 9(モノと 情 報 の 融 合 ) 3Dデータさえあれば 個 人 で 様 々なモノができる3Dプリンターの 進 歩 によって モノと 情 報 が 融 合 する 世 界 がやってくる これまで モノは 流 通 複 製 が 容 易 でないことを 前 提 にモノに 関 する 知 的 財 産 権 制 度 が 設 計 されてきたが モノと 情 報 が 融 合 し モノが 情 報 並 みに 流 通 複 製 されうる 世 界 においては 知 的 財 産 権 の 枠 組 みとしてどのような 制 度 が 適 切 か? 問 題 10(ビジネスモデルと 知 財 マネジメントの 関 係 ) オープン&クローズ 戦 略 や N:1:N 構 造 化 をはじめ 多 種 多 様 なビジネスモデル が 開 発 されている 現 在 従 来 の 古 典 的 ビジネスモデルに 対 応 した 古 典 的 知 財 マネジメント ( 権 利 化 起 点 主 義 )では 対 応 しきれなくなっている またそれは 日 本 の 得 意 だった フル セット 自 前 主 義 抱 え 込 み 主 義 を 崩 壊 させていくことを 予 想 させるものでもある そ のような 産 業 内 部 環 境 の 激 変 に 対 応 し かつそれを 打 開 していくためには どのようなビ ジネスモデルと 知 財 マネジメントの 関 係 を 構 築 すべきか?

問 題 11( 農 林 水 産 業 系 の 知 財 マネジメント) 農 林 水 産 業 系 における 知 財 のカバレッジは バイオから 機 能 性 食 材 開 発 まで ロボットス ーツや 電 子 制 御 機 器 から 植 物 工 場 まで さらに 農 工 連 携 医 農 連 携 等 他 分 野 との 連 携 に まで 拡 大 している 一 方 これまで 日 本 の 農 林 水 産 業 系 の 研 究 開 発 は 国 内 産 業 育 成 を 主 眼 として 行 われてきたため 公 的 な 研 究 成 果 や 篤 農 家 のノウハウ 等 が 簡 単 に 外 部 流 出 する 形 に 留 まっている 農 林 水 産 業 の 再 生 と 海 外 展 開 を 目 指 す 時 どのような 知 財 マネジメント が 必 要 となるか? 問 題 12( 経 営 資 源 としてのデザイン) デザインを 競 争 力 の 源 泉 として 認 識 した 各 国 の 企 業 や 政 府 は それを 経 営 資 源 として 活 用 し 着 実 な 成 果 をあげてきた 日 本 のものづくり 力 の 再 構 築 が 課 題 として 問 われる 中 で どうすれば 経 営 資 源 としてのデザインの 活 用 を 国 家 戦 略 や 経 営 戦 略 の 中 に 位 置 づけることができるようになるか? 問 題 13(デザイン 領 域 の 拡 張 ) デザインの 領 域 は 色 カタチといった 従 来 の 狭 義 のデザイン 対 象 から コト 造 りや 技 術 イノベーションなどの 広 義 のデザイン 対 象 に 拡 大 しており さらに 新 たな 世 界 観 価 値 観 を 生 み 出 す 創 造 的 思 考 にまで 拡 大 しようとしている このような 新 領 域 におけるデザ インをもIPとして 捉 えるべきかどうか? IPとして 捉 えるのであれば IPに 関 する 権 利 義 務 関 係 をどのように 設 定 すればよい か? 問 題 14( 二 次 利 用 のルール) 文 化 の 発 展 のために 認 められるべきIPの 二 次 利 用 のルールとは どのようなものである べきか? 例 えば 許 される 二 次 利 用 と 許 されない 二 次 利 用 (パクリ)の 境 界 をどのように 設 定 すべ きか? また IPの 原 始 的 生 産 者 に 与 えられるべき 正 当 な 報 酬 と 当 該 IPが 二 次 利 用 されるこ とによって 得 られる 反 射 的 利 益 を 区 分 して 考 えることが 必 要 ではないか? 問 題 15( 産 業 著 作 権 制 度 の 創 設 ) 誰 でもコンテンツを 発 信 することが 可 能 になった 一 億 総 クリエイター 時 代 において 非 営 利 的 なアマチュアによって 大 量 に 生 成 されるUGCと 営 利 目 的 でプロが 生 成 するコンテ ンツを 同 一 の 制 度 のもとで 扱 うことが 適 当 かどうか? 後 者 については 権 利 関 係 の 明 確 化 や 事 業 活 動 の 円 滑 化 等 に 資 する 新 たな 産 業 著 作 権 制 度

を 創 設 することが 必 要 ではないか? 問 題 16( 技 術 等 の 情 報 開 示 ) 特 許 制 度 が 技 術 等 の 情 報 を 開 示 する 者 に 対 して 独 占 的 権 利 を 付 与 するものである 一 方 で 営 業 秘 密 保 護 制 度 は 技 術 等 の 情 報 を 秘 匿 する 者 の 利 益 を 保 護 するものである 今 後 政 府 の 政 策 や 企 業 の 戦 略 において どちらに 重 点 を 置 くべきか? また 両 者 をどのように 組 み 合 わせていくことが 求 められるか? 問 題 17( 創 造 力 表 現 力 の 教 育 ) IP 生 産 力 の 基 礎 をなす 創 造 力 表 現 力 を 向 上 最 大 化 させる 教 育 システムとはどのよう なものか? 例 えば 初 等 ~ 高 等 教 育 の 内 容 ITその 他 の 教 育 環 境 創 造 力 表 現 力 の 評 価 手 法 はい かにあるべきか? 問 題 18( 創 造 性 を 有 する 組 織 ) 創 造 性 豊 かなIPを 次 々と 生 み 出 すことができる 組 織 は どのように 設 計 運 営 すれば 作 ることができるか? 異 分 野 の 融 合 を 促 進 するための 仕 掛 けとして どのようなものが 有 効 と 考 えられるか? 問 題 19(MOOC 時 代 の 大 学 像 ) MOOC 時 代 には 大 学 間 の 国 際 競 争 の 中 で 講 義 を 中 心 とする 大 学 の 価 値 が 一 部 の 大 学 に 集 中 していく 一 方 で 高 度 な 実 践 を 伴 うプログラムを 提 供 する 大 学 の 価 値 は 相 対 的 に 向 上 していく 知 財 創 出 の 重 要 な 担 い 手 である 大 学 が 生 き 残 りをかけて 実 践 を 中 心 とす るプログラムへの 特 化 や 産 学 連 携 による 価 値 の 提 供 という 役 割 を 果 たして 行 く 上 で 求 めら れる 大 学 像 とはどのようなものか? 問 題 20(プログラミング スキルの 普 及 ) 今 後 プログラミングのスキルが 一 般 的 な 素 養 として 多 くの 人 々によって 習 得 された 場 合 IPの 生 成 形 態 ( 誰 が どこで いつ どのように 生 成 するか)にどのような 変 化 が 生 じ ると 考 えられるか? 問 題 21( 法 制 定 改 正 の 規 範 ) IPに 関 する 法 制 度 の 構 築 見 直 しに 当 たり 単 に 当 事 者 間 の 利 害 調 整 の 結 果 を 反 映 する のではなく 誰 もが 納 得 できる 法 制 定 改 正 の 規 範 を 確 立 することが 必 要 ではないか? また 確 立 すべき 規 範 としてどのようなものが 考 えられるか?

問 題 22(IP 対 アンチIP) IPに 関 する 独 占 的 権 利 の 設 定 に 否 定 的 な 勢 力 や そうした 勢 力 に 対 抗 する 勢 力 の 動 きが 見 られる 中 で 今 後 それぞれの 動 きはどのように 展 開 して 行 くことが 予 想 されるか? また 両 者 間 の 対 立 構 図 の 中 で IPに 係 わる 者 はどのようなことに 留 意 しておく 必 要 が あるか? 問 題 23( 今 後 の 検 討 体 制 ) 上 記 の 問 題 群 の 検 討 を 今 後 どのようなやり 方 で 進 めていくべきか? このリストは 暫 定 版 のため 今 後 の 作 業 を 通 じて 不 足 分 の 追 加 や 整 理 のしかたなど 更 新 し ていく 予 定 です 2014 年 7 月 29 日 IP2.0 プロジェクト