Microsoft Word - UT_20120130.2012年米選挙の行方.doc



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1 予 算 の 姿 ( 平 成 25 当 初 予 算 ) 長 野 県 財 政 の 状 況 H 現 在 長 野 県 の 予 算 を 歳 入 面 から 見 ると 自 主 財 源 の 根 幹 である 県 税 が 全 体 の5 分 の1 程 度 しかなく 地 方 交 付 税 や 国 庫 支

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第5回法人課税ディスカッショングループ 法D5-4

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平成24年度税制改正要望 公募結果 153. 不動産取得税

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)


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定款

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

も た ら そ う と す る 効 標 標 名 標 設 定 考 え 方 単 位 4 年 度 実 績 5 年 度 見 込 6 年 度 計 画 7 年 度 計 画 8 年 度 計 画 法 規 定 に 基 づく 選 挙 事 務 ため 標 というような は 困 難 である 事 業 実 施 妥 当 性 活 動

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

ほかに パート 従 業 員 らの 厚 生 年 金 加 入 の 拡 大 を 促 す 従 業 員 五 百 人 以 下 の 企 業 を 対 象 に 労 使 が 合 意 すれば 今 年 十 月 から 短 時 間 で 働 く 人 も 加 入 できる 対 象 は 約 五 十 万 人 五 百 人 超 の 企 業

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

経 常 収 支 差 引 額 等 の 状 況 平 成 26 年 度 予 算 早 期 集 計 平 成 25 年 度 予 算 対 前 年 度 比 較 経 常 収 支 差 引 額 3,689 億 円 4,597 億 円 908 億 円 減 少 赤 字 組 合 数 1,114 組 合 1,180 組 合 66

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

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市 町 村 税 の 概 況 市 町 村 税 の 概 況 は 平 成 25 年 度 地 方 財 政 状 況 調 査 平 成 26 年 度 市 町 村 税 の 課 税 状 況 等 の 調 及 び 平 成 26 年 度 固 定 資 産 の 価 格 等 の 概 要 調 書 等 報 告 書 等 の 資 料 に

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

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(3) 善 通 寺 市 の 状 況 善 通 寺 市 においては 固 定 資 産 税 の 納 期 前 前 納 に 対 する 報 奨 金 について 善 通 寺 市 税 条 例 の 規 定 ( 交 付 率 :0.1% 限 度 額 :2 万 円 )に 基 づき 交 付 を 行 っています 参 考 善 通 寺

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Microsoft Word - 目次.doc

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Taro-01 議案概要.jtd

母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

m07 北見工業大学 様式①

公表表紙

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

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新 市 建 設 計 画 の 変 更 に 係 る 新 旧 対 照 表 ページ 変 更 後 変 更 前 表 紙 安 中 市 松 井 田 町 合 併 協 議 会 安 中 市 松 井 田 町 合 併 協 議 会 平 成 27 年 3 月 変 更 安 中 市 6 2. 計 画 策 定 の 方 針 (3) 計

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 ( 単 位 : 円 ) 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 413,

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

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定款  変更

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

(\202g22\214\366\225\\.xls)

共 通 認 識 1 官 民 較 差 調 整 後 は 退 職 給 付 全 体 でみて 民 間 企 業 の 事 業 主 負 担 と 均 衡 する 水 準 で あれば 最 終 的 な 税 負 担 は 変 わらず 公 務 員 を 優 遇 するものとはならないものであ ること 2 民 間 の 実 態 を 考

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

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公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

1 ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 の 事 業 税 の 課 税 について ガス 供 給 業 を 行 う 法 人 は 収 入 金 額 を 課 税 標 準 として 収 入 割 の 申 告 となります ( 法 72 条 の2 72 条 の 12 第 2 号 ) ガス 供 給 業 とその 他 の 事

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年 金 払 い 退 職 給 付 制 度 における 年 金 財 政 のイメージ 積 立 時 給 付 時 給 付 定 基 (1/2) で 年 金 を 基 準 利 率 で 付 利 給 付 定 基 ( 付 与 利 の ) 有 期 年 金 終 身 年 金 退 職 1 年 2 年 1 月 2 月 ( 終 了 )

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平成22年度

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

1. 決 算 の 概 要 法 人 全 体 として 2,459 億 円 の 当 期 総 利 益 を 計 上 し 末 をもって 繰 越 欠 損 金 を 解 消 しています ( : 当 期 総 利 益 2,092 億 円 ) 中 期 計 画 における 収 支 改 善 項 目 に 関 して ( : 繰 越

2000 年 12 月 輸 出 の 減 速 によりテンポはやや 鈍 化 しているものの 緩 やかな 回 復 を 続 けている 2001 年 1 月 緩 やかな 回 復 を 続 けているが そのテンポは 輸 出 の 減 速 により 鈍 化 している 2001 年 2 月 緩 やかな 回 復 を 続 け

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

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片岡氏提出資料


Microsoft Word - H25年度の概要

後 にまで 及 んでおり(このような 外 部 研 究 資 金 を 以 下 契 約 理 由 研 究 という ) かつ その 者 が 退 職 後 も 引 き 続 き 研 究 代 表 者 となることを 研 究 所 が 認 める 場 合 とし 理 事 室 の 命 を 受 けて 発 議 書 ( 別 に 定 め

(10) 本 工 事 の 契 約 締 結 日 において 現 場 代 理 人 を 工 事 現 場 に 常 駐 で 配 置 し 得 ること ただし 本 入 札 の 一 般 競 争 入 札 参 加 申 込 書 の 提 出 日 現 在 において 3カ 月 以 上 直 接 的 かつ 恒 常 的 な 雇 用 関

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タイトル

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

平 成 34 年 4 月 1 日 から 平 成 37 年 3 月 31 日 まで 64 歳 第 2 章 労 働 契 約 ( 再 雇 用 希 望 の 申 出 ) 第 3 条 再 雇 用 職 員 として 継 続 して 雇 用 されることを 希 望 する 者 は 定 年 退 職 日 の3か 月 前 まで

目 次 高 山 市 連 結 財 務 諸 表 について 1 連 結 貸 借 対 照 表 2 連 結 行 政 コスト 計 算 書 4 連 結 純 資 産 変 動 計 算 書 6 連 結 資 金 収 支 計 算 書 7

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

減 少 率 ) と 平 均 余 命 の 伸 びを 勘 案 した 一 定 率 (0.3%) の 合 計 である スライド 調 整 率 を 差 し 引 いて 年 金 額 の 改 定 が 行 われる( 図 表 ) ただし マクロ 経 済 スライドが 完 全 に 実 施 されるのは 賃 金 や 物 価 があ

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( 注 )1 ラスパイレス 指 数 とは 全 地 方 公 共 団 体 の 一 般 行 政 職 の 給 料 月 額 を 一 の 基 準 で 比 較 するため の 職 員 数 ( 構 成 )を 用 いて 学 歴 や 経 験 年 数 の 差 による 影 響 を 補 正 し の 行 政 職 俸 給 表 (

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第 3 四 半 期 運 用 状 況 の 概 要 第 3 四 半 期 末 の 運 用 資 産 額 は 2,976 億 円 となりました 第 3 四 半 期 の 修 正 総 合 収 益 率 ( 期 間 率 )は +1.79%となりました なお 実 現 収 益 率 は +0.67%です 第 3 四 半 期

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(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

損 益 計 算 書 自. 平 成 26 年 4 月 1 日 至. 平 成 27 年 3 月 31 日 科 目 内 訳 金 額 千 円 千 円 営 業 収 益 6,167,402 委 託 者 報 酬 4,328,295 運 用 受 託 報 酬 1,839,106 営 業 費 用 3,911,389 一

就 業 規 則 ( 福 利 厚 生 ) 第 章 福 利 厚 生 ( 死 亡 弔 慰 金 等 ) 第 条 法 人 が 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 民 間 社 会 福 祉 施 設 等 職 員 共 済 規 程 に 基 づき 群 馬 県 社 会 福 祉 協 議 会 との 間 において 締 結 す

(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

Transcription:

U.S.Trends 米 国 大 統 領 選 挙 議 会 選 挙 の 行 方 ~オバマ 氏 優 位 だが 議 会 は 共 和 党 支 配 となり 米 国 は 再 び 小 さな 政 府 へ~ 発 表 日 :2012 年 1 月 30 日 ( 月 ) ポイント 第 一 生 命 経 済 研 究 所 経 済 調 査 部 主 任 エコノミスト 桂 畑 誠 治 03-5221-5001 2012 年 11 月 6 日 の 米 選 挙 を 控 え 選 挙 戦 が 本 格 化 している 今 回 の 大 統 領 選 挙 の 特 徴 としては 失 業 率 の 高 止 まりなど 厳 しい 経 済 情 勢 のもとで 現 職 のオバマ 大 統 領 が 再 選 を 目 指 す 一 方 共 和 党 では 候 補 者 を 選 出 する 党 員 選 挙 の 方 法 が 変 更 され 候 補 者 選 びに 時 間 がかかりそうだ 最 終 的 には オバマ 大 統 領 に 勝 てる 候 補 者 として ロムニー 氏 が 共 和 党 の 候 補 者 になると 見 込 まれる 失 業 率 が7%を 上 回 るような 状 況 で 再 選 した 現 職 大 統 領 は レーガン 氏 だけである しかし 選 挙 までの 1 年 間 に 失 業 率 が 低 下 していると 水 準 とは 関 係 なく 現 職 が 再 選 している 今 回 は 既 に 失 業 率 が 11 12 月 と 低 下 しており 今 後 もプラスの 経 済 成 長 が 続 く 中 で 緩 やかながら 低 下 する 可 能 性 が 高 い このため オバ マ 大 統 領 が 再 選 する 可 能 性 は 高 いといえよう 一 方 13 年 以 降 の 政 策 を 占 ううえで 議 会 の 多 数 派 をどちらの 政 党 が 占 めるかも 重 要 なポイントとなる 現 在 の 議 会 勢 力 図 は 議 会 上 院 は 民 主 党 が 53 議 席 ( 無 所 属 の 民 主 党 会 派 を 含 む)と 過 半 数 を 占 める 一 方 下 院 は 共 和 党 が 240 議 席 と 過 半 数 を 握 っている 米 国 の 国 論 は 小 さな 政 府 ( 共 和 党 ) と 大 きな 政 府 ( 民 主 党 ) に 二 分 しているが 現 職 の 多 い 共 和 党 が 優 位 だ 下 院 では ティーパーティーが 支 持 している 共 和 党 が 勝 利 する 可 能 性 が 高 い 一 方 上 院 でも 改 選 される 33 議 席 のうち 23 議 席 を 民 主 党 が 占 めているうえ 現 職 5 人 の 民 主 党 議 員 が 引 退 するため 共 和 党 が 過 半 数 を 握 る 可 能 性 がある 13 年 以 降 大 統 領 はオバマ 氏 議 会 は 共 和 党 が 上 下 両 院 の 過 半 数 を 握 る 状 態 になる 可 能 性 が 高 い 大 統 領 は 政 策 実 現 のために 議 会 と 協 調 せざるを 得 ず 政 策 は 減 税 と 歳 出 削 減 を 中 心 とした 小 さな 政 府 型 にシフト することになろう 共 和 党 の 政 策 は 減 税 規 制 の 削 減 など 小 さな 政 府 を 目 指 すものである 財 政 赤 字 の 拡 大 ペースは 抑 制 され 債 券 価 格 を 押 し 上 げる 要 因 となろう 為 替 市 場 では 12 年 のドル 円 相 場 は 過 去 の 選 挙 年 と 同 様 に 小 幅 の 値 動 きが 予 想 される 米 国 製 造 業 の 雇 用 に 悪 影 響 を 与 えているとみられ ている 中 国 に 対 しては これまでと 同 様 に 元 切 り 上 げ 圧 力 を 続 けるだろう 株 式 市 場 では ブッシュ 減 税 の 再 延 長 や 増 税 の 回 避 法 人 税 などの 税 率 の 引 き 下 げ 幅 拡 大 など 株 価 の 上 昇 要 因 が 増 えるとみられ 株 価 は 水 準 を 切 り 上 げよう 共 和 党 の 候 補 者 選 びは 長 期 化 の 様 相 2012 年 11 月 6 日 の 米 大 統 領 選 挙 に 向 けて 党 の 候 補 者 を 選 ぶ 予 備 選 が1 月 から 始 ま り12 年 選 挙 戦 が 本 格 化 している 今 回 の 選 挙 の 特 徴 としては レーガン 元 大 統 領 以 来 の 厳 しい 雇 用 情 勢 の 中 で 現 職 のオバマ 大 統 領 が 再 選 を 目 指 す 一 方 対 抗 馬 となる 共 和 党 の 候 補 者 レースは 共 和 党 に 有 力 な 候 補 者 がいなかったことで 討 論 会 の 出 来 栄 えやスキャンダル 報 道 などによって 支 持 率 トップが 目 まぐるしく 入 れ 替 わった 予 備 選 が 始 まってもこの 流 れが 持 続 している 12 年 1 月 3 日 の 中 西 部 アイオワ 州 での 共 和 党 員 集 会 では 当 初 ロムニー 氏 が8 票 差 で2 位 のサントラム 元 上 院 議 員 を 下 した 1

と 発 表 されていたが 再 集 計 の 結 果 サントラム 元 上 院 議 員 の 勝 利 に 覆 った この 修 正 前 に 実 施 されたニューハンプシャー 州 予 備 選 ではロムニー 氏 が 勝 った そして サ ウスカロライナ 州 予 備 選 では 投 票 直 前 にアイオワ 州 の 結 果 が 覆 ったことや 支 持 層 が 重 なっていたペリー 氏 が 選 挙 戦 からの 撤 退 を 表 明 したうえでギングリッジ 氏 支 持 を 表 明 したことなどを 受 け ギングリッジ 氏 が 勝 利 した 3つの 州 の 投 票 で 全 てトッ プが 異 なるといった 異 例 の 状 況 となっており ロムニー 氏 ギングリッチ 氏 の 獲 得 代 議 員 数 は 僅 差 にとどまっている( 図 表 1) 世 論 調 査 では どの 共 和 党 候 補 者 に 投 票 するか 固 まっていない 人 が 多 数 を 占 めるな ど 混 戦 が 予 想 されている 背 景 としては 保 守 派 に 有 力 な 候 補 者 がいなかったほか 今 回 から 共 和 党 の 候 補 者 の 選 出 方 法 が 変 更 されたことが 挙 げられよう 3 月 までの 予 備 選 党 員 集 会 では 大 統 領 候 補 を 決 定 するための 代 議 員 数 の 配 分 は 勝 者 による 総 取 りではなく 投 票 率 で 決 まる 方 法 に 変 更 された このため 共 和 党 候 補 者 は 多 くの 州 で 予 備 選 が 行 われる3 月 6 日 のスーパーチューズデーを 過 ぎても 確 定 しない 可 能 性 が ある 特 定 の 候 補 者 が 圧 倒 的 な 支 持 を 受 けず 現 在 獲 得 議 員 数 が1 位 のロムニー 氏 2 位 のギングリッジ 氏 の 両 候 補 者 が 接 戦 を 続 ければ 6 月 まで 候 補 者 が 決 まらない 可 能 性 もある ( 図 表 1) 共 和 党 予 備 選 の 獲 得 代 議 員 数 累 計 獲 得 代 議 員 数 ロムニー 氏 31 ギングリッチ 氏 26 ポール 氏 10 サントラム 氏 8 共 和 候 補 者 はロムニー 氏 に 決 まる 可 能 性 ロムニー 氏 は 穏 健 派 のため 保 守 派 から 支 持 されていないうえ 税 負 担 が 中 間 所 得 者 層 よりも 小 さい 超 富 裕 層 に 属 する 大 統 領 候 補 である ただし 組 織 力 があることに 加 えて 献 金 が 多 く 選 挙 資 金 が 豊 富 である さらに 経 営 者 としての 経 験 から 経 済 政 策 などでの 対 応 能 力 の 高 さが 期 待 されている 本 選 では 穏 健 派 であることから 無 党 派 票 の 受 け 皿 となれると 見 込 まれ 現 時 点 の 世 論 調 査 でもオバマ 大 統 領 の 支 持 を 上 回 っ ていることから オバマ 大 統 領 に 勝 てる 共 和 党 候 補 者 とされている 一 方 ギング リッジ 氏 は 保 守 派 から 支 持 されている しかし 過 激 な 発 言 が 多 いことや 保 守 的 な 考 え 方 から 本 選 で 無 党 派 層 の 支 持 を 得 難 いだろう 実 際 現 時 点 でオバマ 大 統 領 とギ ングリッチ 氏 で 大 統 領 選 挙 が 行 われればどちらに 投 票 するかとの 世 論 調 査 では オバ マ 大 統 領 が 支 持 率 で 大 幅 に 上 回 っている 以 上 の 観 点 から 最 終 的 には 大 統 領 職 を 共 和 党 が 奪 還 するために オバマ 大 統 領 に 勝 てる 候 補 とみられているロムニー 氏 が 共 和 党 の 候 補 者 になる 可 能 性 が 高 いと 思 われ る 2

( 図 表 2)2012 年 米 国 大 統 領 選 挙 の 日 程 1 月 3 日 アイオワ 州 党 員 集 会 1 月 10 日 ニューハンプシャー 州 予 備 選 1 月 21 日 サウスカロライナ 州 予 備 選 1 月 23 日 フロリダ 州 タンパで 共 和 党 候 補 者 討 論 会 1 月 26 日 フロリダ 州 ジャクソンビルで 共 和 党 候 補 者 討 論 会 1 月 31 日 フロリダ 州 予 備 選 2 月 4 日 ネバダ 州 党 員 集 会 メーン 州 党 員 集 会 開 始 (2 月 11 日 まで) 2 月 7 日 コロラド 州 党 員 集 会 ミネソタ 州 党 員 集 会 ミズーリ 州 予 備 選 2 月 11 日 メーン 州 党 員 集 会 終 了 2 月 22 日 アリゾナ 州 メサで 共 和 党 候 補 者 討 論 会 2 月 28 日 アリゾナ 州 予 備 選 ミシガン 州 予 備 選 3 月 1 日 ジョージア 州 で 共 和 党 候 補 者 討 論 会 3 月 3 日 ワシントン 州 党 員 集 会 3 月 6 日 スーパーチューズデー( 予 備 選 党 員 集 会 が 集 中 ) オハイオ マサチューセッツ ジョージア オクラホマ テネシー バーモント バージニア アイダホ( 共 和 党 ) アラスカ( 共 和 党 ) ノースダコタ( 共 和 党 )など ワイオミング 州 党 員 集 会 は3 月 6 日 から3 月 10 日 まで 3 月 19 日 オレゴン 州 ポートランドで 共 和 党 候 補 者 討 論 会 4 月 24 日 ニューヨーク 州 など5 州 6 月 5 日 カリフォルニア 州 など5 州 6 月 26 日 ユタ 州 予 備 選 全 50 州 最 後 8 月 27 30 日 フロリダ 州 タンパで 共 和 党 全 国 大 会 9 月 3 6 日 ノースカロライナ 州 シャーロットで 民 主 党 全 国 大 会 10 月 3 日 コロラド 州 デンバーで 大 統 領 候 補 討 論 会 10 月 11 日 ケンタッキー 州 ダンビルで 副 大 統 領 候 補 討 論 会 10 月 16 日 ニューヨーク 州 ヘンプステッドで 大 統 領 候 補 討 論 会 10 月 22 日 フロリダ 州 ボカラトンで 大 統 領 候 補 討 論 会 11 月 6 日 投 開 票 日 2013 年 1 月 20 日 大 統 領 就 任 式 選 挙 の 主 要 な 争 点 は 景 気 雇 用 対 策 一 方 オバマ 大 統 領 は 現 職 としては 異 例 の 早 さで 選 挙 CMの 放 送 を 開 始 している CMでは これまでの 政 策 実 績 環 境 関 連 での 雇 用 創 出 をアピールしている さらに 一 般 教 書 演 説 で 異 例 ながら 共 和 党 を 批 判 するなど 選 挙 一 色 となっており 現 職 の 余 裕 はみられない オバマ 大 統 領 は 医 療 保 険 制 度 改 革 イラクからの 米 軍 撤 退 金 融 規 制 強 化 などある 程 度 公 約 を 実 行 した しかし 鈍 い 経 済 成 長 厳 しい 雇 用 環 境 過 去 最 悪 の 財 政 状 況 を 背 景 に 12 年 米 大 統 領 選 挙 の 最 重 要 争 点 は 景 気 雇 用 対 策 となって いる 3

オバマ 大 統 領 再 選 の 可 能 性 は 高 い 米 選 挙 では 現 職 が 優 位 な 傾 向 があり それは 大 統 領 選 挙 も 同 様 である オバマ 米 大 統 領 は 既 に 多 額 の 選 挙 資 金 を 集 めており 資 金 面 では 断 然 優 位 な 立 場 にある 問 題 は 失 業 率 が 11 年 12 月 時 点 で 8.5%とかなり 高 いことだ 過 去 失 業 率 が7%を 上 回 った 状 況 で 再 選 を 果 たしたのはレーガン 元 大 統 領 だけである( 図 表 3) この 時 は 選 挙 前 に 失 業 率 が 大 幅 に 低 下 した このように 任 期 中 の 経 済 状 況 が 悪 い 現 職 が 再 選 されるためには 投 票 日 前 の 経 済 雇 用 情 勢 が 重 要 となる 失 業 率 の 水 準 が 高 くても 選 挙 まで1 年 の 間 に 低 下 していると 現 職 が 再 選 している 既 に 11 年 11 12 月 と 失 業 率 が 低 下 しており 現 在 8% 台 の 失 業 率 が 徐 々に7% 台 に 低 下 するだけでも 先 行 き 改 善 期 待 が 強 まり オ バマ 大 統 領 の 再 選 の 可 能 性 が 高 まろう 現 在 景 気 が 再 加 速 するなど オバマ 大 統 領 に とって 追 い 風 が 強 まりつつあり 最 新 の 世 論 調 査 では 支 持 率 が 不 支 持 率 を 僅 かに 上 回 っ た 今 後 も 欧 州 債 務 危 機 が 金 融 危 機 や 世 界 経 済 の 深 刻 な 景 気 後 退 に 繋 がることがなけ れば 失 業 率 は 緩 やかながら 低 下 するとみられる また 共 和 党 の 予 備 選 では 激 しいネ ガティブキャンペーンが 行 われていることもオバマ 大 統 領 に 優 位 に 働 くとみられ オバ マ 大 統 領 の 再 選 の 可 能 性 は 高 い 12 10 (%) ( 図 表 3) 失 業 率 と 大 統 領 選 カーター 大 統 領 落 選 ブッシュ 大 統 領 落 選 8 6 4 レーガン 大 統 領 再 選 オバマ 大 統 領 2 ( 注 ) 斜 線 は 選 挙 直 前 の1 年 間 を 示 す 0 75 77 79 81 83 85 87 89 91 93 95 97 99 01 03 05 07 09 11 議 会 選 挙 は 上 下 院 とも 共 和 党 が 過 半 数 を 握 る と 見 込 まれる 13 年 以 降 の 政 策 を 占 ううえで 議 会 の 多 数 派 をどちらの 政 党 が 占 めるかも 重 要 なポイ ントとなる 現 在 の 政 治 勢 力 図 をみると 議 会 上 院 は 民 主 党 が 53 議 席 ( 無 所 属 の 民 主 党 会 派 を 含 む)であり 共 和 党 の 47 議 席 を 上 回 り 過 半 数 を 占 める 一 方 下 院 は 民 主 党 の 193 議 席 に 対 して 共 和 党 が 240 議 席 と 過 半 数 を 握 る( 図 表 4) 数 の 論 理 で 絶 対 優 位 を 確 保 するためには 大 統 領 の 所 属 政 党 が 上 院 で 60 議 席 以 上 ( 上 院 は 議 事 進 行 妨 害 を 回 避 す るためには 60 議 席 以 上 必 要 ) 下 院 で 218 議 席 以 上 を 獲 得 する 必 要 がある 現 在 米 国 の 国 論 は 小 さな 政 府 ( 共 和 党 ) と 大 きな 政 府 ( 民 主 党 ) に 二 分 してお り 上 下 院 で ねじれ が 生 じているが 議 会 選 挙 では 現 職 の 多 い 共 和 党 が 優 位 だ 下 院 では 給 与 減 税 延 長 など 国 民 の 支 持 が 高 い 政 策 で 反 対 しなければ ティーパーティーが 支 持 している 共 和 党 が 勝 利 する 可 能 性 が 高 い 一 方 上 院 でも 改 選 される 33 議 席 のうち 23 議 席 を 民 主 党 が 占 めているうえ 現 職 5 人 の 民 主 党 議 員 が 引 退 するため 共 和 党 が 過 半 数 を 握 る 可 能 性 がある 共 和 党 が 上 下 両 院 の 過 半 数 を 握 れば オバマ 大 統 領 が 再 選 し 4

ても 大 統 領 は 政 策 実 現 のために 議 会 と 協 調 せざるを 得 ず 結 果 的 に 減 税 と 歳 出 削 減 を 中 心 にこれまでよりも 政 策 合 意 が 行 われ 易 くなるだろう 11 年 は 議 会 のねじれによって 債 務 上 限 の 引 き 上 げが 遅 れデフォルトリスクがたかまるなど 政 策 の 手 詰 まり 感 が 強 まっ たが このような 状 態 からの 脱 却 が 期 待 できよう ( 図 表 4) 米 議 会 現 勢 力 図 民 主 党 共 和 党 無 所 属 欠 員 合 計 上 院 51 47 2 100 下 院 193 240 2 435 オバマ 大 統 領 が 再 選 し ても 小 さな 政 府 型 の 経 済 政 策 へ 移 行 経 済 政 策 では オバマ 政 権 はインフラ 投 資 のほか 減 税 を 実 施 する 方 針 である 目 指 す 減 税 策 は 中 間 所 得 層 向 け 給 与 税 減 税 など 勤 労 者 向 けや 法 人 税 減 税 である 財 源 は 富 裕 層 への 増 税 や 一 部 歳 出 抑 制 一 方 共 和 党 候 補 者 はブッシュ 減 税 の 恒 久 化 など 所 得 税 率 の 引 き 下 げ キャピタルゲイン 税 配 当 税 率 の 引 き 下 げや 廃 止 のほか 法 人 税 率 の 大 幅 な 引 き 下 げを 主 張 している 財 源 は 基 本 的 には 歳 出 削 減 で 賄 う 財 政 再 建 については オバマ 政 権 は 富 裕 層 への 増 税 歳 出 の 一 部 見 直 しなどを 主 張 一 方 共 和 党 候 補 者 は 歳 出 削 減 医 療 保 険 制 度 改 革 法 の 廃 止 税 収 の 増 加 による 財 政 赤 字 削 減 を 目 指 している 通 商 政 策 では オバマ 大 統 領 は 労 働 組 合 を 支 持 基 盤 の 一 つとするため 米 国 製 造 業 の 雇 用 を 奪 ったとして 批 判 されている 中 国 に 対 して 不 公 正 な 貿 易 を 行 う 国 と 名 指 しで 批 判 したうえで ルールに 従 わずに 行 動 することを 見 逃 してはいけないと 強 行 姿 勢 を 示 し ている 選 挙 を 背 景 に 米 中 貿 易 摩 擦 は 政 治 問 題 化 し 中 国 の 人 民 元 問 題 などについて 強 行 姿 勢 が 強 まるであろう FTAなどの 交 渉 にあたっては 協 定 に 労 働 基 準 や 環 境 基 準 を 盛 り 込 むことを 重 視 するため 時 間 がかかるであろう 一 方 共 和 党 候 補 は 自 由 貿 易 競 争 が 企 業 の 競 争 力 を 高 め 雇 用 の 拡 大 に 繋 がるとの 考 えに 基 づき FTAなどの 拡 大 を 支 持 している 医 療 保 険 制 度 に 関 しては オバマ 政 権 は 無 保 険 者 の 大 幅 な 削 減 につながる 制 度 変 更 を 実 施 した 一 方 共 和 党 候 補 者 はこの 医 療 保 険 計 画 を 修 正 したうえで 減 税 などによっ て 民 間 医 療 保 険 への 加 入 を 支 援 する 制 度 を 導 入 することで 民 間 保 険 への 加 入 を 促 し 歳 出 増 を 回 避 する 案 を 主 張 している 安 全 保 障 では オバマ 政 権 共 和 党 候 補 ともにイランの 核 武 装 を 阻 止 することで 一 致 している 一 方 アフガニスタン 政 策 では オバマ 政 権 はタリバンと 交 渉 を 行 っている が 共 和 党 候 補 者 達 はタリバンとの 交 渉 には 否 定 的 な 発 言 を 行 っている ただし 共 和 党 候 補 者 は 保 守 派 を 意 識 して 過 激 な 発 言 をしているとみられている このように オバマ 政 権 と 共 和 党 候 補 者 の 政 策 は 大 きくことなっている しかし 選 挙 の 結 果 上 下 両 院 で 共 和 党 が 多 数 を 握 れば オバマ 大 統 領 が 政 策 で 妥 協 しない 限 り 景 気 対 策 財 政 健 全 化 などは 実 行 できない このため オバマ 政 権 2 期 目 は 共 和 党 候 補 者 が 主 張 するような 政 策 を 取 り 込 む 形 で 政 策 が 実 行 されると 見 込 まれる 5

12 年 のドル 円 相 場 は 値 動 きの 小 さい 展 開 選 挙 結 果 は 株 高 要 因 と 予 想 される 以 上 のような 状 況 が 想 定 される 中 で オバマ 大 統 領 が 再 選 し 共 和 党 が 議 会 の 過 半 数 を 握 った 場 合 の 市 場 の 動 きを 考 えてみる 債 券 市 場 では オバマ 大 統 領 が 所 属 する 与 党 と 議 会 多 数 が 分 かれるため 財 政 赤 字 の 拡 大 ペースが 抑 制 され 債 券 価 格 を 下 支 えする 要 因 になると 見 込 まれる 為 替 市 場 では 最 近 の 選 挙 実 施 年 の 為 替 相 場 は 年 間 の 値 動 きが 小 さくなっている ド ル 円 相 場 について 見 ると 大 統 領 選 挙 の 年 である96 00 04 年 は13.04 円 ~14.6 円 の 値 幅 で 推 移 した 背 景 としては 選 挙 が 終 わるまで 経 済 外 交 政 策 などは 従 来 路 線 から 変 わ りにくいことや 選 挙 を 前 に 市 場 で 様 子 見 姿 勢 が 強 まることが 挙 げられよう しかし 08 年 はリーマン ショックなど 想 定 外 の 金 融 危 機 が 起 きたためドル 円 の 年 間 変 動 幅 は 24.9 円 に 拡 大 した 12 年 も 欧 州 債 務 問 題 が 市 場 の 混 乱 要 因 となる 可 能 性 はあるが 既 に 市 場 で 認 識 されていることもあり 値 動 きの 小 さい 年 になるとみられる 選 挙 後 の 為 替 市 場 に 関 しては ドル 安 圧 力 が 強 まろう 引 き 続 きオバマ 大 統 領 は 中 国 に 対 する 通 商 政 策 で 強 い 姿 勢 で 臨 むとみられ 元 切 り 上 げ 圧 力 を 強 めよう さらに 2013 年 には 自 動 歳 出 削 減 プログラムによって 景 気 が 減 速 する 可 能 性 があり ドル 安 要 因 にな ると 見 込 まれる 株 式 市 場 では オバマ 大 統 領 が 再 選 されても 議 会 で 共 和 党 が 過 半 数 を 握 っていれば キャピタルゲイン 減 税 や 配 当 減 税 などを 含 むブッシュ 減 税 の 延 長 増 税 の 回 避 が 期 待 で きるため 株 価 を 押 し 上 げると 予 想 される 加 えて 環 境 規 制 の 強 化 が 進 まない 一 方 で 法 人 税 減 税 の 下 げ 幅 拡 大 や IT 関 連 環 境 関 連 企 業 への 優 遇 策 導 入 など 企 業 活 動 の 活 発 化 を 促 す 税 制 政 策 が 実 施 され これも 株 価 上 昇 要 因 となろう 以 上 6