3. 騒 音 (1) 騒 音 公 害 の 概 要 やかましい 音 好 ましくない 音 の 総 称 を 騒 音 といいますが それが 好 ましいか 好 ましくないかは それを 聞 く 人 の 主 観 的 感 覚 的 な 判 断 によります とはいえ 大 多 数 の 人 に 好 ましくない 音 は 現 に 存 在 してお り 中 でも 事 業 活 動 その 他 人 の 活 動 に 伴 って 生 じる 相 当 範 囲 にわたる 騒 音 で 人 の 健 康 または 生 活 環 境 に 被 害 を 与 えるものがあります 騒 音 の 内 容 としては 工 場 等 を 発 生 源 とするものから 建 設 作 業 騒 音 自 動 車 騒 音 深 夜 営 業 騒 音 宣 伝 放 送 による 騒 音 近 隣 生 活 騒 音 など 実 に 幅 が 広 いのが 実 情 です 平 成 24 年 度 は 一 般 地 域 3ポイント 道 路 に 面 する 地 域 1ポイントについて 環 境 騒 音 測 定 を 実 施 しました また 騒 音 苦 情 は2 件 あり 発 生 源 に 対 し 指 導 等 を 行 いました 静 穏 な 住 居 環 境 を 保 全 するためには 市 民 一 人 ひとりが 近 隣 騒 音 の 防 止 に 留 意 するなどの 心 がけが 大 切 になっ ていると 思 われます (2) 環 境 騒 音 の 状 況 1 一 般 地 域 ( 道 路 に 面 する 地 域 以 外 の 地 域 ) 一 般 地 域 として 市 内 3 地 点 で 測 定 を 実 施 しました その 結 果 3 地 点 とも 環 境 基 準 を 達 成 していました 環 境 基 準 の 達 成 状 況 測 定 地 点 測 定 結 果 ( 等 価 騒 音 レベル) 環 境 基 準 達 成 状 況 類 型 環 境 基 準 (6 時 ~22 時 ) 備 考 一 色 公 園 48.3 〇 B 55 以 下 市 役 所 北 分 室 51.3 C 60 以 下 大 平 クラブ 45.7 A 55 以 下 昼 間 (6 時 ~22 時 ) の 時 間 帯 に つ い て 測 定 評 価 A 類 型 地 域 : 専 ら 住 居 の 用 に 供 される 地 域 B 類 型 地 域 : 主 として 住 居 の 用 に 供 される 地 域 C 類 型 地 域 : 住 居 と 併 せて 商 業 工 業 等 の 用 に 供 される 地 域 2 道 路 に 面 する 地 域 道 路 に 面 する 地 域 における 環 境 騒 音 については 岐 阜 県 は 平 成 17 年 度 より 点 的 評 価 ( 1)から 面 的 評 価 ( 2 )に て 測 定 結 果 の 評 価 を 行 っ て い ま す ま た 測 定 箇 所 は 以 前 市 で 2 地 点 を 選 定 し 測 定 していましたが 内 1 地 点 を 県 が 測 定 することとなったため 平 成 17 年 度 からは 市 が1 地 点 を 測 定 しています 市 の 測 定 地 点 の 測 定 結 果 は 環 境 基 準 を 達 成 していました 1 点 的 評 価 : 地 域 を 代 表 する 地 点 の 発 生 源 ( 自 動 車 )からの 騒 音 測 定 結 果 を 環 境 基 準 と 比 較 して 環 境 基 準 達 成 率 を 求 める 方 法 2 面 的 評 価 : 自 動 車 騒 音 の 減 衰 ( 発 生 源 ( 自 動 車 )からの 距 離 遮 蔽 物 の 有 無 垂 直 距 離 低 騒 音 舗 装 等 の 道 路 構 造 等 )を 考 慮 し 沿 道 50mの 範 囲 の 各 戸 の 騒 音 ( 推 計 値 )を 求 め 環 境 基 準 と 比 較 して その 達 成 率 を 求 める 方 法 22
環 境 基 準 の 達 成 状 況 測 定 地 点 国 道 1 9 号 落 合 地 内 下 落 合 交 差 点 と 沖 田 交 差 点 の 間 騒 音 に 係 る 環 境 基 準 一 般 地 域 地 域 類 型 AA 該 当 地 域 測 定 結 果 ( 等 価 騒 音 レベル) 環 境 基 準 環 境 基 準 昼 間 (6 時 ~22 類 型 夜 間 (22 時 ~6 時 ) 達 成 状 況 昼 間 (6 時 ~22 時 ) 夜 間 (22 時 ~6 時 ) 時 ) 69 67 C 75 以 下 70 以 下 時 間 の 区 分 医 療 施 設 が 説 置 され 地 域 などの 静 穏 を 要 する 地 域 ( 中 津 川 市 は 該 当 なし) 昼 間 夜 間 午 前 6 時 ~ 午 後 10 時 午 後 10 時 ~ 午 前 6 時 50 以 下 40 以 下 A 及 びB C 騒 音 規 制 法 の 区 域 の 区 分 のうち 第 一 種 地 域 と 第 二 種 地 域 騒 音 規 制 法 の 区 域 の 区 分 のうち 第 三 種 地 域 と 第 四 種 地 域 55 以 下 45 以 下 60 以 下 50 以 下 道 路 に 面 する 地 域 地 域 の 区 分 時 間 の 区 分 A 地 域 のうち2 車 線 以 上 の 車 線 を 有 する 道 路 に 面 する 地 域 B 地 域 のうち2 車 線 以 上 の 車 線 を 有 する 道 路 に 面 する 地 域 及 びC 地 域 のうち 車 線 を 有 する 道 路 に 面 する 地 域 昼 間 夜 間 午 前 6 時 ~ 午 後 10 時 午 後 10 時 ~ 午 前 6 時 60 以 下 55 以 下 65 以 下 60 以 下 車 線 とは 1 縦 列 の 自 動 車 が 安 全 かつ 円 滑 に 走 行 するために 必 要 な 一 定 の 幅 員 を 有 する 帯 状 の 車 道 部 分 をいう 幹 線 交 通 を 担 う 道 路 に 近 接 する 空 間 基 準 値 昼 間 ( 午 前 6 時 ~ 午 後 10 時 ) 夜 間 ( 午 後 10 時 ~ 午 前 6 時 ) 70 以 下 65 以 下 備 考 個 別 の 住 居 等 において 騒 音 の 影 響 を 受 けやすい 面 の 窓 を 主 として 閉 めた 生 活 が 営 まれていると 認 められるときは 屋 内 へ 透 過 する 騒 音 に 係 る 基 準 ( 昼 間 にあっては 45 デシベル 以 下 夜 間 にあっては 40 デシベル 以 下 )によることがで きる 幹 線 交 通 を 担 う 道 路 とは 次 に 掲 げる 道 路 をいう ア 道 路 法 第 3 条 に 規 定 する 高 速 自 動 車 国 道 一 般 国 道 都 道 府 県 道 及 び 市 町 村 道 ( 市 町 村 道 にあっては 4 車 線 以 上 の 区 間 に 限 る ) イ 前 項 に 掲 げる 道 路 を 除 くほか 一 般 自 動 車 道 であって 都 市 計 画 法 施 行 規 則 第 7 条 第 1 項 第 1 号 に 定 める 自 動 車 専 用 道 路 23
(3) 騒 音 に 係 る 特 定 工 場 等 工 場 等 の 事 業 活 動 に 伴 って 発 生 する 騒 音 を 防 止 するため 騒 音 から 人 の 健 康 を 保 護 し 生 活 環 境 を 保 全 する 必 要 のある 地 域 が 指 定 され この 騒 音 指 定 地 域 内 にある 特 定 施 設 を 有 する 工 場 等 ( 特 定 工 場 等 ) について 騒 音 規 制 法 及 び 岐 阜 県 公 害 防 止 条 例 に 基 づき 規 制 を 行 っています な お 平 成 2 4 年 度 の 騒 音 に 係 る 苦 情 件 数 は 2 件 あ り い ず れ も 事 業 系 に 起 因 す る も の で し た そ れぞれ 立 入 検 査 を 行 うとともに 防 音 対 策 等 について 指 導 を 行 いました 騒 音 に 係 る 特 定 工 場 等 の 届 出 状 況 平 成 25 年 3 月 末 現 在 法 令 等 騒 音 規 制 法 県 公 害 防 止 条 例 施 設 の 種 類 特 定 工 場 等 数 施 設 数 特 定 工 場 等 数 施 設 数 金 属 加 工 機 械 66 1009 4 50 空 気 圧 縮 機 等 109 945 6 24 土 石 用 破 砕 機 等 25 78 - - 建 設 用 資 材 製 造 機 械 10 15 - - 木 材 加 工 機 械 121 373 - - 抄 紙 機 4 15 - - 印 刷 機 械 5 17 - - 合 成 樹 脂 用 射 出 成 形 機 14 160 - - 鋳 型 造 型 機 - - - - 研 磨 機 - - 1 2 撚 糸 機 - - 1 5 紙 工 機 械 - - 1 1 合 成 樹 脂 用 粉 砕 機 - - 7 35 高 速 切 断 機 - - 8 95 走 行 クレ-ン - - 94 562 ク-リングタワ- - - 36 166 冷 凍 機 - - 30 190 計 354 2,612 188 1130 時 間 の 区 分 地 域 の 区 分 特 定 工 場 に 係 る 騒 音 の 規 制 基 準 昼 間 朝 夕 夜 間 該 当 地 域 午 前 8 時 ~ 午 後 7 時 午 前 6 時 ~ 午 前 8 時 午 後 7 時 ~ 午 後 11 時 午 後 11 時 ~ 午 前 6 時 第 1 種 区 域 50 45 40 第 2 種 区 域 60 50 45 第 3 種 区 域 65 60 50 第 4 種 区 域 70 65 60 良 好 な 住 居 の 環 境 を 保 全 するため 特 に 静 穏 の 保 全 を 必 要 とする 区 域 住 居 の 用 に 供 されているため 静 穏 の 保 持 を 必 要 とす る 区 域 住 居 の 用 にあわせて 商 業 工 業 等 の 用 に 供 されている 区 域 であって その 区 域 内 の 住 民 の 生 活 環 境 を 保 全 す るため 騒 音 の 発 生 を 防 止 する 必 要 がある 区 域 主 として 工 業 等 の 用 に 供 されている 区 域 であって そ の 区 域 内 の 住 民 の 生 活 環 境 を 悪 化 させないため 著 し い 騒 音 の 発 生 を 防 止 する 必 要 がある 区 域 24
(4) 騒 音 に 係 る 建 設 作 業 建 設 作 業 は 一 時 的 ま た は 短 期 的 で 終 了 す る も の が ほ と ん ど で す し か し 作 業 場 所 は 限 定 さ れ て お り 他 所 で 作 業 す る わ け に は い か な い た め 住 居 の 立 ち 並 ぶ 場 所 等 で は 騒 音 問 題 が 発 生 し や す く な っ て い ま す こ の よ う な 騒 音 を 防 止 す る た め 工 場 等 騒 音 と 同 様 騒 音 規 制 法 に よ り 住 民 の 生 活 環 境 を 保 全 す る 必 要 が あ る 地 域 が 指 定 さ れ こ の 地 域 内 で 実 施 さ れ る く い 打 ち 機 等 を 使 用 す る 作 業 な ど 8 種 類 の 建 設 作 業 に つ い て 規 制 を 行 っ て い ま す 平 成 2 4 年 度 の 騒 音 に 係 る 特 定 建 設 作 業 の 届 出 は 3 2 件 あ り ま し た 騒 音 に 係 る 特 定 建 設 作 業 届 出 状 況 ( 平 成 24 年 度 ) 作 業 の 種 類 届 出 件 数 くい 打 機 等 を 使 用 する 作 業 0 びょう 打 機 を 使 用 する 作 業 0 さく 岩 機 を 使 用 する 作 業 11 空 気 圧 縮 機 を 使 用 する 作 業 8 コンクリ-トプラント 等 を 設 けて 行 う 作 業 0 バックホウを 使 用 する 作 業 13 トラクターショベルを 使 用 する 作 業 0 ブルドーザーを 使 用 する 作 業 0 計 32 特 定 建 設 作 業 に 係 る 騒 音 の 規 制 基 準 区 分 基 準 値 (db) 作 業 ができない 時 間 一 日 当 たりの 作 業 時 間 同 一 場 所 に おける 作 業 期 間 日 曜 休 日 に おける 作 業 第 1 号 区 域 85 午 後 7 時 ~ 午 前 7 時 10 時 間 以 内 連 続 6 日 禁 止 第 2 号 区 域 85 午 後 10 時 ~ 午 前 6 時 14 時 間 以 内 連 続 6 日 禁 止 注 1) 第 1 号 区 域 :1 騒 音 規 制 法 の 規 制 区 域 区 分 が 第 1 種 第 2 種 及 び 第 3 種 区 域 である 地 域 2 騒 音 規 制 法 の 規 制 区 域 区 分 が 第 4 種 区 域 のうち 学 校 保 育 所 病 院 患 者 の 収 容 施 設 を 有 す る 診 療 所 図 書 館 及 び 特 別 養 護 老 人 ホームの 敷 地 の 周 囲 おおむね80mの 区 域 内 第 2 号 区 域 : 騒 音 規 制 法 の 第 4 種 区 域 のうち 前 第 1 号 区 域 以 外 の 区 域 注 2) 基 準 値 は 特 定 建 設 作 業 の 場 所 の 敷 地 の 境 界 線 での 値 (5) 騒 音 の 防 止 対 策 1 自 動 車 騒 音 中 央 自 動 車 道 の 騒 音 苦 情 に 対 応 し 中 央 自 動 車 道 の 東 濃 沿 線 5 市 で 構 成 する 中 央 自 動 車 道 環 境 対 策 連 絡 協 議 会 を 通 じ 中 日 本 高 速 道 路 ( 株 ) 多 治 見 保 全 サービスセンターへ 遮 音 壁 の 設 置 要 望 等 を 行 い ま す ま た 同 社 の 飯 田 保 全 サ ー ビ ス セ ン タ ー に 対 し て も 中 津 川 市 単 独 で 遮 音 壁 の 設 置 要 望 等 を 行 います 平 成 24 年 度 は 騒 音 測 定 の 結 果 測 定 値 が 基 準 に 達 する 地 点 はなく 遮 音 壁 の 要 望 は 実 施 できま せんでした 25
2 騒 音 に 係 る 特 定 工 場 等 及 び 特 定 建 設 作 業 工 場 等 騒 音 及 び 特 定 建 設 作 業 騒 音 に 関 し て は 規 制 基 準 の 遵 守 及 び 防 音 対 策 等 の 状 況 に つ い て 立 入 検 査 により 確 認 指 導 等 を 行 うとともに 市 環 境 保 全 条 例 に 基 づき 公 害 防 止 管 理 者 等 の 設 置 が 義 務 付 けられた 工 場 等 に 対 し 騒 音 測 定 結 果 の 報 告 を 求 め その 確 認 と 指 導 を 行 いました ま た 特 定 工 場 等 及 び 特 定 建 設 作 業 に 関 し て は 騒 音 規 制 法 及 び 岐 阜 県 公 害 防 止 条 例 に 基 づく 届 出 の 段 階 で 騒 音 防 止 に 関 する 指 導 を 行 いました 環 境 ミニコラム 騒 音 振 動 法 振 動 規 制 法 悪 臭 防 止 法 に 基 づく 規 制 地 域 の 指 定 等 について 地 域 の 自 主 性 及 び 自 立 性 を 高 めるための 改 革 の 推 進 を 図 るための 関 係 法 律 の 整 備 に 関 する 法 律 ( 第 2 次 一 括 法 ) が 平 成 23 年 8 月 26 日 に 成 立 し これまで 都 道 府 県 が 行 っていた 騒 音 振 動 悪 臭 に 係 る 規 制 地 域 の 指 定 等 の 事 務 が 平 成 24 年 4 月 1 日 から 市 へ 権 限 移 譲 されることとなりま した これを 受 け 中 津 川 市 では 規 制 地 域 等 の 指 定 等 の 告 示 を 行 いました( 告 示 日 : 平 成 24 年 3 月 30 日 施 行 日 : 平 成 24 年 4 月 1 日 ) なお 規 制 基 準 及 び 規 制 地 域 については 岐 阜 県 の 指 定 を そのまま 引 き 継 ぎました 騒 音 振 動 悪 臭 中 津 川 市 告 示 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 施 行 ) 騒 音 に 係 る 環 境 基 準 の 地 域 類 型 の 指 定 ( 平 成 24 年 中 津 川 市 告 示 第 18 号 ) 騒 音 規 制 法 に 基 づく 騒 音 の 規 制 地 域 の 指 定 及 び 特 定 工 場 等 において 発 生 する 騒 音 の 規 制 基 準 の 設 定 ( 平 成 24 年 中 津 川 市 告 示 第 19 号 ) 特 定 建 設 作 業 に 伴 って 発 生 する 騒 音 の 規 制 に 関 する 区 域 の 指 定 ( 平 成 24 年 中 津 川 市 告 示 第 20 号 ) 自 動 車 騒 音 の 限 度 に 係 る 指 定 地 域 内 にお ける 区 域 の 区 分 の 指 定 ( 平 成 24 年 中 津 川 市 告 示 第 21 号 ) 振 動 規 制 法 に 基 づく 振 動 の 規 制 地 域 の 指 定 及 び 特 定 工 場 等 において 発 生 する 振 動 の 規 制 基 準 の 設 定 ( 平 成 24 年 中 津 川 市 告 示 第 22 号 ) 特 定 建 設 作 業 に 伴 って 発 生 する 振 動 の 規 制 に 関 する 区 域 の 指 定 ( 平 成 24 年 中 津 川 市 告 示 第 23 号 ) 自 動 車 振 動 に 基 づく 振 動 の 規 制 基 準 に 定 める 区 域 の 区 分 の 指 定 ( 平 成 24 年 中 津 川 市 告 示 第 24 号 ) 悪 臭 防 止 法 に 基 づく 悪 臭 物 質 の 排 出 規 制 地 域 の 指 定 及 び 悪 臭 物 質 の 規 制 基 準 の 設 定 ( 平 成 24 年 中 津 川 市 告 示 第 25 号 ) 岐 阜 県 告 示 ( 旧 規 制 内 容 ) 騒 音 に 係 る 環 境 基 準 の 地 域 類 型 の 指 定 ( 昭 和 52 年 岐 阜 県 告 示 第 57 号 ) 騒 音 規 制 法 に 基 づく 騒 音 の 規 制 地 域 及 び 規 制 基 準 ( 昭 和 44 年 岐 阜 県 告 示 第 486 号 ) 特 定 工 場 等 に 係 る 騒 音 の 規 制 基 準 の 告 示 の 区 分 指 定 ( 昭 和 44 年 岐 阜 県 告 示 第 484 号 ) 特 定 建 設 作 業 に 伴 って 発 生 する 騒 音 の 規 制 に 関 する 基 準 による 区 域 の 指 定 ( 昭 和 47 年 岐 阜 県 告 示 第 218 号 ) 騒 音 規 制 法 に 基 づく 騒 音 の 規 制 基 準 に 定 め る 区 域 区 分 の 指 定 ( 平 成 12 年 岐 阜 県 告 示 第 259 号 ) 振 動 規 制 法 に 基 づく 規 制 地 域 の 指 定 ( 昭 和 53 年 岐 阜 県 告 示 第 153 号 ) 振 動 規 制 法 に 基 づく 振 動 の 規 制 基 準 ( 昭 和 53 年 岐 阜 県 告 示 第 154 号 ) 振 動 規 制 法 施 行 規 則 別 表 第 1 付 表 第 1 号 の 規 定 による 区 域 の 指 定 ( 昭 和 53 年 岐 阜 県 告 示 第 155 号 ) 振 動 規 制 法 施 行 規 則 別 表 第 2 備 考 1の 規 定 による 区 域 及 び 同 表 備 考 2の 規 定 による 時 間 の 指 定 ( 昭 和 53 年 岐 阜 県 告 示 第 156 号 ) 悪 臭 物 質 の 排 出 を 規 制 する 地 域 の 指 定 ( 昭 和 47 年 岐 阜 県 告 示 第 1012 号 ) 悪 臭 物 質 の 規 制 基 準 ( 昭 和 47 年 岐 阜 県 告 示 第 1013 号 ) 告 示 文 書 は 本 書 資 料 編 にてご 参 照 ください 26
4. 振 動 (1) 振 動 公 害 の 概 要 振 動 公 害 は 騒 音 公 害 と 類 似 した 特 性 があり その 及 ぶ 範 囲 も 一 般 に 発 生 源 周 辺 に 限 られます また 振 動 と 騒 音 は 同 一 の 発 生 源 から 同 時 に 発 生 することが 多 いです (2) 振 動 に 係 る 特 定 工 場 等 騒 音 と 同 様 に 工 場 等 の 事 業 活 動 に 伴 っ て 発 生 す る 振 動 を 防 止 す る た め 振 動 か ら 人 の 健 康 を 保 護 し 生 活 環 境 を 保 全 する 必 要 のある 地 域 が 指 定 され この 指 定 地 域 内 にある 特 定 施 設 を 有 する 工 場 等 に ついて 振 動 規 制 法 に 基 づき 規 制 を 行 っています 振 動 に 係 る 特 定 工 場 等 の 届 出 状 況 平 成 25 年 3 月 末 現 在 法 令 等 振 動 規 制 法 施 設 の 種 類 特 定 工 場 等 数 施 設 数 金 属 加 工 機 械 63 1,139 圧 縮 機 等 82 546 土 石 用 破 砕 機 等 19 70 コンクリートブロックマシン 等 6 31 木 材 加 工 機 械 6 8 印 刷 機 械 1 7 ロール 機 4 7 合 成 樹 脂 用 射 出 成 形 機 13 191 鋳 型 造 型 機 1 14 計 195 2,013 時 間 の 区 分 特 定 工 場 等 に 係 る 振 動 基 準 昼 間 夜 間 地 域 の 区 分 午 前 8 時 ~ 午 後 7 時 午 後 7 時 ~ 午 前 8 時 第 1 種 区 域 60 55 第 2 種 区 域 65 60 注 ) 第 1 種 区 域 : 騒 音 規 制 法 の 第 1 種 第 2 種 区 域 第 2 種 区 域 : 騒 音 規 制 法 の 第 3 種 第 4 種 区 域 27
(3) 振 動 に 係 る 建 設 作 業 建 設 作 業 に 伴 い 発 生 する 振 動 については 工 事 の 規 模 や 建 設 機 械 の 大 型 化 などにより 影 響 範 囲 が 広 がってきています 建 設 作 業 は 一 般 に 短 期 間 で 完 了 することが 多 いですが 騒 音 と 異 なり 建 物 等 に 被 害 が 残 ることがあるため 問 題 が 生 じやすくなっています この 振 動 を 防 止 するため 振 動 規 制 法 により 住 民 の 生 活 環 境 を 保 全 する 必 要 がある 地 域 が 指 定 され こ の 地 域 内 で 実 施 さ れ る く い 打 機 等 を 使 用 す る 作 業 な ど 4 種 類 の 建 設 作 業 に つ い て 規 制 を 行 っ て い ます 平 成 24 年 度 における 市 内 での 振 動 にかかる 特 定 建 設 作 業 の 届 出 は 下 表 のとおり 10 件 ありました 振 動 に 係 る 特 定 建 設 作 業 届 出 状 況 ( 平 成 24 年 度 ) 作 業 の 種 類 届 出 件 数 くい 打 機 等 を 使 用 する 作 業 1 鋼 球 を 使 用 して 破 壊 する 作 業 0 舗 装 版 破 砕 機 を 使 用 する 作 業 0 ブレーカーを 使 用 する 作 業 9 計 10 特 定 建 設 作 業 に 係 る 振 動 の 規 制 基 準 区 分 基 準 値 (db) 作 業 ができない 時 間 一 日 当 たりの 作 業 時 間 同 一 場 所 に おける 作 業 期 間 日 曜 休 日 に おける 作 業 第 1 号 区 域 75 午 後 7 時 ~ 午 前 7 時 10 時 間 以 内 連 続 6 日 禁 止 第 2 号 区 域 75 午 後 10 時 ~ 午 前 6 時 14 時 間 以 内 連 続 6 日 禁 止 注 1) 第 1 号 区 域 :1 騒 音 規 制 法 の 規 制 区 域 区 分 が 第 1 種 第 2 種 及 び 第 3 種 区 域 である 地 域 2 騒 音 規 制 法 の 規 制 区 域 区 分 が 第 4 種 区 域 のうち 学 校 保 育 所 病 院 患 者 の 収 容 施 設 を 有 す る 診 療 所 図 書 館 及 び 特 別 養 護 老 人 ホームの 敷 地 の 周 囲 おおむね80mの 区 域 内 第 2 号 区 域 : 騒 音 規 制 法 の 第 4 種 区 域 のうち 前 第 1 号 区 域 以 外 の 区 域 注 2) 基 準 値 は 特 定 建 設 作 業 の 場 所 の 敷 地 の 境 界 線 での 値 (4) 振 動 の 防 止 対 策 特 定 工 場 等 及 び 特 定 建 設 作 業 に 関 し て は 振 動 規 制 法 に 基 づ く 届 出 の 段 階 で 振 動 防 止 に 関 す る 指 導 を 行 いました 28
5. 悪 臭 (1) 悪 臭 公 害 の 概 要 悪 臭 の 判 断 は 人 の 感 覚 により 直 接 感 知 されますが 人 の 嗅 覚 には 著 しい 個 人 差 があります また 工 場 をはじめ 商 店 飲 食 店 家 庭 生 活 等 実 に 多 種 多 様 な 臭 いが 発 生 しているとともに 悪 臭 の ほとんどが 低 濃 度 の 複 合 臭 であるため 規 制 対 応 が 非 常 に 難 しい 状 況 です (2) 悪 臭 苦 情 平 成 24 年 度 の 悪 臭 苦 情 は 4 件 あ り こ の 苦 情 に 対 し て は そ れ ぞ れ 発 生 源 者 に 対 し 改 善 指 導 を 行 ないました 悪 臭 苦 情 の 発 生 源 は 実 に 多 種 多 様 に 渡 っています また 工 場 農 地 畜 産 住 宅 の 混 在 する 地 域 が 増 え 今 後 苦 情 が 増 加 し て い く こ と が 考 え ら れ ま す そ の 反 面 原 因 不 明 の 場 合 や 規 制 の 対 象 外 の 場 合 ま た は 規 制 物 質 で あ っ て も 規 制 の 基 準 値 内 で あ っ て も 苦 情 が 発 生 す る 場 合 な ど 対 策 が 非 常 に 難 しくなってきています (3) 悪 臭 の 規 制 市 が 告 示 した 悪 臭 物 質 の 規 制 基 準 において 工 場 その 他 の 事 業 場 の 事 業 活 動 に 伴 って 発 生 する 悪 臭 物 質 の 規 制 基 準 が 設 定 されています 住 民 の 生 活 環 境 を 保 全 するため 規 制 地 域 が 指 定 されており 中 津 川 市 は 全 域 がこの 指 定 地 域 となっています 悪 臭 物 質 の 規 制 基 準 ( 単 位 :ppm) 特 定 悪 臭 物 質 規 制 基 準 値 においの 特 徴 アンモニア 1 し 尿 のようなにおい メチルメルカプタン 0.002 腐 ったタマネギのようなにおい 硫 化 水 素 0.02 腐 った 卵 のようなにおい 硫 化 メチル 0.01 腐 ったキャベツのようなにおい 二 硫 化 メチル 0.009 腐 ったキャベツのようなにおい トリメチルアミン 0.005 腐 った 魚 のようなにおい アセトアルデヒド 0.05 刺 激 的 な 青 ぐさいにおい スチレン 0.4 都 市 ガスのようなにおい プロピオン 酸 0.03 刺 激 的 な 酸 っぱいにおい ノルマル 酪 酸 0.002 汗 くさいにおい ノルマル 吉 草 酸 0.0009 むれたくつ 下 のにおい イソ 吉 草 酸 0.001 むれたくつ 下 のにおい プロピオンアルデヒド 0.05 刺 激 的 な 甘 酸 っぱい 焦 げたにおい ノルマルブチルアルデヒド 0.009 刺 激 的 な 甘 酸 っぱい 焦 げたにおい イソブチルアルデヒド 0.02 刺 激 的 な 甘 酸 っぱい 焦 げたにおい ノルマルバレルアルデヒド 0.009 むせるような 甘 酸 っぱい 焦 げたにおい イソバレルアルデヒド 0.003 むせるような 甘 酸 っぱい 焦 げたにおい イソブタノール 0.9 刺 激 的 な 発 酵 したにおい 酢 酸 エチル 3 刺 激 的 なシンナーのようなにおい メチルイソブチルケトン 1 刺 激 的 なシンナーのようなにおい トルエン 10 ガソリンのようなにおい キシレン 1 ガソリンのようなにおい 29