平 成 23 年 度 第 7 回 近 畿 知 財 塾 について 開 催 日 : 平 成 23 年 11 月 28 日 ( 月 ) 場 所 : 大 阪 センター303 号 室 14 時 00 分 ~17 時 00 分 次 第 1. コーディネータ( 平 松 先 生 )による 開 会 あいさつ 話 題 提 供 2. 企 業 事 例 研 究 先 行 技 術 調 査 知 財 に 関 する 情 報 整 理 収 集 の 具 体 的 手 法 [ 塾 生 発 表 1] 特 許 調 査 と 包 袋 管 理 [ 塾 生 発 表 2] 一 人 知 財 特 許 調 査 活 用 方 法 他 休 憩 3. グループディスカッション 企 業 事 例 研 究 についての 質 問 感 想 参 考 になった 点 先 行 技 術 調 査 知 財 関 連 の 情 報 収 集 管 理 の 取 組 み 状 況 悩 み 問 題 点 4. その 他 連 絡 事 項 など 当 日 の 様 子 平 松 幸 男 先 生 1
コーディネータからの 話 題 提 供 先 行 技 術 調 査 知 財 に 関 する 情 報 整 理 収 集 の 具 体 的 手 法 平 松 幸 男 教 授 ( 大 阪 工 業 大 学 大 学 院 知 的 財 産 研 究 科 ) Keyword: 3 4=12 分 の 効 果 3ステップのアプローチ 4ステップのアチーブメント 今 日 のテーマについて 3 4=12 というキーワードで 説 明 する まず プロジェクトを 考 える 手 順 としては 1 目 標 記 述 ( 哲 学 ) 2 基 本 設 計 ( 美 学 ) 3 実 現 方 法 ( 科 学 ) という 3ステップのアプローチを 1から2 そして3の 手 順 で 進 めていくのが 望 ましい しかし 日 本 では 3から2 そして1へと 進 めていくことで プロジェクトを 進 めるうえ でクリアにしなければならないことの 洗 い 出 しができずに 周 囲 のコンセンサスを 得 られなかったり 事 業 が 進 展 できなかったりと 失 敗 してしまうことが 多 いように 思 う 次 に プロジェクトの 作 業 手 順 としては 1 事 実 調 査 2 分 析 3 考 察 4 成 果 という 4 ステップのアチーブメントを 1から4の 順 で 進 めていくのが 望 ましい そして 3ステップのアプローチと 4ステップのアチーブメントをかけあわせることで 12 分 の 効 果 がある 情 報 整 理 収 集 についても 3 4=12 の 手 順 で 実 施 すれば スムーズに 進 む ものと 思 われる 企 業 事 例 研 究 先 行 技 術 調 査 知 財 に 関 する 情 報 整 理 収 集 の 具 体 的 手 法 [ 塾 生 発 表 1] 特 許 調 査 と 包 袋 管 理 調 査 の 目 的 調 査 は 出 願 前 の 先 行 技 術 侵 害 調 査 他 社 出 願 の 成 立 防 止 など 目 的 によって 調 査 方 法 が 異 なる いずれの 目 的 であっても 完 全 な 調 査 などないので 費 用 対 効 果 を 考 えて 調 査 すべきだと 思 う 例 えば 簡 易 調 査 なら1 時 間 以 内 でスパッと 切 ってしまうのが 良 いと 思 う 調 査 の 準 備 調 査 の 準 備 段 階 では 目 的 と キーワード 検 索 など 何 を 調 査 するのかを 明 確 にしておくことが 重 要 である そのうえで 調 査 を 依 頼 してきた 人 に 十 分 なインタビューを 行 う インタビューのコツとして 何 のための 調 査 かを 詳 しく 聞 き 調 査 の 方 向 性 が 出 すことが 重 要 であ る また 依 頼 者 にはキーワードを 聞 くのではなく インタビューを 通 じて 技 術 内 容 を 知 財 担 当 者 が 理 解 し キーワードを 整 理 する 方 がよいだろう 調 査 の 実 施 調 査 は キーワードから 実 施 すると 素 早 い 調 査 がしやすい また 実 際 に 見 る 件 数 は 多 くとも2 00 件 以 下 にとどめるのが 良 いと 思 う 時 間 をかけない 方 法 として 国 際 特 許 分 類 FI Fタームが 必 要 なときは 最 も 近 い 文 献 から 抽 出 する 方 法 分 野 が 限 定 されているときは 出 願 人 を 限 定 して 調 べる 方 法 を 実 践 している 発 明 の 整 理 ( 包 袋 管 理 について) 当 社 では 発 明 に 関 する 書 類 を 袋 ファイルなどで 一 括 管 理 する 包 袋 管 理 を 実 践 している 包 袋 管 理 をするうえで 出 願 案 件 やノウハウ 秘 匿 する 案 件 を 発 明 時 点 でナンバリングし この 番 号 で 一 括 管 理 していく 当 社 では 包 袋 として 電 子 データやファイルではなく 袋 状 のもので 管 理 する この 利 点 として は 出 し 入 れがしやすいこと 書 類 の 順 序 の 変 更 が 容 易 であること 書 類 の 追 加 および 廃 棄 が 容 易 で 2
あることがあげられる 但 し 包 袋 内 で 書 類 がばらばらになりやすいという 欠 点 もある また 情 報 が 可 視 化 できるよう 工 夫 している 具 体 的 には 表 紙 ( 袋 の 表 面 )に 全 情 報 を 掲 載 する よう エクセルファイルでフォーマット 作 成 し 変 更 があれば 記 入 していくようにする 包 袋 に 入 れる 物 としては 製 品 サンプル 発 明 の 内 容 やメモ 出 願 書 類 及 び 受 領 書 拒 絶 理 由 通 知 拒 絶 査 定 意 見 書 補 正 書 年 金 支 払 い 受 領 書 などがあげられる 一 方 調 査 はしたが 使 わなかった 先 行 文 献 事 務 所 からの 形 式 的 な 連 絡 書 類 送 付 状 など 不 要 なものは 保 管 しない 知 財 情 報 のデータベースについて 知 財 情 報 のデータベースは 期 限 管 理 を 社 内 で 行 う 場 合 は 必 須 だと 思 う 外 部 委 託 する 場 合 でも ダブルチェックできるよう 購 入 しておくとよいと 思 う 但 し ソフトは 高 価 なものので どの 機 能 が 必 要 かをよく 考 えて 選 択 して 購 入 するのが 良 いと 思 う また ソフトをどのように 使 いこなすかが 重 要 だと 思 う 知 財 担 当 者 の 配 置 について 最 後 に 私 の 個 人 的 な 意 見 であるが 知 財 担 当 者 は 企 業 内 に 最 低 でも2 人 ( 特 許 の 出 願 活 用 な どを 考 える 担 当 者 関 連 する 事 務 の 担 当 者 )は 必 要 だと 思 う これは 1 人 では 万 が 一 のミスに 気 がつかないという 不 安 があり 情 報 をダブルチェックする 必 要 があると 思 うからである [ 塾 生 発 表 2] 一 人 知 財 特 許 調 査 活 用 方 法 他 特 許 調 査 は 釣 り に 例 えられる 調 査 は 魚 釣 りに 例 えることができる そして 間 違 った 釣 り 場 で 適 当 な 竿 とエサで 釣 ろうとして いることに 問 題 があるのではないか というかたちで 説 明 していきたい 漁 師 すなわち 調 査 者 には2 種 類 ある 具 体 的 には 技 術 者 タイプとサーチャータイプで 前 者 は 開 発 研 究 出 身 の 技 術 者 で 相 対 的 にはこちらのタイプの 人 が 多 い 一 方 後 者 は 商 用 データベース を 検 索 する 専 門 職 で 情 報 検 索 の 専 門 家 が 多 い 次 に 魚 の 種 類 すなわち 調 査 のターゲットを 知 ることも 重 要 である 研 究 開 発 の 段 階 では 技 術 動 向 調 査 設 計 や 発 明 創 出 の 段 階 では 特 許 出 願 前 調 査 設 計 製 造 前 出 荷 前 の 段 階 では 他 社 権 調 査 侵 害 警 告 をうけた 際 には 公 知 例 調 査 がある また 竿 の 選 び 方 すなわち 調 査 の 種 類 によって 調 査 方 法 や 調 査 対 象 調 査 の 観 点 が 異 なってくる そして 漁 場 すなわちデータベースについて 大 きくは IPDLと 商 用 データベースの2つに 分 けられる 商 用 データベースは 掲 載 情 報 はIPDLと 同 じではあるが 検 索 システムに 各 社 工 夫 がある それぞれの 特 性 を 知 り 自 分 に 合 ったものを 選 ぶと 良 い テキスト 検 索 とインデックス 検 索 検 索 手 法 として 大 きくはテキスト 検 索 とインデックス 検 索 の2つに 分 けられる それぞれ 長 所 と 短 所 がある また 双 方 とも 短 所 がある それぞれの 長 所 短 所 を 理 解 したうえで 検 索 するのが 良 いだろう テキスト 検 索 はインデックス 検 索 よりも 簡 便 ではあるが 用 語 が 統 一 されていないという 落 とし 穴 がある 例 えば ピクチャー であれば ピクチャ や ピクチュア 絵 などのバリエーショ ンがある そのため 検 索 式 を 立 てる 場 合 全 てを 足 さないと 漏 れる 特 許 があることに 注 意 して 検 索 する 必 要 がある キーワードの 見 つけ 方 としては JSTの シソーラス 用 語 のほか さまざまな 用 語 集 がインタ ーネット 上 にはある 抽 出 公 報 を 早 く 見 る 方 法 IPDLであれば 発 明 の 効 果 から 選 別 する 方 法 がある 3
外 国 特 許 について 外 来 種 すなわち 外 国 特 許 の 探 し 方 について アメリカであれば USC で IPCからアメリ カでの 分 類 を 探 すことができる また 欧 州 であれば ECLA で こちらは 技 術 用 語 キーワー ドから 調 べることが 出 来 る ちなみに 韓 国 工 業 所 有 権 庁 (KIPO)がインターネットを 通 じて 提 供 する 特 許 等 の 無 料 情 報 提 供 システム KIPRIS は 韓 国 の 特 許 等 の 情 報 だけでなく 三 極 特 許 庁 ( 欧 州 庁 日 本 アメ リカ)の 情 報 も 提 供 されていて なおかつ 韓 国 語 および 英 語 による 利 用 が 可 能 と かなり 便 利 である 知 財 担 当 としての 基 礎 知 識 やるべきこと 特 許 契 約 の 基 礎 知 識 としては 契 約 の 基 礎 知 識 や 特 許 等 契 約 の 基 礎 知 識 海 外 ライセンス 契 約 等 があげられる これらは INPITのホームページに 掲 載 されている 知 財 担 当 者 としては 社 内 で 特 許 に 興 味 を 持 って 貰 うことは 大 きな 命 題 であるが 重 要 なのは 何 の 為 に 製 品 を 作 るのか? だと 私 は 思 う また 興 味 を 持 ってもらうようにするには 社 内 アンケー トの 実 施 や 営 業 部 署 と 親 密 になること 社 内 表 彰 制 度 の 導 入 などがあげられる さらに 明 細 書 調 査 のレベルUP 方 法 としては まずは 判 例 を 読 む 作 業 を 怠 らないことだと 私 は 思 う 例 えば どういう 理 論 で 拒 絶 が 出 されたかを 判 例 を 読 むことにより 裁 判 官 の 考 え 方 を 知 るこ とが 出 来 る 4
グループディスカッション 第 1グループ 塾 生 によるまとめ Keyword: 意 匠 商 標 の 調 査 発 明 の 効 果 から 逆 引 き 調 査 時 間 の 切 り 上 げ 商 用 データベースの 活 用 知 財 の 一 元 管 理 に 有 効 なソフト 塾 生 発 表 では まず 意 匠 商 標 の 調 査 方 法 について 何 度 か 話 題 に 上 がり 調 査 を 総 当 たりで 進 め ても 時 間 があまりかからない という 意 見 があった また 特 許 公 報 に 掲 載 されている 発 明 の 効 果 から 逆 引 きで 調 べるという 話 も 発 表 者 からあって 個 人 的 にたいへん 参 考 になった その 他 では インターネット 上 にある 用 語 集 のサイトはぜひ 活 用 してみたい 調 査 時 間 はかけすぎ ないで 良 いという 手 法 は 参 考 になった という 意 見 があった 先 行 技 術 調 査 知 財 関 連 の 情 報 収 集 管 理 の 取 組 み 状 況 悩 み 問 題 点 としては どの 商 用 データ ベースを 活 用 すると 良 いのかという 議 論 があった また 知 財 関 連 の 情 報 を 一 元 管 理 できるよう 有 料 のソフトやエクセル 等 を 工 夫 して 整 理 するべきだとの 意 見 があった また 個 人 的 には 他 社 の 結 果 についてどうやって 取 り 扱 うとよいのかを 悩 んでいたのだが 今 日 の 話 や 議 論 を 参 考 にアレンジしていきたいと 思 った 意 見 例 先 行 技 術 調 査 知 財 関 連 の 情 報 収 集 管 理 の 取 組 み 状 況 悩 み 問 題 点 先 行 技 術 調 査 について 意 匠 権 や 商 標 について 調 査 するとき 雑 誌 なども 参 考 資 料 として 探 し 出 すときりがない 先 ほどの 話 で ある 程 度 時 間 を 決 めて 検 索 する 方 法 は 良 いと 思 った 開 発 担 当 者 が 先 行 技 術 調 査 に 対 する 意 識 が 出 てくると 今 度 は 自 分 の 仕 事 が 忙 しくなる 側 面 もある 私 も 調 査 は 時 間 を 区 切 って 行 うという 考 え 方 を 参 考 にしたい 情 報 検 索 のレベルについて 社 内 で 格 差 ができている 点 が 問 題 になっている 他 社 の 出 願 情 報 は 発 明 者 やその 論 文 名 などで 検 索 していて IPDLではなく 一 般 の 検 索 サーチで 実 施 することもある どの 程 度 まで 調 査 すればいいのか 迷 っていたが 今 日 の 割 り 切 る という 話 は 参 考 になった 海 外 における 知 財 の 調 査 方 法 について 国 内 での 競 合 他 社 が 少 ないが 国 内 分 だけで 本 当 にいいのかと 疑 問 に 思 うこともある 今 後 海 外 の 特 許 調 査 を 進 めたいと 思 っているが まだ 実 践 できていない [ 平 松 先 生 ] 海 外 では 欧 州 特 許 庁 の Esp@cenet が 無 料 で 利 用 できることもあり 良 いと 思 う 特 許 であれば 商 用 データベースで 海 外 分 を 揃 えることも 考 えられる 海 外 での 模 倣 対 策 に 向 けて 海 外 の 商 標 調 査 を 進 めていきたいのだが 商 標 についてはどのデータ ベースを 使 うと 良 いのかよくわからない [ 平 松 先 生 ] 海 外 の 商 標 は 各 国 特 許 庁 などが 提 供 するデータベースから 検 索 し 調 査 するケースが 多 いようだ 適 切 な 知 的 財 産 の 一 元 管 理 有 料 ソフトで 特 許 情 報 を 管 理 している また ワードやエクセルを 併 用 駆 使 することで 確 度 の 高 い 管 理 はできると 思 う 自 社 の 情 報 は 管 理 しているが 競 合 他 社 の 先 行 技 術 調 査 や 経 過 情 報 を 検 索 した 後 その 結 果 をどう 管 理 すればいいか 少 し 悩 んでいる [ 平 松 先 生 ] 情 報 の 一 元 管 理 は 包 袋 など 紙 ベースで 保 管 しておき 何 が 入 っているかをエクセルで 管 理 し それらを 連 動 させるという 方 法 が 良 いだろう 5
第 2グループ 塾 生 によるまとめ Keyword: 調 査 時 間 不 要 な 情 報 の 切 り 捨 て 調 査 = 釣 り の 例 え 技 術 者 非 技 術 者 の 調 査 の 悩 み 知 財 情 報 のファイル 整 理 ダブルチェックの 実 践 塾 生 発 表 では まず 調 査 時 間 はスパッと 切 り 捨 てる 不 要 な 情 報 は 随 時 捨 てていくという 話 が 参 考 になったという 意 見 が 多 かった また 特 許 調 査 について 釣 りの 例 えにしてもらったことが 分 か りやすく 今 後 社 内 の 人 材 教 育 でもこの 表 現 で 説 明 してみたいという 意 見 があった その 他 では インターネット 上 にある 用 語 集 のサイトはぜひ 活 用 してみたいという 意 見 があった 先 行 技 術 調 査 知 財 関 連 の 情 報 収 集 管 理 の 取 組 み 状 況 悩 み 問 題 点 としては 調 査 について 技 術 出 身 者 は 調 査 に 時 間 をかけすぎること 技 術 者 ではない 人 ではどうやって 調 べるとよいかが 分 か らないという 悩 みがある という 意 見 があった また 知 財 関 連 の 情 報 について エクセルなどファ イルが 増 えて 煩 雑 になっていて まだまだ 改 革 が 必 要 だという 意 見 があった さらに 知 財 情 報 を 少 人 数 で 管 理 している 人 が 多 く この 点 について 先 生 から 複 数 の 担 当 者 で 随 時 ダブルチェックすることを 心 がけるのがよいとのアドバイスがあった 個 人 的 には 実 践 するべき だと 分 かってはいるものの 日 々の 業 務 に 追 われ 不 十 分 な 対 応 になっているように 思 った 意 見 例 先 行 技 術 調 査 知 財 関 連 の 情 報 収 集 管 理 の 取 組 み 状 況 悩 み 問 題 点 先 行 技 術 調 査 の 現 状 問 題 点 など 情 報 検 索 について 以 前 はIPDL 等 で 検 索 しても 無 駄 な 情 報 が 多 く うまく 情 報 が 引 っかかって こなかったが 自 社 特 許 をIPCコードに 整 理 し そのコードにキーワードを 加 えてIPDLで 検 索 すると 効 率 よく 検 索 できるようになった 当 社 は 取 り 扱 う 商 品 が 多 岐 にわたるため FIなどのインデックス 検 索 が 難 しく キーワードで 検 索 している その 際 自 社 なりの 用 語 集 をつくっておくのが 良 いと 今 日 の 話 を 聞 いて 思 った 知 財 関 連 の 情 報 収 集 管 理 の 現 状 問 題 点 など 資 料 が 溜 まっていく 点 が 悩 みの 一 つ また 情 報 がどこにあるかを 知 財 担 当 しか 把 握 していないな ど 管 理 体 制 が 全 体 的 に 良 くないので 表 紙 によって 一 目 でわかるようにしていきたい 国 内 出 願 は 自 社 で 管 理 し PCT 出 願 や 海 外 出 願 は 最 初 から 特 許 事 務 所 で 管 理 している 特 許 事 務 所 での 管 理 については 費 用 はかかるがダブルチェックが 行 えるメリットもある 管 理 内 容 を 週 報 と して 社 長 に 回 覧 していて 週 報 をもとに 社 長 から 調 査 を 指 示 されることもある 出 願 書 類 について それぞれ 番 号 を 付 けているが 内 容 詳 細 はエクセルデータを 見 直 さなければわ からない 状 態 なので 表 紙 でタイトルだけであっても 内 容 管 理 するという 話 は 参 考 になった また 管 理 は 上 司 が 情 報 を 管 理 し 担 当 者 として 目 を 通 すという 流 れでチェックしているが ダブルチェッ クの 体 制 としては まだ 不 十 分 なようにも 感 じている 以 前 は 紙 ベースで 管 理 していたが スペースの 問 題 もあり 管 理 ソフトをいれてデータ 化 して 管 理 しているものもある 当 社 では 紙 ファイルでの 整 理 を 始 めるようになってから 重 複 請 求 していることが 分 かったこと もある 情 報 の 収 集 整 理 も 含 めて 知 財 は 組 織 全 体 で 取 り 組 むことが 重 要 だと 思 った [ 平 松 先 生 ] 出 願 等 の 書 類 は 包 袋 で 行 い タイトル 等 をエクセルで 電 子 管 理 しながら 包 袋 の 表 紙 にそのタイトルや 経 過 情 報 を 掲 載 し 整 理 するという 方 法 が 今 日 の 議 論 の 中 ではベスト プラクティ スであるように 思 われる また 紙 ベースとデータベースに 分 けて 管 理 するうえでは 共 通 の 番 号 を つけるなどして 管 理 するのがよいだろう 6