新しい賠償基準について

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情 報 通 信 機 器 等 に 係 る 繰 越 税 額 控 除 限 度 超 過 額 の 計 算 上 控 除 される 金 額 に 関 する 明 細 書 ( 付 表 ) 政 党 等 寄 附 金 特 別 控 除 額 の 計 算 明 細 書 国 庫 補 助 金 等 の 総 収 入 金 額 不 算 入 に 関

は 固 定 流 動 及 び 繰 延 に 区 分 することとし 減 価 償 却 を 行 うべき 固 定 の 取 得 又 は 改 良 に 充 てるための 補 助 金 等 の 交 付 を 受 けた 場 合 にお いては その 交 付 を 受 けた 金 額 に 相 当 する 額 を 長 期 前 受 金 とし

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平 成 24 年 4 月 1 日 から 平 成 25 年 3 月 31 日 まで 公 益 目 的 事 業 科 目 公 1 公 2 公 3 公 4 法 人 会 計 合 計 共 通 小 計 苦 情 相 談 解 決 研 修 情 報 提 供 保 証 宅 建 取 引 健 全 育 成 Ⅰ. 一 般 正 味 財

内 において 管 理 されている 上 場 株 式 等 のうち 非 課 税 管 理 勘 定 に 係 るもの( 新 規 投 資 額 で 毎 年 80 万 円 を 上 限 とします )に 係 る 配 当 等 で 未 成 年 者 口 座 に 非 課 税 管 理 勘 定 を 設 けた 日 から 同 日 の 属

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(ⅴ) 平 成 28 年 4 月 1 日 から 平 成 35 年 12 月 31 日 までの 期 間 未 成 年 者 に 係 る 少 額 上 場 株 式 等 の 非 課 税 口 座 制 度 に 基 づき 証 券 会 社 等 の 金 融 商 品 取 引 業 者 等 に 開 設 した 未 成 年 者 口

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1



(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

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3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

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新 しい 賠 償 基 準 について 避 難 指 示 区 域 内 から 避 難 されている 方 々へのご 説 明 資 料 2013 年 3 月 経 済 産 業 省 1

新 しい 賠 償 基 準 に 関 する 説 明 資 料 ( 避 難 指 示 区 域 用 ) 目 次 Ⅰ. 新 しい 賠 償 基 準 の 方 針 Ⅱ. 新 しい 賠 償 基 準 の 全 体 像 Ⅲ. 財 物 賠 償 Ⅳ. 営 業 損 害 就 労 不 能 損 害 Ⅴ. 精 神 的 損 害 Ⅵ.その 他 ( 避 難 帰 宅 等 に 係 る 費 用 家 賃 に 係 る 費 用 ) Ⅶ. 一 括 賠 償 ( 包 括 請 求 方 式 )の 開 始 Ⅷ. 主 な 請 求 受 付 スケジュール Ⅸ. 東 京 電 力 の 賠 償 基 準 ( 別 紙 1~7) Ⅹ. 問 い 合 わせ 先 Ⅺ. 参 考 資 料 福 島 の 復 興 及 び 再 生 に 向 けた 取 組 新 しい 賠 償 基 準 の 対 象 となる 区 域 3 4 5 13 16 17 19 20 21 30 31 2

Ⅰ. 新 しい 賠 償 基 準 の 方 針 1 避 難 を 余 儀 なくされている 被 害 者 の 方 々が 生 活 再 建 できるよう 配 慮 した 賠 償 の 枠 組 みとします 宅 地 住 宅 の 賠 償 について 固 定 資 産 税 評 価 を 元 に 算 定 する 方 法 直 近 の 建 築 単 価 を 元 に 算 定 する 方 法 の 高 い 方 を 選 択 できるようにします (これらが 不 適 切 な 場 合 は 個 別 評 価 も 可 能 です ) 営 業 損 害 就 労 不 能 損 害 について 公 共 用 地 取 得 と 比 較 して 長 期 の 賠 償 期 間 とします 2 生 活 再 建 のためには 早 期 にまとまった 資 金 が 必 要 となることが 多 いと 考 えられ ることから 本 賠 償 において 従 来 の3カ 月 毎 の 請 求 に 加 え 賠 償 金 の 一 括 払 い ( 包 括 請 求 方 式 )を 用 意 します 営 業 損 害 就 労 不 能 損 害 精 神 的 損 害 避 難 帰 宅 等 に 係 る 費 用 等 の 全 ての 項 目 をまと めて 請 求 することを 可 能 とします ( 従 来 方 式 の 請 求 書 も 用 意 しています) 3 事 業 再 開 就 労 再 開 にも 配 慮 した 賠 償 金 の 支 払 をします 一 括 払 いの 期 間 中 に 営 業 再 開 して 得 た 収 益 や やむを 得 ず 転 職 して 得 た 収 入 について は 賠 償 額 から 控 除 しません ( 特 別 の 努 力 ) 帰 還 して 事 業 を 再 開 された 場 合 一 括 払 いの 期 間 後 の 風 評 被 害 について 賠 償 の 対 象 と します 新 しい 賠 償 基 準 は 原 子 力 損 害 賠 償 紛 争 審 査 会 による 中 間 指 針 等 を 踏 まえ 国 の 関 与 の 下 で 東 京 電 力 が 定 めた ものであり 内 容 に 納 得 できない 場 合 には 和 解 仲 介 手 続 きや 訴 訟 等 による 解 決 も 選 択 で きます 新 しい 賠 償 基 準 は 基 本 的 に 中 間 指 針 第 二 次 追 補 に 明 示 されたものを 具 体 化 したものであり その 他 の 損 害 に ついても 必 要 に 応 じて 自 治 体 等 とも 相 談 しつつ 扱 いを 検 討 していきます 3

1. 財 物 に 対 する 賠 償 Ⅱ. 新 しい 賠 償 基 準 の 全 体 像 (1) 宅 地 住 宅 ( 建 物 ) (2) 家 財 (3) 事 業 用 資 産 ( 償 却 資 産 棚 卸 資 産 )( 注 ) 2. 営 業 損 害 就 労 不 能 損 害 に 対 する 賠 償 (1) 営 業 損 害 就 労 不 能 損 害 ( 一 定 期 間 の 一 括 払 いも 選 択 可 ) (2) 営 業 就 労 再 開 等 による 収 入 については 賠 償 額 から 差 引 かない 扱 い( 特 別 の 努 力 ) (3) 営 業 営 農 再 開 の 際 に 必 要 な 追 加 的 費 用 を 別 途 賠 償 対 象 に (4) 帰 還 後 事 業 再 開 された 場 合 期 間 後 の 風 評 被 害 等 について 別 途 賠 償 対 象 に 3. 精 神 的 損 害 避 難 帰 宅 等 に 係 る 費 用 に 対 する 賠 償 (1) 精 神 的 損 害 の 一 括 払 い (2) 避 難 帰 宅 等 に 係 る 費 用 ( 帰 宅 転 居 費 用 一 時 立 入 費 用 家 族 間 移 動 費 用 検 査 費 用 等 )をまとめて 支 払 い( 注 ) ( 注 ) 事 業 用 資 産 の 賠 償 基 準 避 難 帰 宅 等 に 係 る 費 用 をまとめて 支 払 いする 賠 償 基 準 は 政 府 の 賠 償 基 準 の 考 え 方 に 追 加 して 東 京 電 力 が 賠 償 基 準 を 発 表 したものです 4

Ⅲ. 財 物 賠 償 ( 宅 地 住 宅 1) (1) 宅 地 住 宅 ( 建 物 )に 対 する 賠 償 A. 区 域 との 関 連 での 賠 償 額 の 考 え 方 帰 還 困 難 区 域 については 事 故 発 生 前 の 価 値 の 全 額 を 賠 償 します 居 住 制 限 区 域 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 については 事 故 時 点 から6 年 (72ヶ 月 )で 全 損 として 避 難 指 示 の 解 除 までの 期 間 に 応 じた 割 合 分 を 賠 償 します 宅 地 住 宅 ( 建 物 )の 事 故 発 生 前 の 価 値 の 算 定 方 法 は 次 頁 B.で 示 すとおりです ( 賠 償 額 ) 解 除 準 備 区 域 居 住 制 限 区 域 帰 還 困 難 区 域 全 損 解 除 の 見 込 み 時 期 がある 場 合 見 込 み 時 期 に 応 じて 決 定 土 地 建 物 解 除 後 追 加 支 払 い 当 初 から 全 額 支 払 い 解 除 の 見 込 み 時 期 が 無 い 場 合 事 故 発 生 前 の 価 値 区 域 見 直 し 解 除 見 込 み 時 期 当 初 一 括 払 い 実 際 の 解 除 時 期 6 年 ( 時 間 ) 居 住 制 限 区 域 : 事 故 時 点 から3 年 を 標 準 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 : 事 故 時 点 から2 年 を 標 準 警 戒 区 域 利 用 制 限 5

Ⅲ. 財 物 賠 償 ( 宅 地 住 宅 2) (1) 宅 地 住 宅 ( 建 物 ) B. 事 故 発 生 前 の 価 値 の 算 定 方 法 1 宅 地 事 故 発 生 前 の 価 値 = 土 地 の 固 定 資 産 税 評 価 額 1.43 2 住 宅 ( 建 物 ) (ア) 固 定 資 産 税 評 価 額 を 元 に 算 定 する 方 法 (イ) 建 築 着 工 統 計 に 基 づく 平 均 新 築 単 価 *1 を 元 に 算 定 する 方 法 ( 木 造 住 宅 のみ) を 基 本 とし 様 々な 事 情 により(ア)(イ)の 算 定 方 式 ができない 場 合 (ウ) 個 別 評 価 *2 も 選 択 可 能 とします *1 国 土 交 通 省 公 表 の 建 築 着 工 統 計 調 査 における 平 成 23 年 度 の 木 造 の 居 住 専 用 住 宅 居 住 専 用 準 住 宅 居 住 産 業 併 用 建 築 物 の 平 米 単 価 の 加 重 平 均 値 *2 建 物 についての 個 別 評 価 を 簡 易 に 行 うため 契 約 書 等 から 実 際 の 取 得 価 格 を 確 認 し 賠 償 額 の 算 定 に 用 いる 方 法 なども 検 討 中 です 6

Ⅲ. 財 物 賠 償 ( 宅 地 住 宅 3) (ア) 固 定 資 産 評 価 額 に 補 正 係 数 をかけて 事 故 前 価 値 を 算 定 する 方 法 1. 当 該 不 動 産 が 新 築 であると 仮 定 した 場 合 の 時 価 相 当 額 を 算 定 します A) 事 故 前 の 固 定 資 産 税 評 価 額 を 元 に 経 年 減 点 補 正 率 ( 減 価 償 却 分 )を 割 り 戻 して 当 該 建 物 の 新 築 時 点 での 固 定 資 産 税 評 価 額 を 算 定 します B) 次 に A)で 算 定 した 固 定 資 産 税 評 価 額 と 新 築 時 点 での 時 価 相 当 額 との 調 整 を 行 うため1.7 倍 の 補 正 係 数 をかけます C)さらに 新 築 時 点 と 現 在 との 物 価 変 動 幅 を 調 整 するため それぞれの 建 築 年 に 応 じた 補 正 係 数 をかけます 2.その 上 で 公 共 用 地 の 収 用 時 の 耐 用 年 数 ( 木 造 住 宅 で48 年 )を 基 準 とし 定 額 法 による 減 価 償 却 を 行 い 築 年 数 に 応 じた 事 故 発 生 前 の 価 値 を 算 定 します また 残 存 価 値 には20%の 下 限 を 設 けます 3. 外 構 庭 木 については1.で 算 定 した 時 価 相 当 額 の15%として 価 値 を 推 定 します そのうち 庭 木 分 として5%は 経 年 による 償 却 を 行 いません 補 正 後 評 価 額 ( 時 価 相 当 額 ) 新 築 時 の 固 定 資 産 税 評 価 額 A B 1.7 倍 1. 新 築 と 仮 定 した 場 合 の 時 価 C 経 年 補 正 ( 償 却 ) 外 構 :10% 48 年 下 限 20% 2. 築 年 数 に 応 じた 事 故 発 生 前 の 価 値 ( 建 物 ) 3. 外 構 庭 木 この 算 定 を 簡 易 に 行 うた め 東 京 電 力 は (P21 : 別 紙 1)の 建 物 係 数 を 公 表 し ています 建 物 の 事 故 前 価 値 = 固 定 資 産 税 評 価 額 建 物 係 数 庭 木 :5% 事 故 前 の 固 定 資 産 税 評 価 額 新 築 価 格 外 構 庭 木 を 含 めた 事 故 発 生 前 の 価 値 7

Ⅲ. 財 物 賠 償 ( 宅 地 住 宅 4) (イ) 建 築 着 工 統 計 に 基 づく 平 均 新 築 単 価 を 元 に 算 定 する 方 法 1. 木 造 住 宅 の 居 住 部 分 については 建 築 着 工 統 計 における 福 島 県 の 木 造 住 宅 の 直 近 の 平 均 新 築 単 価 をもとに (ア) と 同 じ 減 価 償 却 残 存 価 値 の 下 限 外 構 庭 木 の 評 価 を 適 用 して 事 故 発 生 前 の 価 値 を 算 定 します 2.その 際 築 年 数 が48 年 以 上 経 過 した 木 造 住 宅 の 居 住 部 分 については 最 低 賠 償 単 価 4.12 万 円 /m2 ( 約 13.6 万 円 / 坪 )を 適 用 します 3. 外 構 庭 木 については1. 又 は2.で 算 定 した 時 価 相 当 額 の15%として 価 値 を 推 定 します そのうち 庭 木 分 として5% は 経 年 による 償 却 を 行 いません 外 構 :10% 経 年 補 正 ( 償 却 ) 48 年 下 限 20% 庭 木 :5% 外 構 庭 木 この 算 定 を 簡 易 に 行 う ため 東 京 電 力 は 建 築 着 工 統 計 に 基 づく 平 均 単 価 を 基 礎 とした 単 価 (P22: 別 紙 2)を 公 表 して います 建 物 の 事 故 前 価 値 = 建 築 着 工 統 計 に 基 づく 平 均 単 価 を 基 礎 とした 単 価 床 面 積 福 島 県 平 均 新 築 単 価 (H23) 建 物 床 面 積 ( 注 ) 外 構 庭 木 を 含 めた 事 故 発 生 前 の 価 値 ( 注 ) 事 故 時 点 に 自 己 の 居 住 の 用 に 供 されていた 部 分 8

Ⅲ. 財 物 賠 償 ( 宅 地 住 宅 5) 70 60 3つの 評 価 方 法 の 比 較 イメージ 築 48 年 個 別 評 価 ( 特 別 な 仕 様 の 建 物 広 い 庭 園 等 ) 50 万 円 / 坪 40 30 20 10 0 13.6 万 円 / 坪 4.12 万 円 /m2( 約 13.6 万 円 / 坪 ) 0 10 20 30 40 50 60 築 年 数 70 青 は 固 定 資 産 税 評 価 額 による 算 定 緑 線 は 建 築 着 工 統 計 値 (H23, 福 島 県, 木 造 住 宅 48 年 償 却 残 価 率 20%)による 算 定 9

Ⅲ. 財 物 賠 償 ( 宅 地 住 宅 6) (1) 宅 地 住 宅 ( 建 物 ) C. 住 宅 の 修 復 費 用 等 に 係 る 賠 償 金 の 先 行 支 払 い 住 宅 について 建 物 の 賠 償 の 一 部 前 払 いとして 建 物 の 床 面 積 に 応 じた 修 復 費 用 等 を 先 行 払 いすることとします 前 払 いする 金 額 個 人 所 有 の 建 物 の 床 面 積 に1.4 万 円 /m2を 乗 じた 金 額 を 先 払 いします ここで 先 行 払 いした 金 額 は 本 支 払 の 金 額 から 差 し 引 かれます (なお 実 際 の 修 復 費 用 等 が 上 記 金 額 を 超 える 場 合 には 東 京 電 力 が 個 別 に 相 談 に 応 じることと なります ) D.その 他 東 京 電 力 は 宅 地 住 宅 ( 建 物 )の 賠 償 について 下 記 の 事 項 を 公 表 しています (1) 地 震 津 波 による 被 害 の 取 り 扱 い 地 震 津 波 により 被 害 を 受 けている 場 合 について 被 害 の 程 度 に 応 じた 一 定 割 合 を 地 震 津 波 による 損 害 相 当 額 として 賠 償 額 から 控 除 して 支 払 います ( 詳 細 については 改 めてお 知 らせ) (2) 宅 地 住 宅 ( 建 物 )に 関 する 権 利 等 の 取 り 扱 い 宅 地 住 宅 ( 建 物 )を 共 有 している 場 合 については 持 分 割 合 に 応 じて 賠 償 金 を 支 払 います 借 地 権 が 設 定 されている 宅 地 については 国 税 庁 から 公 表 されている 借 地 権 割 合 等 を 参 考 に 設 定 した 権 利 割 合 を 乗 じて 賠 償 金 額 を 算 定 します なお 宅 地 住 宅 ( 建 物 )は 全 額 賠 償 した 後 も 原 則 として 所 有 権 の 移 転 は 求 めませんが 避 難 指 示 が 解 除 され 一 般 的 な 土 地 取 引 が 開 始 されるまでは 相 続 や 公 的 な 用 地 買 収 を 除 く 第 三 者 への 譲 渡 転 売 等 を 控 えていただく 必 要 があります 10

(2) 家 財 賠 償 基 準 の 考 え 方 Ⅲ. 財 物 賠 償 ( 家 財 ) 1. 家 族 構 成 に 応 じて 算 定 した 定 額 の 賠 償 とし 帰 還 困 難 区 域 は 避 難 指 示 期 間 中 の 立 ち 入 りなどの 条 件 が 異 なり 家 財 の 使 用 が 大 きく 制 限 されていること 等 から 居 住 制 限 区 域 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 と 比 較 して 一 定 程 度 高 くなる 設 定 とします なお 居 住 制 限 区 域 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 は 立 ち 入 り 回 数 がより 多 くなるという 前 提 で 立 ち 入 りに 要 する 費 用 を 算 定 し 一 括 払 いを 行 います 2. 損 害 の 総 額 が 定 額 を 上 回 る 場 合 には 個 別 評 価 による 賠 償 も 選 択 可 能 とします 家 財 賠 償 額 ( 定 額 ) 表 ( 単 位 : 万 円 ) 家 族 構 成 帰 還 困 難 区 域 325 595 635 655 675 715 735 775 居 住 制 限 区 域 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 245 445 475 490 505 535 550 580 ( 注 ) 東 京 電 力 は 上 記 以 外 の 家 族 構 成 においても 家 財 の 定 額 賠 償 額 を 算 定 できる 算 式 及 び 表 (P23: 別 紙 3)を 公 表 しています 11

Ⅲ. 財 物 賠 償 ( 事 業 用 不 動 産 等 ) (3) 事 業 用 の 不 動 産 等 の 賠 償 賠 償 基 準 の 考 え 方 事 業 用 不 動 産 や 償 却 資 産 田 畑 森 林 等 については その 収 益 性 は 営 業 損 害 の 賠 償 に 反 映 することを 基 本 とし 加 えて 資 産 価 値 についても 別 途 賠 償 を 行 うこととするが 適 切 な 評 価 方 法 については 継 続 検 討 としています ( 注 ) 東 京 電 力 の 賠 償 基 準 による 事 業 用 不 動 産 等 の 賠 償 上 記 のうち 事 業 用 の 宅 地 建 物 償 却 資 産 棚 卸 資 産 については 東 京 電 力 が 下 記 の 賠 償 基 準 を 公 表 しています ただし 大 企 業 は 適 用 対 象 外 です 1 宅 地 の 賠 償 額 個 人 の 宅 地 と 同 じ 算 定 方 法 を 適 用 します 2 建 物 償 却 資 産 の 賠 償 額 時 価 相 当 額 = 賠 償 対 象 の 償 却 資 産 の 帳 簿 価 格 償 却 資 産 係 数 (P25: 別 紙 5) 賠 償 額 = 時 価 相 当 額 減 少 率 (P26: 別 紙 6) 個 人 事 業 主 の 建 物 の 場 合 は 個 人 の 建 物 と 同 じ 算 定 方 法 を 適 用 します 3 棚 卸 資 産 の 賠 償 額 賠 償 額 は 売 却 額 が 事 故 発 生 時 の 帳 簿 価 格 を 下 回 ることで 発 生 した 損 失 額 事 故 の 影 響 により 通 常 の 販 売 または 使 用 が 困 難 になり 廃 棄 したことで 発 生 した 損 失 額 とします 12

(1) 営 業 損 害 就 労 不 能 損 害 の 一 括 払 い Ⅳ. 営 業 損 害 就 労 不 能 損 害 従 来 の 一 定 期 間 毎 における 実 損 害 を 賠 償 する 方 法 に 加 えて 一 定 年 数 分 の 営 業 損 害 就 労 不 能 損 害 を 一 括 で 支 払 う 方 法 を 用 意 します (ア) 農 林 業 :5 年 分 (イ) その 他 の 業 種 :3 年 分 (ウ) 給 与 所 得 :2 年 分 1 ただし 大 企 業 ( 同 規 模 の 公 益 法 人 を 含 む)については 一 括 払 いの 対 象 外 とします 2 一 括 払 いの 算 定 期 間 内 の 営 業 損 害 就 労 不 能 損 害 に 関 して 一 括 払 いとは 別 に 既 に 支 払 われている 額 や 支 払 いが 確 定 して いる 額 については 一 括 払 いの 算 定 額 から 差 し 引 かれます 3 漁 業 については 検 討 中 です 一 括 払 いの 算 定 期 間 既 払 分 既 払 分 既 払 分 2 年 分 3 年 分 給 与 所 得 2014 年 2 月 まで 5 年 分 農 林 業 以 外 の 業 種 2015 年 2 月 まで 既 に 請 求 受 付 を 開 始 している 期 間 を 考 慮 し 東 京 電 力 は 以 下 の 月 分 から 一 括 払 いを 開 始 することを 公 表 しています 給 与 所 得 :2012 年 6 月 農 林 業 以 外 の 業 種 :2012 年 7 月 農 林 業 :2012 年 7 月 農 林 業 2016 年 12 月 まで 事 故 時 2012 年 1 月 2012 年 3 月 時 間 13

Ⅳ. 営 業 損 害 就 労 不 能 損 害 (2) 就 労 事 業 再 開 ( 特 別 な 努 力 )による 収 入 は 賠 償 額 から 差 し 引 きません 営 業 損 害 及 び 就 労 不 能 損 害 の 賠 償 対 象 者 が 営 業 再 開 就 労 再 開 により 収 入 を 得 た 場 合 2012 年 3 月 以 降 賠 償 期 間 中 の 当 該 収 入 分 を 賠 償 額 から 差 し 引 きません 1 大 企 業 ( 同 規 模 の 公 益 法 人 を 含 む)は 本 取 扱 いの 適 用 対 象 外 とします 2 就 労 不 能 損 害 で 賠 償 額 から 控 除 を 行 わない 収 入 は 月 額 50 万 円 を 上 限 とします 通 常 の 営 業 就 労 不 能 損 害 の 賠 償 今 回 の 基 準 に 基 づく 賠 償 事 故 時 の 収 入 賠 償 対 象 就 労 不 能 の 場 合 の 控 除 しない 額 の 上 限 賠 償 転 業 収 入 等 50 万 円 転 業 収 入 等 収 入 合 計 14

Ⅳ. 営 業 損 害 就 労 不 能 損 害 (3) 事 業 再 開 費 用 等 帰 還 して 営 農 や 営 業 を 再 開 する 場 合 その 際 に 必 要 な 追 加 的 費 用 に 加 え 一 括 払 いの 対 象 期 間 終 了 後 の 風 評 被 害 についても 別 途 賠 償 の 対 象 とします 再 開 のための 追 加 的 費 用 の 賠 償 風 評 被 害 等 の 賠 償 従 前 の 収 入 営 業 損 害 の 一 括 払 い 期 間 事 故 時 臨 時 収 入 転 業 収 入 は 控 除 せず 帰 還 営 農 再 開 15

Ⅴ. 精 神 的 損 害 12012 年 6 月 以 降 の 精 神 的 損 害 について 標 準 的 な 一 括 払 いの 金 額 は 以 下 の 通 りです 帰 還 困 難 区 域 : 一 人 当 たり600 万 円 (5 年 分 )を 一 括 支 払 いします 居 住 制 限 区 域 : 一 人 当 たり240 万 円 (2 年 分 )を 一 括 支 払 いします 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 : 一 人 当 たり120 万 円 (1 年 分 )を 一 括 支 払 いします 2 居 住 制 限 区 域 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 については 解 除 の 見 込 み 時 期 が1の 標 準 期 間 を 超 える 場 合 には 解 除 見 込 み 時 期 に 応 じた 期 間 分 の 一 括 払 いを 行 います 3その 上 で 実 際 の 解 除 時 期 が 標 準 の 期 間 や 解 除 の 見 込 み 時 期 を 超 えた 場 合 は 超 過 分 の 期 間 について 追 加 的 に 賠 償 を 行 うこととします 解 除 準 備 区 域 の 標 準 期 間 (1 年 分 ) ( 一 括 払 い) 居 住 制 限 区 域 の 標 準 期 間 (2 年 分 ) ( 一 括 払 い) 2012 年 6 月 から 解 除 見 込 み 時 期 までの 期 間 分 ( 一 括 払 い) 解 除 準 備 区 域 居 住 制 限 区 域 解 除 時 期 が 遅 れた 場 合 の 追 加 分 当 初 から 全 額 支 払 い 600 万 円 (5 年 分 ) 帰 還 困 難 区 域 ( 賠 償 額 ) 16

Ⅵ.その 他 ( 避 難 帰 宅 等 に 係 る 費 用 ) 避 難 帰 宅 等 にかかる 費 用 相 当 額 の 賠 償 金 額 は これまでの 実 績 を 踏 まえて 一 般 的 に 想 定 される 金 額 を 積 算 (P27~P29: 別 紙 7 参 照 )の 上 以 下 の 表 のとおり 設 定 しています 実 際 に 負 担 された 実 費 の 総 額 が 表 に 示 す 賠 償 金 額 を 上 回 った 場 合 に は 損 害 項 目 に 該 当 する 旨 の 御 事 情 をよく 聞 いた 上 で 差 額 を 追 加 で 支 払 います なお 生 命 身 体 的 損 害 等 については 一 括 払 いとせず 引 き 続 き 個 別 に 事 情 を 確 認 して 実 費 を 支 払 う 方 式 を 継 続 します 2011 年 3 月 11 日 時 点 に 居 住 されていた 区 域 賠 償 金 額 対 象 期 間 帰 還 困 難 区 域 792,000 円 2012.6.1~2017.5.31 居 住 制 限 区 域 437,000 円 2012.6.1~2014.5.31 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 252,000 円 2012.6.1~2013.5.31 警 戒 区 域 及 び 計 画 的 避 難 区 域 ( 区 域 見 直 しがなされていない 区 域 ) 252,000 円 2012.6.1~2013.5.31 6 人 目 以 上 の 賠 償 金 額 は 帰 還 困 難 区 域 :692,000 円 / 人 居 住 制 限 区 域 :317,000 円 / 人 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 :192,000 円 / 人 警 戒 区 域 及 び 計 画 的 避 難 区 域 :192,000 円 / 人 となります 17

Ⅵ.その 他 ( 家 賃 に 係 る 費 用 ) 避 難 等 に 伴 い 発 生 した 家 賃 に 係 る 費 用 相 当 額 を 支 払 います 2012 年 6 月 から8 月 において 実 際 に 負 担 された 家 賃 と 地 方 公 共 団 体 等 より 支 払 われた 家 賃 補 助 の 平 均 月 額 から 以 下 の 算 定 式 を 用 いて 賠 償 額 を 算 出 します 賠 償 金 額 = 家 賃 - 家 賃 補 助 対 象 期 間 2011 年 3 月 11 日 時 点 に 居 住 されていた 区 域 帰 還 困 難 区 域 居 住 制 限 区 域 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 警 戒 区 域 及 び 計 画 的 避 難 区 域 ( 区 域 見 直 しがなされていない 区 域 ) 対 象 期 間 2012.6.1~2014.3.31 2012.6.1~2014.3.31 2012.6.1~2013.5.31 2012.6.1~2013.5.31 2014 年 4 月 以 降 の 家 賃 に 関 する 賠 償 につきましては 改 めてお 知 らせします 18

Ⅶ. 一 括 賠 償 ( 包 括 請 求 )の 開 始 1. 一 括 賠 償 の 開 始 従 来 東 京 電 力 は 請 求 期 間 毎 に 賠 償 金 の 請 求 を 受 け 付 けてきましたが 2012 年 7 月 に 策 定 され た 避 難 指 示 区 域 の 見 直 しに 伴 う 賠 償 基 準 に 沿 って 将 来 分 も 含 めた 一 定 期 間 に 発 生 する 損 害 に 対 する 賠 償 金 も 包 括 して 請 求 が 可 能 な 包 括 請 求 方 式 を 第 5 期 の 個 人 に 係 る 賠 償 金 請 求 (2012 年 10 月 3 日 より 受 付 開 始 )から 運 用 開 始 しました 2. 区 域 見 直 しを 終 えた 市 町 村 請 求 者 の 方 々が 以 下 の1(2011 年 3 月 11 日 時 点 の 請 求 者 の 居 住 地 が 該 当 する 避 難 指 示 区 域 に 1 応 じた 賠 償 額 )または2のいずれかを 任 意 に 選 択 できます 1 人 当 たりの 賠 償 金 額 精 神 的 損 害 ( 標 準 期 間 ) 避 難 費 用 ( 標 準 期 間 ) 就 労 不 能 損 害 帰 還 困 難 区 域 600 万 円 79 万 2,000 円 21ヶ 月 居 住 制 限 区 域 240 万 円 43 万 7,000 円 21ヶ 月 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 120 万 円 25 万 2,000 円 21ヶ 月 ( 注 ) 帰 還 困 難 区 域 を 除 き 解 除 の 見 込 み 時 期 が 定 められた 場 合 はこの 限 りではありません 2 従 来 どおりの3ヶ 月 毎 ( 実 費 )の 支 払 ( 精 神 的 損 害 避 難 費 用 及 び 就 労 不 能 損 害 ) 3. 区 域 見 直 しを 終 えていない 町 村 区 域 の 見 直 しを 終 えていない 町 村 に 関 しても 早 期 の 資 金 需 要 がある 被 害 者 に 配 慮 した 柔 軟 な 対 応 を 実 施 し 以 下 の1または2を 被 害 者 が 選 択 できることとしました 1 従 来 どおりの3ヶ 月 毎 ( 実 費 )の 支 払 ( 精 神 的 損 害 避 難 費 用 及 び 就 労 不 能 損 害 ) 2 精 神 的 損 害 及 び 避 難 費 用 12ヶ 月 分 ( 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 と 同 等 の 金 額 : 精 神 的 損 害 120 万 円 避 難 費 用 25 万 2 千 円 )と 就 労 不 能 損 害 (2014 年 2 月 28 日 まで)の 一 括 支 払 い 19

Ⅷ. 主 な 請 求 受 付 スケジュール (1) 住 宅 の 修 復 費 用 等 に 係 る 賠 償 の 先 行 支 払 2012 年 7 月 31 日 より 東 京 電 力 から 請 求 書 類 を 発 送 し 受 付 開 始 しました (2) 第 5 次 請 求 に 係 る 請 求 書 類 発 送 と 受 付 開 始 2012 年 9 月 27 日 より 請 求 書 類 を 発 送 しました 2012 年 10 月 3 日 より 受 付 開 始 しました 包 括 請 求 方 式 と 従 来 請 求 方 式 の 選 択 が 可 能 です 従 来 通 り 営 業 損 害 就 労 不 能 損 害 精 神 的 損 害 避 難 帰 宅 等 に 係 る 費 用 の 賠 償 が 請 求 対 象 です ( 財 物 に 関 する 賠 償 は 別 途 後 日 開 始 する 予 定 です ) (3) 財 物 賠 償 に 係 る 請 求 書 類 の 発 送 と 受 け 付 け 開 始 準 備 が 整 い 次 第 請 求 書 類 を 発 送 する 予 定 です 開 始 時 期 は 別 途 お 知 らせいたします 20

Ⅸ. 東 京 電 力 の 賠 償 基 準 ( 別 紙 1) < 建 物 係 数 > 建 築 年 居 宅 共 同 住 宅 等 木 造 車 庫 鉄 筋 コンク 鉄 骨 造 建 築 年 居 宅 共 同 車 庫 鉄 筋 コンク 鉄 骨 造 リート 住 宅 等 リート 物 置 等 その 他 物 置 等 その 他 平 成 22 年 2.38 3.59 2.41 2.39 昭 和 60 年 6.80 4.42 3.67 5.40 平 成 21 年 2.49 3.67 2.55 2.51 昭 和 59 年 6.63 4.42 3.69 5.65 平 成 20 年 2.57 3.67 2.61 2.55 昭 和 58 年 6.58 4.51 3.80 6.09 平 成 19 年 2.65 3.79 2.70 2.66 昭 和 57 年 6.33 4.48 3.85 6.48 平 成 18 年 2.78 3.94 2.77 2.76 昭 和 56 年 6.19 4.51 3.90 6.97 平 成 17 年 2.87 4.07 2.84 2.85 昭 和 55 年 5.88 4.46 3.95 6.82 平 成 16 年 2.93 4.26 2.88 2.92 昭 和 54 年 6.08 4.65 4.32 7.24 平 成 15 年 2.99 4.38 2.93 3.00 昭 和 53 年 6.74 5.47 4.80 7.75 平 成 14 年 3.11 4.50 2.96 3.06 昭 和 52 年 6.75 5.74 5.06 7.90 平 成 13 年 3.13 4.57 2.95 3.09 昭 和 51 年 6.69 5.77 5.32 8.01 平 成 12 年 3.13 4.66 2.92 3.09 昭 和 50 年 7.05 6.57 5.83 8.47 平 成 11 年 3.19 4.85 2.94 3.15 昭 和 49 年 6.84 6.47 5.93 8.28 平 成 10 年 3.30 5.24 2.92 3.18 昭 和 48 年 7.30 7.09 7.05 9.47 平 成 9 年 3.29 5.48 2.88 3.17 昭 和 47 年 8.79 8.86 9.00 11.61 平 成 8 年 3.39 5.99 2.91 3.27 昭 和 46 年 9.84 10.49 9.87 12.22 平 成 7 年 3.60 5.44 2.95 3.35 昭 和 45 年 9.50 10.60 10.09 11.96 平 成 6 年 3.68 4.84 2.96 3.43 昭 和 44 年 9.72 11.26 10.85 12.29 平 成 5 年 3.82 4.26 2.97 3.51 昭 和 43 年 9.80 11.92 11.65 12.59 平 成 4 年 4.04 3.72 3.01 3.63 昭 和 42 年 9.74 12.46 12.16 12.53 平 成 3 年 4.41 3.77 3.07 3.78 昭 和 41 年 9.94 13.42 13.01 12.75 平 成 2 年 4.70 3.86 3.17 3.99 昭 和 40 年 10.06 14.53 14.03 13.05 平 成 元 年 5.08 3.99 3.30 4.26 昭 和 39 年 9.72 14.92 14.58 12.85 昭 和 63 年 5.67 4.23 3.50 4.65 昭 和 38 年 9.97 15.22 15.17 12.64 昭 和 62 年 6.35 4.28 3.59 4.92 昭 和 37 年 10.47 15.78 15.88 12.46 昭 和 61 年 7.03 4.43 3.67 非 木 造 昭 和 36 年 5.21 10.65 15.98 16.32 以 前 木 造 非 木 造 12.03 21

Ⅸ. 東 京 電 力 の 賠 償 基 準 ( 別 紙 2) < 平 均 新 築 単 価 を 基 礎 とした 単 価 > ( 単 位 : 万 円 /m2) 建 築 年 単 価 建 築 年 単 価 建 築 年 単 価 建 築 年 単 価 平 成 22 年 16.95 平 成 9 年 13.33 昭 和 59 年 9.70 昭 和 46 年 6.07 平 成 21 年 16.67 平 成 8 年 13.05 昭 和 58 年 9.42 昭 和 45 年 5.79 平 成 20 年 16.39 平 成 7 年 12.77 昭 和 57 年 9.14 昭 和 44 年 5.51 平 成 19 年 16.12 平 成 6 年 12.49 昭 和 56 年 8.86 昭 和 43 年 5.23 平 成 18 年 15.84 平 成 5 年 12.21 昭 和 55 年 8.58 昭 和 42 年 4.95 平 成 17 年 15.56 平 成 4 年 11.93 昭 和 54 年 8.30 昭 和 41 年 4.67 平 成 16 年 15.28 平 成 3 年 11.65 昭 和 53 年 8.02 昭 和 40 年 4.39 平 成 15 年 15.00 平 成 2 年 11.37 昭 和 52 年 7.74 昭 和 39 年 4.12 平 成 14 年 14.72 平 成 元 年 11.09 昭 和 51 年 7.46 昭 和 38 年 4.12 平 成 13 年 14.44 昭 和 63 年 10.81 昭 和 50 年 7.19 昭 和 37 年 4.12 平 成 12 年 14.16 昭 和 62 年 10.53 昭 和 49 年 6.91 昭 和 36 年 以 前 4.12 平 成 11 年 13.88 昭 和 61 年 10.26 昭 和 48 年 6.63 平 成 10 年 13.60 昭 和 60 年 9.98 昭 和 47 年 6.35 本 単 価 を 基 礎 とした 算 定 方 式 を 適 用 する 建 物 は 原 則 として 事 故 発 生 当 時 に 自 己 の 居 住 の 用 に 供 されていた 建 物 とさせていただきます なお 本 単 価 に 乗 じる 床 面 積 は 原 則 として 固 定 資 産 税 評 価 における 家 屋 の 床 面 積 (m2)とさせていただきます 22

< 家 財 の 賠 償 金 額 > Ⅸ. 東 京 電 力 の 賠 償 基 準 ( 別 紙 3) 2 人 以 上 の 場 合 単 身 の 場 合 ( 世 帯 基 礎 額 + 構 成 員 の 加 算 額 ) ( 定 額 ) 世 帯 構 成 員 の 加 算 額 基 礎 額 大 人 1 名 あたり 子 供 1 名 あたり 帰 還 困 難 区 域 325 万 円 475 万 円 60 万 円 40 万 円 居 住 制 限 区 域 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 245 万 円 355 万 円 45 万 円 30 万 円 帰 還 困 難 区 域 の 場 合 大 人 数 の 人 大 人 数 の 人 子 供 の 人 数 0 名 1 名 2 名 3 名 4 名 5 名 1 名 325 万 円 575 万 円 615 万 円 655 万 円 695 万 円 735 万 円 2 名 595 万 円 635 万 円 675 万 円 715 万 円 755 万 円 795 万 円 3 名 655 万 円 695 万 円 735 万 円 775 万 円 815 万 円 855 万 円 4 名 715 万 円 755 万 円 795 万 円 835 万 円 875 万 円 915 万 円 5 名 775 万 円 815 万 円 855 万 円 895 万 円 935 万 円 975 万 円 居 住 制 限 区 域 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 の 場 合 子 供 の 人 数 0 名 1 名 2 名 3 名 4 名 5 名 1 名 245 万 円 430 万 円 460 万 円 490 万 円 520 万 円 550 万 円 2 名 445 万 円 475 万 円 505 万 円 535 万 円 565 万 円 595 万 円 3 名 490 万 円 520 万 円 550 万 円 580 万 円 610 万 円 640 万 円 4 名 535 万 円 565 万 円 595 万 円 625 万 円 655 万 円 685 万 円 5 名 580 万 円 610 万 円 640 万 円 670 万 円 700 万 円 730 万 円 23

Ⅸ. 東 京 電 力 の 賠 償 基 準 ( 別 紙 4) <お 支 払 いの 対 象 となる 建 物 償 却 資 産 棚 卸 資 産 の 例 > 対 象 財 物 の 分 類 建 物 償 却 資 産 棚 卸 資 産 勘 定 科 目 具 体 例 建 物 事 務 所 店 舗 工 場 など 建 物 附 属 設 備 電 気 給 排 水 設 備 昇 降 機 など 構 築 物 駐 車 場 アスファルト 舗 装 門 塀 看 板 など 機 械 装 置 特 殊 自 動 車 ( 農 業 機 械 など) 各 種 製 造 設 備 など 車 両 運 搬 具 特 殊 自 動 車 (フォークリフトなど) 原 動 機 付 自 転 車 軽 車 両 (リヤカーなど) など 営 業 什 器 事 務 所 使 用 の 備 品 工 場 で 使 用 す 工 具 器 具 備 品 る 工 具 果 樹 など 建 設 仮 勘 定 - 建 設 中 の 建 物 製 造 中 の 機 械 など 商 品 製 品 仕 掛 品 原 材 料 未 成 工 事 支 出 金 販 売 用 の 不 動 産 農 業 用 資 材 など 個 人 事 業 主 さまが 所 有 されている 建 物 については 個 人 さまの 所 有 する 建 物 として お 取 扱 いさせていただきます 個 人 事 業 主 さまが 家 事 共 用 資 産 として 申 告 されている 資 産 については 個 人 さまの 所 有 する 家 財 としてお 取 扱 いさせていただきます 24

Ⅸ. 東 京 電 力 の 賠 償 基 準 ( 別 紙 5) < 償 却 資 産 係 数 > 未 償 却 未 償 却 未 償 却 未 償 却 係 数 係 数 係 数 残 高 割 合 残 高 割 合 残 高 割 合 残 高 割 合 係 数 100% 1.00 75% 1.21 50% 1.56 25% 2.25 99% 1.01 74% 1.22 49% 1.58 24% 2.29 98% 1.01 73% 1.23 48% 1.60 23% 2.33 97% 1.02 72% 1.24 47% 1.62 22% 2.37 96% 1.03 71% 1.26 46% 1.64 21% 2.41 95% 1.04 70% 1.27 45% 1.66 20% 2.46 94% 1.04 69% 1.28 44% 1.68 19% 2.52 93% 1.05 68% 1.29 43% 1.71 18% 2.58 92% 1.06 67% 1.30 42% 1.73 17% 2.64 91% 1.07 66% 1.32 41% 1.75 16% 2.72 90% 1.07 65% 1.33 40% 1.78 15% 2.80 89% 1.08 64% 1.34 39% 1.80 14% 2.90 88% 1.09 63% 1.36 38% 1.83 13% 3.01 87% 1.10 62% 1.37 37% 1.85 12% 3.14 86% 1.11 61% 1.38 36% 1.88 11% 3.30 85% 1.12 60% 1.40 35% 1.91 10% 3.48 84% 1.12 59% 1.41 34% 1.94 9% 3.71 83% 1.13 58% 1.43 33% 1.97 8% 4.00 82% 1.14 57% 1.44 32% 2.00 7% 4.36 81% 1.15 56% 1.46 31% 2.03 6% 4.85 80% 1.16 55% 1.47 30% 2.07 5% 5.53 79% 1.17 54% 1.49 29% 2.10 4% 6.55 78% 1.18 53% 1.51 28% 2.13 3% 8.25 77% 1.19 52% 1.53 27% 2.17 2% 11.66 76% 1.20 51% 1.54 26% 2.21 1% 21.87 本 係 数 は 償 却 後 の 利 用 価 値 に 配 慮 して 一 定 の 補 正 ( 定 率 法 から 定 額 法 への 補 正 残 存 価 値 の 下 限 を20%に 設 定 )を 実 施 するものです ご 請 求 のお 手 間 を 省 くため 耐 用 年 数 が 異 なる 複 数 の 償 却 資 産 について 勘 定 科 目 ごとにまとめて 算 定 できるよう 未 償 却 残 高 割 合 ( 勘 定 科 目 ごとの 帳 簿 価 額 を 取 得 価 額 で 割 ることで 算 出 される 割 合 )に 応 じた 償 却 資 産 係 数 を 設 定 しています 25

Ⅸ. 東 京 電 力 の 賠 償 基 準 ( 別 紙 6) < 参 考 : 避 難 指 示 の 解 除 見 込 み 時 期 までの 期 間 に 応 じた 減 少 率 の 目 安 > 当 社 事 故 発 生 時 点 から 避 難 指 示 の 解 除 見 込 み 時 期 までの 期 間 勘 定 科 目 24ヶ 月 36ヶ 月 48ヶ 月 60ヶ 月 72ヶ 月 建 物 26% 39% 51% 64% 100% 建 物 附 属 設 備 39% 55% 66% 74% 100% 構 築 物 37% 50% 60% 68% 100% 機 械 装 置 59% 76% 100% 100% 100% 車 両 運 搬 具 69% 88% 100% 100% 100% 工 具 器 具 備 品 62% 79% 100% 100% 100% 避 難 指 示 の 解 除 見 込 み 時 期 に 応 じた 償 却 資 産 の 価 値 減 少 率 を 勘 定 科 目 ごとに 設 定 し ます 当 該 減 少 率 の 代 わりに 当 社 事 故 発 生 時 点 から 避 難 指 示 の 解 除 見 込 み 時 期 までの 期 間 に 応 じた 実 際 の 価 値 減 少 率 ( 減 価 償 却 費 の 累 計 を 取 得 価 額 で 割 ることで 算 出 され る 割 合 )によりご 請 求 いただく 方 法 もご 選 択 いただけます 避 難 指 示 の 解 除 見 込 み 時 期 に 応 じた 月 割 りでの 減 少 率 等 の 詳 細 については 改 めて お 知 らせいたします 26

Ⅸ. 東 京 電 力 の 賠 償 基 準 ( 別 紙 7 その1) <1 帰 還 困 難 区 域 における 積 算 上 の 内 訳 > 請 求 項 目 金 額 積 算 上 の 内 訳 帰 宅 転 居 費 用 50,000 円 帰 宅 または 転 居 の1 回 分 の 費 用 一 時 立 入 費 用 100,000 円 福 島 近 郊 からの5 年 間 分 (3ヶ 月 に1 回 :5,000 円 / 回 *1 )の 一 時 立 入 費 用 *2 同 一 世 帯 内 の 移 動 費 用 600,000 円 事 故 発 生 当 時 のお 住 まいが 同 じご 世 帯 の 方 で お 互 いに 別 の 避 難 先 に 避 難 を 継 続 されている 方 の5 年 間 分 (1ヶ 月 に2 回 :5,000 円 / 回 *1 )の 同 一 世 帯 内 の 移 動 費 用 検 査 費 用 ( 物 ) 17,000 円 検 査 費 用 ( 物 )の1 回 分 の 費 用 検 査 費 用 ( 人 ) 25,000 円 5 年 間 分 (1 年 に1 回 :5,000 円 / 回 *1 )の 検 査 ( 人 ) にかかる 交 通 費 にかかる 交 通 費 合 計 792,000 円 *3 *1 避 難 先 情 報 及 びこれまでのご 請 求 実 績 を 踏 まえ 1 回 あたり5,000 円 としております *2 1 世 帯 あたり500,000 円 を 上 限 とさせていただきます *3 6 人 目 以 上 は お 一 人 さまにつき692,000 円 をお 支 払 いいたします 27

Ⅸ. 東 京 電 力 の 賠 償 基 準 ( 別 紙 7 その2) <2 居 住 制 限 区 域 における 積 算 上 の 内 訳 ( 標 準 期 間 )> 請 求 項 目 金 額 積 算 上 の 内 訳 帰 宅 転 居 費 用 50,000 円 帰 宅 または 転 居 の1 回 分 の 費 用 一 時 立 入 費 用 120,000 円 福 島 近 郊 からの2 年 間 分 (1ヶ 月 に1 回 :5,000 円 / 回 *1 )の 一 時 立 入 費 用 *2 同 一 世 帯 内 の 移 動 費 用 240,000 円 事 故 発 生 当 時 のお 住 まいが 同 じご 世 帯 の 方 で お 互 いに 別 の 避 難 先 に 避 難 を 継 続 されている 方 の2 年 間 分 (1ヶ 月 に2 回 :5,000 円 / 回 *1 )の 同 一 世 帯 内 の 移 動 費 用 検 査 費 用 ( 物 ) 17,000 円 検 査 費 用 ( 物 )の1 回 分 の 費 用 検 査 費 用 ( 人 ) 10,000 円 2 年 間 分 (1 年 に1 回 :5,000 円 / 回 *1 )の 検 査 ( 人 ) にかかる 交 通 費 にかかる 交 通 費 合 計 437,000 円 *3 *1 避 難 先 情 報 及 びこれまでのご 請 求 実 績 を 踏 まえ 1 回 あたり5,000 円 としております *2 1 世 帯 あたり600,000 円 を 上 限 とさせていただきます *3 6 人 目 以 上 は お 一 人 さまにつき317,000 円 をお 支 払 いいたします 28

Ⅸ. 東 京 電 力 の 賠 償 基 準 ( 別 紙 7 その3) <3 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 における 積 算 上 の 内 訳 ( 標 準 期 間 )> 請 求 項 目 金 額 積 算 上 の 内 訳 帰 宅 転 居 費 用 50,000 円 帰 宅 または 転 居 の1 回 分 の 費 用 一 時 立 入 費 用 60,000 円 福 島 近 郊 からの1 年 間 分 (1ヶ 月 に1 回 :5,000 円 / 回 *1 )の 一 時 立 入 費 用 *2 同 一 世 帯 内 の 移 動 費 用 120,000 円 事 故 発 生 当 時 のお 住 まいが 同 じご 世 帯 の 方 で お 互 いに 別 の 避 難 先 に 避 難 を 継 続 されている 方 の1 年 間 分 (1ヶ 月 に2 回 :5,000 円 / 回 *1 )の 同 一 世 帯 内 の 移 動 費 用 検 査 費 用 ( 物 ) 17,000 円 検 査 費 用 ( 物 )の1 回 分 の 費 用 検 査 費 用 ( 人 ) 5,000 円 1 年 間 分 (1 年 に1 回 :5,000 円 / 回 *1 )の 検 査 ( 人 ) にかかる 交 通 費 にかかる 交 通 費 合 計 252,000 円 *3 *1 避 難 先 情 報 及 びこれまでのご 請 求 実 績 を 踏 まえ 1 回 あたり5,000 円 としております *2 1 世 帯 あたり300,000 円 を 上 限 とさせていただきます *3 6 人 目 以 上 は お 一 人 さまにつき192,000 円 をお 支 払 いいたします 29

Ⅹ. 問 い 合 わせ 先 (1) 東 京 電 力 の 賠 償 基 準 や 賠 償 金 請 求 手 続 き スケジュール に 関 するご 不 明 な 点 は 次 の 問 い 合 わせ 先 までご 連 絡 くだ さい 東 京 電 力 福 島 原 子 力 補 償 相 談 室 0120-926-404 (2)その 他 本 資 料 でご 不 明 な 点 は 次 の 問 い 合 わせ 先 まで ご 連 絡 ください 経 済 産 業 省 資 源 エネルギー 庁 03-3501-1511( 代 表 ) 30

(1) 政 策 的 取 組 Ⅺ. 参 考 資 料 : 福 島 の 復 興 及 び 再 生 に 向 けた 取 組 1 原 子 力 災 害 からの 復 興 再 生 の 推 進 を 図 るため 福 島 復 興 再 生 特 別 措 置 法 を 制 定 し 同 法 に 基 づく 福 島 復 興 再 生 基 本 方 針 にそって 総 合 的 な 施 策 を 実 施 基 本 方 針 においては 福 島 全 域 を 対 象 とする 施 策 に 加 え 避 難 解 除 等 区 域 等 について 以 下 の 事 項 等 を 特 記 (1) 産 業 の 復 興 及 び 再 生 ( 既 存 産 業 の 再 開 支 援 雇 用 創 出 等 ) (2) 道 路 港 湾 海 岸 その 他 の 公 共 施 設 の 整 備 (3) 生 活 環 境 の 整 備 ( 放 射 線 からの 安 全 安 心 の 確 保 生 活 インフラの 確 保 等 ) (4) 課 税 の 特 例 ( 事 業 用 設 備 等 への 投 資 雇 用 促 進 等 ) (5) 居 住 の 安 定 確 保 (6) 将 来 的 な 住 民 の 帰 還 を 目 指 す 区 域 の 復 興 及 び 再 生 に 向 けた 準 備 のための 取 組 県 関 係 市 町 村 からの 要 請 を 踏 まえ 原 子 力 発 電 所 の 事 故 による 避 難 地 域 を 対 象 としたグランドデザインに ついても 現 在 策 定 中 31

(2) 居 住 安 定 確 保 に 向 けた 具 体 的 な 取 組 Ⅺ. 参 考 資 料 : 福 島 の 復 興 及 び 再 生 に 向 けた 取 組 2 1 災 害 公 営 住 宅 の 供 給 等 入 居 者 資 格 の 特 例 : 避 難 指 示 区 域 からの 避 難 者 については 収 入 にかか わらず 公 営 住 宅 へ 入 居 できるよう 措 置 整 備 に 係 る 補 助 の 特 例 : 避 難 指 示 区 域 からの 避 難 者 向 けの 災 害 公 営 住 宅 の 整 備 について 激 甚 災 害 により 住 宅 を 失 った 被 災 者 向 けに 整 備 する 場 合 と 同 様 の 引 き 上 げられた 補 助 率 (3/4)を 適 用 ( 通 常 は 約 45% 整 備 につ いては 東 日 本 大 震 災 復 興 交 付 金 の 活 用 が 可 能 この 場 合 追 加 的 な 国 庫 補 助 を 加 えた 補 助 率 は7/8を 適 用 ) 福 島 復 興 再 生 特 別 措 置 法 興 特 別 区 域 法 用 途 廃 止 譲 渡 の 特 例 : 避 難 者 向 けに 整 備 した 災 害 公 営 住 宅 の 柔 軟 な 用 途 廃 止 や 譲 渡 が 可 能 となるよう 措 置 公 営 住 宅 としての 需 要 が 無 くなった 場 合 には 事 後 の 報 告 により 用 途 廃 止 が 可 能 ( 通 常 は 国 土 交 通 大 臣 の 承 認 が 必 要 ) 耐 用 年 限 が1/6を 経 過 し 公 営 住 宅 として 維 持 管 理 する 必 要 がない 場 合 は 譲 渡 可 能 ( 通 常 は 耐 用 年 限 の1/4 経 過 ) 譲 渡 対 価 の 使 途 については 地 域 住 宅 計 画 に 基 づく 事 業 に 充 てることが 可 能 ( 通 常 は 公 営 住 宅 の 整 備 修 繕 費 用 等 に 充 てなければならない ) 2 住 宅 金 融 支 援 機 構 の 災 害 復 興 住 宅 融 資 の 提 供 避 難 指 示 区 域 の 住 宅 に 代 わる 住 宅 を 取 得 する 費 用 について 東 日 本 大 震 災 の 被 災 者 向 けの 住 宅 金 融 支 援 機 構 の 災 害 復 興 住 宅 融 資 の 対 象 とするよ う 措 置 住 宅 が 滅 失 したか 否 かにかかわらず 避 難 指 示 区 域 に 存 在 する 住 宅 の 代 替 住 宅 を 融 資 対 象 化 ( 通 常 は 滅 失 した 住 宅 のみ) 当 初 5 年 間 金 利 0% 6~10 年 目 は 通 常 金 利 から 約 0.5% 引 き 下 げ 3 都 市 再 生 機 構 による 業 務 の 受 託 都 市 再 生 機 構 が 避 難 者 向 け 住 宅 等 の 整 備 に 係 る 福 島 県 等 の 事 業 につい て 本 来 業 務 として 受 託 できるよう 措 置 4 居 住 安 定 協 議 会 の 設 置 福 島 県 及 び 移 転 元 市 町 村 は 災 害 公 営 住 宅 の 整 備 等 に 当 たり 移 転 先 の 地 方 公 共 団 体 等 との 調 整 を 行 う 場 としての 協 議 会 を 組 織 可 能 東 日 5 東 日 本 大 震 災 特 別 家 賃 低 減 事 業 本 東 日 本 大 震 災 の 被 災 者 のうち 特 に 低 所 得 な 入 居 者 の 家 賃 負 担 について 大 通 常 の 公 営 住 宅 家 賃 から 更 に 軽 減 するため 地 方 公 共 団 体 による 特 別 な 家 震 賃 の 低 減 事 業 に 対 して 国 から 支 援 を 行 う( 補 助 率 1/2 東 日 本 大 震 災 復 興 災 交 付 金 を 活 用 することも 可 能 この 場 合 追 加 的 な 国 庫 補 助 を 加 えた 補 助 率 は 復 3/4を 適 用 ) 32

Ⅺ. 参 考 資 料 : 新 しい 賠 償 基 準 の 対 象 となる 区 域 33