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201200719 下 請 法 の 基 礎 知 識 太 樹 法 律 事 務 所 弁 護 士 高 橋 善 樹 1 下 請 法 の 趣 旨 下 請 代 金 支 払 遅 延 等 防 止 法 ( 以 下 下 請 法 という)は 読 んで 字 のごと く 下 請 代 金 の 支 払 遅 延 等 を 防 止 することを 目 的 とする 法 律 である 何 故 このような 法 律 ができたか 取 引 が 上 流 から 下 流 へと 流 れる 多 層 構 造 を 持 つ 業 界 ( 製 造 業 や 建 設 業 が 典 型 )では 川 上 から 川 下 へと 仕 事 が 連 鎖 のように 発 注 受 注 が 繰 り 返 されるという 構 造 がある 発 注 があってこそ 企 業 が 成 り 立 つということで 必 然 的 に 発 注 者 と 受 注 者 との 間 では 力 関 係 に 格 差 が 生 じて しまう そのため このような 業 界 では 自 由 競 争 に 委 ねると 取 引 の 公 正 性 が 保 てないという 事 態 が 生 じてしまう( 受 注 者 は 拒 否 すれば 次 から 発 注 が 受 け られなくなってしまうおそれがあるので 発 注 者 の 言 い 分 は 受 け 入 れざるを 得 ない 関 係 )という 特 質 がある 法 は そうした 関 係 に 着 目 して 上 流 ( 親 事 業 者 )が 下 流 ( 下 請 事 業 者 ) に 不 利 益 を 押 し 付 ける 行 為 を 抽 出 して 法 律 で 禁 止 したのが 下 請 法 である 2 下 請 法 の 要 件 下 請 法 が 適 用 されるための 要 件 は 2 つある 1は 資 本 金 要 件 2は 取 引 内 容 の 要 件 である 下 請 法 が 適 用 されるかどうかは 取 引 の 相 手 ごとに 相 手 と 複 数 の 取 引 をしているときはその 取 引 ごとに 具 体 的 には 発 注 ごとに 上 記 2 つの 要 件 が 備 わっているかどうかを 見 極 める 必 要 がある ⅰ 資 本 金 製 造 委 託 仕 様 を 指 定 して 外 注 する 場 合 は 3 億 円 基 準 が 適 用 される 情 報 成 果 物 作 成 委 託 と 役 務 提 供 委 託 は 5000 万 円 基 準 が 適 用 される 但 し 情 報 成 果 物 作 成 委 託 のうちプログラム 作 成 役 務 提 供 委 託 のうち 運 送 倉 庫 保 管 情 報 処 理 には3 億 円 基 準 が 適 用 される 資 本 金 要 件 を 当 てはめる 場 合 まず まず 自 社 の 資 本 金 を 確 認 する 自 社 の 資 本 金 の 額 が3 億 円 超 ( 超 とは 1 円 でも 超 えていることを 意 味 する)であれば 3 億 円 以 下 の 事 業 者 ( 法 人 だけでなく 個 人 事 業 主 も 含 ま れる)に 外 注 する 場 合 に 下 請 法 が 適 用 される 次 に 自 社 の 資 本 金 の 額 が1000 万 円 超 で3 億 円 以 下 の 事 業 者 の 場 合 1000 万 円 以 下 の 事 業 者 ( 法 人 だけでなく 個 人 事 業 主 も 含 まれる)に 外 注 - 1 -

する 場 合 だけが 下 請 法 の 対 象 となる 5000 万 円 基 準 の 場 合 3 億 円 を5000 万 円 と 置 き 換 えればよい つ まり 自 社 の 資 本 金 の 額 が5000 万 円 超 であれば 5000 万 円 以 下 の 事 業 者 ( 法 人 だけでなく 個 人 事 業 主 も 含 む)に 外 注 する 場 合 は 下 請 法 が 適 用 さ れる また 自 社 の 資 本 金 の 額 が1000 万 円 超 で5000 万 円 以 下 の 事 業 者 で あれば 1000 万 円 以 下 の 事 業 者 ( 法 人 だけでなく 個 人 事 業 主 も 含 む)に 外 注 する 場 合 だけが 下 請 法 の 対 象 となる ⅱ 取 引 内 容 下 請 法 が 適 用 される 取 引 は 下 図 のように 製 造 委 託 修 理 委 託 情 報 成 果 物 作 成 委 託 役 務 提 供 委 託 の 4 種 類 の 取 引 である 製 造 委 託 修 理 委 託 情 報 成 果 物 作 成 委 託 役 務 提 供 委 託 ( 類 型 1-1) ( 類 型 3-1) 販 売 する 物 品 の 製 造 委 託 他 者 に 提 供 する 情 報 成 果 物 作 成 委 託 ( 類 型 1-2) ( 類 型 2-1) ( 類 型 3-2) ( 類 型 4-1) 受 注 した 物 品 の 製 造 委 託 受 注 した 物 品 の 修 理 委 託 受 注 した 情 報 成 果 物 の 作 成 委 受 注 した 役 務 提 供 の 委 託 ( 類 型 1-3) 託 修 理 に 必 要 な 部 品 等 の 製 造 委 託 ( 類 型 1-4) ( 類 型 2-2) ( 類 型 3-3) 自 家 使 用 自 家 消 費 物 品 の 製 造 委 託 自 家 使 用 物 品 の 修 理 委 託 自 家 使 用 する 情 報 成 果 物 の 作 成 委 託 金 型 の 製 造 太 線 内 の 委 託 類 型 については 自 社 で 業 としている 場 合 のみ 対 象 となる 製 造 委 託 とは 物 品 の 規 格 品 質 性 能 形 状 デザイン ブランドなどを 指 定 し て 製 造 ( 加 工 を 含 む)を 委 託 することをいう 物 品 には 完 成 品 だけでなく 半 製 品 部 品 付 属 品 原 材 料 及 びこれらの 製 造 に 用 いる 金 型 が 含 まれる 例 えば 原 材 料 も 配 合 を 指 定 して 製 造 や 加 工 を 依 頼 すれば 製 造 委 託 となる また 製 品 を 入 れる 包 装 箱 や 製 品 を 詰 めるダンボールの 製 造 も 付 属 品 として 製 造 委 託 に 含 まれる 情 報 成 果 物 とは プログラム 映 画 放 送 番 組 その 他 映 像 又 は 音 声 その 他 の 音 響 に - 2 -

より 構 成 させるもの( 例 えば テレビ 番 組 テレビCM ラジオ 番 組 映 画 アニメ ーションなど) 文 字 図 形 若 しくは 記 号 若 しくはこれらの 結 合 又 はこれらの 色 彩 と の 結 合 により 構 成 されるもの( 例 えば ポスター 商 品 容 器 のデザイン 設 計 図 雑 誌 広 告 等 )をいう 役 務 提 供 は サービスである 3 4つの 遵 守 義 務 下 請 法 が 適 用 されると 親 事 業 者 は 4つの 遵 守 義 務 を 負 う ア 書 面 の 交 付 義 務 親 事 業 者 は 必 要 な 事 項 を 記 載 した 発 注 書 面 を 直 ちに 交 付 する 義 務 を 負 う( 下 請 法 第 3 条 第 1 項 ) この 書 面 を 3 条 書 面 という この 規 定 の 趣 旨 は 取 引 上 重 要 な 取 り 決 めが 口 頭 で 行 われると 後 に 紛 争 が 生 じたときは 取 引 の 力 関 係 によ り 下 請 事 業 者 に 不 利 益 な 結 果 となってしまうおそれがあることから 親 事 業 者 に 取 引 上 重 要 な 事 項 を 発 注 書 面 として 交 付 させることにより 無 用 な 紛 争 を 防 ぐ 点 にある イ 書 類 等 の 作 成 保 存 義 務 親 事 業 者 は 必 要 な 事 項 を 記 載 した 書 類 を 作 成 し 保 存 する 義 務 を 負 う( 下 請 法 第 5 条 ) この 義 務 が 課 せられた 趣 旨 は 親 事 業 者 に 発 注 時 に 発 注 書 面 を 下 請 事 業 者 に 交 付 させたとしても その 後 発 注 変 更 や 契 約 の 変 更 を 行 わざるを 得 ない 場 合 を 考 慮 した そのような 場 合 に 発 注 書 面 だけを 交 付 させることにしても 紛 争 防 止 の 目 的 は 達 成 されず その 後 の 変 化 に 対 応 した 書 類 を 親 事 業 者 に 作 成 さ せ 保 存 させることにより 初 めて 当 初 の 趣 旨 を 貫 くことができる 点 にある 親 事 業 者 に 保 管 させれば 後 に 下 請 法 違 反 の 調 査 において 公 正 取 引 委 員 会 や 中 小 企 業 庁 は それらの 書 類 について 保 管 義 務 を 負 う 親 事 業 者 に 書 面 を 提 出 させるこ とができ 調 査 をスムーズに 行 えるというメリットがある なお 上 記 書 面 の 交 付 義 務 書 類 の 作 成 保 存 義 務 を 怠 ったときは 親 事 業 者 の 代 表 者 等 に 対 し 50 万 円 以 下 の 刑 事 罰 が 科 せられる( 下 請 法 第 10 条 ) ウ 支 払 期 日 親 事 業 者 は 物 品 を 受 領 した 日 から60 日 以 内 で かつできる 限 り 短 い 期 間 内 に 代 金 の 支 払 期 日 を 定 める 義 務 を 負 う( 下 請 法 第 2 条 の2) 支 払 制 度 を 設 ける 場 合 公 正 取 引 委 員 会 は 60 日 を2か 月 としてみる 例 え ば 月 末 締 め 翌 月 末 払 の 契 約 は 下 請 法 違 反 とはならないが 月 末 締 めの 翌 々 月 10 日 払 は 下 請 法 違 反 になる 可 能 性 がある 何 故 なら 例 えば10 月 1 日 - 3 -

に 納 品 があると 11 月 末 日 で60 日 となり それ 以 降 の 支 払 いは 製 品 の 受 領 日 から60 日 を 超 えることになってしまうからである 支 払 制 度 は どのような 場 合 であっても 法 律 に 違 反 しないことが 必 要 であり 月 末 締 めの 翌 々 月 10 日 払 は1 日 から10 日 までに 納 品 があった 場 合 に 違 反 になるので そのような 支 払 制 度 をとることは 問 題 である エ 遅 延 利 息 の 支 払 い 親 事 業 者 の 下 請 代 金 の 支 払 が 物 品 を 受 領 した 日 から 60 日 を 過 ぎた 場 合 60 日 を 経 過 した 日 から 支 払 日 まで 年 14.6%の 遅 延 利 息 を 支 払 う 義 務 を 負 う( 下 請 法 第 4 条 の2) これは 当 事 者 間 の 合 意 によっても 下 げる ことはできない 4 11の 禁 止 事 項 ア 見 積 値 決 めの 段 階 買 いたたきの 禁 止 親 事 業 者 は 値 決 めに 際 して 市 場 価 格 に 比 べて 著 しく 低 い 額 を 不 当 に 定 める ことは 買 いたたきとして 禁 止 される( 下 請 法 第 4 条 第 1 項 第 5 号 ) 一 般 の 取 引 では 契 約 の 自 由 の 原 則 によって 値 段 の 交 渉 をするのは 自 由 であるが 下 請 取 引 では 親 事 業 者 の 値 決 め 交 渉 には 一 定 の 制 限 が 課 されているのである イ 発 注 後 の 変 更 不 当 な 給 付 内 容 の 変 更 の 禁 止 親 事 業 者 は 下 請 事 業 者 に 責 任 がないのに 発 注 の 取 消 又 は 発 注 内 容 の 変 更 を 行 い 下 請 事 業 者 の 利 益 を 不 当 に 害 してはならない 義 務 を 負 う( 下 請 法 第 4 条 2 項 第 4 号 ) この 義 務 は 主 として 発 注 後 の 発 注 変 更 の 場 面 で 問 題 となる 例 え ば まず 親 事 業 者 が 一 方 的 に 発 注 数 量 を 減 らした 場 合 は それだけで 不 当 な 給 付 内 容 の 変 更 に 該 当 する さらに 下 請 事 業 者 との 合 意 により 発 注 数 量 を 減 らし た 場 合 であっても 既 に 下 請 事 業 者 が 原 材 料 を 調 達 するなどしており それらが 転 用 できない 場 合 は 補 償 するなどして 下 請 事 業 者 の 不 利 益 を 払 拭 しなければ 不 当 な 給 付 が 内 容 の 変 更 に 該 当 するおそれがある ウ 受 領 時 受 領 拒 否 の 禁 止 親 事 業 者 は 下 請 事 業 者 が 納 期 に 製 品 を 納 品 してきた 場 合 下 請 事 業 者 に 責 任 がないのに その 受 領 を 拒 否 することが 禁 止 される( 下 請 法 第 4 条 第 1 項 第 1 号 ) 但 し 下 請 事 業 者 が 納 品 した 製 品 に 仕 様 違 いや 瑕 疵 が 存 在 する 場 合 は 除 外 される - 4 -

エ 受 領 後 返 品 の 禁 止 と 不 当 なやり 直 しの 禁 止 親 事 業 者 は 下 請 事 業 者 から 製 品 を 受 領 した 後 下 請 事 業 者 に 責 任 がないのに 下 請 事 業 者 にその 製 品 を 返 品 することや 無 償 でやり 直 しをさせ 下 請 事 業 者 の 利 益 を 不 当 に 害 することが 禁 止 される( 下 請 法 第 4 条 第 1 項 第 4 号 同 条 第 2 項 第 4 号 ) 但 し 下 請 事 業 者 が 納 品 した 製 品 に 仕 様 違 いや 瑕 疵 が 存 在 する 場 合 な どは 除 外 される なお 返 品 は 受 領 した 製 品 を 返 して 再 び 受 け 取 らないことであ るのに 対 し やり 直 しは 受 領 した 製 品 を 一 旦 下 請 事 業 者 に 返 して それを 補 修 さ せて 再 納 入 させたり 良 品 に 交 換 させることをいう オ 支 払 方 法 割 引 困 難 な 手 形 の 交 付 の 禁 止 下 請 法 上 は 本 来 現 金 決 済 が 望 ましいが 親 事 業 者 は 下 請 事 業 者 との 合 意 により 手 形 による 決 済 を 行 うことができる その 場 合 の 手 形 サイトに 関 して 繊 維 取 引 では90 日 その 他 の 取 引 については120 日 を 超 える 手 形 を 交 付 する ことが 禁 止 されている( 下 請 法 第 2 項 第 2 号 ) カ 支 払 時 支 払 遅 延 の 禁 止 減 額 の 禁 止 有 償 支 給 材 の 早 期 決 済 の 禁 止 親 事 業 者 は 支 払 期 日 を 経 過 してもなお 支 払 わないこと( 支 払 遅 延 ) 一 旦 決 めた 下 請 代 金 の 額 を 不 当 に 減 額 すること( 減 額 ) 原 材 料 を 有 償 支 給 する 場 合 に 当 該 下 請 代 金 の 対 象 となった 製 品 に 使 用 された 分 の 原 材 料 代 金 相 当 額 を 超 えて 相 殺 等 により 決 済 すること( 有 償 支 給 材 の 早 期 決 済 )が 禁 止 される( 下 請 法 第 4 条 第 1 項 第 2 号 同 項 第 3 号 同 条 第 2 項 第 1 号 ) キ 下 請 事 業 者 に 対 する 要 請 購 入 利 用 強 制 の 禁 止 不 当 な 経 済 上 の 利 益 提 供 の 禁 止 親 事 業 者 は 正 当 な 理 由 がないのに 親 事 業 者 の 指 定 する 製 品 原 材 料 等 を 強 制 的 に 購 入 させたり サービス 等 を 利 用 させて 対 価 を 支 払 わせることは 禁 止 され る( 下 請 法 第 4 条 第 1 項 第 6 号 ) 本 来 有 償 支 給 材 の 支 給 も 購 入 強 制 の 禁 止 に 該 当 する 行 為 であるが 下 請 事 業 者 の 給 付 を 均 質 にしたり 改 善 を 図 るために 必 要 等 正 当 な 理 由 がある 場 合 として 許 される( 下 請 法 第 4 条 第 1 項 第 6 号 ) 親 事 業 者 は 下 請 事 業 者 に 対 し 自 己 のために 金 銭 役 務 その 他 の 経 済 上 の 利 益 を 提 供 させることにより 下 請 事 業 者 の 利 益 を 不 当 に 害 することが 禁 止 される ( 下 請 法 第 4 第 2 項 第 3 号 ) 自 己 のために 金 銭 役 務 その 他 の 経 済 上 の 利 益 を 提 供 させる 場 合 としては 協 賛 金 や 従 業 員 の 無 償 派 遣 がその 典 型 例 である ク その 他 報 復 措 置 の 禁 止 - 5 -

親 事 業 者 は 下 請 事 業 者 が 下 請 法 違 反 行 為 を 公 正 取 引 委 員 会 や 中 小 企 業 庁 に 知 らせたことを 理 由 として 取 引 数 量 を 減 らしたり 取 引 を 停 止 したり その 他 の 不 利 益 を 行 う 等 の 報 復 行 為 を 行 うことが 禁 止 される( 下 請 法 第 4 条 第 1 項 第 7 号 ) 以 上 - 6 -