旧 約 単 篇 詩 篇 の 福 音 神 の 栄 光 19:1-15 一 昨 年 の 逢 坂 山 の 会 では ヘンデルの メサイア の 歌 詞 を 読 みました 今 朝 はベートーヴェンが 作 曲 した 神 の 栄 光 というゲレルトの 詩 と 歓 喜 によせて というシラーの 詩 です 前 者 は 私 たちには 聖 歌 689 番 ( 諸 天 は 神 の)の 原 詩 になっていてお 馴 染 みです 後 者 は 第 九 をお 歌 いになる 方 は ご 存 知 の Froh, froh, というくだりです あそこはプロのテノールが 歌 う ところで 素 人 のコーラスは 歌 わせてもらえませんが この 詩 篇 の 6 節 と 7 節 から 取 ったものだということは ソリスト( 独 唱 者 )も 気 づかずに 歌 って いることが 多 い? のではないかと 思 います 数 日 前 宮 中 の 歌 会 始 のテレビを 見 ていましたら イザヤ 書 が 出 てき ました 年 配 の 方 でしたが 英 訳 のイザヤ 書 を 読 んでおられて 草 は 枯 れ 花 はしぼむ (40:7,8)からの 感 想 であったように 記 憶 します 西 洋 の 文 学 と 舞 台 は 聖 書 からの 引 用 に 満 ちています ベートーヴェンの 歌 曲 は シュ ーベルトほどポピュラーではありませんが 汝 を 愛 す とこの 自 然 より 発 する 神 の 栄 光 はよく 知 られているので 家 内 も 私 も 学 生 時 代 から 近 藤 朔 風 の 訳 詞 でよく 歌 いました 聖 歌 は 1958 年 の 改 訂 で 689 番 が 入 った 時 は とても 嬉 しく 思 ったものです 以 下 は 下 手 な 訳 文 ですけれど ゲレルトから の 直 訳 です 詩 篇 の 新 共 同 訳 とダブらせて あるいは 聖 歌 の 訳 詞 にかぶせて お 聞 きください 天 は 永 遠 者 の 栄 誉 を 称 え そのこだまが 御 名 を 反 響 させる 陸 地 は 彼 を 称 え 海 原 も 彼 を 誉 める 人 よ その 神 聖 な 言 葉 を 受 け 止 めよ! 数 え 切 れぬ 空 の 星 々を 担 われるのは 誰 か - 1 - Copyright えりにか 社 2008 All Rights Reserved.
太 陽 をその 幕 屋 から 引 き 出 すお 方 は 誰 か その 太 陽 は 来 って 光 を 遠 くより 注 ぎ 我 らを 笑 いで 満 たす そして その 走 路 を 勇 者 のように 走 り 行 く ( 織 田 散 文 訳 ) さて このゲレルトの 詩 ではなく 原 作 のダビデの 詩 の 方 ですが これは 大 きく 分 けると 二 つの 部 分 からできています 前 半 の 6 節 までは 天 が 神 を 称 えるという 内 容 になっています 具 体 的 に 言 うと 太 陽 や 月 や 星 が 神 の 手 の 業 の 素 晴 らしさを 告 げ 知 らせるのです これに 対 して 後 半 の 7 節 以 下 は 作 者 が 自 分 の 霊 的 経 験 を 通 して 神 の 言 葉 の 偉 大 さを 称 える という 形 にな っています 言 い 換 えると なるほど 神 のお 造 りになった 天 地 もすばらし いが 神 の 口 から 出 たお 言 葉 のほうは それ 以 上 にすばらしい! というの が この 詩 の 思 想 です 第 一 部 天 が 神 の 栄 光 を 語 る 神 の 手 の 作 品 はすばらしい! ふつう こういう 詩 の 第 1 行 は 来 たれ 我 ら 神 を 賛 美 せん とか そ ういう 呼 びかけで 始 まりますが この 詩 には それがありません 初 めの 4 行 の 内 容 は すでにもう 大 昔 から 天 地 創 造 の 時 から 自 然 界 が 神 を 称 えて いるのだと 言 うのです 青 い 大 空 と 輝 く 天 体 とが 声 を 限 りに 神 を 賛 美 して いるという 言 葉 で この 詩 はいきなり 始 まります 3 節 の 昼 は 昼 に 語 り 伝 え 夜 は 夜 に 知 識 を 送 る というのは 天 地 創 造 以 来 一 日 の 休 みもなく 太 陽 も 月 も 星 も 雲 も この 賛 美 の 言 葉 を 語 り 継 い で 来 た という 意 味 でしょう 節 の 数 字 が 口 語 訳 や 新 改 訳 より 一 つ 多 くな って 食 い 違 っているのは この 新 共 同 訳 はヘブライ 語 原 詩 の 流 儀 に 従 って 見 出 しを 1 節 に 数 えているからです 2. 天 は 神 の 栄 光 を 物 語 り 大 空 は 御 手 の 業 を 示 す 3. 昼 は 昼 に 語 り 伝 え 夜 は 夜 に 知 識 を 送 る - 2 - Copyright えりにか 社 2008 All Rights Reserved.
4. 話 すことも 語 ることもなく 声 は 聞 こえなくても 5.その 響 きは 全 地 に その 言 葉 は 世 界 の 果 てに 向 かう ヨブ 記 の 一 節 を 思 い 出 します 神 が 天 地 を 造 られた 時 に 天 の 星 と 御 使 い が 共 に 声 を 上 げて 歌 った というところです そのとき 夜 明 けの 星 はこぞって 喜 び 歌 い 神 の 子 らは 皆 喜 びの 声 を あげた (ヨブ 38:7)その 天 体 の 賛 美 と 天 使 たちの 合 唱 が あの 日 以 来 一 日 も 休 みなく 続 いている 実 に 雄 大 なテーマです 次 の5 節 後 半 からは 天 の 万 象 の 中 から 輝 く 太 陽 を 代 表 として 取 り 上 げま す 光 と 熱 をすべてのものにふり 注 いで 東 の 果 てから 西 の 果 てへと 巡 る 太 陽 の 姿 を ギッボール ( rbogi 勇 士,LXX )という 言 葉 で 勝 利 へとひた 走 る 戦 士 に 例 えます 第 九 のテノールが 勝 利 を 目 指 す 勇 士 のよう に 喜 ばしく と 歌 う 行 を 書 いたハイネは ゲルマン 神 話 のヴォータンのよう な 巨 人 を 想 像 したか それとも ギリシャ 人 が 連 想 したような 月 桂 冠 を 得 るために 走 る 走 者 をイメージしたのでしょうか? そこに 神 は 太 陽 の 幕 屋 を 設 けられた 6. 太 陽 は 花 婿 が 天 蓋 から 出 るように 勇 士 が 喜 び 勇 んで 道 を 走 るように 7. 天 の 果 てを 出 で 立 ち 天 の 果 てを 目 指 して 行 く その 熱 から 隠 れうるものはない これと 似 た 詩 は 古 代 バビロニアやエジプトにもあります この 後 の 太 陽 の 描 写 でも 花 婿 に 例 えられた 太 陽 が 西 の 海 にある 優 しい 花 嫁 の 腕 の 中 に 沈 んで 休 むとか 再 び 輝 きに 満 ちて 幕 屋 から 力 強 く 姿 を 現 すというような イメージには 荒 野 の 遊 牧 民 族 特 有 の 美 的 感 覚 が 覗 えますが 聖 書 の 詩 人 た ちも そういう 素 朴 な 歌 の 原 型 から( 表 現 の 上 では) 影 響 を 受 けたろうなと 微 笑 ましく 思 うのです ただ そういう 古 代 の 詩 と 聖 書 の 詩 が 決 定 的 に 違 う - 3 - Copyright えりにか 社 2008 All Rights Reserved.
のは 太 陽 は 決 して 神 様 ではないことです ですから 太 陽 を 称 えるということはあり 得 ないのです 太 陽 は 神 の 僕 で 太 陽 が 神 を 称 えるのです 東 の 果 てから 西 の 果 てまで 炎 となって 火 と 熱 を 撒 き 散 らしながら 神 の 栄 光 を 称 えて 神 がお 造 りになった 世 界 を 通 り 過 ぎます 西 の 海 にある 幕 屋 へ 沈 んでは 再 び 輝 きを 増 して 朝 の 部 屋 から 輝 き 出 ます そういうことが 全 部 主 なる 神 に 仕 える 業 として また 賛 美 とし て 描 かれるのです 神 の 手 の 業 は 良 きかな! すべては 神 がお 造 りになったから そこにあり 神 が 治 めていらっしゃるから 素 晴 らしい! この 自 然 界 の 声 を 聞 き 取 る 耳 を 持 った 人 は 幸 いだ ちなみに ベートーヴェンが 曲 をつけたゲレルトの 詩 の 題 は 自 然 より 発 する 神 の 栄 光 Die Ehre Gottes aus der Natur で す 第 二 部 詩 人 自 身 が 神 を 称 える 神 の 口 から 出 た 言 葉 は 素 晴 らしい! 後 半 は 詩 のリズムもテーマも がらりと 変 わるものですから これは 別 の 詩 を 繋 ぎ 合 わせたのではないか とも 言 われます しかしこの 19 行 は 二 千 年 以 上 前 から 一 つの 作 品 として 歌 い 継 がれてきた ということは やはり 一 繋 がりの 内 容 を 一 貫 して 伝 えている 一 篇 の 詩 と 見 るのが 正 しいでしょう 前 半 の 内 容 と 比 べてみますと 前 半 では 天 が 神 を 称 えたのに 対 し 後 半 で は 人 が 神 を 称 えます ここでは 詩 人 自 身 が 霊 の 深 みから 神 のおきてにこ められた 恵 みを 告 白 するのです 初 めに 8 節 から 12 節 までを 朗 読 しますが 各 行 の 頭 に 並 ぶ 主 の 律 法 は 主 の 定 めは 主 の 命 令 は 主 の 戒 めは 主 への 畏 れは 主 の 裁 き は という 六 つの 言 葉 は 対 句 になっていまして いずれも 主 なる 神 から 人 間 に 賜 った 言 葉 を 文 学 的 に 表 現 を 変 えて 六 重 にかさねる 効 果 を 上 げていま - 4 - Copyright えりにか 社 2008 All Rights Reserved.
す ( 畏 れ も 畏 れを 生 む 重 い 言 葉 の 意 味 ) 8. 主 の 律 法 は 完 全 で 魂 を 生 き 返 らせ 主 の 定 めは 真 実 で 無 知 な 人 に 知 恵 を 与 える 9. 主 の 命 令 はまっすぐで 心 に 喜 びを 与 え 主 の 戒 めは 清 らかで 目 に 光 を 与 える 10. 主 への 畏 れは 清 く いつまでも 続 き 主 の 裁 きはまことで ことごとく 正 しい 11. 金 にまさり 多 くの 純 金 にまさって 望 ましく 蜜 よりも 蜂 の 巣 の 滴 りよりも 甘 い 12.あなたの 僕 はそれらのことを 熟 慮 し それらを 守 って 大 きな 報 いを 受 けます 作 者 は 一 生 がかりで 全 生 活 をかけて このことを 学 びました もちろん この 人 も 人 間 時 には 行 き 詰 まって 希 望 を 失 いかけることもあったと 思 いま す ああ 神 は 私 を 見 放 されたか! と 不 遜 な 断 定 を 口 にする 瞬 間 も 無 かったとは 言 えません 実 にそんな 時 に 彼 の 死 にかけた 魂 に 主 の 言 葉 が 活 力 を 吹 き 込 んで 死 なせなかったのです ですから 彼 は 主 の 律 法 は 完 全 で 魂 を 生 き 返 らせる と 告 白 したのでした それは 詩 人 自 身 の 神 聖 な 霊 的 経 験 だったのです ダビデよ 私 にはお 前 が 大 事 だ 私 の 手 がお 前 を 掴 んでいることを 忘 れ るな! 詩 人 はその 主 の 言 葉 で 生 き 返 ったのです 最 後 の 9 行 は この 人 がいつも どんな 角 度 から 主 のおきて 主 の 言 葉 と 接 していたかを 想 像 させます どうやらこの 詩 人 は いつも 自 分 の 中 にある 暗 い 恐 ろしいものを 凝 視 していたのです そして 主 よ 何 とかしてこ の 死 の 影 を 取 り 除 いてください 罪 が 私 を 捕 らえて 殺 してしまわないよ うに この 罪 から 切 り 離 して 清 くしてください と 願 って ただただ そ - 5 - Copyright えりにか 社 2008 All Rights Reserved.
の 角 度 から 主 のお 言 葉 を 求 めたのです 13. 知 らずに 犯 した 過 ち 隠 れた 罪 から どうかわたしを 清 めてください 14.あなたの 僕 を 驕 りから 引 き 離 し 支 配 されないようにしてください そうすれば 重 い 背 きの 罪 から 清 められ わたしは 完 全 になるでしょう 15.どうか わたしの 口 の 言 葉 が 御 旨 にかない 心 の 思 いが 御 前 に 置 かれますように 主 よ わたしの 岩 わたしの 贖 い 主 よ 結 び 年 末 から 新 年 にかけて 二 人 揃 って 風 邪 を 引 いた 私 たちは ほとんど 一 歩 も 外 に 出 ないで 体 力 の 回 復 に 努 めました お 互 いが 患 者 で 医 者 で 看 護 婦 と いう 一 人 三 役 二 人 六 役 をつとめて 外 へ 出 るな 薬 のんだか 嗽 い せんかい と 言 い 合 って 十 日 あまりを 過 ごしました その 間 は 主 にテレビの 番 をした 以 外 は 仕 事 らしいものは 何 一 つしません でした 普 通 ならとても 通 して 見 ないような 9 時 間 連 続 ドラマというのを 三 日 間 坐 ってみました 英 国 の 劇 作 家 が 古 代 のギリシャ 悲 劇 から 纏 めた グ リークス です 蜷 川 幸 雄 の 演 出 平 幹 二 朗 白 石 加 代 子 尾 上 菊 之 助 麻 美 れい 内 容 はホメロスの 叙 事 詩 イリアス に 始 まり 人 間 の 怨 念 が 怨 念 を 生 んで 殺 しが 次 の 新 しい 殺 しを 連 鎖 反 応 のように 生 んで 行 く 悲 しい 運 命 のドラマです 家 内 は 父 親 譲 りの 芝 居 好 きな 上 私 にとっては 古 代 文 学 の 教 室 で 原 文 の 講 義 に 接 したり 先 生 方 のご 好 意 で 野 外 円 形 劇 場 のかぶり 付 きで 見 せて 頂 いた 演 目 ばかりです 二 人 とも 風 邪 のことも 病 気 のことも 忘 れて 三 晩 を 結 構 楽 しみました - 6 - Copyright えりにか 社 2008 All Rights Reserved.
芝 居 のセリフは 英 国 人 の 構 成 と 繋 ぎの 部 分 はありますが 殆 んど 原 作 の ままです シェークスピアでもそうですが これはもう 一 つ 古 くて 今 から 約 2,450 年 前 に 上 演 された 時 のまま それを 英 語 とか 日 本 語 で 演 じて 観 衆 の 心 を 動 かすのです コンデンスされた 叙 事 詩 イリアス に 至 っては 三 千 年 近 く 前 の 作 品 です 人 間 の 恨 みを 歌 え 詩 の 女 神 よ あのアキレウスの 怨 念 と 憎 しみを で 始 まる 韻 文 の 長 い 物 語 は 2,900 年 くらい 前 の 吟 遊 詩 人 ホメロスの 作 と 言 い ます その 人 間 の 吐 き 出 す 毒 の 恐 ろしさと 同 時 に 人 間 の 美 しさの 奥 に 秘 められた 醜 さと 悲 しさを 文 学 として 描 いたギリシャ 人 は( 歴 史 的 に 早 熟? で) 凄 い 人 たちだったと 今 更 のように 思 いました 同 時 に 人 間 というもの が ホメロスやダビデの 時 代 (ほとんど 同 時 代 )から 変 わっていないのも 驚 きでした ただ ギリシャ 人 が 描 いた 人 間 の 生 々しい 絵 と 詩 篇 や 創 世 記 が 示 す 人 間 の 姿 との 違 いは 一 言 で 言 うと 憎 しみと 恨 みと 殺 しに 引 きずりまわされる 悲 しい 人 間 をそのまま 引 き 受 け 清 めて 命 を 注 いでくださる 方 がおられる この 解 決 と 救 いです 少 なくとも その 可 能 性 が 神 の 意 志 という 形 で 予 告 編 のように 描 かれているのです これはギリシャの 天 才 たちにも 描 け ませんでした その 方 が 間 もなく 来 られるのだと 詩 篇 19 編 の 作 者 は 実 にイエス キリストが 来 られる 遥 か 以 前 神 の 子 が 死 んで 死 を 克 服 される 何 百 年 も 前 から すでにこの 自 分 の 罪 と 自 分 の 死 を 見 つめていた だけではなく この 憎 しみを 背 負 い 込 んで 腐 って いる 者 を 生 かそうとする 神 様 を 主 の 定 め という 言 葉 や 畏 れで 打 ちの めす 主 の 心 ( 主 への 畏 れ 新 共 同 訳 )というような 言 葉 で 告 白 したので した 詩 人 はその 希 望 をこの 詩 に 託 しました この 大 空 とその 下 にあるすべてをお 造 りになった 方 が 今 から それ 以 上 - 7 - Copyright えりにか 社 2008 All Rights Reserved.
の 大 きな 御 業 をなさる その 御 業 と 比 べれば 太 陽 も 月 も 光 を 失 う 位 だ そ れは 神 様 の 贖 いの 業 罪 人 を 死 から 引 き 出 して 命 を 与 える 御 業 である! と 私 たちは 今 その 実 現 をこの 身 で 味 わっています 15 節 の 結 びの 言 葉 主 よ わたしの 岩 わたしの 贖 い 主 よ は 旧 約 聖 書 の 深 みからキリスト を 呼 ぶ 叫 びだといえます ( 参 照 -ロマ 3:24) 蛇 足 をひとこと 来 年 の 歌 会 始 の 題 は 春 だそうです 太 陽 は 天 蓋 から 出 て 喜 び 勇 んで 走 る 勇 士 のようだ! こんどは 誰 かが 詩 篇 から ハイネ 以 上 のインスピレーションを 歌 ってくれないものか 歌 詠 みでない 私 も ひそかに 願 っています (2001/01/14) 研 究 者 のための 注 1.ゲレルト 作 自 然 より 発 する 神 の 栄 光 の 近 藤 朔 風 による 訳 詞 は 次 の 通 りです お ごそかの 神 のみいつ み 空 にとどろき 海 も 空 も 賛 えうたう 聞 け 人 その 声 た ぞ 置 きし もちの 星 かかげし 天 つ 日 たぞくだす 果 てししれぬみ 空 のあなたゆ とこ 光 るあかり ( 音 楽 之 友 社 )Christian F. Gellert. 2. 聖 歌 689 の 原 曲 はベートーヴェンの 自 然 における 神 の 栄 光 op.48-4 です 3.ベートーヴェンが 第 9 交 響 曲 に 使 ったハイネの 詩 のテノールの 独 唱 部 分 は 次 の 通 りで す Froh, froh, wie seine Sonnen, seine Sonnen fliegen, froh wie seine Sonnen fliegen durch des Himmels prächt gen Plan, laufet, Brüder, eure Bahn, freudig wie ein Held zum Siegen. 4.ハイネが Held と 訳 した ギッボール ( rbogi 勇 士,LXX )の 旧 約 的 イメ ージは 敵 を 撃 ち 破 る 戦 士 例 えばギデオンのような 士 師 かも 知 れません 5.この 講 解 の 原 型 は 1978 年 8 月 6 日 鳥 取 県 中 山 町 での 野 外 礼 拝 で 発 表 したものですが 1983 年 と 1996 年 に 大 阪 聖 書 学 院 チャペルで 使 った 原 稿 に 手 を 入 れました - 8 - Copyright えりにか 社 2008 All Rights Reserved.