21 年 9 月 7 日 住 信 アセットマネジメント 株 式 会 社 21 年 9 月 号 月 末 7 月 末 月 間 騰 落 率 新 興 国 MSCI エマージング マーケット インデックス ( 円 換 算 ベース) 2.27 59.55.57% 中 国 上 海 総 合 指 数 2,3. 2,37.5.5% インド ムンバイ SENSEX3 種 指 数 17,971. 17,.29.5% アジア 韓 国 総 合 株 価 指 数 1,72.75 1,759.33.9% 台 湾 加 権 指 数 7,1.2 7,7.3 1.% 株 式 マレーシア FTSEブルサマレーシアKLCIインデックス 1,22.9 1,3.92.52% インドネシア ジャカルタ 総 合 指 数 3,1. 3,9.2.1% ロシア RTS 指 数 1,21.21 1,79.73 3.95% 中 東 欧 ポーランド ワルシャワ WIG2 種 指 数 2,31.11 2,7.7 1.7% アフリカ トルコ イスタンブール ナショナル1 種 指 数 59,972.59 59,.75.1% 南 アフリカ FTSE/JSE アフリカ 全 株 指 数 27,253.7 2,355.21 3.% 中 南 米 ブラジル ボベスパ 指 数 5,15.5 7,515. 3.51% メキシコ ボルサ 指 数 31,79.5 32,3.7 1.95% JPモルカ ン カ ハ メント ホ ント インテ ックス 債 券 新 興 国 -エマーシ ンク マーケッツ ク ローハ ル テ ィハ ーシファイト 223.2 227.3 1.% ( 円 換 算 ヘ ース) 国 債 金 利 ( 単 位 :%) 為 替 ( 単 位 : 円 ) 先 月 末 の 主 な 新 興 国 指 数 アジア 中 東 欧 アフリカ 中 南 米 アジア 中 東 欧 アフリカ 中 南 米 マレーシア 2 年 金 利 3.7 3.7 - インドネシア 2 年 金 利.5. - タイ 3 年 金 利 2.5 2.7 - ロシア 2 年 金 利 2.13 2.3 - ハンガリー 3 年 金 利 7.3 7.1 - ポーランド 2 年 金 利.73.75 - トルコ 2 年 金 利.35.59 - ブラジル 2 年 金 利 11.3 11.53 - メキシコ 2 年 金 利.7.9 - コロンビア 2 年 金 利..1 - 中 国 元 インド ルピー マレーシア リンギット インドネシア ルピア(1ルピア 当 たり) タイ バーツ ロシア ルーブル ハンガリー フォリント ポーランド ズロチ トルコ リラ 南 アフリカ ランド ブラジル レアル メキシコ ペソ コロンビア ペソ(1ペソ 当 たり).37.7 3.% 1.79 1. 3.7% 2.73 27.1 1.%.93.97 3.2% 2.9 2..37% 2.73 2..%.37..53% 2. 2.1 5.2% 55.15 57.3 3.5% 11.2 11.5 3.% 7.9 9.23 2.3%.3..73%..7 1.% ロシアの 株 価 指 数 (RTS 指 数 )は 米 ドルベース それ 以 外 の 各 国 の 株 価 指 数 は 現 地 通 貨 ベースです 為 替 の 騰 落 率 について プラスの 場 合 は 各 通 貨 高 マイナス( )の 場 合 は 円 高 です 円 換 算 は 米 ドルベースのデータを 当 該 日 の 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 の 為 替 データをもとに 住 信 アセットマネジメントが 計 算 しています 証 券 取 引 の 勧 誘 を 目 的 としたものでもありません 本 資 料 のお 取 扱 いについては 最 終 ページをご 覧 ください 1
新 興 国 の 経 済 1 経 済 新 興 国 は 底 堅 い 内 需 に 下 支 えされ 堅 調 なペースでの 成 長 を 続 けているが 米 経 済 減 速 の 影 響 に 注 意 が 必 要 1 前 月 の 振 り 返 り 月 1 日 開 催 のFOMC( 米 連 邦 公 開 市 場 委 員 会 )の 声 明 文 で 前 回 月 とは 異 なり 米 国 の 雇 用 と 生 産 が 減 速 しているこ とが 明 示 されたほか 経 済 の 回 復 ペースがこれまで 予 想 されていたよりも 緩 やかになる 可 能 性 が 高 いことが 指 摘 されまし た これまで2~3%の 成 長 を 遂 げるとみられてきた21 年 の 米 経 済 ですが 1~2% 程 度 の 成 長 にとどまる 可 能 性 が 出 て きました 他 方 新 興 国 経 済 は 底 堅 い 内 需 に 下 支 えされ 依 然 として 堅 調 なペースでの 成 長 を 続 けています しかしながら 経 験 的 に 概 ね~9ヵ 月 程 度 遅 れて 米 経 済 減 速 の 影 響 が 新 興 国 経 済 にも 及 ぶことから 今 後 の 推 移 を 注 意 深 くみていく 必 要 があります 中 国 では 不 動 産 価 格 が 高 騰 し 庶 民 の 不 満 が 高 まっているため 速 すぎる 成 長 を 修 正 するための 不 動 産 融 資 規 制 などの 施 策 が 打 ち 出 されています その 効 果 から - 月 期 の 中 国 の 成 長 率 は 前 年 比 +1% 程 度 となっていま すが これから 年 後 半 にかけて9~1% 程 度 まで 調 整 する 見 込 みです アジア 月 は 各 国 で- 月 期 のGDP( 国 内 総 生 産 ) 統 計 が 発 表 されました インドでは 前 年 比 +.%と1-3 月 期 の +.%を 上 回 る 内 容 でした 1% 前 後 の 物 価 上 昇 が 続 いていることから9 月 の 利 上 げを 予 感 させる 内 容 となり ました ちなみに 現 在 の 政 策 金 利 (リバース レポレー ト)は.5%です タイでは 前 年 比 +9.1%となりました 首 都 バンコクで 起 きた 激 しいデモの 影 響 で 消 費 などに 影 響 があり1-3 月 期 の+.%からは 減 速 したものの 高 い 水 準 を 維 持 しました インドネシアでは 前 年 比 +.2% となりました ユドヨノ 政 権 が 目 指 す+.%も 年 後 半 に かけて 射 程 圏 内 といえます 1 1 2-2 - - - 実 質 GDP 成 長 率 ( 前 年 同 期 比 )の 推 移 (2 年 1-3 月 期 ~21 年 - 月 期 四 半 期 ) 9 1 ( 年 ) 中 国 タイ インド インドネシア 中 東 欧 /アフリカ ポーランドでは- 月 期 のGDPが 前 年 比 +3.5%となり 1-3 月 期 の+3.%より 強 くなりました ハンガリーでは ようやく 不 況 を 脱 し GDPは 前 年 比 +1.%となりました しかしながら 小 売 売 上 高 は 前 年 比.%となるなど 家 計 はユーロ 建 て 住 宅 ローンの 返 済 に 苦 労 しており 個 人 消 費 の 回 復 にはまだ 時 間 がかかりそうです トル コでは 欧 州 向 け 輸 出 が 鈍 化 したため 鉱 工 業 生 産 が 前 年 比 +15.%から+1.%へ 低 下 しました 南 アフリカ では 月 の 小 売 売 上 高 が 発 表 となりましたが サッ カーW 杯 効 果 で 前 年 比 +7.%まで 急 伸 しました GDPは 前 年 比 +3.%となりました インフレ 率 は 鈍 化 傾 向 にあ り 政 策 金 利 の 引 き 下 げが 視 野 に 入 りつつあります 1 2-2 - - - -1 - -1-1 実 質 GDP 成 長 率 ( 前 年 同 期 比 )の 推 移 (2 年 1-3 月 期 ~21 年 - 月 期 四 半 期 ) 9 1 ( 年 ) トルコは21 年 1-3 月 期 までのデータです トルコ ポーランド 南 アフリカ ハンガリー レポート 作 成 時 点 における 住 信 アセットマネジメントの 見 通 しであり 将 来 の 運 用 成 果 を 保 証 するものではありません 証 券 取 引 の 勧 誘 を 目 的 としたものでもありません 本 資 料 のお 取 扱 いについては 最 終 ページをご 覧 ください 2
新 興 国 の 経 済 2 中 南 米 ブラジルでは1 月 の 大 統 領 選 挙 に 向 けた 動 きが 本 格 化 してきました これまでのところルラ 現 大 統 領 の 後 継 候 補 ルセフ 氏 が 野 党 セラ 氏 に 対 して 優 勢 となっていま す 失 業 率 は.9%と 過 去 最 低 水 準 まで 低 下 し 小 売 売 上 高 は 前 年 比 +11.3%と 好 調 に 推 移 しています このよ うにブラジルは 堅 調 な 内 需 に 支 えられ 力 強 い 成 長 を 続 けています メキシコは- 月 期 に 前 年 比 +7.%の 成 長 を 遂 げました 鉱 工 業 生 産 が 前 年 比 +.%と 高 い 水 準 で 推 移 していることが 背 景 にあります ただし 今 後 は 米 経 済 減 速 の 影 響 を 受 け 幾 分 調 整 することが 見 込 ま れ 注 意 が 必 要 です ペルーではGDPが 前 年 比 +1.1% と2 桁 の 伸 びとなりました 経 済 が 幾 分 過 熱 してきてい るため 中 央 銀 行 は 政 策 金 利 を2.%から2.5%へ 引 き 上 げました コロンビアでは これまで 麻 薬 組 織 と 闘 い 治 安 改 善 に 努 めてきたウリベ 大 統 領 が 任 期 満 了 で 退 任 し 前 国 防 大 臣 のサントス 氏 が 大 統 領 に 就 任 しました 1 2-2 - - - -1 - 実 質 GDP 成 長 率 ( 前 年 同 期 比 )の 推 移 (2 年 1-3 月 期 ~21 年 - 月 期 四 半 期 ) 9 1 ( 年 ) コロンビアは21 年 1-3 月 期 までのデータです ペルー ブラジル メキシコ コロンビア 2 今 後 の 見 通 し 新 興 国 は 高 齢 化 が 進 む 先 進 国 とは 対 照 的 に いずれも 人 口 ボーナス 期 ( 生 産 年 齢 人 口 の 全 人 口 に 占 める 割 合 が 高 まる 時 期 )にあり 内 需 が 堅 調 であることから 多 くの 国 で5~1% 程 度 の 成 長 を 遂 げる 見 込 みです この 人 口 増 加 トレンド は 一 時 的 なものではないこと 先 進 国 から 新 興 国 への 技 術 移 転 がIT 化 に 支 えられて 進 んでいることから 新 興 国 が 先 進 国 を 上 回 る 成 長 を 遂 げることが 構 造 化 されており この 傾 向 は 今 後 3~5 年 程 度 は 継 続 する 見 通 しです 仮 にこのペース で 成 長 が 続 いた 場 合 215 年 には 新 興 国 の 経 済 規 模 は 現 在 のおよそ1.5 倍 に 達 する 見 込 みです グローバリゼーション の 結 果 先 進 国 と 新 興 国 の 所 得 格 差 は 今 後 縮 小 していく 見 通 しです レポート 作 成 時 点 における 住 信 アセットマネジメントの 見 通 しであり 将 来 の 運 用 成 果 を 保 証 するものではありません 証 券 取 引 の 勧 誘 を 目 的 としたものでもありません 本 資 料 のお 取 扱 いについては 最 終 ページをご 覧 ください 3
新 興 国 の 株 式 市 場 株 式 中 国 の 引 き 締 め 策 の 一 部 緩 和 期 待 が 高 まっていることや 企 業 業 績 が 好 調 なことから 当 面 は 底 堅 い 展 開 を 予 想 1 前 月 の 振 り 返 り 新 興 国 株 式 市 場 はまちまちの 展 開 となりました 中 国 の7 月 の 輸 入 が 予 想 を 下 回 ったことから 原 材 料 在 庫 の 調 整 を きっかけとした 内 需 の 減 速 懸 念 が 高 まりましたが 生 産 や 消 費 など 中 国 の 主 要 なマクロ 指 標 の 伸 びが 鈍 化 したことから 金 融 引 き 締 め 懸 念 が 後 退 し 相 場 は 一 進 一 退 の 展 開 となりました アジア 市 場 韓 国 市 場 は 失 業 率 や 消 費 者 信 頼 感 指 数 が 悪 化 したことを 受 けて 下 落 しました ASEAN 諸 国 は タイの 追 加 利 上 げは ありましたが タイやマレーシア フィリピンなどの- 月 期 GDPが 予 想 を 上 回 ったことから 軒 並 み 上 昇 しました 企 業 の 好 決 算 もプラス 材 料 となりました インドネシア 市 場 はGDPが 予 想 を 上 回 ったものの インフレ 率 が 予 想 を 上 回 ったことを 嫌 気 し 上 昇 率 は 小 幅 となりました 中 東 欧 /アフリカ 市 場 ロシア 市 場 は 世 界 景 気 の 減 速 懸 念 を 背 景 に 原 油 市 場 が 下 落 したことから 資 源 関 連 銘 柄 主 導 で 下 落 しました また 猛 暑 による 干 ばつで 穀 物 だけでなく 製 造 業 にも 深 刻 な 被 害 がひろがったこともマイナス 要 因 となりました ポーランド 市 場 は 政 策 金 利 は 据 え 置 かれましたが 外 需 の 不 透 明 感 から 下 落 しました 中 南 米 市 場 米 国 や 中 国 の 弱 い 経 済 指 標 をきっかけに 景 気 減 速 懸 念 が 高 まったことから 商 品 市 場 が 下 落 したことを 受 け ブラジル 市 場 は 下 落 しました ブラジル 中 央 銀 行 のメイレレス 総 裁 の 発 言 を 受 けて 9 月 の 会 合 で 政 策 金 利 が 据 え 置 かれるとの 観 測 が 高 まったことから 反 発 する 場 面 もありました メキシコ 市 場 は 米 国 の 中 古 住 宅 販 売 が 予 想 以 上 に 減 少 したことから セメントメーカー 大 手 のセメックスなどを 中 心 に 下 落 しました チリ 市 場 は 中 央 銀 行 が 政 策 金 利 を 引 き 上 げたものの 同 国 大 手 航 空 会 社 のラン 航 空 がブラジルの 航 空 会 社 を 買 収 したことを 好 感 して 上 昇 しました 2 今 後 の 見 通 し 中 国 やブラジルでは 依 然 として 金 融 政 策 の 先 行 き 不 透 明 感 が 強 く 神 経 質 な 相 場 が 続 いています しかし 物 価 が 想 定 の 範 囲 内 で 推 移 している 上 経 済 指 標 の 伸 びが 鈍 化 しているため 中 国 では 年 末 にかけて 銀 行 の 融 資 抑 制 策 や 不 動 産 規 制 などの 引 き 締 め 策 の 一 部 が 緩 和 されるとの 期 待 が 高 まっています また 1 月 に 開 催 される 共 産 党 中 央 委 員 会 全 体 会 議 に 向 けた 政 策 立 案 も 投 資 テーマとして 注 目 されています ブラジルでも 足 元 の 消 費 者 物 価 の 伸 びが 低 下 しており 先 行 き 政 策 金 利 の 引 き 上 げ 幅 が 小 さくなるとの 見 方 がひろまっています インドでも 卸 売 物 価 の 上 昇 率 が 一 桁 台 に 低 下 して おり 新 興 国 主 要 国 での 引 き 締 め 懸 念 は 以 前 よりも 低 下 しているとみられます また 新 興 国 企 業 の 決 算 内 容 や 業 績 見 通 しをみる 限 り 全 体 として 企 業 業 績 は 好 調 を 持 続 していることもあり 当 面 は 底 堅 い 相 場 展 開 を 想 定 しています レポート 作 成 時 点 における 住 信 アセットマネジメントの 見 通 しであり 将 来 の 運 用 成 果 を 保 証 するものではありません 証 券 取 引 の 勧 誘 を 目 的 としたものでもありません 本 資 料 のお 取 扱 いについては 最 終 ページをご 覧 ください
新 興 国 の 債 券 市 場 債 券 新 興 国 債 券 市 場 への 資 金 流 入 は 今 後 も 継 続 する 見 込 みで 債 券 価 格 は 引 き 続 き 緩 やかに 上 昇 すると 予 想 1 前 月 の 振 り 返 り 月 の 新 興 国 債 券 市 場 の 値 動 きを 示 す 指 標 は 前 月 末 比 1.%となりました 市 場 では インフレが 落 ち 着 いてきた 国 の 国 債 を 買 い 増 す 動 きがありました ブラジルではインフレ 見 通 しが 落 ち 着 いてきたことから 今 後 政 策 金 利 は 据 え 置 かれると の 見 方 がひろがり 利 上 げ 期 待 が 剥 落 した 分 債 券 利 回 りは 低 下 しました また 物 価 上 昇 率 が 中 央 銀 行 の 目 標 範 囲 内 に 収 まってきた 南 アフリカでは 利 下 げ 期 待 が 台 頭 し 債 券 利 回 りが 低 下 しました タイでは 利 上 げが 行 われましたが 材 料 出 尽 くし 感 から 債 券 利 回 りは 低 下 しました 他 方 インドネシアでは 小 幅 に 利 回 りが 上 昇 しました ハンガリーでは 21 年 の 財 政 赤 字 見 通 しがGDP 比.5%に 拡 大 したことが 嫌 気 され 債 券 利 回 りが 小 幅 上 昇 しました 国 によって 若 干 のばらつきはあるものの 総 じていえば 新 興 国 債 券 が 買 われる 流 れが 続 きました 2 今 後 の 見 通 し 新 興 国 債 券 市 場 への 資 金 流 入 は 今 後 も 継 続 する 見 込 みです 債 券 利 回 りは 引 き 続 き 緩 やかに 低 下 ( 債 券 価 格 は 緩 やかに 上 昇 )するでしょう 25 2 23 22 21 2 19 1 17 新 興 国 債 券 市 場 の 推 移 (29 年 1 月 2 日 ~21 年 月 31 日 日 次 ) 1 9/1 9/5 9/9 1/1 1/5 ( 年 / 月 ) JPモルガン ガバメント ボンド インデックス-エマージング マーケッツ グローバル ディバーシファイド( 円 換 算 ベース) レポート 作 成 時 点 における 住 信 アセットマネジメントの 見 通 しであり 将 来 の 運 用 成 果 を 保 証 するものではありません 証 券 取 引 の 勧 誘 を 目 的 としたものでもありません 本 資 料 のお 取 扱 いについては 最 終 ページをご 覧 ください 5
新 興 国 の 為 替 市 場 為 替 米 ドル 安 円 高 が 進 む 場 合 には 新 興 国 の 中 でも 内 需 型 と 外 需 型 で 二 極 化 の 動 きが 出 てくると 考 えられる 1 前 月 の 振 り 返 り 月 はFRB( 米 連 邦 準 備 理 事 会 )が 景 気 の 先 行 きに 対 して 従 来 以 上 に 慎 重 な 見 通 しを 示 したため 米 ドル 安 円 高 が 進 行 しました そのため 新 興 国 通 貨 も 対 円 では 全 般 的 に 下 落 しました 特 に 米 経 済 との 繋 がりが 強 いメキシコ ペソが 大 きく 下 落 しました ハンガリーでは21 年 の 財 政 赤 字 見 通 しがGDP 比.5%に 拡 大 したことからハンガリー フォリントが 下 落 し ました ポーランド ズロチも 下 落 しました アジア 通 貨 の 下 落 幅 は 相 対 的 に 小 幅 にとどまりました 2 今 後 の 見 通 し 為 替 市 場 は 米 国 において 雇 用 の 改 善 が 遅 れていることから 先 行 きの 不 透 明 感 があり 米 ドル 安 円 高 が 進 みやすい 地 合 いとなっています 新 興 国 については 内 需 型 のブラジル インドネシアについては 経 済 が 底 堅 く 推 移 することが 見 込 まれます そのため ブラジル レアル インドネシア ルピアは たとえ 米 ドル 安 円 高 が 進 んだとしても 対 円 での 下 落 幅 は 相 対 的 に 小 幅 にとどまるでしょう 一 方 で 新 興 国 の 中 でも 外 需 型 のメキシコ ハンガリーについては 米 経 済 欧 州 経 済 につられて 下 振 れする 局 面 も 予 想 されます そのため メキシコ ペソ ハンガリー フォリントについては 米 ドル 安 円 高 が 進 展 した 場 合 対 円 での 下 落 幅 が 相 対 的 に 大 きくなる 見 込 みです このように 米 ドル 安 円 高 が 進 む 場 合 には 新 興 国 の 中 でも 内 需 型 と 外 需 型 で 二 極 化 の 動 きが 出 てくると 考 えられます いずれにせよ 新 興 国 通 貨 は 対 円 での 動 き でみると 米 ドル 円 相 場 の 動 きに 左 右 されやすい 展 開 が 続 きそうです 11 1 1 1 1 9 9 9 92 9 2 新 興 国 主 要 国 の 為 替 の 推 移 ( 対 円 ) (21 年 1 月 1 日 ~ 月 31 日 日 次 ) 1/1 3/1 5/1 7/1 ( 月 / 日 ) 中 国 元 南 アフリカ ランド ブラジル レアル メキシコ ペソ トルコ リラ ポーランド ズロチ 21 年 1 月 1 日 を1として 指 数 化 しています レポート 作 成 時 点 における 住 信 アセットマネジメントの 見 通 しであり 将 来 の 運 用 成 果 を 保 証 するものではありません 証 券 取 引 の 勧 誘 を 目 的 としたものでもありません 本 資 料 のお 取 扱 いについては 最 終 ページをご 覧 ください
新 興 国 主 要 国 の 株 価 指 数 と MSCI エマージング マーケット インデックス の 推 移 (25 年 9 月 1 日 ~21 年 月 31 日 25 年 9 月 1 日 を1として 指 数 化 ) MSCI エマージング マーケット インデックス は 世 界 の 新 興 国 の 株 価 動 向 を 示 す 代 表 的 なインデックスです 5 3 2 1 中 国 5 3 2 1 インド 5 3 2 1 韓 国 5 3 2 1 台 湾 5 3 2 1 マレーシア 5 3 2 1 インドネシア 各 国 の 株 価 指 数 は それぞれ 以 下 のインデックスを 使 用 しています 中 国 上 海 総 合 指 数 インド ムンバイ SENSEX3 種 指 数 韓 国 総 合 株 価 指 数 台 湾 加 権 指 数 マレーシア FTSEブルサマレーシアKLCIインデックス インドネシア ジャカルタ 総 合 指 数 各 国 の 株 価 指 数 およびMSCI エマージング マーケット インデックスは 当 該 日 の 為 替 で 円 換 算 しています 証 券 取 引 の 勧 誘 を 目 的 としたものでもありません 本 資 料 のお 取 扱 いについては 最 終 ページをご 覧 ください 7
新 興 国 主 要 国 の 株 価 指 数 と MSCI エマージング マーケット インデックス の 推 移 (25 年 9 月 1 日 ~21 年 月 31 日 25 年 9 月 1 日 を1として 指 数 化 ) MSCI エマージング マーケット インデックス は 世 界 の 新 興 国 の 株 価 動 向 を 示 す 代 表 的 なインデックスです 5 3 2 1 ロシア 5 3 2 1 ポーランド 5 3 2 1 トルコ 5 3 2 1 南 アフリカ 5 3 2 1 ブラジル 5 3 2 1 メキシコ 各 国 の 株 価 指 数 は それぞれ 以 下 のインデックスを 使 用 しています ロシア RTS 指 数 ポーランド ワルシャワ WIG2 種 指 数 トルコ イスタンブール ナショナル1 種 指 数 南 アフリカ FTSE/JSE アフリカ 全 株 指 数 ブラジル ボベスパ 指 数 メキシコ ボルサ 指 数 各 国 の 株 価 指 数 およびMSCI エマージング マーケット インデックスは 当 該 日 の 為 替 で 円 換 算 しています 証 券 取 引 の 勧 誘 を 目 的 としたものでもありません 本 資 料 のお 取 扱 いについては 最 終 ページをご 覧 ください
新 興 国 主 要 国 の 為 替 ( 左 軸 ) と 国 債 金 利 ( 右 軸 ) の 推 移 (25 年 9 月 1 日 ~21 年 月 31 日 ) マレーシア.5 1. インドネシア 2 3. 1. 2 32 3.5 1.2 1 2 3. 1. 2 2.5. 2 2...5 タイ 5. ロシア 9.. 5.5 7.5 3.5 3. 3. 3.5 3...5 3. 2.5 2 2.5 1.5 2. 1 2... ハンガリー 15 57 ポーランド.7 13 51 7..5 11 9 5 39 33 5. 7 27 3.3 5 21 2 各 国 の 通 貨 は 以 下 のとおりです マレーシア リンギット インドネシア ルピア(1ルピア 当 たり) タイ バーツ ロシア ルーブル ハンガリー フォリント ポーランド ズロチ 金 利 は タイとハンガリーについては3 年 物 それ 以 外 については2 年 物 の 金 利 を 使 用 しています 証 券 取 引 の 勧 誘 を 目 的 としたものでもありません 本 資 料 のお 取 扱 いについては 最 終 ページをご 覧 ください 9
新 興 国 主 要 国 の 為 替 ( 左 軸 ) と 国 債 金 利 ( 右 軸 ) の 推 移 (25 年 9 月 1 日 ~21 年 月 31 日 ) 11 トルコ 2 2 南 アフリカ 1 2 1 11 9 2 1 1 1 1 9 7 1 7 5 ブラジル 1 メキシコ 1 7 1 11 9 5 1 1 9 7 1 7 5 3.7..5..3.2 コロンビア.1 2 1 1 (ご 参 考 )JPモルカ ン カ ハ メント ホ ント インテ ックス -エマーシ ンク マーケッツ ク ローハ ル テ ィハ ーシファイト ( 円 換 算 ヘ ース) 2 2 22 2 1 1 1 各 国 の 通 貨 は 以 下 のとおりです トルコ リラ 南 アフリカ ランド ブラジル レアル メキシコ ペソ コロンビア ペソ(1ペソ 当 たり) 金 利 は 2 年 物 の 金 利 を 使 用 しています トルコの 金 利 は2 年 月 日 以 降 のデータ 南 アフリカの 金 利 は21 年 3 月 3 日 までのデータ ブラジルの 金 利 は27 年 3 月 2 日 以 降 のデータ コロンビアの 金 利 は27 年 月 2 日 以 降 のデータになります 円 換 算 は 米 ドルベースのデータを 当 該 日 の 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 の 為 替 データをもとに 住 信 アセットマネジメントが 計 算 しています 証 券 取 引 の 勧 誘 を 目 的 としたものでもありません 本 資 料 のお 取 扱 いについては 最 終 ページをご 覧 ください 1
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