不安とは何か



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4 松 山 市 暴 力 団 排 除 条 の 一 部 風 俗 営 業 等 の 規 制 及 び 業 務 の 適 正 化 等 に 関 する 法 律 等 の 改 正 に 伴 い, 公 共 工 事 から 排 除 する 対 象 者 の 拡 大 等 を 図 るものです 第 30 号 H H28.1

独立行政法人国立病院機構呉医療センター医療機器安全管理規程

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

弁護士報酬規定(抜粋)

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

Microsoft Word - 目次.doc

代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

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参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

Microsoft Word 第1章 定款.doc

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

Microsoft Word - ★HP版平成27年度検査の結果

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

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Microsoft PowerPoint - 基金制度

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

定款

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

①表紙

Taro-01 議案概要.jtd

m07 北見工業大学 様式①

一般競争入札について

答申第585号

企 画 課 企 画 部 満 了 2 55 総 務 部 企 画 室 設 置 認 可 学 部 佐 賀 大 学 附 属 図 書 館 医 学 分 館 設 置 申 請 書 企 画 室 企 画 調 査 係 2004/4/1 30 年 2005/4/1 2035/3/31 ファイル 事 務 室 企 画 部 企 画

入札公告 次 の と お り 一 般 競 争 入 札 に 付 し ま す 平 成 2 9 年 6 月 2 0 日 経 理 責 任 者 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 栃 木 医 療 セ ン タ ー 院 長 長 谷 川 親 太 郎 調 達 機 関 番 号 所 在 地 番 号

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

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32 農事組合法人法人用パンフ_24.2一部改正)

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

(\202g22\214\366\225\\.xls)

常 勤 職 員 の 育 児 休 業 の 取 得 率 をみると 5.5% 99.3%となっており 前 年 度 に 比 べ は0.9ポイント は1.2ポイントの 増 加 ( 前 年 度 4.6% 98.1%)となっています 取 得 率 (%) 育 児 休 業 取 得 率 ( 常 勤 職 員 ) 取 得

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                         庁議案件No

(2) 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 保 育 の 必 要 な 子 どものいる 家 庭 だけでなく 地 域 の 実 情 に 応 じた 子 ども 子 育 て 支 援 の 充 実 のために 利 用 者 支 援 事 業 や 地 域 子 育 て 支 援 事 業 な

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Taro-官報 入札公告【埼玉病院】

工 事 名 渟 城 西 小 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 2 月 23 日 ( 火

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

別 添 1 女 性 国 家 公 務 員 の 登 用 状 況 資 料 1 指 定 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は3.0%( 平 成 27 年 11 月 1 日 現 在 ) ( 前 年 9 月 1 日 現 在 から0.2ポイント 増 ) 本 省 課 室 長 相 当 職 以 上 に 占 める 女

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(6) Qualification for participating in the tendering procedu

長 は10 年 ) にすべきことを 求 める ⑸ 改 善 意 見 として 事 務 引 継 書 にかかる 個 別 フォルダーの 表 示 について 例 えば 服 務 休 暇 全 般 ( 事 務 引 継 書 を 含 む) といったように 又 は 独 立 した 個 別 フォルダーとして 説 明 を 加 え

 

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

Taro-29職員退職手当支給規程

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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(5) 給 与 改 定 の 状 況 には 事 委 員 会 が 設 置 されていないため 勧 告 はありません 1 月 例 給 民 間 給 与 公 務 員 給 与 A B 24 年 度 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 較 差 勧 告 給 与 改 定 率 国 の 改 定 率 AB ( 改 定

入札公告 次 の と お り 一 般 競 争 入 札 に 付 し ま す 令 和 元 年 6 月 14 日 経 理 責 任 者 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 栃 木 医 療 セ ン タ ー 院 長 長 谷 川 親 太 郎 調 達 機 関 番 号 597 所 在 地 番 号 09 1

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

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Taro-契約条項(全部)

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入札公告 次 の と お り 一 般 競 争 入 札 に 付 し ま す 平 成 2 7 年 7 月 1 6 日 経 理 責 任 者 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 富 山 病 院 長 嶋 大 二 郎 調 達 機 関 番 号 所 在 地 番 号 1 6 第

Ⅰ 元 請 負 人 を 社 会 保 険 等 加 入 建 設 業 者 に 限 定 平 成 28 年 10 月 1 日 以 降 に 入 札 公 告 指 名 通 知 随 意 契 約 のための 見 積 依 頼 を 行 う 工 事 から 以 下 に 定 める 届 出 の 義 務 ( 以 下 届 出 義 務 と


七 の 二 自 然 公 園 法 ( 昭 和 三 十 二 年 法 律 第 百 六 十 一 号 ) 第 二 十 条 第 一 項 に 規 定 する 国 立 公 園 又 は 国 定 公 園 の 特 別 地 域 のうち 同 法 第 二 十 一 条 第 一 項 に 規 定 する 特 別 保 護 地 区 その 他

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(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

入札公告 次 の と お り 一 般 競 争 入 札 に 付 し ま す 平 成 3 1 年 1 月 2 1 日 経 理 責 任 者 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 福 岡 東 医 療 セ ン タ ー 院 長 江 崎 卓 弘 調 達 機 関 番 号 所 在 地 番 号 4

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 )

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

工 事 名 能 代 南 中 学 校 体 育 館 非 構 造 部 材 耐 震 改 修 工 事 ( 建 築 主 体 工 事 ) 入 札 スケジュール 手 続 等 期 間 期 日 期 限 等 手 続 きの 方 法 等 1 設 計 図 書 等 の 閲 覧 貸 出 平 成 28 年 5 月 24 日 ( 火

平成21年9月29日

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

競 争 参 加 資 格 審 査 等 事 務 取 扱 要 領 ( 抜 粋 ) ( 有 資 格 者 としない 者 ) 第 6 条 契 約 事 務 責 任 者 は 契 約 を 締 結 する 能 力 を 有 しない 者 破 産 者 で 復 権 を 得 ない 者 及 び 暴 力 団 等 の 反 社 会 的 勢

(6) Qualification for participating in the tendering procedu

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(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) (H25.4.1) (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.7.1) (H25.4.1) (H25.7.1)

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 が 無 い た め 記 載 し て お り ま せ ん 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 ( 参 考 ) 区 分 民 間 給 与 A 公 務 員 給 与 B 較 差 A - B 勧 告 ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 国 の 改

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入札公告 次 の と お り 一 般 競 争 入 札 に 付 し ま す 平 成 3 0 年 1 0 月 1 0 日 経 理 責 任 者 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 神 戸 医 療 セ ン タ ー 院 長 森 田 瑞 穂 調 達 機 関 番 号 所 在 地 番 号 2

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接 支 払 制 度 を 活 用 するか 意 思 を 確 認 する 確 認 に 当 たっては 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 について 書 面 により 世 帯 主 の 合 意 を 得 て 代 理 契 約 を 締 結 するものとする (1) 医 療 機 関 等 が 本 市 に 対 し 世 帯 主

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

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(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

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老発第    第 号

Transcription:

基 調 講 演 国 内 外 における 食 品 表 示 等 の 動 向 協 会 理 事 実 践 女 子 大 教 授 田 島 眞 食 品 の 表 示 に 関 係 する 法 律 で 重 要 なのは 食 品 衛 生 法 と JAS 法 です 食 品 衛 生 法 は 食 品 の 衛 生 性 の 確 保 を 目 的 にした 法 律 で 表 示 対 象 は 容 器 包 装 された 加 工 食 品 です 他 方 JAS 法 の 目 的 は 消 費 者 への 情 報 開 示 ですから 生 鮮 加 工 を 問 わず すべての 飲 食 料 品 が 対 象 になっています 期 限 表 示 食 品 衛 生 法 は 安 全 性 を 確 保 できる 期 限 として 消 費 期 限 の 表 示 を 求 め JAS 法 は 品 質 を 十 分 担 保 できる 期 限 として 賞 味 期 限 の 表 示 を 求 めています 消 費 期 限 の 場 合 は 期 限 が 来 たら 直 ちに 廃 棄 したほうが 好 ましく 賞 味 期 限 の 場 合 は 廃 棄 する 必 要 はないという 話 で ございます 消 費 期 限 は 安 全 性 にかかる 概 念 であり 賞 味 期 限 は 品 質 にかかる 概 念 です ので 一 本 化 は 難 しいと 思 います CODEX でも 二 本 立 てになっています 期 限 は 業 者 が 自 分 の 責 任 で 決 めます 消 費 期 限 は 主 に 微 生 物 検 査 により 概 ね 5 日 以 内 で 設 定 しますが 1 日 の 場 合 や 6 日 の 場 合 もありま す 賞 味 期 限 は 主 に 官 能 検 査 により 概 ね 5 日 以 上 3 年 以 内 に 設 定 します たとえば 冷 凍 肉 まんの 官 能 調 査 官 能 評 価 ポイント 5 冷 凍 肉 饅 頭 の 賞 味 期 限 の 評 点 が 保 存 当 初 は 5 点 を 確 保 していたが だんだん 品 質 が 落 ちて 16 ヶ 月 で 3 点 を 下 回 り 売 り 物 にはな らなくなったとします この 場 合 の 賞 味 期 限 は この まま 決 めれば 16 ヵ 月 ですが 危 険 度 を 見 込 んで 大 体 1/1.5 の 12 ヵ 月 が 賞 味 期 限 になります 逆 にいえ ば 賞 味 期 限 を 過 ぎても 十 分 食 べられます 4 3 2 1 官 能 評 価 ポイントが3を 下 回 る 時 期 :16ヶ 月 16ヶ 月 1.5= 賞 味 期 限 12ヶ 月 3 6 9 12 16 保 存 月 数 消 費 期 限 や 賞 味 期 限 ではなくて 製 造 年 月 日 を 表 示 してほしいという 要 望 もありますが 製 造 年 月 日 表 示 は 両 刃 の 剣 です 売 れ 残 りを 加 工 すると 例 えば 魚 の 販 売 形 態 が 丸 のま ま 切 り 身 粕 漬 け 惣 菜 弁 当 のおかずと 変 わるたびに 製 造 日 ( 加 工 日 )を 新 しく することができます 製 造 年 月 日 表 示 では その 食 材 があたかも 直 前 につくられたよう にみせかけることが 可 能 になるのです 1971 年 東 京 大 学 大 学 院 ( 博 士 課 程 ) 修 了 農 林 水 産 省 食 糧 研 究 所 中 国 農 業 試 験 場 を 経 て 1991 年 より 実 践 女 子 大 学 生 活 科 学 部 教 授 現 在 (2009 年 8 月 20 日 時 点 ) 内 閣 府 消 費 者 委 員 会 設 立 準 備 参 与 農 林 水 産 省 JAS 調 査 会 会 長 厚 生 労 働 省 農 林 水 産 省 表 示 に 関 する 共 同 会 議 座 長 ( 社 ) 日 本 食 品 科 学 工 学 会 会 長 ( 社 ) 日 本 フードスペシャリスト 協 会 理 事 ( 社 ) 日 本 家 政 学 会 関 東 支 部 監 事 日 本 食 品 保 蔵 科 学 会 常 任 理 事 食 品 分 析 研 究 会 副 会 長 食 品 品 質 保 持 技 術 研 究 会 副 会 長 食 品 照 射 研 究 協 議 会 副 会 長 日 本 食 育 学 会 常 任 理 事 IUFoST-Japan 理 事 ( 社 ) 学 校 物 資 流 通 協 議 会 選 定 委 員 会 委 員 長 ( 財 ) 飯 島 記 念 食 品 科 学 振 興 財 団 評 議 員 食 創 会 理 事

食 品 添 加 物 の 表 示 食 品 衛 生 法 では 食 品 の 製 造 加 工 に 使 用 した 添 加 物 は 全 て 表 示 することになっていま すが 沢 山 の 例 外 があり 表 示 されない 添 加 物 も 数 多 くあります 食 品 添 加 物 は 官 報 告 示 された 物 質 名 で 表 示 するのが 原 則 ですが 消 費 者 になじみが 無 かったり 限 られたスペースに 記 載 するのに 無 理 があったりするため 厚 生 労 働 省 が 指 定 した 通 称 名 や 簡 略 名 を 使 うことができます L-アスコルビン 酸 ナトリウムでは 何 のこ とか 分 かりませんが ビタミン C なら 誰 でも 知 っています 消 費 者 が 関 心 の 高 い 甘 味 料 や 着 色 料 など 8 種 の 添 加 物 については 例 えば 亜 硝 酸 Na と 書 いてもよくわからないので 発 色 剤 ( 亜 硝 酸 Na)のように 用 途 名 を 併 記 する 義 務 が あります 香 料 酸 味 料 などについては 個 々の 添 加 物 の 名 称 を 書 かずに 一 括 して 香 料 酸 味 料 と 表 示 することができます どんなものを 使 っているかは 製 造 のノウハウが 詰 まっ た 企 業 秘 密 であり 場 合 によっては 香 料 などの 専 業 メーカーに 外 注 しているため 製 造 業 者 自 身 も 知 らないことがあるからです 表 示 が 免 除 される 場 合 もいくつかあります 第 1 に 加 工 助 剤 です 加 工 工 程 で 使 用 されるが 除 去 さ れたり 中 和 されたりして 最 終 製 品 にほとんど 残 ら ないものをいい 脱 色 に 使 う 活 性 炭 抽 出 剤 に 使 う ヘキサンなどがこれにあたります 第 2 がキャリーオーバーです 原 料 中 に 含 まれる が 使 用 した 食 品 には 効 果 が 出 ないものです たと えば せんべい 製 造 のしょうゆに 含 まれる 保 存 料 は せんべいの 保 存 には 効 果 がなく 表 示 の 必 要 はあり ません 端 的 に 言 えば 自 分 のところで 入 れなかっ たものは 表 示 する 必 要 はない ということになりま す 加 工 食 品 は 多 くの 原 材 料 を 外 部 から 調 達 して 製 造 されますから 原 材 料 中 の 多 数 の 添 加 物 は 表 示 されません 第 3 がばら 売 り 食 品 や 小 包 装 食 品 ( 表 示 面 積 30 平 方 センチメートル 以 下 )です 物 理 的 な 表 示 可 能 性 の 話 なので 省 略 します 第 4 は 栄 養 強 化 目 的 で 使 用 する 場 合 です 健 康 増 進 法 により 表 示 が 行 われており 食 品 衛 生 法 では 表 示 が 免 除 されています これはコーデックスでも 同 じ 扱 いです 添 加 物 の 表 示 方 法 原 則 として 官 報 告 示 した 物 質 名 を 表 示 厚 生 労 働 省 指 定 の 範 囲 で 別 名 簡 略 名 の 記 載 も 可 能 L-アスコルビン 酸 ビタミン C V.C 炭 酸 水 素 ナトリウム 重 曹 硫 酸 アルミニウムカリウム ミョウバン 用 途 名 併 記 の 添 加 物 消 費 者 の 関 心 の 高 い 8 種 の 添 加 物 甘 味 料 着 色 料 保 存 料 ゲル 化 剤 酸 化 防 止 剤 発 色 剤 漂 白 剤 防 かび 剤 例 : 防 かび 剤 (OPP-Na) 一 括 名 での 表 示 香 料 ガムベース かんすい 膨 脹 剤 酸 味 料 調 味 料 乳 化 剤 豆 腐 用 凝 固 剤 その 他 イーストフード 等 厚 生 労 働 省 指 定 の 範 囲 で 別 名 簡 略 名 の 記 載 も 可 能 L-アスコルビン 酸 ビタミン C V.C 炭 酸 水 素 ナトリウム 重 曹 硫 酸 アルミニウムカリウム ミョウバン 表 示 免 除 の 添 加 物 加 工 助 剤 活 性 炭 ( 脱 色 剤 ) ヘキサン( 抽 出 剤 ) カセイソーダ( 中 和 剤 ) 等 キャリーオーバー 小 包 装 食 品 栄 養 強 化 目 的 のもの

これは 実 際 に 加 工 食 品 に 表 示 されている 添 加 物 添 加 物 の 表 示 例 を 書 き 出 したものです 調 味 料 (アミノ 酸 等 ) 酸 ロースハム 味 料 乳 化 剤 増 粘 安 定 剤 というのが 一 括 表 示 で リン 酸 塩 (Na) 調 味 料 (アミノ 酸 等 ) 酸 化 防 止 剤 (Vt.C) 発 色 剤 ( 亜 硝 酸 酸 化 防 止 剤 (Vt.C) 発 色 剤 ( 亜 硝 酸 Na)などが 用 Na) コチニール 色 素 途 名 併 記 です さつま 揚 げ 調 味 料 (アミノ 酸 等 ) キシロース 表 示 されている 添 加 物 は それほど 多 くありませ 豆 腐 凝 固 剤 ( 塩 化 Mg) 安 定 剤 (キサンタン ん 比 較 的 多 く 表 示 されているのはカツサンドのよ ガム) うな 中 食 食 品 ですが 驚 くような 数 ではありません カップスープ 乳 糖 デキストリン 調 味 料 (アミノ 酸 一 括 名 表 示 によって 実 際 に 使 われている 添 加 物 は 等 ) 隠 れてしまっています 高 級 品 を 主 として 利 用 して マーボ 茄 子 調 味 料 (アミノ 酸 等 ) カラメル 色 素 増 いる 場 合 は 加 工 食 品 が 多 い 食 生 活 を 送 っていても 粘 剤 (キサンタンガム) パプリカ 色 素 つゆ 表 示 される 添 加 物 はたかだか 50 ぐらいでしょう 調 味 料 (アミノ 酸 等 ) 酸 味 料 添 加 物 総 数 1600 ぐらいのうち 僅 か 50 の 表 示 では カツサンド 乳 化 剤 増 粘 安 定 剤 カゼイン Na 調 食 品 添 加 物 は 原 則 として 表 示 とは 言 えないので 味 料 (アミノ 酸 等 ) リン 酸 塩 (Na) 着 はないかと 思 います 色 料 (カラメル カロテン) 酸 化 防 止 剤 (Vt.C Vt.E) 香 料 保 存 料 (ソルビ 1995 年 の 食 品 衛 生 法 改 正 の 前 は 合 成 保 存 料 を ン 酸 K) 酸 味 料 使 用 とか 合 成 着 色 料 を 使 用 という 形 の 表 示 で したが 好 ましくないものが 一 目 瞭 然 で 表 示 される という 意 味 では むしろ 親 切 だっ たのではないでしょうか 今 のように 羅 列 すると 大 事 な 情 報 が 埋 没 し しかも 一 括 名 表 示 のために 肝 心 なところがわからないという 話 になりかねないと 思 います 原 産 地 原 料 原 産 地 表 示 原 産 地 原 料 原 産 地 の 表 示 は JAS 法 に 基 づく 消 費 者 への 情 報 提 供 です ばら 売 りの 場 合 も 店 頭 表 示 が 求 められます 農 産 物 の 原 産 地 表 示 は 国 産 なら 都 道 府 県 名 輸 入 品 の 場 合 は 国 名 です 水 産 物 の 場 合 は 国 産 なら 漁 獲 水 域 名 が 原 則 ですが それが 難 しいときは 水 揚 港 名 やその 港 が 属 す る 都 道 府 県 名 でも 良 いとされています 輸 入 水 産 物 は 国 名 表 示 が 原 則 で 漁 獲 水 域 の 併 記 もできることになっています 畜 産 物 の 場 合 は 国 産 のものはただ 国 産 でよく 輸 入 品 は 国 名 記 載 が 求 められます なお 国 産 牛 肉 というと 和 牛 肉 を 想 像 しますが 乳 牛 の 肉 がかなりの 割 合 を 占 めます 加 工 食 品 の 場 合 は 輸 入 品 は 全 て 原 産 国 表 示 が 求 められますが 国 内 で 製 造 される 加 工 食 品 についても 加 工 度 が 低 い 24 種 類 の 食 品 に 限 り 主 要 原 料 ( 乾 重 比 50% 以 上 の 原 料 )の 原 産 地 を 表 示 することになっています 次 のページの 表 の 19 番 にあるように 衣 をつけたエビは 表 示 対 象 ですが これをフライにするとエビの 原 産 地 を 表 示 する 義 務 はなくなります 冷 凍 ギョーザは どの 原 材 料 をとっても 乾 重 比 50%に 達 しない 場 合

表 示 の 義 務 はありません 生 鮮 食 品 を 異 種 混 合 した 例 えば たらと 白 菜 のお 鍋 セットは 表 示 対 象 ( 右 表 の 20 番 )ですが 加 工 食 品 を 混 合 したもの 例 えば 練 物 の 入 ったお 鍋 セットは 表 示 義 務 から 外 れます 原 産 地 ロンダリングと 揶 揄 される 話 もあります 中 国 産 の 野 菜 をベトナムで 乾 燥 して それで 日 本 でふり かけに 加 工 すると 原 料 はベトナム 産 乾 燥 野 菜 になり 中 国 産 が 隠 れてしまいます コーデックスでも 認 めら れていることではありますが 消 費 者 にとっては ち ょっと 納 得 がいかないところでしょう 実 際 の 表 示 をみると 原 料 原 産 地 が 非 常 に 判 りにく い 場 合 があります えぼ 鯛 の 開 きでパックの 表 には 小 田 原 低 温 乾 燥 いかにも 小 田 原 産 というイメー ジですが 裏 側 を 見 ると えぼ 鯛 ( 中 国 産 ) あらら という 感 じす 製 造 業 者 等 JAS 法 食 品 衛 生 法 どちらでも 加 工 食 品 の 製 造 業 原 料 原 産 地 表 示 の 対 象 食 品 20 食 品 群 ( 下 線 は2009 年 10 月 追 加 品 目 ) 1. 乾 燥 きのこ 類 乾 燥 野 菜 及 び 乾 燥 果 実 2. 塩 蔵 したきのこ 類 塩 蔵 野 菜 及 び 塩 蔵 果 実 3.ゆで 又 は 蒸 したきのこ 類 野 菜 及 び 豆 類 並 びにあん 4. 異 種 混 合 したカット 野 菜 異 種 混 合 した カット 果 実 その 他 野 菜 果 実 及 びきのこ 類 を 異 種 混 合 したもの 5. 緑 茶 及 び 緑 茶 飲 料 6.もち 7.いりさや 落 花 生 いり 落 花 生 あげ 落 花 生 及 びいり 豆 類 8.こんにゃく 9. 調 味 した 食 肉 10.ゆで 又 は 蒸 した 食 肉 及 び 食 用 鳥 卵 11. 表 面 をあぶった 食 肉 12.フライ 種 として 衣 を 付 けた 食 肉 13. 合 挽 肉 その 他 異 種 混 合 した 食 肉 14. 素 干 魚 介 類 塩 干 魚 介 類 煮 干 魚 介 類 及 び こんぶ 干 のり 焼 きのりその 他 干 した 海 藻 類 15. 塩 蔵 魚 介 類 及 び 塩 蔵 海 藻 類 16. 調 味 した 魚 介 類 及 び 海 藻 類 17.ゆで 又 は 蒸 した 魚 介 類 及 び 海 藻 類 18. 表 面 をあぶった 魚 介 類 19.フライ 種 として 衣 を 付 けた 魚 介 類 20.4 又 は13に 掲 げるもののほか 生 鮮 食 品 を 異 種 混 合 したもの 個 別 指 定 4 食 品 農 産 物 漬 物 野 菜 冷 凍 食 品 うなぎ 蒲 焼 き かつお 削 り 節 者 等 の 名 称 及 び 住 所 の 表 示 が 義 務 づけられています 製 造 業 者 等 の 等 は 輸 入 業 者 と 販 売 者 です 輸 入 品 の 品 質 について 現 地 の 製 造 業 者 に 代 わって 輸 入 業 者 が 責 任 をもつと いうのは 納 得 できますが 問 題 は 販 売 者 です 製 造 業 者 との 合 意 があれば 販 売 者 名 表 示 で 良 いとされており 製 造 者 名 が 隠 れてしまいます お 土 産 はほとんどが 販 売 者 しか 表 示 されていません 下 請 けに OEM で 作 らせた 製 品 も 販 売 者 は 実 名 表 示 されますが 製 造 者 は 製 造 所 固 有 記 号 での 表 示 にとどめるのが 大 半 です 最 近 では 販 売 者 名 とともに 製 造 者 名 をも 表 示 する 例 が 徐 々に 出 てきていますが ほとんどの 製 品 が 販 売 者 表 示 しかな されないというのは だれが 責 任 をもつかという 意 味 で 問 題 かと 思 います 遺 伝 子 組 換 え 食 品 遺 伝 子 組 み 換 え 農 産 物 を 使 った 食 品 はたくさん 流 通 していますが 食 べている 実 感 が ありません これは 一 つには 表 示 義 務 が DNA 組 換 え 体 及 びそれから 発 現 したたんぱく 質 が 残 存 している 32 群 の 食 品 のみに 限 られるからです 豆 腐 納 豆 は 表 示 義 務 がありま すが 大 豆 油 や 醤 油 には DNA 組 換 え 体 たんぱく 質 が 全 く 含 まれていない 大 豆 油 や 醤 油 にはありません もう 一 つは 表 示 義 務 が 主 な 原 材 料 ( 重 量 比 が 上 位 3 位 以 内 かつ 5% 以 上 の 原 材 料 )に 限 られているからです 大 豆 たんぱく 質 は 表 示 義 務 対 象 ですが これを 使 ったシューマイ は 重 量 比 5% 以 下 になるので 非 表 示 コーンスターチは 表 示 義 務 対 象 ですが これを 使

ったケーキは 同 様 に 非 表 示 になります 農 産 物 (7) 大 豆 とうもろこし 菜 種 綿 実 ばれいしょ アフファルファ てん 菜 31.アルファルファを 主 な 原 材 料 とするもの 32.てん 菜 ( 調 理 用 )を 主 な 原 材 料 とするもの 遺 伝 子 組 換 え 表 示 対 象 農 産 物 加 工 食 品 加 工 食 品 (32 群 ) 1. 豆 腐 油 揚 げ 類 2. 凍 豆 腐 おから 及 び 湯 葉 3. 納 豆 4. 豆 乳 類 5.みそ 6. 大 豆 煮 豆 7. 大 豆 缶 詰 及 び 大 豆 瓶 詰 8.きな 粉 9. 大 豆 いり 豆 10.1.~9.を 主 な 原 材 料 注 ) とするもの 11. 大 豆 ( 調 理 用 )を 主 な 原 材 料 とするもの 12. 大 豆 粉 を 主 な 原 材 料 とするもの 13. 大 豆 たん 白 を 主 な 原 材 料 とするもの 14. 枝 豆 を 主 な 原 材 料 とするもの 15. 大 豆 もやしを 主 な 原 材 料 とするもの 16.コーンスナック 菓 子 17.コーンスターチ 18.ポップコーン 19. 冷 凍 とうもろこし 20.とうもろこし 缶 詰 及 びとうもろこし 瓶 詰 21.コーンフラワーを 主 な 原 材 料 とするもの 22.コーングリッツを 主 な 原 材 料 とするもの 23.とうもろこし( 調 理 用 )を 主 な 原 材 料 とするもの 24.16.~20.を 主 な 原 材 料 とするもの 25. 冷 凍 ばれいしょ 26. 乾 燥 ばれいしょ 27.ばれいしょでん 粉 28.ポテトスナック 菓 子 29.25.~28.を 主 な 原 材 料 とするもの 30.ばれいしょ( 調 理 用 )を 主 な 原 材 料 とするもの 有 機 食 品 の 表 示 有 機 農 産 物 や 有 機 加 工 食 品 などにはこの 有 機 JAS マークをつ けることができます 有 機 農 産 物 は 農 薬 化 学 肥 料 を 使 用 しない で 栽 培 したものをいいますが これはあくまでも 原 則 であって 有 機 農 産 物 JAS 規 格 には 但 し 書 きがあり ボルドー 液 に 使 用 す る 硫 酸 銅 など 使 用 経 験 が 長 く 安 全 性 が 高 い 農 薬 は 使 用 が 認 められています アレルギー 原 因 物 質 の 表 示 表 示 が 義 務 付 けられている 特 定 原 材 料 は 現 在 エビ カニ 卵 乳 小 麦 そば 落 花 生 このうちエビ カニは 2009 年 5 月 に 追 加 され 2 年 間 の 猶 予 期 間 があります ほ かに 義 務 ではないが 表 示 が 望 ましいとされ ている 原 材 料 が 18 あります アレルギー 原 因 物 質 の 表 示 は 非 常 に 厳 密 で キャリーオーバーでも 表 示 しなければな りません この 場 合 は 原 材 料 表 示 の 末 尾 に 括 弧 書 きで ( 原 材 料 の 一 部 に 小 麦 大 豆 を 含 む) のように 表 示 します そばと 同 じラインでうどんを 作 る 場 合 や かまぼこの 原 料 魚 がエビやカニを 捕 食 している 可 能 性 がある 場 合 など コンタミネーションの 可 能 性 があ ればそれも 表 示 しなければなりません CODEX 原 材 料 表 示 が 必 要 となる 食 品 表 示 が 義 務 化 されたもの ( 特 定 原 材 料 7 品 目 ) 小 麦 えび そば かに 卵 乳 落 花 生 症 例 数 が 多 いもの 症 状 が 重 篤 なもの 表 示 が 奨 励 されたもの (18 品 目 ) あわび いか いくら オ レンジ キウイフルーツ 牛 肉 くるみ さけ さば 大 豆 鶏 肉 バナナ 豚 肉 まつたけ もも やま いも りんご ゼラチン 症 例 数 が 少 なく 一 層 の 調 査 を 必 要 とするもの コーデックスは 1962 年 に FAO と WHO により 設 置 された 国 際 機 関 で 食 品 の 国 際 的 規 格 基 準 を 策 定 する 役 割 を 担 っています 次 ページにコーデックスの 組 織 図 を 示 し ました 一 番 左 の 一 般 原 則 部 会 が 一 番 活 発 に 活 動 しているところで 食 品 表 示 を 含 む 10 の 部 会 があります 個 別 食 品 部 会 には 11 の 部 会 がありますが 活 動 は 低 調 で 6 つは 休

会 中 です 特 別 部 会 や 地 域 調 整 部 会 もほとんど 活 動 しておりません 部 会 は 参 加 国 の 中 から 選 ばれたホスト 国 が 運 営 しており 会 議 は 通 常 ホスト 国 で 開 催 されます 食 品 表 示 部 会 はカナダがホスト 国 で 毎 年 1 回 の 部 会 総 会 もカナダで 開 かれます コーデックス 委 員 会 執 行 委 員 会 事 務 局 一 般 問 題 部 会 (10 部 会 ) 一 般 原 則 (フランス) 食 品 添 加 物 ( 中 国 ) 汚 染 物 質 (オランダ) 食 品 衛 生 ( 米 国 ) 食 品 表 示 (カナダ) 分 析 サンフ リンク 法 (ハンガリー) 残 留 農 薬 ( 中 国 ) 食 品 残 留 動 物 用 医 薬 品 ( 米 国 ) 食 品 輸 出 入 検 査 認 証 制 度 ( 豪 州 ) 栄 養 特 殊 用 途 食 品 (ドイツ) 個 別 食 品 部 会 (11 部 会 ) 乳 乳 製 品 (NZ) 加 工 果 実 野 菜 ( 米 国 ) 魚 類 水 産 製 品 (ノルウェー) 油 脂 (マレーシア) 生 鮮 果 実 野 菜 (メキシコ) ナチュラル ミネラル ウォーター(スイス) 糖 類 ( 英 国 ) 穀 物 豆 類 ( 米 国 ) 植 物 タンパク 質 (カナダ) ココア 製 品 チョコレート(スイス) 食 肉 衛 生 (NZ ) 特 別 部 会 (1 部 会 ) 抗 菌 剤 耐 性 ( 韓 国 ) 地 域 調 整 部 会 (6 部 会 ) アジア アフリカ ヨーロッパ ラテンアメリカ カリフ 海 近 東 北 アメリカ 南 西 太 平 洋 食 品 表 示 に 係 るコーデックスの 合 意 文 書 としては 右 の 3 本 がありま すが 大 事 なのは 包 装 食 品 の 表 示 に 関 するコーデックス 一 般 規 格 です 表 示 基 準 を 定 めるときは WTO に 通 報 して 審 査 を 受 ける 必 要 がありますが 科 学 的 根 拠 もなく 一 般 規 格 と 離 れた 基 準 を 作 ろうとし ても WTO で 却 下 されてしまいます 国 内 法 もこの 一 般 規 格 に 準 拠 することが 求 められ ます あと 2 つはガイドラインで 強 制 力 はありません 消 費 者 庁 と 消 費 者 委 員 会 包 装 食 品 の 表 示 に 関 するコーデックス 一 般 規 格 強 調 表 示 に 関 するコーデックス 一 般 ガイドライン 栄 養 表 示 に 関 するガイドライン 2009 年 5 月 29 日 に 消 費 者 庁 関 連 3 法 ( 消 費 者 庁 及 び 消 費 者 委 員 会 設 置 法 消 費 者 庁 及 び 消 費 者 委 員 会 設 置 法 の 施 行 に 伴 う 関 係 法 律 の 整 備 に 関 する 法 律 消 費 者 安 全 法 )が 成 立 し 9 月 1 日 には 消 費 者 庁 と 消 費 者 委 員 会 が 発 足 することになっています これは 消 費 者 委 員 会 設 立 準 備 会 の 参 与 の 名 簿 で 消 費 者 委 員 への 就 任 が 予 定 されてお ります みたところ 弁 護 士 と 法 律 専 門 家 が ほとんどで 食 品 関 係 はアサヒビールの 池 田 さんと 私 と2 人 だけということで 多 勢 に 無 勢 でどのような 議 論 になるのか ちょっと 不 安 です 消 費 者 委 員 会 は 内 閣 府 の 本 府 に 置 かれ 消 費 者 庁 は 内 閣 府 の 外 局 として 設 置 されます 消 費 者 委 員 会 設 立 準 備 参 与 池 田 弘 一 アサヒビール 会 長 兼 CEO 川 戸 惠 子 ジャーナリスト 櫻 井 敬 子 学 習 院 大 学 法 学 部 教 授 佐 野 真 理 子 主 婦 連 合 会 事 務 局 長 下 谷 内 冨 士 子 ( 社 ) 全 国 消 費 生 活 相 談 員 協 会 顧 問 住 田 裕 子 弁 護 士 田 島 眞 実 践 女 子 大 学 生 活 科 学 部 教 授 中 村 雅 人 弁 護 士 日 弁 連 消 費 者 行 政 一 元 化 推 進 本 部 長 代 行 林 文 子 雪 印 乳 業 社 外 取 締 役 松 本 恒 雄 一 橋 大 学 大 学 院 法 学 研 究 科 教 授

政 府 原 案 では 消 費 者 委 員 会 は 消 費 者 庁 の 内 部 機 関 と 位 置 づけられていたのですが 国 会 審 議 の 過 程 で 内 閣 直 属 となり 消 費 者 庁 とは 独 立 して 活 動 するという 話 になっています 消 費 者 庁 の 組 織 図 です 定 員 202 名 総 務 課 のほかに 規 格 調 整 担 当 3 課 執 行 担 当 4 課 で 構 成 され JAS 法 食 品 衛 生 法 の 表 示 に 関 する 部 分 は 図 の 右 下 の 食 品 表 示 課 が 担 当 することになっています 消 費 者 委 員 会 は 事 務 局 の 下 に 事 務 局 長 と 参 事 官 が 1 人 というこ とで 定 員 がたった 2 人 ですが 出 向 者 を 併 せ 20 名 体 制 で 事 務 局 を 作 ります これによって これまで 各 省 に またがっていた 消 費 者 問 題 を 消 費 者 庁 消 費 者 委 員 会 が 一 元 的 に 担 当 することになりました 一 元 化 により 各 省 庁 の 行 政 の 谷 間 に あったすき 間 を 埋 めてほしいと いう 強 い 期 待 があります 大 変 難 しい 話 ですが 何 とかしなくては と 思 っています すき 間 の 例 としてよく 出 されるのが こんにゃくゼリーです 幼 児 の 誤 食 による 死 亡 例 が 報 告 されており 直 ちに 販 売 禁 止 措 置 を 取 るべきだという 主 張 もありますが 現 在 の 法 律 では 製 造 業 者 への 改 善 勧 告 はできても 禁 止 処 置 はとれません お 餅 を 喉 に 詰 ま らせて 高 齢 者 が 亡 くなる 例 がたくさん 報 告 されており こんにゃくゼリーが 禁 止 ならお 餅 も 禁 止 という 話 になってしまうからです 簡 単 な 話 ではありませんが 何 とかしなく てはいけません 消 費 者 庁 消 費 者 委 員 会 が 抱 える 法 律 は JAS 法 食 品 衛 生 法 健 康 増 進 法 の 表 示 部 分 を 含 め 21 本 になります 健 康 増 進 法 のトクホに 関 しては すでに 64 件 余 りの 申 請 が 審 査 を 待 っているとのことで 待 ったなしです たった 10 名 の 消 費 者 委 員 会 で これ だけの 仕 事 をやらなければならないということで どうなるかは 走 り 出 してみないと 全 く 分 からないというところです 消 費 者 にとって 望 ましい 表 示 とは 食 品 表 示 の 改 正 についての 審 議 会 の 議 論 を 聞 いていると 消 費 者 団 体 代 表 の 方 は 全 て 表 示 すべきだと 主 張 されますが 詳 しく 書 くことによって 分 かりにくくなるという 面 も あります 1995 年 の 食 品 衛 生 法 の 改 正 で 食 品 添 加 物 は 全 面 表 示 することになりましたが

それ 以 降 合 成 の 食 品 添 加 物 の 生 産 量 はむしろ 増 えています なんでも 表 示 することは 必 ずしも 消 費 者 の 利 益 になるとは 限 らないと 思 います 他 方 食 品 表 示 は 必 要 最 小 限 に とどめて 残 りのものはお 客 様 相 談 室 あるいはインターネットのホームページで 表 示 すれば インターネットなど 全 然 使 えないという 高 齢 者 への 情 報 提 供 をどうするかとい う 問 題 が 出 てきます 消 費 者 が 本 当 に 求 めている 情 報 は 一 体 何 なのか あるいは それ をどう 表 示 したらいいかというのは 難 しい 問 題 だと 感 じております