中期経営計画 2021~2023 年度 2021 年 5 月
目次 1. 2. 3. 4. 経営理念ふり返りと方針事業戦略数値目標 1
1. 2. 3. 4. 経営理念ふり返りと方針事業戦略数値目標 2
FUJI の経営理念 職務遂行の全ての場面において 法令 社会規範 定款 社内規則を遵守します 地球環境の保護が人類共通のテーマと認識し環境に配慮した企業活動を行います たゆまぬ技術開発と品質向上で より便利で快適な社会づくりに貢献する商品 サービスを提供します グローバルで革新的な経営により 未来への新たな事業フィールドを拓きます 個人を尊重し 強いチームワークを育む明るい職場をつくります 3
経営理念体系と中期経営計画 経営理念 コーポレートメッセージ コーポレートビジョン デジタル革命を先取りした次世代型商品の開発 ならびに生産 販売革新により 業界 1 ブランドを築く FUJI 中期経営計画 (2021~2023 年度 ) 4
FUJI の目指す姿 業界 No.1 ブランドへ 新規ビジネスの開拓 企業価値向上 既存事業の成長 事業戦略 開発戦略 資本戦略 DX 戦略 知財戦略 5
1. 2. 3. 4. 経営理念ふり返りと方針事業戦略数値目標 6
160,0 00 120,0 00 80,00 0 40,00 0 0 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 前中期経営計画のふり返り 売上 2018 年度下期よりファスフォードテクノロジ社を連結子会社化 前中期経営計画 2018~2020 年度 コロナ禍 米中貿易摩擦という外的要因に見舞われながらも 最終年度 (2020 年度 ) は 2017 年度比 13% の増収を達成 120,032 129,104 140,967 136,161 営業利益 価格競争の激化により増収に見合う増益確保には至らず 19.0% 17.9% 13.9% 16.1% 22,827 23,106 19,571 21,904 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度 ( 百万円 ) 売上営業利益営業利益率 7
150,0 00 100,0 00 50,00 0 0 16,00 0 11,00 0 6,000 1,000 4,000 50.0% 40.0% 30.0% 20.0% 10.0% 0.0% 40.0% 25.0% 10.0% 5.0% 20.0% 前中期経営計画のふり返り ロボットソリューション事業 前中期経営計画 ファスフォードテクノロジ社の連結効果 5 G 関連投資の拡大 テレワーク等のライフスタイルの変化を追い風とした PC タブレット端末需要の増加などを背景に売上は堅調に推移したものの 競合との価格競争激化により利益率は低下 127,763 125,569 111,536 104,002 24.2% 22.4% 18.3% 21.0% 25,184 25,017 23,353 26,307 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度 マシンツール事業 米中貿易摩擦および世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け 大幅減収 それに伴い 2019 年度と 2020 年度は営業赤字を計上 13,798 7.4% 15,660 10.6% 10,839 7,866 5.9% 1,017 1,661 636 1,324 16.8% 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度 売上 営業利益 営業利益率 ( 百万円 ) 8
前中期経営計画のふり返り 製品開発 電子部品実装ロボットハイエンドモデル NXTR 販売開始 複合加工機 GYROFLEX 発表 SIer 向け新プラットフォーム e-sys 運用開始 エレクトロニクス 3D プリンター FPM-Trinity 受託試作サービス開始 半導体 オブ ザ イヤー 2020 優秀賞受賞 介護ロボット Hug T1-02 モデル販売開始 第 9 回ロボット大賞 にて厚生労働大臣賞受賞 成長投資 豊田事業所 ファスフォードテクノロジの子会社化 インドにサービス子会社 (FUJI INDIA CORPORATION) 設立 豊田事業所 岡崎工場において新工場棟建設 米国スタートアップへの出資 国立大学法人名古屋大学へ 2 億円を寄付 健康経営優良法人 に認定 (2020 年 ~) ソーシャルボンドへの投資 SDGs 9
新中期経営計画方針 DX を活用した事業戦略の推進 SDGs を意識した事業展開 旗艦機種の市場浸透 コストの徹底追求 健康経営の促進 売上 2,000 億円企業に向けた足掛かりに 10
1. 2. 3. 4. 経営理念ふり返りと方針事業戦略数値目標 11
ロボットソリューション事業 市場環境 電子部品実装ロボット市場規模 ( 億円 ) 3,110 3,350 2,980 3,520 2,900 高水準で推移 3,300 3,500 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度 2021 年度 ( 予測 ) 2022 年度 ( 予測 ) 2023 年度 ( 予測 ) 出所 :MDC( マーケット データ コンベンション ) などをもとに当社推計 期待要因 DX の加速によるデジタル製品の需要増 車載分野において CASE の加速 電気自動車の需要拡大 スマートフォンの高機能化による電子部品実装点数の増大 リスク要因 新型コロナウイルス感染拡大の長期化による景気低迷 世界的な半導体不足 米中貿易摩擦の激化による需要縮小 12
ロボットソリューション事業 戦略 旗艦機種の市場浸透 - 3 つのゼロ - 実装不良ゼロ Zero placement defects オペレーターゼロ Zero machine operators 機械停止ゼロ Zero machine stops NXT シリーズのコンセプトを継承し さらなる品質と実装効率を追求したハイエンドモデル 実装不良ゼロ オペレーターゼロ 機械停止ゼロ の実現により 無人化実装ラインを実現 あらゆるニーズに対応可能な製品ラインアップで市場シェア拡大 13
ロボットソリューション事業 戦略 DX 自動化の推進 販売 EC サイトの活用拡大 開発 無人化工場実現への挑戦 生産 自動化 ( ロボット AGV 等 ) によるものづくりの効率化 DX を活用した生産スケジュール管理 効率を追求し 利益率向上に貢献 14
ロボットソリューション事業 戦略 トータルソリューションの提供 製品 付加価値の高い製品を継続的に市場へ提供 SMT 実装エリアのソリューション提案型開発を実施し お客様に感動を与える商品を提供 サービス / ソフトウェア デジタル技術を活用したサービスの提供 統合生産システム Nexim の進化 顧客工場診断による出力最大化 + アライアンス M&A の活用 FUJI Smart Factory の進化 15
ロボットソリューション事業 戦略 電子部品実装ロボット以外の製品拡販 電子部品実装ライン前後工程の自動化ニーズに対応 介護現場における介護者の負担軽減に貢献 多関節ロボット 製品ラインアップの拡充と SIer との連携強化 介護ロボット 海外販売体制の強化 プラズマ処理装置 プラズマ照射により 接着剤や塗料の密着性が向上 中国市場での拡販推進 宅配ロッカーシステム IoT を駆使した次世代型ロッカーシステム 宅配受け取りのみならず 店舗における 非対面 非接触受け取り ニーズの拡大により市場拡大 16
ロボットソリューション事業 戦略ファスフォードテクノロジ社とのシナジー創出 AI による予防予知技術半導体工場無人化技術半導体実装技術 TOP PKG On Part Mark2 On Part Mark1 Bottom PKG GlobalFiducial1 両社が持つ強みを融合させ 競争力の高い製品を市場投入 17
マシンツール事業 市場環境 工作機械 ( 日本メーカー ) 市場規模 ( 億円 ) 20,000 17,800 16,890 力強く回復 16,000 15,000 10,000 11,000 9,880 11,000 13,500 5,000 0 2017 年度 2018 年度 2019 年度 2020 年度 2021 年度 ( 予測 ) 2022 年度 ( 予測 ) 2023 年度 ( 予測 ) 出所 : 日本工作機械工業会統計データなどをもとに当社推計 期待要因 中国を筆頭に設備投資需要の力強い回復 人件費高騰などを背景とした自動化需要の一層の拡大 EV をはじめとする新分野の成長 リスク要因 新型コロナウイルス感染拡大の長期化による市場回復の遅れ 米中問題をはじめとした地政学的リスク 世界的な半導体不足による自動車メーカーの生産縮小 18
マシンツール事業 戦略 変種変量生産へのソリューション 製品ラインアップ拡充 変種変量 / 大量生産 自動化 大量生産 自動化 新規変種変量ユーザ 既存変種変量転換ユーザ 既存量産ユーザ FUJI コア技術によるソリューション 既存量産ユーザ ロボット技術 チャック内製技術 19
マシンツール事業 戦略 販売網 供給体制の強化 日本 ( 豊田事業所 ) 中国 ( 昆山之富士 ) アメリカ (Fuji Machine America) の連携 ターンキービジネス強化 日本 アジア 欧州地域において商社活用を加速 中国工場 ( 昆山之富士 ) の生産体制強化 ソリューション力の強化 20
マシンツール事業 戦略 DX の活用 販売 DX オンライン仕様検討 見積もりの推進 WEB 活用による商社 / 代理店とのビジネス加速 ターンキー DX デジタルツインによる加工シミュレーションの進化 バーチャル空間でのシステムシミュレーション推進 デジタルツール活用による販路 市場の拡大 21
次世代事業の創出 エレクトロニクス 3D プリンター Next SMT に向けた製品開発 物流自動化 ロボット技術 + オープンイノベーション で物流の自動化に貢献 SIer 支援プラットフォーム ものづくりの現場における自動化設備導入を促進 エコーガイドシステム 朝日インテック様との共同開発推進 10 年後の FUJI を支える新技術 新事業 22
資本戦略 安定した財務体質のもと 戦略的成長投資と利益還元を両立 財務健全性維持 利益還元 戦略的成長投資 ( 設備投資 M&A) 23
SDGs を意識した事業展開 - 環境に配慮した省電力 省スペース製品の開発 -CO₂ 排出量削減に貢献する省エネルギー工場 - グリーン調達の推進 環境への取り組み 従業員の働き方改革と健康推進 - 健康経営優良法人の認定 - 社員が能力を発揮できる人事制度 人材育成 - 性別 国籍によらない採用選考 - あいち女性輝きカンパニー 認証取得平等な社会へ ( ジェンダーと多様性 ) 技術革新を通じた社会発展への貢献 - 電子部品実装ロボット 工作機械の開発を通じた自動化への貢献 - 既存技術の強みを活かし 介護ロボット プラズマ装置 宅配ロッカーシステムなどの新事業の開拓 ガバナンスへの取り組み 地域との共生 教育 - グループ行動憲章の制定とグループ会社全従業員への展開 - 取引先との健全なパートナーシップの構築 - えいご をつかって かがく を学ぶイングリッシュアフタースクール teracoya THANK の運営 - 地域交流イベントへの積極的な参画 24
健康経営の促進 健康経営優良法人ホワイト 500 の認定を目指します 経営面での成果 持続的成長 発展 業績向上 企業価値向上 会社 社会への効果 社員の健康増進 組織の活性化 活力向上 生産性の向上 優秀な人材確保 生活の質の向上 医療費の削減 健康活動 1. 健康障害予防 異常の早期発見 2. 生活習慣病予防対策 3. メンタルヘルス不調の予防と改善 4. 喫煙対策 5. 感染症予防 6. 過重労働対策 25
1. 2. 3. 4. 経営理念ふり返りと方針事業戦略数値目標 26
数値目標 1,800 1,600 1,400 1,291 億円 1,409 億円 1,361 億円 売上高 1,600 億円 1,200 1,000 中期経営計画 2021~2023 年度 800 600 400 200 0 231 億円 195 億円 219 億円 営業利益 300 億円 2018 年度 2019 年度 2020 年度 2021 年度 2023 年度計画 27
数値目標 セグメント別 ( 百万円 ) 2018 年度 2019 年度 2020 年度 2023 年度計画 ロボットソリューション事業 売上高 111,536 127,763 125,569 140,000 営業利益 25,017 23,353 26,307 31,000 マシンツール事業 その他事業 合計 売上高 15,660 10,839 7,866 16,000 営業利益 1,661 636 1,324 1,800 売上高 1,907 2,364 2,725 4,000 営業利益 88 0 3 400 売上高 129,104 140,967 136,161 160,000 営業利益 23,106 19,571 21,904 30,000 28
数値目標 2018 年度 2019 年度 2020 年度 2023 年度計画 ROE 10.8% 9.1% 9.5% 10% 以上 配当金 ( 配当性向 ) 50 円 (27.1%) 50 円 (30.5%) 50 円 (27.1%) 安定的に 30% 研究開発投資 79 億円 88 億円 90 億円 100 億円 29
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