平成20年3月○日



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2 補 装 具 費 支 給 に 関 するQ&A 133

補 装 具 費 支 給 に 関 するQ&A Ⅰ 共 通 事 項 Q1 補 装 具 に 係 る 告 示 については これまで 各 年 度 末 に 改 正 され 新 年 度 から 適 用 することとさ れているが 完 成 用 部 品 の 通 知 が 年 度 途 中 で 発 出 された 場 合 当 該 通 知 の 適 用 日 については ど のように 考 えたらよいのか A 完 成 用 部 品 の 名 称 や 価 格 等 については 告 示 ( 補 装 具 の 種 目 購 入 又 は 修 理 に 要 する 費 用 の 額 の 算 定 等 に 関 する 基 準 )において 別 に 定 める こととされており 障 害 保 健 福 祉 部 長 通 知 ( 以 下 通 知 という )により 示 しているところである したがって 完 成 用 部 品 の 価 格 等 については 告 示 の 改 正 に 関 わらず 別 に 定 める ところの 通 知 が 改 正 されるまでの 間 は 旧 来 の 通 知 が 適 用 されることとなっている このため 年 度 途 中 において 通 知 が 改 正 された 場 合 にあっては 当 該 年 度 の4 月 1 日 への 遡 及 適 用 は 行 わず 補 装 具 費 支 給 申 請 に 対 する 支 給 決 定 日 において 適 用 されている 通 知 に 基 づき 判 断 して いただくこととなる Q2 補 装 具 費 の 支 給 対 象 となる 補 装 具 の 個 数 は 原 則 として 1 種 目 につき 1 個 であり 職 業 又 は 教 育 上 等 特 に 必 要 と 認 めた 場 合 は 2 個 が 可 能 となっているが 次 のような 場 合 にも 複 数 の 支 給 を 認 めることは 可 能 か 1 日 常 的 に 車 いすを 利 用 している 者 が 日 常 使 用 している 車 いすに 加 えてスポーツ 専 用 車 いす を 希 望 した 場 合 2 自 己 での 車 いす 操 作 が 不 可 能 な 方 であって 主 に 外 出 用 として 介 護 者 の 負 担 軽 減 のみを 理 由 とした 電 動 車 いすを 希 望 した 場 合 3 室 内 用 室 外 用 など 異 なる 場 所 での 使 用 を 想 定 し 複 数 台 の 支 給 を 希 望 している 場 合 A 1 の 場 合 スポーツ 専 用 車 いすについては その 使 用 目 的 が 日 常 生 活 の 能 率 の 向 上 にはあたらないことか ら 補 装 具 費 の 支 給 対 象 とはしていない 2 の 場 合 電 動 車 いすの 支 給 目 的 については あくまでも 電 動 車 いすを 使 用 する 者 の 自 立 ( 日 常 生 活 の 能 率 の 向 上 )を 図 ることであり 介 護 者 の 負 担 軽 減 のみを 理 由 とした 支 給 は 想 定 していない 3 の 場 合 室 内 用 室 外 用 などを 希 望 する 場 合 については それぞれの 使 用 場 所 における 兼 用 の 可 否 と ともに 職 業 又 は 教 育 上 等 特 に 必 要 と 認 められるのかを 十 分 に 確 認 した 上 で 支 給 の 有 無 を 慎 重 に 判 断 されたい 134

Q3 義 肢 等 に 使 用 される 完 成 用 部 品 は 義 足 の 膝 継 ぎ 手 足 部 など 多 種 多 様 なものとなっており その 適 合 判 定 に 苦 慮 するところである 補 装 具 費 の 支 給 に 当 たり 失 われた 身 体 機 能 の 補 完 代 替 生 活 の 能 率 向 上 を 図 ることを 目 的 としていることや 公 平 な 判 定 を 行 う 観 点 からも 何 らかの 判 断 基 準 を 示 すべきではないか A 補 装 具 については 身 体 障 がい 者 の 場 合 は 職 業 その 他 日 常 生 活 の 能 率 の 向 上 を 図 ることを ま た 身 体 障 がい 児 の 場 合 は 将 来 社 会 人 として 独 立 自 活 するための 素 地 を 育 成 助 長 すること 等 を 目 的 として 使 用 されるものであることから 補 装 具 費 の 支 給 に 当 たっては 障 がいの 状 況 や 生 活 環 境 就 労 上 教 育 上 等 特 に 必 要 な 配 慮 等 を 総 合 的 に 判 断 し 当 該 者 児 に 対 して 最 も 適 切 な 補 装 具 ( 部 品 )を 選 択 する 必 要 がある こうしたことから 特 定 の 完 成 用 部 品 について 対 象 者 を 限 定 するなど 一 律 に 判 断 基 準 を 示 す ことは 選 択 の 幅 を 狭 めることとなるため 難 しいと 考 えている Q4 修 理 基 準 が 示 されていない 場 合 の 補 装 具 の 修 理 基 準 額 はどのように 考 えたらよいか A 修 理 基 準 の 種 目 欄 名 称 欄 型 式 欄 又 は 修 理 部 位 欄 に 定 められていないものに 係 る 修 理 が 必 要 な 場 合 には 他 の 類 似 種 目 の 修 理 部 位 等 を 参 考 とし 又 はそれらの 個 々について 原 価 計 算 による 見 積 りもしくは 市 場 価 格 に 基 づく 適 正 な 額 を 決 定 し 修 理 に 要 する 費 用 として 支 給 できることとしてい る ( 平 成 22 年 3 月 31 日 障 発 第 033112 号 補 装 具 費 支 給 事 務 取 扱 指 針 の 一 部 改 正 につ いて ) また 新 規 作 成 時 に 部 品 等 の 加 算 を 行 う 場 合 であって 例 えば 電 動 車 いすの 修 理 基 準 に 示 さ れていないシートベルトなどの 加 算 が 必 要 となる 場 合 には 上 記 の 考 え 方 に 基 づき 車 いすの 修 理 基 準 を 参 考 とするといった 取 扱 いも 可 能 である Q5 児 童 福 祉 法 に 基 づく 保 護 者 とされる 障 害 児 施 設 の 施 設 長 が 補 装 具 費 支 給 申 請 を 行 った 場 合 補 装 具 費 支 給 制 度 により 補 装 具 費 (100 分 の90 相 当 額 )を 支 給 することは 可 能 か また 可 能 である 場 合 誰 の 所 得 証 明 を 添 付 するのか A 可 能 である なお 利 用 者 負 担 (10/100 相 当 額 )を 施 設 長 に 課 すことは 社 会 通 念 上 適 当 では ないことから 利 用 者 負 担 については 障 害 児 施 設 措 置 費 において 医 療 費 として 支 弁 して 差 し 支 えない また 申 請 には 保 護 者 である 施 設 長 と 施 設 長 の 属 する 世 帯 の 他 の 世 帯 員 の 所 得 証 明 を 添 付 する 利 用 者 負 担 上 限 額 は 保 護 者 及 び 保 護 者 の 属 する 世 帯 の 他 の 世 帯 員 の 所 得 の 状 況 に 応 じて 判 断 を することとなっている 135

Q6 補 装 具 費 支 給 決 定 後 製 作 途 中 に 補 装 具 費 支 給 対 象 障 がい 者 等 が 死 亡 した 場 合 どのように 取 り 扱 うべきか ( 支 給 決 定 後 における 未 完 成 の 補 装 具 の 取 り 扱 い 等 ) 併 せて 製 作 途 中 で 寝 たきりとなり 実 際 に 補 装 具 を 使 用 しなかった 場 合 はどうか A 障 害 者 自 立 支 援 法 施 行 規 則 第 65 条 の7 第 1 項 においては 補 装 具 の 購 入 又 は 修 理 が 完 了 した 後 に 適 合 状 態 を 確 認 できる 書 類 ( 適 合 証 明 書 ) 等 (10 号 )を 求 めているところであるが 補 装 具 製 作 途 中 に 本 人 が 死 亡 する 等 特 段 の 事 情 がある 場 合 には 適 合 証 明 書 を 欠 く 場 合 であっ ても( 未 完 成 の 補 装 具 であっても) 補 装 具 費 の 支 給 を 行 うこととする 補 装 具 費 の 額 については 補 装 具 費 支 給 対 象 障 がい 者 等 の 死 亡 時 点 において 補 装 具 製 作 業 者 が 発 行 した 領 収 書 による 額 から 算 定 することとなる ただし 未 完 成 部 分 があることから 身 体 障 害 者 更 生 相 談 所 等 の 意 見 を 参 考 に 支 給 決 定 時 の 見 積 額 の 範 囲 内 での 実 費 相 当 額 とする なお 補 装 具 費 支 給 対 象 障 がい 者 等 が 死 亡 した 場 合 の 利 用 者 負 担 については 生 活 保 護 世 帯 に 準 じた 取 扱 いを 行 う 等 適 宜 の 方 法 により 減 免 して 差 し 支 えない また 製 作 途 中 で 寝 たきりとなり 実 際 に 補 装 具 を 使 用 しなかった 場 合 も 上 記 に 準 じて 取 り 扱 うことが 妥 当 である Q7 修 理 に 長 期 間 を 要 することを 理 由 に 修 理 期 間 の 日 常 生 活 を 保 持 するために 再 新 調 を 申 請 す ることは 可 能 か A 補 装 具 の 修 理 を 行 っている 間 当 該 補 装 具 の 代 用 品 を 支 給 することは 認 められない このような 場 合 には 身 体 障 がい 者 ( 児 )の 便 宜 を 図 るためにも 補 装 具 製 作 業 者 と 十 分 な 連 携 を 図 り 短 期 間 で 修 理 が 行 えるような 対 応 が 必 要 である なお どうしても 代 用 品 が 必 要 な 場 合 で 補 装 具 製 作 業 者 が 使 用 可 能 なものを 用 意 できる 場 合 これを 一 時 借 りるなどの 方 法 が 考 えられる Q8 同 一 月 内 に 複 数 回 の 支 給 決 定 を 行 う 場 合 に 月 の 途 中 で 世 帯 の 状 況 に 変 動 があったなどの 理 由 で 異 なる 負 担 上 限 月 額 の 区 分 にて 補 装 具 費 の 支 給 申 請 があった 際 の 取 り 扱 いはどうなるのか A 同 一 月 内 での 負 担 上 限 月 額 の 区 分 変 更 は 行 わない ただし 生 活 保 護 受 給 世 帯 となった 場 合 及 び 生 保 減 免 が 適 用 となった 場 合 については 申 請 月 の 初 日 に 遡 って 負 担 上 限 月 額 を 適 用 すること となる 136

Q9 1 人 が 同 じ 月 内 に 複 数 の 補 装 具 に 係 る 補 装 具 費 の 支 給 を 受 けた 場 合 の 自 己 負 担 額 はどのよ うに 考 えればよいか A 利 用 者 の 自 己 負 担 額 は 原 則 として 補 装 具 の 購 入 又 は 修 理 に 要 した 費 用 の 額 の1 割 となり 複 数 の 場 合 は 各 々の 補 装 具 費 の1 割 の 額 が 加 算 されることとなる ただし 1ヶ 月 の 自 己 負 担 の 上 限 額 として 世 帯 の 所 得 に 応 じて4 区 分 の 負 担 上 限 月 額 が 設 定 されていることから 1 人 が 同 じ 月 内 に 複 数 の 補 装 具 費 の 支 給 を 受 けた 場 合 も 負 担 上 限 月 額 がその 月 に 支 払 う 額 の 上 限 となる Ⅱ 個 別 事 項 Q10 補 装 具 のうち 特 に 義 肢 及 び 装 具 の 場 合 義 肢 装 具 士 の 資 格 を 有 する 者 が 採 型 や 適 合 をすべき と 思 われるが どう 考 えればよいか A 義 肢 及 び 装 具 に 係 る 装 着 部 位 の 採 型 並 びに 身 体 の 適 合 については 身 体 に 触 れた 上 で 行 う 行 為 であり 保 健 師 助 産 師 看 護 師 法 ( 昭 和 23 年 法 律 第 203 号 ) 及 び 義 肢 装 具 士 法 ( 昭 和 62 年 法 律 第 61 号 )の 規 定 により 医 師 看 護 師 等 又 は 義 肢 装 具 士 の 資 格 を 有 しない 者 が 業 として 行 う ことが 禁 止 されている 診 療 の 補 助 行 為 に 該 当 する 従 って 障 害 者 自 立 支 援 法 に 基 づく 補 装 具 費 支 給 制 度 においては 義 肢 装 具 士 の 資 格 を 有 する 者 が 義 肢 装 具 に 係 る 装 着 部 位 の 採 型 並 びに 身 体 の 適 合 を 行 うべきである また 利 用 者 への 補 装 具 製 作 業 者 情 報 の 提 供 にあたっては 義 肢 装 具 士 の 資 格 を 有 する 者 が 採 型 及 び 適 合 を 実 施 する 体 制 にあるか 等 の 観 点 に 基 づく 検 証 も 重 要 である なお 義 肢 装 具 士 を 配 置 している 補 装 具 製 作 業 者 については 財 団 法 人 テクノエイド 協 会 のホ ームページにおいて 情 報 提 供 しているので 参 考 にされたい Q11 装 具 の 患 足 を 補 高 した 場 合 で 健 足 も 補 高 する 必 要 がある 場 合 加 算 が 可 能 か A 健 足 補 高 の 加 算 については 靴 型 装 具 及 び 靴 付 き 下 肢 装 具 の 場 合 は 可 能 であるが それ 以 外 の 装 具 の 場 合 は 患 足 の 状 況 とともに 健 足 に 補 高 を 必 要 とする 状 況 等 について 個 別 に 必 要 性 を 判 断 することとなる Q12 平 成 22 年 度 改 正 により 盲 人 用 安 全 つえについては 身 体 支 持 併 用 のつえも 対 象 とされたが その 交 付 に 当 たって 肢 体 不 自 由 ( 下 肢 の 機 能 障 害 など)を 理 由 とした 身 体 障 害 者 手 帳 の 所 持 が 必 要 か 137

A 今 回 の 改 正 については 高 齢 化 に 伴 い 身 体 を 支 えることができる 盲 人 用 安 全 つえのニーズが 高 まっていることから 市 場 調 査 等 を 行 った 結 果 として 新 規 に 取 り 入 れたものであるため 視 覚 障 害 であって 身 体 支 持 併 用 のつえの 交 付 が 必 要 と 認 められる 場 合 支 給 の 対 象 と 考 えて 差 し 支 えない Q13 遮 光 眼 鏡 について 従 来 は 原 因 疾 患 による 支 給 対 象 者 が 示 されていたが 平 成 22 年 度 改 正 に より 対 象 者 が 原 因 疾 患 によらないと 明 確 化 され 申 請 者 の 増 加 及 び 申 請 内 容 の 多 様 化 が 見 込 ま れるところであるが 次 のような 事 例 の 場 合 どのように 判 断 すべきか 1 視 力 障 害 を 理 由 とした 身 体 障 害 者 手 帳 の 交 付 を 受 けていない 者 に 対 し 矯 正 機 能 のある 遮 光 眼 鏡 を 給 付 することは 可 能 か 2 視 力 障 害 を 理 由 とした 身 体 障 害 者 手 帳 の 交 付 を 受 けている 者 に 矯 正 遮 光 両 用 の 眼 鏡 を 給 付 する 場 合 矯 正 眼 鏡 の 基 準 額 に 遮 光 眼 鏡 の 基 準 額 を 加 えた 価 格 を 上 限 額 として 設 定 してよいか A 遮 光 眼 鏡 については これまで 遮 光 眼 鏡 の 有 効 性 が 認 められた 疾 患 である 網 膜 色 素 変 性 症 白 子 症 先 天 性 無 虹 彩 錐 体 桿 体 ジストロフィーの4 疾 患 としていたところであるが 真 に 症 状 に 応 じ た 支 給 とするため 改 めてその 症 状 に 着 目 した 対 象 者 像 を 明 確 化 したところである 1 の 場 合 矯 正 眼 鏡 は 屈 折 異 常 もしくは 無 水 晶 体 眼 などで 視 力 低 下 ( 視 力 障 害 ) 等 の 視 力 障 害 を 理 由 と する 身 体 障 害 者 手 帳 の 交 付 を 受 けた 者 であって 矯 正 眼 鏡 にて 視 力 が 改 善 される 者 を 対 象 に 給 付 している このため それ 以 外 の 者 に 対 する 遮 光 眼 鏡 の 支 給 に 当 たり 矯 正 機 能 を 付 加 すること は 適 当 ではない 2 の 場 合 遮 光 眼 鏡 及 び 矯 正 眼 鏡 について 双 方 の 給 付 を 受 けることができる 者 については 遮 光 眼 鏡 と 矯 正 眼 鏡 を それぞれの 機 能 ごとに 分 けて 使 用 することが 想 定 されるのか 常 時 一 体 的 に 使 用 す ることとなるのかなど 申 請 者 の 生 活 環 境 等 を 参 考 として 判 断 することとなる したがって 一 律 に 矯 正 眼 鏡 の 基 準 額 に 遮 光 眼 鏡 の 基 準 額 を 加 えた 価 格 を 上 限 額 とするのではなく 常 時 一 体 的 に 使 用 することとなる 場 合 については 遮 光 眼 鏡 の 基 準 額 を 上 限 として 設 定 されたい Q14 平 成 22 年 度 改 正 で 車 いす 及 び 電 動 車 いすに 関 する 特 別 調 整 加 算 が 廃 止 されたが どのよう に 考 えたらよいのか A 特 別 調 整 加 算 は 基 本 構 造 以 外 の 構 造 を 追 加 する 際 の 基 準 として 設 定 され 例 えば 車 いす 普 通 型 に 跳 ね 上 げ 式 のアームレストを 付 加 するような 場 合 車 いす 普 通 型 の 価 格 の 10%の 範 囲 内 で 加 算 することにより 対 応 するという 取 扱 いが 行 われてきた 138

しかしながら 補 装 具 の 支 給 状 況 を 見 ると 特 例 補 装 具 が 多 く 支 給 されていること 特 例 補 装 具 には 価 格 の 上 限 設 定 がないことから 適 正 価 格 の 判 断 が 難 しくなっていることなども 考 えられる ため 価 格 の 適 正 化 を 図 りつつ 一 般 化 できるオプションについては 原 則 オプションの 部 品 価 格 を 追 加 設 定 し 基 本 構 造 に 付 加 していく 仕 組 みとしたものである Q15 車 いす 及 び 電 動 車 いすの 新 規 製 作 等 について 1 ベースとなる 基 本 構 造 2 新 規 作 成 時 及 び 修 理 時 の 加 算 3 加 算 する 場 合 の 基 準 額 と 使 用 部 品 数 との 関 係 について どのように 考 えたらよいか A 平 成 22 年 度 改 正 で これまで 特 別 調 整 加 算 により 対 応 されてきた 部 品 や 実 際 に 特 例 補 装 具 とし て 対 応 されてきたもののうち 一 般 化 できるオプションについて 原 則 オプションの 部 品 価 格 を 追 加 設 定 し 基 本 構 造 に 付 加 していく 仕 組 みとしたものである 1 車 いすの 基 本 構 造 は フレーム シート バックレスト アームレスト フットサポート フットプレート キャスター 駆 動 輪 ブレーキ ハンドリムなど 普 通 型 の 車 いすを 構 成 す るのに 必 要 最 低 限 の 構 造 を 想 定 している また 普 通 型 電 動 車 いすについては これらの 構 造 に 電 動 駆 動 装 置 (モーター 等 ) コントロールボックス クラッチレバーなど 電 動 車 いす として 機 能 するのに 必 要 な 構 造 が 加 わることとなる 2 補 装 具 費 の 新 規 製 作 時 には 基 本 構 造 に 含 まれていない 部 品 に 限 り 加 算 できることとしてお り この 場 合 は 修 理 基 準 の 額 を 上 限 として 加 算 する また 修 理 時 には 修 理 対 象 となる 部 品 について 原 則 修 理 基 準 の 額 を 上 限 とすることがで きることとしている 以 下 考 えられる 修 理 事 例 と 修 理 基 準 額 適 用 の 考 え 方 を いくつか 例 示 する ア)ノーパンクタイヤのついた 車 いす( 普 通 型 )の ノーパンクタイヤ2 個 を 修 理 交 換 する 場 合 の 考 え 方 (ノーパンクタイヤ 交 換 + 購 入 後 後 付 け 加 算 ) 個 数 1.03 =(3,690 円 +1,740 円 ) 2 個 1.03=11,185 円 購 入 後 に 後 付 けする 場 合 は1,740 円 増 しとするとなっている イ) 跳 ね 上 げ 式 アームサポートのついた 車 いす( 普 通 型 )の 跳 ね 上 げ 式 アームサポート(1 個 )のみを 修 理 交 換 する 場 合 の 考 え 方 ( 跳 ね 上 げ 式 アームサポート 交 換 ) 個 数 1.03 =4,680 円 1 個 1.03=4,820 円 ウ) 角 度 調 整 前 後 調 整 付 きフットサポートのついた 車 いす( 普 通 型 )の フットサポート(1 個 )を 修 理 交 換 する 場 合 の 考 え 方 139

(フットサポート 交 換 + 角 度 調 整 + 前 後 調 整 ) 個 数 1.03 =(3,000 円 +1,500 円 +1,500 円 ) 1 個 1.03=6,180 円 3 告 示 の 修 理 基 準 などに 示 している 基 準 額 については 原 則 として 個 々の 部 品 1 個 の 額 を 想 定 し ているため 1 台 の 車 いす 製 作 に 必 要 な 数 を 乗 じて 算 出 した 額 を 上 限 と 考 えることとなる しかしながら 例 えば 車 軸 位 置 調 整 部 品 などのように 必 ず 左 右 2つの 部 品 をセットで 使 用 し なければ 機 能 しないものについては 2つの 部 品 をセットしたものを 車 いす1 台 分 として 基 準 額 を 示 しているので 取 扱 いには 留 意 されたい Q16 平 成 22 年 度 改 正 により 個 々の 障 がい 者 の 身 体 状 況 等 を 勘 案 して 種 々の 機 能 や 部 品 が 加 算 できることとされた それにより カタログに 掲 載 され 定 価 も 明 示 されている 車 いすや 電 動 車 いすそのものを 申 請 しているにも 関 わらず 告 示 に 示 された 種 々の 加 算 を 加 え 定 価 を 超 えた 見 積 りを 提 出 する 業 者 が 増 えてきているが 1 標 準 搭 載 されている 機 能 等 について 個 々に 加 算 を 認 める 必 要 があるのか 2 種 々の 加 算 を 計 上 した 場 合 に カタログ 掲 載 価 格 ( 定 価 )を 超 過 してしまう 場 合 の 上 限 額 を どのように 考 えるべきか A 平 成 22 年 度 改 正 で これまで 特 別 調 整 加 算 により 対 応 されてきた 部 品 や 実 際 に 特 例 補 装 具 とし て 対 応 されてきたもののうち 一 般 化 できるオプションについて 原 則 オプションの 部 品 価 格 を 追 加 設 定 し 基 本 構 造 に 付 加 していく 仕 組 みとしたところである 1 の 場 合 申 請 時 に 提 出 されたカタログ 等 により 車 いすや 電 動 車 いすの 定 価 に 標 準 搭 載 されている 機 能 や 部 品 が 含 まれていることが 明 らかになっている 場 合 について 加 算 をすることは 適 当 ではない 2 の 場 合 車 いすや 電 動 車 いすを 新 規 作 成 する 際 に 申 請 者 の 障 がい 状 況 等 を 勘 案 した 加 算 等 を 加 えて 作 成 した 見 積 りがカタログ 定 価 を 超 えた 場 合 については カタログ 定 価 を 上 限 とすることが 最 も 合 理 的 な 判 断 と 考 える この 場 合 には 修 理 申 請 時 の 判 断 において 支 給 する 車 いすがどのような 機 能 を 持 つものであるのかを 正 確 に 把 握 しておくため 見 積 りには 付 属 した 機 能 を 明 記 した 上 で 定 価 との 差 額 を 値 引 きとして 取 り 扱 うといった 対 応 が 考 えられる Q17 平 成 22 年 度 改 正 において 車 いす 及 び 電 動 車 いすの 備 考 欄 に 体 幹 筋 力 の 低 下 等 により 座 位 保 持 装 置 の 完 成 用 部 品 をクッションとして 用 いる 場 合 には 別 に 定 めるところによるものを 加 算 すること との 記 述 が 追 加 されている 別 に 定 めるところによるものとして 座 位 保 持 装 置 の 完 成 用 部 品 の 価 格 のみを 加 算 するものと 解 釈 してよいか 140

A お 見 込 みのとおり Q18 車 いす 及 び 電 動 車 いすの 耐 用 年 数 が 5 年 から6 年 に 改 正 されたが 平 成 21 年 度 以 前 に 支 給 し たものも 6 年 と 考 えてよろしいか 併 せて 座 位 保 持 装 置 に 車 いす 電 動 車 いすの 機 能 を 付 加 した 場 合 については どのように 判 断 すべきか A 車 いすの 耐 用 年 数 については 耐 久 性 向 上 の 環 境 が 整 えられつつあること モジュラー 型 車 いす の 普 及 により 部 品 の 修 理 交 換 で 対 応 できるケースが 増 え 再 支 給 に 至 らない 場 合 があること 医 療 機 関 の 専 門 職 への 聞 き 取 り 結 果 等 から 耐 用 年 数 を5 年 から6 年 に 見 直 したところであり 平 成 22 年 4 月 以 降 に 更 新 を 行 う 車 いすについては 6 年 として 取 り 扱 うこととなる しかしながら そもそも 耐 用 年 数 とは 通 常 の 使 用 状 態 において 当 該 補 装 具 が 修 理 不 能 となるま での 予 想 年 数 を 示 しているものであり 耐 用 年 数 を 超 えていないから 修 理 や 再 支 給 を 認 めないなど と 一 律 に 取 り 扱 うのではなく 当 該 補 装 具 の 状 態 障 がい 状 況 や 生 活 環 境 等 を 把 握 することによ り 実 情 に 沿 うよう 十 分 に 配 慮 することが 必 要 である また 座 位 保 持 装 置 に 車 いす 電 動 車 いすの 機 能 を 付 加 した 場 合 についても 座 位 保 持 装 置 や 車 いす 電 動 車 いすの 耐 用 年 数 で 一 律 に 対 応 することなく 上 記 と 同 様 の 取 扱 いとすることが 望 ま しい Q19 義 肢 装 具 及 び 座 位 保 持 装 置 等 に 係 る 補 装 具 費 支 給 事 務 取 扱 要 領 p55にある 成 長 対 応 加 算 の 対 象 者 に 記 載 されている バックサポート 高 さ 座 奥 行 き 背 座 張 り 調 整 フットサポ ート 前 後 調 整 車 軸 位 置 調 整 脱 着 ハブ について これらすべてをとりつけたときに 加 算 する という 取 扱 いでよろしいか A 取 扱 要 領 にお 示 ししている 部 品 は 成 長 対 応 加 算 の 例 示 であり 障 がい 児 等 の 状 況 によっ てはこれらの 部 品 すべてが 必 要 でない 場 合 も 考 えられる この 場 合 成 長 対 応 型 部 品 交 換 の 修 理 基 準 の56,020 円 を 上 限 として 必 要 な 付 属 品 の 修 理 基 準 の 額 を 加 算 することで 対 応 していただいて 差 し 支 えない ただし 追 加 した 部 品 の 修 理 基 準 の 総 額 が 56,020 円 を 下 回 る 場 合 は 当 該 金 額 を 上 限 額 として 取 り 扱 うこととされたい 141

Q20 電 動 車 いす 簡 易 型 A 切 り 替 え 式 について 従 前 は 手 動 兼 用 型 という 名 称 で 告 示 の 基 本 構 造 欄 にも ハンドリムに 加 える 駆 動 人 力 により 手 動 自 走 が 可 能 なもの という 記 載 があった が 改 正 により 名 称 が 簡 易 型 となり 基 本 構 造 欄 も 車 いすに 電 動 駆 動 装 置 や 制 御 装 置 を 取 り 付 けた 簡 便 なもの と 変 更 されている 1 これにより 駆 動 輪 が 小 さい( 車 いす 手 押 し 型 に 取 り 付 ける) 電 動 ユニットも 基 準 内 の 取 り 扱 いが 可 能 であると 考 えてよろしいか 2 また 電 磁 ブレーキの 加 算 については 通 常 型 の 電 動 車 いすには 加 算 できないこととされ ているが 簡 易 型 電 動 車 いすの 見 積 もりに 当 たっては 電 磁 ブレーキは 加 算 して 考 えるべきか 3 簡 易 型 電 動 車 いすの 上 限 額 はどのように 考 えたらよいのか A 1 の 場 合 簡 易 型 電 動 車 いすについては 従 前 手 動 兼 用 型 としていたものについて 今 回 の 改 正 にお いてJISにあわせた 表 記 とすることとしたものであるので 原 則 としては 普 通 型 の 車 いす に 電 動 駆 動 装 置 等 を 取 り 付 けたものを 想 定 している 2 の 場 合 通 常 型 の 電 動 車 いすには 電 磁 ブレーキが 基 本 構 造 として 含 まれているため 新 規 加 算 はでき ないこととしているが 簡 易 型 車 いす については 基 本 構 造 に 含 まれていないため 加 算 す ることが 可 能 である 3 の 場 合 1 及 び2から 簡 易 型 車 いすの 上 限 額 については 次 のように 考 えることとなる 電 動 車 いす( 簡 易 型 )の 基 準 額 + 車 いす( 普 通 型 )の 基 準 額 + 付 属 品 の 基 準 額 なお ここでいう 付 属 品 には 上 記 の 電 磁 ブレーキの 他 外 部 充 電 器 バッテリー 転 倒 防 止 装 置 など 車 いす の 修 理 基 準 の 表 に 掲 げられるものが 想 定 される Q21 電 動 車 いすを 新 規 製 作 する 場 合 基 準 額 にバッテリーの 価 格 を 加 算 することができるのか また 加 算 できるとした 場 合 その 価 格 には ハーネス 及 びリレーの 価 格 も 含 まれているのか A 電 動 車 いすの 基 本 構 造 にバッテリーは 含 まれているものの 制 度 導 入 時 より 想 定 していた 電 動 装 置 交 換 には バッテリーの 額 は 含 まれていなかったことから 簡 易 型 電 動 車 いすについては 加 算 の 算 定 を 可 能 としてきたところ こうしたことを 踏 まえて 今 般 普 通 型 電 動 車 いすについても 簡 易 型 電 動 車 いすとの 整 合 性 を 図 る 必 要 があるという 観 点 から 加 算 の 算 定 を 可 能 としたものである なお 新 規 製 作 時 に 加 算 する 場 合 の 価 格 については 修 理 基 準 の 表 に 掲 げるバッテリー 交 換 の 額 の 範 囲 内 とされており ハーネス 及 びリレー 部 分 は 含 まれない( 基 本 構 造 に 含 まれる)もの である 142

Q22 特 例 補 装 具 として 取 り 扱 う 新 リクライニング 式 車 いすとリクライニング ティルト 式 車 いす とはどのような 違 いがあるのか A 新 リクライニング 式 車 いすは 座 面 の 中 央 部 にティルト 機 構 の 支 点 があり 従 来 のリクライニ ング 機 構 のように 臀 部 を 前 にずれさせずにリクライニングすることが 可 能 な 機 種 であり リクラ イニングを 繰 り 返 しても 臀 部 がずれにくく 姿 勢 変 換 はレバー1 本 で 行 うため 操 作 が 簡 単 である リクライニング ティルト 式 車 いすは 従 来 のリクライニング 機 構 ( 座 面 角 度 は 一 定 のまま 背 の 角 度 のみ 変 わる)に ティルト 機 構 ( 座 面 と 背 の 角 度 を 一 定 に 保 ったまま 角 度 を 変 える)も 加 わり 色 々な 姿 勢 に 対 応 可 能 な 機 種 となっており ティルト 機 構 により 姿 勢 を 崩 さず 休 息 すること が 可 能 で リクライニング 機 構 により 水 平 に 近 い 角 度 まで 倒 すことも 可 能 である なお 股 関 節 に 屈 曲 制 限 がある 筋 緊 張 の 強 い 場 合 などでは リクライニング 機 構 で 股 関 節 に 無 理 のない 姿 勢 を 保 持 したまま ティルト 機 構 により 休 息 を 取 ることも 可 能 となる Q23 平 成 22 年 度 改 正 で 座 位 保 持 いすの 交 付 について 車 載 用 として 交 付 する 場 合 の 加 算 が 付 加 されたが 次 のような 事 例 の 場 合 どのように 判 断 すべきか 1 どのような 座 位 保 持 いすが 加 算 できる 対 象 範 囲 となるのか 2 座 位 保 持 いすの 基 準 額 と 車 載 用 の 基 準 額 の 合 計 額 を 超 える 場 合 差 額 自 己 負 担 で 対 応 するの か 座 位 保 持 装 置 での 支 給 も 可 能 か 3 座 位 保 持 いすの 車 載 用 について 家 用 と 通 学 用 の 複 数 支 給 は 可 能 か 4 身 体 状 況 に 合 わせ パット 等 を 使 用 することが 望 ましい 場 合 座 位 保 持 装 置 のものを 加 算 し て 用 いることが 可 能 か A 1 について 一 般 の 児 童 を 対 象 とする 市 販 のチャイルドシートでは 対 応 できないような 車 載 用 の 座 位 保 持 いすについて 加 算 ( 支 給 )の 対 象 としているものである しかしながら オーダーメイドに 限 定 するものではなく 仮 にいわゆる 既 製 品 であったとしても 個 々の 障 がいの 状 況 等 に 対 応 できる ものであれば(オーダーメイドに 準 じたものであれば) 補 装 具 として 支 給 することは 差 し 支 えな い 2 について 支 給 に 当 たっては 他 の 補 装 具 と 同 様 の 扱 いとなるため 個 人 の 嗜 好 により 生 じた 差 額 は 自 己 負 担 となる また 車 載 用 として 交 付 する 場 合 の 加 算 は 座 位 保 持 いす についてのみで あり 座 位 保 持 装 置 として 支 給 することは 適 切 ではないと 考 えている 3 について 複 数 の 支 給 に 当 たっては 就 学 上 等 真 に 必 要 と 認 められる 場 合 についてのみ 対 象 となる 4 について 143

追 加 のパット 等 を 使 用 する 場 合 には 加 算 の 範 囲 内 で 対 応 することが 前 提 であるが 真 に 必 要 と 判 断 される 場 合 には 特 例 補 装 具 として 扱 うことも 可 能 である Q24 障 がい 児 の 補 装 具 について 座 位 保 持 装 置 ( 主 に 更 生 用 )と 立 位 保 持 装 置 ( 主 に 訓 練 用 )を 同 一 人 物 に 支 給 することが 考 えられるが 本 来 補 装 具 は 更 生 用 とされているため 主 に 訓 練 用 とし て 使 用 する 補 装 具 についてはどのように 取 り 扱 えば 良 いか A 障 がい 児 の 場 合 訓 練 による 機 能 の 向 上 が 期 待 されることが 多 く 立 位 保 持 装 置 ( 基 準 上 の 種 目 名 は 起 立 保 持 具 ( 障 がい 児 に 限 る))に 関 しては もっぱら 訓 練 用 であっても 支 給 可 能 と 思 わ れる Q25 歩 行 器 の 基 準 (39,600 円 )に 後 方 支 持 型 のものは21,000 円 増 しとすること という 内 容 が 追 加 されたが この 後 方 支 持 型 のものとは 具 体 的 にどのようなものを 指 すのか A 後 方 支 持 型 については 身 体 を 支 えるための 支 持 バーが 側 方 と 後 方 のみにあるものを 想 定 している 144