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よくわかるダニアレルゲンによる ぜっかめんえきりょうほう 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 舌 下 免 疫 療 法 監 修 : 日 本 医 科 大 学 大 学 院 医 学 研 究 科 頭 頸 部 感 覚 器 科 学 分 野 教 授 大 久 保 公 裕 先 生

CONTENTS はじめに ~ 通 年 性 アレルギ 性 鼻 炎 にお 悩 みの 方 へ~ 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 とは 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 割 合 アレルギー 性 鼻 炎 が 及 ぼす 影 響 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 主 な 原 因 として 考 えられるダニが 好 む 環 境 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 診 断 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 治 療 アレルゲン 免 疫 療 法 とは アレルゲン 免 疫 療 法 の 種 類 ダニアレルゲンによる 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 舌 下 免 疫 療 法 治 療 薬 の 服 用 方 法 の 例 服 用 時 に 避 けること 効 果 を 発 現 するメカニズム 期 待 できる 効 果 副 作 用 舌 下 免 疫 療 法 をご 希 望 の 方 へ

はじめに ~ 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 にお 悩 みの 方 へ~ ダニ 真 菌 (カビ) 昆 虫 ペットの 毛 などが 原 因 となり 季 節 に 関 係 なく 下 記 の ような 症 状 があらわれる 疾 患 を 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 といいます くしゃみがよく 出 る さらさらした 鼻 水 が 出 る 鼻 がつまる 鼻 や 目 がかゆい など めんえきりょうほう 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 治 療 法 のひとつに アレルゲン 免 疫 療 法 が ひ か ひ か めん あります これまでのアレルゲン 免 疫 療 法 は 皮 下 に 注 射 する 皮 下 免 えき りょうほう ぜっか 疫 療 法 だけでしたが 最 近 では 舌 の 下 に 治 療 薬 を 保 持 する 舌 下 めんえきりょうほう 免 疫 療 法 のお 薬 が 登 場 し 自 宅 で 服 用 できるようになりました 本 スライドでは 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 にお 悩 みの 方 に 舌 下 免 疫 療 法 についてわかりやすく 解 説 します

通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 とは 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 とは くしゃみ 鼻 水 鼻 づまりなどのアレルギー 症 状 が 季 節 を 問 わずあらわれる 疾 患 です 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 主 な 原 因 (アレルゲン)は ダニ 真 菌 (カビ) 昆 虫 ペットの 毛 などが 知 られています 鼻 の 症 状 だけでなく 目 のかゆみや 涙 目 をともなうこともあります 鼻 閉 鼻 閉 鼻 水 目 の かゆみ くしゃみ ダニの 糞 や 死 がいなど

通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 割 合 アンケート 調 査 の 結 果 日 本 人 の23.4 % の 人 が 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 であることがわかりました 約 4 人 に1 人 が 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 といえます 鼻 アレルギー 診 療 ガイドライン 作 成 委 員 会. 鼻 アレルギー 診 療 ガイドライン2016 年 版 ( 改 訂 8 版 ).ライフサイエンス, 2015より

参 考 :アレルギー 性 鼻 炎 が 及 ぼす 影 響 アレルギー 性 鼻 炎 のつらい 症 状 は 日 常 生 活 のさまざまな 場 面 で 影 響 を 及 ぼすことがわかっています 勉 強 仕 事 家 事 の 支 障 精 神 集 中 不 良 思 考 力 の 低 下 新 聞 や 読 書 の 支 障 大 久 保 公 裕 ほか:アレルギー 免 疫 19(1):113, 2012

通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 主 な 原 因 として 考 えられるダニが 好 む 環 境 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 主 な 原 因 として 考 えられているダニは 暖 かく じゅうたん 湿 気 のある 布 団 や 絨 毯 畳 などを 好 みます 押 入 布 団 家 具 の 裏 カーテン 絨 毯 ぬいぐるみ 畳 :ダニ ( 監 修 ) 国 立 病 院 機 構 相 模 原 病 院 臨 床 研 究 センター センター 長 谷 口 正 実 先 生 診 断 治 療 薬 開 発 研 究 室 長 福 冨 友 馬 先 生

通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 診 断 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 は 問 診 と 皮 膚 反 応 テストや 血 清 抗 体 検 査 などの 検 査 結 果 から 総 合 的 に 診 断 します 検 査 では 鼻 炎 の 原 因 (アレルゲン)が 特 定 されます 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 は 主 にダニに 由 来 するアレルゲン(ダニアレルゲン)が 原 因 と 考 えられていますが そのほか 真 菌 (カビ) 昆 虫 ペットの 毛 などの 可 能 性 も 考 えられます 問 診 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 かその 他 の 疾 患 かを 判 断 するために 症 状 が 出 る 時 期 や 程 度 アレルギー 歴 などについて 聞 かれます ひ ふ けっせいこうたい 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 検 査 皮 膚 反 応 テスト アレルゲンに 対 する 皮 膚 の 反 応 を 調 べます 血 清 抗 体 検 査 血 液 検 査 をします アレルゲンに 対 する 抗 体 の 量 を 調 べます びきょう 鼻 鏡 検 査 鼻 鏡 と 呼 ばれる 道 具 を 使 って 鼻 の 粘 膜 を 確 認 します びじゅう 鼻 汁 検 査 鼻 水 を 採 取 し 鼻 汁 中 の 好 酸 球 を 調 べます

通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 治 療 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 治 療 では アレルゲンを 避 けることが 基 本 になりま やくぶつりょうほう すが 必 要 に 応 じて 薬 物 療 法 やアレルゲン 免 疫 療 法 手 術 療 法 などを 行 います アレルゲンの 除 去 回 避 室 内 や 寝 具 などを 清 潔 に 保 ち アレルゲンを 回 避 します アレルゲン 免 疫 療 法 体 をアレルゲンに 慣 らして 症 状 を 和 らげます 根 本 的 な 体 質 改 善 が 期 待 できます 薬 物 療 法 症 状 を 起 こす 物 質 (ヒスタミンなど) の 働 きや 鼻 の 中 の 炎 症 をおさえて 症 状 を 和 らげます 点 鼻 薬 手 術 療 法 鼻 の 粘 膜 を 固 くしたり しゃだん 神 経 を 遮 断 して 症 状 を 和 らげます 舌 下 免 疫 療 法 は アレルゲン 免 疫 療 法 に 分 類 されます

アレルゲン 免 疫 療 法 とは アレルゲン 免 疫 療 法 は アレルギーの 原 因 であるアレルゲンを 少 量 から 投 与 することで 体 をアレルゲンに 慣 らし 症 状 を 和 らげる 治 療 法 です 原 因 となるアレルゲンを 用 いて 行 う 治 療 法 のため 原 因 となるアレルゲンを 確 定 する 確 定 診 断 が 重 要 です アレルギー 症 状 を 治 したり 長 期 にわ たり 症 状 をおさえる 可 能 性 のある 治 療 法 です 症 状 が 完 全 におさえられない 場 合 でも 症 状 を 和 らげ お 薬 の 使 用 量 を 減 らすことも 期 待 できます アレルゲンを 投 与 することから 局 所 や 全 身 のアレルギー 反 応 がおこるおそ れがあり まれに 重 篤 な 症 状 が 発 現 す るおそれがあります 治 療 は 長 期 間 (3~5 年 )かかります すべての 患 者 さんに 効 果 が 期 待 できる わけではありません アレルゲンの 投 与 量 を 少 量 から 始 め 徐 々に 増 やしていく 長 く 続 けることが 大 切 です 一 定 量 のアレルゲンを 長 期 間 投 与 治 療 期 間 は3~5 年

アレルゲン 免 疫 療 法 の 種 類 アレルゲン 免 疫 療 法 には 皮 下 免 疫 療 法 や 舌 下 免 疫 療 法 などがあります 皮 下 免 疫 療 法 舌 下 免 疫 療 法 皮 下 免 疫 療 法 は 皮 下 に 注 射 する 治 療 法 で 医 療 機 関 で 行 われます 注 射 であるため 痛 みを 伴 い さら に 治 療 のはじめは 徐 々に 増 量 するため 頻 回 に 通 院 が 必 要 となります 一 方 舌 下 免 疫 療 法 は 舌 下 に 治 療 薬 を 投 与 するため 皮 下 免 疫 療 法 のような 痛 みがなく 自 宅 で 服 用 で きます しかし 服 用 量 や 服 用 方 法 副 作 用 に 対 する 対 応 など 医 療 機 関 で 行 う 皮 下 免 疫 療 法 と 比 べて より 治 療 に 対 する 患 者 さんの 理 解 が 必 要 な 治 療 法 です わが 国 における 舌 下 免 疫 療 法 では スギ 花 粉 症 とダニアレルゲンによる 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 が 保 険 適 応 となっています

ダニアレルゲンによる 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 の 舌 下 免 疫 療 法 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 でダニアレルゲンが 原 因 と 確 定 診 断 された12 歳 以 上 の 患 者 さんは 舌 下 免 疫 療 法 による 治 療 を 受 けることができます 服 用 期 間 の 例 1 日 1 回 少 量 から 服 用 をはじめ その 後 決 められた 一 定 量 を 数 年 間 に わたり 継 続 して 服 用 します 初 めての 服 用 は 医 療 機 関 で 医 師 の 監 督 のもと 行 い 2 日 目 からは 自 宅 で 服 用 します 少 量 から 服 用 決 められた 一 定 量 を 服 用 ( 定 期 的 に 受 診 ) 3 年 以 上 ( 推 奨 ) 少 なくとも1ヵ 月 に1 度 受 診 が 望 まれます

治 療 薬 の 服 用 方 法 の 例 治 療 薬 を 舌 の 下 に 置 き お 薬 ごとに 定 められた 時 間 保 持 したあと 飲 み 込 み ます その 後 5 分 間 はうがい 飲 食 を 控 えます

服 用 時 に 避 けること 服 用 する 前 後 2 時 間 程 度 は 激 しい 運 動 アルコール 摂 取 入 浴 などは 避 ける ようにしてください

効 果 を 発 現 するメカニズム 効 果 を 発 現 するメカニズムは 十 分 には 解 明 されていません 舌 の 下 から 入 ったダニアレルゲンが 体 内 で 反 応 し アレルギー 反 応 を 抑 制 する 免 疫 反 応 がおこることで 症 状 がおさえられると 考 えられています ダニアレルゲンによる アレルギー 反 応 症 状 の 抑 制 鼻 閉 鼻 水 目 の かゆみ びねんまく 鼻 粘 膜 いんとうへんとう 咽 頭 扁 桃 くしゃみ 樹 状 細 胞 けいぶ 頸 部 こうがいへんとう 口 蓋 扁 桃 ぜつへんとう 舌 扁 桃 リンパ 節 :ダニアレルゲン よくせいけい めんえきゆうどう 抑 制 系 の 免 疫 誘 導 によって 症 状 がおさえられる

期 待 できる 効 果 長 期 にわたり 正 しく 治 療 が 行 われると アレルギー 症 状 を 治 したり 長 期 に わたり 症 状 をおさえる 効 果 が 期 待 できます 症 状 が 完 全 におさえられない 場 合 でも 症 状 を 和 らげ アレルギー 治 療 薬 の 減 量 が 期 待 できます くしゃみ 鼻 水 鼻 づまりの 改 善 涙 目 目 のかゆみの 改 善 アレルギー 治 療 薬 の 減 量 QOL( 生 活 の 質 )の 改 善 点 鼻 薬

副 作 用 舌 下 免 疫 療 法 には 以 下 の 副 作 用 があらわれるおそれがあります 口 の 中 の 浮 腫 かゆみ 不 快 感 異 常 感 のど ふしゅ 喉 の 刺 激 感 不 快 感 耳 のかゆみ など 重 大 な 副 作 用 ショック アナフィラキシー など アナフィラキシー 医 薬 品 などに 対 する 急 性 の 過 敏 反 応 により 医 薬 品 投 与 後 多 く の 場 合 30 分 以 内 で 蕁 麻 疹 などの 皮 膚 症 状 や 腹 痛 や 嘔 吐 な どの 消 化 器 症 状 息 苦 しさなどの 呼 吸 器 症 状 突 然 のショック そうはく じんましん こんだく 症 状 ( 蒼 白 意 識 の 混 濁 など)がみられる おうと 治 療 に 対 する 正 しい 理 解 が 必 要 です

舌 下 免 疫 療 法 をご 希 望 の 方 へ 長 期 間 の 治 療 を 続 ける 治 療 を 受 ける 前 の 心 構 え 治 療 薬 の 服 用 を 毎 日 継 続 する 少 なくとも1ヵ 月 に1 度 受 診 する 新 医 薬 品 の 場 合 は 発 売 後 約 1 年 間 は2 週 間 に1 度 すべての 患 者 さんに 効 果 を 示 すわけではない 効 果 があって 終 了 した 場 合 でも その 後 効 果 が 弱 くなる 可 能 性 がある アナフィラキシーなどの 副 作 用 がおこるおそれがある

WEBサイトでも 解 説 しています アレルゲン 免 疫 療 法 について 詳 しく 解 説 したホームページ もぜひご 覧 ください http://www.torii-alg.jp/ トリーさん スマートフォンなどの 携 帯 電 話 からもご 覧 いただけます QRコード