第 185 号 日 本 電 子 健 康 保 険 組 合 ホームページアドレス http://www.jeol-kenpo.com/ 3852 3853 日 本 電 子 健 康 保 険 組 合 (042)544-1212 秋 川 渓 谷 就 任 のご 挨 拶 理 事 長 関 敦 司 このたび 日 本 電 子 健 康 保 険 組 合 理 事 会 にて 理 事 長 選 挙 が 行 われ 沢 田 前 理 事 長 の 後 任 として 新 しく 理 事 長 に 就 任 いたし ました 組 合 員 の 皆 様 に 新 任 のご 挨 拶 を 申 し 上 げます 当 組 合 は 昭 和 41 年 に 創 立 され 今 年 で 50 周 年 という 節 目 の 年 を 迎 えます これもひとえに 事 業 主 および 被 保 険 者 の 皆 様 のご 理 解 ご 協 力 と これまで 組 合 運 営 に 携 わってこられた 先 輩 諸 氏 の 皆 様 のご 尽 力 のたまものであり 心 より 感 謝 を 申 し 上 げ る 次 第 です さて 健 保 組 合 の 運 営 でございますが 赤 字 決 算 が 続 き 保 険 料 率 を 上 げざるを 得 ないような 一 時 期 の 危 機 を 脱 し 昨 年 度 別 途 積 立 金 の 一 部 取 り 崩 しはあるものの 財 政 面 では 安 定 的 に 推 移 しています ただ 尐 子 高 齢 化 や 医 療 の 高 度 化 等 により 医 療 費 の 伸 びは 顕 著 です また 高 齢 者 医 療 への 拠 出 金 負 担 によって 健 保 組 合 の 財 政 は 非 常 に 不 安 定 であり 今 後 さらなる 負 担 増 も 覚 悟 しておかなければなりません 健 保 組 合 としても 医 療 機 関 にかかった 時 の 医 療 費 を 尐 しでも 効 率 化 していく 取 り 組 みも 必 要 ですし 疾 病 予 防 重 症 化 予 防 などの 保 健 事 業 の 推 進 等 にも 力 を 入 れていかなければなりません 健 保 組 合 全 議 員 職 員 とともに 諸 事 業 の 推 進 に 一 生 懸 命 取 り 組 んでまいりますので これまで 同 様 の 変 わらぬご 支 援 ご 協 力 をお 願 い 申 し 上 げます 常 務 理 事 末 岡 弘 関 前 常 務 理 事 の 理 事 長 就 任 に 伴 う 後 任 として 常 務 理 事 を 拝 命 致 しました 事 務 長 との 兼 務 となります 組 合 の 財 政 は 納 付 金 や 高 騰 する 医 療 費 により 不 安 定 な 状 況 が 続 いています 当 組 合 では 被 保 険 者 のみなさんの 協 力 によ り 比 較 的 安 定 はしていると 判 断 しておりますが 今 後 はどうなるかはわかりません そのような 状 況 下 でも お 預 かりした 保 険 料 収 入 は 最 大 の 効 果 を 発 揮 する 使 い 方 をすることが 組 合 の 使 命 と 認 識 して います そのためには 労 力 を 惜 しまず できるところから 実 施 していきたいと 思 っています これまで 以 上 のご 協 力 を 賜 り ますようどうぞ 宜 しくお 願 い 致 します 1
平 成 28 年 度 事 業 計 画 予 算 27 年 度 見 通 しは5 年 ぶりの 赤 字 決 算 の 予 測 28 年 度 は 納 付 金 減 額 となり 黒 字 予 算 去 る 2 月 16 日 に 開 催 した 第 124 回 組 合 会 にて 平 成 28 年 度 事 業 計 画 及 び 収 入 支 出 予 算 を 決 定 しました 平 成 27 年 度 決 算 予 測 は 一 般 勘 定 は 5 年 ぶりに 赤 字 介 護 勘 定 は 黒 字 となる 見 通 しです 予 算 では 一 般 勘 定 の 経 常 収 支 は 黒 字 の 見 込 です 国 に 支 払 う 納 付 金 が 27 年 度 と 比 較 して 減 尐 する 見 込 です これは 27 年 度 に 大 幅 に 増 加 したことによる 反 動 が 大 きいためです 計 上 支 出 金 額 は 平 成 27 年 度 予 算 と 比 較 し 221,906 千 円 減 額 しています ここのところ 納 付 金 の 増 減 が 著 しく 今 後 の 動 向 の 注 意 が 必 要 です 一 方 平 成 28 年 度 の 介 護 勘 定 は 均 衡 傾 向 で 黒 字 予 算 となっております 1. 平 成 27 年 度 決 算 予 測 納 付 金 増 額 の 影 響 で 収 支 は 赤 字 の 予 測 です 積 立 金 の 一 部 の 取 崩 しを 実 施 して 不 足 分 を 補 填 します 2. 高 齢 者 医 療 制 度 の 影 響 全 国 の 健 保 組 合 の 財 政 を 圧 迫 している 納 付 金 は 当 組 合 の 財 政 運 営 に 大 きく 影 響 しています 平 成 27 年 度 予 算 の 納 付 金 見 込 総 額 は 563,020 千 円 となりました 平 成 27 年 度 予 算 から 331,179 千 円 減 額 しています 納 付 金 は 年 ごとに 乱 高 下 します 今 後 も 注 意 が 必 要 です 3. 平 成 28 年 度 予 算 編 成 状 況 平 成 28 年 度 は 増 額 傾 向 にある 保 険 給 付 費 の 今 後 の 動 向 を 注 視 しながら 適 正 な 運 営 を 実 施 します 近 年 医 療 費 の 不 正 請 求 が 大 きな 社 会 問 題 になっています 当 組 合 では 不 正 請 求 のチェックを 図 る 観 点 から 診 療 報 酬 の 内 容 チェック 及 び 柔 道 整 復 師 による 申 請 の 照 会 を 実 施 する 準 備 を 進 めています その 費 用 は 事 務 費 で 予 算 計 上 しています 4. 保 健 事 業 これまでの 事 業 の 充 実 を 図 るとともに より 効 果 的 な 事 業 の 推 進 を 図 ります 5. 介 護 保 険 ( 介 護 勘 定 )について 平 成 27 年 度 は 介 護 保 険 料 収 入 等 見 込 の 153,438 千 円 に 対 し 納 付 金 が 137,831 千 円 となり 残 金 が 発 生 する 見 込 みです 2
平 成 28 年 度 収 入 支 出 予 算 概 要 表 [ 一 般 勘 定 ] 収 入 の 部 健 康 保 険 料 収 入 1,712,447 保 険 料 1,712,005 国 庫 負 担 金 収 入 442 * 調 整 保 険 料 収 入 26,382 繰 入 金 2,000 退 職 積 立 金 繰 入 2,000 * 別 途 積 立 金 繰 入 0 国 庫 補 助 金 収 入 771 特 定 健 診 指 導 助 成 金 766 *その 他 助 成 金 5 * 財 政 調 整 事 業 交 付 金 8,157 雑 収 入 4,795 利 子 収 入 198 施 設 利 用 料 3,190 * 補 助 金 等 追 加 収 入 その 他 1,407 収 入 合 計 1,754,552 経 常 収 入 (*を 除 く) 1,720,008 支 出 の 部 事 務 所 費 50,585 組 合 会 費 432 保 険 給 付 費 909,365 法 定 給 付 費 885,447 付 加 給 付 費 23,918 納 付 金 563,020 前 期 高 齢 者 納 付 金 144,000 後 期 高 齢 者 支 援 金 387,000 退 職 者 給 付 拠 出 金 32,000 病 床 転 換 支 援 金 10 老 人 保 健 拠 出 金 10 保 健 事 業 費 127,683 還 付 金 102 保 険 料 還 付 金 100 * 調 整 保 険 料 還 付 金 2 * 営 繕 費 1,200 * 財 政 調 整 事 業 拠 出 金 26,382 連 合 会 費 962 積 立 金 1,100 雑 支 出 1,171 * 補 助 金 等 返 還 金 支 出 771 その 他 400 * 予 備 費 72,550 支 出 合 計 1,754,552 経 常 支 出 (*を 除 く) 1,653,647 経 常 収 支 差 66,361 [ 介 護 勘 定 ] 収 入 の 部 介 護 保 険 収 入 160,357 繰 越 金 1,000 繰 入 金 0 雑 収 入 2 収 入 合 計 161,359 支 出 の 部 介 護 納 付 金 158,606 介 護 保 険 料 還 付 金 500 積 立 金 2,253 支 出 合 計 161,359 3
[ 事 務 局 だより] 柔 道 整 復 師 ( 整 骨 院 接 骨 院 )の 受 診 照 会 にご 協 力 ください 当 組 合 では 皆 さまに 納 めていただいた 大 切 な 保 険 料 を 有 効 に 使 うため 請 求 された 医 療 費 の 点 検 審 査 を 行 ってまいりました とくに 整 骨 院 や 接 骨 院 での 治 療 ( 施 術 )は 不 正 請 求 が 社 会 問 題 となっています また 整 骨 院 や 接 骨 院 で は 健 康 保 険 が 使 えるのは 捻 挫 や 打 撲 など 急 性 の 外 傷 によるものに 限 られています このため 柔 道 整 復 師 の 施 術 料 点 検 を 外 部 の 専 門 業 者 と 提 携 し 強 化 することとしました 委 託 業 者 : 株 式 会 社 大 正 オーディット * 株 式 会 社 大 正 オーディットは 健 康 保 険 関 係 の 個 人 情 報 保 護 をふまえた 療 養 費 の 点 検 業 務 を 行 う 専 門 業 者 です 施 術 内 容 照 会 により 知 り 得 た 個 人 情 報 の 取 り 扱 いに 関 しては 療 養 費 支 給 申 請 書 の 内 容 審 査 に 限 定 し 他 の 目 的 には 一 切 使 用 し ないよう 契 約 書 を 締 結 しております 他 組 合 との 提 携 実 績 も 豊 富 です 上 記 業 者 からみなさんへ 書 面 や 電 話 で 柔 道 整 復 師 の 施 術 内 容 などについて 照 会 確 認 等 させていただく 場 合 があります 照 会 があった 場 合 は 速 やかにご 協 力 賜 りますようお 願 いいたします なお この 照 会 によってみなさんに 施 術 料 等 の 請 求 をすることは 一 切 ありません 請 求 処 理 の 関 係 で 照 会 の 時 期 は 施 術 から 2~3 ヵ 月 後 となります 柔 整 関 係 の 請 求 書 には よく 誤 りのあるケースが 見 られます 整 骨 院 や 接 骨 院 にかかったときは 負 傷 した 部 位 施 術 の 内 容 施 術 の 年 月 日 などを 詳 細 にメモしておきましょう また 領 収 書 も 必 ず 保 管 しておいてくだ さい 山 中 湖 保 養 所 の 利 用 方 法 が 変 わります 日 頃 から 皆 様 にご 愛 顧 いただいている 山 中 湖 保 養 所 の 利 用 方 法 が 下 記 のように 変 わります 大 変 ご 迷 惑 をお かけしますが ご 理 解 のほどよろしくお 願 いいたします 1 宿 泊 可 能 日 が 基 本 的 に 金 土 日 の 3 日 間 になります 祝 日 と 祝 日 の 前 日 GW 7 月 海 の 日 から 8 月 は お 休 みはありません 2 冬 の 休 館 期 間 が 12 月 1 日 から 3 月 31 日 までになります 3 友 人 等 のご 利 用 は 本 人 か 家 族 の 同 伴 が 必 要 になります 4テニスコートは 2 面 から 1 面 になります 標 準 報 酬 月 額 等 級 が 変 更 となります 平 成 28 年 4 月 から 健 康 保 険 の 標 準 報 酬 月 額 と 累 計 標 準 賞 与 額 の 上 限 が 変 更 になります 現 在 の 最 高 等 級 の 上 に 3 等 級 が 追 加 され 上 限 が 引 き 上 げられます 改 正 前 改 正 後 月 額 等 級 標 準 報 酬 月 額 報 酬 月 額 月 額 等 級 標 準 報 酬 月 額 報 酬 月 額 第 47 級 1,210,000 円 1,175,000 円 以 上 第 47 級 1,210,000 円 1,175,000 円 以 上 1,235,000 円 未 満 第 48 級 1,270,000 円 1,235,000 円 以 上 1,295,000 円 未 満 第 49 級 1,330,000 円 1,295,000 円 以 上 1,355,000 円 未 満 第 50 級 1,390,000 円 1,355,000 円 以 上 4
また 年 度 の 累 計 標 準 賞 与 額 の 上 限 が 540 万 円 から 573 万 円 に 引 き 上 げられます 傷 病 手 当 金 出 産 手 当 金 の 計 算 方 法 が 変 更 となります 平 成 28 年 4 月 から 傷 病 手 当 金 及 び 出 産 手 当 金 の 計 算 の 基 礎 となる 標 準 報 酬 月 額 の 計 算 式 が 変 更 になります これまでは 休 んだ 日 の 標 準 報 酬 月 額 を 基 に 算 出 していましたが 4 月 からは 支 給 開 始 以 前 の 12 ヶ 月 間 の 各 月 の 標 準 報 酬 月 額 を 平 均 した 額 となります 傷 病 手 当 金 付 加 金 や 延 長 傷 病 手 当 金 付 加 金 の 計 算 の 基 となる 標 準 報 酬 月 額 も 同 様 の 方 法 となります 健 康 保 険 への 手 続 きはお 済 みですか? 4 月 は 異 動 シーズンです ご 家 族 ( 被 扶 養 者 等 )が 就 職 した 場 合 または パートやアルバイトでも 月 額 108,333 円 以 上 (60 歳 以 上 は 月 額 150,000 円 )の 収 入 が 見 込 まれる 場 合 には 勤 め 先 の 健 康 保 険 の 有 無 に 関 わらず 減 尐 手 続 きが 必 要 になります また 現 在 被 扶 養 者 の 方 も 別 居 になった 仕 送 りが 減 ったなど 状 況 が 変 わった 場 合 には 必 ず 健 保 組 合 に ご 連 絡 ください 被 扶 養 者 に 該 当 しない 人 をそのまま 加 入 させておくと 健 保 組 合 が 国 へ 支 払 う 納 付 金 が 不 当 に 増 額 し その 結 果 みなさんの 保 険 料 負 担 が 重 くなることに 繋 がってしまいます 被 扶 養 者 の 減 尐 手 続 きを 忘 れたまま 受 けた 医 療 費 等 の 健 保 組 合 負 担 分 は 返 却 していただくことになります 減 尐 の 手 続 きは 被 扶 養 者 異 動 届 と 一 緒 に 就 職 した 方 の 健 康 保 険 証 を 添 えて 会 社 の 担 当 部 署 に 提 出 してくだ さい なお 被 扶 養 者 異 動 届 の 用 紙 は 健 保 組 合 ホームページ(http://www.jeol-kenpo.com/)からダウンロー ドできます 公 告 第 317 号 任 意 継 続 被 保 険 者 の 標 準 報 酬 月 額 上 限 健 康 保 険 法 第 47 条 2 項 の 規 定 に 基 づき 平 成 28 年 度 の 任 意 継 続 被 保 険 者 の 標 準 報 酬 月 額 上 限 は 470,000 円 になります 前 年 度 と 同 金 額 です 公 告 第 319 号 選 定 議 員 の 交 代 について 退 任 議 員 沢 田 吉 博 小 林 雅 幸 平 成 28 年 3 月 31 日 付 新 任 議 員 唐 沢 裕 之 末 岡 弘 平 成 28 年 4 月 1 日 付 公 告 第 321 号 理 事 理 事 長 の 就 任 について 理 事 長 関 敦 司 常 務 理 事 末 岡 弘 平 成 28 年 4 月 4 日 付 組 合 の 現 勢 ( 平 成 28 年 3 月 末 現 在 ) 一 般 保 険 介 護 保 険 被 保 険 者 数 3,008 名 該 当 被 保 険 者 数 1,700 名 男 子 2,520 名 男 子 1,437 名 女 子 488 名 女 子 263 名 被 扶 養 者 数 3,255 名 該 当 被 扶 養 者 数 776 名 男 子 1,087 名 男 子 2 名 女 子 2,168 名 女 子 774 名 5
編 集 後 記 日 本 電 子 健 康 保 険 組 合 も 設 立 50 年 となります 5 年 前 はどんなだっただろうかと 思 い 45 周 年 のことが 書 かれている 健 保 ニュースを 引 っ 張 り 出 しました 5 年 前 は 法 定 準 備 金 の 取 崩 しを 2 年 連 続 で 実 施 した 年 で 組 合 財 政 にとって 非 常 に 厳 しい 時 期 でした あの 時 期 と 比 べれば 現 在 は 均 衡 しています でも 不 安 定 さはますます 増 していて 年 度 毎 の 収 支 変 動 はあの 時 以 上 だ とも 感 じます 変 化 に 耐 えられる 堅 牢 さと 変 化 に 対 応 する 柔 軟 性 が 求 められます 平 成 28 年 4 月 28 日 発 行 日 本 電 子 健 康 保 険 組 合 196-8558 東 京 都 昭 島 市 武 蔵 野 三 丁 目 1 番 2 号 編 集 発 行 責 任 者 / 末 岡 弘 6