第 二 章 軍 事 科 学 技 術 中 国 は 装 備 の 近 代 化 を 急 いでいる ロシアからの 最 新 鋭 兵 器 を 次 々に 買 い 世 界 最 大 の 兵 器 輸 入 国 になった 中 国 は 軍 事 力 の 矛 先 について 台 湾 独 立 阻 止 と 海 洋 権 益 の 保 護 を 挙 げている だが ICBM や SLBM など 戦 略 兵 器 の 開 発 能 力 強 化 も 同 時 に 進 められている 米 国 への 牽 制 か 軍 事 大 国 化 への 行 程 か 軍 の 主 導 する 宇 宙 開 発 も 有 人 飛 行 から 月 面 探 査 へと 新 展 開 を 見 せている 1. 海 洋 戦 略 中 国 政 府 は 2004 年 版 国 防 白 書 で 中 国 軍 の 主 要 任 務 として 台 湾 独 立 の 阻 止 と 海 洋 権 益 の 保 護 を 挙 げている また 海 空 軍 戦 略 ミサイル 部 隊 を 強 化 して 制 海 権 制 空 権 奪 取 と 戦 略 的 反 撃 能 力 を 高 めることを 表 明 している これ らの 遂 行 には 台 湾 海 峡 や 東 シナ 海 西 太 平 洋 で 優 位 に 立 つことが 必 要 となる それは 中 国 軍 の 海 洋 でのプレゼンスが 高 まることを 意 味 し 台 湾 米 国 日 本 などの 警 戒 を 招 いている 台 湾 は 04 年 国 防 報 告 書 で 中 国 が 海 洋 戦 略 を 進 めるには 第 1 列 島 線 を 突 破 しなければならず 台 湾 はそこに 位 置 し 日 本 の 南 方 海 上 防 衛 戦 略 とも 深 い 関 わりを 持 ち 日 米 両 国 の 海 洋 の 利 益 を 保 障 するかたちとなっている と 記 して いる 第 1 列 島 線 は 日 本 列 島 台 湾 フィリピンのラインで 小 笠 原 諸 島 サ イパン 島 グアム 島 のラインを 第 2 列 島 線 と 呼 んでいる つまり 中 国 は 必 然 的 に 第 2 列 島 線 まで 活 動 範 囲 を 広 げると 指 摘 している 実 際 に 04 年 には 中 国 原 潜 の 日 本 領 海 侵 犯 事 件 が 起 き この 原 潜 がグアム 島 を 周 遊 していたことが 明 らかになっている 海 軍 強 化 に 絡 んで 注 目 されているのが 空 母 の 建 設 06 年 3 月 10 日 付 の 中 国 系 香 港 紙 文 匯 報 は 中 国 軍 の 軍 総 装 備 部 科 学 技 術 委 員 会 の 汪 致 遠 主 任 ( 中 将 )が 中 国 は 独 自 で 空 母 建 造 を 目 指 す と 語 った と 報 じた 汪 主 任 は 我 が 国 の 海 上 権 益 を 守 るため 空 母 の 建 造 はどうしても 必 要 だ と 述 べている また 搭 載 機 や 付 属 艦 の 実 験 は 最 終 段 階 にあるものの 3 年 や5 年 ではでき ない と 話 している( 朝 日 新 聞 06 年 3 月 11 日 ) 米 国 防 総 省 の 中 国 の 軍 事 力 についての 年 次 報 告 (7.19)は 中 台 バラン スが 中 国 有 利 になりつつある としている また 台 湾 の 対 岸 に 短 距 離 弾 道 ミ サイル 650~730 発 を 配 置 していると 指 摘 する -19-
2. 軍 事 力 強 化 と 軍 外 交 中 国 は 戦 略 ミサイルの 開 発 に 力 を 入 れている 通 常 兵 器 では ロシア 製 の 戦 闘 機 や 潜 水 艦 を 導 入 し 台 湾 対 策 などを 想 定 しながら 制 空 圏 制 海 圏 の 拡 大 を 進 める 戦 略 ミサイルの 開 発 について 米 国 メディアは 2005 年 1 月 国 際 戦 略 研 究 所 (IISS)の 軍 事 情 報 誌 ミリタリーバランス をもとに 中 国 が 最 近 長 距 離 戦 略 ミサイル 東 風 31 型 を8 基 擁 する 機 動 部 隊 を 配 置 した と 報 じた 東 風 31 型 は 射 程 8000 キロで 米 国 西 部 もとらえる 1992 年 に 初 めて 試 射 され 1999 年 の 建 国 50 周 年 の 軍 事 パレードに 登 場 した 一 方 2004 年 末 には 大 陸 間 弾 道 弾 を 発 射 できる 原 子 力 潜 水 艦 094 型 がす でに 浸 水 した と 報 道 されている 中 国 は 少 ない 量 ながら 米 国 の 大 都 市 を 確 実 に 人 質 にできる 伝 統 的 な 核 戦 略 最 小 限 抑 止 戦 略 のもとに 着 々と 核 能 力 を 上 げている 中 国 はこうした 核 戦 略 で 米 国 に 牽 制 をかけつつ 台 湾 の 対 岸 に 大 量 の 短 距 離 弾 道 ミサイルを 配 置 する 中 国 の 報 道 (02 年 10 月 21 日 合 肥 報 業 網 )によれば 中 国 はすでに 巡 航 ミサイル 紅 鳥 1 型 と 紅 鳥 2 型 を 開 発 した 紅 鳥 2 型 の 射 程 は 1500 キロ 測 位 衛 星 システムを 用 い 誤 差 5メートルの 精 度 で 飛 ばせる その 改 良 型 は 射 程 3000 キロをめざしている この 技 術 と 性 能 によって 敵 空 母 の 戦 闘 機 が 作 戦 可 能 な 半 径 の 外 から 発 射 可 能 で 敵 が 慣 れている 空 襲 や 巡 航 ミサイル 戦 を 抑 止 できる としている 国 防 費 は 高 い 伸 びが 続 いている 2006 年 3 月 の 全 国 人 民 代 表 大 会 ( 全 人 代 ) で 示 された 国 防 予 算 は 2838 億 元 ( 約 3 兆 9732 億 円 )で 前 年 比 約 15% 増 全 人 代 報 道 官 は 高 い 伸 び 率 の 理 由 として 人 件 費 の 上 昇 や 原 油 価 格 の 高 騰 防 衛 作 戦 能 力 の 向 上 などを 理 由 に 挙 げた 2けたの 伸 びはこれで 18 年 連 続 と なった しかし 中 国 の 国 防 費 については 公 表 されていない 部 分 が 多 く 不 透 明 性 が 問 題 になっている 米 国 防 総 省 の 中 国 の 軍 事 力 についての 年 次 報 告 は 中 国 の 軍 事 費 は 公 表 額 の2~3 倍 になると 指 摘 した -20-
軍 事 力 の 強 化 が 中 国 脅 威 論 を 招 いているなかで 軍 当 局 は 各 国 との 交 流 によ る 信 頼 醸 成 をはかっている 中 国 の 04 年 国 防 白 書 によれば 多 数 の 国 々と 軍 幹 部 の 相 互 訪 問 を 行 っているほか ロシア 米 国 フランス ドイツ イタリ ア インド パキスタン タイ カザフスタン キルギスタン モンゴル 豪 州 ニュージーランド 日 本 などと 安 全 保 障 に 関 する 協 議 や 対 話 を 重 ねている 外 国 軍 隊 との 合 同 演 習 も 実 施 し 03 年 から 04 年 にかけては 上 海 協 力 機 構 の 反 テロ 軍 事 演 習 パキスタンとの 反 テロ 軍 事 演 習 に 参 加 した また パキスタ ン インド フランス 英 国 豪 州 と 海 上 捜 索 救 援 演 習 を 行 った 軍 人 の 留 学 にも 力 を 入 れ 1000 人 の 留 学 生 を 20 数 カ 国 に 派 遣 し 91 カ 国 の 1245 人 が 中 国 の 軍 系 教 育 機 関 で 学 んだ このうち 44 カ 国 の 軍 官 が 国 防 大 学 の 国 際 問 題 研 究 班 に 参 加 した なお 05 年 8 月 にはロシアとの 初 めての 合 同 軍 事 演 習 を 実 施 している 中 国 軍 の 主 要 装 備 (THE MILITARY BALANCE 2005 2006) 核 ミサイル 戦 力 10 万 人 大 陸 間 弾 道 ミサイル(ICBM)46 基 ( 東 風 31が6 基 東 風 4が 20 基 東 風 5A が 20 基 ) 中 距 離 弾 道 ミサイル(IRBM)35 基 短 距 離 弾 道 ミサイル(SRBM)725 基 陸 軍 160 万 人 戦 車 8580 両 装 甲 歩 兵 戦 闘 車 1000 両 装 甲 兵 員 輸 送 車 3500 両 海 軍 25.5 万 人 艦 艇 潜 水 艦 69 隻 (このうち 夏 級 原 子 力 弾 道 ミサイル 潜 水 艦 - SSBN1 隻 漢 級 原 子 力 攻 撃 潜 水 艦 -SSN5 隻 ロシア 製 キロ 級 通 常 型 潜 水 艦 4 隻 ) 駆 逐 艦 21 隻 フリゲート 艦 42 隻 哨 戒 ミサイル 艇 331 隻 掃 海 艇 130 隻 揚 陸 艦 50 隻 作 戦 機 436 機 (このうち 爆 撃 機 68 戦 闘 機 74 攻 撃 機 274) 海 兵 隊 1 万 人 空 軍 40 万 人 作 戦 機 2643 機 ( 爆 撃 機 222 戦 闘 機 1252 攻 撃 機 1169) 戦 闘 機 のうち スホイ 30 が 73 機 スホイ 27 が 116 機 -21-
3. 兵 器 売 買 中 国 は 最 大 の 兵 器 輸 入 国 でもある ストックホルム 国 際 平 和 研 究 所 (SIPRI) によれば 2000-2004 年 の5 年 間 で 中 国 が 輸 入 した 通 常 兵 器 の 総 額 は 116 億 7700 万 ドルに 達 し 世 界 1 位 だった このうちの 大 部 分 を 占 める 111 億 1200 万 ドル 分 がロシアからで ウクライナ(4 億 900 万 ドル) イスラエル(3600 万 ドル) フランス(3300 万 ドル)から 少 し 入 っている 中 国 がロシアに 購 入 あるいは 発 注 したものは 戦 闘 機 スホイ 27 スホイ 30 地 対 空 ミサイル 対 艦 ミサイル キロ 級 潜 水 艦 ソブリメンヌイ 級 駆 逐 艦 などで 海 空 装 備 の 最 新 鋭 化 をロシアに 頼 っていることがわかる 主 要 兵 器 購 入 国 (2000-2004 単 位 100 万 ドル) 1 中 国 11677 2インド 8526 3ギリシャ 5263 4 英 国 3395 5トルコ 3298 6エジプト 3103 7 韓 国 2755 8UAE 2581 9オーストラリア 2177 10パキスタン 2018 また 中 国 は 2000-2004 年 に 14 億 3000 万 ドルの 兵 器 を 輸 出 している 兵 器 輸 出 国 としても 世 界 8 位 に 名 を 連 ねた 輸 出 先 はパキスタン(9 億 ドル) エジプト(2 億 4900 万 ドル) イラン(5400 万 ドル) アルジェリア(3300 万 ドル) タイ(2800 万 ドル)など パキスタンとは 戦 闘 機 JF-17 対 潜 ヘリコ プター フリゲート 艦 対 艦 ミサイルなど イランとは 対 艦 ミサイルなどの 売 買 が 行 われている 最 近 の 報 道 では カンボジアへの 海 上 巡 視 艇 6 隻 の 無 償 援 助 ナイジェリア への F7 戦 闘 機 売 却 ジンバブエへの 戦 闘 機 売 却 も 伝 えられている 4. 宇 宙 開 発 と APSCO 中 国 にとって2 度 目 の 有 人 飛 行 となる 宇 宙 船 神 舟 6 号 が 2005 年 10 月 12 日 酒 泉 衛 星 発 射 センター( 甘 粛 省 内 モンゴル 自 治 区 )から 長 征 2ロ ケットで 打 ち 上 げられ 17 日 に 予 定 通 りに 内 モンゴル 自 治 区 に 着 陸 した 初 飛 行 に 成 功 した 03 年 10 月 の 神 舟 5 号 は 宇 宙 飛 行 士 1 人 だけが 乗 り 込 み 21 時 間 の 短 い 飛 行 だったが 6 号 には2 人 が 乗 り 5 日 間 飛 んだ これによ って 中 国 は 有 人 飛 行 の 技 術 をより 確 実 なものにした 神 舟 7 号 では 宇 宙 遊 泳 を 行 う 計 画 で 08 年 に 打 ち 上 げられる 見 通 しになっている -22-
神 舟 計 画 に 平 行 して 月 探 査 計 画 嫦 娥 プロジェクト を 進 めている 第 1 段 階 (2004-07 年 )は 月 の 周 回 と1 年 にわたる 探 査 を 主 要 目 標 とし 第 2 段 階 (2007-12 年 )で 月 面 軟 着 陸 と 月 面 探 査 をめざす 第 3 段 階 (2012-17 年 )では 月 面 軟 着 陸 してサンプルを 採 集 して 持 ち 帰 ることを 目 標 とする これらを 達 成 した 後 に 飛 行 士 の 月 面 着 陸 を 考 える 方 針 07 年 に 打 ち 上 げを 予 定 する 嫦 娥 1 号 は 西 昌 衛 星 発 射 基 地 ( 四 川 省 )から 長 征 3A ロケットで 打 ち 上 げることが 決 まっている( 新 華 社 = 中 国 通 信 ) また 中 国 は 独 自 の 衛 星 測 位 システムも 発 展 させている 2000 年 10 月 と 12 月 さらに 03 年 5 月 に 測 位 衛 星 北 斗 を 打 ち 上 げた この3 衛 星 によって 地 域 的 な 測 位 システムが 完 成 した 04 年 4 月 に 全 面 的 に 民 生 用 に 開 放 された と 報 じられている( 中 国 航 天 報 サイト) また 打 ち 上 げ 態 勢 の 強 化 をめざし 西 昌 酒 泉 太 原 ( 山 西 省 )に 次 ぐ4 番 目 の 発 射 施 設 を 海 南 省 に 建 設 することが 決 まった 大 型 ロケットの 打 ち 上 げ が 目 的 ( 読 売 新 聞 05 年 5 月 8 日 ) 宇 宙 技 術 を 高 めると 同 時 に 国 際 協 力 もめざしている 中 国 政 府 と 欧 州 宇 宙 機 関 (ESA)は 05 年 11 月 18 日 北 京 で 宇 宙 の 平 和 利 用 に 関 する 協 力 協 定 に 調 印 した( 新 華 社 = 中 国 通 信 ) 中 国 はすでに 03 年 EU が 進 める 全 地 球 測 位 シス テム ガリレオ 計 画 の 参 加 に 合 意 している ブラジルとの 間 では 資 源 衛 星 の 共 同 開 発 を 行 っている 中 国 ブラジル 地 球 資 源 1 号 の2 機 が 1999 年 10 月 と 2003 年 10 月 に 打 ち 上 げられ すでに 農 林 業 や 災 害 観 測 環 境 保 護 都 市 計 画 など 多 領 域 で 利 用 されている 両 国 政 府 は3 番 機 4 番 機 の 研 究 製 造 の 契 約 も 交 わした ( 人 民 日 報 04 年 5 月 27 日 ) 中 国 は 多 国 間 の 宇 宙 協 力 のイニシアチブもとっている 1992 年 中 国 とパ キスタン タイが アジア 太 平 洋 地 域 での 宇 宙 技 術 の 多 国 間 協 力 (AP-MCSTA) を 提 唱 事 務 局 もつくって アジア 太 平 洋 宇 宙 協 力 機 構 (APSCO) の 設 立 準 備 を 進 め 05 年 10 月 北 京 で APSCO 条 約 の 調 印 式 を 行 った 調 印 したのは 中 国 イラン パキスタン タイ インドネシア バングラデシュ モンゴル ペルーの8カ 国 このほか アルゼンチン ブラジル マレーシア フィリピ ン ロシア ウクライナなどがオブザーバーとして 出 席 した APSCO はアジア 太 平 洋 地 域 を 対 象 とするが 地 域 外 の 国 も 準 メンバーとして 活 動 に 参 加 できる 出 席 した 黄 菊 副 首 相 は 各 国 が APSCO をプラットホームに 多 様 な 形 式 の 宇 宙 協 力 を 繰 り 広 げ 各 国 人 民 が 宇 宙 科 学 技 術 とその 応 用 から 利 益 を 受 けられるよう -23-
希 望 する と 述 べた APSCO は 参 加 国 と 活 動 を 拡 大 していく 方 針 だ 本 部 は 北 京 に 置 かれた 調 印 したイランのモハマド 通 信 情 報 技 術 相 は 数 年 内 に 中 国 のロケットで 両 国 で 開 発 した 衛 星 を 打 ち 上 げたい と 述 べた 両 国 はリモート センシング を 主 とする 多 任 務 の 小 衛 星 を 開 発 中 で テスト 用 の 衛 星 はすでにできたという ( 東 方 早 報 ) AP-MCSTA は 同 時 に 宇 宙 技 術 応 用 の 教 育 を 進 めてきた 2000 年 から 05 年 にかけ AP-MCSTA と 中 国 国 家 航 天 局 ( 中 国 国 家 宇 宙 局 =CNSA)は 共 同 で 宇 宙 技 術 と 応 用 についての5 回 の 訓 練 プログラムを 北 京 で 行 い 約 30 カ 国 の 150 人 以 上 が 参 加 した 両 組 織 と 北 京 航 空 航 天 大 学 は 宇 宙 技 術 と 応 用 の 包 括 的 か つシステムだった 研 究 を 提 供 する 修 士 プログラムの 実 施 を 計 画 している しかし この 一 方 で 中 国 の 宇 宙 開 発 は 軍 事 力 強 化 に 結 びついているとの 懸 念 も 国 際 社 会 にある 中 国 の 宇 宙 開 発 は 軍 の 主 導 で 進 められ 江 沢 民 前 国 家 主 席 も 神 舟 3 号 の 打 ち 上 げ 時 に 科 学 技 術 の 進 歩 と 国 防 の 現 代 化 に 重 要 な 意 義 がある と 述 べている 衛 星 測 位 システムは 軍 事 価 値 が 高 い 北 斗 を 使 ったサービスを 行 っている 北 京 神 州 天 鴻 科 技 有 限 公 司 はそのサイトで 中 国 系 香 港 紙 文 匯 報 の 報 道 として 北 斗 衛 星 は 国 防 建 設 で 力 を 発 揮 するだろう 測 位 衛 星 はすでに 現 代 のハイテク 戦 争 で 欠 くことのできない 装 備 になっている と 記 している 本 章 2 項 で 述 べたように 中 国 は 測 位 衛 星 を 活 用 した 巡 航 ミサ イルを 所 有 している -24-