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別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

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はファクシミリ 装 置 を 用 いて 送 信 し 又 は 訪 問 する 方 法 により 当 該 債 務 を 弁 済 す ることを 要 求 し これに 対 し 債 務 者 等 から 直 接 要 求 しないよう 求 められたにもかか わらず 更 にこれらの 方 法 で 当 該 債 務 を 弁 済 するこ

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ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

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支 払 手 段 を 巡 る 規 制 等 の 現 状 適 用 される 法 律 法 律 の 規 制 内 容 業 界 の 自 主 的 取 組 送 金 サービス 銀 行 法 免 許 制 資 本 要 件 ( 資 本 金 10 億 円 以 上 の 株 式 会 社 ) 報 告 書 立 入 検 査 業 務 改 善 命 令 等 - 収 納 代 行 代 金 引 換 ( 代 引 き) - - コンビニエンスストアにおける 収 納 代 行 標 準 ルールの 作 成 ( 日 本 フランチャイズチェーン 協 会 流 通 システム 開 発 センター) - 収 納 代 行 の 上 限 設 定 (30 万 円 ) 等 ICカード 型 プリペイド 前 払 式 証 票 規 制 法 (プリカ 法 ) 発 行 者 の 届 出 又 は 登 録 未 使 用 残 高 の1/2 以 上 の 額 の 供 託 義 務 報 告 書 提 出 業 務 改 善 命 令 等 前 払 式 証 票 発 行 協 会 による 標 準 約 款 作 成 電 子 マネー サーバー 管 理 型 プリペイド - - - ポストペイ 割 賦 販 売 法 (クレジットカード) 発 行 者 の 登 録 取 引 条 件 の 表 示 書 面 交 付 民 事 ルール( 抗 弁 権 の 接 続 等 ) チャージバックルール ポイント - - - 27

銀 行 法 出 資 法 の 条 文 銀 行 法 ( 昭 和 五 十 六 年 法 律 第 五 十 九 号 )( 抄 ) 第 二 条 ( 略 ) 2 この 法 律 において 銀 行 業 とは 次 に 掲 げる 行 為 のいずれかを 行 う 営 業 をいう 一 預 金 又 は 定 期 積 金 の 受 入 れと 資 金 の 貸 付 け 又 は 手 形 の 割 引 とを 併 せ 行 うこと 二 為 替 取 引 を 行 うこと 第 三 条 預 金 又 は 定 期 積 金 等 の 受 入 れ( 前 条 第 二 項 第 一 号 に 掲 げる 行 為 に 該 当 する ものを 除 く )を 行 う 営 業 は 銀 行 業 とみなして この 法 律 を 適 用 する 第 四 条 銀 行 業 は 内 閣 総 理 大 臣 の 免 許 を 受 けた 者 でなければ 営 むことができない ( 略 ) 出 資 の 受 入 れ 預 り 金 及 び 金 利 等 の 取 締 りに 関 する 法 律 ( 昭 和 二 十 九 年 法 律 第 百 九 十 五 号 )( 抄 ) 第 二 条 業 として 預 り 金 をするにつき 他 の 法 律 に 特 別 の 規 定 のある 者 を 除 く 外 何 人 も 業 として 預 り 金 をしてはならない 2 前 項 の 預 り 金 とは 不 特 定 かつ 多 数 の 者 からの 金 銭 の 受 入 れであつて 次 に 掲 げるものをいう 一 預 金 貯 金 又 は 定 期 積 金 の 受 入 れ 二 社 債 借 入 金 その 他 いかなる 名 義 をもつてするかを 問 わず 前 号 に 掲 げるもの と 同 様 の 経 済 的 性 質 を 有 するもの 28

為 替 取 引 規 制 の 最 高 裁 決 定 平 成 13 年 3 月 12 日 最 高 裁 判 所 第 三 小 法 廷 決 定 ( 刑 集 55 巻 2 号 97 頁 ) ( 略 ) 原 判 決 の 認 定 によれば, 被 告 人 株 式 会 社 A( 以 下 被 告 会 社 という )の 代 表 取 締 役 で ある 被 告 人 Bは, 被 告 会 社 の 業 務 に 関 し, 本 邦 内 にある 送 金 依 頼 人 らから, 大 韓 民 国 内 にあ る 受 取 人 らへの 送 金 の 依 頼 を 受 け, 送 金 資 金 として 本 邦 通 貨 を 受 領 した 上, 直 接 現 金 を 大 韓 民 国 内 に 輸 送 せずに, 同 国 在 住 の 共 犯 者 Cに 対 し,ファクシミリで 送 金 依 頼 人 の 氏 名, 送 金 受 任 額, 送 金 先 銀 行 口 座 等 を 連 絡 して 支 払 方 を 指 図 し, 同 国 内 の 被 告 会 社 に 帰 属 する 銀 行 口 座 の 資 金 を 用 いて 送 金 依 頼 人 の 指 定 する 受 取 人 名 義 の 銀 行 口 座 等 に 送 金 受 任 額 相 当 額 を 同 国 通 貨 で 入 金 させたというのである 銀 行 法 2 条 2 項 2 号 は,それを 行 う 営 業 が 銀 行 業 に 当 たる 行 為 の 一 つとして 為 替 取 引 を 行 うこと を 掲 げているところ, 同 号 にいう 為 替 取 引 を 行 うこと とは, 顧 客 から, 隔 地 者 間 で 直 接 現 金 を 輸 送 せずに 資 金 を 移 動 する 仕 組 みを 利 用 して 資 金 を 移 動 することを 内 容 とす る 依 頼 を 受 けて,これを 引 き 受 けること, 又 はこれを 引 き 受 けて 遂 行 することをいうと 解 す るのが 相 当 である したがって, 被 告 人 Bの 上 記 各 行 為 が 同 号 にいう 為 替 取 引 を 行 うこと に 当 たるとして 被 告 人 両 名 に 無 免 許 銀 行 業 の 罪 の 成 立 を 認 めた 原 判 決 の 判 断 は, 正 当 であ る ( 略 ) 29

収 納 代 行 と 銀 行 送 金 の 比 較 収 納 代 行 代 金 引 換 銀 行 送 金 法 律 構 成 ( 原 因 関 係 債 務 についての) 代 理 受 領 ( 原 因 関 係 と 区 別 される 所 の) 送 金 人 と 仕 向 銀 行 との 間 の 送 金 契 約 支 払 時 に 原 因 関 係 上 の 債 務 が 消 滅 するか 消 滅 消 滅 せず 振 込 先 口 座 への 入 金 処 理 により 消 滅 するのが 通 常 二 重 請 求 法 的 にはない 場 合 によってはありうる 支 払 サービス 業 者 の 倒 産 のリスク 収 納 代 行 代 金 引 換 の 委 託 会 社 が 負 担 送 金 人 ( 消 費 者 )が 通 常 は 負 担 原 因 関 係 との 結 びつき 強 い 関 係 が 薄 い 原 因 関 係 が 当 初 から 無 効 であっ た 場 合 加 盟 店 調 査 支 払 いは 無 効 となりうる 不 当 利 得 返 還 請 求 の 可 能 性 与 信 リスクやレピュテーションリスク 等 の 観 点 から 加 盟 店 調 査 を 行 っている 支 払 いは 有 効 調 査 は 原 則 ない 不 法 な 代 金 支 払 への 利 用 可 能 性 約 款 等 で 禁 止 しているのが 通 常 本 人 確 認 はするが 何 の 弁 済 に 用 いられたか については 確 認 を 行 わないのが 通 常 悪 質 加 盟 店 への 対 応 悪 質 な 加 盟 店 については 加 盟 店 審 査 で 排 除 され 又 は 事 後 的 に 判 明 した 場 合 には 加 盟 店 契 約 を 解 除 することにより 対 応 本 人 確 認 はするが 何 の 弁 済 に 用 いられたか については 確 認 を 行 わないのが 通 常 30

犯 罪 収 益 移 転 防 止 法 の 概 要 1 目 的 犯 罪 により 得 た 収 益 をはく 奪 することや 被 害 の 回 復 を 図 ることが 重 要 であることから 犯 罪 による 収 益 の 移 転 防 止 を 図 るとともに テロ 行 為 などへの 資 金 の 供 与 防 止 を 確 保 する などにより 国 民 生 活 の 安 全 と 平 穏 を 確 保 し 経 済 活 動 の 健 全 な 発 展 に 寄 与 するために 制 定 2 規 制 対 象 となる 特 定 事 業 者 金 融 機 関 ファイナンスリース 業 者 クレジットカード 業 者 宅 地 建 物 取 引 業 者 貴 金 属 等 取 引 業 者 郵 便 物 受 取 電 話 受 付 サービス 業 者 弁 護 士 司 法 書 士 行 政 書 士 公 認 会 計 士 税 理 士 等 31

犯 罪 収 益 移 転 防 止 法 の 概 要 3 本 人 確 認 義 務 ( 第 4 条 ) 本 人 確 認 記 録 作 成 義 務 保 存 義 務 ( 第 6 条 ) 特 定 事 業 者 ( 弁 護 士 を 除 く )は 一 定 の 取 引 ( 特 定 取 引 )を 行 う 場 合 には 免 許 証 等 により 本 人 確 認 を 行 わなければならない 本 人 確 認 を 行 った 場 合 には 本 人 確 認 記 録 を 作 成 し 当 該 記 録 を7 年 間 保 存 しなければなら ない 特 定 取 引 の 範 囲 の 例 金 融 機 関 預 貯 金 契 約 の 締 結 為 替 取 引 契 約 の 締 結 (10 万 円 を 超 える 場 合 ) ファイナンスリース 1 回 の 賃 料 が10 万 円 を 超 える 場 合 クレジットカード クレジットカード 交 付 契 約 の 締 結 宝 石 200 万 円 を 超 える 宝 石 貴 金 属 等 の 売 買 司 法 書 士 税 理 士 等 宅 地 又 は 建 物 の 売 買 に 関 する 行 為 又 は 手 続 きの 代 理 会 社 等 の 設 立 又 は 合 併 等 に 関 する 行 為 又 は 手 続 き 200 万 円 を 超 える 現 金 預 金 有 価 証 券 その 他 の 財 産 の 管 理 又 は 処 分 4 取 引 記 録 作 成 義 務 保 存 義 務 ( 第 7 条 ) 特 定 事 業 者 は 特 定 業 務 に 係 る 取 引 を 行 った 場 合 には 一 定 の 取 引 を 除 き 直 ちに 顧 客 等 の 本 人 確 認 記 録 を 検 索 するための 事 項 当 該 取 引 の 期 日 及 び 内 容 等 に 関 する 記 録 を 作 成 しなければならな い 当 該 記 録 は 7 年 間 保 存 しなければならない 32

犯 罪 収 益 移 転 防 止 法 の 概 要 5 疑 わしい 取 引 の 届 け 出 義 務 ( 第 9 条 ) 特 定 事 業 者 は 特 定 業 務 において 収 受 した 財 産 が 犯 罪 による 収 益 である 疑 いがあり 又 は 顧 客 等 が 特 定 業 務 に 関 し 組 織 的 犯 罪 処 罰 法 第 十 条 の 罪 若 しくは 麻 薬 特 例 法 第 六 条 の 罪 に 当 たる 行 為 を 行 っている 疑 いがあると 認 められる 場 合 においては 速 やかに 行 政 庁 に 届 け 出 なければならない ただし 弁 護 士 公 認 会 計 士 司 法 書 士 税 理 士 行 政 書 士 につ いては 適 用 なし 6 外 国 為 替 取 引 を 行 う 場 合 の 通 知 義 務 ( 第 10 条 ) 特 定 事 業 者 ( 業 として 為 替 取 引 を 行 う 者 に 限 る )は 外 国 為 替 取 引 を 行 うときは 顧 客 の 本 人 特 定 事 項 等 を 通 知 して 行 わなければならない 7 報 告 を 求 める 権 限 ( 第 13 条 ) 行 政 庁 は この 法 律 の 施 行 に 必 要 な 限 度 において 特 定 事 業 者 に 対 しその 業 務 に 関 して 報 告 又 は 資 料 の 提 出 を 求 めることができる 8 立 入 検 査 ( 第 14 条 ) 行 政 庁 は この 法 律 の 施 行 に 必 要 な 限 度 において 当 該 職 員 に 特 定 事 業 者 の 営 業 所 その 他 の 施 設 に 立 ち 入 らせ 帳 簿 書 類 その 他 の 物 件 を 検 査 させ 又 はその 業 務 に 関 し 関 係 人 に 質 問 させることができる 33

4. 新 しい 支 払 手 段 に 関 する 取 引 ルールのあり 方

経 済 産 業 省 電 子 流 通 研 究 会 における 議 論 平 成 19 年 11 月 から10 回 にわたって 開 催 電 子 流 通 を ITを 利 用 した 流 通 チャネルとそのサ ポーティングインダストリー と 定 義 づけ その 活 発 なイノベーションと 健 全 な 成 長 のための 課 題 と 方 策 について 議 論 し 本 年 4 月 に 中 間 とりまとめを 行 った 電 子 流 通 研 究 会 中 間 とりまとめ 概 要 利 用 者 が 代 金 支 払 手 段 に 第 一 に 求 めているのは 簡 易 迅 速 であることである 同 時 に 安 全 確 実 といった 点 の 要 請 も 高 まってきている 例 えば 電 子 マネー 収 納 代 行 代 金 引 換 などについて は 以 下 のような 点 について 更 に 検 討 を 重 ねていくことが 有 用 である - 事 業 者 が 倒 産 した 場 合 に 利 用 者 は 保 護 されているか ( 前 受 金 保 全 二 重 請 求 のおそれ) - 誤 処 理 又 は 第 三 者 による 不 正 な 利 用 や 不 正 な 請 求 があった 場 合 当 事 者 間 でどのように 責 任 分 担 を 行 うか -サービスの 内 容 が 利 用 者 に 適 切 に 伝 達 されているか -マネーロンダリングに 利 用 される 心 配 がないか 支 払 手 段 における 活 発 なイノベーションを 促 進 すると 同 時 に 安 全 安 心 と 両 立 させた 簡 易 迅 速 な 支 払 手 段 の 提 供 を 可 能 とすることが 重 要 である その 際 それぞれの 代 金 支 払 手 段 について その 利 用 実 態 ビジネスモデル 利 用 者 保 護 の 必 要 性 などの 観 点 で 検 討 すべき 内 容 は 大 きく 異 な るため それぞれの 特 性 を 精 査 した 上 で 実 態 に 即 した 検 討 が 必 要 である 35

収 納 代 行 代 金 引 換 に 関 する 消 費 者 から 寄 せられた 苦 情 全 体 の 傾 向 収 納 代 行 に 関 する 消 費 者 から 寄 せられた 苦 情 事 例 では 出 会 い 系 サイトに 関 連 する 架 空 不 当 請 求 に 関 するものが 多 くあった また 代 金 引 換 については 商 品 購 入 時 に 代 引 きで 支 払 を 済 ませたはずだが しばらくしてから 通 販 代 金 が 未 払 いという 通 知 が 届 いたという 相 談 事 例 が 多 くあった 二 重 請 求 販 売 事 業 者 のミス 支 払 を 済 ませたはずなのに 販 売 事 業 者 からまだ 支 払 われていないとの 連 絡 が 来 る 公 共 料 金 の 支 払 において コンビニの 収 納 代 行 でも 支 払 ったが 銀 行 でも 引 き 落 とし されてしまい 二 重 払 いになってしまった ネットショッピングでクレジットカードで 決 済 をしているにも 関 わらず 商 品 配 達 時 に 代 引 きで 届 き 家 族 が 支 払 い 二 重 払 いになってしまった 詐 欺 的 なもの 注 文 した 覚 えのない 商 品 が 代 引 きで 送 りつけられる 出 会 系 サイト 業 者 から 覚 えのない 料 金 をコンビニから 支 払 うよう 連 絡 が 来 る 出 典 ( 独 ) 国 民 生 活 センターから 提 供 された2005 年 度 ~2008 年 9 月 3 日 時 点 のPIO-NET 登 録 分 の 中 から 主 なものを 経 済 産 業 省 にてまとめたもの 36

電 子 マネーに 関 する 消 費 者 から 寄 せられた 苦 情 全 体 の 傾 向 電 子 マネーに 関 しては クレジットカードの 不 正 利 用 による 電 子 マネー 購 入 及 び クレジットカー ド 一 体 型 の 電 子 マネーについて カードの 期 限 切 れ 後 の 電 子 マネー 残 高 の 扱 いについての 苦 情 が あった 苦 情 事 例 自 分 のクレジットカードが 電 子 マネーの 購 入 に 不 正 利 用 された コンビニで 購 入 した 電 子 マネーが 不 具 合 で 使 えなくなってしまったのに 返 金 してもらえない 出 典 ( 独 ) 国 民 生 活 センターから 提 供 された2005 年 度 ~2008 年 9 月 3 日 時 点 のPIO-NET 登 録 分 の 中 から 主 なものを 経 済 産 業 省 にてまとめたもの 37

フランチャイズチェーン 協 会 の 自 主 ルール ( 社 ) 日 本 フランチャイズチェーン 協 会 は 2005 年 11 月 に コンビニ エンスストアにおける 収 納 代 行 実 施 に 関 する 標 準 ルールについて と いう 収 納 代 行 委 託 者 への 要 望 書 をとりまとめた この 標 準 ルールには 収 納 票 の 標 記 内 容 ( 個 人 情 報 の 記 載 の 範 囲 等 )や 保 存 期 間 取 扱 限 度 額 (1 収 納 票 あたり30 万 円 以 下 ) 収 納 調 査 の 手 続 等 が 定 められ ている 同 協 会 は CVS 大 手 11 社 が 会 員 となっており 売 上 げベースでの 会 員 シェアは90% 以 上 である 収 納 代 行 を 行 っているCVSは 非 会 員 も 含 めて20 社 以 上 あるが 収 納 代 行 会 社 や 収 納 事 業 者 は 大 手 とも 取 引 せざるをえないため 実 質 非 会 員 であるCVSチェーンであっても 後 述 の 標 準 ルールに 準 拠 せざるを 得 ない 状 況 となっている 38

流 通 システム 開 発 センターの 標 準 料 金 代 理 収 納 ガイドライン 収 納 代 行 サービスを 採 用 する 企 業 が 増 加 したことに 伴 って 収 納 票 のサイズ バーコードの 表 示 位 置 伝 送 ファイルのレイアウ トなどの 違 いに 起 因 する 消 費 者 と 店 舗 間 のトラブル 企 業 間 のト ラブル システムコストの 増 大 等 の 問 題 が 生 じるようになった 流 通 システム 開 発 センターでは 消 費 者 とのトラブル 回 避 正 確 迅 速 な 代 理 収 納 と 顧 客 サービスの 向 上 をめざし 収 納 票 のサイズ レイアウトの 標 準 や 伝 送 データのフォーマットを 定 め たガイドラインを 作 成 してきた 39

収 納 票 の 写 真 出 典 UCC/EANー128による 標 準 料 金 代 理 収 納 ガイドライン 2005 年 3 月 ( 財 団 法 人 流 通 システム 開 発 センター) 40

前 払 式 証 票 発 行 協 会 標 準 約 款 1 第 12 条 ( 加 盟 店 との 関 係 ) 1お 客 様 が キャッシュ をご 利 用 された 際 に 万 一 商 品 またはサービスの 取 引 につ いて 返 品 瑕 疵 その 他 の 問 題 が 生 じた 場 合 には 加 盟 店 との 間 で 解 決 していただくも のとします 2 前 項 の 場 合 において 当 社 が 加 盟 店 に キャッシュ ご 利 用 代 金 相 当 額 を 決 済 する 前 に 以 下 のいずれかの 条 件 が 満 たされたときは 当 社 が 定 める 方 法 により 当 該 キャッシュ ご 利 用 代 金 相 当 額 を 電 子 入 金 いたします ただし 当 社 は 電 子 入 金 に 代 えて 当 社 の 都 合 により キャッシュ ご 利 用 代 金 相 当 額 の 全 部 または 一 部 を 現 金 でお 支 払 いする 場 合 があります 1 お 客 様 が 当 社 の 定 める 必 要 資 料 を 提 出 し 当 社 が 当 該 必 要 資 料 に 基 づき 加 盟 店 が 当 該 キャッシュ ご 利 用 にかかる 契 約 上 の 義 務 を 履 行 していないと 判 断 し たとき 2 お 客 様 および 加 盟 店 が 当 社 の 定 める 届 出 を 当 社 が 定 める 方 式 で 提 出 したとき 3 前 項 の 規 定 にかかわらず 次 のいずれかに 該 当 するときは お 客 様 は 当 社 に 対 して キャッシュ ご 利 用 代 金 相 当 額 の 電 子 入 金 を 求 めることはできません 1 キャッシュ をご 利 用 した 売 買 契 約 もしくは 役 務 提 供 契 約 等 がお 客 様 にとって 商 行 為 であるとき 2 キャッシュ ご 利 用 代 金 相 当 額 が4 万 円 に 満 たないとき 3 お 客 様 が キャッシュ をご 利 用 されてから2 年 以 内 に 前 項 の 条 件 が 満 たされ なかったとき 4 お 客 様 による 前 項 に 基 づく 権 利 の 行 使 が 信 義 に 反 すると 認 められるとき 41

前 払 式 証 票 発 行 協 会 標 準 約 款 2 第 13 条 ( 換 金 の 原 則 禁 止 ) 1 キャッシュ は この 約 款 に 別 段 の 定 めがある 場 合 を 除 き 現 金 との 引 換 えは できません 2お 客 様 の 事 情 によらずに キャッシュ の 利 用 が 著 しく 困 難 になったと 認 められる 場 合 または 当 社 の 都 合 により キャッシュ の 利 用 を 停 止 する 場 合 には 前 項 の 定 めにかかわらず お 客 様 は 当 社 が 定 める 方 法 で 前 払 式 ICカードをご 提 出 いただ くことにより ご 利 用 可 能 残 高 の 払 戻 しを 受 けることができます 3お 客 様 の 事 情 により キャッシュ のご 利 用 が 著 しく 困 難 になったと 認 められる 場 合 には 前 2 項 の 定 めにかかわらず お 客 様 は 当 社 が 定 める 方 法 で 前 払 い 式 IC カードをご 提 出 いただくことにより ご 利 用 可 能 残 高 から 当 社 が 定 める 換 金 手 数 料 を 控 除 した 金 額 の 払 戻 しを 受 けることができます 第 15 条 ( 取 扱 いの 変 更 ) 前 払 式 ICカードまたは キャッシュ の 取 扱 いについて この 約 款 を 変 更 する 場 合 には 当 社 は 一 定 の 予 告 期 間 をおいて 周 知 の 方 法 をとるものとし 予 告 期 間 経 過 後 は 変 更 後 の 約 款 を 適 用 します 42

クレジットカードの 自 主 ルール(チャージバックルール) 法 的 規 制 ではなく 国 際 ブランド( 例 えば VISAやMasterCard)の 定 めた 民 間 ルールで 国 際 ブランドと 加 盟 契 約 を 締 結 したクレジットカード 会 社 は 世 界 共 通 のルールとして 従 う 義 務 を 負 う 具 体 的 には 1 利 用 者 ( 購 入 者 )から 不 正 利 用 架 空 請 求 等 の 申 立 てがなされた 場 合 に 過 失 等 による 利 用 者 に 責 がない 限 り 利 用 者 に 対 し 利 用 代 金 を 請 求 しな い 2 利 用 代 金 については 一 定 の 条 件 の 下 で 責 任 関 係 を 予 め 明 確 に 定 め クレジットカード 会 社 又 は 加 盟 店 等 のどちらかが 負 担 する なお 日 本 国 内 では クレジットカード 会 社 が 契 約 する 損 害 保 険 でカバー ( 補 填 )されている 場 合 も 多 く こうした 補 填 も 含 め 我 が 国 ではチャージ バックと 称 されている 43

チャージバックルールの 具 体 例 (1) クレジットカード 会 員 規 約 条 項 の 例 1. 当 社 は 会 員 が 紛 失 盗 難 により 他 人 にカード 又 はチケットを 不 正 利 用 された 場 合 であって 警 察 及 び 当 社 への 届 出 がなされたときは これによって 本 会 員 が 被 るカード 又 はチケットの 不 正 利 用 による 損 害 を 填 補 します 2. 保 障 期 間 は 入 会 日 から1 年 間 とし 毎 年 自 動 的 に 継 続 されるものとします 3. 次 の 場 合 は 当 社 は 填 補 の 責 は 負 いません 1 会 員 の 故 意 若 しくは 重 大 な 過 失 に 起 因 する 損 害 2 損 害 の 発 生 が 保 障 期 間 外 の 場 合 3 会 員 の 家 族 同 居 人 当 社 から 送 付 したカード 又 はチケットの 受 領 の 代 理 人 による 不 正 利 用 に 起 因 する 場 合 4 暗 証 番 号 の 入 力 を 伴 う 取 引 についての 損 害 5 紛 失 盗 難 の 通 知 を 当 社 が 受 領 した 日 の61 日 以 前 に 生 じた 損 害 以 下 ( 略 ) (2) チャージバックルールの 例 以 下 のような 瑕 疵 事 由 があった 場 合 には 加 盟 店 はカードイシュアーに 対 して 支 払 請 求 できない 無 効 カード 通 知 の 取 引 : 無 効 カード 通 知 受 理 後 に 行 われた 取 引 信 用 照 会 不 承 認 取 引 : 信 用 照 会 に 対 し 不 承 認 の 結 果 が 出 ているにも 拘 わらず 行 われた 取 引 サイン 漏 れ 又 は 不 一 致 :カード 会 員 のサインがない 取 引 有 効 期 限 切 れカード 取 引 : 有 効 期 限 が 切 れているカード 取 引 長 期 経 過 売 上 げ: 取 引 (カード 利 用 ) 日 から 売 上 票 の 提 出 までに 一 定 期 間 ( 例 えば2カ 月 )を 経 過 している 売 上 げ 但 し ボーナス 一 括 払 い 等 の 請 求 のように 別 途 期 間 が 定 められている 場 合 は 除 く カード 回 収 後 の 売 上 げ:カード 回 収 日 以 降 の 利 用 日 での 取 引 架 空 取 引 ( 不 実 売 上 げ): 利 用 の 覚 えなし 売 掛 金 請 求 架 空 売 上 等 実 際 のカード 取 引 と 異 なる 売 上 げであるこ とが 明 らかで 会 員 が 取 引 に 参 加 したことを 認 めない 場 合 44

5. 企 業 ポイントについて

企 業 ポイントとは? 企 業 ポイント 主 たる 取 引 に 付 随 して 景 品 お まけとして 発 行 される 原 資 は 企 業 の 販 売 促 進 広 告 宣 伝 費 等 であり 顧 客 の 囲 い 込 み が 主 な 目 的 である 電 子 マネー イシュアー( 発 行 主 体 )が 電 子 マネーという 価 値 を 発 行 し 消 費 者 ( 利 用 者 )がその 価 値 に 応 じた 対 価 を 支 払 い 購 入 する 原 資 は 価 値 に 応 じて 消 費 者 が 支 払 う 現 金 である 等 価 企 業 ポイントの 付 与 商 品 企 業 ポイント 電 子 マネーの 購 入 現 金 電 子 マネー 企 業 電 子 マネー イシュアー ( 出 所 ) 経 済 産 業 省 企 業 ポイント 研 究 会 46

ポイントの 消 費 者 利 便 日 常 生 活 の 商 品 サービスの 利 用 で 得 ることができる ポイントが 貯 めることで 利 用 可 能 な 様 々な 特 典 が 用 意 されている 消 費 者 が 保 有 する 企 業 ポイント 50.00% 45.00% 40.00% 35.00% 43.4% 42.7% 41.2% 36.2% 30.00% 25.00% 20.00% 26.5% 23.4% 22.9% 20.8% 15.00% 10.00% 5.00% 0.00% 10.7% 9.7% 7.9% 4.7% 3.1% 1.0% 出 所 野 村 総 合 研 究 所 I 実 施 アンケート 2005 年 9 月 訪 問 留 置 調 査 (n=2,500): 複 数 回 答 可 47

企 業 ポイントの 消 費 者 の 商 品 選 択 や 価 格 意 識 への 影 響 企 業 ポイントの 商 品 選 択 への 影 響 ( 貯 めているポイントがつくかどうかで 購 入 する 商 品 サービスがかわる) 企 業 ポイントの 価 格 意 識 への 影 響 (ポイントがつくなら 多 少 高 くても 購 入 する) あてはまらな い 30.9% 無 回 答 1.5% あてはまる 12.1% 無 回 答 2.0% あてはまる 3.4% ややあてはま る 15.0% ややあてはま る 29.3% あてはまらな い 44.0% あまりあては まらない 26.1% あまりあては まらない 35.6% N=10,071 ( 注 ) 訪 問 留 め 置 き 調 査 ( 出 所 ) 野 村 総 合 研 究 所 生 活 者 1 万 人 アンケート 2006 年 8 月 N=10,071 ( 注 ) 訪 問 留 め 置 き 調 査 ( 出 所 ) 野 村 総 合 研 究 所 生 活 者 1 万 人 アンケート 2006 年 8 月 48

ポイント 交 換 等 の 進 展 企 業 ポイントと 電 子 マネーをめぐる 主 要 な 提 携 関 係 クレジットカード その 他 多 額 の 販 売 促 進 費 を 使 う 企 業 JCBのポイントを 移 行 することが 可 能 ネットマイル Gポイント 1 okidoki ポイント 3ポイント JAL 2053 万 会 員 (2007 年 10 月 時 点 ) ANA 1630 万 会 員 (2007 年 8 月 時 点 ) 1 万 マイル 1 万 円 1 万 マイル 1 万 円 2ポイント 1マ イル 1 万 マイル 1 万 ポイント 1 万 マイル 1 万 円 500Tポイント 250マイル 1 万 マイル 1 万 Tポイント 2ポイント 1マイル WAON Suica Yahoo! Edy CCC 楽 天 70 万 枚 07 年 8 月 20 日 時 点 ) ( 凡 例 ) 電 子 マネー 1854 万 枚 (2007 年 8 月 末 時 点 ) 2031 万 ID (2007 年 9 月 末 時 点 ) 2008 年 2 月 からANAマイルをSuica へチャージ 可 能 に (ANAマイレージクラブ 及 びSuica ポイントクラブの 双 方 に 入 会 して いる 会 員 を 対 象 ) 3270 万 枚 (2007 年 8 月 末 時 点 ) 2008 年 夏 ごろからEdyを 使 った 買 い 物 で 楽 天 スーパーポイントが 貯 まるようになる 2155 万 ID (2007 年 9 月 末 時 点 ) 3000 万 ID nanaco (2007 年 6 月 末 時 点 ) 457 万 枚 (2007 年 8 月 末 時 点 ) 1Tポイント 1 楽 天 スー パーポイント 1 楽 天 スーパーポイント 1Tポイント ( 最 低 1,000ポイント 以 上 100ポイント 単 位 ) 出 典 野 村 総 合 研 究 所 資 料 49

企 業 会 計 上 の 取 扱 い 現 在 の 日 本 における 会 計 処 理 では ポイント 発 行 企 業 は 将 来 その 発 行 したポイントが 使 わ れるときに 備 え 相 当 程 度 の 引 当 金 を 積 むこととなっている 国 際 財 務 報 告 解 釈 指 針 委 員 会 (IFRIC)は ポイントの 会 計 処 理 を 変 えるよう 迫 る 指 針 (IFRIC13)を 出 した ポイントは 景 品 値 引 日 本 における 現 行 の 処 理 ポイントも 商 品 国 際 会 計 基 準 における 今 後 の 処 理 ポイントの 発 行 を 費 用 として 捉 える ポイントの 発 行 を 将 来 の 売 上 として 捉 える 本 体 商 品 と 将 来 の 費 用 を 分 離 する 本 体 商 品 と 将 来 の 売 上 を 分 離 する 相 当 費 用 を 引 き 当 てる 相 当 の 売 上 を 繰 り 延 べる 引 当 方 式 売 上 分 割 方 式 出 典 野 村 総 合 研 究 所 資 料 50

国 際 会 計 基 準 における 会 計 処 理 価 値 の 測 定 方 法 は 議 論 が 継 続 中 だが 売 上 分 割 して 収 益 を 繰 り 延 べる 方 向 は 変 わらない ポイント 相 当 分 の 売 上 を 分 割 する ポイント 相 当 分 の 測 定 は 公 正 価 値 で 行 う 測 定 方 法 は 今 後 変 更 される 可 能 性 が 高 い ポイント 相 当 分 の 売 上 は 繰 延 収 益 として 全 額 を 負 債 計 上 する 1 売 上 を 分 割 する 2 公 正 価 値 で 測 定 3 繰 延 収 益 1000 ポイント ポイントの 売 上 ポイントの 価 値 (1P=X 円 )は 公 正 価 値 (Fair Value)で 測 定 する 繰 延 収 益 として 全 額 を 負 債 計 上 代 金 10,000 本 体 商 品 商 品 の 売 上 測 定 方 法 は 変 更 される 可 能 性 が 高 い 売 上 分 割 + 繰 延 は 維 持 される 可 能 性 が 高 い 出 典 野 村 総 合 研 究 所 資 料 51

企 業 ポイントに 関 する 消 費 者 から 寄 せられた 苦 情 告 知 にかかる 苦 情 ポイントの 還 元 率 が 何 の 告 知 もなく 変 更 になっていた 有 効 期 限 が 当 初 のものから 変 更 になっており ポイントが 消 滅 した ポイントサービス 廃 止 に 伴 い 事 業 者 が 数 ヶ 月 間 告 知 をしていたが それでは 短 いのではないか ポイントの 有 効 期 限 が 切 れる 前 に 連 絡 がないことに 不 満 有 効 期 限 にかかる 苦 情 有 効 期 限 のないポイントが 廃 止 されていた クレジットカードのポイントを 貯 めていたが クレジットカードを 解 約 したところ ポイントも 失 効 した 制 度 にかかる 苦 情 ポイントの 残 額 をデータで 確 認 できるのに ポイントカードを 紛 失 したら 貯 めてきたポイント 自 体 も 失 効 となってしまうのは 納 得 できない クレジットカードを 紛 失 したので 再 発 行 したら 今 まで 貯 めてきたポイントが 消 滅 した 手 続 きにかかる 苦 情 クレジット 機 能 付 きのポイントカードを 使 い 現 金 で 支 払 ったところ クレジットカード でも 決 済 されてしまった 出 典 ( 独 ) 国 民 生 活 センターから 提 供 された2005 年 度 ~2008 年 9 月 3 日 時 点 のPIO-NET 登 録 分 の 中 から 主 なものを 経 済 産 業 省 にてまとめたもの 52