令和3年度介護報酬改定に伴う 運営規程等の整備について

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予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

サービス提供体制強化加算に関する届出書 [ 定期巡回 随時対応型訪問介護看護事業所 ] 1 事業所名 平成年月日 2 異動区分 1 新規 2 変更 3 終了 3 届出項目 1 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ イ ) 2 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ ロ ) 4 研修等に関 1 する状況 3 サービ

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

機能訓練指導員は 日常生活を営むのに必要な機能の減退を防止するための訓練指 導 助言を行う ( 営業日及び営業時間 ) 第 5 条事業所の営業日及び営業時間は 次のとおりとする 一営業日月曜日から金曜日までとする ただし 国民の祝日に関する法律に規定する休日及び12 月 29 日から1 月 3 日ま

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通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

みえ働きやすい介護職場取組宣言事業所募集要項 1 事業概要 自ら職場環境の改善に積極的に取り組んでいる福祉 介護事業所を宣言方式で募集し 証明した事 業所の宣言内容等をホームページで公表することで 働きやすい介護職場の環境整備と介護職場に対 するイメージアップを図り 新規就労の促進 介護職員の定着な

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針


平成29 年度介護報酬改定による介護職員処遇改善加算の拡充について【介護保険最新情報Vol.580】(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H )

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

Microsoft Word - 【資料4-3】0316_PM_ショート

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1102 請求誤りによる実績取り下げ 1109 時効による保険者申立ての取り下げ 1112 請求誤りによる実績取り下げ ( 同月 ) 1129 時効による公費負担者申立ての取り下げ 1142 適正化 ( その他 ) による保険者申立の取り下げ 1143 適正化 ( ケアプラン点検 ) による保険者申

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Microsoft PowerPoint - 資料3 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に.pptx

01 表紙 老人保健課 - コピー

2 居宅サービス事業所の状況

( 参考 ) 身体拘束廃止未実施減算の適用について 1 身体拘束禁止規定について サービスの提供にあたっては 当該入所者 ( 利用者 ) 又は他の入所者 ( 利用者 ) 等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き 身体的拘束その他入所者 ( 利用者 ) の行動を制限する行為を行ってはな

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地域生活支援事業サービス提供事業者登録要綱

06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

PowerPoint プレゼンテーション

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

特別養護老人ホーム ( 入所施設 ) 事業継続計画概要 ( 優先業務 ) 優先業務の考え方 : 介護保険法及び 指定介護老人福祉施設の人員 設備及び運営に関する基準 の定め (= 最低基準 ) を遵守することを最低限守るべき業務レベルとする その上で 利用者の生命維持に重大 緊急の影響がないと考えら

注意 本様式は参考としてお示しするものです 引用する場合は各法人 事業所にて十分精査した上でご利用ください 介護予防 日常生活支援総合事業第一号事業契約書 様 ( 以下 利用者 という ) と ( 例 : 株式会社 社会福祉法人 会等 )( 以下 事業者 という ) は 事業者が提供するサービスの利

運営推進会議について

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

Microsoft Word - 04 Ⅳ章 doc

第五条養護老人ホームの長 ( 以下 施設長 という ) は 社会福祉法 ( 昭和二十六年法律第四十五号 ) 第十九条第一項各号のいずれかに該当する者若しくは同法第二条第一項に規定する社会福祉事業に二年以上従事した者又はこれらと同等以上の能力を有すると認められる者でなければならない 2 生活相談員は

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

Microsoft PowerPoint - è³⁄挎+間帅çfl¨ï¼›.pptx

平成 28 年度介護保険事業状況報告 ( 年報 ) のポイント 1 第 1 号被保険者数 (28 年 3 月末現在 ) (29 年 3 月末現在 ) 3,382 万人 3,440 万人 ( 対前年度 +59 万人 +1.7% 増 ) ( 単位 : 万人 ) 3,500 3,000 2,500 2,0

就労継続支援 B 型計画に基づき 適切な就労継続支援の提供を行う (4) 生活支援員 1 名就労継続支援 B 型計画に基づき 日常生活上の支援 相談を行う (5) その他職員を必要に応じて配する場合がある ( 営業日及び営業時間等 ) 第 5 条事業所の営業日及び営業時間は 次のとおりとする (1)

4 介護支援専門員証の有効期間を更新するためには 所定の研修の受講が必要です 更新のために必要な研修を受講された人は研修を受講後 有効期間満了の 1 か月前までに様式第 4 号 介護支援専門員証有効期間更新交付申請書 を提出手数料として 香川県証紙 4,200 円分が必要 有効期間満了日までの 5

従業者の勤務の体制及び一覧表 ( 年月分 ) サービス種類 ( ( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護 ) 事業所 施設名 ( グループホーム ユニット A ) 管理者は常勤である第 1 週第 2 週第 3 週第 4 週常勤換勤務 4 週の週平均の 形態必要があります 算後の合計勤務時間日月火水

平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

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介護保険施設等運営指導マニュアル(案)

はじめてのマイナンバーガイドライン(事業者編)

一太郎 10/9/8 文書

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

介護給付費の加算等に係る届出について各種加算について加算を開始 または加算の要件に該当しなくなった場合等 変更がある場合には 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書等の提出が必要となります 具体的には 以下のとおりです 1 届出の期限事業の種類 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 夜間対応型訪問介護

·中重度の要介護状態となっても可能な限り住み慣れた自宅又は地域で生活を継続できるようにするためのサービス·

た世帯に引き続き属するとみなす ( 対象サービス及び軽減内容 ) 第 3 条軽減対象者が利用者負担の一部軽減を受けることができる介護保険サービスは 当該サービスを提供する事業所及び施設の所在地の都道府県知事及び豊中市長に対して利用者負担の軽減を行う旨の申出を行った社会福祉法人が実施する次のサービスと

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

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Microsoft Word - GH.docx22.docx

揖斐川町デイサービスセンター運営規程

豊浦町介護老人保健施設運営規程

法人等が当該都道府県内で実施する介護サービス 介護サービスの種類 か所数 主な事業所等の名称 所在地 < 居宅サービス> 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション か所数 法人等が道内で実施している介護サービス事業所の数を記載 ( 当該報告事業所分を含む )

6. 介護給付費等の過誤処理について

Taro 社福軽減(新旧)

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Microsoft Word - 発出版QA

1. 運営推進会議とは 運営推進会議 とは 久留米市指定地域密着型サービスの事業の人員 設備及び運営 等の基準に関する条例 及び 久留米市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員 設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支 援の方法等の基準に関する条例 の規定

点検項目 605 認知症対応型共同生活介護費 点検事項 点検結果 夜勤減算介護従業者の数が共同生活住居ごとに1 以上 満たさない身体的拘束等を行う場合 態様 時間 心身の状況 緊急や身体拘束廃止未実施減算 未実施むを得ない理由を記録 夜間支援体制加算 (Ⅰ) 夜間支援体制加算 (Ⅱ) 身体的拘束等の

(介護予防)短期入所生活介護運営規程(例)

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( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護加算届出書類一覧表 各月の 15 日までに届け出れば その翌月から算定できます 勤務形態一覧表 ( 別紙 B) については 届出月の直近 1 ケ月分を提出してください 加算名必要な提出書類 変更届施設等の区分 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書 体制等

薬事法における病院及び医師に対する主な規制について 特定生物由来製品に係る説明 ( 法第 68 条の 7 平成 14 年改正 ) 特定生物由来製品の特性を踏まえ 製剤のリスクとベネフィットについて患者に説明を行い 理解を得るように努めることを これを取り扱う医師等の医療関係者に義務づけたもの ( 特

Taro-07_学校体育・健康教育(学

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表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

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介護給付費算定 ( 加算 ) の届出の時期及び提出書類一覧 ( 地域密着型サービス ) (1) 届出の趣旨 介護保険制度では 人員配置やサービス提供の様態等の体制内容により 算定される報酬額が異なる場合があることから 当該体制状況や各種加算等の算定要件等を確認するため 介護給付費算定に係る体制等届出

2 第三節設備に関する基準(第四十八条 第四十九条)第四節運営に関する基準(第五十条 第六十五条)第五節介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準(第六十六条 第六十九条)第四章介護予防認知症対応型共同生活介護第一節基本方針(第七十条)第二節人員に関する基準(第七十一条 第七十三条)第三節設備に

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

る暴力団及び暴力団員等 ( 以下 暴力団等 という ) の支配を受けてはならない 5 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) による評価の結果を公表するよう努めなければならない 6 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) に規定する研修

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 介護保険法第 46 条第 2 項及び第 58 条第 2 項の規定に基づき 指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準を次のように定め 平成 12 年 4 月 1 日から適用する 一指定居宅介護支

書類点検等における通所介護事業所への主な指摘事項について

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

MR通信H22年1月号

Taro-07 居宅サービス(独自基準等)

法人等が当該都道府県内で実施する介護サービス 介護サービスの種類か所数主な事業所等の名称 所在地 < 居宅サービス > 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション 居宅療養管理指導 通所介護 通所リハビリテーション 短期入所生活介護 短期入所療養介護 特定施設入居者生活介護 福祉用具貸

<4D F736F F D E C4817A8D4C93878CA78FE18A51959F8E B FEE95F18CF6955C90A793788EC08E7B97768D802

正誤表

01 表紙 老人保健課

定義

社会福祉法人長岡メンタルヘルス協会 就労継続支援 B 型 就労移行支援事業 創造工房コスモス 運営規程 ( 事業の目的 ) 第 1 条社会福祉法人長岡メンタルヘルス協会が設置する創造工房コスモス ( 以下 事業所 という ) において実施する障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

BCDEF虐待防止体制の整備及び研修記録の整備(保存年月)身体的拘束等の適正化非常災害対策の強化暴力団の排除居室の定員指定介護保険サービス事業者や高齢者福祉施設等に係る 条例の独自基準等について (1) 独自基準等の考え方 厚生労働省令の基準等に加え 市民が事業所や施設を安心 安全に利用できること

過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 (4) 当該計画で定めた指定介護予防通所リハビリテーションの実施期間中に指定介護予防通所リハビリテーションの提供を終了した日前 1 月以内にリハビリテーション会議を開催し リハビリテーションの目標の

新介護 通所介護 福祉用具貸与又は地域密着型通所介護 ( 以下 訪問介護サービス等 という ) が位置付けられた居宅サービス計画の数をそれぞれ算出し 訪問介護サービス等それぞれについて 最もその紹介件数の多い法人 ( 以下 紹介率最高法人 という ) を位置付けた居宅サービス計画の数の占める割合を計

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12. 短期入所生活介護 107

(1) 名称医療法人葵会おおみや葵の郷通所リハビリテーション (2) 所在地京都市北区紫竹北大門町 56 ( 従業者の職種 員数及び職務の内容 ) 第 4 条本事業所における従業者の職種 員数及び職務の内容は次のとおりとする (1) 管理者 1 名 ( 常勤 兼務 ) (2) 医師 1 名 ( 常勤

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

社会福祉法人による生計困難者に対する利用者負担の減免

点検項目点検事項点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味

福井市地域活動支援センター事業実施業務委託仕様書 この仕様書は 福井市 ( 以下 委託者 という ) が委託する福井市地域活動支援センター ( 以下 セ ンター という ) 事業の実施業務に関して 受託者が履行するために必要な事項を定めるものとする 1 事業目的障害者の日常生活及び社会生活を総合的に

Ⅰ バイタルリンク 利用申込書 ( 様式 1-1)( 様式 ) の手続 バイタルリンク を利用する者 ( 以下 システム利用者 という ) は 小松島市医師会長宛に あらかじ め次の手順による手続きが必要になります 新規登録手続の手順 1 <システム利用者 ( 医療 介護事業者 )>

7.居宅療養管理指導

Microsoft Word - 01指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(訪問通所サービス、居宅療養管理指導及び福祉用具貸与に係る部分)及び指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について

( 様式 1) 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書 < 地域密着型サービス事業者 地域密着型介護予防サービス事業者用 > < 介護予防支援事業者用 >< 居宅介護支援事業者用 > 調布市長宛 このことについて, 関係書類を添えて以下のとおり届け出ます 法人所在地法人名称代表者職氏名 平成年月日

Taro-ã†«æ¶‹ã†Šï¼‹éŁ·å®Ÿæ¬¡éŁ·å¾„ver2ï¼›ã•’è¦†ç¶±ï¼‹è«®åŁ‘çfl¨ï¼›ã•‚å¥³æ´»æ³Ł .jtd

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

Microsoft Word - 単純集計_センター長.docx

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令和 3 年度介護報酬改定に伴う運営規程等の整備について ( 注意 ) この書類で テーマに 令和 6 年 3 月 31 日までに取り組む必要あり とあるのは 令和 3 年 4 月 1 日から令和 6 年 3 月 31 日までの間は努力義務が課されるものです

令和 3 年度の介護報酬改定により新たに定められた主な事項 1. 感染症対策の強化について 2. 業務継続に向けた取組の強化について 3. ハラスメント対策の強化について 4. 高齢者虐待防止の推進について 5. 認知症への対応力向上に向けた取組の推進について 6. 災害への地域と連携した対応の強化について

1. 感染症対策の強化について 令和 6 年 3 月 31 日までに取り組む必要あり すべての介護サービスについて 感染症の予防及びまん延防止のための措置を実施することとされました ( 運営基準 ) 感染症対策の強化については 基準上次のように定められています ( 例 ) 地域密着型通所介護 ( 下線部分が令和 3 年度報酬改定により追加された部分です ) ( 衛生管理等 ) 第 33 条 ( 略 ) 2 指定地域密着型通所介護事業者は 当該指定地域密着型通所介護事業所において感染症が発生し 又はまん延しないように 次の各号に掲げる措置を講じなければならない 一当該指定地域密着型通所介護事業所における感染症の予防及びまん延の防止のための対策を検討する委員会 ( テレビ電話装置等を活用して行うことができるものとする ) をおおむね六月に一回以上開催 するとともに その結果について 地域密着型通所介護従業者に周知徹底を図ること 二当該指定地域密着型通所介護事業所における感染症の予防及びまん延の防止のための指針を整備すること 三当該指定地域密着型通所介護事業所において 地域密着型通所介護従業者に対し 感染症の予防及びまん延の防止のための研修及び訓練を定期的に実施すること 地域密着型特養は 3 月に 1 回以上の開催 です

サービスごとにまとめると 次のようになります ( 概略 ) 該当サービス 地域密着型特養 通所系サービス 小多機 GH, 地域密着型特定施設 定期巡回 居宅介護支援 介護予防支援 感染対策 〇感染症又は食中毒の発生 まん延の防止のための以下の措置の実施 1 委員会の開催 ( 概ね 3 月に 1 回 ) その結果の周知 2 指針の整備 3 研修の実施 ( 年 2 回以上 ) 4 訓練 ( シミュレーション ) の実施 〇感染症又は食中毒の発生 まん延の防止のための以下の措置の実施 〇感染症の発生又はまん延の防止のための以下の措置を実施 1 委員会の開催 ( 概ね 6 月に 1 回 ) その結果の周知 2 指針の整備 3 研修の定期的な実施 4 訓練 ( シミュレーション ) の実施 衛生管理 〇設備等及び飲用水に衛生上必要な措置の実施〇医薬品及び医療機器の適切な管理 〇設備等及び飲用水に衛生上必要な措置の実施 〇従業者の清潔の保持 健康状態の必要な管理

前のページの表にあるように すべてのサービス事業所について それぞれ対策を講じる必要があります 介護現場における感染対策の手引き を参考にしながら 日ごろから感染に対する体制を整えるように努めてください 前ページの表の詳細については 自主点検表でも確認できます サービスごとに 運営基準上の 衛生管理等 居宅介護支援については 感染症の予防及びまん延の防止のための措置 の項目をご確認ください 感染症対策の手引きの 190 ページに指針の例が示されています 記載方法が不明な場合は参考にしてみてください (47 ページにも記載項目の例が示されています ) 介護現場における感染対策の手引き の掲載場所厚生労働省 HP ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 福祉 介護 > 介護 高齢者福祉 > 介護事業所等向けの新型コロナウイルス感染症対策等まとめページ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/taisakumatome_13 635.html

2. 業務継続に向けた取組の強化について 令和 6 年 3 月 31 日までに取り組む必要あり すべての介護サービスについて 感染症や災害が発生した場合であっても 必要な介護サービスが継続的に提供できる体制を構築する観点から 業務継続に向けた計画等の策定や研修の実施などが義務付けられました ( 運営基準 ) 業務継続に向けた取組について 基準上次のように定められています ( 例 ) 居宅介護支援 新設 ( 業務継続計画の策定等 ) 第十九条の二指定居宅介護支援事業者は 感染症や非常災害の発生時において 利用者に対する指定居宅介護支援の提供を継続的に実施するための 及び非常時の体制で早期の業務再開を図るための計画 ( 以下 業務継続計画 という ) を策定し 当該業務継続計画に従い必要な措置を講じなければならない 2 指定居宅介護支援事業者は 介護支援専門員に対し 業務継続計画について周知するとともに 必要な研修及び訓練を定期的に実施しなければならない 3 指定居宅介護支援事業者は 定期的に業務継続計画の見直しを行い 必要に応じて業務継続計画の変更を行うものとする

業務継続計画の策定にあたっては 厚生労働省作成のガイドラインをご確認ください 新型コロナウイルス感染症編 と 自然災害編 とがあり それぞれひな形も用意されているので ご活用ください 厚生労働省 HP ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 福祉 介護 > 介護 高齢者福祉 > 介護施設 事業所における業務継続計画 (BCP) 作成支援に関する研修 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/douga_00002.html 所沢市 HP でも掲載しています ホーム > 健康 福祉 > 介護保険 > サービス事業者の方へ > 社会福祉施設等における事業継続計画 (BCP) の策定について ) http://www.city.tokorozawa.saitama.jp/kenko/kaigohoken/jigyosha/bcp.html 計画の策定 研修及び訓練の実施について 他のサービス事業者 と連携して行うことも可能です 自主点検表においても 計画の策定上必要な項目について 記載されています 運営基準の 業務継続計画の策定 項目を ご確認ください

3. ハラスメント対策の強化について 介護サービス事業者の適切なハラスメント対策を強化する観点から すべての介護サービスについて 事業者としてのハラスメント対策を行うことが求められるようになりました ( 運営基準 ) ハラスメント対策について 基準上次のように定められています ( 例 ) 地域密着型通所介護 ( 勤務体制の確保等 ) 第 30 条 ( 略 ) 2~3 ( 略 ) 4 指定地域密着型通所介護事業者は 適切な指定地域密着型通所介護の提供を確保する観点から 職場において行われる性的な言動又は優越的な関係を背景とした言動であって業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより地域密着型通所介護従業者の就業環境が害されることを防止するための方針の明確化等の必要な措置を講じなければならない

基準の解釈通知による 事業者に求められること イ事業主が講ずべき措置の概要 a 事業主の方針等の明確化及びその周知 啓発 b 相談 ( 苦情を含む ) に応じ 適切に対応するために必要な体制の整備ロ事業主が講じることが望ましい取組について 上記イの必要な措置を講じるにあたって 介護現場におけるハラスメント対策マニュアル ( 管理職 職員向け ) 研修のための手引き 等を参考にして取組を行うことが望ましい 解釈通知の概要については サービスごとに自主点検表の 勤務体制の確保 の項目でも確認できますので 参考にしてください マニュアルや手引きについては 下記の厚労省の HP をご確認ください 厚生労働省 HP ホーム > 政策について > 分野別の政策一覧 > 福祉 介護 > 介護 高齢者福祉 > 介護現場におけるハラスメント対策 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05120.html

4. 高齢者虐待防止の推進について 令和 6 年 3 月 31 日までに取り組む必要あり すべての介護サービスについて 利用者の人権の擁護 虐待の防止等の観点から 虐待の発生又はその再発を防止するための委員会の開催 指針の整備等を行うことが義務付けられました ( 運営基準 ) また 運営規程に定めておかなければならない事項として追加されています このことについて 基準上次のように定められています ( 例 ) 認知症対応型共同生活介護 ( 運営規程 ) 第 102 条指定認知症対応型共同生活介護事業者は 共同生活介護ごとに 次に掲げる事業の運営についての重要事項に関する規程を定めておかなければならない 1~6 ( 略 ) 7 虐待の防止のための措置に関する事項 8 ( 略 )

虐待の発生又はその再発を防止するために 次のとおり必要な措置を講じる必要があります 1. 虐待の防止のための対策を検討する委員会を定期的に開催するとともに その結果について 介護従業者に周知徹底を図ること 2. 虐待の防止のための指針を整備していること 3. 虐待の防止のための従業者に対する研修を行っていること 4. 虐待の防止に関する措置を適切に実施するための担当者を置いていること 基準の解釈通知において それぞれの項目ごとに具体的な内容について記載がされています 自主点検表 ( 運営規程 や 虐待の防止 の項目 ) でも確認ができるため 特に以下の項目についてご確認ください 1 について 委員会での検討事項とそこで得た結果の従業者に対する周知 2 について 指針に盛り込む内容 3 について 定期的な研修 ( 年〇回以上 ) とその記録 4 について 1~3 を適切に実施するための専任の担当者の配置

また 運営規程において 虐待の防止のための措置に関する事項 として すべての介護サービス事業者が定めておく必要があります 例えば 以下のように記載することが考えられます ( 虐待防止に関する事項 ) 第 条事業所は 虐待の発生又はその再発を防止するため 次の各号に掲げる措置を講じるものとする (1) 虐待の防止のための対策を検討する委員会を定期的に開催するとともに その結果について 従業者に周知徹底を図る (2) 虐待の防止のための指針を整備する (3) 従業者に対し 虐待の防止のための研修を定期的に実施する (4) 前 3 号に掲げる措置を適切に実施するための担当者を置く 2 事業所は サービス提供中に 当該事業所従事者又は養護者 ( 利用者の家族等高齢者を現に養護する者 ) による虐待を受けたと思われる利用者を発見した場合は 速やかに これを市町村に通報するものとする 当該条文を追加したことによる 運営規程の変更届の提出は不要です

5. 認知症への対応力向上に向けた取組の推進について 令和 6 年 3 月 31 日までに取り組む必要あり 地域密着型サービス ( 定期巡回や居宅介護支援 介護予防支援を除く ) について 介護に関わる全ての者の認知症対応力を向上させていくため 介護に直接携わる職員のうち 医療 福祉関係の資格を有さない者について 認知症介護基礎研修を受講させるために必要な措置を講じることが義務付けられました ( 運営基準 ) このことについて 基準上次のように定められています ( 例 ) 地域密着型通所介護 ( 勤務体制の確保等 ) 第 30 条 ( 略 ) 3 1 指定地域密着型通所介護事業者は 地域密着型通所介護従業者の資質の向上のために その研修の機会を確保しなければならない 2 その際 当該指定地域密着型通所介護事業者は 全ての地域密着型通所介護従業者 ( 看護師 准看護師 介護福祉士 介護支援専門員 法第 8 条第 2 項に規定する政令で定める者等の資格を有する者その他これに類する者を除く ) に対し 認知症介護に係る基礎的な研修を受講させるために必要な措置を講じなければならない

事業者に求められていること ( 前ページの基準に記載の1 2について ) 1 従業者の質の向上を図るため 研修機関が実施する研修や当該事業所内の研修への参加の機会を計画的に確保すること 2 介護に直接携わる職員のうち 医療 福祉関係の資格を有さない者について 認知症介護基礎研修を受講させるために必要な措置を講じることを義務付けることとしたものであり 認知症についての理解のもと 本人主体の介護を行い 認知症の人の尊厳の保障を実現していく観点から実施するものであること 新卒採用 中途採用を問わず 事業所が新たに採用した従業者 ( 医療 福祉関係資格を有さない者に限る ) に対しては 採用後 1 年間の猶予期間を設けることとし 採用後 1 年を経過するまでに認知症介護基礎研修を受講させることとする ( 令和 6 年 3 月 31 日までは努力義務 ) この研修を義務付けられない者 ( 資格保有者や研修修了者 ) については 自主点検表の 勤務体制の確保等 の項目で確認ができます

6. 災害への地域と連携した対応の強化について 災害への対応においては 地域との連携が不可欠であることから 避難訓練の実施に当たって 地域住民との参加が得られるよう連携に努めなければならないとされました この基準が新たに定められたのは 地域密着型通所介護 認知症対応型通所介護 地域密着型特定施設入居者生活介護 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護になります ( 例 ) 地域密着型通所介護 ( 非常災害対策 ) 第 27 条 ( 略 ) 2 指定地域密着型通所介護事業者は 前項に規定する訓練の実施に当たって 地域住民の参加が得られるように努めなければならない ポイント 運営推進会議等を活用して 日ごろから地域住民との密接な連携体制を確保する 訓練にあたり 消防関係者の参加を促し 具体的な指示を仰ぐなど実効性のあるものにする