Ⅳ 地 方 公 営 企 業 会 計 制 度 の 見 直 しについて 見 直 しの 背 景 と 基 本 的 考 え 方 総 務 省 では 地 方 公 営 企 業 会 計 制 度 の 今 後 のあり 方 等 について 検 討 を 行 うため 平 成 年 6 月 8 日 から 地 方 公 営 企 業 会 計 制 度 等 研 究 会 を 開 催 し その 研 究 会 で 報 告 書 が 取 り まとめられました この 報 告 書 では 企 業 会 計 基 準 が 国 際 基 準 を 踏 まえて 近 年 見 直 されている 一 方 地 方 公 営 企 業 会 計 制 度 は 昭 和 4 年 以 来 大 きな 改 正 がなされておらず 企 業 会 計 制 度 との 整 合 性 を 図 る 必 要 があること 等 が 指 摘 されています これを 踏 まえ 以 下 の4つの 背 景 と3つの 基 本 的 考 え 方 から 進 められてきた 地 方 公 営 企 業 会 計 制 度 の 見 直 しにより 地 方 公 営 企 業 法 とその 関 係 政 省 令 が 改 正 されました この 改 正 は 情 報 開 示 の 徹 底 による 責 任 の 明 確 化 や 企 業 経 営 の 自 己 責 任 に 基 づく 健 全 な 計 画 策 定 などを 強 く 促 す 効 果 があると 期 待 されています 見 直 しの 背 景 企 業 会 計 基 準 の 見 直 しの 進 展 地 方 独 立 行 政 法 人 の 会 計 制 度 の 導 入 及 び 地 方 公 会 計 改 革 の 推 進 3 地 域 主 権 改 革 の 推 進 4 公 営 企 業 の 抜 本 改 革 の 推 進 基 本 的 考 え 方 現 行 の 企 業 会 計 原 則 の 考 え 方 を 最 大 限 取 り 入 れたものとすること 地 方 公 営 企 業 の 特 性 等 を 適 切 に 勘 案 すべきこと 3 地 域 主 権 改 革 に 沿 ったものとすること - -
見 直 し 内 容 とその 対 応 () 会 計 基 準 の 見 直 し( 平 成 6 年 度 予 算 及 び 決 算 から 適 用 ) () 見 直 し 項 目 借 入 資 本 金 の 表 示 区 分 の 変 更 下 借 入 資 本 金 を 負 債 に 計 上 年 以 内 に 返 済 期 限 が 到 来 する 債 務 は 流 動 負 債 に 分 類 見 直 しのとおり 実 施 同 ア 借 入 資 本 金 が 減 少 9,958,460 千 円 ア 借 入 資 本 金 が 減 少 75,93,550 千 円 イ 固 定 負 債 が 増 加 8,57,354 千 円 イ 固 定 負 債 が 増 加 70,0,593 千 円 ウ 流 動 負 債 が 増 加,387,06 千 円 ウ 流 動 負 債 が 増 加 5,90,957 千 円 3 負 債 計 上 に 当 たり 建 設 又 は 改 良 等 に 充 てられた 企 業 債 及 び 他 会 計 長 期 借 入 金 に ついては 他 の 企 業 債 及 び 長 期 借 入 金 と 区 分 見 直 しのとおり 実 施 同 対 象 となる 企 業 債 及 び 長 期 借 入 金 は 資 本 費 平 準 化 債 は 建 設 改 良 に 充 てら ない れた 企 業 債 として 区 分 ア 固 定 負 債 が 減 少 889,45 千 円 イ 流 動 負 債 が 増 加 889,45 千 円 土 地 開 発 基 金 からの 長 期 借 入 金 は 建 設 改 良 等 の 財 源 に 充 てられた 長 期 借 入 金 とその 他 の 長 期 借 入 金 とに 区 分 ( 建 設 改 良 分 ) ウ 固 定 負 債 が 減 少 74,86 千 円 エ 流 動 負 債 が 増 加 74,86 千 円 4 後 年 度 一 般 会 計 負 担 分 についてはその 旨 を 注 記 一 般 会 計 の 負 担 はない 見 直 しのとおり 注 記 する () 補 助 金 等 に より 取 得 し た 固 定 資 産 の 償 却 制 度 の 変 更 任 意 適 用 が 認 められている みなし 償 却 制 度 を 廃 止 従 来 から みなし 償 却 制 度 を 適 用 見 直 しのとおり 廃 止 していない - -
下 償 却 資 産 の 取 得 又 は 改 良 に 伴 う 補 助 金 等 は 長 期 前 受 金 として 負 債 ( 繰 延 収 益 ) に 計 上 した 上 で 減 価 償 却 見 合 い 分 を 順 次 収 益 化 3 現 在 の 資 産 価 値 の 実 態 を 適 切 に 表 示 するため 旧 みなし 償 却 規 定 を 適 用 していた 資 産 は 当 該 規 定 を 適 用 していなかった 場 合 の 帳 簿 価 額 とする 4 現 に 資 本 剰 余 金 として 整 理 されている 補 助 金 等 についても 当 初 から 当 該 補 助 金 等 が 収 益 化 されていた 状 態 になるよう 移 行 処 理 を 行 う 5 損 益 計 算 上 において 減 価 償 却 費 をどのような 財 源 で 賄 ったかを 明 確 にするため 減 価 償 却 に 合 わせて 償 却 していく 見 直 しのとおり 実 施 同 ア 資 本 剰 余 金 が 減 少 39,87,593 千 円 ア 資 本 剰 余 金 が 減 少 33,089,8 千 円 イ 長 期 前 受 金 が 増 加 39,87,593 千 円 イ 長 期 前 受 金 が 増 加 33,089,8 千 円 みなし 償 却 を 行 ってこなかったこと みなし 償 却 を 行 ってきたことから から 取 得 した 資 産 の 減 価 償 却 見 合 取 得 した 資 産 の 減 価 償 却 費 が 増 加 す い 分 の 長 期 前 受 金 からの 収 益 化 によ り 収 益 的 収 支 が 改 善 する るものの 見 合 い 分 の 長 期 前 受 金 か らの 収 益 化 により 収 益 的 収 支 には 影 (ただし 現 金 は 伴 わない ) 響 がない ウ 長 期 前 受 金 戻 入 ウ 長 期 前 受 金 戻 入 ( 収 入 )が 発 生 775,47 千 円 ( 収 入 )が 発 生 4,955,550 千 円 エ 長 期 前 受 金 が 減 少 775,47 千 円 エ 長 期 前 受 金 が 減 少 4,839,0 千 円 オ 減 価 償 却 費 等 が 増 加 4,955,550 千 円 カ 固 定 資 産 が 減 少 4,839,0 千 円 過 去 の 減 価 償 却 済 額 に 対 応 する 収 益 過 去 の 減 価 償 却 済 額 に 対 応 して 固 定 化 済 額 は その 他 未 処 分 利 益 剰 余 金 資 産 が 減 少 する 変 動 額 として 計 上 される キ その 他 未 処 分 利 益 剰 余 金 変 動 額 が 発 生 9,958,355 千 円 ク 減 価 償 却 累 計 額 によ り 固 定 資 産 が 減 少 98,78,66 千 円 ケ 長 期 前 受 金 が 減 少 9,958,355 千 円 ケ 長 期 前 受 金 が 減 少 98,78,66 千 円 6 建 設 改 良 費 に 充 てた 企 業 債 等 に 係 る 元 金 償 還 金 に 対 する 繰 入 金 については 補 助 金 等 の 例 により 長 期 前 受 金 として 計 上 した 上 で 減 価 償 却 に 伴 って 収 益 化 するこ ととするが 各 事 業 年 度 における 減 価 償 却 額 と 当 該 繰 入 金 との 差 額 が 重 要 でない 場 合 は 繰 り 入 れた 年 度 に 全 額 を 収 益 として 計 上 することができる - 3 -
下 該 当 する 繰 入 金 はない 資 本 費 平 準 化 債 に 対 する 一 般 会 計 繰 入 金 は 収 益 的 収 入 ( 資 本 費 繰 入 収 益 ) とする ア 資 本 的 収 入 予 算 が 減 少 837,306 千 円 イ 資 本 費 繰 入 収 益 が 増 加 837,306 千 円 (3) 引 当 金 の 計 上 義 務 付 け 3 4 5 6 7 退 職 給 付 引 当 金 の 計 上 を 義 務 化 退 職 給 付 引 当 金 の 算 定 方 法 は 期 末 要 支 給 額 ( 簡 便 法 )によることができる 一 般 会 計 と 地 方 公 営 企 業 会 計 の 負 担 区 分 を 明 確 にした 上 で 公 営 企 業 会 計 負 担 職 員 について 引 当 てを 義 務 付 ける 計 上 不 足 額 については 適 用 時 点 での 一 括 計 上 が 原 則 ただし 職 員 の 退 職 までの 平 均 残 余 勤 務 年 数 の 範 囲 内 (ただし 最 長 5 年 以 内 と する )での 対 応 を 可 とする 平 均 残 余 勤 務 年 数 の 範 囲 内 で 対 応 する 場 合 は 注 記 が 必 要 現 在 計 上 されている 退 職 給 与 引 当 金 は 退 職 給 付 引 当 金 となるものとする ( 退 職 給 付 引 当 金 ) ( 退 職 給 付 引 当 金 ) 退 職 給 付 引 当 金 を 一 括 計 上 する 同 ただし 計 上 に 当 たっては 負 債 計 上 のみを 行 うものとし 引 当 金 に 見 合 う 現 金 は 留 保 しない 算 出 方 法 は 期 末 要 支 給 額 による 簡 同 便 法 を 採 用 する 一 般 会 計 との 負 担 区 分 は 従 来 どお 同 り 退 職 時 の 会 計 が 全 額 負 担 する 会 計 と 下 会 計 の 負 同 担 区 分 も 従 来 どおり 退 職 時 の 会 計 が 全 額 負 担 する 雨 水 分 の 退 職 金 は 従 来 どおり 一 般 会 計 繰 入 金 により 支 出 するため 引 当 金 を 計 上 しない ア 退 職 給 付 引 当 金 を,379,364 千 円 ア 退 職 給 付 引 当 金 を 308,988 千 円 一 括 計 上 一 括 計 上 イ 特 別 損 失 が 増 加,379,364 千 円 イ 特 別 損 失 が 増 加 308,988 千 円 - 4 -
下 8 退 職 給 付 引 当 金 以 外 の 引 当 金 についても 引 当 金 の 要 件 を 踏 まえ 計 上 するもの とする ( 例 : 賞 与 引 当 金 貸 倒 引 当 金 修 繕 引 当 金 特 別 修 繕 引 当 金 ) ( 賞 与 引 当 金 ) ( 賞 与 引 当 金 ) 法 定 福 利 費 分 を 含 め 引 当 金 を 計 上 同 する ア 賞 与 引 当 金 ( 期 末 勤 83,733 千 円 ア 賞 与 引 当 金 ( 期 末 勤 35,56 千 円 勉 手 当 分 )を 計 上 勉 手 当 分 )を 計 上 イ 賞 与 引 当 金 ( 法 定 福 4,383 千 円 イ 賞 与 引 当 金 ( 法 定 福 6,3 千 円 利 費 分 )を 計 上 利 費 分 )を 計 上 ウ 特 別 損 失 が 増 加 98,6 千 円 ウ 特 別 損 失 が 増 加 4,675 千 円 ( 貸 倒 引 当 金 ) ( 貸 倒 引 当 金 ) 貸 倒 引 当 金 を 計 上 同 エ 貸 倒 引 当 金 を 計 上 5,653 千 円 エ 貸 倒 引 当 金 を 計 上 34,864 千 円 オ 特 別 損 失 が 増 加 5,653 千 円 オ 特 別 損 失 が 増 加 30,95 千 円 カ 営 業 費 用 が 増 加 3,939 千 円 9 0 従 前 の 修 繕 引 当 金 は 修 繕 引 当 金 と 特 別 修 繕 引 当 金 に 区 分 する 修 繕 引 当 金 は 災 害 による 遅 延 等 何 らかの 理 由 により 当 年 度 に 実 施 すべきで あった 修 繕 が 実 施 できず 翌 年 度 に 実 施 する 場 合 に 計 上 するものとする 従 前 の 修 繕 引 当 金 は 従 前 の 例 により 取 り 崩 すことができる 引 当 金 の 要 件 を 満 たさないものは 計 上 を 認 めない ( 修 繕 引 当 金 ) ( 修 繕 引 当 金 ) 従 前 の 例 により 取 り 崩 す 同 ( 特 別 修 繕 引 当 金 ) ( 特 別 修 繕 引 当 金 ) 法 令 等 に 基 づき 数 年 度 ごとに 定 期 的 同 に 行 われる 特 別 の 大 修 繕 はない (4) 繰 延 勘 定 の 原 則 廃 止 新 たな 繰 延 勘 定 への 計 上 を 認 めない 繰 延 勘 定 に 区 分 する 資 産 はない 同 - 5 -
(5) たな 卸 資 産 への 低 価 法 の 適 用 下 たな 卸 資 産 の 価 額 については 時 価 が 帳 簿 価 額 より 下 落 している 場 合 には 当 該 時 価 とする 低 価 法 を 義 務 付 ける 短 期 間 に 消 費 されるべき 貯 蔵 品 等 当 該 金 額 の 重 要 性 が 乏 しい 場 合 の 評 価 は 低 価 法 によらないことができる たな 卸 資 産 はメーターのみで 短 期 たな 卸 資 産 はない 間 ( 年 以 内 )に 消 費 されるため 適 用 しない (6) 減 損 会 計 の 導 入 公 営 企 業 型 地 方 独 立 行 政 法 人 における 減 損 会 計 と 同 様 の 減 損 会 計 を 導 入 する 減 損 対 象 となる 固 定 資 産 のグループ 同 は 事 業 全 体 とする ( 単 一 グループ) 事 業 全 体 では 減 損 の 兆 候 はない 同 遊 休 資 産 を 減 損 の 対 象 とする 遊 休 資 産 はない ( 遊 休 用 地 に 設 置 されている 配 水 池 等 の 施 設 ) ア 固 定 資 産 が 減 少 98,3 千 円 イ 特 別 損 失 が 増 加 98,3 千 円 (7) リース 会 計 の 導 入 リース 会 計 を 導 入 所 有 権 移 転 ファイナンス リース 取 引 については リース 資 産 及 びリース 債 務 を 貸 借 対 照 表 に 計 上 3 下 は 所 有 権 移 転 外 ファイナンス リース 取 引 について 通 常 の 賃 貸 借 取 引 に 準 じた 会 計 処 理 が 可 能 4 中 小 規 模 の 地 方 公 営 企 業 ( 職 員 数 00 人 未 満 )は 所 有 権 移 転 外 ファイナンス リース 取 引 について 通 常 の 賃 貸 借 取 引 に 準 じた 会 計 処 理 が 可 能 見 直 しのとおり 実 施 同 リース 会 計 処 理 の 対 象 となるリース リース 会 計 処 理 の 対 象 となるリース 取 引 は 件 取 引 はない ア リース 資 産 を 計 上 3 千 円 イ 流 動 負 債 が 増 加 345 千 円 ウ リース 利 息 を 計 上 4 千 円 エ 資 本 的 支 出 が 減 少 4 千 円 - 6 -
(8) セグメント 情 報 の 開 示 下 セグメント 情 報 の 開 示 を 導 入 セグメントの 区 分 は 事 業 単 位 の 有 無 を 含 め 各 地 方 公 営 企 業 において 判 断 す ることとし 企 業 管 理 規 程 で 区 分 方 法 を 定 めるものとする (セグメント 情 報 とは 営 業 収 益 や 営 業 費 用 などの 財 務 情 報 を 事 業 別 や 地 域 別 などの 切 り 口 セグメント ごとに 集 計 したもの) セグメントの 区 分 は 行 わず 単 一 同 セグメントとする (9) キャッ シュ フ ロー 計 算 書 の 作 成 キャッシュ フロー 計 算 書 の 作 成 を 義 務 付 ける 予 算 に 関 する 説 明 書 として 作 成 されていた 資 金 計 画 書 は 廃 止 する 見 直 しのとおり 実 施 同 従 来 から 決 算 時 に 作 成 していたが 同 予 算 時 にも 作 成 する( 間 接 法 ) (0) 勘 定 科 目 等 の 見 直 し 会 計 基 準 の 改 正 の 方 向 性 も 踏 まえつつ 地 方 公 営 企 業 法 の 資 金 不 足 をはじめと する 経 営 情 報 が 財 務 諸 表 上 可 能 な 限 り 明 らかにされるよう 勘 定 科 目 の 見 直 しを 図 る 予 算 書 及 び 決 算 書 の 財 務 諸 表 を 作 成 するに 当 たり 採 用 した 会 計 処 理 の 基 準 及 び 手 続 きを 注 記 として 開 示 する 見 直 しのとおり 実 施 同 () 組 入 資 本 金 制 度 の 廃 止 3 減 債 積 立 金 を 使 用 して 企 業 債 を 償 還 した 場 合 建 設 改 良 積 立 金 を 使 用 して 建 設 改 良 を 行 った 場 合 等 に その 使 用 した 額 に 相 当 する 額 を 資 本 金 に 組 み 入 れる 制 度 ( 組 入 資 本 金 制 度 )を 廃 止 する そのため 使 用 した 額 に 相 当 する 額 は 未 処 分 利 益 剰 余 金 となる その 後 の 未 処 分 利 益 剰 余 金 の 取 扱 いは 議 会 の 関 与 を 経 て 決 定 することとする 見 直 しのとおり 実 施 同 - 7 -
() 資 本 制 度 の 見 直 し( 平 成 4 年 4 月 日 から 適 用 済 み) 見 直 し 項 目 () 法 定 積 立 金 制 度 の 廃 止 見 直 し 項 目 の 内 容 とその 対 応 下 法 定 積 立 金 ( 減 債 積 立 金 利 益 積 立 金 )の 積 立 義 務 を 廃 止 条 例 の 定 めるところにより 又 は 議 会 の 議 決 を 経 て 利 益 を 処 分 できることとす る 議 会 の 議 決 により 利 益 の 処 分 を 行 う 同 () 資 本 剰 余 金 の 処 分 制 限 の 廃 止 条 例 の 定 めるところにより 又 は 議 会 の 議 決 を 経 て 利 益 及 び 資 本 剰 余 金 を 処 分 できることとする 議 会 の 議 決 により 資 本 剰 余 金 の 処 分 同 を 行 う (3) 減 資 制 度 の 導 入 経 営 判 断 により 議 会 の 議 決 を 経 て 資 本 金 の 額 を 減 少 させることができることと する 必 要 が 生 じた 場 合 は 議 会 の 議 決 に 同 より 減 資 を 行 う - 8 -