<4D6963726F736F667420576F7264202D208E7B8D488C7689E682CC8EE888F8816983458348815B838B835C815B83438393834F313494C5816A2E646F63>



Similar documents
平成19年9月改定

Microsoft Word 印刷ver 本編最終no1(黒字化) .doc

積 載 せず かつ 燃 料 冷 却 水 及 び 潤 滑 油 の 全 量 を 搭 載 し 自 動 車 製 作 者 が 定 める 工 具 及 び 付 属 品 (スペアタイヤを 含 む )を 全 て 装 備 した 状 態 をいう この 場 合 に おいて 燃 料 の 全 量 を 搭 載 するとは 燃 料

<4D F736F F D C689D789B582B581698AAE90AC92CA926D816A2E646F63>

総合評価点算定基準(簡易型建築・電気・管工事)

の 購 入 費 又 は 賃 借 料 (2) 専 用 ポール 等 機 器 の 設 置 工 事 費 (3) ケーブル 設 置 工 事 費 (4) 防 犯 カメラの 設 置 を 示 す 看 板 等 の 設 置 費 (5) その 他 設 置 に 必 要 な 経 費 ( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

< C8EAE81698B4C93FC8FE382CC97AF88D38E968D CA8E86816A2E786C73>

第316回取締役会議案


<4D F736F F D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF D6A2E646F6378>

<4D F736F F D AC90D1955D92E CC82CC895E DD8C D2816A2E646F63>

第三十六号の二様式(第五条関係)(A4)

スライド 1

第 40 回 中 央 近 代 化 基 金 補 完 融 資 推 薦 申 込 み 公 募 要 綱 1 公 募 推 薦 総 枠 30 億 円 一 般 物 流 効 率 化 促 進 中 小 企 業 高 度 化 資 金 貸 付 対 象 事 業 の 合 計 枠 2 公 募 期 間 平 成 28 年 6 月 20

川崎市木造住宅耐震診断助成金交付要綱

平成15・16年度の建設工事入札参加資格の認定について

平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱

弁護士報酬規定(抜粋)

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 新 規 社 ( 社 名 ) 除 外 社 ( 社 名 ) (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の

<4D F736F F D2093CD8F6F82AA954B977682C88C9A95A882CC94BB926682CC DD5F48508C668DDA E646F63>

<4D F736F F D F5A91EE8BC F368C8E3393FA8DC48D F C8E323893FA916493C B95AA8D CE3816A>

スライド 1

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

高松市緊急輸送道路沿道建築物耐震改修等事業補助金交付要綱(案)

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

<4D F736F F D F93878CA797708F4390B3816A819A95CA8B4C976C8EAE91E682538B4C8DDA97E12E646F6378>

参 考 改 正 災 害 対 策 基 本 法 1 ( 災 害 時 における 車 両 の 移 動 等 ) 第 七 十 六 条 の 六 道 路 管 理 者 は その 管 理 する 道 路 の 存 する 都 道 府 県 又 はこれに 隣 接 し 若 しくは 近 接 する 都 道 府 県 の 地 域 に 係

<93798D488E7B8D488AC7979D977697CC5F F96DA8E9F2E786264>

<4D F736F F D C93FA967B91E5906B8DD082D682CC91CE899E2E646F6378>


送 信 局 を 電 気 通 信 事 業 者 に 貸 し 付 けるとともに 電 気 通 信 事 業 者 とあらかじめ 契 約 等 を 締 結 する 必 要 があること なお 既 に 電 気 通 信 事 業 者 において 送 信 局 を 整 備 している 地 域 においては 当 該 設 備 の 整 備

大阪府電子調達システムの開発業務 (第一期)に係る仕様書案に対する意見招請のお知らせ

4 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 者 又 は 監 査 委 員 の 監 査 に 応 じなければ ならない ( 状 況 報 告 ) 第 7 条 承 認 コミュニティ 組 織 は 市 長 が 必 要 と 認 めるときは 交 付 金 事 業 の 遂 行 の

( 補 助 金 の 額 ) 第 6 条 補 助 金 の 額 は 第 5 条 第 2 項 の 規 定 による 無 線 LAN 機 器 の 設 置 箇 所 数 に 1 万 5 千 円 を 掛 けた 金 額 と 第 5 条 第 3 項 に 規 定 する 補 助 対 象 経 費 の2 分 の1のいずれか 低

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

Microsoft Word - No.10 西村.doc

H28記入説明書(納付金・調整金)8

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

●電力自由化推進法案

<4D F736F F D208F7493FA95948E738A4A94AD8E968BC682CC8EE891B18B7982D18AEE8F8082C98AD682B782E98FF097E182C98AD682B782E98F9590AC8BE093998CF D6A B315D2E B4E88C A>

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

6. 共 有 等 に 係 る 固 定 資 産 の 判 定 3 共 有 に 係 る 固 定 資 産 については それぞれの 共 有 者 が 他 に 固 定 資 産 を 所 有 している 場 合 であっても その 資 産 とは 別 個 に 共 有 されている 固 定 資 産 を 別 の 人 格 が 所

中根・金田台地区 平成23年度補償説明業務

佐渡市都市計画区域の見直し

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

Taro-H19退職金(修正版).jtd

<4D F736F F D2095CA8E A90DA91B18C9F93A289F1939A8F D8288B3816A5F E646F63>


入札公告 機動装備センター

1

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

第 1 条 適 用 範 囲 本 業 務 方 法 書 は 以 下 の 性 能 評 価 に 適 用 する (1) 建 築 基 準 法 施 行 令 ( 以 下 令 という ) 第 20 条 の7 第 1 項 第 二 号 表 及 び 令 第 20 条 の 8 第 2 項 の 認 定 に 係 る 性 能 評

第 1 章 総 括 事 項 第 1 節 一 般 事 項 1 仕 様 書 の 適 用 この 仕 様 書 は 山 形 県 企 業 局 酒 田 水 道 事 務 所 発 注 の 平 成 28 年 度 平 田 浄 水 場 及 び 酒 田 工 業 用 水 道 天 日 乾 燥 床 管 理 業 務 委 託 に 適

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

る 第 三 者 機 関 情 報 保 護 関 係 認 証 プライバシーマーク ISO27001 ISMS TRUSTe 等 の 写 しを 同 封 のうえ 持 参 又 は 郵 送 とする 但 し 郵 送 による 場 合 は 書 留 郵 便 とし 同 日 同 時 刻 必 着 とする 提 出 場 所 は 上

草 加 都 市 計 画 事 業 新 田 西 部 土 地 区 画 整 理 事 業 土 地 評 価 基 準 ( 目 的 ) 第 1 この 基 準 は 土 地 区 画 整 理 法 ( 昭 和 29 年 法 律 第 119 号 ) 第 3 条 第 4 項 の 規 定 により 草 加 市 が 施 行 する 草

Microsoft Word - 04特定任期付職員(特任事務)給与規程【溶込】

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

(Microsoft Word - \221\346\202P\202U\201@\214i\212\317.doc)

耐 震 診 断 受 付 期 間 4 月 16 日 ( 月 )~1 月 31 日 ( 木 ) 予 定 戸 数 100 戸 1 補 助 の 条 件 次 のすべての 要 件 に 該 当 すること (1) 市 民 自 らが 所 有 し 居 住 していること (2) 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前

PowerPoint プレゼンテーション

3 地 震 保 険 の 割 引 地 震 保 険 に 加 入 されている 場 合 耐 震 改 修 後 保 険 料 の 割 引 (10%)が 受 けられる 場 合 があ ります ご 加 入 の 保 険 会 社 にお 問 合 せになり 宅 耐 震 改 修 証 明 書 の 写 し あるいは 固 定 資 産

Taro-条文.jtd

不 利 益 処 分 に 係 る 法 令 名 漁 港 漁 場 整 備 法 第 39 条 の2 第 1 項 工 作 物 建 造 許 可 等 の 取 消 無 許 可 行 為 の 中 止 復 旧 命 令 等 法 令 の 定 め 第 39 条 の2 第 1 項 漁 港 管 理 者 は 次 の 各 号 のいずれ

4. その 他 (1) 期 中 における 重 要 な 子 会 社 の 異 動 ( 連 結 範 囲 の 変 更 を 伴 う 特 定 子 会 社 の 異 動 ) 無 (2) 簡 便 な 会 計 処 理 及 び 四 半 期 連 結 財 務 諸 表 の 作 成 に 特 有 の 会 計 処 理 の 適 用 有

<4D F736F F D B83578F4390B E797748CA E88E68E7792E88AEE8F805F48508C668DDA95AA816A E646F63>

主要生活道路について

(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

<4D F736F F F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A CC8A AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

< F2D91E F18BDF91E389BB955C8E D8E9689EF2E>

<4D F736F F D208DE3905F8D8291AC8B5A8CA48A948EAE89EF8ED0208BC696B18BA492CA8E64976C8F BD90AC E378C8E89FC92F994C5816A>

我孫子市小規模水道条例

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

第 2-2 表 耐 火 構 造 等 に 必 要 な 性 能 に 関 する 技 術 的 基 準 構 造 の 種 類 部 分 火 災 の 種 類 時 間 要 件 1 時 間 を 基 本 とし 建 耐 力 壁 柱 床 はり 屋 根 階 段 耐 火 構 造 ( 令 第 107 条 ) 壁 床 外 壁 屋 根

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

第 9 条 の 前 の 見 出 しを 削 り 同 条 に 見 出 しとして ( 部 分 休 業 の 承 認 ) を 付 し 同 条 中 1 日 を 通 じて2 時 間 ( 規 則 で 定 める 育 児 休 暇 を 承 認 されている 職 員 については 2 時 間 から 当 該 育 児 休 暇 の

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

資 料 -6 平 成 20 年 度 第 2 回 北 陸 地 方 整 備 局 事 業 評 価 監 視 委 員 会 特 定 構 造 物 改 築 事 業 事 後 評 価 説 明 資 料 平 成 20 年 11 月 北 陸 地 方 整 備 局 -0-

工 事 名 渟 城 西 小 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 2 月 23 日 ( 火

募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ

現 行 工 業 地 域 準 工 業 地 域 商 業 地 域 近 隣 商 業 地 域 改 正 後 準 工 業 地 域 ( 特 別 業 務 地 区 ( 第 2 種 ) 及 び 指 定 集 積 区 域 を 除 く) 近 隣 商 業 地 域 2 / 7

< DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

平成23年度事例集06

Microsoft PowerPoint 資料6 技術基準.ppt [互換モード]

Transcription:

施 工 計 画 の 手 引 ウォールソーイング 工 法 一 般 社 団 法 人 日 本 コンクリート 切 断 穿 孔 業 協 会

目 次 1 本 書 の 目 的 と 範 囲 1.1 目 的 2 1.2 除 外 範 囲 2 1.3 適 用 効 力 2 1.4 積 算 の 範 囲 2 2 工 法 の 概 要 2.1 概 要 3 2.2 用 途 3 2.3 利 点 3 2.4 注 意 点 3 2.5 機 械 の 構 成 4 3 切 断 作 業 の 手 順 3.1 準 備 作 業 5 3.2 切 断 作 業 5 4 積 算 4.1 計 算 の 手 順 10 4.2 代 価 表 の 形 式 11 4.3 1 台 当 たり 施 工 可 能 数 量 12 4.4 労 務 機 械 編 成 表 17 4.5 ブレードの 消 耗 率 19 4.6 消 耗 品 消 耗 工 具 等 21 4.7 動 力 用 水 22 5 参 考 資 料 5.1 材 料 等 の 参 考 価 格 24 5.2 損 料 表 25

1 本 書 の 目 的 と 範 囲 1.1 目 的 本 書 は ウォールソーイング 工 法 を 採 用 して 施 工 計 画 及 び 積 算 などを 行 う 場 合 の 参 考 資 料 として 作 成 されたものであり 最 近 の 実 情 を 考 慮 して 改 訂 したものである 1.2 除 外 範 囲 本 書 は 一 般 的 なコンクリート 構 造 物 を 対 象 としている 下 記 のような 作 業 は 現 場 によって 施 工 条 件 の 差 異 が 大 きく 標 準 的 係 数 を 設 定 することができな い これらの 見 積 が 必 要 な 場 合 は 現 地 の 専 門 工 事 業 者 に 問 い 合 わせること 1.2.1 水 中 切 断 1.2.2 乾 式 ( 冷 却 水 を 使 用 しないで 切 断 する) 工 法 による 切 断 1.2.3 土 砂 等 が 含 まれる 切 断 作 業 1.2.4 強 度 の 著 しく 高 い 躯 体 1.2.5 厚 さ 400 mmを 超 える 躯 体 の 切 断 作 業 (2.4.1 項 を 参 照 ) 1.3 適 用 効 力 本 書 の 歩 掛 等 の 係 数 は 一 般 的 なケースを 想 定 したものであるから 具 体 的 な 個 々の 現 場 の 見 積 に ついては 現 地 を 調 査 した 専 門 工 事 業 者 のほうが 信 頼 性 が 高 い 1.4 積 算 の 範 囲 本 書 が 第 4 項 で 扱 う 積 算 部 分 の 計 算 範 囲 は 下 図 の 点 線 内 に 限 られる 下 図 に 示 した 通 り コンク リート 殻 の 搬 出 処 分 や 安 全 費 用 は 含 まれていない また 専 門 工 事 業 者 の 会 社 維 持 に 要 する 経 費 も 含 まれていないので 工 事 請 求 金 額 の 算 定 にあたっては 所 定 の 比 率 で 管 理 費 経 費 を 別 途 に 計 上 する 必 要 がある 積 算 範 囲 労 務 費 材 料 費 直 接 工 事 費 機 械 損 料 消 耗 品 費 工 事 原 価 動 力 用 水 搬 出 運 搬 破 砕 請 負 工 事 金 額 準 備 費 間 接 工 事 費 安 全 費 一 般 管 理 費 現 場 管 理 費 - 2 -

2 工 法 の 概 要 2.1 概 要 ウォールソーイング 工 法 とは 壁 階 段 柱 を 切 断 できる 工 法 である コンクリートの 部 材 の 切 断 面 に 沿 って 走 行 レールを 設 置 し そのレールにウォールソーマシンを 嵌 め 込 み 冷 却 水 をかけ ながらダイヤモンド ブレードを 高 速 回 転 させて 切 断 する なお 近 年 では 冷 却 水 を 使 用 せずに 切 断 する 乾 式 工 法 の 研 究 も 進 められている(ただし 本 書 では 乾 式 工 法 は 取 り 扱 っていない) 2.2 用 途 2.2.1 建 築 分 野 2.2.1.1 窓 枠 ドア 取 付 けに 伴 う 建 築 物 の 切 断 工 事 2.2.1.2 ビルなどの 改 修 耐 震 補 強 工 事 2.2.2 土 木 分 野 2.2.2.1 トンネル 橋 梁 防 波 堤 ダムなどで の 切 断 工 事 2.2.2.2 コンクリート 建 造 物 などの 改 修 解 体 工 事 2.3 利 点 ウォールソーイング 工 法 は 従 来 の 解 体 工 法 に 比 べて 次 のような 利 点 がある 2.3.1 切 断 面 が 滑 らか ダイヤモンド ブレードを 使 用 するので 切 れ 味 が 鋭 い 2.3.2 切 断 精 度 が 高 い レールに 設 置 するので 直 線 的 に 切 断 できる 2.3.3 狭 い 場 所 でも 作 業 可 能 道 路 カッターが 入 れない 狭 い 床 版 部 分 も 切 断 できる 2.3.4 安 全 性 が 高 い 破 片 が 飛 び 散 らない 重 機 を 載 せられない 場 所 でも 軽 量 なので 作 業 ができる 2.4 注 意 点 ウォールソーイング 工 法 の 利 用 にあたっては 以 下 のような 点 に 注 意 が 必 要 である 2.4.1 厚 み ウォールソーイング 工 法 で 作 業 ができる 一 般 的 な 厚 みは 300 mm 程 度 までであることが 多 い 物 理 的 には 大 きなブレードも 装 着 できるが ブレードが 大 きくなると 水 平 切 断 時 には 自 重 によってブレードが 湾 曲 し 施 工 能 率 を 落 とす 400 mmを 超 える 厚 みを 施 工 する 場 合 は 現 場 環 境 や 施 工 業 者 の 所 有 機 械 技 術 などの 条 件 によって 施 工 性 が 左 右 されるため 本 書 で 示 している 当 該 範 囲 の 係 数 はあくまでも 参 考 値 の 域 に 留 まるものである 2.4.2 角 の 処 理 右 のような 現 場 を 切 断 する 場 合 角 の 部 分 をオーバーカットすることになる これが 望 ましくない 場 合 は 角 の 部 分 をコアドリル 等 で 穿 孔 する 必 要 があり その 費 用 が 加 算 されること になる - 3 -

2.5 機 械 の 構 成 ウォールソーマシンには 電 気 駆 動 式 と 油 圧 駆 動 式 とがある 以 下 では 電 気 駆 動 式 を 例 に 概 要 を 説 明 する 1 モーター 部 ブレードを 回 転 させるウォールソー 本 体 電 動 式 と 油 圧 式 があり 出 力 回 転 数 などによって 適 切 な 機 種 を 選 ぶ 2 走 行 レール(トラックレール) ウォールソーマシンを 支 え 移 動 させるレール 3 ブレード 基 板 ( 鋼 製 の 円 盤 )にセグメント(ダイヤモンド 砥 粒 と 金 属 を 焼 結 した 物 )を 接 合 したタイプが 一 般 的 4 ブレードカバー 回 転 する 刃 を 人 や 物 に 接 触 させないための 防 護 器 具 5 操 作 ボックス 遠 隔 操 作 用 の 端 末 1モーター 3ブレード 4ブレードカバー 2 走 行 レール 5 操 作 ボックス - 4 -

3 切 断 作 業 の 手 順 3.1 準 備 作 業 3.1.1 電 源 水 工 具 類 の 準 備 ウォールソー 作 業 は ウォールソーマシンの 他 に 電 源 水 工 具 類 が 必 要 となる 3.1.1.1 電 源 の 準 備 機 械 能 力 を 最 大 限 に 発 揮 させるため 4.4.4.2 項 の 規 格 を 満 足 する 電 源 を 確 保 する 現 場 の 状 況 に 応 じて 発 電 機 延 長 ケーブル トランスを 用 意 する 3.1.1.2 水 の 準 備 ブレード 先 端 のセグメントの 冷 却 と 切 断 粉 の 排 除 のため 清 水 ( 毎 分 3~5リットル) を 確 保 する 3.1.1.3 工 具 類 の 準 備 レールを 固 定 するためのアンカー 類 給 水 用 ホース 等 を 確 保 する 3.1.2 壁 裏 の 確 認 被 切 断 物 を 完 全 に 切 断 する 場 合 は 裏 側 にも 水 が 飛 散 するので 必 要 に 応 じて 飛 散 防 止 策 を 講 じてから 作 業 を 行 う 3.2 切 断 作 業 ウォールソーはハンドカッターより 重 いので 手 で 持 ったままでは 作 業 できない 床 面 または 壁 面 に 走 行 レールを 固 定 し レールに 沿 って 切 断 する 作 業 手 順 は 下 記 の 通 り 3.2.1 アンカー 施 工 切 断 予 定 位 置 からレール 位 置 を 計 算 し その 位 置 にアンカーを 打 ち 込 み レ ールを 固 定 する ここでは 最 も 一 般 的 な 金 属 拡 張 式 アンカーによる 固 定 方 法 を 挙 げておく カットライン アンカー 用 下 穴 位 置 1 カットラインからアンカー 用 下 穴 の 位 置 を 計 算 し ハンマードリルで 下 穴 をあける 2 チリ 吹 きで 穴 の 中 の 切 り 粉 を 排 除 する 3 アンカーを 穴 の 中 に 挿 入 し ハンマーでしっかり 打 ち 込 む 4 アンカーに 寸 切 りボルトをねじ 込 む 5 寸 切 りボルトがアンカー 固 定 用 の 長 穴 から 出 るように 走 行 レールをセットする - 5 -

3.2.2 レールの 固 定 1 アンカー 固 定 用 角 座 金 を 使 用 して ナットで 軽 く 手 締 めをする 2 レールの 側 面 にスケールを 当 て カットラインの 位 置 を 調 整 する( 機 種 によりカットライン の 距 離 は 異 なる) 3 走 行 レール 各 部 の 高 さ 調 整 ボ ルトを 六 角 棒 スパナを 使 用 し て 軽 く 締 め 付 け レベルを 調 整 する カットライン 4 軽 く 手 締 めしてあったナット を メガネレンチを 使 用 してし っかりと 締 め 付 ける 3.2.3 ウォールソーマシンの 取 付 け 1 ウォールソーのベースのクランプレバー 上 部 のピンを 指 で 押 し 込 んだ 状 態 で クラ ンプレバーを 内 側 に 向 ける 2 ウォールソーを 持 ち 上 げ レー ルの 任 意 の 位 置 で ベースを 本 体 に 取 り 付 ける ピン 3 クランプレバーを 外 側 に 向 け クレンプレバー 部 のピンが 10 mm 程 度 押 し 出 されていること を 確 認 する クランプレバー ( 開 方 向 = 内 側 に 回 転 ) - 6 -

3.2.4 ブレードの 取 付 け 1 モーターのスピンドル 先 端 にねじ 込 んである 六 角 ボルトと 平 座 金 を 外 し 外 側 フランジを 内 側 フランジ から 取 り 外 す ピン ブレード 外 側 フランジ 2 ブレードをスピンドルに 差 し 込 む 3 外 側 フランジを 内 側 フランジのピ ンに 合 わせて 差 し 込 む 4 六 角 ボルトに 平 座 金 を 取 り 付 けて スピンドル 先 端 にねじ 込 む 内 側 フランジ スピンドル 3.2.5 自 動 送 り 装 置 の 取 付 け 1 ウォールソーのメインスイッチを OFF にする 2 自 動 送 り 装 置 に 接 続 ケーブルを 取 付 け プラグを 電 源 に 接 続 する 3.2.6 ブレードカバーの 取 付 け 1 本 体 カバーと 前 面 カバーを 合 わせ て パチン 錠 にて 固 定 する 2 ブレードカバー 部 の 固 定 ノブを 締 め 付 けて 確 実 に 固 定 する パチン 錠 固 定 ノブ 3 必 要 に 応 じて 排 水 口 の 位 置 を 移 動 させ ホース 片 側 を 排 水 口 に 接 続 し ホース 先 端 をバケツ 等 で 受 ける - 7 -

3.2.7 レールの 連 結 1 3.2.1 項 の アンカー 施 工 の 要 領 で レール 固 定 用 のアンカーを 打 込 む 2 ラックギヤを 先 行 レールに 嵌 め 込 んで 両 レールの 端 面 どうしを 密 着 させて 角 座 金 六 角 ボルトで 固 定 する 3 プレートの 合 わせ 面 に 段 差 がある 場 合 や レールと 切 断 面 が 密 着 していない 場 合 は 六 角 棒 レンチでレベル 調 整 す る 4 レールの 側 面 にスケールを 当 て カ ットラインに 沿 うよう 位 置 調 整 す る 5 ウォールソーを 試 験 走 行 させ ブレ ードがカットラインの 位 置 に 合 う ようにレールを 微 調 整 する 6 レールをレンチで しっかり 締 付 け 固 定 する カットラインに 合 わせ 試 験 走 行 させる カットライン - 8 -

3.2.8 給 水 準 備 1 給 水 コックを 閉 じ 給 水 用 カプラーまたはホ ースバンドで 接 続 する 2 必 要 に 応 じて シートを 張 るなど 飛 散 水 の 対 策 を 行 う ホース 給 水 コック 3.2.9 切 断 1 水 道 の 蛇 口 を 開 け 給 水 コックを 徐 々に 開 いて 給 水 量 を 調 整 する 2 ウォールソーのメインモータースイッチを [ON]にして ブレードを 回 転 させる 3 切 り 込 みハンドルでブレードを 被 切 断 物 へ 切 り 込 み ノブボルトを 締 め 込 み ハンド ルを 固 定 する 4 自 動 送 り 装 置 または 送 り 走 行 ボタンを 押 して 切 断 走 行 させる 5 メインモーター 音 ブレードの 回 転 状 態 など 負 荷 に 注 意 して 切 断 する 6 ステップカットをする 場 合 (ア) ブレードカバーとブレードを 取 り 外 す (イ) 切 断 中 の 溝 へ 新 しいブレードを 入 れる (ウ) ブレードが 溝 に 入 ったままの 状 態 でマシンの 軸 にブレードを 取 り 付 ける (エ) ブレードの 大 きさに 合 ったブレードカバーを 取 り 付 ける 7 切 断 作 業 が 完 了 したら 切 り 込 みハンドルを 回 して ブレードが 被 切 断 物 から 出 る まで 引 き 上 げる 8 ウォールソーのメインモータースイッチを 切 り 給 水 を 止 める 9 電 源 ボタン を OFF にして すべての 動 作 を 停 止 する - 9 -

4 積 算 4.1 計 算 の 手 順 ウォールソーイング 工 法 の 切 断 単 価 は 以 下 の 手 順 で 算 出 する 手 順 内 容 具 体 的 な 方 法 参 照 1 1 台 当 たり 施 工 可 能 数 量 の 算 出 4.3 項 に 従 って 施 工 条 件 による 係 数 を 選 び 計 算 式 に 代 入 する P.12~16 2 日 当 たり 施 工 台 数 の 設 定 もし 上 記 1の 1 台 当 たり 施 工 可 能 数 量 が 発 注 者 の 日 当 たり 計 画 施 工 量 を 超 えていたら 施 工 台 数 は1 台 でよい もし 計 画 施 工 量 に 満 たない 場 合 は 機 械 台 数 を 必 要 なレベルまで 増 やす ( 施 工 可 能 数 量 = 1 台 当 たり 施 工 可 能 数 量 機 械 台 数 ) ただし 発 注 者 の 計 画 施 工 量 が 不 明 の 場 合 は1 台 で 計 算 する 3 日 当 たり 施 工 可 能 数 量 の 算 出 (ヶ 所 ) = 1 2 = 1 台 当 たり 施 工 可 能 数 量 日 当 たり 施 工 台 数 4 日 当 たり 施 工 可 能 数 量 の 算 出 (m 換 算 ) = 3 平 均 切 断 長 さ(m) 5 労 務 機 械 編 成 を 選 ぶ 2で 算 出 した 日 当 たり 施 工 台 数 に 基 づき 4.4 項 を 参 照 して 労 務 機 械 の 編 成 規 模 を 選 ぶ P.17~18 6 ブレード 消 耗 率 の 算 出 4.5 項 に 従 って 施 工 条 件 による 係 数 を 選 び 計 算 式 に 代 入 する P.19~20 7 ブレード 消 耗 量 の 算 出 = 4 6 = 日 当 たり 施 工 可 能 数 量 ブレード 消 耗 率 8 消 耗 品 消 耗 工 具 等 の 計 上 2で 決 めた 台 数 3で 求 められた 施 工 数 量 をもとに 4.6 項 に 従 って 必 要 な 数 量 を 計 上 する P.21 9 動 力 用 水 の 計 上 4.7 項 に 従 って 燃 料 消 費 量 水 の 使 用 量 を 計 上 する P.22 10 代 価 表 への 記 入 上 記 までの 手 続 きで 求 めた 歩 掛 を 代 価 表 (4.2 項 )に 記 入 する それぞれの 単 価 は 参 考 資 料 (5 項 )から 引 用 してよい P.11 P.24~25 11 単 価 (1m 当 たり)を 求 める = 10 4 = 代 価 表 の 合 計 額 日 当 たり 施 工 可 能 数 量 - 10 -

4.2 代 価 表 の 形 式 ウォールソーイング 工 法 の 工 事 費 の 計 算 には 以 下 のような 代 価 表 を 使 用 する 代 価 表 (ウォールソーイング 工 事 ) 大 分 類 小 分 類 数 量 単 位 単 価 金 額 備 考 1 人 件 費 世 話 役 人 2 特 殊 作 業 員 人 3 普 通 作 業 員 人 4 機 械 損 料 切 断 機 台 5 発 電 機 台 6 バン 台 7 ユニック 台 8 材 料 費 ブレード1 枚 9 ブレード2 枚 10 ブレード3 枚 11 消 耗 品 費 アンカー 本 12 消 耗 工 具 類 セット 13 燃 料 発 電 機 用 リットル 14 バン リットル 15 ユニック リットル 16 用 水 水 道 水 リットル 17 18 小 計 ( 円 / m) 19 20 1mあたり 単 価 ( 円 /m) 1 日 あたり - 11 -

4.3 1 台 当 たり 施 工 可 能 数 量 4.3.1 単 位 計 算 にあたっては 時 間 の 単 位 は 分 を 厚 みの 単 位 には mm を 使 用 する ただ し 長 さの 単 位 には mm と m を 使 いわけているので それぞれの 注 記 に 従 うこと 4.3.2 係 数 等 下 記 の 計 算 式 に 登 場 する 係 数 ( 準 1~ 片 2) 基 本 値 ( 基 本 準 備 時 間 基 本 切 断 速 度 基 本 片 付 時 間 )は 次 ページから 掲 載 されている 4.3.3 計 算 式 1 台 当 たりの 施 工 可 能 数 量 は 次 の 計 算 式 で 求 める ただし 計 算 した 結 果 4.3.4 項 の 上 限 値 を 超 えた 場 合 は 4.3.4 項 の 上 限 値 を 施 工 可 能 数 量 として 計 上 する 1 台 当 たり 施 工 可 能 数 量 ( 単 位 :ヶ 所 ) =(1 日 施 工 可 能 時 間 ) (1ヶ 所 当 りの 準 備 時 間 +1ヶ 所 当 りの 切 断 時 間 +1ヶ 所 当 りの 片 付 時 間 ) 4.3.3.1 1ヶ 所 当 りの 準 備 時 間 1ヶ 所 当 りの 準 備 時 間 は 次 の 予 備 計 算 式 で 求 める 1ヶ 所 当 りの 準 備 時 間 = 基 本 準 備 時 間 + 準 1+ 準 2+ 準 3 4.3.3.2 1ヶ 所 当 りの 切 断 時 間 1ヶ 所 当 りの 切 断 時 間 は 次 の 予 備 計 算 式 で 求 める 1ヶ 所 当 りの 切 断 時 間 = 平 均 切 断 長 さ(mm) ( 基 本 切 断 速 度 切 1 切 2 切 3 切 4) 4.3.3.3 1ヶ 所 当 りの 片 付 時 間 1ヶ 所 当 りの 片 付 時 間 は 次 の 予 備 計 算 式 で 求 める 1ヶ 所 当 りの 片 付 時 間 = 基 本 片 付 時 間 + 片 1+ 片 2 4.3.4 施 工 量 の 上 限 実 際 の 現 場 ではレールの 交 換 時 間 が 制 約 要 因 となる 1 人 の 作 業 員 が 1800 mmのレールを 交 換 するには 15 分 程 度 かかるため 継 続 的 に 分 速 120 mmを 超 えることは 難 しい したがって1 日 の 全 体 出 来 高 が 分 速 120 mmを 超 えるような 計 算 結 果 になった 場 合 は 分 速 120 mmで 再 計 算 した 施 工 可 能 数 量 を 上 限 値 として 採 用 する - 12 -

4.3.5 基 本 値 係 数 等 の 解 説 4.3.5.1 準 備 時 間 の 係 数 等 準 備 時 間 の 係 数 等 は 次 のように 設 定 する 1ヶ 所 当 りの 準 備 時 間 = 基 本 準 備 時 間 + 準 1+ 準 2+ 準 3 ( 再 掲 ) 4.3.5.1.1 基 本 準 備 時 間 アンカーでレールを 固 定 し 機 械 にブレード を 装 着 し その 機 械 をレールに 固 定 する 準 備 作 業 の 標 準 時 間 を 右 記 に 示 す 切 断 厚 み が 大 きくなるほどにブレードの 扱 いに 手 間 がかかるようになる なお 400 mmを 超 える 厚 みの 係 数 および 天 井 方 向 の 全 ての 係 数 は 参 考 値 である 切 断 深 さ 基 本 準 備 時 間 床 壁 天 井 50mm 9 分 13 分 26 分 100mm 9 分 13 分 26 分 150mm 9 分 13 分 26 分 200mm 9 分 13 分 26 分 250mm 9 分 13 分 26 分 300mm 9 分 13 分 26 分 350mm 12 分 17 分 34 分 400mm 12 分 17 分 34 分 450mm 16 分 22 分 44 分 500mm 16 分 22 分 44 分 4.3.5.1.2 準 1 駆 動 システムによる 係 数 ( 加 算 ) ウォールソーイングマシンには 大 きく 分 けて 電 動 式 と 油 圧 式 がある 電 動 式 は 軽 く 利 便 性 が 高 い 油 圧 式 は 重 くなるが 駆 動 力 が 強 いため 長 距 離 の 切 断 や 厚 みの 大 き な 躯 体 を 切 るときに 強 みを 発 揮 する 準 備 時 間 片 付 時 間 のみで 判 断 すると 油 圧 式 が 一 方 的 に 不 利 に 見 えるが 切 断 スピードとのバランスも 考 慮 して 総 合 的 に 判 断 する 必 要 がある また 天 井 を 切 断 するときには 冷 却 水 がモーターに 落 下 す るため 油 圧 式 の 機 械 が 採 用 されることが 多 い 駆 動 システム 電 動 式 マシン 油 圧 式 マシン 準 1 0 分 10 分 4.3.5.1.3 準 2 水 養 生 による 係 数 ( 加 算 ) 水 養 生 ( 下 記 参 照 )を 行 う 場 合 は 被 切 断 面 の 周 辺 を 養 生 シ ート 等 で 覆 い 集 水 経 路 を 確 保 しなければならない このよう な 慎 重 さを 要 しない 現 場 では 作 業 効 率 が 上 がる 区 分 水 養 生 なし 水 養 生 あり 準 2 0 分 15 分 水 養 生 とは 切 断 時 に 刃 先 から 出 す 冷 却 水 の 飛 散 防 止 と 集 水 作 業 の 総 称 である 4.3.5.1.3.1 飛 散 防 止 切 断 時 に 周 囲 をビニールシート 等 で 囲 い 切 断 水 や 飛 沫 による 周 囲 の 汚 れを 防 ぐこと 4.3.5.1.3.2 集 水 切 断 水 をビニールシート モルタル 堰 雨 樋 等 によって 集 積 し タ ンク 等 に 仮 受 けする 作 業 4.3.5.1.4 準 3 高 所 作 業 による 係 数 ( 加 算 ) 足 場 上 高 所 作 業 車 などでの 作 業 では 工 具 の 持 ち 運 びや 安 定 性 確 保 に 手 間 がかかる - 13 - 高 所 の 状 況 準 3 足 場 等 での 作 業 なし 0 分 足 場 等 での 作 業 あり 5 分 高 所 作 業 車 上 での 作 業 10 分

4.3.5.2 切 断 時 間 の 係 数 等 切 断 時 間 の 係 数 等 は 次 のように 設 定 する 1ヶ 所 当 りの 切 断 時 間 = 平 均 切 断 長 さ(mm) ( 基 本 切 断 速 度 切 1 切 2 切 3 切 4)( 再 掲 ) 4.3.5.2.1 基 本 切 断 速 度 切 断 状 況 が 安 定 していると 仮 定 した 場 合 の 一 般 的 な 切 断 スピードを 示 す なお 400 mmを 超 える 厚 みについての 係 数 は 参 考 値 で ある 切 断 深 さ 基 本 切 断 時 間 50mm 500mm/ 分 100mm 230mm/ 分 150mm 140mm/ 分 200mm 96mm/ 分 250mm 70mm/ 分 300mm 53mm/ 分 350mm 42mm/ 分 400mm 33mm/ 分 450mm 27mm/ 分 500mm 22mm/ 分 4.3.5.2.2 切 1 切 断 方 向 による 係 数 ( 乗 算 ) 水 平 切 断 ( 刃 が 水 平 になる 状 態 で 切 断 した 場 合 )で は 刃 が 自 重 によって 垂 れ 下 がり 切 断 抵 抗 が 増 え るため 切 断 速 度 を 低 下 させる なお 400 mmを 超 える 厚 みについての 係 数 は 参 考 値 である また 天 井 方 向 の 切 断 時 には 垂 直 の 係 数 を 使 う 切 断 深 さ 切 1 水 平 垂 直 混 合 50mm 1.00 1.00 1.00 100mm 0.98 1.00 0.99 150mm 0.96 1.00 0.98 200mm 0.94 1.00 0.97 250mm 0.90 1.00 0.95 300mm 0.86 1.00 0.93 350mm 0.81 1.00 0.91 400mm 0.75 1.00 0.88 450mm 0.68 1.00 0.84 500mm 0.61 1.00 0.81 4.3.5.2.3 切 2 被 切 断 物 の 質 による 係 数 ( 乗 算 ) 被 切 断 物 の 強 度 等 によって 施 工 能 率 が 変 わる 被 切 断 物 切 2 現 場 打 ちコンクリート 1 二 次 製 品 0.8 石 材 個 別 検 討 - 14 -

4.3.5.2.4 切 3 鉄 筋 量 による 係 数 ( 乗 算 ) 被 切 断 物 に 鉄 筋 鉄 骨 等 が 多 く 含 まれていると 施 工 能 率 は 著 しく 落 ちる ここで 対 象 となる 鉄 筋 比 率 とは 厳 密 には 切 断 面 に 表 れた 鉄 の 面 積 比 を 指 す しかし この 面 積 比 は 施 工 前 に 予 測 できないため 便 宜 的 に 被 切 断 躯 体 のコンクリート 全 体 と 鉄 全 体 の 容 積 比 率 で 計 算 してもよい( 切 断 量 が 十 分 に 多 くなれば 両 者 は 近 似 値 をとる) 鉄 筋 量 備 考 切 3 無 筋 (0%) 捨 てコンなど 1 低 配 筋 (0.4% 未 満 ) 重 力 式 橋 台 など 0.8 中 配 筋 (0.8% 未 満 ) 建 物 の 壁 など 0.5 高 配 筋 (1.2% 未 満 ) 高 欄 など 0.4 超 高 配 筋 (2% 未 満 ) 床 版 など 0.3 参 考 1 上 表 では 無 筋 コンクリートに 比 べた 鉄 のみの 切 断 時 間 を 経 験 によって 150 倍 前 後 とみなしている したがって 上 表 に 含 まれない 範 囲 の 配 筋 率 の 切 3 係 数 を 求 めるためには 次 の 計 算 式 を 使 えばよい 切 3 =1 { 鉄 筋 比 率 150+(1- 鉄 筋 比 率 ) 1} 参 考 2 なお 上 表 の 係 数 は それぞれの 範 囲 の 中 間 値 を 代 表 して 載 せてある(た とえば 中 配 筋 の 場 合 は 0.4% 以 上 0.8% 未 満 の 範 囲 となるので 係 数 としては 0.6% で 計 算 したものを 載 せてある) 4.3.5.2.5 切 4 油 圧 式 マシンを 使 用 した 場 合 の 係 数 ( 乗 算 ) 油 圧 式 マシンを 使 用 した 場 合 準 1 で 言 及 したように 駆 動 力 が 強 いため 切 断 距 離 が 長 い( 準 備 時 間 等 の 比 率 が 下 がる) 場 合 や 切 断 厚 みが 大 きな 場 合 は 電 動 式 との 差 が 顕 著 に 表 れてくる そのような 現 場 では 油 圧 式 のメリット が 大 きくなる 電 動 方 式 を 採 用 する 場 合 は すべて1を 代 入 する なお 400 mmを 超 える 厚 みについての 係 数 は 参 考 値 である 切 断 深 さ 切 4 50mm 1.9 100mm 2.1 150mm 2.2 200mm 2.4 250mm 2.7 300mm 2.9 350mm 3.2 400mm 3.5 450mm 3.8 500mm 4.2-15 -

4.3.5.3 片 付 時 間 の 係 数 等 片 付 時 間 の 係 数 等 は 次 のように 設 定 する 1ヶ 所 当 りの 片 付 時 間 = 基 本 片 付 時 間 + 片 1+ 片 2 ( 再 掲 ) 4.3.5.3.1 基 本 片 付 時 間 切 断 終 了 後 機 械 を 設 置 面 から 外 して レールを 外 す 段 階 ( 次 の 作 業 準 備 にとり かかる 前 )までの 標 準 的 所 要 時 間 を 示 す なお 400 mmを 超 える 厚 みの 係 数 およ び 天 井 方 向 のすべての 係 数 は 参 考 値 であ る 切 断 深 さ 基 本 片 付 け 時 間 床 壁 天 井 50mm 5 分 5 分 10 分 100mm 5 分 5 分 10 分 150mm 5 分 5 分 10 分 200mm 5 分 5 分 10 分 250mm 5 分 5 分 10 分 300mm 5 分 5 分 10 分 350mm 7 分 7 分 14 分 400mm 7 分 7 分 14 分 450mm 7 分 7 分 14 分 500mm 7 分 7 分 14 分 4.3.5.3.2 片 1 駆 動 システムによる 係 数 ( 加 算 ) この 係 数 は 準 1 でも 登 場 した 概 念 油 圧 式 は 本 体 も 周 辺 器 具 も 大 掛 かりになるため 切 断 後 の 取 り 外 し 作 業 にも 電 動 式 に 比 べて 手 間 がかかる 駆 動 システム 片 1 電 動 式 マシン 0 分 油 圧 式 マシン 5 分 4.3.5.3.3 片 2 水 養 生 による 係 数 ( 加 算 ) この 係 数 は 準 2 でも 登 場 した 概 念 シート 類 排 水 ホースの 取 り 外 し 仮 受 容 器 の 処 理 などの 手 間 がかかる 区 分 片 2 水 養 生 なし 0 分 水 養 生 あり 5 分 - 16 -

4.4 労 務 機 械 編 成 表 施 工 台 数 世 話 役 特 殊 作 業 員 普 通 作 業 員 車 両 1 台 1 人 1 人 2 台 1 人 2 人 3 台 1 人 3 人 4.4.2 参 照 4.4.3 参 照 4.4.1 労 務 の 基 本 編 成 労 務 の 基 本 編 成 は 4.1 項 2で 算 出 した 機 械 台 数 に 基 づいて 上 表 から 選 ぶ 普 通 作 業 員 車 両 の 選 定 は 次 項 以 降 の 基 準 に 従 う 4.4.2 普 通 作 業 員 次 の 条 件 を 一 つでも 満 たしている 場 合 は 機 械 1 台 につき 普 通 作 業 員 を1 名 追 加 する 4.4.2.1 切 断 厚 みが 300 mmを 超 える 場 合 (すなわち 301 mm 以 上 ) 4.4.2.2 油 圧 式 マシンを 使 う 場 合 4.4.3 車 両 車 両 の 編 成 は 使 用 機 械 と 合 計 人 数 によって 以 下 のように 選 定 する 4.4.3.1 使 用 機 械 使 用 機 械 の 区 分 による 車 両 の 計 上 方 法 は 以 下 の 通 り 4.4.3.1.1 電 動 式 電 動 式 の 機 械 を 使 用 する 場 合 は バン1 台 に 機 械 1 台 を 載 せることができ るものとして 台 数 を 計 上 する 4.4.3.1.2 油 圧 式 油 圧 式 の 機 械 を 使 用 する 場 合 は ユニック 車 1 台 に 機 械 2 台 までを 載 せる ことができるものとして 台 数 を 計 上 する 4.4.3.2 合 計 人 数 による 台 数 の 調 整 4.4.3.2.1 原 則 ユニック 車 を 使 う 場 合 は ユニック 車 1 台 に 機 械 のほかに3 人 までが 乗 れる ものとして 台 数 を 計 上 し バンを 使 う 場 合 は バン1 台 に 機 械 のほかに2 人 までが 乗 れるものとして 台 数 を 計 上 する 4.4.3.2.2 人 数 が 多 い 場 合 計 上 された 人 数 が 使 用 機 械 の 項 で 計 上 した 車 両 に 乗 り 切 れな い 場 合 は バンを 追 加 する 例 1: 油 圧 式 2 台 の 場 合 世 話 役 1 人 特 殊 作 業 員 2 人 普 通 作 業 員 2 人 ユニック 車 1 台 バン1 台 例 2: 電 動 式 2 台 で 厚 み 350 mmを 切 断 する 場 合 世 話 役 1 人 特 殊 作 業 員 2 人 普 通 作 業 員 2 人 バン3 台 - 17 -

4.4.4 機 械 の 選 定 ウォールソーの 機 械 は 現 場 条 件 によって 機 種 を 使 い 分 けるが ここでは 一 般 的 な 例 として 下 記 のような 基 準 で 機 械 を 選 定 する なお 400 mmを 超 える 躯 体 の 切 断 は 困 難 を 伴 うので その ような 施 工 現 場 が 発 生 した 場 合 は 実 際 に 施 工 する 現 地 の 業 者 に 施 工 可 能 性 と 相 場 を 確 認 す る 必 要 がある 呼 称 適 用 の 目 安 建 設 機 械 等 損 料 表 ( 平 成 25 年 度 版 )の 参 照 番 号 電 動 式 切 断 厚 が300mm 以 下 2016-011-030-001 油 圧 式 切 断 厚 が300mmを 超 える 場 合 または 切 断 距 離 が 長 い 場 合 2016-012-070-001 4.4.4.1 油 圧 式 を 選 定 する 条 件 油 圧 式 のウォールソーは 被 切 断 物 の 厚 みが 300 mmを 超 える 現 場 だけではなく 薄 い 場 合 でも 切 断 距 離 が 長 い 現 場 では 選 ばれることがある すなわち 4.3 項 ( 施 工 可 能 数 量 ) および 4.5 項 (ブレードの 消 耗 率 )の 計 算 結 果 として 当 該 現 場 が 電 動 式 よりも 油 圧 式 によって 施 工 したほうが 時 間 的 または 経 済 的 に 合 理 的 であるという 結 論 が 出 た 場 合 に 選 ぶことが 望 ましい ただし 水 中 では 電 動 式 を 使 えないので その 場 合 の 選 択 肢 は 油 圧 式 のみとなる 4.4.4.2 発 電 機 上 記 で 選 定 した 機 種 の 動 力 は 一 般 に 下 記 の 規 格 の 発 電 機 で 稼 動 させる( 原 則 としてウ ォールソー1 台 ごとに 発 電 機 を1 台 使 う) もし 現 場 に 使 用 可 能 な 電 源 があれば それを 利 用 してもよい ( 発 電 機 ) 呼 称 定 格 容 量 燃 料 消 費 量 (リットル/ 時 間 ) 使 用 燃 料 電 動 式 10kVA 2.21 油 圧 式 (ユニット) 45kVA 7.82 軽 油 燃 料 消 費 量 は 建 設 機 械 等 損 料 表 平 成 25 年 度 版 の 1510-034-001-010 および 1510-034-001-045 の 機 関 出 力 運 転 1 時 間 当 たり 燃 料 消 費 率 - 18 -

4.5 ブレードの 消 耗 率 4.5.1 ブレード ライフ ブレード ライフの 標 準 値 を 下 表 に 示 す 一 般 的 にライフ( 寿 命 )は 1 枚 当 りの 切 断 可 能 数 量 (m/ 枚 ) で 表 示 することが 多 いが ここでは 計 算 の 利 便 性 を 優 先 するために 参 考 欄 に 逆 数 の 状 態 ( 枚 /m)で 表 示 してある( 一 般 的 にステップカットの 目 安 は1 回 あたり 50 mm 程 度 であるため 参 考 欄 にも 50 mmを 切 った 場 合 を 表 示 している) 刃 の 直 径 ( 呼 称 ) ライフ 参 考 切 断 深 さ 枚 /m 18インチ 3.00m2/ 枚 0.01667 26インチ 4.33m2/ 枚 0.01155 30インチ 5.00m2/ 枚 0.01000 38インチ 6.33m2/ 枚 50mm 0.00790 42インチ 7.00m2/ 枚 0.00714 46インチ 7.67m2/ 枚 0.00652 50インチ 8.30m2/ 枚 0.00602 4.5.2 ブレードの 選 択 例 ブレードは 切 断 する 厚 みによって 組 み 合 わせて 使 用 する ステップカッ トの 方 法 (4.5.4 項 参 照 )や 機 械 の 特 性 などの 要 素 が 関 係 するために 多 くの 組 み 合 わせが 存 在 するが ここでは 標 準 的 な 組 み 合 わせ 例 を 下 に 記 す 切 断 深 さ 50mm 100mm 150mm 200mm 250mm 300mm 350mm 400mm 450mm 500mm 使 用 ブレード 1 枚 目 2 枚 目 3 枚 目 基 本 消 耗 率 ( 枚 /m) 基 本 消 耗 率 ( 枚 /m) 基 本 消 耗 率 ( 枚 /m) 18インチ 0.01667 18インチ 0.03333 18インチ 0.05 26インチ 0.04619 26インチ 0.05774 30インチ 0.06 26インチ 38インチ 0.04619 0.0237 26インチ 42インチ 0.04619 0.02856 26インチ 38インチ 46インチ 0.04619 0.0237 0.01304 26インチ 38インチ 50インチ 0.04619 0.0237 0.01806-19 -

4.5.3 鉄 筋 による 消 耗 率 の 補 正 ブレードの 消 耗 率 は 下 記 の 鉄 筋 係 数 によって 変 動 するため 次 の 計 算 式 で 補 正 する ブレード 消 耗 率 = 基 本 消 耗 率 ( 枚 /m) 鉄 筋 係 数 4.5.3.1 鉄 筋 係 数 鉄 筋 ( 鉄 骨 )を 含 んでいる 場 合 は 下 表 の 係 数 をブレードの 基 本 消 耗 率 に 乗 ずることに よって 現 実 の 消 耗 量 を 計 算 する ダイヤモンドは 炭 素 でできてい るため 鉄 と 親 和 性 が 高 く 被 切 断 物 に 鉄 が 多 く 含 まれていると ダイヤモンドが 吸 収 されやすい ことが 急 激 な 磨 耗 の 原 因 である 鉄 筋 量 備 考 鉄 筋 係 数 無 筋 (0%) 捨 てコンなど 1 低 配 筋 (0.4% 未 満 ) 重 力 式 橋 台 など 1.1 中 配 筋 (0.8% 未 満 ) 建 物 の 壁 など 1.4 高 配 筋 (1.2% 未 満 ) 高 欄 など 1.6 超 高 配 筋 (2% 未 満 ) 床 版 など 1.9 ( 参 考 ) 上 表 では 無 筋 コンクリートに 比 べて 鉄 のみによって 消 耗 する 度 合 いを 経 験 によって 60 倍 前 後 とみなしている したがって 上 表 に 含 まれない 範 囲 の 配 筋 率 の 鉄 筋 係 数 を 求 めるためには 次 の 計 算 式 を 使 えばよい 鉄 筋 係 数 = { 鉄 筋 比 率 60+(1- 鉄 筋 比 率 ) 1} なお 上 表 の 係 数 については 4.3.5.2.4 項 の 参 考 2 も 参 照 のこと 4.5.4 ステップカット ステップカットとは 一 度 に 深 く 切 らず 浅 い 切 断 を 繰 り 返 しながら 与 え られた 厚 みまで 切 る 技 法 を 指 す 4.5.4.1 背 景 一 度 に 深 く 切 ろうとすると 切 断 機 に 強 いトルクが 必 要 となり その 強 いトル クでブレードが 変 形 しないようにブレードを 厚 くすると 切 削 部 分 が 増 えて 更 に 大 きな トルクが 必 要 になり かつ 材 料 の 無 駄 も 増 えるという 悪 循 環 に 陥 る ステップカットを 採 用 すれば この 悪 循 環 を 絶 てる 4.5.4.2 運 用 方 法 の 違 い ステップカットの 具 体 的 方 法 としては 小 さなブレードで 浅 く 切 断 し 徐 々に 大 きなブレードに 交 換 しながら 切 断 する 方 法 と 初 めからある 程 度 の 大 きなブ レードを 取 り 付 けて 往 復 しながら 少 しずつ 切 る 方 法 とがある どちらが 合 理 的 であるか は 現 場 条 件 によって 変 わる 4.5.4.3 本 資 料 が 選 択 している 方 法 一 般 的 にウォールソーの 現 場 は 道 路 カッターなどに 比 べ て1ヶ 所 の 延 長 距 離 が 短 いことが 多 い このような 場 合 は きめ 細 かくブレードを 交 換 しても 能 率 が 落 ちるだけなので 4.5.2 項 には 初 めからある 程 度 の 大 きなブレードを 取 り 付 けて 切 る 方 法 によって 例 示 してある - 20 -

4.6 消 耗 品 消 耗 工 具 等 4.6.1 アンカー 金 属 拡 張 式 アンカー(3.2.1 項 を 参 照 )は 次 の 要 領 で 計 上 する 4.6.1.1 標 準 規 格 4 分 のアンカー(4/8 インチ 規 格 のネジが 入 るサイズのアンカー)を 使 うことが 多 い あるいは 強 度 の 近 似 しているものとしてM12 のネジが 入 るアンカーでも よい 4.6.1.2 使 用 本 数 正 確 には1 本 のレールにつき2 本 を 使 用 する ただし 計 画 段 階 では 使 用 す るレールの 規 格 ( 長 さ)は 特 定 できないので ここでは 標 準 的 な 1200 mmのレールを 使 うことを 前 提 として 切 断 長 さ 1200 mmごとに2 本 のアンカーを 計 上 する(すなわち 切 断 長 さ 600 mmごとに1 本 のアンカーを 計 上 する) 4.6.2 消 耗 工 具 類 ウォールソー1 台 につき 下 記 の 消 耗 工 具 類 を1セット 計 上 する 名 称 数 量 単 位 単 価 金 額 損 料 / 日 損 耗 率 の 目 安 備 考 墨 壷 1 個 0.03 コードリール( 電 線 ) 1 個 0.01 3.5sq ハンマードリル 1 本 0.01 日 立 DH42 キリ 1 本 0.07 穴 径 18mm ハシゴ 兼 用 脚 立 1 脚 0.01 MED5.1ナカオ 片 手 ハンマー 1 本 0.02 2ポンド 打 ち 込 み 棒 1 本 0.03 スパナセット 1 セット 0.02 両 口 5 本 モンキーレンチ 2 本 0.02 200mm ラチェットレンチ 2 本 0.02 21~26 両 口 ドライバー(±) 1 セット 0.03 ペンチ 1 本 0.02 200mm プライヤー 1 本 0.02 200mm 水 平 器 1 個 0.02 水 中 ポンプ 1 台 0.01 1 吋 バキュームクリーナ 1 台 0.01 レール(600mm) 3 本 0.01 レール(1200mm) 2 本 0.01 レール(1800mm) 2 本 0.01 合 計 - 21 -

4.7 動 力 用 水 4.7.1 動 力 ( 発 電 機 の 燃 料 ) 1 時 間 当 たり 消 費 量 1 日 の 稼 動 時 間 稼 動 台 数 電 力 を 施 工 業 者 が 用 意 する 場 合 は 一 般 に 発 電 機 を 持 ち 込 む このときの 燃 料 消 費 量 は 4.4.4.2 項 の 表 の 数 値 に 1 日 の 稼 働 時 間 と 稼 動 台 数 を 乗 ずることによって 求 める 例 :3 台 の 電 動 マシンを7 時 間 稼 動 させる 場 合 は 10kVA の 発 電 機 を3 台 使 うので 軽 油 使 用 量 =2.21 7 3=46.41(リットル) となる 4.7.2 動 力 ( 車 両 の 燃 料 ) 車 両 の 燃 料 (ガソリンまたは 軽 油 )は 5.2 項 のD 列 とM 列 の 数 値 を 乗 ずることによって 求 め る ただし ここで 示 されているD 列 の 数 値 は 建 設 機 械 等 損 料 表 の 該 当 欄 の 年 間 運 転 時 間 を 年 間 運 転 日 数 で 除 したものであり 単 なる 一 般 値 である したがって 移 動 距 離 が 特 定 されている 具 体 的 な 現 場 の 積 算 までも 拘 束 するものではない 4.7.3 用 水 用 水 (3.1.1.2 項 を 参 照 )を 施 工 業 者 が 用 意 する 場 合 は 水 タンクなどに 水 道 水 を 入 れて 現 場 に 持 ち 込 む このときの 消 費 量 の 計 算 式 としては 簡 易 型 精 密 型 の2 種 類 が 考 えられる 水 道 料 金 そのものは 比 較 的 安 く どちらの 計 算 式 を 採 用 しても 施 工 単 価 には 大 きな 影 響 を 及 ぼ さないので 積 算 の 精 密 度 に 合 わせて 都 合 のよい 方 法 を 選 択 してよい 4.7.3.1 簡 易 型 1 日 の 施 工 可 能 時 間 ( 分 ) 施 工 台 数 3リットル/ 分 例 :1 台 のウォールソーで7 時 間 の 仕 事 をした 場 合 は 水 消 費 量 =420 分 1 台 3リットル/ 分 =1260 リットル となる (この 計 算 式 では 準 備 時 間 や 片 付 時 間 にも 水 を 使 っていることになるので 本 来 より も 過 剰 に 計 上 されることになる したがって 3.1.1.2 項 に 示 された1 分 当 たり 消 費 量 の 目 安 のうち 最 も 少 ない 値 (3リットル)を 採 用 しておく) 4.7.3.2 精 密 型 1 日 の 切 断 時 間 ( 分 ) 施 工 台 数 5リットル/ 分 例 :1 台 のウォールソーで7 時 間 の 仕 事 をする 場 合 その 現 場 条 件 を 4.3.3 項 の 数 式 に あてはめたところ 一 日 あたりの 正 味 の 切 断 時 間 の 総 計 が 206 分 だったとする こ の 場 合 水 消 費 量 =206 分 1 台 5リットル/ 分 =1030 リットル となる (この 計 算 式 では 準 備 時 間 や 片 付 時 間 には 水 を 止 めていることになるので 水 増 し が 存 在 しない 理 屈 になる したがって 3.1.1.2 項 に 示 された1 分 当 たり 消 費 量 の 目 安 のう ち 最 も 多 い 値 (5リットル)を 採 用 しておく) - 22 -

参 考 資 料 このページより 後 は あくまでも 参 考 資 料 であり 下 記 の 全 項 目 を 了 解 した 上 で 利 用 すること 1 これらの 単 価 は 調 査 の 手 間 を 省 きたいとする 関 係 者 を 支 援 する 目 的 で 編 纂 時 の 時 価 を 集 めたも のである 2 これらの 単 価 は 個 々の 物 件 に 適 用 する 時 点 での 単 価 を 保 証 するものではない 3 したがって これらの 単 価 は 積 算 価 格 を 拘 束 するものではない 4 協 会 事 務 局 は 最 新 の 時 価 の 問 い 合 わせにその 都 度 対 応 している 余 裕 がないので 正 確 な 時 価 情 報 が 必 要 な 者 は 各 自 の 責 任 で 調 べること 5 協 会 事 務 局 は 独 占 禁 止 法 の 趣 旨 に 従 い 工 事 価 格 に 関 する 見 積 書 を 一 切 発 行 できない - 23 -

5 参 考 資 料 5.1 材 料 等 の 参 考 価 格 5.1.1 ブレード ウォールソー 用 ブレードは 価 格 性 能 ともに 種 類 が 多 く 標 準 品 を 設 定 すること 刃 の 直 径 ( 呼 称 ) が 困 難 であるが ここでは 各 社 のラインナップの 一 例 を 掲 載 しておく 平 均 SK ダイヤ 日 本 ダイヤモンド ディスコ アブレイシブ システムズ サンゴバン ノリタケ 旭 ダイヤモンド 工 業 アライド マテリアル 18インチ 170,000 161,000 152,200 176,000 151,000 178,000 195,000 180,000 26インチ 257,000 240,000 226,600 262,000 245,000 263,000 282,000 280,000 30インチ 332,000 309,000 294,000 308,000 405,000 300,000 330,000 380,000 38インチ 466,000 453,000 475,000 456,000 465,000 480,000 42インチ 604,000 616,000 684,000 537,000 580,000 46インチ 716,000 657,000 892,000 633,000 680,000 50インチ 783,000 746,000 822,000 780,000 5.1.2 アンカー 金 属 拡 張 式 アンカー(4 分 ) 約 100 円 / 本 5.1.3 消 耗 工 具 類 名 称 数 量 単 位 単 価 金 額 損 料 / 日 損 耗 率 の 目 安 備 考 墨 壷 1 個 1,500 1,500 45 0.03 コードリール( 電 線 ) 1 個 54,000 54,000 540 0.01 3.5sq ハンマードリル 1 本 85,000 85,000 850 0.01 日 立 DH42 キリ 1 本 4,000 4,000 280 0.07 穴 径 18mm ハシゴ 兼 用 脚 立 1 脚 40,600 40,600 406 0.01 MED5.1ナカオ 片 手 ハンマー 1 本 1,210 1,210 24 0.02 2ポンド 打 ち 込 み 棒 1 本 1,000 1,000 30 0.03 スパナセット 1 セット 4,800 4,800 96 0.02 両 口 5 本 モンキーレンチ 2 本 2,860 5,720 114 0.02 200mm ラチェットレンチ 2 本 5,100 10,200 204 0.02 21~26 両 口 ドライバー(±) 1 セット 1,500 1,500 45 0.03 ペンチ 1 本 1,480 1,480 30 0.02 200mm プライヤー 1 本 3,340 3,340 67 0.02 200mm 水 平 器 1 個 3,000 3,000 60 0.02 水 中 ポンプ 1 台 32,000 32,000 320 0.01 1 吋 バキュームクリーナ 1 台 63,000 63,000 630 0.01 レール(600mm) 3 本 85,000 255,000 2,550 0.01 レール(1200mm) 2 本 130,000 260,000 2,600 0.01 レール(1800mm) 2 本 217,000 434,000 4,340 0.01 合 計 13,231-24 -

5.2 損 料 表 損 料 燃 料 消 費 量 ( 切 断 機 発 電 機 車 両 ) 品 目 A B C D E F G H I J K 機 関 出 力 (kw) 標 準 使 用 年 数 No 1 日 基 礎 価 格 運 転 時 間 運 転 日 数 供 用 日 数 維 持 修 理 費 率 年 間 管 理 費 率 償 却 費 率 一 日 の 損 料 率 1 日 の 総 損 料 1 電 動 式 1,830,000 2.4 6 70 90 0.75 0.09 0.93 0.005286 9,670 2 油 圧 式 11,500,000 21 6 70 90 0.75 0.09 0.93 0.005286 60,800 3 発 電 機 (10kVA) 1,190,000 13 10 (5) 110 120 0.35 0.07 0.94 0.001809 2,150 4 発 電 機 (45kVA) 3,010,000 46 10 (5) 110 120 0.35 0.07 0.94 0.001809 5,450 5 バン(ワンボックス 型 ) 1,750,000 69 8.5 3.62 210 250 0.45 0.12 0.93 0.001345 2,350 6 ユニック4t 6,250,000 132 12 5.85 130 160 0.45 0.12 0.93 0.001808 11,300 上 記 は 建 設 機 械 等 損 料 表 平 成 25 年 度 版 ( 以 下 損 料 表 と 表 記 )を 参 照 した 詳 細 は 下 記 の 通 り (1) No.1は 損 料 表 の20-9ページの2016-011-030-001を 掲 載 した (2) No.2は 損 料 表 の20-9ページの2016-012-070-001を 掲 載 した (3) No.3は 損 料 表 の15-13ページの1510-034-001-010を No.4は1510-034-001-045を それぞれ 掲 載 した (4) No.5は 損 料 表 の20-11ページの2022-012-020-001を No.6は03-3ページの0302-021-043-001を それぞれ 掲 載 した (5) No.3 No.4 の 一 日 運 転 時 間 は 標 準 的 現 場 では7 時 間 とする 計 算 式 の 説 明 a) J=( I+G C +H ) 1 E 損 料 表 (12)ページの 第 (12) 欄 の 数 式 に 基 づく b) K=A J 損 料 表 (12)ページの 第 (13) 欄 の 数 式 に 基 づく c) M=B L 損 料 表 (17)ページの 第 (17) 欄 の 数 式 に 基 づく L 燃 料 消 費 率 (L/kW h) 0.17 0.17 0.047 0.05 M 1 時 間 の 燃 料 消 費 量 2.21 7.82 3.24 6.6-25 -

施 工 計 画 の 手 引 ウォールソーイング 工 法 ( 第 14 版 ) 不 許 複 製 平 成 25 年 7 月 1 日 発 行 編 集 発 行 一 般 社 団 法 人 日 本 コンクリート 切 断 穿 孔 業 協 会 141-0031 東 京 都 品 川 区 西 五 反 田 1-4-8 秀 和 レジデンス 412 TEL 03-3490-3217 FAX 03-3490-3288