入試問題集もくじ



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表紙

スライド 1

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目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

別 表 1 土 地 建 物 提 案 型 の 供 給 計 画 に 関 する 評 価 項 目 と 評 価 点 数 表 項 目 区 分 評 価 内 容 と 点 数 一 般 評 価 項 目 立 地 条 件 (1) 交 通 利 便 性 ( 徒 歩 =80m/1 分 ) 25 (2) 生 活 利 便

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

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所令要綱

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

Microsoft Word - 資料3(用途)

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弁護士報酬規定(抜粋)

自衛官俸給表の1等陸佐、1等海佐及び1等空佐の(一)欄又は(二)欄に定める額の俸給の支給を受ける職員の占める官職を定める訓令

●幼児教育振興法案

社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

サッカーの話をしよう 旅するワールドカップ 立ち読み版

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

公 営 企 業 職 員 の 状 況 1 水 道 事 業 1 職 員 給 与 費 の 状 況 ア 決 算 区 分 総 費 用 純 利 益 職 員 給 与 費 総 費 用 に 占 める ( 参 考 ) 職 員 給 与 費 比 率 22 年 度 の 総 費 用 に 占 A B B/A める 職 員 給 与

文化政策情報システムの運用等

住み慣れたこの町で最期まで 安心して暮らすために

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

(別紙3)保険会社向けの総合的な監督指針の一部を改正する(案)

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Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

所沢市告示第   号

目 次 都 市 づくりの 全 体 構 想 偏 1. 都 市 づくりの 理 念 と 目 標 1 1. 都 市 づくりの 理 念 と 将 来 像 1 2. 都 市 づくりの 目 標 とテーマ 2 3. 計 画 期 間 3 4. 将 来 人 口 フレーム 3 2. 将 来 都 市 構 造 4 1. 将 来

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平成16年度

調査結果の概要

セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

賦課の根拠となった法律及び条例(その2)

(現行版)工事成績書と評定表をあわせた_docx

幕別町定住促進住宅建設費補助金交付要綱

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

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容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

(3) 育 児 休 業 (この 号 の 規 定 に 該 当 したことにより 当 該 育 児 休 業 に 係 る 子 について 既 にし たものを 除 く )の 終 了 後 3 月 以 上 の 期 間 を 経 過 した 場 合 ( 当 該 育 児 休 業 をした 教 職 員 が 当 該 育 児 休 業

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47 高 校 講 座 モ オ モ 圏 比 較 危 述 覚 普 第 章 : 活

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Taro13-公示.jtd

* 解 雇 の 合 理 性 相 当 性 は 整 理 解 雇 の 場 合 には 1 整 理 解 雇 の 必 要 性 2 人 員 選 択 の 相 当 性 3 解 雇 回 避 努 力 義 務 の 履 行 4 手 続 きの 相 当 性 の 四 要 件 ( 要 素 )で 判 断 され る 部 門 閉 鎖 型

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

1

Microsoft Word - 【溶け込み】【修正】第2章~第4章

賦課の根拠となった法律及び条例(その2)

回 答 Q3-1 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 質 問 : 土 地 下 落 の 傾 向 の 中 土 地 の 固 定 資 産 税 が 毎 年 あがるのはなぜですか? 答 : あなたの 土 地 は 過 去 の 評 価 替 えで 評 価 額 が

(Microsoft Word - \220\340\226\276\217\221.doc)

主要生活道路について

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

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(5 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業 所 の 新 規 に 採 用 し た 全 て の 居 宅 介 護 従 業 者 に 対 し 熟 練 し た 居 宅 介 護 従 業 者 の 同 行 に よ る 研 修 を 実 施 し て い る こ と (6 ) 当 該 指 定 居 宅 介 護 事 業

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(3) 調 査 の 進 め 方 2 月 28 日 2 月 28 日 ~6 月 30 日 平 成 25 年 9 月 サウンディング 型 市 場 調 査 について 公 表 松 戸 市 から 基 本 的 な 土 地 情 報 サウンディングの 実 施 活 用 意 向 アイデアのある 民 間 事 業 者 と

Taro-条文.jtd

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

本 校 の 沿 革 昭 和 21 年 昭 和 49 年 昭 和 54 年 昭 和 60 年 平 成 9 年 平 成 11 年 平 成 18 年 北 海 道 庁 立 農 業 講 習 所 として 発 足 北 海 道 立 農 業 大 学 校 に 改 組 修 業 年 限 を1 年 制 から2 年 制 に 改

する ( 評 定 の 時 期 ) 第 条 成 績 評 定 の 時 期 は 第 3 次 評 定 者 にあっては 完 成 検 査 及 び 部 分 引 渡 しに 伴 う 検 査 の 時 とし 第 次 評 定 者 及 び 第 次 評 定 者 にあっては 工 事 の 完 成 の 時 とする ( 成 績 評 定

(1) 3 8 (2) (3) 3 (1) ( ) 3 8

(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

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能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

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ろによる ⑴ 子 世 帯 満 12 歳 に 達 する 日 以 後 の 最 初 の3 月 末 日 までの 間 にある 者 及 びそ の 親 を 世 帯 構 成 員 ( 当 該 世 帯 を 構 成 する 世 帯 員 ( 世 帯 主 を 含 む )をいう 以 下 同 じ )に 含 む 世 帯 又 は 出

第 8 条 本 協 議 会 における 研 修 は 以 下 のとおりとする (1) 座 学 研 修 農 業 講 座 や 先 進 農 家 視 察 など 農 業 経 営 基 礎 講 座 やその 他 担 い 手 のための 研 修 会 等 への 参 加 など 年 24 回 程 度 とする (2) 実 務 研

災害時の賃貸住宅居住者の居住の安定確保について

疑わしい取引の参考事例

(3) その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 書 類 ( 補 助 金 の 交 付 決 定 ) 第 6 条 市 長 は 前 条 の 申 請 書 を 受 理 したときは 速 やかにその 内 容 を 審 査 し 補 助 金 を 交 付 すべきものと 認 めたときは 規 則 第 7 条 に 規 定 す

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

昨 年 今 年 退 職 した< 雇 用 保 険 に 関 すること> 1. 雇 用 保 険 ( 失 業 給 付 )を 受 給 予 定 (または 受 給 している) 雇 用 保 険 受 給 資 格 証 のコピー ( 退 職 日 基 本 日 額 処 理 状 況 のわかる 面 ) 日 額 3,611 円 未

労働時間と休日は、労働条件のもっとも基本的なものの一つです

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

一宮市町内会に対する防犯カメラ設置補助金交付要綱

様 式 1 給 与 得 者 様 式 2 自 営 業 者 等 次 の 者 は 当 に 勤 務 し 次 のとおり 給 与 等 を 支 給 したことを 証 明 します 給 与 支 給 者 在 地 名 称 及 び 代 表 者 印 電 話 ( ) - 採 用 年 月 日 申 込 む 月 の 前 月 から 過

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任意整理について | 多重債務Q&A | 公益財団法人 日本クレジットカウンセリング協会

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て 位 置 付 けられているもので, 本 市 が 指 定 するものをいう ⒀ 防 火 対 策 次 のいずれかの 防 火 上 の 対 策 を 行 うことをいう ア 外 壁 で, 道 からの 延 焼 のおそれのある 部 分 ( 建 築 物 の 敷 地 が 接 する 道 に 面 する 当 該 建 築 物

っては 出 産 予 定 日 から 出 生 した 日 から 起 算 して8 週 間 を 経 過 する 日 の 翌 日 までとする ) の 期 間 内 に 当 該 子 に 係 る 最 初 の 育 児 休 業 を 開 始 し かつ 終 了 した 場 合 であって 当 該 子 に 係 る 再 度 の 育 児

答申第585号

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(1) 社 会 保 険 等 未 加 入 建 設 業 者 の 確 認 方 法 等 受 注 者 から 提 出 される 施 工 体 制 台 帳 及 び 添 付 書 類 により 確 認 を 行 います (2) 違 反 した 受 注 者 へのペナルティー 違 反 した 受 注 者 に 対 しては 下 記 のペ

7 種 郵 便 可 告 創 太 洋 限 挙 署 ぞ 秀 授 与 ざ 選 専 違 超 普 遍 値 準 簡 単 明 判 断 始 調 課 把 握 析 確 状 況 洞 察 案 課 起 難 時 勇 気 覚 悟 胆 策 ね 特 独 創 高 評 法 ふ 代 振 種 止 義 釈 筆 新 我 止 係 二 付 驚 与

守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

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平成21年9月29日

空 き 家 を 売 却 した 場 合 の,000 万 円 控 除 特 例 の 創 設 被 相 続 人 が 住 んでいた 家 屋 及 びその 敷 地 を 相 続 があった 日 から 年 を 経 過 する 年 の 月 日 までに 耐 震 工 事 をしてから あるいは 家 を 除 却 し てから 売 却

新ひだか町住宅新築リフォーム等緊急支援補助金交付要綱

Transcription:

2013 年 度 京 都 女 子 大 学 入 試 問 題 全 文 訳 例 ( 英 語 ) 公 募 推 薦 A 英 語 1 私 は 目 的 に 向 かう 正 しい 列 車 にゆったり 落 ち 着 いて 座 ると いまだに 少 しわくわくする 旅 行 するたびに 車 を 運 転 しなくてもよいことの 喜 びを 賛 美 する ヨーロッパを 列 車 に 乗 って 移 動 することは さほどストレスがなく そ の 環 境 により 適 していて とても 友 好 的 で 旅 行 しているヨーロッパ 人 と 親 しくなるくつろいだ 方 法 を 提 供 してくれ る それでも これだけ 長 く 旅 をしてきたのに 私 は 列 車 の 旅 には 少 々ストレスを 感 じる コーヒーを 一 杯 飲 む 十 分 な 時 間 があるのだろうか 私 の 腕 時 計 は 駅 の 公 式 の 時 間 に 合 っているのだろうか 助 けが 必 要 な 場 合 に こ の 地 元 の 人 たちは 本 当 に 私 に 正 しい 方 向 を 教 えてくれるのだろうか 私 は 間 違 っていない 列 車 に 乗 っているの だろうか しかし 座 席 にゆったり 座 った 後 は ヨーロッパの 列 車 の 旅 の 安 らぎと 快 適 さのことを 考 える ヨーロッ パの 列 車 は 必 要 なところに 行 ってくれ 速 く 便 数 も 多 く 特 に 南 ヨーロッパは 一 般 的 に 運 賃 が 安 い 旅 行 の 選 択 肢 の 情 報 を 入 手 して 自 分 の 旅 にぴったりのものを 選 ぶといい 私 は 初 めてのヨーロッパ 旅 行 で はレールパスを 使 った 今 でも 使 っている レールパスを 使 うと しばしば 予 約 なしに ほぼどこでも いつでも 旅 をすることができる 速 い 国 際 列 車 および 寝 台 列 車 は 予 約 が 必 要 な 可 能 性 が 高 いが しかし その 手 間 は かかるけれども それでもレールパスは 購 入 するだけの 価 値 はある レールパスの 選 択 は 複 雑 に 見 えるが そ れぞれのパスには 次 のような 特 徴 がある ある 特 定 の 地 理 的 領 域 ( 特 定 の 地 域 特 定 の 国 特 定 の 複 数 国 )を 対 象 にする 旅 行 期 間 は 限 定 されている そして 連 続 日 数 のパスか フレキシーパス( 旅 行 日 数 を 延 長 する 柔 軟 性 がある)のどちらかである どちらのパスが 最 も 適 切 か ほぼ 毎 日 それも 長 距 離 を 移 動 するつもりなら 連 続 日 数 のパスが 適 切 な 選 択 である さまざまな 場 所 で 数 日 間 滞 在 したいなら フレキシーパスの 方 がふさわ しい 選 択 である たいていの 旅 行 者 はフレキシーパスの 方 を 好 む このパスを 使 えば より 長 い 限 定 された 期 間 内 で 一 定 の 旅 行 日 数 が 利 用 できる(たとえば 2か 月 間 内 のどの10 日 間 でも 選 択 できる) 旅 行 中 に 好 きな ようにこの 旅 行 日 数 を 変 更 できるし それらを 連 続 で 利 用 することも 可 能 である いったん 自 分 の 旅 行 のルートの 計 画 を 立 てたら お 金 を 多 く 節 約 するために 最 適 のパスを 決 めよう 若 干 の 助 言 をここにしておく 入 念 な 計 画 をたてれば より 短 距 離 のパスでより 長 期 の 旅 をすることが 可 能 だ たとえ ば ロンドン-ローマ 間 の 旅 では ロンドンで 数 日 過 ごし パリまで ユーロスター 列 車 (レールパスでは 乗 車 で きない)を 別 途 に 支 払 って 利 用 し 数 日 間 パリで 観 光 し それから パリを 発 つときに 連 続 日 数 のパスを 利 用 する ローマでパスの 有 効 期 限 が 切 れるように 計 画 すればよい ローマではレールパスを 使 わなくても 容 易 に 数 日 間 は 過 ごせるので ポイントーツーポイント( 出 発 地 と 到 着 地 を 確 定 した)チケットはかなり 経 済 的 な 選 択 になりうる おそらく レー ルパス 利 用 の 旅 行 者 の 10 パーセントは ある 目 的 地 から 別 の 目 的 地 に 移 動 する 際 にチケットを 購 入 すること によって より 安 く 旅 行 することができるだろう ポイントーツーポイントチケットは 鉄 道 の 旅 が 比 較 的 安 価 な 地 域 (たとえば イタリア スペイン 東 ヨーロッパ)や 短 い 移 動 距 離 ならどこでも 最 適 な 選 択 になることが 多 い 駅 でチケットを 購 入 する 必 要 がない 2010 年 のアイスランドの 火 山 爆 発 中 にベニスの 駅 に 到 着 したときに 旅 行 者 の 長 蛇 の 列 が 駅 からグランドキャナル 大 運 河 まで 続 いているのを 目 にした 彼 らはその 日 のほとんどそこ に 立 って 町 から 出 る 列 車 にチケットを 予 約 しようとしていた しかし 私 は 旅 行 代 理 店 に 立 ち 寄 り 3 ユーロの 料 金 で 列 車 のチケットを 購 入 した 誰 でも オンラインか 旅 行 代 理 店 でチケットを 予 約 でき 駅 の 大 混 乱 を 避 けることができる

Ⅱ 21 世 紀 がスタートしてわずか 数 年 で ニューヨークは 劇 的 な 変 化 を 経 験 した もちろん 最 も 劇 的 な 変 化 は 2001 年 のテロリストによるワールドトレードセンターツインタワーへの 攻 撃 によるものであった それはニューヨ ーク 史 上 最 大 の 悲 劇 であり この 都 市 の 景 観 がもっとも 突 如 すさまじく 変 容 したのであった ニューヨークにと って 絶 えず 変 化 している 状 態 が 正 常 なのである マンハッタンは 4 世 紀 前 に 築 かれて 以 来 オランダ 人 の 村 から アメリカ 最 大 の 人 口 を 抱 える 都 市 環 境 へと 変 化 し 続 けてきたように ツインタワーを 失 って 以 降 絶 えず 変 容 し 続 けてきた ワールドトレードセンターの 跡 地 の 計 画 は 今 も 取 り 組 まれている 最 中 であるが マンハッタンはこれまでのど れとも 異 なるビルのブームを 経 験 してきた しかし それは 新 しいビルのことではない 多 くのビルが 2001 年 以 降 建 ってきたが それよりずっと 多 くのビルは 経 済 繁 栄 の 以 前 の 時 期 に 建 設 されたものである 現 在 の 相 違 は 産 業 や 商 業 の 使 用 から 居 住 の 使 用 へと 地 域 全 体 が 変 化 していることである 19 世 紀 の 間 は この 変 化 がそれ とは 反 対 の 方 向 に 起 こり 上 流 社 会 の 家 族 は 自 分 たちの 住 居 を 山 の 手 に 移 し ビジネスや 往 来 から 逃 れたの であった この 傾 向 は 今 商 業 から 居 住 へと 逆 に 戻 ってきている さらにもっと 特 異 なのは オフィスビルや 工 場 が 高 級 なロフトアパートメントに 改 装 されているように この 傾 向 が 同 じビル 内 で 起 こっている この 傾 向 は 1960 年 代 ソーホーで 始 まり 1980 年 代 には トライベッカやウォールストリートにまで 広 がり 現 在 中 心 街 のいたるところで 起 きており フラットアイアン 地 区 のような 独 特 な 新 しい 居 住 地 域 を 創 り 出 している この 地 区 は 1903 年 のオフィス 開 発 の 最 前 線 にあるタワービルにちなんで 名 づけられたものである ごく 最 近 それも 非 常 に 驚 くべきことに この 傾 向 が 今 ワールドトレードセンター 跡 地 周 辺 の ロウアー マンハッタン に 集 中 していることである 9 月 11 日 の 悲 痛 を 経 験 した 後 ニューヨーク 市 民 は グランウドゼロから 歩 いてわ ずかしか 離 れていない 改 造 されたオフィスタワーに 働 くためばかりでなく 住 むために 戻 り 続 けている この 都 市 は 一 連 のさまざまな 驚 くべき 業 績 によって 発 展 した 1842 年 クロトン 導 水 路 によって 清 潔 な 飲 料 水 を 州 の 北 部 からマンハッタン 中 心 部 にある 巨 大 な 貯 水 池 まで 運 んできて これにより 市 民 の 健 康 状 態 が 大 いに 改 善 された セントラル パーク セント パトリック 大 聖 堂 グランド セントラル 駅 によって この 都 市 は 北 方 に 広 がり その 境 界 地 域 が 優 雅 な 近 郊 や 活 気 ある 商 業 地 になった 多 くの 驚 くべき 事 業 が 非 常 に 困 難 な 時 期 の 真 っただ 中 に 推 し 進 められた セントラル パークとセント パトリック 大 聖 堂 は 南 北 戦 争 によって 中 断 され たものの 中 止 にならなかった この 都 市 の 最 大 の 私 的 不 動 産 事 業 である ロックフェラー センターは 世 界 大 恐 慌 の 最 悪 の 数 年 間 の 間 に 建 設 された 最 大 のビルの 中 には 同 時 に 建 設 されたものもある ペンシルベニア 駅 グランド セントラル ターミナル 当 時 世 界 で 最 も 高 層 だった ウールワースビルは すべて 1913 までに 完 成 されていた エンパイア ステート ビルディングやジョージ ワシントン ブリッジは 両 方 とも 1931 年 に 完 成 した 1892 年 プロテスタントのコミュニティーがその 代 表 作 である ニューヨーク 大 聖 堂 の 建 設 を 始 めた 年 に 移 民 たちの 波 がエリス 島 を 通 過 し 始 めて この 都 市 の 近 郊 の 外 観 と 文 化 を 永 久 に 変 えたのである 1892 年 から 1924 年 までに 1600 万 人 の 移 民 の 手 続 きはエリス 島 で 行 われた 彼 らの 生 活 が アイルランド 人 の 移 民 の 貯 金 で 建 設 されたセント パトリック 大 聖 堂 の 写 真 に 映 し 出 されている また イタリア 系 アメリカ 人 によって 建 設 さ れたコロンバスサークル モニュメントの 写 真 にも そして 東 ヨーロッパ 出 身 のユダヤ 人 の 商 人 たちの 手 押 し 車 で 混 雑 しているロウアー イースト サイドの 通 りの 写 真 にも 映 し 出 されている ニューヨークの 数 々の 有 名 な 超 高 層 ビルは 20 世 紀 の 最 初 の 数 十 年 に ロウアー マンハッタンで 全 盛 をきわ めた 垂 直 のビルはこの 狭 い 通 りにオフィスの 場 所 を 建 設 するのに 効 率 のよい 方 法 であった しかし マンハッ タンの 最 も 広 い 地 点 である ミッドタウンにタワービルが 次 々に 建 つにつれて 効 率 が 主 要 な 目 的 ではないこと がますます 明 確 になった 名 声 誇 り 権 力 を 誇 示 しようと 企 業 は 天 空 を 目 指 したのである 建 築 家 たちは 見 事 なまでに 孤 立 して 建 つタワービルの 都 市 をイメージしたのだが しかし 今 幾 重 にも 重 なる 現 代 のビル 開

発 のために 空 を 背 景 とした 輪 郭 の 中 で 最 も 際 立 つタワービル 例 えば クライスラー ビルやエンパイア ステ ート ビル 以 外 のほとんどビルは 識 別 することが 困 難 である 歴 史 的 に 重 要 な 写 真 によって 他 のたくさんの 並 はずれたビルが 映 し 出 されている 19 世 紀 後 半 に エレベータ 電 話 電 灯 照 明 が 開 発 されたことによって 超 高 層 ビルだけでなく 巨 大 な 規 模 の 百 貨 店 ニューヨーク 史 上 最 大 にして 最 も 豪 華 なホテルが 建 設 された ニューヨークの 格 調 高 い 建 物 の 一 つである ペンシルベニア 駅 は 1963 年 に 味 気 ない 新 しい 建 物 に 建 て 直 さ れた それはひどい 破 壊 行 動 であったと 今 日 私 たちは 考 える この 建 物 の 喪 失 によって 他 の 立 派 な 建 物 グランド セントラル ターミナルやジェファーソン マーケット コートハウスや 他 の 多 くの 建 物 を 保 護 する ニュ ーヨークで 最 初 の 重 要 な 法 律 が 制 定 されたのである 今 日 ニューヨークは 新 旧 が 見 事 に 交 錯 し 絶 え 間 なく 変 わり 続 ける 活 力 に 満 ちた 都 市 である 英 語 2 フィン 少 し 自 分 の 思 うことをはっきりと 言 い 過 ぎよ それが 問 題 になる 場 合 もあることを 知 ってお いた 方 がいいと 思 うわ どういう 意 味 なんだい 僕 がしゃべりすぎだって 言 っているの マサコ そう 言 いたいの もしそうな ら きみは 無 口 すぎると 思 うよ だから 僕 に 話 し 方 を 教 えるなんてやめてよ きみこそもっと 話 し た 方 がいいよ まさにそこなのよ 私 が 言 いたいのは あなたがはっきりものを 言 い 過 ぎるという 私 の 主 張 が 正 し いことを あなたの 反 論 がまさに 証 明 しているわ 日 本 では コミュニケーションの 仕 方 はもっとず っと 間 接 的 なものなの 話 す 前 に 注 意 深 く 考 えて 相 手 の 感 情 を 傷 つけないようにするのよ じゃ 日 本 では 正 直 であることは 悪 いことだって 僕 に 教 えているの そうなの しかし 僕 の 文 化 で はそれはいいことだよ なぜもっとはっきり 自 分 の 考 えを 表 すことができないの マサコ 私 の 文 化 では もっと 間 接 的 な 話 し 方 大 切 にするのよ 人 と 良 い 関 係 を 維 持 するには この 社 交 術 を 身 につけることが 求 められるの 言 いかえると 調 和 が 私 たちにとってとても 重 要 で 特 に 人 から 好 かれたいならね なるほど でも 僕 は 日 本 人 じゃないし きみこそ 西 洋 人 のコミュニケーションの 仕 方 についてもっと 理 解 があってもいいんじゃないかな そのことが 分 かるぐらいカナダに 住 んでいたよね 去 年 カ ナダの 大 学 に 在 学 中 きみは 僕 たちの 話 し 方 を 身 につけなかったの ええ 確 かにもっと 直 接 的 に 話 そうとしたわ でも 今 は 日 本 にいるのよ だから 私 の 言 っているこ とをじっくり 考 えてほしいわ フィン 郷 に 入 っては 郷 に 従 え でしょ ある 程 度 はね きみと 一 緒 にいるときは 僕 の 発 言 についてそれほど 気 にしなくていいはずだと 実 際 思 っているよ 今 でも 僕 のこと 愛 しているよね あるがままの 僕 を 受 け 入 れてくれたらいいの に 日 本 に 来 てほんの 6 カ 月 だし こんなに 違 う 習 慣 に 順 応 するには 時 間 がかかるよ 適 切 な 助 言 をしようとしているだけよ 私 がどれほどあなたのことを 愛 しているか きっとあなたは 分 かっているはずよ 愛 していないなら 去 年 トロントを 発 った 後 一 緒 に 神 戸 に 来 てくれるように 言 わなかったわ とにかく 私 が 言 っていることについて 少 し 考 えるようにしてね

公 募 推 薦 B 英 語 1 1978 年 メイとして 知 られている マーガレット ジョーンズが 85 歳 のとき 自 分 の 生 涯 の 話 を 書 いた その 原 稿 はほとんどボールペンで さまざまな 色 紙 や 印 刷 された 広 告 の 裏 に 書 かれたものである 一 度 も 出 版 された ことはない 文 学 的 でも 世 間 をあっと 言 わせるようなものでも それほど 教 育 的 なものでもない それどころか それを 特 別 なものにする 要 素 はほとんどない というのも 彼 女 と 同 世 代 の 何 千 人 もの 女 性 によくある 話 だから だ しかし 読 んでいくと 100 年 という 年 月 がそれほど 遠 くないように 思 わる メイの 話 は 事 例 史 ではなく その 代 わりに 実 在 の 人 物 の 独 自 の 波 乱 に 富 んだ 一 生 を 簡 潔 に 眺 めることができる メイ ジョーンズは 1893 年 に ウェールズの 大 工 の 長 女 として 生 まれた 大 きな 工 場 地 帯 の 一 つから さほど 離 れていないチェシャーの 小 さな 村 で 育 った 彼 女 の 家 はほとんど 日 の 当 らないすすけた 小 屋 だった 借 金 を しないで 暮 らし 続 けることは 彼 女 の 家 族 にとって 非 常 に 努 力 を 要 することだった にもかかわらず 生 涯 の 終 りに 自 分 の 話 を 書 く 時 に メイは 父 親 が 夕 方 仕 事 をする 楽 しい 光 景 を 思 い 浮 かべることができた 父 親 が 少 し ばかり 余 分 の 金 を 稼 がせてくれる 大 工 仕 事 に 一 所 懸 命 に 取 り 組 んでいるとき 彼 女 は 父 親 のためにろうそくを しっかりとかざしていたものだ メイはきれいに 巻 いた 材 木 の 削 りくずを 自 分 の 顔 の 横 に 長 い 巻 き 毛 のように 持 ち 上 げて 遊 んだものだ 彼 女 は 音 楽 に 合 わせて 踊 る 村 の 楽 しい 夕 べや 年 に 1 度 の 日 曜 学 校 の 特 別 の 楽 しみのときに 彼 女 たちの 家 の 家 主 が 彼 女 たちに 投 げてくれた 一 握 りのお 菓 子 を 取 ろうとしたことを 思 い 出 した 夏 は 最 高 の 時 で 彼 女 と 弟 たちは 大 きな 力 のある 馬 が 引 く 荷 馬 車 の 後 ろに 置 かれた 空 のジャガイモのかごの 中 に 入 れられて 12 マイル 離 れた 祖 父 の 家 に 滞 在 するために 連 れて 行 かれた しかし 母 親 は 病 気 の 時 が 多 かった メイに 次 いで 3 人 の 子 どもがいて それぞれの 産 後 の 一 時 期 安 静 にし ていなければならなかった 医 者 はジョーンズ 家 を 頻 繁 に 訪 れた 母 親 が 起 きることができないときは 10 歳 の メイが 家 の 中 を 整 え 料 理 赤 ん 坊 の 世 話 洗 濯 をしなければならなかった メイは 過 剰 な 想 像 力 のために 両 親 には 心 配 の 種 だった 彼 女 は 早 い 時 期 に 読 めるようになり おとぎ 話 が 大 好 きだった 小 妖 精 たちは 彼 女 にとって 実 在 するものだった 妖 精 の 王 女 と 結 婚 し その 後 ずっと 幸 せに 暮 らす 妖 精 の 王 子 は 存 在 した 彼 らは 花 の 中 に 住 んでいた 時 には 妖 精 たちの 笑 い 声 が 聞 こえることもあった が 決 して 姿 は 見 えなかった 思 慮 深 い 医 者 は 頭 を 横 に 振 り 彼 女 の 両 親 にそんな 物 語 を 読 み 過 ぎるとメイの 知 力 が 損 なわれるだろうと 告 げた メイを 注 意 深 く 見 守 るべきだと 医 者 は 言 った 彼 の 忠 告 に 従 って メイは 本 を 与 えてもらえず 学 校 で 読 むことだけを 許 された とはいうものの こっそりと 父 親 の 大 工 の 手 引 書 を 夜 ベッ ドに 持 っていて 見 つけられるものはすべて 読 んでいたのだが 大 きくなると 彼 女 は ジェイン エア ロー ナ ドゥーン や キム などの 本 をなんとか 手 に 入 れた しかし 大 好 きな 作 家 はマリー コレッリで そのメロドラ マ 風 の 恋 愛 小 説 は 彼 女 に 自 分 はいつか どこかで 理 想 の 男 性 と 結 ばれるという 感 覚 を 与 えた 12 歳 のとき メイは 学 校 をやめさせられた 家 族 に 経 済 的 な 貢 献 できるぐらいの もう 年 齢 であった 彼 女 の 最 愛 の 教 師 は この 自 分 の 生 徒 が 奨 学 金 をもらうこと 許 されるように 熱 心 に 頼 んだが メイは 地 元 の 織 物 工 場 に 働 くために 送 り 込 まれた 13 歳 のとき 彼 女 は 工 場 の 誰 もが フライング エンジェル として 知 っている 一 般 の 助 手 であった 朝 6 時 30 分 から 夜 の 8 時 まで 忙 しく 6 階 のビルをある 課 から 別 の 課 へと 注 文 やメッセージ やサンプルを 持 って 走 って 上 り 下 りした 彼 女 は 幸 せだった 他 の 従 業 員 たちは 親 切 で 裁 縫 の 道 具 のさまざ まな 美 しい 色 を 楽 しめたし 週 5 シリングを 稼 いでいたからだ しかし 走 ることでへとへとに 疲 れて メイは 病 気 になってしまった その 次 の 3 年 間 はタバコ 屋 で 働 いて 過 ごし そしてついに 16 歳 のときに 町 の 帽 子 屋 に 5 年 契 約 で 働 くために 彼 女 を 送 り 込 むことに 母 親 が 決 めたのである

Ⅱ さあ 新 しい 学 年 度 と 会 計 年 度 が 始 まった 新 しい 顔 ぶれが 教 室 の 席 やオフィスの 机 に 座 る 彼 らは どのようにしてそこにたどり 着 いたのだろうか ほとんどの 新 入 生 と 多 くの 労 働 者 は ある 種 の 入 学 入 社 試 験 を 経 て 入 ってきたと 私 は 推 測 している また 英 語 がこれらの 試 験 の 多 くに 関 して 重 要 な 科 目 だったとも 思 っている しかし これらの 学 生 や 労 働 者 は 募 集 することができたであろう 最 も 優 秀 な 人 たちだろうか あなたの 学 校 や 企 業 が 目 指 す 目 標 や 目 的 に 最 適 な 人 たちだろうか もっと 優 秀 でより 適 任 の 志 願 者 が 入 らなかったのではないか 選 抜 する 上 で 適 切 な 選 択 をしたのか 中 には 選 ばれたも のの 実 はその 資 格 がない 人 もいて その 一 方 で もっとふさわしい 志 願 者 がガソリンスタンドで 働 い ているとあなたが 思 うなら 英 語 の 入 試 問 題 によって 確 実 にできるだけ 最 適 な 志 願 者 が 選 ばれるよう にするために 取 ることができるいくつかの 対 策 がある 教 師 や 経 営 者 の 中 には 入 試 の 結 果 をあまりに も 信 じて 疑 わない 人 が 多 すぎて 他 の 受 験 者 より 高 得 点 をとると その 受 験 者 は 自 動 的 により 優 秀 な 志 願 者 であるに 違 いないと 誤 って 信 じている 得 点 が 与 える 報 告 された 客 観 性 は 間 違 っているはずがない とね おそらくあなたの 大 学 あるいは 企 業 の 試 験 に 関 して いくつかの 根 本 的 な 疑 問 を 自 らに 問 いかけると よいだろう 試 験 は 妥 当 なのか すなわち 意 図 された 評 価 内 容 がその 試 験 によって 評 価 されるのか そして 試 験 が 単 に 英 語 に 関 する 一 連 の 問 題 であるのとは 異 なり 試 験 作 成 者 がその 試 験 によって 評 価 されることになっている 内 容 について 明 確 な 考 えを 実 際 に 持 っているのか 試 験 は 前 向 きなものなのか それとも 後 ろ 向 きのものなのか つまり 私 が 言 いたいのは 将 来 ど の 志 願 者 があなたの 学 校 や 企 業 で 一 番 成 果 を 出 すのか( 望 ましい 将 来 の 成 績 を 暗 示 するもの)を 見 分 け ようとしているのか それとも 過 去 における 技 能 や 内 容 を 一 番 習 得 している 志 願 者 は 誰 なのか( 過 去 の 達 成 度 を 測 るもの)を 見 分 けようとしているのか ということである どこを 重 要 視 するかによって 試 験 の 様 式 と 内 容 は 異 なるべきである たいていの 雇 用 主 と 大 学 は 将 来 の 研 究 と 仕 事 に 対 する 適 合 性 を 重 視 すべきで それに 対 して 高 校 はどちらかというと 前 段 階 で 学 習 した 内 容 の 習 得 を 重 視 するべき である たとえば 単 に 受 験 者 の 文 法 処 理 能 力 を 調 べるだけでは 誰 が 大 学 もしくは 職 場 に 最 も 適 切 で あるかに 関 して 理 にかなった 決 定 をするのに 十 分 な 情 報 は 得 られそうにない あなたは 創 造 力 を 持 っ た 人 間 を 求 めているのか それなら 創 造 性 を 測 り それに 評 価 を 与 える 試 験 を 作 成 すればよい バラ ンスのとれた 思 慮 深 い 知 性 の 持 ち 主 に 会 いたいのか それなら これらの 資 質 を 調 べる 課 題 や 質 問 を 作 成 すればよい ところで 試 験 を 信 頼 性 のあるものにし それによって 確 実 に 最 も 優 れた 志 願 者 が 最 善 の 試 験 の 結 果 を 出 せる 手 助 けとなる 助 言 をさらにいくつか 加 えたい 同 じタイプの 技 能 のテストを 続 けないこと 語 彙 とある 項 目 を 正 しく 使 用 する 能 力 を 調 べるテストは 一 つで 十 分 である 同 じ 技 能 を 何 度 も 調 べるテ ストが 多 すぎる 意 味 のない 文 章 を 入 れないこと これはいかなる 質 問 や 課 題 とも 全 く 関 係 のない 部 分 を 読 むことを 言 っているのである 受 験 者 にとって 文 全 体 が 意 味 あるものにすること 単 に 形 式 的 な 英 語 の 技 能 を 調 べるなら 主 題 あるいはテーマに 関 する 知 識 を 主 として 要 求 する 質 問 はやめればいい また 専 門 分 野 に 入 る 志 願 者 を 試 験 するのだが 彼 らが 以 前 この 分 野 で 訓 練 を 受 けてこなかったことを 前 提 とするなら そのような 知 識 を 測 る 質 問 をしたり 課 題 を 与 えたりしないことである もしそうする ならば 入 試 よりむしろ 卒 業 試 験 や 検 定 試 験 のような 到 達 度 試 験 のほうがふさわしいであろう 各 々 の 質 問 や 課 題 の 有 用 性 は 十 分 に 配 慮 されるべきである 最 優 秀 の 志 願 者 を 決 定 する 上 で すべての 問 題 に 等 しい 有 用 性 があるわけではない 受 験 者 側 も 各 問 題 の 配 点 を 知 って それに 応 じて 努 力 を 集 中 でき るようにするべきである 受 験 者 には ある 課 題 でどの 技 能 がテストされているかについて 正 確 に 情 報

が 与 えられて それに 従 って 対 応 できるようにするべきである ある 課 題 を 要 約 し 解 釈 し それについ て 論 じる 能 力 を 見 ようとするなら そのことを 受 験 者 に 明 確 にしなければならない 有 能 な 受 験 者 が 試 験 で ある 課 題 を 完 全 に 誤 解 することもある 単 に 間 違 うこともある 彼 らに 0 点 を 与 えるのは 教 室 ならいいだろう なぜなら さらに 学 習 する 機 会 があるからである しかし 入 試 の 場 合 には これは 厳 し 過 ぎるだろう 各 問 題 に 関 して 正 解 か 0 点 かという 採 点 法 ばかりだと 真 の 能 力 はあまりうまく 測 れない あなたは 可 能 な 限 り 優 秀 な 志 願 者 を 集 めたいと 考 えている そうですよね じゃ 試 験 のせいでその 邪 魔 になるようなことはしないように 英 語 2 バート: きみのものの 見 方 はおもしろいね デレクは 今 朝 無 愛 想 な 態 度 をとっていなかったと 思 うよ 単 にとても 忙 しくて 僕 らと 話 す 時 間 無 かったと 思 うな クミコ: うーん わからない それって この 世 界 と 周 囲 の 人 をどう 見 るかということだと 思 う 同 じ 状 況 でも 人 によって 解 釈 の 仕 方 が 異 なることもあるわ そう 思 わない バート: そう 思 うよ 実 際 認 識 言 いかえると 世 界 をどう 見 るか は 学 校 や 文 化 から 学 習 することだと も 僕 は 思 うよ 僕 の 言 いたいこと 分 かるかな きっと 分 かるよね 分 からないかな クミコ うん 正 直 に 言 うと 完 全 には 分 からないわ バート あなたが 今 言 った 内 容 が 完 全 には 分 かって いないの 私 が 英 語 の 聞 き 取 りは 筆 記 ほど 得 意 じゃないのを 知 っているでしょ バート: 謙 遜 しすぎだよ クミコ きみの 英 語 はとてもいいよ そもそも 8 歳 のときに ニュージーランドで 2 年 過 ごしたんだろ とにかく 僕 が 言 いたいことの 例 をあげてみるね たとえば どこで 成 長 し 母 語 を 身 につけたのかによって 色 の 見 方 もさまざま 異 なるんだ クミコ: 色 の 見 方 が 違 うというのはどういう 意 味 なの ピンクはすべての 場 所 で 同 じ 色 とは 限 らないという こと ブラウンも バート: まさかと 思 うだろうけど ピンクも 含 めて 多 くの 色 はさまざまな 文 化 によって 見 方 が 異 なるんだ よ ブラウンに 関 してははっきり 知 らないけど たとえば 日 本 では 子 どもは 太 陽 の 絵 を 赤 の 色 を 使 って 描 くんだよ しかし オーストラリアでは 子 どもは 太 陽 には 黄 色 を 用 いるんだ 子 どもはみ んな 同 じものを 描 いているんだけど 見 方 が 違 うんだね クミコ: ああ そうなんだ 今 あなたの 言 いたいことが 分 かったわ 他 の 色 はどうなの もっと 教 えて 今 までこの 話 題 について 話 されるのを 聞 いたことがないわ とても 興 味 深 いわね バート: そうだね ブルーとグリーンも 見 方 が 異 なるね 西 洋 人 は 信 号 が 赤 から 緑 に 変 わると 言 うのに 対 して 日 本 人 は 同 じ 状 況 でも 青 に 変 わると 言 うね クミコ: わぁ それはとってもおもしろいわね そんな 例 もっとあるの バート: あるよ でもさ それは 後 まで 待 っていてくれるさ クミコ スポーツクラブに 行 く 時 間 だよ バッグ 持 って さぁ 行 こう じゃないと 今 夜 もまた 夕 食 がとっても 遅 くなっちゃうよ

英 語 解 答 例 A 方 式 11/17 1 ⑴ 1 ⑵ 3 ⑶ 2 ⑷ 2 ⑸ 2 ⑹ 3 ⑺ 1 ⑻ 1 ⑼ 2 ⑽ 3 ⑾ 2 ⑿ 3 ⒀ 3 ⒁ 1 ⒂ 4 ⒃ 4 ⒄ 4 ⒅ 4 ⒆ 2 ⒇ 2 2 4 6 5 8 3 1 2 7 3 2 2 2 4 1 1 3 4 1 1 2 3 4 英 語 解 答 例 B 方 式 11/18 1 ⑴ 3 ⑵ 2 ⑶ 3 ⑷ 1 ⑸ 2 ⑹ 1 ⑺ 3 ⑻ 1 ⑼ 4 ⑽ 1 ⑾ 3 ⑿ 4 ⒀ 2 ⒁ 4 ⒂ 4 ⒃ 4 ⒄ 3 ⒅ 3 ⒆ 1 ⒇ 2 2 8 6 7 5 1 2 4 3 3 2 1 2 1 3 4 3 3 4 2 2 4 1 設 問 解 説 及 び 長 文 の 和 訳 については6 月 下 旬 以 降 本 学 ホームページ 内 京 女 倶 楽 部 に 掲 載 予 定 です 12